JP6711259B2 - 板ガラス製造方法及び板ガラス製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、板ガラスの製造方法及び製造装置に関する。
周知のように、液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイ(OLED)などのフラットパネルディスプレイ(FPD)用のガラス基板に代表されるように、各種分野に利用される板ガラスには、表面欠陥やうねりに対して厳しい製品品位が要求されるのが実情である。
このような要求を満たすために、板ガラスの製造方法としてダウンドロー法が広く利用されている。このダウンドロー法としては、オーバーフローダウンドロー法やスロットダウンドロー法が公知である。
オーバーフローダウンドロー法は、断面が略くさび形の成形体の上部に設けられたオーバーフロー溝に溶融ガラスを流し込み、このオーバーフロー溝から両側に溢れ出た溶融ガラスを成形体の両側の側壁部に沿って流下させながら、成形体の下端部で融合一体化し、ガラスリボンを連続成形するというものである。また、スロットダウンドロー法は、溶融ガラスが供給される耐火物の底壁にスロット状の開口部が形成され、この開口部を通じて溶融ガラスを流下させることによりガラスリボンを連続成形するというものである。
特にオーバーフローダウンドロー法では、成形されたガラスリボンの表裏両面が、成形過程において、成形体の如何なる部位とも接触せずに成形されるので、非常に平面度がよく傷等の欠陥のない火造り面となる。
オーバーフローダウンドロー法を用いる板ガラス製造装置としては、特許文献1に開示されるように、成形体を内部に有する成形部と、成形部の下方に設置される徐冷部と、徐冷部の下方に設けられる冷却部及び切断部とを備えたものがある。この板ガラス製造装置は、成形体の頂部から溶融ガラスを溢れさせると共に、その下端部で融合させることでガラスリボンを成形し、このガラスリボンを徐冷部に通過させてその内部歪みを除去し、冷却部で室温まで冷却した後に、切断部でガラスリボンから所定寸法の板ガラスを切り出すように構成されている。
切り出された板ガラスは、切断部から搬出された後、必要に応じ、幅方向(水平方向)の両端が切断によって除去される。また、必要に応じ、板ガラスの検査が行われる。その後、板ガラスは、専用のパレットに梱包されて輸送される。この場合、パレット上には複数の板ガラスが縦置きの状態にて積層される。パレット上に板ガラスを縦置きの状態で積載する場合には、板ガラス同士の直接接触による擦り傷の発生防止や、輸送中の板ガラスの破損防止等を目的として、板ガラスの相互間に、緩衝材やスペーサとしてのシート材が介装される。これにより、パレット上には、板ガラスとシート材とを交互に配置させてなる板ガラス積層体が形成される。
例えば、特許文献2及び3は、パレットにシート材を供給するためのシート材供給装置を開示する。シート材供給装置は、帯状シート元材を上流側でロール状に巻回してなる元材ロールと、元材ロールから引き出された帯状シート元材をその下流端部で切断する切断手段と、切断手段の下方に配置され且つ切断後のシート材を保持する保持手段を備える。
シート材供給装置は、元材ロールから帯状シート元材を引き出し、この帯状シート元材の幅方向両端部を保持手段で保持し、切断手段により帯状シート元材を切断する。これにより、所定の長さのシート材が切り出される。切り出されたシート材は、保持手段によって張力が付与された状態で保持され、パレットに縦置きされた板ガラスの表面に配置される。
特開2012−197185号公報 特開2012−35988号公報 特開2014−223965号公報
上記構成のシート材供給装置では、帯状シート元材の切断を継続するために、元材ロールから帯状シート元材が全て搬送装置により引き出された場合に、その帯状シート元材の終端部と新たな帯状シート元材の始端部とを連結することが望ましい。この場合、各帯状シート元材の始端部と終端部との繋ぎ目がシート材としてパレットに供給されないように、この繋ぎ目の前後で各帯状シート元材の一部を切断し、繋ぎ目を含む廃棄用シート材を形成し、この廃棄用シートを確実に廃棄する必要がある。
しかしながら、従来のシート材供給装置では、ダンサーローラによって帯状シート元材の搬送長さが変化することから、繋ぎ目の位置から切断位置までの長さを把握することが困難であった。このため、従来の板ガラス製造方法では、繋ぎ目を確実に除去するために廃棄用のシート材の長さを過分に設定してしまい、その結果、廃棄されるシート材の量が増大し、例えば廃棄されるシート材の長さは10m程度であった。
本発明は上記の事情に鑑みて為されたものであり、帯状シート元材の繋ぎ目を含む廃棄用シート材の量を低減することが可能な板ガラス製造方法及び板ガラス製造装置を提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するためのものであり、板ガラスとシート材とを縦姿勢で交互にパレットに対して積載する梱包工程を備える板ガラス製造方法において、前記梱包工程は、複数のガイドローラ及びダンサーローラにより、始端部及び終端部を有する帯状シート元材を移送する搬送工程と、前記帯状シート元材を所定の切断位置にて切断して所定長さのシート材を形成する切断工程と、前記シート材を前記パレットに配する設置工程と、を備え、前記帯状シート元材は、互いに連結可能な第1帯状シート元材及び第2帯状シート元材を含み、前記搬送工程は、前記第1帯状シート元材の前記終端部と前記第2帯状シート元材の前記始端部とを繋ぐ連結工程と、前記ダンサーローラよりも下流側に位置するセンサによって、前記連結工程によって形成される前記終端部と前記始端部との繋ぎ目の位置を検出する検出工程と、を含み、前記切断工程では、前記検出工程での前記繋ぎ目の位置の検出に基づき、前記繋ぎ目の位置から前記切断位置までの前記第1帯状シート元材の残り長さを把握し、把握された前記残り長さを用い、前記第1帯状シート元材から前記所定長さのシート材を順次切断した状態の前記残り長さを演算し、演算された前記残り長さが前記所定長さよりも短くなる場合に、前記第2帯状シート元材のうちの前記繋ぎ目の後部を切断して、前記繋ぎ目を含む廃棄用シート材を形成することを特徴とする。
上記構成の本方法によれば、ダンサーローラの下流側に設けられるセンサによって、第1帯状シート元材と第2帯状シート元材との繋ぎ目を検出することにより、先に切断される第1帯状シート元材における残り長さを把握できる。本方法では、把握された残り長さを用い、第1帯状シート元材から所定長さのシート材を順次切断した状態の残り長さを演算する。この演算された残り長さがシート材の所定長さよりも短くなる場合に繋ぎ目の後部を切断して廃棄用シート材を形成する。これにより、廃棄用シート材の長さを可及的に短くすることが可能になる。
前記第1帯状シート元材又は前記第2帯状シート元材は、前記繋ぎ目に対応するマーカを有し、前記センサは、前記マーカを検出するように構成されることが望ましい。これにより、繋ぎ目の位置をセンサによって確実に検出できる。
本発明は上記の課題を解決するためのものであり、板ガラスとシート材とを縦姿勢で交互にパレットに対して積載する板ガラス製造装置において、複数のガイドローラ及びダンサーローラにより、始端部及び終端部を有する帯状シート元材を移送する搬送装置と、前記帯状シート元材を所定の切断位置にて切断して所定長さのシート材を形成する切断装置と、を備え、前記帯状シート元材は、互いに連結可能な第1帯状シート元材及び第2帯状シート元材を含み、前記搬送装置は、前記第1帯状シート元材の前記終端部と前記第2帯状シート元材の前記始端部とを繋ぐ連結装置と、前記ダンサーローラよりも下流側に位置するとともに、前記連結装置によって形成される前記終端部と前記始端部との繋ぎ目の位置を検出するセンサと、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記センサによる前記繋ぎ目の検出に基づき、前記繋ぎ目の位置から前記切断位置までの前記第1帯状シート元材の残り長さを把握し、把握した前記残り長さを用い、前記切断装置によって前記第1帯状シート元材から前記所定長さのシート材を順次切断した状態の前記残り長さを演算し、演算された前記残り長さが前記所定長さよりも短くなる場合に、前記切断装置によって前記第2帯状シート元材のうちの前記繋ぎ目の後部を切断して、前記繋ぎ目を含む廃棄用シート材を形成することを特徴とする。
かかる構成によれば、ダンサーローラの下流側に設けられるセンサによって、第1帯状シート元材と第2帯状シート元材との繋ぎ目を検出することにより、先に切断される第1帯状シート元材における残り長さを把握できる。制御装置は、把握された残り長さを用い、第1帯状シート元材から所定長さのシート材を順次切断した状態の残り長さを演算する。また、この演算された残り長さが所定長さよりも短くなる場合に、繋ぎ目の後部を切断して廃棄用シート材を形成する。これにより、廃棄用シート材の長さを可及的に短くすることが可能になる。
本発明によれば、帯状シート元材の繋ぎ目を含む廃棄用シート材の量を低減できる。
板ガラス製造装置の全体構成を示す模式図である。 シート材供給装置における制御装置を示す機能ブロック図である。 板ガラス製造方法のフローチャートである。 帯状シート元材の連結工程を説明するための側面図である。 帯状シート元材の連結工程を説明するための側面図である。 帯状シート元材の連結工程を説明するための側面図である。 板ガラス製造方法の一工程を示す側面図である。 板ガラス製造方法の一工程を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。図1乃至図8は、本発明に係る板ガラス製造装置及び板ガラス製造方法の一実施形態を示す。
図1に示すように、板ガラス製造装置1は、ダウンドロー法により溶融ガラスGMをガラスリボンGRに連続的に成形する成形部2と、成形部2の下方でガラスリボンGRの内部歪みを除去する徐冷部3と、徐冷部3の下方に設けられる冷却部4と、冷却部4の下方に設けられる切断部5と、切断部5によって切り出された板ガラスGSを移送する搬送部6と、板ガラスGSをパレット7に載置する梱包部8とを備える。
成形部2は、炉壁の内側に、オーバーフローダウンドロー法を実行する成形体9と、この成形体9から溢れ出た溶融ガラスGMをガラスリボンGRとして引き抜くエッジローラ10とを備える。
成形体9は、長尺状に構成されるとともに、頂部に形成されたオーバーフロー溝11と、互いに対向する一対の側壁部を構成する垂直面部12及び傾斜面部13とを備えている。一対の傾斜面部13は、下方に向かって漸次接近することで交差し、成形体9の下端部14を構成している。エッジローラ10は、ガラスリボンGRの幅方向の端部を挟持するように、左右一組のローラ対として構成される。
徐冷部3は、成形部2から下降するガラスリボンGRを徐冷してその内部歪みを除去する。すなわち、徐冷部3内は、所定の温度勾配を有するように温度設定がなされている。ガラスリボンGRは、徐冷部3内を下降するにつれて徐々に温度が低下する。徐冷部3は、内部に配置された上下複数段のガイドローラ15を介してガラスリボンGRを鉛直下方に案内する。
冷却部4は、徐冷部3から移送されるガラスリボンGRを通過させることにより、ガラスリボンGRをさらに冷却する。冷却部4は、ガラスリボンGRを室温付近まで冷却する。冷却部4により冷却されたガラスリボンGRは、下方の切断部5へと送られる。
切断部5は、冷却部4から下方に移送されるガラスリボンGRから所定の寸法の板ガラスGSを切り出す折割装置16を有する。成形部2により連続成形されたガラスリボンGRは、この折割装置16によって矩形状の板ガラスGSに切断される。切断された板ガラスGSは、必要に応じ、その幅方向(水平方向)の両端に形成された厚肉部が切断によって除去される。また、必要に応じ、板ガラスGSの検査が行われる。その後、板ガラスGSは、梱包部8へと送られる。
搬送部6は、板ガラスGSを移動させる複数の保持部17を備える搬送装置として構成される。各保持部17は、板ガラスGSを把持可能なクランプ機構17aを有する。搬送部6は、保持部17のクランプ機構17aによって板ガラスGSの上部を把持するとともに、板ガラスGSの表面がその移動方向に面するように、当該板ガラスGSを搬送する。また、搬送部6は、板ガラスGSの下部を保持することなく当該板ガラスGSを搬送する。なお、各保持部17は、ロボットアームその他の各種移動機構により三次元的に移動し得る。なお、搬送される板ガラスGSの厚みは、例えば0.2〜3.0mmとされるが、これに限定されない。
梱包部8は、図1に示すシート材供給装置18を含む。シート材供給装置18は、帯状シート元材19a,19bを上流側でロール状に巻回してなる元材ロール20a,20bと、元材ロール20a,20bの帯状シート元材19a,19b同士を繋ぐ連結装置21と、元材ロール20a,20bから引き出された帯状シート元材19a,19bをその下流側端部で切断してシート材Sを切り出す切断装置22と、切断装置22の下方に配置され、かつ切断後のシート材Sを保持する一対の第1保持部23及び一対の第2保持部24と、各保持部23,24を移動可能に支持するガイド部材25,26と、帯状シート元材19a,19bの一部を廃棄するための廃棄装置27と、を備える。
また、シート材供給装置18は、帯状シート元材19a,19bの搬送装置として、上流側から順に、元材ロール20a,20bから帯状シート元材19a,19bを挟持して引き出す第1駆動ローラ28と、帯状シート元材19a,19bの引き出し寸法を一定範囲に調整するダンサーローラ29と、帯状シート元材19a,19bを所要の経路に沿わせるための多数のガイドローラ30と、帯状シート元材19a,19bの下流側端部を挟持して切断装置22に送り出すための第2駆動ローラ31と、ダンサーローラ29を検出可能なセンサ(以下「第1センサ」)32と、ダンサーローラ29の下流側に設置されるセンサ(以下「第2センサ」という)33と、各種の制御を実行する制御装置34と、を備える。
なお、シート材供給装置18により供給される帯状シート元材19a,19b(シート材S)としては、樹脂シート、紙その他の各種材質のものが使用される。樹脂シートとしては、高発泡ポリエチレンシート等の発泡樹脂シート、例えばミラマット(登録商標)が好適に使用され得る。帯状シート元材19a,19b(シート材S)の厚みは、0.05〜2.00mmとされるが、これに限定されない。
連結装置21は、シート材供給装置が帯状シート元材を連続的に搬送するように、二個の元材ロール20a,20bを連結するように構成される。以下、二個の元材ロール20a,20bをそれぞれ第1元材ロール20a、第2元材ロール20bという。各元材ロール20a,20bに対応する帯状シート元材19a,19bをそれぞれ第1帯状シート元材19a、第2帯状シート元材19bという。なお、帯状シート元材19a,19bは、いずれも始端部19c及び終端部19dを有する。
連結装置21は、第1元材ロール20a及び第2元材ロール20bを支持する支持部35と、第1帯状シート元材19aの終端部19dと第2帯状シート元材19bの始端部19cとの連結を行う連結部36,37とを備える。
支持部35は、長尺状に構成されており、その一端部で第1元材ロール20aを回転自在に支持するとともに、その他端部で第2元材ロール20bを回転自在に支持する。支持部35は、支点35aを介して回転可能に構成される。支持部35は、支点35a廻りに回転することで、第1元材ロール20aと第2元材ロール20bの位置を反転させるように構成される。
連結部36,37は、第1帯状シート元材19aの終端部19dと第2帯状シート元材19bの始端部19cとを重ね合わせた状態で、この部分を挟み込む第1連結部36及び第2連結部37を含む。各連結部36,37は、上下方向において、相対的に接近・離反可能に構成される。
連結装置21は、第1元材ロール20aから第1帯状シート元材19aが引き出される間、第2元材ロール20bを待機させる。連結装置21は、第1帯状シート元材19aが第1元材ロール20aから全て引き出されたときに、第2帯状シート元材19bの始端部19cと当該第1帯状シート元材19aの終端部19dとを連結する。
切断装置22は、第2駆動ローラ31と、各保持部23,24との間に配置される。切断装置22は、帯状シート元材19a,19bを支持する受け台38と、この受け台38に帯状シート元材19a,19bを固定する押さえ部材39と、切断刃40とを備える。切断装置22は、各保持部23,24によって帯状シート元材19a,19bの一部を保持した状態で、その切断刃40により、当該帯状シート元材19a,19bを切断する。
第1保持部23は、シート材Sの幅方向端部における上部を保持するように構成される。第2保持部24は、シート材Sの幅方向端部における下部を保持するように構成される。各保持部23,24は、帯状シート元材19a,19bを切断してなるシート材Sの幅方向両端部を保持するクランプ機構を有する。
ガイド部材25,26は、各保持部23,24をパレット7に対して前後に接近・離反させる第1ガイド部材25と、この第1ガイド部材25を上下に移動させる第2ガイド部材26とを含む。
第1ガイド部材25は、第2ガイド部材26から前方に突出する長尺体である。第1ガイド部材25は、水平方向に対して所定の角度で下方に傾斜している。第1ガイド部材25は、その上面側で、各保持部23,24をその長手方向(前後方向)にスライド自在に支持する。
第1ガイド部材25は、各保持部23,24を前後に移動させるための駆動機構を備える。この駆動機構はベルト伝達機構からなるが、この構成に限定されるものではなく、例えば、ボールネジ機構、ラックアンドピニオン機構、リニアモータなどで構成されてもよい。
第2ガイド部材26は、上下方向に延びる長尺体である。第2ガイド部材26は、鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。第2ガイド部材26は、第1ガイド部材25の一端部を上下移動可能に支持する。第1ガイド部材25は、第2ガイド部材26に対して直角を為すように、当該第2ガイド部材に支持される。第2ガイド部材26は、第1ガイド部材25を上下に移動させるための駆動機構を有する。この駆動機構はベルト伝達機構により構成されるが、これに限定されるものではなく、例えば、ボールネジ機構、ラックアンドピニオン機構、リニアモータなどで構成され得る。
第2ガイド部材26は、パレット7の上方に配置された基台部41に吊り下げ支持されている。基台部41は、第1基台部42と第2基台部43の上下2つに分割されている。第1基台部42は、建物の構造物である梁に固定されている。第2基台部43は、前後方向に移動可能となるように、第1基台部42の下面に支持されている。
廃棄装置27は、第1帯状シート元材19aと第2帯状シート元材19bを連結した際の連結部分を収容する受け部材27aを有する。受け部材27aは、切断装置22の下方位置にて廃棄される部分を受ける収容位置と、この収容位置から退避して、各保持部23,24によるシート材Sの移動を阻害しないように待機する待機位置とに往復移動可能に構成される。
第1駆動ローラ28は、連結装置21の下流側に配置される。第1駆動ローラ28には、タッチローラ(以下「第1タッチローラ」という)28aが設けられる。第1駆動ローラ28は電動モータにより回転駆動される。第1駆動ローラ28は、第1センサ32に接続される。第1駆動ローラ28は、第1センサ32から送信される信号に応じて帯状シート元材19a,19bを引き出す。第1駆動ローラ28は、第1タッチローラ28aとともに帯状シート元材19a,19bを挟持した状態で、当該帯状シート元材19a,19bを下流側に移送する。
ダンサーローラ29は、第1駆動ローラ28の下流側に配置される。ダンサーローラ29は、帯状シート元材19a,19bを介して、上方に位置するガイドローラ30に支持される。ダンサーローラ29は、ガイドローラ30と帯状シート元材19a,19bとの間に介在することで、帯状シート元材19a,19bの搬送に応じて上下方向に移動可能に構成される。ダンサーローラ29は、ガイドローラ30とともに、帯状シート元材19a,19bの搬送長さを変更する。このようなダンサーローラ29により、帯状シート元材19a,19bに作用する張力を所望の範囲に制御するとともに、後述の第1帯状シート元材19aと第2帯状シート元材19bとを連結する工程において、帯状シート元材19a,19bを切断装置22へ供給する。なお、本実施形態では、複数のダンサーローラ29を用いるが、ダンサーローラ29は1つであってもよい。
第2駆動ローラ31は、ダンサーローラ29の下流側に配置される。第2駆動ローラ31はサーボモータ44によって回転駆動される。サーボモータ44は、第2駆動ローラ31を駆動する軸部45と、この軸部45の速度、トルク及び位置を検出可能な検出器46とを備える。検出器46は、ロータリエンコーダ等により構成される。検出器46は、軸部45の速度、トルク及び位置(回転角度)を検出できる。検出器46は、制御装置34に接続されており、検出した値をこの制御装置34に送信する。
第2駆動ローラ31には、タッチローラ(以下「第2タッチローラ」という)31aが設けられる。第2駆動ローラ31は、第2タッチローラ31aともに帯状シート元材19a,19bを挟持した状態で、当該帯状シート元材19a,19bを切断装置22に供給する。
第1センサ32は、ダンサーローラ29と、その上方のガイドローラ30との間に配置される。第1センサ32は、ダンサーローラ29の位置を検出する。
第2センサ33は、ダンサーローラ29よりも下流側であって、第2駆動ローラ31よりも上流側に配置される。具体的には、第2センサ33は、第2駆動ローラ31よりもダンサーローラ29寄りの位置に配置される。第2センサ33は、制御装置34に接続されている。第2センサ33は、第1帯状シート元材19aと第2帯状シート元材19bとが連結された場合に、その繋ぎ目を検出して、その検出信号を制御装置34に送信する。
制御装置34は、例えばCPU、ROM、RAM、HDD、モニタ、入出力インターフェース等の各種ハードウェアを実装するコンピュータ(PLC、PC等)を含む。図2に示すように、制御装置34は、各種の演算を実行する演算処理部47と、各種のデータを格納する記憶部48と、切断装置22、第2センサ33、第2駆動ローラ31、及び廃棄装置27との通信を実行する通信部49とを備える。これらの各構成要素は、バスにより相互に接続されている。
演算処理部47は、第1帯状シート元材19aと第2帯状シート元材19bとが連結された場合に、その繋ぎ目がパレットに搬送されないように、繋ぎ目を含む各帯状シート元材19a,19bの一部を除去するために、第1駆動ローラ28によるフィードバック制御を実行する。
記憶部48は、演算処理部47による制御に必要なデータ及びプログラムを格納する。例えば、記憶部48は、第2センサ33がマーカを検出したときに、その検出位置(マーカの位置)から、切断装置22による切断位置までの第1帯状シート元材19aの長さ(以下「残り長さ」という)に係るデータを格納する。また、記憶部48は、シート材Sの寸法(幅寸法、長さ寸法)に係るデータを格納する。
通信部49は、切断装置22、廃棄装置27、第2駆動ローラ31、及び第2センサ33に接続される。通信部49は、第2センサ33からの信号を受信し、演算処理部47に送信する。通信部49は、演算処理部47の指令により、切断装置22、廃棄装置27及び第2駆動ローラ31に制御信号を送信する。
梱包部8にはパレット7が配置され得る。搬送部6及びシート材供給装置18の動作により、パレット7には、板ガラスGRとシート材Sとが縦姿勢で交互にパレット7に積層される。パレット7は、板ガラスGRの一方の表面を支持する第1支持面50と、板ガラスGRの下端部を支持する第2支持面51とを有する。第1支持面50と第2支持面51とは、90°を為すように交差している。
第1支持面50は、鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。詳細には、第1支持面50は、第1ガイド部材25と直角を為すように、かつ第1ガイド部材26と平行となるように傾斜する。また、第2支持面51は、水平方向に対して所定の角度で傾斜する。すなわち、第2支持面51は、第1ガイド部材25と平行となるように、かつ第2ガイド部材26と直角を為すように傾斜する。
以下、上記構成の板ガラス製造装置1によって板ガラスGSを製造する方法について説明する。板ガラス製造方法は、図3に示すように、成形工程S1、徐冷工程S2、冷却工程S3、切断工程S4、搬送工程S5、及び梱包工程S6を主に備える。
成形工程S1では、成形部2の成形体9に供給された溶融ガラスGMがオーバーフロー溝11から溢れ出て、垂直面部12及び傾斜面部13を伝って流下する。溶融ガラスGMは、成形体9の下端部14において融合一体化してガラスリボンGRとして成形される。エッジローラ10は、このガラスリボンGRの幅方向における各端部を挟持するとともに、当該ガラスリボンGRを下方に案内する。
徐冷工程S2では、成形部2から下降してきたガラスリボンGRが徐冷部3を通過する。このとき、ガラスリボンGRは、ガイドローラ15によって下方に案内されながら所定の温度勾配に従い徐冷され、その内部歪みが除去される。
冷却工程S3において、ガラスリボンGRは、冷却部4における自然冷却によってさらに冷却される。その後、ガラスリボンGRは、切断工程S4において、折割装置16により所定寸法に切断され、矩形に構成された板ガラスGSが得られる。必要に応じ、両端切断工程において、板ガラスGSの幅方向(水平方向)の両端に形成された厚肉部を切断によって除去する。また、必要に応じ、検査工程において、板ガラスGSに各種検査を行う。続く、搬送工程S5では、板ガラスGSが梱包部8に配置されるパレット7に向かって搬送される。
搬送工程S5では、搬送部6の保持部17によって板ガラスGSの上部を保持するとともに板ガラスGSの下部を床面から離間させた宙吊り状態で、切断部5からパレット7へと当該板ガラスGSを搬送する。搬送部6は、保持部17がパレット7に接近すると、この保持部17を一時停止させる。その後、保持部17は、板ガラスGSの上部を保持したままで次の梱包工程S6へと移行する。なお、保持部17は、上記のようにパレット7の直前位置で一時停止することなく、梱包工程S6に移行することも可能である。
梱包工程S6は、シート材供給装置18によってシート材Sをパレット7に供給する工程(以下「シート材供給工程」という)と、搬送部6により板ガラスGSをパレット7に載置する工程(以下「載置工程」という)とを含む。梱包工程S6では、このシート材供給工程と載置工程とが同時に進行する。以下、シート材供給工程及び載置工程におけるシート材供給装置18の動作、及び板ガラスGSの動作について説明する。
シート材供給装置18は、第1元材ロール20aから第1帯状シート元材19aを引き出して切断装置22へと連続的に搬送する。具体的には、シート材供給装置18は、第1駆動ローラ28、ダンサーローラ29、ガイドローラ30、及び第2駆動ローラ31を経由して、第1帯状シート元材19aを切断装置22へと送る。
第1帯状シート元材19aの下流側の一部は、第2駆動ローラ31により、切断装置22を通過して、第1保持部23及び第2保持部24により保持される。第1保持部23及び第2保持部24は、シート材Sに要する寸法を確保するために、上下方向に所定距離で離間した状態で、第1帯状シート元材19aの一部を保持する。その後、切断装置22は、第1帯状シート元材19aの一部を押さえ部材39によって受け台38に固定する。さらに切断装置22は、切断刃40によって第1帯状シート元材19aの所定位置を切断する(以下「切断工程」という)。この切断工程により、パレット7に設置されるシート材Sが各保持部23,24に保持された状態で形成される。各保持部23,24は、第1ガイド部材25による下方への移動によって下方に移動し、第1ガイド部材25に沿って前進することにより、シート材Sをパレット7上の所定位置へと設置する(以下「設置工程」という)。
載置工程では、搬送部6は、保持部17が板ガラスGSの上部を保持した状態で、当該板ガラスGSを、シート材Sに重なるようにパレット7に載置する。これにより、板ガラスGSは、その表面がシート材Sに接触した状態で、パレット7の第1支持面50に支持され、その下端部が第2支持面51に支持される。シート材供給装置18の各保持部23,24は、新たなシート材Sを、パレット7に載置された板ガラスGSに重なるように設置する。設置工程と載置工程とを繰り返すことにより、パレット7上には、板ガラスGSとシート材Sとが縦姿勢で交互に積層されてなる板ガラス積層体52が形成される。
シート材供給装置18は、上記の動作を実行する場合に、第1帯状シート元材19aが全て引き出されると、連結装置21を作動させて第1帯状シート元材19aと第2帯状シート元材19bとを連結する工程(以下「連結工程」という)を実行する。
以下、連結工程について、図4乃至図7を参照して説明する。図4は、連結装置21の支持部35から、第1元材ロール20aが全て第1帯状シート元材19aとして引き出された状態を示す。第1帯状シート元材19aは、支持部35から離れ、その終端部19dが各連結部36,37に対応する位置で待機した状態となる。
図5に示すように、連結装置21は、支持部35を回転させ、第2元材ロール20bを使用可能な位置に移動させる。その後、第2元材ロール20bから第2帯状シート元材19bの始端部19cが引き出される。第2帯状シート元材19bの始端部19cの一方の面(下面)には、接着層53が形成される。接着層53は、接着テープ(両面テープ)により構成されるが、これに限定されず、接着剤その他の材料であってもよい。
また、第2帯状シート元材19bにおける始端部19cの他方の面(上面)には、第2センサ33により検出可能なマーカ54が付される。マーカ54は、例えば黒色のテープにより構成されるが、これに限定されず、他の色のテープや始端部19cを着色することによって形成され得る。
連結装置21は、第2元材ロール20bから引き出した第2帯状シート元材19bの始端部19cを、第1帯状シート元材19aの終端部19dと重ね合わせる。その後、図6に示すように、連結装置21は、第1連結部36と第2連結部37とを接近させ、これらによって始端部19cと終端部19dとが重なった部分を挟む。これにより、第2帯状シート元材19bの始端部19cと、第1帯状シート元材19aの終端部19dとは、接着層53を介して強固に連結される。これにより、これら始端部19c、終端部19d及び接着層53によって第1帯状シート元材19aと第2帯状シート元材19bとの繋ぎ目が形成される。以上により連結工程が終了し、第2帯状シート元材19bは、第1帯状シート元材19aとともに下流側に搬送される。
上記連結工程を実行する場合において、第1駆動ローラ28は、停止した状態で待機する。一方、第2駆動ローラ31は、この連結工程の実行中においても、第1帯状シート元材19aを切断装置22へと送り出す。シート材供給装置18は、連結工程を実行する場合であっても、ダンサーローラ29によってシート材Sをパレット7に供給可能である。
具体的には、ダンサーローラ29とガイドローラ30によって搬送長さを変更(短く)するのに伴い、シート材Sを切り出すことが可能な第1帯状シート元材19aの余長が確保される。切断装置22によってシート材Sが形成される度に、第2駆動ローラ31によって第1帯状シート元材19aが切断装置22に送られる。この動作に伴い、ダンサーローラ29は、第1帯状シート元材19aに持ち上げられ、上方に移動する。
シート材供給装置18は、連結工程後に、繋ぎ目を含む第1帯状シート元材19a及び第2帯状シート元材19bの一部を廃棄する工程(以下「廃棄工程」という)を実行する。以下、この廃棄工程について説明する。
第2センサ33は、第1帯状シート元材19aと第2帯状シート元材19bの繋ぎ目を検出すると、その検出信号を制御装置34に送信する(以下「検出工程」という)。検出工程後に、制御装置34は、第2センサ33からの検出信号を通信部49にて受信すると、第1帯状シート元材19aの残り長さから取得可能な最大数のシート材Sを切断するための制御を実行する。
詳細には、演算処理部47は、記憶部48に格納される第1帯状シート元材19aの残り長さに係るデータと、シート材Sの長さ寸法に係るデータとに基づいて、検出工程後に、切断装置22がシート材Sを切断する度に、第1帯状シート元材19aの残り長さを演算する。すなわち、第1帯状シート元材19aの残り長さをLとし、シート材Sの長さをLSとすると、演算処理部47は、切断装置22が第1帯状シート元材19aを切断する度に、残り長さLからシート材Sの長さLSを減算する(L−LS)。
その後、演算処理部47は、この演算により得た値を新たな残り長さLとして更新する。更新された値は記憶部48に格納され得る。さらに、演算処理部47は、更新された第1帯状シート元材19aの残り長さLから次のシート材Sを得ることができるか否かを判断する。すなわち、演算処理部47は、第1帯状シート元材19aの残り長さLとシート材Sの長さLSとを比較する。比較の結果、第1帯状シート元材19aの残り長さLがシート材Sの長さLSよりも長い場合(L>LS)には、演算処理部47は、切断装置22に次のシート材Sを形成させるべく、通信部49を通じて第2駆動ローラ31に第1帯状シート元材19aを送り出すための駆動信号を送信する。これにより、切断装置22による第1帯状シート元材19aの切断が続行する。
演算処理部47は、第1帯状シート元材19aの残り長さLがシート材Sの長さLSよりも短い場合(L<LS)に、第1帯状シート元材19aと第2帯状シート元材19bとの繋ぎ目の部分を廃棄するための制御を実行する。すなわち、演算処理部47は、廃棄装置27に制御信号を送信し、図7に示すように待機位置(図7において実線で示す)にある受け部材27aを収容位置(図7において二点鎖線で示す)へと移動させる。
その後、演算処理部47は、通信部49を介して第2駆動ローラ31及び切断装置22に制御信号を送信し、第1帯状シート元材19aと第2帯状シート元材19bとの繋ぎ目を含む部分を切断させる。すなわち、第2駆動ローラ31の回転により、繋ぎ目を切断刃40よりも下流側に配置する(図7参照)。その後、押さえ部材39によって第2帯状シート元材19bの一部を受け台38に固定する。そして、切断刃40によって繋ぎ目よりも上流側において第2帯状シート元材19bの一部を切断する。具体的には、第2帯状シート元材19bのうちの繋ぎ目の後部を切断する。これにより、繋ぎ目よりも下流側の第1帯状シート元材19aの一部、繋ぎ目、及び第2帯状シート元材19bの一部による廃棄用シート材Saが形成される(図8参照)。この廃棄用シート材Saは、受け台38の下方にて待機する受け部材27aに収容される。
以上説明した本実施形態に係る板ガラス製造装置1及び板ガラス製造方法によれば、ダンサーローラ29の下流側に設けられる第2センサ33によって、第1帯状シート元材19aと第2帯状シート元材19bとの繋ぎ目を検出することにより、先に切断される第1帯状シート元材19aにおける残り長さを特定できる。本実施形態では、この残り長さを有する第1帯状シート元材19aから、最大数のシート材Sを切断した後に、第2帯状シート元材19bの一部を切断して廃棄用シート材Saを形成する。これにより、元材ロール20a,20bから採取可能なシート材Sの枚数を増加させることができる。また、廃棄用シート材Saの長さ(廃棄量)を可及的に短くする(低減する)ことが可能になり、具体的には廃棄用シート材Saの長さをシート材Sの長さ(例えば2m)以下にすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、上記した作用効果に限定されるものでもない。本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記の実施形態では、第2帯状シート元材19bの始端部19c(接着層53の上流側)にマーカ54を付した例を示したが、これに限定されない。マーカ54は、第1帯状シート元材19aの終端部19d(接着層53の下流側)に付されてもよい。また、第2帯状シート元材19bのうちの接着層53の下流側にマーカ54を付してもよく、第1帯状シート元材19aのうちの接着層53の上流側にマーカ54を付してもよい。マーカ54の剥離を防止する観点では、第2帯状シート元材19bのうちの接着層53の下流側又は第1帯状シート元材19aのうちの接着層53の上流側にマーカ54を付することが好ましい。
廃棄用シート材Saを形成するために第2帯状シート元材19bを切断する部分(繋ぎ目の後部)は、廃棄量を削減する観点から、継ぎ目から500mmまでの範囲とするのが好ましい。
切断によって得られるシート材Sの長さLSは、一定でもよく、変化してもよい。必要なシート材Sの長さLSが変化する場合、必要なシート材Sの長さLSのうちの最大値を残り長さLとシート材Sの長さLSの比較に用いる。これにより、シート材Sを滞りなく供給することができる。
上記の実施形態では、サーボモータ44及び制御装置34によるフィードバック制御により、第1帯状シート元材19aの残り長さから廃棄用シート材Saを形成する例を示したが、これに限定されない。制御装置34の演算処理部47によって、予め(実際に切断する前に)、シート材Sの残り長さLをシート材Sの長さLSを減算する処理を繰り返すことで、L>LSとなる残り長さLを演算してもよい。制御装置34は、その演算結果に基づいて、サーボモータ44及び切断装置22を制御することで、廃棄用シート材Saを形成することが可能である。
1 板ガラス製造装置
7 パレット
19a 第1帯状シート元材
19b 第2帯状シート元材
19c 始端部
19d 終端部
21 連結装置
29 ダンサーローラ
30 ガイドローラ
33 センサ(第2センサ)
34 制御装置
54 マーカ
GR ガラスリボン
GS 板ガラス
S シート材
Sa 廃棄用シート材
S6 梱包工程

Claims (3)

  1. 板ガラスとシート材とを縦姿勢で交互にパレットに対して積載する梱包工程を備える板ガラス製造方法において、
    前記梱包工程は、複数のガイドローラ及びダンサーローラにより、始端部及び終端部を有する帯状シート元材を移送する搬送工程と、前記帯状シート元材を所定の切断位置にて切断して所定長さのシート材を形成する切断工程と、前記シート材を前記パレットに配する設置工程と、を備え、
    前記帯状シート元材は、互いに連結可能な第1帯状シート元材及び第2帯状シート元材を含み、
    前記搬送工程は、前記第1帯状シート元材の前記終端部と前記第2帯状シート元材の前記始端部とを繋ぐ連結工程と、前記ダンサーローラよりも下流側に位置するセンサによって、前記連結工程によって形成される前記終端部と前記始端部との繋ぎ目の位置を検出する検出工程と、を含み、
    前記切断工程では、前記検出工程での前記繋ぎ目の位置の検出に基づき、前記繋ぎ目の位置から前記切断位置までの前記第1帯状シート元材の残り長さを把握し、
    把握された前記残り長さを用い、前記第1帯状シート元材から前記所定長さのシート材を順次切断した状態の前記残り長さを演算し、演算された前記残り長さが前記所定長さよりも短くなる場合に、前記第2帯状シート元材のうちの前記繋ぎ目の後部を切断して、前記繋ぎ目を含む廃棄用シート材を形成することを特徴とする板ガラス製造方法。
  2. 前記第1帯状シート元材又は前記第2帯状シート元材は、前記繋ぎ目に対応するマーカを有し、前記センサは、前記マーカを検出するように構成される請求項1に記載の板ガラス製造方法。
  3. 板ガラスとシート材とを縦姿勢で交互にパレットに対して積載する板ガラス製造装置において、
    複数のガイドローラ及びダンサーローラにより、始端部及び終端部を有する帯状シート元材を移送する搬送装置と、前記帯状シート元材を所定の切断位置にて切断して所定長さのシート材を形成する切断装置と、を備え、
    前記帯状シート元材は、互いに連結可能な第1帯状シート元材及び第2帯状シート元材を含み、
    前記搬送装置は、前記第1帯状シート元材の前記終端部と前記第2帯状シート元材の前記始端部とを繋ぐ連結装置と、前記ダンサーローラよりも下流側に位置するとともに、前記連結装置によって形成される前記終端部と前記始端部との繋ぎ目の位置を検出するセンサと、制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記センサによる前記繋ぎ目の検出に基づき、前記繋ぎ目の位置から前記切断位置までの前記第1帯状シート元材の残り長さを把握し、
    把握した前記残り長さを用い、前記切断装置によって前記第1帯状シート元材から前記所定長さのシート材を順次切断した状態の前記残り長さを演算し、演算された前記残り長さが前記所定長さよりも短くなる場合に、前記切断装置によって前記第2帯状シート元材のうちの前記繋ぎ目の後部を切断して、前記繋ぎ目を含む廃棄用シート材を形成することを特徴とする板ガラス製造装置。
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