JP6732672B2 - 浴湯熱暖房システム - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽の残り湯を利用して暖房する浴湯熱暖房システムに関する。
近年の住宅には24時間換気システムが設置されている。その代表的な構成は、図14に示すように、たとえば、風呂場の天井裏等に換気ファン101を設け、この換気ファン101の吸込口102をトイレや洗面所、浴室などの天井(家の中心付近)に配置し、屋外に面する各居室の壁に給気口103を設け、換気ファン101の排気はダクトを通じて玄関先等に設けた排気口104から屋外に排出する、といった構成になっている。これは、排気はファンで行い、給気はファンを使用せずに自然に取込む方式(排気型)であり、一般の住宅で多く採用されている。
冬場は給気口から冷たい外気が室内に入って来る。図14の住宅では、リビングなど人が長く居る部屋は暖房されて暖かい。その暖かい空気は、住宅の中心の吸込口に向かってゆっくりと流れ、吸込口から吸い込まれて屋外に排出される。一方、洋室(1)、洋室(2)などは、寝室などに利用された場合、暖房費節約等の観点から、暖房されない場合が多い。また、リビングから暖かい空気も流れ込まないため、室温が低い。明け方になるとトイレなども冷えてしまう。そのため、たとえば、入浴後にそれらの部屋に入ったり、明け方に布団から出てトイレに行ったりすると、ヒートショックを受ける恐れがある。
光熱費を抑えて、ヒートショックが防止される程度に暖房する方法として、風呂の残り湯が持つ熱量を利用する方法がある。たとえば、特許文献1には、浴槽内の湯を、ファンからの送風を受ける熱交換器に循環させる暖房システムが開示される。
しかし、この暖房システムでは、室温と浴槽内の残り湯との温度差が少ないため、放熱効率が低く、要求される熱量を得るには大型の熱交換器が必要であった。
暖房効率を高める技術として、下記特許文献2に、近接対向配置された2枚のパネル状の放熱器に温水を流し、その2枚のパネルの間に屋外からの空気を通して室内に導入する空調装置が開示される。
また、下記特許文献3には、お湯を出湯する給湯機能、風呂に湯張りする注湯機能、風呂を追い焚きしたりする追い焚き機能などに加えて、暖房用放熱器や浴室乾燥機などに高温の湯(たとえば80℃)を循環させる高温暖房機能、床暖房用の温水マットに低温の湯(たとえば、60℃)の湯を循環させる低温暖房機能を備えた風呂暖房給湯器において、風呂の残り湯の熱を、翌日の明け方までの夜間に、床暖房用の温水マットを循環する循環水に与えて、緩やかに長時間暖房する技術が開示されている。この風呂暖房給湯器では、水―水熱交換器を利用して風呂の残り湯と温水マットを循環する液体との間の熱交換を行うと共に、循環ポンプをオンオフさせて、該熱交換を、夜間に、断続的に複数回行うようにし、風呂の残り湯による緩やかな暖房を明け方まで維持するように制御する。
特開2000−283558号公報 特開2009−92310号公報 特開2011−085296号公報
特許文献2、3に開示の技術を応用して、24時間換気システムの給気口に、風呂の残り湯を循環させる放熱器を取り付け、屋外からの冷たい空気を暖めてから室内に導入する暖房システムが考えられる。
しかし、この暖房システムにおいて、明け方まで長時間にわたって暖房を維持するために、特許文献3に開示されているように循環ポンプをオンオフさせて残り湯の循環を断続的に行うと、給気口から室内に流入する空気の温度が循環ポンプのオンオフに直結して変化するため、給気口近くの室内に居る人に不快感を与えてしまう。すなわち、特許文献3のように熱容量の大きい床暖房の場合は、蓄熱されるため、循環ポンプのオンオフにより断続的に暖房を行っても使用者に不快感を与えることはない。しかし、給気口に放熱器を取り付ける暖房方法では、蓄熱部分がないため、循環ポンプをオンオフさせて断続的に暖房すると、循環ポンプのオンオフが給気口から流入する空気の温度の変化に直結してしまい、給気口近くの室内に居る人に不快感を与えてしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、外気を室内に取り入れる給気口に取り付けた放熱器に風呂の残り湯を循環させて行う暖房動作を、給気口近くの室内に居る人においても快適となるように、長時間継続することのできる浴湯熱暖房システムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]排気は別途ファンで行い、壁に設けられた屋外と屋内を繋ぐ貫通穴状の給気口からファンを使用せずに給気する24時間換気システムの前記給気口の中に取り付けられる放熱器と、
浴槽から前記放熱器を経由して前記浴槽に戻る浴湯熱暖房経路と、
前記浴槽内の浴槽水を前記浴湯熱暖房経路に循環させる循環ポンプと、
制御部と
を有し、
前記制御部は、浴槽水の残熱を利用した暖房運転中は前記循環ポンプを連続動作させ、単位時間当たりの放熱量は、前記循環ポンプの流量で制御すると共に、暖房動作中の前記循環ポンプの流量を、風呂の追い焚き動作での流量に比べて低流量に制御する
ことを特徴とする浴湯熱暖房システム。
上記発明では、循環ポンプは断続運転せずに連続的に動作させ、放熱器からの単位時間当たりの放熱量は、循環ポンプの流量を増減させて制御する。すなわち、長時間の暖房を、循環ポンプを低流量で連続稼動させて行う。
[2]前記制御部は、前記浴槽水の温度が高いほど、前記循環ポンプの流量を少なくする
ことを特徴とする[1]に記載の浴湯熱暖房システム。
[3]前記制御部は、前記浴槽水の温度と外気温の差が大きいほど、前記循環ポンプの流量を少なくする
ことを特徴とする[1]に記載の浴湯熱暖房システム。
[4]前記制御部は、前記浴槽水の保有する熱量で所定時間の暖房を継続する場合に、第1流量で前記循環ポンプを連動動作させると浴槽水の保有する熱量が不足する場合は、前記第1流量より少ない第2流量で前記循環ポンプを連動動作させる
ことを特徴とする[1]に記載の浴湯熱暖房システム。
上記発明では、暖房運転を所定時間継続できるように流量が制御される。
[5]前記制御部は、前記循環ポンプの送出流量を一時的に高めて浴槽内の浴槽水を撹拌する撹拌工程を暖房運転途中で1または複数回実行する
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の浴湯熱暖房システム。
上記発明では、放熱器を経由して浴槽に戻ってきた冷たい湯は浴槽の下に溜まって温度成層を形成するので、浴槽水取込口の高さまで冷たい水の層が来ると、それより上の暖かい湯を暖房に利用できなくなる。そこで、撹拌工程を行って浴槽内の浴槽水の温度を均一化する。
[6]前記制御部は、前記撹拌工程の完了時に測定した浴槽水温度に基づいて前記循環ポンプの流量を決定し、その流量で次回の撹拌工程まで前記循環ポンプを連続動作させる
ことを特徴とする[5]に記載の浴湯熱暖房システム。
[7]前記浴湯熱暖房経路を、前記放熱器を経由する第1経路とするか、前記放熱器をバイパスした第2経路とするかを切り換える経路変更部を有し、
前記制御部は、前記撹拌工程中は、前記浴湯熱暖房経路を前記第2経路に切り替える
ことを特徴とする[5]または[6]に記載の浴湯熱暖房システム。
上記発明では、撹拌工程では、放熱器をバイパスした経路として、循環効率を高める。
]前記制御部は、次回の撹拌工程の実行前に、次回の撹拌工程を実行後の浴槽水の平均温度を推定し、該平均温度が予め定めた暖房運転の停止温度以下の場合は、次回の撹拌工程を行わずに暖房運転を継続する
ことを特徴とする[5]乃至[7]のいずれか1つに記載の浴湯熱暖房システム。
上記発明では、撹拌して平均化した風呂温度が暖房運転の停止温度以下の場合は、撹拌せずに、冷たい水の層から浴槽水取込口までの間にある暖かい湯を暖房に利用する。
]前記制御部は、設定された終了時刻まで暖房運転を継続できるように、前記循環ポンプの送出流量を調整すると共に、設定された終了時刻まで暖房運転を最小流量で継続するのに浴槽水の保有する熱量が不足する場合は、暖房運転を、所定時間停止させてから再開させる
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の浴湯熱暖房システム。
10]風呂の追い焚き機能を備えた風呂給湯器と、
前記風呂給湯器の風呂の追い焚き経路を、前記放熱器を経由する前記浴湯熱暖房経路と前記放熱器をバイパスする経路に切り換える切り替え弁を有し、
前記循環ポンプは、前記風呂給湯器が備える追い焚き用の循環ポンプであり、
前記制御部は、前記浴槽水の残熱を利用した暖房運転を行う場合に、前記追い焚き経路を前記浴湯熱暖房経路に切り替えて前記循環ポンプを駆動する
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1つに記載の浴湯熱暖房システム。
11]前記放熱器は、温水を通す扁平管を、放熱板として、所定間隔をあけて複数併設して構成される
ことを特徴とする[1]乃至[10]のいずれか1つに記載の浴湯熱暖房システム。
上記発明では、少ない体積で良好な熱交換が可能になる。
本発明に係る浴湯熱暖房システムによれば、外気を室内に取り入れる給気口に取り付けた放熱器に風呂の残り湯を循環させて行う暖房動作を、給気口近くの室内に居る人においても快適となるようにして、長時間継続することができる。
給気口に放熱器を取り付けた状態を示す説明図である。 放熱器とその周囲の給気ダクトを示す斜視図である。 マイクロ扁平管熱交換器の概略構成を示す断面および2枚のマイクロ扁平管を取り出して示す図ある。 本実施の形態に係る浴湯熱暖房システムおよびこれに使用される風呂給湯器を示す概略構成図である。 風呂温度に基づく浴湯熱暖房制御を示す流れ図である。 暖房動作によって浴槽内に温度成層が形成された状態および撹拌工程によって温度成層が解消された状態等を示す図である。 浴湯熱暖房運転中の動作状態と浴槽から取り込まれる風呂温度の関係を示す図である。 風呂温度と外気温度との温度差に基づく浴湯熱暖房制御を示す流れ図である。 設定時間に基づく浴湯熱暖房制御を示す流れ図である。 図9の続きを示す流れ図である。 フィンとチューブを用いた放熱器の例を示す斜視図である。 フィンとチューブを用いた放熱器の他の例を示す斜視図である。 浴槽の湯を使わずに放熱器による暖房動作が可能な風呂給湯器の概略構成を示す図である。 住宅(マンション)に設置された24時間換気システムの構成例を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態に係る浴湯熱暖房システム5で使用される放熱ユニット10を給気口103に取り付けた状態の一例を示している。実施の形態に係る浴湯熱暖房システム5は、給気口103に取り付けた放熱ユニット10に浴槽の残り湯を循環させて暖房する。給気口103は、背景技術で説明したものと同様に、排気はファンで行い、給気はファンを使用せずに自然に取込む方式(排気型)の24時間換気システムにおける給気口103である。
給気口103は、屋外に面する壁に直径100mm(あるいは150mm)ほどの穴を貫通させ、この穴に給気ダクト106を挿入し、その屋内側の端部に開け閉め可能な屋内側カバーユニット107を取り付け、屋外側の端部に、雨避けカバー108を取り付けて構成される。
給気ダクト106の途中に本実施の形態に係る浴湯熱暖房システム5の放熱ユニット10が取り付けてある。
図2は、放熱ユニット10とその周囲の給気ダクト106を示す斜視図である。放熱ユニット10は、給気ダクト106に密に内挿される円板形状のベース板11と、ベース板11に大きく開設された矩形の貫通穴に嵌めこまれたマイクロ扁平管熱交換器12を備えている。なお、以後、放熱ユニット10のマイクロ扁平管熱交換器12を放熱器12とも記す。
ベース板11は不燃材で構成される。たとえば、ベース板11は鋼鈑などで構成される。ベース板11は、放熱器(マイクロ扁平管熱交換器)12と給気口103の内壁との隙間を不燃材で封鎖する。
図3は、放熱器であるマイクロ扁平管熱交換器12の概略を示す断面図および2枚のマイクロ扁平管15を取り出して示す斜視図ある。マイクロ扁平管熱交換器12は、並行に配置した入水管13と出水管14との間に、薄く扁平した管路であるマイクロ扁平管15を所定間隔で多数並列に接続して構成される。各マイクロ扁平管15は放熱器12の放熱板になっている。
入水管13から到来した温水は、分岐して各マイクロ扁平管15の中を流れ、各マイクロ扁平管15の他端側で出水管14に流れ出て合流し、出水管14の出口から流出する。
本例のマイクロ扁平管15は、長さL=68mm、幅W=15mm、厚みH=0.7mm(板厚t=0.2mm、内部の水路の厚みはH=0.3mm)である。配列されたマイクロ扁平管15同士の隙間D(間隔)は1.3mm程度になっている。通気抵抗は20Pa(25m3/h時)以下にする。なお、後述する風呂ポンプ65による送水では、最大で0.1MPa程度の耐水圧があればよいので、マイクロ扁平管15の板厚は0.2mm未満などの非常に薄い鋼鈑で問題ない。
配列されたマイクロ扁平管15同士の隙間Dは、2.2mm以下、好ましくは1.8mm以下である。このような隙間でマイクロ扁平管15を配列すれば、マイクロ扁平管15とマイクロ扁平管15の隙間Dを炎が通り抜けられなくなり、防火効果を得ることができる。
放熱ユニット10では、マイクロ扁平管15同士の間隔を消炎距離以下にすると共に、放熱器(マイクロ扁平管熱交換器)12と給気口103の内側との隙間を不燃材のベース板11で塞いでいるので、火災時に炎が給気口103を通過することを防ぎ、延焼を防ぐことができる。
フィンチューブを用いる放熱器においてもフィンの間隔を消炎距離以下にすれば上記と同様の効果を得ることができるが、フィンは構造的に弱いため、何らかの外力を受けて、火災の発生時に既に変形して隙間が広がっている可能性がある。また、火災の炎の熱によって溶融したり変形したりして消炎効果が継続しない。
これに対してマイクロ扁平管15を用いた放熱ユニット10では、マイクロ扁平管熱交換器12の各マイクロ扁平管15の形状は外力で容易に変形することなく安定している。さらに中が水で満たされているので、温度が上がり難い。なお、消炎距離は遮蔽物の温度が低いほど長くなるので、温度が上がり難いことは、消炎効果にとって有利に働く。
図4は、本実施の形態に係る浴湯熱暖房システム5の概略構成を示す図である。浴湯熱暖房システム5は、放熱ユニット10と、風呂給湯器30と、浴湯切替ユニット70を備えて構成される。
風呂給湯器30は、給水を加熱して浴室内のシャワーや台所の水栓等へお湯を供給(出湯)する給湯機能、浴槽2へ湯を落とし込み湯張りする注湯機能、浴槽2内の湯水を追い焚きして昇温する追い焚き機能などを備えている。また、浴槽2に設定温度の湯を設定水位になるように自動的に湯張りし、湯張り完了後は設定水位・設定温度が所定時間(たとえば、4時間)に渡って維持されるように追い焚き等を行う風呂の自動運転機能を備えている。さらに、浴槽2内の浴槽水を、給気口103に設けられた放熱ユニット10の放熱器(マイクロ扁平管熱交換器)12に循環させて部屋を暖房する浴湯熱暖房機能を有する。
風呂給湯器30は、燃焼ファン31が送風する空気が下方から送り込まれ、上部に排気口32が設けられた燃焼室33を備えている。燃焼室33内には、その下部に第1バーナ34と第2バーナ35が配置され、第1バーナ34と第2バーナ35の上方には給湯用の第1熱交換器36が、第2バーナ35の上方には追い焚き用の第2熱交換器38がそれぞれ配置されている。第1熱交換器36は、バーナの近くに配置された顕熱熱交換器36aと、顕熱熱交換器36aの下流に配置された潜熱熱交換器36bとから構成される。第2熱交換器38は顕熱熱交換器のみで構成される。
給水元から供給される給水は、給水管41、第1熱交換器36が有する水管(潜熱熱交換器36b、顕熱熱交換器36aの順)および給湯管42を経て出湯される。給水管41には、水量センサ51、およびその下流に、水量を調整(制限)するための水量サーボ52が設けてある。給水管41と給湯管42は、水量サーボ52の直ぐ下流でバイパス管43を通じて接続されており、バイパス管43の途中には、バイパス管43に流す水量を調整するバイパスサーボ53が設けてある。
給湯管42には第1熱交換器36(顕熱熱交換器36a)を出た直後の湯温を検出する熱交温度センサ61、バイパス管43からの給水が合流した後の湯温を検出する給湯温度センサ62が設けてある。
風呂の追い焚き経路は、浴槽2の浴湯取込口3から第2熱交換器38の入側に通じる風呂戻り管45と、第2熱交換器38の水管と、第2熱交換器38の出側から浴槽2の浴湯流出口4に至る風呂往き管46で構成される。風呂戻り管45の途中には、浴槽2側から順に、浴湯切替ユニット70、風呂戻り温度センサ64、風呂ポンプ65、水位センサ66、風呂水流スイッチ67が設けてある。風呂往き管46の途中には風呂往き温度センサ68が設けてある。
給湯温度センサ62の下流で給湯管42から分岐した注湯管47は風呂戻り温度センサ64の箇所で風呂戻り管45に合流する。注湯管47の途中には、逆止弁54および該注湯管47の管路を開閉する注湯弁55が設けてある。
さらに、風呂戻り管45の途中に介挿された浴湯切替ユニット70は、風呂熱利用三方弁71を有する。風呂熱利用三方弁71は、浴槽2側の風呂戻り管45が接続された第1接続口、風呂給湯器30側の風呂戻り管45が接続された第3接続口、放熱戻り管74が接続された第2接続口を有する。風呂熱利用三方弁71は、第1接続口と第3接続口を連通させ第2接続口を切り離した状態、すなわち、浴槽2側の風呂戻り管45と風呂給湯器30側の風呂戻り管45を接続し、放熱戻り管74を切り離した状態(風呂側)と、第2接続口と第3接続口を連通させ第1接続口を切り離した状態、すなわち、風呂給湯器30側の風呂戻り管45を放熱戻り管74に接続し、風呂側の風呂戻り管45を切り離した状態(暖房側)とに接続状態を切り換える。
放熱往き管73は風呂熱利用三方弁71の浴槽2側で風呂戻り管45から分岐して、放熱ユニット10の放熱器12の入側に接続されている。放熱戻り管74は放熱器12の出側に接続され、他端は風呂熱利用三方弁71の第2接続口に接続されている。複数の放熱ユニット10を設置する場合、放熱往き管73と放熱戻り管74の間に各放熱ユニット10の放熱器12が並列に接続される。
なお、浴湯熱暖房経路は、浴湯切替ユニット70の風呂熱利用三方弁71を暖房側に切り替えて、追い焚き経路を、放熱ユニット10を経由するようにした経路である。また、風呂ポンプ65は、浴槽2内の浴槽水を浴湯熱暖房経路に循環させる循環ポンプとしての機能を果たす。
燃焼ガスの供給経路は次の様になっている。燃焼ガスの供給元に接続されるガス供給管81の途中には、供給元からの燃焼ガスを遮断するか否かを切り替える元ガス電磁弁82が設けられ、その下流には、供給する燃焼ガスの量を任意に調整するためのガス比例弁83が設けてある。ガス供給管81は、ガス比例弁83の下流で2つに分岐し、それぞれガス電磁弁を介して第1バーナ34および第2バーナ35に接続されている。
このほか、風呂給湯器30は、外気温を検出する外気温度センサ63を有する。さらに、風呂給湯器30は、当該風呂給湯器30の動作を制御する制御部90を備える。制御部90はCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを主要部とする回路で構成され、ROMに格納されたプログラムに従ってCPUが各種の処理を実行することで風呂給湯器30としての動作が実現される。
制御部90には、使用者から各種の設定や運転の指示を受ける機能、設定内容や運転状況を表示する機能等を備えたリモートコントローラ91(リモコンと略称する)が通信線を介して接続される。ここでは、リモートコントローラ91として、風呂に設置された風呂リモコン、台所等に設置されるメインリモコンなどがある。
次に、浴湯熱暖房システム5の風呂給湯器30が行う給湯動作、注湯動作、追い焚き動作、放熱ユニット10の放熱器12を用いた暖房動作について説明する。
<給湯動作>
出湯栓が開かれて水量センサ51が通水を検出すると制御部90は、燃焼ファン31をオンし、第1バーナ34および第2バーナ35を点火してこれらで燃焼ガスを燃焼させる。給水元から流入する給水は、第1熱交換器36を通る際に加熱され、バイパスサーボ53で給水と混合され、設定された給湯温度の湯にされて出湯栓から出湯する。
<注湯動作>
注湯動作は、リモートコントローラ91(風呂リモコンやメインリモコン)から、風呂の自動運転や注湯の指示を受けた場合に実行される。注湯動作では、制御部90は、注湯弁55を開くと共に燃焼ファン31を作動させ、第1バーナ34、第2バーナ35を点火して燃焼ガスを燃焼させる。これにより、給湯動作と同様にして生成された湯が注湯管47を通じて風呂戻り管45に流れ込み、該風呂戻り管45および風呂往き管46を通じて浴槽2に落とし込まれる。なお、注湯動作では、浴湯切替ユニット70の風呂熱利用三方弁71は風呂側(第1接続口と第3接続口を連通させ第2接続口を切り離した状態)に設定される。
<追い焚き動作>
追い焚き動作は、風呂の自動運転の指示に基づいて上記の注湯動作が行われて設定水位に湯張りされた後、浴槽2内の浴槽水の温度を風呂設定温度まで昇温させるとき、あるいは、風呂の自動運転中に浴槽2内の湯水を風呂設定温度に維持するために昇温するとき、あるいは、使用者から追い焚きの指示を受けた場合に実行される。
追い焚き動作では、制御部90は、風呂ポンプ65を作動させると共に、燃焼ファン31を作動させ第2バーナ35を点火し該第2バーナ35で燃焼ガスを燃焼させる。風呂ポンプ65の作用により、浴槽2内の湯が追い焚き経路を循環し、その途中の第2熱交換器38を通る際に第2バーナ35からの熱で加熱される。なお、追い焚き動作では、浴湯切替ユニット70の風呂熱利用三方弁71は風呂側に設定される。
<放熱器を用いた暖房動作>
放熱ユニット10の放熱器12を用いた暖房動作では、風呂の自動運転の終了後に浴槽2の中に残っている浴槽水の熱を利用して暖房する。暖房動作では、浴湯切替ユニット70の風呂熱利用三方弁71を暖房側(第3接続口と第2接続口を連通させ第1接続口を切り離した状態)に切り替えて風呂ポンプ65を駆動する。これにより、浴槽2内の湯が浴湯取込口3から取り込まれ、風呂戻り管45の途中で放熱往き管73側に流れ、放熱ユニット10の放熱器(マイクロ扁平管熱交換器)12および放熱戻り管74を経て、風呂熱利用三方弁71の箇所で風呂戻り管45の風呂給湯器30側(第2接続口から第3接続口)へ流れ込み、第2熱交換器38、風呂往き管46を通じて浴湯流出口4から浴槽2に流出する、という経路(浴湯熱暖房経路)で浴槽水が循環する。
24時間換気システムの作用で、常に、給気口103を通じて外気が屋内に取り込まれているので、暖房動作中は、給気口103に取り付けた放熱ユニット10の放熱器12によって外気が暖められて屋内に取り込まれる。
たとえば、風呂に入り終わった夜10時から明け方の5時頃までにかけて200W(2個で400W)程度の暖房能力を得ることができ、ヒートショックの防止に貢献することができる。なお、放熱器12に温水を流して暖房するので、たとえば、電気ヒータを給気口103の中に設置するような方式に比べて異常過熱(ショートや漏電による)がなく、火災を招く危険性が少ない。
また、給気口103に放熱器12を取り付けることで、室内スペースを圧迫せず、また、温度の低い外気を直接暖めるので、高い効率で暖房することができる。
次に、放熱ユニット10を用いた風呂の残り湯による暖房運転(浴湯熱暖房運転とする)について説明する。
浴湯熱暖房運転は、風呂の自動運転が終了してから翌日の明け方の所定時刻(たとえば、朝5時)まで継続して行われる。風呂給湯器30の制御部90は、浴湯熱暖房運転の暖房動作において、風呂ポンプ65を断続的に動作させるのではなく、風呂ポンプ65を連続動作させ、そのときの単位時間当たりの放熱量は、風呂ポンプ65の流量で制御する。暖房動作中の風呂ポンプ65の流量は、追い焚き動作での流量に比べて低流量に制御される。以下、浴湯熱暖房システム5の風呂給湯器30が行う浴湯熱暖房運転の制御を複数種類示す。
<風呂温度に基づく浴湯熱暖房制御>
図5は、風呂給湯器30の制御部90が行う、風呂温度に基づく浴湯熱暖房運転の制御を示す流れ図である。浴湯熱暖房運転がオンにされると、風呂給湯器30の制御部90は、風呂ポンプ65を、最大流量(ここでは6L/min)に設定してオンにする(ステップS101)。そして、風呂水流スイッチ67がオンになるか否かを調べる(ステップS102)。風呂水流スイッチ67がオンにならなければ(ステップS102;No)、浴湯なしのエラーをリモートコントローラ91に表示等し(ステップS103)、風呂ポンプ65をオフにして(ステップS106)、本処理を終了する。
風呂水流スイッチ67がオンになった場合は(ステップS102;Yes)、風呂戻り温度センサ64により浴槽水の温度(風呂温度BT)を認識する(ステップS104)。
風呂温度(BT)が予め定めた停止温度(ここでは28℃とする)以下の場合は(ステップS105;Yes)、暖房できないと判断し、風呂ポンプ65をオフにして(ステップS106)、本処理を終了する。
風呂温度(BT)が予め定めた停止温度(28℃)を超える場合は(ステップS105;No)、風呂熱利用三方弁71を暖房側に切り替え(ステップS107)、風呂ポンプ65の流量を、風呂温度(BT)に応じた値に設定する(ステップS108)。詳細には、風呂温度が41℃を超える場合は、風呂ポンプ65の流量を第流量(LV)に設定し、風呂温度が41℃以下で34℃を超える範囲にある場合は、風呂ポンプ65の流量を第2流量(LV2)に設定し、風呂温度が34℃以下で28℃を超える範囲にある場合は、風呂ポンプ65の流量を第流量(LV)に設定する。ここでは、第1流量(LV1)は風呂ポンプ65の最大流量の80%、第2流量(LV2)は風呂ポンプ65の最大流量の60%、第3流量(LV3)は風呂ポンプ65の最大流量の40%、とする。
風呂熱利用三方弁71を暖房側に切り替え、風呂ポンプ65を稼動させることで、浴槽水が放熱器12を経由して循環して暖房が開始される。その後、風呂ポンプ65を設定した流量で連続的に動作させて暖房動作を30分行う(ステップS109;No)。30分の暖房動作が終了したら(ステップS109;Yes)、風呂熱利用三方弁71を風呂側に切り替え(ステップS110)、風呂ポンプ65を最大流量で60秒稼動させる撹拌工程を行う(ステップS111)。
浴槽2の浴湯取込口3は浴湯流出口4より上の位置にあり、浴槽水を上部から吸い込んで下方に吐き出すようになっている。これは、通常の追い焚き時に、温かい湯を下方から浴槽2内に送り込んで対流を促し、浴槽2内の湯温を均一にするためである。しかし、放熱ユニット10を用いた暖房動作では、浴槽2内の暖かい湯を上側の浴湯取込口3から吸い込み、放熱器12で放熱されて冷たくなった湯を下側の浴湯流出口4から浴槽2に流し込むことになるので、図6(a)に示すように、冷たい湯が下に溜まって、浴槽2内に温度成層が形成される。
したがって、浴槽2内の浴槽水の湯温が、当初均一であれば、暖房運転中に浴湯取込口3から取り込む湯温は、しばらく同じ温度になる。しかし、暖房運転の継続に伴って浴槽2の下部に溜まる冷たい水の層の水位が次第に高くなり、図6(b)に示すように、浴湯取込口3の水位までくると、その上に温かい湯が溜まっていても、以後は、その暖かい湯を取り込むことができず、暖房に利用できなくなる。
そこで、暖房運転を30分継続したら、一度、撹拌工程を行って、浴槽2内の湯温を均一にする。図6(c)は撹拌工程後の浴槽2内の湯の状態を示している。浴槽2内の湯の温度が均一になっている。これにより、再び、温かい湯を浴湯取込口3から取り込むことができ、暖房動作を継続することが可能になる。
撹拌工程が終了したら、ステップS104に戻って処理を継続する。図7は、暖房運転中の暖房動作や撹拌工程の実行期間と風呂温度等の関係を示している。30分間の暖房動作中は、前述したように、温度成層が形成されるため、浴湯取込口3から取り込まれる浴槽水の温度(風呂温度)は変化しない。撹拌工程により風呂温度が一気に変化する。
風呂温度に基づく浴湯熱暖房制御では、ステップS108において、風呂温度(BT)が高いほど、風呂ポンプ65の流量を低流量にするので、浴槽水が保有する熱量を少しずつ放熱ユニット10で放熱して、長時間に渡って暖房を継続することができる。また、放熱ユニット10による暖房動作を、風呂ポンプ65をオンオフさせて断続的に行うと、風呂ポンプ65のオンオフが給気口から室内に流入する空気の温度の変化に直結してしまい、給気口近くの室内に居る人に不快感を与えるおそれがあるが、本制御による浴湯熱暖房では、暖房運転中(撹拌工程を除く)は、風呂ポンプ65を低流量で連続動作させるので、給気口から室内に流入する空気の温度が安定し、給気口近くの室内に居る人にとっても快適な暖房を行うことができる。
<風呂温度と外気温度との温度差に基づく浴湯熱暖房制御>
図8は、風呂温度と外気温度との温度差に基づく浴湯熱暖房運転の制御を示す流れ図である。浴湯熱暖房運転がオンにされると、風呂給湯器30の制御部90は、風呂ポンプ65を、最大流量(6L/min)に設定してオンにする(ステップS201)。そして、風呂水流スイッチ67がオンになるか否かを調べ(ステップS202)、風呂水流スイッチ67がオンにならなければ(ステップS202;No)、浴湯なしのエラーをリモートコントローラ91に表示等し(ステップS203)、風呂ポンプ65をオフにして(ステップS207)、本処理を終了する。
風呂水流スイッチ67がオンになった場合は(ステップS202;Yes)、制御部90は、風呂戻り温度センサ64により浴槽水の温度(風呂温度BT)を認識し(ステップS204)、さらに外気温度センサ63で外気温度(OT)を検出する(ステップS205)。
制御部90は、風呂温度(BT)と外気温度(OT)との温度差が予め定めた停止温度(ここでは21℃とする)以下の場合は(ステップS205;Yes)、暖房できないと判断し、風呂ポンプ65をオフにして(ステップS207)、本処理を終了する。
制御部90は、風呂温度(BT)と外気温度(OT)との温度差が予め定めた停止温度(21℃)を超える場合は(ステップS206;No)、風呂熱利用三方弁71を暖房側に切り替え(ステップS208)、風呂ポンプ65の流量を、風呂温度(BT)と外気温度(OT)との温度差に応じた値に設定する(ステップS209)。詳細には、温度差が34℃を超える場合は、風呂ポンプ65の流量を第流量(LV)に設定し、温度差が34℃以下で27℃を超える範囲にある場合は、風呂ポンプ65の流量を第2流量(LV2)に設定し、温度差が27℃以下で21℃を超える範囲にある場合は、風呂ポンプ65の流量を第流量(LV)に設定する。第1流量(LV1)は風呂ポンプ65の最大流量の80%、第2流量(LV2)は最大流量の60%、第3流量(LV3)は、最大流量の40%、とする。
風呂熱利用三方弁71を暖房側に切り替え、風呂ポンプ65を動作させることで、浴槽水が放熱器12を経由して循環して暖房が開始される。その後、制御部90は、風呂ポンプ65を設定した流量で連続的に動作させて暖房動作を30分行う(ステップS210;No)。30分の暖房動作が終了したら(ステップS210;Yes)、次回の撹拌工程実施後の風呂温度(BT´)を予測する(ステップS211)。
制御部90は、予測した風呂温度(BT´)と現在の外気温度(OT)との温度差が予め定めた停止温度以下でなければ(ステップS212;No)、風呂熱利用三方弁71を風呂側に切り替え(ステップS213)、風呂ポンプ65を最大流量で60秒稼動させる撹拌工程を行って(ステップS214)、ステップS204に戻る。
一方、予測した風呂温度(BT´)と現在の外気温度(OT)との温度差が予め定めた停止温度以下の場合は(ステップS212;Yes)、撹拌工程を実施せずに、ステップS204に戻って処理を継続する。すなわち、次回の撹拌工程を実施すると、風呂温度(BT´)と現在の外気温度(OT)との温度差が予め定めた停止温度以下になる場合に、撹拌工程を実際に実施すると浴湯熱暖房は停止することになるが、次回の撹拌工程を行わなければ、図6(d)に示すように、冷たい水の層から浴湯取込口3の水位までの間にある温かい湯を、浴湯取込口3から取り込んで、浴湯熱暖房に利用することができる。
そこで、予測した風呂温度(BT´)と現在の外気温度(OT)との温度差が予め定めた停止温度以下の場合は、撹拌工程を実施せずにそのまま浴湯熱暖房を継続して、浴湯の持つ熱を有効利用する。
<設定時間に基づく浴湯熱暖房制御>
設定時間に基づく浴湯熱暖房制御では、ユーザが設定した時刻まで浴湯熱暖房を継続できるように制御する。ユーザが、浴湯熱暖房を継続する時間(たとえば、5時間、夜11時〜翌朝4時まで)をリモートコントローラ91に設定して、浴湯熱暖房をオンにすると、制御部90により図9に示す制御が開始される。たとえば、ユーザが、浴湯熱暖房を継続する時間として5時間に設定した場合、浴湯熱暖房を実行すべき残時間Thの初期値は5時間になる。
浴湯熱暖房運転がオンにされると、風呂給湯器30の制御部90は、風呂ポンプ65を、最大流量(6L/min)に設定してオンにする(ステップS301)。そして、風呂水流スイッチ67がオンになるか否かを調べ(ステップS302)、風呂水流スイッチ67がオンにならなければ(ステップS302;No)、浴湯なしのエラーをリモートコントローラ91に表示等し(ステップS303)、風呂ポンプ65をオフにして(ステップS308)、本処理を終了する。
制御部90は、風呂水流スイッチ67がオンになった場合は(ステップS202;Yes)、風呂ポンプ65の流量を第3流量(LV3)に設定し(ステップS304)、風呂戻り温度センサ64により浴槽水の温度(風呂温度BT)を認識し(ステップS305)、さらに外気温度センサ63で外気温度(OT)を検出する(ステップS306)。これまでと同様に、第1流量(LV1)は風呂ポンプ65の最大流量の80%、第2流量(LV2)は最大流量の60%、第3流量(LV3)は、最大流量の40%、とする。
制御部90は、風呂温度(BT)と外気温度(OT)との温度差が予め定めた停止温度(ここでは21℃とする)以下の場合は(ステップS307;Yes)、暖房できないと判断し、風呂ポンプ65をオフにして(ステップS308)、本処理を終了する。
制御部90は、風呂温度(BT)と外気温度(OT)との温度差が予め定めた停止温度(21℃)を超える場合は(ステップS307;No)、風呂熱利用三方弁71を暖房側に切り替える(ステップS309)。
これにより、浴槽水が放熱器12を経由して循環して暖房が開始される。その後、設定した流量で風呂ポンプ65を連続的に動作させて暖房動作を30分行う(ステップS310;No)。30分の暖房動作が終了したら(ステップS310;Yes)、残時間Thから0.5時間を減算する。
次に、制御部90は、風呂熱利用三方弁71を風呂側に切り替え(ステップS312)、風呂ポンプ65を最大流量で60秒稼動させる撹拌工程を行い(ステップS313)、風呂戻り温度センサ64により撹拌工程後の浴槽水の温度(風呂温度BF)を認識する(図10、ステップS314)。
そして、制御部90は、30分間の暖房動作を実行する前の風呂温度(BT)と、実行後の風呂温度(BF)から、第1流量(LV1)で暖房動作を継続した場合の放熱可能時間T1と、第2流量(LV2)で暖房動作を継続した場合の放熱可能時間T2と、第3流量(LV3)で暖房動作を継続した場合の放熱可能時間T3を算出する(ステップS315)。
制御部90は、第1流量(LV1)で暖房動作を継続した場合の放熱可能時間T1が残時間Thを超えるならば(ステップS316;Yes)、すなわち、最大流量の80%で風呂ポンプ65を稼動させる暖房動作を残時間Th以上継続できるならば、風呂ポンプ65の流量を第1流量(LV1)に設定して(ステップS317)、ステップS305に戻り、処理を継続する。
制御部90は、第1流量(LV1)で暖房動作を継続した場合の放熱可能時間T1が残時間Thを超えないが(ステップS316;No)、第2流量(LV2)で暖房動作を継続した場合の放熱可能時間T2が残時間Thを超えるならば(ステップS318;Yes)、すなわち、最大流量の80%で風呂ポンプ65を稼動させる暖房動作を残時間Th以上継続できないが、最大流量の60%であれば暖房動作を残時間Th以上継続できるならば、風呂ポンプ65の流量を第2流量(LV2)に設定して(ステップS319)、ステップS305に戻り、処理を継続する。
制御部90は、第2流量(LV2)で暖房動作を継続した場合の放熱可能時間T2が残時間Thを超えないが(ステップS318;No)、第3流量(LV3)で暖房動作を継続した場合の放熱可能時間T3が残時間Thを超えるならば(ステップS320;Yes)、すなわち、最大流量の80%や60%で風呂ポンプ65を稼動させる暖房動作を残時間Th以上継続できないが、最大流量の40%であれば暖房動作を残時間Th以上継続できるならば、風呂ポンプ65の流量を第3流量(LV3)に設定して(ステップS321)、ステップS305に戻り、処理を継続する。
制御部90は、第3流量(LV3)で暖房動作を継続した場合の放熱可能時間T3が残時間Thを超えない場合は(ステップS320;No)、風呂ポンプ65を停止させて30分待機し(ステップS322)、その後、風呂ポンプ65の流量を第3流量(LV3)に設定して(ステップS323)、ステップS305に戻り、処理を継続する。30分間の暖房動作の停止は、ユーザの設定した時間の終了近くで暖房動作が実行されることを優先したものである。
このように、設定時間に基づく浴湯熱暖房制御では、放熱量を制御することで、風呂ポンプ65を連続的に稼動させつつ、ユーザの設定した時間(時刻まで)の浴湯熱暖房を継続することができる。また、放熱量(風呂ポンプ65の流量)を最小にしても、ユーザの設定した時間まで浴湯熱暖房を継続できない場合は、ユーザの設定した時間の終了近くで暖房が働くように制御したので、たとえば、ユーザが早朝の4時や5時を浴湯熱暖房の終了時刻に設定した場合、トイレに起きたりする明け方の時間帯が優先的に暖房されるようになり、ヒートショックを効果的に防止することができる。
なお、放熱器12は、図2、図3に示すようなマイクロ扁平管15を用いたものに限定されない。図11や図12に示すようにフィンとチューブを用いるタイプの放熱器でもかまわない。この場合も延焼効果を得るならば、フィンとフィンの隙間(円筒形の場合は最大の箇所の隙間)を消炎距離以下、具体的には2.2mm以下、好ましくは1.8mm以下にする。ただし、フィンの変形や火災時の溶融・変形、さらに必要な放熱量を少ない設置スペースで稼ぐことを考慮すれば、マイクロ扁平管15で構成することが望ましい。
また、放熱器12に循環させる温水として浴槽2内の浴槽水を利用する例を示したが、浴槽水が無いような場合には、浴槽水以外の温水を循環させてもかまわない。
たとえば、図13に示す風呂給湯器30Bでは、浴槽2に浴槽水が無い場合には、追い焚き経路から浴槽2を切り離し、放熱器12と追い焚き用の熱交換器39を経由して湯水を循環させることができる。熱源は、暖房側のバーナ(第2バーナ35)を用いる。循環させる湯水が、不足するもしくは無い場合には、給湯側から注湯管47を通じて補給する。
図13では、図4と同一部分には同一の符号を付してある。風呂給湯器30Bでは、風呂の追い焚き経路は、水−水熱交換器39の二次側配管を経由する。水-水熱交換器39の一次側は、シスターン56から循環ポンプ57、第2熱交換器38の顕熱熱交換器38a、水-水熱交換器39の一次側、第2熱交換器38の潜熱熱交換器38bを経てシスターン56に戻る循環経路に含まれる。循環ポンプ57の作用でこの循環経路を循環する湯水は第2熱交換器38を通る際に第2バーナ35からの熱を受けて加熱され、その熱は水-水熱交換器39を通る際に一次側から二次側に移動する。
図13に示す風呂給湯器30Bを用いた浴湯熱暖房システム5の浴湯切替ユニット70Bは、前述の風呂熱利用三方弁71に加えて、風呂バイパス三方弁72、気水分離機73を備える。風呂バイパス三方弁72は、浴槽2の手前で風呂戻り管45と風呂往き管46を接続して浴槽2をバイパスする状態(風呂迂回側、図中の第2接続口と第3接続口を連通させ第1接続口を切り離した状態)と、浴槽2をバイパスしない通常の追い焚き経路(風呂経由側、図中の第3接続口と第1接続口を連通させ第2接続口を切り離した状態)とするかを切り換える。
浴槽2内の湯を用いて放熱ユニット10による浴湯熱暖房運転を行う場合は、風呂バイパス三方弁72を風呂経由側に設定し、図4に示した風呂給湯器30と同様の暖房動作を行う。浴槽2の湯を利用しないで暖房動作を行う場合には、風呂バイパス三方弁72を風呂迂回側に切り替え、風呂熱利用三方弁71を暖房側に設定する。また、浴槽2をバイパスさせた追い焚き経路に、注湯管47を通じて湯または水を補給する。その後、風呂ポンプ65および循環ポンプ57をオンにして、風呂往き温度センサ68の検出温度が40℃等になるように、第2バーナ35の燃焼量等を制御する。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、暖房運転の開始時に浴槽2に存在していた浴湯の熱のみを利用して放熱ユニット10による暖房を行ったが、たとえば、ユーザの設定した時間の暖房に熱量が不足する場合には、浴槽内の湯水を追い焚きするようにしてもよい。
また、放熱ユニット10の放熱器12に温水を循環させるために実施の形態では風呂給湯器30や風呂給湯器30Bを利用したが、たとえば、燃料電池の排熱を利用するような装置を利用してもよい。燃料電池の排熱で湯を作って貯湯タンクにためる給湯システムを利用する場合、貯湯タンクが満蓄となって燃料電池の排熱を回収できない状態になったら、貯湯タンクの湯を浴槽に数リットル捨てて、浴槽内の湯温を上昇させ、この浴槽水を循環させて放熱器12による暖房を行えばよい。
次回の撹拌工程を実施した場合の風呂温度(BT´)を予測して、次回の撹拌工程を実施するか否かを判断する処理(図8のステップS211、S212)は、風呂温度に基づく浴湯熱暖房制御や設定時間に基づく浴湯熱暖房制御においても採用することができる。たとえば、設定時間に基づく浴湯熱暖房制御の場合、S311で0.5時間減算した後の残時間Thが0.5時間以下になったとき、次回の撹拌工程実施後の風呂温度を予測し、予測した風呂温度で浴湯暖房が停止になるか否かを判断し、停止になるならば、撹拌工程を行わずに暖房動作を継続するようにすればよい。
2…浴槽
3…浴湯取込口
4…浴湯流出口
5…浴湯熱暖房システム
10…放熱ユニット
11…ベース板
12…マイクロ扁平管熱交換器(放熱器)
13…入水管
14…出水管
15…マイクロ扁平管
30、30B…風呂給湯器
31…燃焼ファン
32…排気口
33…燃焼室
34…第1バーナ
35…第2バーナ
36…第1熱交換器
36a…顕熱熱交換器
36b…潜熱熱交換器
38…第2熱交換器
38a…顕熱熱交換器
38b…潜熱熱交換器
39…水−水熱交換器
41…給水管
42…給湯管
43…バイパス管
45…風呂戻り管
46…風呂往き管
47…注湯管
51…水量センサ
52…水量サーボ
53…バイパスサーボ
54…逆止弁
55…注湯弁
56…シスターン
57…循環ポンプ
61…熱交温度センサ
62…給湯温度センサ
63…外気温度センサ
64…風呂戻り温度センサ
65…風呂ポンプ
66…水位センサ
67…風呂水流スイッチ
68…風呂往き温度センサ
70…浴湯切替ユニット
70B…浴湯切替ユニット
71…逆止弁
71…風呂熱利用三方弁
72…風呂バイパス三方弁
73…放熱往き管
74…放熱戻り管
81…ガス供給管
82…元ガス電磁弁
83…ガス比例弁
90…制御部
91…リモートコントローラ
103…給気口
106…給気ダクト
107…屋内側カバーユニット
108…雨避けカバー

Claims (11)

  1. 排気は別途ファンで行い、壁に設けられた屋外と屋内を繋ぐ貫通穴状の給気口からファンを使用せずに給気する24時間換気システムの前記給気口の中に取り付けられる放熱器と、
    浴槽から前記放熱器を経由して前記浴槽に戻る浴湯熱暖房経路と、
    前記浴槽内の浴槽水を前記浴湯熱暖房経路に循環させる循環ポンプと、
    制御部と
    を有し、
    前記制御部は、浴槽水の残熱を利用した暖房運転中は前記循環ポンプを連続動作させ、単位時間当たりの放熱量は、前記循環ポンプの流量で制御すると共に、暖房動作中の前記循環ポンプの流量を、風呂の追い焚き動作での流量に比べて低流量に制御する
    ことを特徴とする浴湯熱暖房システム。
  2. 前記制御部は、前記浴槽水の温度が高いほど、前記循環ポンプの流量を少なくする
    ことを特徴とする請求項1に記載の浴湯熱暖房システム。
  3. 前記制御部は、前記浴槽水の温度と外気温の差が大きいほど、前記循環ポンプの流量を少なくする
    ことを特徴とする請求項1に記載の浴湯熱暖房システム。
  4. 前記制御部は、前記浴槽水の保有する熱量で所定時間の暖房を継続する場合に、第1流量で前記循環ポンプを連動動作させると浴槽水の保有する熱量が不足する場合は、前記第1流量より少ない第2流量で前記循環ポンプを連動動作させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の浴湯熱暖房システム。
  5. 前記制御部は、前記循環ポンプの送出流量を一時的に高めて浴槽内の浴槽水を撹拌する撹拌工程を暖房運転途中で1または複数回実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の浴湯熱暖房システム。
  6. 前記制御部は、前記撹拌工程の完了時に測定した浴槽水温度に基づいて前記循環ポンプの流量を決定し、その流量で次回の撹拌工程まで前記循環ポンプを連続動作させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の浴湯熱暖房システム。
  7. 前記浴湯熱暖房経路を、前記放熱器を経由する第1経路とするか、前記放熱器をバイパスした第2経路とするかを切り換える経路変更部を有し、
    前記制御部は、前記撹拌工程中は、前記浴湯熱暖房経路を前記第2経路に切り替える
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の浴湯熱暖房システム。
  8. 前記制御部は、次回の撹拌工程の実行前に、次回の撹拌工程を実行後の浴槽水の平均温度を推定し、該平均温度が予め定めた暖房運転の停止温度以下の場合は、次回の撹拌工程を行わずに暖房運転を継続する
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1つに記載の浴湯熱暖房システム。
  9. 前記制御部は、設定された終了時刻まで暖房運転を継続できるように、前記循環ポンプの送出流量を調整すると共に、設定された終了時刻まで暖房運転を最小流量で継続するのに浴槽水の保有する熱量が不足する場合は、暖房運転を、所定時間停止させてから再開させる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の浴湯熱暖房システム。
  10. 風呂の追い焚き機能を備えた風呂給湯器と、
    前記風呂給湯器の風呂の追い焚き経路を、前記放熱器を経由する前記浴湯熱暖房経路と前記放熱器をバイパスする経路に切り換える切り替え弁を有し、
    前記循環ポンプは、前記風呂給湯器が備える追い焚き用の循環ポンプであり、
    前記制御部は、前記浴槽水の残熱を利用した暖房運転を行う場合に、前記追い焚き経路を前記浴湯熱暖房経路に切り替えて前記循環ポンプを駆動する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の浴湯熱暖房システム。
  11. 前記放熱器は、温水を通す扁平管を、放熱板として、所定間隔をあけて複数併設して構成される
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載の浴湯熱暖房システム。
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