JP6733865B2 - カメラ装置 - Google Patents

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本開示は、自転車等の移動体に装着されるカメラ装置に関するものである。
近年、サイクルレコーダ等のアクションカメラ装置が市場に出回り始めている。これらのアクションカメラ装置を使用する際、動画撮影中に録音を行うことがあり、マイクを内蔵したアクションカメラ装置の需要が高まってきている。
一方、従来、録音用マイクを内蔵したデジタルカメラにおいて、マイクはカメラの筐体に固定されていることが多い(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−197788号公報
しかし、サイクルレコーダ等、移動体に装着されるアクションカメラ装置は、路面の凹凸等によって、移動中に長時間の振動を受けることが多い。この場合、マイクと筐体との間をビス等で取り付けていると、振動により緩みを生じ、筐体との間でがたつきを生じてしまうおそれがあった。また、筐体内には、電池収納ボックスが配置されているが、これは重量が大きいため、筐体との間で干渉しやすく、マイクに、干渉時の異音が集音されるおそれがあった。
本開示はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的は、移動中の振動等により発生するカメラ装置内での異音を、マイクが集音するのを防止し、高品質の集音性能を有するマイクを備えたカメラ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、ここに開示する技術では、電池収納ボックスにマイクを取り付けることで、筐体と電池収納ボックスとの間の干渉の影響を低減できるようにした。
具体的には、ここに開示するカメラ装置は、移動体に装着するカメラ装置であって、前記カメラ装置は、集音用の開口部を備えた筐体と、前記筐体内に設置される電池収納ボックスと、前記電池収納ボックスの、前記開口部に近接した位置に取り付けられるマイクと、を備え、前記マイクが取り付けられるマイク取り付け部は、前記電池収納ボックスの上面で、かつ前記電池収納ボックスの前面よりも前方に突き出して設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、電池収納ボックスにマイクを取り付けることで、重量が大きく、振動等で動く可能性がある電池収納ボックスとマイクとの間の干渉を回避することができる。この干渉を抑制することで、異音の発生を抑え、マイクに異音が集音されるのを防止できる。特に、マイク取り付け部を電池収納ボックスの前面よりも前方に突き出して設けることで、電池収納ボックスの内部で発生する干渉による異音を、マイクが集音するのを防止できる。
また、電池収納ボックスとマイク取り付け部とは、樹脂で一体的に成形されてなることが好ましい。
この構成によれば、電池収納ボックスとマイク取り付け部とが、樹脂で一体成形されることにより、電池収納ボックスとマイクとの間でのがたつきも無くすことができ、異音の発生を防止できる。
カメラ装置は、複数のマイクと、複数のマイクの間に配置されたスピーカーと、を有し、マイク取り付け部とスピーカーが取り付けられるスピーカー取り付け部とは、樹脂で一体的に成形されてなることが好ましい。
この構成によれば、マイクを離間して有することで、ステレオで集音を行うことができ、また、マイクとスピーカーとを近接して配置することで音声入出力部を小型化できる。
さらに、マイク取り付け部とスピーカー取り付け部とを一体成形することにより、音声入出力部の強度を向上でき、マイクやスピーカーの組み付け時の破損等を防止できる。
スピーカー取り付け部は、電池収納ボックスの上面で、かつ電池収納ボックスの前面よりも前方に突き出して設けられているのが好ましい。
この構成によれば、スピーカー取り付け部を電池収納ボックスの前面よりも前方に突出して設けることで、電池収納ボックスの内部で発生する干渉による異音を、マイクが集音するのを防止できる。また、マイクとスピーカーと、各々に対応する開口部との距離を近づけることができる。このことにより、集音性能やスピーカーから音の出力性能を向上させることが可能となる。
マイク取り付け部とスピーカー取り付け部とは、電池収納ボックスの前面に沿って下方に延びるように設けられたリブをそれぞれ有することが、さらに好ましい。
この構成によれば、電池収納ボックスの前面よりも前方に出したマイク取り付け部及びスピーカ取り付け部のそれぞれの下方に補強用のリブを設けることで、マイク取り付け部及びスピーカ取り付け部のそれぞれの強度が向上し、マイクやスピーカーの組み付け時の破損等を防止できる。
マイク及びスピーカーは、電池収納ボックスの下面に設けられた基板と、配線を介してそれぞれ接続されており、電池収納ボックスの側面には、配線を固定するための配線固定部が設けられているのが好ましい。
この構成によれば、配線固定部を電池収納ボックスに設けることで、配線の取り回しを簡素化できる。
以上説明したように、本開示によると、カメラ装置の筐体内での、マイクと電池収納ボックスとの間の干渉を低減し、高品質な集音性能を有するカメラ装置を実現できる。
カメラ装置の概要を示す斜視図である。 カメラ装置の筐体部分の分解構造図である。 電池収納ボックスの概要を示す、斜め上前方から見た斜視図である。 電池収納ボックスの概要を示す、斜め下前方から見た斜視図である。 電池収納ボックスの概要を示す、斜め上後方から見た図である。 図1のVI−VI線での断面図である。
以下、本実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
なお、本説明において、特に断らない限り、「前」、「後」は、カメラ装置の撮像レンズが配置された側と、その反対側を、「上」、「下」は、筐体の、集音用の開口部が設けられた側と、その反対側をいう。また、「左右」は、前後方向で「前」を基準とした左右をいう。
(カメラ装置の構造)
図1は、本実施形態に係るカメラ装置の概要を示す斜視図であり、図2は、カメラ装置の筐体部分の分解構造図である。
なお、図1、図2において、筐体の細部構造や撮像ユニット等は図示を省略している。
なお、本実施形態に係るカメラ装置1は、撮像レンズ6が移動方向を向くように、移動体、例えば、自転車やバイク等の走行体やドローン等の飛行体等に取り付けられる。
カメラ装置1は、前面に、撮像レンズ6と、上面に、操作ボタン7を備えている。操作ボタン7により、電源のオンオフや、録画の開始、終了を決定している。
カメラ装置の筐体2は、上部筐体3と、下部筐体4と、デックカバー5と、を有している。上部筐体3と下部筐体4とは、互いにねじ止めされて締結されている。さらに、上部筐体3の上にデックカバー5が取り付けられており、デックカバー5は上部筐体3に嵌め込まれている。筐体2の後面には、電池34やSDカード等の記録媒体を出し入れするときに、開閉するための蓋部10が設けられている。
上部筐体3の上面には、筐体2の内方側に向かう凹部3aが設けられており、凹部3aの底部3bには、音声入出力用の開口部3c、3dがそれぞれ設けられている。
また、デックカバー5の上面には、筐体2の内方側に向かう段差部5aが設けられており、段差部5aの縦壁5b(図6参照)には、開口部5c、5dがそれぞれ設けられている。開口部3c、5cはマイク32(図3参照)での集音用であり、開口部3d、5dはスピーカー33からの出力用である。
凹部3aは、防水用のシート(図示せず)で覆われており、外部からカメラ装置1内に雨水等の水分が進入するのを防止している。防水用シートは、例えば、シリコーン等でできている。なお、開口部3dを左右方向に離間して複数設けることにより、複数の開口部3dの間に上部筐体3の一部を残存させることができる。シートが雨水等の進入により下方に垂れ下がると、シートが破れたりするおそれがある。残存した上部筐体3の一部にシートが突き当たることで、シートのたわみ量を低減し、シートの破れ等を抑制できる。
筐体2の内部には、撮像ユニット11(図6参照)と、制御基板14(図4参照)と、電池収納ボックス30とが収納されている。
撮像ユニット11は、イメージセンサ(図示せず)と放熱部12(図6参照)とを有し、筐体2の内部で、撮像レンズ6と対向するように設けられている。撮像レンズ6に入射した光がイメージセンサの撮像面に集光され、光信号が電気信号に変換される。
カメラ装置1は、アンテナ部(図示せず)と、無線LAN通信回路を配設した通信基板19とを有しており、アンテナ部は上部筐体3に、通信基板19は、電池収納ボックス30の上面にそれぞれ取り付けられている。
アンテナ部及び通信基板19は、GPS(Global Positioning System:全地球方測位システム)信号や無線LANからの信号を受信し、位置情報を得るために設けられている。
アンテナ部で受信されたGPS信号及び無線LANからの信号は、通信基板19で信号処理された後、フレキ配線39を通じて、制御基板14(図4参照)上のメモリ素子や記録媒体に記録される。記録された位置情報は、例えば、撮影した動画の画像情報に移動中の位置情報や地図情報を付与したりするのに用いられる。
電池収納ボックス30は、内部にアルカリ電池やリチウムイオン電池等の電池34を収納し、カメラ装置1の各電子部品に電池34から電力が供給される。
本実施形態のカメラ装置によれば、移動中に撮影した動画に、位置情報や、録音による音声または音情報を付加することができ、運転者の記憶に鮮明に残りやすく、また、移動情報をトレースしやすい動画を得ることができる。
(電池収納ボックスの構造)
図3は、本実施形態に係る、電池収納ボックスの概要を示す、斜め上前方から見た斜視図であり、図4は、斜め下前方から見た斜視図、図5は、斜め上後方から見た図である。図6は、図1のVI−VI線での断面図である。
図3、図4及び図5に示すように、電池収納ボックス30は略直方体形状で、電池収納ボックス30の後面は開口部30aを有しており、筐体2の蓋部10を開けたときに、開口部30aを通して電池収容ボックス30内に電池34(図2参照)が収容される。電池34の外部端子(図示せず)は、電池収容ボックス30の前面の内側に設けられた電池端子部35と接続している。電池端子部35は、電池収容ボックス30の前面外側に延設された端子から、配線(図示せず)を通して、制御基板14等に電力を供給している。
制御基板14は、電池収納ボックス30の下面に取り付けられており、制御基板14の上面及び下面には、イメージセンサからの電気信号の処理を行うLSIやシンクロナスDRAM等の多数の電子部品15や電子回路が配設されている。
また、制御基板14には、SDカード等のメモリーカードを収容する記憶媒体収容部16や、USB等の規格に応じた信号を外部とやり取りするための接続端子口17が設置されている。
また、電池収容ボックス30の上面には、通信基板19を配設するための基板配設部30bと、マイク取り付け部30cと、スピーカー取り付け部30dと、が設けられており、電池収容ボックス30と、基板配設部30bと、マイク取り付け部30cと、スピーカー取り付け部30dとは、樹脂で一体的に成形されて、構成されている。
マイク32は、例えば、移動中に運転者が発する音声や、周囲の環境からの音を集音し、音声または音によりマイク32で発生する振動を電気信号に変換する。変換された電気信号は、多くの場合は、制御基板14に配設された電子部品15等により信号処理され、メモリ素子やあるいは、記録媒体収容部16に収容された記録媒体に記録される。
スピーカー33は、例えば、電池残量が少なくなったとき、あるいは目的地に到達した旨のシグナル音等を出力する。
マイク取り付け部30cは、スピーカー取り付け部30dの左右に一つずつ配設されており、上部に開口を有し、側面の一部が切り欠かれた略円筒形状である。上から見たときのマイク取り付け部30cは略C字形状をしている。マイク32は、マイク取り付け部30cに円環状のゴム36を介して挿入され、固定されている。
マイク取り付け部30cの側面に切り欠きを設けることで、ゴム36及びマイク32を挿入する際に、マイク取り付け部30cの側面を若干拡げることができる。このことにより、余分な力をかけることなく、マイク取り付け部30cにゴム36及びマイク32を容易に挿入することができ、マイク取り付け部30cの破損が起こりにくくなる。
スピーカー取り付け部30dは、上から見たときの形状が2つの円弧に挟まれた形状になっており、この円弧の間にスピーカー33が装着される。スピーカー33は、スピーカー取り付け部30dの上面に両面テープ等の接着剤を介して取り付けられている。また、上述したシリコーンシートが、スピーカー33の金属製の周辺部と擦れて破れたりするのを防止するために、スピーカー33の上面に布(図示せず)が貼り付けられている。
また、図4、図6に示すように、マイク取り付け部30cとスピーカー取り付け部30dとは、一体となって、電池収容ボックス30の前面よりも前方に突き出して設けられており、マイク取り付け部30cとスピーカー取り付け部30dの底部には、電池収容ボックス30の前面に沿って下方に延びる補強用のリブ3eをそれぞれ有している。
マイク32の上面とスピーカー33の上面とはほぼ面一となるように配置されている。
また、マイク取り付け部30cとスピーカー取り付け部30dとは、電池収容ボックス30の上面よりも上方に突き出して配設されている。
図4に示すように、電池収容ボックス30の左側面には、マイク32やスピーカー33と、電池収納ボックス30の下面にある制御基板14と、を接続する配線37、38を固定する複数の配線固定部30fが設けられている。個々の配線固定部30fは、一部が切り欠かれた略円環形状であり、配線37、38は、個々の配線固定部30fに挟み込まれて、たるみや余分な張力が発生しないように固定される。
なお、配線固定部30fも、電池収容ボックス30と樹脂で一体的に成形されている。
(電池収納ボックスと金属板材との組立構造)
図3から図6に示すように、電池収容ボックス30は、その上面を覆うように載置された金属板材31と締結されている。具体的には、電池収容ボックス30に設けられた位置決めボス30gが、金属板材31に設けられた位置決め穴31aに挿入された状態で、複数箇所でねじ止めされて締結される。
金属板材31の側方延設部31bは、本体部の下面近傍に至るまで、本体部の右側面、左側面にそれぞれ延設されている。
側方延設部31bは、通信基板19やアンテナ部と、電池収納ボックス30の下面にある制御基板14と、を接続するフレキ配線39を敷設する基部になるとともに、左右側方から外力が加わったときに、電池収納ボックス30を保護する機能を有している。
また、金属板材31の前方延設部31cは、電池収容ボックス30の前面よりも前方に突き出し、途中から下方に折り曲げられて下方延設部31dが設けられ、前方延設部31cと下方延設部31dとは、前面を下にして左側から見て、略L字形状をなすように延設されている。
また、図6に示すように、撮像ユニット11の放熱部12と、下方延設部31dの前面とが、当接するように配置されている。
このように両者を配置することで、イメージセンサの動作中に発生した熱が放熱部12を介して、金属板材31に拡散する。金属板材31は、放熱部12よりも体積も表面積も大きく、金属であるため熱伝導係数も大きい。従って、イメージセンサで発生した熱を短時間で雰囲気中に放熱でき、イメージセンサ近傍での温度上昇を抑制することができる。
また、図3に示すように、下方延設部31dは左右方向に離間して2つ設けられ、その間は高熱伝導性のゴムが貼り付けられた放熱シート(図示せず)で覆われている。
このことにより、イメージセンサから金属板材31への放熱が促進されるとともに、電池収容ボックス30の前面に露出する電池端子部35に熱的ダメージが加わるのを抑制できる。
また、前方延設部31cは、下方延設部31dが電池端子部35と接触しないように、さらに、上述したとおり、電池端子部35への熱的ダメージを抑制するように、電池収容ボックス30の前面から前方に突き出して延設されている。
なお、マイク取り付け部30cとスピーカー取り付け部30dとは、上から見て、前方延設部31cと電池収容ボックス30の前面との間の領域に配設されている。
なお、上記の放熱機能以外に、金属板材31は、電池収納ボックス30に対する上方や側方からの外力に対する保護機能や、制御基板14等に対するグランド電位としての機能も有している。
(本実施形態における作用効果)
次に、本実施形態における作用効果について説明する。
電池収納ボックス30は、重量の大きい電池を着脱可能に内蔵していることもあり、移動中の振動の影響を大きく受ける。筐体2に直接マイク3を取り付けた場合、筐体2と電池収納ボックス30との間で機械的な干渉が大きく、マイク3がその干渉に起因する異音を拾ってしまう。
本実施形態によれば、電池収納ボックス30にマイク3を取り付けることで、マイク3自体が電池収納ボックス30と同じように振動するため、電池収納ボックス30との干渉を抑制することができる。このことにより、異音の発生を抑え、マイク32に異音が集音されるのを防止し、ノイズの少ない高品質の音をマイク32で集音できる。
マイク32での集音品質が向上することで、移動中に撮影した動画を後で再生して鑑賞するときに、心地よく動画を鑑賞できる。また、撮影中に録音した音声以外の音情報もノイズの少ない高品質な状態で保存、再生できる。
また、マイク3と電池収納ボックス30とをビスで取り付けた場合、ビスやねじは振動により緩みを生じ、移動中に両者の間でがたつきが発生するおそれもある。
本実施形態によれば、電池収納ボックス30と、マイク取り付け部30cと、スピーカー取り付け部30dとが、樹脂で一体的に成形されてできていることにより、これらの間に取り付け用のビス等が不要となり、両者の間のがたつきは発生しない。
従って、長時間の移動においても、マイク32に異音が集音されるのを防止できる。
また、樹脂で成形することにより電池収容ボックス30を軽量化でき、カメラ装置全体の軽量化が図れる。
また、本実施形態に係るカメラ装置のように、上面に操作ボタンがある場合は、その操作によって、筐体2の内部の部品に上からの負荷がかかる。さらに、マイク32やスピーカー33は、取り付け部の上から組み付けられるため、マイク取り付け部30cやスピーカー取り付け部30dには、さらに上からの負荷が加わることが多くなる。
マイク取り付け部30cと、スピーカー取り付け部30dとを一体化することにより、全体としてこれらの強度を向上できる。特に、上からの負荷に対しても強度が増すため、マイク32やスピーカー33の組み付け時の破損を防止できる。
また、マイク取り付け部30cと、スピーカー取り付け部30dとの底部に、電池収容ボックス30の前面に沿って、下方に延びる補強用のリブ3eをそれぞれ設けることで、上からの負荷に対して、さらに強度を向上させることができる。
さらに、マイク32の集音部を離間して配設することで、ステレオ集音が可能となるとともに、スピーカー33の左右両側にマイク32を配置することで、スピーカー33とマイク32とを近接して配置でき、音声入出力部の小型化が図れる。
また、上述したように、電池収容ボックス30の前方には、金属板体31の前方延設部31cと下方延設部31dとで区画される空間を有している。
マイク取り付け部30cと、スピーカー取り付け部30dとが、電池収容ボックス30の前面より前方に突き出して設けられることにより、放熱等のために確保された上記の空間を有効利用でき、カメラ装置の小型化が図れる。
また、図示しないが、電池収容ボックス30の内部の前面側では、電池端子部35と、電池34の接続端子とが接触しており、移動中の振動により、機械的干渉が起こりやすい場所である。
本実施形態によれば、この領域を避けてマイク3を配設することができ、マイク32が異音を集音するのを防止できる。
また、上部筐体3の内面には、液晶モニターや、その駆動回路等を備えた基板等が取り付けられている。このため、上部筐体3と電池収納ボックス30との間は、一定の空間を設ける必要がある。
しかし、マイク32と、それに対応する集音用の開口部3c、5cとの距離、また、スピーカー33と、それに対応する音出力用の開口部3d、5dとの距離は、集音効率および出力効率の観点から可能な限り近づけてやる必要がある。
一方、マイク32やスピーカー33の上方には、集音や音の出力を妨げないよう他の部品は配設されない。
そこで、本実施形態に示したように、マイク取り付け部30cとスピーカー取り付け部30dとを電池収容ボックス30の上方に突き出して配設することにより、マイク32やスピーカー33と、各々に対応する開口部3c、5cや、3d、5dとの距離を近づけることができる。このことにより、集音性能やスピーカー33から音の出力性能を向上させることが可能となる。
また、電池収容ボックス30の側面に配線固定部30fを設け、マイク32やスピーカー33と制御基板14との間を接続する配線37、38を確実に固定することで、配線がたるんで、移動中の振動により接続部が外れるのを防止できる。また、余分な張力がかかって配線が断線するのも防止できる。さらに、配線の取り回しが簡素化され、カメラ装置の小型化が図れる。
なお、本実施形態において、通信基板19を電池収納ボックス30の上面に配設したが、上部筐体3に取り付けてもよい。
また、配線固定部30fを、電池収容ボックス30の左側面に設けたが、右側面に設けてもよい。
操作ボタン7の数も本実施形態に限られず、さらに多くても少なくてもよい。
なお、本実施形態に係るカメラ装置は、自転車やバイクやドローン等の移動体に装着される用途に限られず、その他のデジタルカメラに用いてもよい。
本開示は、電池収納ボックスにマイクを取り付け、カメラ装置内部で発生する異音の集音を抑制できるため、サイクルレコーダ等の、移動体に装着するカメラ装置に適用する上で、有用である。
1 カメラ装置
2 筐体
3 上部筐体
集音用開口部
3d スピーカー出力用開口部
4 下部筐体
5 デックカバー
5c 集音用開口部
5d スピーカー出力用開口部
30 電池収納ボックス
30a 開口部
30b 基板配設部
30c マイク取り付け部
30d スピーカー取り付け部
30e リブ
30f 配線固定部
31 金属板体
31b 側方延設部
31c 前方延設部
31d 下方延設部
32 マイク

Claims (6)

  1. 移動体に装着するカメラ装置であって、
    前記カメラ装置は、集音用の開口部を備えた筐体と、
    前記筐体内に設置される電池収納ボックスと、
    前記電池収納ボックスの、前記開口部に近接した位置に取り付けられるマイクと、を備え
    前記マイクが取り付けられるマイク取り付け部は、前記電池収納ボックスの上面で、かつ前記電池収納ボックスの前面よりも前方に突き出して設けられている、カメラ装置。
  2. 前記電池収納ボックスと前記マイク取り付け部とは、樹脂で一体的に成形されてなる、請求項1に記載のカメラ装置。
  3. 前記カメラ装置は、複数の前記マイクと、複数の前記マイクの間に配置されたスピーカーと、を有し、
    前記マイク取り付け部と前記スピーカーが取り付けられるスピーカー取り付け部とは、樹脂で一体的に成形されてなる、請求項1または2に記載のカメラ装置。
  4. 記スピーカー取り付け部は、前記電池収納ボックスの上面で、かつ前記電池収納ボックスの前面よりも前方に突き出して設けられている、請求項3に記載のカメラ装置。
  5. 前記マイク取り付け部と前記スピーカー取り付け部とは、前記電池収納ボックスの前面に沿って下方に延びるように設けられたリブをそれぞれ有する、請求項4に記載のカメラ装置。
  6. 前記マイクと前記スピーカーとは、前記電池収納ボックスの下面に設けられた基板と、配線を介してそれぞれ接続されており、
    前記電池収納ボックスの側面には、前記配線を固定するための配線固定部が設けられている、請求項3ないし5のいずれか1項に記載のカメラ装置。
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