JP6703722B1 - L−グルタミンの測定方法、及びそのためのキット - Google Patents

L−グルタミンの測定方法、及びそのためのキット Download PDF

Info

Publication number
JP6703722B1
JP6703722B1 JP2019189467A JP2019189467A JP6703722B1 JP 6703722 B1 JP6703722 B1 JP 6703722B1 JP 2019189467 A JP2019189467 A JP 2019189467A JP 2019189467 A JP2019189467 A JP 2019189467A JP 6703722 B1 JP6703722 B1 JP 6703722B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution
glutamine
glutamic acid
kit
reaction solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019189467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021061802A (ja
Inventor
均 日下部
均 日下部
トリアルシ ステスティアニンディア ウォロ
トリアルシ ステスティアニンディア ウォロ
Original Assignee
株式会社エンザイム・センサ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エンザイム・センサ filed Critical 株式会社エンザイム・センサ
Priority to JP2019189467A priority Critical patent/JP6703722B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6703722B1 publication Critical patent/JP6703722B1/ja
Publication of JP2021061802A publication Critical patent/JP2021061802A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

【課題】常温で長期間安定な試薬を用いたL−グルタミン測定のための方法、及びそのためのキットを提供する。【解決手段】L−グルタミン酸オキシダーゼを含む、 L−グルタミン測定のためのキットであって、検量線を作成するための標準物質としてL−グルタミン酸を含む 、キットを提供する。具体的には、検量線を作成するための標準物質としてL−グルタミン酸を用い、かつ下記の反応液Iと、下記の反応液IIを含有する、キットを提供する。(反応液I)L−グルタミン酸オキシダーゼ、及びカタラーゼを含む。(反応液II)グルタミナーゼ、及びカタラーゼ失活剤を含む。ただし、反応液I及びIIは、いずれか一方がカプラー化合物を含み、他方が新トリンダー試薬を含み、いずれか一方がペルオキシダーゼを含む。【選択図】なし

Description

本発明はL−グルタミンの測定方法、及びそのためのキットに関する。
L−グルタミンは、動物細胞培養のための培地成分として必須であり、またバイオ医薬品の有効成分である抗体や組換えタンパク質などの動物細胞培養による製造過程において、生産効率や糖鎖構造に影響を及ぼすことが知られている。また、L−グルタミンは、ムコ多糖類の構成成分であるヘキソサミンの生合成を促進することによって、消化性潰瘍に関する防御因子を強化して胃粘膜の保護・修復促進を示すと考えられており、医薬品として用いられているほか、各種サプリメントの機能性成分としてもきわめて有用な成分である。
試料中のL−グルタミンを定量する方法として、高速液体クロマトグラフィーを用いる方法や、酵素を利用した方法が開発されている。酵素を利用した方法の一つは、試料中のL−グルタミンに対してグルタミナーゼを作用させてL−グルタミン酸とし、ついで生成したL−グルタミン酸に対してL−グルタミン酸オキシダーゼを作用させ、反応に伴う酸素の消費量を検出するものである。この方法では、試料中に内在性のL−グルタミン酸が含まれていたとき、測定値に誤差が生じる恐れがあるが、この点を改善した方法として、特許文献1の方法、すなわち(A)L−グルタミン酸オキシダーゼ、カタラーゼ、及び新トリンダー試薬を含む反応液I、(B)L−グルタミナーゼ、ペルオキシダーゼ、カタラーゼ失活剤、及びカプラー化合物を含む反応液IIを含有する、試料中のL−グルタミン測定キットが開発され、市販されている。
L−グルタミンは溶液中では不安的である。公開されているデータによると(非特許文献1)、L−グルタミンの安定性は温度やpHによって異なり、室温で保存した培地では、3日間で約20%が分解する。動物細胞の培養に際しては、高圧蒸気滅菌をした培地に、無菌化したL-グルタミン溶液を添加することが一般的である。また、上述の市販のL−グルタミン測定キットは、L−グルタミン標準液を含むが、2〜8℃での冷蔵保存すべきものとされている。
特開2015−204825号公報(特許第6049795号)
https://www.sigmaaldrich.com/content/dam/sigma-aldrich/docs/SAJ/Brochure/1/j#recipeccaminoacid.pdf#search=%27L%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3+%E5%AE%89%E5%AE%9A%E6%80%A7%27
L−グルタミン測定キットにおいて、L−グルタミンの溶液を標準液として使う限り、常温で長期間安定なキット製品とすることはできない。L−グルタミン測定のために、溶液状態でも常温で長期間安定な標準物質があれば望ましい。
上述のキットは、L−グルタミンをL−グルタミン酸オキシダーゼによりL−グルタミン酸に変換して比色分析(溶液中の物質の濃度を色調変化から決定する)により測定するものであるが、本発明者はL−グルタミン酸が非常に安価で安定であることに着目した。そして、L−グルタミン酸は、L−グルタミンとは異なり、溶液状態で37℃、10週間置いても分解が認められないこと等を確認した。その結果、L−グルタミン酸が、L−グルタミン酸オキシダーゼを用いるL−グルタミン測定のための標準物質として適していることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、以下を提供する。
[1] L−グルタミン酸オキシダーゼを含む、 L−グルタミン測定のためのキットであって、検量線を作成するための標準物質としてL−グルタミン酸を含む 、キット。
[2] 1に記載のキットであって、L−グルタミン酸オキシダーゼを含む下記の反応液Iと、下記の反応液IIを含有する、キット:
(反応液I)L−グルタミン酸オキシダーゼ、及びカタラーゼを含み、
(反応液II)グルタミナーゼ、及びカタラーゼ失活剤を含む。
ただし、反応液I及びIIは、下記も満たす:
・いずれか一方がカプラー化合物を含み、他方が新トリンダー試薬を含み、
・いずれか一方がペルオキシダーゼを含む。
[3] L−グルタミン酸が、溶液の形態である、1又は2に記載のキット。
[4] 反応液Iと反応液IIを予め混合した後にさらにL−グルタミン酸を混合するとの、検量線を作成するための指示を含む、1〜3のいずれか1項に記載のキット。
[5]カプラー化合物が、4−アミノアンチピリンである、1〜4のいずれか1項に記載の測定キット。
[6] 新トリンダー試薬が、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3−メチルアニリン・ナトリウム塩(TOOS)、又はN−エチル−N−スルホプロピルアニリン(ALPS)である、1〜5のいずれか1項に記載のキット。
[7] 反応液Iが、さらにアスコルビン酸オキシダーゼを含む、1〜6のいずれか1項に記載のキット。
[8] 下記(1)、(2)、及び(3)を含む、試料中のL−グルタミンを測定する方法:
(1)容器内で、試料中のL−グルタミン酸に、L−グルタミン酸オキシダーゼ、及びカタラーゼを作用させ、L−グルタミン酸を分解し、かつ所望により、試料中のアスコルビン酸又はエリソルビン酸に、アスコルビン酸オキシダーゼを作用させ、アスコルビン酸又はエリソルビン酸を分解する工程;
(2)(1)に続いて同じ容器内で行われる工程であって、該カタラーゼに、カタラーゼ失活剤を作用させ、カタラーゼを失活させ、かつ試料中のL−グルタミンに、グルタミナーゼを作用させ、L−グルタミン酸を生成し、生成したL−グルタミン酸に、Lグルタミン酸オキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、カプラー化合物、及び新トリンダー試薬を作用させ、色素を形成させる工程;及び
(3)L−グルタミン酸を含む標準液に、L−グルタミン酸オキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、カプラー化合物、及び新トリンダー試薬を作用させ、色素を形成させる工程。
[9](1)、(2)及び(3)の工程が、15〜35℃で行われる。8に記載の方法。
本発明により、L−グルタミン測定において、標準物質を溶液としても室温で安定に保存できる。
本発明により、L−グルタミン測定のキット製品全体を室温で長期間安定なものとできる。
標準溶液の37℃での安定性 L−グルタミン標準液による、L−グルタミン測定のための従来の方法(10分−10分)による検量線 予めA液とB液を混合しておき、そこへL−グルタミン標準液を加える方法(0分−10分)による検量線 予めA液とB液を混合しておき、そこへL−グルタミン酸標準液を加える方法(0分−10分)による検量線 A液添加までの時間による、L−グルタミン酸標準液の吸光度 グルタミナーゼ(GNase)によるグルタミン酸からGABAへの反応
本発明は、L−グルタミン酸オキシダーゼを用いる、L−グルタミンの測定方法、及びそのためのキットを提供する。本発明により提供されるL−グルタミン酸オキシダーゼを用いる、L−グルタミンの測定方法、及びそのためのキットは、検量線を作成するための標準物質としてL−グルタミン酸を含む。以下では、本発明について、キットを例に説明するが、そのキットのための説明は、当業者であれば、測定方法のための説明として適宜理解できる。
本発明のキットは、L−グルタミン酸を標準物質として含むほか、L−グルタミン酸オキシダーゼを含む下記の反応液Iと、下記の反応液IIを含有する。
(反応液I)L−グルタミン酸オキシダーゼ、及びカタラーゼを含む。
(反応液II)グルタミナーゼ、及びカタラーゼ失活剤を含む。
ただし、反応液I及びIIは、下記も満たす:
・いずれか一方がカプラー化合物を含み、他方が新トリンダー試薬を含み、
・いずれか一方がペルオキシダーゼを含む。
本発明のキットを用いて分析される試料としては、特に限定されず、具体的には、血清、血漿、尿、羊水、組織抽出物等の生体試料、組織・細胞・微生物等の培養液、食品、食品原料等を挙げることができる。試料は、L−グルタミン酸を含んでいてもよい。
[L−グルタミン標準液]
本発明のキットは、L−グルタミンの測定のための標準物質として、L−グルタミン酸を含む。L−グルタミン酸は、好ましくは水に溶解した溶液の形態、すなわち標準液としてキットに含まれる。
本発明のキットにおいてL−グルタミン酸標準液を用いる場合、その濃度は、適宜とすることができるが、測定の際に検量線を作製するために系列希釈するとの観点からは、キットの測定上限前後の濃度であることが好ましい。具体的には、例えば50〜1000mg/mLとすることができ、50〜750mg/Lとしてもよく、100〜500mg/mLとしてもよい。
前掲特許文献1の方法は、酵素を用いた比色分析(溶液中の物質の濃度を色調変化から決定する)によりL−グルタミンの濃度を測定するためのキットを提供するものであるが、このキットにおいては、標準物質としてL−グルタミンを凍結乾燥物の形態で付属させ、使用の際に純水を加えて溶解して標準液とする構成とすることもできる。しかし、L−グルタミンの酵素的測定のための標準液として必要なL−グルタミン濃度は比較的低い。そのため少量のL−グルタミンを凍結乾燥するに際しては賦形剤を用いる必要があり、キット製造上、凍結乾燥の手間に加えてコストの面でも好ましくない。一方、L−グルタミンを標準液として付属させると、L−グルタミンは溶液状態では不安定であるため、冷蔵保存することが必要である。標準液の安定性は、溶液の状態の試薬で構成されるキットにおいて、極めて重大な問題である。
一方、本発明者らは、L−グルタミン酸の溶液が37℃で10週間安定であることを確認した(本明細書の実施例の項の実験1参照)。また、後述する反応液I及び反応液IIが37℃で10週間安定であることが既に分かっている(特許文献1参照)。したがって、標準液にL−グルタミン酸溶液を使用することで、L−グルタミン測定キットを構築する3種類のすべての試薬が安定な溶液であるキットとすることができる。
なお、L−グルタミン酸とL−グルタミンの分子量はそれぞれ順に、147.13、146.14であり、ほぼ同等であるといえる(1:0.99327)。分子量に基づき濃度を補正することは当業者であれば容易であるし、また本発明者らの検討によるとトマトや日本酒におけるL−グルタミンの測定においては、L−グルタミン標準液を用いて検量線を作成した場合も、L−グルタミン酸を用いて検量線を作成した場合も、得られた濃度に大差はなかった(実施例の項の実験3参照)。簡易測定であれば、この差は無視できる。
[反応液I]
本発明で用いられる反応液Iは、L−グルタミン酸オキシダーゼ及びカタラーゼを含有することができる。これらを含有させる液としては、各種緩衝液を利用することができる。緩衝液としては、酢酸、リン酸、クエン酸、ホウ酸、トリスアミノメタン、HEPES、MES、Bis−トリス、ADA、ACES、PIPES、MOPSO、MOPS、BES、TES、DIPSO、TAPSO、TAPS、CHES、CAPSO、CAPS及びこれらの塩などを利用することが可能である。
本発明で用いられるL−グルタミン酸オキシダーゼ及びカタラーゼは、公知のものを利用することができる。具体的には、L−グルタミン酸オキシダーゼの例として、Streptomyces sp. X-119-6、Streptomyces violascens、及び Streptomyces endusなどの微生物由来のL−グルタミン酸オキシダーゼを挙げることができる。カタラーゼの例として、ウシ肝臓由来カタラーゼの他、Aspergillus nigerやCorynebacterium glutamicumなどの微生物由来のカタラーゼを挙げることができる。
反応液Iにおける緩衝液等への各酵素の含有量は、L-グルタミン酸オキシダーゼ0.05〜2U/mL、カタラーゼ100〜3000U/mLの範囲にあることが好ましく、特にL-グルタミン酸オキシダーゼ0.2〜0.8U/mL、カタラーゼ500〜2000U/mLの範囲にあることがより好ましい。
[反応液II]
本発明で用いられる反応液IIは、L−グルタミナーゼ(単に、グルタミナーゼということもある。)及びカタラーゼ失活剤を含有することができる。上記酵素及びカタラーゼ失活剤を含有させる液としては、各種緩衝液を利用することができる。緩衝液の例としては、酢酸、リン酸、クエン酸、ホウ酸、トリスアミノメタン、HEPES、MES、Bis−トリス、ADA、ACES、PIPES、MOPSO、MOPS、BES、TES、DIPSO、TAPSO、TAPS、CHES、CAPSO、CAPS及びこれらの塩などを利用することが可能である。
本発明で用いられるL−グルタミナーゼは、公知のものを利用することができる。具体的には、グルタミナーゼの例として、Bacillus amyloriquefaciens由来のグルタミナーゼなどを挙げることができる。
カタラーゼ失活剤としては、カタラーゼを速やかに失活させる作用を有する物質であれば任意のものを用いればよく、例えばアジ化ナトリウムや3−アミノ−1,2,4−トリアゾールなどを用いることができる。
[トリンダー試薬、カプラー化合物、ペルオキシダーゼ、その他]
本発明のキットが反応液I及びIIを含む場合、反応液I及びIIは、下記を満たす:
・いずれか一方がカプラー化合物を含み、他方が新トリンダー試薬を含み、
・いずれか一方がペルオキシダーゼを含む。
本発明で用いられる新トリンダー試薬としては、発色試薬として公知のものを使用することができ、例えばN−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3−メチルアニリン・ナトリウム塩(TOOS)、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3−メトキシアニリン(ADOS)、N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3,5−ジメトキシアニリン(HDAOS)、N−エチル−N−スルホプロピル−3−メトキシアニリン(ADPS)、N−エチル−N−スルホプロピルアニリン(ALPS)、N−エチル−N−スルホプロピル−3−メチルアニリン(TOPS)、N−エチル−N−スルホプロピル−3,5−ジメトキシアニリン(DAPS)、N−(2−カルボキシエチル)−N−エチル−3,5−ジメトキシアニリン(CEDB)、又はN−(2−カルボキシエチル)−N−エチル−3−メトキシアニリン(CEMO)、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3,5−ジメトキシ−4−フルオロアニリン(FDAOS)、N−エチル−N−スルホプロピル−3,5−ジメトキシ−4−フルオロアニリン(FDAPS)などを利用することが可能である。中でも、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3−メチルアニリン・ナトリウム塩(TOOS)、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3−メトキシアニリン(ADOS)、N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3,5−ジメトキシアニリン(HDAOS)、N−エチル−N−スルホプロピル−3−メトキシアニリン(ADPS)、N−エチル−N−スルホプロピルアニリン(ALPS)又はN−エチル−N−スルホプロピル−3−メチルアニリン(TOPS)のいずれかを用いるのが好ましい。
本発明で用いられるカプラー化合物としては、新トリンダー試薬との組み合わせで発色を生ずる化合物として任意のものを用いればよく、例えば4−アミノアンチピリン(4−AA)、バニリンジアミンスルホン酸、メチルベンズチアゾリノンヒドラゾン(MBTH)、スルホン化メチルベンズチアゾリノンヒドラゾン(SMBTH)、アミノジフェニルアミン、1−(4−スルホフェニル)−2,3−ジメチル−4−アミノ−5−ピラゾロン(CP2−4)、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−m−トルイジン又はその誘導体などを用いることができる。中でも、4−アミノアンチピリン(4−AA)を用いるのが好ましい。
好ましい態様の一つにおいては、反応液Iが新トリンダー試薬を含み、反応液IIがカプラー化合物を含む。反応液Iはカプラー試薬を含まないことが好ましく、反応液IIは、新トリンダー試薬を含まないことが好ましい。
反応液I又はIIの新トリンダー試薬の含有量は、新トリンダー試薬が含まれる反応液の他の成分の濃度がいずれの場合であっても、0.01〜2μmol/mLの範囲にあることが好ましく、0.4〜0.8μmol/mLの範囲にあることがより好ましい。
反応液I又はIIのカプラー化合物の含有量は、カプラー化合物が含まれる反応液の他の成分の濃度がいずれの場合であっても、0.01〜2μmol/mLの範囲にあることが好ましく、0.2〜0.8μmol/mLの範囲にあることがより好ましい。
本発明で用いられるペルオキシダーゼは、公知のものを利用することができる。具体的には、ペルオキシダーゼの例として西洋わさび由来のペルオキシダーゼを挙げることができる。好ましい態様の一つにおいては、反応液IIがペルオキシダーゼを含む。
ペルオキシダーゼは、反応液II反応液I又はIIのペルオキシダーゼの含有量は、ペルオキシダーゼが含まれる反応液の他の成分の濃度がいずれの場合であっても、1〜30U/mLの範囲にあることが好ましく、5〜20U/mLの範囲にあることがより好ましい。
本発明で使用する反応液I、IIには、上記の各試薬のほかに防腐剤等を含んでいても良い。防腐剤としては、プロクリン300、プロクリン950、クロラムフェニコールなど公知のものを用いることができる。
好ましい態様の一つにおいては、反応液Iは、アスコルビン酸オキシダーゼを含んでいてもよい。通常、試料中にアスコルビン酸又はエリソルビン酸が存在すると発色反応が阻害されてしまうが、このような反応液Iにより構成されるキットは、試料中にそれらのいずれかが共存する場合であっても、アスコルビン酸オキシダーゼの作用によりそれらを分解除した後、L−グルタミンの測定を行うことができるものである。用いることのできるアスコルビン酸オキシダーゼの例として、カボチャ、キュウリ由来のアスコルビン酸オキシダーゼを挙げることができる。反応液Iのアスコルビン酸オキシダーゼの含有量は、反応液Iの他の成分の濃度がいずれの場合であっても、1〜30U/mLの範囲にあることが好ましく、2〜20U/mLの範囲にあることがより好ましい。
[キットの用途、特徴]
本発明のL−グルタミン測定キットは、長期間安定に保存することが可能である。
本発明のキットにより、試料にL−グルタミンとともにL−グルタミン酸が共存する場合であても、その影響を受けることなく、L−グルタミンを測定することができる。
本発明のキットにより分析できる試料としては、L−グルタミンを含有することが予想されるものであれば、特に限定されない。具体的には、血清、血漿、尿、羊水、組織抽出物等の生体試料、組織・細胞・微生物等の培養液、食品及び飲料(例えば、トマト、日本酒、等)、食品原料等を挙げることができる。
本発明のキットは、上記の標準物質としてのL−グルタミン酸、反応液I、及び反応液IIのほかに、吸光度測定用の96穴プレート又はセル、検体希釈液、溶液を比色測定するためのLED光源を用いた装置を含んでもよい。
[測定手順]
本発明では、L−グルタミンを測定するため、まず試料に反応液Iを添加する。試料中に内在性のL−グルタミン酸が存在する場合、当該工程によりこれを除去する。当該反応条件は、使用する酵素の至適pH、至適温度にしたがって設定すればよいが、おおむね、pH6.0〜8.0、温度15〜30℃の条件下で、5〜20分ほど実施することができる。
次に、上記反応液Iによる反応が十分進行した後、反応液IIをさらに添加することにより、L−グルタミンをL−グルタミン酸に変換させ、さらにこれを分解し、過酸化水素を生じせしめ、当該過酸化水素と発色剤、ペルオキシダーゼを反応させることにより発色を生じる。当該反応条件は、使用する酵素の至適pH、至適温度にしたがって設定すればよいが、おおむね、pH6.0〜8.0、温度15〜30℃の条件下で、5〜30分ほど実施することができる。
最後に、生じた発色の程度を、吸光度によって測定し、試料中のL−グルタミン濃度を算出する。吸光度測定において、測定する波長は用いる発色試薬の種類に応じて選択すればよい。
[実験1:L-グルタミン標準液とL-グルタミン酸標準液の安定性の確認]
(実験方法)
L-グルタミン標準液(100mg/L)とL-グルタミン酸標準液(100mg/L)を調製した日を
0タイムとし、37℃に1週間〜10週間保管して、継時的にそれぞれL-グルタミンとL-グルタミン酸の濃度を、前掲特許文献1(特許第6049795号)及び特許文献2(特許第6218894号)に記載のL-グルタミン測定キットとL-グルタミン酸測定キットで発色して吸光度を測定した。0タイムの吸光度を100%として、継時的に測定した吸光度を%表示でグラフ化した。
(結果)
L-グルタミン溶液は不安定であることが知られているが、図1に示すように、本実験でもL-グルタミン標準液(100mg/L)の吸光度は37℃、1週間で約10%減少し、4週間で約20%、10週間で約40%減少した。
一方、L-グルタミン酸標準液(100mg/L)は、37℃で10週間保管しても、全く吸光度が低下しなかった。従って、L-グルタミン測定キットの標準液として、L-グルタミン標準液(100mg/L)の替りに 、L-グルタミン酸標準液(100mg/L)を用いることで、キットを構成する3種の試薬溶液が非常に安定である測定キットが商品化できることになる。
[実験2:L-グルタミン測定キットにおけるL-グルタミン酸標準溶液の使用]
(実験方法)
L-グルタミン測定キット(GN)(前掲特許文献1)のA液及びB液を調製した。その4日後に、正確に各々200mg/Lになるように調製したL-グルタミン溶液とL-グルタミン酸溶を調製した。さらにその5日後に、先に調製した200mg/Lの液を用いて、各々200mg〜12.5mg/Lの濃度の標準液を調製した。A液及びB液の組成を下表に示した。なお、以下の実験では、特に記載した場合を除き、L-グルタミン測定キットというときは本実験で用いたキットと同じものを指す。
検量線作成のための測定の手順は、以下に示す2-1、2-2、及び2-3の、3つの方法で行った。また、得られた検量線を利用して、トマト及び日本酒に含まれるL-グルタミン酸を測定した。
2-1 L-グルタミン標準液による、L-グルタミン測定のための従来の方法(10分−10分)による検量線作成
(1)0.05mlの各濃度のGNのL-グルタミン標準液を6本の試験管に採り、そこへ30秒間隔でGN-A液0.5mlを加える。
(2)10分後、各試験管へ30秒間隔でGN-B液を加える。
(3)最初の試験管にGN-B液を加えてから10分経過したら、30秒おきにOD555nmを測定する
2-2 予めA液とB液を混合しておき、そこへL-グルタミン標準液を加える方法(0分−10分)による検量線作成
(1)GN-A液0.5mlとGN-B液0.5mlを試験管に採りよく混ぜる。
(2)そこへ0.05mlの各濃度のGNの L-グルタミン標準液を、30秒毎に加える。
(3)最初の試験管にL-グルタミン標準液を加えてから10分経過したら、30秒おきにOD555nmを測定する。
2-3 予めA液とB液を混合しておき、そこへL-グルタミン酸標準液を加える方法(0分−10分)による検量線作成
(1)GN-A液0.5mlとGN-B液0.5mlを試験管に採りよく混ぜる。
(2)そこへ0.05mlの各濃度のL-グルタミン酸標準液を、30秒毎に加える。
(3)最初の試験管にL-グルタミン酸標準液を加えてから10分経過したら、30秒おきにOD555nmを測定する。
2-4 トマトと日本酒の分析
冷凍保存していたトマトの抽出液(20gのトマトを200mlの水でミキサーし、コーヒーフィルターで濾過した濾液を試料とした。)10試料と、冷蔵保存してある日本酒(原液を試料とした)10試料を、L-グルタミン測定キット(前掲特許文献1)を用いて測定した。検量線は、L-グルタミン標準液による2-1、及びL-グルタミン酸による2-3を用いた。
(結果)
結果を各々の表に示した。
L-グルタミン測定キットの標準測定方法(10分−10分)によるL-グルタミン標準液検量線(図2−1)と、L-グルタミン測定キットにおける標準液としてL-グルタミン酸溶液を使用した方法(0分−10分)の検量線(図2−3)は、一致した。また、L-グルタミン標準液で(0分−10分)の反応時間による検量線(図2−2)も、試験1及び3と一致した。
また、トマトと日本酒の測定を行い、L-グルタミン酸標準液による定量値は、L-グルタミン標準液による定量値と同等になった。
L-グルタミン酸とL-グルタミンの分子量は、MW:147.13対MW:146.15であり、その差は0.67%である。一般的な比色測定キットの測定誤差範囲といえるので、分子量差を無視して、L-グルタミン酸標準液によるL-グルタミン測定キットは成立する。特に、食品等を測定するための、L-グルタミン簡易測定キットとしては十分に実用的である。
[実験3: L-グルタミン酸標準溶液を使用する場合の時間の影響の確認]
L-グルタミン測定キット(GN)の構成で、L-グルタミン酸標準溶液を使用する場合、B液添加後、A液添加までの時間の影響がどの程度あるかを確認した。
(実験方法)
L-グルタミン酸標準溶液(100mg/L)に、L-グルタミン測定キットのB液を添加後、直
ちにA液を添加する(0分)か、又はB液添加後2分〜20分後にA液を添加して、A液を添加してから10分間発色反応を行った後の吸光度を測定した。すなわち、B液添加後にA液添加までの時間を空けるとどうなるかを検討した。
(1)L-グルタミン酸標準液100mg/Lを0.05mlずつ試験管11本に採る。
(2)0.5mlのGN-B液を1分毎に加えていき、GN-B液添加後、0分、2分、4分〜20分の間をあけて、GN-A液を加える。
(3)最初の試験管にGN-A液を加えてから10分経過したら、それぞれの間隔でOD555nmを測定する。
(結果)
OD555nmの測定値を下表と図4に示した。
A液を加えるまでの時間経過により、発色反応後の吸光度が減少して行った。この現象は、非特許文献1によると、グルタミナーゼ(A液に含まれている)による、L-グルタミン酸からγ-アミノ酪酸(GABA)を生成する、副反応の可能性がある。実際に、L-グルタミン測定キットに使用されているグルタミナーゼをL-グルタミン酸に作用させた反応液中のGABAを測定したところ、反応時間の経過に伴いGABAの生成が継時的に増大した(後掲の参考実験及び図4参照)。
したがって、グルタミン酸オキシダーゼとグルタミナーゼを用いるL-グルタミン測定において、L-グルタミン酸標準液を使用する場合は、グルタミン酸オキシダーゼを含む反応液I(A液)とグルタミナーゼを含む反応液II(B液)の混合液にL-グルタミン酸標準液を添加するか、又はL-グルタミン酸標準液へA液とB液の混合液を添加するか、どちらの順であっても良いが、予めA液とB液を混合してから、L-グルタミン酸標準液と混ぜることが重要である。
[参考実験]
L-グルタミン酸溶液(6.7mM / 0.1Mリン酸バッファー pH6.0)0.54 mLに、L-グルタミン測定キットに使用されているグルタミナーゼ(10 U/mL)を0.06 mL加えて30℃でインキュベーションし、GABA測定キット((株)エンザイム・センサ、特許文献3参照)を用いてGABAの生成を555 nmの吸光度で測定した。
GABA測定キットに含まれる反応液I、IIの組成を下表に示した。結果を図4に示した。
L-グルタミン測定キットにおいて、L-グルタミン酸を標準液として使用する場合であっても、参考実験で示すグルタミナーゼの副反応の影響は無視できる。すなわち、原理的には、予めL-グルタミン測定キットのA液(反応液I)とB液(反応液II)を混ぜておくと、カタラーゼの活性はNaN3で完全に阻害されており、グルタミナーゼのL-グルタミン酸に対する反応よりも、L-グルタミン酸に親和性が高い強力なGLODの活性が勝って、標準L-グルタミン酸から速やかに過酸化水素が生成する。結果として、L-グルタミン酸標準液はL-グルタミン標準液の代わりになる。
L-グルタミン測定キットのA液(反応液I)とB液(反応液II)を順次試料に添加した場合の反応様式を以下に示す。
L-グルタミン酸標準液+(反応液I+反応液II)の反応様式は、L-グルタミンが存在しないので、以下のようになる。
[実施例中で引用した文献]
特許文献2:特開2017−12169号公報(特許第6218894号)
特許文献3:特許第6585244号公報
非特許文献1:Biochem. Biophys.Res. Commun., 448, 361-364 (2014)

Claims (5)

  1. 記の反応液Iと、下記の反応液IIを含有する、L−グルタミン測定のためのキットであって、L−グルタミン定量用の検量線を作成するための標準物質としてL−グルタミン酸を含み反応液Iと反応液IIを予め混合した後にさらにL−グルタミン酸を混合するとの、検量線を作成するための指示を含む、キット
    (反応液I)L−グルタミン酸オキシダーゼ、及びカタラーゼを含み、
    (反応液II)グルタミナーゼ、及びカタラーゼ失活剤を含む。
    ただし、反応液I及びIIは、下記も満たす:
    ・いずれか一方がカプラー化合物を含み、他方が新トリンダー試薬を含み、
    ・いずれか一方がペルオキシダーゼを含む。
  2. L−グルタミン酸が、溶液の形態である、請求項1に記載のキット。
  3. カプラー化合物が、4−アミノアンチピリンである、請求項1又は2に記載の測定キット。
  4. 新トリンダー試薬が、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3−メチルアニリン・ナトリウム塩(TOOS)、又はN−エチル−N−スルホプロピルアニリン(ALPS)である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のキット。
  5. 反応液Iが、さらにアスコルビン酸オキシダーゼを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のキット。
JP2019189467A 2019-10-16 2019-10-16 L−グルタミンの測定方法、及びそのためのキット Active JP6703722B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019189467A JP6703722B1 (ja) 2019-10-16 2019-10-16 L−グルタミンの測定方法、及びそのためのキット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019189467A JP6703722B1 (ja) 2019-10-16 2019-10-16 L−グルタミンの測定方法、及びそのためのキット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6703722B1 true JP6703722B1 (ja) 2020-06-03
JP2021061802A JP2021061802A (ja) 2021-04-22

Family

ID=70858313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019189467A Active JP6703722B1 (ja) 2019-10-16 2019-10-16 L−グルタミンの測定方法、及びそのためのキット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6703722B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112526141A (zh) * 2020-11-23 2021-03-19 福建傲农生物科技集团股份有限公司 一种谷氨酰胺以及同时测定样品中谷氨酰胺和天冬酰胺的方法
JP7046408B1 (ja) 2022-01-20 2022-04-04 株式会社エンザイム・センサ L-アスパラギンの測定方法、及びそのためのキット
CN115452994A (zh) * 2022-09-19 2022-12-09 地奥集团成都药业股份有限公司 一种复方谷氨酰胺肠溶胶囊中l-谷氨酰胺的含量检测方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7521846B1 (ja) 2023-10-02 2024-07-24 株式会社エンザイム・センサ 比色分析用高吸水性ポリマー及びそれを用いた分析方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2625834B2 (de) * 1976-06-09 1978-10-12 Boehringer Mannheim Gmbh, 6800 Mannheim Verfahren zur Bestimmung von Substraten oder Enzymaktivitäten
DE3012368C2 (de) * 1980-03-29 1982-04-15 Boehringer Mannheim Gmbh, 6800 Mannheim Verfahren und diagnostische Mittel zum Nachweis von Redox-Reaktionen
JP4003053B2 (ja) * 2002-05-01 2007-11-07 王子製紙株式会社 L−グルタミン濃度測定装置及びそれを用いる測定方法
JP6049795B2 (ja) * 2014-04-10 2016-12-21 ヤマサ醤油株式会社 L−グルタミン測定キット
JP6218894B2 (ja) * 2015-07-06 2017-10-25 ヤマサ醤油株式会社 L−グルタミン酸測定キット

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112526141A (zh) * 2020-11-23 2021-03-19 福建傲农生物科技集团股份有限公司 一种谷氨酰胺以及同时测定样品中谷氨酰胺和天冬酰胺的方法
JP7046408B1 (ja) 2022-01-20 2022-04-04 株式会社エンザイム・センサ L-アスパラギンの測定方法、及びそのためのキット
WO2023140305A1 (ja) * 2022-01-20 2023-07-27 株式会社エンザイム・センサ L-アスパラギンの測定方法、及びそのためのキット
JP2023106021A (ja) * 2022-01-20 2023-08-01 株式会社エンザイム・センサ L-アスパラギンの測定方法、及びそのためのキット
CN115452994A (zh) * 2022-09-19 2022-12-09 地奥集团成都药业股份有限公司 一种复方谷氨酰胺肠溶胶囊中l-谷氨酰胺的含量检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021061802A (ja) 2021-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6703722B1 (ja) L−グルタミンの測定方法、及びそのためのキット
JP6049795B2 (ja) L−グルタミン測定キット
CA1125770A (en) Reagent and method for the analytic determination of hydrogene peroxide
US20070224685A1 (en) Reagent Containing Protease Reaction Promoter and/or Colorant Stabilizer
US20090181413A1 (en) Simultaneous and differential quantification of two target analytes in biological sample
JP6218894B2 (ja) L−グルタミン酸測定キット
US8883439B2 (en) Blood component measurement method utilizing hemolyzed whole blood, and kit for the method
JP2010011876A (ja) 酸化還元反応を用いた糖化タンパク質の測定方法および測定キット
JP6446875B2 (ja) 生体成分の測定方法および測定用組成物
JP6435605B2 (ja) 生体成分の測定方法および測定用組成物
JP2016019498A (ja) 生体成分の測定方法および測定用組成物
JP6703721B1 (ja) アミノ酸の測定方法、及びそのためのキット
CN101498662A (zh) 单胺氧化酶mao单试剂测定试剂盒
JP2016019497A (ja) 生体成分の測定方法および測定用組成物
CN104673878B (zh) 一种单体系测定糖化白蛋白与白蛋白浓度比值的试剂盒
JP4639287B2 (ja) 酵素的測定試薬の安定化方法
JP5017614B2 (ja) 試料中の測定対象物質の測定方法及び測定試薬、非特異的発色を抑制する方法、並びに非特異的発色抑制剤
JP2020018204A (ja) γ−アミノ酪酸の測定方法、及びそのためのキット
JPWO2018012607A1 (ja) 反応促進剤
US7432072B2 (en) Method of preventing wrong color formation of n-(carboxymethylaminocarbony)-4,4′-bis(dimethylamino) diphenylamine sodium, reagent solution for the method, and measurement method employing the method
JPWO2018221446A1 (ja) 糖化ヘモグロビンの測定方法
JPWO2018012606A1 (ja) 反応促進剤
JP6047778B2 (ja) 測定対象物質の測定方法及び測定試薬、並びにビリルビンに由来する影響の回避方法
BR112014028748B1 (pt) Métodos para estabilizar e para preservar uma oxidase do ácido ascórbico
JPH05176797A (ja) コレステロールの定量法および定量用試薬

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191211

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191211

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6703722

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250