JP6693440B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6693440B2
JP6693440B2 JP2017034671A JP2017034671A JP6693440B2 JP 6693440 B2 JP6693440 B2 JP 6693440B2 JP 2017034671 A JP2017034671 A JP 2017034671A JP 2017034671 A JP2017034671 A JP 2017034671A JP 6693440 B2 JP6693440 B2 JP 6693440B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
carrier
photoconductor
polishing
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017034671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018141831A (ja
Inventor
村田 貴彦
貴彦 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2017034671A priority Critical patent/JP6693440B2/ja
Publication of JP2018141831A publication Critical patent/JP2018141831A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6693440B2 publication Critical patent/JP6693440B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
記録媒体への非転写時に、現像装置内の現像ローラー上にトナー母粒子は極力残したまま、外添剤である酸化チタンを感光体ドラム側に優先的に移動させて摺擦ローラーに供給し、感光体ドラムの表面を研磨するリフレッシュモードを実行可能とする画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。この画像形成装置では、トナー母粒子と帯電性が同極性であり且つトナー母粒子と比較して帯電性(単位重量当たりの帯電量)が小さくなるような酸化チタンを用い、通常の現像バイアス(トナー及び酸化チタンと同極性)よりも小さいバイアスを印加している。
特開2011−169995号公報
ところで、上記の画像形成装置では、リフレッシュモード時(研磨モード時)における感光体ドラムの帯電の条件と、画像形成時における感光体ドラムの帯電の条件とが同じである。そのため、上記の画像形成装置の帯電装置は、研磨モード時に、画像形成時と同等の放電生成物を発生してしまう。
本発明は、担持体の研磨モード時に放電生成物の発生及びトナーを構成する母粒子の消費を抑制しつつ研磨モードを行うことができる画像形成装置の提供を目的とする。
本発明の第1の画像形成装置は、周回する担持体と、前記担持体に接触し、直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が印加され、前記担持体を帯電する帯電部材と、前記帯電部材により帯電された前記担持体を露光して前記担持体に潜像を形成する露光装置と、前記担持体に対向し、軸周りに回転し、直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が印加される現像部材を有し、前記現像部材に付着される母粒子及び前記母粒子と逆極性に帯電されている研磨剤を含むトナーを用いて、前記潜像をトナー像として現像する現像装置と、前記担持体を研磨する研磨部材と、前記トナー像を媒体に転写する転写装置と、前記トナー像を媒体に定着させる定着装置と、を備え、非画像形成時に、前記帯電部材に放電開始電圧以下の交流電圧のみを印加して周回する前記担持体を帯電させながら、前記現像部材に画像形成時と逆極性の直流電圧に交流電圧が重畳された電圧を印加して、前記研磨部材により前記担持体を研磨する研磨モードを行う。
本発明の第2の画像形成装置は、周回する担持体と、前記担持体に接触し、直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が印加され、前記担持体を帯電する帯電部材と、前記帯電部材により帯電された前記担持体を露光して前記担持体に潜像を形成する露光装置と、前記担持体に対向し、軸周りに回転し、直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が印加される現像部材を有し、前記現像部材に付着される母粒子及び前記母粒子と逆極性に帯電されている研磨剤を含むトナーを用いて、前記潜像をトナー像として現像する現像装置と、前記担持体を研磨する研磨部材と、前記トナー像を媒体に転写する転写装置と、前記トナー像を媒体に定着させる定着装置と、を備え、非画像形成時に、前記帯電部材に放電開始電圧以下の交流電圧のみを印加して周回する前記担持体を帯電させながら、前記現像部材に画像形成時と同極性の直流電圧と逆極性の直流電圧とを繰り返す直流電圧に交流電圧が重畳された電圧を印加して、前記研磨部材により前記担持体を研磨する研磨モードを行う。
本発明の第3の画像形成装置は、前記第1又は前記第2の画像形成装置であって、前記担持体は、アモルファスシリコン製の感光体とされている。
本発明の画像形成装置は、担持体の研磨モード時に放電生成物の発生及びトナーを構成する母粒子の消費を抑制しつつ研磨モードを行うことができる。
第1実施形態の画像形成装置を正面側から見た概略図である。 第1実施形態の画像形成装置を構成する感光体及びその周辺部分を正面側から見た概略図である。 第1実施形態の画像形成装置を構成する制御装置と、画像形成装置を構成する各構成要素との関係を示すブロック図である。 第1実施形態の画像形成装置が用いるトナーの概略図である。 第1実施形態の画像形成装置による画像形成動作において、感光体の表面電位と現像ローラーに印加される電位との関係を説明するための模式図である。 第1実施形態の画像形成装置による画像形成動作において、帯電ローラーに印加する電圧を説明するための模式図である。 第1実施形態の画像形成装置により非画像形成時に行う研磨動作において、感光体の表面電位、帯電ローラーに印加される電圧と、現像ローラーに印加される電圧との関係を説明するための模式図である。 第1実施形態の画像形成装置により非画像形成時に行う研磨動作において、帯電ローラーに印加する電圧を説明するための模式図である。 第1実施形態の画像形成装置において、画像形成時の感光体の表面電位と現像ローラーに印加する電圧の関係と、研磨モード時の感光体の表面電位と現像ローラーに印加する電圧の関係とをまとめた表である。 第2実施形態の画像形成装置により非画像形成時に行う研磨動作時において、感光体の表面電位、帯電ローラーに印加される電圧と、現像ローラーに印加される電圧(直流電圧の時間変化)との関係を説明するための模式図である。
≪概要≫
以下、第1実施形態及び第2実施形態並びに変形例について、これらの記載順で説明する。
≪第1実施形態≫
まず、第1実施形態の画像形成装置10(図1参照)の構成、画像形成動作、研磨動作(研磨モード時の動作)及び効果について、図面を参照しつつこれらの記載順で説明する。
以下の説明では、図中における矢印Fr及び矢印Rrで示す方向をそれぞれ装置奥行き方向手前側及び奥側、矢印R及び矢印Lで示す方向をそれぞれ装置幅方向右側及び左側、矢印U及び矢印Loで示す方向をそれぞれ装置高さ方向上側及び下側とする。また、本明細書では、画像形成装置10を装置奥行き方向手前側から見た状態を画像形成装置10の正面として説明する。
<画像形成装置の構成>
画像形成装置10は、図1に示されるように、給紙カセット20と、トナー像形成部30と、転写装置40と、搬送装置50と、定着装置60と、電源PSと、制御装置CUと、を含んで構成される電子写真方式の装置とされている。
給紙カセット20は、媒体Sを収容する機能を有する。
トナー像形成部30は、帯電、露光、現像の各工程を行って、後述するベルトTBに保持させるトナー像を形成する機能を有する。トナー像形成部30は、それぞれ異なる色(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック))のトナー像を形成する単色ユニット31Y、31M、31C、31Kで構成されている。各単色ユニット31Y、31M、31C、31Kは、図1に示されるように、それぞれ、感光体PC(担持体の一例)と、帯電ローラー32(帯電部材の一例)と、露光装置34と、現像装置36と、除電装置37と、クリーニング装置38と、研磨ローラー39(研磨部材の一例)と、を備えている。
感光体PCは、ドラム状とされ、露光装置34により形成される潜像を担持しながら、駆動源(図示省略)により駆動されて正面側から見て時計回りに周回するようになっている。本実施形態の感光体PCは、一例として、アモルファスシリコン製の感光体とされている。また、本実施形態の感光体PCは、一例として、いわゆる正帯電型の感光体とされている。
帯電ローラー32は、電源PSから電圧を印加されながら感光体PCに接触し、感光体PCを帯電させる機能を有する。なお、電源PSから帯電ローラー32に印加される電圧は、一例として、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧とされている(図5B参照)。
露光装置34は、帯電ローラー32により帯電された感光体PCを露光して感光体PCに潜像を形成する機能を有する。
現像装置36は、トナーT(図4参照)を用いて露光装置34により感光体PCに形成された潜像をトナー像として現像する機能を有する。現像装置36は、感光体PCに対向し、軸周りに回転する現像ローラー36A(現像部材の一例)を有し(図1及び図2参照)、その外周に付着したトナーTを用いてトナー像を現像するようになっている。また、現像装置36は、現像ローラー36Aに電源PSから直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が印加されることで、現像ローラー36Aの外周のトナーTを感光体PCに飛翔させて移動させるようになっている。
ここで、本実施形態の現像装置36が用いるトナーTは、図4に示されるように、樹脂を主成分とする母粒子Taと、研磨剤Tbとを含んで構成されている。トナーTの平均帯電量分布は、正の帯電量とされている。ここで、母粒子Taは、平均帯電量分布が正の帯電量となる粒子とされている。研磨剤Tbは、平均帯電量分布が負の帯電量となる粒子、すなわち、母粒子と逆極性に帯電された粒子とされている。また、本実施形態の現像方式は、正帯電型感光体と、正帯電のトナーとを用いた反転現像方式とされている(図5A参照)。
除電装置37は、転写位置(感光体PCがベルトTBと接触する位置)を通過した感光体PCに光を照射して感光体PCを除電する機能を有する。
クリーニング装置38は、感光体PCに残留した残留トナー(ベルトTBに転写されずに感光体PCに付着したままのトナー)を感光体PCから除去する機能を有する。クリーニング装置38は、クリーニングブレードCBを含んで構成されている。
研磨ローラー39は、感光体PCを研磨する機能を有する。研磨ローラー39は、一例として、シャフトの外周を発砲体(スポンジ)で覆ったスポンジローラーとされている。なお、研磨ローラー39は、感光体PCに接触した状態で、感光体PCよりも速い周速で軸周りに回転するようになっている。
トナー像形成部30を構成する感光体PC以外の各部は、正面側から見て、感光体PCの周りに、帯電ローラー32、現像装置36、除電装置37、研磨ローラー39、クリーニングブレードCBの記載順で時計回りに配置されている(図2参照)。露光装置34は、感光体PCにおける帯電ローラー32と現像装置36との間で潜像を形成するようになっている。なお、図1では、単色ユニット31Y以外の単色ユニット31M、31C、31Kの符号が省略されている。
転写装置40は、無端状のベルトTBを有し、図1における矢印X方向に周回するベルトTBに、トナー像形成部30により形成されたトナー像を1次転写させて、ベルトTBに保持されたトナー像を媒体Sに2次転写させる機能を有する。すなわち、転写装置40は、トナー像を媒体Sに転写する機能を有する。
搬送装置50は、給紙カセット20に収容されている媒体Sを搬送経路(図1中の二点差線P)に沿って搬送する機能を有する。なお、図1における矢印Yは、媒体Sの搬送方向を意味する。
定着装置60は、転写装置40により媒体Sに2次転写されたトナー像を媒体Sに定着させる機能を有する。
電源PSは、制御装置CUにより制御されて、帯電ローラー32及び現像装置36(の現像ローラー36A)にそれぞれ電圧を印加する機能を有する。
制御装置CUは、画像形成装置10を構成する各構成要素を制御する機能を有する(後述する図3参照)。制御装置CUの機能については、後述する画像形成動作及び研磨動作(研磨モード時の動作)の説明の中で説明する。
<画像形成動作>
次に、本実施形態の画像形成装置10による画像形成動作について図1、図2、図3、図5A及び図5B並びに図7を参照しながら説明する。
外部装置(図示省略)から画像データを受け取った制御装置CUは、画像形成装置10の各部を作動させる(図3参照)。
トナー像形成部30が作動されると、各単色ユニット31Y、31M、31C、31Kでは、帯電ローラー32が感光体PCを帯電し、露光装置34が感光体PCを露光し、現像装置36が感光体PCの潜像をトナー像として現像する。その結果、各感光体PCにトナー像が形成される。この場合、制御装置CUは、帯電ローラー32に感光体PCの表面電位(図5中のVopc)を一例として+250Vに帯電させるように電源PSから帯電ローラー32に電圧を印加する。具体的には、制御装置CUは、図5Bに示されるように、一例として+250Vの直流電圧VAdcに、VApp(振幅の2倍の値、すなわち、振幅はVApp/2)がいわゆる放電開始電圧の2倍よりも大きい1200Vのサイン波の電圧を重畳して印加する。また、制御装置CUは、図5Aに示されるように、現像ローラー36Aに、一例として+190Vの直流電圧VBaveに、VBpp(振幅の2倍の値、すなわち、振幅はVBpp/2)が一例として1650Vの矩形波の電圧を重畳して印加する。そして、露光装置34により露光されて潜像が形成された感光体PCの表面電位は、+60V未満(一例として+20V)となり、この電位コントラストが形成された感光体PCの表面に、現像ローラー36AからトナーTが移動する(図5Aのハッチング部分)。
次いで、転写装置40及び搬送装置50が作動されると、トナー像形成部30により形成されたトナー像がベルトTBに1次転写される。また、ベルトTBに1次転写されたトナー像が2次転写されるタイミングに合わせて、搬送装置50により給紙カセット20に収容されている媒体Sが搬送されて、ベルトTBに保持されたトナー像が媒体Sに2次転写される。トナー像が2次転写された媒体Sは、搬送装置50により定着装置60に向けて搬送される。
次いで、定着装置60が作動され、トナー像が2次転写された媒体Sが定着装置60に搬送されると、媒体Sに2次転写されたトナー像が媒体Sに定着される(媒体Sに画像が形成される)。
そして、トナー像が定着された媒体S(画像が形成された媒体S)は、搬送装置50により画像形成装置10の外に排出されて、画像形成動作が終了する。
<研磨動作(研磨モード時の動作)>
次に、本実施形態の研磨動作について図6A及び図6B並びに図7を参照しながら説明する。本実施形態の研磨動作は、非画像形成時に行われる。制御装置CUは、例えば、定められた数量(例えば、A4サイズの媒体Sが100枚分相当)の媒体Sに対する画像形成動作が終了した後に温湿度センサー(図示省略)により装置内が定められた高温高湿以上である場合、装置本体の電源立ち上げ時に温湿度センサー(図示省略)により装置内が定められた高温高湿以上である場合、装置本体に備えられたパネル(図示省略)からユーザーによる研磨モードの実行指令がなされた場合等に、研磨動作を行う。なお、研磨動作は、感光体PC上で発生する放電生成物が高温高湿環境下で水分を吸うことに起因して感光体PCの表面抵抗を低下させることに伴ういわゆる像流れと呼ばれる現象の発生を抑制するためのものである。特に、像流れは、本実施形態のアモルファスシリコン製の感光体のような無機系の感光体の場合に顕著に現れる。
まず、本実施形態の制御装置CUは、定められた数量の媒体Sに対する画像形成動作が終了すると、露光装置34、搬送装置50及び定着装置60を除く各構成要素を作動させる。
トナー像形成部30が作動されると、各単色ユニット31Y、31M、31C、31Kでは、図6A及び図6B並びに図7に示されるように、帯電ローラー32により表面電位Vopcが0Vとなるように感光体PCを帯電する。具体的には、制御装置CUは、図6Bに示されるように、電源PSから帯電ローラー32に、0Vの直流電圧を印加しつつ(別の見方をすると、直流電圧をオフにしつつ)、振幅(VApp/2)が500V(放電開始電圧以下の電圧の一例)の交流電圧を印加する。すなわち、制御装置CUは、電源PSから帯電ローラー32に、放電開始電圧以下の交流電圧のみを印加して周回する感光体PCを帯電させる。
また、制御装置CUは、図6Aに示されるように、電源PSから現像ローラー36Aに、−60Vの直流電圧に振幅(Vpp/2)が一例として825Vの交流電圧を印加する。すなわち、制御装置CUは、電源PSから現像ローラー36Aに、画像形成時と逆極性の直流電圧に交流電圧が重畳された電圧を印加する。
そして、制御装置CUは、定められた期間、電源PSから帯電ローラー32及び現像ローラー36Aにそれぞれ上記の電圧を印加させながら感光体PCを定められた回数周回させると、本実施形態の研磨動作が終了する。
<効果>
次に、本実施形態の効果について図面を参照しながら説明する。
例えば、前述の特許文献1の画像形成装置のように、研磨モード時における感光体ドラムの帯電条件と、画像形成時における感光体ドラムの帯電条件とが同じである場合(以下、比較形態の場合という。)、研磨モード時における帯電装置から発生する放電生成物の発生量は、帯電装置から画像形成時に発生する放電生成物の発生量と同等となる。
これに対して、本実施形態の場合、研磨モード時における感光体ドラムの帯電条件と、画像形成時における感光体ドラムの帯電条件とが異なる。具体的には、本実施形態の場合、図6Bに示されるように、研磨モード時において、帯電ローラー32は放電開始電圧以下の交流電圧のみを印加して周回する感光体PCを帯電させる。そのため、本実施形態の場合、研磨モード時において、帯電ローラー32から放電生成物が発生しない(又は発生しても画像形成時よりも少ない)。
また、本実施形態の場合、研磨モード時における現像ローラー36Aに印加される直流電圧VBaveは、画像形成時に現像ローラー36Aに印加される直流電圧VBaveと逆極性の電圧に設定されている。そのうえで、本実施形態の場合、感光体PC(の全外周)の表面電位Vopcが0Vであることから、トナーTのうち平均帯電量が正極性とされる母粒子Taは感光体PCに移り難く、平均帯電量が負極性とされる研磨剤Tbは感光体PCに(選択的に)移り易い。その結果、本実施形態の場合、感光体PCは、トナーTのうちの研磨剤Tbが選択的に付着して、研磨ローラー39により効率よく研磨される。
したがって、本実施形態の画像形成装置10は、上記比較形態の画像形成装置に比べて、感光体PCの研磨モード時に放電生成物の発生及びトナーTを構成する母粒子Taの消費を抑制しつつ研磨モードを行うことができる。この効果は、本実施形態の場合のように、感光体PCがアモルファスシリコン製の感光体の場合に効果的といえる。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態の画像形成装置(機械的構成は第1実施形態と同等のため図1参照)の構成、画像形成動作、研磨動作及び効果について、主に図8を参照しつつこれらの記載順で説明する。本実施形態については、第1実施形態と異なる部分について説明する。
<構成、画像形成動作及び研磨動作>
本実施形態の場合、研磨モード時に現像ローラー36Aに印加する直流電圧VBaveを、図8に示されるように、画像形成時と同極性及び逆極性の直流電圧を繰り返す直流電圧とする。具体的には、本実施形態の場合、制御装置CUは、研磨モード時に、電源PSにより帯電ローラー32に放電開始電圧以下の交流電圧のみを印加して周回する感光体PCを帯電させながら、電源PSにより現像ローラー36Aに画像形成時と同極性の直流電圧と逆極性の直流電圧とを繰り返す直流電圧VB2aveに交流電圧(一例として、第1実施形態の場合と同じ。図8では省略。)が重畳された電圧を印加して、研磨ローラー39により感光体PCを研磨するようになっている。本実施形態が第1実施形態と異なる点は、以上である。
<効果>
本実施形態の場合、図8において、電源PSから現像ローラー36Aに正極性の直流電圧VB2ave(図中の+60V)が印加されている期間、現像ローラー36Aに付着しているトナーT(母粒子Ta及び研磨剤Tb)は、感光体PCに移動する。その結果、感光体PCに移動した母粒子Taは、感光体PC(の外周)に吸着した水分を吸収する(吸い取る)。次いで、本実施形態の場合、電源PSから現像ローラー36Aに正極性の直流電圧VB2ave(図中の+60V)が印加されている期間の経過後、現像ローラー36Aに負極性の直流電圧VB2ave(図中の−60V)が印加される。そのため、本実施形態は、第1実施形態の場合(図6A参照)と同様のメカニズムにより、現像ローラー36Aに負極性の直流電圧VB2ave(図中の−60V)が印加されている期間、感光体PCは、トナーTのうちの研磨剤Tbが選択的に付着して、研磨ローラー39により効率よく研磨される。
したがって、本実施形態の画像形成装置は、上記比較形態の画像形成装置に比べて、感光体PCの研磨モード時に放電生成物の発生の原因となる水分を吸収することにより放電生成物の発生を抑制しつつ、トナーTを構成する母粒子Taの消費を抑制して研磨モードを行うことができる。別言すれば、本実施形態の画像形成装置は、第1実施形態の画像形成装置と同様の効果を奏しつつ、感光体PCの研磨モード時に放電生成物の発生の原因となる水分を吸収することができる。この効果は、本実施形態の場合のように、感光体PCがアモルファスシリコン製の感光体の場合に効果的といえる。
以上のとおり、本発明について各実施形態を例として説明したが、本発明の技術的範囲は各実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の技術的範囲には、下記のような形態も含まれる。
例えば、各実施形態では、感光体PCの一例をアモルファスシリコン製の感光体PCであるとして説明した。しかしながら、像流れはアモルファスシリコン製の感光体PCでなくても発生する現象であることから、感光体PCはアモルファスシリコン製の感光体でなくてもよい。例えば、有機系の感光体(いわゆるOPC製の感光体)であってもよい。
また、各実施形態では、画像形成時及び研磨モード時における、感光体PCの表面電位Vopcと、現像ローラー36Aの印加電圧とを、図5A、図6A、図7及び図8のようにするとして説明した。しかしながら、これらの電圧の条件は、正帯電型感光体を用いた反転現像方式の一例であることから、負帯電型感光体を用いた反転現像方式の場合は、本実施形態の場合と極性が逆の関係になることはいうまでもない。
また、各実施形態では、研磨ローラー39が研磨部材の一例であるとして説明した。しかしながら、感光体PCの外周を研磨する機能を有すれば、研磨部材の一例は研磨ローラー39でなくてもよい。例えば、各実施形態の画像形成装置から研磨ローラー39をなくして、クリーニングブレードCBにより感光体PCを研磨させることで、クリーニングブレードCBを研磨部材の一例として捉えてもよい。別の見方をすれば、感光体PCを研磨する機能を有する部材であれば、当該部材を研磨部材の一例として捉えてもよい。
10 画像形成装置
32 帯電ローラー(帯電部材の一例)
34 露光装置
36 現像装置
36A 現像ローラー(現像部材の一例)
39 研磨ローラー(研磨部材の一例)
40 転写装置
60 定着装置
PC 感光体(担持体の一例)
S 媒体
VApp 放電開始電圧以下の交流電圧
VBave 画像形成時と逆極性の直流電圧
VBpp 交流電圧

Claims (2)

  1. 周回する担持体と、
    前記担持体に接触し、直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が印加され、前記担持体を帯電する帯電部材と、
    前記帯電部材により帯電された前記担持体を露光して前記担持体に潜像を形成する露光装置と、
    前記担持体に対向し、軸周りに回転し、直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が印加される現像部材を有し、前記現像部材に付着される母粒子及び前記母粒子と逆極性に帯電されている研磨剤を含むトナーを用いて、前記潜像をトナー像として現像する現像装置と、
    前記担持体を研磨する研磨部材と、
    前記トナー像を媒体に転写する転写装置と、
    前記トナー像を媒体に定着させる定着装置と、
    を備え、
    非画像形成時に、前記帯電部材に放電開始電圧以下の交流電圧のみを印加して周回する前記担持体を帯電させながら、前記現像部材に画像形成時と逆極性の直流電圧に交流電圧が重畳された電圧を印加して、前記研磨部材により前記担持体を研磨する研磨モードを行う、
    画像形成装置。
  2. 前記担持体は、アモルファスシリコン製の感光体とされている、
    請求項に記載の画像形成装置。
JP2017034671A 2017-02-27 2017-02-27 画像形成装置 Expired - Fee Related JP6693440B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017034671A JP6693440B2 (ja) 2017-02-27 2017-02-27 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017034671A JP6693440B2 (ja) 2017-02-27 2017-02-27 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018141831A JP2018141831A (ja) 2018-09-13
JP6693440B2 true JP6693440B2 (ja) 2020-05-13

Family

ID=63526591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017034671A Expired - Fee Related JP6693440B2 (ja) 2017-02-27 2017-02-27 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6693440B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000039819A (ja) * 1998-07-22 2000-02-08 Canon Inc 画像形成装置
JP2007052070A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Sharp Corp 帯電装置および画像形成装置
JP5473501B2 (ja) * 2009-09-08 2014-04-16 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5322971B2 (ja) * 2010-02-17 2013-10-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP5935412B2 (ja) * 2012-03-14 2016-06-15 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5984548B2 (ja) * 2012-07-18 2016-09-06 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018141831A (ja) 2018-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008191514A (ja) 画像形成装置
JP2005250254A (ja) 画像形成装置
JP4872026B2 (ja) 画像形成装置
JP2008203366A (ja) クリーニング装置、画像形成装置、クリーニング装置の制御方法、制御プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2009003363A (ja) 画像形成装置
JP4147953B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP6995521B2 (ja) 画像形成装置
JP6635008B2 (ja) 画像形成装置
JP4708807B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP6693440B2 (ja) 画像形成装置
JP6086016B2 (ja) 画像形成装置
JP2011145449A (ja) 画像形成装置
JP5423346B2 (ja) 画像形成装置
JP2005077575A (ja) 画像形成装置
JP4210138B2 (ja) アモルファスシリコン感光体を用いた画像形成システム
JP5950874B2 (ja) 画像形成装置
JP5659688B2 (ja) 画像形成装置
JP2018092003A (ja) 画像形成装置
JP2018091893A (ja) 画像形成装置
JP4926197B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4821099B2 (ja) 画像形成装置
JP2006343594A (ja) 画像形成装置
JP2012128250A (ja) 画像形成装置
JP2020177124A (ja) 画像形成装置
JP6780569B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6693440

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees