JP6703786B2 - 照明装置 - Google Patents
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Description
図1の(a)は、本発明の実施形態1に係る照明装置1Aの概要構成を示す図である。同図に示すように、照明装置1Aは、光源部2A,2B、光学系α3A,3B、励起光走査部4A,4B、光学系β5A,5B、発光部6、投光部7、配光パターン変更部8、および光源制御部9を備えている。
光源部2A,2Bのそれぞれは、1つのレーザ素子(励起光源)2cが、フィンを有する放熱ベースに搭載されたものである。なお、本実施形態では、光源部2A,2Bの光源毎のレーザ素子2cは、1つずつであるが、このような形態に限定されず、光源部2A,2Bのそれぞれが、複数のレーザ素子2cを備えていても良い。また、本実施形態では、光源部が、光源部2A,2Bの2つである形態について説明するが、このような形態に限定されず、光源部は3つ以上であっても良い。
光学系α3A,3Bは、レーザ光をコリメートする光学系、レーザ光のスポット形状を成形するビーム成形光学系(レンズ、回折光学素子など)、レーザ光を集光する集光レンズなどで構成されるが、本発明の本質とはあまり関係がないため、ここでは、その説明を省略する。なお、光学系α3Aと光源部2Aとの間は、光ファイバなどの導光部材を介して光学的に接続しても良い。光学系α3Aとして、例えば、バンドルファイバー(それぞれのレーザ光を1本の光ファイバで導光して、そのファイバが束ねられている)を用いることもできる。これにより、励起光走査部4にビームを収めるのが容易になる。なぜなら、複数のレーザ素子2cだと発光点が互いに離れているが、この方式だと容易に互いに近接させることができ、励起光走査部4に収めやすくなる。
励起光走査部4A,4Bは、発光部6に入射するレーザ光のスポットが発光部6上で走査されるようにレーザ光の発光部6に対する入射位置を調整するものである。また、上記スポットは複数(本実施形態では、スポット6a,6b)であり、スポット6a,6bのそれぞれは、光源部2A,2Bのそれぞれが有する発光点から出射される励起光に由来している。また、励起光走査部4A,4Bは、光源部2A,2Bのそれぞれに由来する点灯時または非点灯時のスポット6a,6bのそれぞれが、発光部6上で、同一時刻に、同一の位置で走査されるように、レーザ光の発光部6に対する入射位置を調整する。
光学系β5A,5Bは、レーザ光をコリメートする光学系、レーザ光のスポット形状を成形するビーム成形光学系、レーザ光を集光する集光レンズ、励起光走査部4A,4Bの形態に応じて発光部6での走査を均一化する光学系(fθレンズなど)などで構成されるが、本発明の本質とはあまり関係がないため、ここでは、その説明を省略する。なお、光学系β5A,5Bは、省略することもできる。
発光部6は、レーザ素子2cから出射されたレーザ光を受けて蛍光を発光する蛍光体を含んでいる。具体的には、発光部6としては、封止材の内部に蛍光体が分散されている封止型発光部、蛍光体を固めた結晶型発光部、または熱伝導率の高い材質からなる基板上に蛍光体の粒子を塗布つまり堆積させた薄膜型発光部等が挙げられる。発光部6は、レーザ光を蛍光に変換するための波長変換素子であるとも言える。
発光部6の前方には投光レンズなどによる投光部7が設けられる。投光部7は発光部6での発光を所望の投光形状に投光するものである。投光部7により、発光部6上での走査により形成された発光パターンを前方に投光して照明光として利用することができる。また、例えば、投光レンズのレンズ形状を調整することによって所望の配光パターンを得ることができる。
配光パターン変更部8は、光源制御部9を制御して、照明装置1Aの配光パターンを種々のパターンに変更する制御を行うものである。
光源制御部9は、光源部2A,2Bのそれぞれに点灯と非点灯とを繰り返すパルス動作を行わせるとともに、同一時刻において、1つの光源部のみを点灯させる制御を行う。より具体的には、本実施形態では、光源制御部9は、点灯時(オン)または非点灯時(オフ)のスポットのぞれぞれの走査位置が発光部6上の同一の位置で、同一の時刻の場合に、1つの光源部のみを点灯させ、その他の光源部を、すべて非点灯とする制御を行っている。なお、非点灯(オフ)は完全に電流0(ゼロ)の状態に限らず、本願の効果が得られる範囲で微弱な電流を流しても良い。
次に、光源部の信頼性の意義について説明する。半導体レーザ(LD)の劣化モードには、以下の(1)および(2)の2つがある。
図2の(a)は、比較例の照明装置101Aの概要構成を示す図である。また、図2の(b)は、光源部102Aの駆動電流の時間変化を示すグラフである。一方、図2の(c)は、光源部102Bの駆動電流の時間変化を示すグラフである。
光源スキャン方式のADB/配光可変照明(すなわち本願で対象としているもの)では光源の変調(より具体的には駆動電流のオンオフや場合によっては各種変調)が必要である。そのような変調を可能にするものがパルス駆動回路である。
励起光走査部4A,4Bの具体例としては、例えば、ポリゴンミラーである。図3に示すように、走査光ごとに異なるポリゴンミラー(励起光走査部)42A,42Bが備えられている。各走査光は発光部6上で同時刻に同一箇所に偏向されるように配置される。そのために光学系α3A,3B、光学系β5A,5B(いずれも図示せず)を設けて利用することができる。光源部および発光部6に対して、励起光走査部が対称に配置されていると調整が容易なので好ましい。
(1)各光源部が互いに重ならない領域(走査領域A1,A2)を走査する。
(2)各スポットは、同一の時刻に、異なる場所で、一つだけ点灯し、他は非点灯とする。
(3)ただし、ある周期(1フレーム)では、複数の走査領域A1,A2の全体がオンとなるような、オンオフパターンとなっている。
次に、図5の(a)は、本発明の実施形態2に係る照明装置に関し、光源部2Aの駆動電流の時間変化を示すグラフである。一方、図5の(b)は、光源部2Bの駆動電流の時間変化を示すグラフである。図5の(c)は、図5の(a)および(b)の各グラフを重ね合わせた状態を示すグラフである。なお、本実施形態の照明装置の構成は、上述した実施形態1の照明装置1Aと同様の構成であるが、光源制御部9による光源部2A,2Bの制御方法が異なっている。
次に、図6の(a)は、本発明の実施形態3に係る照明装置1Bの概要構成を示す図である。また、図6の(b)は、光源部2Aからの励起光による走査と、光源部2Bからの励起光による走査とを重ね合わせた状態を示す図である。また、図6の(c)は、光源部2Aの駆動電流の時間変化を示すグラフである。一方、図6の(d)は、光源部2Bの駆動電流の時間変化を示すグラフである。図6の(e)は、図6の(c)および図6の(d)の各グラフを重ね合わせた状態を示すグラフである。なお、本実施形態の照明装置1Bの構成は、上述した実施形態1の照明装置1Aと同様の構成であるが、光源制御部9による光源部2A,2Bの制御方法が異なっている。
次に、図7の(a)は、上述した実施形態1の変形例としての本発明の実施形態4に係る照明装置1Cの概要構成および発光部走査パターンの一例を示す図である。図7の(b)は、発光部走査パターンの別の例を示す図である。一方、図7の(c)は、図7の(a)に示す発光部走査パターンに対応する配光パターンの例を示す図である。次に、図7の(d)は、図7の(b)に示す発光部走査パターンに対応する配光パターンの例を示す図である。また、図7の(e)は、図7の(a)に示す発光部走査パターンに対応する光源部2Aの駆動電流の時間変化を示すグラフである。一方、図7の(f)は、図7の(b)に示す発光部走査パターンに対応する光源部2Aの駆動電流の時間変化を示すグラフである。
次に、図8の(a)は、本発明の実施形態5に係る照明装置1Dの概要構成および発光部走査パターンの一例を示す図である。図8の(b)および図8の(c)は、それぞれ、発光部走査パターンの別の例を示す図である。また、図8の(d)は、光源部2Aの駆動電流の時間変化を示すグラフである。一方、図8の(e)は、光源部2Bの駆動電流の時間変化を示すグラフである。なお、本実施形態の照明装置1Dの構成は、上述した実施形態1の照明装置1Aと同様の構成であるが、光源制御部9による光源部2A,2Bの制御方法が異なっている。本実施形態は、上述した実施形態1の動作と、上述した実施形態4の動作とを組合せた形態である。例えば、光源部2A由来のスポット6aと、光源部2B由来のスポット6bとを重ね合せると、上述した実施形態4の照明装置1Cと同じ走査パターンとなる。例えば、図8の(b)に示す走査パターンと、図8の(c)に示す走査パターンとを組合せると、図7の(b)に示す走査パターンと同一となる。
本発明の態様1に係る照明装置(1A,1B,1D)は、励起光を出射する複数の光源部(2A,2B)と、上記励起光を受けて発光する蛍光体を含む発光部(6)と、上記発光部に入射する上記励起光のスポットを上記発光部上で走査する励起光走査部(4A,4B)と、上記発光部での発光を所望の投光形状に投光する投光部(7)と、を備え、上記スポットは複数であり、上記スポットのそれぞれは、上記複数の光源部のそれぞれの励起光に由来しており、上記複数の光源部に点灯と非点灯とを行わせるとともに、同一時刻において、1つの光源部のみを点灯させる光源制御部(9)を備えている構成である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
4A,4B 励起光走査部 6 発光部 6a,6b スポット
7 投光部 9 光源制御部
42A,42B ポリゴンミラー(励起光走査部)
Claims (9)
- 励起光を出射する複数の光源部と、上記励起光を受けて発光する蛍光体を含む発光部と、上記発光部に入射する上記励起光のスポットを上記発光部上で走査する励起光走査部と、上記発光部での発光を所望の投光形状に投光する投光部と、を備え、
上記スポットは複数であり、上記スポットのそれぞれは、上記複数の光源部のそれぞれの励起光に由来しており、
上記複数の光源部に点灯と非点灯とを行わせるとともに、同一時刻において、1つの光源部のみを点灯させる光源制御部を備え、
上記光源制御部は、上記投光形状において、投光されない暗部と、投光される明部とが存在する場合に、上記暗部の面積が、上記明部の面積に対して大きいほど、上記光源部を駆動するためのパルス波高値を増加させることを特徴とする照明装置。 - 上記励起光走査部は、上記複数のスポットのそれぞれを、上記発光部上で、同一時刻に、同一の位置で走査し、
上記光源制御部は、上記スポットのぞれぞれの走査位置が上記発光部上の同一の位置で、同一の時刻の場合に、1つの光源部のみを点灯させ、その他の光源部を、すべて非点灯とする制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 上記複数のスポットのそれぞれの上記発光部における走査領域は互いに異なっていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 上記複数のスポットのそれぞれの上記発光部における走査領域は共通しており、上記複数のスポットのそれぞれは、同一の時刻に、同一の位置で走査され、点灯時のスポットのそれぞれの走査位置が互いに異なっていることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
- 上記励起光走査部は、単一のミラー素子で構成されていることを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の照明装置。
- 上記励起光走査部は、走査される励起光の数と同数のミラー素子で構成されていることを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の照明装置。
- 上記励起光走査部を構成するミラー素子が、ポリゴンミラーであることを特徴とする請求項5または6に記載の照明装置。
- 上記ポリゴンミラーは、複数の回転ミラーのそれぞれの反射面の回転軸に対する角度が互いに異なっていることで、二軸走査が可能となっていることを特徴とする請求項7に記載の照明装置。
- 上記光源部の数がNである場合に、上記光源部の動作に係る最大デューティが100/N%であることを特徴とする請求項1から8までの何れか1項に記載の照明装置。
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