JP6734206B2 - 燃料電池装置、燃料電池システム、および制御装置 - Google Patents

燃料電池装置、燃料電池システム、および制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池装置、燃料電池システム、および燃料電池装置を制御する制御装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料ガス(水素含有ガス)と酸素含有ガス(空気)とを用いて電力を得ることができる燃料電池セルを備える燃料電池装置が提唱されている。
このような、燃料電池装置では、発電を行う燃料電池から排気される高温の排ガスによって水道水等を加熱して湯水を生成し、給湯している。一方、水道水等によって排ガスが冷却されて水分が凝縮し、得られた凝縮水を改質反応等に再利用している。
特許文献1記載のコンバインシステムは、エネルギー効率を向上させるために、凝縮水タンクの水位、給湯量、貯湯層の水温などを検出し、検出結果に基づいてシステムの動作を制御している。
特開2001−325982号公報
大規模な電力消費施設に複数の燃料電池装置を設置する場合は、要求される発電電力に対して、複数の燃料電池装置にそれぞれ発電電力を割り当てるように制御している。このような制御においてもエネルギー効率の向上が求められているが、単に均等割りなどの割り当てを行うと、熱媒体の冷却ユニットにおいて、熱媒体の凍結などが発生してしまう
本実施形態に係る燃料電池装置は、燃料電池セルを含む燃料電池セルユニットと、他の燃料電池装置の周囲の温度を取得する温度取得ユニットと、生じた排ガスからの熱を受けた媒体を冷却する冷却ユニットを有する他の燃料電池装置の周囲温度が、所定の温度より低い場合、前記冷却ユニットが駆動しないように制御する、少なくとも1つのプロセッサと、を含む。
本実施形態に係る燃料電池システムは、燃料電池セルを含む燃料電池セルユニットと、周囲の温度を測定する温度検出ユニットと、生じた排ガスからの熱を受けた媒体を冷却する冷却ユニットと、を備える燃料電池装置の複数個と、複数個のうちのいずれかの燃料電池装置の周囲温度が、所定の温度より低い場合、当該燃料電池装置の前記冷却ユニットが駆動しないように制御する、少なくとも1つのプロセッサと、を含む。
本実施形態に係る制御装置は、第1の燃料電池装置の周囲温度を取得する、温度取得ユニットと、生じた排ガスからの熱を受けた媒体を冷却する冷却ユニットを有する第1の燃料電池装置の周囲温度が、所定の温度よりも低い場合、前記冷却ユニットが駆動しないように制御する、少なくとも1つのプロセッサと、を含む。
本実施形態に係る燃料電池装置は、他の燃料電池装置の周囲の温度が低い場合に、他の燃料電池装置の冷却ユニットを駆動しないように制御することで、他の燃料電池装置の熱媒体の凍結を抑制することができる。
本実施形態に係る燃料電池システムは、複数個の燃料電池装置のうちの他の燃料電池装置の周囲の温度が低い場合に、他の燃料電池装置の冷却ユニットを駆動しないように制御することで、他の燃料電池装置の熱媒体の凍結を抑制することができる。
本実施形態に係る制御装置は、周囲の温度が低い燃料電池装置に対して冷却ユニットを駆動しないように制御することで、燃料電池装置の熱媒体の凍結を抑制することができる。
本実施形態に係る燃料電池システムの構成を示すブロック図である。 燃料電池装置の機能を示すブロック図である。 システム制御装置の電気的構成を示すブロック図である。 発電電力と排ガス温度との関係を示すグラフの一例である。 発電電力と排ガス温度との関係および発電電力と循環水温度との関係を示すグラフの一例である。 燃料電池システムの制御を説明するためのフローチャートである。 変形例の燃料電池システムの制御を説明するためのフローチャートである。 他の実施形態に係る燃料電池システムの構成を示すブロック図である。
図1は、燃料電池システムの構成を示すブロック図であり、図2は、燃料電池装置の機能を示すブロック図である。燃料電池システムSは、複数の燃料電池装置1,2,…Nおよびシステム制御装置100を含んでいる。複数の燃料電池装置1,2,…Nのそれぞれは、システム制御装置100とデータ通信可能に接続されている。接続方法は、無線通信接続であってもよく、有線通信接続であってもよい。また、全ての燃料電池装置1,2,…Nが、同じ接続方法であってもよく、燃料電池装置ごとに、接続方法が異なっていてもよい。燃料電池システムSの各燃料電池装置には、各燃料電池装置によって発電された直流電力を交流電力に変換し、変換された電力を統合して外部負荷200への供給量を調整するためのパワーコンディショナ101が接続されている。パワーコンディショナ101は、システム制御装置100とも接続されており、システム制御装置100は、外部負荷200への電力供給量に関連する情報を、パワーコンディショナ101から取得することができる。
各燃料電池装置は、同じ構成であるので、以下では、燃料電池装置1,2,…Nのうち、燃料電池装置1についてのみ説明し、燃料電池装置2,…Nについての説明は省略する。燃料電池装置1は、燃料電池本体31と給湯装置50とを含んでいるが、燃料電池装置は給湯装置を含まなくてもよい。
燃料電池本体31は、燃料電池セル34および改質器35を有する燃料電池セルユニット36と、都市ガス等の原燃料を燃料電池セルユニット36に供給する原燃料供給装置32と、空気等の酸素含有ガスを燃料電池セルユニット36に供給するための酸素含有ガス供給装置33と、を備えている。また、図示していないが、燃料電池セル34と改質器35との間の空間には、燃料電池セル34の発電に使用されなかった余剰の燃料ガスを燃焼させるための着火装置が配置された燃焼部を設けるほか、燃焼後の排ガスや燃料電池セル34から排出される発電に使用されなかった排ガスを浄化するための浄化装置を設けることができる。なお、燃料電池セル34としては、固体酸化物形の燃料電池セルを組み合わせてなる燃料電池セル34とすることができるが、固体酸化物形に限定されない。
また、図2に示す燃料電池本体31においては、燃料電池セル34の発電により生じた排ガスと熱交換のための媒体である熱媒水との間で熱交換を行なう熱交換器37(熱交換ユニット)を備えている。熱交換器37において、熱媒水は、排ガスからの熱を受けて温度が上昇する。さらに、熱交換器37において熱媒水により排ガスが冷却されて生成した凝縮水を純水に処理するための水処理装置38、水処理装置38にて処理された水(純水)を貯水するための凝縮水タンク39が設けられており、凝縮水タンク39と熱交換器37との間が凝縮水導水管40により接続されている。なお、水処理装置38としては、例えばイオン交換樹脂を備えるイオン交換樹脂装置を用いることができる。図2に示す給湯装置50においては、熱媒水を蓄える蓄熱タンク51と、熱交換器37と蓄熱タンク51との間で熱媒水が循環する循環流路である循環部13と、蓄熱タンク51に接続されて水道水が供給される入水管52と、蓄熱タンク51に接続されて蓄熱タンク51に貯留された湯水を出湯する出湯管53と、を備えている。
凝縮水タンク39に貯水された水は、凝縮水タンク39と改質器35とを接続する改質水供給管41に備えられた水ポンプ42により改質器35に供給される。図2に示す燃料電池本体31には、燃料電池装置1が備える各種機器の動作を制御するFC制御部43が設けられている。
さらに、燃料電池本体31においては、循環部13に設けられるラジエータ45と、循環ポンプ46と、入口温度センサ47(循環温度取得ユニット)と、出口温度センサ48と、を備えている。ラジエータ45は、熱交換器37に流入する熱媒水を冷却する冷却ユニットである。循環ポンプ46は、ラジエータ45と熱交換器37との間に配設され、熱媒水を、蓄熱タンク51、ラジエータ45および熱交換器37をこの順に循環させる調節ユニットである。さらに、入口温度センサ47は、循環部13の熱交換器37の入口側に、熱交換器37に流入する熱媒水の温度(循環温度)を測定するために設けられており、出口温度センサ48は、熱交換器37の出口側に、熱交換器37より流出する熱媒水の温度を測定するために設けられている。
FC制御部43は、システム制御装置100から通知される発電電力に応じて、原燃料供給装置32、酸素含有ガス供給装置33、水ポンプ42の各装置の動作を制御するほか、入口温度センサ47、出口温度センサ48により測定された温度情報に基づいて、ラジエータ45の動作、循環ポンプ46の動作を制御する。なお、FC制御部43は、マイクロコンピュータを有しており、入出力インターフェイス、少なくとも1つのプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random‐Access Memory)およびROM(Read‐Only Memory)を備えている。なお、CPUは、燃料電池装置1の運転処理を実施するものであり、ROMは動作制御プログラム、通信プログラムなどの各種プログラムおよびプログラム実行時に参照される閾値(基準値)を記憶するものであり、RAMはプログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶するものである。
FC制御部43は、さらにシステム制御装置100とデータ通信可能に構成されている。データ通信に用いられる通信方式は、どのようなものであってもよい。
ここで、燃料電池装置1の運転方法について説明する。燃料電池装置を運転させるにあたり、システム制御装置100から、燃料電池装置ごとに発電量が通知される。FC制御部43は、システム制御装置100から通知された発電量に応じて、自装置の運転条件を決定する。
燃料電池セル34の発電に必要な燃料ガスを生成するにあたり、FC制御部43は原燃料供給装置32、水ポンプ42を動作させる。それにより、改質器35に原燃料(天然ガス、灯油等)と水とが供給され、改質器35で水蒸気改質を行なうことにより、水素を含む改質燃料ガスが生成されて燃料電池セルの燃料極層側に供給される。
一方、FC制御部43は酸素含有ガス供給装置33を動作させることにより、燃料電池セルの酸素極層側に酸素含有ガス(空気)を供給する。
なお、FC制御部43は燃料電池セルユニット36において着火装置を作動させることにより、燃料電池セル34の発電に使用されなかった燃料ガスを燃焼させることができる。それにより、燃料電池セルユニット36の温度(燃料電池セル34や改質器35の温度)が上昇し、エネルギー効率のよい発電を行なうことができる。
燃料電池セル34の発電に伴って生じた排ガスは、浄化装置にて浄化された後、熱交換器37に供給され、循環部13を流れる熱媒水との間で熱交換される。熱交換器37での熱交換により燃料電池セルユニット36より排出される排ガスに含まれる水が凝縮水となり、凝縮水導水管40を介して、水処理装置38に供給される。凝縮水は、水処理装置38にて純水とされて、凝縮水タンク39に貯水される。凝縮水タンク39に貯水された水は、水ポンプ42により改質水供給管41を介して改質器35に供給される。このように、凝縮水を有効利用することにより、水自立運転を行なうことができる。
給湯装置50では、入口温度センサ47、出口温度センサ48により測定された温度情報に基づいてFC制御部43が、循環ポンプ46を制御し、循環部13を流れる循環水の流量を制御している。給湯に使用されるなどして蓄熱タンク51に蓄えられた給湯用の熱媒水の温度が低下すると、入口温度センサ47で測定された温度に基づいて、循環水を加熱するために、熱交換器37における熱交換効率を上げるべく、循環水の流量を減少させる。熱交換器37に流入する前の循環水である熱交換前媒体の温度が、予め定める基準液温よりも高いときには、熱交換器37において排ガス中水分が凝縮しない場合があるので、ラジエータ45を動作させ、冷却された循環水を熱交換器37に流入させる。
なお、上述の例においては熱交換器37にて生成される凝縮水のみを改質器35に供給する構成の燃料電池装置1について説明したが、改質器35に供給する水として水道水を利用することもできる。この場合、水道水に含まれる不純物を処理するための水処理装置として、例えば、活性炭フィルター、逆浸透膜装置、イオン交換樹脂装置等を、この順に接続することで、純水を効率よく精製することができる。なお、水道水を用いる場合においても、水処理装置38にて生成した純水が、凝縮水タンク39に貯水されるよう各装置を接続する。
本実施形態の燃料電池装置1は、燃料電池装置1が設置されている周囲温度を検出する温度検出ユニットである温度センサ44をさらに備えている。温度センサ44は、燃料電池装置1の周囲の雰囲気温度を検出可能に設けられている。温度センサ44は、検出結果をFC制御部43に出力可能に構成されていればよい。温度センサ44は、特にラジエータ45により近い位置で周囲温度を測定可能であればよい。FC制御部43に入力された検出結果である周囲温度は、FC制御部43からシステム制御装置100に送信される。
システム制御装置100は、以下にさらに詳細に述べられるように、種々の機能を実行するための制御および処理能力を提供するために、少なくとも1つのプロセッサ110を含む。種々の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサ110は、単一の集積回路(IC)として、又は複数の通信可能に接続された集積回路及び/又はディスクリート回路(discrete circuits)として実行されてもよい。少なくとも1つのプロセッサ110は、種々の既知の技術に従って実行されることが可能である。ある実施形態において、プロセッサ110は、1以上のデータ計算手続又は処理を実行するために構成された1以上の回路又はユニットを含む。例えば、プロセッサ110は、1以上のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号処理装置、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらのデバイス若しくは構成の任意の組み合わせ、又は他の既知のデバイスおよび構成の組み合わせを含み、以下に説明される機能を実行してもよい。
システム制御装置100は、図3のブロック図に示すように、CPU110、RAM111、ROM112および通信インターフェイス113を備える。CPU110は、各燃料電池装置の動作制御を実施するものであり、ROMは動作制御プログラム、通信プログラムなどの各種プログラムおよびプログラム実行時に参照される閾値(基準値)を記憶する記憶ユニットであり、RAMはプログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶するものである。システム制御装置100は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータまたはサーバコンピュータなどの情報処理装置で実現されてもよい。温度取得ユニットである通信インターフェイス113を介してシステム制御装置100は、燃料電池装置1〜Nとデータ通信を行い、少なくとも各燃料電池装置からは、温度センサ44で検出された周囲温度を取得し、各燃料電池装置に対しては、燃料電池装置ごとに出力すべき発電電力を通知することで各燃料電池装置の動作を制御する。なお、システム制御装置100は、周囲温度以外に各燃料電池装置から装置動作に関連する各種情報を取得してもよい。
システム制御装置100は、通信インターフェイス113を介してパワーコンディショナ101ともデータ通信を行い、外部負荷200に供給すべき電力(供給電力)を取得する。システム制御装置100は、取得した供給電力および予め定める割り当て条件に基づいて、各燃料電池装置に設定すべき発電電力を決定し、決定した発電電力を各燃料電池装置に対して通知する。通知を受けた各燃料電池装置は、通知された発電電力を出力できるように、FC制御部43が燃料電池装置の動作を制御する。以下では、予め定める割り当て条件について説明する。
例えば、従来では、各燃料電池装置に対して、発電電力を均等に割り当てるという割り当て条件を用いている。これは、供給電力をAとし、燃料電池装置の台数をNとしたとき、各燃料電池装置に設定すべき発電電力を、一律にA/Nに決定する。しかしながら、各燃料電池装置が設置される環境は全て同一とは限らない。例えば、燃料電池装置の中には、周囲温度が比較的低い第1の燃料電池装置と比較的高い第2の燃料電池装置とが存在する。
燃料電池装置1は、発電電力が多いほど、排ガスの温度が高くなり、熱交換器37に流入する循環水の温度が高くなるので、水自立運転を行うために、前述のようにラジエータ45を駆動させて循環水の温度を低下させている。燃料電池装置1が設置されている環境によっては、該装置の周囲温度が予め定める基準温度よりも低いような低温環境となる場合もある。この場合にラジエータ45が駆動すると、循環水が過剰に冷却され、ラジエータ45内で循環水が凍結する場合がある。凍結が生じないようにするために、例えば、周囲温度が低い燃料電池装置(低温装置)については、設定する発電電力を、他の燃料電池装置よりも小さくして、熱交換前の循環水の温度を低くし、ラジエータ45が駆動しないように制御する。割り当て条件としては、例えば、低温装置の発電電力を、ラジエータ45が駆動しない程度の低発電電力とし、外部負荷200への供給電力から低発電電力を除いた残余の電力を、低温装置以外の他の燃料電池装置に均等に割り当てて各燃料電池装置に設定する発電電力を決定する。または、低温装置以外の他の燃料電池装置の発電電力を、最大の発電電力とし(例えば3kW)、外部負荷200への供給電力から(最大の発電電力×最大の発電電力で発電する他の燃料電池装置の台数)を除いた残余の発電電力が、低発電電力の範囲内であれば、低温装置の発電電力として決定する。これにより、外部負荷200への供給電力を確保できるとともに、ラジエータ45駆動による循環水の凍結を抑制することができる。
このような制御は、例えば、予め発電電力と排ガス温度との関係を示すグラフまたはテーブル(対応表)などをROM112に記憶させておき、これを参照することで容易に可能となる。図4は、発電電力と排ガス温度との関係を示すグラフの一例である。図4に示す例によれば、燃料電池装置の発電電力が0.5〜2.0kwの範囲内では、排ガス温度が比較的低温となり、ラジエータ45を駆動しないようにすることができる。低温装置に対しては、発電電力を0.5〜2.0kwの範囲内に決定すれば、低温装置ではラジエータ45が駆動しないので、循環水の凍結を抑制することができる。本例では、3台の燃料電池装置1〜3を制御し、そのうちの燃料電池装置3が低温装置であり、外部負荷200への供給電力が7.2kwの場合を示している。低温装置ではない燃料電池装置1,2については、最大の発電電力である3kwとし、低温装置については、0.5〜2.0kwの範囲内である1.2kw(=7.2−3×2)とする。これにより、低温装置の燃料電池装置3は、ラジエータ45を駆動しないように制御することで、循環水の凍結を抑制し、外部負荷200への供給電力を満足することができる。従来のように、7.2kwを3台の燃料電池装置で均等割りした場合、それぞれの発電電力が2.4kwとなり、低温装置である燃料電池装置3において、ラジエータ45が駆動し、循環水が凍結してしまう可能性が高い。
なお、発電電力と排ガス温度との関係は、燃料電池装置の構成、仕様などによって異なるので、予め実験などによりグラフまたはテーブルなどを作成しておき、ROM112に記憶させておけばよい。
上記の制御は、外部負荷200への供給電力が比較的小さい場合、すなわち、供給電力が予め定める基準電力以下である場合の制御である。この場合には、燃料電池システムSにおいて、上記のような割り当て条件で動作させることができる。これに対して、外部負荷200への供給電力が比較的大きい場合、すなわち、供給電力が予め定める基準電力よりも大きい場合には、燃料電池システムSにおいて、供給電力の確保と循環水の凍結抑制とを両立することが難しい。
そこで、供給電力が比較的大きい場合には、低温装置の発電電力を、ラジエータ45が駆動しない程度の低発電電力(第1低電力)よりも大きい低発電電力(第2低電力)とする。ただし、このままでは、低温装置において、ラジエータ45が駆動して循環水の凍結が生じてしまう可能性があるので、第2発電電力で通常設定されている循環ポンプの制御の値よりも回転数を増やすなどして循環水の流量を大きくしてもよい。また、循環水の流量を低温装置以外の燃料電池装置の循環水の流量よりも大きくしてもよい。循環水の流量を大きくすることで、熱交換器37内に循環水が滞留する時間が短縮され、熱交換効率が低下する。熱交換効率が低下すると循環水の温度が上昇しにくくなるので、発電電力を第2低電力に設定しても、循環水の凍結を抑制することができる。
このような制御は、例えば、予め発電電力と排ガス温度との関係および発電電力と循環水温度との関係を示すグラフまたはテーブル(対応表)などをROM112に記憶させておき、これを参照することで容易に可能となる。図5は、発電電力と排ガス温度との関係および発電電力と循環水温度との関係を示すグラフの一例である。図5に示す例によれば、通常時の循環水温度に比べて、流量を増加させたときの循環水温度は、低く抑えられており、ラジエータ45を駆動しないようにすることができる。低温装置に対しては、発電電力を0.5〜2.0kwの範囲内に決定すれば、低温装置ではラジエータ45が駆動しないので、循環水の凍結を抑制することができる。
本例では、3台の燃料電池装置1〜3を制御し、そのうちの燃料電池装置3が低温装置であり、外部負荷200への供給電力が8.4kwの場合を示している。供給電力の基準電力は、例えば7.9kwであり、本例は、基準電力を超えている。低温装置ではない燃料電池装置1,2については、最大の発電電力である3kwとし、低温装置については、0.5〜2.0kwの範囲内である1.9kwとする。これにより、低温装置の燃料電池装置3は、ラジエータ45を駆動しないように制御することで、循環水の凍結を抑制し、外部負荷200への実際の供給可能な電力を、3+3+1.9=7.9kwとし、供給電力にできるだけ近い電力とする。
従来のように、8.4kwを3台の燃料電池装置で均等割りした場合、それぞれの発電電力が2.8kwとなり、供給電力は満足するが、低温装置である燃料電池装置3において、ラジエータ45が駆動し、循環水が凍結してしまう可能性が高い。
図6は、燃料電池システムの制御を説明するためのフローチャートである。ステップS1において、システム制御装置100は、燃料電池装置1〜Nにおいて検出された周囲温度を各燃料電池装置から取得する。燃料電池装置1〜Nは、システム制御装置100からの要求に応じて温度センサ44で周囲温度を検出し、検出結果をFC制御部43からシステム制御装置100に送信してもよい。または、燃料電池装置1〜Nは、予め定めるタイミング(一定時間間隔、定時刻など)で、温度センサ44で周囲温度を検出し、検出結果をFC制御部43からシステム制御装置100に送信してもよい。
ステップS2において、システム制御装置100は、パワーコンディショナ101から外部負荷200に供給すべき供給電力を取得する。パワーコンディショナ101は、システム制御装置100からの要求に応じて、要求時点での供給電力をシステム制御装置100に送信してもよい。または、パワーコンディショナ101は、予め定めるタイミング(一定時間間隔、定時刻など)で、供給電力をシステム制御装置100に送信してもよい。
ステップS3において、システム制御装置100の抽出部が、ステップS1で取得した周囲温度と、予め定める基準温度とを比較し、基準温度よりも周囲温度が低い燃料電池装置を低温装置として抽出する。基準温度は、ROM112に予め記憶しておけばよい。
ステップS4では、低温装置が抽出されたかどうかを判断する。ステップS3において、燃料電池装置1〜Nのうち、周囲温度が基準温度よりも低い燃料電池装置が存在したかどうかを判断すればよい。低温装置が抽出されていればステップS5に進む。低温装置が抽出されていなければ、現時点での動作を継続してもよく、従来の割り当て条件(均等割り)に従って、供給電力を各燃料電池装置に割り当てた発電電力を決定するようにしてもよい。
ステップS5では、ステップS2で取得した供給電力が、予め定める基準電力以下であるかどうかを判断する。基準電力以下であれば、ステップS6に進み、基準電力よりも大きければ、ステップS7に進む。基準電力は、ROM112に予め記憶しておけばよい。
ステップS6では、システム制御装置100の電力決定部が、低温装置の発電電力を、第1低電力に決定する。第1低電力は、低温装置以外の他の燃料電池装置に設定する発電電力よりも小さい発電電力であって、低温装置のラジエータ45が動作しない発電電力である。低温装置に対して発電電力を第1低電力に決定するとともに、低温装置以外の他の燃料電池装置の発電電力としては、供給電力の残余の電力を均等割りした発電電力に決定してもよく、最大発電電力としてもよく、その他の割り当てをしてもよい。低温装置を含む燃料電池装置1〜Nの全てに対して発電電力を決定すると、決定した発電電力を各燃料電池装置に送信して通知する。
各燃料電池装置では、通知された発電電力に応じてFC制御部43が燃料電池装置の動作を制御する。
ステップS7では、システム制御装置100の電力決定部が、低温装置の発電電力を、第2低電力(>第1低電力)に決定する。第2低電力は、第1低電力と同様に、低温装置以外の他の燃料電池装置に設定する発電電力よりも小さい発電電力であって、第1低電力よりも大きい発電電力である。低温装置に対して発電電力を第2低電力に決定するとともに、低温装置以外の他の燃料電池装置の発電電力としては、上記のように供給電力の残余の電力を均等割りした発電電力に決定してもよく、最大発電電力としてもよく、その他の割り当てをしてもよいが、他の燃料電池装置が発電可能な最大電力を超えて割り当てることはできないので、均等割りした結果、最大電力を超えてしまう場合は、他の燃料電池装置の発電電力を最大発電電力に決定する。低温装置を含む燃料電池装置1〜Nの全てに対して発電電力を決定すると、決定した発電電力を各燃料電池装置に送信して通知する。
ステップS8では、システム制御装置100の流量制御部が、低温装置の給湯装置50において、循環水の流量を増加させるために、第2発電電力で通常設定されている循環ポンプの制御の値よりも回転数を増やしてもよい。また、循環水の流量を低温装置以外の燃料電池装置の循環水の流量よりも大きくしてもよい。ここでの流量は、低温装置の発電電力をステップS7で決定した発電電力としたときに、ラジエータ45が駆動しない流量とする。循環水の流量は、給湯装置50の循環ポンプ46を制御すればよい。
各燃料電池装置に設定した第2低電力と最大電力との総和が、供給電力に満たない場合であっても、供給電力は変動することもあり、一時的に不足しても燃料電池システムS全体として大きな不具合とはならない可能性が高い。これに対して、ラジエータ45が動作することによって循環水が循環部13において凍結すると、配管が破損するなど修復困難な不具合が発生する可能性が高いので、低温装置に対しては、設定すべき発電電力を、第1低温電力よりもなるべく大きい電力とし、ラジエータ45を動作させないように、循環水の流量を増加させている。
上記の抽出部、電力決定部および流量制御部は、例えばROM112に記憶されたプログラムをCPU110およびRAM111が実行することによって実現される。
以上の動作により、循環水の凍結を抑制して、長期にわたり安定して発電を継続可能とすることにより、エネルギー効率を向上させることができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。上記では、低温装置において、ラジエータ45が駆動しないような制御として、低温装置の発電電力を比較的小さく設定する、または低温装置の発電電力を比較的小さくするとともに循環水の流量を比較的大きく設定する、としている。これに限らず、システム制御装置100が、低温装置に対して、ラジエータ45の駆動を停止するように、停止指示を送信してもよい。低温装置が停止指示を受信すると、FC制御部43は、ラジエータ45の駆動を停止する。ラジエータ45が停止するので、循環水が凍結することを抑制できる。
図7は、変形例の燃料電池システムの制御を説明するためのフローチャートである。ステップA1〜A4は、図6に示したステップS1〜S4と同じであるので、説明を省略する。ステップA5では、低温装置のラジエータ45を停止させるために、システム制御装置100は、低温装置に対してラジエータ45の停止指示を送信する。
他の変形例について説明する。上記では、ラジエータ45が駆動しないように制御する制御対象の低温装置を、周囲温度が基準温度よりも低い燃料電池装置としている。これに対して本変形例では、複数の燃料電池装置において、最も周囲温度が低い燃料電池装置を低温装置として抽出する。燃料電池装置が2台の構成であれば、いずれか周囲温度が低い方の燃料電池装置を低温装置とし、3台以上の構成であれば、その中で周囲温度が最も低い燃料電池装置を低温装置とする。本変形例では、例えば、図6のステップS3および図7のステップA3において、低温装置を抽出する方法が前述の方法と異なるだけであり、低温装置が抽出される前の処理および抽出された後の処理は同じであるので、詳細な説明は省略する。
次に、他の実施形態について説明する。図8は、他の実施形態に係る燃料電池システムの構成を示すブロック図である。本実施形態の燃料電池システムSAは、複数の燃料電池装置1m,2s,…Nsを含む。上記の実施形態とは、システム制御装置100を含まない点で異なっている。また、複数の燃料電池装置1m,2s,…Nsは、燃料電池装置1mをマスター装置とし、その他の燃料電池装置2s,…Nsをスレーブ装置とするマスター/スレーブ方式のネットワークを形成している。
燃料電池装置1mのFC制御部43が、上記のシステム制御装置100と同等の機能をさらに有しており、FC制御部43のCPUが、少なくとも1つのプロセッサとして機能し、FC制御部43のROMが記憶ユニットとして機能する。例えば、燃料電池装置1mが、燃料電池装置2s,…Nsから周囲温度を取得し、自装置の周囲温度を加え、基準温度に基づいて、自装置を含む燃料電池装置1m,2s,…Nsの中から、低温装置を抽出する。本実施形態では、複数の燃料電池装置のうちの1つの装置が、主装置として、その他の副装置を制御するので、システム制御装置100のように別途ハードウェアを準備する必要が無い。また、システム制御装置100に不具合が発生した場合、システムの動作が続行不可能となるが、本実施形態では、公知のマスター/スレーブ方式を採用することにより、マスター装置に不具合が発生したときには、スレーブ装置の中から新たにマスター装置を定めてシステムの動作を続行することが可能である。
本実施形態の燃料電池システムSAにおける制御について、例えば、マスター装置である燃料電池装置1mとスレーブ装置である燃料電池装置2sとの2台でシステムが構成されている場合について説明する。燃料電池装置1mは、自装置の温度センサ44によって自装置の周囲温度を取得し、燃料電池装置2sから燃料電池装置2sの周囲温度を取得する。FC制御部43は、周囲温度と基準温度とを比較し、基準温度よりも周囲温度が低い燃料電池装置を低温装置とする。自装置の周囲温度が基準温度よりも低い場合は、自装置を低温装置とし、FC制御部43は、自装置のラジエータ45が駆動しないように自装置を制御する。自装置のラジエータ45が駆動しない制御は、上記の実施形態と同様に、自装置の発電電力を比較的小さく設定する、自装置の発電電力を比較的小さくするとともに循環水の流量を比較的大きく設定する、またはラジエータ45の駆動を停止する。
また、燃料電池装置2sの周囲温度が基準温度よりも低い場合は、燃料電池装置2sを低温装置とし、FC制御部43は、燃料電池装置2sのラジエータ45が駆動しないように制御する。燃料電池装置2sのラジエータ45が駆動しない制御は、上記の実施形態と同様に、燃料電池装置2sの発電電力を比較的小さく設定して燃料電池装置2sに通知する、燃料電池装置2sの発電電力を比較的小さくするとともに循環水の流量を比較的大きく設定して燃料電池装置2sに通知する、またはラジエータ45の駆動を停止するよう燃料電池装置2sに停止指示を送信する。
変形例として、燃料電池装置1mは、自装置の温度センサ44によって自装置の周囲温度を取得し、燃料電池装置2sから燃料電池装置2sの周囲温度を取得し、FC制御部43が、周囲温度が低い方の燃料電池装置を低温装置とする。自装置の周囲温度が燃料電池装置2sの周囲温度よりも低い場合は、自装置を低温装置とし、FC制御部43が、自装置のラジエータ45が駆動しないように自装置を制御する。自装置のラジエータ45が駆動しない制御は、上記と同様である。
また、燃料電池装置2sの周囲温度が燃料電池装置1mよりも低い場合は、燃料電池装置2sを低温装置とし、FC制御部43が、燃料電池装置2sのラジエータ45が駆動しないように制御する。燃料電池装置2sのラジエータ45が駆動しない制御は、上記と同様である。
なお、上記では燃料電池本体31が備えるとしている、ラジエータ45、循環ポンプ46、入口温度センサ47および出口温度センサ48については、これらのうちの少なくとも1つが、給湯装置50に備えられていてもよい。
なお、複数の燃料電池装置のうちの1つの装置が、主装置として機能するシステムであれば、マスター/スレーブ方式に限らず、サーバ/クライアント方式などを採用することもできる。
1,2,…,N;1m,2s,…,Ns 燃料電池装置
13 循環部
31 燃料電池本体
32 原燃料供給装置
33 酸素含有ガス供給装置
34 燃料電池セル
35 改質器
36 燃料電池
37 熱交換器
38 水処理装置
39 凝縮水タンク
40 凝縮水導水管
41 改質水供給管
42 水ポンプ
43 FC制御部
44 温度センサ
45 ラジエータ
46 循環ポンプ
47 入口温度センサ
48 出口温度センサ
50 給湯装置
51 蓄熱タンク
52 入水管
53 出湯管
100 システム制御装置
101 パワーコンディショナ
110 CPU
111 RAM
112 ROM
113 通信インターフェイス
200 外部負荷
S,SA 燃料電池システム

Claims (9)

  1. 燃料電池セルを含む燃料電池セルユニットと、
    他の燃料電池装置の周囲の温度を取得する温度取得ユニットと、
    前記他の燃料電池装置との合計発電電力を決める電力決定ユニットと、
    生じた排ガスからの熱を受けた媒体を冷却する冷却ユニットを有する他の燃料電池装置の周囲温度が、所定の温度より低い場合、前記冷却ユニットが駆動しないように制御する、少なくとも1つのプロセッサと、を含
    前記電力決定ユニットは、前記他の燃料電池装置の周囲温度が、所定の温度より低い場合、前記冷却ユニットが動作する温度よりも低い温度に関連する発電電力となるように前記他の燃料電池装置の発電電力を決定する、燃料電池装置。
  2. 前記他の燃料電池装置における発電電力とそれに関する前記媒体の温度との関係を記憶する記憶ユニットと、をさらに含
    前記電力決定ユニットは、前記記憶ユニットに記憶された前記関係に基づいて、前記合計発電電力を決める、請求項記載の燃料電池装置。
  3. 前記媒体が前記排ガスと熱交換して熱を受ける熱交換ユニットをさらに含み、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記他の燃料電池装置の前記発電電力が、予め定める基準電力よりも大きいとき、
    前記熱交換ユニットに流れる前記媒体の流量を、前記基準電力以下における前記媒体の流量よりも大きくなるように、前記他の燃料電池装置を制御する、請求項記載の燃料電池装置。
  4. 周囲の温度を測定する温度検出ユニットをさらに有する、請求項1乃至のいずれかに記載の燃料電池装置。
  5. 生じた排ガスからの熱を受けた媒体を冷却する冷却ユニットをさらに有する、請求項1乃至のいずれかに記載の燃料電池装置。
  6. 燃料電池セルを含む燃料電池セルユニットと、
    周囲の温度を測定する温度検出ユニットと、
    生じた排ガスからの熱を受けた媒体を冷却する冷却ユニットと、
    を備える燃料電池装置の複数個と、
    複数個の燃料電池装置の合計発電電力を決める電力決定ユニットと、
    複数個のうちのいずれかの燃料電池装置の周囲温度が、所定の温度より低い場合、当該燃料電池装置の前記冷却ユニットが駆動しないように制御する、少なくとも1つのプロセッサと、を含み、
    前記電力決定ユニットは、複数個のうちのいずれかの燃料電池装置の周囲温度が、所定の温度より低い場合、前記冷却ユニットが動作する温度よりも低い温度に関連する発電電力となるように、周囲温度が所定の温度より低い燃料電池装置の発電電力を決定する、燃料電池装置システム。
  7. 第1の燃料電池装置の周囲温度および第2の燃料電池装置の周囲温度を取得する、温度取得ユニットと、
    前記第1の燃料電池装置と前記第2の燃料電池装置との合計発電電力を決める電力決定ユニットと、
    生じた排ガスからの熱を受けた媒体を冷却する冷却ユニットを有する第1の燃料電池装置の周囲温度が、所定の温度よりも低い場合、前記冷却ユニットが駆動しないように制御する、少なくとも1つのプロセッサと、
    を含
    前記電力決定ユニットは、前記第1の燃料電池装置の周囲温度が、所定の温度より低い場合、前記冷却ユニットが動作する温度よりも低い温度に関連する発電電力となるように前記第1の燃料電池装置の発電電力を決定する、制御装置。
  8. 前記第1の燃料電池装置における発電電力とそれに関する前記媒体の温度との第1の関係を記憶し、前記第2の燃料電池装置における発電電力とそれに関する前記媒体の温度との第2の関係を記憶する、記憶ユニットと、をさらに含
    前記電力決定ユニットは、前記記憶ユニットに記憶された前記第1の関係および前記第2の関係に基づいて、前記合計発電電力を決める、請求項記載の制御装置。
  9. 前記媒体が前記排ガスと熱交換して熱を受ける熱交換ユニットをさらに含み、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記第1の燃料電池装置の前記発電電力が、予め定める基準電力よりも大きいとき、
    前記熱交換ユニットに流れる前記媒体の流量を、前記基準電力以下における前記媒体の流量よりも大きくなるように、前記第1の燃料電池装置を制御する、請求項記載の制御装置。
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