JP6698258B2 - ラベル及びラベル付き包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、ラベル、及びラベルが貼着されたラベル付き包装体に関する。
化粧品、洗剤、飲料、調味料等の包装体には、宣伝広告、機能説明、使用説明等が表示されたラベルが貼着されている。
例えば、特許文献1には、商品表示ラベル部と、該商品表示ラベル部に結合されたアイキャッチラベル部とが備えられたラベルが開示されている。特許文献1には、商品表示ラベル部を糊等の粘着剤によって包装体である容器の胴部に貼着し、アイキャッチラベル部を容器の上方に立ちあがるようにラベルを容器に取り付けることが開示されている。このようなラベルは、アイキャッチ部分が容器から離間して上方に立ちあがった状態であるため、例えば、アイキャッチラベル部に宣伝広告表示や注意表示等を記載することによって消費者等の見る者の注意を惹きつけることができ、その結果ラベルの表示機能(見る者に表示内容をアピールする機能)を高めることができる。
また、特許文献1には、商品表示ラベル部に結合されている部分を封緘ラベル部として構成されているラベルであって、商品表示ラベル部と封緘ラベル部との結合部にはミシン目が形成されているラベルが開示されている。かかるラベルは、商品表示ラベル部を蓋つき容器の胴部に貼着し、封緘ラベル部を蓋の上部に貼着することで蓋を封緘することができ、さらに、蓋を取って容器を開封する場合には、封緘ラベル部は前記ミシン目によって商品表示ラベル部から切り取られるため、開封したことが認識でき、悪戯等による商品の開封が抑制できる。
しかしながら、特許文献1に記載のラベルは糊等の粘着性によって容器等の被着体に貼着されているため、例えば、悪戯等でラベルを剥がして、蓋を開けた後に、再度ラベルの粘着力で被着体に貼着することが可能である。この場合には、容器が開封されるなどして被着体が使用されたことがわかりにくいという問題がある。
特開2013−76794号
本発明は、前記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、表示機能が高く、且つ、被着体が使用されたことが容易に認識できるラベル及びラベル付き包装体を提供することを課題とする。
本発明は、シート材を備え、前記シート材は一面側に、粘着性を有する粘着領域と、粘着性を有し且つ貼着後剥離すると剥離済マークを表示可能であるマーク表示領域と、前記粘着領域と前記マーク表示領域とを連結し非粘着性を有する連結領域とを備えている。
シート材を備え、前記シート材は一面側に、粘着性を有する粘着領域と、粘着性を有し且つ貼着後剥離すると剥離済マークを表示可能であるマーク表示領域と、前記粘着領域と前記マーク表示領域とを連結し非粘着性を有する連結領域とを備えていることにより、非粘着性を有する連結領域が被着体から離間した状態でラベルを被着体に貼着することができ、該離間した部分によって見る者の注意を惹くことが可能になり、ラベルの表示機能を高めうる。また、前記マーク表示領域が貼着後剥離されると剥離済マークを表示可能であるため、例えば、悪戯等でマーク表示領域が剥離された場合には、剥離されたことが剥離済マークによって認識できる。
ラベルにかかる本発明において、前記粘着領域は、分離可能な複数の部材からなる被着体の一の部材に貼着可能に構成され、前記マーク表示領域は、前記被着体の他の部材に貼着可能に構成されていてもよい。
前記粘着領域は、分離可能な複数の部材からなる被着体の一の部材に貼着可能に構成され、前記マーク表示領域は、前記被着体の他の部材に貼着可能に構成されていることで、被着体を分離し、マーク表示領域を剥離した場合には、前記剥離済マーク部が剥離済マークを表示する。従って、被着体が使用時に分離されたことが容易に認識できる。
ラベルにかかる本発明において、前記シート材は前記連結領域に切断手段を有していてもよい。
前記シート材が前記連結領域に切断手段を有する場合には、前記粘着領域と前記マーク表示領域を切断して分離することが容易にできる。
ラベルにかかる本発明において、前記マーク表示領域は、前記被着体に前記剥離済マークを表示すべく構成されていてもよい。
前記マーク表示領域が、前記被着体に前記剥離済マークを表示すべく構成されている場合には、被着体を見ることでラベルが剥離されたことが認識できる。
ラベルにかかる本発明において、前記マーク表示領域は、前記シート材に前記剥離済マークを表示すべく構成されていてもよい。
前記マーク表示領域が、前記シート材に前記剥離済マークを表示すべく構成されている場合には、シート材を見ることでラベルが剥離されたことが認識できる。
ラベルにかかる本発明において、前記シート材は、粘着領域を複数有している。
前記シート材が、粘着領域を複数有している場合には、被着体に合わせてラベルを構成することが容易になる。
ラベル付き包装体にかかる本発明は、分離可能な複数の部材を備えた被着体と前記被着体に貼着されたラベルとを備え、前記ラベルは、シート材を備え、前記シート材は一面側に、粘着性を有する粘着領域と、粘着性を有し且つ貼着後剥離すると剥離済マークを表示可能なマーク表示領域と、前記粘着領域と前記マーク表示領域とを連結し非粘着性を有する連結領域とを備え、前記シート材は、前記粘着領域を複数有しており、前記粘着領域は前記被着体の一の部材に貼着され、前記マーク表示領域は前記被着体の他の部材に貼着されている。
ラベル付き包装体にかかる本発明において、前記被着体は蓋と容器本体とを備えた容器であって、前記一の部材が前記蓋であり、前記他の部材が前記容器本体であってもよい。
本発明によれば、表示機能が高く、且つ、被着体が使用されたことが容易に認識できるラベル及びラベル付き包装体を提供することができる。
本発明の実施例のラベルを示す平面図。 本発明の実施例のラベルを示す底面図。 I−I線断面図。 剥離済表示シートの構成を示す概略図であって、(a)剥離済表示シートの断面図、(b)剥離済表示シートが被着体から剥がされた状態を示す断面図。 ラベルの製造方法の一例を示す工程図であって、(a)シート材を供給する状態を示す概略正面図、(b)積層体を上からみた状態を示す概略平面図、(c)II−II線断面図。 ラベルの製造方法の一例を示す工程図であって、(a)積層体を上からみた状態を示す概略平面図、(b)III−III線断面図、(c)積層体を上からみた状態を示す概略平面図。 本発明の実施例のラベル付き包装体を示す図であって、(a)正面図、(b)側面図、(c)使用状態を示すA部部分拡大正面。 剥離済表示シートの他の構成を示す概略図であって、(a)剥離済表示シートの断面図、(b)剥離済表示シートが被着体から剥がされた状態を示す断面図。 (a)本発明の実施例のラベルを示す平面図、(b)IV−IV線断面図。 ラベルの製造方法の一例を示す工程図であって、(a)積層体を上からみた状態を示す概略平面図、(b)V−V線断面図、(c)積層体を下からみた状態を示す概略底面図、(d)積層体の幅方向の線で切断した場合の断面図。 ラベルの製造方法の一例を示す工程図であって、(a)積層体を下からみた状態を示す概略底面図、(b)積層体の幅方向の線で切断した場合の断面図、(c)積層体を下からみた状態を示す概略底面図。 本発明の実施例のラベル付き包装体を示す図であって、(a)正面図、(b)側面図。
以下に、本発明及び参考発明の実施形態のラベル及びラベル付き包装体について図面を参照して説明する。
(実施形態1)
本実施形態のラベル1は、図1乃至図3に示すように、シート材2を備え、前記シート材2は一面側2aに、粘着性を有する粘着領域A1と、粘着性を有し且つ貼着後剥離すると剥離済マークを表示可能なマーク表示領域A2と、前記粘着領域A1と前記マーク表示領域A2とを連結し非粘着性を有する連結領域ALとを備えている。
本実施形態のシート材2は、透明樹脂シート3と、剥離済表示シート4とを備えている。
透明樹脂シート3の一面側(シート材2の一面側2aに配置される面)の全面には粘着層20が形成されている。
剥離済表示シート4の一面には印刷層24が設けられており、該印刷層24が前記粘着層20に接するように(印刷層24がシート材2の他面側に配置されるように)、剥離済表示シート4は透明樹脂シート3と積層されている。前記印刷層24はラベルに表示したい表示が印刷されることで形成されている。
剥離済表示シート4の他面側の全面には粘着剤が塗布されることで粘着層21が形成されており、さらに該粘着層21の上面に糊殺し層23が形成されている。
糊殺し層23は、剥離済表示シート4の他面側に形成された粘着層21の中央部において矩形状の領域を残してニス等が塗布されることで形成されている。
透明樹脂シートの材質は、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂、紙等、ラベルの基材として使用可能なものであればどのような材質であってもよい。
透明樹脂シート3は、図1及び図2に示すように上面視略矩形であって、一辺の端縁部31aは中央部が外側に円弧状に突出するような形状に形成されている。透明樹脂シート3の一辺の端縁部31aと隣接する両辺の端縁部31b、31bの対向する位置には、内側に向かって一対の切り込み5,5が切断手段として形成されている。切り込み5,5が形成される位置は、両辺の端縁部31b、31bの端部側、すなわち、一辺の端縁部31aに対向する他辺の端縁部31cに寄った側の端部側であって、該他辺の端縁部31cに平行な線上の位置において透明樹脂シート3の両面に貫通するように切断されることで形成されている。
剥離済表示シート4は、一度粘着層21を介して被着体に貼着した後に剥離すると被着体に、或は、剥離済表示シート4に剥離されたことを示すマーク(剥離済マーク)が表示されるような機能を有するシートであれば特に限定されるものではないが、例えば、以下のようなものが挙げられる。
本実施形態で使用される剥離済表示シート4は、図3及び図4に示すように、透明シート材41と、該透明シート材41の一面側(シート材2の一面側2aに配置される面)に形成された剥離剤層412と、該剥離剤層412を覆うように形成されたベタ印刷層413とからなる。
前記剥離剤層412は、透明な樹脂シートからなる透明シート材41の一面側にシリコーン樹脂等の透明剥離剤で縞やドット等のパターンが印刷されて形成されている。
前記ベタ印刷層413は紺色等の濃い色のインキが剥離剤層412を覆うようにベタ印刷されて形成されている。
このような剥離済表示シート4が被着物に粘着層21を介して貼着された場合には、剥離剤層412のパターンは透明剥離剤から構成されているため目視できない。そして被着体から透明シート材41を剥離した場合には、剥離剤層412と該剥離剤層412を覆っている部分のベタ印刷層413は共に被着体側に残り、一方、剥離剤層412のパターン以外の箇所にあるベタ印刷層413は透明シート材41側に残る(図4(b)参照)。従って、ベタ印刷層413は剥離剤層412のパターン形状に沿って分解され、透明シート材41側では剥離剤層412のパターン以外の箇所のベタ印刷層412が表れ、被着体側には剥離剤層412のパターンのベタ印刷層412は表れるため、剥離されたことが被着体側及び透明シート材41側双方に表示され、すなわち剥離済マークが表示される。
尚、ベタ印刷層413は濃い色のインキが印刷されることで、透明シート材41側に現れた剥離済マークがより明確に認識できる。
また、図4は剥離済表示シート4の構成の一例を説明する図であるため、便宜上糊殺し層24及び他のシート材2の構成は図示していない。
本実施形態のラベル1のマーク表示領域A2は、前記のような機能を有する剥離済表示シート4を採用することで、後述するように、被着体に剥離済マークを表示すべく構成されていると同時に、ラベルにも剥離済マークを表示すべく構成されている。
透明樹脂シート3と剥離済表示シート4とは、上述のとおり剥離済表示シート4の印刷層24が形成された面が透明樹脂シート3の粘着層20と接するように積層され一体化されている。この状態で剥離済表示シート4は透明樹脂シート3と略同サイズ及び同形状に形成されているが、透明樹脂シート3の両辺の端縁部31b、31bに相当する辺の長さが透明樹脂シート3よりも短くなるように形成されている。すなわち、剥離済表示シート4の一辺の端縁部4cは、透明樹脂シート3の他の端縁部31cよりも内側に配置される。本実施形態では、剥離済表示シート4の他辺の端縁部4cは、透明樹脂シート3の前記切り込み5,5が形成された位置よりもやや内側に配置されている。
本実施形態の透明樹脂シート3には、剥離済表示シート4の他辺の端縁部4cから切り込み5,5の位置よりわずかに一辺側の位置までニス等が塗布された糊殺し層22が形成されている。
すなわち、透明樹脂シート3の他辺の端縁部31cから切り込み5,5が形成されている位置よりわずかに外側の位置までの領域には粘着層20が露出しており、すなわち粘着性を有する領域(粘着領域)A1が形成される。
また、剥離済表示シート4の一面側において糊殺し層24が形成されていない中央部は粘着層21が露出しているため粘着性を有する領域となる。同時に、剥離済表示シート4は上記のような剥離済マーク機能を有するシートであるため、粘着層21が露出している位置は、貼着後剥離すると剥離済マークを表示可能な剥離済マーク領域A2となる。
本実施形態のシート材2において、透明樹脂シート3の切り込み5,5が形成されている位置よりわずかに他辺側の位置からマーク表示領域A2までの領域は、糊殺し層22、24が形成されており非粘着性の領域であり、すなわち、粘着領域とマーク表示領域とを連結し非粘着性である連結領域(AL)として形成される。また、本実施形態のシート材2は、粘着領域A1及びマーク表示領域A2以外の部分は糊殺し層22、24によって粘着領域A1及びマーク表示領域A2よりも粘着性が低い非粘着性を有する領域として形成されている。すなわち、本実施形態においては、粘着領域A1及びマーク表示領域A2以外の領域が粘着領域A1及びマーク表示領域A2を連結する領域(連結領域)を構成する。
本実施形態において、切断手段としての切り込み5,5は、連結領域ALの粘着領域A2側の端部に形成されていることになる。
尚、本実施形態において、「粘着性」とは通常のタックラベル程度の粘着強度を意味し、「非粘着性」とはかかる「粘着性」よりも粘着強度が低いことを意味する。
非粘着性の領域を形成する手段としては、糊殺し層を形成することの他にも、非粘着性を付与する面には粘着剤を塗布しないこと、フィルム等の別の層を設けて粘着性をなくすこと等、各種手段を採用することができる。
また、本実施形態において切断手段として切り込みを備えたラベルを示したが、切断手段としてはこれに限定されるものではなく、ミシン目、開封誘導用のノッチ、開封テープ、易破断性フィルム等の公知の手段であってもよい。
さらに、本実施形態においてシート材2として剥離済表示シート4及び透明樹脂シート3と、粘着層、印刷層、糊殺し層とからなるシート材、等から構成されているラベルを示したが、シート材はこれに限定されるものではなく、例えば、剥離済表示シート、粘着層、印刷層、糊殺し層等からなるシート材であってもよい。
また、粘着剤の材質、糊殺し層を形成するニス等の材質等も限定されるものではなく、例えば、公知の材質から適宜選択して使用してもよい。
本実施形態のラベル1は、粘着領域A1が分離可能な複数の部材からなる被着体の一の部材に貼着可能に構成され、マーク表示領域A2は、被着体の他の部材に貼着可能に構成されている。
すなわち、透明樹脂シート3の他辺側の端縁部31cに粘着領域A1が配置され、かかる粘着領域A1とは所定の距離を隔ててマーク表示領域A2が配置されていることで、被着体のある位置に粘着領域A1が貼着され、別の位置にマーク表示領域A2が貼着可能に構成されている。粘着領域A1とマーク表示領域A2との間に連結領域ALが配置されることで、粘着領域A1が分離可能な複数の部材からなる被着体の一の部材に貼着可能に構成され、マーク表示領域A2が被着体の他の部材に貼着可能なラベル1を形成することができる。
尚、粘着領域A1とマーク表示領域A2との距離は、被着体の形状やサイズに応じて設定することができる。
(実施形態2)
本実施形態のラベルを製造する方法の一例を図5乃至図6を参照して説明する。
まず、図5に示すように、一面側に粘着層20が形成された長尺の透明樹脂シート材300と、一面側に粘着層21が形成され、他面側に印刷層24が形成された長尺の剥離済表示シート材400とをそれぞれ所定の幅に切断しながら供給し、透明樹脂シート材300の粘着層20と剥離済表示シート材400に形成された印刷層24とが接するように積層して積層シート体200を得る。
このとき、図5(b)、(c)に示すように、透明樹脂シート材300の幅よりも剥離済表示シート材400の幅はやや狭くなるように各シート材は切断されているため、積層シート体200の一の側方においては透明樹脂シート材300の粘着層20が露出している。
尚、透明樹脂シート材300及び剥離済表示シート材400の粘着層20,21には必要に応じてセパレーターを積層して、他の部材と積層する際等にセパレーターを剥離しながらラベルを製造してもよい(セパレーターは図示せず)。
次に、図6(a)、(b)に示すように、積層シート体200の一面側、すなわち、剥離済表示シート材400の粘着層21の上面及び透明樹脂シート材300の粘着層20が露出している面の一部にニス等を塗布して、糊殺し層201(糊殺し層23、22となる層)を形成する。
具体的には、剥離済表示シート材400の粘着層21に、ラベルのマーク表示領域A2に相当する位置を残してニスを塗布する。透明樹脂シート材300の粘着層20が露出している面においては、積層されている剥離済表示シート材400の側縁部400aよりわずかにはみ出す程度にニスを塗布する。
さらに、図6(c)に示すように、積層シート体200をラベルの外形及び切り込み線の位置において切断する。尚、セパレーターを透明樹脂シート材の粘着剤層及びマーク表示領域A2の粘着剤層を覆うべく積層している場合には、セパレーターを切断しないように積層体を切断して、ラベル1を製造する。
本実施形態の製造方法では、長尺状のシート材(透明樹脂シート材300及び剥離済表示シート材400)を用い連続的に複数のラベルを製造するため、効率的に多数のラベルを製造することができる。
尚、長尺状のシート材はロール状に券回されたものを順次繰り出して各製造工程に供給してもよい。
或は、シート材は長尺状のものを用いることに限定されるものではなく、枚葉のシート材を用いてラベルを製造してもよい。
(実施形態3)
上述した本実施形態のラベルを使用したラベル付き包装体について図7を参照して説明する。
本実施形態のラベル付き包装体10は、分離可能な複数の部材を備えた被着体11と前記被着体11に貼着されたラベル1とを備え、前記ラベル1は、シート材2を備え、前記シート材2は一面側に、粘着性を有する粘着領域A1と、粘着性を有し且つ貼着後剥離すると剥離済マークを表示可能なマーク表示領域A2と、前記粘着領域A1と前記マーク表示領域A2とを連結し非粘着性である連結領域ALとを備え、前記粘着領域A1は、前記被着体11の一の部材に貼着され、前記マーク表示領域A2は前記被着体11の他の部材に貼着されている。
本実施形態のラベル付き包装体10(以下、単に包装体ともいう)の被着体11は、特に限定されるものではないが、例えば、容器本体12と蓋13とを備えた容器11であってもよい。本実施形態の容器11は、分離可能な複数の部材の一の部材が蓋13であり、他の部材が容器本体12である。
蓋13は、容器本体12に収容された収容物を取り出す際に取り外して開封可能なように容器本体12に取り付けられている。
本実施形態において、ラベルは1、図7(a)、(b)に示すように、容器本体12の上部から蓋13にかけての外面を覆うように、粘着性を有する粘着領域A1が容器本体の上部に貼着され、マーク表示領域A2が蓋の側面に貼着されるように、容器11に取り付けられる。本実施形態においてラベル1は、粘着領域A1側の端縁部(他の端縁部31c)側が容器11の下方に配置され、円弧状の端縁部(一辺の端縁部31a)側が容器11の上方に配置されるように容器11に取り付けられる。
ラベル1の連結領域ALは非粘着性であるため、容器11に固定されずに容器1の外面から離間した状態になる。本実施形態ではラベル1の粘着領域A1とマーク表示領域A2との間の連結領域ALが容器本体12と蓋13との間で離間した状態になっており、さらに、マーク表示領域A2よりも上方の連結領域ALは蓋13の上端よりも上方に立ち上がった状態に配置される。すなわち、かかる連結領域ALに商品に関する表示を記載することでアイキャッチラベルとしての機能を発揮させることができる。
また、ラベル1は容器本体12と蓋13に亘って容器11の外面を覆う状態で取り付けられているため、ラベル1が取り付けられている状態では蓋13を取り外すことができない。すなわち封緘ラベルとしての機能を発揮させることができる。
蓋13を取り外す場合には、まず、蓋13に貼着されたマーク表示領域A2の部分を蓋13から剥離する。
このとき、切り込み5の位置からラベル1の切断が誘導されるため、ラベル1が容易に切断できる。
マーク表示領域A2が蓋13から剥離されると剥離済表示シート4の機能により剥離済マークDが蓋13の外面に残る。また、ラベル1のマーク表示領域A2においても、印刷の一部が剥がれた状態になる等して剥離済マークDが残る。
従って、店頭等において悪戯等で蓋13が取り外した場合には、ラベル1或は蓋13に剥離済マークDが残り、蓋13が外されたことが容易に認識できる。
尚、ラベル1を付けたまま蓋13を取り外しても良い。この場合にもラベル1は切り込み5から切断されるため、ラベル1の粘着領域A1を含む部分が本体側に残留するとともに、その他の部分が蓋13に残留する。その結果、蓋13が外されたことが容易に認識される。また、残留したラベル1の一部が蓋13から剥離された場合にも、上述のように、蓋13の外面およびラベル1のマーク表示領域A2に剥離済マークDが残るため、ラベル1の一部が剥離されて蓋13が外された場合でもこのことが容易に認識される。
尚、本実施形態において、被着体として蓋と容器本体とからなる容器を示したが、被着体としてはこれに限定されるものではない。
例えば、被着体としては、分離して使用されるパーツが組み合わされたおもちゃ等のように、各パーツが不用意に分離されたことが店頭等ですみやかに認識されることが必要な被着体等が挙げられる。
また本実施形態においては、マーク表示領域A2が蓋13から剥離されると剥離済マークDが蓋13の外面及びラベル1のマーク表示領域A2の両方に残るラベルを示したが、剥離済マークは、被着体及びラベルの少なくとも何れか一方に残るように構成されていればよい。
例えば、剥離済表示シート4として、図8に示すようなものを使用してもよい。
図8に示す剥離済表示シート4は、透明樹脂シートからなる2枚の透明シート材41a、41bを備え、上述した実施形態1と同様の剥離剤層412と、該剥離剤層412の上面の全面を覆うベタ印刷層413を添えているが、ベタ印刷層413は透明あるいは半透明等のような剥離剤層412が該ベタ印刷層413を介して目視可能な色のインキから構成されている。
2枚の透明シート材41a、41bのうち一方の透明シート材41aは、透明樹脂シート3側に配置され、他方の透明シート材41bは一面側が前記ベタ印刷層413と粘着層211を介して積層されており、他方の透明シート材41bの他面側には粘着層21が形成されて該粘着層21側が被着体に張り付けられる。
かかる剥離済表示シート4は、図8(b)に示すように、被着体から剥がされると、剥離剤層412が変形して、空間Sが形成され、かかる空間Sによって該部分の屈折率が変わり透明シート材41bの側から剥離剤層412が目視できるようになり、その結果、ラベル側に剥離済マークDが現れる。一方、透明シート材41bが存在することで、被着体側には印刷層413のインキが残ることがない。よって、被着体からインキ等を除去する必要がないという利点がある。
尚、剥離済表示シート4の構成は上記に示すような構成であることには限られず、剥離した履歴が被着体あるいはラベルに残るような公知のシート材であれば使用可能である。
例えば、剥離剤層412の変形により空間Sが生じることは必ずしも必要ではなく、剥離剤層が、剥離時の力で膨潤したり、破壊されたり、伸張したり、収縮したり、ヒビが入ったり等のような変形が生じることで剥離済マークDが現れてもよい。
(実施形態4)
次に、他の実施形態にかかるラベル1について図9を参照して説明する。
尚、実施形態1にかかるラベルと同様の構成については同じ符号を付し、説明を繰り返さない。
本実施形態のラベル1が実施形態1のラベル1と異なる点は、シート材2は粘着領域A1を複数有する点である。本実施形態では、シート材2の二か所に粘着領域A1、A1が配置されている。
具体的には、本実施形態のシート材2は、一面側に粘着層20が形成され、他面側に印刷層33が形成された透明樹脂シート3から構成される。
印刷層33は透明樹脂シート3の一方の軸方向(X方向)の両端部に設けられ、それぞれの印刷層33,33が、一方の端部側には第一表示部34a、他方の端部側には第二表示部34bを構成している。
透明樹脂シート3の第一表示部34aと第二表示部34bとの間は、図9(a)に示すように、第一表示部34a及び第二表示部34bよりも幅狭に形成されている。
本実施形態の剥離済表示シート4は、透明樹脂シート3の一面側において、第一表示部34aに連続する位置に粘着層20を介して積層されている。
剥離済表示シート4は、透明樹脂シート3の幅と一致する幅を有する矩形状に形成されている。
尚、本実施形態の剥離済表示シート4は、糊殺し層24が形成されていない他は上記実施形態1と同様の構成である。
本実施形態のシート材2には、透明樹脂シート3の一面側において一方の軸方向(X方向)の両端部の一部を残してニス等が塗布された糊殺し層22が形成されている。
本実施形態のラベル1には、透明樹脂シート3の一面側における両端部が粘着性を有する粘着領域A1、A1として形成される。
また、剥離済表示シート4の粘着層21が設けられた面がマーク表示領域A2として形成されている。
さらに、透明樹脂シート3の一面側における両端部の粘着領域A1以外の領域が連結領域ALとして形成されている。
尚、本実施形態においては、粘着領域A1が二カ所に設けられたラベルを示したが、粘着領域は三つ以上備えていてもよい。
また、本実施形態においては、印刷層33が透明樹脂シート3の他面側、すなわち、ラベル1が貼着された際に外面側になる位置に配置されているラベルを示したが、実施形態1と同様に印刷層33の位置は透明樹脂シート3の一面側(粘着層側)であってもよい。
(実施形態5)
実施形態4のラベルを製造する方法の一例を図10乃至図11を参照して説明する。
まず、一面側に粘着剤が塗布され粘着層20が形成され、他面側の所定位置に印刷層33が形成された長尺の透明樹脂シート材300を供給する。
次に、細い幅に切断された長尺状の剥離済表示シート材400を、透明樹脂シート材300の粘着層20に積層し、積層シート体200を得る。
次に、積層シート体200の粘着層20の上面にニス等を塗布して、糊殺し層201を形成する。
ここで、前記積層シート体200の幅方向の端縁沿いの部分にはニスを塗布せずに粘着層20が露出するように糊殺し層201を形成する。
さらに、図11(c)に示すように、積層シート体200をラベルの外形の位置において切断する。
(実施形態6)
上述した本実施形態4及び5のラベルを使用したラベル付き包装体について図12を参照して説明する。
本実施形態のラベル付き包装体10は、容器本体12と蓋13とを備えた容器11にラベル1が貼着された包装体である。
本実施形態において、ラベル1は、図12(b)に示すように、容器本体12の正面の上部から蓋13にかけての外面を覆うように、第一表示部34aが形成された粘着領域A1が容器本体の上部に貼着され、マーク表示領域A2が蓋の上面に貼着され、第二表示部34bが形成された粘着領域A1が容器本体12の背面(前記正面と対向する面)の上部に貼着される。
本実施形態のラベル付き包装体10においては、ラベル1の二つの表示部34a,34bの間に形成された細幅の連結領域で蓋13の上面を多い封緘ラベルとして機能する。
さらに、容器本体12の正面及び背面に二つの表示部34a,34bが配置されるため、表示機能を発揮させることができる。
各実施形態にかかるラベル、ラベル付き包装体は、以上のとおりであるが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
表示機能が高く、且つ、被着体が使用されたことが容易に認識できるという点で、非常に大きなメリットが得られるために、産業上の利用可能性がある。
1:ラベル、2:シート材、A1:粘着領域、A2:マーク表示領域、AL:連結領域、5,5:切り込み、10:ラベル付き包装体、11:被着体(容器)、12:容器本体、13:蓋、D:剥離済マーク。





Claims (7)

  1. シート材を備え、
    前記シート材は一面側に、粘着性を有する粘着領域と、粘着性を有し且つ貼着後剥離すると剥離済マークを表示可能であるマーク表示領域と、前記粘着領域と前記マーク表示領域とを連結し非粘着性を有する連結領域とを備え、
    前記シート材は、前記粘着領域を複数有するラベル。
  2. 前記粘着領域は、分離可能な複数の部材からなる被着体の一の部材に貼着可能に構成され、
    前記マーク表示領域は、前記被着体の他の部材に貼着可能に構成された請求項1に記載のラベル。
  3. 前記マーク表示領域は、前記被着体に前記剥離済マークを表示すべく構成されている請求項2に記載のラベル
  4. 前記シート材は前記連結領域に切断手段を有する請求項1乃至3の何れか一項に記載のラベル。
  5. 前記マーク表示領域は、前記シート材に前記剥離済マークを表示すべく構成されている請求項1乃至4の何れか一項に記載のラベル。
  6. 分離可能な複数の部材を備えた被着体と前記被着体に貼着されたラベルとを備え、
    前記ラベルは、シート材を備え、
    前記シート材は一面側に、粘着性を有する粘着領域と、粘着性を有し且つ貼着後剥離すると剥離済マークを表示可能なマーク表示領域と、前記粘着領域と前記マーク表示領域とを連結し非粘着性を有する連結領域とを備え、
    前記シート材は、前記粘着領域を複数有しており、
    前記粘着領域は前記被着体の一の部材に貼着され、前記マーク表示領域は前記被着体の他の部材に貼着されたラベル付き包装体。
  7. 前記被着体は蓋と容器本体とを備えた容器であって、
    前記一の部材が前記蓋であり、前記他の部材が前記容器本体である請求項に記載のラベル付き包装体。
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