JP4884682B2 - 吸収体用拡散シート - Google Patents
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拡散シートは、***された体液が表面シートを通過し吸収層に到達するまでの間に、体液を拡散シート面に沿って拡散させて、体液が特定の部分にのみ吸収されることを防止する。これによって複数回の***においても、体液は吸収層に均一に吸収される。その結果、体液が特定の部分にのみ吸収されて生じる吸収速度の低下が防止され、体液が表面シートに留まることによる不快感も低減される。更に、一旦吸収体に吸収された体液が、着用者の動きに伴い吸収体に圧力がかかって肌面に逆戻りすることも防いでいる。
或いは、拡散層に用いる親水性繊維ウェブと疎水性繊維ウェブとを層状に一体化させたシートにおいて、密度を特定した吸収拡散シートが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、これら技術では、表面シートと拡散シートは実質的にそれぞれ個別のシートを単に重ね合わせていることから表面シートと拡散シートの間に体液が留まってしまう場合があり、逆戻りを生じる恐れがある。更に、表面シートと拡散シートをホットメルト接着剤で接着している場合には該接着剤が吸収速度を低下させる恐れがある。
1)細繊度層と太繊度層が積層され積層界面の繊維同士の熱接合により一体化された吸収体用拡散シートであり、細繊度層は、繊維長3〜10mm、繊度0.1〜2.5dtex/fの熱可塑性複合繊維を含有し、目付けが8〜30g/m2であるエアレイドウェブで構成され、太繊度層は、繊維長3〜10mm、繊度3.0〜11dtex/fの熱可塑性複合繊維を含有し、目付けが15〜50g/m2であるエアレイドウェブで構成され、かつ、細繊度層と太繊度層との層間剥離強度が1.0N/50mm以上であることを特徴とする吸収体用拡散シートを、その細繊度層が、肌に接触するように用いられて、体液を、太繊度層へ移行させ、細繊度層から移行された当該体液を、太繊度層が、層内へ拡散させるように具備した吸収体。
従って、本発明の吸収体用拡散シートは、子ども用使い捨ておむつ、大人用使い捨ておむつ、失禁用品、女性用ナプキン、母乳パッド等に好適である。
本発明の吸収体用拡散シートは、人体から排出された体液を素早く通液する細繊度層、該細繊度層より移行してきた体液を拡散する太繊度層から構成される。各層はエアレイド法により形成されたウェブ(エアレイドウェブ)からなり、繊維長3〜10mmの短繊維がランダムに分散し、3次元の網目構造を形成し、尿等の通液と拡散を促す。また、各層は、積層された後、境界面の繊維同士の熱接合により一体化されるため、細繊度層と太繊度層の間に尿等が層となって滞ることを抑制し、装着者の動きに対してもずれることなく一体化した状態を維持する。
尚、細繊度層における繊維長3〜10mm、繊度0.1〜2.5dtex/fの熱可塑性複合繊維の含有量は、上記の効果を得るため、70重量%以上であることが好ましく、本発明の効果を阻害しない範囲であれば、上記以外の繊維が含有されていてもよい。
また、細繊度層に用いられる熱可塑性複合繊維の複合重量比は、低融点成分:高融点成分が好ましくは10〜90:90〜10、より好ましくは30〜70:70〜30である。複合重量比がこの範囲内であれば、細繊度層の強度が十分で、細繊度層と太繊度層との熱接合によって1.0N/50mm以上の層間剥離強度が得られやすい。
細繊度層は、人体から排出された体液を素早く拡散層である太繊度層に移行させる層であり、体液に対する濡れ性に優れ、親水性であることが重要である。そのため、細繊度層に用いられる熱可塑性複合繊維は親水性であることが好ましいが、親水性であるセルロース系繊維と混合される場合には、熱可塑性複合繊維は弱撥水性であっても良い。
細繊度層を構成する熱可塑性複合繊維に混合されるセルロース系繊維は、細繊度層内に体液が蓄えられ肌面に逆戻りすることを防ぐため、該繊維の混合量は30重量%以下に抑えることが望ましい。また、セルロース系繊維としては、綿、レーヨン、フラッフパルプ等を挙げることができ、特に風合いの点からレーヨンや綿が好ましく、コストの点からはフラッフパルプが好ましい。
尚、太繊度層における繊維長3〜10mm、繊度3.0〜11dtex/fの熱可塑性複合繊維の含有量は、上記の効果を得るため、80重量%以上であることが好ましく、本発明の効果を阻害しない範囲であれば、上記以外の繊維が含有されていてもよい。
また、太繊度層に用いられる熱可塑性複合繊維の複合重量比は、低融点成分:高融点成分が好ましくは10〜90:90〜10、より好ましくは30〜70:70〜30である。複合重量比がこの範囲内であれば、細繊度層と太繊度層との熱接合によって1.0N/50mm以上の層間剥離強度が得られやすい。
(1)吸収体用拡散シートの厚さ(mm): (株)東洋精機製作所のデジシックネステスターを用いて,試料の35mmφの範囲に2.0g/cm2の荷重を加えた時の厚さを測定する。試料の寸法は縦10cm、横10cmであり、測定は4隅の4点と中央の1点の計5点を測定し平均を求める。
吸収体用拡散シート比容積(cm3/g)=10,000×吸収体用拡散シートの厚さ(cm)/用拡散シート吸収体の目付(g/m2)
ポリプロピレン:結晶性ポリプロピレン。MFR=16g/10min(JIS K
7210 温度230℃、荷重2.16kg)、融点160℃。
高密度ポリエチレン:密度0.960g/cm3、MFR=26g/10min(
JIS K7210 温度190℃、荷重2.16kg)、融点が132℃。
ポリエチレンテレフタレート:IV値0.63、融点255℃。
親水性油剤:オクチルホスフェートカリウム塩を60重量%、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム30重量%、ポリオキシエチレン(21)ラウリルエーテル10重量%
を混合した繊維処理剤。
耐久親水性油剤:ポリグリセリン脂肪酸エステルであるモノミリスチンサンヘキサグリセ
リルを30重量%、ステアリン酸ジエタノールアミドを30重量%、ラウリルホスフェートカリウム塩を40重量%混合した繊維処理剤。
撥水性油剤:ラウリルホスフェートカリウム塩を60重量%、ステアリルホスフェートナトリウム塩40重量%を混合した繊維処理剤。
一対のフォーミングヘッドを1個有するエアレイド機を用いて、以下の方法で吸収体用拡散シートの作製を行った。細繊度層のポリオレフィン系複合繊維として、鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である繊度1.0dtex/f、繊維長3mm、親水性油剤が繊維重量に対して0.3重量%付着した鞘芯構造の複合繊維を用いて目付け10g/m2のウェブを得た。このウェブが崩れない様にフォーミングヘッド手前に配置し、続いて太繊度層のポリオレフィン系複合繊維として、鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である波型捲縮を有する繊度3.3dtex/f、繊維長3mm、親水性油剤が繊維重量に対して0.35重量%付着したサイド−バイ−サイド構造の複合繊維を用いて、細繊度層のウェブの上に目付け25g/m2の太繊度層のウェブを積層した。ここで得られた細繊度層と太繊度層が積層されたウェブ層は138℃の熱風循環式乾燥機により風速1.0m/secで17秒間熱処理された後、吸収体用拡散シートとなった。得られた吸収体用拡散シートは、比容積が40.5cm3/g、厚さが1.34mm、細繊度層と太繊度層の層間剥離強度が2.84N/50mmであった。
実施例1と同様な工程で吸収体用拡散シートを作製したが、細繊度層には鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が60:40であるる繊度1.0dtex/f、繊維長3mm、親水性油剤が繊維重量に対して0.3重量%付着した鞘芯構造の複合繊維を使用した目付け15g/m2のウェブを用い、太繊度層には鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である波型捲縮を有する繊度3.3dtex/f、繊維長3mm、撥水性油剤が繊維重量に対して0.35重量%付着したサイド−バイ−サイド構造の複合繊維を使用した目付け30g/m2のウェブを用いた。得られた吸収体用拡散シートの測定結果を表1に示す。
実施例1と同様な工程で吸収体用拡散シートを作製したが、細繊度層には鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である繊度1.0dtex/f、繊維長3mm、耐久親水性油剤が繊維重量に対して0.3重量%付着した鞘芯構造の複合繊維を使用した目付け10g/m2のウェブを用い、太繊度層には鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である波型捲縮を有する繊度5.6dtex/f、繊維長5mm、耐久親水性油剤が繊維重量に対して0.35%重量付着した偏心鞘芯構造の複合繊維を使用した目付け35g/m2のウェブを用いた。得られた吸収体用拡散シートの測定結果は表1に示す。
実施例1と同様な工程で吸収体用拡散シートを作製したが、細繊度層には鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリエチレンテレフタレートである繊度2.2dtex/f、繊維長5mm、親水性油剤が繊維重量に対して0.3重量%付着した鞘芯構造の複合繊維を使用した目付け20g/m2のウェブを用い、太繊度層には鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が70:30である波型捲縮を有する繊度5.6dtex/f、繊維長5mm、耐久親水性油剤が繊維重量に対して0.35重量%付着したサイド−バイ−サイド構造の複合繊維を使用した目付け30g/m2のウェブを用いた。得られた吸収体用拡散シートの測定結果は表1に示す。
実施例1と同様な工程で吸収体用拡散シートを作製したが、細繊度層には鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である繊度0.7dtex/f、繊維長3mm、親水性油剤が繊維重量に対して0.3重量%付着した鞘芯構造の複合繊維を使用した目付け20g/m2のウェブを用い、太繊度層には、鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である波型捲縮を有する繊度11dtex/f、繊維長5mm、親水性油剤が繊維重量に対して0.35重量%付着したサイド−バイ−サイド構造の複合繊維を使用した目付け25g/m2のウェブを用いた。得られた吸収体用拡散シートの測定結果は表1に示す。
実施例1と同様な工程で吸収体用拡散シートを作製したが、細繊度層には鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が40:60である繊度1.7dtex/f、繊維長3mm、親水性油剤が繊維重量に対して0.3重量%付着したサイド−バイ−サイド構造の複合繊維を使用した目付け10g/m2のウェブを用い、太繊度層には、鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である波型捲縮を有する繊度6.7dtex/f、繊維長5mm、撥水性油剤が繊維重量に対して0.35重量%付着したサイド−バイ−サイド構造の複合繊維を使用した目付け20g/m2のウェブを用いた。得られた吸収体用拡散シートの測定結果は表1に示す。
実施例1と同様な工程で吸収体用拡散シートを作製したが、細繊度層にはポリオレフィン系複合繊維を80重量%、親水性のレーヨン繊維を20重量%を混合して目付け10g/m2のウェブを得た。ポリオレフィン系複合繊維は、鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である繊度1.0dtex/f、繊維長3mm、親水性油剤が繊維重量に対して0.3重量%付着した鞘芯構造の複合繊維であり、親水性のレーヨン繊維は繊度2.2dtex、繊維長5mmの繊維である。太繊度層は、鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である波型捲縮を有する繊度3.3dtex/f、繊維長3mm、親水性油剤が繊維重量に対して0.35重量%付着したサイド−バイ−サイド構造の複合繊維を用いて、細繊度層のウェブの上に目付け25g/m2の太繊度層のウェブである。得られた吸収体用拡散シートの測定結果は表1に示す。
実施例1と同様な工程で吸収体用拡散シートを作製したが、細繊度層にはポリオレフィン系複合繊維を85重量%、親水性のフラッフパルプ繊維を15重量%を混合して目付け10g/m2のウェブを得た。ポリオレフィン系複合繊維は、鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である繊度1.0dtex/f、繊維長3mm、親水性油剤が繊維重量に対して0.3重量%付着した鞘芯構造の複合繊維であり、親水性のフラッフパルプ繊維の繊度はおよそ3dtex、繊維長はおよそ3mmである。太繊度層は、鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である波型捲縮を有する繊度3.3dtex/f、繊維長3mm、親水性油剤が繊維重量に対して0.35重量%付着したサイド−バイ−サイド構造の複合繊維を用いて、細繊度層のウェブの上に目付け25g/m2の太繊度層のウェブである。得られた吸収体用拡散シートの測定結果は表1に示す。
1対のフォーミングヘッドを有するエアレイド機を用いて、まず、細繊度層のポリオレフィン系複合繊維として鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である繊度1.0dtex/f、繊維長3mm、親水性油剤が繊維重量に対して0.3重量%付着した鞘芯構造の複合繊維を用いて目付け10g/m2のウェブを作製し138℃の熱風循環式乾燥機で熱処理し細繊度層を得た。次いで、同様に太繊度層のポリオレフィン系複合繊維として鞘側樹脂が高密度ポリエチレンで、芯側樹脂がポリプロピレンであり、その重量比が50:50である波型捲縮を有する繊度3.3dtex/f、繊維長3mm、親水性油剤が繊維重量に対して0.35重量%付着したサイド−バイ−サイド構造の複合繊維を用いて目付け25g/m2のウェブを作製し、138℃の熱風循環式乾燥機により風速1.0m/secで17秒間熱処理し太繊度層を得た。それぞれ個別に得られた細繊度層と太繊度層を重ね合わせ吸収体用拡散シートとした。得られた拡散シートは単に重ね合わさっているだけなので容易に剥ぐことができた。
比較例1と同様に細繊度層と太繊度層をそれぞれ作製し、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合系のホットメルト接着剤(タフテックP1000 旭化成(株)製)を30g/m2になるように太繊度層の不織布上面に塗布しそれぞれを重ね合わせた。ホットメルト接着剤で重ね合わされた細繊度層と太繊度層の剥離強度は0.7N/50mmであった。
特開2001−157694号公報の実施例1に準拠し、表面シートと液拡散シートを作製した。表面シートは親水性処理を施したポリエステル/ポリエチレンを原料とし、その重量比が50:50である繊度2.2dtex/f、繊維長44mmの鞘芯構造の複合繊維を使用し、目付け25g/m2のカードウェブを形成した後、熱風循環式乾燥機にて厚さ420μmの不織布を得た。次いで、液拡散シートとしてポリプロピレン樹脂を原料とした繊度2.5dtex/f、目付け20g/m2、厚さ150μmで、親水性油剤を噴霧し親水性処理を施したスパンボンド不織布を用いた。表面シートと液拡散シートを表面シートが上層になるように重ね合わせ吸収体用拡散シートとした。
実施例1で得られた吸収体用拡散シートを用いて、ナプキンを作製した。ナプキンは市販されているユニ・チャーム(株)製のソフィ・ボディフィット・普通の日用の表面シートのみを切り取り、その代わりに実施例1で得られた吸収体用拡散シートを同じ大きさに裁断して重ね合わせることにより得た。得られたナプキンの上から生理食塩水を10ml滴下したところ素早く吸収され、液戻りも見られなかった。
実施例3で得られた吸収体用拡散シートを用いて、子供用紙おむつを作製した。子供用紙おむつは市販されているプロクター・アンド・ギャンブル・ファー・イースト・インク社製パンパース・コットンケア・Mサイズの表面シートを切り取り、その代わりに実施例3で得られた吸収体用拡散シートを同じ大きさに裁断して重ね合わせることにより得た。
得られたおむつの上から生理食塩水を50ml滴下したところ素早く吸収され、液戻りも見られなかった。また、肌に接触させたときの風合いも滑らかであった。
Claims (3)
- 細繊度層と太繊度層が積層され積層界面の繊維同士の熱接合により一体化された吸収体用拡散シートであり、細繊度層は、繊維長3〜10mm、繊度0.1〜2.5dtex/fの鞘芯構造の熱可塑性複合繊維を70重量%以上含有し、目付けが8〜30g/m2であるエアレイドウェブで構成され、太繊度層は、繊維長3〜10mm、繊度3.0〜7.8dtex/fの偏心鞘芯構造の複合繊維もしくはサイド−バイ−サイド型の熱可塑性複合繊維を80重量%以上含有し、目付けが15〜50g/m2であるエアレイドウェブで構成され、熱接合が細繊度層のウェブと太繊度層のウェブを積層した状態でそれぞれの層を構成する熱可塑性複合繊維の一方の樹脂の融点以上で、かつもう一方の樹脂の融点未満の温度で熱処理して行われたものであり、かつ、細繊度層と太繊度層との層間剥離強度が1.0N/50mm以上であることを特徴とする吸収体用拡散シートを、その細繊度層が、肌に接触するように用いられて、体液を、太繊度層へ移行させ、細繊度層から移行された当該体液を、太繊度層が、層内へ拡散させるように具備した吸収体。
- 吸収体が紙おむつである、請求項1に記載の吸収体。
- 吸収体がナプキンである、請求項1に記載の吸収体。
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