JP6695123B2 - 可変容量ポンプの制御装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、可変容量ポンプの制御装置に関する。
建設機械の駆動系の油圧ポンプには、斜板式あるいは斜軸式の可変容量ポンプが広く使用されている。例えば、斜板式の可変容量ポンプの制御装置として、一般的に、斜板の傾転角を調整して吐出容量を制御するレギュレータを備え、このレギュレータによる機械的なフィードバックと、斜板の傾転角の検出による電気的なフィードバックとを用いて、斜板の傾転角を精度良く制御するものが知られている。
ところが、上述のような従来の可変容量ポンプの制御装置では、機械的なフィードバックを行うレギュレータを必須としている。このため、機械的な構成部品が多くなり、製造コストが増大してしまう可能性があった。
特開平8−189475号公報
本発明が解決しようとする課題は、レギュレータを廃止してコストの低減を図ることのできる可変容量ポンプの制御装置を提供することである。
実施形態の可変容量ポンプの制御装置は、可変容量ポンプと、油圧制御手段と、傾転アクチュエータと、操作手段と、傾転角検出手段と、電気制御手段と、を持つ。可変容量ポンプは、傾転部材の傾転角に応じて吐出容量が変化する。油圧制御手段は、駆動油圧を出力する。操作手段は、傾転角の操作信号を電気信号として出力する。傾転アクチュエータは、駆動油圧を受けて動作する2つのピストンを有し、2つのピストンにかかる駆動油圧の圧力バランスにより傾転部材の傾転角を調整する。傾転角検出手段は、傾転部材の傾転角を検出して検出信号を電気信号として出力する。電気制御手段は、操作手段から入力される傾転角の操作信号と傾転角検出手段から入力される傾転部材の傾転角の検出信号との電気信号に基づいて傾転角の制御値を演算し、演算した制御値に対応した電気的な制御信号を油圧制御手段に入力する。また、傾転アクチュエータとして、作動油室への駆動油圧の導入により第1ピストンを変位させて傾転部材を傾転角大側に傾転させる第1シリンダと、作動油室への駆動油圧の導入により第2ピストンを変位させて傾転部材を傾転角小側に傾転させる第2シリンダと、が設けられ、第1ピストンの受圧面積は、第2ピストンの受圧面積よりも小さく設定され、第1シリンダの作動油室には、作動油室に油圧制御手段から第1の油圧を導入する第1の駆動油路が接続され、第2シリンダの作動油室には、作動油室に油圧制御手段から第1の油圧以下の第2の油圧を導入する第2の駆動油路が接続され、第1の油圧と第2の油圧とのバランスにより、傾転部材の傾転角が調整される。
第1の実施形態の可変容量ポンプの制御装置を示す油圧回路図。 第2の実施形態の可変容量ポンプの制御装置を示す油圧回路図。
以下、実施形態の可変容量ポンプの制御装置を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の可変容量ポンプの制御装置1を示す油圧回路図である。
この可変容量ポンプの制御装置1は、例えば、油圧ショベル等の建設機械に、油圧源として搭載される斜板式アキシャルピストンポンプの制御装置である。
図1に示すように、この可変容量ポンプの制御装置1は、斜板(傾転部材)11の傾転角に応じて吐出容量が変化する可変容量ポンプ10と、斜板11の傾転角を調整する傾転アクチュエータ12と、可変容量ポンプ10の吐出圧が十分でない段階で傾転角調整に使用する定容量の補助ポンプ30と、補助ポンプ30の最大吐出圧を規定するリリーフ弁35と、傾転アクチュエータ12を駆動する油圧を選択するシャトル弁40と、傾転アクチュエータ12に駆動油圧を供給する電磁比例減圧弁50と、可変容量ポンプ10の吐出圧P1を検出する圧力検出器28と、電磁比例減圧弁50の二次圧(減圧後の圧力)P2を検出する圧力検出器55と、操作レバー装置70と、コントロールユニット75と、を有する。
ここで、可変容量ポンプ10と、傾転アクチュエータ12と、補助ポンプ30と、リリーフ弁35と、シャトル弁40と、電磁比例減圧弁50は、同一のポンプケーシング5の内部に設けられている。
電磁比例減圧弁50は、傾転アクチュエータ12に傾転角調整のための駆動油圧を供給する油圧制御手段として設けられている。また、操作レバー装置70は、傾転角の操作信号S0を電気信号として出力する操作手段として設けられている。また、電磁比例減圧弁50の二次圧(P2)を検出する圧力検出器55は、斜板11の傾転角を検出して検出信号S2を電気信号として出力する傾転角検出手段として設けられている。
また、コントロールユニット75は、操作レバー装置70から入力される傾転角の操作信号S0と、圧力検出器28から入力される電気検出信号S1と、圧力検出器55から入力される斜板の傾転角の検出信号S2とに基づいて傾転角の制御値を演算する(詳細は後述する)。そして、コントロールユニット75は、演算した制御値に対応した電気的な制御信号S10を、電磁比例減圧弁50のソレノイドに入力する電気制御手段として設けられている。
可変容量ポンプ10として、ここでは、斜板式アキシャルピストンポンプを例に挙げているが、斜軸式アキシャルピストンポンプであってもよい。斜軸式アキシャルピストンポンプの場合、傾転部材は斜軸となる。
斜板式アキシャルピストンポンプよりなる可変容量ポンプ10は、エンジンやモータ等の外部回転駆動源(不図示)により回転駆動される駆動軸8を有している。
可変容量ポンプ10の基本的構成を簡単に述べる。いずれも図示しないが、駆動軸8は、ポンプケーシングに対して回転自在に支持されている。ポンプケーシング内で駆動軸8の軸線上には、駆動軸8と一体回転するシリンダブロックが収容されている。シリンダブロックには、円周方向に間隔をあけて、駆動軸の軸線方向に平行な複数のボアが形成されており、各ボア内にピストンが摺動自在に挿入されている。
各ピストンの先端には球状のピストンシューが設けられており、各ピストンシューは、斜板11に設けられたシュープレートと係合している。以上の構成により、この可変容量ポンプ10では、シリンダブロックの回転につれて、ピストンがシリンダブロックのボア内で軸線方向に往復運動し、ピストンの往復運動により圧油が吐出される。
ここで、ピストンのストロークは、斜板11の傾転角で決まり、斜板11の傾転角は、傾転アクチュエータ12により調整され、可変容量ポンプ10の吐出容量は、斜板11の傾転角に応じて可変制御される。
傾転アクチュエータ12は、シリンダブロックの径方向で互いに180°対向して位置するように設けられた第1、第2の2つのシリンダ14、16によって構成されている。各シリンダ14、16は、シリンダブロックの径方向外側に位置してポンプケーシングに形成されたシリンダ穴14a、16aと、このシリンダ穴14a、16a内に摺動可能に挿嵌され、該シリンダ穴14a、16aとの間に作動油室14c、16cを画成するピストン14b、16bと、作動油室14c、16c内に配設されてピストン14b、16bを斜板11側に向けて常時付勢するばね14d、16dと、を含んで構成されている。
第1シリンダ14は、作動油室14cへの駆動油圧の導入により、ピストン14b(第1ピストン)を変位させて、斜板11を傾転角大側に傾転させる役目を果たすものとして設けられている。一方、第2シリンダ16は、作動油室16cへの駆動油圧の導入により、ピストン16b(第2ピストン)を変位させて斜板11を傾転角小側に傾転させる役目を果たすものとして設けられている。
ここで重要なことは、第1シリンダ14のピストン14bの受圧面積は、第2シリンダ16のピストン16bの受圧面積よりも小さく設定されていることである。
従って、第1シリンダ14と第2シリンダ16の作動油室14c、16cに等しい駆動油圧が供給された場合は、第1シリンダ14と第2シリンダ16のピストン14b、16bの受圧面積差によって、大径側である第2シリンダ16のピストン16bが大きい力で斜板11を傾転角小側に押圧し、小径側である第1シリンダ14のピストン14bが小さい力で斜板11を傾転角大側に押圧する。その結果、斜板11を押圧する力の差によって、斜板11が傾転角小側に傾転する。
また、第1シリンダ14と第2シリンダ16にそれぞれ供給される駆動油圧の差(差圧)によって、斜板11を押圧する力が変化するので、両シリンダ14、16に供給される駆動油圧のバランスによって、斜板11の傾転角が調整されることになる。即ち、差圧が大きくなると、傾転角大側の第1シリンダ14による押圧力が傾転角小側の第2シリンダ16による押圧力よりも大きくなるため、斜板11は傾転角大側に傾転する。反対に、差圧が小さくなると、傾転角大側の第1シリンダ14による押圧力が傾転角小側の第2シリンダ16による押圧力よりも小さくなるため、斜板11は傾転角小側に傾転する。
このような傾転制御を担う第1シリンダ14の作動油室14cには、この作動油室14cに電磁比例減圧弁50から第1の油圧(減圧前の油圧)を導入する第1の駆動油路44が接続されている。また、第2シリンダ16の作動油室16cには、当該作動油室16cに電磁比例減圧弁50から第1の油圧以下の第2の油圧(減圧後の油圧)を導入する第2の駆動油路45が接続されている。従って、第1の駆動油路44に導入される第1の油圧と、第2の駆動油路45に挿入される第2の油圧のバランスによって斜板11の傾転角が調整される。
電磁比例減圧弁50は、コントロールユニット75からソレノイドに入力される電気的な制御信号S10に応じて、1次ポート51に入力された油圧を減圧して2次ポート52から出力するものであり、この電磁比例減圧弁50の1次ポート51に第1の駆動油路44が接続され、2次ポート52に第2の駆動油路45が接続されている。
この制御装置では、可変容量ポンプ10の吐出圧の一部の自己圧を利用して斜板11の傾転角を調整するのであるが、吐出圧が傾転角調整に必要な駆動油圧以下である段階では斜板11を動かすことができない。そこで、低負荷時の駆動油圧確保のために、定容量の補助ポンプ30が設けられている。
以上の要素はそれぞれ油路で相互接続されており、以下に油路について説明する。
可変容量ポンプ10の吐出油路21は、ポンプケーシング5に設けられたD1ポートを介して、外部の油圧シリンダや油圧モータ等の油圧アクチュエータ(不図示)に圧油を供給する圧油供給路26に接続されている。可変容量ポンプ10の吐出油路21は、D1ポートの他に、ポンプケーシング5に設けられたP1ポートに連通している。P1ポートには、可変容量ポンプ10の吐出圧を検出する圧力検出器28が接続され、圧力検出器28からの電気検出信号S1がコントロールユニット75に入力されている。
可変容量ポンプ10の吐出油路21は、また、分岐通路24を介して、シャトル弁40の第1入力ポート41に接続されている。なお、可変容量ポンプ10の吸入通路22は、ポンプケーシング5に設けられたSポートを介してタンクTに接続され、ドレン通路23は、ポンプケーシング5に設けられたDrポートを介してタンクTに接続されている。
また、補助ポンプ30の吐出油路31は、ポンプケーシング5に設けられたD2ポートとG1ポートとフィルタ33を介して、リリーフ弁35に接続されている。リリーフ弁35の手前には分岐油路37が接続されており、この分岐油路37が、シャトル弁40の第2入力ポート42に接続されている。
従って、シャトル弁40は、第1入力ポート41に入力される可変容量ポンプ10の吐出圧と第2入力ポート42に入力される補助ポンプ30の吐出圧のうち大きい方の油圧を出力ポート43から出力する。この出力ポート43には、第1シリンダ14の作動油室14cと電磁比例減圧弁50の1次ポート51とを繋ぐ第1駆動油路44が接続されている。
また、電磁比例減圧弁50の2次ポート52と第2シリンダ16の作動油室16cとを繋ぐ第2駆動油路45は、ポンプケーシング5に設けられたP2ポートに接続されている。このP2ポートには、電磁比例減圧弁50の2次圧を検出する圧力検出器55が接続されており、この圧力検出器55からの電気検出信号S2がコントロールユニット75に入力されている。
このように、斜板11の傾転角は、可変容量ポンプ10の吐出圧(電気検出信号S1)、リリーフ弁35の設定圧(補助ポンプ30の吐出圧)、および電磁比例減圧弁50の2次圧(電気検出信号S2)と、により決定される。すなわち、電磁比例減圧弁50の1次圧(以下、単に1次圧という)はシャトル弁40によって高圧選択された圧力となるが、可変容量ポンプ10の吐出圧がリリーフ弁35の設定圧を下回る場合には「1次圧=リリーフ弁35の設定圧」となる。これに対し、可変容量ポンプ10の吐出圧がリリーフ弁35の設定圧を上回る場合には「1次圧=可変容量ポンプ10の吐出圧」となる。換言すれば、圧力検出器28によって、可変容量ポンプ10の吐出圧を検出することにより、「可変容量ポンプ10の吐出圧≦リリーフ設定圧」の場合は、「1次圧=リリーフ設定圧」、「可変容量ポンプ10の吐出圧>リリーフ設定圧」の場合は、「1次圧=可変容量ポンプ10の吐出圧」と判断できる。そして、これにより判断された電磁比例減圧弁50の1次圧と、2次圧とにより、斜板11の傾転角が決定される。
なお、補助ポンプ30の吸入通路32は、可変容量ポンプ10の吸入通路22と同様に、ポンプケーシング5に設けられたSポートを介してタンクTに接続されている。
コントロールユニット75は、操作レバー装置70から入力される電気的な操作信号S0と、圧力検出器28、55から入力される電気的な検出信号S1とに基づいて、斜板11の傾転角の制御値を演算する。そして、その制御値に対応した電気信号を制御信号S10として電磁比例減圧弁50に入力することにより、斜板11の傾転角を制御する。
ここで、操作信号S0は、操作レバー装置70の操作角に比例した斜板11の傾転角要求であって、いわゆるポジコン(ポジティブコントロール)制御の信号である。
一方、検出信号S1は、圧力検出器28で検出された圧力からコントロールユニット75で逆算される斜板11の傾転角要求であって、いわゆる馬力制御の信号である。この馬力制御は、外部回転駆動源(不図示)を過負荷によるストール(駆動軸8が停止した状態
)から保護する制御で、ポジコン制御よりも優先される。このため、例えば、操作信号S0により斜板11の傾転角大の要求があった場合であっても、外部の油圧シリンダや油圧モータ等の油圧アクチュエータ(不図示)の負荷により可変容量ポンプ10の吐出圧が大きくなって馬力制御が必要になると、検出信号S1によって斜板11の傾転角小となる。
なお、電気検出信号S2は、斜板11の傾転角を操作レバー装置70からの要求値に一致させるためのフィードバックとして用いられる。
このように、上述の第1の実施形態における可変容量ポンプの制御装置1では、傾転アクチュエータ12を電磁比例減圧弁50で直接駆動することにより、機械的なフィードバックを行うレギュレータを廃止している。従って、大幅にコスト削減を図ることができる。
また、レギュレータを省略しているので、レギュレータからのリークの問題が無くなり、容積効率がアップする。また、レギュレータで発生していた流量特性上のヒステリシスが無くなり、流量特性も向上する。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態の可変容量ポンプの制御装置201を示す油圧回路図である。
この第2の実施形態の第1の実施形態との相違点は、斜板11の傾転角を検出して検出信号S3を電気信号として出力する傾転角検出手段として、第1の実施形態における圧力検出器55に代えて、斜板11の傾転角を直接検出するポテンショメータ80を設けた点にある。それ以外の構成は、第1の実施形態と全く同様であるので説明は省略する。
したがって、上述の第2の実施形態における可変容量ポンプの制御装置201も、前述の第1の実施形態における可変容量ポンプの制御装置1と同様の効果を奏する。
なお、上述の第1の実施形態、および第2の実施形態では、可変容量ポンプの制御装置1、201は、例えば、油圧ショベル等の建設機械に用いられる場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、さまざまな油圧機器に、可変容量ポンプの制御装置1、201を適用することが可能である。
また、上述の第1の実施形態では、斜板11の傾転角を検出して検出信号S2を電気信号として出力する傾転角検出手段が、可変容量ポンプ10の吐出圧P1を検出する圧力検出器28、および電磁比例減圧弁50の二次圧(P2)を検出する圧力検出器55である場合について説明した。また、上述の第2の実施形態では、斜板11の傾転角を検出して検出信号S3を電気信号として出力する傾転角検出手段が、斜板11の傾転角を直接検出するポテンショメータ80である場合について説明した。しかしながら、これらに限られるものではなく、圧力検出器55やポテンショメータ80の他に、斜板11の傾転角を検出して検出信号を出力できるものであればよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、操作手段(操作レバー装置70)から入力される傾転角の操作信号S0と、可変容量ポンプ10の吐出圧を検出する圧力検出器28から入力される電気検出信号S1、および圧力検出器55、ポテンショメータ80から入力される斜板11の傾転角の検出信号S2、S3(傾転角検出手段の検出信号)とに基づいて、コントロールユニット75が電磁比例減圧弁50を制御して斜板11の傾転角を調整する。従って、機械的なフィードバックを行うレギュレータを廃止することができ、大幅にコスト削減を図ることができる。また、レギュレータを省略することで、レギュレータからのリークの問題を無くすことができ、容積効率のアップを図れる。また、レギュレータで発生していた流量特性上のヒステリシスが無くなり、流量特性も向上する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,201…可変容量ポンプの制御装置、10…可変容量ポンプ、11…斜板(傾転部材)、12…傾転アクチュエータ、14…第1シリンダ、14b…ピストン(第1ピストン)、14c…作動油室、16…第1シリンダ、16b…ピストン(第2ピストン)、16c…作動油室、28…圧力検出器(傾転角検出手段)、44…第1の駆動油路、45…第2の駆動油路、50…電磁比例減圧弁(油圧制御手段)、51…1次ポート、52…2次ポート、55…圧力検出器(傾転角検出手段)、70…操作レバー装置(操作手段)、75…コントロールユニット(電気制御手段)、80…ポテンショメータ(傾転角検出手段)

Claims (2)

  1. 傾転部材の傾転角に応じて吐出容量が変化する可変容量ポンプと、
    駆動油圧を出力する油圧制御手段と、
    記傾転部材の傾転角を調整する傾転アクチュエータと、
    記傾転角の操作信号を電気信号として出力する操作手段と、
    前記傾転部材の傾転角を検出して検出信号を電気信号として出力する傾転角検出手段と、
    前記操作手段から入力される傾転角の操作信号と前記傾転角検出手段から入力される傾転部材の傾転角の検出信号との電気信号に基づいて傾転角の制御値を演算し、演算した制御値に対応した電気的な制御信号を前記油圧制御手段に入力する電気制御手段と、
    を備え
    前記傾転アクチュエータとして、
    作動油室への前記駆動油圧の導入により第1ピストンを変位させて前記傾転部材を傾転角大側に傾転させる第1シリンダと、作動油室への前記駆動油圧の導入により第2ピストンを変位させて前記傾転部材を傾転角小側に傾転させる第2シリンダと、が設けられ、
    前記第1ピストンの受圧面積は、前記第2ピストンの受圧面積よりも小さく設定され、
    前記第1シリンダの作動油室には、当該作動油室に前記油圧制御手段から第1の油圧を導入する第1の駆動油路が接続され、
    前記第2シリンダの作動油室には、当該作動油室に前記油圧制御手段から前記第1の油圧以下の第2の油圧を導入する第2の駆動油路が接続され、
    前記第1の油圧と第2の油圧とのバランスにより、前記傾転部材の傾転角が調整される可変容量ポンプの制御装置。
  2. 前記油圧制御手段は、1次ポートと、2次ポートと、を有し、
    前記電気制御手段からソレノイドに入力される前記電気的な制御信号に応じて、前記1次ポートに入力された油圧を減圧して前記2次ポートから出力する電磁比例減圧弁で構成されており、
    当該電磁比例減圧弁の前記1次ポートが前記第1の駆動油路に接続され、前記2次ポートが前記第2の駆動油路に接続されている請求項に記載の可変容量ポンプの制御装置。
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