JP6738601B2 - ガスタービンの起動方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機と燃焼器とタービンとを有するガスタービンの起動方法及び装置に関するものである。
一般的なガスタービンは、圧縮機と燃焼器とタービンにより構成されている。そして、空気取入口から取り込まれた空気が圧縮機によって圧縮されることで高温・高圧の圧縮空気となり、燃焼器にて、この圧縮空気に対して燃料を供給して燃焼させることで高温・高圧の燃焼ガス(作動流体)を得て、この燃焼ガスによりタービンを駆動し、このタービンに連結された発電機を駆動する。
ガスタービンを起動するとき、起動用モータによりロータを駆動回転し、圧縮機を駆動することで圧縮空気を確保している。この圧縮機で圧縮空気を生成するとき、動翼の負荷が大きくなり、旋回失速が発生する。旋回失速が発生すると、効率低下、翼振動、軸振動を併発することがある。
ガスタービンの旋回失速を防止するものとして、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載されたガスタービンの起動方法は、ガスタービンの起動時に、抽気配管に設けられている弁を開き、抽気配管から抽気された圧縮空気をインジェクションノズルから動翼または静翼に対して吹き付けることで、起動時の旋回失速を抑制するものである。
特開2012−207623号公報
上述した従来のガスタービンの起動方法では、動翼または静翼に対して圧縮空気を吹き付けるためのインジェクションノズルが必要となり、構造が複雑になると共に製造コストが増加してしまうという課題がある。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、構造の複雑化や製造コストの増加を抑制して適正にガスタービンを起動することができるガスタービンの起動方法及び装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明のガスタービンの起動方法は、圧縮機と燃焼器とタービンとから構成され、前記圧縮機の第1抽気室と前記第1抽気室より高圧側の第2抽気室と前記第2抽気室より高圧側の第3抽気室から抽気した圧縮空気を冷却空気として前記タービンに供給する第1抽気流路と第2抽気流路と第3抽気流路が設けられ、前記圧縮機の第1抽気室と第2抽気室と第3抽気室から抽気した圧縮空気を冷却空気として前記タービンに供給する第1抽気流路と第2抽気流路と第3抽気流路が設けられ、前記第1抽気流路と前記第2抽気流路と前記第3抽気流路の圧縮空気をタービン排気系に排気する第1排気流路と第2排気流路と第3排気流路が設けられ、前記第1排気流路と前記第2排気流路と前記第3排気流路にそれぞれ第1排気弁と第2排気弁と第3排気弁が設けられるガスタービンにおいて、前記ガスタービンが起動するとき、前記ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に前記第3排気弁を開放する、ことを特徴とするものである。
従って、ガスタービンが起動するとき、例えば、起動用モータにより圧縮機を駆動することで空気を圧縮し、燃焼器側に圧縮空気を流しているが、このとき、圧縮機における動翼の負荷が大きくなり、旋回失速が発生するおそれがある。そのため、ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に第3排気弁を開放し、第3抽気室から抽気して第3抽気流路を流れる圧縮空気を第3排気流路によりタービン排気系に排気する。すると、動翼の負荷が小さくなって旋回失速の発生が抑制され、ガスタービンの起動特性を改善することができる。その結果、構造の複雑化や製造コストの増加を抑制して適正にガスタービンを起動することができる。
本発明のガスタービンの起動方法では、前記第1抽気室は、前記圧縮機の前段から30%〜45%の範囲の段数に対応して設けられ、前記第2抽気室は、前段から55%〜70%の範囲の段数に対応して設けられ、前記第3抽気室は、前段から75%〜95%の範囲の段数に対応して設けられることを特徴としている。
従って、各抽気室を圧縮機の各段の適正範囲に設けることで、動翼の負荷が小さくして旋回失速の発生を抑制し、ガスタービンの起動特性を改善することができる。
本発明のガスタービンの起動方法では、前記ガスタービンが起動するとき、前記ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に前記第1排気弁と前記第2排気弁と前記第3排気弁を開放することを特徴としている。
従って、ガスタービンの起動時、ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に、第3排気弁だけでなく第1排気弁と第2排気弁を開放するため、圧縮機の全ての領域で動翼の負荷を小さくすることができ、旋回失速の発生を抑制してガスタービンの起動特性を改善することができる。
本発明のガスタービンの起動方法では、前記ガスタービンの起動時に、前記第1排気弁と前記第2排気弁と前記第3排気弁を開放することを特徴としている。
従って、ガスタービンの起動時に第1排気弁と第2排気弁と第3排気弁を開放することで、ガスタービンの起動途中での開弁操作が不要となり、制御を簡素化して操作性を向上することができる。
本発明のガスタービンの起動方法では、前記第3排気弁を開放するときの開度を、前記第1排気弁及び前記第2排気弁を開放するときの開度より小さく設定することを特徴としている。
従って、第3排気弁の開度が第1排気弁及び第2排気弁の開度より小さいことから、高圧まで加圧した圧縮空気の損失を抑制し、ガスタービン効率の低下を抑制することができる。
本発明のガスタービンの起動方法では、前記ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると前記第1排気弁と前記第2排気弁と前記第3排気弁を閉止することを特徴としている。
従って、ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると、各排気弁を閉止することで、十分な圧縮空気量を確保して早期に定格運転を実施することができる。
本発明のガスタービンの起動方法では、前記ガスタービンの回転数が予め設定された所定の第1回転数に到達すると、前記第3排気弁を閉止することを特徴としている。
従って、ガスタービンの回転数が第1回転数に到達すると、まず、第3排気弁を閉止することで、高圧まで加圧した圧縮空気の抽気を停止して早期に定格運転を実施することができる。
本発明のガスタービンの起動方法では、前記ガスタービンの回転数が前記第1回転数より高い予め設定された所定の第2回転数に到達すると、前記第1排気弁を閉止し、前記ガスタービンの回転数が前記第2回転数より高い予め設定された所定の第3回転数に到達すると、前記第2排気弁を閉止することを特徴としている。
従って、ガスタービンの回転数が第2回転数に到達すると、次に、第1排気弁を閉止し、ガスタービンの回転数が第3回転数に到達すると、続いて、第2排気弁を閉止することで、圧縮空気の抽気を順次停止して早期に定格運転を実施することができる。
本発明のガスタービンの起動方法では、前記ガスタービンの回転数が前記第1回転数より低い予め設定された所定の第4回転数に到達すると、前記第3排気弁の開度を小さくし、前記ガスタービンの回転数が前記第1回転数に到達すると、前記第3排気弁を閉止することを特徴としている。
従って、ガスタービンの回転数が第4回転数に到達すると、第3排気弁の開度を小さくし、第1回転数に到達すると第3排気弁を閉止することで、高圧まで加圧した圧縮空気の損失を抑制し、ガスタービン効率の低下を抑制することができる。
本発明のガスタービンの起動方法では、前記ガスタービンの起動時における前記第3排気弁の開度の上限値は、前記タービンの入口ガス温度または出口ガス温度に応じて設定されることを特徴としている。
従って、第3排気弁の開度をタービンの入口ガス温度または出口ガス温度に応じて設定することで、圧縮機における耐熱温度以上の温度上昇を防止して安全性を確保することができる。
本発明のガスタービンの起動方法では、前記ガスタービンの起動時における前記第3排気弁の開度の下限値は、前記圧縮機における圧縮空気の圧力に応じて設定されることを特徴としている。
従って、第3排気弁の開度を圧縮機における圧縮空気の圧力に応じて設定することで、旋回失速を抑制する一方で、無駄な圧縮空気の損失を抑制することができる。
また、本発明のガスタービンの起動方法は、圧縮機と燃焼器とタービンとから構成され、前記圧縮機の第1抽気室と前記第1抽気室より高圧側の第2抽気室と前記第2抽気室より高圧側の第3抽気室から抽気した圧縮空気を冷却空気として前記タービンに供給する第1抽気流路と第2抽気流路と第3抽気流路が設けられ、前記第1抽気流路と前記第2抽気流路と前記第3抽気流路の圧縮空気をタービン排気系に排気する第1排気流路と第2排気流路と第3排気流路が設けられ、前記第1排気流路と前記第2排気流路と前記第3排気流路にそれぞれ第1排気弁と第2排気弁と第3排気弁が設けられるガスタービンにおいて、前記ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に前記第1排気弁と前記第2排気弁と前記第3排気弁の開度を大きくし、前記ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると前記第1排気弁と前記第2排気弁と前記第3排気弁の開度を小さくする、ことを特徴とするものである。
従って、ガスタービンが起動するとき、例えば、起動用モータにより圧縮機を駆動することで空気を圧縮し、燃焼器側に圧縮空気を流しているが、このとき、圧縮機における動翼の負荷が大きくなり、旋回失速が発生するおそれがある。そのため、ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に排気弁の開度を大きくし、ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると排気弁の開度を小さくする。すると、動翼の負荷が小さくなって旋回失速の発生が抑制され、ガスタービンの起動特性を改善することができる。その結果、構造の複雑化や製造コストの増加を抑制して適正にガスタービンを起動することができる。
また、本発明のガスタービンの起動装置は、圧縮機と燃焼器とタービンとから構成されるガスタービンにおいて、前記圧縮機の第1抽気室と第2抽気室と第3抽気室から抽気した圧縮空気を冷却空気として前記タービンに供給する第1抽気流路と第2抽気流路と第3抽気流路が設けられ、前記第1抽気流路と前記第2抽気流路と前記第3抽気流路の圧縮空気をタービン排気系に排気する第1排気流路と第2排気流路と第3排気流路と、前記第1排気流路と前記第2排気流路と前記第3排気流路にそれぞれ設けられる第1排気弁と第2排気弁と第3排気弁と、前記ガスタービンが起動するときに前記ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に前記第3排気弁を開放する制御装置と、を備えることを特徴とするものである。
従って、ガスタービンが起動するとき、ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に第3排気弁を開放するため、動翼の負荷が小さくなって旋回失速の発生が抑制され、ガスタービンの起動特性を改善することができる。その結果、構造の複雑化や製造コストの増加を抑制して適正にガスタービンを起動することができる。
本発明のガスタービンの起動方法及び装置によれば、ガスタービンが起動するとき、ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に排気弁を開放するので、構造の複雑化や製造コストの増加を抑制して適正にガスタービンを起動することができる。
図1は、本実施形態のガスタービンを表す概略構成図である。 図2は、本実施形態のガスタービンの抽気配管を表す概略図である。 図3は、ガスタービンの起動時における排気弁の開度を表すグラフである。 図4は、ガスタービンの起動時における排気弁の開度の変形例を表すグラフである。 図5は、ガスタービンの起動時における排気弁の開度の変形例を表すグラフである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るガスタービンの起動方法及び装置の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本実施形態のガスタービンを表す概略構成図である。
本実施形態において、図1に示すように、ガスタービン10は、圧縮機11と燃焼器12とタービン13により構成されている。このガスタービン10は、同軸上に図示しない発電機が連結されており、発電可能となっている。
圧縮機11は、空気を取り込む空気取入口20を有し、圧縮機車室21内に入口案内翼(IGV:Inlet Guide Vane)22が配設されると共に、複数の静翼23と動翼24が前後方向(後述するロータ32の軸方向)に交互に配設されてなり、その外側に抽気室25が設けられている。燃焼器12は、圧縮機11で圧縮された圧縮空気に対して燃料を供給し、点火することで燃焼可能となっている。タービン13は、タービン車室26内に複数の静翼27と動翼28が前後方向(後述するロータ32の軸方向)に交互に配設されている。このタービン車室26の下流側には、排気車室29を介して排気室30が配設されており、排気室30は、タービン13に連続する排気ディフューザ31を有している。
また、圧縮機11、燃焼器12、タービン13、排気室30の中心部を貫通するようにロータ(回転軸)32が位置している。ロータ32は、圧縮機11側の端部が軸受部33により回転自在に支持される一方、排気室30側の端部が軸受部34により回転自在に支持されている。そして、このロータ32は、圧縮機11にて、各動翼24が装着されたディスクが複数重ねられて固定され、タービン13にて、各動翼28が装着されたディスクが複数重ねられて固定されており、排気室30側の端部に図示しない発電機の駆動軸が連結されている。
そして、このガスタービン10は、圧縮機11の圧縮機車室21が脚部35に支持され、タービン13のタービン車室26が脚部36により支持され、排気室30が脚部37により支持されている。
従って、圧縮機11の空気取入口20から取り込まれた空気が、入口案内翼22、複数の静翼23と動翼24を通過して圧縮されることで高温・高圧の圧縮空気となる。燃焼器12にて、この圧縮空気に対して所定の燃料が供給され、燃焼する。そして、この燃焼器12で生成された作動流体である高温・高圧の燃焼ガスが、タービン13を構成する複数の静翼27と動翼28を通過することでロータ32を駆動回転し、このロータ32に連結された発電機を駆動する。一方、タービン13を駆動した燃焼ガスは、排気ガスとして大気に放出される。
このように構成されたガスタービン10では、図2に示すように、圧縮機11から抽気した一部の圧縮空気を冷却空気としてタービン13に供給することで、このタービン13を冷却している。即ち、圧縮機11の抽気室25(25a,25b,25c)から抽気した冷却空気(圧縮空気)をタービン13のタービン車室26に供給し、静翼27やこの静翼27を支持する構成部品などを冷却している。
圧縮機車室21は、低圧抽気室(第1抽気室)25aと中圧抽気室(第2抽気室)25bと高圧抽気室(第3抽気室)25cが設けられている。低圧抽気流路(第1抽気流路)41は、一端部が低圧抽気室25aに連結され、他端部がタービン車室26の下流部に連結されている。中圧抽気流路(第2抽気流路)42は、一端部が中圧抽気室25bに連結され、他端部がタービン車室26の中流部に連結されている。高圧抽気流路(第3抽気流路)43は、一端部が高圧抽気室25cに連結され、他端部がタービン車室26の上流部に連結されている。
本実施形態にて、圧縮機11は、15段であり、ロータ32の軸心方向に15個の静翼23と15個の動翼24が交互に配設されて構成されており、例えば、第1段から第6段に対応して低圧抽気室25aが設けられ、第7段から第9段までに対応して中圧抽気室25bが設けられ、第10段から第12段に対応して高圧抽気室25cが設けられている。
なお、本実施形態は、この構成に限定されるものではない。例えば、最終段である第15段より上流側の第11段から第14段のいずれかに対応して高圧抽気室25cを設け、この高圧抽気室25cが第11段から第14段のいずれかの位置から圧縮空気を抽気するように構成してもよい。また、圧縮機11は、15段のものに限定されるものではなく、17段以上のものであってもよく、例えば17段の場合、ロータ32の軸心方向に17個の静翼23と17個の動翼24が交互に配設されて構成されており、例えば、第1段から第6段に対応して低圧抽気室25aが設けられ、第7段から第11段までに対応して中圧抽気室25bが設けられ、第12段から第14段に対応して高圧抽気室25cが設けられればよく、圧縮機の全段数に対して前記低圧抽気室25aは前段から30〜45%の範囲の段数に対応し、前記中圧抽気室25bは前段から55〜70%の範囲の段数に対応し、前記高圧抽気室25cは前段から75〜95%の範囲の段数に対応するよう構成されればよい。
また、低圧排気流路(第1排気流路)44は、一端部が低圧抽気流路41の中途部に連結され、他端部が排気室30(また、排気ダクト)に連結されている。中圧排気流路(第2排気流路)45は、一端部が中圧抽気流路42の中途部に連結され、他端部が排気室30(また、排気ダクト)に連結されている。高圧排気流路(第3排気流路)46は、一端部が高圧抽気流路43の中途部に連結され、他端部が排気室30(また、排気ダクト)に連結されている。そして、低圧排気流路44に低圧排気弁(第1排気弁)47が設けられ、中圧排気流路45に中圧排気弁(第2排気弁)48が設けられ、高圧排気流路46に高圧排気弁(第3排気弁)49が設けられている。
そのため、低圧排気弁47を閉止すると、低圧抽気室25aに抽気された低圧の圧縮空気が低圧抽気流路41を通ってタービン車室26の下流側に供給される。一方、低圧排気弁47を開放すると、低圧抽気室25aに抽気された低圧の圧縮空気が低圧排気流路44を通って排気室30に排気される。また、中圧排気弁48を閉止すると、中圧抽気室25bに抽気された中圧の圧縮空気が中圧抽気流路42を通ってタービン車室26の中流側に供給される。一方、中圧排気弁48を開放すると、中圧抽気室25bに抽気された中圧の圧縮空気が中圧排気流路45を通って排気室30に排気される。また、高圧排気弁49を閉止すると、高圧抽気室25cに抽気された高圧の圧縮空気が高圧抽気流路43を通ってタービン車室26の上流側に供給される。一方、高圧排気弁49を開放すると、高圧抽気室25cに抽気された高圧の圧縮空気が高圧排気流路46を通って排気室30に排気される。
低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49は、流量調整弁であって、制御装置50は、低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49を開閉制御可能であると共に、その開度を調整可能となっている。なお、低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49の開度を調整不要である場合には、開閉弁であってもよい。
ところで、ガスタービン10を起動するとき、起動用モータ(例えば、発電機として使用する電動発電機)によりロータ32を駆動回転し、圧縮機11を駆動することで圧縮空気を確保している。この圧縮機11で圧縮空気を生成するとき、動翼24の負荷が大きくなり、旋回失速が発生するおそれがある。特に、ガスタービン10の高性能化に伴って圧力比が高くなると、旋回失速が発生しやすくなる。
そのため、本実施形態のガスタービンの起動方法は、ガスタービン10が起動するとき、このガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に高圧排気弁49を開放するようにしている。また、本実施形態のガスタービンの起動方法は、ガスタービン10が起動するとき、このガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49を開放するようにしている。
本実施形態のガスタービンの起動装置は、制御装置50を有しており、この制御装置50は、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に低圧排気弁47、中圧排気弁48、高圧排気弁49を開放(開度制御)する。この場合、制御装置50は、ガスタービン10が起動する前に、低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49を開放し、起動用モータによりロータ32を駆動回転してガスタービン10を起動する。
そして、ガスタービン10の起動時における低圧排気弁47と中圧排気弁48の開度は、全開(100%)またはその近傍の開度であり、高圧排気弁49の開度は、低圧排気弁47及び中圧排気弁48の開度より小さい、例えば、半開(40%〜50%)近傍の開度である。
また、本実施形態のガスタービンの起動方法は、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49を閉止するようにしている。
具体的に、ガスタービン10(圧縮機11)の回転数が予め設定された所定の第1回転数に到達すると、高圧排気弁49を閉止する。ガスタービン10の回転数が第1回転数より高い予め設定された所定の第2回転数に到達すると、低圧排気弁47を閉止し、ガスタービン10の回転数が第2回転数より高い予め設定された所定の第3回転数に到達すると、中圧排気弁48を閉止する。
この第1回転数と第2回転数と第3回転数は、ガスタービン10の機種ごとにより変動するものであることから、予め実験などにより設定しておく。この場合、ガスタービン10の起動時における低圧排気弁47と中圧排気弁48の開度は、前述したように、全開近傍の開度であるが、ガスタービン10の起動時における高圧排気弁49の開度は、タービン13の入口ガス温度または出口ガス温度と、圧縮機11における圧縮空気の圧力に応じて設定される。
ガスタービン10が起動し、圧縮機11の回転数が上昇すると、タービン13に流入する燃焼ガス(排気ガス)の温度が上昇し、タービン13が加熱される。そのため、圧縮機11により生成された圧縮空気の一部を抽気し、冷却空気として各抽気流路41,42,43によりタービン13に供給して冷却する必要があり、高圧排気弁49の開度が制限される。即ち、高圧排気弁49の開度の上限値は、タービン13の入口ガス温度(出口ガス温度)に応じて設定される。つまり、タービン13の入口ガス温度が耐熱温度より上昇しないように、高圧排気弁49の開度の上限値が決定される。
一方、前述したように、圧縮機11の回転数が上昇すると、動翼24に作用する負荷が大きくなり、旋回失速が発生するおそれがある。そのため、圧縮機11の圧縮空気を抽気して排気することで、圧力を低下させる必要があり、高圧排気弁49の開度が制限される。即ち、高圧排気弁49の開度の下限値は、圧縮機11における圧縮空気の圧力に応じて設定される。つまり、圧縮機11で旋回失速の発生を抑制するように、高圧排気弁49の開度の下限値が決定される。
ここで、ガスタービン10の起動時における制御装置50による各排気弁47,48,49の開閉制御について具体的に説明する。図3は、ガスタービンの起動時における排気弁の開度を表すグラフである。
図3に示すように、ガスタービン10の起動時、低圧排気弁47の開度Aは、V1、中圧排気弁48の開度Bは、V2、高圧排気弁49の開度Cは、V3に設定されており、この状態で起動用モータにより圧縮機11を駆動する。このとき、低圧排気弁47と中圧排気弁48の開度は、全開(100%)の近傍であり、高圧排気弁49の開度は、半開(40%〜50%)近傍となっている。
ガスタービン10を起動すると、圧縮機11の回転数が上昇して圧縮空気を生成し、圧縮空気の圧力が増加していく。すると、動翼24の負荷が大きくなり、旋回失速が発生するおそれがある。しかし、ここで、圧縮機11の低圧側と中圧側と高圧側から抽気していることから、特に高圧側での圧力上昇が抑制され、動翼24に作用する負荷が軽減して旋回失速の発生が抑制される。
この場合、圧縮機11の低圧側と中圧側だけから抽気した場合、密度が高い圧縮空気を抜くこととなり、径の大きな抽気流路(配管)41,42及び排気流路(配管)44,45が必要となる。また、圧縮機11の低圧側と中圧側から抜いた圧縮空気は、高圧ではないことから、タービン13側との差圧が小さく、抽気量の調整が困難となり、起動性に悪影響を与えるおそれがある。しかし、ここでは、圧縮機11の低圧側と中圧側とに加えて高圧側からも抽気しているため、抽気流路(配管)41,42,43及び排気流路(配管)44,45,46の大径化や起動性の低下を抑制できる。サイリスタの容量を小さくすることが可能となる。特に、最も圧力の高くてチョークする最終段の直前の圧縮空気を抽気することで、前方段側の圧力比を有効的に下げ、起動特性を改善できる。
そして、ガスタービン10を起動すると、回転数が上昇して第1回転数N1に到達すると、高圧排気弁49を閉止する。続いて、ガスタービン10の回転数が上昇して第2回転数N2に到達すると、低圧排気弁47を閉止する。その後、ガスタービン10の回転数が上昇して第3回転数に到達すると、中圧排気弁48を閉止する。即ち、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると、高圧排気弁49、低圧排気弁47、中圧排気弁48の順に閉止する。
なお、ガスタービン10の回転数に応じて高圧排気弁49、低圧排気弁47、中圧排気弁48の順に閉止したが、この構成に限定されるものではない、図4及び図5は、ガスタービンの起動時における排気弁の開度の変形例を表すグラフである。
この変形例では、ガスタービン10の回転数に応じて低圧排気弁47と中圧排気弁48の開度を所定期間にわたって小さくし、その後、低圧排気弁47と中圧排気弁48を閉止するようにしている。図4に示すように、ガスタービン10の起動時、低圧排気弁47の開度Aは、V1、中圧排気弁48の開度Bは、V2、高圧排気弁49の開度Cは、V3に設定されており、この状態で起動用モータにより圧縮機11を駆動する。
そして、ガスタービン10の回転数が上昇し、第1回転数N11に到達すると、高圧排気弁49を閉止する。続いて、ガスタービン10の回転数が上昇して所定回転数N12に到達すると、中圧排気弁48の開度を小さくし、所定回転数N13に到達すると、低圧排気弁47の開度を小さくする。その後、ガスタービン10の回転数が上昇して第2回転数N14に到達すると、低圧排気弁47を閉止し、第3回転数N15に到達すると、中圧排気弁48を閉止する。即ち、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると、高圧排気弁49を閉止すると共に、低圧排気弁47と中圧排気弁48の開度を小さくすることで、圧縮機11からの抽気量を減少して圧縮空気を迅速に圧力上昇させることができる。
また、この変形例では、ガスタービン10の回転数が第1回転数より低い予め設定された所定の第4回転数に到達すると、高圧排気弁49の開度を小さくし、ガスタービン10の回転数が第1回転数に到達すると、高圧排気弁49を閉止するようにしている。図5に示すように、ガスタービン10の起動時、低圧排気弁47の開度Aは、V1、中圧排気弁48の開度Bは、V2、高圧排気弁49の開度Cは、V3に設定されており、この状態で起動用モータにより圧縮機11を駆動する。
そして、ガスタービン10の回転数が上昇し、第4回転数N21に到達すると、高圧排気弁49の開度を小さくし、ガスタービン10の回転数が上昇して所定回転数N22に到達すると、中圧排気弁48の開度を小さくし、所定回転数N23に到達すると、低圧排気弁47の開度を小さくする。その後、ガスタービン10の回転数が上昇し、ガスタービン10の回転数が第1回転数N24に到達すると、高圧排気弁49を閉止し、第2回転数N25に到達すると、低圧排気弁47を閉止し、第3回転数N26に到達すると、中圧排気弁48を閉止する。即ち、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると、高圧排気弁49を閉止せずに開度を小さくすることで、旋回失速の発生に備え、旋回失速の発生がほとんどなくなった第1回転数N24の到達時に高圧排気弁49を閉止する。
このように本実施形態のガスタービンの起動方法にあっては、圧縮機11の低圧抽気室25aと中圧抽気室25bと高圧抽気室25cから抽気した圧縮空気を冷却空気としてタービン13に供給する低圧抽気流路41と中圧抽気流路42と高圧抽気流路43を設け、低圧抽気流路41と中圧抽気流路42と高圧抽気流路43の圧縮空気をタービン排気系に排気する低圧排気流路44と中圧排気流路45と高圧排気流路46を設け、低圧排気流路44と中圧排気流路45と高圧排気流路46にそれぞれ低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49を設け、ガスタービン10が起動するとき、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に高圧排気弁49を開放するようにしている。
従って、ガスタービン10が起動するとき、例えば、起動用モータにより圧縮機11を駆動することで空気を圧縮し、燃焼器12側に圧縮空気を流しているが、このとき、圧縮機11における動翼24の負荷が大きくなり、旋回失速が発生するおそれがある。そのため、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に高圧排気弁49を開放し、高圧抽気室25cから抽気して高圧抽気流路43を流れる圧縮空気を高圧排気流路46によりタービン排気系に排気する。すると、動翼24の負荷が小さくなって旋回失速の発生が抑制され、ガスタービン10の起動特性を改善することができる。その結果、構造の複雑化や製造コストの増加を抑制して適正にガスタービン10を起動することができる。
本実施形態のガスタービンの起動方法では、ガスタービン10が起動するとき、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49を開放するようにしている。従って、高圧排気弁49だけでなく低圧排気弁47と中圧排気弁48を開放するため、圧縮機11の全ての領域で動翼24の負荷を小さくすることができ、旋回失速の発生を抑制してガスタービン10の起動特性を改善することができる。
本実施形態のガスタービンの起動方法では、ガスタービン10の起動時に、低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49を開放するようにしている。従って、ガスタービン10の起動前から各排気弁47,48,49を開放するため、ガスタービン10の起動途中での開弁操作が不要となり、制御を簡素化して操作性を向上することができる。
本実施形態のガスタービンの起動方法では、高圧排気弁49を開放するときの開度を低圧排気弁47及び中圧排気弁48を開放するときの開度より小さく設定している。従って、高圧まで加圧した圧縮空気の損失を抑制し、タービン効率の低下を抑制することができる。
本実施形態のガスタービンの起動方法では、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49を閉止するようにしている。従って、十分な圧縮空気量を確保して早期に定格運転を実施することができる。
本実施形態のガスタービンの起動方法では、ガスタービン10の回転数が予め設定された所定の第1回転数に到達すると、高圧排気弁49を閉止するようにしている。従って、回転数が上昇すると、まず、高圧排気弁49を閉止することで、高圧まで加圧した圧縮空気の抽気を停止して早期に定格運転を実施することができる。
本実施形態のガスタービンの起動方法では、ガスタービン10の回転数が第1回転数より高い予め設定された所定の第2回転数に到達すると、低圧排気弁47を閉止し、ガスタービン10の回転数が第2回転数より高い予め設定された所定の第3回転数に到達すると、中圧排気弁48を閉止するようにしている。従って、圧縮空気の抽気を順次停止して早期に定格運転を実施することができる。
本実施形態のガスタービンの起動方法では、ガスタービン10の回転数が第1回転数より低い予め設定された所定の第4回転数に到達すると、高圧排気弁49の開度を小さくし、ガスタービン10の回転数が第1回転数に到達すると、高圧排気弁49を閉止するようにしている。従って、高圧まで加圧した圧縮空気の損失を抑制し、ガスタービン効率の低下を抑制することができる。
本実施形態のガスタービンの起動方法では、ガスタービン10の起動時における高圧排気弁49の開度の上限値を、タービン13の入口ガス温度または出口ガス温度に応じて設定している。従って、圧縮機11における耐熱温度以上の温度上昇を防止して安全性を確保することができる。
本実施形態のガスタービンの起動方法では、ガスタービン10の起動時における高圧排気弁49の開度の下限値を、圧縮機11における圧縮空気の圧力に応じて設定している。従って、旋回失速を抑制する一方で、無駄な圧縮空気の損失を抑制することができる。
また、本実施形態のガスタービンの起動装置にあっては、圧縮機11の低圧抽気室25aと中圧抽気室25bと高圧抽気室25cから抽気した圧縮空気を冷却空気としてタービン13に供給する低圧抽気流路41と中圧抽気流路42と高圧抽気流路43と、低圧抽気流路41と中圧抽気流路42と高圧抽気流路43の圧縮空気をタービン排気系に排気する低圧排気流路44と中圧排気流路45と高圧排気流路46と、低圧排気流路44と中圧排気流路45と高圧排気流路46にそれぞれ設けられる低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49と、ガスタービン10が起動するときにガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に高圧排気弁49を開放する制御装置50とを設けている。
従って、ガスタービン10が起動するとき、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に高圧排気弁49を開放するため、動翼24の負荷が小さくなって旋回失速の発生が抑制され、ガスタービン10の起動特性を改善することができる。その結果、構造の複雑化や製造コストの増加を抑制して適正にガスタービン10を起動することができる。
また、本実施形態のガスタービンの起動方法にあっては、圧縮機11の低圧抽気室25aと中圧抽気室25bと高圧抽気室25cから抽気した圧縮空気を冷却空気としてタービン13に供給する低圧抽気流路41と中圧抽気流路42と高圧抽気流路43を設け、低圧抽気流路41と中圧抽気流路42と高圧抽気流路43の圧縮空気をタービン排気系に排気する低圧排気流路44と中圧排気流路45と高圧排気流路46を設け、低圧排気流路44と中圧排気流路45と高圧排気流路46にそれぞれ低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49を設け、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49の開度を大きくし、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると低圧排気弁47と中圧排気弁48と高圧排気弁49の開度を小さくするようにしている。
従って、ガスタービン10が起動するとき、例えば、起動用モータにより圧縮機11を駆動することで空気を圧縮し、燃焼器12側に圧縮空気を流しているが、このとき、圧縮機11における動翼24の負荷が大きくなり、旋回失速が発生するおそれがある。そのため、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に排気弁47,48,49の開度を大きくし、ガスタービン10の起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると排気弁47,48,49の開度を小さくする。すると、動翼24の負荷が小さくなって旋回失速の発生が抑制され、ガスタービン10の起動特性を改善することができる。その結果、構造の複雑化や製造コストの増加を抑制して適正にガスタービン10を起動することができる。
なお、本発明のガスタービンの起動方法及び装置は、ガスタービンが起動するとき、ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に排気弁を開放するものであり、実施形態では、ガスタービン10の起動時、つまり、ガスタービン10が起動する前に排気弁を開放しておくように構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、ガスタービンが旋回失速を発生する回転数や圧縮空気の圧力などを事前の実験などにより求めておき、ガスタービンが起動し、旋回失速を発生する回転数や圧縮空気の圧力に到達すると、排気弁を開放するようにしてもよい。
11 圧縮機
12 燃焼器
13 タービン
21 圧縮機車室
23 静翼
24 動翼
25 抽気室
25a 低圧抽気室(第1抽気室)
25b 中圧抽気室(第2抽気室)
25c 高圧抽気室(第3抽気室)
26 タービン車室
30 排気室
32 ロータ
41 低圧抽気流路(第1抽気流路)
42 中圧抽気流路(第2抽気流路)
43 高圧抽気流路(第3抽気流路)
44 低圧排気流路(第1排気流路)
45 中圧排気流路(第2排気流路)
46 高圧排気流路(第3排気流路)
47 低圧排気弁(第1排気弁)
48 中圧排気弁(第2排気弁)
49 高圧排気弁(第3排気弁)
50 制御装置

Claims (10)

  1. 圧縮機と燃焼器とタービンとから構成され、
    前記圧縮機の第1抽気室と前記第1抽気室より高圧側の第2抽気室と前記第2抽気室より高圧側の第3抽気室から抽気した圧縮空気を冷却空気として前記タービンに供給する第1抽気流路と第2抽気流路と第3抽気流路が設けられ、
    前記第1抽気流路と前記第2抽気流路と前記第3抽気流路の圧縮空気をタービン排気系に排気する第1排気流路と第2排気流路と第3排気流路が設けられ、
    前記第1排気流路と前記第2排気流路と前記第3排気流路にそれぞれ第1排気弁と第2排気弁と第3排気弁が設けられるガスタービンにおいて、
    前記ガスタービンが起動するとき、前記ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に前記第1排気弁と前記第2排気弁と前記第3排気弁を開放し、
    前記ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると、前記第1排気弁と前記第2排気弁と前記第3排気弁に対し、それぞれ異なる回転数で閉止を開始し、さらにそれぞれ異なる回転数で閉止を完了させ、
    前記第3排気弁の閉止を開始する回転数は、前記第1排気弁および前記第2排気弁の閉止を開始する回転数よりも低く、さらに前記第3排気弁の閉止が完了する回転数は、前記第1排気弁および前記第2排気弁の閉止が完了する回転数より低い、
    ことを特徴とするガスタービンの起動方法。
  2. 前記第1抽気室は、前記圧縮機の前段から30%〜45%の範囲の段数に対応して設けられ、前記第2抽気室は、前段から55%〜70%の範囲の段数に対応して設けられ、前記第3抽気室は、前段から75%〜95%の範囲の段数に対応して設けられることを特徴とする請求項1に記載のガスタービンの起動方法。
  3. 前記ガスタービンの起動時に、前記第1排気弁と前記第2排気弁と前記第3排気弁を開放することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガスタービンの起動方法。
  4. 前記第3排気弁を開放するときの開度を、前記第1排気弁及び前記第2排気弁を開放するときの開度より小さく設定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガスタービンの起動方法。
  5. 前記第1排気弁の閉止を開始する回転数は、前記第2排気弁の閉止を開始する回転数より高いことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガスタービンの起動方法。
  6. 前記ガスタービンの回転数が前記第3排気弁の閉止を開始する回転数より低い回転数に到達すると、前記第3排気弁の閉止を開始して所定の開度をまで小さくした後にその状態を維持し、さらに前記ガスタービンの回転数が前記第3排気弁の閉止を開始する回転数に到達すると、前記第3排気弁の閉止を開始することを特徴とする請求項5に記載のガスタービンの起動方法。
  7. 前記ガスタービンの起動時における前記第3排気弁の開度の上限値は、前記タービンの入口ガス温度または出口ガス温度に応じて設定されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のガスタービンの起動方法。
  8. 前記ガスタービンの起動時における前記第3排気弁の開度の下限値は、前記圧縮機における圧縮空気の圧力に応じて設定されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のガスタービンの起動方法。
  9. 記ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に前記第1排気弁と前記第2排気弁と前記第3排気弁の開度を大きくし、前記ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると前記第1排気弁と前記第2排気弁と前記第3排気弁の開度をそれぞれ異なる回転数で小さくし始めることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のガスタービンの起動方法。
  10. 圧縮機と燃焼器とタービンとから構成されるガスタービンにおいて、
    前記圧縮機の第1抽気室と前記第1抽気室よりも高圧側の第2抽気室と前記第2抽気室よりも高圧側の第3抽気室から抽気した圧縮空気を冷却空気として前記タービンに供給する第1抽気流路と第2抽気流路と第3抽気流路が設けられ、
    前記第1抽気流路と前記第2抽気流路と前記第3抽気流路の圧縮空気をタービン排気系に排気する第1排気流路と第2排気流路と第3排気流路と、
    前記第1排気流路と前記第2排気流路と前記第3排気流路にそれぞれ設けられる第1排気弁と第2排気弁と第3排気弁と、
    前記ガスタービンが起動するときに前記ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域に到達する前に前記第1排気弁と前記第2排気弁と前記第3排気弁を開放し、前記ガスタービンの起動状態が旋回失速を発生する領域を抜けると、前記第1排気弁と前記第2排気弁と前記第3排気弁に対し、それぞれ異なる回転数で閉止を開始し、さらにそれぞれ異なる回転数で閉止を完了させる制御装置と、
    を備え、
    前記第3排気弁の閉止を開始する回転数は、前記第1排気弁および前記第2排気弁の閉止を開始する回転数よりも低く、さらに前記第3排気弁の閉止が完了する回転数は、前記第1排気弁および前記第2排気弁の閉止が完了する回転数より低い、
    ことを特徴とするガスタービンの起動装置。
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