JP6720335B2 - ドリル - Google Patents

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Description

本発明は、ドリルに関する。
先端角を170°〜180°とし、被削材への喰い付き時に受ける半径方向の分力を小さくするようにしたドリルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ドリルの切れ刃は、略直線部と切れ刃全体に占める割合を15〜60%にした凹形R部とで構成されている。切れ刃とマージンの接する外周コーナ部には、直線のチャンファが設けられている。
特開2004−141970号公報
特許文献1に記載のドリルは、先端部が平坦なドリルであるので、通常のドリルに比べ、被削材への喰い付き性が悪い。それ故、穴径の拡大が発生し易く、精度の良い穴加工が困難という問題点があった。外周コーナ部には、チャンファが設けられているが、略直線部と凹形R部にはチャンファが設けられていないので、略直線部と凹形R部において刃先が欠け易いという問題点もあった。この問題点を解消する為、例えば、外周コーナ部と同様に、略直線部と凹形R部にもチャンファを設けることが考えられる。しかしながら、外周コーナ部及び略直線部に比べて凹形R部のような切削負荷のかかり難い部位の鈍化が必要以上になされるので、結果的に切削負荷が大きくなる可能性があった。
本発明の目的は、切れ刃の刃先を強化し、且つ被削材に対する喰い付き性能を向上できるドリルを提供することである。
本発明の態様は、先端部が平坦で、且つ前記先端部に回転中心から径方向外側に向かって延びる少なくとも2以上の切れ刃を有し、当該切れ刃は、円弧状に形成された円弧状部と、当該円弧状部の前記回転中心側の一端に接続し、直線状に形成された内側直線状部と、前記円弧状部の前記一端とは反対側の他端に接続し、直線状に形成された外側直線状部とを備え、前記円弧状部の刃先には、面取りされた円弧状部チャンファ面が設けられ、前記内側直線状部及び前記外側直線状部の夫々の刃先には、面取りされた直線状部チャンファ面が設けられたドリルであって、前記円弧状部チャンファ面のドリル軸方向幅は、前記直線状部チャンファ面のドリル軸方向幅よりも小さいことを特徴とする。
本態様によれば、円弧状部チャンファ面のドリル軸方向幅を、直線状部チャンファ面のドリル軸方向幅よりも小さくしているので、円弧状部の刃先に鋭利性を残しつつ刃先を強化できる。これにより、ドリルは、切れ刃のチッピングを防止しつつ被削材に対する喰い付き性能を高めることができる。喰い付き性能を高めたことで、ドリル加工時にドリルに生じる振動を軽減できる。振動を軽減できることで、加工穴の位置ずれを防止でき、且つ細かい切り屑の形成を促すことができる。
本態様の前記直線状部チャンファ面の前記ドリル軸方向幅は、ドリル径の0.12〜1.4%の範囲内であって、前記円弧状部チャンファ面の前記ドリル軸方向幅は、0.008mm以下であるとよい。これにより、本態様のドリルは被削材に対する喰い付き性能をより高めることができる。
本態様の前記円弧状部の径方向長さは、前記切れ刃全体の径方向長さの50〜70%の範囲内であるとよい。これにより、本態様のドリルは、被削材に対する喰い付き性能をより高めることができる。
本態様は、前記先端部を有するドリル本体部と、前記ドリル本体部の外周面において、前記切れ刃から前記ドリル本体部の後端側にかけて、前記ドリル本体部の軸線方向に沿って螺旋状に形成された切屑排出溝と、前記ドリル本体部の内部を前記後端側から前記先端部に向けて延び、切削油が供給される供給路と、前記先端部に設けられ、前記供給路と連通し、前記供給路を流れた前記切削油を噴出するオイル穴とを備えるとよい。本態様のドリルは、オイル穴から噴出する切削油により、被削材と接触する加工点の温度を下げることができる。これにより、被削材をより深く切削できる。また、ドリルは、オイル穴から切削油を噴出することで、切屑排出溝に沿って細かい切り屑を流し易くできる。
本態様において、前記先端部が平坦とは、前記先端部の先端角が160°〜180°の範囲内であるとよい。本態様のドリルは、先端角が160°〜180°のフラットドリルであるので、例えば、傾斜面や曲面への座ぐり加工、半割れ穴加工等、多種多様な用途で使用できる。
ドリル1(2枚刃)の側面図である。 図1に示すドリル1の先端側の部分拡大図である。 ドリル1の正面図である。 図3に示すドリル1の切れ刃6周囲の部分拡大図である。 図3に示すI−I線矢視方向断面図である。 試験区1−1(円弧状部割合=60%)の結果を示す表である。 試験区1−2(円弧状部割合=50%)の結果を示す表である。 試験区1−3(円弧状部割合=70%)の結果を示す表である。 試験区1−4(円弧状部割合=73%)の結果を示す表である。 試験区1−5(円弧状部割合=45%)の結果を示す表である。 試験区2−1(円弧状部割合=60%)の結果を示す表である。 試験区2−2(円弧状部割合=50%)の結果を示す表である。 試験区2−3(円弧状部割合=70%)の結果を示す表である。 試験区2−4(円弧状部割合=73%)の結果を示す表である。 試験区2−5(円弧状部割合=45%)の結果を示す表である。 試験3における穴径の結果を示す表である。 試験3における穴拡大代の結果を示す表である。 試験4における穴位置ズレ量の結果を示す表である。 試験5においてドリルT1で被削材を加工した時の切り屑の写真である。 試験5においてドリルT2で被削材を加工した時の切り屑の写真である。 ドリル100(3枚刃)の側面図である。 ドリル1の一部を変形した側面図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下記載するドリル1の形状は、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明する為に用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す前後を使用する。
図1〜図5を参照し、ドリル1の構造を説明する。ドリル1は、先端部が平坦なフラットドリルである。それ故、ドリル1は多種多様な加工用途に対応できる。多種多様な加工用途とは、例えば、座ぐり加工、曲面座ぐり加工、入り組んだ位置への座ぐり加工、穴座ぐり加工、ロングドリルのガイド穴加工、出口傾斜面加工、出口曲面加工、クロス穴加工、曲面貫通加工、薄板貫通加工、偏心穴の矯正、半割れ穴加工、重ね穴加工、止まりタップ下穴加工等である。先端部が平坦であるので、例えば、傾斜面加工における喰い付き時において、ドリル1に加わる半径方向の分力が小さくなる。それ故、ドリル1は、先端部の逃げ、それによる喰い付き時の穴位置精度の低下を抑制できる。ドリル1は2枚刃であり、例えば、超硬合金や高速度工具鋼(ハイス)等の硬質材料で形成するのがよい。
ドリル1は、本体部2とシャンク部8を備える。シャンク部8は円柱棒状に形成される。シャンク部8の後端部は、図示しない工作機械の主軸等に取り付けられて回転駆動される。本体部2は、シャンク部8の先端部に同軸上に固定し、シャンク部8の軸線に沿って前方に延設される。本体部2の前端部は先端部であり、ドリル1の先端部である。図3に示すように、本体部2の先端部には、2枚の切れ刃6が軸線Oを挟んで正面視略直線状に形成される。本体部2の外周面には、切り屑を排出する為の二条の排出溝3が螺旋状に形成される。排出溝3の先端の溝面はすくい面4(図2参照)であり、そのすくい面4と先端の逃げ面5が交差した位置の稜線、及び本体部2の先端中心に形成されたシンニング部7の溝面と逃げ面5が交差した位置の稜線によって一枚の切れ刃6が形成される。
本体部2とシャンク部8の内部には、外部から切削液が供給される2本の供給路(図示略)が設けられる。2本の供給路は、シャンク部8の後端側から前記本体部の先端部に向けて、軸線Oに沿って螺旋状に延びる。本体部2の先端部に形成された二つの逃げ面5には、円形状のオイル穴12が夫々設けられる。これら二つのオイル穴12は、2本の供給路と連通する。
ドリル1は、軸線Oを中心に回転することにより、被削材を切れ刃6で切削し、切り屑を排出溝3で排出しながら穴等を形成する。加工時のドリル1の回転方向Tは、正面視反時計回り方向である(図3参照)。ドリル1を主軸に取り付けた工作機械は、主軸を右回転して被削材を切削する。主軸回転中、外部から供給される切削液はドリル1の供給路を流れ、本体部2先端部のオイル穴12から噴出する。切削液は、ドリル1の先端部の加工点を冷却し、切り屑と共に排出溝3を流れて排出される。
切れ刃6の構成を説明する。なお、2枚の切れ刃6の各形状は、軸線Oを挟んで互いに点対称であるので、ここでは1枚の切れ刃6の構成を説明する。図3,図4に示すように、切れ刃6は、シンニング部切れ刃6A、外周部切れ刃6B、円弧状部切れ刃6Cを備える。シンニング部切れ刃6Aは、シンニング部7に沿った部分に直線状に形成され、径方向に沿って延びる。外周部切れ刃6Bは、切れ刃6の外端側の部分に直線状に形成され、径方向に沿って延びる。円弧状部切れ刃6Cは、シンニング部切れ刃6Aと外周部切れ刃6Bの間に形成され、回転方向Tとは反対側に向けて円弧状に凹んで形成される。切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合は、50〜70%の範囲内に設定するとよい。
切れ刃6はチャンファ面9を更に備える。チャンファ面9は、切れ刃6の刃先を面取りして形成される面である。本実施形態のドリル1は超硬合金であるので、先端部が被削材に当たることによって刃先が欠け易い性質を有する。チャンファ面9は、切れ刃6の刃先を面取りして強化することで、切れ刃6に生じるチッピングを防止する。チャンファ面9は、シンニング部チャンファ面9A、外周部チャンファ面9B、円弧状部チャンファ面9Cを備える。シンニング部チャンファ面9Aは、シンニング部切れ刃6Aの刃先におけるすくい面4側の部分に設けられる(図5参照)。外周部チャンファ面9Bは、外周部切れ刃6Bの刃先におけるすくい面4側の部分に設けられる。円弧状部チャンファ面9Cは、円弧状部切れ刃6Cの刃先におけるすくい面4側の部分に設けられる。なお、チャンファ面9は、直線状のテーパ面として形成されているが、例えば円弧状のR面であってもよい。シンニング部チャンファ面9A、外周部チャンファ面9B、円弧状部チャンファ面9Cの夫々の面形状は、互いに同一でもよく異なっていてもよい。
上記形状を有する本実施形態のドリル1において、先端角θ(図2参照)は160°〜180°の範囲内に設定するとよい。これにより、例えば傾斜面に穴を空ける傾斜面加工において、喰い付き時にドリル1に加わる半径方向の分力を小さくできる。それ故、先端部の逃げ、それによる喰い付き時の穴位置精度の低下を抑制できる。
また、ドリル1は、切れ刃6を、シンニング部切れ刃6A、外周部切れ刃6B、円弧状部切れ刃6Cで構成し、円弧状部切れ刃6Cの両側を、直線状のシンニング部切れ刃6Aと外周部切れ刃6Bで挟む構成とする。これにより、被削材に対して、シンニング部切れ刃6Aと外周部切れ刃6Bが最初に接触し、その時には円弧状部切れ刃6Cは接触しないので、切れ刃6が被削材に最初に喰い付く時の切れ刃6にかかる負荷を軽減できる。よって、切れ刃6が被削材に最初に喰い付く時のドリル1の安定性を向上できる。
被削材に対して、シンニング部切れ刃6A及び外周部切れ刃6Bが接触して喰い付き、その次に、円弧状部切れ刃6Cが接触して喰い付く。これによって被削材が削られるが、円弧状部切れ刃6Cにおいて生成される切り屑には幅方向への圧縮力が作用するので、切り屑は折れ易くなる。これにより、加工中に生じる切り屑を短くできるので、排出溝3において切り屑の詰まりや絡み等が生じ難くなる。よって、ドリル1は、排出溝3による切り屑の排出性能を向上できる。
また、切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合は、50〜70%の範囲内に設定するとよい。なお、「切れ刃6全域」とは、二つの切れ刃6の径方向の長さを足し合わせた全域の長さを意味し、「円弧状部切れ刃6Cの割合」とは、切れ刃6全域に占める二つの円弧状部切れ刃6Cの径方向の長さを足し合わせた長さの割合を意味する。これにより、ドリル1は、円弧状部切れ刃6Cから生成される切り屑に対して幅方向への圧縮力を効果的に作用させることができる。従って、切り屑はより折れ易くなるので、切り屑が伸びることなく、排出溝3による切り屑の排出性能をより向上できる。
また、ドリル1の先端部に設けられた二つのオイル穴12から切削液が噴出するので、ドリル1の被削材に対する加工点を効果的に冷却できる。これにより、ドリル1は、被削材をより深く切削できる。さらに、加工点に噴出された切削液は、加工中に短く切断された切り屑と共に、排出溝3に沿って流れて排出される。これにより、ドリル1は、排出溝3による切り屑の排出性能を更に向上できる。
また、シンニング部切れ刃6Aには、シンニング部チャンファ面9Aが設けられ、外周部切れ刃6Bには、外周部チャンファ面9Bが設けられる。シンニング部切れ刃6Aと外周部切れ刃6Bは被削材が最初に当たる部位であり、切削負荷が掛かり易い部位である。それ故、シンニング部切れ刃6Aと外周部切れ刃6Bに対して、シンニング部チャンファ面9A及び外周部チャンファ面9Bを設けたことで、シンニング部切れ刃6A及び外周部切れ刃6Bの刃先のチッピングを効果的に防止できる。また、円弧状部切れ刃6Cにも、円弧状部チャンファ面9Cが設けられるので、円弧状部切れ刃6Cの刃先のチッピングも防止できる。
そして、シンニング部チャンファ面9Aと外周部チャンファ面9Bの夫々のドリル軸方向幅は互いに同一幅である。ドリル軸方向幅とは、ドリル1の軸線方向における距離(長さ)である。そして、シンニング部チャンファ面9A及び外周部チャンファ面9Bの夫々のドリル軸方向幅をL1(図5参照)、円弧状部チャンファ面9Cのドリル軸方向幅をL2とした場合、L1>L2である。L2はL1よりも小さいので、ドリル1の先端部において、円弧状部切れ刃6Cの刃先を鈍化して強化しつつも、鋭利性を残すことができる。これにより、ドリル1の先端部において、被削材に対する喰い付き性能及び安定性を向上できるので、加工時にドリル1に生じる振動を軽減できる。振動を軽減できるので、加工穴の位置ずれを防止でき、且つ短い切り屑の形成を促すことができる。なお、本実施形態において、少なくともL1>L2であればよいが、L1は、ドリル径の0.12〜1.4%の範囲内であって、L2は、0.008mm以下にするのが好ましい。これにより、ドリル1は被削材に対する喰い付き性能及び安定性をより向上できる
なお、シンニング部チャンファ面9A及び外周部チャンファ面9Bは、例えば砥石等による面取り加工で形成するとよい。これに対し、円弧状部チャンファ面9Cは、シンニング部チャンファ面9A及び外周部チャンファ面9Bよりもドリル軸方向幅が小さいので、砥石等による面取り加工ではなく、例えば、ブラスト処理、ピーニング処理等で形成することで、微小なドリル軸方向幅の円弧状部チャンファ面9Cを精度良く形成できる。
次に、ドリル1の形状について規定した上記の数値限定を実証する為、試験1〜5を行った。以下、順に説明する。
図6〜図10を参照し、試験1について説明する。試験1では、切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの適正な割合と、チャンファ面9におけるドリル軸方向幅L1とL2の夫々の適正範囲について確認した。試験1では、切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合を変えた5つの試験区を設定し、試験区毎に、L1とL2を変えて組み合わせた複数のドリルを作成し、それらドリルについて性能試験を行った。切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合について、試験区1−1では60%、試験区1−2では50%、試験区1−3では70%、試験区1−4では73%、試験区1−5では45%に設定した。ドリルの先端角θは何れも180°に設定した。
性能試験では、各ドリルで被削材を実際に加工することで、各ドリルの性能を評価した。評価方法は、穴位置ズレ、切り屑の長さ、工具耐久の3つの評価項目で行い、「○」、「△」、「×」の三段階で夫々評価した。穴位置ズレは、実際に加工した穴の予定位置からのズレ量(距離)である。予定位置は、工作機械の主軸に装着したドリルで被削材を加工する穴の予定位置である。穴の位置は、穴の中心位置である。切り屑の長さは、被削材加工中に発生した切り屑の長さである。工具耐久は、ドリルで連続して加工できる穴の数で評価した。
−試験区1−1−
円弧状部切れ刃6Cの割合は60%である。被削材の加工条件は、ドリル径=φ3、円弧状部切れ刃6Cの半径方向幅=1.8mm、被削材=SUS304、加工面=30°傾斜面、周速=50m/min、送り量=0.023mm/rev、穴深さ=9mmである。L1については、0.0000mm、0.0036mm、0.0219mm、0.0420mm、0.0600mmの5種類を設定し、L2については、0.000mm、0.005mm、0.008mm、0.010mmの4種類を設定した。そして、これらL1とL2を相互に組み合わせた20本のドリルを作成し、夫々について性能試験を行った。
図6を参照し、試験区1−1における性能試験の結果を説明する。試験区1−1では、穴位置ズレが0.06mm以内、切り屑は平均して15mm未満、工具耐久は150穴以上であったものを「○」と評価した。工具耐久が150穴未満であったものを「△」と評価した。穴位置ズレが0.06mmを超え、切り屑が平均して15mmを超えて伸びてしまっているものを「×」と評価した。図6に示すように、試験区1−1では、L1が0.0036mm〜0.0420mmの範囲内で、且つL2が0.000mm〜0.008mmの範囲内のドリルは全て「○」であった。L1が0.0000mmのドリルは全て「△」であった。L1が0.0600mmのドリルは全て「×」であった。L1が0.036mm〜0.0420mmで、且つL2が0.010mmのドリルは全て「×」であった。
以上の結果より、試験区1−1におけるL1の適正範囲は、0.0036mm〜0.0420mmであり、L2の適正範囲は、0.008mm未満であった。L1の上記適正範囲をドリル径に対する割合に換算すると、適正範囲は0.12%〜1.4%であった。従って、切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合が60%のドリルにおいて、L1の適正範囲はドリル径の0.12%〜1.4%であって、L2の適正範囲は0.008mm未満であることが実証された。
−試験区1−2−
円弧状部切れ刃6Cの割合は50%である。被削材の加工条件は、ドリル径=φ6、円弧状部切れ刃6Cの半径方向幅=3mm、被削材=SUS304、加工面=30°傾斜面、周速=50m/min、送り量=0.045mm/rev、穴深さ=18mmである。L1については、0.0000mm、0.0072mm、0.0438mm、0.0840mm、0.1200mmの5種類を設定し、L2については、0.000mm、0.005mm、0.008mm、0.010mmの4種類を設定した。そして、これらL1とL2を相互に組み合わせた20本のドリルを作成し、夫々について性能試験を行った。
図7を参照し、試験区1−2における性能試験の結果を説明する。試験区1−2では、穴位置ズレが0.12mm以内、切り屑は平均して15mm未満、工具耐久は150穴以上であったものを「○」と評価した。工具耐久が150穴未満であったものを「△」と評価した。穴位置ズレが0.12mmを超え、切り屑が平均して15mmを超えて伸びてしまっているものを「×」と評価した。図7に示すように、試験区1−2では、L1が0.0072mm〜0.0840mmの範囲内で、且つL2が0.000mm〜0.008mmの範囲内のドリルは全て「○」であった。L1が0.0000mmのドリルは全て「△」であった。L1が0.1200mmのドリルは全て「×」であった。L1が0.072mm〜0.0840mmで、且つL2が0.010mmのドリルは全て「×」であった。
以上の結果より、試験区1−2におけるL1の適正範囲は、0.0072mm〜0.0840mmであり、L2の適正範囲は、0.008mm未満であった。L1の上記適正範囲をドリル径に対する割合に換算すると、適正範囲は0.12%〜1.4%であった。従って、切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合が50%のドリルにおいても、L1の適正範囲はドリル径の0.12%〜1.4%であって、L2の適正範囲は0.008mm未満であることが実証された。
−試験区1−3−
円弧状部切れ刃6Cの割合は70%である。被削材の加工条件は、ドリル径=φ10、円弧状部切れ刃6Cの半径方向幅=7mm、被削材=SUS304、加工面=30°傾斜面、周速=50m/min、送り量=0.075mm/rev、穴深さ=30mmである。L1については、0.0000mm、0.0120mm、0.0730mm、0.1400mm、0.2000mmの5種類を設定し、L2については、0.000mm、0.005mm、0.008mm、0.010mmの4種類を設定した。そして、これらL1とL2を相互に組み合わせた20本のドリルを作成し、夫々について性能試験を行った。
図8を参照し、試験区1−3における性能試験の結果を説明する。試験区1−3では、穴位置ズレが0.20mm以内、切り屑は平均して15mm未満、工具耐久は150穴以上であったものを「○」と評価した。工具耐久が150穴未満であったものを「△」と評価した。穴位置ズレが0.20mmを超え、切り屑が平均して15mmを超えて伸びてしまっているものを「×」と評価した。図8に示すように、試験区1−3では、L1が0.0120mm〜0.1400mmの範囲内で、且つL2が0.000mm〜0.008mmの範囲内のドリルは全て「○」であった。L1が0.0000mmのドリルは全て「△」であった。L1が0.2000mmのドリルは全て「×」であった。L1が0.0120mm〜0.1400mmで、且つL2が0.010mmのドリルは全て「×」であった。
以上の結果より、試験区1−3におけるL1の適正範囲は、0.0120mm〜0.1400mmであり、L2の適正範囲は、0.008mm未満であった。L1の上記適正範囲をドリル径に対する割合に換算すると、適正範囲は0.12%〜1.4%であった。従って、切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合が70%のドリルにおいても、L1の適正範囲はドリル径の0.12%〜1.4%であって、L2の適正範囲は0.008mm未満であることが実証された。
−試験区1−4−
円弧状部切れ刃6Cの割合は73%である。被削材の加工条件は、ドリル径=φ16、円弧状部切れ刃6Cの半径方向幅=11.7mm、被削材=SUS304、加工面=30°傾斜面、周速=50m/min、送り量=0.12mm/rev、穴深さ=48mmである。L1については、0.0000mm、0.0192mm、0.1168mm、0.2240mm、0.3200mmの5種類を設定し、L2については、0.000mm、0.005mm、0.008mm、0.010mmの4種類を設定した。そして、これらL1とL2を相互に組み合わせた20本のドリルを作成し、夫々について性能試験を行った。
図9を参照し、試験区1−4における性能試験の結果を説明する。試験区1−4では、穴位置ズレが0.32mm以内、切り屑は平均して15mm未満、工具耐久は150穴以上であったものを「○」と評価した。工具耐久が150穴未満であったものを「△」と評価した。穴位置ズレが0.32mmを超え、切り屑が平均して15mmを超えて伸びてしまっているものを「×」と評価した。図9に示すように、試験区1−4では、L2に関係無く、L1が0.000mmのドリルは全て「△」であり、L1が0.0192mm〜0.3200mmの範囲内のドリルは全て「×」であった。
以上の結果より、試験区1−4においては、評価が「○」のドリルは無く、L1、L2の適正な範囲を求めることができなかった。従って、切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合が73%のドリルにおいては、L1、L2に関係無く、ドリルの性能が低下することが実証された。
−試験区1−5−
円弧状部切れ刃6Cの割合は45%である。被削材の加工条件は、ドリル径=φ20、円弧状部切れ刃6Cの半径方向幅=9mm、被削材=SUS304、加工面=30°傾斜面、周速=50m/min、送り量=0.015mm/rev、穴深さ=60mmである。L1については、0.0000mm、0.0240mm、0.1460mm、0.2800mm、0.4000mmの5種類を設定し、L2については、0.000mm、0.005mm、0.008mm、0.010mmの4種類を設定した。そして、これらL1とL2を相互に組み合わせた20本のドリルを作成し、夫々について性能試験を行った。
図10を参照し、試験区1−5における性能試験の結果を説明する。試験区1−5では、穴位置ズレが0.40mm以内、切り屑は平均して15mm未満、工具耐久は50穴以上であったものを「○」と評価した。工具耐久が50穴未満であったものを「△」と評価した。穴位置ズレが0.40mmを超え、切り屑が平均して15mmを超えて伸びてしまっているものを「×」と評価した。図10に示すように、試験区1−5では、L2に関係無く、L1が0.000mmのドリルは全て「△」であり、L1が0.0240mm〜0.4000mmの範囲内のドリルは全て「×」であった。
以上の結果より、試験区1−5においても、試験区1−4と同様に、評価が「○」のドリルは無く、L1、L2の適正な範囲を求めることができなかった。従って、切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合が45%のドリルにおいても、L1、L2に関係無く、ドリルの性能が低下することが実証された。
上記の試験区1−1〜1−5を総合した結果より、切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合が50%〜70%のドリルにおいて、L1の適正範囲はドリル径の0.12%〜1.4%であって、L2の適正範囲は0.008mm未満であることが実証された。
図11〜図15を参照し、試験2について説明する。試験2では、先端角θの適正範囲について確認した。試験2でも、試験1と同様に、切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合を変えた5種類の試験区を設定した。そして、各試験区において、上記試験1で実証したL1とL2の適正範囲内でL1とL2の組み合わせを変えつつ、先端角θを変えた複数のドリルを作成し、それらドリルの性能試験を行った。切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合について、試験1と同様に、試験区2−1では60%、試験区2−2では50%、試験区2−3では70%、試験区2−4では73%、試験区2−5では45%に設定した。なお、性能試験におけるドリルの評価方法は、試験1と同様である。
−試験区2−1−
円弧状部切れ刃6Cの割合は60%である。被削材の加工条件は、試験区1−1と同じである。L1については、上記試験1で実証したL1の適正範囲内で、0.0036mm、0.0219mm、0.0420mmの3種類を設定した。L2についても、上記試験1で実証したL2の適正範囲内で、0.000mm、0.0050mm、0.0080mmの3種類を設定した。さらに、先端角θについては、150°、160°、180°の3種類を設定した。そして、これらL1、L2、先端角θを相互に組み合わせた27本のドリルを作成し、夫々について性能試験を行った。
図11を参照し、試験区2−1における性能試験の結果を説明する。試験区2−1における評価方法は、上記試験区1−1における評価方法と同じである。図11に示すように、L1とL2が適正範囲内で、且つ先端角θが160°と180°のドリルは全て「○」であった。L1とL2が適正範囲内であっても、先端角θが150°のドリルは全て「×」であった。以上の結果より、試験区2−1における先端角θの適正範囲は、160°〜180°であることが実証された。
−試験区2−2−
円弧状部切れ刃6Cの割合は50%である。被削材の加工条件は、試験区1−2と同じである。L1については、上記試験1で実証したL1の適正範囲内で、0.0072mm、0.0438mm、0.0840mmの3種類を設定した。L2についても、上記試験1で実証したL2の適正範囲内で、0.000mm、0.0050mm、0.0080mmの3種類を設定した。さらに、先端角θについては、150°、160°、180°の3種類を設定した。そして、これらL1、L2、先端角θを相互に組み合わせた27本のドリルを作成し、夫々について性能試験を行った。
図12を参照し、試験区2−2における性能試験の結果を説明する。試験区2−2における評価方法は、上記試験区1−2における評価方法と同じである。図12に示すように、L1とL2が適正範囲内で、且つ先端角θが160°と180°のドリルは全て「○」であった。L1とL2が適正範囲内であっても、先端角θが150°のドリルは全て「×」であった。以上の結果より、試験区2−2における先端角θの適正範囲も、160°〜180°であることが実証された。
−試験区2−3−
円弧状部切れ刃6Cの割合は70%である。被削材の加工条件は、試験区1−3と同じである。L1については、上記試験1で実証したL1の適正範囲内で、0.0120mm、0.0730mm、0.1400mmの3種類を設定した。L2についても、上記試験1で実証したL2の適正範囲内で、0.000mm、0.0050mm、0.0080mmの3種類を設定した。さらに、先端角θについては、150°、160°、180°の3種類を設定した。そして、これらL1、L2、先端角θを相互に組み合わせた27本のドリルを作成し、夫々について性能試験を行った。
図13を参照し、試験区2−3における性能試験の結果を説明する。試験区2−3における評価方法は、上記試験区1−3における評価方法と同じである。図13に示すように、L1とL2が適正範囲内で、且つ先端角θが160°と180°のドリルは全て「○」であった。L1とL2が適正範囲内であっても、先端角θが150°のドリルは全て「×」であった。以上の結果より、試験区2−3における先端角θの適正範囲も、160°〜180°であることが実証された。
−試験区2−4−
円弧状部切れ刃6Cの割合は73%である。被削材の加工条件は、試験区1−4と同じである。L1については、上記試験1で実証したL1の適正範囲内で、0.0192mm、0.1168mm、0.2240mmの3種類を設定した。L2についても、上記試験1で実証したL2の適正範囲内で、0.000mm、0.0050mm、0.0080mmの3種類を設定した。さらに、先端角θについては、150°、160°、180°の3種類を設定した。そして、これらL1、L2、先端角θを相互に組み合わせた27本のドリルを作成し、夫々について性能試験を行った。
図14を参照し、試験区2−4における性能試験の結果を説明する。試験区2−4における評価方法は、上記試験区1−4における評価方法と同じである。図14に示すように、全てのドリルが「×」であった。以上の結果より、試験区2−4においては、評価が「○」のドリルは無く、先端角θの適正な範囲を求めることができなかった。従って、切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合が73%のドリルにおいては、L1、L2、先端角θに関係無く、ドリルの性能が低下することが実証された。
−試験区2−5−
円弧状部切れ刃6Cの割合は45%である。被削材の加工条件は、試験区2−5と同じである。L1については、上記試験1で実証したL1の適正範囲内で、0.0240mm、0.1460mm、0.2800mmの3種類を設定した。L2についても、上記試験1で実証したL2の適正範囲内で、0.000mm、0.0050mm、0.0080mmの3種類を設定した。さらに、先端角θについては、150°、160°、180°の3種類を設定した。そして、これらL1、L2、先端角θを相互に組み合わせた27本のドリルを作成し、夫々について性能試験を行った。
図15を参照し、試験区2−5における性能試験の結果を説明する。試験区2−5における評価方法は、上記試験区1−5における評価方法と同じである。図15に示すように、全てのドリルが「×」であった。以上の結果より、試験区2−5においては、評価が「○」のドリルは無く、先端角θの適正な範囲を求めることができなかった。従って、切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合が45%のドリルにおいては、L1、L2、先端角θに関係無く、ドリルの性能が低下することが実証された。
上記の試験区2−1〜2−5を総合した結果より、切れ刃6全域に占める円弧状部切れ刃6Cの割合が50%〜70%で、且つL1とL2が適正範囲内であるドリルにおいて、先端角θの適正範囲は160°〜180°の範囲であることが実証された。
図16,図17を参照し、試験3について説明する。試験3では、円弧状部切れ刃6Cの円弧状部チャンファ面9Cのドリル軸方向幅を規定することによって、穴拡大代がどのように変わるかについて確認した。穴拡大代は、加工した穴径からドリル径を差し引いた差分の距離である。穴径は穴の直径であり、ドリル径はドリルの直径である。加工中にドリルに生じる振動の振幅が大きければ大きい程、穴拡大代は大きくなる。穴径は、穴の位相を変えて任意の2点(a点とb点)を三点式内側マイクロメータで計測した。ドリル径は、穴径の計測点であるa点とb点に対応する2点(a点とb点)で夫々計測した。
被削材の加工条件は、被削材=SUS304、加工面=30°傾斜面、周速V=50(m/min)、回転数n=995(/min)、1回転当たりの送り速度f=0.120(mm/rev)、1分間当たりの送り速度Vf=119(mm/min)である。
試験に用いたドリルは、ドリルT1とT2である。ドリルT1とT2は、チャンファ面9を除いては、本実施形態のドリル1の構成と同じである。ドリルT1とT2の何れにおいても、シンニング部チャンファ面9A及び外周部チャンファ面9Bのドリル軸方向幅L1は0.117mmであり、上記適正範囲内である。ドリルT1の円弧状部チャンファ面9Cのドリル軸方向幅L2は0.012mmであり、上記適正範囲外である。ドリルT2の円弧状部チャンファ面9Cのドリル軸方向幅L2は0.005mmであり、上記適性範囲内である。つまり、ドリルT1が比較対象品であり、ドリルT2が本発明品である。試験では、ドリルT1とT2で被削材に3つずつ穴を加工し、夫々の穴径を計測することで、ドリル径に対する穴拡大代を夫々算出した。
穴径の計測結果を説明する。図16に示すように、ドリルT1で加工した3つの穴において、No1の穴は、a点で16.015、b点で15.998であった。No2の穴は、a点で15.981、b点で15.990であった。No3の穴は、a点で16.009、b点で15.972であった。これに対し、ドリルT2で加工した3つの穴において、No1の穴は、a点で15.993、b点で15.992であった。No2の穴は、a点で15.991、b点で15.996であった。No3の穴は、a点で15.996、b点で15.995であった。
図17を参照し、穴拡大代の算出結果を説明する。ドリルT1のドリル径は、a点とb点の何れにおいても15.979であった。ドリルT2のドリル径は、a点とb点の何れにおいても15.992であった。穴拡大代は、図16に示す穴径の計測結果から対応するドリル径を差し引いて算出した。ドリルT1で加工した3つの穴において、No1の穴の拡大代は、a点で0.036、b点で0.019、平均値は0.028であった。No2の穴の拡大代は、a点で0.002、b点で0.011、平均値は0.007であった。No3の穴の拡大代は、a点で0.030、b点で−0.007、平均値は0.012であった。
一方、ドリルT2で加工した3つの穴において、No1の穴の拡大代は、a点で0.001、b点で0.000、平均値は0.000であった。No2の穴の拡大代は、a点で−0.001、b点で0.004、平均値は0.001であった。No3の穴の拡大代は、a点で0.004、b点で0.003、平均値は0.003であった。
以上の結果より、ドリルT2(本発明品)で加工した穴の穴拡大代の方が、ドリルT1(比較対象品)で加工した穴の穴拡大代よりも小さくなることが分かった。このことは、ドリルT2の先端部において、円弧状部チャンファ面9Cのドリル軸方向幅が適正範囲内であることから、円弧状部切れ刃6Cが被削材に対して良好に喰い付くことができ、ドリルT2に生じる振動を軽減できたからと推測できる。従って、円弧状部チャンファ面9Cのドリル軸方向幅を上記適正範囲内にすることで、穴拡大代を小さくできることを実証できた。
図18を参照し、試験4について説明する。試験4では、ドリルT1とドリルT2で、穴位置ズレ量がどのように変わるかについて確認した。穴位置ズレ量とは、実際に加工した穴位置の目標の穴位置に対するズレ量である。穴位置は、X−Y軸平面における穴の中心位置の座標位置である。試験4では、X軸方向のズレ量と、Y軸方向のズレ量とを計測し、それらの各ベクトルを合成したズレ量を、穴位置ズレ量とした。
被削材の加工条件は、ドリル径=φ16、円弧状部切れ刃6Cの半径方向幅=10.4mm、被削材=SUS304、加工面=30°傾斜面、周速=50m/min、送り量=0.012mm/rev、回転数n=995(/min)、1分間当たりの送り速度Vf=119(mm/min)、穴深さ=48mmである。試験に用いたドリルは、試験3で用いたドリルT1とドリルT2の2種類を用意した。本試験では、これら2種類の各ドリルで被削材に3つずつ穴を加工し、夫々の穴位置ズレ量を計測した。
穴位置ズレ量の計測結果について説明する。図18に示すように、ドリルT1で加工した3つの穴において、No1の穴のX軸方向のズレ量は−0.029mm、Y軸方向のズレ量は0.129mm、よって、穴位置ズレ量は0.132mmであった。No2の穴のX軸方向のズレ量は−0.027mm、Y軸方向のズレ量は0.134mm、よって、穴位置ズレ量は0.137mmであった。No3の穴のX軸方向のズレ量は−0.027mm、Y軸方向のズレ量は0.124mm、よって、穴位置ズレ量は0.127mmであった。
一方、ドリルT2で加工した3つの穴において、No1の穴のX軸方向のズレ量は−0.023mm、Y軸方向のズレ量は0.122mm、よって、穴位置ズレ量は0.124mmであった。No2の穴のX軸方向のズレ量は−0.032mm、Y軸方向のズレ量は0.119mm、よって、穴位置ズレ量は0.123mmであった。No3の穴のX軸方向のズレ量は−0.009mm、Y軸方向のズレ量は0.117mm、よって、穴位置ズレ量は0.117mmであった。
以上の結果より、穴位置ズレ量は、ドリルT2(本発明品)で加工した方が、ドリルT1(比較対象品)で加工するよりも小さくなることが分かった。このことは、ドリルT2の先端部において、円弧状部チャンファ面9Cのドリル軸方向幅が適正範囲内であることから、円弧状部切れ刃6Cが被削材に対して良好に喰い付くことができ、ドリルT2に生じる振動を軽減できたからと推測できる。従って、円弧状部チャンファ面9Cのドリル軸方向幅を上記適正範囲内にすることで、穴位置ズレ量を小さくできることを実証できた。
図19,図20を参照し、試験5について説明する。試験5では、ドリルT1とドリルT2で、加工中に発生する切り屑の形状がどのように変わるかについて確認した。被削材の加工条件は、ドリル径=φ16、円弧状部切れ刃6Cの半径方向幅=10.4mm、被削材=SUS304、加工面=30°傾斜面、周速=50m/min、送り量=0.012mm/rev、回転数n=995(/min)、1分間当たりの送り速度Vf=119(mm/min)、穴深さ=48mmである。試験に用いたドリルは、試験3、4で用いたドリルT1とドリルT2の2種類を用意した。本試験では、これら2種類の各ドリルで被削材に穴を加工し、加工中に発生した切り屑の形状を調べた。
切り屑の形状について説明する。図19に示すように、ドリルT1(比較対象品)による加工で発生した切り屑は、長いものと短いものが混在しており、長いものでは20cm以上に伸びているものがあった。これに対し、図20に示すように、ドリルT2(本発明品)による加工で発生した切り屑はどれも短く、平均して15mm程度であった。以上の結果より、加工中に発生する切り屑の形状は、ドリルT2で加工した方が、ドリルT1で加工するよりも短くなることが分かった。このことは、ドリルT2の先端部において、円弧状部チャンファ面9Cのドリル軸方向幅が適正範囲内であることから、円弧状部切れ刃6Cが被削材に対して良好に喰い付くことができ、その円弧状部切れ刃6Cに沿って切り屑が折れ易くなったからと推測できる。従って、円弧状部チャンファ面9Cのドリル軸方向幅を上記適正範囲内にすることで、切り屑の形状を短くできることを実証できた。
以上説明において、シンニング部切れ刃6Aは本発明の「内側直線状部」の一例である。外周部切れ刃6Bは本発明の「外側直線状部」の一例である。円弧状部切れ刃6Cは本発明の「円弧状部」の一例である。シンニング部チャンファ面9A及び外周部チャンファ面9Bは本発明の「直線状部チャンファ面」の一例である。ドリル1の本体部2は本発明の「ドリル本体部」の一例である。排出溝3は本発明の「切屑排出溝」の一例である。
以上説明したように、本実施形態のドリル1は、先端部が平坦で、且つ先端部に回転中心から径方向外側に向かって延びる2つの切れ刃6を備える。切れ刃6は、円弧状部切れ刃6C、シンニング部切れ刃6A、外周部切れ刃6Bを備える。円弧状部切れ刃6Cは、円弧状に形成される。シンニング部切れ刃6Aは、円弧状部切れ刃6Cの回転中心側の一端に接続し、直線状に形成される。外周部切れ刃6Bは、円弧状部切れ刃6Cの前記一端とは反対側の他端に接続し、直線状に形成される。円弧状部切れ刃6Cの刃先には、面取りされた円弧状部チャンファ面9Cが設けられる。シンニング部切れ刃6Aの刃先には、面取りされたシンニング部チャンファ面9Aが設けられ、外周部切れ刃6Bの刃先には、面取りされた外周部チャンファ面9Bが設けられる。そして、円弧状部チャンファ面9Cのドリル軸方向幅L2は、シンニング部チャンファ面9A及び外周部チャンファ面9Bの夫々のドリル軸方向幅L1よりも小さい。これにより、ドリル1の先端部において、シンニング部切れ刃6Aと外周部切れ刃6Bの刃先を鈍化して強化しつつ、円弧状部切れ刃6Cの刃先に鋭利性を残すことができる。これにより、ドリル1の先端部における被削材に対する喰い付き性能及び安定性を向上できるので、加工時にドリル1に生じる振動を軽減できる。振動を軽減できるので、加工穴の位置ずれを防止でき、且つ短い切り屑の形成を促すことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記実施形態のドリル1は2枚刃であるが、刃数はこれに限らず、これ以上であってもよい。例えば、図21に示すドリル100は3枚刃である。なお、図21において、上記実施形態のドリル1の先端部の構成と同一部分については、同一符号を付して説明する。ドリル100は、本体部2の先端部において、3枚の切れ刃6を備える。3枚の切れ刃6は、ドリル1の軸線Oを中心に120°毎に夫々配置される。切れ刃6は、上記実施形態の2枚刃のドリル1の切れ刃6の構成を備えている。従って、3枚刃のドリル100においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態のドリル1は、例えば、図22に示すように、排出溝3におけるすくい面4の外周端側に沿って、面取り部10を設けてもよい。ドリル1は面取り部10を設けることで、特に傾斜面加工を行った際にすくい面4と外周端の角部に発生するチッピングを防止できる。
上記実施形態のドリル1において、シンニング部チャンファ面9Aのドリル軸方向幅と、外周部チャンファ面9Bのドリル軸方向幅は互いに同一であるが、ドリル径の0.12〜1.4%の範囲内であれば、互いに異なっていてもよい。シンニング部チャンファ面9A及び外周部チャンファ面9Bは、何れも砥石等によって面取り加工を行うが、その他の面取り加工で形成してもよい。シンニング部チャンファ面9Aと外周部チャンファ面9Bで互いに加工方法を変えてもよい。
上記実施形態のドリル1の先端部において、二つのオイル穴12が設けられているが、一つでもよく、二つ以上であってもよい。また、オイル穴12を省略してもよい。オイル穴12の形状は円形でなくてもよい。
上記実施形態のドリル1は、外周面に二条の排出溝3が形成されているが、排出溝3は一条、若しくは三条以上であってもよい。

Claims (4)

  1. 先端部の先端角が160°〜180°の範囲内で、且つ前記先端部に回転中心から径方向外側に向かって延びる少なくとも2以上の切れ刃を有し、当該切れ刃は、円弧状に形成された円弧状部と、当該円弧状部の前記回転中心側の一端に接続し、直線状に形成された内側直線状部と、前記円弧状部の前記一端とは反対側の他端に接続し、直線状に形成された外側直線状部とを備え、前記円弧状部の刃先には、面取りされた円弧状部チャンファ面が設けられ、前記内側直線状部及び前記外側直線状部の夫々の刃先には、面取りされた直線状部チャンファ面が設けられ、前記先端部を有するドリル本体部の外周面において、前記切れ刃から前記ドリル本体部の後端側にかけて、前記ドリル本体部の軸線方向に沿って螺旋状に形成された切屑排出溝を備えるドリルであって、
    前記直線状部チャンファ面は、
    前記内側直線状部の刃先に設けた内側直線状部チャンファ面と、
    前記外側直線状部の刃先に設けた外側直線状部チャンファ面と
    を備え、
    前記円弧状部チャンファ面のドリル軸方向幅は、前記内側直線状部チャンファ面及び前記外側直線状部チャンファ面の夫々のドリル軸方向幅よりも小さく、
    前記内側直線状部チャンファ面のドリル軸方向幅と、前記外側直線状部チャンファ面のドリル軸方向幅とは互いに同一であること
    を特徴とするドリル。
  2. 前記直線状部チャンファ面の前記ドリル軸方向幅は、ドリル径の0.12〜1.4%の範囲内であって、
    前記円弧状部チャンファ面の前記ドリル軸方向幅は、0.008mm以下であること
    を特徴とする請求項1に記載のドリル。
  3. 前記円弧状部の径方向長さは、前記切れ刃全体の径方向長さの50〜70%の範囲内であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のドリル。
  4. 前記ドリル本体部の内部を前記後端側から前記先端部に向けて延び、切削油が供給される供給路と、
    前記先端部に設けられ、前記供給路と連通し、前記供給路を流れた前記切削油を噴出するオイル穴と
    を備えたこと
    を特徴とする請求項1から3の何れかに記載のドリル。
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