JP6692310B2 - 画像処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理システムに関し、例えば、サーバと携帯端末と印刷装置とが通信回線を介して通信可能な画像処理システムに適用して好適なものである。
従来の画像処理システムにおいては、印刷装置が提供するWebページにより、印刷ジョブの処理状況等をクライアント端末においてユーザが見ることができるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−326458号公報
しかしながら、昨今個人情報の重要性が高まり、印刷ジョブに関する情報とは言え個人情報に含まれる内容を持つ情報もある。このような印刷ジョブに関する情報を、印刷を実行したユーザ以外の他人の目にクライアント端末において触れさせることは、セキュリティはもちろんモラル上も好ましくない。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、セキュリティを向上し得る画像処理システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の画像処理システムにおいては、外部機器と画像処理装置と携帯端末とを設け、外部機器は、予め登録されたユーザの登録済認証情報と、ユーザの操作に基づき携帯端末から通知されたユーザの入力認証情報とを照合することにより、ユーザの認証を行うユーザ管理部と、ユーザが認証されたことを画像処理装置へ通知する外部機器制御部とを具え、画像処理装置は、印刷ジョブを受け付ける際に外部機器から通知された該印刷ジョブの印刷を実行する認証されたユーザのユーザ名を保持するデバイス管理部と、近接無線通信で携帯端末から該携帯端末を操作するユーザのユーザ名を受信する近接無線通信部と、近接無線通信部により受信したユーザ名が、デバイス管理部に保持されたユーザ名と一致するか否かを判定し、一致した場合、印刷ジョブに関する情報を携帯端末へ送信する制御部とを具え、携帯端末は、ユーザ名を画像処理装置へ送信すると共に、印刷ジョブに関する情報を画像処理装置から受信する携帯端末近接無線通信部と、受信した印刷ジョブに関する情報を提示する携帯端末提示部とを具えるようにした。
これにより本発明は、印刷を行っている画像処理装置と通信を行った、ユーザが把持する携帯端末に印刷に関する情報を表示させることにより、印刷に関する情報を、該印刷を実行させたユーザ以外に提示してしまうことを防ぐことができる。
本発明によれば、印刷を行っている画像処理装置と通信を行った、ユーザが把持する携帯端末に印刷に関する情報を表示させることにより、印刷に関する情報を、該印刷を実行させたユーザ以外に提示してしまうことを防ぐことができ、かくしてセキュリティを向上し得る画像処理システムを実現できる。
画像処理システムの構成を示す図である。 画像処理装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態によるサーバの構成を示すブロック図である。 携帯端末の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による携帯端末とサーバとの印刷処理手順を示すシーケンスチャートである。 第1の実施の形態によるサーバと画像処理装置との印刷処理手順を示すシーケンスチャートである。 携帯端末と画像処理装置との印刷処理手順を示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態によるサーバの構成を示すブロック図である。 画像処理装置リストを示す図である。 第2の実施の形態による携帯端末とサーバとの印刷処理手順を示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態によるサーバと画像処理装置との印刷処理手順を示すシーケンスチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.画像処理システムの構成]
図1に示すように、画像処理システム1は、画像処理装置2、サーバ4及び携帯端末6により構成されており、画像処理装置2、サーバ4及び携帯端末6が互いに通信可能となっている。
サーバ4は、プリントサーバの役割を行い、外部のクライアント端末としてのクライアントPC(Personal Computer)8から印刷ジョブを受信すると、携帯端末6からの印刷指示に基づき、該印刷ジョブを画像処理装置2へ送信する。画像処理装置2は、複合機(MFP:MultiFunction Peripheral)であり、1台のみ図示するものの複数の画像処理装置2がサーバ4と通信可能に配置され、サーバ4から印刷ジョブを受信し該印刷ジョブに基づき印刷を行う。携帯端末6は、スマートフォン、タブレット、PDA(Personal Digital Assistant)、眼鏡型電子機器や腕時計型電子機器等の、ユーザによって持ち運びが容易な可搬型の情報処理機器(モバイル端末)により構成されており、画像処理装置2を用いて印刷を実行するユーザにより操作される。画像処理装置2と携帯端末6とは、例えばNFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信により互いに無線通信を行う。このように画像処理システム1においては、クライアントPC8から印刷ジョブが画像処理装置2へ直接送信されずに、クライアントPC8からサーバ4へ印刷ジョブが送信され、該サーバ4から画像処理装置2へ印刷ジョブが送信される。
かかる構成においてユーザは、印刷を実行する際、クライアントPC8を操作して、印刷ジョブを画像処理装置2へ直接送信するのではなくサーバ4へ一旦送信する(印刷動作GSP1)。この印刷の宛先となる画像処理装置2は、クライアントPC8のプリンタドライバの設定により予めサーバ4において設定されている。
次にユーザは、携帯端末6を操作して該携帯端末6からサーバ4にアクセスし、自身が該サーバ4へ送信した印刷ジョブの一覧を該携帯端末6に表示させる(印刷動作GSP2)。次にユーザは、携帯端末6を操作することにより、表示された自身の印刷ジョブの中から印刷したい印刷ジョブを選択し、印刷起動をかける(印刷動作GSP3)。このときユーザに選択されなかった印刷ジョブは、そのままサーバ4内に保存され続ける。一方ユーザは、印刷をキャンセルしたい印刷ジョブがある場合、表示された自身の印刷ジョブの中から、印刷をキャンセルしたい印刷ジョブを選択することにより、印刷をキャンセルする。印刷がキャンセルされた印刷ジョブは、サーバ4内から消去される。
サーバ4は、ユーザから印刷起動をかけられた印刷ジョブを画像処理装置2へ次々に送信する(印刷動作GSP4)。画像処理装置2は、サーバ4から受信した印刷ジョブを次々に印刷する。ここで画像処理装置2は、自身の操作パネル12(図2)に印刷の詳細情報は表示しない。この印刷の詳細情報とは、印刷に関する設定値である、色合い、明るさやシャープネス等、現在の印刷がどのような設定で行われているかを示す情報である。このように画像処理システム1は、画像処理装置2における印刷に関する表示に制限をかけることにより、該画像処理装置2の操作パネル12(図2)の前に、今回印刷を実行したユーザ以外の人がいたしても、その人には、印刷を行ったユーザの印刷の詳細情報を見せないようにでき、セキュリティを保つことができる。
ここで、印刷を実行しているユーザは、現在印刷を行っている画像処理装置2に、自身の携帯端末6をかざす(印刷動作GSP5)。これに対し画像処理装置2は、かざされた携帯端末6が、サーバ4から受信した印刷ジョブの送信者であることを認証する(詳細は後述する)。続いて画像処理装置2は、印刷ジョブの送信者にのみ見せることのできる情報も含めて携帯端末6へ通知する(印刷動作GSP6)。携帯端末6は、画像処理装置2から通知された情報を自身の操作パネル56に表示することによりユーザに知らせる。
サーバ4は、画像処理装置2へ送信した印刷ジョブが全て印刷された後に画像処理装置2の印刷に関するログ情報である印刷ログを画像処理装置2から受信することにより、印刷の情報を読み出す(印刷動作GSP7)。サーバ4は、読み出した印刷の情報の集計等を行い、様々な視点で分析編集してユーザに提供する。
[1−2.画像処理装置の構成]
画像処理装置2は、制御部10が各部(操作パネル12、通常通信部14、近接無線通信部16、ジョブ実行部18、ステータス管理部20及び設定値管理部22)を統轄制御する。制御部10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部(図示せず)から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して印刷処理等の種々の処理を行う。また制御部10は、ユーザ管理部24及びデバイス管理部26の機能を実現する。
制御部10は、操作パネル12、通常通信部14及び近接無線通信部16からなる入出力機能群と、ジョブ実行部18、ステータス管理部20及び設定値管理部22からなるサービス提供処理群との中間に位置し、該入出力機能群と該サービス提供処理群との通信を仲立ちする。
提示部としての操作パネル12は、画像処理装置2内に内部バスインターフェイスで直接接続された入出力装置であり、タッチパネル、操作ボタン及びLED(Light Emitting Diode)を有している。タッチパネルは、制御部10の制御に基づき各種設定画面等を表示する例えば解像度がVGA(640×480dot)のLCD(Liquid Crystal Display)である表示部と、設定画面において各種設定項目の選択を入力させる入力部とが一体化している。操作ボタンは、ユーザの操作を受け付ける。LEDは、数個程度が実装されており、緑や赤等に点灯及び点滅することにより、ユーザに現在の画像処理装置2の状態を提示する。操作パネル12は、タッチパネル又は操作ボタンが操作された際、操作指示を制御部10に送出する。さらに操作パネル12は、制御部10の制御に基づき、ユーザに与えられたURL(Uniform Resource Locator)により示される宛先からWebページを読み出してWebブラウザに表示する。
通常通信部14は、通信用のプロトコルを搭載しており、そのプロトコルを用いてサーバ4や携帯端末6等の外部の装置と通信を行う。具体的には通常通信部14は、USB(Universal Serial Bus)やIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394等のローカルな通信処理の他、インターネットやファックス等のグローバルな通信処理等により外部の装置と通信を行う。この通常通信部14は、情報の転送において自発的に内容のある通信は行わず、全て上位層の指示の元で動作する。
近接無線通信部16は、例えばNFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信により携帯端末6と無線通信を行う。画像処理装置2の近接無線通信を行う部分(例えば操作パネル12の端等、近距離無線通信用のハードウェアが搭載されている箇所)に携帯端末6の近接無線通信部60(図4)をユーザが接近させた際に、近接無線通信部16と近接無線通信部60との距離が所定値よりも接近すると、画像処理装置2と携帯端末6とは自動的に通信を開始する。近距離無線通信は、通信する2つのデバイスを互いに近接させることが通信の条件となるため、通信開始時点でユーザは、自分が把持しているデバイスとどのデバイスとが通信しているのかを明確に認識することができる。但し近距離無線通信は、通信速度はかなり遅いものが多く、印刷ジョブ等の通信には不向きである。
ジョブ実行部18は、印刷ジョブに基づき用紙に印刷を行う。またジョブ実行部18は、印刷ジョブ毎に固有の識別子である印刷ジョブ識別子と、印刷ログとを記憶部(図示せず)に記憶する。ステータス管理部20は、画像処理装置2内で発生する状態であるステータスを収集する。制御部10は、近接無線通信部16を介しステータスを携帯端末6へ送信することにより、携帯端末6に表示させる。設定値管理部22は、画像処理装置2内で保持する設定値を記憶部(図示せず)に保存しておき、読み出し要求があった場合には記憶部から要求対象の設定値を読み出して通知する。
ユーザ管理部24は、外部からユーザによって入力される認証情報である入力認証情報と、事前にユーザ管理部24に登録されている認証情報である登録済認証情報との照合を行うことにより、ユーザの認証を行う。これによりユーザ管理部24は、画像処理装置2を使用するユーザに提供するサービスを制限する。入力認証情報及び登録済認証情報は、ユーザを識別するユーザ識別子である。ユーザ識別子は、ユーザ名と、該ユーザ名に対応するパスワードとにより構成されている。
デバイス管理部26は、ユーザインターフェイスを識別するための識別子を、ユーザ名と関連付けて管理する。画像処理装置2は、上述したように操作パネル12を有している。しかしながら、携帯端末6等も画像処理装置2のユーザインターフェイスと十分成り得る表示能力を有するため、画像処理装置2は、そのような携帯端末6もユーザインターフェイスとして使用することにより、実質は無数のユーザインターフェイスをサポートしているとも言える。デバイス管理部26は、そのような、外部デバイスであるものの充分な表示能力を有するユーザインターフェイスを、該外部デバイス毎に固有の識別子であるデバイス識別子としてのデバイスIDを用いて管理する。
[1−3.サーバの構成]
外部機器としてのサーバ4は、制御部30が各部(通信部32、ジョブ管理部34、ブラウザ画面制御部36及びデバイスID管理部38)を統轄制御することにより、印刷処理を取りまとめて集計報告を出したり、無駄な印刷枚数を削減するための規制等のサービスを提供したりする。
外部機器制御部としての制御部30は、通信部32からなる入出力機能と、ジョブ管理部34、ブラウザ画面制御部36及びデバイスID管理部38からなるサービス提供処理群との中間に位置し、該入出力機能と該サービス提供処理群との通信を仲立ちする。通信部32は、TCP/IP等の通信用のプロトコルを搭載しており、そのプロトコルを用いて画像処理装置2やサーバ4等の外部の装置と通信を行う。
ジョブ管理部34は、クライアントPC8(図1)から通信部32を介して受信した印刷ジョブを、該印刷ジョブを送信したユーザのユーザ名と関連付けて保持する。またジョブ管理部34は、保持した印刷ジョブを通信部32経由で画像処理装置2へ送信する。ブラウザ画面制御部36は、携帯端末6の操作パネル56に表示されたWebブラウザからの要求に対してそのURLに対応するWebページを保持し、要求に対してそのWebページを通信部32を経由して送信する。
デバイスID管理部38は、外部よりログインと共に通知されたデバイスIDを、ログインしたユーザのユーザ名と関連付けて記憶する。ユーザ管理部40は、外部からユーザによって入力される入力認証情報と、事前にユーザ管理部40に登録されている登録済認証情報との照合を行うことにより、ユーザの認証を行う。これによりユーザ管理部40は、サーバ4を使用するユーザに提供するサービスを制限する。入力認証情報及び登録済認証情報は、ユーザ名と、該ユーザ名に対応するパスワードとにより構成されるユーザ識別子である。
[1−4.携帯端末の構成]
携帯端末6は、制御部50が各部(携帯端末機能52及びアプリケーション54)を統轄制御する。携帯端末機能52は、通常の携帯端末に搭載されている機能であり、操作パネル56、通常通信部58、近接無線通信部60、Webブラウザ62及びユーザ管理部64の機能を実現する。アプリケーション54は、本発明を実現するための機能であり、携帯端末機能52が既に内蔵された携帯端末に追加でインストールされる。携帯端末は、アプリケーション54がインストールされることにより、本実施の形態における携帯端末6となる。アプリケーション54は、デバイス管理部68の機能を実現する。デバイス管理部68は、携帯端末6自身の固有の識別子であるデバイスIDを保持する。
操作パネル56は、携帯端末6の主要な入出力手段であり、タッチパネルを有している。この操作パネル56は、携帯端末6の機能を実行するアイコンを表示する表示部と、アイコン等の選択を入力させる入力部とが一体化している。この操作パネル56は、ユーザの操作指示を制御部50に送出する。制御部50は、ユーザの要求に基づき所定の内部機能を動作させることにより、所定のサービスをユーザに出力する。この内部機能は、アプリケーション54という形で追加及び削除されることが可能である。また操作パネル56は、制御部50の制御に基づき、ユーザに与えられたURLにより示される宛先からWebページを読み出してWebブラウザ62に表示する。
通常通信部58は、通信用のプロトコルを搭載しており、そのプロトコルを用いて画像処理装置2やサーバ4等の外部の装置と通信を行う。具体的には通常通信部58は、インターネットや電話通信等のグローバルな通信処理等により外部の装置と通信を行う。この通常通信部58は、情報の転送において自発的に内容のある通信は行わず、全て上位層の指示の元で動作する。近接無線通信部60は、例えばNFC等の近距離無線通信により画像処理装置2と無線通信を行う。
Webブラウザ62は、携帯端末6内の一つのアプリケーションとして搭載された機能であり、HTML(HyperText Markup Language)、Java Script(登録商標)及びAdobe Flash等の言語で記載されたWebページを読み込み、それを表示する。
ユーザ管理部64は、外部からユーザによって入力される入力認証情報と、事前にユーザ管理部64に登録されている登録済認証情報との照合を行うことにより、ユーザの認証を行う。これによりユーザ管理部64は、携帯端末6を使用するユーザに提供するサービスを制限する。入力認証情報及び登録済認証情報は、ユーザ名と、該ユーザ名に対応するパスワードとにより構成されるユーザ識別子である。
[1−5.携帯端末とサーバとの印刷処理手順]
画像処理システム1による携帯端末6とサーバ4との印刷処理手順RT1について、図5のシーケンスチャートを用いて説明する。この携帯端末6とサーバ4との印刷処理手順RT1は、上述した印刷動作GSP2及び印刷動作GSP3(図1)に対応している。
クライアントPC8から印刷ジョブがサーバ4へ送信されると、ステップSP1において携帯端末6の制御部50は、ユーザ管理部64により認証されて携帯端末6にログインしたユーザの操作に基づき、アプリケーション54を起動し、ステップSP2へ移る。一般に携帯端末6は、個人所有で認証必須が前提のデバイスであるため、必ずログインは必要である。ステップSP2において制御部50は、ユーザの操作に基づきWebブラウザ62を起動し、ユーザによりサーバ4のURLが入力され、ステップSP3へ移る。ステップSP3において制御部50は、ユーザのパスワードがWebブラウザ62のパスワード入力ページに入力されることによりサーバ4にログインされ、Webページの読み出し要求を示すWebページ読出要求をWebブラウザ62により通常通信部58を介しサーバ4へ送信する。
ステップSP4においてサーバ4の制御部30は、Webページ読出要求を通信部32を介し携帯端末6から受信すると、ユーザ管理部40によりユーザの認証を行うと共に、指定されたURLに対応するWebページをブラウザ画面制御部36により読み出し、ステップSP5へ移る。ステップSP5において制御部30は、指定されたWebページを通信部32を介しブラウザ画面制御部36により携帯端末6へ送信する。
ステップSP6において携帯端末6の制御部50は、指定されたWebページを通常通信部58を介し受信すると、該Webページを操作パネル56上のWebブラウザ62に表示させ、ステップSP7へ移る。このWebページはサーバ4が持つWebページのトップページであり、携帯端末6は、このトップページからサーバ4が持つ他のWebページを表示させることができる。ステップSP7において制御部50は、デバイス管理部68から携帯端末6のデバイスIDを読み出し、該デバイスIDをユーザ名と合わせて通常通信部58を介しサーバ4へ送信する。このように携帯端末6は、携帯端末6の使用者と携帯端末6自体を関連付けてサーバ4に通知している。この通知によりサーバ4は、現在誰がアクセスしてきているのかを知ることができる。
ステップSP8においてサーバ4の制御部30は、ユーザ名及びデバイスIDを通信部32を介し携帯端末6から受信すると、該ユーザ名及びデバイスIDを関連付けてデバイスID管理部38に保存する。この段階でWebページの要求元が誰なのかは既に判明しているため、サーバ4は、要求元のユーザがクライアントPC8から投入した印刷ジョブの一覧情報である印刷ジョブ一覧情報としての印刷ジョブリストを携帯端末6へ送信できる。
ステップSP9において携帯端末6の制御部50は、印刷ジョブリストを通常通信部58を介しサーバ4から受信して操作パネル56上のWebブラウザ62に読み出したWebページに該印刷ジョブリストを表示させ、ステップSP10へ移る。これによりユーザは、自身が既に印刷を実行した印刷ジョブと、既にサーバ4へ送信し未だ印刷を実行していない印刷ジョブとを一覧で確認できる。
ステップSP10において制御部50は、Webブラウザ62のWebページ上で、表示させた印刷ジョブリストから、印刷したい印刷ジョブがユーザに選択され印刷ボタンが押下されるまで待ち受け、ステップSP11へ移る。一方ユーザは、印刷をキャンセルしたい印刷ジョブがある場合、印刷ジョブリストから印刷をキャンセルしたい印刷ジョブを選択してキャンセルボタンを押下することにより、該印刷ジョブをサーバ4内から削除させる。この印刷ジョブリストには、印刷コスト等も表示されることがあり、ユーザは、印刷コストと印刷の必要性とを天秤にかけ、印刷するのかキャンセルするのかを判断する。
ステップSP11において制御部50は、Webブラウザ62に読み出したWebページにおいて選択された印刷ジョブを特定する情報である印刷ジョブ特定情報と印刷の実行を要求する印刷要求とを通常通信部58を介しサーバ4へ送信する。因みに制御部50は、印刷ジョブのキャンセルがユーザに選択されると、該印刷ジョブを特定する印刷ジョブ特定情報と、印刷のキャンセルを要求するキャンセル要求とをサーバ4へ送信する。
[1−6.サーバと画像処理装置との印刷処理手順]
画像処理システム1によるサーバ4と画像処理装置2との印刷処理手順RT2について、図6のシーケンスチャートを用いて説明する。このサーバ4と画像処理装置2との印刷処理手順RT2は、上述した印刷動作GSP4及び印刷動作GSP7(図1)に対応している。
ステップSP21においてサーバ4の制御部30は、印刷ジョブ特定情報及び印刷要求を通信部32を介し携帯端末6から受信すると、印刷先となる画像処理装置2である印刷対象画像処理装置を選択する。この印刷対象画像処理装置は、クライアントPC8のプリンタドライバに基づき予めサーバ4において設定されており、基本的には、ユーザ毎に固定した画像処理装置2に設定されている。
ステップSP22において制御部30は、携帯端末6から受信したユーザ名及びデバイスIDをデバイスID管理部38から読み出し、ステップSP23へ移る。ステップSP23において制御部30は、ユーザ名のログインを通知することを示すユーザ名ログイン通知と、デバイスIDとを、通信部32を介し画像処理装置2へ送信する。このユーザ名ログイン通知とは、ログインしたユーザ名と、該ユーザ名によりログインされたことを示す情報とを通知するものである。
ここで、一般的に画像処理装置2は、該画像処理装置2を利用するユーザを識別し、ユーザ毎に様々な制限をかけたり集計したりする。ユーザを識別し認証する方法としては従来から大きく2通り存在する。1つ目の認証方法は、画像処理装置2内に登録済認証情報を予め登録し、画像処理装置2に入力された入力認証情報と該登録済認証情報とを照合して認証する方法である。2つ目の認証方法は、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバ等に登録済認証情報を予め登録し、画像処理装置2に入力された入力認証情報を該LDAPサーバに送信して該LDAPサーバにおいて入力認証情報と該登録済認証情報とを照合して認証してもらい、その結果を画像処理装置2が受け取ることで認証する方法である。これに対し本実施の形態の画像処理システム1は、1つ目の認証方法と2つ目の認証方法とのどちらとも異なる認証方法を行う。すなわち画像処理システム1においては、登録済認証情報はサーバ4内のユーザ管理部40又はLDAPサーバ内に予め登録され、入力認証情報は携帯端末6を介しサーバ4に入力される。つまり画像処理システム1においては、ログインする際にユーザが入力する入力認証情報が画像処理装置2に入らず、画像処理装置2の外部であるサーバ4で全て認証処理が済ませられ、その結果のみが画像処理装置2に通知されるだけの方法が行われる。そして画像処理システム1では、ユーザ名ログイン通知により通知されるユーザ名とペアでデバイスIDも一緒にサーバ4から画像処理装置2へ通知する。これにより画像処理装置2は、デバイスIDで示される携帯端末6を操作する、ユーザ名で示されるユーザがクライアントPC8から印刷ジョブを送信してきたことを認識する。
ステップSP24において画像処理装置2の制御部10は、ユーザ名ログイン通知及びデバイスIDを通常通信部14を介しサーバ4から受信すると、ユーザ管理部24にユーザ名を確認し、画像処理装置2をそのユーザでログインした状態にし、ステップSP25へ移る。ステップSP25において制御部10は、サーバ4から受信したデバイスIDをユーザ名と関連付けてデバイス管理部26に保存する。
ステップSP26においてサーバ4の制御部30は、ジョブ管理部34から印刷対象の印刷ジョブである印刷対象ジョブを読み出して通信部32を介し画像処理装置2へ送信する。
ステップSP27において画像処理装置2の制御部10は、印刷対象ジョブを通常通信部14を介しサーバ4から受信すると、該印刷対象ジョブをジョブ実行部18へ転送して印刷し、ステップSP28へ移る。制御部10は、ここで受信した印刷対象ジョブに関し、それぞれ先に保存したユーザ名及びデバイスIDと関連付けてデバイス管理部26内に記憶する。ステップSP28において制御部10は、印刷ログをジョブ実行部18により所定の記憶部(図示せず)へ保存する。
ステップSP29においてサーバ4の制御部30は、ジョブ管理部34から印刷ジョブ終了の通知を受け取ると、印刷ログを画像処理装置2から要求する印刷ログ要求を通信部32を介し画像処理装置2へ送信する。
ステップSP30において画像処理装置2の制御部10は、通常通信部14を介し印刷ログ要求を受信すると、ジョブ実行部18から対象となる印刷ログを読み出し、該印刷ログを通常通信部14を介しサーバ4へ送信する。
[1−7.携帯端末と画像処理装置との印刷処理手順]
画像処理システム1による携帯端末6と画像処理装置2との印刷処理手順RT3について、図7のシーケンスチャートを用いて説明する。この携帯端末6と画像処理装置2との印刷処理手順RT3は、上述した印刷動作GSP5及び印刷動作GSP6(図1)に対応している。
ステップSP31において携帯端末6の制御部50は、現在印刷を実行している画像処理装置2においてこの印刷を実行しているユーザが携帯端末6を把持して、該携帯端末6を該画像処理装置2にかざすまで待ち受け、ステップSP32へ移る。ステップSP32において制御部50は、画像処理装置2の近接無線通信部16を近接無線通信部60により認識すると、画像処理装置2が近接していることをアプリケーション54に通知し、ステップSP33へ移る。ステップSP33において制御部50は、ユーザ管理部64からユーザ名を、デバイス管理部68からデバイスIDをアプリケーション54により読み出し、ステップSP34へ移る。ステップSP34において制御部50は、アプリケーション54により近接無線通信部60に対してユーザ名及びデバイスIDを設定し、ステップSP35へ移る。ステップSP35において制御部50は、画像処理装置2の近接無線通信部16にユーザ名及びデバイスIDを近接無線通信部60により転送する。
ステップSP36において画像処理装置2の制御部10は、近接無線通信部16を介し携帯端末6から受信したユーザ名とデバイスIDとを関連付けてデバイス管理部26に保存し、ステップSP37へ移る。ステップSP37において制御部10は、画像処理装置2のステータスが変化するとそれを所定の宛先に通知するため、ステータス管理部20から送信依頼をされ、ステップSP38へ移る。本実施の形態におけるステータスは、セキュリティ上、印刷ジョブの印刷を実行したユーザにのみ提示することが許される情報であるとする。ここで、ステータスの宛先について説明する。画像処理装置2において発生したステータスの変化を通知する最も典型的な宛先は操作パネル12である。画像処理装置2は、ステータスの変化を操作パネル12に通常は表示する。本実施の形態においては、操作パネル12以外に、接続中の携帯端末6や、接続してないがこの後接続してくる可能性がある携帯端末等も宛先となる。画像処理装置2は、接続中の携帯端末6も、接続してないがこの後接続してくる可能性がある携帯端末も、デバイス管理部26内のユーザ名及びデバイスIDで認識する。
ステップSP38において制御部10は、送信するステータスが関連するユーザと、ステータスを送信すべきデバイスとをデバイス管理部26に確認し、ステップSP39へ移る。ステップSP39において制御部10は、送信するステータスが関連するユーザのユーザ名と、ステータスを送信すべきデバイスのデバイスIDとが、ステップSP36においてデバイス管理部26に保持したユーザ名及びデバイスIDと一致した場合、ステータスの送信先が同一ユーザ名及びデバイスIDであると認識し、デバイスIDにより示される携帯端末6へステータスを近接無線通信部16により送信する。一方制御部10は、送信するステータスが関連するユーザのユーザ名と、ステータスを送信すべきデバイスのデバイスIDとが、デバイス管理部26に保持したユーザ名及びデバイスIDと一致しない場合、ステータスを携帯端末6へ送信しないことにより、現在印刷を行っているユーザ以外には画像処理装置2のステータスを提示しないようにし、セキュリティを保つ。
画像処理装置2に携帯端末6がかざされると、該携帯端末6を把持するユーザが印刷を希望する全ての印刷ジョブの印刷が完了するまで、ステータスが画像処理装置2から携帯端末6へ送信される。このためユーザは、ステータスを画像処理装置2から携帯端末6に受信する間、携帯端末6をずっと画像処理装置2にかざし続ける必要がない。
なお画像処理装置2は、用紙切れ等、現在印刷を行っているユーザ以外に提示されてもセキュリティ上問題にならないステータスの場合、該ステータスを携帯端末6へ送信せずに、自身の操作パネル12に表示させる。
[1−8.効果等]
従来の画像処理システムにおいて、印刷に関する情報を画像処理装置からクライアントPCに送信し、該クライアントPCで表示させる場合、ユーザが自席の使ってないクライアントPC等でログアウトを忘れたままにしてしまうと、該ユーザの印刷に関する情報が、該ユーザ以外の他のユーザにも該クライアントPCにおいて見られてしまいセキュリティを保てない可能性があった。
これに対し本実施の形態による画像処理システム1は、印刷ジョブの印刷を実行したユーザにのみ提示可能な印刷に関する情報であるステータスを、画像処理装置2の操作パネル12には表示させずに、サーバ4を介し認証を行ったユーザが把持する携帯端末6が画像処理装置2にかざされた場合にのみ、画像処理装置2から携帯端末6へ送信し、携帯端末6の操作パネル56に表示させるようにした。
このため画像処理システム1は、送信するステータスが関連するユーザのユーザ名と、ステータスを送信すべきデバイスのデバイスIDとが、携帯端末6から画像処理装置2が受信した保持したユーザ名及びデバイスIDと一致した場合にのみ、該携帯端末6に印刷に関する情報を表示させることができる。
これにより画像処理システム1は、印刷対象画像処理装置として選択した画像処理装置2の目の前に印刷を実行したユーザが確実に存在する場合にだけ、該ユーザが把持する携帯端末6にのみ、該ユーザの印刷に関する情報を表示させることができ、印刷を実行させたユーザ以外に、該ユーザの印刷に関する情報が見られてしまうことを防止できる。
また画像処理システム1は、携帯端末6を画像処理装置2にかざさせるという、直感的でシンプルな動作のみをユーザに行わせるだけで、ステータスを携帯端末6に表示させることができる。
また画像処理システム1は、ログインする際にユーザが入力する入力認証情報を画像処理装置2に入力させずに、画像処理装置2の外1部であるサーバ4で認証処理を行い、その結果のみを画像処理装置2に通知するようにした。これにより画像処理システム1は、認証情報であるユーザ名とパスワードのうち、パスワードは画像処理装置2に入力されずに、ユーザ名のみが入力されるようにできる。これにより画像処理システム1は、ユーザ名とパスワードとの両方が画像処理装置2に入力される場合と比べて、セキュリティを向上できる。
以上の構成によれば画像処理システム1は、画像処理装置2と携帯端末6とを設け、画像処理装置2は、印刷ジョブを受け付ける際に外部機器であるサーバ4から通知された該印刷ジョブの印刷を実行する認証されたユーザのユーザ名を保持するデバイス管理部26と、近接無線通信で携帯端末6から該携帯端末6を操作するユーザのユーザ名を受信する近接無線通信部16と、近接無線通信部16により受信したユーザ名が、デバイス管理部26に保持されたユーザ名と一致するか否かを判定し、一致した場合、印刷ジョブに関する情報を携帯端末6へ送信する制御部10とを有し、携帯端末6は、ユーザ名を画像処理装置2へ送信すると共に、印刷ジョブに関する情報を画像処理装置2から受信する近接無線通信部60と、受信した印刷ジョブに関する情報を提示する操作パネル56とを有するようにした。これにより画像処理システム1は、印刷を行っている画像処理装置2と通信を行った、ユーザが把持する携帯端末6に印刷に関する情報を表示させることにより、印刷に関する情報を、該印刷を実行させたユーザ以外に提示してしまうことを防ぐことができる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.画像処理システムの構成]
図1に示すように、第2の実施の形態による画像処理システム101は、第1の実施の形態による画像処理システム1と比較して、サーバ4に代えてサーバ104が設けられているものの、それ以外は同様に構成されている。サーバ104は、画像処理装置2と同様の画像処理装置2を複数管理し、それらのジョブ実行状況を監視している。
[2−2.サーバの構成]
図3と対応する機能に同一符号を付した図8に示すように、第2の実施の形態によるサーバ104は、第1の実施の形態によるサーバ4と比較して、それぞれ制御部30に代えて制御部130が、ブラウザ画面制御部36に代えてブラウザ画面制御部136が設けられているものの、それ以外は同様に構成されている。
制御部130は制御部30と比較して、画像処理装置管理部70が追加されている点が異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。制御部130は、画像処理装置2を複数管理し、複数の画像処理装置2の印刷状態を画像処理装置2に定期的に問い合わせし、その印刷状態を把握する。また制御部130は、管理する画像処理装置2の一覧とその状態とを、画像処理装置管理部70に図9に示す画像処理装置リストTB1として保存する。この画像処理装置リストTB1は、サーバ4が管理している複数の画像処理装置2と、それぞれの画像処理装置2の印刷状態が、現在印刷を行っておりすぐには印刷を行えない状態であるBUSYか、又はすぐに印刷可能な状態であるFREEであるかを示している。制御部130は、携帯端末6から印刷要求を受信した際に、画像処理装置リストTB1を要求された場合は、画像処理装置管理部70から画像処理装置リストTB1を読み出して携帯端末6に通知する。
ブラウザ画面制御部136は、ブラウザ画面制御部36と同様の機能に加えて、画像処理装置リストTB1(図9)を表示させる。制御部130は、サーバ104が管理する画像処理装置2のリストとその印刷状態とを取得して該画像処理装置リストTB1を更新し、該画像処理装置リストTB1をブラウザ画面制御部136によりWebページに設定して送信する。
かかる構成においてユーザは、第1の実施の形態と同様に、印刷情報をクライアントPC8からサーバ104へ送信する(印刷動作GSP1)。第1の実施の形態と異なり、サーバ104は、ユーザが使用可能な複数の画像処理装置2のIP(Internet Protocol)アドレスを予め登録している。
サーバ104は、登録された画像処理装置2に対し、MIB(Management Information Base)、PJL(Printer Job Language)又はWebService等により、現在の印刷状態を定期的に確認し、画像処理装置リストTB1において、IPアドレス及び画像処理装置名と関連付けて、その画像処理装置2の印刷状態を保存する。続いてサーバ104は、登録されている画像処理装置2の一覧とそれぞれの画像処理装置2の印刷状態とを、携帯端末6から接続された時に返信する。
次にユーザは、携帯端末6を操作して該携帯端末6からサーバ104にアクセスし、自身が該サーバ104へ送信した印刷ジョブの一覧を該携帯端末6に表示させる(印刷動作GSP2)。次にユーザは、携帯端末6を操作することにより、表示された自身の印刷ジョブの中から印刷したい印刷ジョブを選択し、印刷起動をかける(印刷動作GSP13)。このときに第1の実施の形態と異なり、ユーザは、表示された画像処理装置2の一覧の中から、画像処理装置2毎の印刷状態を参考にし、印刷する画像処理装置2を選択する。
サーバ104は、ユーザから印刷起動をかけられた印刷ジョブを、第1の実施の形態と異なり、ユーザが選択した画像処理装置2へ次々に送信する(印刷動作GSP14)。画像処理装置2は、サーバ104から受信した印刷ジョブを次々に印刷する。
ここで、印刷を実行しているユーザは、第1の実施の形態と同様に、現在印刷を行っている画像処理装置2に、自身の携帯端末6をかざす(印刷動作GSP5)。これに対し画像処理装置2は、かざされた携帯端末6が、サーバ104から受信した印刷ジョブの送信者であることを認証する。続いて画像処理装置2は、第1の実施の形態と同様に、印刷ジョブの送信者にのみ見せることのできる情報も含めて携帯端末6へ通知する(印刷動作GSP6)。携帯端末6は、画像処理装置2から通知された情報を自身の操作パネル56に表示することによりユーザに知らせる。
サーバ104は、 第1の実施の形態と同様に、画像処理装置2へ送信した印刷ジョブが全て印刷された後に画像処理装置2の印刷に関するログ情報である印刷ログを画像処理装置2から受信することにより、印刷の情報を読み出す(印刷動作GSP7)。サーバ104は、読み出した印刷の情報の集計等を行い、様々な視点で分析編集してユーザに提供する。
[2−3.携帯端末とサーバとの印刷処理手順]
画像処理システム101による携帯端末6とサーバ104との印刷処理手順RT11について、図5と対応するフローに同一符号を付した図10のシーケンスチャートを用いて説明する。この携帯端末6とサーバ104との印刷処理手順RT11は、上述した印刷動作GSP2及び印刷動作GSP13に対応している。携帯端末6及びサーバ104は、ステップSP1〜ステップSP8において印刷処理手順RT1(図5)と同様の処理を行う。ステップSP8においてサーバ104の制御部30は、印刷ジョブリストと画像処理装置リストTB1とを携帯端末6へ送信できるようになる。
ステップSP109において携帯端末6の制御部50は、印刷ジョブリスト及び画像処理装置リストTB1を通常通信部58を介しサーバ104から受信して、操作パネル56上のWebブラウザ62に読み出したWebページに該印刷ジョブリスト及び該画像処理装置リストTB1を表示させ、ステップSP110へ移る。ユーザは、画像処理装置リストTB1を見ることにより、印刷先として選択可能な画像処理装置2のうち、どの画像処理装置2がすぐに印刷できる状態なのか、又は他の印刷で忙しいのかを認識する。ステップSP110において制御部50は、Webブラウザ62のWebページ上で、表示させた印刷ジョブリストから、印刷したい印刷ジョブが選択されると共に、画像処理装置リストTB1から印刷対象画像処理装置が選択され、印刷ボタンが押下されるまで待ち受け、ステップSP111へ移る。ステップSP111において制御部50は、印刷ジョブ特定情報と、印刷対象画像処理装置を示す情報である印刷先特定情報と、印刷要求とを通常通信部58を介しサーバ104へ送信する。
[2−4.サーバと画像処理装置との印刷処理手順]
画像処理システム101によるサーバ104と画像処理装置2との印刷処理手順RT12について、図6と対応するフローに同一符号を付した図11のシーケンスチャートを用いて説明する。このサーバ104と画像処理装置2との印刷処理手順RT12は、上述した印刷動作GSP14及び印刷動作GSP7に対応している。
ステップSP121においてサーバ104の制御部130は、印刷ジョブ特定情報、印刷先特定情報及び印刷要求を通信部32を介し携帯端末6から受信すると、ユーザから指定された、印刷する対象となる画像処理装置2である印刷対象画像処理装置を選択する。サーバ104及び画像処理装置2は、以降のステップSP23〜ステップSP30において印刷処理手順RT2(図6)と同様の処理を行う。
[2−5.効果等]
以上の構成において画像処理システム101は、ユーザに対し印刷対象画像処理装置を予め固定するのではなく、印刷ジョブリストに加えて画像処理装置リストTB1を携帯端末6に表示させ、画像処理装置リストTB1においてユーザに選択された画像処理装置2で印刷を行うようにした。
これにより画像処理システム101は、印刷状態がFREEである画像処理装置2を印刷対象画像処理装置としてユーザに選択させることにより、印刷状態がBUSYである画像処理装置2での印刷が完了するまで印刷を待つよりも、早く印刷を終わらせることができる。
また画像処理システム101は、例えば、ユーザの遠くに位置しており印刷状態がFREEの画像処理装置2ではなく、ユーザの近くに位置しており印刷状態がBUSYである画像処理装置2を敢えてユーザが選択する等の、ユーザの意思を反映させることができる。
[3.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、クライアントPC8からサーバ4又は104を介し印刷ジョブを画像処理装置2へ送信する場合について述べた。本発明はこれに限らず、クライアントPC8からサーバ4又は104を介さずに印刷ジョブを画像処理装置2へ送信しても良い。また、携帯端末6からサーバ4又は104へ印刷ジョブを送信しても良い。
また上述した実施の形態においては、現在画像処理装置2で印刷を行っているユーザの印刷に関する情報を画像処理装置2から携帯端末6へ送信することにより、携帯端末6の操作パネル56に表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば携帯端末6が画像処理装置2にかざされている間だけ、現在画像処理装置2で印刷を行っているユーザの印刷に関する情報を画像処理装置2の操作パネル12に表示させても良い。
さらに上述した実施の形態においては、セキュリティ上、印刷ジョブの印刷を実行したユーザにのみ提示可能な印刷に関する情報であるステータスを、画像処理装置2には表示させずに該画像処理装置2から携帯端末6へ送信する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばユーザの印刷に関する課金額及び使用金額、ファイル名やユーザ名等も、印刷ジョブの印刷を実行したユーザにのみ提示可能な印刷に関する情報として、画像処理装置2には表示させずに該画像処理装置2から携帯端末6へ送信しても良い。また、印刷の詳細情報も、印刷ジョブの印刷を実行したユーザにのみ提示可能な印刷に関する情報として、画像処理装置2には表示させずに該画像処理装置2から携帯端末6へ送信しても良い。さらに例えば、印刷ジョブにおいて指定された用紙のサイズが画像処理装置2にセットされた用紙と異なるが印刷を続行するか否か等を示すダイアログボックスも、印刷ジョブの印刷を実行したユーザにのみ提示可能な印刷に関する情報として、画像処理装置2には表示させずに該画像処理装置2から携帯端末6へ送信しても良い。その場合、印刷ジョブを送信したユーザ以外のユーザに勝手に画像処理装置2が操作され、印刷をキャンセルされてしまうことを防止できる。
さらに上述した実施の形態においては、印刷に関する情報を画像処理装置2から携帯端末6へ近距離無線通信により送信する場合について述べた。本発明はこれに限らず、携帯端末6の認証が完了すると、印刷に関する情報を画像処理装置2からサーバ4又は104を介し携帯端末6へ送信しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、送信するステータスが関連するユーザのユーザ名と、ステータスを送信すべきデバイスのデバイスIDとが、デバイス管理部26に保持したユーザ名及びデバイスIDと一致した場合、デバイスIDにより示される携帯端末6へステータスを送信する場合について述べた。本発明はこれに限らず、送信するステータスが関連するユーザのユーザ名のみがデバイス管理部26に保持したユーザ名と一致した場合であっても、ステータスを送信すべきデバイスのデバイスIDにより示される携帯端末6へステータスを送信しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、ユーザ名と該ユーザ名に対応するパスワードとによりユーザ識別子を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、数値、指紋又はアイリス(虹彩)等によりユーザ識別子を構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、画像処理装置2と携帯端末6とがNFCにより接続される場合について述べた。本発明はこれに限らず、Bluetooth(登録商標)やZigBee等、他の種々の近距離無線通信手段により画像処理装置2と携帯端末6とが接続されても良い。
さらに上述した実施の形態においては、複合機である画像処理装置2に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、複写機や、スキャナやファックス等が搭載されていないプリンタ等に適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、デバイス管理部としてのデバイス管理部26と、近接無線通信部としての近接無線通信部16と、ユーザ管理部としてのユーザ管理部24と、制御部としての制御部10とを有する画像処理装置としての画像処理装置2と、携帯端末近接無線通信部としての近接無線通信部60と、携帯端末提示部としての操作パネル56とを有する携帯端末としての携帯端末6とによって、画像処理システムとしての画像処理システム1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなるデバイス管理部と、近接無線通信部と、ユーザ管理部と、制御部とを有する画像処理装置と、携帯端末近接無線通信部と、携帯端末提示部とを有する携帯端末とによって、画像処理システムを構成しても良い。
本発明は、画像を印刷する画像処理装置の他、イメージスキャナやファックス、或いは複写機等、画像に関する種々の処理を行う種々の電子機器でも利用できる。
1、101……画像処理システム、2……画像処理装置、4、104……サーバ、6……携帯端末、8……クライアントPC、10……制御部、12……操作パネル、14……通常通信部、16……近接無線通信部、18……ジョブ実行部、20……ステータス管理部、22……設定値管理部、24……ユーザ管理部、26……デバイス管理部、30、130……制御部、32……通信部、34……ジョブ管理部、36、136……ブラウザ画面制御部、38……デバイスID管理部、40……ユーザ管理部、50……制御部、52……携帯端末機能、54……アプリケーション、56……操作パネル、58……通常通信部、60……近接無線通信部、62……Webブラウザ、64……ユーザ管理部、68……デバイス管理部、70……画像処理装置管理部、TB1……画像処理装置リスト、GSP1、GSP2、GSP3、GSP4、GSP5、GSP6、GSP7、GSP13、GSP14……印刷動作。

Claims (3)

  1. 外部機器と画像処理装置と携帯端末とを有し、
    前記外部機器は、
    予め登録されたユーザの登録済認証情報と、前記ユーザの操作に基づき前記携帯端末から通知された前記ユーザの入力認証情報とを照合することにより、前記ユーザの認証を行うユーザ管理部と、
    前記ユーザが認証されたことを前記画像処理装置へ通知する外部機器制御部と
    を具え、
    前記画像処理装置は、
    印刷ジョブを受け付ける際に前記外部機器から通知された該印刷ジョブの印刷を実行する認証された前記ユーザのユーザ名を保持するデバイス管理部と、
    近接無線通信で前記携帯端末から該携帯端末を操作する前記ユーザのユーザ名を受信する近接無線通信部と、
    前記近接無線通信部により受信した前記ユーザ名が、前記デバイス管理部に保持された前記ユーザ名と一致するか否かを判定し、一致した場合、前記印刷ジョブに関する情報を前記携帯端末へ送信する制御部と
    を具え、
    前記携帯端末は、
    前記ユーザ名を前記画像処理装置へ送信すると共に、前記印刷ジョブに関する情報を前記画像処理装置から受信する携帯端末近接無線通信部と、
    受信した前記印刷ジョブに関する情報を提示する携帯端末提示部と
    を具える画像処理システム。
  2. 外部機器と画像処理装置と携帯端末とを有し、
    前記外部機器は、
    ユーザの印刷ジョブ一覧情報を前記ユーザの前記携帯端末へ送信するブラウザ画面制御部と、
    前記画像処理装置が印刷すべき印刷ジョブを記憶し、前記印刷ジョブ一覧情報において前記ユーザに選択された前記印刷ジョブを前記画像処理装置へ送信するジョブ管理部と
    を具え、
    前記画像処理装置は、
    前記印刷ジョブを受け付ける際に前記外部機器から通知された該印刷ジョブの印刷を実行する認証された前記ユーザのユーザ名を保持するデバイス管理部と、
    近接無線通信で前記携帯端末から該携帯端末を操作する前記ユーザのユーザ名を受信する近接無線通信部と、
    前記近接無線通信部により受信した前記ユーザ名が、前記デバイス管理部に保持された前記ユーザ名と一致するか否かを判定し、一致した場合、前記印刷ジョブに関する情報を前記携帯端末へ送信する制御部と
    を具え、
    前記携帯端末は、
    前記ユーザ名を前記画像処理装置へ送信すると共に、前記印刷ジョブに関する情報を前記画像処理装置から受信する携帯端末近接無線通信部と、
    受信した前記印刷ジョブに関する情報を提示する携帯端末提示部と
    を具える画像処理システム。
  3. 前記外部機器は、
    複数の前記画像処理装置の印刷状態を確認する画像処理装置管理部と、
    前記複数の前記画像処理装置の印刷状態を示す画像処理装置リストを前記携帯端末へ送信する外部機器制御部と
    を有し、
    前記ジョブ管理部は、前記印刷ジョブ一覧情報において前記ユーザに選択された前記印刷ジョブを、前記画像処理装置リストにおいて前記ユーザに選択された前記画像処理装置へ送信する
    請求項に記載の画像処理システム。
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