JP6718724B2 - 液体注入器具 - Google Patents

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Description

本発明は、液体注入器具に関するものである。
予め薬液等を収納したプレフィルドシリンジに適用することができる液体注入器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の液体注入器具は、内部に液体収納空間を有する外筒と、外筒の先端部に突出形成され、内部に液体収納空間に連通する流路を有する導液部と、導液部の外周に設置され、前記流路を開閉する中栓と、中栓に装着されたハブと、ハブに支持された針管とを備えている。
導液部の流路の先端部は、導液部の側面に開放する2つの側孔で形成されている。また、中栓は、2つの横孔と、前記横孔および前記針管に連通する2つの縦溝とを有し、前記側孔を封止して前記流路を閉状態とする第1の位置と、前記流路を開状態とする第2の位置とに回動することができるように構成されている。また、液体注入器具は、未使用状態で針管の針先を覆うプロテクタを有しており、プロテクタを回動させると、中栓も回動するように構成されている。
未使用状態における液体注入器具では、中栓が第1の位置に位置しており、この場合は、導液部の各側孔は、中栓で封止されている。そして、プロテクタを操作して中栓を回動させ、中栓を第2の位置に移動させると、中栓の横孔と導液部の側孔とが連通し、これにより、外筒の液体収納空間と針管とが連通する。これにより、液体の注入が可能となる。
しかしながら、特許文献1に記載された液体注入器具では、導液部に2つの側孔が設けられ、中栓に2つの横孔が設けられており、その側孔および横孔等により、外筒の中心軸を大きく迂回する迂回流路が形成されているので、デッドスペースが大きくなり、無駄になる薬液の量が多くなるという問題がある。
また、導液部に2つの側孔が設けられているので、孔が1つの場合に比べて、未使用状態において側孔を封止すること、すなわち、液体収納空間を密閉するのが困難である。
国際公開第2013/038887号公報
本発明の目的は、液体の流路について、デッドスペースを小さくすることができ、無駄になる液体の量を減少させることができる液体注入器具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(10)の本発明により達成される。
(1) 内部に液体収納空間を有し、先端部であって中心軸からずれた位置に、中心軸方向に延在し、前記液体収納空間に連通する第1の孔を有する外筒と、
前記外筒の先端部に、前記外筒の中心軸周りに回動可能に設けられ、前記第1の孔を封止するシールキャップと、
前記シールキャップに装着された針ハブと、
前記針ハブの先端部に支持された針管とを備え、
前記シールキャップの先端部の形状は、前記外筒の中心軸を中心とする円錐台形状であり、
前記シールキャップは、前記シールキャップの先端部に、前記シールキャップの先端に開放し、前記針管に連通する凹部を有し、
前記凹部の形状は、前記外筒の中心軸方向から見て、円形であり、
前記シールキャップは、前記シールキャップの先端部であって前記外筒の中心軸からずれた位置に、前記外筒の中心軸方向に延在し、前記凹部に連通する第2の孔を有し、
前記シールキャップが第1の位置に位置しているときは、前記第1の孔と前記第2の孔とが連通せず、前記シールキャップにより前記第1の孔が封止されており、
前記シールキャップが前記第1の位置から回動し、第2の位置に位置しているときは、前記第1の孔と前記第2の孔とが連通し、前記第1の孔前記第2の孔および前記凹部を介して、前記液体収納空間と前記針管とが連通していることを特徴とする液体注入器具。
(2) 前記シールキャップの一部と、前記外筒の一部とを前記外筒の中心軸方向から挟み、前記外筒の先端部から前記シールキャップが離脱することを阻止するロックキャップを有する上記(1)に記載の液体注入器具。
(3) 前記針ハブの一部と、前記シールキャップの一部と、前記外筒の一部とを、前記シールキャップの一部が前記針ハブの一部と前記外筒の一部との間に位置するように、前記外筒の中心軸方向から挟み、前記外筒の先端部から前記針ハブおよび前記シールキャップが離脱することを阻止するロックキャップを有する上記(1)に記載の液体注入器具。
(4) 前記ロックキャップは、前記外筒の中心軸周りに回動可能に設けられており、
前記シールキャップと前記ロックキャップとは、前記外筒の周方向に係合する第1の係合部と第2の係合部とを有し、
前記ロックキャップを回動させることで、前記シールキャップが回動する上記(2)または(3)に記載の液体注入器具。
(5) 前記外筒の中心軸周りに回動可能に設けられ、前記針管を覆うプロテクタを有し、
前記ロックキャップと前記プロテクタとは、前記外筒の周方向に係合する第3の係合部と第4の係合部とを有し、
前記プロテクタを回動させることで、前記ロックキャップが回動する上記(4)に記載の液体注入器具。
(6) 前記シールキャップの先端部が前記外筒の径方向に広がることを規制する規制部を有する上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の液体注入器具。
(7) 前記シールキャップは、先端面に、凹部を有する上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の液体注入器具。
(8) 前記外筒は、筒状の胴部を有し、
前記外筒の中心軸方向から見て、前記胴部の外周よりも内側または前記胴部の外周と同じ位置に、他の部材が配置されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の液体注入器具。
(9) 前記液体注入器具は、プレフィルドシリンジである上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の液体注入器具。
(10) 前記外筒は、前記第1の孔と前記液体収納空間との間に配置され、前記液体収納空間および前記第1の孔に連通する第3の孔を有し、
前記第3の孔は、前記外筒の中心軸と同軸上に配置され、前記外筒の中心軸方向に延在し、
前記第1の孔の側方と、前記第3の孔の側方とが連通している上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の液体注入器具。
本発明によれば、液体収納空間と針管とを連通させる流路を構成する第1の孔および第2の孔がそれぞれ外筒の中心軸方向に延在しているので、液体の流路について、デッドスペースを小さくすることができ、これにより、無駄になる液体の量を減少させることができる。
本発明の液体注入器具をプレフィルドシリンジに適用し、その未使用状態(初期状態)を示す図である。 図1に示す液体注入器具のA−A線での断面図である。 図1に示す液体注入器具のハブを示す斜視図である。 図1に示す液体注入器具のロックキャップを示す斜視図である。 図1に示す液体注入器具のシールキャップを示す斜視図である。 図1に示す液体注入器具のシールキャップを示す断面図である。 図1に示す液体注入器具の外筒を示す断面図である。 図1に示す液体注入器具の外筒の導液部の先端部を示す断面図である。 図1に示す液体注入器具の導液部付近の断面図である。 図1に示す液体注入器具の導液部付近の断面図である。 図1に示す液体注入器具の導液部付近の断面図である。 図1に示す液体注入器具の導液部付近の側面図である。 図1に示す液体注入器具の導液部付近の断面図である。 図1に示す液体注入器具の導液部付近の断面図である。 図12に示す液体注入器具のシールキャップが第1の位置に位置した状態でのB−B線での断面図である。 図12に示す液体注入器具のシールキャップが第1の位置に位置した状態でのC−C線での断面図である。 図12に示す液体注入器具のシールキャップが第2の位置に位置した状態でのB−B線での断面図である。
以下、本発明の液体注入器具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の液体注入器具をプレフィルドシリンジに適用し、その未使用状態(初期状態)を示す図である。図1(a)は、正面図であり、図1(b)は、側面図である。図2は、図1に示す液体注入器具のA−A線での断面図である。図3は、図1に示す液体注入器具のハブを示す斜視図である。図4は、図1に示す液体注入器具のロックキャップを示す斜視図である。図5は、図1に示す液体注入器具のシールキャップを示す斜視図である。図6は、図1に示す液体注入器具のシールキャップを示す断面図である。図7は、図1に示す液体注入器具の外筒を示す断面図である。図8は、図1に示す液体注入器具の外筒の導液部の先端部を示す断面図である。図9は、図1に示す液体注入器具の導液部付近の断面図である。図10は、図1に示す液体注入器具の導液部付近の断面図である。図10の断面は、図2の断面に相当しており、外筒の中心軸方向から見て、図9の断面と90°異なっている。図11は、図1に示す液体注入器具の導液部付近の断面図である。図12は、図1に示す液体注入器具の導液部付近の側面図である。図13は、図1に示す液体注入器具の導液部付近の断面図である。図14は、図1に示す液体注入器具の導液部付近の断面図である。図11〜図14の断面は、図9の断面に相当している。図15は、図12に示す液体注入器具のシールキャップが第1の位置に位置した状態でのB−B線での断面図である。図16は、図12に示す液体注入器具のシールキャップが第1の位置に位置した状態でのC−C線での断面図である。図17は、図12に示す液体注入器具のシールキャップが第2の位置に位置した状態でのB−B線での断面図である。
なお、以下では、説明の都合上、図1〜図17中の下側を「基端」、上側を「先端」と言う。また、図1〜図17中の上下方向が、液体注入器具および外筒の「中心軸方向」、「軸方向」および「長手方向」である。
図1および図2に示す液体注入器具1は、液体を生体に注入する際に用いられる医療器具であり、本実施形態では、予め薬液等の液体が充填されたプレフィルドシリンジである。前記液体としては、例えば、抗体等の蛋白質性医療品、ホルモン等のペプチド性医療品、核酸医療品、細胞医薬品、血液製剤、各種感染症を予防するワクチン、抗がん剤、麻酔薬、医療用麻薬、抗生物質、ステロイド剤、蛋白質分解酵素阻害剤、ヘパリン、ブドウ糖等の糖質注射液、塩化ナトリウムや乳酸カリウム等の電解質補正用注射液、ビタミン剤、脂肪乳剤、造影剤、覚せい剤等が挙げられる。
図1および図2に示すように、液体注入器具1は、液体が充填可能な外筒(シリンジ外筒)2と、外筒2内に設置され、外筒2の中心軸12方向に沿って摺動し得るガスケット8と、ガスケット8を外筒2の中心軸12方向に沿って移動操作、すなわち、押圧操作するプランジャ(操作部材)9と、シールキャップ3と、ロックキャップ4と、針管7およびハブ(針ハブ)6で構成された注射針5と、針管7を覆うプロテクタ11とを備えている。ガスケット8は、プランジャ9の先端に連結されている。
図7および図8に示すように、外筒2は、有底筒状の部材で構成されている。すなわち、外筒2は、先端部に設けられた底部21と、底部21の縁部から基端方向に向って立設した側壁で構成された筒状の胴部22とを有し、胴部22の基端に開口を有している。前記底部21は、すり鉢状をなしている。外筒2の内部、すなわち、外筒2とガスケット8とで囲まれる部分には、液体収納空間24が形成される。この液体収納空間24には、液体が充填可能であり、本実施形態では、予め、液体が収納されている。
また、外筒2の外周面には、液量を示す目盛り(図示せず)が付されているが、前記目盛りは、省略されていてもよい。
また、外筒2は、内部の視認性を確保するために、実質的に透明であることが好ましい。これにより、液体を視認することができる。
また、外筒2の基端部の外周には、フランジ23が一体的に形成されている。プランジャ9を外筒2に対し相対的に移動操作する際等には、このフランジ23に指を掛けて操作を行うことができる。
また、外筒2の先端部にある底部21の中央部には、外筒2の胴部22に対し縮径し、先端方向に向かって突出した導液部25が一体的に形成されている。
導液部25は、円筒状をなし、その内部には、液体が通過する流路251が形成されている。この流路251は、外筒2の中心軸12方向に延在し、液体収納空間24と連通し、導液部25の先端に開放している。
より詳細には、導液部25には、中心軸12と同軸上に配置され、中心軸12方向に延在する孔252が形成されている。この孔252は、導液部25の基端から先端の近傍まで形成されており、その先端が閉鎖され、導液部25の基端に開放し、液体収納空間24と連通している。また、導液部25の先端部には、中心軸12からずれた位置に配置され、中心軸12方向に延在する孔(第1の孔)253が形成されている。この孔253は、導液部25の先端に開放している。そして、孔252と孔253とは、孔252の先端部と孔253の基端部とで連通しており、その孔252および孔253の内腔により、流路251が構成される。
なお、本実施形態では、孔252の側方と孔253の側方とが連通しているが、これに限らず、例えば、孔252の先端と孔253の基端とが連通していてもよい。
また、導液部25の先端部の外周部には、その周方向に沿ったリング状のリブ254が形成されている。このリブ254は、導液部25の径方向および先端方向にそれぞれ突出している。なお、リブ254は、導液部25の先端方向のみに突出していてもよい。
また、導液部25の基端部の外周部には、その周方向に沿ったリング状のリブ255が形成されている。このリブ255は、導液部25の径方向に突出している。
また、導液部25の外周部であって、リブ254とリブ255との間の部分には、その周方向に沿ったリング状の複数(本実施形態では、3つ)のリブ256が形成されている。このリブ256は、中心軸12方向に沿って等間隔に配置されている。また、リブ256は、導液部25の径方向に突出している。このリブ256により、導液部25とシールキャップ3との摩擦抵抗を低減することができ、導液部25に対してシールキャップ3を回動させる際、容易かつ確実に回動させることができる。なお、図には、リブ256が弾性部材で構成されたシールキャップ3に食い込んでいる状態が示されている。
なお、リブ254、255、256の大きさ、すなわち、導液部25の径方向への突出長さは、これらのうちでは、リブ255が最も長い。
また、後述する他の部材、すなわち、シールキャップ3と、ロックキャップ4と、針管7およびハブ6で構成された注射針5と、ガスケット8と、プランジャ9と、プロテクタ11とは、中心軸12方向から見て、外筒の胴部22の外周よりも内側または胴部22の外周と同じ位置に配置されている。
図5および図6に示すように、シールキャップ3は、先端部に底部32を有する有底筒状の本体部31と、本体部31の基端部に設けられた基端側部材33とを有している。なお、後述するように、シールキャップ3の構成材料としては、特に限定されないが、本実施形態では、シールキャップ3が弾性材料で構成されている場合を例に挙げて説明する。
図9および図10に示すように、シールキャップ3は、外筒2の先端部、すなわち、導液部25に、中心軸12周りに回動可能(変位可能)に設置されている。
このシールキャップ3は、外筒2の孔253を封止する機能を有しており、シールキャップ3により孔253が封止された第1の位置(図13参照)と、孔253とシールキャップ3の後述する孔321とが連通した第2の位置(図14参照)とに位置し得るように構成されている。なお、液体注入器具1の未使用状態、すなわち、初期状態では、シールキャップ3は、第1の位置に位置している。
シールキャップ3の底部32の内部には、液体が通過する孔(第2の孔)321が形成されている。この孔321は、中心軸12からずれた位置に配置され、中心軸12方向に延在している。また、孔321は、底部32の先端と基端とにそれぞれ開放しており、後述する流路62を介して注射針5の針管7と連通している。
また、底部32の先端面には、底部32の先端に開放した凹部322が形成されている。これにより、例えば、底部32が変形して流路62が閉鎖された場合でも、その凹部322を介して孔321と針管7とを連通させることができる。
この凹部322の形状は、特に限定されないが、本実施形態では、平面視、すなわち、中心軸12方向から見て、円形をなしている。
また、底部32の基端部には、底部32の基端に開放し、本体部31の内周部の周方向に沿ったリング状の溝323が形成されている。また、中心軸12方向から見て、溝323の内周の内側、すなわち、溝323の内周よりも中心軸12側に、前記孔321、凹部322および流路62が配置されている。
また、溝323は、外筒2のリブ254に対応する位置に配置され、リブ254に対応する形状で、かつ、リブ254よりも僅かに小さく形成されている。そして、溝323が弾性変形して僅かに拡張した状態で、溝323内にリブ254が挿入されている。これにより、底部32が外筒2の径方向に広がって孔321の位置がずれてしまい、シールキャップ3が第2の位置に位置しているときに、孔321と孔253とが連通しなくなることを防止することができる。したがって、溝323およびリブ254により、シールキャップ3の先端部、すなわち、底部32が外筒2の径方向に広がることを規制する規制部が構成される。
基端側部材33は、本体部31の基端部の外周に、1周に亘って設けられた板状部331と、板状部331の外周部から基端方向に突出する1対の壁部336とを有している。
板状部331は、本体部31の径方向に突出している。この板状部331は、中心軸12方向から見て、中心軸12を介して対向する位置に配置された1対の小径部332と、中心軸12を介して対向する位置に配置され、小径部332よりも突出長さが長い1対の大径部333とを有している。また、中心軸12方向から見て、小径部332と大径部333とは、交互に、中心角で90°間隔に配置されている。なお、中心軸12方向から見て、小径部332の外周部および大径部333の外周部は、それぞれ、円弧状をなしており、大径部333の曲率半径は、小径部332の曲率半径よりも大きい。
また、各壁部336は、それぞれ、対応する大径部333の外周に沿って形成されており、中心軸12方向から見て、円弧状をなしている。
図13に示すように、シールキャップ3が第1の位置に位置しているときは、外筒2の孔253とシールキャップ3の孔321とは連通せず、シールキャップ3により孔253が封止されている。この場合、本実施形態では、中心軸12方向から見て、孔253と孔321は、180°ずれている。
そして、図14に示すように、シールキャップ3が、第1の位置から所定角度、本実施形態では180°回動し、第2の位置に位置しているときは、孔253と孔321とが連通し、孔252、253および321等を介して、液体収納空間24と針管7とが連通している。
図9、図10および図12に示すように、外筒2およびハブ6の外周部には、ロックキャップ4が装着されている。このロックキャップ4は、本実施形態では、シールキャップ3と一体的に、中心軸12周りに回動可能に設置されている。また、ロックキャップ4は、ハブ6の一部と、シールキャップ3の一部と、外筒2の一部とを中心軸12方向から挟み、外筒2の先端部からハブ6およびシールキャップ3が離脱することを阻止する機能を有している。
図4に示すように、ロックキャップ4は、中心軸12方向から見て、円弧状をなし、中心軸12を介して対向する位置に配置された1対の第1挟持部41と、円弧状をなし、中心軸12を介して対向する位置に配置された1対の第2挟持部42と、第1挟持部41と第2挟持部42とを連結する連結部43とを有している。
各第1挟持部41は、各第2挟持部42よりも先端側に配置されている。また、中心軸12方向から見て、第1挟持部41と第2挟持部42とは、交互に、中心角で90°間隔に配置されている。
また、各第1挟持部41の基端面には、それぞれ、基端方向に突出する1対の突出部411が形成されている。各突出部411は、連結部43の近傍に配置されている。
また、各第2挟持部42の内周部には、それぞれ、中心軸12に向って突出する爪421が形成されている。
図9および図10に示すように、このロックキャップ4の第2挟持部42の爪421と、外筒2の導液部25のリブ255とは、中心軸12方向に係合している。この場合、爪421は、リブ255の基端側に係合している。また、ロックキャップ4の第1挟持部41と、ハブ6のフランジ61とは、中心軸12方向に係合している。この場合、第1挟持部41は、フランジ61の先端側に係合している。また、シールキャップ3の基端側部材33の板状部331は、第1挟持部41とリブ255との間に配置され、その第1挟持部41およびリブ255と中心軸12方向に係合している。
このようにして、ハブ6のフランジ61と、シールキャップ3の板状部331と、外筒2のリブ255とは、先端側から基端側に向ってこの順序で配置され、ロックキャップ4により、中心軸12方向から挟まれている。
これにより、外筒2の先端部からハブ6およびシールキャップ3が離脱することが防止される。特に、弾性材料で構成されたシールキャップ3は、その板状部331が第1挟持部41とリブ255とで挟まれているので、外筒2の先端部からシールキャップ3が離脱することをより確実に防止することができる。
図2および図11に示すように、シールキャップ3の本体部31の外周部には、注射針5が装着されている。この注射針5は、本実施形態では、シールキャップ3と一体的に、中心軸12周りに回動可能に設置されている。
注射針5は、ハブ6と、ハブ6の先端部に支持、固着された針管7とを有している。
ハブ6は、円筒状の部材で構成され、その内腔部の基端部にシールキャップ3が挿入されている。これにより、ハブ6がシールキャップ3の本体部31に装着されることとなる。また、このとき、ハブ6の内側面と本体部31の底部32の外側面とを密着させることができ、液体が流れる流路の液密性を保持することができる。
また、ハブ6の内側面と、底部32の先端面との間には、孔321と針管7とを連通させる流路62が形成されている。
また、図3に示すように、ハブ6の基端部の外周には、板状の1対のフランジ61が一体的に形成されている。各フランジ61は、中心軸12方向から見て、中心軸12を介して対向する位置に配置されている。なお、各フランジ61を含めてハブ6の基端部は、シールキャップ3の板状部331に当接している。
また、ハブ6の内腔部の先端部には、中空の針管7が挿入されている。この針管7は、ハブ6に対し、例えば、接着剤や溶媒による接着等による方法で液密に固定されている。そして、このように固定された針管7は、その内腔部がハブ6の内腔部と連通している。
また、針管7の先端には、鋭利な針先が形成されている。これにより、目的部位を穿刺し、その状態で液体を注入することができる。針先の形状は、特に限定されず、図2に示すように、中心軸12、すなわち針管7の軸線に対して所定角度傾斜した刃面を有する形状をなしているのが好ましい。
図1、図2および図12に示すように、ハブ6には、プロテクタ11が装着されている。プロテクタ11は、本実施形態では、シールキャップ3と一体的に、中心軸12周りに回動可能に設置されている。また、装着状態のプロテクタ11の内側に注射針5が配置されることとなり、プロテクタ11で外筒2の先端側、すなわち、少なくとも注射針5の針管7を覆うことができる。
このプロテクタ11は、先端部に底部を有する有底筒状をなしている。すなわち、プロテクタ11の先端は閉塞している。よって、プロテクタ11は、針管7の無菌性を保つ機能、すなわち、針管7とプロテクタ11の間に菌が入らないように遮菌する機能も有している。
また、プロテクタ11の基端部には、中心軸12方向から見て、中心軸12を介して対向する位置に配置された1対の突出部(第4の係合部)111が形成されている。この突出部111は、基端方向に突出している。なお、図1および図12では、一方の突出部111のみが見えている。
なお、前記外筒2、ロックキャップ4、ハブ6、プランジャ9およびプロテクタ11の構成材料としては、それぞれ、特に限定されないが、例えば、環状オレフィンポリマー(例えば、エチレンとテトラシクロ[4.4.0.12.5.17.10]−3−ドデセン共重合体、または水素系シクロオレフィンポリマー等)、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン12)、ポリエーテルスルホン、ポリスルホンのような各種樹脂が挙げられる。中でも、成形が容易であるという点で、環状オレフィンポリマー(例えば、エチレンとテトラシクロ[4.4.0.12.5.17.10]−3−ドデセン共重合体、または水素系シクロオレフィンポリマー等)、ポリプロピレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリエーテルスルホン、ポリスルホンのような樹脂が好ましい。
また、前記針管7の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまたはチタン合金のような金属材料等が挙げられる。
また、前記ガスケット8を構成する弾性材料としては、特に限定されず、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの混合物等の弾性材料が挙げられる。
また、前記シールキャップ3の構成材料としては、特に限定されず、例えば、前記外筒2の構成材料として挙げた樹脂の他、HDPE(高密度ポリエチレン)、LDPE(低密度ポリエチレン)等の樹脂、前記ガスケット8の構成材料として挙げた弾性材料が挙げられ、これらのうちでは、弾性材料が好ましい。図示の構成では、シールキャップ3は弾性材料で構成されている。なお、シールキャップ3は、液体と接する部分のみが弾性材料で構成され、それ以外の部分が樹脂で構成されていてもよい。
また、この液体注入器具1では、プロテクタ11と、ロックキャップ4と、シールキャップ3と、ハブ6とが、一体的に、中心軸12周りの正逆両方向に回動可能に構成されている。
すなわち、図12に示すように、プロテクタ11の突出部111と、ロックキャップ4の第1挟持部41とは、外筒2の周方向に係合している。これにより、プロテクタ11が正逆のいずれの方向に回動した場合でもロックキャップ4が回動する。しがたって、第1挟持部41の突出部111と当接する部分は、第3の係合部を構成している。
また、ロックキャップ4の第2挟持部42と、シールキャップ3の壁部336とは、外筒2の周方向に係合している。これにより、ロックキャップ4が正逆のいずれの方向に回動した場合でもシールキャップ3が回動する。しがたって、壁部336の第2挟持部42と当接する部分は、第1の係合部を構成している。また、第2挟持部42の壁部336と当接する部分は、第2の係合部を構成している。
また、図15に示すように、ロックキャップ4の第1挟持部41の突出部411と、ハブ6のフランジ61とは、外筒2の周方向に係合している。これにより、ロックキャップ4が正逆のいずれの方向に回動した場合でもハブ6が回動する。しがたって、突出部411は、第5の係合部を構成している。また、フランジ61の突出部411と当接する部分は、第6の係合部を構成している。
このようにして、プロテクタ11を中心軸12周りの正逆のいずれの方向に回動させた場合でも、プロテクタ11、ロックキャップ4、シールキャップ3およびハブ6が一体的に回動する。
また、図16に示すように、外筒2の導液部25のリブ255の外周部には、1対の凹部257、258が形成されている。凹部257、258は、中心軸12方向から見て、中心軸12を介して対向する位置に配置されている。
また、ロックキャップ4の1対の第2挟持部42の内周部には、1対の凸部422、423が形成されている。凸部422、423は、中心軸12方向から見て、中心軸12を介して対向する位置に配置されている。
未使用状態、すなわち、シールキャップ3が第1の位置に位置しているときは、凹部257に凸部422が配置され、凹部258に凸部423が配置されている。
この場合は、凹部257の2つの側面2571、2572については、図16中の右側の側面2571が傾斜面であり、図16中の左側の側面2572が垂直な面である。
また、凸部422の2つの側面4221、4222については、図16中の右側の側面4221が垂直な面であり、図16中の左側の側面4222が傾斜面である。
また、凹部258の2つの側面2581、2582については、図16中の右側の側面2581が傾斜面であり、図16中の左側の側面2582が垂直な面である。
また、凸部423の2つの側面4231、4232については、図16中の右側の側面4231が垂直な面であり、図16中の左側の側面4232が傾斜面である。
このように、凹部257および凸部422については、一方の垂直な面と他方の傾斜面とが隣り合っており、同様に、凹部258およびと凸部423については、一方の垂直な面と他方の傾斜面とが隣り合っている。
これにより、ロックキャップ4は、外筒2に対して、中心軸12周りの正逆両方向に回動することができる。
一方、図17に示すように、未使用状態からロックキャップ4が外筒2に対して180°回動して、シールキャップ3が第2の位置に位置しているときは、凹部257に凸部423が配置され、凹部258に凸部422が配置されている。
この場合は、凸部423の2つの側面4231、4232については、図17中の右側の側面4232が傾斜面であり、図17中の左側の側面4231が垂直な面である。
また、凸部422の2つの側面4221、4222については、図17中の右側の側面4222が傾斜面であり、図17中の左側の側面4221が垂直な面である。
このように、凹部257および凸部423については、図17中の左側において、互いの垂直な面同士が隣り合っており、同様に、凹部258およびと凸部422については、図17中の左側において、互いの垂直な面同士が隣り合っている。
これにより、ロックキャップ4は、外筒2に対して、中心軸12周りの正逆のいずれの方向にも回動することができない。すなわち、シールキャップ3は、第2の位置から中心軸12周りの正逆両方向に回動することが規制されている。これにより、液体注入器具1での液体収納空間24と針管7とが連通した状態が確実に維持される。
次に、液体注入器具1の操作方法について説明する。
[1] まず、図1および図2に示す未使用状態の液体注入器具1を用意する。図13に示すように、この液体注入器具1は、シールキャップ3が第1の位置に位置し、これにより、導液部25の流路251が閉状態となっている、すなわち、導液部25の孔253とシールキャップ3の孔321とが遮断された遮断状態となっている。
[2] 次に、一方の手でプロテクタ11を把持し、他方の手で外筒2を把持する。そして、このまま、プロテクタ11を中心軸12周りの所定方向に回動操作して、プロテクタ11を回動させる。これにより、プロテクタ11、ロックキャップ4、シールキャップ3およびハブ6が一体的に回動する。
そして、プロテクタ11が所定角度、本実施形態では180°回動すると、図14に示すように、シールキャップ3は、第2の位置に位置する。これにより、導液部25の孔253とシールキャップ3の孔321とが連通し、導液部25の流路251が開状態となる。すなわち、孔252、253および321等を介して、液体収納空間24と針管7とが連通した状態となる。
[3] 次に、プロテクタ11を取り外す。これにより、注射針5の針先が露出する。その後、注射針5の針先を目的部位に穿刺し、その穿刺状態のままプランジャ9を押圧操作する。これにより、液体の注入を行なうことができる。
以上説明したように、この液体注入器具1によれば、液体収納空間24と針管7とを連通させる流路を構成する孔252、253および321がそれぞれ中心軸12方向に延在しているので、液体の流路について、デッドスペースを小さくすることができ、これにより、無駄になる液体の量を減少させることができる。
また、液体注入器具1では、注射針5の針管7の針先を保護するものが、プロテクタ11であり、ゴム栓ではない。これにより、注射針5の針先でゴム栓を穿刺する際に生じる刺通抵抗やコアリングを防止することができ、液体注入器具1の製造も容易となる。また、針管7が31G以上の細いものである場合、針管7の針先をゴム栓で保護しようとすると、ゴム栓に対する穿刺時に針管7が折れ曲がったり、針先が潰れたりするなどの不具合が生じるおそれがある。液体注入器具1では、このような不具合も防止することができる。
また、導液部25において、液体収納空間24に連通し、外部に開放する孔は、単一の孔253であるので、未使用状態において、その孔253を容易かつ確実に封止することができ、液体収納空間24を容易かつ確実に密閉することができる。
以上、本発明の液体注入器具を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前記実施形態では、外筒内に予め液体が充填されているが、本発明では、これに限らず、例えば、当初は外筒内に液体が充填されておらず、後から外筒内に液体を充填して使用するようになっていてもよい。
また、本発明では、ガスケットが省略されていてもよい。この場合は、例えば、プランジャの先端部がガスケットとして機能するように構成する。
1…液体注入器具
2…外筒
3…シールキャップ
4…ロックキャップ
5…注射針
6…ハブ
7…針管
8…ガスケット
9…プランジャ
11…プロテクタ
12…中心軸
21…底部
22…胴部
23…フランジ
24…液体収納空間
25…導液部
31…本体部
32…底部
33…基端側部材
41…第1挟持部
42…第2挟持部
43…連結部
61…フランジ
62…流路
111…突出部
251…流路
252…孔
253…孔
254…リブ
255…リブ
256…リブ
257…凹部
258…凹部
321…孔
322…凹部
323…溝
331…板状部
332…小径部
333…大径部
336…壁部
411…突出部
421…爪
422…凸部
423…凸部
2571…側面
2572…側面
2581…側面
2582…側面
4221…側面
4222…側面
4231…側面
4232…側面

Claims (10)

  1. 内部に液体収納空間を有し、先端部であって中心軸からずれた位置に、中心軸方向に延在し、前記液体収納空間に連通する第1の孔を有する外筒と、
    前記外筒の先端部に、前記外筒の中心軸周りに回動可能に設けられ、前記第1の孔を封止するシールキャップと、
    前記シールキャップに装着された針ハブと、
    前記針ハブの先端部に支持された針管とを備え、
    前記シールキャップの先端部の形状は、前記外筒の中心軸を中心とする円錐台形状であり、
    前記シールキャップは、前記シールキャップの先端部に、前記シールキャップの先端に開放し、前記針管に連通する凹部を有し、
    前記凹部の形状は、前記外筒の中心軸方向から見て、円形であり、
    前記シールキャップは、前記シールキャップの先端部であって前記外筒の中心軸からずれた位置に、前記外筒の中心軸方向に延在し、前記凹部に連通する第2の孔を有し、
    前記シールキャップが第1の位置に位置しているときは、前記第1の孔と前記第2の孔とが連通せず、前記シールキャップにより前記第1の孔が封止されており、
    前記シールキャップが前記第1の位置から回動し、第2の位置に位置しているときは、前記第1の孔と前記第2の孔とが連通し、前記第1の孔前記第2の孔および前記凹部を介して、前記液体収納空間と前記針管とが連通していることを特徴とする液体注入器具。
  2. 前記シールキャップの一部と、前記外筒の一部とを前記外筒の中心軸方向から挟み、前記外筒の先端部から前記シールキャップが離脱することを阻止するロックキャップを有する請求項1に記載の液体注入器具。
  3. 前記針ハブの一部と、前記シールキャップの一部と、前記外筒の一部とを、前記シールキャップの一部が前記針ハブの一部と前記外筒の一部との間に位置するように、前記外筒の中心軸方向から挟み、前記外筒の先端部から前記針ハブおよび前記シールキャップが離脱することを阻止するロックキャップを有する請求項1に記載の液体注入器具。
  4. 前記ロックキャップは、前記外筒の中心軸周りに回動可能に設けられており、
    前記シールキャップと前記ロックキャップとは、前記外筒の周方向に係合する第1の係合部と第2の係合部とを有し、
    前記ロックキャップを回動させることで、前記シールキャップが回動する請求項2または3に記載の液体注入器具。
  5. 前記外筒の中心軸周りに回動可能に設けられ、前記針管を覆うプロテクタを有し、
    前記ロックキャップと前記プロテクタとは、前記外筒の周方向に係合する第3の係合部と第4の係合部とを有し、
    前記プロテクタを回動させることで、前記ロックキャップが回動する請求項4に記載の液体注入器具。
  6. 前記シールキャップの先端部が前記外筒の径方向に広がることを規制する規制部を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液体注入器具。
  7. 前記シールキャップは、先端面に、凹部を有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の液体注入器具。
  8. 前記外筒は、筒状の胴部を有し、
    前記外筒の中心軸方向から見て、前記胴部の外周よりも内側または前記胴部の外周と同じ位置に、他の部材が配置されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載の液体注入器具。
  9. 前記液体注入器具は、プレフィルドシリンジである請求項1ないし8のいずれか1項に記載の液体注入器具。
  10. 前記外筒は、前記第1の孔と前記液体収納空間との間に配置され、前記液体収納空間および前記第1の孔に連通する第3の孔を有し、
    前記第3の孔は、前記外筒の中心軸と同軸上に配置され、前記外筒の中心軸方向に延在し、
    前記第1の孔の側方と、前記第3の孔の側方とが連通している請求項1ないし9のいずれか1項に記載の液体注入器具。
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