JP6716177B1 - 物品移載装置及び物品移載システム - Google Patents

物品移載装置及び物品移載システム Download PDF

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智昭 清野
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Abstract

【課題】サイズや重量が異なる物品をコンベヤ・仮置棚などから仮置棚・かご車(台車)などに、効率よく、確実に、かつ安全に移載することができる物品移載装置、物品移載システムを提供する。【解決手段】コンベヤ90から移送された物品を上面に載置しうる、略水平方向に延伸する、中央部の固定フォークと両側の可動フォークとからなるフォーク群20と、前記フォーク群を保持するロボットハンドと11、前記フォーク群と前記ロボットハンドとの間に設けられるフォーク間隔調整部と、前記コンベアから略水平状態のまま前記物品を前記フォーク群の方向に押し出す第1のプッシャ30と、前記ロボットハンドに、3次元の移動を可能とするマニピュレータ10と、前記第1のプッシャ及び前記マニピュレータを制御する制御部80とを有することを特徴とする物品移載装置1であり、更にその装置とかご車とからなることを特徴とする物品移載システム100である。【選択図】図1

Description

本発明は、商品などの物品(段ボール、ケースなどに収容されているものも含む)をコンベヤなどから仮置棚など、及びコンベヤ・仮置棚などから台車などに移載する装置に関し、特に、物品をフォーク上に載置して移載する物品移載装置、及びそのような移載装置を含む物品移載システムに関する。
かねてより、物流施設においては、出荷指示に対して出荷すべき物品をコンベヤで搬送し、それを順序立てて台車などの搬送手段に積み込むことが行われてきている。
そのために、コンベヤ上の物品を保持して、仮置棚あるいは台車などに移載する作業が必須となっており、それに用いられる装置が考案されている。
例えば、特許文献1には、寸法が異なる多くの種類の物品に適切に対応し、移載対象の物品である対象物品の上面を吸着して対象物品を吊り下げて移載先に移動させる物品移載装置の技術思想が開示されている。
このような移載方法は広く利用されており、特に、特許文献1の方法によれば、少なくとも1つの吸着パッドを有する吸着ブロックを複数備えると共に、水平方向に沿って吸着ブロックの少なくとも1つが移動可能に構成された吸着ユニットと、対象物品の少なくとも上面の大きさに応じて吸着ブロックを移動させる制御装置とを備えることにより、適切な対象部品の移載が可能になるとされる。
しかしながら、吸着パッドによる方式であると、さまざまな工夫を施したとしても、物品の形状、重量、表面状態などによって、移載が困難となる場合もあり、確実な移載ができる方法が望まれていた。
そこで、吸着によらない方法として、略水平に延伸する複数のフォーク(上面に物品を載置できる棒状の部材)の上に載置する方法が考案された。フォークの上に物品を載置して移送することにより、先に述べた、物品の形状、重量、表面状態などによる移載の不具合の解消が期待できる。
但し、その場合においても、物品の寸法に応じて確実に物品を載置できるフォークの構造、ローラーコンベヤなどのコンベヤからフォークへの物品の移載手段、フォークから仮置棚などへの移載方法など、検討すべき問題点が多い。
特開2013−169640号公報
本発明はこうした従来技術上の問題点を解決することを企図したものであり、サイズや重量が異なる物品をコンベヤ・仮置棚などから仮置棚・かご車(台車)などに、効率よく、確実に、かつ安全に移載することができる物品移載装置を提供することを課題とする。
また、そのような物品移載装置を用いて、コンベヤから仮置棚に一旦仮置きし、その後、積み付けロジックに従って、仮置棚からかご車に隙間なく積みつけられる物品移載システムを提供することも課題である。
かかる課題を解決するため、本発明の第1の態様に係る物品移載装置は、
コンベヤから移送された物品を上面に載置しうる、略水平方向に延伸する、中央部の固定フォークと両側の可動フォークとからなるフォーク群と、
前記フォーク群を保持するロボットハンドと、
前記フォーク群と前記ロボットハンドとの間に設けられるフォーク間隔調整部と、
前記コンベアから略水平状態のまま前記物品を前記フォーク群の方向に押し出す第1のプッシャと、
前記ロボットハンドに、3次元の移動を可能とするマニピュレータと、
前記第1のプッシャ及び前記マニピュレータを制御する制御部と
を有することを特徴とする。
このようにすると、物品を載置するフォーク群のうち、中央部の固定フォークが、物品の略中央部の底面をしっかり保持することができる。
すなわち、物品がダンボール詰めの場合など、両端のみの保持であると、物品の中央の底部が内容物の重量により下がってしまい、最悪の場合は、底部が破損して内容物が落下するなどの恐れがある場合があるが、中央部にフォークを設けることによってそれらを防止することができ、安定した移載作業が可能となる。中央部の固定フォークは、いわば物品底部破損防止機構と言ってもよい。
さらに両端のフォークは、物品の両端の位置にせず、やや内側の位置、すなわち固定フォークと合わせて物品の底面に掛かる力が分散される位置にすることで、物品の底部の変形や破損を防止している。
また、物品の寸法に応じて、両側の、少なくとも2本の可動フォークの相互の間隔を調整可能としたから、コンベヤからプッシャによって押し出された物品は、押し出される物品の直下に略面一に予め位置していて、大きな物品の場合は間隔を広げた可動フォークの上に、また、小さな物品の場合は間隔を狭められた可動フォークの上に載置されることにより、物品の確実な移載が可能となる。
更に、このような構造であると、フォーク群をコンベヤ側に差し込む必要がなく、第1のプッシャによって押し出すだけであるので、コンベヤ側も単純な構造のままで追加の機構を必要とせず、経済的にシステムを構成することができる。
なお、それらの制御は、物品を搬送してくるコンベヤへの搭載時の情報や、物品のフォーク群への移載の直前に、物品のサイズ、位置、向き、重量などを検知する検知手段からの情報に基づき、制御部によって、予め定めたプログラムを用いて、実行される。
また、フォーク群を構成するフォークの本数は3本が好適であるが、取り扱う物品などの条件によっては、それよりも多くてもよく、中央部の固定フォークが、中央部近傍の2本以上のフォークであってもよい。
ここで、中央部の固定フォークは、フォーク間隔調整部による間隔調整を行わず、固定位置であることが好適であるが、状況によっては少々の間隔調整に応じることもあり得る。
また、本発明の第2の態様に係る物品移載装置は、第1の態様の物品移載装置において、
前記フォーク群の各フォークの延伸方向の断面形状が、先端部を除き略平行であることを特徴とする。
このようにすると、後述するかご車などへの物品の移載の際に、物品の傾きを少なくすることができ、効率的な積み付けが可能となる。
あるいは、本発明の第3の態様に係る物品移載装置は、第1の態様の物品移載装置において、前記フォーク群の各フォークの延伸方向の断面形状が、先端部が薄く、後端部が厚いことを特徴とする。
このようにすると、物品の重量が重い場合に、フォークの重量の増加を抑えてフォークの強度を確保することができる。
なお、上方から見たフォークの平面形状は、略細長の長方形が好適であるが、先端が尖った細長の三角形であってもよい。対象とする物品の形状によっては移載動作が良好に行える、あるいはフォークの材料費が低廉になるなどの効果がある場合もあり得る。
また、本発明の第4の態様に係る物品移載装置は、第1の態様の物品移載装置において、
前記フォーク群のうち、少なくとも可動フォークの上面に溝部を有することを特徴とする。
この溝部は、フォーク群の上に物品を移載する、あるいは積み下ろす際に、摩擦抵抗を減ずることに有効であり、更に、後述する第2のプッシャの下部に設けたローラのガイド用に用いることができる。
また、本発明の第5の態様に係る物品移載装置は、第1の態様の物品移載装置において、
前記フォーク群の先端側に、前記物品の端部を揃えることを特徴とする。
このような動作についても先の態様と同様に、制御部がその制御を行う。このようにすると、その後の移載あるいは積み下ろし動作などにおいて、先端が揃えられている方が、動作時間の短縮などの効果が得られる。但し、システム設計の事情によっては、前記フォーク群の後端側の予め定めた位置に物品の端部を揃えるようにした方が効率がよくなる場合もあり得る。
また、本発明の第6の態様に係る物品移載装置は、第1の態様の物品移載装置において、
前記ロボットアームから前記コンベヤ方向に略水平方向に延伸できる第2のプッシャと、
前記第2のプッシャの先端部に設けられた吸着パッドと
を有することを特徴とする。
ここで、第2のプッシャ及び吸着パッドは、先に述べたように、可動フォークの上部の溝部によってガイドされ、可動フォーク上を前後に移動するようになっており、更に、可動フォークのフォーク間隔調整に伴って、可動フォークと一体となって幅方向に移動するようになっていることが好適である。
なお、第1のプッシャによって物品がフォークの上に移載される際に、第2のプッシャが、第1のプッシャと連動して物品を両側から把持するようにし、更に、第2のプッシャに設けられた吸着パッドが物品を吸着して保持状態を支援することができるため、より確実で、安定した姿勢での移載が可能となる。
また、制御部が予め物品の寸法を把握している場合には、吸着パッドを含む第2のプッシャを、物品がコンベヤから移載される際に、物品の移載時の後端がフォークの先端の位置に一致するような位置に待機させておいてもよい。このようにすれば、第2のプッシャの動作が簡略化できる。
ここで、吸着パッドは、空気排気による略真空状態を生成し、それによって強い吸着力を有するようにすることが好適であり、そのようにすることで、物品の移載時に、物品を固定することで、落下や位置ずれを防止し、物品の移載位置の精度を高めることが可能となる。
なお、このような動作についても先の態様と同様に、制御部がその制御を行う。
また、本発明の第7の態様に係る物品移載装置は、第1の態様の物品移載装置において、
更に、前記フォーク群の上に載置された物品を保管する仮置棚と
を有することを特徴とする。
ここで、仮置棚は、次工程(トラック積み込みなど)に物品を搬送するかご車(台車)などに積み込むために、物品を一時保管するためのものである。
このようにすると、仮置棚に保管した物品を、後述の積載ロジックを用いて無駄な空間を少なくして、かつ、後処理に便利なように順序立てて(順立)、搬送用のかご車(台車)に積み込むことができ、全体としての処理効率を高めることができる。
すなわち、積載ロジックで、カゴ車へ効率の良い積み付け方を計算した結果、積み付ける順番が決まるので、一旦積み付ける物品を仮置棚に一時保管し、計算した結果で取り出し、積み付けることで、効率よく積み付けが可能になる
なお、上流に設けられた順立制御が行えるケース自動倉庫など、例えばマルチシャトル(登録商標)システムを併用することで、仮置棚をなくすことも可能である。
すなわち、仮置棚は一時保管用としたが、それに限定せず、そのものを搬送用の台車として用いるようにしてもよい。
なお、先に述べた仮置棚の下に背の低い台車式のロボットを潜り込ませてこの仮置棚を棚ごと担いで所望する場所に移動可能としてもよい。こうすれば、ロボットや仮置棚などシステムの配置を自在にすることができ、狭い場所でも有効に設置が可能である。また、仮置棚から次のカゴ車に移載する場合に積み付けの順位をロボットハンドの移動距離及び時間を浪費することなく最小の範囲で移動可能となり、よりスループットの改善に有効である。
また、本発明の第8の態様に係る物品移載装置は、第7の態様の物品移載装置において、
更に、前記仮置棚に上方に立ち上がる仕切板と、
前記仕切板の間に形成されるフォーク挿入溝と、
前記仕切板の上端部で形成される物品載置面と
を有することを特徴とする。
このようにすると、物品を仮置棚の物品載置面に移載する際に、物品をフォーク群に載置した状態で、物品の底面が物品載置面よりも上になるようにして仮置棚に進入させることができ、その後、フォーク群を僅かに下方に移動することで、物品の仮置棚への移載が完了し、その後、物品が載置されていない状態のフォーク群を抜去すればよく、確実で、かつ、物品を損傷することがない優しい移載が実現できる。
なお、フォーク挿入溝は、くし歯状の溝であって、仮置棚に複数の段があればそのうちの必要な段に設ければよく、また、フォーク群の間隔に合わせて適宜設ければよく、その断面形状(深さ、幅など)も、取り扱う物品なども考慮の上、適宜定めればよい。
また、本発明の第9の態様に係る物品移載装置は、第1の態様の物品移載装置において、
更に、前記フォーク群に載置された物品を受け取り、その向き(姿勢)を変更する物品姿勢変更部と
を有することを特徴とする。
ここで、物品姿勢変更部は、後述の積載ロジックなどによる積み付けの計算結果が、元の方向のまま積むよりも向きを変えて積み付けた方が効率がよくなる場合は、向きを変えることを1つの目的とする。
なお、物品姿勢変更部は、物品を保管する仮置棚とかご車との間に設けられ、仮置棚からかご車に移載する際に、仮置棚からフォーク群に移載された物品を載置し、姿勢(向き)を変更した後、再度、物品姿勢変更部からフォーク群に載置して、かご車へと移送するように構成することが好適であるが、これに限定せず、物品が搬送されてきたコンベヤと仮置棚との間に設けるなどしてもよい。
また、物品姿勢変更部は、物品を上面に載置し、モータなどの駆動機構により略水平方向に回転し、物品の向き(姿勢)を変更するようにした回転台(ターンテーブル)が好適であるが、このような機構に限定せず、物品を載置または把持して姿勢(向き)を変更できるものであれば、例えばロボットハンドなど、どのようなものであってもよい。
なお、回転台の場合、物品を載置する上面は、回転台から屹立する複数の格子状小柱の先端部をもって構成されることが好適である。これは、ターンテーブルへの、またはターンテーブルからの物品の移載の際のフォーク群の差し込み位置を確保するためである。
このようにすると、物品をかご車(台車)に移載する際に、1つの目的である効率のよい積み付けが可能になる、あるいは、物品をかご車に搭載した際に、その他の目的である物品に貼付あるいは記入された情報を、同一側に揃えることも可能となり、後処理の際に極めて有効である。
なお、これらの制御も、コンベヤ搭載時の情報や、検知された情報に基づき、先に述べた制御部によって実行される。
また、本発明の第10の態様に係る物品移載装置は、第1の態様の物品移載装置において、
物品ずれ防止機構と
を有することを特徴とする。
物品ずれ防止機構は、例えば、フォーク群に載置された物品を移送する際に、マニピュレータによってフォーク群の上で物品の載置される平面を傾斜させるようなプログラムである。
具体的には、本発明の第11の態様として、フォーク群の上で物品の載置される平面を物品載置面とすると、物品載置面が回転運動あるいは直線運動する際に、加速度(慣性力)によって載置された物品がずれることを防止する方向に傾斜させたり、遠心力によるずれや落下を防止するために物品載置面をフォーク群の先端側が高くフォーク群の根元側が低くなるように傾斜させたりする。
あるいは、物品ずれ防止機構は、例えば、フォーク群の移動時に、その加加速度(躍度)を略一定にするようなプログラムであり、このようにすると、移送中の物品の姿勢が安定する。
あるいは、これまでに述べた物品載置面の傾斜と定加加速度とを、適宜、組合せて用いてもよい。
このようにすると、コンベヤから仮置棚、あるいは仮置棚からかご車などの移載の際に、より高速でしかもより安定して物品を移送することができるため、作業の効率化が実現できる。
また、本発明の第12の態様に係る物品移載システムは、
第1の態様の物品移載装置と、
前記物品移載装置からの物品の移載を受けるかご車と
を有することを特徴とする。
このようにすると、第1の態様の物品移載装置の利点を享受した上で、かご車への移載を効率的に行わせることができる。
本発明の第13の態様に係る物品移載システムは、第12の態様の物品移載システムにおいて、前記仮置棚から前記かご車に前記物品を効率よく搭載する積載ロジックを有することを特徴とする。
ここで積載ロジックとは、例えば、本出願と同一の出願人による国際公開公報 WO2017/061632号に記載されたような物品個別識別情報と「空きスペースマップ」とを利用するロジックの応用が好適であるが、このロジックに限定されず、公知の効率よく物品を積みつける方法であればよい。
更には、これまでに収集された物品の寸法、重量などのデータに基づき、AI(人工知能)技術を活用して最適な積載ロジックを求めてもよく、引き続きデータ収集を行うことによって、その制度の向上も期待できる。
なお、AIに用いる技術としては、ベイズ統計学ではナイブベイズ法、ベイズ推定法、ベイジアンネットワーク法、カルマンフィルター法、階層ベイズ法などがあり、機械学習としては、テキストマイニング法、アソシエーション分析法、協調フィルタリング法、評価関数法、K平均法、サポートベクターマシン法、決定木法、異常検知法などを用いて学習させるものであり、深層学習(ディープラーニング)としては、文字認識、画像認識などを用いて学習させるものとする。
このようにすると、ロボットハンドに結合された間隔調整可能な可動フォークと、保管段と、必要に応じて物品姿勢変更部とを有する物品移載装置と、積載ロジックとにより、極めて効率的なかご車への積み付けが行われる。
本発明の第14の態様に係る物品移載システムは、第12の態様の物品移載システムにおいて、前記フォーク群の上に載置した物品を前記かご車を含む被移載部の床面または前記かご車を含む被移載部に既に搭載された物品の直近の上方に移送し、前記吸着パッドによって保持しながら前記フォーク群を後退させることによって、前記物品を前記かご車を含む被移載部内に移載することを特徴とする。
このようにすると、吸着パッドによって所定の移載位置まで物品を吸着して保持した状態でフォーク群を後退させるから、物品が略垂直の状態でかご車内に移載されることになるため、かご車壁面との隙間、あるいは物品同士の隙間を少なくすることができ、積み付けの効率が向上する。
また、移載時には吸着を解除して緩やかに物品の落下を行わせることができるので、物品に与える衝撃が少なく、安全な移載が可能となる。
なお、吸着パッドについて、垂直方向に移動可能な機構とすることもでき、そのようにすれば移載完了時まで吸着保持を続けられるので、更に安全な移載が可能となる。
また、移載時には、吸着パッドによって物品を保持したまま、フォーク群を後退させるから、相対的に吸着パッドは前進することになり、このようにすると、移載時の物品の前後左右の位置精度の向上が可能となる。
すなわち、吸着を行わない単なるパッドであると、特に高速で移載動作を行う際には、物品の位置が斜めになったり、あるいは所定の位置より奥まで押し出しすぎたりという不具合が発生する恐れがある。
そこで、本発明のように、移載完了の直前まで吸着動作を行っていることで、高速の移載動作でも、精度よく移載作業を行うことができ、安全正確に処理速度の向上が図れる。
なお、上記態様の中で、かご車を含む被移載部としたのは、かご車に限らず、それ以外の移載を受ける機器、例えば仮置棚、コンベヤ、コンテナなどの場合にも同様の技術思想が応用可能であることを示したものである。
本発明の第15の態様に係る物品移載システムは、第12の態様の物品移載システムにおいて、前記かご車の開放面に設けた荷崩れ防止部と
を有することを特徴とする。
ここで、荷崩れ防止部とは、かご車の壁部のうち、開放されている壁部(通常は物品の移載を行うために開放されている面)について、既に積み込みがなされた部分を遮蔽するスライド可能な扉が好適であるが、それに限定されず、既に積み込まれた物品の荷崩れを防止あるいは押し戻しできる手段であればどのようなものであってもよい。
このようにすると、物品の荷崩れによる物品の落下、破損、散乱などのトラブルを未然に防止することができ、安定したシステムの稼働に資する。
なお、荷崩れ防止の制御に関しても、AI(人工知能)技術を活用して荷崩れの発生を事前に予測して、適切な制御を最適な積載ロジックを求めてもよく、引き続きデータ収集を行うことによって、その制度の向上も期待できる。
ここで、AIに用いる技術としては、ベイズ統計学ではナイブベイズ法、ベイズ推定法、ベイジアンネットワーク法、カルマンフィルター法、階層ベイズ法などがあり、機械学習としては、テキストマイニング法、アソシエーション分析法、協調フィルタリング法、評価関数法、K平均法、サポートベクターマシン法、決定木法、異常検知法などを用いて学習させるものであり、深層学習(ディープラーニング)としては、文字認識、画像認識などを用いて学習させるものとする。
本発明によれば、相互の間隔を調整可能な、物品を載置し移送する略水平方向に延伸する複数のフォークを用いることにより、サイズや重量が異なる物品をコンベヤ・仮置棚などから仮置棚・かご車(台車)などに、効率よく、確実に、かつ安全に移載することができる物品移載装置を提供することができた。
更に、コンベヤから仮置棚に一旦仮置きし、その後、積み付けロジックにしたがって保管棚からかご車に、効率よく積みつけられる物品移載システムをも提供することができた。
本発明の一実施形態の物品移載装置及び物品移載システムの斜視図である。 本発明の一実施形態の物品移載装置の一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の物品移載装置の一部を示す断面図である。 本発明の一実施形態の物品移載装置の仮置棚の正面図である。 本発明の一実施形態の物品移載装置の物品姿勢変更部の斜視図である。 本発明の一実施形態の物品移載システムのかご車の斜視図である。 本発明の一実施形態の物品移載システムの荷崩れ防止扉の斜視図である。 本発明の一実施形態の物品移載装置の動作の説明図である。 本発明の一実施形態の物品移載装置の動作の説明図である。 本発明の一実施形態の物品移載装置のロボットハンドの動作の説明図である。 本発明の一実施形態の物品移載システムの積載ロジックの説明図である。 本発明の一実施形態の物品移載システムの移載方法の説明図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下では本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
図1は本発明の一実施形態の物品移載装置及び物品移載システムの斜視図であり、本発明の範囲外のローラコンベヤ90によって搬送されてくる物品G(特に段ボールなどに梱包された物品が主であるがそれに限定されない。)を、マニュピレータ10のアームの先端のロボットハンド11に取り付けられた3本のフォークからなるフォーク群20に移載し、それを仮置棚60に仮置きする物品移載装置1を示しており、更に、この物品移載装置1と、仮置棚60からの物品Gを積載するかご車110とを含む物品移載システムも示している。
ここで、物品Gは、ローラコンベヤ90の上を、図中の矢印の方から搬送されてくる。その物品は、自動倉庫から自動的に供給されるもの、あるいは、人手やロボットなどにより、ローラコンベヤ90に載置されて供給されるものなどが含まれる。
ローラコンベヤ90の搬送途中には、ローラコンベヤ90の下方に物品Gの重量を測定する重量計91が設けられている。これは、ローラコンベヤ90の一部分を独立させ、そのコンベヤの下方にロードセルを設けて重量を測定するなど、公知の技術を用いればよい。
また、同様に、ローラコンベヤ90での搬送中に、物品Gの寸法を測定する才数計92が設けられている。これは、上方からレーザー光を照射して物品の縦・横・高さの寸法を測定するものが好適であるが、それに限定せず公知の技術を用いればよい。
更に、ローラコンベヤ90の進行方向には、ローラが斜めに取り付けられているスキュードローラコンベヤ93が設けられており、物品Gを搬送方向のどちらかに幅寄せすることができる。本実施例では、ローラコンベヤ90の進行方向に対して、後述する第1のプッシャ30側に寄せるようになっている。
なお、幅寄せは、全体システムの構成によっては、ローラコンベヤ90の進行方向に対して、後述する第1のプッシャ30側と反対の方向でもよく、幅寄せ機構もスキュードローラコンベヤ93に限定せず、バネ性のあるレバーによって行う方法などであってもよい。
ローラコンベヤ90の終端部分には、ステーションコンベヤ94が設けられており、この部分において、物品Gが移載のために適切な位置に停止される。なお、ステーションコンベヤ94は、物品の移載が容易なように、コンベヤ進行方向の両側のガイド壁は設けていない。
ステーションコンベヤ94の進行方向に対して一方の側に第1のプッシャ30が設けられる。
また、他方の側には、第1のプッシャ30によって押し出された物品Gを受け取るようにマニピュレータ10によって配置されることができる3本のフォークからなるフォーク群20を位置させることができるようになっている。なお、フォーク群20はステーションコンベヤ94内に延伸させる必要はなく、ステーションコンベヤ94の外側直近に位置させればよい。
第1のプッシャ30は、待機時にはステーションコンベヤ94外に位置しており、ステーションコンベヤ94の進行方向に平行に延伸する押し板31と、押し板31をステーションコンベヤ94を横断して直進させることができる、エアシリンダなどからなる押圧部32とを有している。なお、押圧部32はエアシリンダに限定せず、直進運動が可能なものであれば電動シリンダなど公知の技術を用いればよい。
また、ロボットハンド11には、第1のプッシャ30と対向する位置に、第2のプッシャ50が設けられている。第2のプッシャ50については後に詳述する。
図2は本発明の一実施形態の物品移載装置のフォーク群20及び第2のプッシャ50を示す斜視図である。この部分は、ロボットハンド11の前面に設けられており、略同一水平面上を略同一方向(図中Y方向)に延伸する固定フォーク21、可動フォーク22(両側はほぼ同一構造であるので、以下、同一符号で説明する)と、可動フォーク22の上面に設けられた溝部23と、第2のプッシャ50とを有している。
更に、第2のプッシャ50を保持するリニアガイド51の可動部と、リニアガイド51の可動部に固定されY方向に延伸するラック511と、ラック511と噛み合うピニオン512と、2個のピニオン512を図中X方向にスライド可能に保持する水平軸513と、水平軸513を両端でロボットハンド11本体に支持するピロー514とを有している。
更にまた、リニアガイド51の固定部を支持する支持台515と、支持台515に固定されX方向に延伸する2本のラック516と、両方のラック516と噛み合うピニオン517と、ピニオン517を回転可能に保持する垂直軸518とを有している。
ここで、第2のプッシャ50には、そのY方向先端部に、上下2個の吸着パッド51U、51Dとその間にプッシャヘッド52が設けられており、吸着パッド51U、51Dは先端部がゴム製のカップ状になっており、物品に押し当てられることによって気密が維持され、かつ、図示しない配管が接続され、空気の吸引吐出が可能なようになっている。
更に、第2のプッシャ50には、そのX方向側面下部に車輪53が設けられている。図3は本発明の一実施形態の物品移載装置の車輪53と可動フォーク22とを示すフォーク延伸方向(Y方向)に垂直な断面図であり、車輪53は、その両側を可動フォーク22の上面に設けられたX方向の2本の溝部23にはまるようにガイドされて、X方向に回転移動可能なようになっており、これにより、第2のプッシャ50は、可動フォーク22の上をY方向に前進後退が可能となっている。なお、溝部23は2本としたが、1本の溝で車輪53も両側に分離していなくてもよい。
なお、可動フォーク22の材質は、上部溝を有する上部221を鉄材で、それ以外の本体部分222をアルミ材で形成することが、機能的に及びコスト的に好適であるが、それに限定するものではない。
固定フォーク21はロボットハンド11の本体に固定されており、その位置は変わらない。一方、2本の可動フォーク22は、図示しない駆動源によりピニオン517を回転させることによってラック516をX方向に平行移動させることで、その間隔を狭めたり、拡げたりすることができる。この部分を総称してフォーク間隔調整部25と呼ぶ。
更に、第2のプッシャ50も、可動フォーク22と一体となって、同様の平行移動が可能となる。
これらの平行移動のため、ラック511が水平軸513をスライドしながら移動できるよう、水平軸513はボールスプライン構造となっている。
なお、これらのX方向、Y方向の直線移動機構は、これまでの説明に限定されず、周知の直線移動機構を用いることができる。
また、フォーク群20の鉛直断面の形状は、先端のみがやや尖っているが、それ以外は上面と下面が略平行、すなわち等間隔であり、このことが、後述するかご車110などへの移載の際には好ましい。
なお、このフォーク群20の鉛直断面形状は、重量物を扱うシステムの場合には、上下面は平行ではなく、保持される根元の側が太く、先端に行くほど細くなるくさび型である方が強度的に好ましい場合もある。
フォーク群20の長さは、後述する仮置棚、かご車などの奥行に対して十分奥まで物品を移載できる寸法であることが望ましい。
フォーク群20及び第2のプッシャ50を保持しているロボットハンド11は、マニピュレータ10のアーム部に取り付けられ、多関節のマニピュレータ10によって3次元で6軸に移動回転自在に保持される。
制御部80は、マニピュレータ10及びマニピュレータ10に連結されているフォーク群20、第2のプッシャ50などの動作を制御する。更に、マニピュレータ11とは連結されない第1のプッシャ30の動作についても制御する。
更に、制御部80は、搬送されてくる物品の重量を測定する重量計、物品の寸法を測定する才数計などからの情報を取り込むこともでき、また、物品が自動倉庫から物品が供給される場合にはそれらの情報も、WMS(倉庫管理システム)などの物流全体の管理要素からの情報も取り込むことができる。
制御部80は、CPU、記憶部、入出力部、表示部などのハードウエア構成からなる、パソコン、サーバなどが好適であるが、これらの構成要素を他の制御装置と共用したり、あるいは、クラウドコンピューティングのように遠隔に分散して配置してもよい。
図4は本発明の一実施形態の物品移載装置の仮置棚60の正面図である。仮置棚60はステーションコンベヤ94からフォーク群20に移載された物品を一時的に保持し、その後の工程(例えば、かご車110への移載など)に供するためのものである。この図に示す仮置棚60は6段で、各段が中央部の仕切によって左右に2分割されている。但し、これらの数には限定されず、適宜、使用目的によって増減してもよい。
仮置棚60の枠体61は、L字状の山形鋼を組み合わせて形成したものであり、各段の鋼板よりなる棚板62が敷設されている。なお、このような構造に限定されるものではなく、物品を保持できるようになっていればどのような材質、形状であってもよい。
その各段の棚板62の上には、仮置棚60の奥行方向に延伸する、高さを有する仕切板63が多数設けられており、隣接する仕切板63の間隔は、フォーク群20の進入が可能なような間隔に設定されている。この間隔部分をフォーク挿入溝部64と呼ぶ。
また、フォーク挿入溝部64相互の間隔も、フォーク群20の相互の取りうる間隔に対応して定められている。
なお、仕切板63の上端部を連ねて仮想的に構成される平面は、物品Gが載置される面となるので、物品載置面65と呼ぶこととする。
仮置棚60の各段の最奥部には、物品Gを載置する際に、奥に落下するのを防止するために、フォーク群20の高さよりやや高い落下防止板66を設ける。
本実施形態においては、仮置棚60の各段には、左側11本、右側11本のフォーク挿入溝64が設けられており、それらのフォーク挿入溝64を用いて、左側に最大2個、右側に最大2個の物品Gが載置できるようになっている。
なお、フォーク挿入溝の数は、上記に限定されず、それより多くても少なくてもよく、仮置棚の寸法や運用方法によって定めればよい。同様に、仮置棚を左右に分割して各々2個ずつの物品を載置できるとしたが、仮置棚の分割や、各分割部に載置しうる物品の数にも限定はない。
図5は本発明の一実施形態の物品移載装置の物品姿勢変更部70の斜視図である。物品姿勢変更部70は、仮置棚60から次工程(かご車110など)に移送する際に、仮置棚60からフォーク群20に移載された物品を載置し、姿勢(向き)を変更した後、再度、物品姿勢変更部70からフォーク群20に載置して、かご車110へと移送するように構成することが好適であるが、これに限定せず、物品が搬送されてきたステーションコンベヤ94と、仮置棚60との間に設けるなどしてもよい。
物品姿勢変更部70は、平板状の略水平に置かれる固定台71と、固定台71の上方で、図示しない保持機構によって固定台71に水平方法(B方向)に回転自在に取り付けられる回転台(ターンテーブル)72と、回転台72の下部に取り付けられ回転を円滑に行わせるためのキャスター73と、回転台72の下方に設けられ回転台72を回転するための図示しないモータとを有する。
回転台72には、その周辺の4隅から屹立する4本の支柱74と、その中央部付近から屹立する縦4本、横4本、計16本の格子状小柱75とを有する。
支柱74と格子状小柱75の高さは等しく、フォーク群20の高さよりも大であるように構成される。それらの上端部を連ねて仮想的に構成される平面は、物品が載置される面となるので、物品載置面76と呼ぶこととする。
なお、格子状小柱75は、それらが整列する側(角度90度ごと)から、3本のフォーク群20を挿入できるように間隙を設けたものであり、格子状小柱75の数についてはこれに限定されるものではなく、フォーク群20を挿入できるように構成されればよい。
この物品姿勢変更部70は、次工程のかご車110に積載する際に、隙間を少なくして積載できるように、物品の姿勢を水平で90度回転させることができればよい。但し、物品の表面に貼付されたラベルなどを見やすい位置になるようにするなどの目的がある場合は、90度に限定せず、その倍数である180度、270度などの角度に回転してもよい。
また、回転台72の駆動機構はモータに限定されず、エアシリンダなどによって回転を可能とする機構であってもよい。
なお、物品姿勢変更部70については、回転機構を有さずに、フォーク群20を正面からだけでなく、側面から挿入できるように、マニピュレータ10を作動させてもよい。このようにすれば、回転機構なしでも90度の方向変換が可能となる。
更には、仮置棚60に、側面からフォーク群20を挿入できるように構成すれば、独立の回転台72による機構を用いずに、物品姿勢変更部70が実現できる。
また、回転台72を用いない回転機構であってもよい。例えば、別に設けたロボットハンドにより、仮置棚70に載置された状態、あるいは、フォーク群20に載置された状態の物品の方向を変換できるようにしてもよい。
更に、物品の姿勢としては、水平方向だけでなく、垂直方向の姿勢の変更であってもよい。これも別に設けたロボットハンドによって、仮置棚70の上の、あるいはフォーク群20の上の物品の垂直方向の向きを変更してもよい。このようにすれば、極端に横長の物品を縦長状態として、かご車110に効率よく積載することも可能となる。
図6は本発明の一実施形態の物品移載システム100に用いられるかご車110の斜視図である。かご車110は、かご台車、ロールボックスパレット、カーゴテナーなどとも呼ばれる運搬用の台車であり、底面111と、底面111の周囲を3方向に立ち上がる3面の格子状の枠部(パネル)112と、底面の下側に設けられるキャスター(車輪)113などとを有しており、1面のみが物品の積み込み、積み下ろしのために開放されている。
本発明の物品搭載システム100においては、仮置棚60からの物品を積み込むためのかご車110の所定の位置があり、その位置は、床面に設けられた一対のレール120によって規定されている。
レール120は、それぞれ、キャスター113の位置を規制する凹状の溝を有して長手方向に延伸しており、その一端は凹状溝が拡がって、キャスター113を誘導しやすくなっている。
また、レール120の他の端部には、停止位置を規制するストッパ(図示せず)が設けられ、更に、ストッパ近傍には、かご車110の転倒を防止するロック機構(図示せず)が設けられている。これらの機構は、周知のものを用いればよい。
ここで、かご車110への物品の移載の途中で、移載中または移載中の物品が荷崩れする恐れがないとは言えない。そのような事態に対応する方策があればより好ましい。
図7は、本発明の一実施形態の物品移載システムに用いられるかご車の荷崩れ防止扉の斜視図である。図に示すように、かご車110の前面(開放面)の一部分、例えば、下方約2分の1の高さ部分に、図示しない駆動機構のよってスライド式に両開きできる荷崩れ防止扉114を設ける。なお、必要に応じて、荷崩れ防止扉114に図示しないセンサーを設けて、荷崩れの発生を係員に知らせるようにしてもよい。
なお、荷崩れ防止扉114は、1段のみでなく、積載する高さに応じて2段、3段と荷崩れ防止扉を閉じるようにしてもよい。更に精緻な制御が可能となる。
また、荷崩れ防止の機能を実現できるものであれば、扉でなく、バー状のものや、シャッター状のものを上昇させるなどの手段でもよく、これらを総称して荷崩れ防止部とする。
次に、これまでに説明した本発明の一実施形態の物品移載装置及び物品移載システムの作用について説明する。
図8及び図9は本発明の一実施形態の物品移載装置の動作の説明図であり、図8は大きめの物品G、図9は小さめの物品gの移載について説明する。配送などの目的で処理される物品が、ローラコンベヤ90の上を運搬されてくる。これらの物品は、自動倉庫、仕分装置、投入装置などから供給される。
物品の形状、寸法、重量などの情報が、供給時点で把握できており、物品の移送に伴って伝達される場合を除き、それらの情報が、ローラコンベヤ90の周辺に設けられた、重量計91、才数計92などによって測定される。これらより、制御部80は、移載されるべき物品についてのこれらの情報を記憶しておくことができる。
その後、物品G(g)は、進行方向に対して傾きを有するスキューコンベヤ93の部分を通過し、これによって、物品G(g)が第1のプッシャ30の側へと整位される。
その後、ステーションコンベヤ94に移送された物品G(g)は、図に示すように、物品の寸法によらずに定位置(物品の進行方向先端がステーションコンベヤ94の終端近傍に来た位置)まで搬送され、停止する。
一方、ステーションコンベヤ94の進行方向に対して第1のプッシャ30と対向する側には、フォーク群20(固定フォーク21、2本の可動フォーク22)の先端がステーションコンベヤ94の側部に近接するように、かつ、固定フォーク21の位置が物品G(g)中央になるように制御部80によって位置決めされる。
なお、上記の物品G(g)の停止位置は、物品の搬送方向寸法などの情報から第1のプッシャ30と物品とが均等に割り付けられる位置にステーションコンベヤ94を停止するように、制御部80が制御してもよい。第1のプッシャ30の動作が安定する場合もあり得る。なお、この停止位置は、状況によってはこれらの例によらず、前後させる方がより効果がある場合もあり得る。
なお、フォーク群20は、ステーションコンベヤ94の領域に乗り入れる必要はないため、その機構及び制御は、簡略にすることができる。
ここで、2本の可動フォーク22の間隔については、移載すべき物品G(g)の幅寸法に応じて適切となるように、制御部80によってフォーク間隔調整部25を作動させて、移載される物品の幅方向(ステーションコンベヤの進行方向長さ)よりやや小さめで、両側の可動フォーク22が物品の幅より外に出ないように設定される。更に、固定フォーク21が、破損の可能性がある物品の底部中央部をしっかり保持する。このようにすることで、物品を安全に保持することが可能となる。
なお、可動フォーク22の間隔は、物品の状況によっては、それよりも大、あるいは小の間隔が適切な場合もあり得る。
次に、フォーク群20の側の第2のプッシャ50に設けられた吸着パッド51が、制御部80によって、フォーク群20の先端から物品G(g)の略奥行寸法(図8ではD、図9ではd)を減じた位置まで進められる。これは移載後に物品がフォーク群20の先端基準で揃えられるために有効であり、これにより、以降の工程が効率的に進められる。
次に、ステーションコンベヤ94の進行方向に関して、フォーク群20と反対側に設けられた第1のプッシャ30が、ステーションコンベヤ94の上の物品G(g)をフォーク群20の側へ押し出す。
物品の押し出し進行方向先端側が吸着パッド51に到達すると、制御部80によって、第1のプッシャ30の押圧が解除され、かつ、第1のプッシャ30が当初位置に戻される。また、吸着パッド51は、内部の空気が排気され、真空状態となり、フォーク群20の上の物品の保持を支援する。
これで物品G(g)がフォーク群20の上に移載されたことになり、また、ステーションコンベヤ94は次の物品を受け入れることが可能となる。
なお、次工程の状況によってはこれとは異なる基準で物品を揃えることも有効な場合もあり得る。また、吸着パッド51は、可動フォーク22の上で待機するようにしたが、それとは違って、更に前方に進出して、第1のプッシャ30との間に物品を挟み込むようにして、物品をフォーク群20へと移載するようにしてもよい。これによれば、より確実な移載が実現できる可能性もあり得る。
フォーク群20は、物品を載置した状態で、マニピュレータ10の動作により、ロボットハンド11の先端で略水平状態に維持されたまま、仮置棚60の方向へ移動され、フォーク群20の延伸方向が仮置棚60の前面と垂直となる状態で停止する。
図10は本発明の一実施形態の物品移載装置のロボットハンドの動作の説明図である。この図は動作を模式的に表したものであって、(a)は物品を載置したフォーク群20が水平状態で、A方向に回転あるいは直線運動をしている状態を示し、(b)は、回転の初めの部分(S部分)ではフォーク群20の進行方向後端部が水平より高くなっており、回転の中間部分(M部分)では水平状態に戻り、回転の終わりの部分(E部分)ではフォーク群20の進行方向先端部が水平より高くなっているようにしたものである。(c)は、回転の全域にわたりフォーク群20の回転外周側が高くなっているようにしたものである。
図中(a)に示す水平状態を保ったままでは、ロボットハンド11に回転軸を有しなくてもよいことから、機構及び制御が簡便になる利点があるが、高速で物品を移送しようとすると、物品の位置ずれや、最悪の場合、落下などの恐れもある。
ここで、図中(b)のように、加速時及び減速時に加速度(慣性力)を生じる側を高くして、その影響を抑えるようにすれば、急加速、急減速を可能とした高速の物品移送が実現できる。
また、同様に、図中(c)のようにすると、円運動の遠心力による外周方向への物品の移動が抑えられ、安定した高速移送が可能となる。
具体的には、図中(b)及び(c)の傾斜を単独で、あるいは組み合わせて適用することでより効果的に移送を行うことができる。
フォーク群20に載置されて仮置棚60の近傍に到着した物品は仮置棚60に移載される。ここでは、フォーク群20の位置は、仮置棚60の予め定められた物品を載置すべき段及び間口の、フォーク挿入溝部64にフォーク群20が挿入できる位置が制御される。
フォーク群20の高さは、物品の底面がフォーク挿入溝部64を構成する仕切板63の上面で構成される物品載置面65よりごく僅かに高い位置となるように制御される。
なお、物品を載置すべき段及び間口は、この工程及び次工程、更に前後に移送されてくる物品などを勘案して空きスペースの中から選択される。
次に、フォーク群20がフォーク挿入溝部64に挿入され、物品のフォーク群20の後端部側が、仮置棚60の前面と略同一位置あるいはそれより内側まで到達すると、一旦フォーク群20を垂直下方に移動させ、物品を仕切板63で保持させるようにしてから、フォーク20群を抜去する。
物品は、フォーク群20の下方移動時には、物品載置面65とのごく僅かな空隙をフォーク群20とともに下方に移動して、物品載置面65に載置されるが、衝撃はなく、安全に仮置棚60への移載が完了する。
なお、次工程を考慮すると、物品が仮置棚60の前面側に揃えられていることが好ましいが、奥行の短いものを同一間口の奥と手前に載置するなど、前面側に揃えない載置位置であってもよい場合もあり得る。
次に、一群の、同一かご車110に移載されるべき物品が仮置棚60に載置され終わると、引き続き、仮置棚60からかご車110への移載を行う。なお、この移送の際にも、先に示したロボットハンド11によるフォーク群20の傾きの制御を適用してもよい。
ここでは、制御部80が、内蔵する、あるいは外部にある積載ロジックのプログラムを利用して、物品の積み付け順を決定し、それに従って、移載動作を行わせる。
図11は本発明の一実施形態の物品移載システムの積載ロジックの説明図であり、(a)がかご車110の積載面側から見た立面図、(b)がかご車110の上方から見た平面図である。ここで、物品Aから物品Fが、積載ロジックに従って、隙間を小さくするように積載される。
図12は本発明の一実施形態の物品移載システムの移載方法の説明図であり、かご車110を側面から見た断面図である。ここでは、物品Gを載置したフォーク群20を所定の場所(前後・左右・手前側奥側など)に近づける。図においては、最初に移載される物品であり、かご車110の底面111に移載されるが、既に物品が置かれており、その上あるいはその手前に載置する場合にも同様な制御が可能である。
まず、移載すべき物品Gを、吸着パッド51に吸着された状態のまま、かご車110の奥行方向に関しては奥の枠部112(あるいは既にある物品の側面)との隙間を極小とする位置、高さ方向では底面111(あるいは既にある物品の上面)とフォーク群20の下面の間隙が極小となる位置に移送する。(図中(1))
その後、フォーク群20のみを抜去する。(図中(2))吸着パッド51は物品Gを保持したまま、前方に物品を押し出すか、あるいは、その場所にとどまる。
フォーク群20の抜去が完了したら、吸着パッド51の真空状態を解除する。すると、物品の保持状態が解除され、物品の自重により、下方に移動し、かご車110の底面111(あるいは既にある物品の上面)に移載される。
ここで、フォーク群20の高さ方向は、上下面が平行であるため、先端部が細く後端部が太い場合に比べて、物品底面とかご車110の底面111(あるいは既にある物品の上面)との間隔を小さくすることができるため、物品の下方への移動の衝撃も小さく、物品を安全に移載することができる。
なお、更に衝撃を少なくするために、吸着パッド51の下方への移動を可能とする構成としてもよい。そのようにすると、物品を吸着したまま、下方への移動が完了するため、衝撃をより少なくすることができる。
そして、順次、平面方向から垂直方向へと、なるべく隙間を少なく、物品が積載される。
次に、物品の姿勢変更動作について説明する。かご車110での積載効率を上げるため、あるいは、物品に付与されたラベルや識別符号を正面に向けるためなどの目的で、姿勢の変更を必要とすると制御部80によって判断された物品は、図5に示す物品姿勢変更部70に移送され、図中のA方向からフォーク群20が格子状小柱75の隙間へ挿入され、その後、フォーク群20が抜去されることで、仮置棚70と同様に、物品載置面76に載置される。
引き続き、制御部80によって、必要な回転角度(例えば右に90度)が指示されて、回転台72が所定角度回転して停止する。
次に、フォーク群20が同じくA方向から格子状小柱75の隙間に挿入され、かご車110へと移送される。
なお、回転角度は90度に限定せず、例えば、裏側にある物品の表示ラベルを表側に向ける場合などのように、180度、270度(マイナス90度)など、任意の角度で設定してもよい。
ここで、かご車110は、移載を受ける位置に設けられたレール120にキャスター113をガイドされるように人手あるいは自動運転にて運搬されてきており、移載位置では、人手あるいは自動でのロック機構を働かせて位置を固定することが好ましい。
物品のかご車110への移載が完了したら、ロックを解除して、レール120上を逆方向に移動させ、その後、人手によりあるいは自動で、所望の次工程へと運搬すればよい。
なお、かご車110における積載中の荷崩れ防止の動作につき説明する。図7に示すように、かご車110の前面(開放面)の一部分、例えば、下方約2分の1の高さ部分に設けた荷崩れ防止扉114を、その部分より上まで物品が積載されたら、図示しない駆動機構によってスライド式に荷崩れ防止扉114を閉じる。これにより、その下方部の物品の積載状態が崩れたとしても物品の落下、散乱、損傷などが防止できる。なお、必要に応じて、荷崩れ防止扉114に設けた物品検知センサーによって、荷崩れの発生を速やかに係員に知らせるようにしてもよい。
なお、これまでの説明で、移載を受けるものを、かご車110として説明したが、底面と底面から2方向のみに立ち上がる枠部を有する、いわゆるカートラックあるいは6輪台車と呼ばれるような台車、あるいは、枠を持たない底板と押し手のみの台車であってもよい。その場合でも、本発明の物品移載システム100により、使用目的に応じた効果が期待できる。
また、本発明では、フォーク群20によってステーションコンベヤ94から仮置棚60へと移載するようにしたが、仮置棚60に代えて、仮置き用のコンベヤを用いることも可能である。その際は、仮置コンベヤからの再移載の際に、コンベヤを正転または逆転させることで、かご車への積載順を実現することもできる。
また、本発明の一実施形態の物品移載装置では、第2のプッシャ50は、可動フォーク22と一体(同一位置)で、可動フォーク22の上の溝部23を第2のプッシャ50の車輪53が走行して前進後退を行えるようになっているが、これに限定されず。第2のプッシャ50が可動フォーク22と別体で異なる位置、例えば、フォークの間隔よりも広い間隔、または狭い間隔で設けるようにしてもよい。対象とする物品の状況によっては、より効率的な場合もあり得る。
また、本発明の一実施形態の物品移載装置では、固定フォーク21はロボットハンド11に固定されているとしたが、ロボットハンド11に対して、相対的に移動可能としてもよい。その場合、可動フォーク22もそれに応じて移動するようにしてもよい。このようにすると、仮置棚60やかご車110の設置場所によっては好都合な場合もあり得る。
また、本発明の一実施形態の物品移載装置では、マニピュレータ10を1台として説明したが、マニピュレータ10を2台設けてステーションコンベヤ90から仮置棚60への移送と、仮置棚60からかご車110への移送とを分担してもよい。例えば仮置棚60の前面と背面に配置することで、効率が飛躍的に向上することもあり得る。
また、これまでの全般の説明で、コンベヤをローラコンベヤを例に説明したが、ローラコンベヤ以外のベルトコンベヤやその他のコンベヤを適宜使用してもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。これらはすべて、本技術思想の一部である。
このように、本発明の物品移載装置及び物品移載システムにおいては、人手を介さずに、コンベヤからかご車への効率的な積み付けが実現できるから、産業上の高い利用可能性がある。
1 物品移載装置
10 マニピュレータ
11 ロボットハンド
20 フォーク群
21 固定フォーク
22 可動フォーク
23 溝部
25 フォーク間隔調整部
30 第1のプッシャ
50 第2のプッシャ
51 吸着パッド
53 車輪
60 仮置棚
70 物品姿勢変更部
80 制御部
90 ローラーコンベヤ
94 ステーションコンベヤ
100 物品移載システム
110 かご車
G、g 物品

Claims (15)

  1. コンベヤから移送された物品を上面に載置しうる、略水平方向に延伸する、中央部の固定フォークと両側の可動フォークとからなるフォーク群と、
    前記フォーク群を保持するロボットハンドと、
    前記フォーク群と前記ロボットハンドとの間に設けられ連続的に前記両側の可動フォーク間の間隔を調整できるフォーク間隔調整部と、
    前記コンベヤから略水平状態のまま前記物品を前記フォーク群の上面に押し出す第1のプッシャと、
    前記ロボットハンドを3次元の移動回転可能に保持するマニピュレータと、
    前記第1のプッシャ及び前記マニピュレータを制御する制御部と
    を有する物品移載装置。
  2. 前記フォーク群の各フォークの延伸方向の断面形状が、先端部を除き上面及び下面が略平行であることを特徴とする請求項1に記載の物品移載装置。
  3. 前記フォーク群の各フォークの延伸方向の断面形状が、先端部が薄く、後端部が厚いことを特徴とする請求項1に記載の物品移載装置。
  4. 前記フォーク群のうち、少なくとも可動フォークの上面に溝部を有することを特徴とする請求項1に記載の物品移載装置。
  5. 前記ロボットハンドから前記コンベヤ方向に略水平方向に延伸できる第2のプッシャと、
    前記第2のプッシャの先端部に設けられた吸着パッドと
    を有することを特徴とする請求項1に記載の物品移載装置。
  6. 前記物品が前記第1のプッシャによって前記フォーク群に押し出されるに、吸着パッドの先端と前記フォーク群の先端との距離が、前記物品の奥行寸法と略等しい位置にまで前記吸着パッドが進められることを特徴とする請求項5に記載の物品移載装置。
  7. 更に、
    前記フォーク群の上に載置された物品を保管する仮置棚と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の物品移載装置。
  8. 更に、
    前記仮置棚に上方に立ち上がる仕切板と、
    前記仕切板の間に形成されるフォーク挿入溝と、
    前記仕切板の上端部で形成される物品載置面と
    を有することを特徴とする請求項7に記載の物品移載装置。
  9. 更に、前記フォーク群に載置された物品を受け取り、その向き(姿勢)を変更する物品姿勢変更部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の物品移載装置。
  10. 物品ずれ防止機構と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の物品移載装置。
  11. 前記物品ずれ防止機構は、前記フォーク群を、加速度によって物品がずれることを防止する方向に傾斜させるように制御することを特徴とする請求項10に記載の物品移載装置。
  12. 請求項1に記載の物品移載装置と
    前記物品移載装置からの物品の移載を受けるかご車と
    を有する物品移載システム。
  13. 請求項7もしくは8に記載の物品移載装置と
    前記物品移載装置からの物品の移載を受けるかご車と
    を有する物品移載システムであって、
    前記仮置棚から前記かご車への前記物品の積み付けは積載ロジックによって行われることを特徴とする物品移載システム。
  14. 請求項5もしくは6に記載の物品移載装置と
    前記物品移載装置からの物品の移載を受けるかご車と
    を有する物品移載システムであって、
    前記フォーク群の上に載置した物品を前記かご車を含む被移載部の床面または前記かご車を含む被移載部に既に搭載された物品の直近の上方に移送し、前記吸着パッドによって保持しながら前記フォーク群を後退させることによって、前記物品を前記かご車を含む被移載部内に移載することを特徴とする物品移載システム。
  15. 前記かご車の開放面に設けた荷崩れ防止部と
    をさらに有することを特徴とする請求項12に記載の物品移載システム。
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