JP6713752B2 - ソレノイドバルブ装置およびソレノイドバルブの制御方法 - Google Patents

ソレノイドバルブ装置およびソレノイドバルブの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ソレノイドバルブ装置およびソレノイドバルブの制御方法に関する。
従来、車両に搭載される内燃機関のEGRバルブとして、例えばリニアソレノイドを用いたソレノイドバルブが知られている。従来技術では、かかるソレノイドバルブは、所定の安定範囲内で動作する(例えば特許文献1参照)。
特開平6−323200号公報
近年、排気ガス中の窒素酸化物(以下、「NOx」と記載する)をさらに低減させるために、EGRバルブによって調整できる排気ガスの流量の範囲を拡大させる、すなわちEGRバルブを広範囲で動作させることが望まれている。しかしながら、従来のEGRバルブは、EGRバルブを所定の安定範囲内でのみ動作させるものであり、より広い範囲でEGRバルブを動作させることができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ソレノイドバルブを広範囲で動作させることができるソレノイドバルブ装置およびソレノイドバルブの制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明のソレノイドバルブ装置は、ソレノイドバルブと、決定部と、設定部と、補正設定部とを備える。ソレノイドバルブは、流体が通過する流体経路に設けられ、前記流体の流量を調整する。決定部は、前記ソレノイドバルブの目標弁開度を決定する。設定部は、前記ソレノイドバルブの弁開度が前記目標弁開度になるように、前記ソレノイドバルブを駆動する駆動信号を設定する。補正設定部は、前記ソレノイドバルブの前後における前記流体経路の差圧に応じて、前記ソレノイドバルブを駆動する差圧補正信号を設定する。
本発明によれば、ソレノイドバルブを広範囲で動作させることができるソレノイドバルブ装置およびソレノイドバルブの制御方法を提供することができる。
図1は、実施形態に係るソレノイドバルブの制御方法を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る内燃機関の概要を示す図である。 図3は、実施形態に係るソレノイドバルブ装置のブロック図である。 図4は、実施形態に係るソレノイドバルブの構成を示す図である。 図5は、実施形態に係る吸気圧と弁開度との関係を説明するための図である。 図6は、実施形態に係るソレノイドバルブに発生する急開を説明する図である。 図7は、実施形態に係るソレノイドバルブに発生する急開を説明する図である。 図8は、実施形態に係る差圧とソレノイドバルブに流れる電流との関係を示すグラフである。 図9は、実施形態に係るソレノイドバルブ装置の制御系を示すブロック線図である。 図10は、実施形態に係るソレノイドバルブに流れる電流とリフト量との関係を示すグラフである。 図11は、実施形態に係るソレノイドバルブ装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図12は、実施形態の変形例1に係るソレノイドバルブ装置の構成を示す図である。 図13は、実施形態の変形例1に係るPWM信号の一例を示す図である。 図14は、実施形態の変形例1に係る差圧とソレノイドバルブに流れる電流との関係を示すグラフである。 図15は、実施形態に係るソレノイドバルブ装置のバルブ制御部の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するソレノイドバルブ装置およびソレノイドバルブの制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.ソレノイドバルブの制御方法>
図1を用いて、本発明の実施形態に係るソレノイドバルブの制御方法を説明する。図1は、実施形態に係るソレノイドバルブの制御方法を示す説明図である。なお、本実施形態では、例えば自動車の内燃機関に搭載されるソレノイドバルブの制御方法について説明するが、かかるソレノイドバルブの制御方法は、必ずしもこれに限られるものではなく、種々のソレノイドバルブの制御方法に適用することができる。
自動車の内燃機関には、内燃機関での燃焼によって排出される排気ガス中のNOxを低減させるため、排気再循環機構(以下、EGR機構と記載する)と呼ばれる技術が取り入れられている。具体的に、EGR機構は、内燃機関の排気ガスの一部を吸気側へ送ることによって排気ガスを再度吸気させる技術である。
EGR機構には、吸気側へ送る排気ガスの量を調整するEGR弁18が設けられている。本実施形態では、かかるEGR弁18として用いられるソレノイドバルブの制御方法について説明する。なお、図1では、ソレノイドバルブ18の制御方法の説明に必要な構成を図示しており、一部構成の図示を省略している。
図1(a)に示すように、ソレノイドバルブ18は、EGR機構の排気側環流管72aと吸気側環流管72bとの間(排気側環流管72aと吸気側環流管72bとをあわせて、排気環流管72とも記載する。)に設けられており、バルブヘッド188と、バルブヘッド188を支持するバルブステム187とを図示しないリニアソレノイドによって上下に摺動させる。これにより、ソレノイドバルブ18が開閉し、排気側環流管72aから吸気側環流管72bへ流れる排気ガスの流量が変化する。このように、図1(a)に示すソレノイドバルブ18は、いわゆるポペット式のバルブである。
まず、図1(a)、(b)を用いて、一般的なソレノイドバルブ18の制御方法について説明する。一般的に、ソレノイドバルブ18の弁開度Dが所定の目標弁開度DTになるように、リニアソレノイドに入力する駆動信号Iを徐々に大きくするフィードバック制御を行う。
ここで、例えば、図1(a)の下方向にソレノイドバルブ18を開弁させようとすると、排気側環流管72aと吸気側環流管72bとの間の圧力差A11(以下、単に「差圧」とも記載する。)の影響を受ける。そのため、例えば目標弁開度DTが小さいと、目標弁開度DTに応じた大きさの駆動信号Iではソレノイドバルブ18は開弁しない。そこで、リニアソレノイドに入力する駆動信号Iをさらに大きくすることで、差圧A11より大きな推力A21がバルブヘッド188に加わり、ソレノイドバルブ18が開弁する。
ソレノイドバルブ18が開弁すると、排気ガスが排気側環流管72aから吸気側環流管72bへと流れ、差圧が小さくなる。しかしながら、図1(b)に示すように、バルブヘッド188には開弁前と同じ大きな推力A21が加わっている。したがって、バルブヘッド188は、図1(b)の下方向に大きく摺動し、弁開度Dが目標弁開度DTより大きくなり、ソレノイドバルブ18が急開してしまう。
このように、ソレノイドバルブ18が急開すると必要以上の排気ガスが排気側環流管72aから吸気側環流管72bへと流れてしまう。そのため、一般的な制御方法では、ソレノイドバルブ18が急開する範囲をのぞく、ソレノイドバルブ18が安定して動作できる範囲で目標弁開度DTを設定する。そのため、ソレノイドバルブ18の動作範囲が狭くなってしまう。
なお、ソレノイドバルブ18の弁開度Dは、バルブヘッド188の摺動量、すなわちソレノイドバルブ18のリフト量で決定される。したがって、以下ではソレノイドバルブ18の弁開度Dをリフト量Dとも記載する。
続いて、図1(c)、(d)を用いて、本実施形態に係るソレノイドバルブ18の制御方法について説明する。本実施形態に係る制御方法では、差圧A11に応じた差圧補正信号IPをソレノイドバルブ18が開弁するまでソレノイドバルブ18のリニアソレノイドに入力する。これにより、ソレノイドバルブ18の急開を抑制する。さらに、本実施形態に係る制御方法では、開弁後は、上述した制御方法と同様にソレノイドバルブ18の弁開度Dが所定の目標弁開度DTになるように、駆動信号Iのフィードバック制御を行う。これにより、開弁後も安定してソレノイドバルブ18を制御することができる。
具体的には、本実施形態に係る制御方法では、ソレノイドバルブ18が開弁するまでリニアソレノイドには駆動信号Iと差圧A11に応じた差圧補正信号IPとを加算した補正駆動信号ICが入力される。したがって、図1(c)に示すように、ソレノイドバルブ18のバルブヘッド188には、駆動信号Iに応じた推力A21および差圧補正信号IPに応じた推力A31が、開弁方向、すなわち図1(c)の下向きに加わる。
ここで、差圧補正信号IPは、ソレノイドバルブ18が急開するときにソレノイドバルブ18のリニアソレノイドに流れる電流(以下、急開電流とも記載する)よりわずかに大きい電流がソレノイドバルブ18のリニアソレノイドに流れる信号である。なお、急開電流は、ソレノイドバルブ18が開弁するために必要な電流とも言える。
そのため、差圧補正信号IPがリニアソレノイドに入力されると、差圧A11がバルブヘッド188に加える圧力よりわずかに大きい推力A31がバルブヘッド188に加わる。これにより、推力A31が差圧A11による圧力を打ち消し、ソレノイドバルブ18がわずかに開弁する。
差圧補正信号IPによってソレノイドバルブ18がわずかに開弁した状態で、目標弁開度DTに応じた駆動信号Iがリニアソレノイドに入力されると、図1(d)に示すように、かかる駆動信号Iによって発生する推力A21によって、ソレノイドバルブ18は目標弁開度DTまで開弁する。開弁後は、図示しないリフトセンサが検出するリフト量Dに応じてソレノイドバルブ18を制御する。
このように、差圧A11に応じて差圧補正信号IPをリニアソレノイドに入力することで、ソレノイドバルブ18をわずかに開弁した状態にすることができる。さらに、差圧補正信号IPと駆動信号Iとを加算した補正駆動信号ICをリニアソレノイドに入力することで、ソレノイドバルブ18がわずかに開弁した状態で、ソレノイドバルブ18を目標弁開度DTまで開弁させることができる。
したがって、本実施形態に係る制御方法によって、ソレノイドバルブ18を急開させることなく、目標弁開度DTとなるように制御することができる。そのため、本実施形態に係るソレノイドバルブ18の制御方法では、急開を避けるために利用できなかった範囲でもソレノイドバルブ18を動作させることができ、ソレノイドバルブ18を広範囲で動作させることができる。
なお、上述した制御方法では、駆動信号Iによってソレノイドバルブ18を目標弁開度DTまで開弁させる場合に差圧補正信号IPをリニアソレノイドに入力するとしたが、これに限られない。例えばソレノイドバルブ18を閉弁させている状態、すなわち目標弁開度DTがゼロの場合にも、上述した差圧補正信号IPをソレノイドバルブ18が開弁するまでリニアソレノイドに入力するようにしてもよい。
これにより、目標弁開度DTがゼロの場合であってもソレノイドバルブ18がわずかに開弁した状態となる。そのため、ソレノイドバルブ18は差圧の影響を受けていない状態となり、開弁する際に差圧の影響によって急開することがなくなる。このように、ソレノイドバルブ18の目標弁開度DTがゼロ、すなわち閉弁状態であってもソレノイドバルブ18が開弁する際の急開を抑制することができる。
なお、ここで、ソレノイドバルブ18がわずかに開弁した状態とは、例えば排気ガスが排気側環流管72aから吸気側環流管72bへと流れない程度、あるいは流れてもEGRに影響を与えない程度に開弁した状態を指す。すなわち、ソレノイドバルブ18がわずかに開弁した状態では、ソレノイドバルブ18は、実質的に閉弁している状態であると言える。以下、かかるソレノイドバルブ18の制御方法を実行するソレノイドバルブ装置10および内燃機関についてさらに説明する。
<2.内燃機関の概要>
図2は、本発明の実施形態に係る内燃機関の概要を示す図である。図2に示す内燃機関は、例えばガソリンを燃料とする自動車のエンジンである。内燃機関は、電子制御装置(ECU)1によって燃焼制御等の各種制御が行われるものである。つまり、本実施形態のソレノイドバルブ装置10は、かかる電子制御装置1およびソレノイドバルブ18によって構成される。
図2を用いて内燃機関の構成を説明する。なお、図2では1気筒の内燃機関を示しているが、これに限られず多気筒の内燃機関であってもよい。
図2の内燃機関に備えるシリンダ50には、吸気管60と排気管70とが、吸気弁16と排気弁17とを介して連結されている。さらに、排気管70と排気側環流管72aおよび吸気側環流管72bとはEGR弁(ソレノイドバルブ)18を介して連結されており、吸気管60には、スロットル弁92や燃料を吸気管60内に噴射するインジェクタ93を備える。また、吸気管60におけるサージタンク内に吸気管圧センサ15を設けている。
エアクリーナが設けられた吸気口107から吸気管61を介して吸気された空気は、吸気管60へ流れ込む。また、排気管70から排出される排気ガスの一部は排気側環流管72aへ流れ込み、さらにEGR弁18を開けた際に、吸気側環流管72b経由で吸気管60側へ流れ込む。
なお、吸気弁16および排気弁17は、エンジンの回転軸に連結され、エンジンの回転状態に応じて機械的に開閉が行われる構成のものや、エンジンの回転軸とは機械的に連結されておらず、モータの駆動力によって開閉が行われる構成のものがある。
排気管70と排気管71との間には、三元触媒装置80を備えており、排気管71および排気口91の間には、NOx吸蔵還元型三元触媒装置81を備えている。
三元触媒装置80およびNOx吸蔵還元型三元触媒装置81は、触媒を利用することによって排気ガス中の有害成分を浄化する装置である。自動車の排気ガス中に含まれる有害成分としては、主に炭化水素、一酸化炭素、および、窒素酸化物(NOx)などが挙げられる。
三元触媒装置80やNOx吸蔵還元型三元触媒装置81では、かかる有害成分を、たとえば、プラチナ、パラジウム、および、ロジウム等の触媒によって酸化もしくは還元させることで同時に除去することができる。
<3.ソレノイドバルブ装置10>
図3を用いてソレノイドバルブ装置10を説明する。図3は、本実施形態に係るソレノイドバルブ装置10のブロック図である。ソレノイドバルブ装置10は、ソレノイドバルブ18と、リフトセンサ189と、吸気管圧センサ15と、バルブ制御部100とを備える。
<3.1.ソレノイドバルブ18>
図4を用いてソレノイドバルブ18の概要を説明する。図4は、ソレノイドバルブ18の構成を示す図である。
図4に示すように、ソレノイドバルブ18は、ハウジング181と、リニアソレノイド182と、弾性部材185と、軸受け186と、バルブステム187と、バルブヘッド188と、を備える。ソレノイドバルブ18は、例えば図2に示す内燃機関のEGR弁として用いられる。そのため、ソレノイドバルブ18は、排気側環流管72aと吸気側環流管72bとの間に設けられ、排気側環流管72aから吸気側環流管72bへ流れる排気ガスの流量を調整する。
ハウジング181は、中空筒状に形成されており、内部にリニアソレノイド182と、弾性部材185と、軸受け186とが配置される。ハウジング181は、例えば排気側環流管72aおよび吸気側環流管72bと一体形成される。なお、図4では、弾性部材185がスプリングである場合について示しているがこれに限られず、例えば板バネなど所定方向に付勢力を有する弾性部材であればよい。
バルブヘッド188およびかかるバルブヘッド188を支持するバルブステム187は、弾性部材185によって所定方向(図4の上向き)に付勢され、ハウジング181、排気側環流管72aおよび吸気側環流管72b内を直線的に摺動可能に配置される。軸受け186は、バルブステム187を直線的に摺動可能に支持する。バルブヘッド188は、例えば排気側環流管72aおよび吸気側環流管72bとの間の開口部Aを塞ぐように配置される。
リニアソレノイド182は、バルブヘッド188に対して、弾性部材185が付勢する所定方向とは反対の方向(図4の下向き)に推力を加える。具体的には、リニアソレノイド182は、バルブステム187を介してバルブヘッド188に連結されたプランジャ184と、プランジャ184の外周と空隙を介して対向するコイル183とを備える。コイル183に駆動信号Iが入力されると、かかる駆動信号Iに応じてリニアソレノイド182のプランジャ184が図4の下向きに移動する。プランジャ184の移動に応じてバルブヘッド188に推力が加わり、バルブヘッド188が摺動する。これにより、開口部Aが開口することで、ソレノイドバルブ18が開弁し、排気ガスが排気側環流管72aから吸気側環流管72bへと流れる。
<3.2.リフトセンサ189>
リフトセンサ189は、例えば図4に示すように、プランジャ184の一端に設けられ、かかるプランジャ184の摺動量をソレノイドバルブ18のリフト量Dとして検出する。リフトセンサ189は、検出したリフト量Dをバルブ制御部100に出力する。なお、ここでは、リフトセンサ189をソレノイドバルブ18とは別に設ける場合について説明したが、ソレノイドバルブ18がリフトセンサ189を備えるようにしてもよい。
<3.3.吸気管圧センサ15>
図3に示す吸気管圧センサ15は、吸気管60のサージタンク内に設けられ(図2参照)、吸気管60内の圧力(すなわち、吸気圧)を検出する。例えば、図2のスロットル弁92が開弁している状態では、吸気管60内の圧力が大気圧に近い状態となり、スロットル弁92が閉弁している状態では、吸気管60内の圧力が真空に近い状態となる。吸気管圧センサ15は、かかる吸気管60内の圧力を検出し、バルブ制御部100に通知する。
なお、ここでは、ソレノイドバルブ装置10が吸気管圧センサ15を備えるとしたが、これに限られない。例えば吸気管圧センサ15の検出結果をソレノイドバルブ装置10が受け取るようにしてもよい。このように、ソレノイドバルブ装置10は、必ずしも吸気管圧センサ15を備えていなくともよい。
<3.4.バルブ制御部100>
図3に示すバルブ制御部100は、決定部110と、設定部120と、補正部130と、記憶部140とを備える。
<3.4.1.決定部110>
決定部110は、例えばEGR機構の制御状態に応じてソレノイドバルブ18の目標弁開度DTを決定する。具体的には、決定部110は、例えば吸気側へ送る排気ガスの目標量を図示しないEGR制御部から受け取ると、記憶部140を参照し、排気ガスの目標量に対応する目標弁開度DTを決定する。決定部110は、決定した目標弁開度DTを設定部120に通知する。
<3.4.2.設定部120>
設定部120は、ソレノイドバルブ18の弁開度Dが目標弁開度DTになるように、ソレノイドバルブ18を駆動する駆動信号Iを設定する。設定部120は、決定部110から目標弁開度DTを受け取る。また、設定部120は、リフトセンサ189から現在のソレノイドバルブ18のリフト量(弁開度)Dを受け取る。設定部120は、ソレノイドバルブ18の弁開度Dが目標弁開度DTになるように駆動信号Iを設定する。設定部120は、設定した駆動信号Iを補正部130に出力する。
<3.4.3.補正部130>
補正部130は、ソレノイドバルブ18の前後における流体経路(排気環流管72)の差圧に応じて、ソレノイドバルブ18を駆動する差圧補正信号IPを設定する補正設定部である。補正部130は、差圧に応じて差圧補正信号IPを決定し、差圧補正信号IPと駆動信号Iとを加算した補正駆動信号ICを生成する。補正部130は、生成した補正駆動信号ICによってソレノイドバルブ18を駆動する。
補正部130は、例えば決定部110が目標弁開度DTを変更した場合に、ソレノイドバルブ18の弁開度Dが変更後の目標弁開度DTになるまで、差圧に基づいて差圧補正信号IPを設定する。補正部130は、補正決定部131と加算部132とを備える。
<3.4.3.1.補正決定部131>
補正決定部131は、差圧に応じた差圧補正信号IPを決定する。補正決定部131は、差圧として、例えば吸気管圧センサ15が検出する吸気圧に基づいて差圧補正信号IPを決定する。ここで、まず差圧と吸気圧との関係について説明する。
図5は、吸気圧と差圧との関係を説明するための図である。図5(a)は、ソレノイドバルブ18に流れる駆動電流の時間変化を示すグラフであり、縦軸は電流を示している。図5(b)は、スロットル弁92の弁開度の時間変化を示すグラフであり、縦軸はスロットル弁92の弁開度を示している。図5(c)は、ソレノイドバルブ18の前後における排気環流管72の差圧の時間変化を示すグラフであり、縦軸は圧力を示している。
図5(d)は、ソレノイドバルブ18の弁開度Dの時間変化を示すグラフである。図5(d)では、ソレノイドバルブ18の弁開度Dとして、バルブヘッド188のリフト量Dをリフトセンサ189で検出した結果を示しており、縦軸は移動量を示している。図5(e)は、吸気管60内の圧力(吸気圧)の時間変化を示すグラフであり、縦軸は圧力を示している。また、図5(a)〜図5(e)の横軸はいずれも時間を示している。
なお、ここでは、差圧と吸気圧との関係について簡単に説明するために、ソレノイドバルブ18に流れる電流が一定である、すなわちソレノイドバルブ18が一定の弁開度Dで開弁した状態である場合について説明する。
図5(a)に示すように、ソレノイドバルブ18に一定の駆動電流が流れると、図5(e)の時刻T1から時刻T2に示すように、バルブヘッド188は、弁開度Dが目標弁開度DTとなるように所定量だけ移動する。なお、図5(a)では、ソレノイドバルブ18に流れる駆動電流を一定値として示しているが、ソレノイドバルブ18には、かかる駆動電流を例えば平均値とする駆動信号Iが入力される。駆動信号Iは、例えば所定デューティ比を有するPWM信号である。
ここで、図5(b)の時刻T2から時刻T3に示すように、スロットル弁92の弁開度、すなわち弁角度が変化したとする。これにより、図5(c)に示すように、ソレノイドバルブ18前後の差圧が変化する。
例えば、スロットル弁92が開弁している場合、吸気管60内の圧力は、大気圧とほぼ同じ圧力となる。また排気管70内の圧力は大気圧とほぼ同じ圧力であるため、吸気管60と排気管70との圧力はほぼ同じとなり、ソレノイドバルブ18前後の差圧はほぼゼロとなる。一方、スロットル弁92が閉弁している場合、吸気管60は真空状態となり、吸気管60内の圧力は大気圧より小さくなる。排気管70内の圧力は大気圧とほぼ同じ圧力であるため、吸気管60と排気管70との圧力に差が生じ、ソレノイドバルブ18前後に圧力差(差圧)が発生する。
なお、図5(b)では、スロットル弁92の弁角度が小さいほど弁開度が小さく、弁角度が大きいほど弁開度が大きくなる。したがって、図5(c)の時刻T2から時刻T3においてソレノイドバルブ18前後の差圧が大きくなる。
また、図5(e)に示すように、時刻T2から時刻T3の間の吸気管60内の圧力は、時刻T1から時刻T2の間の圧力より小さくなる。このように、ソレノイドバルブ18前後の差圧は、スロットル弁92の弁開度の変化、すなわち吸気管60内の圧力(吸気圧)に応じて変化する。本実施形態では、かかる点に注目し、補正決定部131は、吸気管圧センサ15が検出する吸気圧に基づいて差圧補正信号IPを決定する。
次に、図6〜図8を用いて、補正決定部131が決定する差圧補正信号IPについて説明する。まず、図6および図7を用いてソレノイドバルブ18に発生する急開とバルブヘッド188の関係について説明する。図6および図7は、ソレノイドバルブ18に発生する急開を説明する図である。
図6(a)に示すように、ソレノイドバルブ18には、弾性部材185による付勢力A4が所定方向(図6(a)の上向き)に加わる。また、ソレノイドバルブ18には、差圧A11による圧力(以下、押下力A11とも記載する)が付勢力A4と同じ方向に加わる。ここで、差圧による押下力A11は、バルブヘッド188の面積によって大きさが変わる。例えばバルブヘッド188が円形状を有する場合、直径L1に応じた押下力A11がソレノイドバルブ18に加わる。
また、ソレノイドバルブ18には、リニアソレノイド182に流れる電流に応じて所定方向とは反対の方向(図6(a)の下向き)に推力A33が加わる。推力A33はリニアソレノイド182に流れる電流の大きさに比例して大きくなる。
ここで、図6(b)、(c)を用いて、リニアソレノイド182に流れる電流とソレノイドバルブ18のリフト量Dとの関係について説明する。図6(b)は、リニアソレノイド182に流れる電流を示すグラフであり、縦軸に電流を、横軸に時間を示している。また、図6(c)は、図6(b)に示すように電流を変化させた場合のソレノイドバルブ18のリフト量Dを示すグラフであり、縦軸にリフト量を、横軸に時間を示している。
図6(b)に示すように、リニアソレノイド182に流れる電流が大きくなると、ソレノイドバルブ18に加わる推力A33が大きくなる。推力A33が弾性部材185の付勢力A4と押下力A11との和以下(A33≦A4+A11)の間、すなわち、図6(c)の時刻T11まではソレノイドバルブ18は開弁せず、リフト量Dはゼロとなる。
時刻T11で、推力A33が弾性部材185の付勢力A4と押下力A11との和より大きく(A33>A4+A11)なると、ソレノイドバルブ18が開弁する。ソレノイドバルブ18が開弁すると差圧が小さくなる。ここでは説明を簡単にするために、差圧による押下力A11が無視できるほど小さくなるものとする。
これにより、ソレノイドバルブ18には、推力A33および付勢力A4が加わった状態となる。ここで、推力A33は、押下力A11がなくなった分、付勢力A4より大きな力となる。そのため、推力A33と付勢力A4との差Ad1(Ad1=A33−A44)だけ開弁方向(図6(a)の下向き)に力が加わり、ソレノイドバルブ18がリフト量D1だけ移動して急開する。
バルブヘッド188が移動すると弾性部材185の付勢力A4が大きくなり、推力A33と付勢力A4との差Ad1が小さくなる。時刻T21において推力A33と付勢力A4との差Ad1がなくなると、以降、ソレノイドバルブ18は、リニアソレノイド182に流れる電流に比例してリフト量Dが大きくなる。
ここで、排気ガス中のNOxをさらに低減させるために、より少ない量から多くの量までの排気ガスを排気側環流管72aから吸気側環流管72bへ環流させることが望まれている。すなわち、EGR弁であるソレノイドバルブ18によって調整できる排気ガスの流量の範囲を拡大させることが望まれている。ソレノイドバルブ18の流量を大きくする方法として、例えばバルブヘッド188の面積を大きくする方法がある。
以下、図7を用いて、バルブヘッド188の面積を大きくしてソレノイドバルブ18の流量を大きくした場合にソレノイドバルブ18に発生する急開について説明する。
図7(a)に示すように、ソレノイドバルブ18には、所定方向に付勢力A4および押下力A12が加わる。また、ソレノイドバルブ18には、所定方向とは反対の方向に推力A34が加わる。上述したように、差圧が一定の場合、押下力A12はバルブヘッド188の面積によって大きさが変わる。ここで、図7(a)に示すバルブヘッド188は、図6(b)に示すバルブヘッド188より大きい直径L2(L2>L1)を有するものとする。この場合、ソレノイドバルブ18には、図6(a)に示す押下力A11より大きな押下力A12(A11<A12)が加わる。
図7(b)、(c)を用いて、リニアソレノイド182に流れる電流とソレノイドバルブ18のリフト量Dの関係について説明する。図7(b)は、リニアソレノイド182に流れる電流を示すグラフであり、縦軸に電流を、横軸に時間を示している。また、図7(c)は、図7(b)に示すように電流を変化させた場合のソレノイドバルブ18のリフト量Dを示すグラフであり、縦軸にリフト量を、横軸に時間を示している。
図7(b)に示すように、リニアソレノイド182に流れる電流が大きくなるにつれて、ソレノイドバルブ18に加わる推力A33が大きくなる。推力A33が弾性部材185の付勢力A4と押下力A12との和以下(A33≦A4+A12)の間、すなわち、図7(c)の時刻T12まではソレノイドバルブ18は開弁せず、リフト量Dはゼロとなる。
時刻T12で、推力A33が弾性部材185の付勢力A4と押下力A12との和より大きく(A33>A4+A12)なると、ソレノイドバルブ18が開弁する。ここでも、ソレノイドバルブ18が開弁すると押下力A12が無視できるほど差圧が小さくなるものとする。
これにより、ソレノイドバルブ18には、推力A33および付勢力A4が加わった状態となる。ここで、推力A33は、押下力A12がなくなった分、付勢力A4より大きな力となる。そのため、ソレノイドバルブ18には、推力A33と付勢力A4との差Ad2(Ad2=A33−A44)だけ開弁方向(図7(a)の下向き)に力が加わり、ソレノイドバルブ18がリフト量D2だけ移動して急開する。
バルブヘッド188が移動すると弾性部材185の付勢力A4が大きくなり、推力A33と付勢力A4との差Ad2が小さくなる。時刻T22において推力A33と付勢力A4との差Ad2がなくなると、以降、ソレノイドバルブ18は、リニアソレノイド182に流れる電流に比例してリフト量Dが大きくなる。
ここで、上述したように、図7(a)に示す押下力A12は、図6(a)に示す押下力A11より大きい。そのため、推力A33と付勢力A4との差Ad2は、差Ad1より大きくなる。そのため、推力A33と付勢力A4との差Ad2によって移動するソレノイドバルブ18の急開量(リフト量)D2は、差Ad1の場合の急開量(リフト量)D1より大きくなる(D2>D1)。
このように、還流する排気ガスの流量を増やそうとしてバルブヘッド188の面積を拡大すると、ソレノイドバルブ18が大きく急開してしまい、少ない流量の排気ガスを還流させることが難しくなる。すなわち、EGR弁であるソレノイドバルブ18によって調整できる排気ガスの流量の範囲の上限値を大きくしようとすると、下限値も大きくなってしまい、範囲を拡大させることが難しい。本実施形態では、ソレノイドバルブ18の動作範囲の上限値を大きくした場合であっても、差圧補正信号IPをリニアソレノイド182に入力することで急開を抑制し、動作範囲の下限値を小さくする。これにより、ソレノイドバルブ18の動作範囲をさらに拡大させることができる。
次に、図8を用いて、補正決定部131が決定する差圧補正信号IPについて説明する。図8は、差圧とソレノイドバルブ18に流れる電流との関係を示すグラフであり、縦軸が電流を、横軸が差圧を示している。
図8の点線は、ソレノイドバルブ18が開弁するために必要な急開電流を示す線である。図8に示すように、急開電流は、差圧が大きくなるほど大きくなる。リニアソレノイド182に流れる電流が急開電流以下である場合、ソレノイドバルブ18のリフト量Dはゼロであり、ソレノイドバルブ18は開弁しない。リニアソレノイド182に流れる電流が急開電流を超えると、ソレノイドバルブ18は開弁する。このとき、リニアソレノイド182に流れる電流が急開電流より大きい程、ソレノイドバルブ18は大きく急開する。
図8に三角で示す点は、補正決定部131が決定する差圧補正信号IPの電流値を示す点である。図8に示すように、補正決定部131は、急開電流よりわずかに大きい電流値(以下、補正電流値と記載する)を有するように差圧補正信号IPを決定する。補正決定部131は、ソレノイドバルブ18が実質的に閉弁した状態、すなわちわずかに開弁するように差圧補正信号IPを決定する。
なお、差圧補正信号IPによってわずかに開弁するソレノイドバルブ18のリフト量Dは、例えば0.5mm〜0.1mm以下であり、例えば排気ガスが排気側環流管72aから吸気側環流管72bへと流れない程度、あるいは流れてもEGR機構などソレノイドバルブ18を適用するシステムに影響を与えない程度の微少なリフト量Dであるとする。
図8に示す例では、補正決定部131は、例えば差圧が約80mmHgである場合に、補正電流値が約0.48Aである差圧補正信号IPを決定する。ここで、差圧補正信号IPは、PWM信号であり、補正決定部131は、平均電流値が差圧に応じた補正電流値となるようにデューティ比を決定することで、差圧補正信号IPを決定する。
なお、上述したリフト量Dや図8に示す急開電流や補正電流値は一例であり、バルブヘッド188の面積やソレノイドバルブ18に流れる流体の種類、ソレノイドバルブ18の適用システム等によって変化する。かかる急開電流や、差圧に応じた補正電流値はあらかじめ実験等によって求められており、記憶部140に例えば吸気圧と補正電流値とを対応付けて記憶されているものとする。補正決定部131は、吸気管圧センサ15が検出する吸気圧に基づいて、かかる吸気圧に対応する補正電流値を有する差圧補正信号IPを決定する。補正決定部131は、決定した差圧補正信号IPを加算部132に出力する。
あるいは、補正電流値に代えて、例えば吸気圧とデューティ比とを対応付けて記憶部140に記憶するようにしてもよい。この場合、補正決定部131は、記憶部140を参照し、吸気圧に応じたデューティ比を有する差圧補正信号IPを決定する。
また、補正決定部131は、決定部110が決定する目標弁開度DTによらず、EGR条件が成立する場合、すなわち内燃機関が排気ガスを再循環させる場合に、差圧補正信号IPを決定するようにしてもよい。すなわち、ソレノイドバルブ18が駆動しない閉弁状態である場合も差圧補正信号IPを決定する。言い換えると、補正決定部131は、例えばIG−ON直後、内燃機関のアイドル時、低水温時、フェールカット時など、EGRを行わない場合は、差圧補正信号IPを決定しない。そのため、ソレノイドバルブ18が開弁する可能性がない場合に差圧補正信号IPがソレノイドバルブ18に入力されることがなくなる。これにより、ソレノイドバルブ18の消費電力を削減することができる。
<3.4.3.2.加算部132>
図3に示す加算部132は、設定部120が設定した駆動信号Iと、補正決定部131が決定した差圧補正信号IPを加算して補正駆動信号ICを生成する。加算部132は、生成した補正駆動信号ICをソレノイドバルブ18のリニアソレノイド182に入力することで、ソレノイドバルブ18を駆動する。
ここで、図9を用いて、ソレノイドバルブ装置10の制御系について説明する。図9は、ソレノイドバルブ装置10の制御系を示すブロック線図である。図9に示すように、決定部110は目標弁開度DTを出力する。また、リフトセンサ189は、ソレノイドバルブ18のリフト量Dを出力する。設定部120は、目標弁開度DTとリフト量Dとの差分dDに基づいて駆動信号Iを設定する。駆動信号Iは、加算部132を介してソレノイドバルブ18に入力され、ソレノイドバルブ18が駆動する。リフトセンサ189は、ソレノイドバルブ18の駆動量であるリフト量Dを検出し、設定部120へ出力する。このように、ソレノイドバルブ装置10は、決定部110、設定部120を含むフィードバック制御系を有する。
また、図9に示すように、補正決定部131が決定した差圧補正信号IPは、加算部132で駆動信号Iに加算され、補正駆動信号ICとして、ソレノイドバルブ18に入力される。このように、ソレノイドバルブ装置10は、上述したフィードバック制御を行うとともに、ソレノイドバルブ18の弁開度Dが目標弁開度DTになるまで差圧に応じた差圧補正信号IPをソレノイドバルブ18に入力するフィードフォワード制御を行う。
このように、ソレノイドバルブ装置10は、フィードバック制御に加え、差圧に応じてフィードフォワード制御を行うことで、図10に示すように、ソレノイドバルブ18の急開を抑制することができる。なお、図10は、ソレノイドバルブ18に流れる電流とリフト量Dとの関係を示すグラフであり、縦軸がリフト量を、横軸が電流を示している。
図10の実線は、フィードバック制御に加え、差圧に応じてフィードフォワード制御を行った場合、すなわち駆動信号Iに加えて差圧補正信号IPをソレノイドバルブ18に入力した場合のリフト量Dを示すグラフである。一方、図10の点線は、フィードバック制御のみを行った場合、すなわち駆動信号Iのみをソレノイドバルブ18に入力した場合のリフト量Dを示すグラフである。
図10に示すように、フィードバック制御のみを行った場合は急開が生じているのに対し、フィードバック制御に加え、差圧に応じてフィードフォワード制御を行った場合は急開が生じていないことがわかる。このように駆動信号Iおよび差圧補正信号IPを用いてソレノイドバルブ18を制御することでソレノイドバルブ18の制御精度を向上させることができる。そのため、ソレノイドバルブ18を広範囲で動作させることができる。
なお、目標弁開度DTが大きいと、ソレノイドバルブ18が急開したとしてもソレノイドバルブ18のリフト量Dに与える影響が小さいため、例えば目標弁開度DTが閾値DTH以下の場合(図10参照)に、補正決定部131が差圧補正信号IPを決定するようにしてもよい。
また、上述したように、補正決定部131は、例えば目標弁開度DTがゼロの場合でも差圧補正信号IPを決定する。このとき、設定部120は、駆動信号Iを加算部132に出力しないため、加算部132は、差圧補正信号IPを補正駆動信号ICとしてリニアソレノイド182に出力するものとする。あるいは、電流値がゼロ、すなわちデューティ比がゼロパーセントの駆動信号Iを設定部120が出力するものとし、加算部132はかかる駆動信号Iと差圧補正信号IPとを加算して補正駆動信号ICを生成するものとする。
また、ここでは、設定部120が設定する駆動信号Iおよび補正決定部131が決定する差圧補正信号IPはいずれもPWM信号であるとしたが、これに限られない。例えば、駆動信号Iは、ソレノイドバルブ18のリフト量Dと目標弁開度DTとの差分dDに応じた電流値を示す信号であり、差圧補正信号IPが補正電流値を示す信号であってもよい。この場合、加算部132は、補正駆動信号ICの平均電流値が、駆動信号Iが示す電流値と差圧補正信号IPが示す補正電流値とを加算した値となるように、補正駆動信号ICのデューティ比を決定する。加算部132は、決定したデューティ比を有するPWM信号である補正駆動信号ICを生成し、リニアソレノイド182に出力する。
<3.4.4.記憶部140>
記憶部140は、例えば補正決定部131が決定する補正電流値など、ソレノイドバルブ装置10の各部が行う処理に必要な情報を記憶する。また、記憶部140は、ソレノイドバルブ装置10の各部が行った処理の結果を記憶する。
記憶部140は、例えばRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
<4.ソレノイドバルブ制御処理>
次に、本実施形態に係るソレノイドバルブ装置10が実行する処理手順について図11を用いて説明する。図11は、本実施形態に係るソレノイドバルブ装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。本実施形態のソレノイドバルブ装置10は、例えばIG−ON直後、内燃機関のアイドル時、低水温時、フェールカット時などを除いた場合、すなわちEGRを実行する場合に、ソレノイドバルブ制御処理を実行する。ソレノイドバルブ装置10は、例えば図示しないEGR制御部からソレノイドバルブ18を制御する旨の通知を受けると図11に示すソレノイドバルブ制御処理を実行する。
図11に示すように、ソレノイドバルブ装置10は、ソレノイドバルブ18の目標弁開度DTが閾値DTH以下であるか否かを判定する(ステップS101)。かかる判定は、例えばソレノイドバルブ装置10の補正決定部131が行うものとする。目標弁開度DTが閾値DTHより大きい場合(DT>DTH、ステップS101のNo)、ステップS105に進む。
一方、目標弁開度DTが閾値DTH以下である場合(DT≦DTH、ステップS101のYes)、ソレノイドバルブ装置10は、吸気管圧センサ15によって吸気圧を検出する(ステップS102)。ソレノイドバルブ装置10は、ステップS102で検出した吸気圧に基づいて差圧補正信号IPを決定する(ステップS103)。ソレノイドバルブ装置10は、目標弁開度DTがゼロより大きいか否かを判定する(ステップS104)。かかる判定は、例えばソレノイドバルブ装置10の設定部120が行うものとする。
判定結果、目標弁開度DTがゼロ以下の場合(ステップS104のNo)、ステップS106へ進む。一方、目標弁開度DTがゼロより大きい場合(ステップS104のYes)、ソレノイドバルブ装置10は、目標弁開度DTと、ソレノイドバルブ18のリフト量Dとに応じて駆動信号Iを設定する(ステップS105)。
続いて、ソレノイドバルブ装置10は、補正駆動信号ICを生成する(ステップS106)。例えば、ステップS101で目標弁開度DTが閾値DTHより大きいと判定され、差圧補正信号IPを決定しなかった場合、ソレノイドバルブ装置10は、ステップS105で設定した駆動信号Iを補正駆動信号ICとする。また、ステップS103、S106で差圧補正信号IPおよび駆動信号Iを設定している場合、ソレノイドバルブ装置10は、差圧補正信号IPと駆動信号Iとを加算した信号を補正駆動信号ICとする。また、ステップS104で目標弁開度DTがゼロ以下と判定され、駆動信号Iを設定しなかった場合、ソレノイドバルブ装置10は、ステップS103で決定した差圧補正信号IPを補正駆動信号ICとする。
ソレノイドバルブ装置10は、ステップS106で生成した補正駆動信号ICに基づいてソレノイドバルブ18を制御し(ステップS107)、処理を終了する。
ソレノイドバルブ装置10は、EGRを実行している間であって、ソレノイドバルブ18の弁開度Dが目標弁開度DTになるまで、図11の処理を例えば所定間隔で繰り返し実行する。また、例えば、EGR制御部から排気ガスの流量を変更する、すなわちソレノイドバルブ18の弁開度Dを変更する旨の通知があった場合に、ソレノイドバルブ18の弁開度Dが変更後の目標弁開度DTになるまでの所定期間、図11の処理を実行する。なお、例えば差圧が所定値以上変動した場合に図11に示す処理を実行するようにしてもよい。また、目標弁開度DTがゼロの場合、ステップS104の処理を省略するようにしてもよい。なお、ソレノイドバルブ18の弁開度Dが目標弁開度DTになった場合は、ソレノイドバルブ装置10は、リフトセンサ189に基づいたフィードバック制御を行う。
以上のように、本実施形態に係るソレノイドバルブ装置10は、ソレノイドバルブ18前後の差圧に基づいて差圧補正信号IPを設定し、ソレノイドバルブ18を制御する。これにより、ソレノイドバルブ18の急開を抑制でき、ソレノイドバルブ18の駆動範囲を拡大させることができる。
また、ソレノイドバルブ18前後の差圧と吸気圧とが比例関係にあるという知見に基づき、吸気管圧センサ15の検出結果に応じて、差圧補正信号IPを設定する。吸気管圧センサ15は、内燃機関の吸気圧を検出するために設けられているため、ソレノイドバルブ18前後の差圧を検出するためのセンサを別途設ける必要がなく、部品点数を増加させることなくソレノイドバルブ18の駆動範囲を拡大させることができる。
<5.変形例>
図12〜図14を用いて本実施形態に係るソレノイドバルブ装置10の変形例について説明する。
<5.1.変形例1>
図12は、変形例1に係るソレノイドバルブ装置11の構成を示す図である。変形例1に係るソレノイドバルブ装置11は、バルブ制御部100が周波数設定部150を備える点を除き、図3に示すソレノイドバルブ装置10と同じ構成である。なお、図3に示すソレノイドバルブ装置10と同じ構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
周波数設定部150は、設定部120が設定する駆動信号Iおよび補正決定部131が決定する差圧補正信号IPの周波数を設定する。ここで、図13を用いて、周波数とPWM信号の電流値との関係を説明する。図13は、PWM信号の一例を示す図である。図13(a)に示すPWM信号I1は、所定デューティ比X、周波数Fの信号である。また、図13(b)に示すPWM信号I2は、所定デューティ比X、周波数2Fの信号である。すなわち、PWM信号I2は、PWM信号I1と同じデューティ比Xを有し、周波数が2倍の信号である。なお、図13(a)、(b)の縦軸は電流を、横軸は時間を示している。
所定期間TにおけるPWM信号I1のパルス幅W1は、PWM信号I2のパルス幅W(W=W2+W3)より小さい(W1<W)。したがって、PWM信号I2の平均電流値は、PWM信号I1の平均電流値より大きくなる。このように、デューティ比一定の場合、周波数が大きくなる程、PWM信号の平均電流値は大きくなる。
そのため、周波数によっては、補正決定部131は、差圧の影響を打ち消すような補正電流値を有する差圧補正信号IPを決定できないことがある。かかる点について、図14を用いて説明する。図14は、差圧とソレノイドバルブ18に流れる電流との関係を示すグラフであり、縦軸が電流を、横軸が差圧を示している。なお、周波数ごとの補正電流値を示している点を除き、図8に示すグラフと同じである。
図14に示す丸、三角および四角の点は、それぞれ例えば補正決定部131が決定する差圧補正信号IPの電流値を示す点であり、それぞれ周波数が異なるがデューティ比は一定であるものとする。図14に丸点で示す差圧補正信号IPの周波数が最も高く、四角点で示す差圧補正信号IPの周波数が最も低いものとする。
図14に示すように、デューティ比は一定であっても周波数が異なると、差圧補正信号IPの電流値はそれぞれ異なる値となる。ここで、最も低い周波数を有する差圧補正信号IPの電流値(図14の四角点参照)は、いずれも急開電流より小さい。そのため、補正決定部131がかかる差圧補正信号IPを決定したとしても、差圧より大きな推力をソレノイドバルブ18に加えることができず、ソレノイドバルブ18が急開してしまう。
そこで、周波数設定部150は、例えば差圧補正信号IPのデューティ比に応じて、差圧補正信号IPおよび駆動信号Iの周波数を設定する。例えば、上述したように、補正決定部131が、差圧に応じてデューティ比を決定することで差圧補正信号IPを決定する場合、周波数設定部150は、かかるデューティ比に応じて周波数を設定する。
あるいは、補正決定部131で決定できるデューティ比に上限が設けられている場合、補正決定部131で決定されるデューティ比が上限値であった場合であっても所望の電流値が得られるように、周波数設定部150は周波数を設定する。
ここで、差圧補正信号IPにデューティ比の上限が設けられていない場合、補正決定部131は、例えばデューティ比が100パーセントである差圧補正信号IPを決定することができてしまう。この場合、設定部120が目標弁開度DTに応じた駆動信号Iを設定したとしても、補正駆動信号ICは、デューティ比を100パーセント以上にすることができず、駆動信号Iに基づいてソレノイドバルブ18を駆動できなくなってしまう。
そのため、例えば補正決定部131で決定できるデューティ比に上限を設けることで、駆動信号Iに基づいてソレノイドバルブ18を駆動することができるようになる。この場合、周波数設定部150が、デューティ比の上限値に応じて周波数を設定することで、ソレノイドバルブ18の急開を抑制しつつ、ソレノイドバルブ18の弁開度Dを制御することができる。
以上のように、変形例1に係るソレノイドバルブ装置11は、周波数設定部150が、設定部120が設定する駆動信号Iおよび補正決定部131が決定する差圧補正信号IPの周波数を設定することで、ソレノイドバルブ18の急開を抑制しつつ、ソレノイドバルブ18の弁開度Dを制御することができる。
なお、ここではソレノイドバルブ装置11の周波数設定部150が駆動信号Iおよび差圧補正信号IPの周波数を設定するとしたが、図3に示すソレノイドバルブ装置10においても、例えば実験等によってソレノイドバルブ18の急開を抑制しつつ、ソレノイドバルブ18の弁開度Dを制御することができる周波数をあらかじめ設定しておくようにしてもよい。
<5.2.その他の変形例>
なお、上述した実施形態および変形例では、ソレノイドバルブ18がEGR弁である場合について説明したが、これに限られない。ソレノイドバルブ18として用いられるアクチュエータとしては、例えば内燃機関の油圧制御等に用いられるソレノイドバルブなどがある。例えばポペット式のバルブやスロットル弁など差圧の影響を受けやすいソレノイドバルブに有用である。
また、上述した実施形態および変形例では、補正部130は、吸気管圧センサ15が検出する吸気圧に基づいて駆動信号Iを補正しているが、これに限られない。例えば図5に示すように、スロットル弁92の弁角度に応じて差圧が変化している。したがって、補正決定部131が、スロットル弁92の弁角度に基づいて差圧補正信号IPを設定するようにしてもよい。あるいは、排気環流管72に差圧を検出するセンサを設けるようにしてもよい。
なお、上述した実施形態および変形例の構成では、弁開度Dとして、リフトセンサ189を用いてソレノイドバルブ18のリフト量を検出するようにしているが、これに限られない。例えばリニアソレノイド182に流れる電流に基づいて弁開度Dを求めるようにしてもよい。本実施形態および変形例では、差圧補正信号IPによってソレノイドバルブ18の急開を抑制しているため、図10に示すようにリニアソレノイド182に流れる電流とリフト量(弁開度)Dとの関係が線形性を有する。したがって、リニアソレノイド182に流れる電流に基づいて高精度に弁開度Dを求めることができる。また、リフトセンサ189を省略することができるため、ソレノイドバルブ装置10、11の部品点数を削減することができる。
<6.ハードウェア構成>
本実施形態および変形例に係るソレノイドバルブ装置10、11のバルブ制御部100は、図15に一例として示す構成のコンピュータ600で実現することができる。図15は、ソレノイドバルブ装置10、11のバルブ制御部100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
コンピュータ600は、CPU(Central Processing Unit)610と、ROM(Read Only Memory)620と、RAM(Random Access Memory)630と、HDD(Hard Disk Drive)640とを備える。また、コンピュータ600は、通信インターフェイス(I/F)660を備える。
なお、コンピュータ600は、SSD(Solid State Drive)を備え、かかるSSDがHDD640の一部または全ての機能を実行するようにしてもよい。また、HDD640に代えてSSDを設けることとしてもよい。
CPU610は、ROM620およびHDD640の少なくとも一方に格納されるプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM620は、コンピュータ600の起動時にCPU610によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ600のハードウェアに依存するプログラムなどを格納する。HDD640は、CPU610によって実行されるプログラムおよびかかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。
通信I/F660は、ネットワーク690を介して他の機器からデータを受信してCPU610に送り、CPU610が生成したデータを、ネットワーク690を介して他の機器へ送信する。あるいは、通信I/F660は、ネットワーク690を介して他の機器からプログラムを受信してCPU610に送り、CPU610がかかるプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ600がソレノイドバルブ装置10、11のバルブ制御部100として機能する場合、コンピュータ600のCPU610は、ROM620上に格納されたプログラムを実行することにより、ソレノイドバルブ装置10、11のバルブ制御部100の決定部110、設定部120、周波数設定部150、補正部130の補正決定部131および加算部132の各機能を実現する。また、HDD640は、記憶部140が記憶する情報を記憶することができる。
以上のように、本実施形態および変形例に係るソレノイドバルブ装置10、11は、ソレノイドバルブ18と、決定部110と、設定部120と、補正設定部(補正部)130とを備える。ソレノイドバルブ18は、流体(排気ガス)が通過する流体経路(排気環流管)72に設けられ、排気ガスの流量を調整する。決定部110は、ソレノイドバルブ18の目標弁開度DTを決定する。設定部120は、ソレノイドバルブ18の弁開度Dが目標弁開度DTになるように、ソレノイドバルブ18を駆動する駆動信号Iを設定する。補正部130は、ソレノイドバルブ18の前後における排気環流管72の差圧に応じて、ソレノイドバルブ18を駆動する差圧補正信号IPを設定する。
これにより、ソレノイドバルブ装置10、11は、差圧補正信号IPによって差圧の影響を打ち消すことができ、ソレノイドバルブ18の急開を抑制でき、ソレノイドバルブ18の動作範囲を拡大させることができる。
また、本実施形態および変形例に係るソレノイドバルブ装置10、11の補正部130は、ソレノイドバルブ18が開弁するために必要な急開電流よりわずかに大きい電流がソレノイドバルブ18に流れるよう差圧補正信号IPを設定する。
これにより、ソレノイドバルブ装置10、11は、差圧補正信号IPによってソレノイドバルブ18を必要以上に開弁させることなく実質的に閉弁した状態で、ソレノイドバルブ18の急開を抑制でき、ソレノイドバルブ18の動作範囲を拡大させることができる。
また、本実施形態および変形例に係るソレノイドバルブ装置10、11のソレノイドバルブ18は、排気環流管72を開閉するバルブヘッド188と、バルブヘッド188に対して所定方向の付勢力を加える弾性部材185と、バルブヘッド188に対して所定方向とは反対の方向に推力を加えるソレノイド182とを備える。補正部130は、推力が、付勢力と差圧に応じた圧力との和よりわずかに大きくなるように差圧補正信号IPを設定する。
これにより、ソレノイドバルブ装置10、11は、差圧補正信号IPによってソレノイドバルブ18を必要以上に開弁させることなく実質的に閉弁した状態で、ソレノイドバルブ18の急開を抑制でき、ソレノイドバルブ18の動作範囲を拡大させることができる。
また、本実施形態および変形例に係るソレノイドバルブ装置10、11の補正部130は、駆動信号Iと差圧補正信号IPとを加算して補正駆動信号Iを生成する加算部132を備え、補正駆動信号ICによってソレノイドバルブ18を駆動する。
これにより、ソレノイドバルブ装置10、11は、ソレノイドバルブ18の急開を抑制しつつソレノイドバルブ18の弁開度Dを目標弁開度DTになるように駆動することができ、ソレノイドバルブ18の動作範囲を拡大させることができる。
また、本実施形態および変形例に係るソレノイドバルブ装置10、11の補正部130は、目標弁開度DTが所定開度DTH以下の場合に差圧補正信号IPを設定する。
これにより、ソレノイドバルブ装置10、11は、目標弁開度DTが小さくソレノイドバルブ18の急開が発生しやすい場合であっても、急開を発生させることなくソレノイドバルブ18の弁開度Dを目標弁開度DTになるように駆動することができ、ソレノイドバルブ18の動作範囲を拡大させることができる。
また、本変形例に係るソレノイドバルブ装置11は、駆動信号Iおよび差圧補正信号IPの周波数を、急開電流より大きな電流でソレノイドバルブ18を駆動可能な周波数に設定する周波数設定部150をさらに備える。
これにより、ソレノイドバルブ装置11は、差圧補正信号IPのデューティ比によらず、急開を抑制できる差圧補正信号IPを設定することができ、ソレノイドバルブ18の動作範囲を拡大させることができる。
また、本実施形態および変形例に係るソレノイドバルブ装置10、11は、内燃機関の吸気管60内の吸気圧を検出する吸気管圧センサ15を備える。ソレノイドバルブ18は、内燃機関に配置される。補正部130は、吸気圧に応じて差圧補正信号IPを設定する。
これにより、ソレノイドバルブ装置10、11は、ソレノイドバルブ18前後の差圧を検出するためのセンサを別途設ける必要がなく、部品点数を増加させることなくソレノイドバルブ18の駆動範囲を拡大させることができる。
また、本実施形態および変形例に係るソレノイドバルブ装置10、11のソレノイドバルブ18は、排気再循環機構を有する内燃機関の排気ガスを再循環させる通路(排気環流管72)に設けられる。補正部130は、内燃機関が排気ガスを再循環させる場合に、差圧補正信号IPを設定する。
これにより、ソレノイドバルブ装置10、11は、EGR弁であるソレノイドバルブ18によって調整できる排気ガスの流量の範囲を拡大させることができ、排気ガス中のNOxをさらに低減させることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
10、11 ソレノイドバルブ装置
15 吸気管圧センサ
18 ソレノイドバルブ
100 バルブ制御部
110 決定部
120 設定部
130 補正部
131 補正決定部
132 加算部
140 記憶部
150 周波数設定部
187 バルブステム
188 バルブヘッド

Claims (8)

  1. 流体が通過する流体経路に設けられ、前記流体の流量を調整するソレノイドバルブと、
    前記ソレノイドバルブの目標弁開度を決定する決定部と、
    前記ソレノイドバルブの弁開度が前記目標弁開度になるように、前記ソレノイドバルブを駆動する駆動信号を設定する設定部と、
    前記ソレノイドバルブの前後における前記流体経路の差圧に応じて、前記ソレノイドバルブを駆動する差圧補正信号を設定し、前記駆動信号と前記差圧補正信号とを加算した補正駆動信号によって前記ソレノイドバルブを駆動する補正設定部と、
    を備え
    前記補正設定部は、
    前記目標弁開度が所定開度以下の場合に前記差圧補正信号を設定することを特徴とするソレノイドバルブ装置。
  2. 前記補正設定部は、
    前記ソレノイドバルブが開弁するために必要な急開電流よりわずかに大きい電流が前記ソレノイドバルブに流れるよう前記差圧補正信号を設定すること
    を特徴とする請求項1に記載のソレノイドバルブ装置。
  3. 前記ソレノイドバルブは、
    前記流体経路を開閉するバルブヘッドと、
    前記バルブヘッドに対して所定方向の付勢力を加える弾性部材と、
    前記バルブヘッドに対して前記所定方向とは反対の方向に推力を加えるソレノイドと、を備え、
    前記補正設定部は、
    前記推力が、前記付勢力と前記差圧に応じた圧力との和よりわずかに大きくなるように前記差圧補正信号を設定すること
    を特徴とする請求項1または2に記載のソレノイドバルブ装置。
  4. 前記補正設定部は、
    前記駆動信号と前記差圧補正信号とを加算して補正駆動信号を生成する加算部を備え、
    前記補正駆動信号によって前記ソレノイドバルブを駆動すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のソレノイドバルブ装置。
  5. 前記駆動信号および前記差圧補正信号の周波数を、急開電流より大きな電流で前記ソレノイドバルブを駆動可能な周波数に設定する周波数設定部をさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のソレノイドバルブ装置。
  6. 内燃機関の吸気管内の吸気圧を検出する吸気管圧センサをさらに備え、
    前記ソレノイドバルブは、
    前記内燃機関に配置され、
    前記補正設定部は、
    前記吸気圧に応じて前記差圧補正信号を設定すること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のソレノイドバルブ装置。
  7. 前記ソレノイドバルブは、
    排気再循環機構を有する内燃機関の排気ガスを再循環させる通路に設けられ、
    前記補正設定部は、
    前記内燃機関が排気ガスを再循環させる場合に、前記差圧補正信号を設定すること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のソレノイドバルブ装置。
  8. 流体が通過する流体経路に設けられたソレノイドバルブによって前記流体の流量を調整する工程と、
    前記ソレノイドバルブの目標弁開度を決定する工程と、
    前記ソレノイドバルブの弁開度が前記目標弁開度になるように、前記ソレノイドバルブを駆動する駆動信号を設定する工程と、
    前記ソレノイドバルブの前後における前記流体経路の差圧に応じて、前記ソレノイドバルブを駆動する差圧補正信号を設定し、前記駆動信号と前記差圧補正信号とを加算した補正駆動信号によって前記ソレノイドバルブを駆動する工程と、
    を含み、
    前記目標弁開度が所定開度以下の場合に前記差圧補正信号を設定することを特徴とするソレノイドバルブの制御方法。
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