JP6702272B2 - 膨張弁装置 - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、膨張弁装置に関する。
特許文献1には、膨張弁を断熱部材で覆うことで膨張弁における結露の発生を抑制する技術が開示されている。この技術では、膨張弁および冷媒が流通する配管の一部と嵌め合うための凹部が形成された半割れ形状の断熱部材を、空調ケースに設置され配管が接続された状態の膨張弁に装着する。断熱部材は、半割れ形状によって膨張弁および配管を挟むように凹部に嵌合させた後、一端と他端とに形成された凸部と凹部とを互いに係合することで膨張弁に対して装着される。
特開2002−29251号公報
特許文献1の技術では、空調ケース、膨張弁、配管が組み付けられた状態でさらに断熱部材を組み付ける。したがって、空調ケース、配管等の他の部材と干渉しないように断熱部材を組み付ける必要がある。特許文献1の断熱部材を膨張弁に装着した状態で空調ケースへの組み付けおよび配管の組み付けを行う場合、以下の問題が生じる。すなわち、断熱部材は膨張弁および配管の一部を包含する形状に形成されているため、断熱部材を膨張弁に組み付けた状態では配管を膨張弁に組み付けることができない。また、断熱部材は凸部と凹部の係合により膨張弁を挟むようにして装着されるため、断熱部材と膨張弁とを十分に密着させて装着することができない。この状態で他の部材と組み付ける場合、断熱部材が装着された膨張弁を安定して保持できない。以上のように、特許文献1の断熱部材を膨張弁に装着した状態で組み付ける場合、組付け性が悪いという問題がある。
開示される目的は、組付け性の向上が可能な膨張弁装置を提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された膨張弁装置のひとつは、車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、蒸発器(8)を通過する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、を備え、ケース部は、膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部(41)を有し、筒状部は、弾性を有する材料で形成され、筒状部の軸方向に延び、膨張弁本体の全周を取り囲んで弾性変形による反力で膨張弁本体を保持する弾性保持部(412)と、弾性保持部よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部がケース部の外側に露出した、弾性保持部を支持する支持部(411)と、を有し、支持部は、膨張弁本体の両側部において筒状部が延びる方向にそれぞれ延びる複数の側部フレーム(411b)を有し、複数の側部フレームは、弾性保持部と膨張弁本体との間に設けられている。
また、開示された膨張弁装置のひとつは、車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、蒸発器(8)を通過する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、を備え、ケース部は、膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部(41)を有し、筒状部は、弾性を有する材料で形成され、筒状部の軸方向に延び、膨張弁本体の全周を取り囲んで弾性変形による反力で膨張弁本体を保持する弾性保持部(412)と、弾性保持部よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部がケース部の外側に露出した、弾性保持部を支持する支持部(411)と、を有し、支持部は、膨張弁本体の下面を覆うように筒状部が延びる方向に延びる下面フレーム(411c)を有し、下面フレームは、弾性保持部の内部に設けられている。
また、開示された膨張弁装置のひとつは、車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、蒸発器(8)を通過する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、を備え、ケース部は、蒸発器へと流入する冷媒が流出する流出開口部(22a)が形成された膨張弁本体における面である端面部(26)と対向する対向壁部(4042、5042)と、端面部の流出開口部をケース部の外部に露出させるように対向壁部に形成された対向壁開口部(4420、5420)と、対向壁部に設けられて端面部と接触して対向壁部と端面部との間をシールする端面シール部(423、5423)と、膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部(41)と、を有し、筒状部は、弾性を有する材料で形成され、筒状部の軸方向に延び、膨張弁本体の全周を取り囲んで弾性変形による反力で膨張弁本体を保持する弾性保持部(412)と、弾性保持部よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部がケース部の外側に露出した、弾性保持部を支持する支持部(411)と、を有する。
また、開示された膨張弁装置のひとつは、車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、蒸発器(8)を通過する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、を備え、ケース部は、膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部(41)を有し、筒状部は、弾性を有する材料で形成され、膨張弁本体の全周を取り囲んで弾性変形による反力で膨張弁本体を保持する弾性保持部(412)と、弾性保持部よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部がケース部の外側に露出した、弾性保持部を支持する支持部(411)と、を有し、支持部は、膨張弁本体の両側部において筒状部が延びる方向にそれぞれ延びる複数の側部フレーム(411b)を有し、複数の側部フレームは、弾性保持部と膨張弁本体との間に設けられている。
また、開示された膨張弁装置のひとつは、車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、蒸発器(8)を通過する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、を備え、ケース部は、膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部(41)を有し、筒状部は、弾性を有する材料で形成され、膨張弁本体の全周を取り囲んで弾性変形による反力で膨張弁本体を保持する弾性保持部(412)と、弾性保持部よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部がケース部の外側に露出した、弾性保持部を支持する支持部(411)と、を有し、支持部は、膨張弁本体の下面を覆うように筒状部が延びる方向に延びる下面フレーム(411c)を有し、下面フレームは、弾性保持部の内部に設けられている。
また、開示された膨張弁装置のひとつは、車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、蒸発器(8)を通過する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、を備え、ケース部は、蒸発器へと流入する冷媒が流出する流出開口部(22a)が形成された膨張弁本体における面である端面部(26)と対向する対向壁部(4042、5042)と、端面部の流出開口部をケース部の外部に露出させるように対向壁部に形成された対向壁開口部(4420、5420)と、対向壁部に設けられて端面部と接触して対向壁部と端面部との間をシールする端面シール部(423、5423)と、膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部(41)と、を有し、筒状部は、弾性を有する材料で形成され、膨張弁本体の全周を取り囲んで弾性変形による反力で膨張弁本体を保持する弾性保持部(412)と、弾性保持部よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部がケース部の外側に露出した、弾性保持部を支持する支持部(411)と、を有する。
この開示によれば、ケース部は、配管を支持しないで膨張弁本体を弾性保持部により保持する。したがって、膨張弁本体をケース部に収容した状態で配管を接続できる。また、ケース部は、一体に形成された筒状部が有する弾性保持部によって膨張弁本体を保持する。したがって、弾性保持部と膨張弁本体とが十分に密着した状態で膨張弁装置を組み付けることができる。さらに、組み付け時に剛性の高い支持部における外部に露出した部分を保持できるため、安定して組み付けることができる。以上により、組付け性の向上が可能な膨張弁装置を提供することができる。
開示された膨張弁装置のひとつは、車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、蒸発器および蒸発器に流入する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、を備え、ケース部は、蒸発器へと流入する冷媒が流出する流出開口部(22a)が形成された膨張弁本体における面である端面部(26)と対向する対向壁部(6042、7042)と、対向壁部に形成されて端面部の流出開口部を含む領域をケース部の外部に露出させる対向壁開口部(6420、7420)と、膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体である筒状部(41)と、蒸発器と接続されている部分においてケース部の内部と外部との間の空気の流通を阻止するシール部(6423、7423)と、を有し、シール部(6423、7423)は、対向壁部に設けられて端面部と接触して対向壁部と端面部との間をシールする端面シール部であって、筒状部は、弾性を有する材料で形成され、弾性変形による反力で膨張弁本体を保持する弾性保持部(412)と、弾性保持部よりも剛性の高い材料で膨張弁本体の全周を取り囲んで形成され、弾性保持部を支持し、少なくとも一部がケース部の外側に露出した支持部(411)と、を有する。
この開示によれば、ケース部は、配管を支持しないで膨張弁本体を弾性保持部により保持する。したがって、膨張弁本体をケース部に収容した状態で配管を接続できる。また、ケース部は一体に形成された筒状部が有する弾性保持部によって膨張弁本体を保持する。したがって、弾性保持部と膨張弁本体とが十分に密着した状態で組み付けることができる。さらに、組み付け時に剛性の高い支持部における外部に露出した部分を保持できるため、安定して組み付けることができる。以上により、組付け性の向上が可能な膨張弁装置を提供することができる。
車両用空調装置の冷凍サイクルを示す模式図である。 第1実施形態に係る膨張弁装置を含む車両用空調装置の分解斜視図である。 第1実施形態の膨張弁装置を車両用空調装置に組み付けた状態の図である。 図3のIV−IV断面を示す断面図である。 図3のV−V断面を示す断面図である。 図3のVI−VI断面を示す断面図である。 第1実施形態の膨張弁装置の側面図である。 図7をVIII方向から見た矢視図である。 図7のIX−IX断面を示す断面図である。 第2実施形態の膨張弁装置を示す断面図である。 第3実施形態の膨張弁装置を示す断面図である。 空調ケースに組み付けた第3実施形態の膨張弁装置を示す断面図である。 第4実施形態の膨張弁装置を示す断面図である。 第4実施形態の膨張弁装置を空調ケース側から見た平面図である。 第4実施形態の膨張弁装置のケース部を示す図である。 図15のXVI‐XVI断面図である。 図16のXVII‐XVII線における膨張弁装置の断面図である。 第5実施形態の膨張弁装置を空調ケース側から見た平面図である。 図18のXIX‐XIX断面である。 第6実施形態のケース部を示す図である。 第6実施形態の膨張弁装置を空調ケース側から見た平面図である。 第7実施形態のケース部を示す図である。 第7実施形態の膨張弁装置を空調ケース側から見た平面図である。
(第1実施形態)
第1実施形態の膨張弁装置1について、図1〜図9を参照して説明する。膨張弁装置1は、車両用空調装置に適用される。車両用空調装置は、空調ユニットと、空調ユニットに対して空気を送風する送風ユニットとを有する。空調ユニットは、送風ユニットから送風された空気を空調する空調機能部品と、空調機能部品を収納する空調ケース80とを備える。空調機能部品は、蒸発器8、ヒータコア、エアミックスドア等である。空調ユニットと送風ユニットは、エンジンルームと車室とを隔てる隔壁板であるダッシュパネル15と、インストルメントパネルとの間の空間に設置され、例えば車両の幅方向に並んで配置される。
膨張弁装置1は、車両の冷凍サイクル100において減圧装置として機能する膨張弁本体2と、膨張弁本体2を収容するケース部3とを備える。図1に示すように、冷凍サイクル100は、冷凍サイクル機能部品として少なくとも凝縮器10、膨張弁本体2、蒸発器8および圧縮機9を有する蒸気圧縮式の冷凍サイクルである。冷凍サイクル100は、冷媒が循環可能となるように、配管等で各機能部品が環状に接続されている。冷凍サイクル機能部品のうち、凝縮器10および圧縮機9はエンジンルーム内に配設されている。膨張弁本体2および蒸発器8は車室内に配設されている。
膨張弁本体2は、冷凍サイクル100において蒸発器8に流入する冷媒を減圧する減圧装置である。膨張弁本体2は、例えば蒸発器8から流出した冷媒の温度によって絞り開度を調節する感温式の膨張弁である。膨張弁本体2は、例えば蒸発器8へ流入する冷媒が流通する流入通路22と、流入通路22に形成されたオリフィスと、蒸発器8から流出した冷媒が流通する流出通路23とが形成されたボディ部20と、ボディ部20に設けられたダイアフラム部21とを有する。膨張弁本体2は、所謂ボックス型の膨張弁である。流入通路22は、流通する冷媒を減圧するので、減圧通路と称することもできる。以下において、膨張弁本体2のダイアフラム部21がある側を上側、ダイアフラム部21がある側の反対側を下側とする。すなわち、ダイアフラム部21は、ボディ部20の上端に設けられている。膨張弁本体2は、内部に絞り部の絞り開度を調節可能な弁体と、弁体を稼働可能であり流出通路23内に配置された作動棒と、作動棒の端部が接続されたダイアフラム部21とを有する。ダイアフラム部21は、内部に圧力室が設けられており、作動棒に伝達された流出通路23の冷媒の温度によって圧力が変化することで弁体が接続された作動棒を動かして絞り開度を調節することができる。膨張弁本体2は、車両用空調装置に対して取り付けられる。
膨張弁本体2のボディ部20は、流入通路22の入口開口と流出通路23の出口開口とが形成され、配管が接続される配管接続面25と、配管接続面25と反対の面であってジョイント部81に接続される蒸発器接続面26とを有する。配管接続面25は、各配管71、72が流入通路22の入口開口と流出通路23の出口開口に挿通されることで各配管71、72が接続される面である。蒸発器接続面26は、ジョイント部81の一部が流入通路22の出口開口と流出通路23の入口開口に挿通されることでジョイント部81が接続される面である。ボディ部20は、例えば金属製である。膨張弁本体2は、蒸発器8に取り付けられて車両用空調装置に対して固定される。
膨張弁本体2は、図2〜図6に示すように、空調ケース80の外側に設けられる。膨張弁本体2は、例えば空調ケース80の送風ユニットに臨む外面に設けられる。換言すれば、膨張弁本体2は、空調ユニットにおいて送風ユニットに近接して設けられる。空調ケース80には、内部に収容された蒸発器8のジョイント部81が空調ケース80外部に突出するための開口が設けられている。ジョイント部81は、蒸発器8への端部に設けられた継手部材であり、蒸発器8の入口部と出口部とを一体に有する。膨張弁本体2は、このジョイント部81に接続され固定されることで、空調ケース80に対して設置されている。膨張弁本体2は、ケース部3に収容された状態で空調ケース80に取り付けられている。図3に示すように、膨張弁装置1は、その全部がダッシュパネル15によってエンジンルームと隔てられた車室内に設置されている。
膨張弁本体2には、流入通路22の入口開口と接続される高圧配管72と、流出通路23の出口開口と接続される低圧配管71の2つの配管が接続されている。高圧配管72は、圧縮機9にて圧縮されて凝縮器10を通過した高圧状態の冷媒が流通する配管である。低圧配管71は、膨張弁本体2にて減圧され蒸発器8を流出した低圧状態の冷媒が流通する配管である。低圧配管71および高圧配管72は、接続ブロック73にてひとまとめにされた状態で膨張弁本体2に接続されている。各配管71、72は、空調ユニットに並んで設けられる送風ユニットと干渉しないように、膨張弁本体2からダッシュパネル15に向かって膨張弁本体2の直後で屈曲するように延びている。
上述のように、膨張弁本体2の内部には冷媒が流通する。したがって、冷凍サイクル100が稼働している状態では、冷媒によって膨張弁本体2が冷却される状態となる。ここで膨張弁本体2の表面が外部に対して露出した状態で空調ケース80に設けられていると、冷却された膨張弁本体2の表面に結露が発生し、車室内に滴下してしまう。
この結露の発生を抑制するためには、パッキン等のゴム部材を膨張弁に巻き付けて膨張弁本体2を断熱することが考えられる。しかし、結露防止性能を十分に確保するためにはゴム部材を膨張弁本体2全体に密着させるように巻き付けなければならず、この巻き付け作業が煩雑になってしまう。第1実施形態の膨張弁装置1は、以上のような煩雑な作業を実施することなく膨張弁本体2の断熱が可能な構成を有する。以下にその構成について説明する。
ケース部3は、膨張弁本体2を収容する筐体である。ケース部3は、膨張弁本体2を内部に収容して保持する筒状体であるハウジング部4と、ハウジング部4と嵌合するカバー部5とを有する。ケース部3は、膨張弁本体2と、膨張弁本体2に接続された高圧配管72および低圧配管71の一部とを内部に収容する。ケース部3は、膨張弁本体2を覆うことで膨張弁本体2と外部との間の熱の伝達を抑制し、膨張弁本体2に結露が発生することを抑制する断熱ケースとしての機能を有する。
ハウジング部4は、膨張弁本体2における2つの接続面25、26の一方から他方へと向かう方向に延びる筒状部41と、筒状部41の蒸発器接続面26側の端部に設けられた、底部開口420が形成された底部42とを有する筒状体である。ハウジング部4は、2つの異なる材料からなる二色成形品である。2つの異なる材料とは、弾性を有する弾性材料と、弾性材料よりも外力によって変形しにくい材料である。弾性材料よりも外力によって変形しにくい材料とは、弾性材料よりも剛性の高い材料である。換言すれば、弾性材料よりも硬い材料である。
以下では、この弾性材料よりも外力によって変形しにくい材料のことを、硬質材料と表記することがある。逆に、弾性材料は、硬質材料よりも変形しやすい材料であり、硬質材料よりも軟らかい材料である。以下では、弾性材料を硬質材料に対応して、軟質材料と表記することがある。軟質材料には、ゴム弾性を有する樹脂であるエラストマ、例えば、ブチルゴム、オレフィン系熱可塑性エラストマ等を適用することができる。または、エラストマ以外の弾性を有する樹脂を使用してもよい。軟質材料は、硬質材料よりも断熱性能に優れた材料を適用することが望ましい。硬質材料には、例えばポリプロピレン等の樹脂材料を適用することができる。ハウジング部4は、硬質材料および軟質材料を二色成形することで一体品として形成された筒状体である。
筒状部41は、膨張弁本体2の全周を取り囲むように形成されている。ハウジング部4が一体品として形成されているため、筒状部41は、膨張弁本体2を取り囲む全周にわたって一体に形成されている。ここで、「全周にわたって一体に形成されている」とは、筒状部41が、周方向において継ぎ目なく連続した筒形状であることを意味する。筒状部41における底部42が形成されている側と反対の端部、すなわち2つの接続面25、26のうち配管接続面25側の端部は、開口部410を形成している。開口部410は、膨張弁本体2が通過可能な寸法に形成されている。開口部410は、膨張弁本体2をケース部3に収容する際に膨張弁本体2が通過する通過口である。
筒状部41は、収容された膨張弁本体2を保持する軟質材料によって形成された弾性保持部412と、少なくとも一部が外部に露出する硬質材料によって形成された支持部411とを有する。筒状部41は、弾性保持部412によって形成された筒部分と、支持部411によって形成された筒部411aとが結合することで1つの筒形状を構成する外観形状を有する。
弾性保持部412は、例えば膨張弁本体2の全周を囲む筒状に形成されている。弾性保持部412は、膨張弁本体2と接触する接触面を有する。接触面は、例えば対応する膨張弁本体2の外周面に沿うような形状を有している。すなわち、接触面は、膨張弁本体2を保持していない状態において、膨張弁本体2の対応する部分と相似の形状の輪郭を形成する。この輪郭は、膨張弁本体2の外形の寸法よりも少し小さい寸法である。したがって、膨張弁本体2が収容され接触面が膨張弁本体2と接触している状態では、弾性保持部412は膨張弁本体2によって圧縮された状態となる。ここで、圧縮された状態とは、弾性変形した状態と表現することもできる。弾性保持部412は、この弾性変形に対する反力を膨張弁本体2に作用させる。弾性保持部412は、この反力によって膨張弁本体2を保持することができる。換言すれば、弾性保持部412は、膨張弁本体2を弾性変形によって保持可能な肉厚を有するように形成されている。
弾性保持部412は、図7〜図9に示すように、膨張弁本体2の全周を取り囲むことで、膨張弁本体2を外部に対して露出しないように覆う被覆部材である。ここで膨張弁本体2の全周を取り囲むとは、膨張弁本体2において蒸発器接続面26と配管接続面25とをつなぐ面を取り囲むことを意味する。図7は、膨張弁本体2と側部フレーム411bおよび下面フレーム411cを透視したハウジング部4の側面図である。図7では、膨張弁本体2を一点鎖線によって示し、側部フレーム411bおよび下面フレーム411cを点線で示している。弾性保持部412は、膨張弁本体2を被覆することで、膨張弁本体2を断熱している。弾性保持部412は、支持部411を形成する硬質材料よりも断熱性能に優れた軟質材料により形成されている。このため、弾性保持部412で膨張弁本体2の全周を取り囲むことで、膨張弁装置1の断熱性能、すなわち結露防止性を確保することができる。
また、膨張弁装置1は、軟質材料で形成された弾性保持部412で膨張弁本体2の全周を取り囲んでいるため、弾性保持部412における膨張弁本体2と密着する部分の面積をより大きくすることができる。すなわち、筒状部41と膨張弁本体2との間の空間がより小さいケース部3を形成することができる。これによりケース部3に内包される空気の量、ひいては水蒸気量をより少なくすることができ、この点においても結露防止性を確保することが可能となる。
弾性保持部412は、膨張弁本体2の振動を抑制する機能を有する。膨張弁本体2は、内部を冷媒が通過することによって振動する。この振動が配管71、72、蒸発器8、空調ケース80等を介して車室内に伝達されると、車室内に騒音および振動が発生してしまう。弾性保持部412は、弾性保持部412を含めたケース部3全体の質量によって膨張弁本体2の振動を抑制する。弾性保持部412は、膨張弁本体2の振動の抑制に好適となるようにその質量が設定されている。弾性保持部412の質量は、その形状や、軟質材料の選択によって膨張弁本体2の振動の抑制に好適なものに設定される。
弾性保持部412は、特にダイアフラム部21と、流出通路23を取り囲むボディ部20の部分と接触するように設けられている。流出通路23を取り囲むボディ部20の部分とは、例えば流出通路23の上端と下端との間の領域に対応するボディ部20の部分である。ダイアフラム部21と、流出通路23を取り囲むボディ部20の部分は、特に冷媒が通過する際に振動の大きくなる部分である。したがって、弾性保持部412は少なくともこれらの部分と接触して膨張弁本体2を保持することで、効果的に振動を抑制することができる。
支持部411は、図4および図7〜図9に示すように、筒部411aと、筒部411aから底部42に向かって延びる側部フレーム411bおよび下面フレーム411cとを有する。支持部411は、弾性保持部412を支持する。筒部411aは、支持部411のうちハウジング部4の外部に露出する部分である。筒部411aは、ハウジング部4における開口部410を形成する開口部形成部材である。筒部411aには、カバー部5と係合してカバー部5を係止するための突出部430が形成されている。突出部430は、ハウジング部4から外部に突出するように形成されている。筒部411aには、カバー部5のハウジング部4に対する位置を規定するための位置決め穴部431が形成されている。
側部フレーム411bは、膨張弁本体の両側部において延びるフレーム部である。側部フレーム411bは、弾性保持部412の内部に設けられている。すなわち、側部フレーム411bは、弾性保持部412によって被覆されて外部に露出していない部分である。側部フレーム411bは複数設けられている。側部フレーム411bは、弾性保持部412を支持している。側部フレーム411bは、膨張弁本体2と弾性保持部412との間に設けられている。側部フレーム411bは、膨張弁本体2との間に間隙を有し、弾性保持部412と一体となっている。換言すれば、弾性保持部412は、弾性保持部412が形成する筒部分の内面に設けられている。
下面フレーム411cは、膨張弁本体2の下面を覆うように延びるフレーム部である。下面フレーム411cは、筒部411aと底部42とを接続する部分である。下面フレーム411cは、弾性保持部412の内部に設けられている。すなわち、下面フレーム411cは、弾性保持部412によって被覆されて外部に露出していない部分である。下面フレーム411cは、弾性保持部412を貫通するように設けられている。側部フレーム411bおよび下面フレーム411cは、ハウジング部4の強度を高める補強部材である。側部フレーム411bおよび下面フレーム411cは、弾性保持部412を支持することで弾性保持部412と膨張弁本体2との密着性を高めている。
膨張弁本体2は、弾性保持部412に対して圧入されることで、ハウジング部4に保持される。膨張弁本体2は、開口部410からハウジング部4の内部へと入り、筒部411aを通過して弾性保持部412に圧入される。第1実施形態の膨張弁装置1の場合、膨張弁本体の2つの接続面25、26のうち、蒸発器接続面26が先に開口部410を通過するようにしてハウジング部4へと収容される。膨張弁本体2は、蒸発器接続面26が底部42に接触するまで弾性保持部412に圧入される。これにより、膨張弁本体2は図8に示すようにハウジング部4に収容される。
ハウジング部4の底部42は、膨張弁本体2の蒸発器接続面26の一部と接触して、開口部410から底部42へと向かう方向への膨張弁本体2の移動を規制する部分である。ハウジング部4の底部42には、底部開口420が形成されている。底部開口420は、蒸発器8のジョイント部81が通過する部分である。すなわち、底部開口420は、蒸発器8と接続するために開口する部分である。底部42には、シール部421が形成されている。シール部421は、底部開口420を全周で囲むように形成されている。シール部421は、軟質材料で形成されている。シール部421は、図4に示すように、膨張弁装置1が空調ケース80に取り付けられた際に、空調ケース80と全周にわたって密着する部分である。したがって、シール部421は、ケース部3と空調ケース80との間をシールする。
カバー部5は、ハウジング部4と嵌合してハウジング部4の開口部410を閉塞する蓋部材である。カバー部5は、その全体が一体に成形された一体成形品である。すなわち、カバー部5は、1つの部材のみでハウジング部4と嵌合して開口部410を閉塞することができる。カバー部5は、ハウジング部4と同様に、硬質材料と軟質材料からなる二色成型品である。ここでの硬質材料および軟質材料は、ハウジング部4における硬質材料および軟質材料と同じ材料である。または、ハウジング部4とは異なる硬質材料および軟質材料で形成されていてもよい。カバー部5には、ハウジング部4の凸条部432と嵌合する溝部532が、凸条部432に対応する部分にわたって形成されている。ケース部3は、この溝部532と凸条部432とによる嵌合構造によって、密閉性を向上している。なお、カバー部5に凸条部、ハウジング部4に溝部が設けられていてもよい。また、溝部532および凸条部432の代わりに、軟質材料で形成された部分と硬質材料で形成された部分との密着、もしくは軟質材料で形成された部分同士の密着によりカバー部5とハウジング部4との密閉性を高めてもよい。
カバー部5は、ハウジング部4の突出部430と係合する複数の係合部530を有する。係合部530は、例えば突出部430が挿通する係止孔を有し、突出部430に引っ掛かることで係合される。したがって、カバー部5は、ハウジング部4と容易に嵌合して取り付けられることができる。なお、カバー部5に突出部が設けられ、ハウジング部4に係合部が設けられる構成であってもよい。また、カバー部5はハウジング部4に対してネジやボルト等の取付具によって取り付けられる構成であってもよい。カバー部5は、ハウジング部4に対するカバー部5の位置を規定する位置決め部531を有する。位置決め部531は、例えばハウジング側の位置決め穴部431に挿通される棒状の突出部として形成されている。
ケース部3は、カバー部5の端部とハウジング部4の端部とによって低圧配管71を挟んでシールする低圧配管シール部35を有する。低圧配管シール部35は、図5に示すように、カバー部5側の端部において低圧配管71と接触する部分である接触端部535と、ハウジング部4の端部において低圧配管71と接触する部分である接触端部435とを有する。2つの接触端部435、535は、半円形状に形成されている。2つの接触端部435、535は、ともに硬質材料で形成されている。カバー部5とハウジング部4とが嵌合した状態で、2つの接触端部435、535は、円形状の開口を形成する。この開口は、内径がインシュレータを取り付けられた低圧配管71の外径よりも小さくなるように形成されている。すなわち、カバー部5とハウジング部4とを嵌合させると、硬質材料で形成された2つの接触端部435、535によって、低圧配管71のインシュレータが全周で圧縮される。したがって、2つの接触端部435、535は、低圧配管71のインシュレータと全周で密着する。これにより、低圧配管シール部35は、低圧配管71とケース部3との間をシールする。
ケース部3は、カバー部5の端部とハウジング部4の端部とによって高圧配管72を挟んでシールする高圧配管シール部36を有する。高圧配管シール部36は、軟質材料で形成されている。高圧配管シール部36は、図6に示すように、低圧配管シール部35と同様に、半円形状に形成されたカバー部5側の接触端部536と、半円形状に形成されたハウジング部4側の接触端部436とを有する。ハウジング部4側の接触端部436は、弾性保持部412が支持部411における筒部411aの一部を覆いながら開口部410側まで一続きに延びて形成されている。カバー部5側の接触端部536は、カバー部5の硬質材料で形成された部分に軟質材料が二色成形によって一体に形成されることで形成されている。低圧配管シール部35と同様に、2つの接触端部436、536は、カバー部5とハウジング部4との嵌合によって、円形状の開口を形成する。この開口の内径は、高圧配管72の外形よりも小さくなるように形成されている。高圧配管シール部36は、例えば先端に向かって二股に分かれたU字形状を成す。高圧配管シール部36は、この二股に分かれた先端部分が高圧配管72の外周面と接触し弾性変形する。高圧配管シール部36は、この弾性変形によってケース部3と高圧配管72との間をシールする。
ケース部3は、カバー部5と溝部532およびハウジング部4の凸条部432、蒸発器8側のシール部421、低圧配管シール部35および高圧配管シール部36によって、密閉性を高めている。これにより、ケース部3の外部から空気が侵入することをより抑制することができる。ケース部3の外部から空気が容易に侵入可能であると、侵入した空気中に含まれる水蒸気がケース部3と膨張弁本体2との間に侵入し、膨張弁本体2に結露してしまう。ケース部3が外部に対して密閉性が高いと、外部から水蒸気を含む空気が侵入しない。このため、膨張弁本体2に結露する水蒸気は、ケース部3の内部に密閉された空気に含まれる水蒸気分のみとなり、結露する水分量を抑制することが可能となる。
次に、膨張弁装置1を空調ユニットに取り付ける際の取付方法について説明する。まずハウジング部4に収容された膨張弁本体2の蒸発器接続面26がジョイント部81と接続され、接続ブロック73によってまとめられた低圧配管71および高圧配管72が、開口部410から配管接続面25に接続される。その後、接続ブロック73、膨張弁本体2およびジョイント部81にボルトを挿通して固定する。これにより、膨張弁本体2が蒸発器8に固定され、空調ケース80に対して組み付けられた状態となり、膨張弁本体2に配管71、72が固定されて組み付けられた状態となる。このとき、ハウジング部4の底部42が、膨張弁本体2と空調ケース80とによって挟まれる。すなわち、開口部410が配管接続面25側に形成されていることで、ハウジング部4の底部42を膨張弁本体2と空調ケース80とによって挟み込むことができる。これにより、底部42に形成されたシール部421と空調ケース80との密着性が高まる。
その後、カバー部5をハウジング部4に対して取り付ける。すなわち、カバー部5の位置決め部531をハウジング部4の位置決め穴部431に挿通し、カバー部5の係合部をハウジング部4の突出部430に係止させる。このとき、位置決め部531と位置決め穴部431により、カバー部5の溝部532とハウジング部4の凸条部432とを確実に嵌合することができる。これにより、ケース部3の内部の空間は密閉され、外部の空気の内部空間への侵入が遮断される。
次に第1実施形態の膨張弁装置1がもたらす作用効果について説明する。膨張弁装置1は、車両用空調装置において蒸発器8を収納する空調ケース80の外部に設けられて、蒸発器8を通過する冷媒が流通する配管と接続される膨張弁装置である。膨張弁装置1は、冷媒を減圧する膨張弁本体2と、膨張弁本体2が収容されるケース部3とを備える。ケース部3は、膨張弁本体2が通過可能な開口部410が形成された、膨張弁本体2を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部41を有する。筒状部41は、弾性を有する材料で形成され、膨張弁本体2の全周を取り囲んで弾性変形による反力で膨張弁本体2を保持する弾性保持部412を有する。さらに筒状部41は、弾性保持部412よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部がケース部3の外側に露出した支持部411を有する。
これによれば、ケース部3は、配管71、72を支持しないで膨張弁本体2を弾性保持部412により保持する。したがって、膨張弁本体2をケース部3に収容した状態で配管71、72を接続できる。また、ケース部3は、一体に形成された筒状部41が有する弾性保持部412によって膨張弁本体2を保持する。したがって、弾性保持部412と膨張弁本体2とが十分に密着した状態で膨張弁装置1を組み付けることができる。さらに、組み付け時に剛性の高い支持部411における外部に露出した部分を保持できるため、安定して組み付けることができる。以上により、組付け性の向上が可能な膨張弁装置1を提供することができる。
ケース部3は、弾性保持部412と支持部411とによる二色成形品である。これによれば、ケース部3を、弾性保持部412と支持部411とが一体に形成された一体品として提供することができる。したがって、部品点数の増加を抑制することができる。
ケース部3は、空調ケース80と密着するシール部421を、蒸発器8における膨張弁本体2との接続部分であるジョイント部81の全周を取り囲むように有する。これによれば、ケース部3と空調ケース80との間隙をシールすることができる。したがって、この間隙から空気がケース部3の内部へと流入することを抑制できる。シール部421はケース部3と一体に形成されているため、空調ケース80と膨張弁装置1との間をシールするシール部材を新たに取り付ける必要がない。したがって、部品点数および作業工数を抑制することができる。
ケース部3は、開口部410を閉塞するカバー部5をさらに有する。これによれば、ケース部3は、カバー部5によって開口部410を閉塞されるため、開口部410から空気が侵入することを抑制できる。したがって、車室内にケース部3全体が設置される膨張弁装置1において、結露の発生をより確実に抑制することができる。
カバー部5は、配管を筒状部41の端部とともに挟み込み密着する低圧配管シール部35および高圧配管シール部36を有する。これによれば、配管71、72とケース部3との隙間をシールすることができる。したがって、ケース部3内への空気の侵入をさらに抑制することができる。すなわち、膨張弁本体2の結露の発生をより確実に抑制することができる。さらに、カバー部5をハウジング部4に取り付けるのみで配管71、72とケース部3との間をシールできるため、部品点数および作業工数を抑制することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の膨張弁装置1について図10を参照して説明する。第2実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
ハウジング部4は、ジョイント部81と密着するジョイントシール部422を有する。ジョイントシール部422は、特許請求の範囲における接続部分シール部に相当する。ジョイントシール部422は、底部開口420の端部の全周にわたって設けられている。ジョイントシール部422は、例えば硬質材料で形成された底部開口420の端部に二色成形で一体に設けられた軟質材料によって提供される。ジョイントシール部422は、その弾性によってジョイント部81の全周と密着する。ジョイントシール部422は、底部開口420とジョイント部81との間を密閉してケース部3の内部に空気が侵入することを抑制する。したがって、ジョイントシール部422を設ける場合は第1実施形態のシール部は設ける必要がない。または、密閉性をより高めるためにケース部3がシール部421およびジョイントシール部422の両方を有する構成であってもよい。
次に、第2実施形態の膨張弁装置1がもたらす作用効果について説明する。第2実施形態の膨張弁装置1は、蒸発器8における膨張弁本体2との接続部分であるジョイント部81と密着するジョイントシール部422を有する。これによれば、空調ケース80内部の蒸発器8が振動等により空調ケース80に対して位置が変位する場合でも、ジョイントシール部422のジョイント部81に対するシール位置は、ジョイント部81の変位に追従するため変位しない。すなわち、ジョイントシール部422はジョイント部81の常に同じ位置をシールできる。このため、シール性能をより高めることができる。したがって、外部の空気が底部開口420を通ってケース部3の内部に侵入することをより確実に抑制することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態の膨張弁装置1について図11および図12を参照して説明する。第3実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
図11に示すように第3実施形態の筒状部41は、支持部3411によって形成された筒部分の内周面に部分的に弾性保持部3412が設けられている。支持部3411は膨張弁本体2の全周を取り囲む筒状である。すなわち、第1実施形態の筒状部41が支持部411の筒部411aと弾性保持部412の筒部分とが結合した筒形状の外観を有しているのに対して、第3実施形態の筒状部41は、支持部3411の筒部のみで形成された筒形状の外観を有している。弾性保持部3412は、支持部3411の内周面に周方向において部分的に形成されており、圧縮による反力で膨張弁本体2を保持している。
図12に示すように、ハウジング部4は、膨張弁本体2の蒸発器接続面26と対向する底部42を有する。底部42は、例えば筒状部41の支持部3411と連続した材料で形成された硬質の部分と、弾性保持部3412と連続した材料で形成された軟質の部分とが二色成形で一体になっている。底部42は、蒸発器接続面26の流出開口部22aおよび流入開口部23aをハウジング部4の外部に露出する底部開口3420を有する。底部42の空調ケース80側の面には、シール部3421が形成されている。
シール部3421は、ゴム等の弾性を有する材料によって形成されている。シール部3421は、例えば弾性保持部3412と同じ材料である。シール部3421は、例えば底部42の硬質の部分に二色成形で一体に設けられている。または、シール部3421は筒状部41の弾性保持部3412から連続するように設けられていてもよい。シール部421は、第1実施形態におけるシール部421と同様に、底部開口3420の全周を囲むように設けられている。シール部3421は、膨張弁装置1が空調ケース80に取り付けられた際に、空調ケース80と全周にわたって密着する。これにより、シール部3421は、底部42側においてケース部3の外部と内部との間の空気の流通を阻止している。したがって、底部開口3420を介してケース部3の内部に外部の空気が流入することを阻止することができる。
第3実施形態の膨張弁装置1は、車両用空調装置において蒸発器8を収納する空調ケース80の外部に設けられて、蒸発器8を通過する冷媒が流通する配管と接続される膨張弁装置である。膨張弁装置1は、冷媒を減圧する膨張弁本体2と、膨張弁本体2が収容されるケース部3とを備える。ケース部3は、膨張弁本体2が通過可能な開口部410が形成された、膨張弁本体2を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部41を有する。筒状部41は、弾性を有する材料で形成され、膨張弁本体2の全周を取り囲んで弾性変形による反力で膨張弁本体2を保持する弾性保持部3412を有する。さらに筒状部41は、弾性保持部3412よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部がケース部3の外側に露出した支持部3411を有する。
これによれば、ケース部3は、配管71、72を支持しないで膨張弁本体2を弾性保持部3412により保持する。したがって、膨張弁本体2をケース部3に収容した状態で配管71、72を接続できる。また、ケース部3は一体に形成された筒状部41が有する弾性保持部3412によって膨張弁本体2を保持する。したがって、弾性保持部3412と膨張弁本体2とが十分に密着した状態で組み付けることができる。さらに、組み付け時に剛性の高い支持部3411における外部に露出した部分を保持できるため、安定して組み付けることができる。以上により、組付け性の向上が可能な膨張弁装置1を提供することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態の膨張弁装置1について図13〜図17を参照して説明する。第4実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。以下において、膨張弁装置1に収容された膨張弁本体2が細長く延びる方向を長手方向とし、長手方向に垂直でかつ蒸発器接続面26に平行に延びる方向を短手方向と表記する。
第4実施形態の膨張弁装置1は、底部4042の構成が第1実施形態と異なる。底部4042には、端面シール部423が形成されている。また、底部4042には、空調ケース80と接触する接触部427が形成されている。底部4042は、特許請求の範囲における対向壁部に相当する。端面シール部423は、膨張弁装置1の外部の空気が底部開口4420を介して膨張弁装置1の内部に流入することを抑制するためのシール部である。また、第4実施形態の膨張弁本体2は、その形状が第1実施形態と異なる。すなわち、膨張弁本体2のボディ部20が、短手方向の寸法が異なる2つの直方体を連結したような形状となっている。ここで、ダイアフラム部21に近い方の直方体形状における短手方向の寸法が大きくなっている。
図14に示すように、底部開口4420は、膨張弁本体2の蒸発器接続面26における蒸発器8に流入する冷媒が通過する開口である流出開口部22aと、蒸発器8を流出した冷媒が通過する開口である流入開口部23aとを囲むように形成された開口部である。換言すれば、底部開口4420は、蒸発器接続面26のうち少なくとも流出開口部22aおよび流入開口部23aを含む領域を外部に露出する。底部開口4420は、特許請求の範囲における対向壁開口部に相当する。蒸発器接続面26は、特許請求の範囲における端面部に相当する。
底部開口4420は、例えば短手方向において蒸発器接続面26の向かい合う外縁から外縁までを露出している。また、底部開口4420は、長手方向において流出開口部22aおよび流入開口部23aを挟みつつそれぞれの開口部22a、23aの近傍までを露出している。底部開口4420は、底部4042において長手方向に向かい合う一対の縁部によってその一部が形成されている。底部開口4420は、弾性保持部412において膨張弁本体2を挟んで短手方向に向かい合う一対の壁部412aの底部4042側の端部によってその一部が形成されている。底部開口4420は、例えば、空調ケース80側から平面視した際に角丸長方形状に形成されている。
一対の壁部412aは、筒状部41の弾性保持部412において膨張弁本体2の側面27と対向して接触する部分である。膨張弁本体2の側面27とは、蒸発器接続面26と交差する面である。側面27は、配管接続面25と蒸発器接続面26とをつなぐボディ部20の面である。
一対の壁部412aは、側部フレーム411bと膨張弁本体2との間の間隙を閉塞する閉塞部412bを有する。閉塞部412bは、例えば壁部412aの底部開口4420側の端部に設けられている。閉塞部412bは、側部フレーム411bを底面として筒状部41に形成された凹部を区画する部分の一部である。閉塞部412bは、この凹部を底部開口4420側で区画する部分である。閉塞部412bは、この凹部によって形成される側部フレーム411bと膨張弁本体2との間の空間が底部開口4420側に貫通することを禁止している。
したがって図17に示すように、配管接続面25から蒸発器接続面26に向かう方向における閉塞部412bが設けられている位置において、一対の壁部412aは一対の端面シール部423に挟まれた部分の全部にわたって膨張弁本体2の側面と接触している。閉塞部412bは、底部開口4420から側部フレーム411bと膨張弁本体2との間の間隙を通過して空気がケース部3内部に侵入することを防いでいる。
端面シール部423は、底部4042において底部開口4420を形成する一対の縁部に形成されている。端面シール部423は、底部開口4420における長手方向の両側に形成されている。端面シール部423は、底部開口4420の縁部からケース部3の内部に向かって突出するように形成されたシールリップである。端面シール部423は、弾性保持部412と同じ材料、例えばゴム材料で形成されており、弾性を有する。端面シール部423は、底部4042における樹脂材料で形成された部分と二色成形で一体である。端面シール部423は、底部4042におけるゴム材料で形成された部分と連続して形成されている。
端面シール部423は、膨張弁本体2の蒸発器接続面26と接触する。端面シール部423は、蒸発器接続面26との接触により弾性変形して蒸発器接続面26に密着することで、底部4042と蒸発器接続面26との間をシールする。端面シール部423は、ジョイント部81と干渉しないように、例えば円弧状に形成されている。図15および図16に示すように、端面シール部423は、一対の壁部412aの双方と連なって形成されている。換言すれば、端面シール部423は、弾性保持部412と連続した材料によって形成されている。
底部4042は、空調ケース80と接触する接触部427を有する。接触部427は、底部4042の空調ケース80と向かい合う側に形成された部分である。接触部427は、例えば底部の短手方向における中央に形成されている。接触部427は、端面シール部423と連なって形成されている。接触部427は、底部開口4420の縁部から長手方向に延びるように形成されている。接触部427は、その周囲よりも盛り上がるように形成された弾性の部分である。弾性部材は、膨張弁本体が空調ケース80に取り付けられた際に、空調ケース80に対して押し当てられるようにして接触する。接触部427は、その弾性によって空調ケース80と膨張弁装置1との間での振動の伝達を抑制することができる。なお、膨張弁装置1が接触部427を有さずに空調ケース80と全く接触することなくジョイント部81と接続されていてもよい。
次に、第4実施形態の膨張弁装置1がもたらす作用効果について説明する。ケース部3は、膨張弁本体2の蒸発器接続面26と接触して底部4042と蒸発器接続面26との間をシールする端面シール部423を有する。これによれば、膨張弁装置1は、端面シール部423によってケース部3の底部4042と膨張弁本体2の蒸発器接続面26との間をシールすることができる。すなわち、底部開口4420を介してケース部3の内部と外部との間を空気が流通することを抑制できる。したがって、空調ケース80やジョイント部81といった外部部材の形状に依ることのないシール構造を提供できる。これにより、膨張弁装置1の汎用性を向上することが可能となる。
端面シール部423は、弾性保持部412における膨張弁本体2を挟んで向かい合う一対の壁部412aに連なって形成されている。これによれば、蒸発器接続面26と接触する端面シール部423が、膨張弁本体2の側面27に接触する弾性保持部412の壁部412aに連なっているため、膨張弁本体2とケース部3との間の密着性を高めることができる。
(第5実施形態)
第5実施形態の膨張弁装置1について図18と図19を参照して説明する。第5実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。
第5実施形態の膨張弁装置1は、第4実施形態の端面シール部423と異なる構成の端面シール部5423を有する。図18に示すように、端面シール部5423は、底部5042における底部開口5420によってケース部3の外部に露出する領域を全周で取り囲むように設けられている。
端面シール部5423は、例えば底部開口5420の周縁の全周を縁取るように形成されたシールリップである。すなわち、端面シール部5423は、図19に示すように短手方向の両側においても膨張弁本体2の蒸発器接続面26と接触する。この構成であっても、端面シール部5423と膨張弁本体2との接触によって、底部4042と蒸発器接続面26との間をシールすることができる。すなわち、空調ケースやジョイント部といった外部部材の形状に依ることのないシール構造を提供できる。
また、端面シール部5423は、蒸発器接続面26における流出開口部22aを全周取り囲むように形成されている。これによれば、端面シール部5423が流出開口部22aを取り囲む全周で蒸発器接続面26と接触するため、蒸発器接続面26がケース部3の外部に露出する面積をより小さくすることができる。これにより、ケース部3の膨張弁本体2に対する断熱性をより向上することができる。
(第6実施形態)
第6実施形態の膨張弁装置1について図20、図21を参照して説明する。第6実施形態の膨張弁装置1は第3実施形態の変形例である。第6実施形態において、第3実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第3実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。
ケース部3は、図20および図21に示すように、端面シール部6423を有する。図20は、膨張弁本体2を取り外した状態のケース部3の断面図である。図21は、底部6042側から平面視した膨張弁装置1である。ケース部3において、底部開口6420は膨張弁本体2の側面を保持する一対の壁部6412aを有する弾性保持部6412と、壁部6412a同士をつなぐ端面シール部6423によって形作られている。より具体的には、ケース部3に形成された複数の弾性保持部6412のうち、短手方向に向かい合う一対の弾性保持部6412が、一対の壁部6412aを有する。
端面シール部6423は、両側面の弾性保持部6412と連なっている。換言すれば、端面シール部6423は両側面の弾性保持部6412と連続した材料で形成されている。このケース部3に膨張弁本体2を収容すると、膨張弁本体の蒸発器接続面26とケース部3の底部6042との間は端面シール部によってシールされる。また、膨張弁本体2の側面27は弾性保持部6412との密着によってシールされる。これにより、ケース部3の内部に底部開口6420を介して空気が流通可能になることを抑制することができる。この構成であっても、空調ケースやジョイント部といった外部部材の形状に依ることのないシール構造を提供できる。
(第7実施形態)
第7実施形態の膨張弁装置1について図22、図23を参照して説明する。第7実施形態の膨張弁装置1は、第6実施形態の変形例である。第7実施形態において、第6実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第6実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。
ケース部3は、図22、図23に示すように、第6実施形態の端面シール部6423とは異なる構成の端面シール部7423を有する。図22は、膨張弁本体2を取り外した状態のケース部3の断面図である。図23は、底部7042側から平面視した膨張弁装置1である。端面シール部7423は、底部開口7420の縁部の全周に設けられている。端面シール部7423は、例えば複数の弾性保持部7412のうち短手方向に向かい合う一対の弾性保持部7412に隣接するように設けられている。
端面シール部7423は、膨張弁本体2の蒸発器接続面26の底部開口7420によって露出する領域の全周を取り囲むように設けられる。端面シール部7423は、蒸発器接続面26における流出開口部22aおよび流入開口部23aを含む領域を全周取り囲んでいる。端面シール部7423は、その全周で膨張弁本体2の蒸発器接続面26と接触し、底部7042と蒸発器接続面26との間をシールする。この構成であっても、空調ケースやジョイント部といった外部部材の形状に依ることのないシール構造を提供できる。
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品、要素の組み合わせに限定されず、種々変形して実施することが可能である。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品、要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品、要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
上述の実施形態において、弾性保持部412、3412と支持部411、3411は二色成形によって一体に形成されているとしたが、別体に形成されていてもよい。例えば、筒状に形成された支持部の内周面に、弾性保持部としてゴムパッキン等を設けた構成であってもよい。また、第1実施形態において支持部411と弾性保持部412が別体で、かつ支持部411の側部フレーム411bおよび下面フレーム411cが、底部42と接続されていない構成であってもよい。この場合、例えば側部フレーム411bおよび下面フレーム411cを弾性保持部412に挿通することで支持部411を弾性保持部412に対して取り付ける。
上述の実施形態において、膨張弁装置1は、ダッシュパネル15から車室内に延びる配管71、72と接続されて車室内に設けられる構成であるとしたが、膨張弁装置1は、ダッシュパネル15と空調ケース80とに挟まれて設けられる構成であってもよい。例えば、ダッシュパネル15に形成された開口に膨張弁装置1が嵌め込まれ、膨張弁装置1の開口部410がエンジンルームに対して開口する構成であってもよい。この場合、ケース部3の内部の空間は、車室内に対して密閉されていればよく、エンジンルームに対して密閉されていなくてよい。すなわち、この構成の場合、開口部410を閉塞するカバー部を省略することができる。
上述に実施形態において、膨張弁装置1は、開口部410が配管接続面25側に設けられているとしたが、開口部が蒸発器接続面26側に設けられていてもよい。すなわち、膨張弁本体2が、2つの接続面25、26のうち配管接続面25が最初に開口部を通過してハウジング部4内に収容されるような構成であってもよい。
上述の実施形態において、膨張弁本体2と蒸発器8とは、蒸発器8が有するジョイント部81によって直接接続されているとした。これに代えて、蒸発器8と膨張弁本体2とが、配管によって間接的に接続されている構成であってもよい。この構成の場合、第2実施形態におけるジョイントシール部422は、この配管の外周面と密着する構成となる。
1…膨張弁装置、 2…膨張弁本体、 20…ボディ部、 21…ダイアフラム部、 22…流入通路、 22a…流出開口部、 23…流出通路、 23a…流入開口部、 25…配管接続面(接続面)、 26…蒸発器接続面(端面部)、 3…ケース部、 35…配管シール部(低圧配管シール部)、 36…配管シール部(高圧配管シール部)、 41…筒状部、 410…開口部、 411、3411…支持部、 411b…側部フレーム、 411c…下面フレーム、 412、3412、6412、7412…弾性保持部、 412a、6412a…壁部、 42、4042、5042…底部(対向壁部)、 420、3420、4420、5420、6420、7420…底部開口(対向壁開口部)、 421、3421…シール部、 423、5423、6423、7423…端面シール部、 422…ジョイントシール部(接続部分シール部)、 435、436…端部(接触端部)、 5…カバー部、 535、536…端部(接触端部)、 71…低圧配管(配管)、 72…高圧配管(配管)、 8…蒸発器、 80…空調ケース、 81…ジョイント部(接続部分)。

Claims (21)

  1. 車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、蒸発器(8)を通過する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、
    前記冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、
    前記膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、
    を備え、
    前記ケース部は、
    前記膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、前記膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部(41)を有し、
    前記筒状部は、
    弾性を有する材料で形成され、前記筒状部の軸方向に延び、前記膨張弁本体の全周を取り囲んで弾性変形による反力で前記膨張弁本体を保持する弾性保持部(412)と、
    前記弾性保持部よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部が前記ケース部の外側に露出した、前記弾性保持部を支持する支持部(411)と、
    を有し、
    前記支持部は、前記膨張弁本体の両側部において前記筒状部が延びる方向にそれぞれ延びる複数の側部フレーム(411b)を有し、
    複数の前記側部フレームは、前記弾性保持部と前記膨張弁本体との間に設けられている膨張弁装置。
  2. 車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、蒸発器(8)を通過する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、
    前記冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、
    前記膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、
    を備え、
    前記ケース部は、
    前記膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、前記膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部(41)を有し、
    前記筒状部は、
    弾性を有する材料で形成され、前記膨張弁本体の全周を取り囲んで弾性変形による反力で前記膨張弁本体を保持する弾性保持部(412)と、
    前記弾性保持部よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部が前記ケース部の外側に露出した、前記弾性保持部を支持する支持部(411)と、
    を有し、
    前記支持部は、前記膨張弁本体の両側部において前記筒状部が延びる方向にそれぞれ延びる複数の側部フレーム(411b)を有し、
    複数の前記側部フレームは、前記弾性保持部と前記膨張弁本体との間に設けられている膨張弁装置。
  3. 前記支持部は、前記膨張弁本体の下面を覆うように前記筒状部が延びる方向に延びる下面フレーム(411c)を有し、
    前記下面フレームは、前記弾性保持部の内部に設けられている請求項1または請求項2に記載の膨張弁装置。
  4. 車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、蒸発器(8)を通過する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、
    前記冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、
    前記膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、
    を備え、
    前記ケース部は、
    前記膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、前記膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部(41)を有し、
    前記筒状部は、
    弾性を有する材料で形成され、前記筒状部の軸方向に延び、前記膨張弁本体の全周を取り囲んで弾性変形による反力で前記膨張弁本体を保持する弾性保持部(412)と、
    前記弾性保持部よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部が前記ケース部の外側に露出した、前記弾性保持部を支持する支持部(411)と、
    を有し、
    前記支持部は、前記膨張弁本体の下面を覆うように前記筒状部が延びる方向に延びる下面フレーム(411c)を有し、
    前記下面フレームは、前記弾性保持部の内部に設けられている膨張弁装置。
  5. 車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、蒸発器(8)を通過する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、
    前記冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、
    前記膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、
    を備え、
    前記ケース部は、
    前記膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、前記膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部(41)を有し、
    前記筒状部は、
    弾性を有する材料で形成され、前記膨張弁本体の全周を取り囲んで弾性変形による反力で前記膨張弁本体を保持する弾性保持部(412)と、
    前記弾性保持部よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部が前記ケース部の外側に露出した、前記弾性保持部を支持する支持部(411)と、
    を有し、
    前記支持部は、前記膨張弁本体の下面を覆うように前記筒状部が延びる方向に延びる下面フレーム(411c)を有し、
    前記下面フレームは、前記弾性保持部の内部に設けられている膨張弁装置。
  6. 前記ケース部は、前記空調ケースと密着するシール部(421)を備え、
    前記シール部は、前記蒸発器における前記膨張弁本体との接続部分(81)の全周を取り囲むように設けられている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の膨張弁装置。
  7. 前記ケース部は、前記蒸発器における前記膨張弁本体との接続部分(81)と密着する接続部分シール部(422)を有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の膨張弁装置。
  8. 前記ケース部は、
    前記蒸発器へと流入する前記冷媒が流出する流出開口部(22a)が形成された前記膨張弁本体における面である端面部(26)と対向する対向壁部(4042、5042)と、
    前記端面部の前記流出開口部を前記ケース部の外部に露出させるように前記対向壁部に形成された対向壁開口部(4420、5420)と、
    前記対向壁部に設けられて前記端面部と接触して前記対向壁部と前記端面部との間をシールする端面シール部(423、5423)と、
    を有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の膨張弁装置。
  9. 車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、蒸発器(8)を通過する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、
    前記冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、
    前記膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、
    を備え、
    前記ケース部は、
    前記蒸発器へと流入する前記冷媒が流出する流出開口部(22a)が形成された前記膨張弁本体における面である端面部(26)と対向する対向壁部(4042、5042)と、
    前記端面部の前記流出開口部を前記ケース部の外部に露出させるように前記対向壁部に形成された対向壁開口部(4420、5420)と、
    前記対向壁部に設けられて前記端面部と接触して前記対向壁部と前記端面部との間をシールする端面シール部(423、5423)と、
    前記膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、前記膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部(41)と、を有し、
    前記筒状部は、
    弾性を有する材料で形成され、前記筒状部の軸方向に延び、前記膨張弁本体の全周を取り囲んで弾性変形による反力で前記膨張弁本体を保持する弾性保持部(412)と、
    前記弾性保持部よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部が前記ケース部の外側に露出した、前記弾性保持部を支持する支持部(411)と、
    を有する膨張弁装置。
  10. 車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、蒸発器(8)を通過する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、
    前記冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、
    前記膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、
    を備え、
    前記ケース部は、
    前記蒸発器へと流入する前記冷媒が流出する流出開口部(22a)が形成された前記膨張弁本体における面である端面部(26)と対向する対向壁部(4042、5042)と、
    前記端面部の前記流出開口部を前記ケース部の外部に露出させるように前記対向壁部に形成された対向壁開口部(4420、5420)と、
    前記対向壁部に設けられて前記端面部と接触して前記対向壁部と前記端面部との間をシールする端面シール部(423、5423)と、
    前記膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、前記膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体に形成されている筒状部(41)と、
    を有し、
    前記筒状部は、
    弾性を有する材料で形成され、前記膨張弁本体の全周を取り囲んで弾性変形による反力で前記膨張弁本体を保持する弾性保持部(412)と、
    前記弾性保持部よりも剛性の高い材料で形成され、少なくとも一部が前記ケース部の外側に露出した、前記弾性保持部を支持する支持部(411)と、
    を有する膨張弁装置。
  11. 前記端面シール部は、前記弾性保持部における前記膨張弁本体を挟んで向かい合う一対の壁部(412a)に連なって形成されている請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の膨張弁装置。
  12. 前記端面シール部は、前記端面部における前記流出開口部を取り囲むように前記対向壁部と前記端面部との間をシールする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の膨張弁装置。
  13. 前記ケース部は、前記弾性保持部と前記支持部とによる二色成形品である請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の膨張弁装置。
  14. 前記膨張弁本体は、前記配管が接続される接続面(25)を有し、
    前記ケース部の前記開口部は、前記接続面側に形成されている請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の膨張弁装置。
  15. 前記ケース部は前記開口部を閉塞するカバー部(5)をさらに有する請求項14に記載の膨張弁装置。
  16. 前記ケース部は、前記配管の外周面に密着する配管シール部(35、36)を有し、
    前記配管シール部は、
    前記外周面と密着する前記筒状部の端部(435、436)と、
    前記外周面と密着し、前記筒状部の前記端部とともに前記配管を挟み込む前記カバー部の端部(535、536)と、
    を有する請求項15に記載の膨張弁装置。
  17. 前記支持部は樹脂材料で形成されており、
    前記弾性保持部はゴム材料で形成されている請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の膨張弁装置。
  18. 前記膨張弁本体は、ダイアフラム部(21)と、前記蒸発器に流入する前記冷媒が通過する流入通路(22)および前記蒸発器から流出した前記冷媒が通過する流出通路(23)が形成されたボディ部(20)と、を有し、
    前記弾性保持部は、少なくとも前記ダイアフラム部および前記ボディ部の前記流出通路を取り囲む部分を保持する請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の膨張弁装置。
  19. 車両用空調装置において蒸発器を収納する空調ケース(80)の外部に設けられて、前記蒸発器および前記蒸発器に流入する冷媒が流通する配管(71、72)と接続される膨張弁装置であって、
    前記冷媒を減圧する膨張弁本体(2)と、
    前記膨張弁本体が収容されるケース部(3)と、
    を備え、
    前記ケース部は、
    前記蒸発器へと流入する前記冷媒が流出する流出開口部(22a)が形成された前記膨張弁本体における面である端面部(26)と対向する対向壁部(6042、7042)と、
    前記対向壁部に形成されて前記端面部の前記流出開口部を含む領域を前記ケース部の外部に露出させる対向壁開口部(6420、7420)と、
    前記膨張弁本体が通過可能な開口部(410)が形成された、前記膨張弁本体を取り囲む全周にわたって一体である筒状部(41)と、
    前記蒸発器と接続されている部分において前記ケース部の内部と外部との間の空気の流通を阻止するシール部(6423、7423)と、
    を有し、
    前記シール部(6423、7423)は、
    前記対向壁部に設けられて前記端面部と接触して前記対向壁部と前記端面部との間をシールする端面シール部であって、
    前記筒状部は、
    弾性を有する材料で形成され、弾性変形による反力で前記膨張弁本体を保持する弾性保持部(3412、6412、7412)と、
    前記弾性保持部よりも剛性の高い材料で前記膨張弁本体の全周を取り囲んで形成され、
    前記弾性保持部を支持し、少なくとも一部が前記ケース部の外側に露出した支持部(3411)と、
    を有する膨張弁装置。
  20. 前記端面シール部(6423)は、前記弾性保持部における前記膨張弁本体を挟んで向かい合う一対の壁部(6412a)に連なって形成されている請求項19に記載の膨張弁装置。
  21. 前記端面シール部(7423)は、前記端面部において前記流出開口部を取り囲むように形成されている請求項20に記載の膨張弁装置。
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