JP6748552B2 - 拭浄シート - Google Patents
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Description
1つの実施態様では、前記第3層のセルロース系の親水性繊維が、パルプ繊維である。
1つの実施態様では、前記凸部は、複数のラインが交差する格子形態を有し、前記複数のラインどうしが交差する交点において最も厚さ方向外側へ突出する突出部分が位置する。この態様によれば、凸部において部分的に突出部分が配置されることによって、より陰部の奥までシートの拭き取り面が到達しやすくなるために拭き取り難い***物を効果的に拭き取ることができる。
質量44.74g/m2、厚さ0.65mmの拭浄シート10であって、第1及び第2層11,12として繊度1.3dtex,平均繊維長38mmの親水化PET繊維とレーヨン繊維とを70:30の割合で配合した繊維ウエブ、第3層13として、平均繊維長2.2mmのNBKP(針葉樹クラフト法漂白パルプ)から構成された質量20g/m2の繊維ウエブを使用した。また、凸部20と凹部30との厚さ方向Zにおける寸法差が0.7mmであって、単位面積に占める凸部の総面積率は20%であった。
質量47.09g/m2、厚さ約0.59mmの拭浄シート10であって、第1及び第2層11,12として繊度1.3dtex,平均繊維長38mmの親水化PET繊維とレーヨン繊維とを70:30の割合で配合した繊維ウエブ、第3層13として、平均繊維長2.2mmのNBKP(針葉樹クラフト法漂白パルプ)から構成された質量20g/m2の繊維ウエブを使用した。また、凸部20と凹部30との厚さ方向Zにおける寸法差が0.5mmであって、単位面積に占める凸部の総面積率は25%であった。
質量49.44g/m2、厚さ約0.53mmの拭浄シート10であって、第1及び第2層11,12として繊度1.3dtex,平均繊維長38mmの親水化PET繊維とレーヨン繊維とを70:30の割合で配合した繊維ウエブ、第3層13として、平均繊維長2.2mmのNBKP(針葉樹クラフト法漂白パルプ)から構成された質量20g/m2の繊維ウエブを使用した。また、凸部20と凹部30との厚さ方向Zにおける寸法差が1.5mmであって、単位面積に占める凸部の総面積率は40%であった。
合成繊維層とパルプ層との2層構造を有する、質量74.0g/m2、厚さ0.68mmの拭浄シートであって、各層の組成については実施例1と同様であった。かかる拭浄シートの両面は、凹凸状に起伏した形状ではなく、ほぼ平滑である。
パルプ層のみからなる3層構造を有する、質量37.4g/m2、厚さ0.41mmの拭浄シートであって、各層の質量はほぼ同一であって、その組成については実施例1と同様であった。また、かかる拭浄シートは、実施例1と同様の凹凸パターンからなる起伏状に賦型されており、凸部と凹部との厚さ方向における寸法差が2.0mm、単位面積に占める凸部の総面積率は15%であった。
パルプ層のみからなる4層構造を有する、質量53.5g/m2、厚さ0.72mmの拭浄シートであって、各層の質量はほぼ同一であって、その組成については実施例1と同様であった。また、かかる拭浄シートは、実施例1と凹凸パターンからなる起伏状に賦型されており、凸部と凹部との厚さ方向における寸法差が0.3mm、単位面積に占める凸部の総面積率は50%であった。
曲げ特性の測定は、カトーテック(株)製KES−FB2を用いて、実施例1〜3及び比較例1〜3の各サンプルの所定領域の5cm幅を試料として1cm間隔のチャック間に固定し、最大曲率+2.5cm-1まで表側に曲げ、次に、最大曲率−2.5cm-1まで裏側に曲げた後に元に戻すことによって行った。試料は重力の影響を少なくするために垂直にした状態で測定をし、曲げ剛性B[gf・cm2/cm]は、表側に曲げはじめて曲率に対する曲モーメントの傾きがほぼ一定になったときの傾きから算出し、曲げ回復性2HB[gf・cm 2 /cm]は、そのヒステリシス幅から求めた。また、曲げ剛性Bは、第1方向X及び第2方向Yの数値を平均したものである。同様の測定を3回(N=3)行い、平均値を各サンプルの曲げ剛性値及び曲げ回復性値とした。
(1)試験装置
デジタルフォースゲージ(digital force guage)(50N)
デジタルフォースゲージ用の可動スタンド
(2)使用器具
突き刺し用の治具(先端部が単位面積相当の大きさ(1.2cm2)を有する測定棒)
フックテープ付きのシャーレ(円筒容器)
はさみ
定規(最小目盛が1mm以下)
10A 拭き取り面
10B 指当接面
11 第1層
12 第2層
13 第3層
20 凸部
21 第1凸ライン
22 第2凸ライン
30 凹部
31 凹部の底面
40 突出部分
70 単位面積
90 測定棒(突き刺し用の治具)
90a 測定棒の先端部
D2 第1層の厚さ寸法
D3 第3層の厚さ寸法
D4 第2層の厚さ寸法
H1 凸部と凹部との厚さ方向における寸法差
W1 突出部分の幅寸法
W2 凸部の幅寸法
X 第1方向
Y 第2方向
Z 厚さ方向
Claims (7)
- 厚さ方向を有し、拭き取り面及びその反対側に位置する指当接面を含む拭浄シートにおいて、
前記拭き取り面に位置する第1層と、前記指当接面に位置する第2層と、前記第1層と前記第2層との間に位置する第3層とを有するスパンレース不織布であって、
前記第1及び第2層は親水性繊維を含み、前記第3層はセルロース系の親水性繊維を含み、
前記拭き取り面は、凹部と凸部とを含む凹凸構造を有し、
前記凸部と前記凹部との前記厚さ方向における寸法差が0.5−1.5mmであって、
単位面積1.0〜4.0cm 2 に占める前記凸部の総面積率が20−40%であって、
面積1.2cm 2 を有する先端部を含む測定棒を使用した突き刺し試験において、ドライ状態における、突き刺し強度が24.9−49.6Nであって、
ウエット状態における突き刺し強度が19.5−35.3Nであって、ドライ状態における突き刺し強度に対するウエット状態における突き刺し強度の低下率が30%以内であることを特徴とする拭浄シート。 - 前記第1及び第2層の親水性繊維が、セルロース系繊維及び親水化合成繊維の混合である請求項1に記載の拭浄シート。
- 前記第3層のセルロース系の親水性繊維が、パルプ繊維である請求項1又は2に記載の拭浄シート。
- 前記凸部は、複数のラインが交差する格子形態を有し、前記複数のラインどうしが交差する交点において最も厚さ方向外側へ突出する突出部分が位置する請求項1〜3のいずれかに記載の拭浄シート。
- 前記突出部分の幅寸法が、前記凸部の幅寸法よりも大きい請求項4に記載の拭浄シート。
- 厚さ方向を有し、拭き取り面及びその反対側に位置する指当接面を含む拭浄シートにおいて、
前記拭き取り面に位置する第1層と、前記指当接面に位置する第2層と、前記第1層と前記第2層との間に位置する第3層とを有するスパンレース不織布であって、
前記第1及び第2層は親水性繊維を含み、前記第3層はパルプ繊維を含み、
前記拭き取り面は、凹部と凸部とを含む凹凸構造を有し、
前記凸部と前記凹部との前記厚さ方向における寸法差が0.5−1.5mmであって、
単位面積1.0〜4.0cm 2 に占める前記凸部の総面積率が20−40%であって、
前記第1及び第2層の親水性繊維の繊維長が、20−50mmの、レーヨン繊維及び親水化PET繊維から構成されており、前記パルプ繊維の平均繊維長は2.0−3.0mmであることを特徴とする拭浄シート。 - 前記第3層の厚さ寸法が、前記第1層の厚さ寸法よりも小さく、かつ、前記第2層の厚さ寸法よりも小さい請求項1〜6のいずれかに記載の拭浄シート。
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