JP6742535B2 - 収音再生装置並びにプログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、収音再生装置に関する。本発明は例えば、複数の無指向性のマイクロホンによる収音で得られた音声信号から、複数の互いに異なる直交する方向の双指向性の信号及び全指向性の信号を生成し、音場の再現を行う収音再生装置に関する。異なる方向の双指向性成分は、例えば、アンビソニックB−フォーマットのX、Y、Z成分として用いられ、全指向性成分は例えば、アンビソニックB−フォーマットのW成分として用いられる。本発明はまた、収音再生装置における収音再生の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム及び該プログラムを記録した記録媒体に関する。
仮想現実(VR:Virtual Reality)技術の普及に伴い、VR映像に連携した収音再生装置のニーズが高まっている。収音再生装置は、音の到来方向の特定を行い、音の到来方向に応じた音の再現を行うための技術である。このような収音再生装置は、例えば、聴取者の頭が回転した際の音場の変化を再現する場合に用いられる。例えば、テレビでスポーツ観戦をしている聴取者が頭を回転させると、この回転に伴う、音の到来方向の変化を再現するために、スピーカからの再生音を変化させる。そのような立体音響技術の一つとして、アンビソニックスが知られている。
アンビソニックスにおいては、一般には、アンビソニックスマイクロホンと呼ばれる特殊なマイクロホンを用いてアンビソニックA−フォーマットの信号を取得した後、アンビソニックB−フォーマットの信号に変換する(非特許文献1)。アンビソニックマイクロホンの例としてTetraMic(Core Sound)、SPS200(SoundField)等がある。
西村竜一「アンビソニックス」、映像情報メディア学会誌、Vol.68、No.8、p.616−620(2014)。 Barry D. Van Veen他, "Beamforming: A versatile Approach to Spatial Filtering" IEEE ASSP MAGAZINE APRIL 1988
非特許文献1の方法を実施するには、マイクロホンとして、特殊なものが必要であり、高価である。また、マイクロホンの配置に自由度がないという問題がある。
本発明は、特殊なマイクロホンを用いることなく、またマイクロホンの配置に関し過度の制約なしに、複数の互いに異なる直交する方向の双指向性の信号及び全指向性の信号を生成することができる収音再生装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの態様の収音再生装置は、
マイクロホンアレイと、処理回路と、音声出力部とを備え、
前記マイクロホンアレイは、互いに直交する第1、第2及び第3の軸のうちの前記第1の軸上に配置された第1及び第2のマイクロホンと、前記第1及び第2の軸で張られる平面上の、前記第1の軸以外の位置に配置された第3のマイクロホンと、前記第3の軸上であって、前記第1及び第2の軸で張られる平面以外の位置に配置された第4のマイクロホンとを有し、
前記処理回路は、
前記第1乃至第4のマイクロホンでの収音で得られた信号に基づいて、互いに直交する第1、第2及び第3の方向の双指向性の信号と、全指向性の信号とを生成し、
前記生成した前記双指向性の信号及び前記全指向性の信号から、駆動信号を生成し、前記駆動信号で前記音声出力部を駆動し、
前記処理回路は、
前記第1、第2及び第3のマイクロホンでの収音で得られた音声信号を用いて、前記第1及び第2の方向の双指向性の信号を生成し、
前記第1、第2及び第4のマイクロホンでの収音で得られた音声信号を用いて、前記第3の方向の双指向性の信号を生成する。
本発明の他の態様の収音再生装置は、
マイクロホンアレイと、処理回路と、音声出力部とを備え、
前記マイクロホンアレイは、水平面上に延在し、互いに直交する第1及び第2の軸のうちの前記第1の軸上に配置された第1及び第2のマイクロホンと、前記水平面上の、前記第1の軸以外の位置に配置された第3のマイクロホンとを有し、
前記処理回路は、
前記第1、第2及び第3のマイクロホンでの収音で得られた信号に基づいて、前記水平面に平行で、互いに直交する第1及び第2の方向の双指向性の信号と、全指向性の信号とを生成し、
前記生成した前記双指向性の信号及び前記全指向性の信号から、駆動信号を生成し、前記駆動信号で前記音声出力部を駆動し、
前記マイクロホンアレイは、前記第1及び第2の軸の交点に配置された第4のマイクロホンをさらに有し、
前記処理回路は、
前記第4のマイクロホンでの収音で得られた音声信号をも用いて、前記第1及び第2の方向の双指向性の信号を生成する。
本発明によれば、特殊なマイクロホンを用いることなく、またマイクロホンの配置に関し過度の制約なしに、複数の互いに異なる直交する方向の双指向性の信号及び全指向性の信号を生成することができる。
本発明の実施の形態1の収音再生装置の構成例を示すブロック図である。 図1の処理回路をソフトウェアで実現する場合の、収音再生装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1の収音再生装置で用いられるマイクロホンアレイを構成する複数のマイクロホンの配置の例を示す図である。 図3に示されるマイクロホンのうち、x軸方向の双指向性の信号及びy軸方向の双指向性の信号の生成に用いられるマイクロホンを示す図である。 図3に示されるマイクロホンのうち、z軸方向の双指向性の信号の生成に用いられるマイクロホンを示す図である。 アンビソニックB−フォーマットのX信号が持つ双指向性を示す図である。 アンビソニックB−フォーマットのY信号が持つ双指向性を示す図である。 アンビソニックB−フォーマットのZ信号が持つ双指向性を示す図である。 アンビソニックB−フォーマットのW信号が持つ全指向性を示す図である。 図1の処理回路の構成例を示すブロック図である。 図10のフォーマット変換部の構成例を示すブロック図である。 図11のフォーマット変換部で生成されるX信号の指向性を示す図である。 図11のフォーマット変換部で生成されるY信号の指向性を示す図である。 図11のフォーマット変換部で生成されるZ信号の指向性を示す図である。 図11のフォーマット変換部で生成されるW信号の指向性を示す図である。 (a)及び(b)は、実施の形態1の収音再生装置の処理回路における処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2の収音再生装置のマイクロホンアレイを構成する複数のマイクロホンの配置を示す図である。 本発明の実施の形態2の収音再生装置の処理回路の構成例を示すブロック図である。 図18のフォーマット変換部の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3の収音再生装置のマイクロホンアレイを構成する複数のマイクロホンの配置を示す図である。 実施の形態3の収音再生装置の処理回路の構成例を示すブロック図である。 図20のフォーマット変換部の構成例を示すブロック図である。 実施の形態4の収音再生装置の処理回路の構成例を示すブロック図である。 (a)及び(b)は、実施の形態4の収音再生装置の処理回路における処理の手順を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の収音再生装置の構成例を示す。
図示の収音再生装置は、マイクロホンアレイ2と、処理回路4と、記憶装置6と、音声出力部8とを有する。
図1の処理回路4の機能は、ハードウェアで実現することもできるが、ソフトウェアを用いて実現することもできる。ソフトウェアで実現する場合の収音再生装置の構成例を図2に示す。図2のプロセッサ401とプログラムメモリ402とで、図1の処理回路4が構成されており、プロセッサ401がプログラムメモリ402に記憶されたプログラムに従って動作を行うことで、図1の処理回路4として動作する。
記憶装置6は、HDD(ハードディスクドライブ)、SSD(ソリッドステートドライブ)等で構成されていても良く、例えば処理回路4に直接接続されていても良く、ネットワークを経由して接続されていても良い。
図1において、音声はマイクロホンアレイ2で収音されて、マイクロホンアレイ2から出力される音声信号(収音信号)が、処理回路4に入力される。処理回路4は、入力された収音信号に対して信号処理を行って、複数の双指向性の信号及び全指向性の信号に変換する。複数の双指向性の信号は、互いに直交する方向の双指向性の信号である。処理回路4は、変換により生成された信号(変換信号)を記録する。再生時には、処理回路4は、記録されている変換信号から、音声出力部8に適した音声信号(駆動信号)を生成して、音声出力部8に供給する。音声出力部8は、供給された駆動信号に基づいて音声を出力する。
図3に本実施の形態でのマイクロホンアレイ2を構成する複数のマイクロホンの配置の例を示す。図示の例では、マイクロホンアレイ2は4つの無指向性マイクロホンMa〜Mdから成る。これらのマイクロホンMa〜Mdは、以下のように配置されている。
まず、マイクロホンMa〜Mdが配置される空間内に、互いに直交する3つの軸がx軸、y軸、z軸として定義される。これらの3つの軸は、これらの3つの軸の交点を原点とするxyz座標系を形成する。
これらの軸のうち、x軸及びy軸は水平方向の軸であり、z軸は上下方向の軸である。
そして、水平方向の軸のうちのいずれか、例えば、x軸上に2個のマイクロホンMa及びMbが配置されている。また、x軸及びy軸で張られる平面(xy平面)上のx軸上以外の位置に1個のマイクロホンMcが配置されている。さらに、z軸上で、かつxy平面以外の位置に1個のマイクロホンMdが配置されている。
マイクロホンMa〜Mdがこのように配置されている結果、マイクロホンMa、Mb及びMcは、図4に示すように、xy平面上に位置し、マイクロホンMa、Mb及びMdは、図5に示すように、xz平面上に位置することになる。
このように配置したマイクロホンMa〜Mdで音声を収音し、収音により得られた音声信号(収音信号)Aa〜Adを処理回路4に入力する。処理回路4は、入力された収音信号Aa〜Adに基づいて、互いに異なる方向の双指向性の信号と、全指向性の信号とを生成する。これらの信号を便宜上、変換信号と言うことがある。互いに異なる方向の双指向性の信号は、例えば、アンビソニックB−フォーマットのX信号、Y信号及びZ信号として用いられ、全指向性の信号は、例えばアンビソニックB−フォーマットのW信号として用いられる。
図6、図7及び図8に、アンビソニックB−フォーマットのX信号、Y信号及びZ信号の双指向性を示す。図9にアンビソニックB−フォーマットのW信号が持つ全指向性を示す。
図1の処理回路4は、図10に示すように、入力処理部10と、フォーマット変換部20と、書込み部30と、読出し部40と、再生処理部50とを有する。
入力処理部10は、マイクロホンアレイ2のマイクロホンMa〜Mdからの音声信号Aa〜Adを受けて、増幅、A/D変換等の処理を行い、これらの処理の結果、それぞれ信号Aa〜Adに対応する信号(入力処理後の信号)Ba〜Bdを生成して、出力する。
信号Aa及び信号Baはともに、マイクロホンMaでの収音で得られた音声信号である。同様に、信号Ab及び信号Bbはともに、マイクロホンMbでの収音で得られた音声信号である。同様に、信号Ac及び信号Bcはともに、マイクロホンMcでの収音で得られた音声信号である。同様に、信号Ad及び信号Bdはともに、マイクロホンMdでの収音で得られた音声信号である。
フォーマット変換部20は、図11に示すように、双指向性生成部22と、全指向性生成部24とを備えている。
双指向性生成部22は、マイクロホンMa〜Mdでの収音で得られた信号Ba〜Bdを用いて、x軸方向の双指向性の信号(X信号)Cx、y軸方向の双指向性の信号(Y信号)Cy及びz軸方向の双指向性の信号(Z信号)Czを生成する。
具体的には、図4に示されるように、xy平面上に位置するマイクロホンMa、Mb及びMcでの収音で得られた信号Ba、Bb及びBcを用いて、x軸方向の双指向性のX信号(図12)Cx及びy軸方向の双指向性のY信号Cy(図13)を生成し、図5に示されるように、xz平面上に位置するマイクロホンMa、Mb及びMdでの収音で得られた信号Ba、Bb及びBdを用いてz軸方向の双指向性のZ信号Cz(図14)を生成する。
なお、xz平面上に位置するマイクロホンMa、Mb及びMdでの収音で得られた信号Ba、Bb及びBdを用いてx軸方向の双指向性のX信号Cxを生成することとしても良い。
要するに、ある軸の方向の双指向性の信号を、当該軸を含む平面上に位置するマイクロホンでの収音で得られた収音信号を用いて生成することとすれば良い。
以上のように、本実施の形態では、同一平面上にある3つのマイクロホンでの収音で得られた信号から、当該平面上に位置する軸の方向に双指向性の信号を生成している。
なお、マイクロホン配置を例えば正四面体の頂点に配置すると、互いに直交する方向の双指向性の信号を生成することはできない。
上記のX信号Cx、Y信号Cy及びZ信号Czの生成は、ビームフォーミングにより行い得る。具体的には、ビームフォーミングにおいてビームの方向をx軸の方向に向けたときのビームフォーマの出力を、X信号Cxとして用い、ビームフォーミングにおいてビームの方向をy軸の方向に向けたときのビームフォーマの出力を、Y信号Cyとして用い、ビームフォーミングにおいてビームの方向をz軸の方向に向けたときのビームフォーマの出力を、Z信号Czとして用いる。
上記のようにして得られるX信号Cx、Y信号Cy及びZ信号Czは、それぞれアンビソニック−BフォーマットのX信号、Y信号及びZ信号として用いられる。
ビームフォーミング処理のアルゴリズムは如何なるものであっても良い。例えば、非特許文献2に記載の方法を用いても良い。非特許文献2には、ビームフォーミングを行う際のフィルタの係数を第12頁の式(3.2)に従って定めれば良いことが示されている。非特許文献2の式(3.2)において、rは所望の指向性であり、双指向性は、
=cos(θ)
で表される。
上記の式で、θは双方向性の主軸の方向に対する角度である。
マイクロホンの数を3つ以上とすることで、双指向性の方向を当該3つのマイクロホンが配置された平面内で自由に定めることができ、例えば上記平面内の、互いに直交する2つの方向(例えばx方向及びy方向)の各々を主軸の方向とする双指向性の信号を生成することができる。マイクロホンの数が2つであると、双指向性の信号を生成することができるが、一方向のみとなる。
全指向性生成部24は、4つのマイクロホンMa〜Mdでの収音で得られた信号Ba〜Bdのうちのいずれか一つを用いて、或いは信号Ba〜Bdのうちの2つ以上の組合せを用いて、全指向性の信号(W信号)Cwを生成する(図15)。
信号Ba〜Bdのうちのいずれか一つを用いる場合、当該信号をそのままW信号Cwとして用いることができる。信号Ba〜Bdのうち2つ以上の組合せを用いる場合、例えばこれらの信号の組合せを用いてビームフォーミング処理で全指向性を生成したときのビームフォーマの出力をW信号Cwとして用いることができる。
上記のようにして得られるW信号Cwは、アンビソニック−BフォーマットのW信号として用いられる。
書込み部30は、フォーマット変換部20で生成されたX信号Cx、Y信号Cy、Z信号Cz及びW信号Cwを記憶装置6に記録する。
記憶装置6は、記録された信号を保存する。
立体音響実現のための再生に当たっては、記録されたこれらの信号Cx、Cy、Cz及びCwが読み出され、音声出力部8に適した音声信号(駆動信号)が生成される。
具体的には、読出し部40は、記憶装置6に保存されている信号Cx、Cy、Cz及びCwを読み出す。
再生処理部50は、読み出された信号Cx、Cy、Cz及びCwに基づいて、音声出力部8に適したフォーマットの信号(駆動信号)Da、Db、Dc、…を生成して出力する。駆動信号Da、Db、Dc、…への変換は、例えば、非特許文献1に記載の、一般的なアンビソニックB−フォーマットの再生方法により行い得る。この場合、信号Cx、Cy、Cz及びCwをそれぞれアンビソニックB−フォーマットのX信号、Y信号、Z信号及びW信号として用いる。
例えば、音声出力部8を構成する複数のスピーカの配置に応じて、各スピーカの駆動に用いる信号を生成する。例えば、アンビソニックB−フォーマットのX、Y、Z及びWの信号Cx、Cy、Cz及びCwに対して係数を掛けて加算することで駆動信号を生成して、各スピーカの駆動に用いる。
以上のように、収音時に、X信号、Y信号、Z信号及びW信号(変換信号)Cx、Cy、Cz、Cwを生成して保存し、再生時に、保存された変換信号から、駆動信号を生成する場合の処理の手順を、図16(a)及び(b)のフローチャートを参照して説明する。
録音時には図16(a)の処理が行われる。
ステップST101では、マイクロホンMa〜Mdで収音が行われ、収音信号Aa〜Adが処理回路4に供給される。
次にステップST102では、処理回路4が、収音信号Aa〜Adに対して入力処理を行って、入力処理後の信号Ba〜Bdを生成する。
次のステップST103及びST104の処理は互いに平行して行い得る。
ステップST103では、処理回路4が、信号Ba〜Bdから、X信号Cx、Y信号Cy及びZ信号Czを生成する。
ステップST104では、処理回路4が、信号Ba〜Bdのうちのいずれか1つから、又は信号Ba〜Bdのうちの2つ以上の組合せから、W信号Cwを生成する。
ステップST103及びST104の次にステップST105の処理が行われる。
ステップST105では、処理回路4が、ステップST103及びST104で生成された信号(変換信号)Cx、Cy、Cz及びCwを記憶装置6に書込み、保存させる。
再生時には、図16(b)の処理が行われる。
ステップST201では、処理回路4が、記憶装置6に保存されている変換信号Cx、Cy、Cz及びCwを読み出す。
ステップST202では、処理回路4が、読み出した変換信号Cx、Cy、Cz及びCwを用いて、駆動信号Da、Db、Dc、…を生成する。
ステップST203では、処理回路4が、生成した駆動信号Da、Db、Dc、…で、音声出力部8のスピーカを駆動する。
以上のように、実施の形態1では、x軸及びy軸は水平方向の軸であり、z軸は上下方向の軸であり、x軸上にマイクロホンMa及びMbが配置され、xy平面上のx軸上以外の位置にマイクロホンMcが配置され、z軸上にマイクロホンMdが配置されており、x軸方向、y軸方向及びz軸方向の双指向性の信号を形成する。しかしながら、上記のx軸、y軸及びz軸は入れ替え可能である。要するに、互いに直交する第1、第2及び第3の軸(x軸、y軸及びz軸)のうちの、第1の軸(例えばx軸)上に第1及び第2のマイクロホンMa及びMbが配置され、第1及び第2の軸(例えばy軸)で張られる平面(xy平面)上の第1の軸(x軸)上以外の位置に第3のマイクロホンMcが配置され、第3の軸(z軸)上に第4のマイクロホンMdが配置されていれば良い。
そして、第1、第2及び第3のマイクロホンMa、Mb及びMcでの収音で得られる音声信号を用いて、第1の方向(x方向)の双指向性の信号及び第2の方向(y方向)の双指向性の信号が生成され、第1、第2及び第4マイクロホンMa、Mb及びMdでの収音で得られる音声信号を用いて、第3の方向(z方向)の双指向性の信号が生成されれば良い。
また、複数のマイクロホンが配置される軸と、形成される双指向性の方向とは一致しなくても良い。マイクロホンの配置において基準となる軸を、第1、第2及び第3の軸(f、g及びh軸)とし、形成される双指向性の方向を第1、第2及び第3の方向(x、y及びz方向)とすると、マイクロホンの配置及び各方向の双指向性の生成に用いられるマイクロホンとが以下の関係を満たせば良い。
(a1) 互いに直交する3つの軸(f、g及びh軸)のうちの第1の軸(例えばf軸)上に第1及び第2のマイクロホン(Ma及びMb)が配置され、第1及び第2の軸(例えばf及びg軸)で張られる平面(fg平面)上の、第1の軸(f軸)以外の位置に第3のマイクロホン(Mc)が配置され、第3の軸(例えばh軸)上の、かつ上記第1及び第2の軸で張られる平面(fg平面)外の位置に、第4のマイクロホン(Md)が配置されている。
(a2) 第1乃至第4のマイクロホン(Ma〜Md)での収音で得られた音声信号を用いて、互いに直交する第1、第2及び第3の方向(例えば、x、y及びz方向)の双指向性の信号が生成される。
より具体的には、
(a2a) 第1、第2及び第3のマイクロホン(Ma、Mb及びMc)での収音で得られた音声信号を用いて、第1及び第2の方向(例えば、x方向及びy方向)の双指向性の信号が生成される。
(a2b) 第1、第2及び第4のマイクロホン(Ma、Mb及びMd)での収音で得られた音声信号を用いて、第3の方向(z方向)の双指向性の信号が生成される。
例えば、上記第1、第2及び第3の軸(f、g及びh軸)のうちのいずれか(例えばh軸)が上下方向の軸であり、上記第1、第2及び第3の方向(x、y及びz方向)のうちのいずれか(例えばz方向)が上下方向である。
上記の実施の形態1では、上記第3の軸(h軸)が上下方向の軸であり、上記第3の方向(z方向)が上下方向である。従って、上記第1及び第2の軸(f及びg軸)が水平面上に延在する軸であり、上記第1及び第2の方向(x方向y方向)が水平面に平行な方向である。
本実施の形態により、安価な無指向性マイクロホンの組み合わせで互いに直交する3つの方向の双指向性の信号を生成することができる。また、マイクロホン配置は上記の条件を満たしていれば良く、マイクロホン間距離についての制約が無い。従って、コンパクトなマイクロホンセットとすることができ、小型デバイス(携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス等)に取り付けることができる。
実施の形態2.

実施の形態2は、実施の形態1に対し、マイクロホンアレイの構成及び処理回路の構成が異なる。即ち、実施の形態2では、実施の形態1のマイクロホンアレイ2の代わりに、図17に示されるマイクロホンアレイ2bが用いられ、実施の形態1の処理回路4の代わりに、図18の処理回路4bが用いられる。
図17は、実施の形態2の収音再生装置の、マイクロホンアレイ2bを構成するマイクロホンの配置を示し、図18は、実施の形態2の収音再生装置の処理回路4bを示す。
図17及び図18で、図1及び図3と同じ符号は同様のものを示す。
図17に示されるように実施の形態2では、マイクロホンアレイ2bが5つのマイクロホンMa〜Meから成る。このうち、マイクロホンMa〜Mdは、実施の形態1と同様に配置されている。
マイクロホンMeは、x軸、y軸及びz軸の交点、即ちxyz座標系の原点に配置されており、マイクロホンMa〜Mdと同じく無指向性のマイクロホンである。
実施の形態2で用いられる処理回路4bは、図18に示すように、入力処理部10bと、フォーマット変換部20bと、書込み部30と、読出し部40と、再生処理部50とを有する。
書込み部30、読出し部40及び再生処理部50は、実施の形態1で説明したのと同様のものである。
入力処理部10bは、マイクロホンアレイ2bのマイクロホンMa〜Meからの収音信号Aa〜Aeを受けて、増幅、A/D変換等の処理を行い、これらの処理の結果、それぞれ信号Aa〜Aeに対応する、入力処理後の信号Ba〜Beを生成して、出力する。入力処理後の信号Ba〜Beも、実施の形態1と同様にマイクロホンMa〜Meでの収音で得られた信号と言うことができる。
フォーマット変換部20bは、図19に示すように、双指向性生成部22bと、全指向性生成部24bを備えている。
双指向性生成部22bは、マイクロホンMa、Mb、Mc及びMe(図17)での収音で得られた信号Ba、Bb、Bc及びBeを用いてX信号Cx(図12)及びY信号Cy(図13)を生成し、マイクロホンMa、Mb、Md及びMe(図17)での収音で得られた信号Ba、Bb、Bd及びBeを用いてZ信号Cz(図14)を生成する。
原点に配置したマイクロホンMeをも利用して双指向性の信号を生成するので、より鋭い指向性の信号を生成することができる。
全指向性生成部24bは、マイクロホンMeでの収音で得られた信号Beを、W信号Cwとして出力する。
原点に配置したマイクロホンMeでの収音で得られた信号Beを、そのままW信号Cwとして用いるので、ビームフォーミング等の処理による信号劣化を避けることができる。
書込み部30bは、フォーマット変換部20bで生成された生成されたX信号Cx、Y信号Cy、Z信号Cz及びW信号Cwを、記憶装置6に記録する。
記憶装置6は、記録されたX信号Cx、Y信号Cy、Z信号Cz及びW信号Cwを保存する。
記録された音声の再生の処理は、実施の形態1で説明したのと同様である。
実施の形態1と同様に、実施の形態2でも、上記のx軸、y軸及びz軸は入れ替え可能である。要するに、互いに直交する第1、第2及び第3の軸(x軸、y軸及びz軸)のうちの、第1の軸(例えばx軸)上に第1及び第2のマイクロホンMa及びMbが配置され、第1及び第2の軸(例えばy軸)で張られる平面(xy平面)上の第1の軸(x軸)上以外の位置に第3のマイクロホンMcが配置され、第3の軸(z軸)上に第4のマイクロホンMdが配置され、第1、第2及び第3の軸の交点に、第4のマイクロホンが配置されていれば良い。
そして、第1、第2、第3及び第5のマイクロホンMa、Mb及びMc及びMeでの収音で得られる音声信号を用いて、第1の方向(x方向)の双指向性の信号及び第2の方向(y方向)の双指向性の信号が生成され、第1、第2、第4及び第5のマイクロホンMa、Mb、Md及びMeでの収音で得られる音声信号を用いて、第3の方向(z方向)の双指向性の信号が生成されれば良い。
また、実施の形態1と同様に、複数のマイクロホンが配置される軸と、形成される双指向性の方向とは一致しなくても良い。マイクロホンの配置において基準となる軸を、第1、第2及び第3の軸(f、g及びh軸)とし、形成される双指向性の方向を第1、第2及び第3の方向(x、y及びz方向)とすると、マイクロホンの配置及び各方向の双指向性の生成に用いられるマイクロホンとが以下の関係を満たせば良い。
(b1) 互いに直交する3つの軸(f、g及びh軸)のうちの第1の軸(例えばf軸)上に第1及び第2のマイクロホン(Ma及びMb)が配置され、第1及び第2の軸(例えばf及びg軸)で張られる平面(fg平面)上の、第1の軸(f軸)以外の位置に第3のマイクロホン(Mc)が配置され、第3の軸(例えばh軸)上の、かつ上記第1及び第2の軸で張られる平面(fg平面)外の位置に、第4のマイクロホン(Md)が配置され、上記第1、第2及び第3の軸の交点に第5のマイクロホン(Me)が配置されている。
(b2) 第1乃至第5のマイクロホン(Ma〜Me)での収音で得られた音声信号を用いて、互いに直交する第1、第2及び第3の方向(例えば、x、y及びz方向)の双指向性の信号が生成される。
より具体的には、
(b2a) 第1、第2、第3及び第5のマイクロホン(Ma、Mb、Mc及びMe)での収音で得られた音声信号を用いて、第1及び第2の方向(例えば、x及びy方向)の双指向性の信号が生成される。
(b2b) 第1、第2、第4及び第5のマイクロホン(Ma、Mb、Md及びMe)での収音で得られた音声信号を用いて、第3の方向(z方向)の双指向性の信号が生成される。
上記第1、第2及び第3の軸(f、g及びh軸)のうちのいずれか(例えばh軸)が上下方向の軸であり、上記第1、第2及び第3の方向(x、y及びz方向)のうちのいずれか(例えばz方向)が上下方向である。
上記の実施の形態2では、実施の形態1と同様に、上記第3の軸(h軸)が上下方向の軸であり、上記第3の方向(z方向)が上下方向である。従って、上記第1及び第2の軸(f及びg軸)が水平面上に延在する軸であり、上記第1及び第2の方向(x方向y方向)が水平面に平行な方向である。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1に対し、マイクロホンアレイの構成及び処理回路の構成が異なる。即ち、実施の形態3では、実施の形態1のマイクロホンアレイ2の代わりに、図20に示されるマイクロホンアレイ2cが用いられ、実施の形態1の処理回路4の代わりに、図21の処理回路4cが用いられる。
図20は、実施の形態3の収音再生装置の、マイクロホンアレイ2を構成するマイクロホンの配置を示し、図21は、実施の形態2の収音再生装置の処理回路4cを示す。
図20及び図21で、図1及び図3と同じ符号は同様のものを示す。
図20に示されるように、実施の形態3ではマイクロホンアレイ2cが3つのマイクロホンMa、Mb及びMcから成り、実施の形態1のマイクロホンMdは用いられていない。
また、実施の形態3では、x軸及びy軸が水平方向に延在する軸であり、従って、x軸及びy軸で張られる平面が水平面である。マイクロホンMa、Mb及びMcは、実施の形態1と同様に配置されている。即ち、x軸上に2個のマイクロホンMa及びMbが配置されている(図20)。また、xy平面上のx軸上以外の位置に1個のマイクロホンMcが配置されている。
実施の形態3で用いられる処理回路4cは、図21に示すように、入力処理部10cと、フォーマット変換部20cと、書込み部30cと、読出し部40cと、再生処理部50cとを有する。
入力処理部10cは、マイクロホンアレイ2cのマイクロホンMa〜Mcからの収音信号Aa〜Acを受けて、増幅、A/D変換等の処理を行い、これらの処理の結果、それぞれ信号Aa〜Acに対応する、入力処理後の信号Ba〜Bcを生成して、出力する。
フォーマット変換部20cは、図22に示すように、双指向性生成部22cと、全指向性生成部24cとを備えている。
双指向性生成部22cは、マイクロホンMa、Mb及びMc(図20)での収音で得られた信号Ba、Bb、Bc及びBeを用いてX信号Cx(図12)及びY信号Cy(図13)を生成する。
全指向性生成部24cは、3つのマイクロホンMa、Mb及びMcでの収音で得られた信号Ba、Bb及びBcのうちのいずれか一つを用いて、或いは信号Ba、Bb及びBcのうちの2つ以上の組合せを用いて、W信号Cwを生成する(図15)。
信号Ba、Bb及びBcのうちのいずれか一つを用いる場合、当該信号をそのままW信号Cwとして用いることができる。信号Ba、Bb及びBcのうち2つ以上の組合せを用いる場合、例えば信号の組合せを用いてビームフォーミング処理で全指向性を生成したときのビームフォーマの出力をW信号Cwとして用いることができる。
実施の形態3では、Z信号Czを生成しない。
書込み部30cは、フォーマット変換部20cで生成されたX信号Cx、Y信号Cy及びW信号Cwを記憶装置6に記録する。
記憶装置6は、記録された信号を保存する。
立体音響実現のための再生に当たっては、記録されたこれらの信号Cx、Cy及びCwが読み出され、音声出力部8に適した音声信号(駆動信号)が生成される。
具体的には、読出し部40は、記憶装置6に保存されている信号Cx、Cy及びCwを読み出す。
再生処理部50は、読み出された信号Cx、Cy及びCwを、音声出力部8に適したフォーマットの信号(駆動信号)Da、Db、Dc、…に変換して出力する。駆動信号Da、Db、Dc、…への変換は、例えば非特許文献1に記載の、一般的なアンビソニックB−フォーマット再生方法により行い得る。この場合、信号Cx、Cy及びCwをそれぞれアンビソニックB−フォーマットのX信号、Y信号及びW信号として用いる。また、アンビソニックB−フォーマットのZ信号をゼロであるとして計算を行う。
例えば、音声出力部8を構成する複数のスピーカの配置に応じて、各スピーカの駆動に用いる信号を生成する。例えば、アンビソニックB−フォーマットのX、Y及びWの信号Cx、Cy及びCwに対して係数を掛けて加算することで駆動信号を生成して、各スピーカの駆動に用いる。
以上のように、実施の形態3では、上下方向の双指向性の信号を生成しない。その結果、再生音からは、上下方向の定位はできず、方位方向の定位のみが可能である。用途によっては、上下方向の定位ができなくても良い場合があるので、そのような場合に実施の形態3の構成を用いることができる。実施の形態3は、マイクロホンアレイが比較的小さいと言う利点がある。
以上のように、実施の形態3では、x軸及びy軸は水平方向の軸であり、x軸上にマイクロホンMa及びMbが配置され、xy平面上のx軸上以外の位置にマイクロホンMcが配置されており、x軸方向及びy軸方向の双指向性の信号を形成する。しかしながら、上記のx軸及びy軸は入れ替え可能である。要するに、互いに直交する第1及び第2の軸(x軸及びy軸)のうちの、第1の軸(例えばx軸)上に第1及び第2のマイクロホンMa及びMbが配置され、第1及び第2の軸(例えばy軸)で張られる平面(xy平面)上の第1の軸(x軸)上以外の位置に第3のマイクロホンMcが配置されていれば良い。但し、x軸及びy軸は水平方向に延在する軸である。
そして、第1、第2及び第3のマイクロホンMa、Mb及びMcでの収音で得られる音声信号を用いて、第1の方向(x方向)の双指向性の信号及び第2の方向(y方向)の双指向性の信号が生成されれば良い。
また実施の形態1及び2と同様に、複数のマイクロホンが配置される軸と、形成される双指向性の方向とは一致しなくても良い。マイクロホンの配置において基準となる軸を第1及び第2の軸(f軸及びg軸)とし、形成される双指向性の方向を第1及び第2の方向(x方向及びy方向)とすると、マイクロホンの配置及び各方向の双指向性の生成に用いられるマイクロホンとが以下の関係を満たせば良い。
(c1) 水平面上に延在し、互いに直交する2つの軸(f軸及びg軸)のうちの第1の軸(例えばf軸)上に第1及び第2のマイクロホン(Ma、Mb)が配置され、上記水平面(fg平面)上の、第1の軸(f軸)以外の位置に第3のマイクロホン(Mc)が配置されている。
(c2) 第1、第2及び第3のマイクロホン(Ma、Mb及びMc)での収音で得られた音声信号を用いて、水平面(fg平面)上の、上記水平面に平行で、互いに直交する第1及び第2の方向(例えば、x方向及びy方向)の双指向性の信号が生成される。
なお、実施の形態3でも、実施の形態2と同様に、マイクロホンアレイが、2つの軸の交点に配置されたマイクロホン(Me)を含んでいても良い。
この場合には、上記の交点に配置されたマイクロホン(Me)での収音で得られた音声信号も、上記第1及び第2の方向の双指向性の生成に利用される。
また、実施の形態2と同様に、上記の交点に配置されたマイクロホン(Me)での収音で得られた音声信号を、そのままW信号Cwとして用いても良い。
実施の形態4.
実施の形態1では、収音時にX信号Cx、Y信号Cy、Z信号Cz及びW信号Cwを生成し、再生時まで保存しているが、これらの信号の生成を再生時に行っても良い。
再生時に行う場合には、収音で得られた信号Ba〜Bdを記録しておき、再生時に、読み出された信号Ba〜Bdから、X信号Cx、Y信号Cy、Z信号Cz及びW信号Cwを生成し、さらにこれらの信号Cx、Cy、Cz及びCwから駆動信号Da、Db、Dc、…を生成する。
この場合には、実施の形態1の処理回路4の代わりに、図23に示される処理回路4dの構成を図23に示す。
図23に示される処理回路4dは、入力処理部10と、書込み部30dと、読出し部40dと、フォーマット変換部20と、再生処理部50とを有する。
図23で、図1と同じ符号は同様のものを示す。
入力処理部10は、実施の形態1と同様に、マイクロホンアレイ2のマイクロホンMa〜Mdからの音声信号Aa〜Adを受けて、増幅、A/D変換等の処理を行い、これらの処理の結果、それぞれ信号Aa〜Adに対応する信号(入力処理後の信号)Ba〜Bdを生成して、出力する。
書込み部30dは、入力処理部10からの音声信号Ba〜Bdを記憶装置6に記録する。
記憶装置6は、記録された信号Ba〜Bdを保存する。
立体音響実現のための再生に当たっては、記録されたこれらの信号Ba〜Bdが読み出され、これらの信号に基づいて音声出力部8に適した音声信号(駆動信号)が生成される。
具体的には、読出し部40dは、記憶装置6に保存されている信号Ba〜Bdを読み出す。
フォーマット変換部20は、読み出された信号Ba〜BdをX信号Cx、Y信号Cy、Z信号Cz及びW信号Cwに変換する。
フォーマット変換部20の内部構成は、実施の形態1と同様である。
再生処理部50は、X信号Cx、Y信号Cy、Z信号Cz及びW信号Cwを、音声出力部8に適したフォーマットの信号(駆動信号)Da、Db、Dc、…に変換して出力する。
この場合の処理の手順を、図24(a)及び(b)のフローチャートを参照して説明する。
録音時には、図24(a)の処理が行われる。
ステップST101では、マイクロホンMa〜Mdで収音が行われ、収音信号Aa〜Adが処理回路4dに供給される。
ステップST102では、処理回路4dが、収音信号Aa〜Adに対して入力処理を行って、入力処理後の信号Ba〜Bdを生成する。
ステップST105では、処理回路4dが、入力処理後の信号Ba〜Bdを記憶装置6に書込み、保存させる。
再生時には、図24(b)の処理が行われる。
まず、ステップST201では、処理回路4dが、記憶装置6に保存されている信号Ba〜Bdを読み出す。
ステップST201の次にステップST103及びステップST104の処理が行われる。
ステップST103では、処理回路4dが、信号Ba〜Bdから、X信号Cx、Y信号Cy及びZ信号Czを生成する。
ステップST104では、処理回路4dが、信号Ba〜Bdのうちのいずれか1つから、又は信号Ba〜Bdのうちの2つ以上の組合せから、W信号Cwを生成する。
ステップST103〜ST104の次にステップST202の処理が行われる。
ステップST202では、処理回路4dが、ステップST103及びST104で生成された信号Cx、Cy、Cz及びCwを用いて、駆動信号Da、Db、Dc、…を生成する。
ステップST203では、処理回路4dが、生成した駆動信号Da、Db、Dc、…で、音声出力部8のスピーカを駆動する。
以上、X信号Cx、Y信号Cy、Z信号Cz及びW信号Cwへの変換を、再生時に行う構成を、実施の形態1に対する変形例として説明したが、実施の形態2及び実施の形態3についても同様の変形を加えることができる。
図2を参照して実施の形態1の処理回路をソフトウェアで、即ちプログラムされたコンピュータ構成することが可能であると説明したが、実施の形態2、3及び4の処理回路も同様に、ソフトウェアで、即ちプログラムされたコンピュータで実現することができる。従って、コンピュータに上記の収音再生装置の構成の一部又は全部を実行させるためのプログラム及び該プログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能な記録媒体もまた本発明の一部を成す。
2 マイクロホンアレイ、 4、4b、4c 処理回路、 6 記憶装置、 8 音声出力部、 10、10b、10c 入力処理部、 20、20b、20c フォーマット変換部、 22、22b、22c 双指向性生成部、 24、24b、24c 全指向性生成部、 30、30c、30d 書込み部、 40、40c、40d 読出し部、 50、50c 再生処理部、 401 プロセッサ、 402 プログラムメモリ。

Claims (14)

  1. マイクロホンアレイと、処理回路と、音声出力部とを備え、
    前記マイクロホンアレイは、互いに直交する第1、第2及び第3の軸のうちの前記第1の軸上に配置された第1及び第2のマイクロホンと、前記第1及び第2の軸で張られる平面上の、前記第1の軸以外の位置に配置された第3のマイクロホンと、前記第3の軸上であって、前記第1及び第2の軸で張られる平面以外の位置に配置された第4のマイクロホンとを有し、
    前記処理回路は、
    前記第1乃至第4のマイクロホンでの収音で得られた信号に基づいて、互いに直交する第1、第2及び第3の方向の双指向性の信号と、全指向性の信号とを生成し、
    前記生成した前記双指向性の信号及び前記全指向性の信号から、駆動信号を生成し、前記駆動信号で前記音声出力部を駆動し、
    前記処理回路は、
    前記第1、第2及び第3のマイクロホンでの収音で得られた音声信号を用いて、前記第1及び第2の方向の双指向性の信号を生成し、
    前記第1、第2及び第4のマイクロホンでの収音で得られた音声信号を用いて、前記第3の方向の双指向性の信号を生成する
    収音再生装置。
  2. 前記マイクロホンアレイは、前記第1、第2及び第3の軸の交点に配置された第5のマイクロホンをさらに有し、
    前記処理回路は、
    前記第5のマイクロホンでの収音で得られた音声信号をも用いて、前記第1、第2及び第3の方向の双指向性の信号を生成する
    請求項1に記載の収音再生装置。
  3. 前記処理回路は、
    前記第5のマイクロホンでの収音で得られた信号を前記全指向性の信号として出力する請求項に記載の収音再生装置。
  4. 前記第1、第2及び第3の軸のうちのいずれかが上下方向の軸であり、
    前記第1、第2及び第3の方向のうちのいずれかが上下方向である
    請求項1からのいずれか1項に記載の収音再生装置。
  5. 前記第3の軸が上下方向の軸であり、
    前記第3の方向が上下方向である
    請求項に記載の収音再生装置。
  6. 前記第1の方向が前記第1の軸の方向であり、前記第2の方向が前記第2の軸の方向である請求項に記載の収音再生装置。
  7. 前記第1、第2及び第3の方向の双指向性の信号をアンビソニックB−フォーマットのX信号、Y信号、Z信号として用い、
    前記全指向性の信号をアンビソニックB−フォーマットのW信号として用いる
    請求項1からのいずれか1項に記載の収音再生装置。
  8. 前記処理回路は、ビームフォーミングを行うことで、前記双指向性の信号を生成する請求項1からのいずれか1項に記載の収音再生装置。
  9. マイクロホンアレイと、処理回路と、音声出力部とを備え、
    前記マイクロホンアレイは、水平面上に延在し、互いに直交する第1及び第2の軸のうちの前記第1の軸上に配置された第1及び第2のマイクロホンと、前記水平面上の、前記第1の軸以外の位置に配置された第3のマイクロホンとを有し、
    前記処理回路は、
    前記第1、第2及び第3のマイクロホンでの収音で得られた信号に基づいて、前記水平面に平行で、互いに直交する第1及び第2の方向の双指向性の信号と、全指向性の信号とを生成し、
    前記生成した前記双指向性の信号及び前記全指向性の信号から、駆動信号を生成し、前記駆動信号で前記音声出力部を駆動し、
    前記マイクロホンアレイは、前記第1及び第2の軸の交点に配置された第4のマイクロホンをさらに有し、
    前記処理回路は、
    前記第4のマイクロホンでの収音で得られた音声信号をも用いて、前記第1及び第2の方向の双指向性の信号を生成する
    収音再生装置。
  10. 前記処理回路は、
    前記第4のマイクロホンでの収音で得られた信号を前記全指向性の信号として出力する請求項に記載の収音再生装置。
  11. 前記第1の方向が前記第1の軸の方向であり、前記第2の方向が前記第2の軸の方向である請求項又は10に記載の収音再生装置。
  12. 前記処理回路は、ビームフォーミングを行うことで、前記双指向性の信号を生成する請求項から11のいずれか1項に記載の収音再生装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の収音再生装置における処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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