JP3612056B2 - 包装容器および包装シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の物品を包装するために用いられる包装容器および包装シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図9に示すようなラップ用シート(包装シート)100によってラッピングされた包装容器が知られている。ラップ用シート100は、例えば苺やトマトなどの物品を包装するために用いられる包装容器の容器本体110の上面開口を塞ぐ目的で使用されるものであり、平面視で矩形状を呈した合成樹脂フィルム製のラップ本体101と、このラップ本体101の互いに対向した側縁部に沿うように積層された一対の粘着剤層102とからなっている。
【0003】
かかるラップ用シート100は、内部に例えば苺やトマト等の食品(物品)120が装填された容器本体110の上面開口を塞ぐように当該容器本体110に差し渡した上で、各粘着剤層102を容器本体110の側壁111に押し付けることにより、図9の(イ)に示すように、容器本体110の上面開口を閉止するようになっている。
【0004】
このようなラップ用シート100によれば、容器本体110の上面開口を容易に閉止することができる上、当該ラップ用シート100を剥がすに際しては、粘着剤層102が形成されている側の縁部を指で摘んで上方に引き上げることにより、図9の(ロ)に示すように、粘着剤層102が容器本体110の側壁111から容易に剥がれるため、容器本体110の開口の開閉操作を簡単に行い得るようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来のラップ用シート100は、容器本体110から容易に剥がし得ることが災いし、包装食品が例えば店頭に陳列された状態で、顧客等によって不正に剥がされることがある。そして、たとえラップ用シート100が剥がされても、粘着剤層102は粘着力を失うことがないため、当該粘着剤層102を再び容器本体110の側壁111に押し付けることにより、容器本体110の上面開口をラップ用シート100によって元通りに塞がれた状態にすることができる。
【0006】
そして、未だ消費者の手に正式に渡っていない状態で、何者かによって蓋(ラップ用シート100)が不正に開けられて容器本体110内の食品120が一旦外部に露出されたにも拘らず、開蓋操作の行われたことが認識し得ないとなると、特に衛生的な観点から容器本体110に装填された包装食品を安心して商品として出荷し得なくなるという不都合が生じる。
【0007】
本発明は、上記のような不都合を解消するためになされたものであり、物品の包装の容易性を確保した上で、開蓋の履歴があるか否かを確実に視認することができるようにし、これによって不正開蓋を容易に識別することができる包装容器および包装シートを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、物品の包装用として用いられる包装容器であって、一部に物品装填用の開口を有する容器本体と、この容器本体の開口を塞ぐ包装シートとを備えて構成され、該包装シートに、包装シートを容器本体に粘着させる複数条の粘着剤層と、各粘着剤層間に形成されるミシン目とが形成されているとともに、前記包装シートは、さらに前記複数条の粘着剤層の各端部より外側位置に形成される僅かな寸法の非粘着部と、前記粘着剤層及び非粘着部上に形成されるミシン目とを備えていることを特徴とするものである。
【0009】
この発明によれば、物品を容器本体内に装填した後に包装シートで容器本体の開口を塞ぎ、引き続き包装シートを介して粘着剤層を容器本体に向けて押圧することにより、包装シートが粘着剤層を介して容器本体に接合し、これによって容器本体の開口が包装シートで閉止された物品の包装状態を容易に得ることができる。また、包装容器から物品を取り出すに際しては、縁部を摘んで包装シートを容器本体から引き剥せばよい。こうすることによって容器本体を容易に開蓋状態とすることができる。
【0010】
そして、包装シートが容器本体から不正に剥された後に当該容器本体に再貼着されたとしても、ミシン目による不正防止手段が設けられているため、ミシン目が破断することによって包装容器が開蓋されたか否かを容易に識別することが可能になり、一旦開蓋されているにも拘らずに商品が消費者に渡る不都合が有効に防止される。
【0011】
請求項記載の発明は、物品を包装するために用いられる包装シートであって、シート本体と、このシート本体の少なくとも一縁部に沿って積層された複数条の粘着剤層と、各粘着剤層間に形成されるミシン目とを備え、前記シート本体は、さらに前記複数条の粘着剤層の各端部より外側位置に形成される僅かな寸法の非粘着部と、前記粘着剤層及び非粘着部上に形成されるミシン目とを備えて構成されていることを特徴とするものである。
【0012】
この発明によれば、請求項1の発明の作用効果と同様の作用効果を確保した上で、物品が包装容器に収容された状態でない場合であっても、当該物品に直接包装シートをラッピングして包装処理を行うことが可能になる。かかる包装容器が存在しない状態での包装シートのみによる物品の包装の場合であっても、包装シートが物品から不正に剥されたときには、不正防止手段がそのことを視認し得る状態になるため、一旦包装シートが剥された履歴を有しておればそれを識別することで商品が消費者に渡る不都合が有効に防止される。
【0015】
これらの発明によれば、包装シートの容器本体に対する接合状態が複数条の粘着剤層によってさらに確実なものになるとともに、包装シートを容器本体から剥すに際し、複数列で設けられたミシン目は、少なくともいずれかが破断するため、より確実に不正開蓋を視認し得るようになる。
【0016】
これらの発明によれば、不正防止手段がミシン目であるから、被包装物(請求項1の発明の場合は容器本体、請求項の発明の場合は容器本体も含む各種の包装対象物)から包装シートを一旦剥すと、この剥離操作により粘着剤層に沿って設けられているミシン目が破断するため、かかる状態の包装シートを再貼着しても、一旦破断して離間したミシン目同士が元通りに修復されることはなく、したがってこの状態のミシン目を視認することによって包装シートが一旦剥されたことを容易に識別することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るラップ用シート20の一実施形態を示す平面図であり、図2は、そのA−A線断面図である。これらの図に示すように、ラップ用シート(包装シート)20は、後述する箱状の包装容器10(図4)の容器本体11上面開口を覆うものであり、平面視で矩形状を呈したシート本体30と、このシート本体30の一面側(図2では上面側)に帯状で積層された幅方向一対の粘着剤層40と、シート本体30の他面側に一面に積層された剥離剤層50とを備えて構成されている。
【0020】
上記シート本体30は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミドあるいはポリビニルクロライド等からなる公知の合成樹脂製のフィルムを原料として製造されている。かかる合成樹脂製フィルムの原反シート21(図3)が所定の寸法に裁断されることによって矩形状のシート本体30が形成されている。そして、本実施形態においては、シート本体30の互いに対向する縁部(図1に示す例では縦方向に延びる左右の縁部)に当該縁部と平行に不正防止手段としてのミシン目31がそれぞれ設けられている。
【0021】
このミシン目31は、図2に示す例ではシート本体30にのみ設けられているが、本発明は、シート本体30にのみミシン目31を設けることに限定されるものではなく、シート本体30と粘着剤層40との二層を貫通するようにミシン目31を設けてもよいし、シート本体30と剥離剤層50との二層を貫通するように設けてもよい。さらにシート本体30、粘着剤層40および剥離剤層50の三層を貫通するようにミシン目31を設けてもよい。
【0022】
上記各粘着剤層40は、シート本体30の一面側において上記各ミシン目31を覆うように当該シート本体30に積層されている。かかる粘着剤層40は、ゴム系のものなど公知のものがグラビア印刷法などの公知の塗布方法によってシート本体30に付与されている。
【0023】
そして、このような一対の粘着剤層40がシート本体30に設けられることにより、シート本体30の各粘着剤層40間には、包装容器(容器本体)10の上部開口を閉止する蓋部32が形成されているとともに、各粘着剤層40の外側位置には粘着剤層40の存在しない摘持用縁部33がそれぞれ形成されている。摘持用縁部33は、容器本体11の上面開口を閉止したラップ用シート20を剥がすときに指で摘むためのものである。
【0024】
また、シート本体30における粘着剤層40の各端部より外側位置には粘着剤層40が存在しない僅かな寸法の非粘着部34が形成されている。これらの非粘着部34は、ラップ用シート20を製造する際の原反シート21(図3)の切断工程で切断刃24に粘着剤が粘着するのを防止するためのものである。
【0025】
上記剥離剤層50は、ラップ用シート20が重ねられた状態で、一のラップ用シート20の粘着剤層40が、他のラップ用シート20の他面側に粘着するのを防止するためのものであり、シリコーン系、ワックス系あるいはフッ素系などの剥離剤が所定の方法でコーティング処理されることにより形成されている。
【0026】
図3は、ラップ用シート20の製造方法を説明するための原反シートの斜視図である。この図に示すように、ラップ用シート20を製造するに際しては、長尺の帯状の原反シート21が用いられる。この原反シート21は、予め巻き取られて原反ロール22とされている。原反シート21は、この原反ロール22から巻き戻されて順次引き出されつつ、まず、図3における裏面側に剥離剤が所定の方法で塗布されてまず剥離剤層50が形成される。
【0027】
引き続き、原反シート21の幅方向両側部の所定位置に長手方向に亘るようにミシン目31が形成される。なお、ミシン目31の形成処理は、剥離剤層50の塗布処理より先に実行してもよい。
【0028】
ついで、剥離剤層50およびミシン目31が形成されて引き出されつつある原反シート21には、図3における表面側の幅方向の両側部にグラビア印刷法などの公知の印刷方法によって所定の粘着剤が印刷されて粘着剤層40が所定ピッチで順次形成される。そして、長手方向で互いに隣り合っている粘着剤層40間には、上記非粘着部34を形成するための印刷処理が施されていない部分が設けられている。この部分には、一点鎖線で示した幅方向に延びる切断予定領域23が通っている。
【0029】
そして、粘着剤層40の形成された原反シート21はさらに引き出され、所定の位置で上記切断予定領域23に沿って切断刃24により切断されることによってラップ用シート20が順次製造される。製造されたラップ用シート20は、順次積み重ねられて商品化されるが、粘着剤層40が剥離剤層50に当接した状態になっているため、積み重ねられた状態の各ラップ用シート20が互いに粘着し合ってしまうような不都合を防止することができる。
【0030】
図4は、本発明にかかる包装容器10の一実施形態を示す斜視図であり、(イ)はラップ用シート20の剥がし始めの状態、(ロ)はラップ用シート20が剥がされつつある状態をそれぞれ示している。
【0031】
包装容器10は、上面が開口した箱型の容器本体11と、この容器本体11の上面開口を覆う上記ラップ用シート20とからなっている。そして、シート本体30の蓋部32が容器本体11の上面開口を覆い、かつ、各粘着剤層40が容器本体11の側壁12に粘着することによって容器本体11の上面開口がシート本体30によって塞がれるようにしている。
【0032】
閉蓋状態のラップ用シート20を容器本体11から剥がすに際しては、図4の(イ)に示すように、指でシート本体30の摘持用縁部33を摘んで上方に向けて引き上げる。そうすると、粘着している粘着剤層40が容器本体11の側壁12から剥がされるが、このとき粘着剤層40に沿って設けられているシート本体30のミシン目31が図4の(ロ)に示すように裂けるため、摘持用縁部33が蓋部32から切り離された状態になる。
【0033】
このようにラップ用シート20を容器本体11から剥がす当初にミシン目31が裂けても、以後は蓋部32の端を摘んでシート本体30を剥がしていくことにより、シート本体30を容易に開放することができる。
【0034】
そして、以後蓋部32を摘んでシート本体30を引き剥がしていくと、今度は粘着剤層40の下半分が容器本体11に粘着したままでミシン目31が裂けていくため、シート本体30を容器本体11から取り外したときには、容器本体11の側壁12に粘着剤層40の片割れとシート本体30の摘持用縁部が残留した状態になる。
【0035】
したがって、一旦容器本体11からラップ用シート20の蓋部32を剥がしてしまうと、剥がされた蓋部32に残っている粘着剤層40を側壁12に再度粘着させたとしても、そのミシン目31を容器本体11側に残留している粘着剤層40部分のミシン目31に元通りに合わせることは極めて困難であり、たとえ一旦開蓋した後に元通りに蓋をしても開蓋の痕跡が残ることになる。そして、一旦開蓋が行われた後に再度蓋をされた状態では、不揃いになっているミシン目31を視認することによって容易にラップ用シート20が剥がされたことを識別することができる。
【0036】
図5は、ラップ用シートの他の実施形態を示す平面図である。この実施形態のラップ用シート20aは、小さな単位粘着剤層42をミシン目31に沿わせて破線状に整列させて形成した破線状粘着剤層41が採用されている点で先の実施形態のラップ用シート20と相違している。ラップ用シート20aのその他については先のものと同様である。各単位粘着剤層42の大きさや形状については任意に設定することができる。因みに図5に示す例では各単位粘着剤層42は矩形状に設定されている。
【0037】
このような破線状粘着剤層41は、ラップ用シート20aの一方の側縁部にだけ設けて他の側縁部には上記同様の直線状の粘着剤層40を設けるようにしてもよいし、ラップ用シート20aの各側部にそれぞれ破線状粘着剤層41を設けるようにしてもよい。
【0038】
図6は、ラップ用シート20の他の製造方法を説明するための幅広原反ロール25を示す斜視図である。この実施形態においては、原反ロールとして幅寸法がラップ用シート20の幅寸法のn倍(nは整数、因みに図6に示す例ではn=3)の幅広もの(幅広原反ロール25)を採用している。すなわち、この実施形態の幅広原反ロール25は、先の実施形態の原反ロール22(この実施形態における単位原反ロール22a)のn個が幅方向に連なって一体に並設されたのと同等になっている。そして、幅広原反ロール25が幅方向でn等分された状態で長手方向に延びるように区分(一点鎖線によって隣接した区分間の境界領域26を表示)されることにより、各区分内に単位原反ロール22aがそれぞれ設定されている。
【0039】
このような幅広原反ロール25が巻き戻されて幅広原反シート25aが引き出されつつ各単位原反ロール22aを対象としてミシン目31が設けられ、引き続き当該原反シート25aの図6における裏面側に剥離剤層50が形成されるとともに、各ミシン目31を覆うように単位原反シート22bの図6における表面側に先の実施形態と同様に粘着剤層40が積層され、これによって二点鎖線で示す切断予定領域23と一点鎖線で示す境界領域26とで囲まれた部分にラップ用シート20がそれぞれ形成されるようにしている。
【0040】
そして、最終工程において、剥離剤層50、ミシン目31および粘着剤層40の付与された幅広原反シート25aは、上記境界領域26および切断予定領域23に沿うように切断刃24によって切断され、各切断片がラップ用シート20とされる。
【0041】
この実施形態のラップ用シート20の製造方法によれば、先の原反シート21のn倍の幅寸法を備えた幅広原反シート25aが原料として採用されているため、先のものに比べて生産効率がn倍になり、ラップ用シート20の生産性の向上に貢献する。
【0042】
以上詳述したように、本実施形態のラップ用シート20は、容器本体11の上面開口を覆って当該容器本体11内に装填された物品を包装するためのものであり、シート本体30と、このシート本体30の対向縁部にそれぞれ積層された粘着剤層40とを備えて構成されているため、物品を容器本体11内に装填した後にラップ用シート20で容器本体11の開口を塞ぎ、引き続き粘着剤層40を容器本体11の側壁12に押し付けることにより、当該粘着剤層40が容器本体11に粘着し、これによって容器本体11の開口をラップ用シート20で確実に閉止することができる。
【0043】
また、包装容器10から物品を取り出すに際しては、ラップ用シート20の摘持用縁部33を摘んで粘着剤層40を容器本体11から引き剥せばよい。こうすることによって包装容器10を容易に開蓋状態にすることができる。そして、シート本体30には、粘着剤層40と重なり合うように不正防止手段としてのミシン目31が設けられているため、開蓋操作時には、他の部分より強度的に弱くなっているミシン目31が引張り応力に対抗し得ずに破断する。
【0044】
したがって、ラップ用シート20が容器本体11から不正に剥された場合には、剥された後にラップ用シート20の粘着剤層40を当該容器本体11の側壁12に再貼着しても、一旦破断して分離されたミシン目31を元通りに修復することはできないため、この状態のミシン目31を視認することによってラップ用シート20が不正に剥されたことを容易に識別することができ、これによって不良商品が消費者に渡る不都合を有効に防止することができる。
【0045】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0046】
(1)上記の実施形態においては、不正防止手段としてシート本体30の縁部に形成されたミシン目31が採用されているが、本発明は、不正防止手段がミシン目31であることに限定されるものではなく、粘着剤層40に印刷された文字、図形、記号もしくは色彩またはこれらの組み合わせを表示し得る印刷層であってもよい。印刷方法としては、当初から印字が見える顕像印刷であってもよいし、貼着された粘着剤層40を剥さない限り印字が現れない潜像印刷であってもよい。
【0047】
顕像印刷の場合は、粘着剤層40が容器本体11に貼着されると文字、図形等を表す印刷層が容器本体11側に転写されるようにしておけばよい。こうすることによって、粘着剤層40が一旦剥された後に再度貼着されると、容器本体11に転写された文字、図形等と、粘着剤層40側に残っている文字図形等とが精密に重なり合うことがなくなるため、これを視認することによってラップ用シート20が不正に剥されたことを識別することができる。
【0048】
また、潜像印刷の場合は、粘着剤層40を剥すことによって印刷文字等が粘着剤層40に顕出するような印刷手法を採用すればよい。こうすることによって、粘着剤層40が一旦剥されると粘着剤層40に所定の文字(例えば「開封済」)が現れ、かかるシート本体30を容器本体11に再貼着しても、その印刷文字等が消えることがないため、これを視認することによってラップ用シート20が不正に剥されたことを識別することができる。
【0049】
図7は、潜像印刷によって形成された不正防止層(不正防止手段)43の一実施形態を示す拡大断面図であり、(イ)は、不正防止層43が容器本体11の側壁12に貼着された状態、(ロ)は、不正防止層43が容器本体11の側壁12から剥されつつある状態をそれぞれ示している。なお、ここで述べる不正防止層43は、粘着剤層としての役割を果たし得るものであり、本発明に係る粘着剤層の概念に含まれるものである。
【0050】
図7の(イ)に示すように、不正防止層43は、シート本体30に潜像の文字等が印刷されてなる透明な表示層44と、この表示層44をも含んでシート本体30に印刷された着色層45と、この着色層45に積層されて容器本体11の側壁12に粘着される粘着層46とからなっている。かかる不正防止層43はグラビア印刷の手法でシート本体30に印刷される。
【0051】
上記表示層44は、剥離性を備えた透明なシリコーン材からなるインキによって印刷されている。上記着色層45は、水性あるいは溶剤性の着色インキによって表示層44を覆うようにシート本体30の表面に印刷されている。かかる着色層45にさらに所定の粘着材が塗布されて上記粘着層46が形成され、これにより不正防止層43が仕上っている。かかる不正防止層43を透明なシート本体30側から見れば、表示層44も透明であることにより着色層45の一色のみしか視認することができず、表示層44が示す印刷文字等が潜像になっている。
【0052】
そして、このような構成の不正防止層43によれば、図7の(ロ)に矢印で示すように、当該不正防止層43を容器本体11の側壁12から剥すと、剥離性を備えた表示層44のシート本体30に対する粘着力が着色層45に対する粘着力より弱いため、着色層45および粘着層46が表示層44の縁部に沿うように膜切れを起してめくれたシート本体30に同伴する。したがって、シート本体30を容器本体11から剥すと、表示層44が積層されていた部分のシート本体30が透明になって周りの着色層45との関連で印刷文字等が白抜きで顕像として現れることになる。
【0053】
そして、一旦容器本体11から剥すことによってシート本体30に印刷文字等の顕像が現れてしまうと、不正防止層43を容器本体11に再度粘着させても、顕像が容器本体11上の表示層44に正確に重なり合うことがないため、再粘着させても顕像が消えることはなく、これを視認することによってラップ用シート20が不正に開蓋されたか否かを識別することができる。
【0054】
以上、不正防止層43をラップ用シート20側に設ける例について説明したが、不正防止層43を容器本体11側に設けても上記同様の作用効果を得ることができる。
【0055】
(2)上記の実施形態においては、シート本体30の互いに対向した縁部にそれぞれ粘着剤層40が形成され、この部分のシート本体30に不正防止手段としてのミシン目31が設けられているが、本発明は、シート本体30の互いに対向した縁部にそれぞれミシン目31と粘着剤層40とを設けることに限定されるものではなく、包装状況に応じてシート本体30の三方の縁部に設けてもよいし、四方に設けてもよい。また、シート本体30が、一方の縁部の被包装物品への固定で片開き状態とされるような場合には、シート本体30の固定側と反対側の縁部の一個所のみに粘着剤層40およびミシン目31を設けるようにすることができる。このことについては、不正防止手段が粘着剤層へ印刷された文字、図形等を現し得る不正防止層43である場合も同様である。
【0056】
(3)上記の実施形態においては、粘着剤層40がラップ用シート20側に設けられているが、本発明は、粘着剤層40がラップ用シート20側に設けられることに限定されるものではなく、容器本体11側に設けてもよい。この場合、ミシン目31はラップ用シート20側に設けられるが、ミシン目31に代えて不正防止層43を採用する場合は、当該不正防止層43は粘着剤層40と兼用とされて容器本体11側に設けられる。
【0057】
(4)上記の実施形態においては、原反ロール22から原反シート21が引き出されつつ剥離剤層50、ミシン目31、粘着剤層40が順次形成されるようにしているが、こうする代わりに第一工程で原反シート21に剥離剤層50を積層して剥離剤層50付きのロールをつくり、第二工程でこのロールから剥離剤層50付きの原反シート21を引き出しつつ当該原反シート21にミシン目31を設けてミシン目31付きのロールをつくり、最後にこのロールを引き出しつつ剥離剤層50およびミシン目31付きの原反シート21に粘着剤層40を積層するようにしてもよい。このことについては、幅広原反ロール25についても同様である。
【0058】
(5)上記の実施形態においては、原反シート21の図3における裏面側に一面に亘って剥離剤層50が積層されているが、こうする代わりに粘着剤層40に対応した面にのみ部分的に剥離剤層を設けるようにしてもよい。
【0059】
(6)上記の実施形態においては、ラップ用シート20として透明な合成樹脂製のものが採用されているが、これに代えて紙製のシートや合成樹脂に金属箔をラミネートしたいわゆるラミネートフィルム等を用いてもよい。
【0060】
(7)上記の実施形態においては、ラップ用シート20によってラッピングされる対象物として上面に開口を有する直方体状の容器本体11が採用されているが、本発明は、ラッピング対象物が上記のような容器本体11であることに限定されるものではなく、包装の対象とされる物品そのものであってもよい。
【0061】
(8)上記の実施形態においては、ミシン目31は、粘着剤層40と重なり合うようにシート本体30に設けられているが、本発明は、シート本体30が粘着剤層40と重なり合うように設けることに限定されるものではなく、シート本体30における粘着剤層40より外側位置(すなわち摘持用縁部33)に設けてもよい。このような位置にミシン目31が設けられていても、摘持用縁部33を摘んで粘着剤層40を剥すに際し、シート本体30のミシン目31位置に力が加わってミシン目31が破断するため、不正防止手段としての機能が確保される。
【0062】
(9)上記の実施形態において、不正防止手段としてのミシン目31に代えてシート本体30にプレス処理等によって凹溝を凹設してもよい。こうすることによって凹溝の溝底部分の厚み寸法は、シート本体30の他の部分より薄くなっているため、シート本体30を容器本体11から剥すに際してこの凹溝部分が破断し易くなり、不正防止手段としての機能を発揮することができる。
【0063】
(10)上記の実施形態において、図8に示すように、シート本体30の各対向縁部にそれぞれ複数条の粘着剤層40を設けるとともに、各粘着剤層40間に、あるいは粘着剤層40と重なるようにミシン目31を設けてもよい。こうすることによって、シート本体30の容器本体11に対する接合状態が複数条の粘着剤層40によってさらに確実なものになるとともに、シート本体30を容器本体11から剥すに際し、複数列で設けられたミシン目31は、少なくともいずれかが破断するため、より確実に不正開蓋を視認し得るようになる。
【0064】
因みに、図8においては、シート本体30の各対向縁部に2条の粘着剤層40をそれぞれ設けるとともに、各粘着剤層40と重なる位置、および各一対の粘着剤層40間の位置の双方にミシン目31を設けた例を示しているが、本発明はミシン目31が各粘着剤層40と重なる位置と、各一対の粘着剤層40間の位置との双方に設けられることに限定されるものではなく、各一対の粘着剤層40間だけにミシン目31を設けてもよいし、粘着剤層40と重なる位置にのみミシン目31を設けてもよい。
【0065】
【発明の効果】
請求項1記載の包装容器および請求項3記載の包装シートによれば、包装シートで包装容器の開口を塞ぎ、引き続き粘着剤層を容器本体の外面に押し付けることにより、当該粘着剤層が容器本体に粘着し、これによって容器本体の開口が包装シートで閉止された包装状態を容易に得ることができる。また、包装容器から物品を取り出すに際しては、包装シートの縁部を摘んで粘着剤層を容器本体から引き剥すことにより容器本体を容易に開蓋状態にすることができる。
【0066】
そして、包装シートが容器本体から不正に剥された後に当該容器本体に再貼着されたとしても、ミシン目による不正防止手段が設けられているため、ミシン目が破断することによって包装容器が開蓋されたか否かを容易に識別することが可能になり、一旦不正に開蓋されているにも拘らずに商品が消費者に渡るような不都合を有効に防止することができる。
【0067】
そして、特に請求項の包装シートによれば、包装容器に収容されていない物品を包装対象する場合であっても、当該物品に直接包装シートをラッピングすることによって、不正に包装シートが剥されたことを識別し得るように包装処理を施すことができる。
【0068】
また、不正防止手段がミシン目であるから、被包装物から包装シートを一旦剥すと、この剥離操作によって粘着剤層と重なる位置に設けられているミシン目が破断するため、かかる状態の包装シートを再貼着しても、一旦破断したミシン目同士が元通りに修復されることはなく、したがってこの状態のミシン目を視認することによって包装シートが一旦不正に剥されたことを容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラップ用シートの一実施形態を示す平面図である。
【図2】図1に示すラップ用シートのA−A線断面図である。
【図3】ラップ用シートの製造方法を説明するための原反シートの斜視図である。
【図4】包装容器の一実施形態を示す斜視図であり、(イ)はラップ用シートの剥がし始めの状態、(ロ)はラップ用シートが剥がされつつある状態をそれぞれ示している。
【図5】ラップ用シートの他の実施形態を示す平面図である。
【図6】ラップ用シートの他の製造方法を説明するための幅広原反ロールを示す斜視図である。
【図7】潜像印刷によって形成された不正防止層の一実施形態を示す拡大断面図であり、(イ)は、不正防止層が包装容器の側壁に貼着された状態、(ロ)は、不正防止層が包装容器の側壁から剥されつつある状態をそれぞれ示している。
【図8】シート本体の各対向縁部に2条の粘着剤層をそれぞれ設けた例を示すラップ用シートの平面図である。
【図9】従来のラップ用シートによってラッピングされた包装容器を例示する斜視図であり、(イ)は、包装容器がラップ用シートによってラッピングされた状態、(ロ)は、ラッピングされたラップ用シートが包装容器から剥されつつある状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
10 包装容器 11容器本体
12 側壁
20,20a ラップ用シート(包装シート)
21 原反シート 22 原反ロール
22a 単位原反ロール 22b 単位原反シート
23 切断予定領域 24 切断刃
25 幅広原反ロール 25a 幅広原反シート
26 境界領域 30 シート本体
31 ミシン目(不正防止手段)
32 蓋部 33 摘持用縁部
34 非粘着部 40 粘着剤層
41 破線状粘着剤層 42 単位粘着剤層
43 不正防止層(不正防止手段)
44 表示層 45 着色層
46 粘着層 50 剥離剤層
110 包装容器(容器本体)
111 側壁

Claims (2)

  1. 物品の包装用として用いられる包装容器であって、一部に物品装填用の開口を有する容器本体と、この容器本体の開口を塞ぐ包装シートとを備えて構成され、該包装シートに、包装シートを容器本体に粘着させる複数条の粘着剤層と、各粘着剤層間に形成されるミシン目とが形成されているとともに、前記包装シートは、さらに前記複数条の粘着剤層の各端部より外側位置に形成される僅かな寸法の非粘着部と、前記粘着剤層及び非粘着部上に形成されるミシン目とを備えていることを特徴とする包装容器。
  2. 物品を包装するために用いられる包装シートであって、シート本体と、このシート本体の少なくとも一縁部に沿って積層された複数条の粘着剤層と、各粘着剤層間に形成されるミシン目とを備え、前記シート本体は、さらに前記複数条の粘着剤層の各端部より外側位置に形成される僅かな寸法の非粘着部と、前記粘着剤層及び非粘着部上に形成されるミシン目とを備えて構成されていることを特徴とする包装シート。
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