JP6693615B1 - 固定部材付き配線部材 - Google Patents

固定部材付き配線部材 Download PDF

Info

Publication number
JP6693615B1
JP6693615B1 JP2020507117A JP2020507117A JP6693615B1 JP 6693615 B1 JP6693615 B1 JP 6693615B1 JP 2020507117 A JP2020507117 A JP 2020507117A JP 2020507117 A JP2020507117 A JP 2020507117A JP 6693615 B1 JP6693615 B1 JP 6693615B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
base material
wiring member
linear transmission
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020507117A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020178997A1 (ja
Inventor
西村 哲也
哲也 西村
大輔 江端
大輔 江端
拓 梅原
拓 梅原
龍太 ▲高▼倉
龍太 ▲高▼倉
健太 荒井
健太 荒井
心優 荒巻
心優 荒巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6693615B1 publication Critical patent/JP6693615B1/ja
Publication of JPWO2020178997A1 publication Critical patent/JPWO2020178997A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B2/00Friction-grip releasable fastenings
    • F16B2/02Clamps, i.e. with gripping action effected by positive means other than the inherent resistance to deformation of the material of the fastening
    • F16B2/06Clamps, i.e. with gripping action effected by positive means other than the inherent resistance to deformation of the material of the fastening external, i.e. with contracting action
    • F16B2/08Clamps, i.e. with gripping action effected by positive means other than the inherent resistance to deformation of the material of the fastening external, i.e. with contracting action using bands
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/04Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
    • H02G3/0456Ladders or other supports
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/30Installations of cables or lines on walls, floors or ceilings
    • H02G3/32Installations of cables or lines on walls, floors or ceilings using mounting clamps
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • H01B7/08Flat or ribbon cables
    • H01B7/0846Parallel wires, fixed upon a support layer
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/04Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
    • H02G3/0406Details thereof
    • H02G3/0418Covers or lids; Their fastenings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

配線部材において線状伝送部材の周囲全体を保護することができるようにすることを目的とする。固定部材付き配線部材は、配線部材と固定部材とを備え、前記配線部材は複数の線状伝送部材とベース材とを含み、前記複数の線状伝送部材は並んだ状態で前記ベース材に固定されており、前記ベース材は前記複数の線状伝送部材を囲うように曲がっており、前記固定部材は取付部と固定部とを含み、前記取付部は前記ベース材の外側に位置するように前記配線部材に取付けられており、前記固定部は前記取付部に連なり前記配線部材の固定対象に固定される部分であり、前記取付部が前記配線部材に取付けられた状態で前記ベース材が曲がった状態に維持されている。

Description

本開示は、固定部材付き配線部材及び固定部材付き配線部材の製造方法に関する。
特許文献1は、シート状に形成された機能性外装部材と、長手方向に沿った少なくとも一部の領域で前記機能性外装部材に重なるように配設された電線と、を備え、前記電線の絶縁被覆と前記機能性外装部材とが重なる部分の少なくとも一部が溶着されている、ワイヤーハーネスを開示している。
特開2018−137208号公報 特開2011−149456号公報
特許文献1に記載されたワイヤーハーネスにおいて電線の周囲全体を保護することが望まれている。
そこで配線部材において線状伝送部材の周囲全体を保護することができる技術を提供することを目的とする。
本開示の固定部材付き配線部材は、配線部材と固定部材とを備え、前記配線部材は複数の線状伝送部材とベース材とを含み、前記複数の線状伝送部材は並んだ状態で前記ベース材に固定されており、前記ベース材は前記複数の線状伝送部材を囲うように曲がっており、前記固定部材は取付部と固定部とを含み、前記取付部は前記ベース材の外側に位置するように前記配線部材に取付けられており、前記固定部は前記取付部に連なり前記配線部材の固定対象に固定される部分であり、前記取付部が前記配線部材に取付けられた状態で前記ベース材が曲がった状態に維持されている固定部材付き配線部材である。
本開示によれば、配線部材において線状伝送部材の周囲全体を保護することができる。
図1は実施形態1にかかる固定部材付き配線部材を示す側面図である。 図2は実施形態1にかかる固定部材付き配線部材を示す正面図である。 図3はベース材が曲げられる前の配線部材を示す斜視図である。 図4は配線部材の変形例を示す正面図である。 図5は固定部材が配線部材に取付けられる様子を示す正面図である。 図6は実施形態2にかかる固定部材付き配線部材を示す正面図である。 図7は固定部材が開いた様子を示す説明図である。 図8は実施形態3にかかる固定部材付き配線部材を示す側面図である。 図9は実施形態3にかかる固定部材付き配線部材を示す正面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の固定部材付き配線部材は、次の通りである。
(1)配線部材と固定部材とを備え、前記配線部材は複数の線状伝送部材とベース材とを含み、前記複数の線状伝送部材は並んだ状態で前記ベース材に固定されており、前記ベース材は前記複数の線状伝送部材を囲うように曲がっており、前記固定部材は取付部と固定部とを含み、前記取付部は前記ベース材の外側に位置するように前記配線部材に取付けられており、前記固定部は前記取付部に連なり前記配線部材の固定対象に固定される部分であり、前記取付部が前記配線部材に取付けられた状態で前記ベース材が曲がった状態に維持されている固定部材付き配線部材である。
配線部材において取付部が配線部材に取付けられた状態で、ベース材が線状伝送部材を囲うように曲がった状態に維持されているため、配線部材においてベース材によって線状伝送部材の周囲全体を保護することができる。
ここで線状伝送部材とは、電気又は光等を伝送する線状の部材である。
(2)前記配線部材は横断面が渦巻状に巻かれた状態となっていることが考えられる。この場合、ベース材が線状伝送部材を囲うように曲がった状態を簡易に形成可能である。
(3)前記固定部材は、前記取付部と前記固定部とが一体成形された成形品であり、前記取付部は、環状状態と非環状状態との間で状態変更可能であり環状状態で前記配線部材を包囲している環状部と、前記環状部の一端部に設けられて前記環状部の他端部を留めて前記環状部を前記環状状態に維持する環状維持部とを有することが考えられる。この場合、固定部材として、汎用のバンドクランプ、コルゲートクランプなどを用いることができる。
(4)前記ベース材の外周部に固定されて前記環状部と前記ベース材のとの間に介在する介在部材をさらに備え、前記環状部に対する前記介在部材の外面における摩擦係数が、前記環状部に対する前記ベース材の外面における摩擦係数よりも高いことが考えられる。この場合、環状部が配線部材の周方向に回ることを抑制できる。
(5)前記固定部材は、前記取付部と前記固定部とが一体成形された成形品であり、前記取付部は、前記配線部材の長手方向に延在する板状に形成され、前記取付部と前記配線部材とを結束する結束部材をさらに備えることが考えられる。この場合、固定部材として、汎用のテープ止めタイプのクランプなどを用いることができる。
(6)前記ベース材は、前記線状伝送部材が配設されている本体部と、前記本体部から延出し前記線状伝送部材が配設されていない延出片とを有し、前記配線部材において前記本体部の外側に前記延出片が1周以上巻かれていることが考えられる。この場合、延出片によって本体部の外側全体を覆うことができる。
(7)また、本開示の固定部材付き配線部材の製造方法は、複数の線状伝送部材と、前記複数の線状伝送部材が並んだ状態で固定されたベース材とを含み、扁平に形成された配線部材を用意する工程と、前記ベース材が前記線状伝送部材を囲うように前記ベース材を曲げる工程と、取付部と、前記取付部に連なり前記配線部材の固定対象に固定される固定部とを含む固定部材における前記取付部を前記ベース材の外側に位置するように前記配線部材に取付けて、前記ベース材を曲がった状態に維持する工程と、を備える、固定部材付き配線部材の製造方法である。配線部材において取付部が配線部材に取付けられた状態で、ベース材が線状伝送部材を囲うように曲げられた状態に維持されているため、配線部材においてベース材によって線状伝送部材の周囲全体を保護することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の固定部材付き配線部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
以下、実施形態1に係る固定部材付き配線部材について説明する。図1は実施形態1にかかる固定部材付き配線部材10を示す側面図である。図2は実施形態1にかかる固定部材付き配線部材10を示す正面図である。図3はベース材30が曲げられる前の配線部材20を示す斜視図である。
固定部材付き配線部材10は、配線部材20と、固定部材40と、を備える。本例における固定部材付き配線部材10は、介在部材60をさらに備える。
配線部材20は、車両に搭載されて、車両の各機器に電力を供給したり、信号の授受をしたりする部材である。配線部材20は、複数の線状伝送部材22と、複数の線状伝送部材22が並んだ状態で固定されたベース材30とを含む。配線部材20においてベース材30が線状伝送部材22を囲うように曲がっている。図3に示すように、配線部材20は、一旦扁平に形成された後に、ベース材30が曲げられて形成されている。以下では、ベース材30が曲げられる前の配線部材20を扁平配線部材20Bと呼ぶ。扁平配線部材20Bは、厚み方向の寸法が厚み方向に直交する面方向の寸法よりも小さく形成されている。ここでは扁平配線部材20Bは、複数の線状伝送部材22がベース材30上に固定されて形成されている。
線状伝送部材22は、電気又は光等を伝送する線状の部材であればよい。例えば、線状伝送部材22は、芯線と芯線の周囲の被覆とを有する一般電線であってもよいし、裸導線、シールド線、エナメル線、ニクロム線、光ファイバ等であってもよい。
電気を伝送する線状伝送部材22としては、各種信号線、各種電力線であってもよい。電気を伝送する線状伝送部材22は、信号又は電力を空間に対して送る又は空間から受けるアンテナ、コイル等として用いられてもよい。
線状伝送部材22は、電気又は光等を伝送する伝送線本体と、伝送線本体を覆う被覆とを含む。線状伝送部材22が一般電線である場合、伝送線本体は芯線であり、被覆は絶縁被覆である。図2に示す例では、一のベース材30に同じ径、構造の線状伝送部材22が複数本配設されているが、複数本の線状伝送部材22の径、構造等は適宜設定されていればよく、径、構造等の異なる線状伝送部材22が同じベース材30に配設されていてもよい。
線状伝送部材22は、単一の線状物であってもよいし、複数の線状物の複合物(ツイスト線、複数の線状物を集合させてこれをシースで覆ったケーブル等)であってもよい。線状伝送部材22の端部には、線状伝送部材22と相手部材との接続形態に応じて、適宜端子、コネクタ等が設けられる。
ベース材30は、線状伝送部材22が配設されている本体部32と、本体部32から延出する延出片34とを有する。延出片34には線状伝送部材22が配設されていない。配線部材20において本体部32の外側に延出片34が1周以上巻かれている。
ベース材30を構成する材料は特に限定されるものではないが、ベース材30は、例えばPVC(ポリ塩化ビニル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)などの樹脂を含む材料によって形成される。ベース材30は、不織布、織地、編地など繊維を有する繊維材等であってもよいし、非繊維材であってもよい。非繊維材としては、内部が一様に埋った充実状の部材、または樹脂が発泡成形された発泡体などであってもよい。ベース材30は、金属などの材料を含むこともあり得る。
ベース材30は、単層であってもよいし、複数層積層されていてもよい。複数層積層されている場合、例えば、樹脂層と樹脂層とが積層されていることが考えられる。また例えば、樹脂層と金属層とが積層されていることが考えられる。また、ベース材30は、非繊維材層と非繊維材層とが重ねられたものであってもよいし、非繊維材層と繊維材層が重ねられたものであってもよいし、繊維材層と繊維材層とが重ねられたものであってもよい。
ベース材30は、扁平配線部材20Bにおいて線状伝送部材22を2次元的に位置決めした状態で保持している。以下では、配線部材20における曲がった状態にあるベース材30と、扁平配線部材20Bにおける曲げられる前の広がった状態にあるベース材30とを区別する必要がある場合、扁平配線部材20Bにおける曲げられる前の広がった状態にあるベース材30をベース材30Bと称する。
ベース材30Bの一方主面上に線状伝送部材22が配設されている。ベース材30Bは、複数の線状伝送部材22を並んだ状態に保持する。ベース材30Bは曲げ可能な部材である。以下では、ベース材30Bにおいて線状伝送部材22が固定された主面を主面31aとし、主面31aとは反対側の主面を主面31bとする。
線状伝送部材22は、ベース材30Bの主面31a上において所定の経路に沿って配設された状態で、ベース材30Bに固定されている。ベース材30Bは、線状伝送部材22の経路に沿って延びる帯状に形成されている。ベース材30B上における線状伝送部材22の経路は適宜設定されていればよく、本例では、線状伝送部材22は、ベース材30B上で直線状に配設されている部分を有する。主として、線状伝送部材22が直線状に配設された部分においてベース材30Bが線状伝送部材22を囲うように曲げられている。
線状伝送部材22がベース材30B上で曲がって配設されている部分を有していてもよい。この場合、ベース材30Bも線状伝送部材22の曲げに応じて主面31aに沿って曲がって形成されていてもよい。複数本の線状伝送部材22は、ベース材30B上で分岐したり、交差したりするように異なる経路で配設されていてもよい。この場合、ベース材30Bも分岐したり、交差したりするように形成されていてもよい。ベース材30Bが複数の線状伝送部材22の経路に沿った形状に形成されることで、ベース材30Bと他部品との干渉抑制、軽量化等が可能となる。
線状伝送部材22とベース材30Bとは固定されており、ベース材30Bが曲げられてベース材30となった後も固定状態が維持されている。係る固定態様として、接触部位固定であってもよいし、非接触部位固定であってもよいし、両者が併用されていてもよい。ここで接触部位固定とは、線状伝送部材22とベース材30Bとが接触する部分がくっついて固定されているものである。また、非接触部位固定とは、接触部位固定でない固定態様である。例えば、縫糸、別のベース材、粘着テープなどが、線状伝送部材22をベース材30Bに向けて押え込んだり、縫糸、別のベース材、粘着テープなどが、線状伝送部材22とベース材30Bとを囲む状態などとなって、線状伝送部材22とベース材30Bとを挟み込んだりして、線状伝送部材22とベース材30Bとが固定された状態に維持するものである。以下では、線状伝送部材22とベース材30Bとが、接触部位固定の状態にあるものとして説明する。接触部位固定に関する各説明は、適用不可能な構成でない限り、非接触部位固定にも適用可能である。
係る接触部位固定の態様として、間接固定であってもよいし、直接固定であってもよいし、異なる領域で両者が併用されていてもよい。ここで間接固定とは、線状伝送部材22とベース材30Bとが、その間に設けられた接着剤、粘着剤、両面粘着テープ、面ファスナなどの介在部材60を介して間接的にくっついて固定されているものである。また直接固定とは、線状伝送部材22とベース材30Bとが別に設けられた接着剤等を介さずに直接くっついて固定されているものである。直接固定では、例えば線状伝送部材22とベース材30Bとのうち少なくとも一方に含まれる樹脂が溶かされることによってくっついて固定されることが考えられる。以下では、線状伝送部材22とベース材30Bとが、直接固定の状態にあるものとして説明する。直接固定に関する各説明は、適用不可能な構成でない限り、間接固定にも適用可能である。
係る直接固定の状態が形成されるに当たり、樹脂は、例えば、熱によって溶かされることも考えられるし、溶剤によって溶かされることも考えられる。つまり、直接固定の状態としては、熱による直接固定の状態であってもよいし、溶剤による直接固定の状態であってもよい。好ましくは、熱による直接固定の状態であるとよい。
このとき直接固定の状態を形成する手段は特に限定されるものではなく、溶着、融着、溶接等の公知の手段を含む各種手段を用いることができる。例えば、溶着によって熱による直接固定の状態を形成する場合、超音波溶着、加熱加圧溶着、熱風溶着、高周波溶着など種々の溶着手段を採用することができる。またこれらの手段によって直接固定の状態が形成されると、線状伝送部材22とベース材30Bとは、その手段による直接固定の状態とされる。具体的には、例えば、超音波溶着によって直接固定の状態が形成されると、線状伝送部材22とベース材30Bとは、超音波溶着による直接固定の状態とされる。溶着によって熱による直接固定の状態を形成した部分(線状伝送部材22とベース材30Bとの固定部分)を溶着部、このうち、超音波溶着による固定部分を超音波溶着部、加熱加圧溶着による固定部分を加熱加圧溶着部等と称してもよい。
直接固定の場合、線状伝送部材22の被覆に含まれる樹脂のみが溶けていてもよいし、ベース材30Bに含まれる樹脂のみが溶けていてもよい。これらの場合において溶けた方の樹脂が他方の外面にくっついた状態となり、比較的はっきりした界面が形成されることがある。また、直接固定の場合、線状伝送部材22の被覆に含まれる樹脂とベース材30Bに含まれる樹脂の両方が溶けていてもよい。この場合、両方の樹脂が混ざり合ってはっきりした界面が形成されないことがある。特に、線状伝送部材22の被覆とベース材30Bとが、同じ樹脂材料など相溶しやすい樹脂を含む場合などに、両方の樹脂が混ざり合ってはっきりした界面が形成されないことがある。
線状伝送部材22と直接固定されるベース材30Bとして、第1シート状部材と第2シート状部材とが積層されたものを用いることができる。第1シート状部材は第2シート状部材よりも線状伝送部材22との直接固定に適するものである。例えば、第1シート状部材は線状伝送部材22の被覆と同系材料によって充実シート状に形成されたものである。第1シート状部材はベース材30Bの主面31aに現れる。第1シート状部材に線状伝送部材22が直接固定される。第2シート状部材は第1シート状部材よりも保護性能の高いものである。例えば、第2シート状部材は不織布である。第2シート状部材がベース材30Bの主面31bに現れる。第2シート状部材は、配線部材20における外面に現れる。本例におけるベース材30は、金属製のシート状部材の層が積層されていないが、金属製のシート状部材の層が積層されていてもよい。
配線部材20は横断面が渦巻状に巻かれた状態となっている。横断面が渦巻状に巻かれた状態とは、図3に示すように、巻き始め部分となるベース材30Bにおける一方側縁部分から、巻き終わり部分となる他方側縁部分に向けて新たに巻かれる部分がすでに巻かれた部分の外側に重なるように巻かれた状態である。渦巻状に巻かれた状態では、巻き始め部分が内周側に位置し、巻き終わり部分が外周側に位置する。ベース材30に延出片34が設けられている場合には、図3に示すようにベース材30のうち主面31aが主面31bに対して内側に位置するように巻かれていてもよいし、外側に位置するように巻かれていてもよい。延出片34が設けられていない場合には、主面31aが主面31bに対して内側に位置するように巻かれていると良い。
もっとも、ベース材30が線状伝送部材22を囲うように曲がっていれば、配線部材20は横断面が渦巻状に巻かれた状態となっていることは必須ではない。例えば、図4に示すように、配線部材20は線状伝送部材22がベース材30よりも内側となるように折り畳まれていてもよい。
配線部材20において内周側のベース材30と、外周側のベース材30との両方に接触している線状伝送部材22が存在していてもよい。図2に示す例では、渦巻状の配線部材20において外周側の線状伝送部材22(中心部から1周巻かれた部分より外側の線状伝送部材22)が、自身よりも内周側のベース材30と外周側のベース材30との両方に接触している。自身に対して内外方向の両方のベース材30に接触している線状伝送部材22は、内外方向の両方のベース材30のうちいずれか一方のみと接合されている。扁平配線部材20Bが巻かれて配線部材20とされているためである。図2に示す例では、主面31aが主面31bに対して内側に位置するように巻かれているため、内外方向の両方のベース材30に接触している線状伝送部材22は、内外方向の両方のベース材30のうち外周側のベース材30のみと接合されている。
配線部材20において隣り合わない線状伝送部材22同士が間にベース材30を挟まずに直接向かい合う部分が存在していてもよい。図2に示す例では、渦巻状の配線部材20の中心部において間にベース材30を挟まずに線状伝送部材22同士が直接向かい合う部分が存在している。扁平配線部材20Bが巻かれて配線部材20とされているため、間にベース材30を挟まずに線状伝送部材22同士が直接向かい合う部分が存在することがある。
ベース材30は、全体に厚みが一様となるように形成されていてもよいし、一部に厚みの異なる部分が存在するように形成されていてもよい。ベース材30が、一部に厚みの異なる部分が存在するように形成されている場合、車両等において配線部材20が配設された状態で周辺部品と接触する可能性の高い場所での厚みが、周辺部品と接触する可能性の低い場所での厚みよりも厚くされることが考えられる。このように、ベース材30が、一部に厚みの異なる部分が存在するように形成されている場合、例えば線状伝送部材22の長手方向に分かれて厚みの異なる部分が存在していてもよいし、線状伝送部材22の並ぶ方向に沿って厚みの異なる部分が存在していてもよい。
固定部材40は、配線部材20に取付けられた取付部42と、取付部42に連なり配線部材20の固定対象80に固定される固定部50とを含む。取付部42は、ベース材30の外側に位置するように取付けられている。取付部42が配線部材20に取付けられた状態でベース材30が曲がった状態に維持されている。扁平配線部材20Bが巻かれて配線部材20となっており、取付部42が配線部材20から取り外されるとベース材30が広がって配線部材20から扁平配線部材20Bに戻ることが可能である。
本例における固定部材40は、取付部42と固定部50とが一体成形された成形品である。取付部42は、環状部44と、環状維持部46とを有する。環状部44は、図2に示すような環状状態と図5に示すような非環状状態との間で状態変更可能である。環状部44は、環状状態で配線部材20を包囲している。環状維持部46は、環状部44の一端部に設けられている。環状維持部46は、環状部44の他端部を留めて環状部44を環状状態に維持する。
具体的には、本例では、固定部材40としてバンドクランプ40が用いられている。つまり環状部44がバンド部44であり、環状維持部46がバンド固定部46である。バンド部44は、全体に曲げ変形可能に細帯状に形成されている。バンド固定部46は、例えばバンド部44を挿通可能なバンド挿通孔47hが形成された本体部47と、バンド挿通孔47hの内周面からバンド挿通孔47h内の空間に向けて突出するように形成された係止突起(図示省略)とを有する。バンド部44には係止突起が選択的に係止可能な複数の係止受部(図示省略)が形成される。バンド部44がバンド挿通孔47hに挿通された状態で、係止突起が係止受部に係止することによって、バンド部44がバンド固定部46に留められる。
図2に示す例では、バンド部44の中間部が配線部材20の外周部に巻かれた状態で、バンド部44の先端部がバンド固定部46に固定されることによって、取付部42が配線部材20に取付けられた状態となる。取付部42は、配線部材20を締め付けていると良い。この場合、取付部42が取付けられた部分においてベース材30における不織布は、取付部42が取付けられていない部分のベース材30における不織布と比べて部分的に圧縮されていることが考えられる。取付部42が取付けられた部分のベース材30における不織布は、取付部42が取り外された際に、圧縮状態が戻る。また取付部42が取付けられた部分のベース材30における不織布は柔らかい状態を保っている。取付部42が取付けられた部分のベース材30における不織布は取付部42が取付けられていない部分のベース材30における不織布と同じかそれよりわずかに劣る程度に、柔らかい状態を保っていると良い。
バンドクランプ40における固定部50は、パネルなどの板状部材80に形成された貫通孔82に係止可能に形成されている。固定部50は、バンド固定部46から突出するように形成された柱部52と、柱部52の先端部から柱部52の側方かつ基端側に向けて突出するように形成された一対の係止片54とを備える。一対の係止片54の基端側では、先端側に向けて徐々にその間隔が広がるように形成されている。そして一対の係止片54は、固定部50が貫通孔82に挿入されて貫通孔82の周縁部に接触したとき、貫通孔82の周縁部からの力を受けてその間隔が狭まるように弾性変形可能である。一対の係止片54は、先端部が貫通孔82を通過後、弾性復帰し、貫通孔82の周縁部に係止する。これにより固定部50が固定対象80に固定された状態となる。
介在部材60は、ベース材30の外周部に固定されている。介在部材60は、環状部44とベース材30との間に介在する。環状部44に対する介在部材60の外面における摩擦係数が、環状部44に対するベース材30の外面における摩擦係数よりも高い。係る介在部材60の材料としては、環状部44に対する介在部材60の外面における摩擦係数が、環状部44に対するベース材30の外面における摩擦係数よりも高いものであれば、特に限定されるものではない。例えば介在部材60として粘着テープがベース材30の外面に巻かれて固定されたものとすることができる。
<製造方法>
上記固定部材付き配線部材10の製造方法について説明する。固定部材付き配線部材10の製造方法は以下の工程(a)、工程(b)、工程(c)を備える。
工程(a)は、複数の線状伝送部材22と、複数の線状伝送部材22が並んだ状態で固定されたベース材30とを含み、扁平に形成された配線部材(扁平配線部材20B)を用意する工程である。ここでは扁平配線部材20Bとして、複数の線状伝送部材22がベース材30Bの主面31a上に並んだ状態で直接固定されることによって扁平に形成されたものが用意される。
工程(b)は、ベース材30が線状伝送部材22を囲うようにベース材30Bを曲げる工程である。ここでは、ベース材30Bのうち本体部32及び延出片34を両方曲げている。ここでは、扁平配線部材20Bのうち線状伝送部材22の並列方向に沿った一方縁部から他方縁部に向けて新たに巻かれる部分がすでに巻かれた部分の外周側に位置するように巻いていく。これにより、ベース材30が曲げられた後の配線部材20は、横断面が渦巻状になるように巻かれた状態となる。線状伝送部材22の配列について着目すると、扁平配線部材20Bにおいて一列に横並びの配列とされていた状態から、配線部材20において渦巻状の配列へと変更されている。線状伝送部材22が予めベース材30Bに固定された扁平配線部材20Bを巻いて配線部材20としているため、線状伝送部材22を押さえておく必要がなく、巻きやすい。また配線部材20となった状態で、線状伝送部材22の配列が所定の配列から乱れにくい。
工程(c)は、取付部42と、取付部42に連なり配線部材20の固定対象80に固定される固定部50とを含む固定部材40における取付部42をベース材30の外側に位置するように配線部材20に取付けて、ベース材30を曲がった状態に維持する工程である。ここでは、固定部材40は、取付部42としてバンド部44とバンド固定部46とを有するバンドクランプ40である。この場合、バンド部44をベース材30の外周に巻き付けた後に、バンド部44の先端部をバンド固定部46におけるバンド挿通孔47hに通し、固定する。
なお、介在部材60を備える配線部材20を製造する場合は、工程(c)の前に介在部材を設ける工程が設けられると良い。例えば、介在部材60が粘着テープである場合、工程(b)の後に、配線部材20において固定部材40が設けられる部分における外周部に粘着テープが巻き付けられる。この際、かかる介在部材60としての粘着テープが巻き終わり部分を巻き終わり部分の内周側に重なる部分に留めるように巻かれていると良い。これにより介在部材60が、固定部材40が設けられるまでの間に配線部材20が広がることを抑制する仮留め部として機能する。
固定部材付き配線部材10によると、配線部材20において取付部42が配線部材20に取付けられた状態で、ベース材30が線状伝送部材22を囲うように曲がった状態に維持されているため、配線部材20においてベース材30によって線状伝送部材22の周囲全体を保護することができる。配線部材20は横断面が渦巻状に巻かれた状態となっているため、ベース材30が線状伝送部材22を囲うように曲がった状態を簡易に形成可能である。
固定部材40は、取付部42と固定部50とが一体成形された成形品であり、取付部42は、環状状態と非環状状態との間で状態変更可能であり環状状態で配線部材20を包囲している環状部44と、環状部44の一端部に設けられて環状部44の他端部を留めて環状部44を環状状態に維持する環状維持部46とを有することが考えられる。この場合、固定部材40として、本例のように汎用のバンドクランプ40を用いることができる。
ベース材30は、線状伝送部材22が固定されている本体部32と、本体部32から延出する延出片34とを有し、配線部材20において本体部32の外側に延出片34が1周以上巻かれているため、延出片34によって本体部32の外側全体を覆うことができる。もっとも、配線部材20において本体部32の外側に延出片34が1周以上巻かれていることは必須ではない。配線部材20において本体部32の外側に延出片34が巻かれている領域は、半周以上1周未満であってもよいし、半周未満であってもよい。
ベース材30の外周部に固定されて環状部44とベース材30のとの間に介在する介在部材60をさらに備え、環状部44に対する介在部材60の外面における摩擦係数が、環状部44に対するベース材30の外面における摩擦係数よりも高いため、環状部44が配線部材20の周方向に回ることを抑制できる。もっとも、介在部材60が設けられることは必須ではない。ベース材30の外面と環状部44の内面との摩擦係数が高い場合、介在部材60は設けずとも、ベース材30と環状部44との回り止めを図ることができる。例えば、ベース材30の外面が滑りにくい部材であったり、環状部44の内面に滑り止め用の突起が形成されていたりすることによって、ベース材30の外面と環状部44の内面との摩擦係数を高くすることができる。
[実施形態2]
実施形態2に係る固定部材付き配線部材について説明する。図6は実施形態2にかかる固定部材付き配線部材110を示す正面図である。図7は固定部材140が開いた様子を示す説明図である。なお、本実施形態の説明においてこれまで説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。以下の他の実施形態の説明の説明においても同様である。
本例における固定部材付き配線部材110は、固定部材140の形状が、実施形態1における固定部材40の形状とは異なる。具体的には、本例においても、固定部材140は、取付部142と固定部150とが一体成形された成形品であり、取付部142は、環状状態と非環状状態との間で状態変更可能であり環状状態で配線部材20を包囲している環状部144と、環状部144の一端部に設けられて環状部144の他端部を留めて環状部144を環状状態に維持する環状維持部146とを有する。本例では、かかる固定部材140としてヒンジ回動型のクランプ140(コルゲートクランプなどともいう)が用いられている事例である。
クランプ140において、環状部144は、複数(ここでは2つ)の部分環状部144a、144bと、ヒンジ部144cとを有する。部分環状部144a、144bは、周方向に分割された形状をなしている。複数の部分環状部144a、144bは、合わさることによって環状をなす。各部分環状部144a、144bは、部分的に環状となっている状態を保てる程度の剛性を有する。部分環状部144a、144bの内面にはリブが設けられている。リブは周方向に連続している。リブは、軸方向に離れて複数設けられる。リブは、配線部材20の外面に食い込むことができる。ヒンジ部144cは、隣り合う部分環状部144a、144bを相対回動可能に連結する。例えばヒンジ部144cは薄肉に形成された部分である。
環状維持部146は、部分環状部144a、144bの周方向端部に設けられている。環状維持部146には係止突起147が形成されている。係止突起147は、部分環状部144bの周方向端部に形成された係止受部144dに係止可能である。
固定部150は、固定対象180に設けられた板状の固定片84を挿入係止可能に形成されている。固定部150は、環状維持部146と一体となっている。具体的には、部分環状部144bの周方向端部に箱部が設けられ、箱部の一端に係止突起147が形成される共に箱部の他端に固定部150が設けられている。
[実施形態3]
実施形態3に係る固定部材付き配線部材について説明する。図8は実施形態3にかかる固定部材付き配線部材210を示す側面図である。図9は実施形態3にかかる固定部材付き配線部材210を示す正面図である。
本例における固定部材付き配線部材210は、固定部材240の形状が、実施形態1、2における固定部材40、140の形状とは異なる。具体的には、本例においても固定部材240は、取付部242と固定部50とが一体成形された成形品である。本例における取付部242は、長尺板状に形成された板状部242である。板状部242の長手方向は配線部材20の長手方向に沿った状態で取付けられている。板状部242における一方の主面は、配線部材20に向いている。固定部50は、板状部242の他方主面から突出するように設けられている。固定部50は、板状部242の長尺方向中間部に設けられているが、板状部242の長尺方向端部に設けられていてもよい。
固定部材付き配線部材210は、取付部242と配線部材20とを結束する結束部材70をさらに備える。結束部材70としては、例えば粘着テープ70を用いることができる。粘着テープ70は、板状部242のうち固定部50が設けられた部分を避けた位置において、板状部242と配線部材20との周囲に巻付けられている。
固定部材240は、取付部242と固定部50とが一体成形された成形品であり、取付部242は、配線部材20の長手方向に延在する板状に形成され、取付部242と配線部材20とを結束する結束部材70をさらに備えるため、固定部材240として、本例のように汎用のテープ止めタイプのクランプ240などを用いることができる。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
10 固定部材付き配線部材
20 配線部材
20B 扁平配線部材
22 線状伝送部材
30 ベース材
31a、31b 主面
32 本体部
34 延出片
40、140、240 固定部材
42、142、242 取付部
44、144 環状部
144a、144b 部分環状部
144c ヒンジ部
144d 係止受部
46、146 環状維持部
47 本体部
47h バンド挿通孔
147 係止突起
50、150 固定部
52 柱部
54 係止片
60 介在部材
70 結束部材
80、180 固定対象
82 貫通孔
84 固定片

Claims (3)

  1. 配線部材と固定部材とを備え、
    前記配線部材は複数の線状伝送部材とベース材とを含み、
    前記複数の線状伝送部材は並んだ状態で前記ベース材に固定されており、
    前記ベース材は前記複数の線状伝送部材を囲うように曲がっており、
    前記固定部材は取付部と固定部とを含み、
    前記取付部は前記ベース材の外側に位置するように前記配線部材に取付けられており、
    前記固定部は前記取付部に連なり前記配線部材の固定対象に固定される部分であり、
    前記取付部が前記配線部材に取付けられた状態で前記ベース材が曲がった状態に維持されており、
    前記固定部材は、前記取付部と前記固定部とが一体成形された成形品であり、
    前記取付部は、環状状態と非環状状態との間で状態変更可能であり環状状態で前記配線部材を包囲している環状部と、前記環状部の一端部に設けられて前記環状部の他端部を留めて前記環状部を前記環状状態に維持する環状維持部とを有し、
    前記ベース材の外周部に固定されて前記環状部と前記ベース材との間に介在する介在部材をさらに備え、
    前記環状部に対する前記介在部材の外面における摩擦係数が、前記環状部に対する前記ベース材の外面における摩擦係数よりも高い固定部材付き配線部材。
  2. 前記配線部材は横断面が渦巻状に巻かれた状態となっている、請求項1に記載の固定部材付き配線部材。
  3. 前記ベース材は、前記線状伝送部材が配設されている本体部と、前記本体部から延出し前記線状伝送部材が配設されていない延出片とを有し、
    前記配線部材において前記本体部の外側に前記延出片が1周以上巻かれている、請求項1又は請求項2に記載の固定部材付き配線部材。
JP2020507117A 2019-03-06 2019-03-06 固定部材付き配線部材 Active JP6693615B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/008754 WO2020178997A1 (ja) 2019-03-06 2019-03-06 固定部材付き配線部材及び固定部材付き配線部材の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020072866A Division JP2020145196A (ja) 2020-04-15 2020-04-15 固定部材付き配線部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6693615B1 true JP6693615B1 (ja) 2020-05-13
JPWO2020178997A1 JPWO2020178997A1 (ja) 2021-03-11

Family

ID=70549768

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020507117A Active JP6693615B1 (ja) 2019-03-06 2019-03-06 固定部材付き配線部材
JP2019103201A Active JP7259557B2 (ja) 2019-03-06 2019-05-31 外装部材付き配線部材

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019103201A Active JP7259557B2 (ja) 2019-03-06 2019-05-31 外装部材付き配線部材

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11929599B2 (ja)
JP (2) JP6693615B1 (ja)
CN (2) CN113508440B (ja)
DE (2) DE112019006975T5 (ja)
WO (1) WO2020178997A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07220528A (ja) * 1993-08-12 1995-08-18 Riichi Fujii 導電用のジグザグに屈曲収束したケーブル
JP2014204485A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤハーネス
JP2015053804A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 住友電装株式会社 ワイヤーハーネス
JP2015097438A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 住友電装株式会社 ワイヤーハーネス、電線固定部品及び電線固定部品の製造方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07320544A (ja) 1994-05-13 1995-12-08 Whitaker Corp:The 多芯ケーブル及びそれを使用するワイヤハーネス
JPH0997520A (ja) 1995-09-29 1997-04-08 Fujitsu Takamizawa Component Kk 多芯ケーブル及びその製造方法
JP3629989B2 (ja) 1998-11-30 2005-03-16 住友電装株式会社 グロメットの線間止水方法およびグロメットの線間止水構造
JP2010282773A (ja) 2009-06-03 2010-12-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd 車両用ワイヤハーネス
JP5471486B2 (ja) 2010-01-19 2014-04-16 住友電装株式会社 ワイヤハーネス用バンドクランプ
JP2012099367A (ja) 2010-11-02 2012-05-24 Toyota Boshoku Corp ワイヤーハーネス
EP2518736A1 (en) 2011-04-29 2012-10-31 Tyco Electronics Nederland B.V. Cable assembly comprising a flexible support made from a textile material
JP5915250B2 (ja) 2012-02-23 2016-05-11 住友電装株式会社 ワイヤハーネスの配索構造および該配索構造の形成方法
CN104737398B (zh) 2012-10-29 2017-07-21 古河电气工业株式会社 布线线束、及布线线束的制造方法
US9309719B2 (en) * 2013-02-27 2016-04-12 Panduit Corp. Ladder rung bracket assembly
US9466959B2 (en) * 2014-01-24 2016-10-11 Ortronics, Inc. Pathway cable guide
US9587433B2 (en) * 2014-03-25 2017-03-07 Panduit Corp. Cradle clamp bracket assembly
JP6950202B2 (ja) 2016-04-18 2021-10-13 株式会社オートネットワーク技術研究所 外装部材付電線
JP6497420B2 (ja) 2017-02-23 2019-04-10 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤーハーネス

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07220528A (ja) * 1993-08-12 1995-08-18 Riichi Fujii 導電用のジグザグに屈曲収束したケーブル
JP2014204485A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤハーネス
JP2015053804A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 住友電装株式会社 ワイヤーハーネス
JP2015097438A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 住友電装株式会社 ワイヤーハーネス、電線固定部品及び電線固定部品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE112020001078T5 (de) 2021-11-11
JP2020145911A (ja) 2020-09-10
CN113508440B (zh) 2023-04-28
DE112019006975T5 (de) 2021-11-25
CN113508236B (zh) 2023-08-01
US20220123536A1 (en) 2022-04-21
JPWO2020178997A1 (ja) 2021-03-11
CN113508440A (zh) 2021-10-15
WO2020178997A1 (ja) 2020-09-10
CN113508236A (zh) 2021-10-15
US11929599B2 (en) 2024-03-12
JP7259557B2 (ja) 2023-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9306378B2 (en) Method for producing wire harness, and wire harness
WO2020178999A1 (ja) 固定部材付き配線部材及び配線部材の固定構造
WO2014038259A1 (ja) ワイヤハーネス
JP6575639B1 (ja) 支持部材付配線部材
WO2021095524A1 (ja) 配線部材
WO2021095503A1 (ja) 配線部材
JP6693615B1 (ja) 固定部材付き配線部材
JP5939098B2 (ja) ワイヤハーネス
WO2020157929A1 (ja) 配線部材及び配線部材の配設構造
WO2020179252A1 (ja) 外装部材付き配線部材及び外装部材付き配線部材の製造方法
WO2020178998A1 (ja) 固定部材付き配線部材及び配線部材の固定構造
JP2020145196A (ja) 固定部材付き配線部材
JP7160059B2 (ja) 配線部材の固定構造
JP7419710B2 (ja) 固定部材付き配線部材
JP6996639B2 (ja) 配線部材及び配線部材の製造方法
JP7419709B2 (ja) 固定部材付き配線部材
JP7207174B2 (ja) 支持部材、支持部材付き配線部材及び配線部材の取付構造
JP2020005496A (ja) 支持部材付配線部材
JPWO2020129110A1 (ja) 配線部材及び配線部材の取付構造
WO2021210383A1 (ja) 配線部材
JP7140087B2 (ja) 配線部材の固定構造
JP7276580B2 (ja) 支持部材、支持部材付き配線部材及び配線部材の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200207

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200207

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6693615

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250