JP6742192B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載された負荷装置の動作を電子制御する電子制御装置に関する。
車両の電子制御を行う電子制御装置においては、電子制御装置に何らかの故障が発生した場合であっても、車両を急加速させない、発火させないなどの機能安全が強く求められる。
電子制御装置の一種であってエンジンの運転制御を行うエンジン制御装置においても同様にこれら機能安全制御は重要になっている。
例えば特開2016−37862号公報では、エンジン制御装置が正常ではないと判定された場合に、スロットル装置、燃料噴射装置、点火装置といった負荷装置を停止させる発明を開示している。
特開2016−37862号公報
ところが最近では、車両の電子制御の多様化に伴い、機能安全制御もより一層複雑化してきており、このため、特開2016−37862号公報に記載のようにエンジン制御装置が正常ではないと判定された場合にスロットル装置、燃料噴射装置、点火装置を停止させるだけではなく、他の負荷装置についても考慮する必要が生じてきた。
しかしながら、従来、他の負荷装置については特に考慮されておらず、また、負荷装置ごとに異常時の対応が異なることが考えられ、すべて単に停止させればよいわけではないという問題があった。
本発明は、負荷装置のそれぞれに適した異常時対応が可能な電子制御装置を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するために、スロットルバルブ、燃料噴射装置、及び、その他の負荷装置を含む複数の負荷装置の駆動制御を行うマイコンと、前記マイコンの動作を監視する監視部と、前記スロットルバルブを駆動するスロットルバルブ用ドライバと、前記燃料噴射装置を駆動する燃料噴射装置用ドライバと、前記その他の外部の負荷装置を駆動するドライバと、を備えた電子制御装置であって、前記監視部により前記マイコンの異常を検出した場合に、前記ドライバを停止させるか、前記ドライバの動作を継続させるかの設定を、前記複数のドライバに対してドライバ毎に予め記憶する設定記憶部と、前記設定記憶部に記憶する設定を変更する設定変更部と、前記監視部により前記マイコンの異常を検出した場合に、前記設定記憶部に記憶してある設定に基づき、前記複数のドライバの動作を制御する制御部と、を備え、前記電子制御装置はエンジン制御装置であり、前記その他の負荷装置は、電源リレー、ソレノイド負荷装置、ヒータのいずれか1つ以上であり、前記制御部は、前記マイコンの異常を検出した場合に前記監視部から出力される負荷駆動停止信号を各ドライバに出力するか、出力しないかを選択するセレクタを備え、前記設定記憶部の設定に基づいて前記セレクタの選択を制御して、前記マイコンの異常時に前記複数のドライバそれぞれに対して停止または継続の制御を選択的に行うことを特徴とする。
本発明によれば、負荷装置のそれぞれに適した異常時対応が可能な電子制御装置を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係る電子制御装置の構成を示すブロック図。 図1に示した電子制御装置のタイミングチャート。 本発明の実施例2に係る電子制御装置の構成を示すブロック図。 図3に示した電子制御装置のタイミングチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
本発明では、例えば、エンジン制御装置において故障が発生した際に、エンジンを安全に停止させるためスロットルバルブの停止や燃料噴射装置の停止が行われる。電子部品の集積化が進み、機能安全機構もASICなどに内蔵されるなかで、本発明によれば、電源・ドライバASICで駆動される負荷装置は、故障時に全ての負荷装置を停止させるか全て負荷装置を動作継続させるかのどちらかではなく、選択的に駆動制御することが可能である。
負荷駆動を制御するマイコンが故障した場合を考慮すると、正常な駆動制御信号は保障されない。一方で負荷駆動装置は、電源リレーなど継続してONし続ける必要がある負荷装置や、PWM制御などで流す電流を制御するようなソレノイド負荷装置、さらにONし続けると故障が発生する可能性があるO2(オーツー)ヒーターなど様々である。本発明によれば、電子制御装置が故障により正常制御できなくなったときに、これら様々な負荷駆動装置を選択的に停止することができ、2次的な故障や2次的な機能停止を防ぐことに非常に有効である。
本発明では、例えば、マイコン、電源・ドライバASICからなるエンジン制御装置などの電子制御装置において、マイコンの故障やエンジン制御上のシステム的な故障の際に、電源・ドライバASICで駆動する様々な負荷装置を故障時に停止させるかどうかを事前に設定しておくことで、故障時に負荷装置を選択的にそれぞれ停止、もしくは駆動継続を選択することができる。
本発明によれば、それぞれの負荷駆動装置の停止もしくは駆動継続を選択できることにより、それぞれの負荷装置の安全な制御が可能となる。例えば、電源リレーをON継続した場合、後段に接続される電子制御装置の2次的な機能の停止を防ぐことができる。またソレノイド負荷装置では、駆動を停止させることで過剰な電流駆動によるソレノイドの異常動作を防ぐことができる。さらにはO2ヒーターの駆動を停止させることで、過剰な電流駆動によるヒーターの2次的な故障を防ぐことが可能である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る電子制御装置の構成を示すブロック図である。
この実施例1は、電子制御装置1がエンジン制御装置である場合の例である。電子制御装置1は、全体の動作制御を行うメインマイコン(例えば、マイクロコントローラIC)3と、スロットルバルブ4の駆動用のドライバ14と、燃料噴射装置5の駆動用のドライバ15と、電源・ドライバASIC(例えば、電源・ドライバIC)2と、を主に有して構成される。
電源・ドライバASIC2は、負荷装置6の駆動用のドライバ16aと、負荷装置7の駆動用のドライバ16bと、負荷装置8の駆動用のドライバ16cと、メインマイコン3と相互に動作監視を行うマイコン相互監視部9と、異常時対応の選択設定を記憶する選択設定レジスタ部10と、ドライバ16a、16bおよび16cの負荷駆動制御を行う負荷駆動制御部11と、を主に有して構成される。
電子制御装置1は、メインマイコン3により、外部のスロットルバルブ4や燃料噴射装置5や、その他の負荷装置6や負荷装置7や負荷装置8の駆動制御を行う。負荷装置6、負荷装置7および負荷装置8としては、例えば、電源リレーなど継続してONし続ける必要がある負荷装置や、PWM制御などで流す電流を制御するようなソレノイド負荷装置、さらにONし続けると故障が発生する可能性があるO2(オーツー)ヒーターなどの負荷装置など、車両に搭載され駆動制御を行う負荷装置全てを対象とすることができる。
本実施例では、駆動制御対象の負荷装置として、スロットルバルブ4や燃料噴射装置5以外に、負荷装置6、7および8の三つの負荷装置を例示しているが、本発明はこれに限られるものではなく、三つ未満の数の負荷装置を駆動制御するものであってもよいし、四つ以上の数の負荷装置を駆動制御するものであってもよい。
ドライバ14、ドライバ15は、それぞれ駆動制御信号17、駆動制御信号18によって制御される。また、ドライバ14、ドライバ15は、メインマイコン3からの負荷駆動禁止信号32によって、動作を停止させられる。
電源・ドライバASIC2の各ドライバ16a、16b、16cは、メインマイコン3からのシリアル信号である駆動制御信号22を受けた負荷駆動制御部11からの負荷駆動信号29、30、31によって制御される。
メインマイコン3は電源・ドライバASIC2に対してマイコン監視用信号24を出力し、電源・ドライバASIC2のマイコン相互監視部9はメインマイコン3に対してASIC監視用信号25を出力する。メインマイコン3に故障が発生すると、マイコン監視用信号24が異常(例えば、出力されなかったり、正常とは異なる値が出力されたりする)となり、マイコン相互監視部9は、このマイコン監視用信号24を監視することで、メインマイコン3の故障を検知することができる。また、電源・ドライバASIC2のマイコン相互監視部9に故障が発生すると、ASIC監視用信号25が異常(例えば、出力されなかったり、正常とは異なる値が出力されたりする)となり、メインマイコン3は、このASIC監視用信号25を監視することで、電源・ドライバASIC2の故障を検知することができる。このように、本実施例では、マイコン相互監視部9を設け、マイコン監視用信号24とASIC監視用信号25を用いて、メインマイコン3と電源・ドライバASIC2は相互に監視することで、相互の正常動作を確認する機能を有する。マイコン監視用信号24やASIC監視用信号25はシリアル通信で送受信される。
ここで、メインマイコン3に故障が発生し、マイコン監視用信号24の異常が発生すると、マイコン相互監視部9においてメインマイコン3が異常であると判断される。メインマイコン3が異常であると判断したマイコン相互監視部9では、異常の内容に応じ、マイコンリセット信号20によってメインマイコン3をリセットするか、あるいは、監視NG信号21(正常時ハイレベル、異常時ローレベル)のローレベルを出力して負荷駆動停止信号19をローレベルにして、エンジン制御上の機能安全制御となるスロットルバルブ4、燃料噴射装置5の各ドライバ14、ドライバ15を停止させる。このとき同時に、負荷駆動停止信号19は、電源・ドライバASIC2の各ドライバ16a、16b、16cを制御する信号として用いられる。負荷駆動停止信号19は、メインマイコン3に故障が発生した場合に、メインマイコン3の自己診断機能により出力される負荷駆動停止信号12によってもローレベルとなり、各ドライバ14、ドライバ15を停止させたり、各ドライバ16a、16b、16cを制御したりすることが可能である。
選択設定レジスタ部10は、ドライバ16a、16b、16cのそれぞれごとに、故障時に負荷駆動停止信号19によって駆動を停止させるか、または駆動を継続させるかの設定を記憶する。メインマイコン3は、正常動作時に予め、シリアル信号である選択設定制御信号23を選択設定レジスタ部10に送り、この選択設定制御信号23によって、故障時に負荷駆動停止信号19によって駆動を停止させるか、または駆動を継続させるかについての設定を行う。選択設定レジスタ部10は、この設定に基づいて選択制御信号26、27、28を出力する。選択制御信号26、27、28は、セレクタ13a、13b、13cのそれぞれに入力される。
ドライバ16a、16b、16cのうち、選択設定レジスタ部10に記憶された設定が「異常時に駆動停止」であるドライバは、メインマイコン3の故障によって発生した負荷駆動停止信号19によって、負荷装置6、7、8の駆動を停止する。また、選択設定レジスタ部10に記憶された設定が「異常時であっても駆動を継続」であるドライバに対しては、メインマイコン3の故障によって負荷駆動停止信号19が発生したとしても、選択制御信号26、27、28によって、セレクタ13a、13b、13cから負荷駆動停止信号19が出力されず、ドライバは負荷駆動を継続する。
なお、選択設定レジスタ部10の設定としては、「異常時に駆動停止」の設定をすることと「異常時に駆動停止」の設定をしないこととで、「異常時に駆動停止」と「異常時であっても駆動を継続」とを設定可能なものとしてもよい。
図2は、図1に示した電子制御装置のタイミングチャートを示す図である。図2では、負荷装置6を駆動するドライバ16aおよび負荷装置7を駆動するドライバ16bについては、選択設定レジスタ部10において「異常時に駆動停止」の設定を行い、負荷装置8を駆動するドライバ16については、選択設定レジスタ部10において「異常時であっても駆動を継続」の設定を行った場合の例を示している。
マイコン監視用信号24が正常であるときは、スロットルバルブ4はドライバ14により正常に駆動し、燃料噴射装置5はドライバ15により正常に駆動している。
また、マイコン監視用信号24が正常であるときは、負荷装置6は負荷駆動信号29を受けたドライバ16aにより正常に駆動し、負荷装置7は負荷駆動信号30を受けたドライバ16bにより正常に駆動し、負荷装置8は負荷駆動信号31を受けたドライバ16cにより正常に駆動する。
メインマイコン3からの選択設定制御信号23によって選択設定が選択設定レジスタ部10に対して行われると、選択制御信号26は「選択ON」(「異常時に駆動停止」の設定)となり、選択制御信号27は「選択ON」(「異常時に駆動停止」の設定)となり、選択制御信号26は「選択OFF」(「異常時であっても駆動を継続」の設定)となる。
セレクタ13a、13b、13cのそれぞれには、負荷駆動停止信号19および1(ハイレベル)の信号が入力され、選択設定レジスタ部10からの選択制御信号26、27、28のそれぞれに基づいて、入力された両信号のうちのどちらかを出力する。「異常時に駆動停止」の設定がされている場合の選択制御信号26、27、28のそれぞれによれば、セレクタ13a、13b、13cのそれぞれは負荷駆動停止信号19(監視NG信号21または負荷駆動停止信号12のどちらかがローレベルであれば負荷駆動停止信号19はローレベルであり、監視NG信号21および負荷駆動停止信号12の両方がハイレベルであれば負荷駆動停止信号19はハイレベルである。)を出力し、「異常時であっても駆動を継続」の設定がされている場合の選択制御信号26、27、28のそれぞれによればセレクタ13a、13b、13cのそれぞれは、1(ハイレベル)の信号を出力する。
セレクタ13a、13b、13cのそれぞれの出力がローレベルである場合には、ドライバ16a、16b、16cのそれぞれにはローレベルが入力され、負荷装置6、7、8のそれぞれの駆動を停止する。
セレクタ13a、13b、13cのそれぞれの出力がハイレベルである場合には、ドライバ16a、16b、16cのそれぞれには負荷駆動信号29、30、31のそれぞれが入力され、負荷装置6、7、8のそれぞれの駆動を継続する。
選択設定レジスタ部10で駆動停止を設定されていないドライバは、負荷駆動を継続する。例えば、図2に示すタイミングチャートのように、選択設定制御信号23により負荷装置6、負荷装置7を停止、負荷装置8を動作継続させる設定にしていた場合、監視NG信号21により負荷装置6、負荷装置7は停止する。また負荷装置8は継続して動作する。これら動作により、メインマイコン3などの故障時に、電源・ドライバASIC2で駆動するそれぞれの駆動装置を選択的に停止、継続させることが可能となり、2次的な故障や機能停止を防ぐことが可能となる。
図3は、本発明の実施例2に係る電子制御装置の構成を示すブロック図である。
実施例1では、電子制御装置1がエンジン制御装置である場合の例を示したが、本発明はこれに限られず、他の電子制御装置にも適用可能である。例えば、エンジン制御装置に限らず車載制御装置では故障により負荷駆動装置を停止させ車両を安全に制御する必要がある。この実施例2では、エンジン制御装置以外の車載用電子制御装置である電子制御装置34に本発明を適用した例について説明する。電子制御装置34は、全体の動作制御を行うメインマイコン(例えば、マイクロコントローラIC)3と、ドライバASIC(例えば、ドライバIC)35と、を主に有して構成される。実施例1と同様の構成については同じ参照番号を付して詳しい説明を省略する。
ドライバASIC35のドライバ16a、16b、16cは、メインマイコン3からのシリアル信号である駆動制御信号22によって駆動される。
メインマイコン3は自己診断機能を有し、この自己診断機能によりメインマイコン3が正常であると診断された場合には、メインマイコン3は制御信号33としてハイレベルの信号を出力し、自己診断機能によりメインマイコン3が異常であると診断された場合には、メインマイコン3は制御信号33としてローレベルの信号を出力する。
図4は、図3に示した電子制御装置のタイミングチャートを示す図である。図4では、負荷装置6を駆動するドライバ16aおよび負荷装置7を駆動するドライバ16bについては、選択設定レジスタ部10において「異常時に駆動停止」の設定を行い、負荷装置8を駆動するドライバ16aについては、選択設定レジスタ部10において「異常時であっても駆動を継続」の設定を行った場合の例を示している。
制御信号33が正常(ハイレベル)であるときは、負荷装置6は負荷駆動信号29を受けたドライバ16aにより正常に駆動し、負荷装置7は負荷駆動信号30を受けたドライバ16bにより正常に駆動し、負荷装置8は負荷駆動信号31を受けたドライバ16cにより正常に駆動する。
メインマイコン3からの選択設定制御信号23によって選択設定が選択設定レジスタ部10に対して行われると、選択制御信号26は「選択ON」(「異常時に駆動停止」の設定)となり、選択制御信号27は「選択ON」(「異常時に駆動停止」の設定)となり、選択制御信号26は「選択OFF」(「異常時であっても駆動を継続」の設定)となる。
セレクタ13a、13b、13cのそれぞれには、制御信号33および1(ハイレベル)の信号が入力され、選択設定レジスタ部10からの選択制御信号26、27、28のそれぞれに基づいて、入力された両信号のうちのどちらかを出力する。「異常時に駆動停止」の設定がされている場合の選択制御信号26、27、28のそれぞれによれば、セレクタ13a、13b、13cのそれぞれは制御信号33(正常であればハイレベル、異常であればローレベル)を出力し、「異常時であっても駆動を継続」の設定がされている場合の選択制御信号26、27、28のそれぞれによればセレクタ13a、13b、13cのそれぞれは、1(ハイレベル)の信号を出力する。
セレクタ13a、13b、13cのそれぞれの出力がローレベルである場合には、ドライバ16a、16b、16cのそれぞれにはローレベルが入力され、負荷装置6、7、8のそれぞれの駆動を停止する。
セレクタ13a、13b、13cのそれぞれの出力がハイレベルである場合には、ドライバ16a、16b、16cのそれぞれには負荷駆動信号29、30、31のそれぞれが入力され、負荷装置6、7、8のそれぞれの駆動を継続する。
本実施例では、制御信号33によりドライバASIC35の各負荷駆動ドライバを制御する。例えば、図4のタイミングチャートのように、選択設定制御信号23により負荷装置6、負荷装置7を停止、負荷装置8を動作継続させる設定にしていた場合、制御信号33により負荷装置6、負荷装置7は停止する。また負荷装置8は継続して動作する。これら動作により、メインマイコン3などの故障時に、ドライバASIC35で駆動するそれぞれの駆動装置を選択的に停止、継続させることが可能となり、2次的な故障や機能停止を防ぐことが可能となる。
<付記1>
また、以上説明した本発明は以下の構成を備える場合がある。
1.
マイクロコントローラIC(例えば、メインマイコン3)と電源・ドライバIC(例えば、電源・ドライバASIC2)を構成要素とする電子制御装置であって、マイクロコントローラICと電源・ドライバIC間にシリアル通信機能を有し、マイクロコントローラICの正常動作を監視する機能を持ち、マイクロコントローラICの故障時には負荷駆動を停止させるための駆動停止信号を出力し、またマイクロコントローラICからシリアル通信によって負荷駆動の停止機能を設定できる機能を有し、故障時に駆動停止信号が出力された際に、設定した負荷駆動を停止できることを特徴とする電子制御装置、とした。
2.
マイクロコントローラIC(例えば、メインマイコン3)とドライバIC(例えば、ドライバASIC35)を構成要素とする電子制御装置であって、マイクロコントローラICと電源・ドライバIC間にシリアル通信機能を有し、そのシリアル通信によって負荷駆動の停止機能を設定できる機能を有し、マイクロコントローラICの故障時にマイクロコントローラICの自己診断による駆動停止信号から、設定した負荷駆動を停止できることを特徴とする電子制御装置、とした。
<付記2>
また、以上説明した本発明は以下の構成を備える場合がある。
1.
全体の制御を行うマイコンと、
前記マイコンの動作を監視する監視部(例えば、メインマイコン3)と、
外部の負荷装置を駆動するドライバ(例えば、ドライバ16a、16b、16c)と、
前記監視部により前記マイコンの異常を検出した場合に、前記ドライバを停止させるか、前記ドライバの動作を継続させるかの設定を予め記憶する設定記憶部(例えば、選択設定レジスタ部10)と、
前記監視部により前記マイコンの異常を検出した場合に、前記設定記憶部に記憶してある設定に基づき、前記ドライバの動作を制御する制御部(例えば、負荷駆動制御部11、セレクタ13a、13b、13c)と、
を備えたことを特徴とする電子制御装置、としたので、
・負荷装置のそれぞれに適した異常時対応が可能な電子制御装置を提供することができる。
また本発明は、
2.
1.に記載の電子制御装置において、
前記設定記憶部に記憶する設定を変更する設定変更部をさらに備えたことを特徴とする電子制御装置、としたので、
・設定記憶部に記憶する設定を容易に変更することができ、汎用性が高い装置を提供することができる。
また本発明は、
3.
1.に記載の電子制御装置において、
前記監視部、前記ドライバおよび前記設定記憶部が一つのASICで構成されていることを特徴とする電子制御装置、としたので、
・各構成が集積され、装置を小型化することができる。
また本発明は、
4.
1.に記載の電子制御装置において、
前記監視部が、前記マイコン内に設けられ、該マイコンの自己診断を行う自己診断部であることを特徴とする電子制御装置、としたので、
・マイコンを監視する構成をマイコンの外部に設けなくとも、負荷装置のそれぞれに適した異常時対応が可能な電子制御装置を提供することができる。
また本発明は、
5.
1.に記載の電子制御装置において、
前記電子制御装置がエンジン制御装置であり、
スロットルバルブを駆動するスロットルバルブ用ドライバと、
燃料噴射装置を駆動する燃料噴射装置用ドライバと、
をさらに備え、
前記制御部は、前記監視部により前記マイコンの異常を検出した場合に、前記スロットルバルブ用ドライバおよび前記燃料噴射装置用ドライバの動作を停止する、
ことを特徴とする電子制御装置、としたので、
・電子制御装置がエンジン制御装置の場合において、負荷装置のそれぞれに適した異常時対応が可能な電子制御装置を提供することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…電子制御装置、2…電源・ドライバASIC、3…メインマイコン、4…スロットルバルブ、5…燃料噴射装置、6…負荷装置、7…負荷装置、8…負荷装置、9…マイコン相互監視部、10…選択設定レジスタ部、11…負荷駆動制御部、12…負荷駆動停止信号、13a…セレクタ、13b…セレクタ、13c…セレクタ、14…ドライバ、15…ドライバ、16a…ドライバ、16b…ドライバ、16c…ドライバ、17…駆動制御信号、18…駆動制御信号、19…負荷駆動停止信号、20…マイコンリセット信号、21…監視NG信号、22…駆動制御信号、23…選択設定制御信号、24…マイコン監視用信号、25…ASIC監視用信号、26…選択制御信号、27…選択制御信号、28…選択制御信号、29…負荷駆動信号、30…負荷駆動信号、31…負荷駆動信号、32…負荷駆動禁止信号、33…制御信号、34…電子制御装置、35…ドライバASIC。

Claims (4)

  1. スロットルバルブ、燃料噴射装置、及び、その他の負荷装置を含む複数の負荷装置の駆動制御を行うマイコンと、
    前記マイコンの動作を監視する監視部と、
    前記スロットルバルブを駆動するスロットルバルブ用ドライバと、
    前記燃料噴射装置を駆動する燃料噴射装置用ドライバと、
    前記その他の負荷装置を駆動する複数のドライバと、
    を備えた電子制御装置であって、
    前記監視部により前記マイコンの異常を検出した場合に、前記ドライバを停止させるか、前記ドライバの動作を継続させるかの設定を、前記複数のドライバに対してドライバ毎に予め記憶する設定記憶部と、
    前記設定記憶部に記憶する設定を変更する設定変更部と、
    前記監視部により前記マイコンの異常を検出した場合に、前記設定記憶部に記憶してある設定に基づき、前記複数のドライバの動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記電子制御装置はエンジン制御装置であり、
    前記その他の負荷装置は、電源リレー、ソレノイド負荷装置、ヒータのいずれか1つ以上であり、
    前記制御部は、
    前記マイコンの異常を検出した場合に前記監視部から出力される負荷駆動停止信号を各ドライバに出力するか、出力しないかを選択するセレクタを備え、
    前記設定記憶部の設定に基づいて前記セレクタの選択を制御して、前記マイコンの異常時に前記複数のドライバそれぞれに対して停止または継続の制御を選択的に行うことを特徴とする電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記監視部、前記複数のドライバおよび前記設定記憶部が一つのASICで構成されていることを特徴とする電子制御装置。
  3. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記監視部が、前記マイコン内に設けられ、該マイコンの自己診断を行う自己診断部であることを特徴とする電子制御装置。
  4. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記監視部により前記マイコンの異常を検出した場合に、前記負荷駆動停止信号により前記スロットルバルブ用ドライバおよび前記燃料噴射装置用ドライバの動作を停止するように構成されている、
    ことを特徴とする電子制御装置。
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