JP6696657B1 - 洗濯方法検索システム - Google Patents

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Abstract

【課題】問合せた洗濯物に類似する衣服の洗濯方法を提示することができる洗濯方法検索システムを提供する。【解決手段】ネットワークを介して洗濯機が洗濯物の洗濯方法を洗濯方法検索システムに問合せると、洗濯方法検索システムは洗濯物を構成する繊維(ウール、シルク、ポリエステル等)の成分量が完全に同一である衣服についての洗濯方法だけではなく、洗濯物を構成する繊維と同一の繊維であって、その成分量が洗濯物の繊維の成分量に対してあらかじめ定めた誤差範囲以内である衣服についての洗濯方法についても検索し、当該洗濯方法を洗濯機に回答する。【選択図】図4

Description

本発明は、ネットワークを介して洗濯機からの問合せに対して洗濯方法を検索しその回答を洗濯機に返送する洗濯方法検索システムに関する。
出願人は衣服の繊維、種類、汚れ等をデータベース化して、いつでも参照できるシステムについて長年開発を行っており、本発明はこの開発の中で着想したものである。
洗濯機が衣服を洗濯する際に、その衣服の種類に応じた洗濯方法(洗濯機の運転方法やその順番、運転時間等)をインターネット経由で取得し、取得した洗濯方法に従い、その衣服の洗濯を行うシステムの開発が進んでいる。数多くの衣服について、それぞれの特徴や属性に応じた洗濯情報をインターネット上のデータベース等から取得したうえで、その洗濯情報に従い洗い分けることができるので、衣服の洗濯を効率化するうえで好都合である。
特許文献1は、洗濯機と洗濯情報サーバとをネットワークで接続するものである。洗濯情報サーバには洗濯情報(洗濯物の種類や汚れ)に応じた洗濯方法が記憶されている。洗濯時には洗濯機が洗濯物の洗濯情報をもとに洗濯コース情報を洗濯情報サーバに問合せ、返送された洗濯コース情報に基づき、洗濯機の運転が実行される。あらかじめ決められた洗濯コース情報が本部のサーバのようなところで、一括で中央管理されており、その洗濯コース情報を選ぶことにより洗濯するものである。
特開2014−33721号公報
洗濯機が洗濯しようとする洗濯物の洗濯方法を洗濯情報サーバに問合せたとき、問合せ情報である洗濯物の種類や汚れに完全に一致する洗濯方法を洗濯情報サーバ内で検索できないとすると、洗濯情報サーバは洗濯方法に関して何らの応答もしない。この場合、洗濯機は洗濯方法に関する情報を得ることができないので、洗濯物についての洗濯ができない。
また、洗濯物の洗濯方法は洗濯物を構成する繊維の違いに応じて変わるのが一般的である。繊維を傷めることなく洗濯を行うために、繊維の特性に応じて洗濯方法が変わるのである。例えば、洗濯物がウールを主成分とするものとポリエステルを主成分とするものとでは洗濯方法は異なる。ウールとポリエステルでは洗濯時における繊維の耐久性が異なるからである。 特許文献1では洗濯物の種類や汚れの観点で洗濯方法の検索を行うようにしている。しかしこの場合、洗濯物の繊維の種類と洗濯物を構成している繊維の成分量が異なる場合でも同じ洗濯方法のみが検索されることとなり、洗濯物の繊維にとっては不都合であり、繊維を棄損させて、洗濯物の形状・形態を損壊させる洗濯方法が提示されることとなる。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、洗濯情報サーバに洗濯機からの問合せ情報と完全に一致する洗濯方法が存在しない場合であっても、問合せた洗濯物に似たような衣服の洗濯方法を提示することができる洗濯方法検索システムを提供することである。
さらに、本発明は、洗濯物の繊維の種類とその成分量に応じた洗濯方法を提示することができる洗濯方法検索システムを提供することである。
(1)本発明である洗濯方法検索システムは、上記課題を解決するため、ネットワークを介した問合せに対して洗濯方法を検索し回答する洗濯方法検索システムであって、前記ネットワークを介して、洗濯物についての情報を取得する取得手段と、衣服についての情報に対応した洗濯方法を記憶する記憶手段と、前記取得手段が取得した情報に基づいて前記記憶手段に記憶された衣服を検索する検索手段であって、前記取得手段が取得した情報のうち洗濯物の繊維の種類が前記記憶手段に記憶された衣服の繊維の種類と同一であり、前記取得した洗濯物の繊維の成分量が前記記憶手段に記憶された衣服の繊維の成分量と同一又は既定の誤差範囲以内となる衣服を前記記憶手段から検索する検索手段と、前記検索手段により検索された衣服に対応する洗濯方法を前記記憶手段から特定する特定手段と、前記特定された洗濯方法を対応する問合せ先毎に前記ネットワークを介して送信する送信手段とを備えるものである。
上記(1)の構成によると、洗濯機が洗濯物の洗濯方法を洗濯方法検索システムに問合せると、洗濯物を構成する繊維(ウール、シルク、ポリエステル等)の成分量が完全に同一である衣服についての洗濯方法だけではなく、洗濯物を構成する繊維の成分量が既定の誤差範囲以内となる衣服についての洗濯方法についても問合せ先である洗濯機に回答することができる。言い換えると、洗濯機が洗濯物の洗濯方法を洗濯方法検索システムに問合せると、洗濯物を構成する繊維の組成が同一又は類似する衣服についての洗濯方法を問合せ先である洗濯機に回答することができる。
(2)上記(1)のシステムにおいて、前記取得手段が取得した情報のうち洗濯物の種類が前記記憶手段に記憶された衣服の種類と同じであるか否かについて判定する判定手段を備え、前記検索手段において検索された衣服のうちから、前記判定手段の結果に従って洗濯物の種類と同じ種類となる衣服を抽出するものである。
上記(2)の構成によると、(1)において検索された衣服のうち洗濯物の種類(ワイシャツ、ズボン等)が同一である衣服の洗濯方法についてのみ、検索結果として問合せ先である洗濯機に回答することができる。(1)において検索された衣服のうち、さらに種類について絞り込んだ検索結果を洗濯機に回答することができる。
(3)上記(1)のシステムにおいて、前記取得手段が取得した情報のうち洗濯物の汚れの種類が前記記憶手段に記憶された衣服の汚れの種類と同じであるか否かについて判定する判定手段を備え、前記検索手段において検索された衣服のうちから、前記判定手段の結果に従って洗濯物の汚れの種類と同じ汚れの種類である衣服を抽出するものである。
上記(3)の構成によると、(1)において検索された衣服のうち洗濯物の汚れの種類(土の汚れ、コーヒーによる汚れ等)が同一である衣服の洗濯方法についてのみ、検索結果として問合せ先である洗濯機に回答することができる。(1)において検索された衣服のうち、さらに汚れについて絞り込んだ検索結果を洗濯機に回答することができる。
(4)上記(1)から(3)のまでのいずれか一つにおいて、前記検索手段において複数の衣服が検索されたときは、検索された前記衣服の繊維の種類の成分量が前記洗濯物の繊維の種類の成分量と同一であるものを前記複数の衣服のなかから抽出するものである。
上記(4)の構成によると、上記(1)から(3)のまでのいずれか一つにおいて、洗濯物の洗濯方法について洗濯機が洗濯方法検索システムに問合せたときに複数の衣服が検索されたときには、洗濯物の繊維の種類と成分量が同一となる衣服の洗濯方法のみを、検索結果として問合せ先である洗濯機に回答することができる。
(5)上記(1)から(3)のまでのいずれか一つにおいて、前記検索手段において複数の衣服が検索され、かつ検索された前記衣服の繊維の種類の成分量が前記洗濯物の繊維の種類の成分量と同一となるものが前記複数の衣服のなかに存在しない場合は、前記衣服の繊維の種類の成分量と前記洗濯物の繊維の種類の成分量の差異が小さい衣服を前記複数の衣服から抽出するようにした、請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の洗濯方法検索システム。
上記(5)の構成によると、上記(1)から(3)のまでのいずれか一つにおいて、洗濯物の洗濯方法について洗濯機が洗濯方法検索システムに問合せたとき、上記(4)とは異なり、洗濯物の繊維の種類と成分量が同一となる衣服が見つからない場合には、衣服の繊維の種類の成分量と洗濯物の繊維の種類の成分量の差異が小さい衣服についての洗濯方法を、検索結果として問合せ先である洗濯機に回答することができる。
(6)本発明である洗濯方法検索方法は、ネットワークを介した問合せに対して洗濯方法を検索し回答する洗濯方法検索方法であって、前記ネットワークを介して、洗濯物を構成する繊維の種類と当該繊維の成分量を含む情報を送信し、前記送信した洗濯物の繊維の種類が同一であり、当該繊維の成分量が同一又は既定の誤差範囲以内となる衣服が検索され、前記検索された衣服に対応する洗濯方法が特定され、前記特定された洗濯方法が対応する問合せ先毎に前記ネットワークを介して送信されるものである。
上記(6)の方法により、インターネットを介して洗濯機は洗濯物を構成する繊維の組成が同一又は類似する衣服の洗濯方法を検索することができる。
(7)本発明である洗濯方法検索システムで用いる衣服のデータベースのデータ構造は、衣服に含まれる繊維の種類と前記繊維の成分量に関する情報を対とする第1情報と、前記第1情報に対応した洗濯方法に関する第2情報を含むものである。
上記(7)のデータ構造は、上記(1)に記載の前記記憶手段に記憶される情報の形式を示す。
(8)上記(7)のデータ構造において、前記第1情報が複数存在するときは前記成分量の大きい順番に前記第1情報を配列するようにしたものである。
上記(8)のデータ構造は、複数の第1情報が存在するときの配列の特徴を示すものであり、上記(1)に記載した前記記憶手段の検索を、前記検索手段において効率的に行うことができる。
本発明によれば、洗濯機が洗濯物の洗濯方法を洗濯方法検索システムに問合せると、洗濯物を構成する繊維(ウール、シルク、ポリエステル等)の成分量が完全に同一である衣服についての洗濯方法だけではなく、洗濯物を構成する繊維の成分量が類似する衣服についての洗濯方法についても、洗濯機に回答することができる。
このため、洗濯機が洗濯しようとする洗濯物について、その構成する繊維と成分量において全く同一だけではなくそれに類似する繊維構成を有する衣服についての洗濯方法も幅広く入手することができ、システム側において何の回答もしないという事態をより少なくすることができる。
本発明に係るシステムを用いた全体を示す図である。 実施の形態1における洗濯方法を検索する処理フローを示す図である。 実施の形態1において洗濯機11が送信する問合せ情報を例示する図である。 本発明に係るシステムの詳細についての構成を示す図である。 実施の形態2における洗濯方法を検索する処理フローを示す図である。 サブルーチンS12の処理フローを示す図である。 サブルーチンS23の処理フローを示す図である。 変更サブルーチンS23の処理フローを示す図である。 記憶手段23に記憶される情報のデータ構造を例示する図である。 情報入力手段33から入力される問合せ情報を例示する図である。 問合せ情報について繊維の成分量の多い順に3番目までを選び出したときの図である。 図10で示す問合せ番号をもとに検索された衣服番号と特定された洗濯方法を示す図である。 情報入力手段33から入力される問合せ情報の別の例である。 記憶手段23に記憶される情報のデータ構造の別の例である。 情報入力手段33から入力される問合せ情報の別の例である。 記憶手段23に記憶される情報のデータ構造の別の例である。 記憶手段23に記憶される情報のデータ構造の別の例である。 記憶手段23に記憶される情報のデータ構造の別の例である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[実施の形態1]
(構成)
図1は本発明に係る構成を説明する図である。洗濯機11はインターネット等のネットワーク12を介して洗濯方法検索システム10と接続される。洗濯機11が送信する問合せ情報がネットワーク12を介して洗濯方法検索システム10で受信される。受信した問合せ情報について洗濯方法検索システム10が検索処理を行い、その結果である洗濯方法についての情報が洗濯機11に返送される。
(衣服のデータベースの構造:図9)
洗濯方法検索システム10が有する衣服(本発明でいう衣服とは、衣類だけに限らず洗濯可能であるもの全般を指し、帽子や靴等も含むものとする)のデータベースの構造を図9に示す。
図9はレコード数が5のテーブル例を示している。各レコードの左端の番号により各レコードを指定するのであるが、ここでは当該左端の番号を説明の便宜のため衣服番号と称する。衣服番号が示すそれぞれの衣服については衣服の組成である繊維に着目し、左から繊維の成分量が大きい順番(右から見たときに繊維の成分量が小さい順番)に第1繊維から第4繊維までについて、繊維の種類と繊維の成分量を対として記録している。ここでは第1繊維から第4繊維まで例示したがこれに限るものではなく、さらに拡張し第N繊維まで記載されていてもよい。
衣服番号が示す衣服については繊維の種類とその成分%が記録される。各繊維の成分量の合計は100%であるが、その合計は100%未満であってもよい。なぜならば、繊維の種類が不明であるためにレコードに記録できない場合もある。この場合は判明している繊維についてのみの合計となり、その合計が100%に満たない場合もあるからである。
各レコードの最右端に洗濯方法が記述され、それぞれの衣服に適する洗濯方法が記録されている。これにより、例えば、衣服番号1が示す衣服は第1繊維から第4繊維により構成され、第1繊維としてAを60%、第2繊維としてBを30%、第3繊維としてCを9%、第4繊維としてDを1%それぞれ含有し、その洗濯方法はWM1であるとしている。
さらに図9では衣服番号2の衣服は4種類の繊維(A,B,C,D)から構成され、衣服番号3は単一の繊維(B)から、衣服番号4は2種類の繊維(C,B)から、衣服番号5は4種類の繊維(D,E,F,G)から構成されていることを示している。
衣服番号1と2が示す衣服を構成する繊維の種類は同じであるがその成分量が異なるため、洗濯方法はそれぞれWM1,WM2となり、互いに異なる洗濯方法が採用されていることがわかる。
ここで、洗濯方法とは(実施の形態2で説明する)洗濯装置31を運転するに必要な運転情報であり、洗濯装置31を構成する(本発明では詳述しない)洗濯槽の回転時間や回転速度、さらには供給する洗浄液の供給量と供給時間等を定めたものである。
図9ではレコード番号である衣服番号1〜5に示す衣服が記録されており、それぞれ異なる繊維構成をもつ。そしてそれぞれの洗濯方法としてWM1〜5が記録されている。
実施の形態1では、ネットワーク12を介して洗濯機11から取得した洗濯物の問合せ情報をもとに、洗濯物の繊維構成と同一となる繊維構成を有する衣服を上述のテーブル構造を有するデータベースから検索し、さらに検索された衣服の洗濯方法を特定するものである。特定された洗濯方法を問合せ先である洗濯機11に返送するのである。
このため本発明では、上述のデータベースの構造の説明と共に、洗濯方法検索システム10が洗濯機11から取得する洗濯物に関する問合せ情報についての説明も必要である。以下に説明する。
(問合せ情報の形式:図3)
図3は、洗濯方法検索システム10が洗濯機11から取得する洗濯物に関する問合せ情報の一例である。
ここでは1つの洗濯物を例示している。説明の便宜のため問合せ番号として20を付与する。図示のとおり、洗濯物を構成する繊維の種類と繊維の成分量を対として、洗濯物の特徴をあらわしている。
問合せ番号20が示す洗濯物は繊維1としてその種類がCでありその成分量は70%、繊維2としてその種類がBでありその成分量は30%である。
(処理フロー:図2)
図2は本発明に係る処理のフローである。
はじめに洗濯機11は問合せたい洗濯物の洗濯方法について、当該洗濯物の問合せ情報を洗濯機11に送信する(S1)。このとき、当該問合せ情報の形式は前述のとおり図3で示したように、洗濯物を構成する繊維の種類と繊維の成分量を対としたものである。
ここでは一例として、図3の問合せ番号20が示す洗濯物についての問合せ情報を洗濯機11が洗濯方法検索システム10に送信したとする(S1)。以下、問合せ番号20が示す問合せ情報を「問合せ情報20」とする。
次に、問合せ情報20を受信した洗濯方法検索システム10は蓄積する衣服のデータベースの中から洗濯方法を検索し、特定する(S2)。
具体的には、図9に示す衣服のデータベースの中から問合せ情報20に示す洗濯物と繊維の種類と繊維の成分量とが同一である衣服を検索し、検索された衣服の洗濯方法を特定する。図9に示す衣服のデータベースのうち、問合せ情報20に示す洗濯物と繊維の種類と繊維の成分量とが同一となる衣服は衣服番号4が付与された衣服であり、その洗濯方法はWM4と特定できる。
特定された洗濯方法についての情報は洗濯方法検索システム10から洗濯機11に送信される(S3)。ここでは、洗濯方法WM4という情報が洗濯方法検索システム10から洗濯機11に送信される。
以上により洗濯機11が送信した問合せ情報である洗濯物の繊維の種類とその繊維の成分量に着目して、洗濯方法検索システム10のデータベースについて同一の衣服が検索され、検索された衣服の洗濯方法が特定され、当該洗濯方法が洗濯機11に返送される基本的な処理を述べた。
[実施の形態2]
実施の形態1では、洗濯物の繊維の種類とその繊維の成分量が同一の衣服だけを洗濯方法検索システム10のデータベースについて検索し、その洗濯方法を特定するものであった。しかしながら、本発明は洗濯物の繊維の種類とその繊維の成分量が同一又は類似する衣服を洗濯方法検索システム10のデータベースについて検索し、その洗濯方法を特定する方法を開示するものである。実施の形態2では当該方法を述べる。
(洗濯方法検索システム10)
図1は本発明に係る構成を示すものであるが、実施の形態1と同じであるので説明を省略する。
図4は図1の各構成をより詳細に示したものである。洗濯方法検索システム10は全体を管理し制御する管理手段20を有する。管理手段20のもとに各手段が動作する。
取得手段21はネットワーク12と接続され、検索手段22を出力先とする。取得手段21はネットワーク12を介して洗濯機11から取得した問合せ情報を繊維の成分量の大きさの順番に整序したうえで、問合せ情報として検索手段22に出力する。
検索手段22は取得手段21を入力元とし、特定手段24を出力先とし、さらに記憶手段23と双方向で接続される。取得手段21から取得した問合せ情報をもとに、検索手段22は記憶手段23が記憶する衣服情報の中から以下で述べる検索処理に従って条件に適する一つ以上の衣服を検索する。検索結果(衣服についての情報)は検索手段22に返送される。返送された検索結果は特定手段24に引き渡される。
記憶手段23は衣服についての情報を記憶するデータベースである。記憶手段23は検索手段22及び特定手段24とそれぞれ双方向で接続される。記憶手段23のデータベース構造は実施の形態1と同じである。
なお、記憶手段23に記憶される衣服についての情報は別途の手段により記憶手段23に書き込まれ記録されるものであるが、本発明とは直接の関係がないためここではその構成や方法については記述を省略する。
特定手段24は検索手段22を入力元とし、送信手段25を出力先とし、さらに記憶手段23と双方向で接続される。特定手段24は、検索手段22から引き渡された検索結果である一つ以上の衣服について対応する洗濯方法を記憶手段23の中から特定する。特定された一つ以上の洗濯方法は送信手段25に引き渡される。
送信手段25は特定手段24を入力元とし、ネットワーク12を出力先とする。送信手段25は、特定手段24から引き渡された洗濯方法についての情報を問合せ先の洗濯機11が受信できるように整形し、ネットワーク12に出力する。
なお、検索手段22が取得手段21から取得した問合せ情報をもとに、記憶手段23に対して検索を行っても条件に一致する結果が得られない場合もある。このとき検索手段22は何の検索結果もないことを特定手段24に通知する。さらに特定手段24は何らの情報も得られなかったことを送信手段25に通知する。結果として、送信手段25は何らの洗濯方法についての情報も洗濯方法検索システム10には存在しないことを洗濯機11に通知することになる。
(洗濯機11)
次に洗濯機11の構成と動作を説明する。
管理手段30は洗濯機11の全体を管理し制御するものであり、管理手段30のもとに各部が動作する。
洗濯装置31は洗濯物を洗濯する機能を有し、通信手段32を入力元とする。通信手段32からの洗濯方法に基づいて洗濯装置31が洗濯動作を行う。
通信手段32は情報入力手段33を入力元とし、洗濯装置31を出力先とする。通信手段32は情報入力手段33から洗濯物に関する情報を取得する。この洗濯物に関する情報は洗濯方法検索システム10に対する問合せ情報として、通信手段32からネットワーク12を経由して洗濯方法検索システム10に送信される。洗濯方法検索システム10からの回答は通信手段32で受信され、洗濯装置31に引き渡される。
情報入力手段33は洗濯方法検索システム10に送信するべき問合せ情報を入力するための手段である。問合せ情報は洗濯物の特徴や属性に関するデータをいう。情報入力手段33から入力された問合せ情報は通信手段32に引き渡される。
ここで洗濯物の特徴や属性とは洗濯物を構成する繊維の種類(ウール、シルク、ポリエステル等)とその成分量(%表示)、洗濯物の種類(ワイシャツ、ズボン等)、洗濯物の汚れの種類(土の汚れ、コーヒーによる汚れ等)などをいう。また、これらデータを取得する手段とは、手動式であってもよいし自動式であってもよい。例えば、人手で情報入力可能な操作パネルや、洗濯表示ラベルを光学的にスキャンし読み取る自動化手段などである。情報入力手段33から入力される問合せ情報は図10に例示するとおりであり、その形式は後述する。
(衣服のデータベースの構造:図9)
記憶手段23のデータベースの構造を図9に示す。実施の形態1と同じであるので説明を省略する。
(問合せ情報の形式:図10)
図10は、洗濯方法検索システム10が洗濯機11から取得する洗濯物に関する問合せ情報の一例であって、表形式で表したものである(基本的には、実施の形態1で説明した図3と同じ形式である。)。情報入力手段33から入力された問合せ情報は、洗濯方法検索システム10に向けて洗濯物についての洗濯方法を問合せるときに洗濯機11の通信手段32から送信される。
ここでは3つの洗濯物を例示している。説明の便宜のためそれぞれ問合せ番号として10〜12を付与している。図示のとおり、洗濯物を構成する繊維の種類と繊維の成分量を対として、洗濯物の特徴をあらわしている。
例えば、問合せ番号10が示す洗濯物は繊維1としてその種類がAでありその成分量は55%、繊維2としてその種類がBでありその成分量は33%などとなっている。そして実施の形態2で示す発明は、問合せ番号10〜12が示す洗濯物の繊維と同一又は類似する成分を有する衣服が洗濯方法検索システム10から検索され、当該検索された衣服に対応する洗濯方法が特定され、当該洗濯方法が検索結果として洗濯機11に送信されるものである。
問合せ番号10〜12が示す洗濯物はそれぞれ5種類、4種類、2種類の繊維から構成されているが、当然ながらこれは洗濯物によって繊維の種類とその数が異なることを示している。
なお、図9に例示した衣服に関するデータベースの構造とは異なり、図10に示す問合せ情報は、成分量が多い順番に繊維が配列されたものである必要はない。単に情報入力手段33において入力された順番に情報が配列され、表示されているだけである。
(処理全体フロー:図5)
図5は本発明に係る処理の全体フローである。
洗濯機11の情報入力手段33から洗濯物に関する情報、つまり問合せ情報を入力する(S10)。ここでは洗濯物として図10で例示したうちの問合せ番号10が示す洗濯物についての情報が入力されたと仮定して、問合せ番号10が示す問合せ情報がどのように処理されるかを例示的に説明する。以下、問合せ番号10が示す問合せ情報を「問合せ情報10」とする。
次に、通信手段32は情報入力手段33からの問合せ情報10に必要なネットワーク情報(例えば、相手先情報等)を付加したのちに、問合せ情報10を洗濯方法検索システム10に向けて送信する(S11)。
次に、洗濯方法検索システム10の取得部21で受信された問合せ情報10に基づいて、洗濯方法検索システム10での処理が始まる(S12)。ここではS12に示す処理をサブルーチンとして、その詳細を後述する図6に示す。
S12の処理結果である洗濯方法についての情報は洗濯方法検索システム10の送信手段25から送信され、洗濯機11の通信手段32で受信される(S13)。その後、当該洗濯方法についての情報は洗濯装置31に出力され、洗濯装置31を運転するために利用される(S14)。
(サブルーチンS12の処理:図6)
サブルーチンS12は図6に示すとおりであり、洗濯方法検索システム10のうち、洗濯機11から受信した問合せ情報をもとに洗濯方法を検索し特定することを目的とする処理である。
はじめに、取得手段21はネットワーク12を介して洗濯機11から取得した問合せ情報のうち繊維の種類を繊維の成分量の大きさの順番に整序したうえで、問合せ情報として検索手段22に出力する(S20)。
例をもって説明すれば、図10における問合せ情報10では繊維の種類を繊維の成分量の大きさの順番に、A(成分量55%)、B(成分量33%)、C(成分量6%)、D(成分量5%)、E(成分量1%)と整序でき、この情報が検索手段22に出力される。
次に、検索手段22は記憶手段23においてレコード番号である衣服番号Nを1として検索を開始し(S22)、全検索を行う(S26、S27)。
レコード番号がNである衣服番号Nについての処理はS23のサブルーチンで行われるが、その詳細は図7のとおりである。S23のサブルーチンの返り値は衣服番号Nである。ここで類似するとの判定がS23でなされたときは、その検索結果である衣服番号(=記憶手段23におけるレコード番号)が特定手段24に通知される(S24)。
特定手段24では衣服番号が通知されたときだけ、衣服番号に対応する洗濯方法を、記憶手段23について再度検索し、当該衣服番号に対応する洗濯方法を特定する(S25)。
以上のうち、S23〜S25について記憶手段23が記憶する衣服について、全ての衣服番号について検索を行う(S26、S27)。
(サブルーチンS23の処理:図7)
図7の処理フローは検索手段22において、問合せ情報が、記憶手段23が記憶する衣服のうち衣服番号Nが示す衣服(図9)と一致するか又は類似するものであるかを判定することを目的としている。
はじめに、検索手段22は、取得手段21から取得した整序された問合せ情報について、繊維の成分量の大きいほうから既定数だけの繊維を選び出す(S29)。洗濯物に係る問合せ情報のうち、選び出した繊維だけを検索の対象として限定するのである。選び出した繊維についてのみ検索対象とすることにより、衣服について検索条件を緩和することができ、これにより洗濯物に類似する衣服を検索しようというのである。
既定数(その意味は後述する)として、ここでは仮に3つとする(S29)。例をもって説明すると、図10における問合せ情報10については、繊維成分が1番目に多いA、2番目に多いB、3番目に多いCが選び出される。ここではそれぞれ第1繊維、第2繊維、第3繊維とする。説明のために、問合せ情報10について選び出した繊維を表にしたのが、図11における問合せ番号10で示されるものである。
ここで、既定数とは洗濯方法検索システム10において、洗濯機11から取得した問合せ情報のうち、検索の対象とする繊維の種類の範囲を限定するものである。ここでは成分量の多い繊維3番目までにおいて同じ又は類似する衣服を記憶手段23の中から検索しようというのである。既定数が高いほど(つまり、4番目の繊維までとか、5番目の繊維までとか)、洗濯物の繊維の成分とより同じ繊維の成分をもつ衣服を検索することになるが、検索条件が厳しくなるので検索に失敗する可能性が高まることにもなる。
逆に既定数が低いほど(つまり、2番目の繊維までとか、最も成分の多い繊維1つだけとか)検索が容易になるが、洗濯物の繊維成分と衣服の繊維成分とが異なる場合も出てくる。検索された衣服のうち、検索の対象となっていない繊維の割合が増えるからである。
次に、問合せ情報の第1繊維(図11)と、記憶手段23の衣服番号Nの衣服(図9)の第1繊維とが同じ種類であり、その成分量の誤差が既定の誤差範囲以内であるか否かを判定する(S30)。
既定の誤差範囲(その意味は後述する)として、ここでは仮に5%とする。例をもって説明すると、図11において問合せ情報10をみると、第1繊維はAの55%であるところ、記憶手段23の衣服番号1(図9)が示す衣服の第1繊維はその種類はAで一致し、その誤差範囲が5%以内である。なぜならば、衣服番号1が示す衣服の第1繊維であるAはその成分量が60%だからである。
なおS30を充足しないときは、衣服番号Nが示す衣服は問合せ情報には類似しないとして、処理を中断し、処理をメインルーチンS12に返す(S36)。
ここで、既定の誤差範囲とは、検索手段22において、問合せ情報と記憶手段23が記憶する衣服を比較する場合の繊維の成分量の誤差の許容範囲をいう。本発明は、洗濯機11が洗濯物の洗濯方法を洗濯方法検索システム10に問合せると、洗濯物を構成する繊維の成分量が完全に一致する衣服についての洗濯方法だけではなく、洗濯物を構成する繊維の成分量が類似する衣服についての洗濯方法についても洗濯機11に回答するものである。このため、上述の誤差の許容範囲を設けることにより、洗濯物に類似する衣服についての洗濯方法も洗濯機11に回答できるようになるのである。
また、既定の誤差範囲とは、ここでは5%を例示するが、これよりも大きくてもよいし小さくてもよい。
さらに、当該誤差範囲及び前述の既定数は洗濯方法検索システム10において、事前に設定してもよいし、洗濯機11からネットワーク12を介して遠隔から設定するものであってもよい。さらにはネットワーク12に接続され、かつ洗濯機11以外の他の管理装置又は端末により遠隔から設定するものであってもよい。
次に、問合せ情報の第2繊維が既定の最小値(ここでは5%とする)を超えるか否かを確認する(S31)。当該第2繊維があまりに小さい場合は記憶手段23が記憶する衣服との比較をすることなく、当該衣服と問合せ情報が示す洗濯物とは一致するか又は類似すると判定するのである(S35)。
ここでは、問合せ情報10の第2繊維はBであり成分量33%であるため5%を超えており、処理をS32へ進める。
なお、既定の最小値はここでは5%を例示するが、これよりも大きくてもよいし小さくてもよい。また、既定の誤差範囲と同様に当該既定の最小値は洗濯方法検索システム10において、事前に設定してもよいし、洗濯機11からネットワーク12を介して遠隔から設定するものであってもよい。さらにはネットワーク12に接続され、かつ洗濯機11以外の他の管理装置又は端末により遠隔から設定するものであってもよい。
次に、問合せ情報の第2繊維と、記憶手段23が記憶する衣服番号Nの衣服の第2繊維とが同じ種類であり、その成分量の誤差が既定の誤差範囲以内であるかを判定する(S32)。例をもって説明すると、図11において問合せ情報10をみると、第2繊維はBの33%であるところ、図9に示す衣服番号1が示す衣服の第2繊維はBで一致し、その誤差範囲が5%以内である。なぜならば、衣服番号1が示す衣服の第2繊維であるBの成分量は30%だからである。
次に、問合せ情報の第3繊維が既定の最小値(ここでは5%)を超えるか否かを確認する(S33)。S31と同じ理由により、第3繊維があまりに小さい場合は衣服との比較をすることなく、衣服と問合せ番号が示す洗濯物の両者は一致するか又は類似すると判定する(S35)。
ここでは、問合せ情報の第3繊維はCであり成分量6%であるので、処理をS34へ進める。
次に、問合せ情報の第3繊維と、記憶手段23が記憶する衣服番号Nの衣服の第3繊維とが同じ種類であり、その成分量の誤差があらかじめ決めた誤差範囲以内であるかを判定する(S34)。例をもって説明すると、図11において問合せ情報10の情報をみると、第3繊維はCの6%であるところ、衣服番号1が示す衣服の第3繊維はCで一致し、その誤差範囲が5%以内である。なぜならば、衣服番号1が示す衣服の第3繊維であるCはその成分量は9%だからである。
以上で、問合せ情報と記憶手段23の衣服番号N(レコード番号がN)=1が示す衣服との比較を終える。
問合せ情報と、記憶手段23が記憶する衣服番号Nが示す衣服との第1繊維から第3繊維までがその種類が同一でその成分量が同一又は誤差範囲内であれば、衣服番号Nが示す衣服は問合せ情報が示す洗濯物に類似しているものとして、レコード番号である衣服番号NをメインルーチンであるS12に返す(S35)。
ここでの例では、記憶手段23の衣服番号N=1が示す衣服は問合せ情報10が示す洗濯物と、その繊維構成が全て誤差範囲内にあるので、記憶手段23の衣服番号N=1が示す衣服は問合せ情報10で示される洗濯物に類似すると判定できる。よって、図7の処理を終えるとともに衣服番号1をメインルーチンであるS12に返すこととなる(S35)。
一方、問合せ情報と衣服番号が示す衣服との第1繊維から第3繊維までがその種類とその成分量について不一致又は誤差範囲外のときは、なんらの衣服番号もメインルーチンS12には返さない(S36)。
以上が図7に示す処理の説明であり、以下はその後、処理がメインルーチン(図6)に戻ったときの説明である。以下、続ける。
ここで、衣服番号Nが返されたS23は、衣服番号Nが示す衣服は問合せ情報に類似すると判定できる(S24)ので、処理をS25に進める。
S25では、衣服番号Nが示す衣服に対応する洗濯方法があらためて記憶手段23において特定される。具体的には、図9において、レコード番号Nで指定されるレコードの最右端に記録された洗濯方法が特定されるのである。例えば、衣服番号1がメインルーチンに返されたときは、S25において、衣服番号1に記録されている洗濯方法であるWM1が特定されるのである。
この結果を便宜のために表にしたのが図12である。問合せ情報10については衣服番号1で示される衣服が記憶手段23から検索され、その洗濯方法としてWM1が特定されたことを示している。
次に、特定された洗濯方法(ここではWM1)の情報は特定手段24から送信手段25に出力される。送信手段25は、当該洗濯方法に関する情報を洗濯機11が受信できるように整え、洗濯機11に向けて送信する。
次に、送信された洗濯方法に関する情報は洗濯機11の通信手段32で受信され(S13)、その後、得られた検索結果である洗濯方法にしたがって洗濯装置31の運転がなされる(S14)。
上述では、洗濯方法検索システム10から洗濯方法のみが洗濯機11に送信されているが、これに限るものではなく、当該洗濯方法だけではなく検索された衣服についての情報(ここでは衣服番号1という情報)も洗濯機11に送信するようにしてもよい(図12)。
以上、洗濯機11が送信した洗濯物についての問合せ情報に基づいて、洗濯方法検索システム10で当該問合せ情報に類似する衣服を検索し、さらに当該衣服に対応した洗濯方法を特定する方法について説明した。
上記の例では洗濯機11が、図10の問合せ番号10が示す洗濯物についての洗濯方法を洗濯方法検索システム10に問合せ、その結果として問合せ番号10に対する洗濯方法WM1を洗濯方法検索システム10から得ることになる。
さらに、本実施の形態では、洗濯物について類似する衣服を検索するために、洗濯物の問合せ情報について繊維の成分量の大きいほうから既定数だけを選び出して検索対象とした。さらに、衣服の繊維の種類と問合せ情報の繊維の種類が同じであるときは、両者の成分量の誤差が既定の誤差範囲以内であるか否かを判定するようにした。
(他の例示)
上記を他の例で示す。洗濯機11が、図10の問合せ番号11が示す洗濯物についての洗濯方法を洗濯方法検索システム10に問合せたとしよう(S10)。
初めに、問合せ番号11が示す洗濯物の情報(問合せ情報11)は洗濯機11から洗濯方法検索システム10に送信される(S11)。
洗濯方法検索システム10の取得手段21で受信された問合せ情報11は繊維の成分量の大きい順に整序される(S20)。問合せ情報11(図10)については、繊維の成分量の大きさの順番に、C(成分量70%)、B(成分量25%)、F(成分量3%)、G(成分量2%)と整理でき、この情報が検索手段22に出力される(S12、S20)。
次に、問合せ情報11のうち繊維の成分量の大きいほうから既定数(ここでは3つとする)だけの繊維を選び出す(S29)。選び出された結果は図11における問合せ番号11で示すように、C(成分量70%)、B(成分量25%)、F(成分量3%)となる(問合せ情報11)。
次に、問合せ情報11の繊維とその成分量について同一又は類似する衣服が、記憶手段23が記録する衣服のテーブル情報(図9)の中から検索される(図6のS22〜S27、及び図7で示す処理)。ここでは、問合せ情報11に類似する衣服は図9のテーブル中の衣服番号4をレコード番号とする衣服であると検索される。さらに、検索された衣服番号4に対応する洗濯方法としてWM4が特定される(S25)。つまり、問合せ情報11に類似する衣服は衣服番号4であると検索され、その洗濯方法はWM4であると特定される。この結果を示すのが図12の問合せ番号11で示される情報である。
その後、特定された洗濯方法WM4は送信手段25から洗濯機11に向けて送信され、洗濯機11の通信手段32で受信され(S13)、洗濯装置31の運転情報として利用される(S14)。
(他の例示)
さらに、洗濯機11が図10に示す問合せ番号12の情報を洗濯方法検索システム10に問合せたとしよう。この場合、問合せ情報12は図11に示す通りとなる(S20)。
ここでは、問合せ情報12が示す洗濯物に類似する衣服は記憶手段23の中からは見出せない(図6のS22〜S27、及び図7)。なぜならば、問合せ情報12においてAを70%又はその誤差範囲5%以内(つまり、Aの含有量が65%〜75%)とする衣服は図9で例示するテーブルには存在しないからである。
この場合、適当な衣服が検索できなかったので、衣服番号により洗濯方法を特定する処理は実行されずにスキップされ(図6のS24)、特定の洗濯方法が検索できなかったこととなる。この結果を示すのが図12の問合せ番号12と共に列挙した情報である。洗濯機11には検索に失敗した旨が通知される(図5のS13)。
以上、洗濯物を構成する繊維の種類とその成分量に着目した洗濯方法を検索する方法を説明した。本発明は水又は有機溶剤を洗浄液として用いる洗濯方法に適用することを想定している。なおポリエステル、ナイロン、アクリル等の合成繊維を5%程度以上混紡していれば、その洗濯物については水洗いが可能であると言われている。
[実施の形態3]
(処理フロー)
実施の形態2では、記憶手段23が記憶する衣服のうち洗濯物に類似する衣服を検索するために、問合せ情報が示す洗濯物を構成するすべての種類の繊維を検索対象とするのではなく、繊維の成分量の大きいほうから既定数だけを選び出して検索対象とした。
実施の形態3では、洗濯物に類似する衣服を検索するために、問合せ情報が示す洗濯物を構成する繊維の成分量のうち一定の割合を超える程度の繊維を検索対象とするものである。
このために、実施の形態2におけるサブルーチンS23だけを変更するものであり、図8に示す。
変更サブルーチンS23(図8)は、検索手段22において行われる処理であって、その目的は問合せ情報が、記憶手段23が記憶する衣服のうち衣服番号Nが示す衣服(図9)と一致するか又は類似するものであるかを判定することである。
はじめに、検索手段22は、比較するべき繊維の番号であるパラメータMを1とする(S40)。
次に、問合せ情報の第1繊維と、記憶手段23の衣服番号Nの衣服の第1繊維とが同じ種類であり、その成分量の誤差が既定の誤差範囲以内であるか否かを判定する(S41)。なお、S41の処理の実質は実施の形態2におけるS30、S32、S34と同じである。また、既定の誤差範囲内とは実施の形態2における定義と同じであり、後述の例ではその値を5%としている。
S41において問合せ情報の第1繊維と、記憶手段23の衣服番号Nの衣服の第1繊維とが同じ種類であり、その成分量の誤差が既定の誤差範囲以内であるときは、S42に処理を進める。
逆に、問合せ情報の第1繊維と、記憶手段23の衣服番号Nの衣服の第1繊維とが異なる種類である、又は同じ種類であっても両者の成分量の誤差が既定の誤差範囲以外であると判定されたとする。このときは衣服番号Nの衣服は問合せ情報が示す洗濯物には類似していないとして、なんらの衣服番号もメインルーチンS12に返すことなく、変更サブルーチン23を終了する(S45)。
次に、S42では、問合せ情報の繊維の成分量の合計が既定の割合以上か否かを判定する(S42)。既定の割合(その意味は後述する)として、後述の例では80%としている。Mが1のときは問合せ情報に記載された第1繊維の成分量のみが既定の割合以上であるかが判定される。
次に、当該合計が既定の割合を超えているときは、問合せ情報と記憶手段23の衣服番号Nが示す衣服との比較を終えるとともに、衣服番号Nが示す衣服は問合せ情報が示す洗濯物に類似しているものとして、レコード番号である衣服番号NをメインルーチンであるS12に返す(S43)。
当該合計が既定の割合に満たないときは、パラメータMをカウントアップし(M=2、S44)、S41に戻り、問合せ情報の第2繊維と記憶手段23の衣服番号Nの衣服の第2繊維とが同じ種類であり、その成分量の誤差が既定の誤差範囲以内であるか否かが判定される(S41)。
ここで、既定の割合とは洗濯方法検索システム10において、洗濯機11から取得した問合せ情報のうち、検索の対象とする繊維の成分量の割合に上限を設けようとするものである。ここでは成分量の多い繊維から少ない繊維に向けて(つまり、第1繊維、第2繊維…という順番で)、それらの繊維の成分量の合計がたかだか既定の割合程度までに制限したうえで、それらだけを検索対象としようというのである。既定の割合が高いほど(つまり100%に近付くほど)、洗濯物の繊維の成分とより同じ繊維の成分をもつ衣服を検索することになるが、検索条件が厳しくなるので検索に失敗する可能性が高まることにもなる。
逆に既定の割合が低いほど(つまり100%から離れるほど)検索が容易になるが、洗濯物の繊維成分と衣服の繊維成分とが異なる場合も出てくる。検索された衣服のうち、検索の対象となっていない繊維の割合が増えるからである。
また、既定の割合の値は前述の誤差範囲及び前述の既定数と同様に洗濯方法検索システム10において、事前に設定してもよいし、洗濯機11からネットワーク12を介して遠隔から設定するものであってもよい。さらにはネットワーク12に接続され、かつ洗濯機11以外の他の管理装置又は端末により遠隔から設定するものであってもよい。
以上の処理が、S42において問合せ情報の第1繊維から第M繊維までの成分量の合計が既定の割合以上となるまでMをカウントアップしつつ繰り返される。以下に例をもって再度説明する。
(例による動作説明)
ここでは実施の形態2と同様に、図9を記憶手段23が記憶する衣服のテーブルとする。また図10のうち問合せ番号10が示すデータを、洗濯機11から洗濯方法検索システム10の取得手段21が受信した問合せ情報(問合せ情報10)とする。
また、実施の形態2で説明したように、取得手段21が受信した問合せ情報10は繊維の成分量の大きさの順番に、A(成分量55%)、B(成分量33%)、C(成分量6%)、D(成分量5%)、E(成分量1%)と整序され、検索手段22に出力される。それぞれを問合せ情報10における第1繊維、第2繊維、第3繊維、第4繊維、第5繊維とする。
以下、変更サブルーチン23(図8)において問合せ情報10と記憶手段23の衣服番号1(レコード番号=1)が示す衣服との比較を説明する。
はじめにパラメータM=1とし(S40)、問合せ情報10の第1繊維を衣服番号1が示す衣服の第1繊維(図9)と比較する。両者は繊維の種類がAであり、その成分量の誤差は5%である(S41)ので、S42に進む。
S42では、問合せ情報10の第1繊維の成分量は55%しかないので、既定の割合80%に達していない(S42)。このためパラメータM=2として(S44)、S41を繰り返す。
次に、問合せ情報10の第2繊維と衣服番号1で示される衣服の第2繊維(図9)を比較する。両者は繊維の種類がBであり、その成分量の誤差は3%である(S41)ので、S42に進む。
次にS42では、問合せ情報10の第1繊維と第2繊維の成分量の合計は88%であるので、既定の割合80%に達していると判定できる(S42)。したがって、問合せ情報と記憶手段23の衣服番号1が示す衣服との比較を終えるとともに、衣服番号1が示す衣服は問合せ情報10が示す洗濯物に類似しているものとして、レコード番号である衣服番号1をメインルーチンであるS12に返す(S43)。
以上の様に、実施の形態3では、問合せ情報の第M繊維と、記憶手段23が記憶する衣服番号Nの衣服の第M繊維とが同じ種類であり、その成分量の誤差が既定の誤差範囲以内であるか否かの判定を、判定がなされた問合せ情報の第1繊維から第M繊維までの成分量の合計が既定の割合に達するまで繰り返すことを特徴としている。
ここでは、既定の割合を80%として例示したが、これよりも大きくてもよいし小さくてもよい。当該既定の割合の値が高いほど、洗濯物により類似する衣服を記憶手段23から検索しようと試みることとなる。
[実施の形態4]
(構成)
実施の形態1〜3は、洗濯物を構成する繊維の種類とその成分量を検索条件として、同一又は類似する衣服を記憶手段23の中から検索し、検索した衣服に対応する洗濯方法を洗濯機11に返送するものであった。
実施の形態4は、上述の検索条件に洗濯物の種類も加える。洗濯物の繊維の種類とその成分量だけではなく、洗濯物の種類にも着目して洗濯方法を検索しようというのである。
図13は洗濯機11が洗濯方法検索システム10に送信する洗濯物についての問合せ情報である。ここでは説明の便宜のため、当該問合せ情報に問合せ番号13を与えている。図示のとおり洗濯機11は問合せ情報に洗濯物の種類についての情報を追加し、洗濯方法検索システム10に送信する。ここでの例では洗濯物の種類は「ズボン」である。
図14は、記憶手段23が記憶する衣服のデータ構造を示すものであり、衣服の種類についての項目が追加されている。
(処理方法)
実施の形態1〜3と同様に、問合せ番号13の情報にもとづいて検索手段22は条件に適する衣服を記憶手段23の中から検索するのであるが、このときに衣服の種類についても検索するのである。
具体的には、洗濯物を構成する繊維の種類とその成分量を条件として、検索手段22が記憶手段23について衣服の検索を行う。次に検索された衣服について、当該衣服の種類が洗濯物の種類と一致するか否かを判定し、判定の結果一致する衣服があれば、それを最終的に検索された衣服とするのである。
検索された衣服についての情報は特定手段24に出力され、特定手段24において、検索された衣服についての洗濯方法が特定されるのである。
特定手段24で特定された洗濯方法はネットワーク12を経由して洗濯機11に回答される。
以上の処理により、実施の形態1〜3に比べてさらに洗濯物の種類に着目して、洗濯方法を絞り込むことができる。
[実施の形態5]
実施の形態4では、洗濯物の種類に着目して洗濯方法を絞り込むものであったが、これに限られるものではない。
ここでは、洗濯物の種類に替えて洗濯物の汚れの種類に着目して洗濯方法を絞り込むのである。
図15は洗濯機11が洗濯方法検索システム10に送信する洗濯物についての問合せ情報である。図示のとおり洗濯機11は洗濯物の汚れの種類についての情報を問合せ情報に追加し、洗濯方法検索システム10に送信する。ここでの例は洗濯物の汚れの種類は「土」である。
図16は、記憶手段23が記憶する衣服の情報のデータ構造を示すものであり、衣服の汚れの種類についての項目が追加されている。
以上の処理により、実施の形態1〜3に比べてさらに洗濯物の汚れの種類に着目して、洗濯方法を絞り込むことができる。
以上、検索された洗濯方法を洗濯物の種類又は洗濯物の汚れのいずれかに着目して絞り込む方法とその構成を説明したが、両者(洗濯物の種類及び洗濯物の汚れの種類)をもとにさらに洗濯方法を絞り込むようにしてもよい。
この場合において、記憶手段23が記憶する衣服の情報のデータ構造は、一例として図17に示すようなものとなる。記憶手段23に記憶される各レコードに衣服の種類及び衣服の汚れの種類の項目が追加されるのである。
[実施の形態6]
実施の形態2〜5では、記憶手段23が記憶する衣服の中から、検索手段22によって複数の衣服が検索される場合も考えられる。この場合、特定手段24によりそれぞれの衣服について洗濯方法が特定されるので、複数の洗濯方法が洗濯機11に送信されることとなる。
洗濯方法検索システム10は、洗濯機11から寄せられた洗濯方法についての問合せに対して一つの洗濯方法についてだけを回答するほうが、洗濯機11の運転にとっては都合が良いときもある。複数の洗濯方法が回答された場合、どれを採用するべきか洗濯機11においても困るからである。
そこで、実施の形態6は実施の形態2〜5で複数の衣服が検索できるときに、検索結果をより絞り込む方法に関するものである。
本発明では、洗濯物の繊維の種類とその成分量が同一だけではなくあらかじめ決めた誤差範囲内のものについても検索結果とするため、検索に失敗する可能性を低くすることができるという利点がある。しかしながら複数の検索結果を得ることにもなる。
そこで、検索手段22において複数の衣服が検索されたときは、検索された衣服の繊維の種類の成分量と洗濯物の繊維の種類の成分量とが全く同一となるものを、複数の衣服のなかから抽出するようにするのである。
例えば、実施の形態2では問合せ情報について第1繊維から第3繊維までの3つまでを選び出してから、記憶手段23について検索処理を行った。その結果複数の衣服が検索されたときは、第1繊維から第3繊維までの全ての繊維の成分量が同一となる衣服を、検索された衣服のなかから抽出するようにするのである。
これにより、洗濯物と同一の繊維からなる衣服についての洗濯方法のみに絞り込むことができる。
[実施の形態7]
実施の形態6において、複数の衣服が検索されたものの、検索された衣服の繊維の種類の成分量が洗濯物の繊維の種類の成分量と同一となるものが存在しないという場合もある。衣服の繊維の種類の成分量と洗濯物の繊維の種類の成分量とが同一ではないものの、その差異があらかじめ決めた誤差範囲以内におさまる衣服だけが複数検索できたという場合である。言い換えると、記憶手段23からは洗濯物と同一の衣服は検索できなかったが、洗濯物に似た衣服は検索できたという場合である。
この場合は、両者(衣服の繊維の種類の成分量と洗濯物の繊維の種類の成分量)の差異が最も小さい衣服を複数の衣服から抽出するようにするのである。例えば、第1繊維の成分量の差異がもっとも小さいか、又はその差異がない(つまり、成分量が同じ)衣服を抽出するのである。これにより、洗濯物により類似する成分量の繊維からなる衣服を検索結果として絞り込むことができる。
[実施の形態8]
実施の形態1〜7までは繊維の種類とその成分に着目して同一又は類似する衣服を記憶手段23に記憶される衣服から検索し、検索された衣服の洗濯方法を特定するものであった。
実施の形態8は、洗濯機11の利用者が洗濯物のID番号を入力することにより、当該ID番号と同一のID番号を有する衣服を記憶手段23に記憶される衣服から検索し、検索された衣服の洗濯方法を特定するというものである。言い換えると、洗濯物のID番号が判るときには洗濯機11の利用者が洗濯物のID番号を問合せ情報として洗濯方法検索システム10に送信することにより、洗濯方法についての情報を直接得るというものである。
このために、記憶手段23が記憶する衣服のデータ構造においては衣服のID番号が追加されており、その一例を図18に示す。
これにより、洗濯機11は洗濯物のID番号と同一のID番号をもつ衣服が記憶手段23において検索できる場合は、実施の形態1〜7で示した検索処理を行うことなく、洗濯物の洗濯方法を取得することができる。
なお、ID番号はいくつかの方法により事前に記憶手段23に記録されるものとする。例えば、衣服が販売されたときに衣服の販売業者によりID番号が付与されると同時に、記憶手段23に記録されるのである。さらに洗濯物が以前にクリーニング業者により洗濯されたときに、当該クリーニング業者によってID番号が付与されると同時に、記憶手段23に記録されるなどが考えられる。
本発明は、クラウドシステムにおいて洗濯方法についての情報を広く提供するサービスに利用することができる。例えば産業用としては、洗浄工場に多数配置された洗濯機にオンデマンドで洗濯機の運転情報を提供するのである。また、家庭向けとしては、洗濯機の利用者に向けてその都度洗濯情報を提供することができる。
10 洗濯方法検索システム
11 ネットワーク
12 洗濯機
20 管理手段
21 取得手段
22 検索手段
23 記憶手段
24 特定手段
31 洗濯装置

Claims (6)

  1. ネットワークを介した問合せに対して洗濯方法を検索し回答する洗濯方法検索システムであって、
    前記ネットワークを介して、洗濯物についての情報を取得する取得手段と、
    衣服についての情報に対応した洗濯方法を記憶する記憶手段と、
    前記取得手段が取得した情報に基づいて前記記憶手段に記憶された衣服を検索する検索手段であって、前記取得手段が取得した情報のうち洗濯物の繊維の種類が前記記憶手段に記憶された衣服の繊維の種類と同一であり、前記取得した洗濯物の繊維の成分量が前記記憶手段に記憶された衣服の繊維の成分量と同一又は既定の誤差範囲以内となる衣服を前記記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された衣服に対応する洗濯方法を前記記憶手段から特定する特定手段と、
    前記特定された洗濯方法を対応する問合せ先毎に前記ネットワークを介して送信する送信手段と、を備えた洗濯方法検索システム。
  2. 前記取得手段が取得した情報のうち洗濯物の種類が前記記憶手段に記憶された衣服の種類と同じであるか否かについて判定する判定手段を備え、
    前記検索手段において検索された衣服のうちから、前記判定手段の結果に従って洗濯物の種類と同じ種類となる衣服を抽出する、請求項1に記載の洗濯方法検索システム。
  3. 前記取得手段が取得した情報のうち洗濯物の汚れの種類が前記記憶手段に記憶された衣服の汚れの種類と同じであるか否かについて判定する判定手段を備え、
    前記検索手段において検索された衣服のうちから、前記判定手段の結果に従って洗濯物の汚れの種類と同じ汚れの種類である衣服を抽出する、請求項1に記載の洗濯方法検索システム。
  4. 前記検索手段において複数の衣服が検索されたときは、検索された前記衣服の繊維の種類の成分量が前記洗濯物の繊維の種類の成分量と同一であるものを前記複数の衣服のなかから抽出するようにした、請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の洗濯方法検索システム。
  5. 前記検索手段において複数の衣服が検索され、かつ検索された前記衣服の繊維の種類の成分量が前記洗濯物の繊維の種類の成分量と同一となるものが前記複数の衣服のなかに存在しない場合は、前記衣服の繊維の種類の成分量と前記洗濯物の繊維の種類の成分量の差異が小さい衣服を前記複数の衣服から抽出するようにした、請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の洗濯方法検索システム。
  6. ネットワークを介した問合せに対して洗濯方法を検索し回答する洗濯方法検索方法であって、
    前記ネットワークを介して、洗濯物を構成する繊維の種類と当該繊維の成分量を含む情報を送信し、
    前記送信した洗濯物の繊維の種類が同一であり、当該繊維の成分量が同一又は既定の誤差範囲以内となる衣服が検索され、
    前記検索された衣服に対応する洗濯方法が特定され、
    前記特定された洗濯方法が対応する問合せ先毎に前記ネットワークを介して送信される、洗濯方法検索方法。
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