JP6733003B2 - シート積載装置、シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート積載装置、シート給送装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、シートを積載するシート積載装置並びにこれを備えるシート給送装置及び画像形成装置に関する。
一般に、プリンタ等の画像形成装置において、シートを収納する給紙カセットの残量が外側から視認できるように、給紙カセットの表示窓に残量表示部を設けたものが知られている。このような装置として、シートの積載量に応じて昇降可能に設けられた中板と、中板に連動して回動可能に設けられたアームと、アームの先端に設けられてシートの残量を表示する表示部と、を備えたシート収容装置が提案されている(特許文献1参照)。
他にも、中板と当接可能に設けられシートの残量を表示する残量マーカーを備え、中板が満紙状態から所定高さ上昇してから残量マーカーに当接し、残量マーカーの表示が変更される給紙装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開平10−245139号公報 特開2008−195479号公報
特許文献1及び2に記載の装置のように、中板をバネによって給送ローラに向けて付勢し、中板に積載されたシートと給送ローラとを圧接させる構成では、給紙カセットを引き出す際に、中板をバネに抗して押し下げた状態でロックするものが多い。そして、中板をロックする際やロックを解除する際には、満紙状態の中板の位置(満紙位置)やロック位置よりも中板が押し下げられる。
特許文献1記載のシート収容装置は、中板が下降すると、アームを介して表示部が上昇する構成となっている。そして、満紙状態であれば表示部が給紙カセットに設けられた表示窓の最上位置に位置するのが理想であるが、ロック又はロック解除のために中板を満紙位置やロック位置より押し下げるために、表示窓と表示部との間に隙間を設ける必要がある。これにより、ユーザが表示窓と表示部との間の隙間を見て、シートを更に積載できると勘違いして、給紙カセットにシートを過積載する虞があった。
本発明は、シート積載装置において、シートが積載される積載部を有し、装置本体に対して引出し可能に設けられた積載手段と、前記積載部を上方に付勢する付勢部材と、前記積載手段が前記装置本体に対して引き出された状態において、前記積載部を第1位置に保持する保持手段と、前記積載手段が前記装置本体に装着される動作に従って、前記付勢部材の付勢力に抗して前記積載部を前記第1位置よりも下方の第2位置に押し下げて、前記保持手段による前記積載部の保持を解除する解除手段と、前記積載部に積載されたシートの量を表示するための表示部と、前記表示部を前記積載部の昇降に連動させるように、回動する回動部と、を備え、前記回動部は、前記解除手段が前記積載部を前記第1位置から前記第2位置に押し下げる際に、前記回動部を回動させないように弾性変形する弾性部を有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、シートの過積載を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るプリンタを示す全体概略図。 カセットを示す全体斜視図。 カセットを挿抜する際の中板の動きを説明する図であって、(a)はカセットが装置本体に装着されている状態、(b)はカセットが途中まで引き抜かれ中板がロックされる直前の状態、(c)はカセットが最後まで引き抜かれた状態を示す。 中板と表示部の移動関係を示す図であって、(a)は中板が第1位置にある状態、(b)は中板が第2位置にある状態、(c)は中板にシートが満載となっている状態を示す。 第2の実施の形態に係る中板と表示部の移動関係を示す図であって、(a)は中板に所定量シートが積載された状態、(b)は中板が第1位置にある状態、(c)は中板が第2位置にある状態、(d)は中板にシートが満載となっている状態を示す。
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態に係るプリンタ1(画像形成装置)は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。プリンタ1は、図1に示すように、シートを収納するカセット10(シート積載装置)と、カセット10に収納されたシートを給送する給送部60と、シートに画像を形成する画像形成ユニット70と、定着ユニット80と、を有している。
画像形成ユニット70(画像形成手段)は、レーザースキャナ71と、感光体ドラム72と、現像ローラ73と、帯電ローラ74と、を有している。プリンタ1に画像形成の指令が出力されると、プリンタ1に接続された外部のコンピュータ等から入力された画像情報に基づいて、画像形成ユニット70による画像形成プロセスが開始される。レーザースキャナ71は、入力された画像情報に基づいて、感光体ドラム72に向けてレーザ光を照射する。このとき感光体ドラム72は、帯電ローラ74により予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光体ドラム72上に静電潜像が形成される。その後、現像ローラ73によりこの静電潜像が現像され、感光体ドラム72上にトナー像が形成される。
上述の画像形成動作に並行して、カセット10に積載されたシートSが給送部60によって給送される。この際、シートSが積載された中板12は、コイルばね13によって上方に付勢されており、中板12上に積載されたシートSの先端部が給送ローラ61に圧接(接触)する。給送ローラ61は給送時のみ時計回りに回転するように制御されており、給送部60の給送ローラ61及び分離パッド62によってシートSが1枚ずつ分離されて給送される。給送されたシートSは、レジストレーションユニット92に搬送される。なお、カセット10と給送部60によって、シート給送装置65が構成される。
レジストレーションユニット92は、シートSにループを形成させて斜行を補正し、所定の搬送タイミングでシートSを感光体ドラム72及び転写ローラ75によって形成される転写ニップNに向けて搬送する。感光体ドラム72上に形成されたトナー像は、転写ニップNにおいて転写ローラ75から転写バイアスが印加されてシートSに転写される。トナー像が転写されたシートSは、搬送ベルト91によって定着ユニット80に搬送され、定着ユニット80の加熱ローラ81及び加圧ローラ82によってトナー像が定着されて、排出ローラ対93により排出トレイ94上に排出される。
カセット10は、図1及び図2に示すように、シートを収納するカセット本体11(積載手段)と、カセット本体11の回動軸14に回動可能に支持され、シートSが積載される中板12(積載部)と、を有している。また、カセット10は、中板12を給送ローラ61に向けて上方に付勢する弾性部材であるコイルばね13(付勢部材)と、中板12に積載されたシートの幅方向及び後端を規制する幅規制部材15,16及び後端規制部材17と、を有している。
更に、カセット10は、中板12に一体に形成されてシートの幅方向にそれぞれ延びる中板アーム12a,12aに当接して、中板12を保持する保持部材18、18(保持手段)と、後述する連動手段50(図4参照)と、を有している。なお、中板アーム12a,12aは、中板12と別体に設けてもよい。カセット10は、矢印F方向に向けて移動されることでプリンタ1の装置本体1Aに装着される。また、カセット本体11の一側面11a(外装面)には不図示のハンドルが設けられており、ユーザはこのハンドルを把持して、カセット10を矢印F方向とは逆方向に引出すことができる。
次いで、図3に沿って、カセット10を引出す場合及び装着する場合の中板12の動きについて説明する。図3(a)はカセットが装置本体に装着されている状態、図3(b)はカセットが途中まで引き抜かれ中板がロックされる直前の状態、図3(c)はカセットが最後まで引き抜かれた状態を示す。また、中板12は、図3(c)において第1位置に位置しており、図3(b)において第2位置に位置している。なお、中板12の両端側に設けられた保持部材18,18によって中板12の中板アーム12a,12aがロックされるが、一方の保持部材18及び一方の中板アーム12aのみ説明し、他方側の説明は省略する。
保持部材18は、カセット本体11に対して回動可能に設けられており、突起部18aと、中板アーム12aを保持可能な保持面18bと、を有している。保持部材18は、図3(b)に示す付勢バネ19(保持付勢部材)によって保持位置(図3(b)(c)に示す位置)に付勢されていると共に、突起部18aが押圧されることで解除位置(図3(a)に示す位置)に移動可能に構成されている。中板12は、図3(c)に示すように、保持位置に位置する保持部材18の保持面18bによって中板アーム12aが保持されることで、第1位置に保持される。なお、保持部材18と、付勢バネ19と、によって保持手段40が構成される。
プリンタ1の装置本体1Aには、カセット10が挿抜される位置に、第1解除部3及び第2解除部4が形成されており、第1解除部3は、下方にそれぞれ傾斜する第1案内面3a及び第2案内面3bによって山なり(略三角形状)に形成されている。第2解除部4は、保持部材18の突起部18aを押圧可能に形成されており、カセット10が装置本体1Aに装着された状態では、保持部材18は第2解除部4によって付勢バネ19に抗して押圧されて、解除位置にて保持される。これら第1解除部3及び第2解除部4によって解除手段5が構成される。
カセット10が装置本体1Aから矢印G方向に引き出される際には、図3(a)(b)に示すように、中板12の中板アーム12aが第1解除部3の第1案内面3a(案内面)によって下方に向けて案内される。また、保持部材18の突起部18aは、解除位置を維持したまま第2解除部4と摺動する。
そして更にカセット10を引き出すと、図3(b)に示すように、中板アーム12aは第1案内面3a(又は第2案内面3b)の下端に当接し、中板12は第1位置よりも距離dだけ下方の第2位置に位置する。この際、第2解除部4は保持部材18の突起部18aから離間し、保持部材18は、付勢バネ19によって保持位置に移動する。保持部材18は、解除位置から保持位置に移動する際に、保持面18bと中板アーム12aとの間に上記距離dだけ隙間があるために、中板アーム12aに干渉することなく回動することができる。保持位置に位置した保持部材18の保持面18bは、中板12の中板アーム12aと対向する。
更にカセット10を引き出すと、図3(c)に示すように、中板アーム12aがコイルばね13によって上方に付勢されると共に第2案内面3bに案内されて、中板アーム12aが保持部材18の保持面18bに当接し、中板12は第1位置で保持される。
一方、カセット10が装置本体1Aに向けて矢印Gとは逆方向に装着される途中で、図3(c)(b)に示すように、中板アーム12aが第1解除部3の第2案内面3bによって下方に移動し、中板12が第1位置から第2位置に移動する。更にカセット10を装置本体1Aに向けて挿入すると、第2解除部4が保持部材18の突起部18aを付勢バネ19の付勢力に抗して押圧して、保持部材18が保持位置から解除位置に移動する。この際、保持面18bと中板アーム12aとの間に上記距離dだけ隙間があるために、保持部材18は、中板アーム12aに干渉することなく回動することができる。
すなわち、解除手段5は、カセット10が装置本体1Aに装着される動作に従って、コイルばね13の付勢力に抗して中板12を第1位置よりも下方の第2位置に押し下げた後に、保持手段40による中板12の保持を解除する。
保持部材18が解除位置に移動することにより中板アーム12aのロックが解除され、カセット10を更に挿入すると、中板アーム12aは、コイルばね13によって上方に付勢されると共に第1案内面3aによって案内されて上方に移動する。これにより、中板12は、図3(a)に示すように上昇し、中板12に積載されたシートSが給送ローラ61に圧接する。
次に、図4に沿って、連動手段50の構成及び作用について説明する。連動手段50は、カセット本体11に回動軸32を中心に回動可能に支持される回動アーム33と、カセット本体11に形成されたガイド溝20に係合し、カセット本体11に昇降自在に支持される移動部材31と、を有している。回動アーム33は、一端側がY字状に分岐され、中板12の下面(下側)と当接する第1当接部33aと、中板12の上面(上側)と当接する第2当接部33bと、が形成されている。中板12は、第1当接部33aと第2当接部33bとの間に突出して設けられている。
第1当接部33aの基端部には、切欠き35が形成されており、この切欠き35によって薄肉となって弾性変形可能な弾性部33c(規制手段)が回動アーム33に一体に形成されている。回動アーム33の、第1当接部33a及び第2当接部33bに対して回動軸32を挟んで他端側には、移動部材31のリブ31bに当接可能な第3当接部33dが形成されている。なお、本実施の形態では回動アーム33全体が弾性材料から形成されているが、弾性部33cのみを弾性材料から形成してもよい。
移動部材31は、カセット本体11の一側面11aに形成された貫通孔11bに貫通する表示部31aと、リブ31bと、を有している。移動部材31は、回動アーム33の回動に伴って、第3当接部33dがリブ31bに当接することで、回動アーム33の回動に連動して昇降する。より詳しくは、移動部材31は、中板12が下降する際には回動アーム33を介して上昇し、中板12が上昇する際には回動アーム33を介して下降する。表示部31aは、貫通孔11bに貫通してカセット本体11の一側面11aに面一に形成されており、外観が良好である。
次に、連動手段50の作用について説明する。図4(a)に示すように、カセット10が装置本体1Aから引き出された状態では、中板12は、上述したように第1位置で保持手段40により保持される。この際、移動部材31の上端は、カセット本体11に形成されたストッパ11cに当接して、表示部31aの最上位置が位置決めされている。この時、貫通孔11bの上縁(端縁)と表示部31aの上面との隙間G1は、ほとんど空いていない。
カセット10を装置本体1Aに装着する過程では、上述したように中板12が第1位置よりも下方の第2位置に移動する。この際、図4(b)に示すように、中板12が第1位置から第2位置に移動すると、回動アーム33の第1当接部33aが中板12の下面によって下方に押圧される。すると、回動アーム33には、移動部材31を上方に押圧するような回転モーメントが発生するが、ストッパ11cによって移動部材31の上方への移動が規制され、薄肉に形成された弾性部33cに応力集中して、弾性部33cが弾性変形する。すなわち、中板12の移動が、表示部31aに伝達しないように弾性部33cによって吸収される。これにより、貫通孔11bの上縁(端縁)と表示部31aの上面との隙間G2は、上記隙間G1と等しい(G1=G2)。
カセット10が装置本体1Aに装着され、かつ中板12にシートが満載となっている時の中板12の位置は、図4(c)に示すように、中板12は、第1位置よりも僅かに上方となる。そのため、例えば、中板12にシートSを満載にしてカセット10を装置本体1Aに装着すると、中板12が第1位置から僅かに上方に移動するために、回動アーム33を介して移動部材31が僅かに移動する。そのため、この時の貫通孔11bの上縁(端縁)と表示部31aの上面との隙間G3は、隙間G1又は隙間G2よりも僅かに広くなる(G3=G1+δa)。
なお、上記の表示部31aの移動は、カセット10を装置本体1Aに装着(挿入)する場合を例にして説明したが、カセット10を装置本体1Aから引き出す際にも中板12は第1位置から第2位置に下方に移動する。この時、弾性部33cが弾性変形することで表示部31aが移動しないことはもちろんである。
仮に、弾性部33cを設けない場合を想定すると、中板が第1位置から第2位置に下方に移動する際に、回動アーム33を介して表示部31aが上方に移動してしまう。そのため、貫通孔11bと表示部31aの上面との隙間を、表示部31aが上方に移動する分だけ空けなくてはならなくなる。すると、この隙間が広くなって、カセット10にシートが満載状態であるにもかかわらず、ユーザがシートを更に積載できると勘違いして、過積載となる虞がある。
そこで、本実施の形態では、回動アーム33に弾性部33cを設けて、中板12が第1位置にある場合と第2位置にある場合とで表示部31aが移動しないように構成した。これにより、隙間G1及び隙間G2をほぼ0にすることができ、シートの過積載を防止することができる。また、表示部31aは、中板12が第1位置から第2位置に下方に移動する際以外には、回動アーム33を介して中板12に連動するので、満載状態からシート残量が0になるまで連続してカセット10内のシート量を認識することができる。
なお、本実施の形態では、弾性部33cを第1当接部33aの基端部に形成したが、これに限定されず、連動手段50のどこかに弾性部が形成されればよい。例えば、中板12が第1位置から第2位置に移動する際に弾性変形する弾性部を、回動アーム33の第3当接部33d側に設けてもよく、移動部材31のリブ31bに設けてもよい。
また、本実施の形態では、回動アーム33と移動部材31とを別部材から構成したが、一部材から構成してもよい。また、回動アーム33を、回動軸32を中心に回動せずに、上下方向にスライド移動可能に構成してもよい。
また、本実施の形態では、表示部31aが貫通する貫通孔11bを、カセット本体11におけるシートの給送方向上流側の一側面に設けたが、これに限定されない。例えば、連動手段50を給送方向と直交する方向に延出するように配置して、カセット本体11におけるシートの給送方向と直交する方向に貫通孔を形成してもよい。この際、中板12の給送方向における下流端側が、回動アーム33の第1当接部33aと第2当接部33bとの間に突出する。
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、第1の実施の形態の連動手段の構成を変更したものであり、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
本発明の第2の実施の形態に係るカセット100(シート積載装置)は、連動手段150を有している。連動手段150は、図5(a)に示すように、カセット本体11に回動軸132を中心に回動可能に支持される回動アーム133と、カセット本体11に形成されたガイド溝20に係合しカセット本体11に昇降自在に支持される移動部材131と、を有している。なお、図5(a)は、カセット100が装置本体1Aに装着され、かつ中板12にシートが所定量積載された状態である。回動アーム133(回動部材)は、一端側がY字状に分岐され、中板12の下面と当接する第1当接部133aと、中板12の上面と当接する第2当接部133bと、が形成されている。中板12は、第1当接部133aと第2当接部133bとの間に突出して設けられている。
回動アーム133の、第1当接部133a及び第2当接部133bに対して回動軸132を挟んで他端側には、移動部材131のリブ131b,131dに当接可能な扇形状部133dが形成されている。扇形状部133dは、回動軸132を中心とする円弧面133eを有している。
移動部材131は、カセット本体11の一側面11aに形成された貫通孔11bに貫通する表示部131aと、リブ131b,131dと、を有している。移動部材131は、回動アーム133の回動に伴って、扇形状部133dがリブ131b,131dに当接することで、回動アーム133の回動に連動して昇降する。より詳しくは、移動部材131は、中板12が下降する際には回動アーム133を介して上昇し、中板12が上昇する際には回動アーム133を介して下降する。表示部131aは、貫通孔11bに貫通してカセット本体11の一側面11aに面一に形成されており、外観が良好である。
次に、連動手段150の作用について説明する。図5(b)に示すように、カセット100が装置本体1Aから引き出された状態では、中板12は、上述したように第1位置で保持手段40により保持される。この際、扇形状部133dの円弧面133eは、リブ131bの端部131cに当接しており、表示部31aの最上位置が位置決めされる。また、この時、貫通孔11bの上縁(端縁)と表示部131aの上面との隙間g1は、ほとんど空いていない。
カセット100を装置本体1Aに装着する過程では、上述したように中板12が第1位置よりも下方の第2位置に移動する。この際、図5(c)に示すように、中板12が第1位置から第2位置に移動すると、回動アーム33の第1当接部33aが下方に押圧されて、扇形状部133dが上方に(反時計回りに)回動する。しかしながら、扇形状部133dの円弧面133eとリブ131bの端部131cが当接しているため、円弧面133e上を端部131cが摺動し、移動部材131が上下方向に移動することはない。
すなわち、中板12の移動が、表示部131aに伝達しないように円弧面133e及びリブ131b(摺動部)から構成される吸収手段によって吸収される。これにより、貫通孔11bの上縁(端縁)と表示部31aの上面との隙間g2は、上記隙間g1と等しい(g1=g2)。
カセット100が装置本体1Aに装着され、かつ中板12にシートが満載となっている時の中板12の位置は、図5(d)に示すように、中板12は、第1位置よりも僅かに上方となる。そのため、例えば、中板12にシートSを満載にしてカセット100を装置本体1Aに装着すると、中板12が第1位置から僅かに上方に移動するために、回動アーム133の扇形状部133dが僅かに下方に(時計回りに)移動する。この時、扇形状部133dの円弧面133eには、依然としてリブ131bの端部131cが当接している。そのため、この時の貫通孔11bの上縁(端縁)と表示部31aの上面との隙間g3は、隙間g1及び隙間g2と等しい(g3=g1=g2)。
なお、上記の表示部131aの移動は、カセット100を装置本体1Aに装着(挿入)する場合を例にして説明したが、カセット100を装置本体1Aから引き出す際にも中板12は第1位置から第2位置に下方に移動する。この時、移動部材131に形成されたリブ131bの端部131cが回動アーム133に形成された扇形状部133dの円弧面133eに摺動することで、表示部131aが移動しないことはもちろんである。
このように、本実施の形態によれば、中板12が第1位置及び第2位置だけでなく、シートが満載状態である時の位置においても、表示部131aの位置が同一となる。これにより、隙間g1、隙間g2及び隙間g3をほぼ0にすることができ、シートの過積載を防止することができる。
1:画像形成装置(プリンタ)、1A:装置本体、3:第1解除部、3a:案内面(第1案内面)、4:第2解除部、5:解除手段、10,100:シート積載装置(カセット)、11:積載手段(カセット本体)、11a:外装面(一側面)、11b:貫通孔、11c:規制部(ストッパ)、12:積載部(中板)、13:付勢部材(コイルばね)、18:保持部材、18b:保持面、19:保持付勢部材(付勢バネ)、131:移動部材、31a,131a:表示部、33a:第1当接部、33b:第2当接部、33c:規制手段(弾性部)、40:保持手段、50,150:連動手段、65:シート給送装置、70:画像形成手段、131:移動部材、131b:規制手段(摺動部、リブ)、132:回動軸、133:回動部材(回動アーム)、133e:規制手段(円弧面)、G1,G2,g1,g2:隙間、S:シート

Claims (15)

  1. シートが積載される積載部を有し、装置本体に対して引出し可能に設けられた積載手段と、
    前記積載部を上方に付勢する付勢部材と、
    前記積載手段が前記装置本体に対して引き出された状態において、前記積載部を第1位置に保持する保持手段と、
    前記積載手段が前記装置本体に装着される動作に従って、前記付勢部材の付勢力に抗して前記積載部を前記第1位置よりも下方の第2位置に押し下げて、前記保持手段による前記積載部の保持を解除する解除手段と、
    前記積載部に積載されたシートの量を表示するための表示部と、
    前記表示部を前記積載部の昇降に連動させるように、回動する回動部と、を備え、
    前記回動部は、前記解除手段が前記積載部を前記第1位置から前記第2位置に押し下げる際に、前記回動部を回動させないように弾性変形する弾性部を有する、
    ことを特徴とするシート積載装置。
  2. 前記回動部は、前記積載部の下側と当接する第1当接部と、前記積載部の上側と当接する第2当接部と、を有し、
    前記弾性部は、前記積載部が前記第1位置から前記第2位置に向けて移動する際に、前記積載部の下側が前記第1当接部を押圧することで弾性変形する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
  3. 前記積載手段は、前記積載部の下方に配置される底板を有し、
    前記弾性部は、前記積載部が前記第1位置から前記第2位置に向けて移動する際に、前記積載部の下側が前記第1当接部を前記底板へ向けて押圧することで弾性変形する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート積載装置。
  4. 前記弾性部は、前記第1当接部の基端部に設けられる、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のシート積載装置。
  5. 前記弾性部は、前記第2当接部の基端部の厚さよりも薄い薄肉部である、
    ことを特徴とする請求項4に記載のシート積載装置。
  6. 前記回動部の前記第2当接部は、前記積載部が前記第1位置から前記第1位置よりも上方の第3位置に向けて移動する際に、前記表示部を前記積載部に連動して連続的に移動させる、
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  7. 前記表示部を有し、前記回動部に押圧されて移動可能な移動部材を備え、
    前記積載手段は、前記積載部が前記第1位置から前記第2位置に向けて移動する際に、前記移動部材の移動を規制する規制部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  8. 前記積載手段は、前記表示部が貫通する貫通孔を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  9. 前記表示部は、前記積載手段の外装面に面一に形成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  10. 前記積載手段が前記装置本体に装着され、かつシートが満載された状態の前記積載部の位置は、前記第1位置よりも上方である、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  11. 前記保持手段は、前記積載部を保持可能な保持面を有し、回動可能に支持される保持部材と、前記保持部材を、前記第1位置に位置する前記積載部を保持可能な位置に付勢する保持付勢部材と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  12. 前記解除手段は、前記積載手段が前記装置本体に装着される際に、前記付勢部材の付勢力に抗して前記積載部を前記第2位置に押し下げる第1解除部と、前記保持付勢部材の付勢力に抗して前記保持部材を回動させる第2解除部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のシート積載装置。
  13. 前記第1解除部は、前記積載手段が前記装置本体から引き出される際に、前記積載部を前記第2位置に向けて案内する案内面を有する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のシート積載装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載のシート積載装置と、
    前記積載部に積載されたシートを給送する給送ローラと、を備え、
    前記付勢部材は、前記積載部に積載されたシートが前記給送ローラに接触するように前記積載部を上方に付勢し、
    前記積載手段が前記装置本体から引き出される動作に従って、前記積載部を前記第1位置に下降させることで前記積載部に積載されたシートと前記給送ローラとの接触が解除される、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  15. 請求項14に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置から給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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