JP6731255B2 - 建物構造物 - Google Patents

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Description

本発明は、狭隘敷地に建てられた、間口が狭くて、奥行きが深く、縦に細長い建物形状を有する建物構造物に関するものである。
首都圏密集地では、床面積を広く確保するために、建物の短辺方向の長さに対して建物高さの割合(以下、塔状比という。)が大きなペンシルビルと呼ばれる建物構造物が数多く建設されている。
塔状比が大きな建物構造物では、地震荷重が加わると、ビル頂部では水平変位が大きくなることが多く、隣接する建物に接触する惧れがあるとともに、ビル脚部では、大きな転倒モーメントが発生する。
このため、塔状比が4を超える建物については、現行の建築基準法と技術基準類に基づいて、基礎の浮き上がり対策と建物の転倒防止対策などを行い、構造安全性を確認する必要がある。従来は、塔状比が4を超える建物では、杭基礎構造を採用したり、建物途中階に制震部材を配置した制振建物構造が採用されている。しかし、杭基礎構造や制振建物構造は、建物計画上に制約が生じる場合が多く、かつ施工費が嵩むという問題がある。
また、関連する技術として、特許文献1〜3に示す基礎構造技術が知られている。
特許文献1には、図8に示されるような、建築物の衝撃緩和機構が開示されている。図8(a)は基礎の一部を示す平面図であり、図8(b)は図8(a)のH−H´断面図である。本建築物においては、支持地盤104上のラップルコンクリート101によって直接基礎102が支持されている。これらの間には、衝撃緩和部材103が、一端103aが直接基礎102に、他端103bがラップルコンクリート101に、それぞれ固定されることにより設置されている。衝撃緩和部材103を覆うように、座屈防止部材104が設置されている。
建築物に地震による水平力が作用した場合には、直接基礎102がラップルコンクリート101から浮き上がる。この浮き上がりに伴う引張力により、衝撃緩和部材103の中間部103cが塑性変形し、復元時の圧縮力により変形することにより復元時の衝撃が緩和される。
また、特許文献1の基礎構造は、地震荷重が作用した際には、衝撃緩和部材103の中間部103cが塑性変形し、直接基礎102がラップルコンクリート101から浮き上がることを許容する衝撃緩和機構を備える点が特徴である。しかしながら、塔状比が大きな建物では、建物脚部に生じる大きな転倒モーメントに抵抗することが出来ない。また、撃緩和部材103は、図8(a)に示されるように直接基礎102の全外周部分に設置されており、施工コストが嵩む、という課題があった。
また、衝撃緩和部材は、ラップルコンクリート(無筋コンクリート)に埋設され、当該衝撃緩和部材の周囲には鉄筋等は配筋されていない。よって、無筋コンクリート体に埋設されている衝撃緩和部材の定着性能は十分とは言えず、直接基礎が浮き上がる際には、衝撃緩和部材が抜け出る惧れがある。
特許文献2には、図9に示されるような、新築建物の建替え工法が開示されている。建替え工法では、まず、既存地下構造物を一部解体して、充填材充填部111となる地下外壁112及び地下底盤113を残す。次に、充填材充填部111に充填材114を充填して基礎地盤115を構築する。その後、基礎地盤115上に、地下外壁112の外縁部より外側へ、少なくとも一部がはみ出す新築建物116の基礎部117を構築する工程を含むものである。
特許文献2の基礎構造は、基礎地盤115と、その上に構築された新築建物116の基礎部117は特に接合されていなく、塔状比が大きな新築建物116では転倒する危険性がある。
特許文献3は、図10に示されるような、直接基礎123の下部に地盤改良体124を設置した基礎構造120が開示されている。特許文献3の基礎構造120は、上部構造121を支える直接基礎123を拡幅して設置するとともに、地盤内の支持層に至るまでセメント混合撹拌系の地盤改良体124を設置し、直接基礎123と地盤改良体124の間に接合鉄筋125が配筋されている。しかしながら、地盤改良体124の設置範囲や接合鉄筋125の効果的な配置方法については開示されていなく、不明である。
特開2008−133597号公報 特開2015−34436号公報 特開2002−81081号公報
上記のような問題点を踏まえて、本発明は、塔状比が大きな新設建物について、杭基礎構造や制震部材を設置した制震建物構造とするのではなく、簡単な基礎構造形式によって高い構造安全性が確保された建物構造物を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。すなわち、本発明による建物構造物は、塔状比が4を上回る新設建物において、前記新設建物の基礎スラブの下面に、鉛直鉄筋コンクリート部材が接合させた建物構造物であって、前記新設建物の平面視における長手方向に沿った前記基礎スラブの両端部と前記鉛直鉄筋コンクリート部材との間には、所定間隔をもって第1の引抜き抵抗筋が配筋されていることを特徴とする。
ここで、「塔状比」とは、平面視における短手方向の長さに対する建物高さの割合を意味し、また、塔状比が「4を上回る」とは、塔状比が四捨五入によって4以上であることを意味するものである。
このような構成によれば、建物長手方向の基礎スラブ下面の両端部分に、鉛直鉄筋コンクリート部材が第1の引抜き抵抗筋を介して接合されていることで、新設建物に地震荷重が加わった際には、基礎スラブの一方端が浮き上がろうとすると、基礎スラブと接合された鉛直鉄筋コンクリート部材が抵抗するとともに、基礎スラブの他方端には、偶力作用により押込み力が発生するが、その押込み力は鉛直鉄筋コンクリート部材の支圧抵抗力にて相殺されることにより、高い構造安全性が確保される。したがって、地震発生時に生じる建物脚部の転倒モーメントに対して、頑強な構造をもって抵抗することが可能となる。
また、塔状比の大きな建物構造物では、建物長手方向よりも建物短手方向の建物脚部に生じる転倒モーメントが大きいので、本発明では、新設建物の長手方向に沿った基礎スラブ下面の両端部と鉛直鉄筋コンクリート部材を、第1の引抜き抵抗筋によって接合させることで、鉛直鉄筋コンクリート部材を転倒防止用の引抜抵抗杭力として機能させるものである。基礎スラブと鉛直鉄筋コンクリート部材は、鉛直方向に配筋された第1の引抜き抵抗筋で接合されており、簡易な構造によって容易に施工できる。また、第1の引抜き抵抗筋の両端部は、図5に示すように、コンクリート中に軸方向鉄筋や補強筋が配筋された基礎スラブ内と鉛直鉄筋コンクリート部材内まで其々配筋することで、基礎スラブの一方端が浮き上がろうとしても、第1の引抜き抵抗筋は鉄筋コンクリートに埋設されており、第1の引抜き抵抗筋の抜け出しを防止することができる。
また、第1の引抜き抵抗筋による接合は、新設建物の長手方向に沿った両端部という引抜き抵抗にとって合理的な接合位置に限定されており、第1の引抜き抵抗筋の設置に要する工数を低減し、鋼材費及び施工コストを低減できる。
本発明の一態様においては、前記建物構造物は、前記鉛直鉄筋コンクリート部材の下面には、新設建物、または既存建物の基礎底盤が接合されていることを特徴とする。
このような構成によれば、鉛直鉄筋コンクリート部材に基礎底盤が接合されていることで、基礎の浮き上がりに対する構造安全性が高められると共に、建物脚部に生じる転倒モーメントに対して、更に効果的に抵抗できる。また、鉛直鉄筋コンクリート部材と接合される基礎底盤は新設建物だけでなく、既存建物でもよく、建物の建替え工事においては、地下躯体の一部を再利用できるので、工期短縮と工事費が低減できる。
本発明の一態様においては、前記建物構造物は、前記基礎スラブの両端部の短辺長さは、新設建物の短手方向の建物幅の1/3以下であって、前記鉛直鉄筋コンクリート部材の両端部と前記基礎底盤との間には、所定間隔をもって第2の引抜き抵抗筋が配筋されていることを特徴とする。
このような構成によれば、鉛直鉄筋コンクリート部材と基礎底盤が第2の引抜き抵抗筋を介して接合されることで、基礎スラブの一方端部に引き抜き力が作用した際には、第1、第2の引き抜き抵抗筋を介して、鉛直鉄筋コンクリート部材と基礎底盤が共に引抜き力に抵抗できる。
また、新設建物の長手方向に沿った基礎スラブ、及び鉛直鉄筋コンクリート部材の両端部の短辺長さを、新設建物の短手方向の建物幅の1/3以下に限定することで、第1、第2の引抜き抵抗筋が引抜き抵抗力として機能する合理的な接合位置に限定されるために、引抜き抵抗筋の鋼材費及び工事費用を低減できる。
本発明の一態様においては、前記建物構造物は、前記鉛直鉄筋コンクリート部材の下面には、前記鉛直鉄筋コンクリート部材を形成するコンクリートよりも低剛性の弾性体、または隙間空間が、前記新設建物の長手方向に沿って、所定間隔おきに設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、鉛直鉄筋コンクリート部材内に、弾性体、または隙間空間が山型形状に設けられることで、上方から鉛直荷重が加わっても、鉛直鉄筋コンクリート部材が局所的に損壊することなく、鉛直荷重を受け流すことが可能となる。よって、鉛直鉄筋コンクリート部材を形成するコンクリート量を低減しつつ、建物構造物の鉛直荷重を地盤にスムーズに伝達させることができる。
本発明によれば、塔状比が4を上回る新設建物において、基礎躯体を構成する基礎スラブの長手方向に沿った両端部に鉛直部材が接合された基礎構造とすることで、高い構造安全性が確保された建物構造物が実現できる。
本発明の建物構造物の垂直断面図である。 図1の建物構造物の基礎躯体の水平断面図である。(a)A−A´の水平断面図、(b)B−B´の水平断面図である。 本発明の基礎構造部の抵抗機構に関する模式図である。 第1実施形態における一部基礎躯体の垂直断面図である。 第1実施形態における一部基礎躯体の、(a)は垂直断面図の拡大図、(b)は説明図である。 第2実施形態における一部基礎躯体の垂直断面図である。 第1の変形例における一部基礎躯体の垂直断面図である。 従来の建築物の衝撃緩和機構の説明図である。 従来の新築建物の建替え工法の説明図である。 従来の建物の基礎構造の説明図である。
本発明は、塔状比が4を上回る新設建物において、転倒防止を目的として、基礎スラブと、当該基礎スラブの下面に引抜き抵抗筋を介して鉛直鉄筋コンクリート部材を接合させた引抜き抵抗用基礎体を備えた建物構造物である。
実施形態では、新設建物の長手方向に沿った基礎スラブ下面の両端部分に鉛直鉄筋コンクリート部材を接合させることで、基礎スラブの一方端部を引抜き抵抗させるとともに、基礎スラブの他方端部を支圧抵抗させる。鉛直鉄筋コンクリート部材を接合させる基礎スラブ下面の両端部の長辺長さは、建物長手方向の建物長さであり、短辺長さは建物短手方向の建物幅の1/3以下であって、地震発生時に生じる建物転倒を防止するのに、力学的に合理的な位置に限定した。
具体的には、基礎スラブ下面の両端部分に鉛直鉄筋コンクリート部材を第1の引抜き抵抗筋を介して接合させた基礎構造(第1実施形態)と、基礎スラブと鉛直鉄筋コンクリート部材と基礎底盤を、第1、第2の引抜き抵抗筋で接合させた基礎構造(第2実施形態)と、基礎スラブと鉛直鉄筋コンクリート部材と基礎底盤が接合させた基礎構造において、鉛直鉄筋コンクリート部材の下面に低剛性の弾性体、または隙間空間が設置させた基礎構造(第1変形例)である。以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
まず、図1から図3を用いて、本発明の建物構造物の技術思想と主な特徴を説明する。図1は、建物構造物1の垂直断面図である。建物構造物1は、上部構造3と、上部構造3の基礎であり、底面に基礎スラブ40を備える新設建物基礎6と、新設建物基礎6の下方に位置して支持地盤Gによって支持された直接基礎構造2を備えている。
建物構造物1の上部構造3は、塔状比、すなわち平面視における短辺方向の長さに対する建物高さの割合が4を上回る。ここで、塔状比が「4を上回る」とは、塔状比が四捨五入によって4以上であることを意味する。すなわち、建物構造物1は、図1に示される短手方向Xにおける建物幅に対して建物高さ方向Zの高さが高く、ペンシルビルと呼ばれている細長い形状となっている。
直接基礎構造2は、基礎底盤4と鉛直鉄筋コンクリート部材5を備えている。図2に図1の建物構造物の基礎躯体のA−A´水平断面図(図2(a))と、B−B´水平断面図(図2(b))を示す。鉛直鉄筋コンクリート部材5は、新設建物基礎6の、基礎スラブ40の下面に接合されている。新設建物の平面視における長手方向Yに沿った基礎スラブ40の両端部には、図2(a)に示すように、鉛直方向に、基礎スラブ40の両端部41と鉛直鉄筋コンクリート部材5との間に延在するように、第1の引抜き抵抗筋10が並列状に配筋されている。第1の引抜き抵抗筋10は、所定間隔をもって配筋されている。鉛直鉄筋コンクリート部材5は、図2(b)に示すように、基礎スラブ40、及び基礎底盤4と同様な長辺長さと短辺長さを有している。具体的には、第1の引抜き抵抗筋10は、図2、4に示すように異形鉄筋D16が短手方向Xに300mm間隔で配筋されるとともに、長手方向Yにも600mm間隔で配筋されている。また、第1の引抜き抵抗筋10は、図2に示すように基礎梁42の両脇部分においては、短手方向Xに密に配筋されている。第1の引抜き抵抗筋10は、基礎スラブ内40には40dの定着長さを確保し、また、鉛直鉄筋コンクリート部材5には1500mm程度が埋設され、定着されている。
図3に、本発明の基礎構造部の抵抗機構について、模式図を示す。
本発明は、新設建物を必要十分な掘削深さ底上に配置することで、新設建物を確実に地盤で支持させるとともに、基礎スラブ40の下方に鉛直鉄筋コンクリート部材5と基礎底盤4が接合された基礎構造とした。本願発明の構成により、地震発生時に建物脚部に生じる転倒モーメントに対して引抜き抵抗力を高めることで、建物転倒を防止させた。
本発明の建物構造物1においては、大地震には、基礎スラブ40の一方端に引抜き力が加わり浮き上がろうとするが、基礎スラブ40の一方端は、第1の引抜き抵抗筋10を介して、基礎スラブ40、鉛直鉄筋コンクリート部材5、及び基礎底盤4が接合されており、建物上部からの押込み力に対する反力として支圧抵抗力が発生する。よって、本発明では、基礎スラブ40の下方に、鉛直鉄筋コンクリート部材5と基礎底盤4を接合させた直接基礎構造とすることで、高い構造安全性を備えた建物構造物1が提供できる。また、鉛直鉄筋コンクリート部材5の水平断面形状は、基礎スラブ40の水平断面形状と同様とすることで、基礎スラブ40を介した上方からの押し込み力に、基礎スラブ40の全底面と接する鉛直鉄筋コンクリート部材5が支圧抵抗することができる。
図4に、第1実施形態における基礎躯体の垂直断面図を示す。
本第1の実施形態における建物構造物1は、建物構造物1が施工された敷地内にもともと存在していた建物構造物を解体、撤去した後に、建て替えられたものである。建物構造物1の下方には、建て替え前の建物構造物(既存建物)の基礎躯体が、基礎底盤4として残されている。基礎底盤4は支持地盤Gによって支持されている。
基礎底盤4は、図2(b)、図4に示されるように、底壁部4aと、外壁部4b、4c、4d、4eを備えている。底壁部4aは、短手方向Xに延在する短い端辺と、水平面内で短手方向Xに直交する長手方向Yに延在する長い端辺をそれぞれ有する、略矩形形状をなしている。外壁部4b、4dは、底壁部4aの短手方向Xに延在する端辺から垂直に立ち上がっている。また、外壁部4c、4eは、底壁部4aの長手方向Yに延在する端辺から垂直に立ち上がっている。これにより、基礎底盤4は箱状に形成されている。
基礎底盤4の上面には、鉛直鉄筋コンクリート部材5が設置されている。基礎底盤4は、鉛直鉄筋コンクリート部材5の下面に接合されている。鉛直鉄筋コンクリート部材5の外周面は、図4に示されるように、既存躯体の外壁面(例えば、基礎底盤4)に沿って設置される山留壁の建物内部側面と面一となるように基礎底盤4の外壁部4c、4eが形成されている。図4には示されていないが、鉛直鉄筋コンクリート部材5の外周面は、外壁部4b、4dに関しても、基礎底盤4の外壁部と面一となすように形成されている。具体的には、山留壁の建物内部側面に添わせて、鉛直鉄筋コンクリート部材5と基礎底盤4の外周面を面一となるように形成させる。
図4に示されるように、鉛直鉄筋コンクリート部材5の内部の、長手方向Yに延在する外壁部4c、4eの各々の近傍には、籠状に形成された鉄筋7が配筋されている。図5(a)に、図4のD矢視部分の拡大図を示す。鉄筋7は、複数の短手方向鉄筋8と、複数の長手方向鉄筋9を備えている。図5(b)は、短手方向鉄筋8と長手方向鉄筋9の配筋の説明図である。図5(a)において、既存躯体の外壁面(例えば、基礎底板4の外側面4h)は、上記のように、山留壁の建物内部側面となっている。
各短手方向鉄筋8は、第1外側鉛直部8a、中間水平部8b、第2外側鉛直部8c、下側水平部8d、内側鉛直部8e、及び、上側水平部8fを備えており、これらの端点が順に接続することで環状に形成された鉄筋である。
具体的には、第1外側鉛直部8aは鉛直鉄筋コンクリート部材5の外側面5bの内側に鉛直方向に延在している。中間水平部8bは、第1外側鉛直部8aの下端から鉛直鉄筋コンクリート部材5の内方に向かって屈曲し、基礎底盤4の外壁部4eの上面4g上方を水平方向に延在している。第2外側鉛直部8cは、中間水平部8bの内側端点から下方向に向かって屈曲し、基礎底盤4の外壁部4eの内側面4fの内側を鉛直方向に延在している。下側水平部8dは、第2外側鉛直部8cの下端から鉛直鉄筋コンクリート部材5の内方に向かって屈曲し、基礎底盤4の底面4i上方を水平方向に延在している。内側鉛直部8eは、外壁部4eから所定の位置において、下側水平部8dの内側端点から上方向に向かって屈曲し、鉛直鉄筋コンクリート部材5内部を鉛直方向に延在している。上側水平部8fは、内側鉛直部8eの上端から外方に向かって屈曲し、鉛直鉄筋コンクリート部材5の上面5aの内側に水平方向に延在した後、第1外側鉛直部8aの上端に接続されている。
上記のように構成された複数の短手方向鉄筋8は、基礎底盤4の外壁部4e近傍に、長手方向Yに間隔を置いて配設されている。この短手方向鉄筋8の、第1外側鉛直部8a、中間水平部8b、第2外側鉛直部8c、下側水平部8d、内側鉛直部8e、及び、上側水平部8fの各々の内側には、図5(b)に示されるように、長手方向Yに延在する、長手方向鉄筋9が複数配設されている。
図4に示されるように、外壁部4eとは反対側の外壁部4cの近傍には、外壁部4eに関して上記した形状とは対称的に形成された鉄筋7が、外壁部4eと同様に配設されている。このような構成により、鉛直鉄筋コンクリート部材5は、長手方向Yに延在する外壁部4c、4eの近傍に位置して内部に鉄筋7が埋設されている、2つの外側鉛直鉄筋コンクリート部材5hと、この2つの外側鉛直鉄筋コンクリート部材5hの間に挟まれて内部に鉄筋が埋設されていない内側鉛直コンクリート部材5gを備えている。各図において、外側鉛直鉄筋コンクリート部材5hと内側鉛直コンクリート部材5gの境界は、境界線Eとして図示されている。本実施形態においては、外側鉛直鉄筋コンクリート部材5hと内側鉛直コンクリート部材5gは一体に形成されている。
図4に示されるように、鉛直鉄筋コンクリート部材5の上部には、新設建物基礎6が設置されている。新設建物基礎6、及び、新設建物基礎6の底板となる基礎スラブ40は、基礎底盤4の底壁部4aと略同等の大きさの、平面視において矩形形状を有している。新設建物基礎6の基礎スラブ40の下面には、鉛直鉄筋コンクリート部材が接合されている。具体的には、新設建物の平面視における長手方向Yに沿った基礎スラブ40の両端部41と、新設建物基礎6の下方に鉛直方向に延在する鉛直鉄筋コンクリート部材5は、これらの間に延在する第1の引抜き抵抗筋10によって接合されている。第1の引抜き抵抗筋10は、基礎スラブ40の両端部41に、所定間隔をもって設置されている。
第1の引抜き抵抗筋10は、基礎底盤4の上面4g上方かつ鉛直鉄筋コンクリート部材5の外側面5b近傍の位置から、境界線Eの間に、すなわち外側鉛直鉄筋コンクリート部材5h上に、間隔を置いて複数設置されている。各第1の引抜き抵抗筋10は鉛直方向に延在するように設置されており、その下端10aは鉛直鉄筋コンクリート部材5に、上端10bは新設建物基礎6の基礎スラブ40に、それぞれ埋設されている。
上記のような構成を備えることで、鉛直鉄筋コンクリート部材5は直方体状に形成されており、この鉛直鉄筋コンクリート部材5を鉛直平面である境界線Eで区切った場合には、外側鉛直鉄筋コンクリート部材5hも直方体状となっている。すなわち、基礎スラブ40の長手方向Yに延在する外周部に沿って、外側鉛直鉄筋コンクリート部材5hが直方体状に設けられている構成となっている。また、鉛直鉄筋コンクリート部材5と基礎スラブ40は、外側鉛直鉄筋コンクリート部材5hにおいて、第1の引抜き抵抗筋10によって接合されている。これにより、新設建物基礎6は、その長手方向Yに延在する外周部に沿って、直方体状の外側鉛直鉄筋コンクリート部材5hと一体化されて、これに支持されている。
図1に示されるように、新設建物基礎6の上には、上部構造3が設置されている。本実施形態においては、敷地境界線際の既存山留杭を避けるために、新設建物基礎6の、短手方向Xにおける幅は、鉛直鉄筋コンクリート部材5の幅よりわずかに狭くなっている。上部構造3の短手方向Xにおける幅は、最下端である地面GL近辺においては新設建物基礎6と同等となっているが、高さ方向Zが高くなるにつれ次第に増大し、一定の高さZ1及びZ1以上の高さにおいては、鉛直鉄筋コンクリート部材5の幅と同等となっている。これにより、新設建物基礎6の下方には、建物構造物1における短手方向Xの互いに反対側に位置する両端部間にわたってコンクリートが充填されて、鉛直鉄筋コンクリート部材5が形成されている構造となっている。
上記のような建物構造物1は、次のように施工される。まず、既設の建物構造物を解体し、基礎底盤4を残して撤去する。次に、図4に示されるように基礎底盤4上に鉄筋7及び第1の引抜き抵抗筋10を配設し、鉄筋7の全体と、第1の引抜き抵抗筋10の下端10aを埋設するように、基礎底盤4の上方にコンクリートを打設して、鉛直鉄筋コンクリート部材5を形成する。更に、第1の引抜き抵抗筋10の上端10bを基礎スラブ40で埋設するようにして新設建物基礎6を設置し、新設建物基礎6の上に上部構造3を施工する。
次に、上記の実施形態として示した建物構造物1の作用、効果について説明する。
上記の建物構造物1においては、建物長手方向Yの基礎スラブ40下面の両端41部分に、鉛直鉄筋コンクリート部材5が第1の引抜き抵抗筋10を介して接合されていることで、新設建物に地震荷重が加わった際には、基礎スラブ40の一方端が浮き上がろうとすると、基礎スラブ40と接合された鉛直鉄筋コンクリート部材5が抵抗するとともに、基礎スラブ40の他方端には、偶力作用により押込み力が発生するが、その押込み力は鉛直鉄筋コンクリート部材5の支圧抵抗力にて相殺されることにより、高い構造安全性が確保される。したがって、地震発生時に生じる建物脚部の転倒モーメントに対して、頑強な構造をもって抵抗することが可能となる。
また、塔状比の大きな建物構造物1では、建物長手方向Yよりも建物短手方向Xの建物脚部に生じる転倒モーメントが大きいので、新設建物の長手方向Yに沿った基礎スラブ40下面の両端部41と鉛直鉄筋コンクリート部材5を、第1の引抜き抵抗筋10によって接合させることで、鉛直鉄筋コンクリート部材5を転倒防止用の引抜抵抗杭力として機能させるものである。基礎スラブ40と鉛直鉄筋コンクリート部材5は、鉛直方向に配筋された第1の引抜き抵抗筋10で接合されており、簡易な構造によって容易に施工できる。また、第1の引抜き抵抗筋10の両端部は、図5に示すように、コンクリート中に軸方向鉄筋や補強筋が配筋された基礎スラブ40内と鉛直鉄筋コンクリート部材5内まで其々配筋することで、基礎スラブ40の一方端が浮き上がろうとしても、第1の引抜き抵抗筋10は鉄筋コンクリートに埋設されており、第1の引抜き抵抗筋10の抜け出しを防止することができる。
また、第1の引抜き抵抗筋10による接合は、新設建物の長手方向Yに沿った両端部という引抜き抵抗にとって合理的な接合位置に限定されており、第1の引抜き抵抗筋10の設置に要する工数を低減し、鋼材費及び施工コストを低減できる。
また、上記の建物構造物1においては、鉛直鉄筋コンクリート部材5に基礎底盤4が接合されていることで、基礎の浮き上がりに対する構造安全性が高められると共に、建物脚部に生じる転倒モーメントに対して、更に効果的に抵抗できる。また、鉛直鉄筋コンクリート部材5と接合される基礎底盤4は新設建物だけでなく、既存建物でもよく、建物の建替え工事においては、地下躯体の一部を再利用できるので、工期短縮と工事費が低減できる。
また、基礎底盤4の外壁部4b、4c、4d、4eは、建て替え前の建物構造物撤去時等において、山留壁として作用するため、施工が容易である。これにより、施工コストを更に低減することが可能である。
〔第2実施形態〕
次に、図6を用いて、上記実施形態として示した建物構造物1の直接基礎構造2の、第2の実施形態を説明する。図6は、第2の実施形態における直接基礎構造20の説明図である。第2の実施形態における直接基礎構造20は、上記の建物構造物1の直接基礎構造2とは、鉛直鉄筋コンクリート部材5の両端部である外側鉛直鉄筋コンクリート部材5hと、建て替え前の建物構造物の基礎底盤4との間には、これらの間に延在する第2の引抜き抵抗筋21が、所定間隔をもって配筋されることにより、接合されている点が異なっている。
より具体的には、基礎底盤4の底壁部4a及び外壁部4c、4eの各々と、外側鉛直鉄筋コンクリート部材5hとの間に、鉛直方向に延在するように、長手方向Yに間隔を空けて第2の引抜き抵抗筋21が設置されている。第2の引抜き抵抗筋は、図2に示すように第1の引抜き抵抗筋と同様に、異形鉄筋D16が短手方向Xに300mm間隔で配筋され、長手方向Yに600mm間隔で配筋されている。
また、図2に示される、基礎スラブ40の長手方向Yに沿った両端部41の、短辺長さ、すなわち短手方向Xの幅aと、新設建物の短手方向Xの建物幅bにおいては、幅aは建物幅bの1/3以下となっている。
上記の建物構造物においては、鉛直鉄筋コンクリート部材5と基礎底盤4が第2の引抜き抵抗筋21を介して接合されることで、基礎スラブ40の一方端部に引き抜き力が作用した際には、第1、第2の引き抜き抵抗筋10、21を介して、鉛直鉄筋コンクリート部材5と基礎底盤4が共に引抜き力に抵抗できる。
また、新設建物の長手方向Yに沿った基礎スラブ40、及び鉛直鉄筋コンクリート部材5の両端部の短辺長さaは、図2に示すように新設建物の短手方向Xの中央位置を対称軸として新設建物の短手方向Xの建物幅bの1/3以下に限定することで、第1、第2の引抜き抵抗筋10、21が引抜き抵抗力として機能する合理的な接合位置に限定されるために、引抜き抵抗筋10、21の鋼材費及び工事費用を低減できる。
本第2の実施形態が、上記第1の実施形態と同様に、地震発生時に生じる建物脚部の転倒モーメントに対して、頑強な構造をもって抵抗することが可能となる、鋼材費及び施工コストを低減できる等の効果を奏することはいうまでもない。
(実施形態の第1の変形例)
次に、図7を用いて、上記第1及び第2の実施形態として示した建物構造物1の直接基礎構造2の、第1の変形例を説明する。図7は、第1の変形例における直接基礎構造30の説明図である。第1の変形例における直接基礎構造30は、上記の直接基礎構造2とは、鉛直鉄筋コンクリート部材31の下面には凹部が形成されている点が異なっている。
より具体的には、直接基礎構造30における鉛直鉄筋コンクリート部材31は、内側鉛直コンクリート部材31gの下面に、内壁31aによって形成されている凹部を備えている。
凹部の、短手方向Xにおける断面形状は、山型形状に、より好ましくはカテナリー曲線をなすように形成されている。また、凹部は、水平面内で短手方向Xに直交する長手方向Yにおける、いずれの位置においても同じ断面形状を備えた山型形状を有するように、長手方向Yに沿って所定間隔おきに設けられている。凹部の、基礎底盤4の底面4iに接している両下端部31bは、境界線E近傍に位置するように、凹部は形成されている。凹部は、その内部に鉛直鉄筋コンクリート部材31を構成するコンクリートよりも低剛性の弾性体32等が充填されているのが望ましいが、何も充填されておらず隙間空間32となっていてもよい。また、低剛性の弾性体は、発泡体や盛土、コンクリート解体ガラなど、山型形状を形成できるものであれば良い。
このような構成によれば、鉛直鉄筋コンクリート部材31内に、弾性体、または隙間空間32が山型形状に設けられることで、上方から鉛直荷重が加わっても、鉛直鉄筋コンクリート部材31が局所的に損壊することなく、鉛直荷重を受け流すことが可能となる。よって、鉛直鉄筋コンクリート部材31を形成するコンクリート量を低減しつつ、建物構造物の鉛直荷重を地盤にスムーズに伝達させることができる。
本第1の変形例が、上記第1の実施形態と同様に、地震発生時に生じる建物脚部の転倒モーメントに対して、頑強な構造をもって抵抗することが可能となる、鋼材費及び施工コストを低減できる等の効果を奏することはいうまでもない。
(実施形態の他の変形例)
なお、本発明の建物構造物は、図面を参照して説明した上述の第1及び第2の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、その技術的範囲において他の様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態及び変形例においては、建物構造物は建て替えられた建物構造物であり、建物構造物の下には、建て替え前の建物構造物の基礎躯体が、基礎底盤として残されていたが、これに限られず、建物構造物は新築の建物構造物であって、基礎底盤は新設建物施工時に設けられてもよい。
また、上記実施形態及び変形例においては、外側鉛直鉄筋コンクリート部材5hと内側鉛直コンクリート部材5gは一体に形成されているが、これらの間に目地を設けて、分離させて形成してもよい。
また、上記実施形態及び変形例においては、図1、4に示されるように、新設建物基礎6の外周面は、鉛直鉄筋コンクリート部材の外周面と面一となすように形成したが、鉛直鉄筋コンクリート部材の幅を新設建物基礎より小さくし、新設建物基礎で鉛直鉄筋コンクリート部材の外壁(立上り)部を覆うように形成させてもよい。
また、上記実施形態では、鉛直鉄筋コンクリート部材は、基礎スラブの水平断面形状と同等程度としたが、第1の引抜き抵抗筋が配筋された浮き上がり力や押し込み力が集中する建物長手方向に沿ったある単位幅を有する両端部分のみとしてもよい。また、鉛直鉄筋コンクリート部材は、両端部分のみで、中央部分は無筋コンクリート造としても良い。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態や各変形例で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 建物構造物 20 直接基礎構造
2 直接基礎構造 21 第2の引抜き抵抗筋
3 上部構造 30 直接基礎構造
4 基礎底盤 31 鉛直鉄筋コンクリート部材
5 鉛直鉄筋コンクリート部材 32 弾性体または隙間空間
6 新設建物基礎 40 基礎スラブ
7 鉄筋 41 基礎スラブの両端部
8 短手方向鉄筋 X 短手方向
9 長手方向鉄筋 Y 長手方向
10 第1の引抜き抵抗筋

Claims (4)

  1. 塔状比が4を上回る新設建物において、前記新設建物の基礎スラブの下面に、鉛直鉄筋コンクリート部材接合させた建物構造物であって、
    前記鉛直鉄筋コンクリート部材は、前記基礎スラブの前記下面の全面に接して下方に延在して設けられ、
    前記新設建物の平面視における長手方向と直交する方向の前記基礎スラブの両端部と前記鉛直鉄筋コンクリート部材との間には、前記長手方向に所定間隔をおいて複数の第1の引抜き抵抗筋が配筋されていることを特徴とする建物構造物。
  2. 塔状比が4を上回る新設建物において、前記新設建物の基礎スラブの下面に、鉛直鉄筋コンクリート部材を接合させた建物構造物であって、
    前記新設建物の平面視における長手方向に沿った前記基礎スラブの両端部と前記鉛直鉄筋コンクリート部材との間には、所定間隔をもって第1の引抜き抵抗筋が配筋され、
    前記鉛直鉄筋コンクリート部材の下面には、新設建物、または既存建物の基礎底盤が接合されていることを特徴とする物構造物。
  3. 前記基礎スラブの両端部の短辺長さは、前記新設建物の短手方向の建物幅の1/3以下であって、
    前記鉛直鉄筋コンクリート部材の両端部と前記基礎底盤との間には、所定間隔をもって第2の引抜き抵抗筋が配筋されていることを特徴とする請求項2に記載の建物構造物。
  4. 前記鉛直鉄筋コンクリート部材の下面には、当該鉛直鉄筋コンクリート部材を形成するコンクリートよりも低剛性の弾性体、または隙間空間が、前記新設建物の長手方向に沿って、所定間隔おきに設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の建物構造物。
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