JP6713313B2 - レーザ加工装置用加工ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ加工に用いられるレーザ加工装置用加工ヘッドに係る。特にレーザ加工の方法を改革、改善するレーザ加工装置用加工ヘッドに関する。
被加工物を加工するのにレーザ加工装置が用いられる場合がある。
例えば、被加工物を溶接加工するのにレーザ加工装置が用いられる。
例えば、被加工物を溶解するのにレーザ加工装置が用いられる。
例えば、被加工物を加熱するのにレーザ加工装置が用いられる。
例えば、被加工物を切断するのにレーザ加工装置が用いられる。
一般的なレーザ光加工では、レーザ光を集光レンズにより集光し、その焦点部近傍に部材を位置づけて加工される。従って、そのレーザ光による加工点のエネルギー密度は高く、極小点に限られる。このことは、熱影響が少ない微細、小域の加工例えば金属切断、深溶け込み溶接等に適している。
レーザ光を被加工物の被加工部に照射する際にシールドガスを被加工部に吹き付けて被加工部をシールドする。
この様にすると、被加工部の温度が上がって空気と反応することを防ぐことができる。
仮に、シールドガスが被加工部をシールドしないと、被加工部が酸化し、機械特性が劣化する。また黒ずみ見栄えが悪化する。
加工点を中心に周辺の温度が上昇するので、シールフォガスを加工点の他、加工点の周囲にも吹き付けて、温度が低下するまでの間十分に被加工部をシールドガスで覆うことが求められる。
板と板との付きあわせ部をレーザ光により溶接する場合、線状のつきあわせ部に沿って加工点を移動させつつ溶接するので、加工点の後方の箇所も温度が必要な温度まで低下するまでシールドガスで覆う必要がある。
従って、シールドガスが被加工物の加工点を中心として所定の領域を覆う。
一般的には、耐熱材料でできた筒状の部材であるシールドチップをトーチボデイに支持させ、シールドチップの先端部を被加工部に向けて近づけ、レーザ光をシールドチップの先端部から被加工物の加工点に照射する。シールドガスをシールドチップの先端部に形成された開口から雰囲気に噴射し、被加工物に吹き付けて、被加工部をシールドする。
上記のとおり、シールドチップの先端部に設けられた開口は所定の大きさを必要とする。シールドチップの先端部を被加工物に所定の距離まで近づけて作業する。
その結果、作業員は、視界にシールドチップの先端部が入るので、被加工部を見るのにに苦労する。
そこで、差業界から必要な被加工部の必要な領域を十分にシールドし、且つ被加工部を見るのが容易なレーザ加工装置用加工ヘッドを求められていた。
例えば、シールドチップに被加工部を見るための切欠きを設けている。
また、レーザ光特性を生かし且つ幅を持たせた加工領域が要求される加工には加工に対し、レーザ光び光軸を回転させ、加工点を螺旋状に移動させることを行う。
この様な加工をする場合、被加工部のシールドするのに必要な領域がさらに大きくなるのでえ、上記の要請がさらに増える。
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、簡単な構造により高い作業性で良好な加工をすることができるレーザ加工装置用加工ヘッドを提供しようとする。
上記目的を達成するため、本発明に係るシールドガスを用いレーザ光を被加工物の被加工部に照射するレーザ加工装置用加工ヘッドを、レーザ光を被加工部に照射する様に案内する光学系と、内部に前記光学系を収めるトーチボデイと、レーザ光を通過させるレーザ光通路を設けられレーザ光通路を通過するレーザ光の光軸であるレーザ光軸に沿った一方の端部であるチップ基端部を前記トーチボデイに支持されるシールドチップと、を備え、前記シールドチップが、前記レーザ光通路を形成し前記レーザ光軸に沿った一方の端部である内部基端部を前記トーチボデイに向け前記レーザ光軸に沿った他方の端部である内部先端部を被加工部に向けることをできる部材である内部シールドチップと、前記レーザ光軸に沿った一方の端部である外部基端部を前記トーチボデイに向け前記レーザ光軸に沿った他方の端部である外部先端部を前記内部先端部の位置より該外部基端部の側へ所定の距離だけずれた箇所に位置させ該外部先端部に前記内部シールドチップの外側壁を囲う様に該内部先端部の側から見て雰囲気に開かれた環状の開口である外部開口を形成する部材である外部シールドチップと、を有し、前記内部先端部を被加工部に向けてレーザ光を被加工部に照射するための姿勢にあるとき、シールドガスが前記外部開口を通過して雰囲気に噴出し前記内部シールドチップの前記外側壁の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物に吹き付けられ被加工部をシールドする、ものとした。
上記本発明の構成により、光学系が、レーザ光を被加工部に照射する様に案内する。トーチボデイが、内部に前記光学系を収める。シールドチップが、レーザ光を通過させるレーザ光通路を設けられ、レーザ光通路を通過するレーザ光の光軸であるレーザ光軸に沿った一方の端部であるチップ基端部を前記トーチボデイに支持される。前記シールドチップの前記内部シールドチップが、前記レーザ光通路を形成し前記レーザ光軸に沿った一方の端部である内部基端部を前記トーチボデイに向け前記レーザ光軸に沿った他方の端部である内部先端部を被加工部に向けることをできる部材である。前記シールドチップの外部シールドチップが、前記レーザ光軸に沿った一方の端部である外部基端部を前記トーチボデイに向け、前記レーザ光軸に沿った他方の端部である外部先端部を前記内部先端部の位置より該内部基端部の側へ所定の距離だけずれた箇所に位置させ、該外部先端部に前記内部シールドチップの外側壁を囲う様に該内部先端部の側から見て雰囲気に開かれた環状の開口である外部開口を形成する部材である。前記内部先端部を被加工部に向けてレーザ光を被加工部に照射するための姿勢にあるとき、シールドガスが前記外部開口を通過して雰囲気に噴出し前記内部シールドチップの前記外側壁の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物に吹き付けられ被加工部をシールドする。
その結果、シールドガスが被加工部をシールドする広さにくらべ内部先端部を小さくすることで被加工部を見やすくなり、簡単な構造により高い作業性で良好な加工をすることができる。
以下に、本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドを説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドは、前記シールドチップが前記外部シールドチップの内側壁と前記内部シールドチップの前記外側壁との間に前記外部開口に導通する空隙である外部空隙を形成され、前記内部先端部を被加工部に向けてレーザ光を被加工部に照射するための姿勢にあるとき、シールドガスが前記外部空隙に導入され前記外部開口を通過して雰囲気に噴出し前記内部シールドチップの前記外側壁の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物に吹き付けられ被加工部をシールドする。
上記の実施形態の構成により、前記シールドチップが前記外部シールドチップの内側壁と前記内部シールドチップの前記外側壁との間に前記外部開口に導通する空隙である外部空隙を形成される。前記内部先端部を被加工部に向けてレーザ光を被加工部に照射するための姿勢にあるとき、シールドガスが前記外部空隙に導入され前記外部開口を通過して雰囲気に噴出し前記内部シールドチップの前記外側壁の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物に吹き付けられ被加工部をシールドする。
その結果、シールドガスが被加工部をシールドする広さにくらべ内部先端部を小さくすることで被加工部を見やすくなり、シールドガスが安定して被加工部に吹き付けられて、簡単な構造により高い作業性で良好な加工をすることができる
本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドは、前記内部シールドチップの外側壁の雰囲気に露出した箇所が軸方向に一定の輪郭をもつ柱状の形状を有する。
上記の実施形態の構成により、前記内部シールドチップの外側壁の雰囲気に露出した箇所が軸方向に一定の輪郭をもつ柱状の形状を有する。
その結果、外部開口から噴出したシールドガスが軸方向に一定の輪郭をもつ柱状の形状の該側壁に案内されて安定して被加工部に吹き付けられる。
本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドは、前記内部シールドチップの前記外側壁が前記外部空隙の一部と前記外部開口の一部を形成し、前記内部シールドチップの前記外側壁の前記外部空隙を形成する箇所と前記外側壁の雰囲気に露出した箇所とが段差無く繋がる軸方向に一定の輪郭をもつ柱状の形状を有する。
上記の実施形態の構成により、前記内部シールドチップの前記外側壁が前記外部空隙の一部と前記外部開口の一部を形成する。前記内部シールドチップの前記外側壁の前記外部空隙を形成する箇所と前記外側壁の雰囲気に露出した箇所とが段差無く繋がる軸方向に一定の輪郭をもつ柱状の形状を有する。
その結果、外部空隙に導入されたシールドガスが軸方向に一定の輪郭をもつ柱状の形状の該側壁を形成する内部シールドチップの前記外側壁に案内されて安定して被加工部に吹き付けられる。
本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドは、前記内部シールドチップが内部に位置する空隙である内部空隙と該内部空隙に導通し前記内部先端部に位置する開口である内部開口とを形成し、レーザ光を被加工部に照射するための姿勢にあるとき、前記内部先端部が被加工部に対向し、シールドガスのうちの一部のシールドガスである外部シールドガスが前記外部空隙に導入され前記外部開口を通過して雰囲気に噴出し前記内部シールドチップの外側壁の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物に吹き付けられ、シールドガスのうちの一部のシールドガスである内部シールドが前記内部空隙に導入され前記内部開口から雰囲気に噴出して被加工物に吹き付けられ、前記内部シールドガスと前記外部シールドガスとが一体となり被加工部をシールドする。
上記の実施形態の構成により、前記内部シールドチップが内部に位置する空隙である内部空隙と該内部空隙に導通し前記内部先端部に位置する開口である内部開口とを形成する。レーザ光を被加工部に照射するための姿勢にあるとき、前記内部先端部が被加工部に対向し、シールドガスのうちの一部のシールドガスである外部シールドガスが前記外部空隙に導入され前記外部開口を通過して雰囲気に噴出し前記内部シールドチップの外側壁の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物に吹き付けられ、シールドガスのうちの一部のシールドガスである内部シールドが前記内部空隙に導入され前記内部開口から雰囲気に噴出して被加工物に吹き付けられ、前記内部シールドガスと前記外部シールドガスとが一体となり被加工部をシールドする。
その結果、シールドガスが被加工部をシールドする広さにくらべ内部先端部を小さくすることで被加工部を見やすくなり、簡単な構造により高い作業性で良好な加工をすることができる。
本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドは、前記シールドチップまたは前記トーチボデイが空隙であるトーチボデイ空隙を形成され、前記シールドチップが前記トーチボデイ空隙と前記外部空隙とを導通する孔である外部導通孔を形成され、前記内部シールドチップが前記内部基端部に前記トーチボデイ空隙と前記内部空隙を導通する内部導通孔を形成され、シールドガスが前記トーチボデイ空隙に導入され、シールドガスから分かれた前記外部シールドガスが前記外部導通孔を通過して前記外部空隙に導入され、シールドガスから分かれた前記内部シールドガスが前記内部導通孔を通過して前記内部空隙に導入される。
上記の実施形態の構成により、前記シールドチップが空隙であるトーチボデイ空隙を形成される。前記シールドチップが前記トーチボデイ空隙と前記外部空隙とを導通する孔である外部導通孔を形成され、前記内部シールドチップが前記内部基端部に前記トーチボデイ空隙と前記内部空隙を導通する内部導通孔を形成される。シールドガスが前記トーチボデイ空隙に導入され、シールドガスから分かれた前記外部シールドガスが前記外部導通孔を通過して前記外部空隙に導入され、シールドガスから分かれた前記内部シールドガスが前記内部導通孔を通過して前記内部空隙に導入される。
その結果、外部導通孔と内部導通孔との孔面積を調整して内部シールドガスと外部シールドガスの比を最適にすることができる。
本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドは、前記レーザ光通路が内部空隙に含まれ、レーザ光が光学系に案内されて前記レーザ光通路を通過して前記内部開口から雰囲気に射出されて被加工部に照射される。
上記の実施形態の構成により、前記レーザ光通路が内部空隙に含まれる。レーザ光が光学系に案内されて前記レーザ光通路を通過して前記内部開口から雰囲気に射出されて被加工部に照射される、
その結果、シールドチップから噴出シールドガスが、被加工部のレーザ光を照射させた箇所を回りを良好にシールドできる。
以上説明したように、本発明に係るレーザ加工装置用加工ヘッドは、その構成により、以下の効果を有する。
シールドチップがレーザ光をレーザ光通路を通過させて被加工部に照射する様に光学系を内部に収めるトーチボデイに支持され、内部シールドチップが内部基端部をトーチボデイに向け内部先端部を被加工部に向け、外部シールドチップが外部基端部を前記トーチボデイに向け外部先端部を内部先端部の位置より該内部基端部の側へ所定の距離だけずれた箇所に位置させて、該外部先端部に前記内部シールドチップの外側壁を囲う様に環状の開口である外部開口を形成し、加工時にシールドガスが前記外部開口を通過して雰囲気に噴出し前記内部シールドチップの前記外側壁の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物に吹き付けられ被加工部をシールドする様にしたので、シールドガスが被加工部をシールドする広さにくらべ内部先端部を小さくすることで被加工部を見やすくなり、簡単な構造により高い作業性で良好な加工をすることができる。
また、外部シールドチップの内側壁と前記内部シールドチップの前記外側壁との間に外部空隙を形成し、加工時に前記外部空隙に導入されたシールドガスが前記外部開口を通過して雰囲気に噴出し前記内部シールドチップの前記外側壁の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物に吹き付けられ被加工部をシールドする様にしたので、シールドガスが被加工部をシールドする広さにくらべ内部先端部を小さくすることで被加工部を見やすくなり、シールドガスが安定して被加工部に吹き付けられて、簡単な構造により高い作業性で良好な加工をすることができる。
また、前記内部シールドチップの外側壁の雰囲気に露出した箇所が軸方向に一定の輪郭をもつ柱状の形状を有する様にしたので、外部開口から噴出したシールドガスが軸方向に一定の輪郭をもつ柱状の形状の該側壁に案内されて安定して被加工部に吹き付けられる。
また、前記内部シールドチップの前記外側壁の前記外部空隙を形成する箇所と前記外側壁の雰囲気に露出した箇所とが段差無く繋がる軸方向に一定の輪郭をもつ柱状の形状を有する様にしたので、外部空隙に導入されたシールドガスが軸方向に一定の輪郭をもつ柱状の形状の該側壁を形成する内部シールドチップの前記外側壁に案内されて安定して被加工部に吹き付けられる。
また、加工時に外部空隙に導入された外部シールドガスが前記外部開口を通過して雰囲気に噴出し前記内部シールドチップの前記外側壁の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物に吹き付けられ、内部空隙に導入された内部シールドガスが内部開口を通過して雰囲気に噴出し、両方が一体となり被加工部をシールドする様にしたので、シールドガスが被加工部をシールドする広さにくらべ内部先端部を小さくすることで被加工部を見やすくなり、簡単な構造により高い作業性で良好な加工をすることができる。
また、シールドガスが前記トーチボデイ空隙に導入され、シールドガスから分かれた前記外部シールドガスが前記外部導通孔を通過して前記外部空隙に導入され、シールドガスから分かれた前記内部シールドガスが前記内部導通孔を通過して前記内部空隙に導入される様にしたので、外部導通孔と内部導通孔との孔面積を調整して内部シールドガスと外部シールドガスの比を最適にすることができる。
また、レーザ光が光学系に案内されて前記内部空隙に一致する前記レーザ光通路を通過して前記内部開口から雰囲気に射出されて被加工部に照射される様にしたので、シールドチップから噴出シールドガスが、被加工部のレーザ光を照射させた箇所を回りを良好にシールドできる。
従って、簡単な構造により高い作業性で良好な加工をすることができるレーザ加工装置用加工ヘッドを提供できる。
本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドの全体断面図である。 本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドの部分断面図である。 本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドのA−A断面図である。 本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドのB−B矢視図である。 レーザ加工装置の加工点の軌跡を示す。 レーザ加工装置に加工される被加工部の断面を示す。 レーザ加工装置の概念図である。
以下、本発明を実施するための形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドを、図面を参照して、説明する。
図7は、レーザ加工装置の一例を示す。
レーザ加工装置10は、レーザ発振器11とレーザ導光ケーブル12と加工ヘッド13とで構成される。
レーザ発振器11は、レーザ光を発振する機器である。
レーザ発振器11は、ファイバレーザ発振器であってもよい。
レーザ発振器11は、炭酸ガスレーザ発振器であってもよい。
レーザ導光ケーブル12は、レーザ発振器の発振したレーザ光をトーチに導く機器である。
レーザ導光ケーブル12は、伝送用ファイバ110とその他とで構成されてもよい。
伝送用ファイバ110は、レーザ光を導く光ファイバである。
加工ヘッド13は、レーザ導光ケーブルの導いたレーザ光を被加工物に照射する器具である。
レーザ加工は、溶接、加熱、溶融、切断、等の加工である。
最初に、本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドを、説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドの全体断面図である。図2は、本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドの部分断面図である。図3は、本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドのA−A断面図である。図4は、本発明の第一の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドのB−B矢視図である。
以下では、説明の便宜上、レーザ加工装置はファーバレーザ加工装置であるとして、説明する。
レーザ加工装置用加工ヘッドは、光学系100とトーチボデイ200とシールドチップ異300とシールドガス導入機器400とで構成される。
光学系100は、レーザ光Lを被加工部55に照射する様に案内するものである。
光学系100は、伝送用ファイバ110とコリメーションレンズ120と加工レンズ130とで構成される。
伝送用ファイバ110は、レーザ発振器11で発振したレーザ光Lを導くファイバである。
コリメーションレンズ120は、伝送用ファイバ110より射出されたレーザ光の拡がり角度を調整するレンズである。
加工レンズ130は、コリメーションレンズ120から射出したレーザ光を加工に必要なエネルギー密度に集光するレンズである。
コリメーションレンズ120は、レーザ光Lを入射して平行光線を出射する。
例えば、コリメーションレンズ120は、伝送用ファイバ110により導かれるレーザ光を入射して平行光線を出射する光学凸レンズである。
例えば、加工レンズ130は、平行光線を焦点に集光する光学凸レンズである。
コリメーションレンズ120の主軸とレーザ光の光軸とが一直線上にならんでもよい。
コリメーションレンズ120が出射した平行光線は、他の光学機器を介さずに直接に加工レンズ130に入射してもよい。
図1は、コリメーションレンズ120が出射した平行光線は、他の光学機器を介さずに直接に、加工レンズ130に入射する構造を示す。
コリメーションレンズが出射した平行光線は、光学要素により向きを変えた後で、加工レンズ130に入射してもよい。
例えば、コリメーションレンズが出射した平行光線は、光学ミラーにより向きを変えた後で、加工レンズ130に入射する。
図5の(A)は、加工点Xが直線状に移動する様子を示す。
図6の(A)は、被加工部の溶融部分を斜線で示す。
加工レンズ130の主軸が光軸からずれて、加工レンズ130が光軸を中心として回転してもよい。
この様にすると、被加工物の被加工部に集光する位置が所定の回転半径で回転する。
加工ヘッド13を被加工物50に対して相対移動させると、被加工物の被加工部に集光する位置である加工点Xが螺旋状に移動する。
図5の(B)は、加工点Xが螺旋状に移動する様子を示す。
図6の(B)は、被加工部の溶融部分を斜線で示す。
トーチボデイ200は、内部に光学系100を収める構造体である。
トーチボデイ200が、空隙であるトーチボデイ空隙V0を形成されてもよい。
トーチボデイ200は、レーザ加工装置用加工ヘッドの骨格を形成する主要構造体である。
トーチボデイ200は、トーチボデイ外筒210とシールドガス導入部220とで構成されてもよい。
トーチボデイ外筒210は、トーチボデイ200を形成する部材である。
例えば、トーチボデイ外筒210は、略筒状の外形を持つ部材である。
例えば、トーチボデイ外筒210は、略円筒状の外形を持つ部材である。
シールドガス導入部220は、トーチボデイ空隙V0にシールドガスFを導入する部分である。
伝送用ファイバ110の端部が、トーチボデイ外筒210に固定されてもよい。
例えば、伝送用ファイバ110の端部が、筒状の外形をもつトーチボデイ外筒210の一方の端部に固定される。
コリメーションレンズ120と加工レンズ130とが、トーチボデイ外筒210に支持される。
図1、図2は、コリメーションレンズ120と加工レンズ130を支持する支持構造を省略している。
シールドチップ300は、レーザ光Lを通過させるレーザ光通路を設けられ、レーザ光通路を通過するレーザ光の光軸であるレーザ光軸L0に沿った一方の端部であるチップ基端部301をトーチボデイ200に支持される。
シールドチップ300は、内部シールドチップ310と外部シールドチップ320とで構成される。
シールドチップ300は、シールドガスを被加工物50のレーザ光が当たる箇所に案内する。
シールドチップ300は、シールドガスを被加工物のレーザ光が当たる箇所を覆うようにに案内する。
シールドチップ300は、トーチボデイ外筒210に固定される。
例えば、シールドチップ300は、円筒状の外形をもつトーチボデイ外筒210の他方の端部に固定される。
例えば、シールドチップ300は、円筒状の外形をもつトーチボデイ外筒210の他方の端部にねじ固定される。
図2は、後述する外部シールドチップ320の外部基端部322が、円筒状の外形をもつトーチボデイ外筒210の他方の端部にねじ固定される様子を示す。
内部シールドチップ310は、レーザ光通路を形成し、レーザ光軸L0に沿った一方の端部である内部基端部312をトーチボデイ200に向け、レーザ光軸L0に沿った他方の端部である内部先端部311を被加工部55に向けることをできる部材である。
外部シールドチップ320は、レーザ光軸L0に沿った一方の端部である外部基端部322をトーチボデイ200に向け、レーザ光軸L0に沿った他方の端部である外部先端部321を内部先端部311の位置より内部基端部312の側へ所定の距離Dだけずれた箇所に位置させ、外部先端部に内部シールドチップ310の外側壁314を囲う様に内部先端部312の側から見て雰囲気に開かれた環状の開口である外部開口W2を形成する部材である。
外部シールドチップ320は、内部シールドチップ310を囲う様に設けられ、レーザ光軸L0に沿った一方の端部である外部基端部322をトーチボデイ200に向け、レーザ光軸L0に沿った他方の端部である外部先端部321を内部先端部311の位置より内部基端部312の側へ所定の距離Dだけずれた箇所に位置させ、外部先端部に内部シールドチップ310の外側壁314を囲う様に内部先端部312の側から見て雰囲気に開かれた環状の開口である外部開口W2を形成する部材である。
図4は、外部先端部に内部シールドチップ310の外側壁314を囲う様に雰囲気に開かれた内部先端部312の側から見て環状の開口である外部開口W2を形成する様子を示す。
内部先端部311を被加工部55に向けてレーザ光Lを被加工部55に照射するための姿勢にあるとき、シールドガスFが外部開口W2を通過して雰囲気に噴出し内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物50に吹き付けられ被加工部55をシールドする。
内部先端部311を被加工部55に向けてレーザ光Lを被加工部55に照射するための姿勢にあるとき、シールドガスFが外部開口W2を通過して雰囲気に噴出し内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所に沿って内部先端部311の側に向かって移動して被加工物50に吹き付けられ被加工部55をシールドする。
内部先端部311を被加工部55に向けてレーザ光Lを被加工部55に照射するための姿勢にあるとき、シールドガスFが外部開口W2を通過して雰囲気に噴出し内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物50に吹き付けられ被加工部55をシールドする様に、外部開口W2の面積やシールドガスFの導入量が調整される。
シールドチップ300が外部シールドチップ320の内側壁323と内部シールドチップ310の外側壁314との間に外部開口W2に導通する空隙である外部空隙V2を形成されてもよい。
シールドチップ300が外部シールドチップ320の外部先端部321の側の内側壁323と内部シールドチップ310の外側壁314との間に外部開口W2に導通する空隙である外部空隙V2を形成されてもよい。
内部先端部311を被加工部55に向けてレーザ光Lを被加工部55に照射するための姿勢にあるとき、シールドガスFが外部空隙V2に導入され外部開口W2を通過して雰囲気に噴出し内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物50に吹き付けられ被加工部55をシールドしてもよい。
内部先端部311を被加工部55に向けてレーザ光Lを被加工部55に照射するための姿勢にあるとき、シールドガスFが外部空隙V2に導入され外部開口W2を通過して雰囲気に噴出し内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所に沿って内部先端部311の側に向かって移動して被加工物50に吹き付けられ被加工部55をシールドしてもよい。
内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所が軸方向に一定の輪郭をもつ柱状の形状を有してもよい。
例えば、内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所が軸方向に一定の輪郭をもつ円柱状の形状を有する。
内部シールドチップ310の外側壁314が外部空隙V2の一部と外部開口W2の一部を形成してもよい。
内部シールドチップ310の外側壁314の外部空隙V2を形成する箇所と外側壁314の雰囲気に露出した箇所とが段差無く繋がる軸方向に一定の輪郭をもつ柱状の形状を有する、
例えば、内部シールドチップ310の外側壁314の外部空隙V2を形成する箇所と外側壁314の雰囲気に露出した箇所とが段差無く繋がる軸方向に一定の輪郭をもつ円柱状の形状を有する。
内部シールドチップが内部に位置する空隙である内部空隙と内部空隙に導通し内部先端部に位置する開口である内部開口とを形成してもよい。
レーザ光Lを被加工部55に照射するための姿勢にあるとき、内部先端部311が被加工部55に対向し、シールドガスFのうちの一部のシールドガスである外部シールドガスF2が外部空隙V2に導入され外部開口W2を通過して雰囲気に噴出し内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物50に吹き付けられ、シールドガスFのうちの一部のシールドガスである内部シールドガスF1が内部空隙V1に導入され内部開口w1から雰囲気に噴出して被加工物50に吹き付けられ、内部シールドガスF1と外部シールドガスF2とが一体となり被加工部55をシールドしてもよい。
レーザ光Lを被加工部55に照射するための姿勢にあるとき、内部先端部311が被加工部55に対向し、シールドガスFのうちの一部のシールドガスである外部シールドガスF2がトーチボデイ200から外部空隙V2に導入され外部開口W2を通過して雰囲気に噴出し内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所に沿って内部先端部311の側に向かって移動して被加工物50に吹き付けられ、シールドガスFのうちの一部のシールドガスである内部シールドガスF1が内部空隙V1に導入され内部開口w1から雰囲気に噴出して被加工物50に吹き付けられ、内部シールドガスF1と外部シールドガスF1とが一体となり被加工部55をシールドしてもよい。
レーザ光Lを被加工部55に照射するための姿勢にあるとき、内部先端部311が被加工部55に対向し、シールドガスFのうちの一部のシールドガスである外部シールドガスF2がトーチボデイ200から外部空隙V2に導入され外部開口W2を通過して雰囲気に噴出し内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所に沿って内部先端部311の側に向かって移動して被加工物50に吹き付けられ、シールドガスFのうちの一部のシールドガスである内部シールドガスF1が内部空隙V1に導入され内部開口w1から雰囲気に噴出して被加工物50に吹き付けられ、内部シールドガスF1と外部シールドガスF2とが一体となり被加工部55をシールドする様に、内部開口W1、外部開口W2、シールドガスFの導入量が調整される。
トーチボデイ200が空隙であるトーチボデイ空隙V0を形成されてもよい。
シールドチップ300がトーチボデイ空隙V0と外部空隙V2とを導通する孔である外部導通孔H2を形成されてもよい。
内部シールドチップ310が内部基端部312にトーチボデイ空隙V0と内部空隙V1を導通する内部導通孔H1を形成されてもよい。
シールドガスFがトーチボデイ空隙V0に導入された後で、シールドガスFから分かれた外部シールドガスF2が外部導通孔H2を通過して外部空隙V2に導入され、シールドガスFから分かれた内部シールドガスF1が内部導通孔H1を通過して内部空隙V1に導入されてもよい。
シールドガスFがトーチボデイ空隙V0に導入された後で、シールドガスFから分かれた外部シールドガスF2が外部導通孔H2を通過して外部空隙V2に導入され、シールドガスFから分かれた内部シールドガスF1が内部導通孔H1を通過して内部空隙V1に導入されて、内部シールドガスF1と外部シールドガスF2とが一体となって被加工部55をシールドする様に、内部開口W1、外部開口W2、内部導通孔H1、外部導通孔H2、シールドガスの導入量が調整される。
レーザ光通路が内部空隙V1に含まれ、
レーザ光Lが光学系100に案内されてレーザ光通路を通過して内部開口W1から雰囲気に射出されて被加工部55に照射されてもよい。
図2は、レーザ光Lが光学系100に案内されてレーザ光通路を通過して内部開口W1から雰囲気に射出されて被加工部55に照射される様子を示す。
本発明の実施形態に係るレーザ加工装置用加工ヘッドは、その構成により、以下の効果を有する。
シールドチップ300がレーザ光Lをレーザ光通路を通過させて被加工部55に照射する様に光学系100を内部に収めるトーチボデイ200に支持され、内部シールドチップ310が内部基端部312をトーチボデイ200に向け内部先端部311を被加工部55に向け、外部シールドチップ320が外部基端部321をトーチボデイ200に向け外部先端部321を内部先端部311の位置より内部基端部312の側へ所定の距離Dだけずれた箇所に位置させて、外部先端部321に内部シールドチップ310の外側壁314を囲う様に環状の開口である外部開口W2を形成し、加工時にシールドガスFが外部開口W2を通過して雰囲気に噴出し内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物50に吹き付けられ被加工部55をシールドする様にしたので、シールドガスFが被加工部55をシールドする広さにくらべ内部先端部311を小さくすることで被加工部を見やすくなり、簡単な構造により高い作業性で良好な加工をすることができる。
また、外部シールドチップ320の内側壁323と内部シールドチップ310の外側壁314との間に外部空隙V2を形成し、加工時に外部空隙V2に導入されたシールドガスFが外部開口W2を通過して雰囲気に噴出し内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物50に吹き付けられ被加工部55をシールドする様にしたので、シールドガスFが被加工部55をシールドする広さにくらべ内部先端部311を小さくすることで被加工部55を見やすくなり、シールドガスが安定して被加工部に吹き付けられて、簡単な構造により高い作業性で良好な加工をすることができる。
また、内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所が軸方向に一定の輪郭をもつ円柱状の形状を有する様にしたので、外部開口W2から噴出したシールドガスが軸方向に一定の輪郭をもつ柱状の形状の側壁に案内されて安定して被加工部55に吹き付けられる。
また、内部シールドチップ310の外側壁314の外部空隙V2を形成する箇所と外側壁314の雰囲気に露出した箇所とが段差無く繋がる軸方向に一定の輪郭をもつ円柱状の形状を有する様にしたので、外部空隙V2に導入されたシールドガスFが軸方向に一定の輪郭をもつ円柱状の形状の側壁を形成する内部シールドチップ310の外側壁314に案内されて安定して被加工部55に吹き付けられる。
また、加工時に外部空隙V2に導入された外部シールドガスF2が外部開口W2を通過して雰囲気に噴出し内部シールドチップ310の外側壁314の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物50に吹き付けられ、内部空隙V1に導入された内部シールドガスF1が内部開口W1を通過して雰囲気に噴出し、両方が一体となり被加工部55をシールドする様にしたので、シールドガスFが被加工部55をシールドする広さにくらべ内部先端部311を小さくすることで被加工部55を見やすくなり、簡単な構造により高い作業性で良好な加工をすることができる。
また、シールドガスFがトーチボデイ空隙V0に導入された後で、シールドガスFから分かれた外部シールドガスF2が外部導通孔H2を通過して外部空隙V2に導入され、シールドガスFから分かれた内部シールドガスF1が内部導通孔H1を通過して内部空隙V1に導入される様にしたので、外部導通孔H2と内部導通孔H1との孔面積を調整して内部シールドガスF1と外部シールドガスF2の比を最適に調整することができる。
また、レーザ光Lが光学系100に案内されて内部空隙に一致するレーザ光通路を通過して内部開口から雰囲気に射出されて被加工部に照射される様にしたので、シールドチップから噴出シールドガスが、被加工部のレーザ光を照射させた箇所を回りを良好にシールドできる。
従来の内部シールドチップのみによる構造では、熱加工部より発生するトーチ側反射熱がトーチ内部シールドチップ310に加わり、トーチ自体(ボデイ)の過熱現象をもたらす。
本願発明の構造では、外部シールドチップ320から流出し、内部シールドチップ310の外周を流れるシールドガスF2は、内部シールドチップ310の外周を冷却する作用をもたらす。その結果、内部シールドチップ310の外周を流れるガスF2は上記効果によりトーチの加熱の防止又は低減するのに効果的である。
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
加工が溶接である場合を例にとって説明したがこれに限定されない。加工が切断、加熱、等であってもよい。
レーザ加工装置はファイバレーザ加工装置であるとして説明したが、これに限定ざれない。例えば、レーザ加工装置は炭酸ガスレーザ加工装置であってもよい。
D 所定の距離
F シールドガス
F1 内部シールドガス
F2 外部シールドガス
L レーザ光
L0 レーザ光軸
H1 内部導通孔
H2 外部導通孔
V0 トーチボデイ空隙
V1 内部空隙
V2 外部空隙
W1 内部開口
W2 外部開口
X 加工点
10 レーザ加工機
11 レーザ発振器
12 レーザ導光ケーブル
13 加工ヘッド
50 被加工物
55 被加工部
100 光学系
110 伝送用ファイバ
120 コリメーションレンズ
130 加工レンズ
200 トーチボデイ
210 トーチボデイ外筒
220 シールドガス導入部
300 シールドチップ
301 チップ基端部
310 内部シールドチップ
311 内部先端部
312 内部基端部
313 内側壁
314 外側壁
320 外部シールドチップ
321 外部先端部
322 外部基端部
323 内側壁
400 シールドガス導入機器
特開2012−66290号 特開平10−180479号 特開2005−205415号 特開2004−74231号

Claims (4)

  1. シールドガスを用いレーザ光を被加工物の被加工部に照射するレーザ加工装置用加工ヘッドであって、
    レーザ光を被加工部に照射する様に案内する光学系と
    内部に前記光学系を収めるトーチボデイと、
    レーザ光を通過させるレーザ光通路を設けられレーザ光通路を通過するレーザ光の光軸であるレーザ光軸に沿った一方の端部であるチップ基端部を前記トーチボデイに支持されるシールドチップと、
    を備え、
    前記トーチボデイが空隙であるトーチボデイ空隙を形成され、
    前記シールドチップが、
    前記レーザ光通路を形成し前記レーザ光軸に沿った一方の端部である内部基端部を前記トーチボデイに向け前記レーザ光軸に沿った他方の端部である内部先端部を被加工部に向けることをできる部材である内部シールドチップと、
    前記レーザ光軸に沿った一方の端部である外部基端部を前記トーチボデイに向け前記レーザ光軸に沿った他方の端部である外部先端部を前記内部先端部の位置より該内部基端部の側へ所定の距離だけずれた箇所に位置させ該外部先端部に前記内部シールドチップの外側壁を囲う様に該内部先端部の側から見て雰囲気に開かれた環状の開口である外部開口を形成する部材である外部シールドチップと、
    を有し、
    前記外部シールドチップの内側壁と前記内部シールドチップの前記外側壁との間に前記外部開口に導通する空隙である外部空隙を形成され、
    前記内部シールドチップの内部に位置する空隙である内部空隙と該内部空隙に導通し前記内部先端部に位置する開口である内部開口とを形成され、
    前記シールドチップが前記トーチボデイ空隙と前記外部空隙とを導通する孔である外部導通孔を形成され、
    前記内部シールドチップが前記内部基端部に前記トーチボデイ空隙と前記内部空隙を導通する内部導通孔を形成され、
    前記内部シールドチップの外側壁が前記外部導通孔を通過してガスを導入される箇所から前記内部先端部まで軸方向に一定の輪郭をもつ円柱状の輪郭をもち、該円柱状の輪郭が前記外部空隙の前記外部導通孔を通過してガスを導入される箇所から前記外部開口までの内周を形成し、
    前記外部シールドチップの内側壁が前記外部空隙の前記外部導通孔を通過してガスを導入される箇所から前記外部開口までの外周を形成し、
    前記内部先端部を被加工部に向けてレーザ光を被加工部に照射するための姿勢にあるとき、シールドガスのうちの一部のシールドガスである外部シールドガス前記外部導通孔を通過して前記外部空隙に導入され前記外部開口を通過して雰囲気に噴出し前記内部シールドチップの前記外側壁の雰囲気に露出した箇所に沿って移動して被加工物に吹き付けられシールドガスのうちの一部のシールドガスである内部シールドガスが前記内部空隙に導入され前記内部開口から雰囲気に噴出して被加工物に吹き付けられ、前記内部シールドガスと前記外部シールドガスとが一体となり被加工部をシールドする、
    ことを特徴とするレーザ加工装置用加工ヘッド。
  2. 前記外部シールドチップの内側壁が前記外部導通孔を通過してガスを導入される箇所から前記外部開口まで軸方向に一定の輪郭をもつ円柱状の輪郭をもち、該円柱状の輪郭が前記外部空隙の前記外部導通孔を通過してガスを導入される箇所から前記外部開口までの外周を形成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置用ヘッド。
  3. 前記内部シールドチップの内側壁が軸方向に一定の輪郭をもつ円柱状の輪郭をもち、該円柱状の輪郭が前記内部空隙の内部連通孔のある箇所から前記内部開口までの外周を形成する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のうちのひとつに記載のレーザ加工装置用ヘッド。
  4. シールドガスが前記トーチボデイ空隙に導入された後で、シールドガスから分かれた外部シールドガスが前記外部導通孔を通過して前記外部空隙に導入され、シールドガスから分かれた内部シールドガスが前記内部導通孔を通過して前記内部空隙に導入されて、内部シールドガスと外部シールドガスとが一体となって被加工部をシールドする様に、前記内部開口、前記外部開口、前記内部導通孔、前記外部導通孔、シールドガスの導入量が調整される、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうちのひとつに記載のレーザ加工装置用ヘッド。
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