JP6725149B2 - 注射器補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、自己注射を行う際に注射器に取り付けて使用する注射器補助具に関する。
従来から、患者が注射器を使用して自身に注射剤を投与する自己注射が行われている。自己注射に用いられる注射器は、注射剤が充填される筒状のバレル及び該バレルの軸線方向における一端に設けられる注射針を有する注射器本体と、該注射針を覆うようにして該注射器本体に装着されるキャップとを備えている。
前記注射器を用いて自己注射を行う場合、患者は、注射器本体からキャップを取り外して注射針を露出させ、注射針を適切な穿刺深度で人体に穿刺することになる。しかしながら、注射針の穿刺深度を調整することは難しく、また、患者の容体によっては注射器本体からキャップを取り外すことも困難なことがある。
そこで、患者が簡単且つ適切に自己注射を行えるようにするための注射器補助具が提供されている。
かかる注射器補助具は、例えば、特許文献1に開示されているように、上方を開放させた本体と、該本体上を開閉可能なカバーと、前記本体内に対してスライド可能に取り付けられた針キャップ抜去機構部(以下、抜去機構部と称する)と、カバーの閉動作に伴って抜去機構部をスライドさせるためのカムとを備えている。
抜去機構部には、注射器本体をバレルの径方向で抜差可能な凹部が形成された収容部と、該収容部に一体成形された爪部とを有する。
爪部は、収容部に収容された注射器本体とキャップとの間に挿し込まれる部分であり、収容部に差し込まれたバレルの軸線方向と平行又は略平行となる方向において、収容部とともにスライド可能に構成されている。
カムは、本体内に取り付けられており、カバーの閉動作に伴って抜去機構部を前方に押し出すように構成されている。
前記注射器補助具によれば、収容部内に注射器本体が挿し込まれ、且つ爪部が注射器本体とキャップとの間に挿し込まれている状態においてカバーが閉じられると収容部ごと爪部が前進し、該爪部によってキャップが押されて注射器本体から外れるようになっている。
特開2016−116908号公報
ところで、従来の注射器補助具は、キャップを注射器本体から外す際に、注射器本体を受け止めている収容部が爪部とともにスライドするため、注射器本体に対して収容部が擦れたり、押し付けられたりすることがあり、注射器本体に負荷がかかることが問題となっている。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、キャップの取り外し時に注射器本体にかかる負荷を抑えることができる注射器補助具を提供することを課題とする。
本発明の注射器補助具は、
筒状のバレル及び該バレルの軸線方向における一端側に設けられる注射針を有する注射器本体と、該注射針を覆うようにして該注射器本体に装着されるキャップとを備える注射器用の注射器補助具であって、
前記注射器本体を前記バレルの径方向で収容及び取り出しが可能な筐体と、
該筐体に収容された前記注射器本体から前記キャップを取り外すための取外部材と、
前記筐体に収容された前記バレルの軸線方向と平行又は略平行な前後方向で前記取外部材を移動させるための操作部とを備え、
前記筐体は、収容した前記バレルの先端側を受ける前受部を有し、
前記取外部材は、
前記前受部の外側面に案内されて前記前後方向に移動する被案内部と、
該被案内部に形成され且つ前記筐体に収容された前記バレルと前記キャップとの間に挿し込まれる爪部とを有し、
前記操作部に対する操作に伴い、前記取外部材が前記前受部に対して前記前後方向で移動するように構成される。
上記構成の注射器補助具によれば、筐体に注射器本体を収容すると、バレルが前受部によって受け止められ、さらに、バレルとキャップとの間には爪部が挿し込まれる。
また、前記注射器補助具では、バレルを受ける前受部の外側面によって、取外部材の被案内部が前記前後方向に案内されるように構成されているため、操作部を操作して取外部材を前方に移動させると、バレル(注射器本体)に取外部材が擦れることなく、キャップが爪部によって前方に押し出される。
従って、前記注射器補助具は、注射器本体に取外部材からの負荷を与えずにキャップを外すことができる。
本発明の注射器補助具において、
前記前受部は、前記筐体の外装に一体成形され、
前記爪部は、前記バレルと前記キャップとの間に挿込可能な初期位置と、該初期位置よりも前方側の取外位置とに移動可能であり、且つ前記初期位置に配置されている状態において前記前受部の前端に当接するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、前受部が外装と一体成形されるため、製造誤差等による前受部の位置ずれが抑えられる。また、かかる前受部によって爪部が初期位置に位置決めされるため、初期位置への爪部の位置決め精度が高まる。
本発明の注射器補助具において、
前記筐体は、前記バレルの前記軸線方向における他端側に形成されたフランジ部に対して前記前後方向における少なくとも前方側で係合する係合止部を有し、該係合止部が前記外装に一体成形されていてもよい。
上記構成の注射器補助具では、バレルとキャップとの間に挿し込まれる爪部と、フランジ部に対して前記前後方向における少なくとも前方側で係合する係合止部とが、係合止部が外装に一体成形されている。すなわち、筐体への注射器本体の収容位置(筐体に注射器本体をセットする位置)を定める爪部と係合止部が外装に一体成形されているため、該爪部と該係合止部の位置精度が高まる結果、筐体における注射器本体の収容位置の精度も高まる。
本発明の注射器補助具において、
前記筐体は、
前記筐体からの前記注射器本体の抜き取りを規制可能な抜取規制部を備え、
前記前受部には、前記前受部の後方で前記バレルを受ける後受部が含まれ、
前記抜取規制部は、
前記前受部と前記後受部との間に進退可能であり、且つ
前記前受部と前記後受部との間に進出した状態で
前記筐体に収容されている前記注射器本体の前記バレルの上方を遮るとともに、
前記バレルを前記前受部及び前記後受部に向けて押すように構成されていてもよい。
このようにすれば、抜取規制部が前受部と後受部との間に進出すると、該抜取規制部によって筐体に収容された注射器本体のバレル上が遮られるため、筐体からの注射器本体の脱落を防止できる。
また、前記注射器補助具では、抜取規制部に押された注射器本体を外装に一体成形されている前受部及び後受部とで受け止めるように構成されているため、抜取規制部に押された注射器本体の逃げが抑えられる。従って、前記注射器補助具によれば、注射器本体の保持力が高まる。
以上のように、本発明の注射器補助具によれば、キャップの取り外し時に注射器本体にかかる負荷を抑えることができるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る注射器補助具の斜視図である。 図2は、同実施形態に係る注射器補助具の平面図である。 図3は、同実施形態に係る注射器補助具の側面図である。 図4は、図2のA−A線での断面図であって、爪部が初期位置に配置されている状態における断面図である。 図5は、図2のA−A線での断面図であって、爪部が初期位置から取外位置に移動した状態における断面図である。 図6は、同実施形態に係る注射器補助具の平面図であって、カバーを取り外した状態の平面図である。 図7は、同実施形態に係る注射器補助具の説明図であって、筐体に収容した注射器本体からキャップを取り外す前の状態の説明図である。 図8は、同実施形態に係る注射器補助具の説明図であって、筐体に収容した注射器本体に対してキャップを押し出した状態の説明図である。 図9において、(a)は図7の爪部の近傍領域の拡大図であり、(b)は図8の爪部の近傍領域の拡大図である。 図10は、キャップ付きの注射器の説明図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる注射器補助具について、添付図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る注射器補助具は、患者が自己注射を行う際に、注射器に取り付けて使用するものである。
また、注射器とは、注射針を覆って保護するためのキャップが取り付けられたキャップ付きの注射器である。より具体的に説明すると、注射器9は、図10に示すように、内部に注射剤が充填されるバレル90と、該バレル90の軸線方向における一端に設けられた注射針91と、バレル90内に充填されている液体を射出する際に操作するプランジャ92とを有する注射器本体93を備えている。
バレル90は、円筒状のバレル本体部900と、該バレル本体部900の軸線方向における一端(先端)から延出するノズル部901と、バレル本体部900の前記軸線方向における他端(基端)に形成されたフランジ部902とを有する。
ノズル部901は、中空筒状であり、バレル90よりも小径となるように形成されている。また、ノズル部901の内部は、バレル90の内部に連通している。フランジ部902は、バレル90の外周全周から径方向外方に向かって突出している。
注射針91は、長手方向における一端側がノズル部901内に挿通された状態で固定されている。
プランジャ92は、棒状のロッド920と、該ロッド920の長手方向における一端に固定され且つバレル本体部900の内周面全周に亘って密接するガスケット921と、ロッド920の長手方向における他端に設けられる頭部922とを有する。
キャップ94は、ノズル部901に外嵌させて注射器本体93に装着するように構成されている。また、注射器本体93に装着されたキャップ94とバレル90との間には、前記軸線方向において隙間が形成されるようになっている。
注射器補助具1は、図1、及び図4に示すように、注射器9をバレル90の径方向で収容及び取り出しが可能な筐体2と、該筐体2に収容された注射器本体93からキャップ94を取り外すように構成された取外部材3であって、筐体2内に設けられた取外部材3と、筐体2に収容されたバレル90の軸線方向と平行又は略平行な前後方向で取外部材3を移動(スライド)させるための操作部4と、筐体2からの注射器本体93の抜き取りを規制可能な抜取規制部5と、筐体2に操作部4を取り付けるための取付構造6(図3参照)と、筐体2内で取外部材3を前記前後方向における一方向側に付勢するための付勢構造7とを備えている。
なお、本実施形態では、平面視において前記前後方向に直交する方向(図2の上下方向に対応する方向)を幅方向と称し、該幅方向及び前記前後方向のそれぞれに直交する方向を上下方向と称して以下の説明を行うこととする。また、本実施形態では、筐体2への注射器9の収容、又は取り外しを行う方向が前記上下方向と対応している。
図1に示すように、筐体2は、凹状のケース部20と、該ケース部20上に取り付けられるカバー部21と、ケース部20及びカバー部21の前端側に設けられる前壁部22と、ケース部20及びカバー部21の後端側に設けられる後壁部23とを備えている。
ケース部20は、前記前後方向における寸法が前記幅方向における寸法よりも長くなっている。また、ケース部20は、前記幅方向における両端側から中央部側になるにつれて下方に向かうように湾曲している。
そのため、図3に示すように、ケース部20の底部200における前記幅方向の両側から上方に向かって延出する一対の壁部(以下、下壁部と称する)201は、下端側から上端側になるにつれて前記幅方向における外側に向かって広がるように湾曲している。すなわち、各下壁部201は、筐体2の外方側に膨らむように丸みを帯びている。
また、本実施形態に係るケース部20では、一対の下壁部201のうちの一方の下壁部201に対して操作部4を配置するためのケース側切欠部201aが形成されている。ケース側切欠部201aは、下壁部201の後端側(後壁部23に隣接する一端側)に形成されている。
カバー部21は、ケース部20上で注射器9を受けるように構成されている。本実施形態に係るカバー部21は、図2に示すように、前記幅方向で間隔をあけて並ぶ一対の壁部(以下、上壁部と称する)210と、一対の上壁部210の間でバレル90を受ける受部211と、フランジ部902に前記前後方向で係合する係合止部(採番しない)であって、注射器本体93の前記前後方向での移動を規制するための係合止部とを有する。
上壁部210は、前記前後方向に延びている。また、各上壁部210は、それぞれが別の下壁部201(下壁部201の上端)に重ねて配置されており、下端側から上端側になるにつれて前記幅方向における内側に向かうように湾曲している。すなわち、各上壁部210も円弧状に形成されており、筐体2の外方側に膨らむように丸みを帯びている。
なお、ケース部20の底部200、下壁部201、及びカバー部21の上壁部210は、使用者(患者)が自己注射を行う際に握る部分である筐体2の外装を構成している。
一対の上壁部210の上端は、前記幅方向で間隔をあけて対向している。そのため、カバー部21では、一対の上壁部210の上端の間の領域を通じて筐体2内への注射器本体93の収容、又は取り出しを行えるようになっている。
各上壁部210の上端部には、前記幅方向における外方側に向けて凹状となる挿込凹部210aが形成されている。挿込凹部210aは、上壁部210の後端側に形成されており、隣り合う上壁部210の挿込凹部210aと前記幅方向で並んでいる。
さらに、本実施形態に係るカバー部21では、図3に示すように、一対の上壁部210のうちの一方の上壁部210(前記一方の下壁部201上に配置される上壁部210)に対して、操作部4を配置するためのカバー側切欠部210bが形成されている。カバー側切欠部210bは、上壁部210の後端側に形成されており、ケース側切欠部201aと連続して筐体2の内外に連通する連通領域を構成している。
受部211は、受け止めたバレル90を横たわった姿勢で保つことができるように構成されており、図4に示すように、前記幅方向における両側端に対して前記幅方向における中央部が下方側に位置するように凹状に湾曲している。
本実施形態に係る受部211は、上壁部210の前端側(前壁部22に隣接する一端側)に形成された前受部212と、前記前後方向において前受部212の後方(すなわち、該前受部212よりも上壁部210の後端側)に形成された後受部213とで構成されている。
そのため、受部211は、筐体2に収容されるバレル90の先端側を前受部212で受け、該バレル90の後端側を後受部213で受けるように構成されている。なお、本実施形態では、前受部212と、後受部213とが各上壁部210に対して一体成形されている。
前受部212は、別々の上壁部210の上端から下方に延出する一対の前側延出部212aと、該一対の前側延出部212aのそれぞれの先端に連続する前側底部212bとを有する。
一対の前側延出部212aは、前記幅方向で間隔をあけて対向している。また、前側延出部212aは、前記幅方向における内面及び外面が前記前後方向に沿って広がっている。
前側底部212bは、前記幅方向における両端側から中央部側になるにつれて下方に向かうように湾曲している。そのため、前側底部212bの内周面及び外周面も、円弧状に形成されており、前記幅方向における両端側から中央部側になるにつれて下方に向かうように湾曲している。
後受部213は、別々の上壁部210の上端から下方に延出する一対の後側延出部213aと、該一対の後側延出部213aのそれぞれの先端に連続する後側底部213bとを有する。
一対の後側延出部213aは、前記幅方向で間隔をあけて対向している。また、後側延出部213aは、前記幅方向における内面及び外面が前記前後方向に沿って広がっている。
後側底部213bは、前記幅方向における両端側から中央部側になるにつれて下方に向かうように湾曲している。そのため、後側底部213bの内周面及び外周面も、円弧状に形成されており、前記幅方向における両端側から中央部側になるにつれて下方に向かうように湾曲している。
なお、後受部213は、上述のように、前受部212の後方に形成されているため、後受部213の前端と前受部212の後端との間にはスペースが形成されている。
また、後受部213は、後壁部23から前方側にずれた位置に形成されており、これにより、後受部213の後端と後壁部23(後壁部23の前面)との間には隙間が形成されている。
本実施形態では、筐体2に収容した注射器本体93のフランジ部902が各上壁部210の挿込凹部210aと、後受部213の後端と後壁部23との間の隙間の間とに配置されるようになっている。
そのため、筐体2では、フランジ部902に対して前方側で後受部213の後端が係合し、後方側で後壁部23の前面が係合する。すなわち、後受部213の後端と、後壁部23の前面とが注射器本体93の前記前後方向での移動を規制する係合止部を構成している。
前壁部22は、筐体2の前面を構成している。また、前壁部22は、自己注射が行われる際に人体にあてがわれる部分である。
前壁部22には、図1に示すように、上方に向けて開放する前壁凹部220が形成されている。前壁凹部220は、前後方向においても開放しており、筐体2内や、一対の上壁部210の上端の間の領域に対して前記前後方向で連続している。
なお、本実施形態に係る前壁部22は、ケース部20及びカバー部21の内側に対応する場所に位置する前壁本体部221と、ケース部20及びカバー部21から外側に延出する前壁延出部222とを有する。
後壁部23は、筐体2の後面を構成している。後壁部23には、上方に向けて開放する後壁凹部230が形成されている。後壁凹部230も、前後方向においても開放しており、筐体2内や、一対の上壁部210の上端の間の領域に対して前記前後方向で連続している。
取外部材3は、前記前後方向において移動可能であり、図4、及び図5に示すように、操作部4の動きに連動して前記前後方向に移動(スライド)するように構成されている。また、取外部材3は、前方側への移動に伴い、筐体2に収容されている注射器本体93からキャップ94を取り外すように構成されている。
本実施形態に係る取外部材3は、図4、及び図6に示すように、受部211(前受部212)の外側面に案内されて前後方向に移動する被案内部30と、該被案内部30に形成され且つ筐体2に収容されたバレル90とキャップ94との間に挿し込まれる爪部31と、被案内部30と一体に形成され且つ前記付勢構造7によって前記前後方向における後方側に付勢される被付勢部32(図4参照)と、被案内部30と一体に形成され且つ操作部4が連結される被連結部33とを有する。
被案内部30は、前記前後方向でスライド可能となるよう、前受部212の外側面に重ねて配置されている。
本実施形態に係る被案内部30には、前受部212の外側面にあてがわれる凹状の当接面300が形成されており、該当接面300は、前側延出部212aの外側面に当接する横側当接面301と(図5参照)、前側底部212bの外側面に当接する底側当接面302とを有する。
これにより、被案内部30は、前受部212の外側面によって前記前後方向に案内されるように構成されている。このように、前受部212は、前記前後方向で取外部材3を案内するガイド部としての役割も担っている。
また、取外部材3が最も後方側に配置されている状態において、被案内部30の当接面300は、全体が前受部212の外側面と当接するため、被案内部30の当接面300とバレル90との間が前受部212で遮られた状態になる。
一方、取外部材3が最も後方側から前方に向けて移動すると、当接面300の前端側が前受部212よりも前方に進出した状態、すなわち、当接面300の前端側が注射器本体93に対して露出した状態になるが、前受部212の内側面と当接面300との間には前受部212の厚みの分だけ段差が生じるため、当接面300は注射器本体93(バレル90)に対して非接触である。
爪部31は、図6に示すように、被案内部30の前端に形成された一対の引掛片310を有する。引掛片310は、前記幅方向において、互いに間隔をあけて並ぶように形成されている。なお、一対の引掛片310の間の間隔は、キャップ94の外形よりも小さく設定されている。
爪部31は、前後方向における移動範囲のうちの最も後方側(前記前後方向において最も後方側)である初期位置と、該移動範囲のうちの最も前方側の位置である取外位置とに移動可能である。なお、初期位置とは、筐体2に注射器本体93を収容した際に、バレル90とキャップ94との間に挿込可能となる爪部31の配置位置のことであり、取外位置とは、注射器本体93からキャップ94を外した際の爪部31の配置位置のことである。
引掛片310は、片状であり、前方に向けて配置される前面と、後方に向けて配置される後面とを有する。
引掛片310の前面は、取外部材3が初期位置から取外位置に向かって移動する際にキャップ94に当接する面であり、引掛片310の後面は、取外部材3が初期位置に配置されている状態において、前受部212の前端に当接する面である。
被付勢部32は、図4に示すように、ケース部20の底部200上に配置されている。また、被付勢部32は、前壁部22側に向けて配置される受圧面320を有し、該受圧面320によって付勢構造7の後述する付勢部材からの付勢力を受けるように構成されている。
被連結部33は、被案内部30の後方に形成されている。本実施形態に係る被連結部33は、前記幅方向及び前記前後方向に広がる平面330aを有するベース部330と、該ベース部330の平面330aに立設された連結軸部331とを有する。
操作部4は、図6に示すように、筐体2に対して回転可能に取り付けられたレバー部40と、該レバー部40に連続し且つ筐体2内で被連結部33に連結される作動部41とを有する。
レバー部40の基端部は、前記連通領域から筐体2内に挿し込まれており、取付構造6により筐体2内に回転可能に取り付けられている。
ここで、取付構造6の説明を行う。取付構造6は、図3に示すように、前記レバー部40を軸支する回転軸部60を有する。回転軸部60は、筐体2内で前記上下方向に延びている。なお、本実施形態では、ケース部20の前記一方の下壁部201と、前記一方の上壁部210とに対して一つずつ回転軸部60が形成されている。
そのため、操作部4は、レバー部40を筐体2に対して押し倒した姿勢に切り替える押倒操作と、筐体2に対して押し倒された姿勢のレバー部40を引き起こす引起操作とを行うことができるように構成されている。
なお、本実施形態では、操作部4を押倒操作すると、取外部材3が前方に移動するとともに、後述する抜取規制部5が上壁部210の上端部よりもさらに内側(前記幅方向における内側)に進出する。一方、操作部4を引起操作すると、取外部材3が後方に移動するとともに、後述する抜取規制部5が上壁部210の上端部の外側(前記幅方向における外側)に退避する。
作動部41は、図6に示すように、平板状であり、被連結部33の平面330a上に重ねて配置されている。また、作動部41には、面直交方向において貫通する連結孔410が形成されており、該連結孔410に連結軸部331が挿通されている。なお、連結孔410は、平面視において、長円状となるように形成されている。
さらに、本実施形態に係る操作部4は、筐体2に対して押し倒された状態を維持できるように構成されている。より具体的に説明すると、本実施形態に係る注射器補助具1は、ロック構造8をさらに備えており、該ロック構造8は、操作部4に形成された引掛部80と、筐体2内に形成された掛止軸部81であって、該引掛部80を掛止するための掛止軸部81とを有する。
抜取規制部5は、図4に示すように、前受部212と後受部213の間において、筐体2に注射器本体93を収容する領域(以下、収容領域と称する)に対して進退可能に構成されている。
本実施形態に係る抜取規制部5は、作動部41の上面に立設されている。また、抜取規制部5には、前記幅方向における内側に対して凹状の抜止凹部50が形成されている。
抜止凹部50は、前記幅方向における内側から外側に向かって湾曲した曲面によって構成されている。そして、抜取規制部5が収容領域内に進出すると、抜止凹部50内には、バレル90の側部が配置されるようになっている。
また、抜取規制部5は、収容領域内への進出に伴い、抜止凹部50の上端部をバレル90の上方に配置することができるように構成されており、これにより、筐体2からの注射器本体93の脱落を防止できるようになっている。
付勢構造7は、図4に示すように、前記前後方向において被付勢部32の前方に配置された台部70と、該台部70と被付勢部32の受圧面320とに取り付けられた付勢部材71とを有する。
付勢部材71は、例えば、圧縮コイルバネで構成されており、台部70に対して受圧面320を後方に向けて付勢するように構成されている。そのため、取外部材3は、付勢構造7により常時後方に向けて付勢されている。
本実施形態に係る注射器補助具1は、以上の構成である。続いて、注射器補助具1の使用方法について説明する。
患者は、自己注射を行うにあたり、まず、キャップ94付きの注射器9を注射器補助具1にセットする。
キャップ94付きの注射器9を注射器補助具1にセットするには、まず、レバー部40を引起操作して取外部材3を初期位置に配置し、取規制部5を収容領域内から退避させた後に、注射器本体93をバレル90の径方向で筐体2(一対の上壁部210の間)に挿し込む。
このようにすると、バレル90の先端側が前受部212によって受け止められ、バレル90の基端側が後受部213によって受け止められる。これにより、注射器本体93が筐体2内で横たわった姿勢で収容される。これに伴い、バレル90とキャップ94との間の隙間に爪部31が挿し込まれる。
また、係合止部を構成する後壁部23と後受部213との間にはフランジ部902が挿し込まれるため、注射器本体93の前記前後方向での移動が規制される。これにより、注射器補助具1への注射器9のセットが完了する。
続いて、患者は、図7に示すように、筐体2の後端側に人差指を添え、筐体2の前端側に小指を添えるようにして筐体2を掴む。
そして、図8に示すように、患者が自己注射を行いたいタイミングに合わせてレバー部40を筐体2に対して押倒操作すると、取外部材3が前受部212の外側面に案内されながら前方に向かって移動する。
これに伴い、図9(a)、及び図9(b)に示すように、キャップ94が引掛片310によって前方に押し出されるため、該キャップ94が注射器本体93から外れ、注射器補助具1にセットした注射器9で自己注射できる状態になる。
また、操作部4が引起状態から押倒状態に切り替えられると引掛部80が掛止軸部81に掛止される。そのため、患者の指が操作部4から離れても、操作部4の筐体2に対して押し倒されている状態が維持され、抜取規制部5によって筐体2からの注射器本体93の抜き取りが規制され続ける。
なお、操作部4を押倒状態から引起状態に切り替えれば、抜取規制部5が収容領域(上壁部210の上端よりも内側の領域)の外側に退避するため、注射器本体93を筐体2から取り出すことができるようになる。
以上のように、本実施形態に係る注射器補助具1によれば、バレル90を受ける前受部212の外側面によって、取外部材3の被案内部30が前記前後方向に案内されるように構成されているため、操作部4を操作(押倒操作)して取外部材3を前方に移動させても、バレル90(注射器本体93)に取外部材3が擦れることなく、キャップ94が爪部31によって前方に押し出されて注射器本体93から外れる。
また、操作部4を操作(引起操作)して取外部材3を後方に移動させる場合においても、取外部材3の被案内部30が前受部212の外側面によって前記前後方向に案内されるため、取外部材3がバレル90に擦れることなく初期位置に戻る。
このように、注射器補助具1は、バレル90に取外部材3からの負荷を与えずに注射器本体93からキャップ94を外せるため、キャップ94の取り外し時に注射器本体93にかかる負荷を抑えることができるという優れた効果を奏し得る。
また、取外部材3が初期位置に配置されている状態においては、被案内部30の当接面300全体が前受部212の外側面と当接するため、被案内部30の当接面300とバレル90との間が前受部212で遮られており、また、取外部材3が初期位置から取外位置に移動した際においては、注射器本体93に対して当接面300が露出するが、当接面300が注射器本体93に対しては非接触となるため、当接面300がバレル90に対して擦れたり、押し付けられたりすることが確実に防止される。
また、本実施形態に係る注射器補助具1では、前受部212が注射器本体93を収容するカバー部21の外装(上壁部210)と一体成形されるため、製造誤差等による前受部212の位置ずれが抑えられる。また、爪部31は、初期位置に配置されると前受部212の前端に当接する、すなわち、前受部212の前端によって初期位置に位置決めされるため、初期位置への爪部31の位置決め精度が高まる。
さらに、本実施形態に係る注射器補助具1は、筐体2への注射器本体93の収容位置(筐体2に注射器本体93をセットする位置)を定める爪部31と係合止部が外装(上壁部210)に一体成形されているため、該爪部31と該係合止部の位置精度が高まる結果、筐体2における注射器本体93の収容位置の精度も高まる。
そして、本実施形態に係る注射器補助具1では、抜取規制部5に押された注射器本体93を外装に一体成形されている前受部212及び後受部213とで受け止めるように構成されているため、抜取規制部5に押された注射器本体93の逃げが抑えられ、これにより、注射器本体93の保持力が高まる。
なお、本実施形態に係る注射器補助具は、上記一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を行うことは勿論である。
また、上記実施形態において、特に言及しなかったが、前壁部22は、カバー部21に対して一体成形されていてもよいし、ケース部20に対して一体成形されていてもよいし、カバー部21及びケース部20とは別体で構成したものをカバー部21とケース部20とに取り付けるように構成されていてもよい。
また、後壁部23も、カバー部21に対して一体成形されていてもよいし、ケース部20に対して一体成形されていてもよいし、カバー部21及びケース部20とは別体で構成したものをカバー部21とケース部20とに取り付けるように構成されていてもよい。
上記実施形態において、付勢部材71は、操作部4を間接的に付勢していたが、この構成に限定されず、例えば、操作部4を直接的に付勢してもよい。
上記実施形態において、付勢構造7では、付勢部材71が取外部材3を前壁部22側から後壁部23側に向けて押すように付勢していたが、この構成に限定されない。例えば、付勢構造7は、付勢部材71が後壁部23と取外部材3との間に配置され、且つ取外部材3を後壁部23側に引っ張るように構成されていてもよい。
1…注射器補助具、2…筐体、3…取外部材、4…操作部、5…抜取規制部、6…取付構造、7…付勢構造、8…ロック構造、9…注射器、20…ケース部、21…カバー部、22…前壁部、23…後壁部、30…被案内部、31…爪部、32…被付勢部、33…被連結部、40…レバー部、41…作動部、50…抜止凹部、60…回転軸部、70…台部、71…付勢部材、80…引掛部、81…掛止軸部、90…バレル、93…注射器本体、94…キャップ、200…底部、201…下壁部、201a…ケース側切欠部、210…上壁部、210a…挿込凹部、210b…カバー側切欠部、211…受部、212…前受部、212a…前側延出部、212b…前側底部、213…後受部、213a…後側延出部、213b…後側底部、220…前壁凹部、221…前壁本体部、222…前壁延出部、230…後壁凹部、300…当接面、301…横側当接面、302…底側当接面、310…引掛片、320…受圧面、330…ベース部、330a…平面、331…連結軸部、410…連結孔、902…フランジ部

Claims (3)

  1. 筒状のバレル及び該バレルの軸線方向における一端側に設けられる注射針を有する注射器本体と、該注射針を覆うようにして該注射器本体に装着されるキャップとを備える注射器用の注射器補助具であって、
    前記注射器本体を前記バレルの径方向で収容及び取り出しが可能な筐体と、
    該筐体に収容された前記注射器本体から前記キャップを取り外すための取外部材と、
    前記筐体に収容された前記バレルの軸線方向と平行又は略平行な前後方向で前記取外部材を移動させるための操作部とを備え、
    前記筐体は、収容した前記バレルの先端側を受ける前受部を有し、
    前記取外部材は、
    前記前受部の外側面に案内されて前記前後方向に移動する被案内部と、
    該被案内部に形成され且つ前記筐体に収容された前記バレルと前記キャップとの間に挿し込まれる爪部とを有し、
    前記操作部に対する操作に伴い、前記取外部材が前記前受部に対して前記前後方向で移動するように構成され
    前記爪部は、前記バレルと前記キャップとの間に挿込可能な初期位置と、該初期位置よりも前方側の取外位置とに移動可能であり、且つ前記初期位置に配置されている状態において前記前受部の前端に当接するように構成される、
    注射器補助具。
  2. 前記筐体は、前記バレルの前記軸線方向における他端側に形成されたフランジ部に対して前記前後方向における少なくとも前方側で係合する係合止部を有し、該係合止部が前記外装に一体成形される
    請求項に記載の注射器補助具。
  3. 前記筐体は、
    前記筐体からの前記注射器本体の抜き取りを規制可能な抜取規制部を備え、
    前記前受部には、前記前受部の後方で前記バレルを受ける後受部が含まれ、
    前記抜取規制部は、前記前受部と前記後受部との間に進退可能であり、且つ前記前受部と前記後受部との間に進出した状態で前記筐体に収容されている前記注射器本体の前記バレルの上方を遮るとともに、前記バレルを前記前受部及び前記後受部に向けて押すように構成される
    請求項2に記載の注射器補助具。
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