JP2004269148A - シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シートを確実に1枚ずつ分離して給送することのできるシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート積載手段4に積載されたシートをシート給送手段2により送り出した後、シート分離部により1枚ずつ分離させて給送する。そして、シート積載手段4のシート給送手段2に対向する位置に設けられた第1分離部材13のシート給送方向の上流に第2分離部材14を設け、これら第1分離部材13及び第2分離部材14の協働により、シート給送手段2により送り出されるシートがシート分離部に達する前にシートを予め分離するようにする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシートを1枚ずつ分離して給送するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタや複写機等の画像形成装置においては、シートを画像形成部に給送するシート給送装置を備えている。そして、このようなシート給送装置としては、画像形成装置本体の底部に装填されたカセットに収納されたシートを給送するカセット給送部の他、画像形成装置本体に引き出し、或は開閉可能に設けたトレイにシートを積載し、このシートを給送ローラにより給送するようにした手差し給紙部である、マルチ給送部を備えたものがある。
【0003】
図12は、このようなマルチ給送部を備えた従来の画像形成装置の概略構成を示す図であり、同図において、140はマルチ給送部であり、このマルチ給送部140は、画像形成装置本体100に開閉自在に設けられ、シートPを積載するトレイ145、画像形成時には画像形成動作に応じて回転してトレイ145上からシートPを給送する給送ローラ143を備えている。
【0004】
また、116はカセット給送部であり、このカセット給送部116は画像形成装置本体100の底部に装填されたカセット117と、このカセット117に収納されたシートPを給送する給送ローラ118とを備えている。
【0005】
そして、シートPをマルチ給送部140から画像形成部101に給送する場合には、給送ローラ143によりトレイ145上からシートPを1枚ずつ給送するようにしている。また、シートPをカセット給送部116から画像形成部101に給送する場合には、給送ローラ118及びリタードローラ対119により、カセット内に収納されたシートPを1枚ずつ分離して給送するようにしている。なお、このようにマルチ給送部140又はカセット給送部116から給送されたシートPは、この後、画像形成部101に搬送されて画像が形成される。
【0006】
図13は、このようなマルチ給送部140の構成を示す図であり、同図において、146は給送ローラ143の下方に上下方向に回動自在に設けられた中板であり、この中板146は、シートをトレイ145にセットする際は、図14に示すように下方回動しており、このように中板146が回動することにより、給送ローラ143と中板146との間にはセットするシート厚以上のギャップaが形成される。
【0007】
そして、このように給送ローラ143と中板146との間にギャップaを形成することにより、シートPを給送ローラ143と中板146との間に押し込むことができる。そして、この後、図15に示すように中板146を上方回動させることにより、シートPを給送ローラ143に圧接させることができ、これにより給送ローラ143が回転するとシートPが送り出されるようになる。
【0008】
なお、147は給送ローラ143に圧接する摩擦パッドであり、この摩擦パッド147によりシートPを一枚ずつ分離することができるようになっている。また、147Aは上端部に摩擦パッド147を保持した摩擦パッドホルダであり、この摩擦パッドホルダ147Aは給送ローラ143の下方に上下方向に回動自在に保持されると共に、不図示の付勢手段により摩擦パッド147を給送ローラ143に圧接させるように付勢されている。
【0009】
なお、マルチ給送部140では、トレイ145を開いた状態で給紙動作が可能なため、さらに製造コストやランニングコスト等の経済性を考慮して図16に示す手動移動手段であるレバー148を上下方向に手動操作することにより、中板146を上下方向に回動させるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来のシート給送装置を備えた画像形成装置において、順次シートが給送されることによりトレイ上のシートの枚数が減少し、最下部のシートとトレイとの間の摩擦力よりも給送ローラの給送力の方が大きくなると、例えばマルチ給送部140の場合、シートが束となって摩擦パッド147と給送ローラ143とで構成されるシート分離部に送り出されることがある。
【0011】
ここで、シート分離部では複数枚のシートが進入してきた場合には、摩擦パッドホルダ147Aが不図示の付勢手段に抗して下方回動するため、複数枚のシートが進入してきた場合でも最上位のシートを分離することができるが、このように束状となったシートが送り出されると、摩擦パッドホルダ147Aの下方回動範囲が狭い場合には、シート分離部でシート束が詰まってしまう場合がある。
【0012】
そこで、従来は、図17に示すようにシート分離部の上流に位置する中板上に給送ローラ143と対向させて中板シート150を設け、この中板シート150によってシート分離部にシートを送り出す前にシートを予め分離するようにすることにより、シートが束状になって送り出されるのを防ぐようにしている。
【0013】
しかし、近年、シートの種類が増え、特に再生紙等は、環境による摩擦係数等の表面性の変化が著しいため、中板シート150を設けただけでは、シートの束給送を確実に防止することができない。また、表面性が変化すると、特に、図17に示すような一つの給送ローラ143によりシートを送り出すようにした場合、シートの斜行が起こり易い。
【0014】
そこで、本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、シートを確実に1枚ずつ分離して給送することのできるシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シート積載手段に積載されたシートをシート給送手段により送り出した後、シート分離部により1枚ずつ分離させて給送するシート給送装置において、前記シート積載手段の前記シート給送手段に対向する位置に設けられた第1分離部材と、前記第1分離部材のシート給送方向の上流に設けられ、前記シート給送手段により送り出されるシートが前記シート分離部に達する前に、前記第1分離部材と協働して前記シートを予め分離する第2分離部材と、を備えたことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例である複写機の概略構成を示す図である。
【0018】
同図において、200は複写機、200Aは複写機本体(以下、装置本体という)であり、この装置本体200Aの上部には画像読取部であるスキャナ部30が、中央部にはシートPに画像を形成する画像形成部40が、更に下部には画像形成部40にシートPを給紙するカセット給送部16及びマルチ給送部50がそれぞれ配置されている。
【0019】
ここで、画像形成部40は、電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラムという)41、現像器42等を有している。そして、感光体ドラム41の表面に、レーザスキャナ43から射出された画像情報に対応するレーザ光が走査されると感光体ドラム表面には潜像が形成され、さらにこの潜像を現像器42によって現像することにより、感光体ドラム表面にトナー画像が形成されるようになっている。
【0020】
またこの後、感光体ドラム41と転写帯電器44とにより構成される転写部に後述するようにシートが搬送されると、感光体ドラム41に形成されたトナー画像がシートに転写されるようになっている。
【0021】
一方、カセット給送部16は転写部ヘシートPを給送するためのものであり、装置本体200Aの底部に装填されたカセット17と、このカセット17に収納されたシートPを給送する給送ローラ18とを備えている。そして、画像形成時には画像形成動作に応じて給送ローラ18及びリタードローラ対19が回転し、カセット17内からシートPを1枚ずつ分離して給送するようになっている。
【0022】
また、マルチ給送部50も転写部ヘシートPを給送するためのものであり、装置本体200Aに開閉自在に設けられたシート積載手段であるトレイ4と、このトレイ4に積載されたシートPを給送するシート給送手段である給送ローラ2とを備えている。そして、画像形成時には画像形成動作に応じて給送ローラ2が回転し、トレイ上からシートPを1枚ずつ給送するようになっている。
【0023】
一方、スキャナ部30は、原稿台ガラス301上に載置された原稿画像を読み取るためのものであり、原稿画像を読み取った後は、画像情報を電気的な画像信号に変換し、この電気的な画像信号に変換された画像情報を既述した画像形成部40のレーザスキャナ43に入力するようにしている。
【0024】
次に、このように構成された複写機200の画像形成動作について説明する。
【0025】
まず、原稿の画像情報をスキャナ部30によって読み取ると、この画像情報は画像処理された後、電気信号に変換されて画像形成部40のレーザスキャナ43に伝送される。なお、画像情報は不図示のパソコン等の外部機器から画像形成部40に入力される場合もある。
【0026】
そして、画像形成部40では、感光体ドラム41の表面をレーザスキャナ43から射出された画像情報に対応するレーザ光により走査して感光体ドラム上に潜像を形成し、この後、この潜像を現像器42により現像することにより、感光体ドラム41の表面にトナー画像を形成する。
【0027】
一方、この動作に並行してシートPをマルチ給送部50から画像形成部40に給送する場合には、給送ローラ2によりトレイ上からシートPを1枚ずつ給送する。また、シートPをカセット給送部16から給送する場合には、給送ローラ18及びリタードローラ対19により、カセット内に収納されたシートPを1枚ずつ分離して給送するようにしている。
【0028】
そして、このようにマルチ給送部50、或はカセット給送部16から給送されたシートPはレジストローラ20へと搬送される。なお、このときレジストローラ20は停止しており、これによりシートPは斜行が補正され、この位置でー旦停止して待機する。
【0029】
この後、レジストローラ20が回転し、待機していたシートPがタイミングを合わせて感光体ドラム41と転写帯電器44とにより構成される転写部に給送され、このニップ部を通過する際、感光体ドラム上のトナー画像がシートPに転写される。
【0030】
そして、このようにしてトナー画像が転写されたシートは定着装置45に搬送され、この定着装置45を通過する際、加熱及び加圧されることにより、トナー画像がシート表面に定着される。なお、このようにトナー像が定着されたシートPは、この後排紙ローラ46により排出トレイ47に排出される。
【0031】
図2は、マルチ給送部50の構成を説明する斜視図である。
【0032】
同図において、1はトレイ4の給送ローラ側端部、即ち給送ローラ2の下方に上下方向に回動(移動)自在に設けられた中板であり、シートをトレイ4にセットする際は、後述する図6に示すように中板1を下方回動するようにしており、このように中板1を下方回動することにより、給送ローラ2と中板1との間にはセットするシート厚以上のギャップaが形成される。
【0033】
また、シートを給送する場合は、後述する図5に示すように中板1を上方回動させるようにしており、このように中板1を上方回動させることにより、シートを給送ローラ2に圧接させることができ、これにより給送ローラ2が回転するとシートが送り出されるようになる。
【0034】
8は中板1を上下方向に回動させる手動移動部材であるレバーであり、このレバー8はトレイ4のシート積載部4aの上方で、かつシート給送方向と直交する方向に設けられている。ここで、このレバー8の両端は、トレイ4の両側部に対向して設けられ、シートの両端部に当接してシートの側端位置を規制する規制部材であるサイド規制板6の近傍に設けられている。
【0035】
なお、本実施の形態において、レバー8はサイド規制板6を跨ぐように設けられており、このようにサイド規制板6を跨ぐようにレバー8を設けることにより、レバー8の大きさを大きくすることができ、これにより視認性を向上させることができる。
【0036】
また、レバー8を、ユーザが通常操作で使用するサイド規制板6の近傍に配することにより、視認性が向上し、ユーザがレバー8の存在を見逃すのを防ぐことができる。更に、本実施の形態のように、サイド規制板6を跨ぐようにレバー8を設けることにより、レバー8を両端部で支えることができるため、レバー8の剛性を確保することができる。
【0037】
さらに、レバー8の上面には、図3に示すようにユーザ操作等を指示する指標、若しくは指標ラベル等により構成される指示部8aが形成されている。なお、要すれば、この指示部8aをレバー8の裏面等にも形成しても良い。
【0038】
ここで、レバー8はトレイ4のシート積載部4aの上方に位置しているため、トレイ4へシートをセットするとき、ユーザがレバー8を見ると、これに伴ってユーザは上面に形成された指示部8aを見るようになるので、指示部8aの視認性が高まり、指標としての効果が失われることがない。
【0039】
図4は、このようなレバー8の動きを示す図であり、レバー8は、同図に示すようにトレイ4の側部に設けられた軸4bを介してトレイ4に上下方向に回動自在に軸支されており、レバー8を下方回動させると、図5に示すように不図示のリンク機構を介して中板1が上方回動し、これによりシートPが給送ローラ2に圧接するようになる。
【0040】
また、レバー8を上方回動させると、図6に示すようにリンク機構を介して中板1が下方回動し、これにより給送ローラ2と中板1との間にはセットするシート厚以上のギャップaが形成され、シートPを給送ローラ2の下方まで押し込むことができる。
【0041】
なお、図5及び図6において、3は給送ローラ2に圧接する摩擦パッドであり、この摩擦パッド3と給送ローラ2とにより構成されるシート分離部によりシートPを一枚ずつ分離することができるようになっている。また、3Aは上端部に分離パッド3を保持した分離パッドホルダであり、この分離パッドホルダ3Aは、不図示の付勢手段により分離パッド3を給送ローラ2に圧接させる方向に付勢されている。
【0042】
ところで、図7に示すようにレバー8の下面には、同図に示すようにレバー8が下方回動したときにトレイ4のシート積載部4aに接する、若しくは近接するストッパ部材であるシートストッパ11が回動自在に軸支されている。ここで、このようなシートストッパ11を設けることにより、レバー8を下方回動して中板1がシートPを給送ローラ2に圧接させる第1位置に移動した状態となったとき、シートPを挿入しようとすると、同図に示すようにシートストッパ11により、給送ローラ2と中板1との間へのシートPの挿入が妨害される。
【0043】
そして、このようにレバー8が下方回動した状態のとき、シートストッパ11によりシートPの挿入を妨害するようにすることにより、即ちレバー8を下方回動した状態のときにはシートPが挿入できないようにすることにより、ユーザがレバー操作を忘れた場合に、ユーザに対しレバー操作を忘れたことを認識させることができる。
【0044】
一方、図6に示すようにレバー8を上方回動して中板1が給送ローラ2からシートPを離間させる第2位置に移動した状態となった場合、つまりシートPの挿入(押し込み)が可能となったとき、シートストッパ11は、トレイ4のシート積載部4aから離れ、シートPが挿入可能な状態になる。これにより、シートPを挿入することができ、シートPは給送ローラ2と中板1の間に正常にセットされる。
【0045】
なお、このようにレバー8を上方回動してシートPを挿入した後、レバー8を下方回動すると、シートストッパ11は図5に示すようにシートPに当接するが、シートストッパ11は既述したようにレバー8の下面に回動自在に軸支されているので、シートPに当接した後、上方回動する。これにより、シートPを挿入(セット)した状態でレバー8を下方回動しても、シートストッパ11はシートPに接する位置で保たれ、シートPの搬送に弊害をきたすことはない。
【0046】
また、このシートストッパ11の下方回動位置は、不図示の係止部材により規制されるので、図6に示すようにレバー8を上方回動した場合でも、シートストッパ11は、シートPを挿入可能な位置に保持される。
【0047】
このように、シートPを挿入する際、レバー8の操作を忘れた場合、レバー8に設けられたシートストッパ11によってシートPの挿入を妨害することにより、ユーザに対してレバー8の操作が必要なことを示唆することができる。これにより、ユーザはレバー8を確実に操作し、シート給送が可能な状態及びシートPの挿入が可能な状態の切り替えを行うことができる。
【0048】
図8は、中板1の構成を示す斜視図であり、同図において、13は中板1の給送ローラ2と対向する位置に設けられた第1分離部材である中板シートであり、14は中板1の中板シート13より上流に配され、中板シート13と協働してシートを分離する第2分離部材である補助中板シートである。
【0049】
そして、このように中板シート13の上流に補助中板シート14を設けることにより、中板シート13と補助中板シート14とによってシートPに対して適度なバックテンションを与えることができるため、給送ローラ2により送り出されるシートがシート分離部に達する前にシートを予め分離することができる。これにより、重送、特にシート束が給送ローラ2と分離パッド3へ進入することにより生じる束重送を防止することができる。
【0050】
このように、中板1に中板シート13と、この中板シート13のシート給送方向の上流に中板シート13と協働してシートを分離する補助中板シート14を設け、これら中板シート13及び補助中板シート14の協働により、給送ローラ2により送り出されるシートがシート分離部に達する前にシートを予め分離するようにすることにより、シートPの種類の増大かかわらずシートの束搬送を防止することができる。これにより、シートを確実に1枚ずつ分離して給送することができる。
【0051】
なお、中板シート13は、シートが積載されていないときには給送ローラ2と接するため、このような給送ローラ2との当接状態に耐えられるようコルク、ウレタン、ゴム系の硬質の摩擦部材で形成するのが好ましい。
【0052】
また、補助中板シート14は、給送ローラ2と接することはなく、またシートPを介して積極的な加圧がされていないことから、硬質とする必要はなく、むしろ加圧されることがなくてもシートを分離することができるよう、高摩擦係数を有する表面を備えることが好ましい。このため、本実施の形態においては、補助中板シート14としては表面がブラシ状、或は毛状となるフェルト等を用いている。
【0053】
また、同図に示すように、中板1にはシートPの幅方向のズレを防ぐため、給送ローラ2を挟んで、即ち中板1の給送ローラ2に臨む領域の、幅方向の両端部に規制部材15が対向して設けられている。なお、この規制部材15は、中板1に一体に形成しても良く、また中板1に貼り付けるようにしても良い。
【0054】
ここで、この規制部材15は、図9に示すようにそれぞれ中板1の中央部に向った傾斜面15aを備えている。そして、このような傾斜面15aを備えることにより、図10に示すシート給送の際、シートPが給送ローラ2に対して幅方向にズレた場合でも、シートPは規制部材15によりズレが規制され、良好な搬送を行うことが可能となる。
【0055】
このように、中板1の幅方向の両側部に規制部材15を設けることにより、トレイ上に構成されているサイド規制板6の斜行防止機能に加え、更に斜行防止機能を強化することができる。そして、このように斜行防止機能を強化することにより、サイド規制板6により充分に両端部の位置を規制できないような幅方向の距離が短いシートPでも確実に斜行を防止することができる。また、シートの種類の増大に対応して斜行を防止することができる。
【0056】
なお、これまでの説明においては、レバー8をサイド規制板6を跨ぐように配した場合について述べてきたが、本発明は、これに限らず、少なくともレバー8の一端が、対向して設けられたサイド規制板6の一方の近傍に位置するように配すれば良い。例えば、図11に示すように、レバー12をサイド規制板6を跨がずに、一端が一方のサイド規制板6の近傍に位置するように配しても良い。
【0057】
そして、このように一端が一方のサイド規制板6の近傍に位置するように配して片持ち状態でレバー12を支持するようにしても、レバー12はトレイ4のシート積載部4aの上に存在するため、同様の効果を得ることができる。
【0058】
また、これまでの説明においては、中板1を上下方向に回動自在としたトレイ4を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、トレイ4自体が上下方向に回動自在なものでも適用することができる。
【0059】
さらに、これまでの説明においては、中板1或はトレイ4自体を上下方向に回動させてシートPを給送ローラ2に圧接させるようにした場合について述べてきたが、本発明はこれに限らず、給送ローラ2が下降することによりシートPに圧接するような構成のシート給送装置に適用することもできる。
【0060】
また更に、これまでの説明において、補助中板シート14を中板1に設けた場合について述べてきたが、本発明はこれに限らず、シートの種類や環境等に応じて補助中板シート14を配する位置を変更するようにしても良い。そして、このようにシートの種類や環境等に応じて補助中板シート14を配する位置を変更することにより、より確実にシートを予め分離することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、シート積載手段のシート給送手段に対向する位置に設けられた第1分離部材のシート給送方向の上流に第2分離部材を設け、これら第1分離部材及び第2分離部材の協働により、シート給送手段により送り出されるシートがシート分離部に達する前にシートを予め分離するようにすることにより、シートを確実に1枚ずつ分離して給送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例である複写機の概略構成を示す図。
【図2】上記複写機のマルチ給送部の構成を説明する斜視図。
【図3】上記マルチ給送部のトレイ部を説明する斜視図。
【図4】上記複写機のマルチ給送部に設けられたレバーの操作を示す図。
【図5】上記レバーを下方回動させたときの中板の位置を説明する図。
【図6】上記レバーを上方回動させたときの中板の位置を説明する図。
【図7】上記レバーに設けられたシートストッパによりシートの挿入が妨害される様子を示す図。
【図8】上記マルチ給送部の中板の構成を示す斜視図。
【図9】上記中板に設けられた規制部材を説明する図。
【図10】上記中板に設けられた規制部材を説明する他の図。
【図11】本実施の形態の他の実施例に係るレバーを説明する斜視図。
【図12】従来の画像形成装置の概略構成を示す図。
【図13】従来の画像形成装置に設けられたマルチ給送部の構成を説明する斜視図。
【図14】上記従来のマルチ給送部のトレイに設けられた中板が下方回動したときの状態を示す図。
【図15】上記従来のマルチ給送部のトレイに設けられた中板が上方回動したときの状態を示す図。
【図16】上記従来のマルチ給送部のトレイに設けられた中板を上下方向に回動させるレバーを示す図。
【図17】上記従来のマルチ給送部のトレイに設けられた中板に設けられた規制部材を説明する図。
【符号の説明】
1 中板
2 給送ローラ
4 トレイ
4a シート積載部
6 サイド規制板
8 レバー
8a 指示部
11 シートストッパ
12 レバー
13 中板シート
14 補助中板シート
15 規制部材
15a 傾斜面
40 画像形成部
50 マルチ給送部
200 複写機
P シート

Claims (6)

  1. シート積載手段に積載されたシートをシート給送手段により送り出した後、シート分離部により1枚ずつ分離させて給送するシート給送装置において、
    前記シート積載手段の前記シート給送手段に対向する位置に設けられた第1分離部材と、
    前記第1分離部材のシート給送方向の上流に設けられ、前記シート給送手段により送り出されるシートが前記シート分離部に達する前に、前記第1分離部材と協働して前記シートを予め分離する第2分離部材と、
    を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記第1分離部材は硬質の摩擦部材で形成され、前記第2分離部材は高摩擦係数を有する表面を有することを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記第2分離部材の位置を移動可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装置。
  4. 前記シート積載手段のシート給送手段に臨む領域の、シート給送方向と直交する幅方向の両端部に前記シートの幅方向のズレを規制する規制部材を対向して設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記規制部材は、それぞれ前記シート積載手段の幅方向中央に向って傾斜した傾斜面を有していることを特徴とする請求項4記載のシート給送装置。
  6. 画像形成部と、前記請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010070281A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 給紙装置および画像形成装置。
US7913997B2 (en) 2007-02-14 2011-03-29 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Sheet feeding device, sheet feeding cassette used for the same, and image forming apparatus

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