JP6717040B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置では、ベルト状像担持体である中間転写ベルトに当接するクリーニングブレードを用いて中間転写ベルトの表面に付着したトナー等の異物を除去することにより画像品質を維持している。
クリーニングブレードとしては、ゴム製のものが一般的であるが、弾性層を有する低硬度の中間転写ベルトに対して従来のゴムのクリーニングブレード(低硬度のクリーニングブレード)を使用した場合、トルクが極めて大きくなり、クリーニングブレードの捲れが生じてしまう。このため、例えば、SUS(ステンレス鋼)等により構成された高硬度のクリーニングブレードを使用することにより、トルクを低減して良好なクリーニング性能を確保することができる。
但し、弾性層を有する低硬度の中間転写ベルトに対して、SUSにより構成された高硬度のクリーニングブレードを使用する場合、中間転写ベルトの表面のトナー外添シリカによる引っ掻き摩擦により、SUSの構造欠陥部分が脱落して摩耗粉が発生する。そして、このような発生した摩耗粉がクリーニングブレードにより中間転写ベルトに押し付けられることによって、中間転写ベルトにキズが生じてしまい、画像品質を低下させてしまう。
このため、クリーニングブレード(スクレーパ)の表面にアモルファス(非晶質)構造を有するコート層を設けることにより、摩耗粉の発生を防止し、コート層の当接部分を面形状にすることにより、面圧を抑えて被クリーニング対象物(例えば、中間転写ベルト等)のキズの発生を抑える画像形成装置等がある(特許文献1参照)。
特開2008−046365号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたクリーニングブレード(スクレーパ)の場合、高温高湿環境においては中間転写ベルトとの摩擦力が大きくなるので、クリーニングブレードは、当該大きな摩擦力によって中間転写ベルトの回転方向に押されて、当接角が大きくなる方向に変化する。一方、低温低湿環境では中間転写ベルトとの摩擦力は小さくなるので、クリーニングブレードは、当該小さな摩擦力にバランスするように、中間転写ベルトの回転方向の逆方向に戻って、当接角が小さくなる方向に変化してしまう。
そして、高温高湿環境(当接角が大きい状態)でクリーニングブレードの当接部分に摩耗が生じた状態で、環境条件が高温高湿環境から低温低湿環境に変化すると、中間転写ベルトとの摩擦力が小さくなり、クリーニングブレードの当接角が小さくなる方向に変化してしまうため、摩耗部分が中間転写ベルトから離間してしまう現象(以下、エッジ浮きと呼ぶ。)が発生する。
このようなエッジ浮きが発生すると、中間転写ベルトと摩耗部分との間にトナーが入り込んで、当該トナーによるクリーニングブレードを押し上げる力が加わるので、クリーニングブレードにより中間転写ベルトの表面に付着したトナー等の異物を十分に除去できなくなり、クリーニング性能を維持できなくなってしまうといった問題点があった。
本発明の課題は、エッジ浮きを発生させることなくクリーニング性能を維持することができる画像形成装置を提供することにある。
上記課題を達成するため、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
弾性層を有するベルト状像担持体と、前記ベルト状像担持体に当接して前記ベルト状像担持体の表面の異物を除去するクリーニングブレードと、を備える画像形成装置において、
前記クリーニングブレードは、基材の表面にアモルファス構造を有するコート層を有し、前記コート層であって前記ベルト状像担持体との当接部分は、前記ベルト状像担持体の進行方向に対して所定の曲率を有する曲面となっており、
前記クリーニングブレードと前記ベルト状像担持体との当接位置は、前記クリーニングブレードに対向して前記ベルト状像担持体を挟み込むように配置されるローラーが前記ベルト状像担持体と当接する位置より上流側であることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記当接部分の曲率半径は、4μm以上20μm以下であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記コート層は、トナー外添シリカよりも高硬度であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記基材は、金属製であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記コート層のビッカース硬度は、1000HVより大きく3000HV以下であるこ
とを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記コート層は、ダイヤモンドライクカーボンからなることを特徴としている。
本発明によれば、エッジ浮きを発生させることなくクリーニング性能を維持することができる。
本発明を適用した実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。 画像形成装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 クリーニングブレードの構成を示す模式図である。 曲率半径とエッジ浮きの関係を示す説明図である。 曲率半径と当接圧によるトナーすり抜けの発生状況を示す説明図である。 クリーニング部の一例を示す説明図である。 クリーニング部の他の一例を示す説明図である。 クリーニング部の他の一例を示す説明図である。
(実施形態)
[1.構成の説明]
以下、本発明の画像形成装置に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態である画像形成装置1の概略構成を示す図である。図2は、画像形成装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、CPU101(Central Processing Unit)、RAM102(Random Access Memory)及びROM103(Read Only Memory)を有する制御部10、記憶部
11、操作部12、表示部13、インターフェース14、スキャナー15、画像処理部16、画像形成部17、画像定着部18、搬送部19、クリーニング部20等を備える。制御部10は、バス22を介して記憶部11、操作部12、表示部13、インターフェース14、スキャナー15、画像処理部16、画像形成部17、画像定着部18、搬送部19、クリーニング部20と接続されている。
CPU101は、ROM103又は記憶部11に記憶されている制御用プログラムを読み出して実行し、各種演算処理を行う。
RAM102は、CPU101に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。
ROM103は、CPU101により実行される各種制御用のプログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM103に代えてEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられてもよい。
これらのCPU101、RAM102及びROM103を備える制御部10は、上述の各種制御用プログラムに従って画像形成装置1の各部を統括制御する。例えば、制御部10は、画像処理部16に画像データに対する所定の画像処理を行わせて記憶部11に記憶させる。また、制御部10は、搬送部19に用紙を搬送させ、記憶部11に記憶された画像データに基づいて画像形成部17により用紙に画像を形成させる。
記憶部11は、半導体メモリーであるDRAM(Dynamic Random Access Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段により構成され、スキャナー15により取得された画像データや、インターフェース14を介して外部から入力された画像データ等が記憶される。なお、これらの画像データ等はRAM102に記憶されてもよい。
操作部12は、操作キーや表示部13の画面に重ねられて配置されたタッチパネル等の入力デバイスを備え、これらの入力デバイスに対する入力操作を操作信号に変換して制御部10に出力する。
表示部13は、LCD(Liquid crystal display)等の表示装置を備え、画像形成装置1の状態や、タッチパネルへの入力操作の内容を示す操作画面等を表示する。
インターフェース14は、外部のコンピューター、他の画像形成装置などとの間でデータの送受信を行う手段であり、例えば、各種シリアルインターフェースのいずれかにより構成される。
スキャナー15は、用紙に形成された画像を読み取り、R(赤)、G(緑)及びB(青)の色成分毎の単色画像データを含む画像データを生成して記憶部11に記憶させる。
画像処理部16は、例えば、ラスタライズ処理部、色変換部、階調補正部、ハーフトーン処理部を備え、記憶部11に記憶された画像データに各種画像処理を施して記憶部11に記憶させる。
画像形成部17は、記憶部11に記憶された画像データに基づき、用紙に画像を形成する。画像形成部17は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)及びK(黒)の色成分に各々対応する4組の露光部171、感光体ドラム172及び現像部173を備えている。また、画像形成部17は、中間転写ベルト174及び2次転写ローラー175を備えている。
なお、ベルト状像担持体である中間転写ベルト174は、複数の層から構成され、基材層の上に、アクリルニトル・ブタジエン共重合ゴム(NBR)や、クロロプレンゴム(CR)等のゴムから構成される弾性層を有する。
例えば、基材層の厚みを50μm〜100μm程度、凹凸のある記録媒体(例えば、用紙等)への転写性を高めるために、弾性層の厚みを100μm〜500μm程度にしている。
また、例えば、中間転写ベルト174の微小表面硬度を50MPa〜500MPa程度にすることにより、良好なクリーニング性能を確保することができる。すなわち、クリーニングブレードからの反力には、中間転写ベルト174を変形させてトナーをすり抜けさせる成分が存在する。そして、弾性層(中間転写ベルト174の微小表面硬度)が柔らかすぎると、トナーをすり抜けさせる成分により、トナーのすり抜けが発生してしまうためである。
さらに、タック性を低減させるために、弾性層の表面に、5μm〜20μm程度の酸化処理層を設けたり、30μm〜50μm程度のコート層を設けてもよい。
露光部171は、発光素子としてのLD(Laser Diode)を備えている。露光部171は、画像データに基づいてLDを駆動し、帯電する感光体ドラム172上にレーザー光を照射、露光して感光体ドラム172上に静電潜像を形成する。現像部173は、露光された感光体ドラム172上に帯電する現像ローラーにより所定の色(C、M、Y及びKのいずれか)のトナー(色材)を供給して、感光体ドラム172上に形成された静電潜像を現像する。
C、M、Y及びKに対応する4つの感光体ドラム172上に各々C、M、Y及びKのトナーで形成された画像(単色画像)は、各感光体ドラム172から中間転写ベルト174上に順次重ねられて転写される。これにより、中間転写ベルト174上にC、M、Y及びKを色成分とするカラー画像が形成される。中間転写ベルト174は、複数の転写体搬送ローラーに巻き回された無端ベルトであり、各転写体搬送ローラーの回転に従って回転する。
2次転写ローラー175は、中間転写ベルト174上のカラー画像を、給紙トレイ22又は外部に設けられる給紙装置から給紙された用紙上に転写する。詳しくは、用紙及び中間転写ベルト174を挟持する2次転写ローラー175に所定の転写電圧が印加されることにより、中間転写ベルト174上においてカラー画像を形成しているトナーが用紙側に引き寄せられて用紙に転写される。
画像定着部18は、トナーが転写された用紙を加熱及び加圧してトナーを用紙に定着させる定着処理を行う。
定着ローラー183は、その回転軸方向に延在する定着ランプ(或いは、定着ヒーター)であるハロゲンランプヒーターを備える。ハロゲンランプヒーターは、制御部10による制御下で通電することにより発熱する。また、定着ローラー183は、制御部10による制御下で図示しないモーター等の回転駆動手段により駆動されて回転する。
加圧ローラー184は、弾性部材(図示略)により定着ローラー183に近づく方向に付勢されて定着ローラー183に圧着され、定着ローラー183との間に定着ニップを形成しながら定着ローラー183の回転に伴って回転する。
なお、加圧ローラー184は、制御部10による制御下で図示しないモーター等の回転駆動手段により駆動されて回転するものとしてもよい。
定着ローラー183及び加圧ローラー184は、記録媒体である用紙を定着ニップで挟持して搬送方向に搬送しながら用紙を加熱及び加圧する。これにより、定着ローラー183及び加圧ローラー184は、用紙上のトナーを溶融させて定着させる。用紙と接触する際の定着ローラー183の温度は、例えば、180℃以上200℃以下の範囲とされる。したがって、ハロゲンランプヒーターは、定着ローラー183がこの温度となるように定着ローラー183を加熱する。
図1に示すように、搬送部19は、用紙を挟持した状態で回転することで用紙を搬送する用紙搬送ローラーを複数備え、所定の搬送経路で用紙を搬送する。搬送部19は、画像定着部18により定着処理が行われた用紙の表裏を反転させて2次転写ローラー175へ搬送する反転機構191を備えている。画像形成装置1では、用紙の両面に画像を形成する場合に反転機構191による用紙の表裏の反転が行われて両面に画像が形成された後に用紙が排紙トレイ23に排出される。用紙の片面にのみ画像を形成する場合には、反転機構191による用紙の表裏の反転が行われることなく片面に画像が形成された用紙が排紙トレイ23に排出される。
クリーニング部20は、中間転写ベルト174に当接するクリーニングブレード201を有し、当該クリーニングブレード201を用いて中間転写ベルト174の表面に付着したトナー等の異物を除去する。
図3は、クリーニングブレード201の構成を示す模式図である。クリーニングブレード201は、金属等から構成された基材202と、基材202の表面にアモルファス構造を有するコート層203が形成され、コート層203であって中間転写ベルト174との当接部分CP31は、中間転写ベルト174の進行方向に対して所定の曲率を有する構造になっている。
基材202は、例えば、板の厚さが60μm〜200μmのステンレス鋼を用いることにより良好なクリーニング性能を確保することができる。すなわち、基材202が薄すぎると、好適な当接圧及び当接角を保持することができず、逆に、厚すぎると稜線方向の追従性を確保できず、トナーのすり抜けが発生してしまう可能性がある。
また、当接部分CP31の曲率半径は、4μm以上であることが好ましい。すなわち、図4の曲率半径とエッジ浮きの関係を示す説明図のように、当接部分CP31の曲率半径が4μm未満では、負荷トルク変動によりエッジ浮きが発生してしまう。
このようなエッジ浮きの有無を判断するには、耐刷試験によってクリーニングブレード201に摩擦力を加える必要があるが、図4に示す説明図においては、エッジ浮きが発生した条件での負荷トルク変動を測定して、エッジ浮きの有無を判断した。
低温低湿環境(LL環境:温度10℃、湿度20%)と、高温高湿環境(HH環境:温度30℃、湿度80%)における中間転写ベルト174の駆動トルクの差分を、負荷トルク変動と定義する。そして、各曲率半径に関して、負荷トルク変動を測定した。なお、エッジ浮きの有無は負荷トルク変動の許容値(0.02N・m)を閾値として判断した。
一方、当接部分CP31の曲率半径は、20μm以下であることが好ましい。すなわち、図5の曲率半径とトナーすり抜けの関係を示す説明図のように、当接部分CP31の曲率半径が20μmより大きいと、当接部分CP31と中間転写ベルト174との隙間にトナーが入り込んで、中間転写ベルト174の弾性層を変形させてトナーをすり抜けさせる力が増加して、トナーのすり抜けが発生してしまう。
なお、図5に示す説明図においては、実機を用い、未転写のベタ画像をクリーニング部20に通し、クリーニング部20を通過した後の残トナー量により評価した。図5に示すように、当接部分CP31の曲率半径が、20μm以下であれば、当接圧10N/m〜30N/mに亘ってトナーのすり抜けが発生しないことが分かる。
また、コート層203のビッカース硬度は、1000HVより大きく3000HV以下であることが好ましい。すなわち、トナー外添シリカのビッカース硬度は1000HVであるので、コート層203のビッカース硬度を1000HVより大きくにすることにより、摩耗限界までクリーニングブレード201の長期間の使用が可能になる。なお、コート層203のビッカース硬度は、1500HV以上であることがより好適である。
また、アモルファス構造を有するコート層203としては、必要なビッカース硬度の確保と、摩耗粉の発生の防止を両立することができる、例えば、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)コートが好適である。
一方、コート層203のビッカース硬度が3000HVよりも大きい場合、内部応力によってクラックが生じて、コート層203の剥離が発生してしまう。このため、コート層203のビッカース硬度は、3000HV以下であることが好ましい。
以上のように、弾性層を有する中間転写ベルト174に当接して中間転写ベルト174の表面の異物を除去するクリーニングブレード201において、基材202の表面にアモルファス構造を有するコート層203が形成され、コート層203であって中間転写ベルト174との当接部分CP31は、中間転写ベルト174の進行方向に対して所定の曲率を有することにより、エッジ浮きを発生させることなくクリーニング性能を維持することができる。
(変形例1)
実施形態の説明に際しては、クリーニングブレード201の基材202と、コート層203についての形状やビッカース硬度に関して説明しているが、クリーニングブレード201と、対向ローラーの位置関係によりクリーニング性能を向上させることができる。
すなわち、変形例1では、図6に示すように、クリーニングブレード201に対向して中間転写ベルト174を挟み込むように配置する対向ローラー176は、クリーニングブレード201の当接位置から下流側にオフセットOF61して配置する。
当該オフセットOF61がない場合、対向ローラー176の加工時に生じた表面の微小な凹凸や、中間転写ベルト174の汚れによる微小な凹凸によってクリーニングブレード201が持ち上げられて、表面の微小な凹凸の左右側のトナーがすり抜ける現象が発生する。
例えば、オフセットOF61の量を、1mm程度にすることにより、トナーがすり抜ける現象の発生を防止することができる。
なお、オフセットOF61の量が大きすぎると、中間転写ベルト174の蛇行により、中間転写ベルト174の表面に最大300μmの波打ちが生じ、波打ちの谷の部分においてトナーのすり抜けが発生してしまう。
変形例1によれば、必要に応じてバックアップローラー177を、クリーニングブレード201の当接位置から上流側に設けることにより、波打ちによるトナーのすり抜けの発生を防止することができる。
(変形例2)
変形例1の説明に際しては、クリーニングブレード201の当接位置の上流側にバックアップローラー177、下流側に対向ローラー176を設けることについて説明しているが、クリーニングブレード201に対してバネ荷重方式により付勢力を付与することが好ましい。
すなわち、中間転写ベルト174の硬度には温度依存性があり、当該硬度の変動に伴ってクリーニングブレード201の当接圧が変動する場合がある。このため、変形例2では、図7に示すように、クリーニングブレード201に固定された部材204に対してバネ205により、付勢力を付与することにより、温度変動に関わりなく、クリーニングブレード201の当接圧を適正に維持することができる。
なお、バネ205は、図7に示すような、引張りコイルバネに限定されるものではなく、例えば、圧縮コイルバネ等の付勢力を付与することが可能なバネ部材であればよい。
(変形例3)
クリーニングブレード201により掻き取られたトナーの中間転写ベルト174への再付着を防止するようにしてもよい。
すなわち、変形例3では、図8に示すように、クリーニング部20の内部に、廃トナー搬送スクリュー206を設け、クリーニングブレード201により掻き取られ重力により落下したトナーを回収することにより、中間転写ベルト174への再付着を防止することができる。
また、図8に示すように、クリーニング部20の内部に、隔壁207を設け、クリーニングブレード201により掻き取られ重力により落下したトナーが、隔壁207に沿って落下することにより、確実に、廃トナー搬送スクリュー206に到達するようにしてもよい。さらに、隔壁207の先端部分にウレタンシートを設けることにより、中間転写ベルト174への再付着を、確実に、防止するようにしてもよい。
なお、実施形態等の説明に際しては、画像定着部18が、定着ローラー183と加圧ローラー184は、用紙を挟持して搬送するニップ部を構成しているが、加熱部材である加熱ローラーと、定着ベルトとを備え、定着ベルトは、加熱ローラーと、定着ローラー183とに張架され、定着ローラー183及び加圧ローラー184は、当該定着ベルトを介して、用紙を挟持して搬送するニップ部を構成するようにしてもよい。
また、実施形態の説明に際しては、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)等の色毎に画像形成用のユニットを備え、用紙上にカラー画像を形成する画像形成装置1を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、単色の画像を形成する画像形成装置であってもよい。
また、実施形態の説明に際しては、記録媒体として用紙を例示しているが、記録媒体は紙に限定されるものではなく、トナー像を形成及び定着可能なシート状のものであればよく、例えば、不織布、プラスチックフィルム、皮革等でもよい。
1 画像形成装置
17 画像形成部
174 中間転写ベルト(ベルト状像担持体)
176 対向ローラー
177 バックアップローラー
20 クリーニング部
201 クリーニングブレード
202 基材
203 コート層
204 部材
205 バネ
206 廃トナー搬送スクリュー
207 隔壁
CP31 当接部分

Claims (6)

  1. 弾性層を有するベルト状像担持体と、前記ベルト状像担持体に当接して前記ベルト状像担持体の表面の異物を除去するクリーニングブレードと、を備える画像形成装置において、
    前記クリーニングブレードは、基材の表面にアモルファス構造を有するコート層を有し、前記コート層であって前記ベルト状像担持体との当接部分は、前記ベルト状像担持体の進行方向に対して所定の曲率を有する曲面となっており、
    前記クリーニングブレードと前記ベルト状像担持体との当接位置は、前記クリーニングブレードに対向して前記ベルト状像担持体を挟み込むように配置されるローラーが前記ベルト状像担持体と当接する位置より上流側であることを特徴とする画像形成装置
  2. 前記当接部分の曲率半径は、4μm以上20μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記コート層は、トナー外添シリカよりも高硬度であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置
  4. 前記基材は、金属製であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置
  5. 前記コート層のビッカース硬度は、1000HVより大きく3000HV以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置
  6. 前記コート層は、ダイヤモンドライクカーボンからなることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置
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