JP5054637B2 - トイレ室温度調節装置 - Google Patents

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Description

本発明はトイレ室温度調節装置に関する。
従来、トイレ室内の空間を快適な温度環境とするために、トイレ室に空調機等を設置したトイレ室温度調節装置が利用されている。
上記空調機等の温度調節機の運転及び停止の切替えを手動で行うことは面倒であり、また、温度調節機を常時運転すると消費電力が大きくなる。
また、例えば特許文献1のように、1日を複数の時間帯に分割して時間帯毎に温度調節機の運転及び停止の切替えを自動で変更する節電モードを備えたトイレ室温度調節装置も知られている。
上記節電モードでは、過去所定日数の同一時間帯のトイレ室の使用が無かった場合や使用回数が少なかった場合に節電要と判断して、対応する制御対象時間帯の温度調節機の運転を停止し、また、トイレ室の使用が有った場合や使用回数が多かった場合に節電不要と判断して、対応する制御対象時間帯の温度調節機を運転している。
ところで、トイレ使用者の1回のトイレ室の滞在時間は、使用者や大小便の違い等によって入室毎に異なるものであるが、ここで、例えば人体の一部を露出して寒いトイレ室に長時間滞在した場合には非常に寒く感じたり、狭く暑いトイレ室に長時間滞在した場合に非常に暑く感じたりする等、トイレ室内の温度が快適な温度にない状態では、トイレ室での滞在時間が長くなる程使用者は不快に感じる傾向にある。
しかし、上記特許文献1に示す節電モードでは、温度調節機の運転時の出力をトイレ室の滞在時間に応じて制御していないため、温度調節機の運転時の出力を低出力に設定した場合には、滞在時間の長い使用者が不快に感じ、また、温度調節機の運転時の出力を高出力に設定した場合には、不快を感じ難くはなるが電力消費が大きくなってしまう。
特開平11−93243号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、温度調節機の電力消費を抑えると共に、滞在時間が長い使用者に対してトイレ室を快適な温度環境とすることができるトイレ室温度調節装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本願の請求項1に係るトイレ室温度調節装置は、以下の構成を有している。
トイレ室内の温度調節を行うための温度調節機2を備える。1日を複数の時間帯に分割して時間帯毎に温度調節機2を運転出力を変更しながら自動運転制御する自動運転モードを備える。使用者の1回のトイレ室1での滞在時間を検知するための滞在時間検知手段と、前記各時間帯において検知した各回のトイレ室1の滞在時間を記憶部5に記憶させる記憶手段7を備える。制御対象日の過去複数日の同一時間帯の入室毎の滞在時間のうち最長のものが、時間の閾値で区分された複数の滞在時間区分A〜Cのうちいずれの滞在時間区分に属するかを判定し、該滞在時間区分を予想情報として抽出する抽出手段8aを備える。前記自動運転モードによる各制御対象時間帯における温度調節機2の出力を、前記抽出手段8aで抽出した制御対象時間帯に対応する滞在時間区分に基づいて、滞在時間が長いもの程高出力となるように決定する出力決定手段9aを備える。ここで、上記制御対象日とは自動運転モードによる制御の対象となる日のことをいう。また、上記制御対象時間帯とは自動運転モードによる制御の対象となる時間帯のことをいう。
また、請求項2に係るトイレ室温度調節装置は、以下の構成を有している。
トイレ室1内の温度調節を行うための温度調節機2を備える。1日を複数の時間帯に分割して時間帯毎に温度調節機2を運転出力を変更しながら自動運転制御する自動運転モードを備える。使用者の1回のトイレ室1での滞在時間を検知するための滞在時間検知手段と、前記各時間帯において検知した各回のトイレ室1の滞在時間を記憶部5に記憶させる記憶手段7を備える。制御対象日の過去複数日の同一時間帯毎のトイレ室1の累積滞在時間のうち最長ものが、時間の閾値で区分された複数の累積滞在時間区分A〜Cのうちいずれの累積滞在時間区分に属するかを判定し、該累積滞在時間区分を予想情報として抽出する抽出手段8bを備える。前記自動運転モードによる各制御対象時間帯における温度調節機2の出力を、前記抽出手段8bで抽出した制御対象時間帯に対応する累積滞在時間区分に基づいて、累積滞在時間が長いものほど高出力となるように決定する出力決定手段9bを備える。
また、請求項3に係るトイレ室温度調節装置は、以下の構成を有している。
トイレ室1内の温度調節を行うための温度調節機2を備える。1日を複数の時間帯に分割して時間帯毎に温度調節機2を運転出力を変更しながら自動運転制御する自動運転モードを備える。使用者の1回のトイレ室1での滞在時間を検知するための滞在時間検知手段と、前記各時間帯において検知した各回のトイレ室1の滞在時間を記憶部5に記憶させる記憶手段7を備える。制御対象日の過去複数日の同一時間帯毎のトイレ室1の平均滞在時間のうち最長のものが、時間の閾値で区分された複数の平均滞在時間区分A〜Cのうちいずれの平均滞在時間区分に属するかを判定し、該平均滞在時間区分を予想情報として抽出する抽出手段8cを備える。前記自動運転モードの各制御対象時間帯における温度調節機2の出力を、前記抽出手段8cで抽出した制御対象時間帯に対応する平均滞在時間区分に基づいて、平均滞在時間が長いものほど高出力となるように決定する出力決定手段9cを備える。
また、請求項4に係るトイレ室温度調節装置は、請求項1乃至3のいずれか1項において以下の構成を有している。
上記抽出手段8は過去所定日数の同一曜日の同一時間帯における滞在時間検知手段による検知結果に基づいて予想情報を抽出するものである。
また、請求項5に係るトイレ室温度調節装置は、請求項1乃至4のいずれか1項において以下の構成を有している。
上記自動運転モードにおいて温度調節機2の運転が停止している時に、使用者のトイレ室1への入室を検知した際に実行される特別運転モードを備える。該特別運転モードは、当該トイレ室1に入室した使用者が退室することを検知するまで、温度調節機2を自動運転モードにおける最高出力と同出力で運転し、当該使用者が退室したことを検知した際に、自動運転モードに復帰するものである。
また、請求項6に係るトイレ室温度調節装置は、請求項1乃至4のいずれか1項において以下の構成を有している。
上記自動運転モードにおいて温度調節機の運転が停止している時に、使用者のトイレ室1への入室を検知した際に実行される特別運転モードを備える。該特別運転モードは、当該トイレ室1に入室した使用者が少なくとも退室することを検知するまで、温度調節機を自動運転モードにおける最高出力と同出力で運転し、当該使用者が退室したことを検知した際に、該退室時から当該退室時の時間帯の終了時刻まで温度調節機2を当該出力又はこれよりも低出力で運転するものである。
また、請求項7に係るトイレ室温度調節装置は、請求項1乃至6のいずれか1項において以下の構成を有している。
上記自動運転モードにより温度調節機を自動運転モードにおける最高出力よりも低出力で運転している時に、滞在時間検知手段により検知した1回のトイレ室1での滞在時間が所定滞在時間を越えた際には、当該使用者が退室することを検知するまで温度調節機2を前記最高出力で運転する。
請求項1に係る発明では、自動運転モードによる各制御対象時間帯における温度調節機の出力を、抽出手段で抽出した滞在時間区分が滞在時間が長いもの程高出力となるように決定する。
また、請求項2に係る発明では、自動運転モードによる各制御対象時間帯における温度調節機の出力を、抽出手段で抽出した累積滞在時間区分が滞在時間が長いもの程高出力となるように決定する。
また、請求項3に係る発明では、自動運転モードによる各制御対象時間帯における温度調節機の出力を、抽出手段で抽出した平均滞在時間区分が平均滞在時間が長いもの程高出力となるように決定する。
従って、請求項1乃至3にあっては、滞在時間が短い又は使用がないことが予想される制御対象時間帯においては、温度調節機の出力を低出力としたり、温度調節機の運転を停止して、省エネルギー化を実現できる。また、滞在時間が長い使用者が使用することが予想される制御対象時間帯おいては、温度調節機を高出力としてトイレ室の温度を使用者にとって最適な設定温度にし、滞在時間が長い使用者を最優先してトイレ室の温度環境を最適なものとすることができる。このため人体の一部を露出して寒いトイレ室1に長時間滞在した場合に非常に寒く感じたり、狭く暑いトイレ室1に長時間滞在した場合に非常に暑く感じる等することを確実に防止できる。
また請求項4に係る発明では、請求項1乃至3のいずれか1項に係る発明の効果に加えて、抽出手段によって、制御対象日の過去所定日数の同一曜日の同一時間帯における滞在時間検知手段による検知結果に基づいて予想情報を抽出することにより、自動運転モードでは曜日毎に異なるトイレ室1の使用状況に合わせて温度調節機の出力を適切に変更することができる。
また請求項5に係る発明では、請求項1乃至4のいずれか1項に係る発明の効果に加えて、自動運転モードにおいて温度調節機の運転が停止している時において、使用者のトイレ室への入室があった場合に、当該使用者が退室するまで温度調節機を高出力で運転することができ、これにより当該使用者に対しても快適な温度環境のトイレ室を提供することができる。
また請求項6に係る発明では、請求項1乃至4のいずれか1項に係る発明の効果に加えて、自動運転モードにおいて温度調節機の運転が停止している時において、使用者のトイレ室への入室があった場合に、当該使用者が退室するまで温度調節機を高出力で運転することができ、これにより当該使用者に対しても快適な温度環境のトイレ室を提供することができる。また、当該使用者が退室した時から次の時間帯までの間は温度調節機を高出力又は低出力で運転し、当該時間帯においてトイレ室を使用する別の使用者に対しても快適な温度環境のトイレ室を提供することができる。
また請求項7に係る発明では、請求項1乃至4のいずれか1項に係る発明の効果に加えて、自動運転モードにより温度調節機を自動運転モードにおける最高出力よりも低出力で運転している時において、使用者のトイレ室の滞在時間が所定滞在時間を越えた際には、当該使用者が退室するまで温度調節機を高出力で運転することができ、これにより当該使用者に対しても快適な温度環境のトイレ室を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を順に説明する。
(実施形態1)
本実施形態は請求項1に対応する実施形態である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のトイレ室温度調節装置は、トイレ室1内の温度調節を行うための温度調節機2と、トイレ室1内に使用者が入室しているか否かを検知する入室検知センサー3と、該入室検知センサー3の検知結果に基づいて温度調節機2を制御する制御装置10を備えており、トイレ室1には洋式便器11を設置してある。
温度調節機2は、冷房専用エアコン等の冷房機器、遠赤外線ヒーター、パネルヒーター(コードヒータ、オイルヒータ等)等の暖房機器、又は冷房機能及び暖房機能を備えたエアコン等の冷暖房機器からなる。前記パネルヒーターは便器両側のトイレ室の壁面に取り付けられたり、壁内に組み込まれたりする。
入室検知センサー3は、例えばトイレ室1に設置した便器11や洗面カウンター、壁等に組み込んだ焦電センサーや赤外線センサー等の人体検知センサーからなる。なお、入室検知センサー3は複数個設置し、検知精度を向上させても良い。
制御装置10は、制御部4と、記憶部5と、日時検知部6を備えている。制御部4は、記憶手段7と、抽出手段8と、出力決定手段9を備え、これらを手段を用いて以下に説明する自動運転モードを実行し、温度調節機2を自動運転制御する。なお、以下の説明では、抽出手段8及び出力決定手段9を他の実施形態のものと区別するため、抽出手段8a、出力決定手段9aと記載する。
自動運転モードでは、1日、つまり24時間を、複数の時間帯に分割し、温度調節機2を前記時間帯毎に運転出力を変更しながら自動運転制御する。本実施形態では、図3に示すように、1日を、0〜6時、6時〜12時、12時〜18時、18時〜24時の時間帯に4分割し、日時検知部6で検知した時刻に基づいて、6時間毎に温度調節機2の運転出力を自動変更する。以下、この自動運転モードによる制御の対象となる日を制御対象日と記載し、制御の対象となる時間帯を制御対象時間帯と記載する。
自動運転モードでは、過去に滞在時間検知手段により検知された使用者の1回のトイレ室1での滞在時間のデータを基に時間帯毎に温度調節機2の出力を自動変更する。
滞在時間検知手段は、入室検知センサー3を用いて使用者の1回のトイレ室1での滞在時間を検知する。具体的には、制御部4にて入室検知センサー3により使用者の入室を継続して検知した時間を計測し、これにより前記使用者の1回のトイレ室1での滞在時間を検知している。つまり、滞在時間検知手段は入室検知センサー3と制御部4で構成してある。
記憶手段7は、各時間帯において前記滞在時間検知手段により検知した各回のトイレ室1の滞在時間を記憶部5に記憶させる。これにより、制御対象日よりも過去の各時間帯における各回のトイレ室1の滞在時間が記憶されることとなる。
抽出手段8aは、上記記憶部5で記憶したデータを基に、図3に示すように、制御対象日の過去複数日の同一時間帯の入室毎の滞在時間のうち最長のものが、1以上の時間の閾値で区分された複数の滞在時間区分のうちいずれの滞在時間区分に属するかを判定し、該滞在時間区分を予想情報として抽出するものである。
本実施形態では、0分と3分の閾値で区分された滞在時間区分A〜Cを備え、抽出手段8aは、制御対象日の過去複数日の同一時間帯の入室毎の滞在時間のうち最長のものが、滞在時間区分A〜Cのうちいずれの滞在時間区分に属するかを判定し、該滞在時間区分を予想情報として抽出する。
より具体的には、抽出手段8aは、まず記憶部5で記憶した各時間帯における入室毎の滞在時間のうち、上の閾値である3分を超える滞在時間があった場合には当該時間帯を滞在時間区分Aに分類し、3分を超える滞在時間がなく且つ3分以下で且つ下の閾値である0分を越える滞在時間があった場合には当該時間帯を滞在時間区分Bに分類し、0分を越える滞在時間がなかった(つまり、トイレ室1の使用がなかった)場合には当該時間帯を滞在時間区分Cに分類する。
例えば図3の例においては、1日目(制御対象日の3日前)において、0〜6時の時間帯ではトイレ室1の使用がなかったため当該時間帯を滞在時間区分Cに分類し、6〜12時の時間帯では上の閾値である3分を越える滞在時間があったため当該時間帯を滞在時間区分Aに分類し、12〜18時の時間帯及び18時〜24時の時間帯では3分を超える滞在時間がなく且つ下の閾値である0分を越える滞在時間があったため当該時間帯を滞在時間区分Bに分類し、同様に、2日目(制御対象日の前々日)及び3日目(制御対象日の前日)の各時間帯も滞在時間区分A〜Cのいずれかに分類する。
次に、抽出手段8aは、制御対象時間帯毎に、制御対象日の直近過去3日間の対応する時間帯が属する滞在時間区分のうち、滞在時間が最長となる滞在時間区分を予想情報として抽出する。つまり、本実施形態の抽出手段8aは、制御対象時間帯に対応する過去複数日の時間帯毎に当該時間帯がいずれの滞在時間区分に属するかの判定を行い、これら滞在時間区分のうち最長のものを抽出することにより、過去複数日の同一時間帯の入室毎の滞在時間のうち最長のものの滞在時間区分を抽出する。
例えば図3の例においては、0〜6時の制御対象時間帯に対応する直近過去3日間の対応する時間帯の属する滞在時間区分のうち最長の滞在時間区分Cが予想情報として抽出され、6〜12時の制御対象時間帯に対応する直近過去3日間の対応する時間帯の属する滞在時間区分のうち最長の滞在時間区分Aが予想情報として抽出され、12〜18時の制御対象時間帯に対応する直近過去3日間の対応する時間帯の属する滞在時間区分のうち最長の滞在時間区分Bが予想情報として抽出され、18〜24時の制御対象時間帯に対応する直近過去3日間の対応する時間帯の属する滞在時間区分のうち最長の滞在時間区分Aが予想情報として抽出される。
出力決定手段9aは、自動運転モードによる各制御対象時間帯における温度調節機2の出力を、前記抽出手段8aで抽出した制御対象時間帯に対応する滞在時間区分(つまり予想情報)に基づいて、滞在時間が長いもの程高出力となるように決定する。
具体的には、自動運転モードにおける温度調節機2は出力を段階的に変更可能としてあり、本実施形態では、高出力と、低出力と、運転停止の3段階に変更できるようになっている。
そして、出力決定手段9aは抽出手段8aで抽出した制御対象時間帯に対応する滞在時間区分が「A」である場合には当該制御対象時間帯における温度調節機2の出力を高出力に設定し、また、抽出した滞在時間区分が「B」である場合には当該制御対象時間帯における温度調節機2の出力を低出力に設定し、また、抽出した滞在時間区分が「C」である場合には当該制御対象時間帯における温度調節機2の運転を停止する。
しかして、制御部4は、自動運転モードにおいては、制御対象日における各制御時間帯の出力を前記出力決定手段9aにより設定された出力に基づいて温度調節機2の運転を制御する。
例えば図3の例では、制御対象日の0〜6時の制御対象時間帯においては過去3日間の同一時間帯において滞在時間区分A及び滞在時間区分Bに属する時間帯(滞在時間)がないので、温度調節機2の運転を停止する。また、6時〜12時の制御対象時間帯においては、過去3日間の同一時間帯において累積滞在時間区分Aに属する時間帯があるので、温度調節機2を自動運転モードにおいて最高出力となる高出力で運転する。また、12時〜18時の制御対象時間帯においては、過去3日間の同一時間帯において滞在時間区分Aに属する時間帯がなく滞在時間区分Bに属する時間帯があるので、温度調節機2を前記高出力よりも低い出力となる低出力で運転する。また、18時〜24時の制御対象時間帯においては、過去3日間の同一時間帯において滞在時間区分Aに属する時間帯があるので、温度調節機2を高出力で運転する。
以上説明した本実施形態のトイレ室温度調節装置にあっては、自動運転モードによる各制御対象時間帯における温度調節機2の出力を、抽出手段8aで抽出した滞在時間区分、即ち、制御対象日の過去複数日の同一時間帯の入室毎の滞在時間のうち最長のものが属する滞在時間区分に基づいて、当該滞在時間区分が滞在時間が長いもの程高出力となるように決定する。このため、滞在時間が短い又は使用がないことが予想される制御対象時間帯においては、温度調節機2の出力を低出力としたり、温度調節機2の運転を停止して、省エネルギー化を実現できる。また、滞在時間が長い使用者が使用することが予想される制御対象時間帯おいては、温度調節機2を高出力としてトイレ室1の温度を使用者にとって最適な設定温度に確実且つ速やかにすることができ、滞在時間が長い使用者を最優先してトイレ室1の温度環境を最適なものとすることができる。
(実施形態2)
本実施形態は請求項2に対応する実施形態である。なお、以下の本実施形態の説明で実施形態1と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。また、本実施形態の抽出手段8及び出力決定手段9は、夫々抽出手段8b、出力決定手段9bと記載する。
図4に示すように、本実施形態の抽出手段8bは、記憶部5で記憶したデータを基に、制御対象日の過去複数日の同一時間帯毎のトイレ室1の累積滞在時間のうち最長ものが、1以上の時間の閾値で区分された複数の累積滞在時間区分のうちいずれの累積滞在時間区分に属するかを判定し、該累積滞在時間区分を予想情報として抽出する。
本実施形態では、0分と10分の閾値で区分された累積滞在時間区分A〜Cを備え、抽出手段8bは、御対象日の過去複数日の同一時間帯毎のトイレ室1の累積滞在時間のうち最長ものが、累積滞在時間区分A〜Cのうちいずれの累積滞在時間区分に属するかを判定し、該累積滞在時間区分を予想情報として抽出する。
具体的には、抽出手段8bは、まず各時間帯において、検知した各回の滞在時間を加算してその時間帯における累積滞在時間を算出し、当該累積滞在時間が上の閾値である10分を越えた場合には当該時間帯を累積滞在時間区分Aに分類し、当該累積滞在時間が10分以下で且つ下の閾値である0分を越えた場合には当該時間帯を累積滞在時間区分Bに分類し、当該累積滞在時間が0分であった(つまり、その時間帯においてトイレ室1の使用がなかった)場合には当該時間帯を累積滞在時間区分Cに分類する。
例えば図4の例においては、1日目(制御対象日の3日前)において、0〜6時の時間帯ではトイレ室1の使用がなかったため当該時間帯を累積滞在時間区分Cに分類し、6〜12時の時間帯では累積滞在時間が上の閾値である10分を越えたため当該時間帯を累積滞在時間区分Aに分類し、12〜18時の時間帯及び18時〜24時の時間帯では累積滞在時間が10分を超えず且つ下の閾値である0分を越えたため当該各時間帯を累積滞在時間区分Bに分類し、同様に、2日目(制御対象日の前々日)及び3日目(制御対象日の前日)の各時間帯も累積滞在時間区分A〜Cのいずれかに分類する。
次に、抽出手段8bは、制御対象時間帯毎に、制御対象日の直近過去3日間の対応する各時間帯が属する累積滞在時間区分のうち、累積滞在時間が最長となる累積滞在時間区分を予想情報として抽出する。つまり、本実施形態の抽出手段8bは、制御対象時間帯に対応する過去複数日の時間帯毎に当該時間帯がいずれの累積滞在時間区分に属するかの判定を行い、これら累積滞在時間区分のうち最長のものを抽出することにより、過去複数日の同一時間帯の累積滞在時間のうち最長のものの属する累積滞在時間区分を抽出する。
例えば図4の例においては、0〜6時の制御対象時間帯に対応する直近過去3日間の対応する時間帯の属する累積滞在時間区分のうち最長の累積滞在時間区分Cが予想情報として抽出され、6〜12時の制御対象時間帯に対応する直近過去3日間の対応する時間帯の属する累積滞在時間区分のうち最長の累積滞在時間区分Aが予想情報として抽出され、12〜18時の制御対象時間帯に対応する直近過去3日間の対応する時間帯の属する累積滞在時間区分のうち最長の累積滞在時間区分Bが予想情報として抽出され、18〜24時の制御対象時間帯に対応する直近過去3日間の対応する時間帯の属する累積滞在時間区分のうち最長の累積滞在時間区分Aが予想情報として抽出される。
出力決定手段9bは、自動運転モードによる各制御対象時間帯における温度調節機2の出力を、前記抽出手段8で抽出した制御対象時間帯に対応する累積滞在時間区分(つまり予想情報)に基づいて、累積滞在時間が長いもの程高出力となるように決定する。
具体的には、出力決定手段9bは抽出手段8bで抽出した制御対象時間帯に対応する累積滞在時間区分が「A」である場合には当該制御対象時間帯における温度調節機2の出力を高出力に設定し、また、抽出した累積滞在時間区分が「B」である場合には当該制御対象時間帯における温度調節機2の出力を低出力に設定し、また、抽出した累積滞在時間区分が「C」である場合には当該制御対象時間帯における温度調節機2の運転を停止する。
そして、制御部4は、自動運転モードにおいては、制御対象日における各制御時間帯の出力を前記出力決定手段9bにより設定された出力に基づいて温度調節機2の運転を制御する。
以上説明した本実施形態のトイレ室温度調節装置にあっては、自動運転モードによる各制御対象時間帯における温度調節機2の出力を、抽出手段8bで抽出した累積滞在時間区分、即ち、制御対象日の過去複数日の同一時間帯の累積滞在時間のうち最長のものが属する累積滞在時間区分に基づいて、当該累積滞在時間区分が滞在時間が長いもの程高出力となるように決定する。このため、滞在時間が短い又は使用がないことが予想される制御対象時間帯においては、温度調節機2の出力を低出力としたり、温度調節機2の運転を停止して、省エネルギー化を実現できる。また、滞在時間が長い使用者が使用することが予想される制御対象時間帯おいては、温度調節機2を高出力としてトイレ室1の温度を使用者にとって最適な設定温度に確実且つ速やかにすることができ、滞在時間が長い使用者を最優先してトイレ室1の温度環境を最適なものとすることができる。
(実施形態3)
本実施形態は請求項3に対応する実施形態である。なお、以下の本実施形態の説明で実施形態1と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。また、本実施形態の抽出手段8及び出力決定手段9は、夫々抽出手段8c、出力決定手段9cと記載する。
図5に示すように、本実施形態の抽出手段8cは、記憶部5で記憶したデータを基に、制御対象日の過去複数日の同一時間帯毎のトイレ室1の平均滞在時間のうち最長のものが、1以上の時間の閾値で区分された複数の平均滞在時間区分のうちいずれの平均滞在時間区分に属するかを判定し、該平均滞在時間区分を予想情報として抽出する。
本実施形態では、0分と3分の閾値で区分された平均滞在時間区分A〜Cを備え、抽出手段8は、制御対象日の過去複数日の同一時間帯毎のトイレ室1の平均滞在時間のうち最長のものが、平均滞在時間区分A〜Cのうちいずれの平均滞在時間区分に属するかを判定し、該平均滞在時間区分を予想情報として抽出する。
具体的には、抽出手段8cは、まず各時間帯において、検知した各回の滞在時間に基づいてその時間帯における平均滞在時間を算出し、当該平均滞在時間が上の閾値である3分を越えた場合には当該時間帯を平均滞在時間区分Aに分類し、当該平均滞在時間が3分以下で且つ下の閾値である0分を越えた場合には当該時間帯を平均滞在時間区分Bに分類し、当該平均滞在時間が0分であった(つまり、その時間帯においてトイレ室1の使用がなかった)場合には当該時間帯を平均滞在時間区分Cに分類する。
例えば図5の例においては、1日目(制御対象日の3日前)において、0〜6時の時間帯ではトイレ室1の使用がなかったため当該時間帯を平均滞在時間区分Cに分類し、6〜12時の時間帯では平均滞在時間が上の閾値である3分を越えたため当該時間帯を平均滞在時間区分Aに分類し、12〜18時の時間帯及び18時〜24時の時間帯では平均滞在時間が3分を超えず且つ下の閾値である0分を越えたため当該各時間帯を平均滞在時間区分Bに分類し、同様に、2日目(制御対象日の前々日)及び3日目(制御対象日の前日)の各時間帯も平均滞在時間区分A〜Cのいずれかに分類する。
次に、抽出手段8cは、制御対象時間帯毎に、制御対象日の直近過去3日間の対応する各時間帯が属する平均滞在時間区分のうち、平均滞在時間が最長となる平均滞在時間区分を予想情報として抽出する。つまり、本実施形態の抽出手段8cは、制御対象時間帯に対応する過去複数日の時間帯毎に当該時間帯がいずれの平均滞在時間区分に属するかの判定を行い、これら平均滞在時間区分のうち最長のものを抽出することにより、過去複数日の同一時間帯の平均滞在時間のうち最長のものの属する平均滞在時間区分を抽出する。
例えば図5の例においては、0〜6時の制御対象時間帯に対応する直近過去3日間の対応する時間帯の属する平均滞在時間区分のうち最長の平均滞在時間区分Cが予想情報として抽出され、6〜12時の制御対象時間帯に対応する直近過去3日間の対応する時間帯の属する平均滞在時間区分のうち最長の平均滞在時間区分Aが予想情報として抽出され、12〜18時の制御対象時間帯に対応する直近過去3日間の対応する時間帯の属する平均滞在時間区分のうち最長の平均滞在時間区分Bが予想情報として抽出され、18〜24時の制御対象時間帯に対応する直近過去3日間の対応する時間帯の属する平均滞在時間区分のうち最長の平均滞在時間区分Aが予想情報として抽出される。
出力決定手段9cは、自動運転モードによる各制御対象時間帯における温度調節機2の出力を、前記抽出手段8cで抽出した制御対象時間帯に対応する平均滞在時間区分(つまり予想情報)に基づいて、平均滞在時間が長いもの程高出力となるように決定する。
具体的には、出力決定手段9cは抽出手段8cで抽出した制御対象時間帯に対応する平均滞在時間区分が「A」である場合には当該制御対象時間帯における温度調節機2の出力を高出力に設定し、また、抽出した平均滞在時間区分が「B」である場合には当該制御対象時間帯における温度調節機2の出力を低出力に設定し、また、抽出した平均滞在時間区分が「C」である場合には当該制御対象時間帯における温度調節機2の運転を停止する。
そして、制御部4は、自動運転モードにおいては、制御対象日における各制御時間帯の出力を前記出力決定手段9cにより設定された出力に基づいて温度調節機2の運転を制御する。
以上説明した本実施形態のトイレ室温度調節装置にあっては、自動運転モードによる各制御対象時間帯における温度調節機2の出力を、抽出手段8cで抽出した平均滞在時間区分、即ち、制御対象日の過去複数日の同一時間帯の平均滞在時間のうち最長のものが属する平均滞在時間区分に基づいて、当該平均時間区分が平均滞在時間が長いもの程高出力となるように決定する。このため、滞在時間が短い又は使用がないことが予想される制御対象時間帯においては、温度調節機2の出力を低出力としたり、温度調節機2の運転を停止して、省エネルギー化を実現できる。また、滞在時間が長い使用者が使用することが予想される制御対象時間帯おいては、温度調節機2を高出力としてトイレ室1の温度を使用者にとって最適な設定温度にし、滞在時間が長い使用者を最優先してトイレ室1の温度環境を最適なものとすることができる。
(実施形態4)
本実施形態は請求項4に対応する実施形態である。本実施形態は実施形態1乃至3のいずれかにおいて適用されるものであり、以下の本実施形態の説明で実施形態1乃至3と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。また、本実施形態の抽出手段8は抽出手段8dと記載する。
図6に示すように、本実施形態の抽出手段8dは、制御対象日の過去所定日数の同一曜日の同一時間帯における滞在時間検知手段による検知結果に基づいて予想情報を抽出するものである。なお、この予想情報は、実施形態1に適用する場合には抽出手段8aで抽出した滞在時間区分に該当し、実施形態2に適用する場合には抽出手段8bで抽出した累積滞在時間区分に該当し、実施形態3に適用する場合には抽出手段8cで抽出した平均滞在時間区分に該当するものである。
具体的には、抽出手段8dは、制御対象日の制御対象時間帯毎に、制御対象日の直近過去3週の同一曜日の対応する時間帯が属する滞在時間区分(又は累積滞在時間区分又は平均滞在時間区分)のうち、滞在時間(又は累積滞在時間又は平均滞在時間)が最長となる滞在時間区分を予想情報として抽出する。
このように抽出手段8dによって、制御対象日の過去所定日数の同一曜日の同一時間帯における滞在時間検知手段による検知結果に基づいて予想情報を抽出することにより、自動運転モードでは曜日毎に異なるトイレ室1の使用状況に合わせて温度調節機2の出力を適切に変更することができる。
(実施形態5)
本実施形態は請求項5に対応する実施形態である。本実施形態は実施形態1乃至4のいずれかにおいて適用されるものであり、以下の本実施形態の説明で実施形態1乃至4と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
本実施形態のトイレ室温度調節装置は、上記自動運転モードにおいて温度調節機2の運転が停止している時に、入室検知センサー3にて使用者のトイレ室1への入室を検知した際に実行される特別運転モードを備えている。
特別運転モードは、図7(a)に示すように、入室検知センサー3にて当該トイレ室1に入室した使用者が退室することを検知するまで、温度調節機2を自動運転モードにおける最高出力と同出力となる高出力で運転し、当該使用者が退室したことを検知した際に、自動運転モードに復帰するモードであり、特別運転モードから自動運転モードに復帰した時には、温度調節機2はこの時点で属する制御対象時間帯で決定された出力で運転されることとなる。
このような特別運転モードを有することで、自動運転モードにおいてトイレ室1を使用しないと予想された時間帯において、使用者のトイレ室1への入室があった場合には、当該使用者が退室するまで温度調節機2を高出力で運転することができ、これにより当該使用者に対しても快適な温度環境のトイレ室1を提供することができる。また、当該使用者の入室時と退室時の時間帯が同一である場合には、退室時点から次の時間帯までの間、温度調節機2を停止でき、この点で省エネルギー化を図ることができる。
(実施形態6)
本実施形態は請求項6に対応する実施形態である。本実施形態は実施形態1乃至4のいずれかにおいて適用されるものであり、以下の本実施形態の説明で実施形態1乃至4と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
本実施形態のトイレ室温度調節装置は、上記自動運転モードにおいて温度調節機2の運転が停止している時に、入室検知センサー3にて使用者のトイレ室1への入室を検知した際に実行される特別運転モードを備えている。
特別運転モードは、図7(b)に示すように、入室検知センサー3にて当該トイレ室1に入室した使用者が少なくとも退室することを検知するまで、温度調節機2を自動運転モードにおける最高出力と同出力となる高出力で運転し、入室検知センサー3にて当該使用者が退室したことを検知した際に、該退室時から当該退室時の時間帯の終了時刻まで温度調節機を当該出力(つまり図7(b)において実線で示す高出力)又はこれよりも低い出力(つまり図7(b)において破線で示す低出力)で運転し、当該時間帯の終了時刻で自動運転モードに復帰するモードであり、特別運転モードから自動運転モードに復帰した時には、温度調節機2はこの時点で属する制御対象時間帯で決定された出力で運転されることとなる。
このような特別運転モードを有することで、自動運転モードにおいてトイレ室1を使用しないと予想された時間帯において、使用者のトイレ室1への入室があった場合には、当該使用者が退室するまで温度調節機2を高出力で運転することができ、これにより当該使用者に対しても快適な温度環境のトイレ室1を提供することができる。また、当該使用者が退室した時から次の時間帯までの間は温度調節機2を高出力又は低出力で運転し、当該時間帯においてトイレ室1を使用する別の使用者に対しても快適な温度環境のトイレ室1を提供することができる。
(実施形態7)
本実施形態は請求項7に対応する実施形態である。本実施形態は実施形態1乃至6のいずれかにおいて適用されるものであり、以下の本実施形態の説明で実施形態1乃至6と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。なお、本実施形態を実施形態5及び実施形態6に適用する場合は、以下に示す特別運転モードは実施形態5や実施形態6の特別運転モードとは別に備えられるものである。
本実施形態では、図8に示すように、自動運転モードにより温度調節機2を低出力で運転している時に、滞在時間検知手段により検知した1回のトイレ室1での滞在時間が所定滞在時間(3分)を越えた際に実行される特別運転モードを備えている。
該特別運転モードでは、滞在時間検知手段により当該使用者が退室することを検知するまで温度調節機2を高出力で運転し、当該使用者が退室したことを検知した時点で自動運転モードに復帰するモードであり、該特別運転モードから自動運転モードに復帰した時には、温度調節機2はこの時点で属する制御対象時間帯で決定された出力で運転されることとなる。
このような特別運転モードを有することで、自動運転モードにおいて滞在時間が短いと予想された時間帯において、使用者のトイレ室1の滞在時間が所定滞在時間を越えた際には、当該使用者が退室するまで温度調節機2を高出力で運転することができ、これにより当該使用者に対しても快適な温度環境のトイレ室1を提供することができる。
なお、上記各実施形態では、自動運転モードにおける温度調節機2の出力を、高出力と、低出力と、運転停止の3段階に変更できるようにしたが、出力変更数は3段階に限定されるものではなく、また、運転停止を含まないものであっても良い。例えば、高出力と、中出力と、低出力の3段階に変更できるようにしても良く、つまり、この場合は、出力決定手段9は抽出手段8で抽出した区分が「A」である場合には当該制御対象時間帯における温度調節機2の出力を高出力に設定され、抽出した区分が「B」である場合には当該制御対象時間帯における温度調節機2の出力を中出力に設定され、また、抽出した区分が「C」である場合には当該制御対象時間帯における温度調節機2の出力を低出力に設定される。
また、上記各実施形態では、1日を4の時間帯に分割して自動制御モードにおいて6時間毎に温度調節機2の出力を変更するものとがしたが、1日の時間帯数はこれに限定されるものではなく、例えば1日を15分毎の時間帯に分割する等、適宜変更可能である。
同様に、既述の閾値や滞在時間区分数、累積滞在時間区分数、平均滞在時間区分数は上記のものに限定されず、例えば、実施形態1において、閾値を0分、2分、3分として、これら3の閾値で区分された合計4の滞在時間区分を備えるなど適宜変更可能である。
さらに既述の時間帯数、閾値、滞在時間区分数、累積滞在時間区分数、平均滞在時間区分数は、操作部を設けて使用者により変更できるようにしても構わない。
また、実施形態1及び実施形態2では、自動制御モードにおける温度調節機2の出力変更を制御対象時間帯に対応する過去3日間の時間帯において検知したデータに基づいて行ったが、過去2日間や過去4日間以上の時間帯において検知したデータに基づいて行っても良いものとする。
また、実施形態3では、自動制御モードにおける温度調節機2の出力変更を制御対象時間帯に対応する過去3週の同一曜日の同一時間帯において検知したデータに基づいて行ったが、自動制御モードにおける温度調節機2の出力変更は、過去2週間や過去4週間以上の同一曜日の同一時間帯において検知したデータに基づいて行っても良いものとする。
また、実施形態3では、自動制御モードにおける温度調節機2の出力変更を制御対象時間帯に対応する過去複数週の同一曜日の同一時間帯において検知したデータに基づいて行ったが、自動制御モードにおける温度調節機2の出力変更は、過去複数月あるいは過去複数年の同一時間帯において検知したデータに基づいて行っても良いものとする。
実施形態1のトイレ室温度調節装置を設置したトイレ室を示す説明図である。 同上のトイレ室温度調節装置のブロック図である。 同上の制御方法を説明する説明図である。 実施形態2の制御方法を説明する説明図である。 実施形態3の制御方法を説明する説明図である。 実施形態4の制御方法を説明する説明図である。 (a)は実施形態5における温度調節機の出力と入室検知センサーの出力を示すタイムチャートであり、(b)は実施形態6における温度調節機の出力と入室検知センサーの出力を示すタイムチャートである。 実施形態7における温度調節機の出力と入室検知センサーの出力を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 トイレ室
2 温度調節機
4 制御部
5 記憶部
7 記憶手段
8 抽出手段

Claims (7)

  1. トイレ室内の温度調節を行うための温度調節機を備え、1日を複数の時間帯に分割して時間帯毎に温度調節機を運転出力を変更しながら自動運転制御する自動運転モードを備えたトイレ室温度調節装置において、
    使用者の1回のトイレ室での滞在時間を検知するための滞在時間検知手段と、
    前記各時間帯において検知した各回のトイレ室の滞在時間を記憶部に記憶させる記憶手段を備え、
    制御対象日の過去複数日の同一時間帯の入室毎の滞在時間のうち最長のものが、時間の閾値で区分された複数の滞在時間区分のうちいずれの滞在時間区分に属するかを判定し、該滞在時間区分を予想情報として抽出する抽出手段を備え、
    前記自動運転モードによる各制御対象時間帯における温度調節機の出力を、前記抽出手段で抽出した制御対象時間帯に対応する滞在時間区分に基づいて、滞在時間が長いもの程高出力となるように決定する出力決定手段を備えたことを特徴とするトイレ室温度調節装置。
  2. トイレ室内の温度調節を行うための温度調節機を備え、1日を複数の時間帯に分割して時間帯毎に温度調節機を運転出力を変更しながら自動運転制御する自動運転モードを備えたトイレ室温度調節装置において、
    使用者の1回のトイレ室での滞在時間を検知するための滞在時間検知手段と、
    前記各時間帯において検知した各回のトイレ室の滞在時間を記憶部に記憶させる記憶手段を備え、
    制御対象日の過去複数日の同一時間帯毎のトイレ室の累積滞在時間のうち最長のものが、時間の閾値で区分された複数の累積滞在時間区分のうちいずれの累積滞在時間区分に属するかを判定し、該累積滞在時間区分を予想情報として抽出する抽出手段を備え、
    前記自動運転モードによる各制御対象時間帯における温度調節機の出力を、前記抽出手段で抽出した制御対象時間帯に対応する累積滞在時間区分に基づいて、累積滞在時間が長いものほど高出力となるように決定する出力決定手段を備えたことを特徴とするトイレ室温度調節装置。
  3. トイレ室内の温度調節を行うための温度調節機を備え、1日を複数の時間帯に分割して時間帯毎に温度調節機を運転出力を変更しながら自動運転制御する自動運転モードを備えたトイレ室温度調節装置において、
    使用者の1回のトイレ室での滞在時間を検知するための滞在時間検知手段と、
    前記各時間帯において検知した各回のトイレ室の滞在時間を記憶部に記憶させる記憶手段を備え、
    制御対象日の過去複数日の同一時間帯毎のトイレ室の平均滞在時間のうち最長のものが、時間の閾値で区分された複数の平均滞在時間区分のうちいずれの平均滞在時間区分に属するかを判定し、該平均滞在時間区分を予想情報として抽出する抽出手段を備え、
    前記自動運転モードの各制御対象時間帯における温度調節機の出力を、前記抽出手段で抽出した制御対象時間帯に対応する平均滞在時間区分に基づいて、平均滞在時間が長いものほど高出力となるように決定する出力決定手段を備えたことを特徴とするトイレ室温度調節装置。
  4. 上記抽出手段は過去所定日数の同一曜日の同一時間帯における滞在時間検知手段による検知結果に基づいて予想情報を抽出するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトイレ室温度調節装置。
  5. 上記自動運転モードにおいて温度調節機の運転が停止している時に、使用者のトイレ室への入室を検知した際に実行される特別運転モードを備え、該特別運転モードは、当該トイレ室に入室した使用者が退室することを検知するまで、温度調節機を自動運転モードにおける最高出力と同出力で運転し、当該使用者が退室したことを検知した際に、自動運転モードに復帰するものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のトイレ室温度調節装置。
  6. 上記自動運転モードにおいて温度調節機の運転が停止している時に、使用者のトイレ室への入室を検知した際に実行される特別運転モードを備え、該特別運転モードは、当該トイレ室に入室した使用者が少なくとも退室することを検知するまで、温度調節機を自動運転モードにおける最高出力と同出力で運転し、当該使用者が退室したことを検知した際に、該退室時から当該退室時の時間帯の終了時刻まで温度調節機を当該出力又はこれよりも低出力で運転するものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のトイレ室温度調節装置。
  7. 上記自動運転モードにより温度調節機を自動運転モードにおける最高出力よりも低出力で運転している時に、滞在時間検知手段により検知した1回のトイレ室での滞在時間が所定滞在時間を越えた際には、当該使用者が退室することを検知するまで温度調節機を前記最高出力で運転することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のトイレ室温度調節装置。
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