JP6692105B1 - 衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】 着衣して腕や手を前の方に動かす動作の際に、前身頃と袖の境界付近にできるだけシワが寄りにくくなるようにし着心地の向上を図る。【解決手段】 身頃1の脇線W及び袖4の袖下線Tに沿って開いた展開平面において、袖側袖ぐり線Scを仮想の前身頃側仮想袖ぐり線Vs及び後身頃側袖ぐり線Sbに連設して、袖下線Tとの交点を第1袖下ポイントP1とした仮想状態を設定し、肩線K及び袖山線Mが連結する袖山ポイントP0と第1袖下ポイントP1から所定寸法Hだけ内側の第2袖下ポイントP2とを結んだ線,第1袖下ポイントP1及び第2袖下ポイントP2を結んだ線及び前身頃側仮想袖ぐり線Vsで囲繞される仮想状態における前身頃の外側エリアEを切除し、切込み線Cと袖4側との間に隙間を形成して、仮想袖山線Vmに対して袖山線Mが所定角度θだけ前身頃側に向けて傾斜するようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、前身頃及び後身頃を有した身頃に袖ぐり線を境にして一対の袖を連設した衣服に関する。
従来から、この種の衣服は一般的であるが、例えば、特開2016−69766号公報(特許文献1)に掲載された半纏の例で説明すると、図10に示すように、半纏からなる衣服Faは、前が開閉可能な前身頃101及びこの前身頃101に肩線K及び脇線(図示せず)を境にして連設される後身頃102を有した身頃100と、身頃100の左右に袖ぐり線Sを境にして連設され肩線Kに連続する袖山線M及び袖山線Mに対向する袖下線Tを有した一対の袖103とを備えている。
特開2016−69766号公報
ところで、一般に衣服を着衣した場合において、腕や手を動かす際には、腕を前の方に位置させる動作が多くあるが、この場合、図10に示すように、従来の衣服Faにあっては、前身頃101と袖103の境界付近104で、前身頃101や袖103にシワが寄り、所謂「もたつき」や「ゴロツキ」が生じ、着心地を損ねるときがあるという問題があった。特に、防寒用の衣服になると中に綿入れがなされて厚くなることから、この「もたつき」や「ゴロツキ」が大きく生じる。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、着衣して腕や手を前の方に動かす動作の際に、前身頃と袖の境界付近にできるだけシワが寄りにくくなるようにし着心地の向上を図った衣服を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の衣服は、前身頃及び該前身頃に肩線K及び脇線Wを境にして連設される後身頃を有した身頃と、該身頃の左右に袖ぐり線Sを境にして連設され上記肩線Kに連続する袖山線M及び該袖山線Mに対向する袖下線Tを有した一対の袖とを備えた衣服において、
上記前身頃側の袖ぐり線Sを前身頃側袖ぐり線Saとし、上記後身頃側の袖ぐり線Sを後身頃側袖ぐり線Sbとし、上記袖側の袖ぐり線Sを袖側袖ぐり線Scとし、
上記身頃の脇線W及び上記袖の袖下線Tに沿って開いて展開した展開平面において、
上記袖の袖側袖ぐり線Scを上記前身頃の脇線Wに連続する仮想の前身頃側仮想袖ぐり線Vs及び後身頃側袖ぐり線Sbに連設し、上記肩線Kに連続する仮想袖山線Vmを想定し、上記前身頃側仮想袖ぐり線Vsと上記袖下線Tとの交点を第1袖下ポイントP1とした仮想状態を設定し、
上記肩線Kと袖山線Mとの連結点を袖山ポイントP0とし、上記前身頃の第1袖下ポイントP1から所定寸法Hだけ内側の点を第2袖下ポイントP2とし、
上記袖山ポイントP0と上記第2袖下ポイントP2とを結んだ線,上記第1袖下ポイントP1及び上記第2袖下ポイントP2を結んだ線及び上記前身頃側仮想袖ぐり線Vsで囲繞される上記仮想状態における前身頃の外側エリアEを切除し、
上記袖山ポイントP0及び第2袖下ポイントP2を結んだ線を前身頃側袖ぐり線Saとし、上記第1袖下ポイントP1及び上記第2袖下ポイントP2を結んだ線を切込み線Cとし、
該展開平面において、上記袖の袖側袖ぐり線Scを上記前身頃側袖ぐり線Sa及び後身頃側袖ぐり線Sbに連設した状態で、上記仮想袖山線Vmに対して上記袖山線Mが所定角度θだけ上記前身頃側に向けて傾斜するようにし、
上記切込み線Cと上記袖の上端側との間に孔状の隙間を形成して、上記身頃の脇線W及び上記袖の袖下線Tを閉じる構成としている。
この場合、前身頃側仮想袖ぐり線Vs及び前身頃側袖ぐり線Saは、直線,曲線あるいはこれらの組み合わせでも良く、衣服の仕様に合わせて適宜に定めてよい。
これにより、この衣服にあっては、その展開平面において、第2袖下ポイントP2が第1袖下ポイントP1よりも所定寸法Hだけ内側に位置することから、袖を縫合等で身頃に連設すると、袖の前側が切除された外側エリアEの分前側に引っ張られて連設されるので、仮想袖山線Vmに対して袖山線Mが所定角度θだけ前身頃側に向けて傾斜するようになる。そのため、身頃の脇線W及び袖の袖下線Tを連設した際には、後身頃に対しては浮き上がりが生じ、所定角度θに相応した分、袖が最初から前方向に傾斜することになる。このため、着衣して腕や手を前の方に動かす動作の際に、前身頃と袖の境界付近にシワが寄りにくくなり、所謂「もたつき」や「ゴロツキ」が生じにくくなって、着心地が向上させられる。
また、着衣して例えば、腕を自然に垂下した際や、腕を後の方に動かそうとする際には、多少袖の前側が後側に引っ張られるが、後身頃側袖ぐり線Sbと袖側袖ぐり線Scの関係は従前と変わりなく、しかも、切込み線Cと袖側との間に隙間が形成されるので、この隙間の分、袖の伸縮性が確保されることから、着心地を損なう事態が防止される。また、脇下に隙間が形成されるので、腕を水平にしたり、上下させたり、回したりする動作等に対しても、隙間の分伸縮性が確保されるので、腕の動作を楽に行うことができる。
そして、必要に応じ、上記身頃及び袖は身頃の上下方向中心線に対して左右対称に構成している。この場合、上記左右の第1袖下ポイントP1同士を結んだ前側胸周り線の長さをL1とし、上記肩線Kに沿い上記身頃の上下方向に沿う中心線と上記袖山ポイントP0との最短長さをL2とし、上記袖山ポイントP0と袖口との間の袖山線Mの長さをL3としたとき、上記仮想状態におけるL1,L2及びL3は変わらずに維持される。これにより、身頃及び袖は身頃の上下方向中心線に対して左右対称に形成されているので、作製が容易になる。また、前側胸周り線の長さ,肩線Kの長さ及び袖の長さが変わらないので、上記の作用,効果を確実に実現させることができる。
また、必要に応じ、上記第1袖下ポイントP1と第2袖下ポイントP2とを結んだ切込み線Cの所定寸法Hを、H=10mm〜100mmにした構成としている。衣服の種類や子供服,大人服等の大きさにもよるが、10mm未満であるとその効果が小さく、100mmを超えると袖の傾きが大きすぎて好ましくない。この範囲で、上記の作用,効果を確実に実現させることができる。
この場合、上記前身頃側仮想袖ぐり線Vsの行程長さをDvとし、上記前身頃側袖ぐり線Saの行程長さをDaとしたとき、Dv=Daに設定したことが有効である。Dv=Daなので、縫合する場合においては、ずれにくくすることができ、作製を容易にすることができる。
更にまた、必要に応じ、上記所定角度θを、θ=10°〜20°にした構成としている。10°未満であるとその効果が小さく、20°を超えると袖の傾きが大きすぎて好ましくない。好ましくは、θ=15°±2°である。
そしてまた、上記身頃を、該身頃の脇線Wに沿って開閉可能にし、閉時に互いに付け合せ可能な前身頃側脇線Wa及び後身頃側脇線Wbを有して構成し、該前身頃側脇線Wa及び後身頃側脇線Wbに沿って上記身頃を開閉する脇開閉手段を設けた構成としている。衣服を着たり、脱ぐときには、脇開閉手段により、身頃の脇を開にすれば、衣服の身頃を展開できるので、着易くでき、あるいは、脱ぎやすくすることができる。特に、子供や年寄りに対しては、本人のみならず、第三者が行う場合に、極めて便利になる。また、展開すれば、ひざ掛けに用いるなど汎用性を向上させることができる。更に、病院などで患者用の衣服として用いる場合には、衣服を着たまま、脇を開けて注射や治療などを行うことができる。
この場合、上記前身頃側脇線Wa及び後身頃側脇線Wbのいずれか一方に沿って帯状の身頃持出し部を連設し、上記前身頃側脇線Wa及び後身頃側脇線Wbのいずれか他方側に上記身頃持出し部が重畳可能な帯状の身頃重畳部を形成し、上記脇開閉手段10を、上記身頃持出し部及び身頃重畳部に設けた構成としたことが有効である。身頃持出し部と身頃重畳部とを重畳させて閉じるので、着衣した際の密閉性を向上させることができる。特に、防寒服に適用する場合には有効になる。
更にまた、必要に応じ、上記前身頃及び後身頃を一体形成した構成としている。身頃の製作を容易にすることができる。
また、必要に応じ、上記袖を、該袖の袖下線Tに沿って開閉可能にし、閉時に互いに付け合せ可能な前側袖下線Ta及び後側袖下線Tbを有して構成し、該前側袖下線Ta及び後側袖下線Tbに沿って上記袖を開閉する袖開閉手段を設けた構成としている。衣服を着たり、脱ぐときには、袖開閉手段により、袖下も開にできるので、衣服の身頃を展開できることに加えて、より一層、着易くでき、あるいは、脱ぎやすくすることができる。特に、子供や年寄りに対しては、本人のみならず、第三者が行う場合に、極めて便利になる。また、袖下も開にできるので、展開した際に、より大きくでき、ひざ掛けに用いるなど、より一層、汎用性を向上させることができる。更に、病院などで患者用の衣服として用いる場合には、衣服を着たまま、袖下を開けて注射や治療などを行うことができる。
この場合、上記前側袖下線Ta及び後側袖下線Tbのいずれか一方に沿って帯状の袖持出し部を連設し、上記前側袖下線Ta及び後側袖下線Tbのいずれか他方側に上記袖持出し部が重畳可能な帯状の袖重畳部を形成し、上記袖開閉手段を、上記袖持出し部及び袖重畳部に設けた構成としたことが有効である。袖持出し部と袖重畳部とを重畳させて閉じるので、着衣した際の密閉性をより一層向上させることができる。特に、防寒服に適用する場合には有効になる。
また、必要に応じ、上記前身頃の前を開閉可能にし、閉時に互いに付け合せ可能な一方縁及び他方縁を有して構成し、該一方縁及び他方縁に沿って上記前身頃の前を開閉する前開閉手段を設けた構成としている。衣服を着たり、脱ぐときには、前開閉手段により、身頃の前を開にすれば、着易くでき、あるいは、脱ぎやすくすることができる。
本発明によれば、その展開平面において、第2袖下ポイントP2が第1袖下ポイントP1よりも所定寸法Hだけ内側に位置することから、袖を縫合等で身頃に連設すると、袖の前側が前側に引っ張られて連設されるので、仮想袖山線Vmに対して袖山線Mが所定角度θだけ前身頃側に向けて傾斜するようになる。そのため、身頃の脇線W及び袖の袖下線Tを連設した際には、後身頃に対しては浮き上がりが生じ、所定角度θに相応した分、袖が最初から前方向に傾斜することになる。このため、着衣して腕や手を前の方に動かす動作の際に、前身頃と袖の境界付近にシワが寄りにくくなり、所謂「もたつき」や「ゴロツキ」が生じにくくなって、着心地が向上させられる。また、着衣して例えば、腕を自然に垂下した際や、腕を後の方に動かそうとする際には、多少袖の前側が後側に引っ張られるが、後身頃側袖ぐり線Sbと袖側袖ぐり線Scの関係は従前と変わりなく、しかも、切込み線Cと袖側との間に隙間が形成されるので、この隙間の分、袖の伸縮性が確保されることから、着心地を損なう事態が防止される。また、脇下に隙間が形成されるので、腕を水平にしたり、上下させたり、回したりする動作等に対しても、隙間の分伸縮性が確保されるので、腕の動作を楽に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る衣服を着衣した状態で示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る衣服を展開した展開平面を仮想状態とともに示す展開平面図である。 本発明の実施の形態に係る衣服を立体的に組付けた状態で示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る衣服を着衣して腕を上げた状態でその作用とともに示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る衣服を立体的に組付けた状態でその作用とともに示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る衣服において、袖開閉手段を変更した変形例の展開平面を仮想状態とともに示す展開平面図である。 本発明の別の実施の形態に係る衣服を示し、身頃の一部を展開し袖を身頃から分離して仮想状態とともに示す平面図である。 本発明の実施例に係る衣服を示し、(a)は後身頃を示す展開平面図、(b)は前身頃の半分を仮想状態とともに示す展開平面図、(c)は一方の袖を示す展開平面図である。 本発明の別の実施例に係る衣服を示し、(a)は後身頃を示す展開平面図、(b)は前身頃の半分を仮想状態とともに示す展開平面図、(c)は一方の袖を示す展開平面図である。 従来の衣服を立体的に組付けた状態でその不具合とともに示す平面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る衣服について詳細に説明する。
図1乃至図5に示すように、実施の形態に係る衣服Fは、半纏であり、内部に図示外の綿入れがなされている。この半纏としての衣服Fは、前身頃2及び前身頃2に肩線K及び脇線Wを境にして連設される後身頃3を有した身頃1と、身頃1の左右に袖ぐり線Sを境にして連設され肩線Kに連続する袖山線M及び袖山線Mに対向する袖下線Tを有した一対の袖4とを備えて構成されている。実施の形態では、身頃1に対して袖4は縫合されるとともに、端末の縁も縫合処理される。図示しないが、縫合のための縫合代を有することは勿論である。実施の形態では、前身頃2側の袖ぐり線Sを、前身頃側袖ぐり線Saとし、後身頃3側の袖ぐり線Sを、後身頃側袖ぐり線Sbとし、袖4側の袖ぐり線Sを、袖側袖ぐり線Scとしている。
図2は、身頃1の脇線W及び袖4の袖下線Tに沿って開いて展開した展開平面である。この展開平面において、身頃1及び袖4は身頃1の上下方向中心線Qに対して左右対称に構成されている。今、左右一方側について説明すると、展開平面においては、仮想状態を設定している。仮想状態においては、袖4の袖側袖ぐり線Scを前身頃2の脇線Wに連続する仮想の前身頃側仮想袖ぐり線Vs及び後身頃側袖ぐり線Sbに連設し、肩線Kに連続する仮想袖山線Vmを想定し、前身頃側仮想袖ぐり線Vsと袖下線Tとの交点を第1袖下ポイントP1としている。
また、この展開平面において、肩線Kと袖山線Mとの連結点を袖山ポイントP0とし、前身頃2の第1袖下ポイントP1から所定寸法Hだけ内側の点を第2袖下ポイントP2としている。そして、実施の形態では、袖山ポイントP0と第2袖下ポイントP2とを結んだ線,第1袖下ポイントP1及び第2袖下ポイントP2を結んだ線及び前身頃側仮想袖ぐり線Vsで囲繞される仮想状態における前身頃2の外側エリアEを切除している。
これにより、実施の形態では、袖山ポイントP0及び第2袖下ポイントP2を結んだ線が前身頃側袖ぐり線Saとして構成される。また、実施の形態では、第1袖下ポイントP1及び第2袖下ポイントP2を結んだ線を切込み線Cとしている。この場合、前身頃側仮想袖ぐり線Vs,前身頃側袖ぐり線Sa及び切込み線Cは、直線,曲線あるいはこれらの組み合わせでも良く、衣服Fの仕様に合わせて適宜に定めてよい。実施の形態では直線にしている。
そして、展開平面において、袖4の袖側袖ぐり線Scを前身頃側袖ぐり線Sa及び後身頃側袖ぐり線Sbに連設した状態で、仮想袖山線Vmに対して袖山線Mが所定角度θだけ前身頃側に向けて傾斜するようにしている。この状態で、図4に示すように、切込み線Cと袖4の上端側との間に孔状の隙間5を形成して、身頃1の脇線W及び袖4の袖下線Tを閉じる構成としている。即ち、実施の形態では、隙間5は後述の前側袖下線Taの上端側及び後側袖下線Tbの上端側との間に形成される。
より詳しくは、展開平面において、左右の第1袖下ポイントP1同士を結んだ前側胸周り線の長さをL1とし、肩線Kに沿い身頃1の上下方向に沿う中心線Qと袖山ポイントP0との最短長さをL2とし、袖山ポイントP0と袖口との間の袖山線Mの長さをL3としたとき、仮想状態におけるL1,L2及びL3を維持している。
また、第1袖下ポイントP1と第2袖下ポイントP2とを結んだ切込み線Cの所定寸法Hを、H=10mm〜100mmに設定している。衣服Fの種類や子供服,大人服等の大きさにもよるが、10mm未満であるとその効果が小さく、100mmを超えると袖4の傾きが大きすぎて好ましくない。この範囲で、実施の形態に係る作用,効果を確実に実現させることができる。
更に、前身頃側仮想袖ぐり線Vsの行程長さをDvとし、前身頃側袖ぐり線Saの行程長さをDaとしたとき、Dv=Daに設定している。即ち、第2袖下ポイントP2を、Dv=Daになるように定める。Dv=Daなので、縫合する場合において、ずれにくくすることができ、作製を容易にすることができる。これにより、実施の形態においては、仮想状態における第1袖下ポイントP1に対応する袖4の前側における袖下線T(後述の前側袖下線Ta)の前側上端が、第2袖下ポイントP2に結合されることになる。尚、布地なので、±1mm程度の誤差は生じる。
更にまた、所定角度θを、θ=10°〜20°に設定している。10°未満であるとその効果が小さく、20°を超えると袖4の傾きが大きすぎて好ましくない。好ましくは、θ=15°±2°である。この範囲で、実施の形態に係る作用,効果を確実に実現させることができる。
また、前身頃2及び後身頃3は一体形成されている。前身頃2の前の中央は、開閉可能になっており、閉時に互いに付け合せ可能な一方縁2a及び他方縁2bを有して構成されている。6は一方縁2a及び他方縁2bに連続する襟部7の開口縁である。一方縁2a部,他方縁2b部及び襟部7は、飾り襟部材8で被覆されている。一方縁2a及び他方縁2bに沿って前身頃2の前を開閉する前開閉手段10が設けられている。実施の形態では、前開閉手段10は、ボタン11とボタン11に係合されるループ紐12との組からなるループボタン13で構成されている。一方縁2a部にループボタン13のボタン11が設けられ、他方縁2bにループボタン13のループ紐12が突設されている。
更に、身頃1は、身頃1の脇線Wに沿って開閉可能になっており、閉時に互いに付け合せ可能な前身頃側脇線Wa及び後身頃側脇線Wbを有して構成されている。前身頃側脇線Wa及び後身頃側脇線Wbのいずれか一方(実施の形態では後身頃側脇線Wb)に沿って、帯状の身頃持出し部15が連設されている一方、前身頃側脇線Wa及び後身頃側脇線Wbのいずれか他方(実施の形態では前身頃側脇線Wa)側に身頃持出し部15が重畳可能な帯状の身頃重畳部16が形成されている。また、前身頃側脇線Wa及び後身頃側脇線Wbに沿って身頃1を開閉する脇開閉手段20が設けられている。この脇開閉手段20は、身頃持出し部15及び身頃重畳部16に設けられている。実施の形態では、脇開閉手段20は、互いに嵌合する一方ボタン21及び他方ボタン22の組からなるスナップボタン23を複数列設して構成されている。スナップボタン23の一方ボタン21が身頃持出し部15に止着され、他方ボタン22が身頃重畳部16に止着されている。
更にまた、袖4は、袖4の袖下線Tに沿って開閉可能になっており、閉時に互いに付け合せ可能な前側袖下線Ta及び後側袖下線Tbを有して構成されている。また、前側袖下線Ta及び後側袖下線Tbに沿って袖4を開閉する袖開閉手段30が設けられている。実施の形態では、袖開閉手段30は、ボタン31とボタン31に係合されるループ紐32との組からなるループボタン33を複数列設して構成されている。後側袖下線Tbにループボタン33のボタン31が設けられ、前側袖下線Taにループボタン33のループ紐32が突設されている。これにより、袖開閉手段30により前側袖下線Ta及び後側袖下線Tbを閉じた状態においては、切込み線Cと袖4側との間に形成される隙間5は、前側袖下線Taの上端側及び後側袖下線Tbの上端側との間に形成される。
従って、この実施の形態による衣服Fによれば、衣服Fを着たり、脱ぐときには、前開閉手段10により、身頃1の前を開にすれば、着易くでき、あるいは、脱ぎやすくすることができる。また、脇開閉手段20により、身頃1の脇を開にすれば、衣服Fの身頃1を展開できるので、着易くでき、あるいは、脱ぎやすくすることができる。更に、袖開閉手段30により、袖下も開にできるので、衣服Fの身頃1を展開できることに加えて、より一層、着易くでき、あるいは、脱ぎやすくすることができる。特に、子供や年寄りに対しては、本人のみならず、第三者が行う場合に、極めて便利になる。また、展開した際に、ひざ掛けに用いるなど、汎用性を向上させることができる。更に、病院などで患者用の衣服Fとして用いる場合には、衣服Fを着たまま、脇や袖下を開けて注射や治療などを行うことができる。
そしてまた、実施の形態に係る衣服Fによれば、図2に示すように、その展開平面において、第2袖下ポイントP2が第1袖下ポイントP1よりも所定寸法Hだけ内側に位置することから、袖4を縫合等で身頃1に連設すると、袖4の前側が切除された外側エリアEの分前側に引っ張られて連設されるので、即ち、袖4の前側が所定寸法H分前側に引っ張られて連設されるので、仮想袖山線Vmに対して袖山線Mが所定角度θだけ前身頃2側に向けて傾斜するようになる。そのため、図5に示すように、身頃1の脇線W及び袖4の袖下線Tを連設した際には、後身頃3に対しては浮き上がりが生じ、所定角度θに相応した分、袖4が最初から前方向に傾斜することになる(図5中実線)。このため、着衣して腕や手を前の方に動かす動作の際に(図5中二点鎖線)、前身頃2と袖4の境界付近にシワが寄りにくくなり、所謂「もたつき」や「ゴロツキ」が生じにくくなって、着心地が向上させられる。
また、着衣して例えば、腕を自然に垂下した際や、腕を後の方に動かそうとする際には、多少袖4の前側が後側に引っ張られるが、後身頃側袖ぐり線Sbと袖側袖ぐり線Scの関係は従前と変わりなく、しかも、切込み線Cと袖4側との間に隙間5が形成されるので、この隙間5の分、袖4の伸縮性が確保されることから、着心地を損なう事態が防止される。また、図4に示すように、脇下に隙間5が形成されるので、腕を水平にしたり、上下させたり、回したりする動作等に対しても、隙間5の分伸縮性が確保されるので、腕の動作を楽に行うことができる。
更に、身頃1及び袖4は身頃1の上下方向中心線Qに対して左右対称に形成されているので、作製が容易になる。更にまた、前側胸周り線の長さL1,中心線Qと袖山ポイントP0との最短長さL2,袖山線Mの長さL3が、仮想状態におけるL1,L2及びL3を維持しているので、前側胸周り線の長さ,肩線Kの長さ及び袖4の長さが変わらないことから、この点でも作製が容易になる。また、上記の作用,効果を確実に実現させることができる。
図6には、本発明の実施の形態に係る衣服Fにおいて、袖開閉手段30を変更した変形例を示す。この衣服Fの袖4において、前側袖下線Ta及び後側袖下線Tbのいずれか一方(実施の形態では前身頃側袖下線Ta)に沿って帯状の袖持出し部40を連設し、前側袖下線Ta及び後側袖下線Tbのいずれか他方(実施の形態では後身頃側袖下線Tb)側に袖持出し部40が重畳可能な帯状の袖重畳部41を形成している。袖開閉手段30は、袖持出し部40及び袖重畳部41に設けられている。袖開閉手段30は、互いに嵌合する一方ボタン35及び他方ボタン36の組からなるスナップボタン37を複数列設して構成されている。スナップボタン37の一方ボタン35が袖持出し部40に止着され、他方ボタン36が袖重畳部41に止着されている。上記と同様の作用,効果を奏する。
図7には、本発明の別の実施の形態に係る衣服Fを示す。この衣服Fは、例えば、身頃1が前開きのスーツであり、袖下線Tが縫合された袖4を備えている。そして、上記と同様に、身頃1の展開平面において、袖4の袖側袖ぐり線Scを前身頃2の脇線Wに連続する仮想の前身頃側仮想袖ぐり線Vs及び後身頃側袖ぐり線Sbに連設し、前身頃側仮想袖ぐり線Vsと袖下線Tとの交点を第1袖下ポイントP1とした仮想状態を設定している。前身頃側仮想袖ぐり線Vs及び後身頃側袖ぐり線Sbは曲線で構成される。
本実施の形態においても、肩線Kと袖山線Mとの連結点を袖山ポイントP0とし、前身頃2の第1袖下ポイントP1から所定寸法Hだけ内側の点を第2袖下ポイントP2とし、袖山ポイントP0と第2袖下ポイントP2とを結んだ線,第1袖下ポイントP1及び第2袖下ポイントP2を結んだ線及び前身頃側仮想袖ぐり線Vsで囲繞される仮想状態における前身頃2の外側エリアEを切除している。また、袖山ポイントP0及び第2袖下ポイントP2を結んだ線を前身頃側袖ぐり線Saとし、第1袖下ポイントP1及び第2袖下ポイントP2を結んだ線を切込み線Cとしている。ここでは、前身頃側仮想袖ぐり線Vsの行程長さをDvとし、前身頃側袖ぐり線Saの行程長さをDaとしたとき、Dv>Daに設定している。
そして、切込み線Cと袖4の袖側袖ぐり線Scとの間に孔状の隙間5(図示せず)を形成して、袖4の袖側袖ぐり線Scを前身頃側袖ぐり線Sa及び後身頃側袖ぐり線Sbに連設するとともに、身頃の脇線W及び袖の袖下線Tを閉じる構成としている。図7中、符号50は、袖側袖ぐり線Scの内、切込み線Cに対応し、前身頃側袖ぐり線Saに連設されない非縫合部であり、切込み線Cとともに孔状の隙間5(図示せず)を形成する。これによっても、上記と同様の作用,効果を奏する。
図8には、本発明の実施例に係る衣服Fを示す。これは、子供服の例であり、身頃の前身頃側脇線Wa及び後身頃側脇線Wbに沿って開閉可能,袖4の袖下線Tに沿って開閉可能,前身頃2の前が開閉可能に形成されている。図8(a)に示す後身頃3は、下側の本体3aと、本体3aに縫合される上側のヨーク3bとからなる。図8(b)に示す前身頃2において、斜線部分が切除される外側エリアEを示す。符号2cは、前身頃2の他方縁2bの内側に折返して縫合される折返し部である。また、図8(c)に示す袖4において、符号51は、前側袖下線Taに沿って連設した袖持出し部、符号52は、切込み線Cに沿うとともに袖持出し部51の前身頃側袖ぐり線Saに連設されない非縫合部、符号53は、袖側袖ぐり線Scの内ギャザーを施すギャザー部分である。尚、図8中、寸法の単位は(cm)である。
図9には、本発明の別の実施例に係る衣服Fを示す。これは、婦人服の例であり、身頃の前身頃側脇線Wa及び後身頃側脇線Wbに沿って開閉可能,袖4の袖下線Tに沿って開閉可能,前身頃2の前が開閉可能に形成されている。図9(b)中、斜線部分が切除される外側エリアEを示す。尚、図9中、寸法の単位は(cm)である。
尚、上記実施の形態では、前身頃2の前を開閉可能にしたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、開閉しないタイプであっても良く、適宜変更して差支えない。また、脇線W,袖下線Tも、開閉しないタイプであっても良く、適宜変更して差支えない。更に、衣服Fの種類も、半纏,スーツ,子供服,婦人服等、袖4のある衣服Fであれば、どのような衣服であっても本発明を適用できることは勿論である。要するに、本発明は、上述した本発明の実施の形態に限定されず、当業者は、本発明の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施の形態に多くの変更を加えることが容易であり、これらの多くの変更は本発明の範囲に含まれる。
F 衣服
1 身頃
2 前身頃
2a 一方縁
2b 他方縁
3 後身頃
3a 本体
3b ヨーク
4 袖
5 隙間
6 開口縁
7 襟部
8 飾り襟部材
K 肩線
W 脇線
Wa 前身頃側脇線
Wb 後身頃側脇線
S 袖ぐり線
Sa 前身頃側袖ぐり線
Sb 後身頃側袖ぐり線
Sc 袖側袖ぐり線
M 袖山線
T 袖下線
Ta 前側袖下線
Tb 後側袖下線
Q 中心線
Vs 前身頃側仮想袖ぐり線
Vm 仮想袖山線
P0 袖山ポイント
P1 第1袖下ポイント
P2 第2袖下ポイント
E 外側エリア
C 切込み線
θ 所定角度
10 前開閉手段
11 ボタン
12 ループ紐
13 ループボタン
15 身頃持出し部
16 身頃重畳部
20 脇開閉手段
21 一方ボタン
22 他方ボタン
23 スナップボタン
30 袖開閉手段
31 ボタン
32 ループ紐
33 ループボタン
35 一方ボタン
36 他方ボタン
37 スナップボタン
40 袖持出し部
41 袖重畳部
50 非縫合部
51 袖持出し部
52 非縫合部
53 ギャザー部

Claims (11)

  1. 前身頃及び該前身頃に肩線(K)及び脇線(W)を境にして連設される後身頃を有した身頃と、該身頃の左右に袖ぐり線(S)を境にして連設され上記肩線(K)に連続する袖山線(M)及び該袖山線(M)に対向する袖下線(T)を有した一対の袖とを備えた衣服において、
    上記前身頃側の袖ぐり線(S)を前身頃側袖ぐり線(Sa)とし、上記後身頃側の袖ぐり線(S)を後身頃側袖ぐり線(Sb)とし、上記袖側の袖ぐり線(S)を袖側袖ぐり線(Sc)とし、
    上記身頃の脇線(W)及び上記袖の袖下線(T)に沿って開いて展開した展開平面において、
    上記袖の袖側袖ぐり線(Sc)を上記前身頃の脇線(W)に連続する仮想の前身頃側仮想袖ぐり線(Vs)及び後身頃側袖ぐり線(Sb)に連設し、上記肩線(K)に連続する仮想袖山線(Vm)を想定し、上記前身頃側仮想袖ぐり線(Vs)と上記袖下線(T)との交点を第1袖下ポイント(P1)とした仮想状態を設定し、
    上記肩線(K)と袖山線(M)との連結点を袖山ポイント(P0)とし、上記前身頃の第1袖下ポイント(P1)から所定寸法(H)だけ内側の点を第2袖下ポイント(P2)とし、
    上記袖山ポイント(P0)と上記第2袖下ポイント(P2)とを結んだ線,上記第1袖下ポイント(P1)及び上記第2袖下ポイント(P2)を結んだ線及び上記前身頃側仮想袖ぐり線(Vs)で囲繞される上記仮想状態における前身頃の外側エリア(E)を切除し、
    上記袖山ポイント(P0)及び第2袖下ポイント(P2)を結んだ線を前身頃側袖ぐり線(Sa)とし、上記第1袖下ポイント(P1)及び上記第2袖下ポイント(P2)を結んだ線を切込み線(C)とし、
    該展開平面において、上記袖の袖側袖ぐり線(Sc)を上記前身頃側袖ぐり線(Sa)及び後身頃側袖ぐり線(Sb)に連設した状態で、上記仮想袖山線(Vm)に対して上記袖山線(M)が所定角度(θ)だけ上記前身頃側に向けて傾斜するようにし、
    上記切込み線(C)と上記袖の上端側との間に孔状の隙間を形成して、上記身頃の脇線(W)及び上記袖の袖下線(T)を閉じることを特徴とする衣服。
  2. 上記身頃及び袖は身頃の上下方向中心線に対して左右対称に構成されることを特徴とする請求項1記載の衣服。
  3. 上記第1袖下ポイント(P1)と第2袖下ポイント(P2)とを結んだ切込み線(C)の所定寸法(H)を、H=10mm〜100mmにしたことを特徴とする請求項1または2記載の衣服。
  4. 上記前身頃側仮想袖ぐり線(Vs)の行程長さをDvとし、上記前身頃側袖ぐり線(Sa)の行程長さをDaとしたとき、Dv=Daに設定したことを特徴とする請求項3記載の衣服。
  5. 上記所定角度(θ)を、θ=10°〜20°にしたことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の衣服。
  6. 上記身頃を、該身頃の脇線(W)に沿って開閉可能にし、閉時に互いに付け合せ可能な前身頃側脇線(Wa)及び後身頃側脇線(Wb)を有して構成し、該前身頃側脇線(Wa)及び後身頃側脇線(Wb)に沿って上記身頃を開閉する脇開閉手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の衣服。
  7. 上記前身頃側脇線(Wa)及び後身頃側脇線(Wb)のいずれか一方に沿って帯状の身頃持出し部を連設し、上記前身頃側脇線(Wa)及び後身頃側脇線(Wb)のいずれか他方側に上記身頃持出し部が重畳可能な帯状の身頃重畳部を形成し、上記脇開閉手段を、上記身頃持出し部及び身頃重畳部に設けたことを特徴とする請求項6記載の衣服。
  8. 上記前身頃及び後身頃を一体形成したことを特徴とする請求項6または7記載の衣服。
  9. 上記袖を、該袖の袖下線Tに沿って開閉可能にし、閉時に互いに付け合せ可能な前側袖下線(Ta)及び後側袖下線(Tb)を有して構成し、該前側袖下線(Ta)及び後側袖下線(Tb)に沿って上記袖を開閉する袖開閉手段を設けたことを特徴とする請求項6乃至8何れかに記載の衣服。
  10. 上記前側袖下線(Ta)及び後側袖下線(Tb)のいずれか一方に沿って帯状の袖持出し部を連設し、上記前側袖下線(Ta)及び後側袖下線(Tb)のいずれか他方側に上記袖持出し部が重畳可能な帯状の袖重畳部を形成し、上記袖開閉手段を、上記袖持出し部及び袖重畳部に設けたことを特徴とする請求項9記載の衣服。
  11. 上記前身頃の前を開閉可能にし、閉時に互いに付け合せ可能な一方縁及び他方縁を有して構成し、該一方縁及び他方縁に沿って上記前身頃の前を開閉する前開閉手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至10何れかに記載の衣服。
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