JP6704141B2 - スナバ回路および電源装置 - Google Patents

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Description

本開示は、スナバ回路および電源装置に関する。
直流電源および第1スイッチング素子を有するスイッチング電源が知られている。そのようなスイッチング電源にスナバ回路を接続することが行われている。特許文献1のスナバ回路は、第2スイッチング素子、コンデンサおよびコイルを有している。特許文献1には、コンデンサに充電された電力(電荷)を、該コンデンサとコイルの共振現象を利用して、直流電源に回生することが記載されている。
特開2001−54279号公報
特許文献1のスナバ回路を動作させるには、第2スイッチング素子のオンオフを制御する信号をスナバ回路の外部から供給する必要がある。
本開示は、コンデンサに充電された電力を該コンデンサとコイルの共振現象を利用して直流電源に回生可能なスナバ回路であって、スナバ回路のスイッチング素子(第2スイッチング素子)のオンオフを制御する信号をスナバ回路の外部から供給する必要のないスナバ回路を提供することを目的とする。
本開示は、
直流電源と、第1接続点と、トランスと、第2接続点と、第1スイッチング素子と、接地電位とがこの順に接続されているスイッチング電源に接続されるスナバ回路であって、
第2スイッチング素子と、第1抵抗と、第1コンデンサと、第1ダイオードと、第2ダイオードと、コイルと、電位差発生部とを有し、
前記第2スイッチング素子は、第2高圧側端子、第2低圧側端子および第2制御端子を含み、
前記第1ダイオードは、第1アノードおよび第1カソードを含み、
前記第2ダイオードは、第2アノードおよび第2カソードを含み、
前記第2接続点と接地電位とを接続する経路であって、前記第2接続点から接地電位に向かって、前記第1アノードと、前記第1カソードと、第3接続点と、前記第1コンデンサとをこの順に通る経路が存在し、
前記第3接続点と前記第1接続点とを接続する経路であって、前記第3接続点から前記第1接続点に向かって、前記第2高圧側端子と、前記第2低圧側端子と、第4接続点と、前記コイルとをこの順に通る経路が存在し、
接地電位と前記第4接続点とを接続する経路であって、接地電位から前記第4接続点に向かって、前記第2アノードと、前記第2カソードとをこの順に通る経路が存在し、
前記第2接続点と前記第2制御端子とを接続する経路であって、前記第2接続点から前記第2制御端子に向かって、前記第1抵抗と、第5接続点とをこの順に通る経路が存在し、
前記電位差発生部は、(i)定電圧ダイオードである第3ダイオードであって、第3アノードおよび第3カソードを含み、前記第5接続点、前記第3アノード、前記第3カソードおよび前記第3接続点がこの順に並ぶように前記第5接続点と前記第3接続点との間に接続された第3ダイオードである、または、(ii)前記第5接続点と前記第3接続点との間に接続された第2抵抗である、スナバ回路を提供する。
本開示に係るスナバ回路によれば、第1コンデンサに充電された電力を第1コンデンサとコイルの共振現象を利用して直流電源に回生させることができる。また、本開示に係るスナバ回路では、第2スイッチング素子のオンオフを制御する信号をスナバ回路の外部から供給する必要がない。
図1は、電源装置の構成図である。 図2は、図1の電源装置における各種波形を説明するための模式図である。 図3は、図1の電源装置における各種波形を説明するための模式図である。 図4は、電源装置の構成図である。
本開示の第1態様は、
直流電源と、第1接続点と、トランスと、第2接続点と、第1スイッチング素子と、接地電位とがこの順に接続されているスイッチング電源に接続されるスナバ回路であって、
第2スイッチング素子と、第1抵抗と、第1コンデンサと、第1ダイオードと、第2ダイオードと、コイルと、電位差発生部とを有し、
前記第2スイッチング素子は、第2高圧側端子、第2低圧側端子および第2制御端子を含み、
前記第1ダイオードは、第1アノードおよび第1カソードを含み、
前記第2ダイオードは、第2アノードおよび第2カソードを含み、
前記第2接続点と接地電位とを接続する経路であって、前記第2接続点から接地電位に向かって、前記第1アノードと、前記第1カソードと、第3接続点と、前記第1コンデンサとをこの順に通る経路が存在し、
前記第3接続点と前記第1接続点とを接続する経路であって、前記第3接続点から前記第1接続点に向かって、前記第2高圧側端子と、前記第2低圧側端子と、第4接続点と、前記コイルとをこの順に通る経路が存在し、
接地電位と前記第4接続点とを接続する経路であって、接地電位から前記第4接続点に向かって、前記第2アノードと、前記第2カソードとをこの順に通る経路が存在し、
前記第2接続点と前記第2制御端子とを接続する経路であって、前記第2接続点から前記第2制御端子に向かって、前記第1抵抗と、第5接続点とをこの順に通る経路が存在し、
前記電位差発生部は、(i)定電圧ダイオードである第3ダイオードであって、第3アノードおよび第3カソードを含み、前記第5接続点、前記第3アノード、前記第3カソードおよび前記第3接続点がこの順に並ぶように前記第5接続点と前記第3接続点との間に接続された第3ダイオードである、または、(ii)前記第5接続点と前記第3接続点との間に接続された第2抵抗である、スナバ回路を提供する。
第1態様に係るスナバ回路によれば、第1コンデンサに充電された電力を第1コンデンサとコイルの共振現象を利用して直流電源に回生させることができる。また、第1態様に係るスナバ回路では、第2スイッチング素子のオンオフを制御する信号をスナバ回路の外部から供給する必要がない。
本開示の第2態様は、第1態様に加え、
第2コンデンサと、第3抵抗と、を有し、
前記第2接続点と前記第5接続点との間において、前記第1抵抗が配置された経路と、前記第2コンデンサおよび前記第3抵抗が直列接続された経路と、が並列接続されている、スナバ回路を提供する。
第2コンデンサによれば、第2スイッチング素子の立ち上がり時間を短縮できる。この短縮により、第2スイッチング素子のスイッチング損失が低減される。第3抵抗によれば、第2コンデンサを流れる電流が過大となることを防止できる。
本開示の第3態様は、第1態様または第2態様に加え、
前記第1スイッチング素子のターンオンに追随して前記第2スイッチング素子がターンオンする時点を第1時点と定義し、前記第1時点の後に初めて前記第2スイッチング素子がターンオフする時点を第2時点と定義し、前記第1時点から前記第2時点までの期間を第1期間と定義し、前記第1コンデンサのキャパシタンスと前記コイルのインダクタンスの積の1/2乗に2πを乗じた値を共振周期と定義し、前記共振周期の半分を半周期と定義したとき、前記半周期は、前記第1期間の長さの90%〜110%である、スナバ回路を提供する。
半周期を第1期間の長さの110%以下とすることは、第1コンデンサから放出するべき電荷が多く残留する事態を回避することに適している。また、半周期を第1期間の長さの90%以上とすることは、直流電源から第1コンデンサへの逆電流を防止するダイオードがない場合において、この逆電流による第1コンデンサの端子間電圧の上昇を抑制することに適している。
本開示の第4態様は、第1〜第3態様のいずれか1つに加え、
前記スナバ回路で発生しうる動作モードは、2回回生モードを含み、
前記2回回生モードは、前記第1スイッチング素子の1スイッチング周期において、前記第1コンデンサおよび前記コイルの直列共振による前記第1コンデンサから前記直流電源への電力回生が2回行われるモードである、スナバ回路を提供する。
本開示の第5態様は、第4態様に加え、
前記スナバ回路で発生しうる動作モードは、1回回生モードを含み、
前記1回回生モードは、前記1スイッチング周期において、前記電力回生が1回行われるモードであり、
前記2回回生モードは、前記1回回生モードに比べ、前記第1スイッチング素子がターンオフしたときに前記第1スイッチング素子で発生するサージ電圧が大きい場合に発生するモードである、スナバ回路を提供する。
2回回生モードによれば、1回回生モードに比べ、第2スイッチング素子およびコイルを流れる電流のピーク値を抑制し易い。このため、第4態様のスナバ回路では、第2スイッチング素子およびコイルとして定格電流の小さい素子を採用し易い。
第5態様によれば、トランスで生じるサージエネルギーが大きい場合に2回回生モードを発生させ、第1コンデンサによるサージエネルギーの吸収を好適に行うことができる。また、サージエネルギーが小さい場合に1回回生モードを発生させ、第2スイッチング素子のスイッチングの回数を少なくすることができる。これにより、第2スイッチング素子におけるスイッチング損失および導通損失を小さくすることができる。
本開示の第6態様は、第1〜第5態様のいずれか1つに加え、
前記第2スイッチング素子は、Pチャンネル型MOSFETまたはPNP型バイポーラトランジスタである、スナバ回路を提供する。
第6態様の第2スイッチング素子(Pチャンネル型MOSFETまたはPNP型バイポーラトランジスタ)は、第2スイッチング素子の具体例である。
本開示の第7態様は、
第1〜第6態様のいずれか1つに記載のスナバ回路と、前記スイッチング電源とを備え、
前記スナバ回路は、前記スイッチング電源に接続されている、電源装置を提供する。
第7態様によれば、第1態様の利点を有する電源装置を提供することができる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本開示は、以下の実施形態に限定されない。
図1に、本実施形態の電源装置400を示す。電源装置400は、スナバ回路100と、スイッチング電源200と、を有している。スナバ回路100は、スイッチング電源200に接続されている。以下では、説明の便宜上、スナバ回路100およびスイッチング電源200は、第1接続点301および第2接続点302を共有しているものとする。
[スイッチング電源200]
スイッチング電源200は、直流電源214と、トランス202と、第1スイッチング素子201と、を有している。
直流電源214として、公知の電源を用いることができる。本実施形態では、直流電源214は、燃料電池(セルスタック)である。
トランス202は、1次側コイル202aと、2次側コイル202bと、を含んでいる。本実施形態では、トランス202は昇圧トランスであり、2次側コイル202bの巻線数は1次側コイル202aの巻線数よりも多い。
第1スイッチング素子201は、第1高圧側端子201a、第1低圧側端子201bおよび第1制御端子201cを含んでいる。第1制御端子201cには、図示しない信号生成器から制御信号である電圧波VG1が供給される。典型的には、電圧波VG1は、高レベル部と低レベル部が交互に現れる繰り返しパルス波である。第1スイッチング素子201は、第1制御端子201cの電位から第1低圧側端子201bの電位を差し引いた差分(以下、電圧VGS1)が閾値(以下、第1閾値)よりも大きいときにターンオンするものである。第1スイッチング素子201は、電圧VGS1が第1閾値よりも小さいときにターンオフするものである。第1閾値は、正の値である。
改めて断るまでもないが、ターンオンは、スイッチング素子がオフの状態からオンの状態に切り替わることを意味する。ターンオフは、スイッチング素子がオンの状態からオフの状態に切り替わることを意味する。オフの状態は、高圧側端子から低圧側端子への電流流通が禁止された状態を指す。オンの状態は、高圧側端子から低圧側端子への電流流通が許可された状態を指す。
第1スイッチング素子201として、公知の素子を用いることができる。本実施形態では、第1スイッチング素子201は、Nチャンネル型MOSFETである。第1高圧側端子201aは、ドレイン端子である。第1低圧側端子201bは、ソース端子である。第1制御端子201cは、ゲート端子である。第1スイッチング素子201は、NPN型バイポーラトランジスタなどの他の素子であってもよい。
スイッチング電源200では、直流電源214と、第1接続点301と、トランス202と、第2接続点302と、第1スイッチング素子201と、接地電位とがこの順に接続されている。具体的には、この接続経路において、直流電源214と、第1接続点301と、1次側コイル202aと、第2接続点302と、第1高圧側端子201aと、第1低圧側端子201bと、接地電位とがこの順に並んでいる。
本実施形態では、直流電源214の負端子214nの電位は、接地電位である。直流電源214の正端子214mと、第1接続点301と、1次側コイル202aの一端202amとは、同電位に接続されている。1次側コイル202aの他端202anと、第2接続点302と、第1高圧側端子201aとは、同電位に接続されている。第1低圧側端子201bの電位は、接地電位である。
スイッチング電源200は、以下のように動作する。すなわち、電圧波VG1が第1制御端子201cに供給される。これにより、電圧VGS1が第1閾値電圧を上回る期間と電圧VGS1が第1閾値電圧を下回る期間とが交互に現れる。つまり、第1スイッチング素子201がオンである期間(オン期間)とオフである期間(オフ期間)が交互に現れる。オン期間において、直流電源214と、第1接続点301と、1次側コイル202aと、第2接続点302と、第1高圧側端子201aと、第1低圧側端子201bと、接地電位とをこの順に電流が流れる。オフ期間においては、オン期間に比べ、1次側コイル202aを流れる電流は十分に小さく(実質的にゼロに)なる。1次側コイル202aには、このような電流が流れ、また、電圧が印加される。そして、2次側コイル202bには、誘導起電力が生じ、昇圧された電圧が発生する。2次側コイル202bの電圧は、交流電圧である。
[スナバ回路100]
本実施形態では、スナバ回路100は、第2スイッチング素子103と、第1抵抗110と、第3抵抗111と、第1コンデンサ104と、第2コンデンサ112と、第1ダイオード107と、第2ダイオード105と、第4ダイオード113と、コイル106と、電位差発生部108と、を有している。
第2スイッチング素子103は、第2高圧側端子103a、第2低圧側端子103bおよび第2制御端子103cを含んでいる。第2スイッチング素子103は、第2高圧側端子103aの電位から第2制御端子103cの電位を差し引いた差分(以下、電圧VSG2)が閾値(以下、第2閾値)よりも大きいときにターンオンするものである。第2スイッチング素子103は、電圧VSG2が第2閾値よりも小さいときにターンオフするものである。第2閾値は、正の値である。
本実施形態では、第2スイッチング素子103は、Pチャンネル型MOSFETである。第2高圧側端子103aは、ソース端子である。第2低圧側端子103bは、ドレイン端子である。第2制御端子103cは、ゲート端子である。
第1ダイオード107は、第1アノード107aおよび第1カソード107cを含んでいる。第2ダイオード105は、第2アノード105aおよび第2カソード105cを含んでいる。第4ダイオード113は、第4アノード113aおよび第4カソード113cを含んでいる。
第2接続点302と接地電位とを接続する経路であって、第2接続点302から接地電位に向かって、第1アノード107aと、第1カソード107cと、第3接続点303と、第1コンデンサ104とをこの順に通る経路が存在する。具体的に、この経路では、第2接続点302、第6接続点306、第1アノード107a、第1カソード107c、第7接続点307および第3接続点303がこの順に並んでいる。
第3接続点303と第1接続点301とを接続する経路であって、第3接続点303から第1接続点301に向かって、第2高圧側端子103aと、第2低圧側端子103bと、第4接続点304と、コイル106とをこの順に通る経路が存在する。
接地電位と第4接続点304とを接続する経路であって、接地電位から第4接続点304に向かって、第2アノード105aと、第2カソード105cとをこの順に通る経路が存在する。
第2接続点302と第2制御端子103cとを接続する経路であって、第2接続点302から第2制御端子103cに向かって、第1抵抗110と、第5接続点305とをこの順に通る経路が存在する。具体的に、この経路では、第2接続点302、第6接続点306、第8接続点308、第1抵抗110および第5接続点305がこの順に並んでいる。
本実施形態では、電位差発生部108は、第3ダイオードである。第3ダイオード108は、定電圧ダイオードである。第3ダイオード108は、第3アノード108aおよび第3カソード108cを含んでいる。第3ダイオード108は、第5接続点305、第3アノード108a、第3カソード108cおよび第3接続点303がこの順に並ぶように第5接続点305と第3接続点303との間に接続されている。具体的に、第3カソード108cは、第7接続点307を介して第3接続点303に接続されている。
本実施形態では、第2接続点302と、第1アノード107aと、第1抵抗110の一端110mと、(第6接続点306と、第8接続点308と、)は、同電位に接続されている。第1カソード107cと、第3接続点303と、第1コンデンサ104の一端104mと、第2高圧側端子103aと、(第3カソード108cと、第7接続点307と、)は、同電位に接続されている。第1コンデンサ104の他端104nの電位は、接地電位である。第2低圧側端子103bと、第4接続点304と、コイル106との一端106mと、第2カソード105cとは、同電位に接続されている。第2アノード105aの電位は、接地電位である。コイル106との他端106nと、第4アノード113aとは、同電位に接続されている。第4カソード113cと、第1接続点301とは、同電位に接続されている。
[期間A〜Gにおける電源装置400の挙動]
以下、電源装置400の挙動について、図2を参照しながら説明する。図2に示す期間A〜Gは、スイッチング素子201および103の1スイッチング周期を構成する。
以下の説明において、電圧V1は、第1高圧側端子201aの電位から第1低圧側端子201bの電位を差し引いて得られる端子間電圧である。電圧Vcは、第1コンデンサ104の一端104mの電位から他端104nの電位を差し引いて得られる端子間電圧である。電圧V2は、第2高圧側端子103aの電位から第2低圧側端子103bの電位を差し引いて得られる端子間電圧である。電流iQは、第2スイッチング素子103を第2高圧側端子103aから第2低圧側端子103bへと流れる電流である。電流iDは、第2ダイオード105を第2アノード105aから第2カソード105cへと流れる電流である。電流iLは、コイル106を一端106mから他端106nへと流れる電流である。
(期間D)
期間Dでは、第1制御端子201cに供給される電圧波VG1が低レベルであり、図2の(d)に示すように電圧VGS1は第1閾値以下であり、第1スイッチング素子201はオフである。このため、(a)に示すように、電圧V1は正の値をとる。第1コンデンサ104には、電荷が充電されている。このため、(b)に示すように、電圧Vcは正の値をとる。電圧V1と電圧Vcとは同じであり、(e)に示すように電圧VSG2はゼロである。従って、第2スイッチング素子103はオフであり、(f)に示すように電流iQはゼロである。(g)に示すように、電流iDはゼロである。(h)に示すように、電流iLはゼロである。期間Dにおいては、(c)に示すように、電圧V2が振動する。この振動は、コイル106と、第2低圧側端子103b−第2高圧側端子103a間の浮遊容量とに由来するものである。
(期間E)
第1制御端子201cに供給される電圧波VG1が低レベルから高レベルに変化し、電圧VGS1も同様に変化することにより(図2の(d)参照)、第1スイッチング素子201がターンオンする。これにより、期間Dから期間Eに移行する。
期間Eでは、第1スイッチング素子201はオンであるため、直流電源214と、第1接続点301と、トランス202(具体的には1次側コイル202a)と、第2接続点302と、第1高圧側端子201aと、第1低圧側端子201bと、をこの順に電流が流れる。また、図2の(a)に示すように、電圧V1はゼロである。
期間Eに移行した直後に、電圧V1はゼロまで低下し、第2制御端子103cの電位も低下する。これに対し、期間Eに移行した直後においては、電圧Vcがゼロまで低下することはなく、第2高圧側端子103aの電位がゼロまで低下することもない。このため、(e)に示すように、期間Eに移行した直後に電圧VSG2は第2閾値よりも大きくなり、第2スイッチング素子103がターンオンする。
第2スイッチング素子103のターンオンにより、第1コンデンサ104から第2スイッチング素子103およびコイル106を介して直流電源214に至る電流経路が形成される。第1コンデンサ104の正電荷はこの電流経路を通って直流電源214へと移動する。このため、(b)に示すように電圧Vcが低下していき、(f)および(h)に示すように電流iQおよび電流iLは正の値をとる。(c)に示すように、電圧V2はゼロとなる。期間Dと同様、電流iDはゼロである((g)参照)。
本実施形態では、第3ダイオード108により、期間Eにおいて電圧VSG2が定格電圧を超えることが防止されている。具体的には、図2の(e)の期間Eのうち太線がフラットに描かれている安定期間において、電圧VSG2は第3ダイオード108の逆方向電圧降下に対応し、安定期間後において、電圧VSG2は電圧Vcに追従するように低下していく。また、第1抵抗110により、第3ダイオード108を流れる電流が制限されている。つまり、第1抵抗110および第3ダイオード108の組み合わせにより、期間Eにおいて第2スイッチング素子103がオン状態を維持するのに適した電圧が第2制御端子103cに印加されるとともに、過電流が流れることが防止される。
(期間F)
上述のように、期間Eにおいて、電圧Vcが低下していく。電圧Vcの低下に伴い、電圧VSG2が低下していく。電圧VSG2が第2閾値以下になると(図2の(e)参照)、第2スイッチング素子103がターンオフする。これにより、期間Eから期間Fに移行する。なお、図2の(e)では、図面の見易さを考慮して、第2閾値は略ゼロであるものとして描いている。この点は、期間Bから期間Cへの移行時についても同様であり、また、図3についても同様である。当然であるが、現実の第2閾値は、採用する第2スイッチング素子103によって異なる。
期間Fでは、(f)に示すように、電流iQは、第2スイッチング素子103のターンオフ直後にゼロになる。一方、コイル106は自身を流れる電流の急激な変化を妨げる。このため、(h)に示すように、電流iLは、低下していくものの、ターンオフの直後にゼロにならず、ある程度の期間において正の値を維持する。電流iLがこのある程度の期間において正の値を維持することができるように、(g)に示すように、電流iDも正の値をとる。(c)に示すように、電圧V2は、ゼロから増加する。電圧V2の増加は、ダイオード105の順方向電圧降下に由来するものである。電圧Vcはゼロであり((b)参照)、電圧VSG2はゼロである((e)参照)。期間Eと同様、電圧V1はゼロであり((a)参照)、電圧VGS1は高レベルである((d)参照)。
(期間G)
期間Fの説明で述べたある程度の期間を経過すると、電流iDおよび電流iLは、ゼロになる。これにより、期間Fから期間Gに移行する。
期間Gでは、図2の(g)および(h)に示すように、電流iDおよび電流iLはゼロである。電圧V2はゼロである((c)参照)。期間Fと同様、電圧V1はゼロであり((a)参照)、電圧Vcはゼロであり((b)参照)、電圧VGS1は高レベルであり((d)参照)、電圧VSG2はゼロであり((e)参照)、電流iQはゼロである((f)参照)。
(期間A)
第1制御端子201cに供給される電圧波VG1が高レベルから低レベルに変化し、電圧VGS1も同様に変化することにより(図2の(d)参照)、第1スイッチング素子201がターンオフする。これにより、期間Gから期間Aに移行する。
期間Aでは、第1スイッチング素子201はオフであるため、図2の(a)に示すように、電圧V1は、正の値をとる。具体的には、第1スイッチング素子201のターンオフにより、トランス202で逆起電力(サージ)が生じる。サージの発生は、(a)において電圧V1が急上昇していることにより示されている。サージの発生により、電圧V1が電圧Vcよりも大きくなり、トランス202から第1ダイオード107を介して第1コンデンサ104に漏れインダクタンスに起因する電流が流れ込み、第1コンデンサ104に電荷が充電される。結果として、(b)に示すように、電圧Vcが電圧V1に追従するように上昇していく。(c)に示すように、電圧V2も急上昇する。期間Gと同様、電圧VSG2はゼロであり((e)参照)、電流iQはゼロであり((f)参照)、電流iDはゼロであり((g)参照)、電流iLはゼロである((h)参照)。
上述の説明から理解されるように、期間Gから期間Aへの移行時点では、電圧Vcはゼロである。電圧Vcがゼロであることは、第1コンデンサ104がサージエネルギーを吸収し易い状態にあることを意味する。つまり、期間Gから期間Aへの移行時点において電圧Vcがゼロであることにより、期間Aにおける電圧V1の急上昇は好適に抑制されている。
(期間B)
上述のように、期間Aでは、電圧V1および電圧Vcが上昇していく。電圧V1は、ピークに達した後には、(a)に示すように、正の安定値まで急低下する。このため、(e)に示すように、電圧V1がピークに達した直後に、電圧VSG2が上昇して第2閾値を上回る。これにより、第2スイッチング素子103がターンオンし、期間Aから期間Bに移行する。
期間Bでは、第2スイッチング素子103のターンオンにより、第1コンデンサ104から第2スイッチング素子103およびコイル106を介して直流電源214に至る電流経路が形成される。第1コンデンサ104の正電荷はこの電流経路を通って直流電源214へと移動する。このため、(b)に示すように電圧Vcが低下していき、(f)および(h)に示すように電流iQおよび電流iLは正の値をとる。(c)に示すように、電圧V2はゼロになる。(e)に示すように、電圧VSG2は低下していく。期間Aと同様、電圧VGS1は低レベルであり((d)参照)、電流iDはゼロである((g)参照)。
(期間C)
上述のように、期間Bにおいて、電圧VSG2は低下していく。電圧VSG2が第2閾値以下になると(図2の(e)参照)、第2スイッチング素子103がターンオフする。これにより、期間Bから期間Cに移行する。
図2の(c)に示すように、電圧V2は、第2スイッチング素子103のターンオフ直後に上昇する。(f)に示すように、電流iQは、第2スイッチング素子103のターンオフ直後にゼロになる。一方、コイル106は自身を流れる電流の急激な変化を妨げる。このため、(h)に示すように、電流iLは、低下していくものの、ターンオフの直後にゼロにならず、ある程度の期間において正の値を維持する。電流iLがこのある程度の期間において正の値を維持することができるように、(g)に示すように、電流iDも正の値をとる。期間Bと同様、電圧V1は正の安定値であり((a)参照)、電圧Vcは電圧V1と同じであり((b)参照)、電圧VGS1は低レベルあり((d)参照)、電圧VSG2はゼロである((e)参照)。
期間Cの説明で述べたある程度の期間を経過すると、電流iDおよび電流iLは、ゼロになる。これにより、期間Cから期間Dに移行する。このようにして、期間A〜Gが繰り返される。
上述の説明により理解されるように、本実施形態によれば、第1スイッチング素子201のオフ期間およびオン期間の両方に、第2スイッチング素子103のオン期間を含ませることができる。具体的に、第1スイッチング素子201のオフ期間における第2スイッチング素子103のターンオンは、第1スイッチング素子201のターンオフにより生じる電圧V1の急上昇および急下降という電圧変化を利用したものである。第1スイッチング素子201のオン期間における第2スイッチング素子103のターンオンは、第1スイッチング素子201のターンオンに追随して生じるものである。
本実施形態によれば、以上のようにして、期間BおよびEの両方(両期間とも、電圧Vcが電圧V1よりも高い期間である)において、第1コンデンサ104から直流電源214に電力を回生することが可能となる。すなわち、両期間において第1コンデンサ104の放電を行うことが可能となる。これにより、期間Aにおいて第1コンデンサ104がサージエネルギーを好適に吸収できるようになる。すなわち、期間Aにおける電圧V1の急上昇が好適に抑制される。
また、上述のとおり、本実施形態のスナバ回路100は、スナバ回路100内の電圧変化を利用して第2スイッチング素子103のオンオフを切り替える。このため、このオンオフを制御する信号を生成する専用の信号生成器を設ける必要がない。特別な制御シーケンスを用いる必要もない。すなわち、本実施形態のスナバ回路100は、構成の簡易さの観点から有利である。
[共振現象について]
本実施形態の電源装置400では、共振現象が利用されている。すなわち、期間Aでは、トランス202の漏れインダクタンス、配線の寄生インダクタンスおよび第1コンデンサ104のキャパシタンスにより、共振現象(共振電流)が発生する。この共振現象により、トランス202の漏れインダクタンスに蓄えられたエネルギーが第1コンデンサ104に移動する。
期間Bおよび期間Eでは、第1コンデンサ104およびコイル106により、共振現象が発生する。すなわち、本実施形態では、第1スイッチング素子201がオンであるとき期間とオフである期間の両方において、上記共振現象が発生する。共振現象により、第1コンデンサ104とコイル106により定まる共振周波数の電流が第1コンデンサ104から直流電源214に流れ、これにより、電圧Vcはゼロに向かって低下していく。
すなわち、本実施形態では、スナバ回路100で発生しうる動作モードは、2回回生モードを含む。2回回生モードは、第1スイッチング素子201の1スイッチング周期において、第1コンデンサ104およびコイル106の直列共振による第1コンデンサ104から直流電源214への電力回生が2回行われるモードである。
なお、スナバ回路100によりサージエネルギーが十分に吸収されている場合には、電源装置400は、図3に示す挙動を示す。図3に示されているように、この場合には、期間Bにおいて第1コンデンサ104およびコイル106による直列共振は生じない。このように、スナバ回路100で発生しうる動作モードは、1回回生モードを含む。1回回生モードは、上記1スイッチング周期において、上記電力回生が1回行われるモードである。
2回回生モードは、1回回生モードに比べ、第1スイッチング素子201がターンオフしたときに第1スイッチング素子201で発生するサージ電圧(電圧V1のピーク値)が大きい場合に発生するモードである。
2回回生モードによれば、1回回生モードに比べ、第2スイッチング素子103およびコイル106を流れる電流のピーク値を抑制し易い。このため、第2スイッチング素子103およびコイル106として定格電流の小さい素子を採用し易い。
また、本実施形態のように1回回生モードおよび2回回生モードが発生しうるようにすれば、トランス202で生じるサージエネルギーが大きい場合に2回回生モードを発生させ、第1コンデンサ104によるサージエネルギーの吸収を好適に行うことができる。また、サージエネルギーが小さい場合に1回回生モードを発生させ、第2スイッチング素子103のスイッチングの回数を少なくすることができる。これにより、第2スイッチング素子103におけるスイッチング損失および導通損失を小さくすることができる。
電源装置400の構成にもよるが、共振現象により、直流電源214から第1コンデンサ104へと電流(逆電流)を流そうとする力が働くことがある。この逆電流が流れると、第1コンデンサ104の電圧Vcが上昇することになる。本実施形態では、この逆電流による電圧Vcの上昇が防止されるように、第4ダイオード113を設けている。具体的には、第3接続点303と第1接続点301とを接続する経路において、第4接続点304と、コイル106と、第4アノード113aと、第4カソード113cとがこの順に並んでいる。
別例では、第3接続点303と第1接続点301とを接続する経路において、第4接続点304と、第4アノード113aと、第4カソード113cと、コイル106とがこの順に並んでいる。具体的には、第4接続点および第4アノード113aが同電位に接続され、第4カソード113cおよび一端106mが同電位に接続され、他端106nおよび第1接続点301が同電位に接続される。この別例でも同様の効果を得ることができる。
第4ダイオード113を省略することもできる。第4ダイオード113を省略することにより、第4ダイオード113における電力損失がなくなり、電源効率を向上させることが可能となる。ここで、電源効率は、直流電源214の出力電力に対するトランス202の2次側コイル202bの出力電力の比率である。
本実施形態では、第1スイッチング素子201のターンオンに追随して第2スイッチング素子103がターンオンする時点を第1時点と定義し、第1時点の後に初めて第2スイッチング素子103がターンオフする時点を第2時点と定義し、第1時点から第2時点までの期間を第1期間(図2の期間Eに対応)と定義し、第1コンデンサ104のキャパシタンスCとコイル106のインダクタンスLの積の1/2乗に2πを乗じた値(=2π(LC)1/2)を共振周期と定義し、共振周期の半分を半周期と定義したとき、半周期は、第1期間の長さの90%〜110%である。半周期がこの程度に短ければ、第1コンデンサ104から放出するべき電荷が多く残留する事態を回避できる。また、直流電源214から第1コンデンサ104への逆電流を防止するダイオードが存在しない場合(第4ダイオード113を省略する場合)においては、半周期がこの程度に長ければ、上記逆電流による電圧Vcの上昇を抑制することができる。半周期を、第1期間の長さと同じにすることもできる。
一方、第4ダイオード113を設ける場合には、第1スイッチング素子201がオフである図2の期間Eが終了するまでに、第1コンデンサ104の放電が完了するようにすれば、期間Gから期間Aへの移行時における電圧Vcをゼロにできる。期間E内に放電が完了するようにするには、第1コンデンサ104およびコイル106の半周期π(LC)1/2が期間Eの長さ以下になるようにすればよい。
本実施形態では、第2接続点302と第5接続点305との間において、第1抵抗110が配置された経路と、第2コンデンサ112および第3抵抗111が直列接続された経路と、が並列接続されている。第2コンデンサ112によれば、第2スイッチング素子103の立ち上がり時間を短縮できる(すなわち、第2スイッチング素子103を高速にオンできる)。この短縮により、第2スイッチング素子103のスイッチング損失が低減される。第3抵抗111によれば、第2コンデンサ112を流れる電流が過大となることを防止できる。
本実施形態では、第3抵抗111および第2コンデンサ112の一方が(図1の例では第2コンデンサ112の一端112mが)接続点302,306,308などと同電位に接続されている。第3抵抗111および第2コンデンサ112の他方が(図1の例では第3抵抗111の他端111nが)第5接続点などと同電位に接続されている。第3抵抗111および第2コンデンサ112が(図1の例では第2コンデンサ112の他端112nおよび第3抵抗111の一端111mが)同電位に接続されている。第2コンデンサ112の位置と第3抵抗111の位置は、逆であってもよい。
[スナバ回路100’]
図4に示すスナバ回路100’も採用されうる。スナバ回路100’は、スナバ回路100の第2スイッチング素子103に代えて第2スイッチング素子103’を含み、電位差発生部108に代えて電位差発生部108’を含む。第2スイッチング素子103’は、PNP型バイポーラトランジスタである。第2高圧側端子103a’は、エミッタ端子である。第2低圧側端子103b’は、コレクタ端子である。第2制御端子103c’は、ベース端子である。また、電位差発生部108’は、第5接続点305と第3接続点303との間に接続された第2抵抗である。
図4の例では、第2抵抗108’の一端108m’は、第5接続点305、第1抵抗110の一端110n、第2制御端子103c’および第3抵抗111の他端111nと同電位に接続されている。第2抵抗108’の他端108n’は、第1ダイオード107の第1カソード107c、第3接続点303、第1コンデンサ104の一端104m、第2高圧側端子103a’および第7接続点307と、同電位に接続されている。
スナバ回路100’も、スナバ回路100と同様に動作しうる。
なお、図1のスナバ回路100において、電位差発生部(第3ダイオード)108に代えて電位差発生部(第2抵抗)108’を採用してもよい。
100,100’ スナバ回路
103,103’,201 スイッチング素子
103a,103a’,201a 高圧側端子
103b,103b’,201b 低圧側端子
103c,103c’,201c 制御端子
104,112 コンデンサ
104m,106m,108m’,110m,111m,112m,202am 一端
104n,106n,108n’,110n,111n,112n,202an 他端
105,107,108,113 ダイオード
105a,107a,108a,113a アノード
105c,107c,108c,113c カソード
106,202a,202b コイル
108’,110,111 抵抗
200 スイッチング電源
202 トランス
214 直流電源
214m 正端子
214n 負端子
301〜308 接続点
400 電源装置

Claims (6)

  1. 直流電源と、第1接続点と、トランスと、第2接続点と、第1スイッチング素子と、接地電位とがこの順に接続されているスイッチング電源に接続されるスナバ回路であって、
    第2スイッチング素子と、第1抵抗と、第1コンデンサと、第1ダイオードと、第2ダイオードと、コイルと、電位差発生部とを有し、
    前記第2スイッチング素子は、第2高圧側端子、第2低圧側端子および第2制御端子を含み、
    前記第1ダイオードは、第1アノードおよび第1カソードを含み、
    前記第2ダイオードは、第2アノードおよび第2カソードを含み、
    前記第2接続点と接地電位とを接続する経路であって、前記第2接続点から接地電位に向かって、前記第1アノードと、前記第1カソードと、第3接続点と、前記第1コンデンサとをこの順に通る経路が存在し、
    前記第3接続点と前記第1接続点とを接続する経路であって、前記第3接続点から前記第1接続点に向かって、前記第2高圧側端子と、前記第2低圧側端子と、第4接続点と、前記コイルとをこの順に通る経路が存在し、
    接地電位と前記第4接続点とを接続する経路であって、接地電位から前記第4接続点に向かって、前記第2アノードと、前記第2カソードとをこの順に通る経路が存在し、
    前記第2接続点と前記第2制御端子とを接続する経路であって、前記第2接続点から前記第2制御端子に向かって、前記第1抵抗と、第5接続点とをこの順に通る経路が存在し、
    前記電位差発生部は、(i)定電圧ダイオードである第3ダイオードであって、第3アノードおよび第3カソードを含み、前記第5接続点、前記第3アノード、前記第3カソードおよび前記第3接続点がこの順に並ぶように前記第5接続点と前記第3接続点との間に接続された第3ダイオードである、または、(ii)前記第5接続点と前記第3接続点との間に接続された第2抵抗であ
    前記第1スイッチング素子のターンオンに追随して前記第2スイッチング素子がターンオンする時点を第1時点と定義し、前記第1時点の後に初めて前記第2スイッチング素子がターンオフする時点を第2時点と定義し、前記第1時点から前記第2時点までの期間を第1期間と定義し、前記第1コンデンサのキャパシタンスと前記コイルのインダクタンスの積の1/2乗に2πを乗じた値を共振周期と定義し、前記共振周期の半分を半周期と定義したとき、前記半周期は、前記第1期間の長さの90%〜110%である、スナバ回路。
  2. 直流電源と、第1接続点と、トランスと、第2接続点と、第1スイッチング素子と、接地電位とがこの順に接続されているスイッチング電源に接続されるスナバ回路であって、
    第2スイッチング素子と、第1抵抗と、第1コンデンサと、第1ダイオードと、第2ダイオードと、コイルと、電位差発生部とを有し、
    前記第2スイッチング素子は、第2高圧側端子、第2低圧側端子および第2制御端子を含み、
    前記第1ダイオードは、第1アノードおよび第1カソードを含み、
    前記第2ダイオードは、第2アノードおよび第2カソードを含み、
    前記第2接続点と接地電位とを接続する経路であって、前記第2接続点から接地電位に向かって、前記第1アノードと、前記第1カソードと、第3接続点と、前記第1コンデンサとをこの順に通る経路が存在し、
    前記第3接続点と前記第1接続点とを接続する経路であって、前記第3接続点から前記第1接続点に向かって、前記第2高圧側端子と、前記第2低圧側端子と、第4接続点と、前記コイルとをこの順に通る経路が存在し、
    接地電位と前記第4接続点とを接続する経路であって、接地電位から前記第4接続点に向かって、前記第2アノードと、前記第2カソードとをこの順に通る経路が存在し、
    前記第2接続点と前記第2制御端子とを接続する経路であって、前記第2接続点から前記第2制御端子に向かって、前記第1抵抗と、第5接続点とをこの順に通る経路が存在し、
    前記電位差発生部は、(i)定電圧ダイオードである第3ダイオードであって、第3アノードおよび第3カソードを含み、前記第5接続点、前記第3アノード、前記第3カソードおよび前記第3接続点がこの順に並ぶように前記第5接続点と前記第3接続点との間に接続された第3ダイオードである、または、(ii)前記第5接続点と前記第3接続点との間に接続された第2抵抗であり、
    前記スナバ回路で発生しうる動作モードは、2回回生モードを含み、
    前記2回回生モードは、前記第1スイッチング素子の1スイッチング周期において、前記第1コンデンサおよび前記コイルの直列共振による前記第1コンデンサから前記直流電源への電力回生が2回行われるモードである、スナバ回路。
  3. 前記スナバ回路で発生しうる動作モードは、1回回生モードを含み、
    前記1回回生モードは、前記1スイッチング周期において、前記電力回生が1回行われるモードであり、
    前記2回回生モードは、前記1回回生モードに比べ、前記第1スイッチング素子がター
    ンオフしたときに前記第1スイッチング素子で発生するサージ電圧が大きい場合に発生するモードである、請求項2に記載のスナバ回路。
  4. 第2コンデンサと、第3抵抗と、を有し、
    前記第2接続点と前記第5接続点との間において、前記第1抵抗が配置された経路と、前記第2コンデンサおよび前記第3抵抗が直列接続された経路と、が並列接続されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のスナバ回路。
  5. 前記第2スイッチング素子は、Pチャンネル型MOSFETまたはPNP型バイポーラトランジスタである、請求項1〜4のいずれか一項に記載のスナバ回路。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のスナバ回路と、前記スイッチング電源とを備え、
    前記スナバ回路は、前記スイッチング電源に接続されている、電源装置。
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