JP6745132B2 - 複合ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、エンジンやトランスミッション等の潤滑系に適用されて潤滑用のオイル等を供給するポンプに関し、特に、トロコイドポンプとベーンポンプを兼ね備えた複合ポンプに関する。
従来の複合ポンプとしては、ハウジング、インナーロータ及びアウターロータからなるトロコイドポンプ、トロコイドポンプの駆動軸、カムロータ及び複数のベーンを含むベーンポンプ、ベーンポンプの駆動軸、ベーンポンプの駆動軸をトロコイドポンプの駆動軸に連動させる二つの歯車等を備えたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この複合ポンプにおいては、ハウジングに対してトロコイドポンプとベーンポンプが並列に配置され、それぞれに専用の駆動軸が設けられている。また、ハウジングに対して、トロコイドポンプ用の吸入口及び吐出口、ベーンポンプ用の吸入口及び吐出口がそれぞれ設けられている。
それ故に、ハウジングの大型化、二つの吸入口及び二つの吐出口に対応する通路の複雑化、高コスト化等を招く。
また、他の複合ポンプとしては、ハウジング、インナーロータ及びアウターロータからなるトロコイドポンプ、トロコイドポンプの駆動軸、トロコイドポンプのアウターロータ及びその外周面に形成された案内溝に出没自在に配置された複数のベーンからなるベーンポンプ等を備えたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
この複合ポンプにおいては、トロコイドポンプとベーンポンプは一つの駆動軸により回転駆動されるものの、ハウジングに対して、トロコイドポンプ用の吸入口及び吐出口、ベーンポンプ用の吸入口及び吐出口がそれぞれ設けられている。それ故に、二つの吸入口及び二つの吐出口に対応する通路の複雑化、高コスト化等を招く。
また、ベーンを摺動させてポンプ作用を行わせるべく、アウターロータを回動自在に支持するハウジングの内周面が180度以上に亘って肉抜きされてポンプ室が形成されている。それ故に、ハウジングの内周面でアウターロータを回動自在に支持するのが困難であり、現実性に乏しい。
さらに、図示された薄板状のベーンの長さが短く、突出した状態でベーンがガタツキを生じないようにアウターロータの案内溝に支持され難く、現実性に乏しい。一方、ベーンを長くして案内溝を深くすれば、ベーンを確実に支持することはできるものの、アウターロータの外径が大きくなり、ハウジングの大型化を招く。
特開2003−27912号公報 特開昭63−80085号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡略化、小型化、低コスト化、摺動領域の削減による駆動負荷の低減等を図りつつ、キャビテーション等の発生を防止して、所望のポンプ性能を確保でき、吐出量を増加できる増量型又は吐出圧力を高くできる高圧型の複合ポンプを提供することにある。
本発明の複合ポンプは、ハウジングと、ハウジング内に配置されインナーロータ及びアウターロータを含む第1ポンプユニットと、ハウジング内に配置されアウターロータの外周において径方向に出没自在な複数のベーンを含む第2ポンプユニットとを備え、上記ハウジングは、第1ポンプユニット及び第2ポンプユニットに向けて流体が吸入される一つの吸入口と、第1ポンプユニット及び第2ポンプユニットにより加圧された流体が吐出される一つの吐出口を有し、第2ポンプユニットの動作は、吸入口から吸入して加圧した流体を吸入口側に戻す過給ポンプ行程と、吸入口から吸入して加圧した流体を吐出口に向けて吐出する主ポンプ行程を含み、ハウジングは、過給ポンプ行程に対応する過給ポンプ室と、主ポンプ行程に対応する主ポンプ室を含む、構成となっている。
この構成によれば、第1ポンプユニット及び第2ポンプユニット(ベーンポンプ)の流体通路が並列に接続された場合は、吐出量を増加させた増量型ポンプを得ることができる。また、第1ポンプユニット及び第2ポンプユニットの流体通路が直列に接続された場合は、多段加圧により吐出圧を高めた高圧型ポンプを得ることができる。
また、第2ポンプユニット(ベーンポンプ)は、第1ポンプユニットのアウターロータをポンプの機能部品として兼用している。それ故に、全体として、部品点数の削減、回転軸の方向における幅狭化、小型化、摺動面積の削減による摩擦抵抗の低減、駆動負荷の低減等を達成できる。
さらに、ハウジングには、第1ポンプユニットと第2ポンプユニットが共用する一つの吸入口及び一つの吐出口が設けられている。それ故に、簡単な通路構成にすることができ、構造の簡素化、小型化、低コスト化等を達成できる。また、複合ポンプを適用するエンジンやトランスミッション等の適用対象物においても、簡単な通路構成とすることができる。
ここでは、第2ポンプユニットの動作は、吸入口から吸入して加圧した流体を吸入口側に戻す過給ポンプ行程と、吸入口から吸入して加圧した流体を吐出口に向けて吐出する主ポンプ行程を含むため、第2ポンプユニットは、過給ポンプ行程により予め流体によるウェット状態が確保され、主ポンプ行程において円滑なポンプ作用を得ることができる。
また、過給ポンプ行程により加圧された流体が再び吸入口側に戻されるため、第1ポンプユニットが吸入動作を始める際には、過給された分だけ流体の圧力が高められている。それ故に、特に、第1ポンプユニットの吸入側におけるキャビテーション等の発生を防止することができる。
特に、ハウジングが、第2ポンプユニットの過給ポンプ行程に対応する過給ポンプ室と、第2ポンプユニットの主ポンプ行程に対応する主ポンプ室を含むため、アウターロータの回転に伴って、ベーンが過給ポンプ室を移動するとき、流体が、吸入口から吸入されて加圧され、吸入口側に向けて戻され、又、アウターロータの回転に伴って、ベーンが主ポンプ室を移動するとき、流体が、吸入口から吸入されて加圧され、吐出口に向けて吐出される。
上記構成をなす複合ポンプにおいて、ベーンは、円柱状に形成されたローラベーンである、構成を採用してもよい。
この構成によれば、ベーンが薄板状ではなく円柱状のローラベーンであるため、ベーンを出没自在に案内する案内溝を浅めに設定することができる。それ故に、アウターロータの外径を大きくすることなく、すなわち、大型化を招くことなく、ローラベーンのガタツキ等を防止でき、所期の機能を保証することができる。
上記構成をなす複合ポンプにおいて、過給ポンプ室と主ポンプ室は、アウターロータの回転中心を挟んで互いに対向する領域に形成されている、構成を採用してもよい。
この構成によれば、過給ポンプ室と主ポンプ室の領域を除いたハウジングの他の領域の内壁面により、アウターロータを径方向の両側から挟み込むように支持することができる。特に、アウターロータを半周(180度)以上に亘って支持する形態とすることができるため、アウターロータを回動自在に確実に支持することができる。
上記構成をなす複合ポンプにおいて、ハウジングは、第1ポンプユニットにより加圧された流体に第2ポンプユニットにより加圧された流体を合流させて吐出口に導く通路を有する、構成を採用してもよい。
この構成によれば、ハウジングにおいて、上記のような通路を設けるだけで、第1ポンプユニットによる吐出量と第2ポンプユニット(ベーンポンプ)による吐出量を合わせた増量型ポンプを得ることができる。
上記構成をなす複合ポンプにおいて、第2ポンプユニットの吐出タイミングは、第1ポンプユニットの吐出タイミングと異なる位相に設定されている、構成を採用してもよい。
この構成によれば、例えば、第1ポンプユニットが吐出しない領域又は吐出量の減る領域において第2ポンプユニットが吐出するようにすることで、吐出脈動を低減でき、平滑化された安定した吐出量を得ることができる。
上記構成をなす複合ポンプにおいて、ハウジングは、第1ポンプユニットにより加圧された流体を第2ポンプユニットに導く通路と、第2ポンプユニットにより加圧された流体を吐出口に導く通路を有する、構成を採用してもよい。
この構成によれば、ハウジングにおいて、上記のような通路を設けるだけで、第1ポンプユニットにより加圧した流体を第2ポンプユニットによりさらに加圧して吐出する、すなわち多段加圧とすることにより、吐出圧を高めた高圧型ポンプを得ることができる。
上記構成をなす複合ポンプにおいて、ハウジングは、吸入口、吐出口、及び第1ポンプユニットにより加圧された流体に第2ポンプユニットにより加圧された流体を合流させて吐出口に導く通路を画定するベースと、アウターロータの外周を回動自在に支持するロータケースと、ロータケースの開口部を閉鎖するカバーとを含む、構成を採用してもよい。
また、ハウジングは、吸入口、吐出口、及び第1ポンプユニットにより加圧された流体を第2ポンプユニットに導く通路と第2ポンプユニットにより加圧された流体を吐出口に導く通路を画定するベースと、アウターロータの外周を回動自在に支持するロータケースと、ロータケースの開口部を閉鎖するカバーとを含む、構成を採用してもよい。
この構成によれば、ハウジングを構成するベースに対して、吸入口、吐出口、通路が設けられるため、他の構成部品(ロータケース及びカバー)を簡単な構造にすることができる。また、複合ポンプを適用する適用対象物との関係においては、ベースの吸入口及び吐出口の関係だけを考慮すればよい。さらに、他の部品を共用しつつベースを変更するだけで、増量型ポンプと高圧型ポンプを容易に設定することができる。
上記構成をなす複合ポンプにおいて、ハウジングに回動自在に支持されると共にインナーロータに連結される駆動軸を含む、構成を採用してもよい。
この構成によれば、駆動軸も構成部品として組み込むことにより、取扱い部品を削減することができ、又、適用対象物に応じた駆動軸を適宜組み込むこともでき、種々の適用対象物に対応することができる。
上記構成をなす複合ポンプにおいて、第1ポンプユニットのインナーロータ及びアウターロータは、トロコイド式の4葉5節からなり、第2ポンプユニットの複数のベーンは、アウターロータの外周に等間隔で配置された5つのベーンからなる、構成を採用してもよい。
この構成によれば、安定したポンプ性能及び耐久性を確保しつつ、所望される増量型の複合ポンプ又は所望される吐出圧力をもつ高圧型の複合ポンプを得ることができる。
上記構成をなす複合ポンプによれば、構造の簡略化、小型化、低コスト化、摺動領域の削減による駆動負荷の低減等を達成しつつ、キャビテーション等の発生を防止して、所望のポンプ性能を確保でき、吐出量を増加できる増量型の複合ポンプ又は吐出圧力を高くできる高圧型の複合ポンプを得ることができる。
本発明に係る複合ポンプの一実施形態を示す外観斜視図である。 図1に示す複合ポンプの分解斜視図である。 図1及び図2に示す複合ポンプ(増量型の複合ポンプ)の模式図である。 図1及び図2に示す複合ポンプの内部(インナーロータ、アウターロータ、複数のローラベーン、ハウジングのベース及びロータケース)を示す正面図である。 図1及び図2に示す複合ポンプに含まれるハウジングのベース及びロータケースを示す正面図である。 図1及び図2に示す複合ポンプ(増量型の複合ポンプ)の動作を説明するものであり、(a)は所定の回転位置での動作図、(b)は(a)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図である。 図1及び図2に示す複合ポンプ(増量型の複合ポンプ)の動作を説明するものであり、(a)は図6(b)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図、(b)は(a)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図である。 図1及び図2に示す複合ポンプ(増量型の複合ポンプ)の動作を説明するものであり、(a)は図7(b)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図、(b)は(a)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図である。 図1及び図2に示す複合ポンプ(増量型の複合ポンプ)の動作を説明するものであり、(a)は図8(b)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図、(b)は(a)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図である。 図1及び図2に示す複合ポンプ(増量型の複合ポンプ)における第1ポンプユニット(トロコイドポンプ)と第2ポンプユニット(ローラベーンポンプ)の吐出特性を示すグラフである。 本発明に係る複合ポンプの他の実施形態(高圧型の複合ポンプ)を示す模式図である。 図11に示す複合ポンプの内部(インナーロータ、アウターロータ、複数のローラベーン、ハウジングのベース及びロータケース)を示す正面図である。 図11に示す複合ポンプに含まれるハウジングのベース及びロータケースを示す正面図である。 図13に示すハウジング(ベース及びロータケース)に形成される吸入口、吐出口、通路を示すものであり、(a)は図13中のE1−E1における断面図、(b)は図13中のE2−E2における部分断面図である。 図11及び図12に示す複合ポンプ(高圧型の複合ポンプ)の動作を説明するものであり、(a)は所定の回転位置での動作図、(b)は(a)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図である。 図11及び図12に示す複合ポンプ(高圧型の複合ポンプ)の動作を説明するものであり、(a)は図15(b)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図、(b)は(a)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図である。 図11及び図12に示す複合ポンプ(高圧型の複合ポンプ)の動作を説明するものであり、(a)は図16(b)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図、(b)は(a)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図である。 図11及び図12に示す複合ポンプ(高圧型の複合ポンプ)の動作を説明するものであり、(a)は図17(b)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図、(b)は(a)に示す位置から所定角度だけ回転した位置での動作図である。 図3に示す複合ポンプ(増量型の複合ポンプ)の変形例を示す模式図である。 図11に示す複合ポンプ(高圧型の複合ポンプ)の変形例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
第1の実施形態に係る複合ポンプM1は、エンジンやトランスミッション等の適用対象物の潤滑系において、流体としてのオイルを加圧して供給する増量型ポンプである。
複合ポンプM1は、図1ないし図5に示すように、ベース10及びロータケース20並びにカバー30により構成されるハウジングH、中心線L1を回転中心として矢印R方向(図4において反時計回り)に回転する駆動軸40、インナーロータ50、アウターロータ60、複数のベーン70等を備えている。
ここでは、インナーロータ50及びアウターロータ60により、第1ポンプユニットPU1が構成され、又、アウターロータ60及び複数のベーン70により、第2ポンプユニットPU2が構成されている。
そして、複合ポンプM1は、図3に示すように、適用対象物のオイルパンOP及び通路を経て、第1ポンプユニットPU1で加圧したオイルと第2ポンプユニットPU2で加圧したオイルを合流させて、適用対象物の潤滑領域等に向けて吐出する。
ベース10は、鋼、鋳鉄、焼結鋼、アルミニウム合金等の材料を用いて、図2及び図5に示すように、適用対象物に接合される接合面10a及びロータケース20に接合される接合面10bを画定する平板状に形成されている。
ベース10は、図2及び図5に示すように、軸受孔11、吸入口12、吸入口12に連通する通路12a,12b,12c、吐出口13、吐出口13に連通する通路13a、2つの位置決め孔14、適用対象物に締結する際の締結ボルト(不図示)を通す4つの円孔15等を備えている。
軸受孔11は、駆動軸40を中心線L1回りに回動自在に支持するように形成されている。
吸入口12は、図2及び図5に示すように、二点鎖線で示す略三ケ月状の輪郭をなすと共に接合面10aから接合面10bまで貫通して形成されている。
そして、吸入口12は、適用対象物のオイル供給口に対応し、第1ポンプユニットPU1に向けてオイル供給口から直接的にオイルが吸入されると共に通路12a,12cを経て第2ポンプユニットPU2に向けてオイルが吸入されるべく、共用される一つの吸入口として形成されている。
通路12a,12b,12cは、吸入口12と同様に、接合面10aから接合面10bまで貫通して形成されている。
通路12aは、図5に示すように、吸入口12から第2ポンプユニットPU2の過給ポンプ室C1にオイルを導くように形成されている。
通路12bは、図5に示すように、第2ポンプユニットPU2の過給ポンプ室C1で加圧されたオイルを再び吸入口12に導いて戻すように形成されている。
通路12cは、図5に示すように、吸入口12から第2ポンプユニットPU2の主ポンプ室C2にオイルを導くように形成されている。
通路12a,12b,12cは、複合ポンプM1が適用対象物に取り付けられた状態で、適用対象物の接合面により、接合面10a側の開口部が閉塞されるようになっている。
このように、通路12a,12b,12cは、吸入口12と連通すると共に貫通するように形成されているため、切削加工する場合はその加工作業が容易になり、又、型により成型する場合はその型抜きが容易になる。
尚、通路12a,12b,12cは、上述のように貫通路ではなく、接合面10a側に貫通しない溝状に形成されてもよい。
吐出口13は、図2及び図5に示すように、二点鎖線で示す略三ケ月状の輪郭をなすと共に、接合面10aから接合面10bまで貫通して形成されている。
そして、吐出口13は、適用対象物のオイル導入口に対応し、第1ポンプユニットPU1により加圧されたオイルと第2ポンプユニットPU2により加圧され通路13aを経たオイルが合流して吐出されるべく、共用される一つの吐出口として形成されている。
通路13aは、吐出口13と同様に、接合面10aから接合面10bまで貫通して形成されている。
通路13aは、図5に示すように、第2ポンプユニットPU2の主ポンプ室C2で加圧されたオイルを吐出口13に導くように形成されている。
通路13aは、複合ポンプM1が適用対象物に取り付けられた状態で、適用対象物の接合面により、接合面10a側の開口部が閉塞されるようになっている。
このように、通路13aは、吐出口13と連通すると共に貫通するように形成されているため、切削加工する場合はその加工作業が容易になり、又、型により成型する場合はその型抜きが容易になる。
尚、通路13aは、上述のように貫通路ではなく、接合面10a側に貫通しない溝状に形成されてもよい。
ロータケース20は、鋼、鋳鉄、焼結鋼等の材料を用いて、図2、図4、図5に示すように、ベース10の接合面10bに接合される接合面20a及びカバー30に接合される接合面20bを画定する略環状に形成されている。
ロータケース20は、図2、図4、図5に示すように、内周面において形成された2つの内壁面21及び2つの肉抜き面22,23、位置決めピンDを嵌合させる嵌合孔及びネジBを捩じ込むネジ孔が同軸上に形成された2つのネジ兼位置決め孔24、締結ボルトを通す4つの円孔25等を備えている。
2つの内壁面21は、図5に示すように、中心線L1から所定量偏倚した中心線L2を回転中心としてアウターロータ60の外周面61を回動自在に支持するべく、中心線L2を曲率半径の中心としかつ中心線L2を挟んで互いに対向する円弧面として形成されている。
2つの肉抜き面22,23は、図5に示すように、2つの内壁面21から外れた領域において、アウターロータ60の外周面61と非接触となると共に外周面61と協働して略三ケ月状の輪郭をなす空間を画定するように形成されている。
すなわち、図4及び図5に示すように、ロータケース20にアウターロータ60が組み込まれた状態で、肉抜き面22と外周面61により、第2ポンプユニットPU2の過給ポンプ室C1が画定される。また、肉抜き面23と外周面61により、第2ポンプユニットPU2の主ポンプ室C2が画定される。
ここでは、過給ポンプ室C1と主ポンプ室C2は、アウターロータ60の回転中心(中心線L2)を挟んで互いに対向する領域に形成されている。
したがって、過給ポンプ室C1と主ポンプ室C2の領域を除いた領域に位置する2つの内壁面21により、アウターロータ60を径方向の両側から挟み込むように支持することができる。特に、アウターロータ60を半周(180度)以上に亘って支持する形態であるため、アウターロータ60を回動自在に確実に支持することができる。
カバー30は、鋼、鋳鉄、焼結鋼、アルミニウム合金等の材料を用いて、図1及び図2に示すように、ロータケース20の接合面20bに接合されてロータケース20の開口部を閉塞する接合面30aを画定する平板状に形成されている。
カバー30は、図2に示すように、ネジBを通す2つの円孔31、締結ボルトを通す4つの円孔32等を備えている。
上記のように、ハウジングHが、ベース10、ロータケース20、カバー30により構成され、ベース10に対して、吸入口12、吐出口13、通路12a,12b,12c,13aが設けられるため、ロータケース20及びカバー30を簡単な構造にすることができる。
また、複合ポンプM1を適用する適用対象物との関係においては、ベース10の吸入口12及び吐出口13の関係だけを考慮すればよい。
さらに、ベース10を変更するだけで、他の部品を共用しつつ、増量型の複合ポンプM1だけでなく、高圧型の複合ポンプを容易に設定することもできる。
駆動軸40は、鋼等を用いて、図1、図2、図4に示すように、中心線L1の方向に伸長して形成されている。
駆動軸40は、図2に示すように、適用対象物からの駆動力を伝達する連結部41、インナーロータ50の嵌合孔51に嵌合される嵌合部42、嵌合部42に設けられて回り止めピンEを嵌合する貫通孔43等を備えている。
インナーロータ50は、鋼又は焼結鋼等の材料を用いて、図2及び図4に示すように、ベース10の接合面10bを摺動する端面50a及びカバー30の接合面30aを摺動する端面50bを画定する略星形状に形成されている。
インナーロータ50は、図2及び図4に示すように、嵌合孔51、ピン溝52、4つの凸部(山)53及び4つの凹部(谷)54を備えた、トロコイド曲線による歯形をもつ外歯車として形成されている。
嵌合孔51は、駆動軸40の嵌合部42が嵌合されるように形成されている。
ピン溝52は、駆動軸40の貫通孔43に挿入された回り止めピンEの両側部分を嵌め込むように形成されている。
そして、インナーロータ50は、駆動軸40により中心線L1を回転中心として、図4において反時計回りに回転する。
アウターロータ60は、鋼又は焼結鋼等の材料を用いて、図2及び図4に示すように、ベース10の接合面10bを摺動する端面60a及びカバー30の接合面30aを摺動する端面60bを画定する円環状に形成されている。
アウターロータ60は、図2及び図4に示すように、中心線L2を中心とする円形の外周面61、外周面61に設けられた複数(ここでは、5つ)の案内溝62、5つの凸部63及び5つの凹部64を備えた、インナーロータ50に噛合し得る歯形をもつ内歯車として形成されている。
外周面61は、ロータケース20の内壁面21に接触して回動自在に支持されるように形成されている。
5つの案内溝62は、周方向において等間隔(約72度の間隔)に形成されている。各々の案内溝62は、凸部63に対応する領域において、中心線L2を通る径方向の外向きに伸長して、外周面61にて開口するように形成されている。
そして、各々の案内溝62は、アウターロータ60の径方向において、ベーン70を出没自在に案内するようになっている。
尚、案内溝62に嵌め込まれたベーン70の遠心力による出没動作をより円滑にするべく、案内溝62の側壁にオイルを通す通路を部分的に設けて、案内溝62内におけるベーン70の背後が負圧にならないようにしてもよい。
5つの凸部63及び5つの凹部64は、インナーロータ50の4つの凸部53及び4つの凹部54と部分的に噛み合うように形成されている。
そして、アウターロータ60は、中心線L1を回転中心として回転するインナーロータ50の回転に連動しつつ、インナーロータ50よりも遅い速度で、中心線L2を回転中心として、図4において反時計回りに回転する。また、インナーロータ50とアウターロータ60とが部分的に噛合うことにより、両者の間に連続的に変化するポンプ室Cが画定されるようになっている。
上記インナーロータ50及びアウターロータ60により、オイルを吸入口12からポンプ室C内に吸入して加圧しつつ吐出口13に吐出する第1ポンプユニットPU1としての4葉5節のトロコイドポンプが構成されている。
ベーン70は、鋼又は焼結鋼等の材料を用いて、図2及び図4に示すように、円柱状をなすローラベーンとして形成されている。
そして、ベーン70は、アウターロータ60の案内溝62に対して中心線L2を通る径方向に出没自在に嵌め込まれ、アウターロータ60の回転により外側に飛び出す遠心力を生じつつ、ロータケース20の内周面(内壁面21及び肉抜き面22,23)を転動又は摺動しつつ移動するようになっている。
このように、ベーン70として円柱状のローラベーンを採用することにより、ベーン70を出没自在に案内する案内溝62を浅めに設定することができる。それ故に、アウターロータ60の外径を大きくすることなく、すなわち、大型化を招くことなく、ベーン70のガタツキ等を防止でき、所期の機能を保証することができる。
上記アウターロータ60及び複数のベーン70により、過給ポンプ行程と、主ポンプ行程を備えた第2ポンプユニットPU2としてのローラベーンポンプが構成されている。
すなわち、第2ポンプユニットPU2では、先ず、オイルを、吸入口12から通路12aを経て吸入し、過給ポンプ室C1に導くと共に加圧し、通路12cを経て吸入口12に戻す過給ポンプ行程が行われる。その後、オイルを、吸入口12から通路12cを経て吸入し、主ポンプ室C2に導くと共に加圧し、通路13aを経て吐出口13に吐出する主ポンプ行程が行われる。
上記構成をなす複合ポンプM1の組付け作業について説明する。
先ず、ベース10、ロータケース20、カバー30、駆動軸40、インナーロータ50、アウターロータ60、5つのベーン70、2つのネジB、2つの位置決めピンD、一つの回り止めピンEが準備される。
続いて、位置決めピンDを位置決め孔14及びネジ兼位置決め孔24(の嵌合孔)に圧入しつつ、ベース10にロータケース20が接合される。
続いて、インナーロータ50及びアウターロータ60がロータケース20の内側に嵌め込まれ、又、5つのベーン70がアウターロータ60の案内溝62に嵌め込まれる。
続いて、駆動軸40の貫通孔43に回り止めピンEが挿入され、駆動軸40が嵌合孔51及び軸受孔11に通されつつ、嵌合部42が嵌合孔51に嵌め込まれる共に回り止めピンEがピン溝52に嵌め込まれる。
これにより、駆動軸40がインナーロータ50と一体的に回転する状態となる。
尚、駆動軸40の連結部41が軸径よりも大きい場合は、駆動軸40がベース10の接合面10a側から挿入され、その後、回り止めピンEが挿入される手順でもよい。
最後に、カバー30をロータケース20の接合面20bに接合して、2つのネジBをネジ兼位置決め孔24(のネジ孔)に捩じ込む。
以上により、複合ポンプの組付けが完了する。
このように、ハウジングHが、ベース10、ロータケース20、及びカバー30により構成されるため、複合ポンプM1を製品として取り扱う際の組付け作業を容易に行うことができる。
尚、この複合ポンプM1を適用対象物に取り付ける場合は、駆動軸40の連結部41を適用対象物の連結部に連結しつつ、ベース10の接合面10aを適用対象物の接合面に当接させる。その後、締結ボルトを円孔32,25,15に通しつつ、適用対象物のネジ穴に捩じ込むことにより、その取付け作業が完了する。
次に、複合ポンプM1の動作について、図6(a),(b)ないし図9(a),(b)を参照しつつ説明する。尚、図6(a),(b)〜図9(a),(b)は、駆動軸40が反時計回りに回転した時の時系列ごとの動作状態を示す。
ここで、複合ポンプM1は、第1ポンプユニットPU1によるポンプ動作と第2ポンプユニットPU2によるポンプ動作が、並列的に行われる増量型の複合ポンプである。
先ず、第2ポンプユニットPU2について、一つのベーン70(黒丸印を付したもの)の回転方向における前側と後側に着目して説明する。
図6(a)に示す位置において、ベーン70の後側では、吸入口12から通路12aを経て過給ポンプ室C1内へオイルが吸入され始め、ベーン70の前側では、先立って過給ポンプ室C1内に吸入されたオイルが加圧されつつ通路12bを経て吸入口12に向け戻され始める。
続いて、駆動軸40が、図6(b)に示す途中状態を経て、所定角度回転すると、図7(a)に示す位置において、ベーン70の後側では、過給ポンプ室C1内へのオイルの吸入動作が終了し、ベーン70の前側では、過給ポンプ室C1から吸入口12への戻し動作が終了する(過給ポンプ行程)。
続いて、駆動軸40が、図7(b)に示す不作動(ポンプ動作なし)の状態を経て、所定角度回転すると、図8(a)に示す位置において、ベーン70の後側では、吸入口12から通路12cを経て主ポンプ室C2内にオイルが吸入され始め、ベーン70の前側では、先立って主ポンプ室C2内に吸入されたオイルが加圧されつつ通路13aを経て吐出口13に向け吐出され始める。
続いて、駆動軸40が、図8(b)に示す途中状態を経て、所定角度回転すると、図9(a)に示す位置において、ベーン70の後側では、主ポンプ室C2内への吸入動作が終了し、ベーン70の前側では、主ポンプ室C2から吐出口13への吐出動作が終了する(主ポンプ行程)。
続いて、駆動軸40が、図9(b)に示す不作動(ポンプ動作なし)の状態を経て、所定角度回転すると、図6(a)に示す状態に戻り、再び同様の動作を繰り返す。
ここでは、一つのベーン70に着目して説明したが、実際には、5つのベーン70が、それぞれ同様の動作(過給ポンプ行程と主ポンプ行程)を行うことになる。
したがって、第2ポンプユニットPU2としては、駆動軸40の回転に伴ってアウターロータ60が一回転する間に、5回の吐出動作が行われることになる。
次に、第1ポンプユニットPU1について、一つの凸部53(黒丸印を付したもの)の回転方向における前側と後側に着目して説明する。
駆動軸40が、図6(a)に示す不作動(ポンプ動作なし)の状態を経て、所定角度回転すると、図6(b)に示す位置において、凸部53の後側では、吸入口12からオイルを吸入し始める直前の状態になり、凸部53の前側では、吸入口12からポンプ室C内にオイルが吸入される途中状態にある。
続いて、駆動軸40が、図7(a)に示す途中状態を経て、所定角度回転すると、図7(b)に示す位置において、凸部53の後側では、吸入口12からポンプ室C内にオイルが吸入される途中状態にあり、凸部53の前側では、吸入口12からのオイルの吸入動作が終了すると共に吐出口13に向けて吐出され始める直前の状態になる。
続いて、駆動軸40が、図8(a)に示す途中状態を経て、所定角度回転すると、図8(b)に示す位置において、凸部53の前側では、吐出口13に向けてポンプ室C内からオイルが吐出される途中状態にあり、凸部53の後側では、吸入口12からのオイルの吸入が終了すると共に吐出口13に向けて吐出され始める直前の状態になる。
続いて、駆動軸40が、図9(a)に示す途中状態を経て、所定角度回転すると、図9(b)に示す位置において、凸部53の前側では、ポンプ室Cから吐出口13への吐出動作が終了する。
続いて、駆動軸40が所定角度回転すると、図6(a)に示す状態に戻り、再び同様の動作を繰り返す。
ここでは、一つの凸部53に着目して説明したが、実際には、4つの凸部53が、それぞれ同様の動作(ポンプ行程)を行うことになる。
したがって、第1ポンプユニットPU1としては、駆動軸40が一回転する間に、4回の吐出動作を行うことになる。
すなわち、上記のようなポンプ動作をなす第1ポンプユニットPU1及び第2ポンプユニットPU2において、第1ポンプユニットPU1の吐出タイミングと第2ポンプユニットPU2の吐出タイミングとしては、図10に示すように、一方に対して他方が90度ずれた異なる位相に設定されている。
これによれば、第1ポンプユニットPU1が吐出しない領域又は吐出量の減る領域において、第2ポンプユニットPU2が吐出するように設定されるため、吐出脈動を低減でき、平滑化された安定した吐出量を得ることができる。
また、図6(a)〜図7(a)に示す動作の過程において、第2ポンプユニットPU2が過給ポンプ行程を行うようになっている。
したがって、第2ポンプユニットPU2としては、過給ポンプ行程により予めオイルによるウェット状態が確保され、主ポンプ行程において円滑なポンプ作用を得ることができる。また、第1ポンプユニットPU1としては、吸入時において過給された分だけオイルの圧力が高められており、キャビテーション等の発生を防止することができる。
以上述べたように、上記実施形態に係る複合ポンプM1によれば、構造の簡略化、小型化、低コスト化、摺動領域の削減による駆動負荷の低減等を達成しつつ、キャビテーション等の発生を防止して、所望のポンプ性能を確保でき、吐出量を増加できる増量型の複合ポンプを得ることができる。
次に、第2の実施形態に係る複合ポンプM2を、図11ないし図18に基づいて説明する。複合ポンプM2は、エンジンやトランスミッション等の適用対象物の潤滑系において、流体としてのオイルを多段加圧して供給する高圧型ポンプである。
尚、前述の実施形態に係る複合ポンプM1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
複合ポンプM2は、図11ないし図14に示すように、ベース10´及びロータケース20´並びにカバー30´により構成されるハウジングH´、駆動軸40、インナーロータ50、アウターロータ60、複数のベーン70等を備えている。
ベース10´は、ベース10と形態が異なる以外は実質的に同一であり、図12ないし図14に示すように、軸受孔11、吸入口12、吸入口12に連通する通路12a,12b、吐出口13´、2つの位置決め孔14、4つの円孔15、略L字状の通路16´等を備えている。
吐出口13´は、図12、図13、図14(b)に示すように、長尺な輪郭をなすと共に、接合面10aから接合面10bまで貫通して形成されている。
そして、吐出口13´は、適用対象物のオイル導入口に対応し、第1ポンプユニットPU1及び第2ポンプユニットPU2により多段加圧されたオイルを通路26´を経て吐出する一つの吐出口として形成されている。
通路16´は、図13及び図14(a)に示すように、ベース10´の接合面10b側を所定深さに肉抜きした略L字状の溝状をなし、第1ポンプユニットPU1のポンプ室Cで加圧されたオイルを、第2ポンプユニットPU2の主ポンプ室C2に導くように形成されている。
ロータケース20´は、ロータケース20と形態が異なる以外は実質的に同一であり、図12ないし図14に示すように、2つの内壁面21及び2つの肉抜き面22,23、2つのネジ兼位置決め孔24、4つの円孔25、通路26´等を備えている。
通路26´は、第2ポンプユニットPU2の主ポンプ室C2内で加圧されたオイルを吐出口13´に導くように、部分的に肉抜きして形成されている。
カバー30´は、カバー30と形態が異なる以外は実質的に同一であり、2つの円孔31、4つの円孔32等を備えている。
そして、複合ポンプM2は、図11に示すように、適用対象物のオイルパンOP及び通路を経て、第1ポンプユニットPU1で加圧したオイルを第2ポンプユニットPU2に導き、第2ポンプユニットPU2でさらに加圧したオイルを、適用対象物の潤滑領域等に向けて吐出する。
次に、複合ポンプM2の動作について、図15(a),(b)ないし図18(a),(b)を参照しつつ説明する。尚、図15(a),(b)〜図18(a),(b)は、駆動軸40が反時計回りに回転した時の時系列ごとの動作状態を示す。
ここで、複合ポンプM2は、第1ポンプユニットPU1によるポンプ動作と第2ポンプユニットPU2によるポンプ動作が直列的に行われて多段加圧する、高圧型の複合ポンプである。
ここでは、第2ポンプユニットPU2における一つのベーン70(黒丸印を付したもの)及び第1ポンプユニットPU1における一つの凸部53(黒丸印を付したもの)の回転方向における前側と後側に着目して説明する。
図15(a)に示す位置において、ベーン70の後側では、吸入口12から通路12aを経て過給ポンプ室C1内にオイルが吸入され始める直前の状態にあり、ベーン70の前側では、先立って過給ポンプ室C1内に吸入されたオイルが加圧されつつ通路12bを経て吸入口12に向け戻され始める直前の状態にある。
また、凸部53は、図15(a)に示す位置において、不作動(ポンプ動作なし)の状態にある。
続いて、駆動軸40が所定角度回転すると、図15(b)に示す位置において、ベーン70の後側では、過給ポンプ室C1内にオイルが吸入され始め、ベーン70の前側では、先立って過給ポンプ室C1に吸入されたオイルが加圧されつつ通路12bを経て吸入口12に向け戻され始める(過給ポンプ行程)。
また、凸部53の後側では、吸入口12からオイルが吸入され始める直前の状態になり、凸部53の前側では、吸入口12からポンプ室C内にオイルが吸入される途中状態にある。
続いて、駆動軸40が所定角度回転すると、図16(a)に示す位置において、ベーン70の後側では、過給ポンプ室C1内へのオイルの吸入動作が終了し、ベーン70の前側では、過給ポンプ室C1から吸入口12への戻し動作が終了する(過給ポンプ行程)。
また、凸部53の後側及び前側では、吸入口12からポンプ室C内にオイルが吸入される途中状態にある。
続いて、駆動軸40が所定角度回転すると、図16(b)に示す位置において、ベーン70は不作動の状態にある。また、凸部53の後側では、吸入口12からポンプ室C内にオイルが吸入される途中状態にあり、凸部53の前側では、ポンプ室C内へのオイルの吸入動作が終了すると同時にオイルが通路16´に向けて吐出される直前の状態になる。
続いて、駆動軸40が所定角度回転すると、図17(a)に示す位置において、ベーン70は不作動の状態にある。また、凸部53の後側では、吸入口12からポンプ室C内にオイルが吸入される途中状態にあり、凸部53の前側では、ポンプ室C内のオイルが通路16´に向けて吐出される途中状態にある。
続いて、駆動軸40が所定角度回転すると、図17(b)に示す位置において、ベーン70は不作動の状態にある。また、凸部53の後側では、吸入口12からポンプ室C内へのオイルの吸入動作が終了すると同時にオイルが通路16´に向けて吐出される直前の状態になり、凸部53の前側では、ポンプ室C内のオイルが通路16´を経て主ポンプ室C2内に導かれる途中状態にある。
続いて、駆動軸40が所定角度回転すると、図18(a)に示す位置において、ベーン70の後側では、通路16´を経て主ポンプ室C2内にオイルが吸入され始め、ベーン70の前側では、先立って主ポンプ室C2に吸入されたオイルがさらに加圧されつつ通路26´を経て吐出口13´に吐出され始める(主ポンプ行程)。
続いて、駆動軸40が所定角度回転すると、図18(b)に示す位置において、ベーン70の後側では、主ポンプ室C2内へのオイルの吸入動作が終了し、ベーン70の前側では、主ポンプ室C2から吐出口13´への吐出動作が終了する(主ポンプ行程)。
ここでは、一つのベーン70と一つの凸部53に着目して説明したが、実際には、5つのベーン70がそれぞれ同様の動作(過給ポンプ行程、主ポンプ行程)を行うと共に、4つの凸部53がそれぞれ同様の動作(ポンプ行程)を行うことになる。
したがって、複合ポンプM2としては、駆動軸40の回転に伴ってアウターロータ60が一回転する間に、5回の吐出動作が行われることになる。
また、図15(a)〜図16(a)に示す動作の過程において、第2ポンプユニットPU2が過給ポンプ行程を行うようになっている。
したがって、第2ポンプユニットPU2としては、過給ポンプ行程により予めオイルによるウェット状態が確保され、主ポンプ行程において円滑なポンプ作用を得ることができる。また、第1ポンプユニットPU1としては、吸入時において過給された分だけオイルの圧力が高められており、キャビテーション等の発生を防止することができる。
以上述べたように、上記実施形態に係る複合ポンプM2によれば、構造の簡略化、小型化、低コスト化、摺動領域の削減による駆動負荷の低減等を達成しつつ、キャビテーション等の発生を防止して、所望のポンプ性能を確保でき、吐出圧力を高くできる高圧型の複合ポンプを得ることができる。
上記実施形態においては、第2ポンプユニットPU2が過給ポンプ行程を含む場合について示した。しかしながら、これに限定されるものではなく、ベーンポンプ等における初期吸い上げ性能が確保され、又、トロコイドポンプ等におけるキャビテーション等が解消される場合には、過給ポンプ行程(通路12a,12b)を廃止した第2ポンプユニットPU2´を採用することもできる。
そして、図19に示すように、第2ポンプユニットPU2´を採用した増量型の複合ポンプM1´を採用してもよい。
また、図20に示すように、第2ポンプユニットPU2´を採用した高圧型の複合ポンプM2´を採用してもよい。
上記実施形態においては、第1ポンプユニットPU1としてトロコイド歯形をなすトロコイドポンプを採用した構成において、本発明を適用した場合を示した。しかしながら、これに限定されるものではなく、インンボリュート歯形のインナーロータ及びアウターロータ、あるいはその他の歯形をなすインナーロータ及びアウターロータ等を備えた構成において、本発明を適用してもよい。
上記実施形態においては、インナーロータ50及びアウターロータ60がトロコイド式の4葉5節からなり、複数のベーン70が5つのベーンからなる構成を示したが、これに限定されるものではなく、その他の個数からなる構成を採用してもよい。
上記実施形態においては、ハウジングH,H´をベース10,10´及びロータケース20,20´並びにカバー30,30´に分離した構成において、本発明を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、ベースとロータケースを一体型とした構成を採用してもよい。
上記実施形態においては、複合ポンプM1,M2として、駆動軸40を含む構成を示したが、これに限定されるものではない。例えば、ハウジングが組付けられた後に駆動軸を組み付けできる構成とすれば、駆動軸を除いた状態で複合ポンプを構成してもよい。
上記実施形態においては、本発明に係る複合ポンプM1,M2を、自動車等に搭載されるエンジンやトランスミッションに適用する場合を示したが、これに限定されるものではなく、その他の潤滑系に適用してもよく、又、オイル以外の流体を用いる装置に適用してもよい。
M1,M1´,M2,M2´ 複合ポンプ
PU1 第1ポンプユニット
PU2,PU2´ 第2ポンプユニット
H ハウジング
10,10´ ベース(ハウジング)
10a,10b 接合面
11 軸受孔
12 吸入口
12a,12b,12c 通路
13,13´ 吐出口
13a 通路
14 位置決め孔
15 円孔
16´ 通路
20,20´ ロータケース(ハウジング)
20a,20b 接合面
21 内壁面
22,23 肉抜き面
24 ネジ兼位置決め孔
25 円孔
26´ 通路
30,30´ カバー(ハウジング)
30a 接合面
31 円孔
32 円孔
40 駆動軸
L1 中心線(回転中心)
41 連結部
42 嵌合部
43 貫通孔
50 インナーロータ(第1ポンプユニット)
50a,50b 端面
51 嵌合孔
52 ピン溝
53 凸部
54 凹部
60 アウターロータ(第1ポンプユニット、第2ポンプユニット)
L2 中心線(回転中心)
60a,60b 端面
61 外周面
62 案内溝
63 凸部
64 凹部
70 ベーン(ローラベーン、第2ポンプユニット)
B ネジ
D 位置決めピン
E 回り止めピン

Claims (10)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジング内に配置され,互いに噛合するインナーロータ及びアウターロータを含む第1ポンプユニットと、
    前記ハウジング内に配置され,前記アウターロータの外周において径方向に出没自在な複数のベーンを含む第2ポンプユニットと、を備え、
    前記ハウジングは、前記第1ポンプユニット及び第2ポンプユニットに向けて流体が吸入される一つの吸入口と、前記第1ポンプユニット及び第2ポンプユニットにより加圧された流体が吐出される一つの吐出口を有し、
    前記第2ポンプユニットの動作は、前記吸入口から吸入して加圧した流体を前記吸入口側に戻す過給ポンプ行程と、前記吸入口から吸入して加圧した流体を前記吐出口に向けて吐出する主ポンプ行程を含み、
    前記ハウジングは、前記過給ポンプ行程に対応する過給ポンプ室と、前記主ポンプ行程に対応する主ポンプ室を含む、
    ことを特徴とする複合ポンプ。
  2. 前記ベーンは、円柱状に形成されたローラベーンである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の複合ポンプ。
  3. 前記過給ポンプ室と前記主ポンプ室は、前記アウターロータの回転中心を挟んで互いに対向する領域に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の複合ポンプ。
  4. 前記ハウジングは、前記第1ポンプユニットにより加圧された流体に前記第2ポンプユニットにより加圧された流体を合流させて前記吐出口に導く通路を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか一つに記載の複合ポンプ。
  5. 前記第2ポンプユニットの吐出タイミングは、前記第1ポンプユニットの吐出タイミングと異なる位相に設定されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の複合ポンプ。
  6. 前記ハウジングは、前記第1ポンプユニットにより加圧された流体を前記第2ポンプユニットに導く通路と、前記第2ポンプユニットにより加圧された流体を前記吐出口に導く通路を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか一つに記載の複合ポンプ。
  7. 前記ハウジングは、前記吸入口及び前記吐出口並びに前記通路を画定するベースと、前記アウターロータの外周を回動自在に支持するロータケースと、前記ロータケースの開口部を閉鎖するカバーと、を含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の複合ポンプ。
  8. 前記ハウジングは、前記吸入口及び前記吐出口並びに二つの前記通路を画定するベースと、前記アウターロータの外周を回動自在に支持するロータケースと、前記ロータケースの開口部を閉鎖するカバーと、を含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の複合ポンプ。
  9. 前記ハウジングに回動自在に支持されると共に前記インナーロータに連結される駆動軸を含む、
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか一つに記載の複合ポンプ。
  10. 前記第1ポンプユニットのインナーロータ及びアウターロータは、トロコイド式の4葉5節からなり、
    前記第2ポンプユニットの複数のベーンは、前記アウターロータの外周に等間隔で配置された5つのベーンからなる、
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか一つに記載の複合ポンプ。
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