JP6693172B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺紙に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置に関する。画像形成装置は、カラー、モノクロを問わず、デジタル複写機、FAX、プリンタなどの電子写真装置、記録機器、表示装置などを含む。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置において、画像データに基づくレーザー光が、一様に帯電した感光体に対して照射(露光)されることにより、感光体表面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光体にトナーが供給されることにより、静電潜像が可視化されてトナー像が形成される。このトナー像が、直接または中間転写体を介して間接的に用紙に転写された後、定着部で加熱、加圧されることにより、用紙に画像が形成される。
このような画像形成装置において、定着部の熱により用紙ダメージ(たとえば、用紙の変形や変色、用紙上の画像欠陥)が生じることが問題となっている。
特許文献1に記載されている画像形成装置は、定着部を構成する加圧部材の温度を予め定められた温度範囲内に調節することにより用紙上の画像欠陥を抑制するものである。
特開2010−79086号公報
画像が形成される用紙としてポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)などのフィルム系のロール紙(長尺紙)は、通常の紙と比較して熱に対して変形、融解し易い。
ロール紙に画像形成を行なう画像形成装置では、プリント前に定着部を含む画像形成装置内に用紙を通しておく必要がある。フィルム系のロール紙を通紙する際に、定着温度が高い状態で定着部の内部にロール紙の導入を実施すると、導入時に定着部にロール紙が巻付く、または、定着部にロール紙が放置されるとロール紙が溶け、変形することで、巻取が上手く出来ない不具合の発生が懸念される。
特に、用紙詰まり、用紙切れ、サービスコール等の不具合から復帰した際に、定着部の温度が高い状態で定着部内にロール紙を通す場合がある。定着部の温度が高い状態での通紙によるロール紙へのダメージ、定着部への巻付きが発生しないようにするために、所定の温度に低下するまで定着部の内部に、ロール紙の通紙を禁止する装置構成が考えられる。
しかし、定着部の内部へのロール紙の通紙を禁止した場合には、所定の温度に低下するまで長時間にわたり、画像形成装置の稼働ができない課題が想定される。
以上の事情に鑑み、本発明は、長尺紙に画像形成を行なう画像形成装置において、プリント準備時の定着部巻付きや、画像形成開始までの長尺紙の変形や変色するのを防止するために定着部の冷却を迅速に行なうことが可能な構成を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
この画像形成装置は、連帳メディアへの画像の形成が可能な電子写真方式の画像形成装置であって、当該画像形成装置本体の入口から出口までの長さを有する上記連帳メディアを搬送可能な連帳メディア搬送部と、上記連帳メディアにトナー像を転写する画像形成部と、上記連帳メディアに転写されたトナー像を圧着する、定着ローラーおよび加圧ローラーを有する定着部と、上記定着部に向けて冷媒を送り込む冷却部と、上記定着部の温度を検知する温度検知部と、上記画像形成部、上記定着部、上記冷却部、および、上記連帳メディア搬送部の駆動を制御する制御部と、を備える。
上記制御部は、上記定着部に上記連帳メディアが通紙されていない状態において、上記温度検知部から得られる温度情報が第1温度以上の場合には、上記冷却部により上記定着部に向けて上記冷媒を送り込む制御を行なう。
他の形態においては、上記制御部は、上記温度検知部から得られる温度情報が第2温度以下に低下した場合には、上記冷却部による上記定着部への上記冷媒の送り込みを停止する制御を行なう。
他の形態においては、上記第2温度は上記第1温度よりも低い温度である。
他の形態においては、上記制御部は、上記冷却部により上記定着部に向けて上記冷媒を送り込む制御を行なう前に、上記定着部による圧着動作を完了させる制御を行なう。
他の形態においては、上記制御部は、上記冷却部により上記定着部に向けて上記冷媒を送り込む制御を行なう間は、上記定着ローラーを駆動させる制御を行なう。
他の形態においては、上記連帳メディア搬送部は、上記定着部よりも上流側において上記連帳メディアを検知する検知部を含み、上記制御部は、上記検知部で上記連帳メディアを検知した場合、上記冷却部により上記定着部に向けて上記冷媒を送り込む制御を行なう。
他の形態においては、上記制御部は、上記冷却部により上記定着部に向けて上記冷媒を送り込む制御を行なっている間は、上記連帳メディア搬送部による上記連帳メディアの搬送を禁止する制御を行なう。
他の形態においては、上記制御部は、上記冷却部により上記定着部に向けて上記冷媒を送り込む制御を行なっている間は、上記連帳メディア搬送部による上記連帳メディアの搬送において、上記定着部への上記連帳メディアの進入を禁止する制御を行なう。
他の形態においては、上記制御部は、上記冷却部により上記定着部に向けて上記冷媒を送り込む制御を終了した後に、上記連帳メディア搬送部による上記連帳メディアの搬送を行なう場合には、上記定着ローラーおよび上記加圧ローラーの駆動を維持させる制御を行なう。
他の形態においては、上記制御部は、上記冷却部により上記定着部に向けて上記冷媒を送り込む制御を終了した後に、上記連帳メディア搬送部による上記連帳メディアの搬送を行なわない場合には、上記定着ローラーと上記加圧ローラーとを離間させて、上記定着部の駆動を停止する制御を行なう。
他の形態においては、上記制御部は、上記連帳メディアの紙種に応じて、上記冷却部により上記定着部に向けて上記冷媒を送り込む制御を終了する温度が異なる制御を行なう。
他の形態においては、操作表示部をさらに含み、上記制御部は、上記冷却部により上記定着部に向けて上記冷媒を送り込む制御を行なっている間は、上記操作表示部に冷却動作実施の旨を表示する。
他の形態においては、上記冷却部は、上記連帳メディアの搬送方向に沿って見た場合に、上記定着部の下流側に配置されている。
他の形態においては、上記冷却部は、上記定着ローラーと上記連帳メディアとの間に向けて上記冷媒を送り込む。
この画像形成装置によれば、定着部に連帳メディアが通紙されていない状態において、温度検知部から得られる温度情報が所定の温度以上の場合には、冷却部により定着部に向けて冷媒を送り込む制御を行なうことから、定着部の冷却を迅速に行なうことを可能とする。
実施の形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。 実施の形態の画像形成装置本体の全体構成を示す図である。 実施の形態の画像形成装置本体の制御系の主要部を示すブロック図である。 実施の形態の定着部の構成を示す図である。 実施の形態の冷却処理を示すフローチャート図である。 実施の形態に係る操作表示部への表示メッセージを示す図である。
本発明に基づいた実施の形態における画像形成装置について、以下、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。また、図面においては、実際の寸法の比率に従って図示しておらず、構造の理解を容易にするために、構造が明確となるように比率を変更して図示している箇所がある。
(画像形成装置1)
図1を参照して、本実施の形態の画像形成装置1について説明する。図1は、画像形成装置の概略構成を示す図である。この画像形成装置1は、給紙装置1A、画像形成装置本体1B、および巻取装置1Cを備える。
給紙装置1Aは、たとえばロール紙や連続用紙(長尺紙)等の連帳メディアを収容し、画像形成装置本体1Bからの指示に従って連帳メディアを給紙する。連帳メディアとしては、通常の用紙だけでなく、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)などのフィルム系の用紙も含む。画像形成装置本体1Bは、給紙装置1Aから給紙された連帳メディアに画像を形成する。巻取装置1Cは、画像形成装置本体1Bによって画像が形成され、送出された連帳メディアを巻き取る。
(画像形成装置本体1B)
図2および図3を参照して、画像形成装置本体1Bの構成について説明する。図2は、画像形成装置本体1Bの全体構成を示す図、図3は、画像形成装置本体1Bの制御系の主要部を示すブロック図である。
画像形成装置本体1Bは、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置本体1Bには、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色に対応する感光ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向(鉛直方向)に直列配置し、中間転写ベルト421に各色トナー像を順次転写させる縦型タンデム方式が採用されている。
画像形成装置本体1Bは、感光ドラム413上に形成されたYMCKの各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、連帳メディアに二次転写することにより、画像を形成する。
図2および図3に示すように、画像形成装置本体1Bは、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、連帳メディア搬送部50、用紙検知部55、定着部60、および制御部80を備える。
制御部80は、CPU81、ROM82、RAM83等を備える。CPU81は、ROM82または記憶部72から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM83に展開し、展開したプログラムと協働して、画像形成装置本体1Bの各ブロック、給紙装置1A、および巻取装置1Cの動作を制御する。
通信部71は、たとえばネットワークカード、モデム、USB等の各種インターフェースを有する。記憶部72は、たとえば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。記憶部72には、たとえば各ブロックの動作を制御する際に参照されるルックアップテーブルが格納される。
制御部80は、通信部71を介して、LAN、WAN等の通信ネットワークに接続された外部の装置(たとえばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行なう。制御部80は、通信部71を介して、給紙装置1Aおよび巻取装置1Cとの間で各種データの送受信を行なう。
操作表示部20は、たとえばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD)で構成され、表示部21および操作部22として機能する。表示部21は、制御部80から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、各機能の動作状況等の表示を行なう。操作部22は、ユーザーによるタッチ操作を受け付けて、操作信号を制御部80に出力する。
操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部80に出力する。ユーザーは、操作表示部20を操作して、画質設定および、倍率設定、応用設定、出力設定、用紙設定などの画像形成に関する設定および用紙搬送指示を行なうことができる。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定またはユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行なう回路等を備える。たとえば、画像処理部30は、制御部80の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行なう。画像処理部30は、入力画像データに対して、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
(画像形成部40)
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41および中間転写ユニット42等を備える。画像形成ユニット41は、Y成分用、M成分用、C成分用、K成分用の4つの画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kで構成される。画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有するので、図示および説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示す。図2では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号を付し、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素についての符号は省略する。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光ドラム413、帯電装置414、およびドラムクリーニング装置415等を備える。帯電装置414は、たとえばスコロトロン帯電装置やコロトロン帯電装置等のコロナ放電発生器で構成される。帯電装置414は、コロナ放電によって感光ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、感光ドラム413に対して各色成分の画像に対応する光を照射する。感光ドラム413の電荷発生層で発生した正電荷が電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。これにより、感光ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、各色成分の現像剤(たとえばトナーと磁性キャリアーとからなる二成分現像剤)を収容しており、感光ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。具体的には、現像剤担持体(現像ローラー)に現像バイアス電圧が印加され、感光ドラム413と現像剤担持体との電位差によって現像剤担持体上の帯電トナーが感光ドラム413の表面の露光部に移動し、付着する。
ドラムクリーニング装置415は、感光ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
(中間転写ユニット42)
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、およびベルトクリーニング装置426等を含む。中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。たとえば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置される支持ローラー423が駆動ローラーであることが好ましい。駆動ローラーが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光ドラム413に圧接されることにより、感光ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、複数の支持ローラー423のうちの一つに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421に対向して配置される支持ローラー423はバックアップローラーと呼ばれる。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラーに圧接されることにより、中間転写ベルト421から連帳メディアへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。連帳メディアが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が連帳メディアに二次転写される。トナー像が転写された連帳メディアは定着部60に向けて搬送される。ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接するベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。
(定着部60)
図4を参照して、定着部60について詳細に説明する。図4は、定着部60の構成を示す図である。定着部60は、連帳メディアP1の定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着ローラー61、連帳メディアの裏面(定着面の反対の面)側に配置される加圧ローラー62、定着ローラー61を加熱する加熱源63、加圧ローラー62を定着ローラー61に対して圧接する圧接離間部64、定着部温度を検知する温度検知部67等を備える。
加熱源63は、定着ローラー61の内部または近傍に配置される。制御部80によって加熱源63の出力が制御されることにより、定着ローラー61が加熱され、定着部温度がトナー像定着のために必要な温度となる。制御部80は、定着ローラー61に近接して配置される温度検知部67の検知結果に基づいて加熱源63の出力を制御する。
また、制御部80によって圧接離間部64の動作が制御され、定着ローラー61に加圧ローラー62が圧接されることにより、連帳メディアを狭持して搬送する定着ニップが形成される。トナー像が二次転写され、通紙経路に沿って搬送されてきた連帳メディアは、定着ニップを通過する際に加熱、加圧される。これにより、連帳メディアにトナー像が定着する。
定着部60には、この定着部60に向けて冷媒を送り込む冷却部68が設けられている。冷媒の一例としては空気を用いているが、その他の冷媒を用いることは可能である。冷却部68は、送風ファン68aおよびファンダクト68bを含む。送風ファン68aの回転制御および停止制御は、制御部80により実行される。送風ファン68aが回転した場合には、ファンダクト68bを通じて、定着ローラー61と加圧ローラー62とのより形成される定着ニップ領域に空気が送り込まれる。
冷却部68としての送風ファン68aおよびファンダクト68bの配置位置は、連帳メディアP1の搬送方向に沿って見た場合に、定着部60の下流側に配置されているとよい。これは、定着ローラー61および加圧ローラー62の回転方向に対して対向する方向に空気を送り込むこととなるため、冷却効率を高めることができるからである。
ファンダクト68bによる空気の送風方向は、定着ローラー61と連帳メディアP1との間に向けて空気送り込むとよい。これにより、万一、連帳メディアP1が定着ローラー61に貼着した場合であっても、空気の送り込みにより、連帳メディアP1を定着ローラー61から引き剥がすことができるからである。
再び、図2を参照して、連帳メディア搬送部50は、給紙部51、排紙部52、通紙経路部53、および、用紙検知部55等を備える。給紙部51は、給紙装置1Aから搬送された連帳メディアを通紙経路部53へ導く。通紙経路部53は、給紙部51から給紙された連帳メディアを画像形成部40(二次転写部)、定着部60、排紙部52の順に搬送する。排紙部52は、通紙経路部53から搬送された長尺紙を巻取装置1Cへ導く。
(定着部60の冷却処理)
次に、図5および図6を参照して、上記構成を備える画像形成装置1における定着部60の冷却処理について説明する。図5は、冷却処理を示すフローチャート図、図6は、操作表示部20への表示メッセージを示す図である。なお、以下示す定着部60の冷却処理は一例であって、以下の冷却処理のみには限定されない。
画像形成装置1において、用紙詰まり(JAM)、用紙切れ、サービスコール等の不具合が発生する(ステップS10)。次に、画像形成装置1の復旧処理が行なわれる(ステップS20)。通常、この復旧処理の際には、定着部60には、連帳メディアP1は通紙されていない状態である。ステップS20における復旧処理後、制御部80は、温度検知部67から得られる温度情報に基づき、定着部60が所定の温度(閾値温度)以上であるか否かの判別を行なう(ステップS30)。閾値温度としては、たとえば、100℃から150℃の間の温度が設定される。
定着部60の温度が閾値温度未満である場合には、定着部60の冷却処理フローを終了し、通常の印刷処理フローを開始する。
定着部60の温度が閾値温度以上である場合には、定着部60の冷却動作を開始する(ステップS40)。
冷却部68により定着部60に向けて空気を送り込む制御を行なう前に、定着部60による圧着動作を完了させる制御を行なう(ステップS50)。その後、制御部80により送風ファン68aを回転駆動させて、定着ローラー61と加圧ローラー62との間の定着ニップの近傍領域に、ファンダクト68bを通じて空気を送り込む。
冷却部68により定着部60に向けて空気を送り込む制御を行なう間は、圧接離間部64により、加圧ローラー62を定着ローラー61に圧着させた状態で、定着ローラー61を駆動させる制御を行なうとよい。これにより、加圧ローラー62および定着ローラー61の放熱をより促すことができる。
次に、制御部80は、温度検知部67から得られる温度情報に基づき、定着部60が所定の温度(閾値温度)以上であるか否かの判別を行なう(ステップS60)。定着部60が所定の温度(閾値温度)以上である場合には、定着部60が所定の温度(閾値温度)未満に至るまで、送風ファン68aを回転駆動させて、定着部60に向けて空気を送り込む。
次に、定着部60が所定の温度(閾値温度)未満である場合(未満に低下した場合)には、送風ファン68aの回転駆動を停止し、冷却部68による定着部60への空気の送り込みを終了する(ステップS70)。
ここで、閾値温度としては、連帳メディアP1の紙種に応じて、冷却部68により定着部60に向けて空気を送り込む制御を終了する温度が異なる制御を行なうとよい。たとえば、通常の紙用紙の場合には、150℃に閾値温度を設定し、フィルム用紙の場合には、120℃に閾値温度を設定するとよい。
また、ステップS60における送風ファン68aを回転駆動させる定着部60の閾値温度を第1温度、ステップS70における送風ファン68aの回転駆動を停止させる定着部60の閾値温度を第2温度とした場合に、第2温度が第1温度よりも低い温度であってもよい。
第1温度と第2温度とが同じ閾値温度であった場合には、定着部60の表面温度は低下したものの、内部の温度が高い場合には暫くすると表面温度が閾値温度を超え、再び、送風ファン68aを回転駆動させる必要が生じ、送風ファン68aの停止、駆動を繰り返すおそれがある。よって、第2温度が第1温度よりも低い温度に設定しておくことで、送風ファン68aの停止、駆動の繰り返しを回避することができる。
次に、連帳メディア搬送部50は、定着部60よりも上流側に設けられた連帳メディアP1を検知する用紙検知部55により、連帳メディアP1の存在を確認する(ステップS80)。
用紙検知部55が、連帳メディアP1の存在を確認した場合、つまり、連帳メディア搬送部50による連帳メディアP1の搬送を行なう場合には、圧接離間部64により、加圧ローラー62を定着ローラー61に圧着させ、加圧ローラー62および定着ローラー61の駆動を維持して、定着部60の冷却処理フローを終了し(ステップS90)、通常の印刷処理フローを開始する。加圧ローラー62および定着ローラー61の駆動を維持しておくことで、通常の印刷処理フローに早急に移行することができる。
用紙検知部55が、連帳メディアP1の存在を確認しない場合、つまり、連帳メディア搬送部50による連帳メディアP1の搬送を行なわない場合には、圧接離間部64により、加圧ローラー62の定着ローラー61への圧着を解除する(離間させる)とともに、加圧ローラー62および定着ローラー61の駆動を停止する(ステップS100)。
以上の定着部60の冷却処理フローを、画像形成装置1が実行中の場合には、通常の印刷フローの実行ができないことから、操作表示部20に、図6に示すように、ユーザーに対して、「冷却動作実施中」である旨を表示するとよい。
以上の定着部60の冷却処理フローを実行することで、定着部60の冷却処理が促進され、定着部60の高温状態による連帳メディアP1の変形、加圧ローラー62および定着ローラー61への巻付きによる不具合発生の防止を図ることができる。
さらに、「冷却動作実施中」の期間の短縮化により、ユーザー待機時間の短縮を図ることも可能となる。
(他の実施の形態)
上述の冷却処理フローに代わり、以下に示す冷却処理フローを実施してもよい。
たとえば、図5におけるステップS80、S90において、制御部80は、冷却部68により定着部60に向けて冷媒を送り込む制御を行なってもよい。
他の冷却処理フローとしては、制御部80は、冷却部68により定着部60に向けて空気を送り込む制御を行なっている間(ステップS60)は、連帳メディア搬送部50による連帳メディアP1の搬送を禁止する制御を行なってもよい。
他の冷却処理フローとしては、制御部80は、冷却部68により定着部60に向けて冷媒を送り込む制御を行なっている間(ステップS60)は、連帳メディア搬送部50による連帳メディアP1の搬送において、定着部60への連帳メディアの進入を禁止する制御を行なってもよい。
今回開示された実施の形態および各実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置、1A 給紙装置、1B 画像形成装置本体、1C 巻取装置、20 操作表示部、21 表示部、22 操作部、30 画像処理部、40 画像形成部、41,41M,41Y 画像形成ユニット、42 中間転写ユニット、50 連帳メディア搬送部、51 給紙部、52 排紙部、53 通紙経路部、55 用紙検知部、60 定着部、61 定着ローラー、62 加圧ローラー、63 加熱源、64 圧接離間部、67 温度検知部、68 冷却部、68a 送風ファン、68b ファンダクト、71 通信部、72 記憶部、80 制御部、82 ROM、83 RAM、411 露光装置、412 現像装置、413 感光ドラム、414 帯電装置、415 ドラムクリーニング装置、421 中間転写ベルト、422 一次転写ローラー、423 支持ローラー、424 二次転写ローラー、426 ベルトクリーニング装置。

Claims (14)

  1. 連帳メディアへの画像の形成が可能な電子写真方式の画像形成装置であって、
    当該画像形成装置本体の入口から出口までの長さを有する前記連帳メディアを搬送可能な連帳メディア搬送部と、
    前記連帳メディアにトナー像を転写する画像形成部と、
    前記連帳メディアに転写されたトナー像を圧着する、定着ローラーおよび加圧ローラーを有する定着部と、
    前記定着部に向けて冷媒を送り込む冷却部と、
    前記定着部の温度を検知する温度検知部と、
    前記画像形成部、前記定着部、前記冷却部、および、前記連帳メディア搬送部の駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記定着部に前記連帳メディアが通紙されていない状態であり、かつ、前記加圧ローラーを前記定着ローラーに圧着させた状態において、前記温度検知部から得られる温度情報が第1温度以上の場合には、前記冷却部により前記定着部に向けて前記冷媒を送り込む制御を行なう、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記温度検知部から得られる温度情報が第2温度以下に低下した場合には、前記冷却部による前記定着部への前記冷媒の送り込みを停止する制御を行なう、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2温度は前記第1温度よりも低い温度である、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記冷却部により前記定着部に向けて前記冷媒を送り込む制御を行なう前に、離間している前記加圧ローラーと前記定着ローラーを圧着する制御を行なう、請求項1または請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記冷却部により前記定着部に向けて前記冷媒を送り込む制御を行なう間は、前記定着ローラーを駆動させる制御を行なう、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記連帳メディア搬送部は、前記定着部よりも上流側において前記連帳メディアを検知する検知部を含み、
    前記制御部は、前記検知部で前記連帳メディアを検知した場合、前記冷却部により前記定着部に向けて前記冷媒を送り込む制御を行なう、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記冷却部により前記定着部に向けて前記冷媒を送り込む制御を行なっている間は、前記連帳メディア搬送部による前記連帳メディアの搬送を禁止する制御を行なう、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記冷却部により前記定着部に向けて前記冷媒を送り込む制御を行なっている間は、前記連帳メディア搬送部による前記連帳メディアの搬送において、前記定着部への前記連帳メディアの進入を禁止する制御を行なう、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記冷却部により前記定着部に向けて前記冷媒を送り込む制御を終了した後に、前記連帳メディア搬送部による前記連帳メディアの搬送を行なう場合には、前記定着ローラーおよび前記加圧ローラーの駆動を維持させる制御を行なう、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記冷却部により前記定着部に向けて前記冷媒を送り込む制御を終了した後に、前記連帳メディア搬送部による前記連帳メディアの搬送を行なわない場合には、前記定着ローラーと前記加圧ローラーとを離間させて、前記定着部の駆動を停止する制御を行なう、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記連帳メディアの紙種に応じて、前記冷却部により前記定着部に向けて前記冷媒を送り込む制御を終了する温度が異なる制御を行なう、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 操作表示部をさらに含み、
    前記制御部は、前記冷却部により前記定着部に向けて前記冷媒を送り込む制御を行なっている間は、前記操作表示部に冷却動作実施の旨を表示する、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記冷却部は、
    前記連帳メディアの搬送方向に沿って見た場合に、
    前記定着部の下流側に配置されている、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記冷却部は、
    前記定着ローラーと前記連帳メディアとの間に向けて前記冷媒を送り込む、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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