JP6704515B2 - 空調制御装置、空調制御システム、および、制御方法 - Google Patents

空調制御装置、空調制御システム、および、制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、空調エリアの用途を正確に把握した上で、空調機を適切に制御することのできる空調制御装置、空調制御システム、および、制御方法に関する。
従来より、オフィスビルに代表される建物内には、例えば、複数の空調機を備えた空調制御システムが導入されている。このような空調制御システムについては、空調機が空気調和する空調エリアの状況に応じて空調機を制御することで、ユーザの快適性や省エネルギー性の向上を図る技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、建物内の空間を複数のエリア(一例として、空調エリア)に分割し、ユーザが滞在しているエリアの空調機に対して処理負荷(空気調和を行う負荷)を増大させ、一方、ユーザが滞在していないエリアの空調機に対して処理負荷を減少させる空調制御システムが開示されている。また、特許文献2には、各エリアにおけるユーザの平均滞在時間を算出し、この平均滞在時間の多寡に応じて各空調機の設定を変更する空調制御システムが開示されている。
特開2010−257611号公報 特開2011−012930号公報
オフィスビルに代表される建物内において、各空調エリアは、例えば、事務や打合せ、あるいは通路といった種々の用途で使用されている。しかしながら、従来の空調制御システムでは、空調エリアの用途が正確に認識できておらず、空調機を不適切に制御してしまう場合があった。
例えば、上述の特許文献1の空調制御システムでは、ユーザが滞在している空調エリアの空調機に対して処理負荷を増大させているが、その空調エリアが通路用途であった場合には不適切な制御となる。つまり、空調機の処理負荷を増大させても、滞在しているユーザはすぐに立ち去ってしまうので、ユーザの快適性の向上には繋がらず、結果として無駄な制御(無駄に電力を消費していまう制御)となってしまう。一方、上述の特許文献2の空調制御システムでは、平均滞在時間の多寡を用いているため、空調エリアが通路用途であった場合には無駄な制御を行わない。それでも、平均滞在時間の多寡を用いるだけでは、例えば、空調エリアが事務用途なのか、打合せ用途なのかまでは認識できないため、結果として不適切な制御を行ってしまう場合がある。つまり、空調エリアが打合せ用途であった場合には、事務用途とは異なり断続的(間欠的)に利用されることが多いため、事務用途と同様の制御では無駄が生じてしまうことになる。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、空調エリアの用途を正確に把握した上で、空調機を適切に制御することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る空調制御装置は、
空調エリアが異なるように建物内に配置された複数の空調機を制御する空調制御装置であって、
前記空調エリアのそれぞれについて、ユーザが滞在していた滞在時間の累計を示す総滞在時間、及び、前記滞在時間の代表値を示す代表滞在時間を算出する滞在時間算出手段と、
前記空調エリアのそれぞれについて、少なくとも3種類の用途のうちの何れの用途に用いられているかを特定する用途特定手段と、
前記空調機のそれぞれを、対応する前記空調エリアについての前記総滞在時間、及び、前記代表滞在時間に基づいて制御する空調機制御手段と、を備え、
前記用途特定手段は、前記総滞在時間が第1の基準値よりも大きく、かつ、前記代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第1の用途と特定し、前記総滞在時間が前記第1の基準値以下であり、かつ、前記代表滞在時間が前記第2の基準値よりも大きい場合に第2の用途と特定し、前記総滞在時間が前記第1の基準値以下であり、かつ、前記代表滞在時間が前記第2の基準値以下である場合に第3の用途と特定し、
前記空調機制御手段は、前記空調機について、対応する前記空調エリアが、前記第1の用途と特定された場合、前記第2の用途と特定された場合、及び、前記第3の用途と特定された場合とに応じて、異なる制御を行う。
本発明によれば、滞在時間算出手段が、空調エリアのそれぞれについて、総滞在時間及び代表滞在時間を算出する。そして、空調機制御手段が、空調機のそれぞれを、総滞在時間及び代表滞在時間に基づいて制御する。つまり、総滞在時間と代表滞在時間とから、空調エリアの用途が明らかとなり、その用途に応じた制御がなされるため、空調機の無駄な制御を削減することができる。例えば、総滞在時間が第1の基準値よりも大きく、かつ、代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第1の用途(一例として、事務用途)と特定され、総滞在時間が第1の基準値以下であり、かつ、代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第2の用途(一例として、打合せ用途)と特定され、総滞在時間が第1の基準値以下であり、かつ、代表滞在時間が第2の基準値以下である場合に第3の用途(一例として、通路用途)と特定される。そして、空調機制御手段が、これら第1〜第3の用途に応じて、異なる制御を行う。この結果、空調エリアの用途を正確に把握した上で、空調機を適切に制御することができる。
本発明の実施形態1に係る空調制御システムの全体構成の一例を示す模式図 ユーザ端末の構成の一例を示すブロック図 空調制御装置の構成の一例を示すブロック図 用途と制御内容との対応関係を示す模式図 空調機の構成の一例を示すブロック図 本発明の実施形態1に係る制御処理の一例を示すフローチャート 総滞在時間算出処理の一例を示すフローチャート 代表滞在時間算出処理の一例を示すフローチャート 用途特定処理の一例を示すフローチャート 空調機制御処理の一例を示すフローチャート ユーザ端末の構成の一例を示すブロック図 空調制御装置の構成の一例を示すブロック図 用途と制御内容との対応関係を示す模式図 本発明の実施形態2に係る制御処理の一例を示すフローチャート 代表活動量算出処理の一例を示すフローチャート 用途特定処理の一例を示すフローチャート 空調機制御処理の一例を示すフローチャート 本発明の実施形態3に係る空調制御システムの全体構成の一例を示す模式図 空調制御装置の構成の一例を示すブロック図 本発明の実施形態3に係る制御処理の一例を示すフローチャート 総滞在時間算出処理の一例を示すフローチャート 代表滞在時間算出処理の一例を示すフローチャート 用途特定処理の一例を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付す。以下では、具体例として、オフィスビルに代表される建物に設置される空調制御システムに本発明が適用される場合について説明するが、この他にも、展示やアトラクション等に使用される施設(建物)に設置される空調制御システムにおいても同様に本発明を適用することができる。すなわち、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素又は全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る空調制御システム1の全体構成の一例を示すブロック図である。この空調制御システム1は、例えば、オフィスビルに代表される建物に設置されており、図示するように、ユーザ端末2(一例として、複数のユーザ端末2)、空調制御装置3、及び、空調機4(一例として、複数の空調機4)を備えている。ユーザ端末2と空調制御装置3とは、例えば、無線の通信ネットワークWNを介して通信可能に接続されている。また、空調制御装置3と空調機4とは、例えば、有線の空調ネットワークANを介して通信可能に接続されている。
建物内において、各空調機4は、空調エリアが異なるように建物内に配置されている。以下では、建物内の空間を、一例として、各空調機4を中心に5m単位のマス目状に区分けし、各エリアを各空調機4の空調エリアとした場合について説明する。なお、空調エリアの定め方は、このようなマス目状に区分けする以外にも、適宜変更可能である。
ユーザ端末2は、空調制御システム1が導入された建物を利用するユーザによって携行(所持)される通信機器である。ユーザ端末2は、例えば、図2に示すように、位置情報取得部21と、端末ID記憶部22と、端末情報作成部23と、通信インタフェース24を備えている。
位置情報取得部21は、ユーザ(ユーザ端末2を携行するユーザ)の現在位置を示す位置情報を取得する。例えば、位置情報取得部21は、屋内測位技術(一例として、屋内GPS)を利用して、位置情報を取得する。これ以外にも、位置情報取得部21は、カメラや熱画像計測装置を利用して位置情報を取得してもよい。また、パソコンを利用した在席検知により位置情報を取得してもよく、更に、近距離無線やビーコン等の近接検知により位置情報を取得してもよい。
端末ID記憶部22は、予め規定された端末IDを記憶する。この端末IDには、例えば、製造番号、PIN番号、及び、MACアドレスに代表される固有の識別情報が用いられる。
端末情報作成部23は、位置情報取得部21が取得した位置情報と端末ID記憶部22に記憶される端末IDとを含んだ端末情報を生成する。例えば、端末情報作成部23は、このような端末情報を、定期的(一例として、1分毎)に生成する。
通信インタフェース24は、通信ネットワークWNに対応した通信デバイスであり、端末情報作成部23が生成した端末情報を通信ネットワークWNを介して、空調制御装置3に送信する。例えば、通信インタフェース24は、端末情報作成部23が端末情報を生成するのに相応して、同様に定期的(一例として、1分毎)に、端末情報を空調制御装置3に送信する。
図1に戻って、空調制御装置3は、例えば、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等を備えたホームコントローラであり、空調制御システム1全体を制御する。空調制御装置3は、例えば、図3に示すように、通信インタフェース31と、端末情報取得部32と、端末情報保持部33と、滞在時間算出手段としての滞在時間算出部34と、用途特定手段としての用途特定部35と、空調機制御手段としての空調機制御部36と、空調通信インタフェース37とを備える。なお、滞在時間算出部34、用途特定部35、及び、空調機制御部36は、例えば、CPUが、RAMをワークメモリとして用い、ROMに記憶されている各種プログラムを適宜実行することにより実現される。
通信インタフェース31は、通信ネットワークWNに対応した通信デバイスであり、ユーザ端末2との間で通信を行う。
端末情報取得部32は、通信インタフェース31を通じて、ユーザ端末2から定期的に送られる端末情報を取得する。この端末情報には、上述したように、位置情報及び端末IDが含まれている。
端末情報保持部33は、端末情報取得部32が取得した端末情報を保持する。例えば、端末情報保持部33は、各ユーザ端末2に応じて、1つずつの保持領域を有しており、新しい端末情報を上書きして記憶する。上述したように、各ユーザ端末2からは、定期的に端末情報が送られるため、端末情報保持部33には、各端末情報が同様に定期的(一例として、1分毎)に更新される。つまり、端末情報保持部33には、各ユーザ端末2について、最新の端末情報が保持される。
滞在時間算出部34は、空調エリアのそれぞれについて、ユーザが滞在していた滞在時間の累計を示す総滞在時間、及び、滞在時間の代表値を示す代表滞在時間を算出する。以下では、代表滞在時間を滞在時間の平均値から算出する場合について説明するが、他の値から代表滞在時間を算出してもよい。例えば、滞在時間算出部34は、滞在時間の最頻値や中央値から代表滞在時間を算出してもよい。
用途特定部35は、滞在時間算出部34が算出した総滞在時間、及び、代表滞在時間に基づいて、各空調エリアの用途をそれぞれ特定する。例えば、用途特定部35は、総滞在時間が第1の基準値よりも大きく、かつ、代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第1の用途(一例として、事務用途)と特定する。また、用途特定部35は、総滞在時間が第1の基準値以下であり、かつ、代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第2の用途(一例として、打合せ用途)と特定する。そして、用途特定部35は、総滞在時間が第1の基準値以下であり、かつ、代表滞在時間が第2の基準値以下である場合に第3の用途(一例として、通路用途)と特定する。
空調機制御部36は、空調機4のそれぞれを、対応する空調エリアについての総滞在時間、及び、代表滞在時間に基づいて制御する。つまり、空調機制御部36は、総滞在時間及び代表滞在時間により空調エリアが、第1の用途と特定された場合、第2の用途と特定された場合、及び、第3の用途と特定された場合とに応じて、空調機4に対して異なる制御を行う。例えば、空調制御装置3は、図4に示すような制御内容決定テーブル361を記憶している。そして、空調機制御部36は、この制御内容決定テーブル361を基に、空調エリアの用途に応じて空調機4を制御する。
例えば、空調機制御部36は、制御内容決定テーブル361を参照し、空調エリアが事務用途(第1の用途)と特定された場合に、対応する空調機4に対して、在室時に温度設定を基準温度(一例として、冷房運転時26℃)に設定し、不在時にも変更させない。また、空調機制御部36は、空調エリアが打合せ用途(第2の用途)と特定された場合に、対応する空調機4に対して、在室時に温度設定を基準温度に設定し、一方、不在時に温度設定を基準温度+1℃(一例として、冷房運転時27℃)に設定して、空調負荷を小さくする。また、空調機制御部36は、空調エリアが通路用途(第3の用途)と特定された場合に、対応する空調機4に対して、在室時に温度設定を基準温度+1℃に設定して、不在時にも変更させないことで空調負荷を小さくする。
つまり、代表滞在時間が大きくなる空調エリアは、事務用途若しくは打合せ用途であり、総滞在時間の差(基準値より大きいか否か)からどちらかの用途に絞られる。そして、空調機制御部36は、打合せ用途と特定された空調エリアの空調機4に対して、退室時(ユーザが不在となった際)に空調負荷を小さくする制御を即座に指令することで無駄な制御を削減することができる。
また、空調機制御部36は、事務用途と特定された空調エリアの空調機4に対しては、入室時(ユーザが立ち入った際)に空調負荷を大きくする制御を行うものの、打合せ用途や通路用途と特定された空調エリアの空調機4に対しては、そのような制御を行わないことで無駄な制御を削減することができる。
図3に戻って、空調通信インタフェース37は、空調ネットワークANに対応した通信デバイスであり、空調機4との間で通信を行う。上述した空調機制御部36は、空調通信インタフェース37を通じて、空調機4を制御する。
図1に戻って、空調機4は、空調制御装置3に制御され、空調エリアに対して空気調和を行う。上述したように、複数の空調機4は、建物内において空調エリアが異なるように設置されている。このような空調機4は、例えば、図5に示すように、空調通信インタフェース41と、空気調和制御部42と、制御内容保持部43と、在否検出部44とを備える。
空調通信インタフェース41は、空調ネットワークANに対応した通信デバイスであり、空調制御装置3との間で通信を行う。
空気調和制御部42は、例えば、室外機との間で冷媒を循環させる冷媒回路や、送風を行うファンを制御する。つまり、空気調和制御部42は、空調制御装置3からの指令(制御内容保持部43に保持されている情報)に基づいて、冷媒回路やファンを制御して空気調和を行う。
制御内容保持部43は、空調制御装置3から送られた制御内容についての情報を保持する。例えば、制御内容保持部43は、設定温度や設定風量の情報を保持する。
在否検出部44は、例えば、人感センサであり、空調エリア(自身の空調エリア)にユーザが存在しているか否かを示す在否情報を生成する。なお、在否情報には、空調機4を識別するための空調機IDも含まれている。生成された在否情報は、空調通信インタフェース41を通じて、空調制御装置3に定期的(一例として、1分毎)に送られる(後述する空調制御装置5に対しても同様である)。
以下、本発明の実施形態1に係る空調制御システム1における空調制御装置3の動作について、図6を参照して説明する。図6は、空調制御装置3が実行する制御処理の一例を示すフローチャートである。なお、この制御処理は、全体の処理の流れを示しており、各処理の詳細については後述する。また、この制御処理は、空調制御システム1の運用が開始されてから、一定期間(一例として、1ヶ月)が経過した後に開始される。
まず、空調制御装置3は、総滞在時間算出処理を実行する(ステップS10)。つまり、空調制御装置3は、空調エリアのそれぞれについて、ユーザが滞在していた滞在時間の累計を示す総滞在時間を算出する。
空調制御装置3は、代表滞在時間算出処理を実行する(ステップS20)。つまり、空調制御装置3は、空調エリアのそれぞれについて、ユーザが滞在していた滞在時間の代表値(一例として、平均値)を示す代表滞在時間を算出する。
空調制御装置3は、用途特定処理を実行する(ステップS30)。つまり、空調制御装置3は、ステップS10にて算出された総滞在時間、及び、ステップS20にて算出された代表滞在時間に基づいて、各空調エリアの用途をそれぞれ特定する。
空調制御装置3は、空調機制御処理を実行する(ステップS40)。つまり、空調制御装置3は、ステップS30にて特定された各空調エリアの用途に応じて、各空調機4に対して異なる制御を行う。
以下、このような制御処理における各処理の詳細について、それぞれ説明する。まず、ステップS10における総滞在時間算出処理の詳細を図7を参照して説明する。図7の総滞在時間算出処理は、詳しくは、滞在時間算出部34により実行される。
まず、滞在時間算出部34は、総滞在時間を初期化する(ステップS101)。つまり、滞在時間算出部34は、総滞在時間の値をゼロクリアする。
滞在時間算出部34は、端末情報保持部33に保持されている各端末情報について、以下に説明するステップS102〜S104の処理を、それぞれ行う。
滞在時間算出部34は、該端末情報の位置情報からエリア番号を算出する(ステップS102)。例えば、空調制御装置3は、各空調エリアについて、空調エリアの範囲とエリア番号とを対応付けた変換テーブルを記憶している。滞在時間算出部34は、この変換テーブルを参照して、端末情報の位置情報がどの空調エリアの範囲内であるかを特定する。そして、滞在時間算出部34は、特定した空調エリアの範囲に対応するエリア番号を取得する。
滞在時間算出部34は、該端末情報の端末IDから個人番号を算出する(ステップS103)。例えば、空調制御装置3は、各端末IDと個人番号とを対応付けた対応テーブルを記憶している。滞在時間算出部34は、この対応テーブルを参照して、端末情報に含まれる端末IDに対応する個人番号を取得する。
滞在時間算出部34は、対象の総滞在時間を加算する(ステップS104)。つまり、滞在時間算出部34は、ステップS102にて算出したエリア番号の総滞在時間に1を加算する。
全ての端末情報についての処理が終わると、滞在時間算出部34は、総滞在時間算出処理を終了する。そして、図6の制御処理に処理が戻される。
次に、図6の制御処理のステップS20における代表滞在時間算出処理の詳細を図8を参照して説明する。図8の代表滞在時間算出処理は、詳しくは、滞在時間算出部34により実行される。
まず、滞在時間算出部34は、立ち入り回数、前回エリアを初期化する(ステップS201)。つまり、滞在時間算出部34は、立ち入り回数及び前回エリアの値をゼロクリアする。
滞在時間算出部34は、端末情報保持部33に保持されている各端末情報について、以下に説明するステップS202〜S206の処理を、それぞれ行う。
滞在時間算出部34は、該端末情報の位置情報からエリア番号を算出する(ステップS202)。滞在時間算出部34は、該端末情報の端末IDから個人番号を算出する(ステップS203)。
滞在時間算出部34は、ステップS202にて算出されたエリア番号が、前回エリア番号と一致するか否かを判別する(ステップS204)。滞在時間算出部34は、一致すると判別すると(ステップS204;Yes)、次の端末情報の処理に移行する。
一方、一致しないと判別した場合(ステップS204;No)に、滞在時間算出部34は、立ち入り回数を加算する(ステップS205)。つまり、滞在時間算出部34は、ステップS202にて算出したエリア番号の立ち入り回数に1を加算する。
滞在時間算出部34は、前回エリア番号を更 新する(ステップS206)。つまり、滞在時間算出部34は、今回のエリア番号を、前回エリア番号にセットする。
全ての端末情報についての処理が終わると、滞在時間算出部34は、総滞在時間を立ち入り回数で除算する(ステップS207)。つまり、滞在時間算出部34は、代表滞在時間として、滞在時間の平均値を求める。なお、上述したように、滞在時間算出部34は、例えば、滞在時間の最頻値や中央値から代表滞在時間を算出してもよい。
このようにして代表滞在時間を算出すると、滞在時間算出部34は、代表滞在時間算出処理を終了する。そして、図6の制御処理に処理が戻される。
次に、図6の制御処理のステップS30における用途特定処理の詳細を図9を参照して説明する。図9の用途特定処理は、詳しくは、用途特定部35により実行される。
用途特定部35は、全エリア(各空調エリア)について、以下のステップS301〜S306の処理を、それぞれ行う。
用途特定部35は、総滞在時間から正規化総滞在時間を算出する(ステップS301)。例えば、用途特定部35は、対象となる空調エリアの総滞在時間を、対応するユーザの総滞在時間の総和で除算し、ユーザ毎に滞在時間の比率を算出する。
用途特定部35は、正規化総滞在時間の最大値が規定値(一例として、第1の規定値)よりも大きいか否かを判別する(ステップS302)。例えば、用途特定部35は、正規化総滞在時間の最大値が0.5よりも大きいかどうかを判別する。
用途特定部35は、正規化総滞在時間の最大値が規定値よりも大きいと判別すると(ステップS302;Yes)、その空調エリアを事務用途と特定する(ステップS303)。
一方、正規化総滞在時間の最大値が規定値よりも大きくない(以下である)と判別した場合(ステップS302;No)に、用途特定部35は、代表滞在時間が規定値(一例として、第2の規定値)よりも大きいか否かを判別する(ステップS304)。例えば、用途特定部35は、代表滞在時間が60[分]よりも大きいかどうかを判別する。
用途特定部35は、代表滞在時間が規定値よりも大きいと判別すると(ステップS304;Yes)、その空調エリアを打合せ用途と特定する(ステップS305)。
一方、代表滞在時間が規定値よりも大きくない(以下である)と判別した場合(ステップS304;No)に、用途特定部35は、その空調エリアを通路用途と特定する(ステップS306)。
全てのエリアについての処理が終わると、用途特定部35は、用途特定処理を終了する。そして、図6の制御処理に処理が戻される。
次に、図6の制御処理のステップS40における空調機制御処理の詳細を図10を参照して説明する。図10の空調機制御処理は、詳しくは、空調機制御部36により実行される。
空調機制御部36は、各空調機4について、以下に説明するステップS401〜S403の処理を、それぞれ行う。
空調機制御部36は、空調エリアの用途を取得する(ステップS401)。つまり、空調機制御部36は、上述した図9の用途特定処理によって特定された空調エリア(対象となる空調機4の空調エリア)の用途を取得する。
空調機制御部36は、用途に対応する制御内容を取得する(ステップS402)。例えば、空調機制御部36は、上述した図4の制御内容決定テーブル361を参照して、用途に対応する制御内容を取得する。
空調機制御部36は、空調機4へ制御内容を指令する(ステップS403)。つまり、総滞在時間及び代表滞在時間により空調エリアが、事務用途(第1の用途)と特定された場合、打合せ用途(第2の用途)と特定された場合、及び、通路用途(第3の用途)と特定された場合とに応じて、空調機4に対して異なる制御を行う。
全ての空調機4についての処理が終わると、空調機制御部36は、空調機制御処理を終了する。
このような各処理により、空調制御装置3は、空調エリアのそれぞれについて、総滞在時間及び代表滞在時間を算出する。そして、空調制御装置3は、空調機4のそれぞれを、総滞在時間及び代表滞在時間に基づいて制御する。つまり、総滞在時間と代表滞在時間とから、空調エリアの用途が明らかとなり、その用途に応じた制御がなされるため、空調機4の無駄な制御を削減することができる。例えば、総滞在時間が第1の基準値よりも大きく、かつ、代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第1の用途(一例として、事務用途)と特定され、総滞在時間が第1の基準値以下であり、かつ、代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第2の用途(一例として、打合せ用途)と特定され、総滞在時間が第1の基準値以下であり、かつ、代表滞在時間が第2の基準値以下である場合に第3の用途(一例として、通路用途)と特定される。そして、空調制御装置3は、これら第1〜第3の用途に応じて、異なる制御を行う。この結果、空調エリアの用途を正確に把握した上で、空調機4を適切に制御することができる。
また、空調制御装置3は、第2の用途に特定された空調エリアの空調機4に限り、その空調エリアからユーザが存在しなくなると、規定時間内に空調負荷を小さくする制御を行う。具体的に、代表滞在時間が大きくなる空調エリアは、事務用途(第1の用途)若しくは打合せ用途(第2の用途)であり、総滞在時間の差(基準値より大きいか否か)からどちらかの用途に絞られる。そして、空調制御装置3は、打合せ用途と特定された空調エリアの空調機4に対して、退室時(ユーザが不在となった際)に空調負荷を小さくする制御を即座に指令することで無駄な制御を削減することができる。
また、空調制御装置3は、第1の用途に特定された空調エリアの空調機4に限り、その空調エリアからユーザが存在するようになると、規定時間内に空調負荷を大きくする制御を行う。具体的に、空調制御装置3は、事務用途(第1の用途)と特定された空調エリアの空調機4に対しては、入室時(ユーザが立ち入った際)に空調負荷を大きくする制御を行うものの、打合せ用途(第2の用途)や通路用途(第3の用途)と特定された空調エリアの空調機4に対しては、そのような制御を行わないことで無駄な制御を削減することができる。
(実施形態2)
上記の実施形態1では、ユーザの滞在時間(総滞在時間及び代表滞在時間)に基づいて、空調機4を制御する場合について説明したが、ユーザの活動量に基づいて、空調機4を制御してもよい。以下、本発明の実施形態2について説明する。なお、実施形態2においても、空調制御システム1の全体構成は、上述した図1と同様である。それでも、以下に説明するように、ユーザ端末2、及び、空調制御装置3の構成が実施形態1とは少し異なっている。
図11は、実施形態2におけるユーザ端末2の構成の一例を説明する模式図である。図11に示すように、ユーザ端末2は、位置情報取得部21と、端末ID記憶部22と、端末情報作成部23と、通信インタフェース24と、心拍情報取得部25と、を備えている。
位置情報取得部21〜通信インタフェース24は、上述した図2のユーザ端末2と同様である。なお、端末情報作成部23における相違点については、後述する。
心拍情報取得部25は、例えば、ユーザの体表に装着した心拍計を用いて、ユーザの心拍情報(一例として、心拍数)を取得する。なお、この心拍情報は、ユーザの活動量を求めるために用いるために取得するものであり、他の情報を基に、ユーザの活動量を求めてもよい。例えば、ユーザの体温情報や加速度情報を取得して、ユーザの活動量を求めてもよい。
端末情報作成部23は、位置情報取得部21が取得した位置情報と、心拍情報取得部25が取得した心拍情報と、端末ID記憶部22に記憶される端末IDとを含んだ端末情報を生成する。例えば、端末情報作成部23は、このような端末情報を、定期的(一例として、1分毎)に生成する。
図12は、実施形態2における空調制御装置3の構成の一例を説明する模式図である。図示するように、空調制御装置3は、通信インタフェース31と、端末情報取得部32と、端末情報保持部33と、活動量算出手段としての活動量算出部38と、用途特定手段としての用途特定部39と、空調機制御手段としての空調機制御部36と、空調通信インタフェース37とを備える。
通信インタフェース31〜端末情報保持部33、空調機制御部36、及び、空調通信インタフェース37は、上述した図3の空調制御装置3と同様である。なお、空調機制御部36における相違点については、後述する。
活動量算出部38は、空調エリアのそれぞれについて、滞在時におけるユーザの活動量の代表値を示す代表活動量を算出する。以下では、代表活動量を心拍数の平均値から算出する場合について説明するが、他の値から代表活動量を算出してもよい。例えば、活動量算出部38は、心拍数の最頻値や中央値から代表活動量を算出してもよい。
用途特定部39は、活動量算出部38が算出した代表活動量に基づいて、各空調エリアの用途をそれぞれ特定する。例えば、用途特定部39は、代表活動量が第3の基準値よりも大きい場合に第4の用途(一例として、作業用途)と特定し、一方、代表活動量が第3の基準値以下である場合に第5の用途(一例として、作業用途)と特定する。
空調機制御部36は、空調機4のそれぞれを、対応する空調エリアについての代表活動量に基づいて制御する。つまり、空調機制御部36は、代表活動量により空調エリアが、第4の用途と特定された場合、及び、第5の用途と特定された場合とに応じて、空調機4に対して異なる制御を行う。例えば、空調制御装置3は、図13に示すような制御内容決定テーブル362を記憶している。そして、空調機制御部36は、この制御内容決定テーブル362を基に、空調エリアの用途に応じて空調機4を制御する。
例えば、空調機制御部36は、制御内容決定テーブル362を参照し、空調エリアが作業用途(第4の用途)と特定された場合に、対応する空調機4に対して、冷房時の温度設定を基準温度+1℃(一例として、27℃)に設定し、暖房時の温度設定を基準温度(一例として、20℃)に設定すると共に、風量設定を大に設定する。また、空調機制御部36は、空調エリアが非作業用途(第5の用途)と特定された場合に、対応する空調機4に対して、冷房・冷房時の温度設定を基準温度に設定すると共に、風量設定を中に設定する。
つまり、代表活動量が大きくなる空調エリアは、作業用途であり、気流によるユーザへの影響(不快感)が少ない状態である。そのため、作業用途の空調エリアでは、風量を大きくすることによりユーザの体感温度を低下させる。特に、冷房時では、基準温度よりも1℃高めた状態で風量を大きくすることで、消費電力を低減させつつ、快適性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態2に係る空調制御システム1における空調制御装置3の動作について、図14を参照して説明する。図14は、空調制御装置3が実行する制御処理の一例を示すフローチャートである。なお、この制御処理は、全体の処理の流れを示しており、各処理の詳細については後述する。また、この制御処理は、空調制御システム1の運用が開始されてから、一定期間(一例として、1ヶ月)が経過した後に開始される。
まず、空調制御装置3は、代表活動量算出処理を実行する(ステップS50)。つまり、空調制御装置3は、空調エリアのそれぞれについて、滞在時におけるユーザの活動量の代表値を示す代表活動量を算出する。
空調制御装置3は、用途特定処理を実行する(ステップS60)。つまり、空調制御装置3は、ステップS50にて算出された代表活動量に基づいて、各空調エリアの用途をそれぞれ特定する。
空調制御装置3は、空調機制御処理を実行する(ステップS70)。つまり、空調制御装置3は、ステップS60にて特定された各空調エリアの用途に応じて、各空調機4に対して異なる制御を行う。
以下、このような制御処理における各処理の詳細について、それぞれ説明する。まず、ステップS50における代表活動量算出処理の詳細を図15を参照して説明する。図15の代表活動量算出処理は、詳しくは、活動量算出部38により実行される。
まず、活動量算出部38は、累積活動量、要素数を初期化する(ステップS501)。つまり、活動量算出部38は、累積活動量及び要素数の値をゼロクリアする。
活動量算出部38は、端末情報保持部33に保持されている各端末情報について、以下に説明するステップS502〜S505の処理を、それぞれ行う。
活動量算出部38は、該端末情報の位置情報からエリア番号を算出する(ステップS502)。活動量算出部38は、該端末情報の端末IDから個人番号を算出する(ステップS503)。
活動量算出部38は、該端末情報の心拍数を累積する(ステップS504)。つまり、活動量算出部38は、ステップS502にて算出したエリア番号の累積活動量に心拍数を加算する。
活動量算出部38は、要素数を加算する(ステップS505)。つまり、活動量算出部38は、同エリア番号の要素数に1を加算する。
全ての端末情報についての処理が終わると、活動量算出部38は、累積活動量を要素数で除算する(ステップS506)。つまり、活動量算出部38は、代表活動量として、心拍数の平均を求める。なお、上述したように、活動量算出部38は、例えば、心拍数の最頻値や中央値から代表活動量を算出してもよい。
このようにして代表活動量を算出すると、活動量算出部38は、代表活動量算出処理を終了する。そして、図14の制御処理に処理が戻される。
次に、図14の制御処理のステップS60における用途特定処理の詳細を図16を参照して説明する。図16の用途特定処理は、詳しくは、用途特定部39により実行される。
用途特定部39は、全エリア(各空調エリア)について、以下のステップS601〜S603の処理を、それぞれ行う。
用途特定部39は、代表活動量が規定値(一例として、第3の規定値)よりも大きいか否かを判別する(ステップS601)。例えば、用途特定部39は、代表活動量が100[bpm]よりも大きいかどうかを判別する。
用途特定部39は、代表活動量が規定値よりも大きいと判別すると(ステップS601;Yes)、その空調エリアを作業用途と特定する(ステップS602)。
一方、代表活動量が規定値よりも大きくない(以下である)と判別した場合(ステップS601;No)に、用途特定部39は、その空調エリアを非作業用途と特定する(ステップS603)。
全てのエリアについての処理が終わると、用途特定部39は、用途特定処理を終了する。そして、図14の制御処理に処理が戻される。
次に、図14の制御処理のステップS70における空調機制御処理の詳細を図17を参照して説明する。図17の空調機制御処理は、詳しくは、空調機制御部36により実行される。
空調機制御部36は、各空調機4について、以下のステップS701〜S703の処理を、それぞれ行う。
空調機制御部36は、空調エリアの用途を取得する(ステップS701)。つまり、空調機制御部36は、上述した図16の用途特定処理によって特定された空調エリア(対象となる空調機4の空調エリア)の用途を取得する。
空調機制御部36は、用途に対応する制御内容を取得する(ステップS702)。例えば、空調機制御部36は、上述した図13の制御内容決定テーブル362を参照して、用途に対応する制御内容を取得する。
空調機制御部36は、空調機4へ制御内容を指令する(ステップS703)。つまり、代表活動量により空調エリアが、作業用途(第4の用途)と特定された場合、及び、非作業用途(第5の用途)と特定された場合とに応じて、空調機4に対して異なる制御を行う。
全ての空調機4についての処理が終わると、空調機制御部36は、空調機制御処理を終了する。
このような各処理により、空調制御装置3は、空調エリアのそれぞれについて、代表活動量を算出する。そして、空調制御装置3は、空調機4のそれぞれを、代表活動量に基づいて制御する。つまり、代表活動量から、空調エリアの用途が明らかとなり、その用途に応じた制御がなされるため、空調機4の無駄な制御を削減することができる。例えば、代表活動量が第3の基準値よりも大きい場合に第4の用途(一例として、作業用途)と特定され、代表活動量が第3の基準値以下である場合に第5の用途(一例として、非作業用途)と特定される。そして、空調制御装置3は、これら第4,第5の用途に応じて、異なる制御を行う。この結果、空調エリアの用途を正確に把握した上で、空調機4を適切に制御することができる。
また、空調制御装置3は、第4の用途に特定された空調エリアの空調機4に限り、冷房運転時に設定温度を高くすると共に風量を大きくする制御を行い、暖房運転時に風量を大きくする制御を行う。つまり、代表活動量が大きくなる空調エリアは、作業用途(第4の用途)であり、気流によるユーザへの影響(不快感)が少ない状態である。そのため、作業用途の空調エリアでは、風量を大きくすることによりユーザの体感温度を低下させる。特に、冷房時では、基準温度よりも1℃高めた状態で風量を大きくすることで、消費電力を低減させつつ、快適性を向上させることができる。
(実施形態3)
上記の実施形態1では、ユーザ端末2を用いて、ユーザの滞在時間(総滞在時間及び代表滞在時間)を算出する場合について説明したが、ユーザ端末2を用いずにユーザの滞在時間を算出してもよい。以下、本発明の実施形態3について説明する。
図18は、本発明の実施形態3に係る空調制御システム1の全体構成の一例を示すブロック図である。この空調制御システム1も、上記と同様に、オフィスビルに代表される建物に設置されており、図示するように、空調制御装置5、及び、空調機4(一例として、複数の空調機4)を備えている。空調制御装置5と空調機4とは、例えば、有線の空調ネットワークANを介して通信可能に接続されている。なお、空調機4の構成は、上述した図5と同様である。
図19は、実施形態3における空調制御装置5の構成の一例を説明する模式図である。図示するように、空調制御装置5は、空調通信インタフェース51と、在否情報取得部52と、在否情報保持部53と、滞在時間算出手段としての滞在時間算出部54と、用途特定手段としての用途特定部55と、空調機制御手段としての空調機制御部56とを備える。なお、空調制御装置5は、例えば、CPU,ROM,RAM等を備えたホームコントローラである。そして、滞在時間算出部54、用途特定部55、及び、空調機制御部56は、例えば、CPUが、RAMをワークメモリとして用い、ROMに記憶されている各種プログラムを適宜実行することにより実現される。
空調通信インタフェース51は、空調ネットワークANに対応した通信デバイスであり、空調機4との間で通信を行う。
在否情報取得部52は、空調通信インタフェース51を通じて、空調機4から定期的に送られる在否情報を取得する。この在否情報には、上述したように、空調機IDも含まれている。
在否情報保持部53は、在否情報取得部52が取得した在否情報を保持する。例えば、在否情報保持部53は、各空調機4に応じて、100,000ずつの保持領域を有しており、現在を基準に100,000分前までの期間における在否情報を保持する。
滞在時間算出部54は、空調機4(空調エリア)のそれぞれについて、ユーザが滞在していた滞在時間の累計を示す総滞在時間、及び、滞在時間の代表値を示す代表滞在時間を算出する。以下では、代表滞在時間を滞在時間の平均値から算出する場合について説明するが、他の値から代表滞在時間を算出してもよい。例えば、滞在時間算出部54は、滞在時間の最頻値や中央値から代表滞在時間を算出してもよい。
用途特定部55は、滞在時間算出部54が算出した総滞在時間、及び、代表滞在時間に基づいて、各空調エリアの用途をそれぞれ特定する。例えば、用途特定部55は、総滞在時間が第4の基準値よりも大きく、かつ、代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第1の用途(一例として、事務用途)と特定する。また、用途特定部55は、総滞在時間が第4の基準値以下であり、かつ、代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第2の用途(一例として、打合せ用途)と特定する。そして、用途特定部55は、総滞在時間が第4の基準値以下であり、かつ、代表滞在時間が第2の基準値以下である場合に第3の用途(一例として、通路用途)と特定する。
空調機制御部56は、空調機4のそれぞれを、対応する空調エリアについての総滞在時間、及び、代表滞在時間に基づいて制御する。つまり、空調機制御部56は、総滞在時間及び代表滞在時間により空調エリアが、第1の用途と特定された場合、第2の用途と特定された場合、及び、第3の用途と特定された場合とに応じて、空調機4に対して異なる制御を行う。
以下、本発明の実施形態3に係る空調制御システム1における空調制御装置5の動作について、図20を参照して説明する。図20は、空調制御装置5が実行する制御処理の一例を示すフローチャートである。なお、この制御処理は、全体の処理の流れを示しており、各処理の詳細については後述する。また、この制御処理は、空調制御システム1の運用が開始されてから、一定期間(一例として、1ヶ月)が経過した後に開始される。
まず、空調制御装置5は、総滞在時間算出処理を実行する(ステップS11)。つまり、空調制御装置5は、空調エリアのそれぞれについて、ユーザが滞在していた滞在時間の累計を示す総滞在時間を算出する。
空調制御装置5は、代表滞在時間算出処理を実行する(ステップS21)。つまり、空調制御装置5は、空調エリアのそれぞれについて、ユーザが滞在していた滞在時間の代表値(一例として、平均値)を示す代表滞在時間を算出する。
空調制御装置5は、用途特定処理を実行する(ステップS31)。つまり、空調制御装置5は、ステップS11にて算出された総滞在時間、及び、ステップS21にて算出された代表滞在時間に基づいて、各空調エリアの用途をそれぞれ特定する。
空調制御装置5は、空調機制御処理を実行する(ステップS40)。なお、この空調機制御処理の詳細は、図10と同じであるため、説明を省略する。
以下、このような制御処理における各処理の詳細について、それぞれ説明する(空調機制御処理については、省略する)。まず、ステップS11における総滞在時間算出処理の詳細を図21を参照して説明する。図21の総滞在時間算出処理は、詳しくは、滞在時間算出部54により実行される。
滞在時間算出部54は、総滞在時間を初期化する(ステップS111)。つまり、滞在時間算出部54は、総滞在時間の値をゼロクリアする。
滞在時間算出部54は、在否情報保持部53に保持されている各在否情報について、以下に説明するステップS112〜S114の処理を、それぞれ行う。
滞在時間算出部54は、該在否情報からユーザが存在しているか否かを判別する(ステップS112)。
滞在時間算出部54は、ユーザが存在していないと判別すると(ステップS112;No)、次の在否情報に処理を移す。
一方、ユーザが存在していると判別した場合(ステップS112;Yes)に、滞在時間算出部54は、該在否情報の空調機IDからエリア番号を算出する(ステップS113)。例えば、空調制御装置5は、各空調機IDとエリア番号とを対応付けた対応テーブルを記憶している。滞在時間算出部54は、この対応テーブルを参照して、在否情報に含まれる空調機IDに対応するエリア番号を取得する。
滞在時間算出部54は、対象の総滞在時間を加算する(ステップS114)。つまり、滞在時間算出部54は、ステップS113にて算出したエリア番号の総滞在時間に1を加算する。
全ての在否情報についての処理が終わると、滞在時間算出部54は、総滞在時間算出処理を終了する。そして、図20の制御処理に処理が戻される。
次に、図20の制御処理のステップS21における代表滞在時間算出処理の詳細を図22を参照して説明する。図22の代表滞在時間算出処理は、詳しくは、滞在時間算出部54により実行される。
まず、滞在時間算出部54は、立ち入り回数、在否フラグを初期化する(ステップS211)。つまり、滞在時間算出部54は、立ち入り回数及び在否フラグの値をゼロクリアする。
滞在時間算出部54は、在否情報保持部53に保持されている各在否情報について、以下のステップS212〜S217の処理を、それぞれ行う。
滞在時間算出部54は、該在否情報の空調機IDからエリア番号を算出する(ステップS212)。滞在時間算出部54は、該在否情報からユーザが存在しているか否かを判別する(ステップS213)。
滞在時間算出部54は、ユーザが存在していると判別すると(ステップS213;Yes)、前回不在であったか(在否フラグがオフであったか)否かを判別する(ステップS214)。滞在時間算出部54は、前回不在でなかったと判別すると(ステップS214;No)、後述するステップS216に処理を進める。
一方、前回不在であったと判別した場合(ステップS214;Yes)に、滞在時間算出部54は、立ち入り回数を加算する(ステップS215)。つまり、滞在時間算出部54は、ステップS212にて算出したエリア番号の立ち入り回数に1を加算する。
滞在時間算出部54は、在否フラグをオンにする(ステップS216)。
また、上述したステップS213にて、ユーザが存在してないと判別した場合(ステップS213;No)に、滞在時間算出部54は、在否フラグをオフにする(ステップS217)。
全ての在否情報についての処理が終わると、滞在時間算出部54は、総滞在時間を立ち入り回数で除算する(ステップS218)。つまり、滞在時間算出部54は、代表滞在時間として、滞在時間の平均値を求める。なお、上述したように、滞在時間算出部54は、例えば、滞在時間の最頻値や中央値から代表滞在時間を算出してもよい。
このようにして代表滞在時間を算出すると、滞在時間算出部54は、代表滞在時間算出処理を終了する。そして、図20の制御処理に処理が戻される。
次に、図20の制御処理のステップS31における用途特定処理の詳細を図23を参照して説明する。図23の用途特定処理は、詳しくは、用途特定部55により実行される。
用途特定部55は、全エリア(各空調エリア)について、以下のステップS311〜S315の処理を、それぞれ行う。
用途特定部55は、総滞在時間が規定値(一例として、第4の規定値)よりも大きいか否かを判別する(ステップS311)。例えば、用途特定部55は、総滞在時間が50000[分]よりも大きいかどうかを判別する。
用途特定部55は、総滞在時間が規定値よりも大きいと判別すると(ステップS311;Yes)、その空調エリアを事務用途と特定する(ステップS312)。
一方、総滞在時間が規定値よりも大きくない(以下である)と判別した場合(ステップS311;No)に、用途特定部55は、代表滞在時間が規定値(一例として、第2の規定値)よりも大きいか否かを判別する(ステップS313)。例えば、用途特定部55は、代表滞在時間が60[分]よりも大きいかどうかを判別する。
用途特定部55は、代表滞在時間が規定値よりも大きいと判別すると(ステップS313;Yes)、その空調エリアを打合せ用途と特定する(ステップS314)。
一方、代表滞在時間が規定値よりも大きくない(以下である)と判別した場合(ステップS313;No)に、用途特定部55は、その空調エリアを通路用途と特定する(ステップS315)。
全てのエリアについての処理が終わると、用途特定部55は、用途特定処理を終了する。そして、図20の制御処理に処理が戻される。
このような各処理により、空調制御装置5は、空調エリアのそれぞれについて、総滞在時間及び代表滞在時間を算出する。そして、空調制御装置5は、空調機4のそれぞれを、総滞在時間及び代表滞在時間に基づいて制御する。つまり、総滞在時間と代表滞在時間とから、空調エリアの用途が明らかとなり、その用途に応じた制御がなされるため、空調機4の無駄な制御を削減することができる。例えば、総滞在時間が第4の基準値よりも大きく、かつ、代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第1の用途(一例として、事務用途)と特定され、総滞在時間が第4の基準値以下であり、かつ、代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第2の用途(一例として、打合せ用途)と特定され、総滞在時間が第4の基準値以下であり、かつ、代表滞在時間が第2の基準値以下である場合に第3の用途(一例として、通路用途)と特定される。そして、空調制御装置5は、これら第1〜第3の用途に応じて、異なる制御を行う。この結果、空調エリアの用途を正確に把握した上で、空調機4を適切に制御することができる。
また、実施形態3の空調制御システム1にでは、ユーザ端末2を用いないため、より低コストでシステムを構築することができる。
(他の実施形態)
上記の実施形態1〜3では、空調エリアを、各空調機4を中心に5m単位のマス目状に区分けした場合について説明したが、建物内の空間を座標で均等に区分けしたエリアを、空調エリアに対応させてもよい。
上記の実施形態1〜3では、第1〜4の規定値を固定の値とし、総滞在時間、代表滞在時間、及び、代表活動量と個々に比較する場合について説明したが、他に、例えば、総滞在時間と代表滞在時間との関係(一例として、比率)を基に、他の規定値と比較するようにしてもよい。
上記の実施形態2では、ユーザの活動量を取得するために心拍情報を用いたが、上述したように、体温情報や加速度情報等を用いてもよい。また、位置情報の変化からユーザの活動量を推定してもよい。更に、カルボーネン法から求まる運動強度を用いてもよい。
上記の実施形態3では、図5に示すような空調機4の在否検出部44から在否情報を取得する場合について説明したが、他の手法により、在否情報を取得してもよい。例えば、空調機4とは別に、カメラ、熱画像センサ、人感センサ等の検出デバイスを設置するようにし、この検出デバイスから在否情報を取得してもよい。
また、上記実施形態1〜3では、専用の空調制御装置3,5を用いる場合について説明したが、空調制御装置3,5の動作を規定する動作プログラムを既存のパーソナルコンピュータや情報端末機器等に適用することで、当該パーソナルコンピュータを空調制御装置3,5として機能させることも可能である。
また、このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネットといった通信ネットワークを介して配布してもよい。
本発明は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、空調エリアの用途を正確に把握した上で、空調機を適切に制御する空調制御装置、空調制御システム、および、制御方法に採用され得る。
1 空調制御システム、2 ユーザ端末、3,5 空調制御装置、4 空調機、21 位置情報取得部、22 端末ID記憶部、23 端末情報作成部、24,31 通信インタフェース、25 心拍情報取得部、32 端末情報取得部、33 端末情報保持部,34,54 滞在時間算出部、35,39,55 用途特定部、36,56 空調機制御部、361,362 制御内容決定テーブル、37,41,51 空調通信インタフェース、38 活動量算出部、42 空気調和制御部、43 制御内容保持部、44 在否検出部、52 在否情報取得部、53 在否情報保持部

Claims (7)

  1. 空調エリアが異なるように建物内に配置された複数の空調機を制御する空調制御装置であって、
    前記空調エリアのそれぞれについて、ユーザが滞在していた滞在時間の累計を示す総滞在時間、及び、前記滞在時間の代表値を示す代表滞在時間を算出する滞在時間算出手段と、
    前記空調エリアのそれぞれについて、少なくとも3種類の用途のうちの何れの用途に用いられているかを特定する用途特定手段と、
    前記空調機のそれぞれを、対応する前記空調エリアについての前記総滞在時間、及び、前記代表滞在時間に基づいて制御する空調機制御手段と、を備え、
    前記用途特定手段は、前記総滞在時間が第1の基準値よりも大きく、かつ、前記代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第1の用途と特定し、前記総滞在時間が前記第1の基準値以下であり、かつ、前記代表滞在時間が前記第2の基準値よりも大きい場合に第2の用途と特定し、前記総滞在時間が前記第1の基準値以下であり、かつ、前記代表滞在時間が前記第2の基準値以下である場合に第3の用途と特定し、
    前記空調機制御手段は、前記空調機について、対応する前記空調エリアが、前記第1の用途と特定された場合、前記第2の用途と特定された場合、及び、前記第3の用途と特定された場合とに応じて、異なる制御を行う、
    調制御装置。
  2. 前記滞在時間算出手段は、前記滞在時間の最頻値、中央値、及び、平均値の何れかを前記代表滞在時間として算出する、
    請求項1に記載の空調制御装置。
  3. 前記滞在時間算出手段は、ユーザに携行されるユーザ端末から得た位置情報、若しくは、前記空調機のそれぞれから得た在否情報に基づいて、前記総滞在時間、及び、前記滞在時間を算出する、
    請求項1又は2に記載の空調制御装置。
  4. 前記空調機制御手段は、前記第2の用途に特定された前記空調エリアの前記空調機に限り、当該空調エリアからユーザが存在しなくなると、規定時間内に空調負荷を小さくする制御を行う、
    請求項1から3の何れか1項に記載の空調制御装置。
  5. 前記空調機制御手段は、前記第1の用途に特定された前記空調エリアの前記空調機に限り、当該空調エリアにユーザが存在するようになると、規定時間内に空調負荷を大きくする制御を行う、
    請求項1から4の何れか1項に記載の空調制御装置。
  6. 空調エリアが異なる複数の空調機と、ユーザに携行されるユーザ端末と、空調制御装置とから構成された空調制御システムであって、
    前記空調制御装置は、
    前記空調エリアのそれぞれについて、ユーザが滞在していた滞在時間の累計を示す総滞在時間、及び、前記滞在時間の代表値を示す代表滞在時間を、前記ユーザ端末から得られる位置情報に基づいて算出する滞在時間算出手段と、
    前記空調エリアのそれぞれについて、少なくとも3種類の用途のうちの何れの用途に用いられているかを特定する用途特定手段と、
    前記空調機のそれぞれを、対応する前記空調エリアについての前記総滞在時間、及び、前記代表滞在時間に基づいて制御する空調機制御手段と、を備え、
    前記用途特定手段は、前記総滞在時間が第1の基準値よりも大きく、かつ、前記代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第1の用途と特定し、前記総滞在時間が前記第1の基準値以下であり、かつ、前記代表滞在時間が前記第2の基準値よりも大きい場合に第2の用途と特定し、前記総滞在時間が前記第1の基準値以下であり、かつ、前記代表滞在時間が前記第2の基準値以下である場合に第3の用途と特定し、
    前記空調機制御手段は、前記空調機について、対応する前記空調エリアが、前記第1の用途と特定された場合、前記第2の用途と特定された場合、及び、前記第3の用途と特定された場合とに応じて、異なる制御を行う、
    空調制御システム。
  7. 空調エリアが異なるように建物内に配置された複数の空調機を制御する空調制御装置が実行する制御方法であって、
    前記空調エリアのそれぞれについて、ユーザが滞在していた滞在時間の累計を示す総滞在時間、及び、前記滞在時間の代表値を示す代表滞在時間を算出する滞在時間算出ステップと、
    前記空調エリアのそれぞれについて、少なくとも3種類の用途のうちの何れの用途に用いられているかを特定する用途特定ステップと、
    前記空調機のそれぞれを、対応する前記空調エリアについての前記総滞在時間、及び、前記代表滞在時間に基づいて制御する空調機制御ステップと、を備え、
    前記用途特定ステップでは、前記総滞在時間が第1の基準値よりも大きく、かつ、前記代表滞在時間が第2の基準値よりも大きい場合に第1の用途と特定し、前記総滞在時間が前記第1の基準値以下であり、かつ、前記代表滞在時間が前記第2の基準値よりも大きい場合に第2の用途と特定し、前記総滞在時間が前記第1の基準値以下であり、かつ、前記代表滞在時間が前記第2の基準値以下である場合に第3の用途と特定し、
    前記空調機制御ステップでは、前記空調機について、対応する前記空調エリアが、前記第1の用途と特定された場合、前記第2の用途と特定された場合、及び、前記第3の用途と特定された場合とに応じて、異なる制御を行う、
    御方法。
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