JP6700865B2 - 籾摺りロールおよび該籾摺りロールの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、籾摺りロールおよび該籾摺りロールの製造方法に関する。
心材部の表面にゴム層を有する籾摺りロールが取り付けられた農業用脱穀機が、米等の脱穀に用いられている(たとえば、特許文献1)。該ゴムとしては、ニトリルゴム(NBR)やスチレンブタジエンゴム(SBR)などが用いられている(たとえば、特許文献2)。
しかし、ゴムは使用により摩耗、劣化しやすいため、より優れた耐摩耗性および耐久性を有し、長期に渡って使用できるゴム層および該ゴム層を有する籾摺りロールの研究が種々されている(たとえば、非特許文献1および特許文献1)。
通常、ゴムの耐摩耗性の改善には、各種の補強材を適宜配合してなされるが、最も耐摩耗性の改良効果が高いと考えられるのはカーボンブラックである。しかし、米の脱穀という用途を考えると、黒色異物となる可能性があるカーボンブラックの使用は好ましくなく、市場からは、カーボンブラックを配合せずとも、耐摩耗性に優れる籾摺りロールが要求されている。
また、ゴム層として、熱可塑性ウレタンゴム組成物の硬化物も用いられている(特許文献3)。しかし、該硬化物からなる層では耐久性が悪く、水分による加水分解により劣化しやすいとの問題を有する。
特開2001−29809号公報 特開平04−203518号公報 特開2015−202480号公報
日本ゴム協会誌、もみすり用ゴムロールの摩耗、今瀬一郎著、第44巻、第2号(1971年)、187〜194頁
カーボンブラックを含むゴムの代替として、その他のフィラーを含むゴム、特に、比較的耐摩耗性に優れることから、シリカ配合のゴムが検討されている。しかし、シリカは、ゴム中において分散性が劣るため、シリカ配合のゴムは成形性が悪く、該ゴムでは十分な耐摩耗性を有する籾摺りロールを得ることができなかった。
本発明は、上記のような従来技術に伴う問題を解決しようとするものであって、ゴムに対するフィラー、特にシリカの分散性を改良し、耐摩耗性に優れ、さらに、耐久性にも優れ、長期に渡って使用することができるゴム層を表面に有する籾摺りロールの提供を目的とする。
本発明者らは、上記課題を達成するために鋭意研究を重ねた結果、エチレン含量が非常に高く、高硬度の特定のエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体をフィラーと共に配合することによりフィラーの分散性を改良でき、それにより成形性が向上するため、耐摩耗性および耐久性に優れるゴム層を好適に得られ、該ゴム層を籾摺りロールの表面に用いることで耐摩耗性および耐久性に優れる籾摺りロールを長期に渡って使用することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の籾摺りロールは、
表面にゴム層を有する籾摺りロールであり、
該ゴム層が、
下記要件(A−1)および(A−2)を満たすエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)を0〜99重量部と、
下記要件(B−1)および(B−2)を満たすエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(B)を1〜100重量部と(ただし、共重合体(A)と共重合体(B)の合計を100重量部とする)、
下記要件(C−1)を満たすフィラー(C)(ただし、カーボンブラックを除く)を、共重合体(A)と共重合体(B)の合計100重量部に対して、1〜100重量部とを含有する組成物からなることを特徴とする。
(A−1)エチレン(E)に由来する構成単位を40〜70重量%で含む。
(A−2)ASTM D 1646に準じて測定して得られた、100℃におけるムーニー粘度ML(1+4)(100℃)が1〜50である。
(B−1)エチレン(E)に由来する構成単位を、70重量%を超えて99重量%以下で含む。
(B−2)ASTM D 1646に準じて測定して得られた、100℃におけるムーニー粘度ML(1+4)(100℃)が1〜90である。
(C−1)平均粒子径が10μm〜50μmである。
前記組成物が、さらに架橋剤(D)を含有することが好ましい。
前記架橋剤(D)が加硫剤であり、該加硫剤を、前記共重合体(A)と前記共重合体(B)の合計100重量部に対して、0.1〜20重量部含有することが好ましい。
前記ゴム層のJIS K6253に準拠して測定したデュロメーターA硬度が10〜100であることが好ましい。
本発明の籾摺りロールの製造方法は
表面にゴム層を有する籾摺りロールの製造方法であり、
該製造方法が、
下記要件(A−1)および(A−2)を満たすエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)を0〜99重量部と、
下記要件(B−1)および(B−2)を満たすエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(B)を1〜100重量部と(ただし、共重合体(A)と共重合体(B)の合計を100重量部とする)、
下記要件(C−1)を満たすフィラー(C)(ただし、カーボンブラックを除く)を、共重合体(A)と共重合体(B)の合計100重量部に対して、1〜100重量部とを含有する組成物を、架橋剤(D)の存在下で架橋してゴム層を得る工程を含むことを特徴とする。
(A−1)エチレン(E)に由来する構成単位を40〜70重量%で含む。
(A−2)ASTM D 1646に準じて測定して得られた、100℃におけるムーニー粘度ML(1+4)(100℃)が1〜50である。
(B−1)エチレン(E)に由来する構成単位を、70重量%を超えて99重量%以下で含む。
(B−2)ASTM D 1646に準じて測定して得られた、100℃におけるムーニー粘度ML(1+4)(100℃)が1〜90である。
(C−1)平均粒子径が10μm〜50μmである。
本発明によれば、エチレン含量が非常に高く、高硬度のエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体をフィラーと共に配合することにより、フィラーの分散性を改良でき、耐摩耗性および耐久性に非常に優れ、長期に渡って使用することができるゴム層を表面に有する籾摺りロールを提供できる。
[籾摺りロール]
以下、本発明の表面にゴム層を有する籾摺りロールおよび該籾摺りロールの製造方法について具体的に説明する。
〔ゴム層〕
本発明の籾摺りロールは、心材部の表面にゴム層を有する。該ゴム層は、特定のエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)と、特定のエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(B)と、特定のフィラー(C)(ただし、カーボンブラックを除く)とを、それぞれ特定量で含有する組成物からなる。また、該ゴム層は、該組成物を架橋剤(D)の存在下で架橋して得られる架橋物からなることが好ましい。
(エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A))
本発明に係るエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)は、エチレンから導かれる構成単位と、炭素数3以上、好ましくは炭素数3〜20のα−オレフィンから導かれる構成単位と、非共役ポリエンから導かれる構成単位を含み、下記要件(A−1)および(A−2)を満たす共重合体ゴムである。該共重合体(A)は、下記要件(A−1)〜(A−3)を満たすことが好ましい。
該共重合体(A)は、1種単独で用いてもよいし、2種類以上組み合わせて用いてもよい。該共重合体(A)は、本発明の効果を奏する限り、トランス体やシス体など、構造異性体に何ら限定されない。
α−オレフィンとしては、具体的には、プロピレン、1-ブテン、4-メチルペンテン-1、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン、1-ノネン、1-デセン、1-ウンデセン、1-ドデセン、1-トリデセン、1-テトラデセン、1-ペンタデセン、1-ヘキサデセン、1-ヘプタデセン、1-ノナデセン、1-エイコセン、9-メチルデセン-1、11-メチルドデセン-1および12-エチルテトラデセン-1などが挙げられる。なかでも、炭素原子数3〜10のα−オレフィンが好ましく、プロピレン、1-ブテン、4-メチルペンテン-1、1-ヘキセンおよび1-オクテンがより好ましく、特にプロピレンが好ましい。
これらα-オレフィンは、単独で、または2種以上組み合わせて用いられる。
また、非共役ポリエンとしては、具体的には、1,4-ヘキサジエン、3-メチル-1,4-ヘキサジエン、4-メチル-1,4-ヘキサジエン、5-メチル-1,4-ヘキサジエン、4,5-ジメチル-1,4-ヘキサジエン、7-メチル-1,6-オクタジエン、8-メチル-4-エチリデン-1,7-ノナジエンおよび4-エチリデン-1,7-ウンデカジエン等の鎖状非共役ジエン;メチルテトラヒドロインデン、5-エチリデン-2-ノルボルネン、5-メチレン-2-ノルボルネン、5-イソプロピリデン-2-ノルボルネン、5-ビニリデン-2-ノルボルネン、6-クロロメチル-5-イソプロペニル-2-ノルボルネン、5-ビニル-2-ノルボルネン、5-イソプロペニル-2-ノルボルネン、5-イソブテニル-2-ノルボルネン、シクロペンタジエンおよびノルボルナジエン等の環状非共役ジエン;2,3-ジイソプロピリデン-5-ノルボルネン、2-エチリデン-3-イソプロピリデン-5-ノルボルネン、2-プロペニル-2,2-ノルボルナジエン、4-エチリデン-8-メチル-1,7-ノナジエン等のトリエンなどが挙げられる。なかでも、1,4−ヘキサジエン、5-エチリデン-2-ノルボルネン、5-ビニル-2-ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネンおよび5−ビニル−2−ノルボルネンの混合物が好ましく、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−ビニル−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネンおよび5−ビニル−2−ノルボルネンの混合物がより好ましい。
これらの非共役ポリエンは、単独で、または2種類以上組み合わせて用いられる。
・要件(A−1)
該共重合体(A)は、エチレン(E)に由来する構成単位を通常40〜70重量%、好ましくは43〜65重量%、より好ましくは45〜55重量%で含み、α−オレフィン(O)に由来する構造単位を通常30〜60重量%、好ましくは35〜57重量%、より好ましくは45〜55重量%で含む(ただし、エチレン(E)に由来する構成単位とα−オレフィン(O)に由来する構造単位を100重量%とする)。非共役ポリエン(P)に由来する構造単位は、エチレン(E)に由来する構成単位とα−オレフィン(O)に由来する構造単位100重量%に対して、通常1.0〜20.0重量%であり、好ましくは3.0〜15.0重量%であり、より好ましくは4.0%〜14.0重量%の量で含まれる。上記範囲にあると、物性と生産効率のため好ましい。
該共重合体(A)の組成は、たとえば、ASTM D 3900およびASTM D 6047に準拠して、13C−NMRなどを用いて測定できる。
・要件(A−2)
該共重合体(A)は、ASTM D 1646に準じて測定して得られた、100℃におけるムーニー粘度ML(1+4)(100℃)が、通常1〜50、より好ましくは10〜50、さらに好ましくは30を超えて50以下の範囲にある。ムーニー粘度が上記範囲にあると、良加工性を示すため好ましい。
・要件(A−3)
該共重合体(A)は、135℃、デカリン中で測定される極限粘度〔η〕が、通常1.0〜5.0dl/g、好ましくは1.0〜4.0dl/gである。
該共重合体(A)の具体例としては、エチレン・プロピレン・5-エチリデン-2-ノルボルネンランダム共重合体、エチレン・プロピレン・5-エチリデン-2-ノルボルネン・5-ビニル-2-ノルボルネンランダム共重合体などを例示することができる。
(エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(B))
本発明に係るエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(B)は、エチレンから導かれる構成単位と、炭素数3以上、好ましくは炭素数3〜20のα−オレフィンから導かれる構成単位と、非共役ポリエンから導かれる構成単位を含み、下記要件(B−1)および(B−2)を満たす共重合体ゴムである。該共重合体(B)は、下記要件(B−1)〜(B−3)を満たすことが好ましい。
該共重合体(B)は、1種単独で用いてもよいし、2種類以上組み合わせて用いてもよい。該共重合体(B)は、本発明の効果を奏する限り、トランス体やシス体など、構造異性体に何ら限定されない。
α−オレフィンとしては、前記共重合体(A)で例示したものが挙げられる。α-オレフィンは、単独で、または2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、炭素原子数3〜10のα−オレフィンが好ましく、プロピレン、1-ブテン、4-メチルペンテン-1、1-ヘキセンおよび1-オクテンがより好ましく、特にプロピレンが好ましい。
非共役ポリエンとしては、前記共重合体(A)で例示したものが挙げられる。非共役ポリエンは、単独で、または2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、1,4−ヘキサジエン、5-エチリデン-2-ノルボルネン、5-ビニル-2-ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネンおよび5−ビニル−2−ノルボルネンの混合物が好ましく、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−ビニル−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネンおよび5−ビニル−2−ノルボルネンの混合物がより好ましい。
・要件(B−1)
該共重合体(B)は、エチレン(E)に由来する構成単位を、通常70重量%を超えて99重量%以下、好ましくは70〜90重量%、より好ましくは70〜85重量%で含み、α−オレフィン(O)に由来する構造単位を通常1重量%以上30重量%未満、好ましくは10〜30重量%、より好ましくは15〜30重量%で含む(ただし、エチレン(E)に由来する構成単位とα−オレフィン(O)に由来する構造単位を100重量%とする)。非共役ポリエン(P)に由来する構造単位は、エチレン(E)に由来する構成単位とα−オレフィン(O)に由来する構造単位100重量%に対して、通常1.0〜20.0重量%であり、好ましくは3.0〜15.0重量%、より好ましくは4.0〜14.0重量%の量で含まれる。上記範囲にあると、物性と生産効率のため好ましい。
該共重合体(B)の組成は、たとえば、ASTM D 3900およびASTM D 6047に準拠して、13C−NMRなどを用いて測定できる。
・要件(B−2)
該共重合体(B)は、ASTM D 1646に準じて測定して得られた、100℃におけるムーニー粘度ML(1+4)(100℃)が、通常1〜90、より好ましくは1〜60、さらに好ましくは1〜30の範囲にある。ムーニー粘度が上記範囲にあると、良加工性および良物性を示すため好ましい。
・要件(B−3)
該共重合体(B)は、135℃、デカリン中で測定される極限粘度〔η〕が、通常1.0〜5.0dl/g、好ましくは1.0〜4.0dl/gである。
該共重合体(B)の具体例としては、エチレン・プロピレン・5-エチリデン-2-ノルボルネンランダム共重合体、エチレン・プロピレン・5-エチリデン-2-ノルボルネン・5-ビニル-2-ノルボルネンランダム共重合体などを例示することができる。
(共重合体(A)および共重合体(B)の製造方法)
該共重合体(A)および該共重合体(B)は、たとえば、チーグラーナッタ触媒やメタロセン触媒など公知の重合用触媒を用いて製造することができる。重合方法としても特に限定されず、溶液重合、懸濁重合、バルク重合法などの液相重合法、気相重合法、その他公知の重合方法で行うことができる。また、これらの共重合体は、本発明の効果を奏する限り限定されず、市販品としても入手可能である。市販品としては、たとえば、エクソンモービル社製のVistalon(登録商標)、住友化学(株)社製のエスプレン(登録商標)、三井化学(株)社製の三井EPT(登録商標)が挙げられる。
(フィラー(C))
本発明に係る組成物に含まれる成分の一つであるフィラー(C)は、SRF、GPF、FEF、MAF、HAF、ISAF、SAF、FT、MT等のカーボンブラックと異なり、下記要件(C−1)を満たす限り、通常、合成ゴムの補強材として使用されているものを用いることができる。該フィラー(C)は、下記要件(C−1)〜(C−2)を満たすことが好ましい。
・要件(C−1)
該フィラーは、平均粒子径が、通常10〜50μmであり、好ましくは分散性と物性のバランスの理由から、20〜40μmである。本発明において、平均粒子径とは、レーザー回折式粒度分布測定装置(レーザー回折・散乱法に基づく粒度分布測定装置)を用いて測定した積分分布曲線から求めた50%相当粒子径d50を意味する。
フィラー(C)としては、シリカ、活性化炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、微粉タルク、微粉ケイ酸、タルク、クレー、ケイ酸カルシウム、カオリン、タルク、ケイソウ土、雲母粉、アスベスト、アルミナ、硫酸バリウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、二硫化モリブデン、グラファイト、ガラス繊維、ガラス球、シラスバルーン、塩基性硫酸マグネシウムウィスカー、チタン酸カルシウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカーなどや、これらの無機物の表面をシランカップリング剤等で処理したものを用いることができる。米の脱穀という用途を考えると、カーボンブラックなどの黒色や呈色を有するフィラーの使用は好ましくなく、シリカ、活性化炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウムなどの白色の色調を有するフィラーが好ましい。これらの中でも、優れた分散性を得ることができ、カーボンブラックと同定度の耐摩耗性を得ることができる点から、シリカがより好ましい。
・要件(C−2)
フィラー(C)の比表面積は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、通常5〜120m2/gであることが好ましい。本発明においては、剛性向上の効果から、シリカを好ましく用いることができる。
〔組成物〕
本発明に係る組成物は、該共重合体(A)を通常0〜99重量部、好ましくは0〜90重量部、より好ましくは0〜60重量部、さらにより好ましくは加工性の理由から0〜50重量部と、該共重合体(B)を通常1〜100重量部、好ましくは10〜100重量部、より好ましくは40〜100重量部、さらにより好ましくは、より高い硬度とフィラーに対するより良好な分散性が得られる理由から50〜100重量部を含有する(ただし、共重合体(A)と共重合体(B)の合計を100重量部とする)。また、該組成物は、フィラー(C)を、該共重合体(A)と該共重合体(B)の合計100重量部に対して、通常1〜100重量部、好ましくは30〜100重量部、より好ましくは高硬度を達成するとの理由から40〜100重量部を含有する。
本発明に係る組成物では、エチレン含量が非常に高く、高硬度の特定の共重合体(B)に対して、好ましくは該共重合体(B)および該共重合体(A)に対して、該フィラー(C)が上記範囲で含まれるため、該組成物中のファラー(C)の分散性が顕著に改良され、さらに、成形性も向上する。そのため、該組成物からなるゴム層は、硬度が高いだけでなく、フィラー(C)が良好に分散することで耐摩耗性および耐久性に優れる。該ゴム層を籾摺りロールの表面に用いることで、耐摩耗性に優れ、さらに、耐久性にも優れ、長期に渡って使用することができる籾摺りロールが得られる。本発明によれば、該籾摺りロールを備えてなる農業用脱穀機が好適に得られる。
この理由は定かではないが、通常、シリカなどのフィラー(C)を配合すると室温ではゴム層の硬度が高くなるが、エチレン含量が非常に高く、高硬度の特定の共重合体(B)をフィラー(C)と共に配合することで、混練時の粘度を低下させることができ、フィラー(C)、特にシリカの分散性を改良できるためと考えられる。そのため、特に耐摩耗性が向上し、さらに、耐久性に優れるゴム層が得られると考えられる。
共重合体(B)の配合量が1重量部未満の組成物は、十分な耐摩耗性が得られないおそれがある。
エチレン含量が中程度の共重合体(A)を配合すると、加工性に優れるため好ましい。
フィラー(C)の配合量が、1重量部未満の組成物では、所望の効果を得られず、加硫して得られるゴム層の剛性、機械的強度が劣るおそれがある。フィラー(C)の配合量が100重量部を超える組成物は、混練加工性が悪く、また加硫して得られるゴム層のゴム弾性、機械強度等が低下するおそれがある。
(架橋剤(D))
本発明に係る組成物には、該共重合体(A)、該共重合体(B)およびフィラー(C)に加え、架橋剤(D)を配合してもよい。架橋の際に使用される架橋剤としては、イオウ、イオウ化合物などの加硫剤や、有機過酸化物が挙げられる。該架橋剤は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、該共重合体(A)および該共重合体(B)の合計100重量部に対して、好ましくは0.1〜20重量部であり、より好ましくは0.3〜5重量部の割合で配合される。
本発明では、有機過酸化物に比して臭気が少ないため作業性に優れ、良好に加工できるとの理由から、加硫剤が好ましい。
・加硫剤
架橋剤の一つとして、加硫の際に使用される加硫剤としては、イオウ、イオウ化合物が挙げられる。イオウとしては、具体的には、粉末イオウ、沈降イオウ、コロイドイオウ、表面処理イオウ、不溶性イオウなどが挙げられる。
イオウ化合物としては、具体的には、塩化イオウ、二塩化イオウ、高分子多硫化物などが挙げられる。また、加硫温度で活性イオウを放出して加硫するイオウ化合物、たとえばモルフォリンジスルフィド、アルキルフェノ−ルジスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド、ジメチルジチオカルバミン酸セレンなども使用することができる。中でもイオウが好ましく用いられる。これらイオウ、イオウ化合物は、1種または2種以上組み合わせて用いられる。
イオウ、イオウ化合物は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、該共重合体(A)および該共重合体(B)の合計100重量部に対して、通常0.1〜20重量部、好ましくは0.1〜10重量部、より好ましくは0.3〜5重量部の割合で用いられるが、要求される物性に応じて適宜最適量を決定することが望ましい。また、加硫剤としてイオウ、イオウ化合物を使用するときは、加硫促進剤を併用することが好ましい。
・加硫促進剤
加硫促進剤としては、具体的には、N-シクロヘキシル-2- ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N-オキシジエチレン-2- ベンゾチアゾ−ルスルフェンアミド、N,N-ジイソプロピル-2- ベンゾチアゾ−ルスルフェンアミドなどのスルフェンアミド系化合物;2-メルカプトベンゾチアゾール、2-(2',4'-ジニトロフェニル)メルカプトベンゾチアゾール、2-(4'- モルホリノジチオ)ベンゾチアゾール、ジ-2-ジベンゾチアジルジスルフィド(MBTS)等のチアゾール系化合物;ジフェニルグアニジン、ジオルソトリルグアニジン、ジオルソニトリルグアニジン、オルソニトリルバイグアナイド、ジフェニルグアニジンフタレート等のグアニジン化合物;アセトアルデヒド- アニリン反応物、ブチルアルデヒド- アニリン縮合物、ヘキサメチレンテトラミン、アセトアルデヒドアンモニア等のアルデヒドアミンまたはアルデヒド−アンモニア系化合物;2-メルカプトイミダゾリン等のイミダゾリン系化合物;チオカルバニリド、ジエチルチオユリア、ジブチルチオユリア、トリメチルチオユリア、ジオルソトリルチオユリア等のチオユリア系化合物;テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、ペンタメチレンチウラムテトラスルフィド等のチウラム系化合物;ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジ-n-ブチルジチオカルバミン酸亜鉛(ZnBDC)、エチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸セレン、ジメチルジチオカルバミン酸テルル等のジチオ酸塩系化合物;ジブチルキサントゲン酸亜鉛等のザンテート系化合物;亜鉛華(酸化亜鉛)等の化合物を挙げることができる。
これらの加硫促進剤は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、該共重合体(A)および該共重合体(B)の合計100重量部に対して、通常0.1〜20重量部、好ましくは0.2〜10重量部の割合で用いられるが、要求される物性に応じて適宜最適量を決定することが望ましい。
・有機過酸化物
架橋剤の一つである有機過酸化物としては、通常ゴムの過酸化物加硫に使用されるものであればよい。具体的には、ジクミルパーオキサイド、ジ-t-ブチルパーオキサイド、ジ-t-ブチルパーオキシ-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、t-ブチルヒドロパーオキサイド、t-ブチルクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルパーオキシン)ヘキシン-3、2,5-ジメチル-2,5-ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5-モノ(t-ブチルパーオキシ)-ヘキサン、α,α'-ビス(t-ブチルパーオキシ-m-イソプロピル)ベンゼンなどが挙げられる。中でも、ジクミルパーオキサイド、ジ-t-ブチルパーオキサイド、ジ-t-ブチルパーオキシ-3,3,5-トリメチルシクロヘキサンが好ましく用いられる。これらの有機過酸化物は、1種または2種以上組み合わせて用いられる。
有機過酸化物は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、該共重合体(A)および該共重合体(B)の合計100重量部に対して、通常0.0003〜0.05モル、好ましくは0.001〜0.03モルの割合で使用されるが、要求される物性に応じて適宜最適量を決定することが望ましい。
架橋剤として有機過酸化物を使用するときは、架橋助剤を併用することが好ましい。架橋助剤としては、具体的には、イオウ;p- キノンジオキシム等のキノンジオキシム系化合物;ポリエチレングリコールジメタクリレート等のメタクリレート系化合物;ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレート等のアリル系化合物;その他マレイミド系化合物;ジビニルベンゼンなどが挙げられる。このような架橋助剤は、使用する有機過酸化物1モルに対して、0.5〜2モル、好ましくは、およそ等モルの量で用いられる。
(その他の成分)
本発明に係る組成物には、性能に応じて、その他に、一般にゴム製品の製造で用いられる各種公知の添加剤、たとえば、軟化剤、老化防止剤、加工助剤、アルコキシシラン化合物、活性剤、反応抑制剤、着色剤、分散剤、難燃剤、可塑剤、酸化防止剤、スコーチ防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、防カビ剤、素練促進剤、粘着付与剤、界面活性剤などを適宜選定し、適切な配合量で配合してもよい。
・軟化剤
軟化剤としては、通常ゴムに使用される軟化剤を用いることができる。
具体的には、プロセスオイル、潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、ワセリン等の石油系軟化剤;コールタール、コールタールピッチ等のコールタール系軟化剤;ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油等の脂肪油系軟化剤;トール油;サブ;蜜ロウ、カルナウバロウ、ラノリン等のロウ類;リシノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸亜鉛等の脂肪酸および脂肪酸塩;石油樹脂、アタクチックポリプロピレン、クマロンインデン樹脂等の合成高分子物質などを挙げることができる。中でも石油系軟化剤が好ましく用いられ、特にプロセスオイルが好ましく用いられる。
これらの軟化剤の配合量は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、該共重合体(A)および該共重合体(B)の合計100重量部に対して、150重量部以下、好ましくは最大130重量部以下である。
・老化防止剤
老化防止剤を使用すれば、さらに材料寿命を長くすることが可能である。このことは、通常のゴムの場合と同様である。
本発明で用いられる老化防止剤としては、具体的には、フェニルナフチルアミン、4,4'-(α,α- ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N'- ジ-2- ナフチル-p-フェニレンジアミン等の芳香族第二アミン系安定剤;2,6-ジ-t- ブチル-4- メチルフェノール、テトラキス- [メチレン-3-(3',5'- ジ-t- ブチル-4'-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン等のフェノール系安定剤;ビス[2-メチル-4- (3-n- アルキルチオプロピオニルオキシ)-5-t- ブチルフェニル]スルフィド等のチオエーテル系安定剤;2-メルカプトベンゾイミダゾール等のベンゾイミダゾール系安定剤;ジブチルジチオカルバミン酸ニッケル等のジチオカルバミン酸塩系安定剤;2,2,4-トリメチル-1,2- ジヒドロキノリンの重合物等のキノリン系安定剤などが挙げられる。これらの老化防止剤は、単独あるいは2種以上が併用して用いられる。
このような老化防止剤は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、該共重合体(A)および該共重合体(B)の合計100重量部に対して、通常5重量部以下、好ましくは3重量部以下の割合で用いられるが、要求される物性値に応じて適宜最適量を決定することが望ましい。
・加工助剤
加工助剤としては、通常のゴムの加工に使用される化合物を使用することができる。具体的には、リシノール酸、ステアリン酸、パルチミン酸、ラウリン酸等の高級脂肪酸、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸塩、リシノール酸エステル、ステアリン酸エステル、パルチミン酸エステル、ラウリン酸エステル等の高級脂肪酸エステル類などが挙げられる。
このような加工助剤は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、該共重合体(A)および該共重合体(B)の合計100重量部に対して、通常10重量部以下、好ましくは5重量部以下の割合で用いられるが、要求される物性値に応じて適宜最適量を決定することが望ましい。
・界面活性剤
界面活性剤としては、通常のゴムの加工に使用される化合物を使用することができる。具体的には、ジ−n−ブチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、モノエラノールアミン、トリエタノールアミン、「アクチングB(吉富製薬株式会社製)、「アクチングSL(吉富製薬株式会社製)等のアミン類、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、レシチン、トリアリルートメリテート、脂肪族および芳香族カルボン酸の亜鉛化合物(例;「Struktol activator 73」、「Struktol IB 531」、「Struktol FA541」 Schill&Seilacher社製)、「ZEONET ZP」(日本ゼオン株式会社製)、オクタデシルトリメチルアンモニウムブロミド、合成ハイドロタルサイト、特殊四級アンモニウム化合物(例;「アーカード2HF」(ライオン・アクゾ株式会社製)等が挙げられる。
このような界面活性剤は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、該共重合体(A)および該共重合体(B)の合計100重量部に対して、通常0.2〜10質量部、好ましくは0.3〜5質量部、さらに好ましくは0.5〜4質量部程度である。界面活性剤は、その用途により適宜選択でき、単独でも2種類以上混合して用いることができる。
〔組成物の製造方法〕
本発明に係る組成物は、該共重合体(A)、該共重合体(B)およびフィラー(C)と、必要に応じて架橋剤(D)と共に、たとえば、軟化剤などの一般にゴム製品の製造で用いられる各種公知の添加剤から一般的なゴム配合物の製造方法によって調製することができる。
組成物の製造方法としては、たとえばバンバリーミキサー、ニーダー、インターミックスのようなインターナルミキサー(密閉式混合機)類により、該共重合体(A)、該共重合体(B)およびフィラー(C)、必要に応じて、軟化剤(油展用)、加工助剤、加硫促進剤などを、80〜170℃の温度で2〜20分間混練する。次いで、得られたブレンド物に、必要に応じて、架橋剤(D)、軟化剤等の添加剤をオープンロールのようなロール類、あるいはニーダーを使用して、必要に応じて加硫促進剤、架橋助剤を追加混合し、ロール温度40〜80℃で5〜30分間混練した後、分出しすることにより調製することができる。
したがって、本発明に係る組成物(未加硫の配合ゴム)は、たとえば次のような方法で調製される。バンバリーミキサー、ニーダー、インターミックスのようなインターナルミキサー類により、該共重合体(A)、該共重合体(B)およびフィラー(C)、必要に応じて、軟化剤、加工助剤、加硫促進剤などの添加剤を110〜170℃の温度で3〜10分間混練した後、オープンロールのようなロール類、あるいはニーダーを使用して、必要に応じて、架橋剤(D)、軟化剤、加硫促進剤または加硫助剤を120℃未満の温度下で追加混合し、ロール温度40〜80℃で5〜30分間混練した後、分出しすることにより調製することができる。
また、インターナルミキサー類での混練温度が低い場合には、軟化剤などとともに該共重合体(A)、該共重合体(B)およびフィラー(C)、必要に応じて、架橋剤(D)、加硫促進剤または加硫助剤などを同時に混練することもできる。
〔ゴム層〕
本発明に係るゴム層は、該組成物からなる。また、該ゴム層は、該組成物を架橋剤(D)の存在下で架橋した架橋物からなることが好ましい。特に、該ゴム層が加硫物からなる場合には、該ゴム層中にイオン凝集塊が形成されることから、該ゴム層は、高剛性で、優れた機械特性(伸び性)とゴム弾性を併せ持つ。そのため、ゴム層を薄肉化して、所望の物性(特に、耐摩耗性および耐久性)を有することが可能となるため、特に好ましい。
該ゴム層は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、JIS K6253に準拠して測定したデュロメーターA硬度が10〜100であることが好ましい。デュロメーターA硬度が10未満では、ゴム層が柔らかすぎるため、耐摩耗性が低下することがある。また、デュロメーターA硬度が100を超えると、籾摺り時に米が破損し、いわゆる砕米の発生率が増加するおそれがある。
デュロメーターA硬度は、40〜100がより好ましく、60〜100が米の破壊率と摩耗性のバランスの点から更に好ましい。
ゴム層のデュロメーターA硬度は、籾摺りの対象となる米が比較的柔らかいジャポニカ米等である場合には40〜90程度が好ましく、籾摺りの対象となる米が比較的固いインディカ米等である場合は60〜100程度が好ましい。
なお、本発明における「ゴム層」は、JIS K 9124にいう「ゴム部」に相当する。
ゴム層は、tanδのピーク温度(Tg)が、10℃以下である好ましい。使用時のゴム層の温度である30〜50℃において適切なゴム弾性を発現するからである。
ゴム層は、DIN摩耗量は、10〜500mgであることが好ましい。DIN摩耗量が10mg未満では、籾摺り時に砕米の発生率が高くなることがあり、500mgを超えると、耐久性が不充分となる。DIN摩耗量は、JIS−K6264−2:2005のDIN摩耗試験に準拠して測定できる。
ゴム層の厚さは本発明の効果を奏する限り特に限定されず、従来品と同様、籾摺りロールを取り付ける籾摺り機の仕様や、JIS規格(JIS B 9214)に合わせて適宜設定することができる。ここで、ゴム層の厚さとは、未使用時のゴム層の外径と内径の差の1/2の値をいう。
〔ゴム層の製造方法〕
ゴム層は、ライスロールの心材部を予めセットした金型に、前記のゴム組成物を射出成形し、架橋することによって成形される。
また、ゴム層は、通常一般のゴムを架橋するときと同様に、未架橋の組成物(配合ゴム)を上述したような方法で一度調製し、次に、この配合ゴムを意図する形状に成形した後に架橋を行うことで得ることもできる。架橋としては、加硫が好ましい。
上記のようにして調製された未架橋の組成物は、押出成形機、カレンダーロール又はプレスなどの種々の成形法により、成形、架橋することができるが、圧縮成形、射出成形、注入成形などの型成形により、成形、架橋する場合に最もその特性を発揮することができる。
すなわち、圧縮成形の場合、予め秤量した未架橋の配合ゴムを型に入れ、型を閉じた後120〜270℃の温度で、30秒〜120分加熱することにより、目的とする架橋ゴム層が得られる。
射出成形の場合、リボン状あるいはペレット状の配合ゴムをスクリューにより予め設定した量だけポットに供給する。引き続き予備加熱された配合ゴムをプランジャーにより金型内に1〜20秒で送り込む。配合ゴムを射出した後120〜270℃の温度で、30秒〜120分加熱することにより、目的とするゴム層が得られる。
注入成形の場合、予め秤量した配合ゴムをポットに入れピストンにより金型内に1〜20秒で注入する。配合ゴムを注入した後120〜270℃の温度で、30秒〜120分加熱することにより、目的とする架橋ゴム層が得られる。
〔籾摺りロール〕
本発明の籾摺りロールは、心材部の表面に該ゴム層を有する。通常、籾摺りロールは、心材部の表面にゴム層を焼き付けた後、その表面を研磨加工や仕上げ加工などを施すことによって得られる。心材部としては、たとえば、金属製の金具ドラムなど、従来公知の籾摺りロールで使用されている心材部を用いることができる。心材部の材質としては、例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄、モリブデン、チタン等が挙げられる。また、心材部の形状やサイズも特に限定されず、従来品と同様、籾摺りロールを取り付ける籾摺り機の仕様や、JIS規格(JIS B 9214:もみすり用ゴムロール)に合わせて適宜設定できる。
本発明の籾摺りロールでは、心材部と該ゴム層との密着性をより向上させるために、両者の間にプライマー層及び/又は接着剤層を形成してもよい。また、心材部の外周面に該ゴム層との密着性を高めるための表面処理を施してもよい。接着剤層の形成は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、例えば、フェノール系接着剤等を用いて行うことができる。また、プライマー層の形成は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、例えば、ウレタン系、ポリエステル系、シラン系、ポリアミド系、フェノール系のプライマーや、シランカップリング剤等を用いて行うことができる。表面処理としては、例えば、粗化面の形成等が挙げられ、粗化面の形成は、例えば、ブラスト処理、研削処理、エッチング処理、メッキ処理、研磨処理、酸化処理等により行えばよい。
籾摺りロールは、その断面(使用時の回転軸に垂直な断面)の真円度が0.5mm以下であることが好ましい。上記真円度が0.5mmを超えると、使用時に籾摺りロール同士の間隔のバラツキが大きくなり、脱ぷ率が低下したり、砕米の発生率が増加したりすることがある。
また、本発明によれば、該籾摺りロールを備えてなる農業用脱穀機が好適に得られる。
〔籾摺りロールの製造方法〕
籾摺りロールは、例えば、下記(1)及び(2)の工程を経ることにより製造することができる。
(1)まず、心材部を作製する。心材部は、従来公知の方法により作製することができ、例えば、アルミダイキャスト等により作製することができる。その後、必要に応じて、心材部の外周面に接着剤層及び/又はプライマー層を形成する。また、必要に応じて、心材部の外周面を表面処理する。
(2)次に、心材部の周囲に該ゴム層を形成する。形成方法としては、たとえば、心材部を円筒形の金型内に載置し、その後、心材部の外周面と金型の内壁面との間隙に、組成物を注入し、所定の条件で硬化させることによりゴム層を形成することができる。該条件は、前述を参照できる。
硬化条件は本発明の効果を奏する限り特に限定されず、適宜設定できるが、通常100〜160℃で30〜90分間加熱する条件を採用することができる。また、硬化処理を行い、金型から脱型した後、例えば、100〜160℃で3〜48時間の条件で後硬化を行ってもよい。
本発明に係る組成物は、フィラーの分散性が顕著に改良され、好適な成形性を有するため、該組成物を心材部の表面に好適に積層するができる。そのため、本発明によれば、心材部の表面全体に渡って均一な密度を有し、耐摩耗性および耐久性に優れ、長期に渡って使用することができるゴム層が形成された籾摺りロールを好適に製造することができる。
籾摺りロールの製造方法では、必要に応じて、研削加工によってゴム層の表面を形成してもよい。金型から脱型したまま、研削加工を行わなくてもよい。
〔籾摺りロールの使用方法〕
本発明の籾摺りロールは、2個の籾摺りロールを1組にして、従来公知のゴムロール式の籾摺り機(たとえば、農業用脱穀機)に取り付けて使用する。
一対の籾摺りロールは、通常、籾摺り機に、所定の間隔を有するように平行に取り付けられており、籾摺りロールのそれぞれを互いに逆方向に、かつ、異なる回転速度で回転させる。そして、この状態で籾摺りロール同士の間に籾米を投入すると、籾摺りロール間の周速差により籾米から籾殻が脱ぷされることとなる。
籾摺りロール隙間の距離や、籾摺りロールそれぞれの回転速度(周速度)は特に限定されず、籾摺り機の仕様、投入する籾米の種類や乾燥率、処理速度、脱ぷ率等の各種条件に応じて適宜設定すればよい。
次に本発明について実施例を示してさらに詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
実施例および比較例においては、下記を使用した。
(1)共重合体(A)
エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)として、三井化学(株)社製三井EPT(登録商標)4045M(エチレンに由来する構成単位:45重量%、ジエンに由来する構造単位:7.6重量%、ムーニー粘度ML(1+4)(100℃)(ASTM D 1646):45)を用いた。
(2)共重合体(B)
エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(B)として、三井化学(株)社製三井EPT(登録商標)K9720(エチレンに由来する構成単位:77重量%、ジエンに由来する構造単位:10.4重量%、ムーニー粘度ML(1+4)(100℃)(ASTM D 1646):20)を用いた。
(3)フィラー(C)
フィラー(C)として、東ソー・シリカ社製Silica VN3 GRType(一次粒子径:15nm、二次凝集体の粒子径:18μm、比表面積:200m2/g)を用いた。
本発明において各物性は以下のようにして評価した。
(1)硬さ試験
加硫成形体の平らな部分を重ねて12mmとし、JIS K6253に従い硬度(デュロメーターA硬度)を測定した。
(2)引張り試験
加硫成形体をJIS K6251に従い、測定温度23℃、引張速度500mm/分の条件で引張試験を行い、25%伸張時のモジュラス(M25)、50%伸張時のモジュラス(M50)、100%伸張時のモジュラス(M100)、200%伸張時のモジュラス(M200)、300%伸張時のモジュラス(M300)、破断時強度(TB)および破断伸び(EB)を測定した。
(3)DIN摩擦試験(DIN摩耗量)
加硫成形体を用いて、JIS−K6264−2:2005に準拠して、直径16.0±0.2mm、厚さ6mm以上の円盤状の試験片を作製し、該試験片について、DIN摩耗試験機を用いて、直径150.0±0.2mm、長さ500mmのドラムを40回/分で回転させ、荷重1kgfで、摩耗距離を40.0±0.2mとしたときの摩耗量(DIN摩耗量:単位mg)を測定した。
(4)架橋密度
シート状試料を20mm×20mm×2mmtのサイズに切り取った後、JIS K 6258(1993)に従い、トルエンに37℃×72時間浸漬して膨潤させ、Flory−Rehnerの式(B)により、有効網目鎖密度(架橋密度)を算出した。
Figure 0006700865
式(B)中、ν(個/cm3)は有効網目鎖密度(架橋密度)であり、純ゴム1cm3中の有効網目鎖の数であり、VRは膨潤した架橋ゴム中の純ゴムの容積分率であり、V0は溶剤の分子容であり、μはゴム−溶剤間の相互作用定数=0.49であり、Aはアボガドロ数である。
(5)ペイン効果(フィラー分散指数)
加硫成形体からサンプルを打ち抜いて試験片を作成した。このサンプルについて、動的粘弾性試験機を用いて貯蔵弾性率G’の歪率依存性を測定した。測定条件は、次の通りである。
動的粘弾性試験機(RDS):Rheometrics社
サンプル:2mmシートを直径25mmの円状に打ち抜いて使用。
温度:100℃
歪率:0.01%〜10%
周波数:10Hz
得られた歪率0.01%における貯蔵弾性率G’をG’(0.01%)、歪率1.00%における貯蔵弾性率G’をG’(1.00%)として、フィラー分散性指標FDI(%)を次の式(1)から算出した。
FDI=G’(1.00%)/G’(0.01%)×100・・・(1)
〔比較例1〕
MIXTRON BB MIXER(神戸製鋼所社製、BB−4型、容積2.95L、ローター4WH)を用いて、共重合体(A)100重量部に対して、シリカ(C)を105重量部、カップリング剤としてシリコン(Si69、Evonik社製)を1重量部、界面活性剤としてポリエチレングリコール(PEG#4000、三洋化成工業(株)製)を1重量部、加硫促進助剤として酸化亜鉛(亜鉛華、#1、ハクスイテック社製)を5重量部、加工助剤としてステアリン酸を1重量部、軟化剤としてプロセスオイル(ダイアナプロセスオイルPS−430、出光興産社製))を15重量部混練して、加硫する前の組成物を得た。混練条件は、ローター回転数が50rpm、フローティングウェイト圧力が3kg/cm2、混練時間が5分間で行い、混練排出温度は145℃であった。
次いで、上記配合物が温度40℃となったことを確認した後、6インチロールを用いて上記配合物に加硫促進剤としてジ-2-ベンゾチアゾリルジスルフィド(MBTS、大内新興化学工業株式会社製)を0.5重量部、加硫促進剤としてN−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS、大内新興化学工業株式会社製)を0.5重量部、加硫促進剤としてテトラメチルチウラムジスルフィド(TMTD、大内新興化学工業株式会社製)を1.0重量部、加硫促進剤としてとしてジブチルジチオカルバミン酸亜鉛(ZnBDC、大内新興化学工業株式会社製)を1.0重量部、加硫剤としてイオウを1.0重量部混練した。混練条件は、ロール温度を前ロール/後ロール=50℃/50℃、ロール回転数を前ロール/後ロール=18rpm/15rpm、ロール間隙を5mmとして混練時間8分間で分出しした。
次に、この配合物からプレス成形機を用いて180℃で15分間加硫を行って、厚み2mmのゴムシート(加硫成形体)を調製した。
得られた加硫成形体について、硬さ試験、引張り試験、DIN摩擦試験、架橋密度、フィラー分散指数を上記方法にて行った。結果を表1に示す。
〔実施例1〕
比較例1において、共重合体(A)100重量部を、共重合体(A)60重量部および共重合体(B)40重量部として、シリカ(C)105重量部を、80重量部とした以外は、比較例1と同様に行った。結果を表1に示す。
〔実施例2〕
比較例1において、共重合体(A)100重量部を、共重合体(B)100重量部として、シリカ(C)105重量部を、50重量部とした以外は、比較例1と同様に行った。結果を表1に示す。
Figure 0006700865

Claims (5)

  1. 表面にゴム層を有する籾摺りロールであり、
    該ゴム層が、
    下記要件(A−1)および(A−2)を満たすエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)を0〜60重量部と、
    下記要件(B−1)および(B−2)を満たすエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(B)を40〜100重量部と(ただし、共重合体(A)と共重合体(B)の合計を100重量部とする)、
    下記要件(C−1)を満たすフィラー(C)(ただし、カーボンブラックを除く)を、共重合体(A)と共重合体(B)の合計100重量部に対して、1〜100重量部とを含有する組成物からなる
    ことを特徴とする籾摺りロール。
    (A−1)エチレン(E)に由来する構成単位を40〜70重量%で含む。
    (A−2)ASTM D 1646に準じて測定して得られた、100℃におけるムーニー粘度ML(1+4)(100℃)が1〜50である。
    (B−1)エチレン(E)に由来する構成単位を、70重量%を超えて99重量%以下で含む。
    (B−2)ASTM D 1646に準じて測定して得られた、100℃におけるムーニー粘度ML(1+4)(100℃)が1〜90である。
    (C−1)平均粒子径が10μm〜50μmである。
  2. 前記組成物が、さらに架橋剤(D)を含有することを特徴とする請求項1に記載の籾摺りロール。
  3. 前記架橋剤(D)が加硫剤であり、該加硫剤を、前記共重合体(A)と前記共重合体(B)の合計100重量部に対して、0.1〜20重量部含有する、請求項2に記載の籾摺りロール。
  4. 前記ゴム層のJIS K6253に準拠して測定したデュロメーターA硬度が10〜100である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の籾摺りロール。
  5. 表面にゴム層を有する籾摺りロールの製造方法であり、
    該製造方法が、
    下記要件(A−1)および(A−2)を満たすエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)を0〜60重量部と、
    下記要件(B−1)および(B−2)を満たすエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(B)を40〜100重量部と(ただし、共重合体(A)と共重合体(B)の合計を100重量部とする)、
    下記要件(C−1)を満たすフィラー(C)(ただし、カーボンブラックを除く)を、共重合体(A)と共重合体(B)の合計100重量部に対して、1〜100重量部とを含有する組成物を、架橋剤(D)の存在下で架橋してゴム層を得る工程を含むことを特徴とする籾摺りロールの製造方法。
    (A−1)エチレン(E)に由来する構成単位を40〜70重量%で含む。
    (A−2)ASTM D 1646に準じて測定して得られた、100℃におけるムーニー粘度ML(1+4)(100℃)が1〜50である。
    (B−1)エチレン(E)に由来する構成単位を、70重量%を超えて99重量%以下で含む。
    (B−2)ASTM D 1646に準じて測定して得られた、100℃におけるムーニー粘度ML(1+4)(100℃)が1〜90である。
    (C−1)平均粒子径が10μm〜50μmである。
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