JP6691081B2 - ショートリーチ型油圧ショベル - Google Patents

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Description

本発明は、例えばトンネル(横穴)のような掘削作業空間の高さが制限された現場で用いられ、作業機の長さを比較的短くしたショートリーチ型油圧ショベルに関する。
トンネルの内部等の掘削作業空間の高さが制限された現場で活用される油圧ショベルの一種として、作業機が比較的短いショートリーチ型油圧ショベルがある。ショートリーチ型油圧ショベルは、走行体上に旋回可能に設けた旋回体における運転室の側方位置に、ブーム、アーム、バケット等からなる作業機を備えている。ブームは俯仰の動作が可能なように基端部が旋回体に連結されている。このブームの先端部にはアームが、アームの先端部にはバケットが、それぞれ前後方向に回動可能に連結されている。旋回体とブームの間、ブームとアームの間、アームとバケットの間には、ブームシリンダ、アームシリンダ、バケットシリンダがそれぞれ配置してある。
ショートリーチ型油圧ショベルはブームやアームの長さを抑えて作業機をショートリーチにすることで、例えば高さが制約された狭い空間で周囲との干渉を避けつつ硬い地山を力強く掘削してトンネル等を施工することができる。その反面、リーチが短い分だけ掘削面(切羽)の近くでアームが動作することになり、アームの背側(ダンプ方向側)に配置したバケットシリンダやその油圧配管が掘削時に飛散する土砂や岩石等の飛来物に晒される。
そこで、アームの左右の側壁面をガードとして背側に延長し、左右のガードの間にバケットシリンダや油圧配管を配置することで、掘削時に飛散する土砂等の一部をアームの左右のガードで受けてバケットシリンダ等の保護を図ったものがある(特許文献1参照)。
特許第2935636号公報
しかし、特許文献1に記載されたショートリーチ型油圧ショベルでは、左右からの飛来物の衝突についてはアームの左右の側壁面である程度防げるが、シリンダを収容した左右の側壁面の間の空間の背側は開放されている。従ってアームの背側からの飛来物のバケットシリンダへの衝突、シリンダを収容した空間への飛来物の侵入については対策の余地がある。また、作業機のモーメントの増加を避けるべく、バケットシリンダの保護機構を設けるにしても極力軽量なものとする必要がある。
本発明の目的は、作業機のモーメントの増加を抑制しつつ、バケットシリンダを収容する左右のガードの間の空間への飛来物の侵入を抑制しバケットシリンダを保護することができるショートリーチ型油圧ショベルを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、走行体、前記走行体の上部に旋回可能に設けた旋回体、及び前記旋回体に取り付けた作業機を備え、前記作業機が、前記旋回体に回動自在に連結したブーム、前記ブームに回動自在に連結したアーム、前記アームに回動自在に連結したバケット、前記ブームを駆動するブームシリンダ、前記アームを駆動するアームシリンダ、前記アームに対してアームダンプ側である背側に配置されて前記バケットを駆動するバケットシリンダを有するショートリーチ型油圧ショベルにおいて、前記アームの背側壁面の左右から背側に立ち上がり、互いの対向面間に前記バケットシリンダを収容するシリンダ収容室を形成する左右のガードと、前記バケットシリンダのチューブの背側に固定したブラケットと、前記ブラケットに対して背側に対面して固定され前記左右のガードを跨いで前記シリンダ収容室の背側の開口を覆うトップカバー、及び側面視で前記ガードに一部が重複するように前記トップカバーの左右の端部からアームクラウド側である腹側に立ち下げた左右のサイドカバーを有するチューブカバーと、前記トップカバー及び前記左右のガードの間の間隙を確保するように前記トップカバー及び前記ブラケットの間に介在し、前記トップカバーと前記ブラケットの間にロッドカバー格納スペースを形成するスペーサと、前記バケットシリンダのチューブの背側でロッド側の位置に固定したガイドと、前記バケットシリンダのロッドの背側を覆い、一端が前記バケットシリンダのロッドの先端側部に固定され、他端が前記ガイドにスライド可能に支持されて、前記ロッドの移動に伴ってスライドして前記ロッドカバー格納スペースに出入りするロッドカバーとを備えたことを特徴とする。
本発明に係るショートリーチ型油圧ショベルによれば、作業機のモーメントの増加を抑制しつつ、バケットシリンダを収容する左右のガードの間の空間への飛来物の侵入を抑制しバケットシリンダを保護することができる。
本発明の一実施形態に係る油圧ショベルの全体構成を表す側面図 図1に示した油圧ショベルのアームをバケットシリンダ等と共に抜き出して表した側面図であり、バケットシリンダ最伸長時の状態を表す図 図1に示した油圧ショベルのアームをバケットシリンダ等と共に抜き出して表した側面図であり、バケットシリンダの中間伸縮時の状態を表す図 図1に示した油圧ショベルのアームをバケットシリンダ等と共に抜き出して表した側面図であり、バケットシリンダ最収縮時の状態を表す図 図4中のV−V線による矢視断面図 図4中のVI−VI線による矢視断面図 図4に示した最収縮状態のバケットシリンダをシリンダカバーと共に表す側面図 図4に示した最収縮状態のバケットシリンダをシリンダカバーと共に表す平面図 図7においてチューブカバー及びロッドカバーを取り外した側面図 図8においてチューブカバー及びロッドカバーを取り外した平面図
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
1.ショートリーチ型油圧ショベル
図1は本発明の一実施形態に係るショートリーチ型油圧ショベルの側面図である。以降、運転席に着いた操作者の前側(図1における左側)、後側(同右側)、左側(同図における紙面に直交する方向の手前側)、右側(同奥側)を旋回体12の前、後、左、右とする。図1に示したショートリーチ型油圧ショベル(以下、ショートリーチ型油圧ショベルを単に油圧ショベルと記載する)は、ショベル本体10及びショベル本体10に取り付けた作業機20を備えている。ショベル本体10は、走行体11及び旋回体12を備えている。
走行体11は油圧ショベルの基部構造体をなすものであり、左右の履帯13を備えたクローラ式の走行体である。左右の履帯13はそれぞれ左右の走行駆動装置14により駆動される。走行駆動装置14は油圧モータと減速機からなる。旋回体12は、走行体11上に旋回輪15を介して設けられており、旋回輪15を旋回モータ(不図示)で駆動することによって鉛直に延びる軸を中心にして走行体11に対して旋回する。旋回モータは油圧モータであるが、電動モータが用いられる場合の他、油圧モータと電動モータが併用される場合もある。
旋回体12は、旋回フレーム16、運転室17、機械室18、カウンタウェイト19等を備えている。旋回フレーム16は旋回体12のベースフレームであり、旋回体12に搭載される各機器を支持する。運転室17は旋回フレーム16の前部における左右方向の一方側(本例では左側)に位置している。運転室17内には、操作者が座る運転席(不図示)、操作者が操作する操作装置等が配置されている。機械室18は旋回フレーム16における運転室17の後側に配置されている。特に図示していないが、機械室18には、エンジン(内燃機関)である原動機、原動機により駆動される油圧ポンプ、油圧アクチュエータを駆動する作動油を制御するコントロールバルブ、熱交換器類等が収容されている。原動機に電動モータが用いられる場合もある。また、図示していないが旋回フレーム16の前部における作業機20を挟んで運転室17と反対側にタンク類が配置してある。タンク類には、燃料タンク、作動油タンク等が含まれる。カウンタウェイト19は作業機20とのバランスをとる錘であり、旋回フレーム16の後端に支持されている。旋回体12の前後方向と走行体11の走行方向が一致した状態(図1に示した状態)で、カウンタウェイト19は走行体11の後端よりも前方に位置している。これにより旋回体12の最大旋回半径が、例えば走行体11の車幅程度かそれよりも若干(例えば20%)大きい程度に小さく抑えられている。そのため旋回体12の機器レイアウトは密であり、例えば原動機は上から見て旋回輪15に一部重なるように配置されている。
2.作業機
作業機20は、ブーム21、アーム22、バケット23、ブームシリンダ24、アームシリンダ25、及びバケットシリンダ26を含む多関節型のフロント作業装置である。
ブーム21は作業機20の基礎構造体であり、基端側の部分に対して先端側の部分が前傾するように折れ曲がった側面視で上に凸のブーメラン型の部材である。このブーム21は左右に延びる軸を介して旋回フレーム16の前部における運転室17の側方(本例では右側)の位置に上下方向に回動自在に連結されている。アーム22はブーム21と異なり全体として直線的な形状をしており、左右に延びる軸を介してブーム21の先端に前後に回動可能に連結されている。バケット23はアーム22の先端に左右に延びる軸を介して回動可能に連結されている。バケット23はアーム22に取り付けられるアタッチメントであり、ブレーカ等の他のアタッチメントと交換可能である。
ブームシリンダ24はブーム21を駆動して上下に回動させる油圧シリンダであり、ブーム21の左右に一本ずつ設けられている。これら左右のブームシリンダ24は、基端部(本例ではボトム側の端部)が旋回フレーム16に、先端部(本例ではロッド側の端部)がブーム21の先端側の部分の側面に、それぞれ左右に延びる軸を介して回動自在に連結されている。
アームシリンダ25はアーム22を駆動して前後に回動させる油圧シリンダであり、ブーム21の先端側部分の下側に配置されている。シリンダの受圧面積を考えると出力的に有利な伸長動作時に負荷の大きなアームクラウド動作が行われるようにすることが一般的であるところ、あえて収縮動作によりアームクラウド動作が行われる構成としてある。例えばブーム21の下側に配置することで、ブーム21によってトンネル掘進時の落下物からアームシリンダ25を保護できる。またブーム21の下側に配置されたことでアームシリンダ25がトンネル等の天井に干渉することがなく、トンネル等の切羽の上部を掘削する際にアームシリンダ25が邪魔にならない。このアームシリンダ25は、基端部(本例ではボトム側の端部)がブーム21の下面に設けたブラケット27に、先端部(本例ではロッド側の端部)がアーム22の下面に設けたブラケット28に、それぞれ左右に延びる軸を介して回動自在に連結されている。
バケットシリンダ26はバケット23を駆動して回動させる油圧シリンダであり、基端部(本例ではボトム側の端部)がアーム22の基部側に連結され、先端部(本例ではロッド側の端部)がリンク29を介してアーム22の先端及びバケット23に連結されている。バケットシリンダ26の先端とリンク29は左右に延びる軸26sで連結されている。
以上の構成の作業機20は、同程度の車格の一般的な油圧ショベルに比べて特にブーム21及びアーム22が短尺に構成されており、リーチが短くしてある。また、作業機20の動作範囲も限定的で、ブームシリンダ24の最伸長状態でもブーム21は基端側の部分が前傾姿勢をとる範囲に止まり、ブーム21の基端側の部分が鉛直を越えて後傾することがない。またブームシリンダ24の最伸長状態では、ブーム21は先端側の部分が水平(トンネルの天井に平行)かそれに近い姿勢をとり、ブーム21の先端側の部分の上面は運転室17の上面と同程度の高さとなる。アームシリンダ25の最伸長時にはアーム22はブーム21の先端側の部分の延長線上に概ね位置するため、ブームシリンダ24及びアームシリンダ25を最も伸ばした状態でもアーム22は前方に延びた状態となる。少なくともアーム22が水平(油圧ショベルの接地面)に対して45度の角度を越えて斜め上に立ち上がることはない。このようにして油圧ショベル自らが掘進してきたトンネルの天井にブーム21やアーム22が干渉することがないように配慮されている。
3.バケットシリンダの保護構造
図2は図1に示したアーム22をバケットシリンダ26等と共に抜き出して表した側面図である。図2にはバケットシリンダ26の最も伸長した状態を表している。図3は図2の状態からバケットシリンダ26が収縮した状態、図4はバケットシリンダ26が最も収縮した状態を表している。図5は図4中のV−V線による矢視断面図、図6は図4中のVI−VI線による矢視断面図である。これらの図を用いて、まずアーム22の構造について詳細に説明する。
3−1.アームの補足説明
アーム22は、背側壁面22a、腹側壁面22b、左右の側壁面22c、ボス22d,22e等で構成されている。ここで「背側」はアームダンプ側を指し、「背側壁面」はアーム22の壁面のうちアームダンプ方向を向いた外壁面のことである。反対に「腹側」はアームクラウド側を指し、「腹側壁面」はアーム22の壁面のうちアームクラウド方向を向いた外壁面のことである。図2の図示状態では背側壁面22aはアーム22の上面、腹側壁面はアーム22の下面に対応する。上記のブラケット28は腹側壁面22bのブーム寄りの位置に設けられている。本実施形態では背側壁面22aと腹側壁面22bはブーム側(図2における右側)からバケット側(同左側)に平行に延びる平板状であり、背側壁面22aについては長手方向の両端部が腹側壁面22bに近付く方向に折れ曲がって傾斜している。左右の側壁面22cは、背側壁面22aと腹側壁面22bの左右で背側壁面22aと腹側壁面22bに渡され、それぞれ背側壁面22aと腹側壁面22bを連結している。上記のリンク29はアーム22の左右両側に設けられており、それぞれ基端が左右の側壁面22cに回動自在に軸支されている。これら背側壁面22a、腹側壁面22b及び左右の側壁面22cにより、アーム22は全長に亘って直交断面が四角形の筒状に形成されている。ボス22dはアーム22のブーム側の端部に、ボス22eがアーム22のバケット側の端部に軸を左右に延ばした姿勢で設けられている。ボス22dはブーム21とアーム22を連結する軸を支持するすべり軸受けであり、ボス22eはアーム22とバケット23を連結する軸を支持するすべり軸受けである。
本実施形態においては、アーム22の左右の側壁面22cが背側壁面22aを越えて背側に延びており、側壁面22cにおける背側壁面22aよりも背側に延びた部分が左右のガード31を構成している。従って、ガード31の厚さ(左右方向の寸法)は、本実施形態ではアーム22の側壁面22cの厚さに等しい。但し、ガード31は側壁面22cと一体ではなく、側壁面22cとは別部材としても良い。この場合、アーム22の側壁面22cとガード31が同じ厚さである必要はない。
左右のガード31はアーム22の背側壁面22aの左右から背側に立ち上がり、互いの対向面間にバケットシリンダ26を収容するシリンダ収容室32(図5等)を形成する。左右のガード31は、アーム22のブーム側端部からバケット側にバケットシリンダ26に沿って、バケットシリンダ26とリンク29とを連結する軸26sがバケットシリンダ26の伸縮に伴って移動する範囲の間際まで延びている。軸26sとの干渉を避けるためである。本実施形態ではバケットシリンダ26のロッド側をリンク29に連結しているため、軸26sとの干渉を避ける範囲に制限することで、ガード31はバケットシリンダ26のチューブ26aの左右の側方をカバーする範囲に形成されている。側面視でガード31はバケットシリンダ26のチューブ26aの殆どの部分(実質全体)に重なっている。
またガード31のバケット側の端面は、ガード31の支持強度を強めるためにアーム22の背側壁面22aに近付くにつれてバケット側に傾斜した末広がり形状をしている。ガード31の背側の端面31aは、バケットシリンダ26に沿って直線状に形成されており、本実施形態ではアーム22の背側壁面22aに平行に延びている。ガード31の高さ(アーム22の背側壁面22aから端面31aまでの寸法)は、バケットシリンダ26が背側壁面22aに最も近接した状態(バケットシリンダ26の最伸長時)のチューブ26aを側面視でカバーする程度に確保されている。つまり側面視で背側壁面22aに最も近接した状態のバケットシリンダ26のチューブ26aの上縁線よりもガード31の背側の端面31aの全体が背側に位置している。但しこのチューブ26aの上縁線とガード31の端面31aの距離は短く、バケットシリンダ26の伸縮の過程で、図3に示したようにチューブ26aのロッド側の部分はガード31の端面31aを越えて背側に突出する。
3−2.バケットシリンダの補足説明
バケットシリンダ26は、アーム22に対して背側に配置されており、チューブ26a、ロッド26b、ボス26c,26d及び台座26e〜26gを備えている。バケットシリンダ26のチューブ26aは基端部にボス26cを備えている。ボス26cには左右のガード31の後端付近を貫通する軸26tが通っており、これによりバケットシリンダ26がガード31に対して回動自在に支持されている。チューブ26aは左右のガード31の間のシリンダ収容室32にバケットシリンダ26の油圧配管26h(図2)と共に配置されている。上記の通りバケットシリンダ26の最伸長時(図2)には、側面視でチューブ26aの全部又は全部に近い部分がガード31に隠れる。ロッド26bは先端部にボス26dを備えている。ボス26dには左右のリンク29を貫通する軸26sが通っており、これによりバケットシリンダ26がリンク29に対して回動自在に支持されている。台座26e,26f,26gはブーム側からこの順でチューブ26aの背側部分に概ね等間隔で設けられている。
3−3.シリンダカバー
図7は図4に示した最収縮状態のバケットシリンダ26をシリンダカバーと共に表す側面図、図8は平面図である。図9は図7においてチューブカバー及びロッドカバーを取り外した側面図、図10は図8においてチューブカバー及びロッドカバーを取り外した平面図である。先の各図に加えてこれら図7〜図10を参照して分かる通り、本実施形態に係る油圧ショベルは、バケットシリンダ26を保護するシリンダカバー40を備えている。シリンダカバー40は、ブラケット41、チューブカバー42、スペーサ43、ガイド44、ロッドカバー45及びリアカバー46を備えている。
−ブラケット−
ブラケット41はチューブカバー42を固定するための部材であり、本実施形態ではチューブ26aの背側に対面してチューブ26aに沿って延びる矩形状の平板である。図10等から分かる通りブラケット41はチューブ26aに沿って台座26e,26fの間に延在しており、左右の幅はチューブ26aの直径と同程度かそれよりも若干広い。ブラケット41の背側面にはプレート47が重ねられ、例えばブラケット41に当接等で一体化されている。背側から見てプレート47は左右の幅が狭く形成されており、ブラケット41と中心を合わせて重なっており、ブーム側の端部はブラケット41から突出している。そして、中央の台座26fにプレート47と共にブラケット41が、またプレート47のブーム側の端部がブーム側の台座26eに、それぞれボルトB1(図5、図10等)で固定されている。これらボルトB1の頭部はプレート47の板厚内に納まり、プレート47の背側面から出ないようにしてある。このようにしてブラケット41はバケットシリンダ26のチューブ26aの背側に固定されている。
−チューブカバー−
チューブカバー42はシリンダ収容室32及びそこに収容されたバケットシリンダ26のチューブ26aを背側から覆うカバーである。このチューブカバー42はバケットシリンダ26に直交する断面がトップカバー42aと左右のサイドカバー42bとで腹側に開口を向けたU字型をしている。
トップカバー42aはバケットシリンダ26に沿って延びる平板状の部位であり、ブラケット41に対してスペーサ43(後述)を介して背側に対面している。図8に示したようにこのトップカバー42aは背側から見て矩形状をしており、図7等に示したようにチューブ26aのバケット側端部に対応する位置からボス26cに対応する位置にかけて延在している。またトップカバー42aは左右のガード31を跨いでシリンダ収容室32の背側の開口を覆い塞いでいる。トップカバー42aは複数(本例では6つ)のボルトB2(図5、図8等)でブラケット41に固定されている。具体的には、本例ではトップカバー42aの腹側面にスペーサ43(後述)が溶接等で固定されている。各ボルトB2は対応するスペーサ43を貫通し、スペーサ43及びブラケット41を挟んで配置されたナットN(図5等)にねじ込まれ、これによりチューブカバー42がブラケット41に対して固定される。本例ではナットNはブラケット41の腹側面に溶接等で固定してあるが、特にブラケット41に固定する必要はない。またボルトB2の頭部はトップカバー42a及びスペーサ43の板厚内に納まり、トップカバー42aの背側面から出ないようにしてある。
左右のサイドカバー42bはトップカバー42aの左右の端部からに立ち下がった部位であり、本実施形態では板状であってトップカバー42aの左右を腹側に折り曲げて形成されているが、別部材としてトップカバー42aに取り付けても良い。これらサイドカバー42bは、トップカバー42aと同じく図7等に示したようにチューブ26aのバケット側端部に対応する位置からボス26cに対応する位置にかけて延在している。また左右のサイドカバー42bは対応するガード31の車幅方向のそれぞれ外側に対面しており、側面視でガード31に一部が重複している。サイドカバー42bは、バケットシリンダ26の伸縮の過程でアーム22の背側壁面22aからチューブ26aが最も離れた状態でも、側面視で腹側の端面42cがガード31の背側の端面31aを越えない寸法や形状をしている(図3)。つまり背側壁面22aからチューブ26aが最も離れた状態でも、側面視でサイドカバー42bの腹側の端面42cはガード31の背側の端面31aより常時腹側にある。本実施形態では、背側壁面22aからチューブ26aが最も離れた状態で、左右から見てサイドカバー42bの腹側の端面42cがガード31の背側の端面31aに近接し平行となるようにしてある。つまり、サイドカバー42bの腹側の端面42cが、バケットシリンダ26のロッド側からボトム側に向かってトップカバー42aとの距離が短くなるようにトップカバー42aに対して傾斜している。側面視でトップカバー42aに対して端面42cがなす角(挟角)は、背側壁面22aからバケットシリンダ26が最も離れた時にチューブ26aがガード31の端面31aに対してなす角(挟角)と同程度である(但し製作誤差は許容される)。
−スペーサ−
スペーサ43はトップカバー42aと左右のガード31の背側の端面31aとの間の間隙を確保するための部材であり、複数個所(本例では6箇所)でトップカバー42aとブラケット41の間に介在している。図5等に示したようにスペーサ43はプレート47を挟んだ左右両側においてそれぞれブーム側からバケット側に等間隔で3つずつ配置されている。これらスペーサ43によってトップカバー42aと左右のガード31との間の間隙を確保することで、図3に示したようにバケットシリンダ26の最伸長時でもトップカバー42aのブーム側端部がガード31に干渉することがない。また、スペーサ43を設けたことにより、トップカバー42aとブラケット41との間でスペーサ43の左右の列の間にロッドカバー格納スペース48(図5)が形成されている。ロッドカバー格納スペース48はトップカバー42aに沿って薄く延びている。
−ガイド−
ガイド44はロッドカバー45をスライド自在に支持するためのものであり、バケットシリンダ26のチューブ26aの背側でロッド側の位置、本例では台座26gにボルトB3で固定されている。本実施形態におけるガイド44はバケットシリンダ26の伸縮方向に短い矩形状の板材であり、左右方向の長さについてはプレート47の同方向の幅より長く左右のスペーサ43の間隔よりは短い。ガイド44の厚みはプレート47の厚みよりも薄い。ガイド44は図10のように背側から見てプレート47と中心線が一致するようにプレート47よりもバケット側に位置し、バケットシリンダ26の伸縮方向から見て図9等に示したようにプレート47に厚み方向に少なくとも一部が重なっている。またガイド44と台座26gの間には座板49(図6)が介在している。座板49は、ガイド44等に直交する方向について、ガイド44の腹側面とブラケット41の背側面との間に段差を確保している(図9に示したようにガイド44の腹側面がブラケット41の背側面よりも背側に位置している)。ガイド44の腹側面とブラケット41の背側面の段差寸法は、ロッドカバー45を構成する板材の板厚よりも大きい。
−ロッドカバー−
ロッドカバー45はバケットシリンダ26のロッド26bの背側を覆うカバーであり、一端(バケット側の端部)がロッド26b(厳密にはその先端のボス26d)に固定され、他端(ブーム側の端部)がガイド44にスライド可能に支持されている。ロッドカバー45は背側から見るとバケットシリンダ26に沿って長い矩形状をしている。ロッドカバー45の左右方向の幅は、バケットシリンダ26のロッド26bの直径、上記の座板49及びプレート47の左右の幅よりも広いが、スペーサ43の左右の列の間隔よりは狭い。ロッドカバー45の断面(バケットシリンダ26の中心線に直交する断面)は、開口を腹側に向けた扁平なC字型である(矩形の薄板の長辺、つまり左右の端部を腹側に折り返した形状である)。上記のガイド44はこのロッドカバー45の内側に位置し、ロッドカバー45の左右のフック状に折り返した部分がガイド44の左右の端部を抱え込むことで、ガイド44に対してロッドカバー45が長手方向にスライド自在に支持されている。これによりロッドカバー45はバケットシリンダ26の伸縮時にロッド26bの移動に伴ってスライドし、ロッドカバー格納スペース48(図5)に出入りする。このとき、ロッドカバー45のC字型の断面の開口部の間口は座板49やプレート47の左右方向の幅寸法よりも広く、ロッドカバー45はスライド時に座板49やプレート47とも干渉しない。特にプレート47はロッドカバー格納スペース48に配置されているが、バケットシリンダ26が収縮してロッドカバー格納スペース48に入り込んだ際にはロッドカバー45はプレート47を包囲する格好で狭隘なスペースに入り込む(図5)。言い換えれば、プレート47によって逆U字型に制限されたロッドカバー格納スペース48の断面形状に合わせて、ロッドカバー45の断面形状が上記のように工夫されている。また、前述したガイド44の腹側面とブラケット41の背側面の段差寸法は、ロッドカバー45の左右の折り返し部分の端部(ガイド44の腹側に対面する部分)がブラケット41に干渉しないようにするための工夫である。
−リアカバー−
リアカバー46はシリンダ収容室32のブーム側の開口を少なくともボス22d,26cの間に亘って覆う平板状のカバーであり、左右のガード31の間を跨ぎ左右のガード31の端面にボルトで固定されている。リアカバー46によってシリンダ収容室32のブーム側の開口のバケットシリンダ26とアーム22の背側壁面22aとの間がカバーされ、またその面積の範囲において油圧配管26hを併せて覆っている。
−効果−
(1)本実施形態によれば、バケットシリンダ26の左右がガード31で覆われているため、左右からの飛来物のチューブ26a等への衝突をガード31により抑制できる。左右のガード31の間のシリンダ収容室32はバケットシリンダ26の揺動を許容するために背側が開放されているが、シリンダ収容室32の背側はチューブカバー42で覆われている。チューブカバー42はトップカバー42aが左右のガード31を跨ぎ、左右のサイドカバー42bが立ち下げられてガード31の左右方向の外側に重なる形状であるため、シリンダ収容室32に対する背側からの飛来物の侵入を極めて良好に抑制する。よってバケットシリンダ26や油圧配管26hへの背側からの飛来物の衝突、シリンダ収容室32内におけるバケットシリンダ26と周囲構造物(ガード31やアーム22の背側壁面22a等)との間に異物が噛み込むこと等を抑制できる。またバケットシリンダ26のロッド26bについても、ロッド26bに追従するロッドカバー45で覆われているため、背側等からの飛来物との衝突から保護することができる。
加えて、チューブカバー42はブラケット41を介してチューブ26aに固定され、ロッドカバー45は一端がロッド26bに固定され、他端がガイド44を介してチューブ26aに支持されている。つまりシリンダカバー40はガード31を含めてアーム22の構成要素とは係り合っておらず、バケットシリンダ26にのみ支持されている。これによりバケットシリンダ26に伴ってシリンダカバー40が揺動し、バケットシリンダ26が揺動してもシリンダカバー40が常時一定距離で近接し両者の間隙が広がることがない。そのため、シリンダカバー40とバケットシリンダ26の間に飛来物が入り込んで噛み込むことも抑制することができる。
なお、構造上、シリンダ収容室32のバケット側は開口するが、ショートリーチ側の作業機20のアーム22は際上昇した状態でも水平程度であり、大半は下向きである。従って前部開口からシリンダ収容室32に飛来物は入り込み難い。
ここで、単純にバケットシリンダ26の揺動及び伸縮の範囲を丸ごと箱型のカバーで包囲する構造も考えられるが、この場合にはカバーが必要以上に大きくなり、作業機20のモーメントの増加を抑える観点では好ましくない。そこで本実施軽形態ではバケットシリンダ26の保護構造の重量抑制に関して次の通り工夫されている。
まずアーム22の背側壁面22aの左右にガード31を立ち上げるに当たり、仮にバケットシリンダ26の左右のリンク29をガード31の間に配置すれば、バケットシリンダ26の全長に亘って側部をガード31でカバーできる。しかしこの場合には、バケットシリンダ26のロッド側のボス26dとガード31との間の狭い間隙に納めるために左右のリンク29を薄型化しなければならない。硬い地山の掘削に耐えるため、リンク29には一定の厚みを持たせて高強度を確保したい。アーム22の左右の幅を広くすればリンク29に十分な厚みを持たせられるが、それでは過度にアーム22の重量が増加してしまう。従って、本実施形態ではアーム22の幅を必要以上に広げることはせず、左右のリンク29をアーム22の側壁面22cの外側に配置し、これらリンク29に必要な厚みを持たせて十分な強度を確保している。
次に、リンク29をアーム22の側壁面22cの外側に配置すると、バケットシリンダ26のロッド側のボス26dに支持されて左右のリンク29の間に渡される軸26sがアーム22を左右に跨いて延びる。そのため、軸26sとの干渉を避けるために、ガード31によるバケットシリンダ26のカバー範囲は軸26sの移動範囲を避けてチューブ26aの側部をカバーする範囲に制限してある。この点はリンク29との干渉を避ける観点でチューブカバー42のサイドカバー42bについても同様のことが言える。また、バケットシリンダ26は最収縮時と最伸長時にアーム22の背側壁面22aに最も近付く。アーム22の背側壁面22aからのガード31の高さについては、側面視で背側壁面22aに最も近付いた状態のチューブ26aがカバーできる程度に抑えている。そのためガード31の背側の端面31aは、図2や図4に示したように背側壁面22aに最も近付いた状態のチューブ26aに沿う(本実施形態ではチューブ26aと実質的に平行になる)ように形成されている。このようにアーム22の長手方向及び厚み方向に面積が必要最小限に抑えられていることで、ガード31の重量も最小限に抑えてある。
ガード31の面積を抑えた結果、バケットシリンダ26の伸縮の過程でアーム22の背側壁面22aから遠ざかった際に、側面視でチューブ26aがガード31の背側の端面31aを超える。従って左右のガード31の背側の端面31a同士を繋ぐ天板を設けることはできない。そこで、本実施形態ではブラケット41を介してチューブカバー42をバケットシリンダ26のチューブ26aに取り付け、チューブカバー42がバケットシリンダ26に伴って揺動する構造を採用している。チューブカバー42は単なる平板状のものではなく、トップカバー42aの左右両側からサイドカバー42bが腹側の延び、左右のガード31のそれぞれ外側に常時重なる形状としてある。これによりバケットシリンダ26に伴ってチューブカバー42が揺動してもチューブカバー42とガード31との間が開口しない。
また、ガード31の内側にサイドカバー42bが重なる構造とすることも考えられるが、この場合にはサイドカバー42bとガード31との間の隙間が背側に露出してしまう。本実施形態ではサイドカバー42bをガード31の外側に対面させることで、左右のガード31の間のシリンダ収容室32の背側の開口を左右方向の全域に亘って覆うことができる。
また、トップカバー42aが左右のガード31を跨ぐようにチューブカバー42を設けた結果、ガード31の背側の端面31aとトップカバー42aとの最小距離がバケットシリンダ26の揺動に伴って変化する。ガード31の端面31aとトップカバー42aとの干渉を避けるため、ブラケット41に対してスペーサ43を介してチューブカバー42を取り付けることで、トップカバー42aとガード31の端面31aとの間に若干のクリアランスを確保している。同時に、スペーサ43が介在することでチューブカバー42(トップカバー42a)とブラケット41との間に薄く長い隙間空間が形成される。本実施形態ではこの隙間空間をロッドカバー格納スペース48として活用し、バケットシリンダ26の収縮時にロッド26bに伴ってスライドするロッドカバー45をこのロッドカバー格納スペース48に格納することができる。
以上のよう、シリンダカバー40やガード31を含むバケットシリンダ26の保護構造は極力コンパクトで軽量に構成されている。本実施形態によれば、作業機20のモーメントの増加を抑制しつつ、シリンダ収容室32への飛来物の侵入を抑制しバケットシリンダ26を保護することができる。
(2)上記の通り、バケットシリンダ26がアーム22の背側壁面22aから最も離れた時でも、側面視でサイドカバー42b腹側の端面42cが側面視でガード31の背側の端面31aを越えないように構成されている。よって、側面視で常にサイドカバー42bとガード31との間に隙間が生じることがない。従ってシリンダ収容室32の四方をアーム22、ガード31及びチューブカバー42で常時包囲することができる。このとき、本実施形態のいては、サイドカバー42bの腹側の端面42cをトップカバー42aに対して傾斜させ、バケットシリンダ26がアーム22の背側壁面22aから最も離れた状態で最低限サイドカバー42bがガード31と重なるようにしてある。これによりサイドカバー42bの面積を抑えられ、バケットシリンダ26の保護構造をより軽量なものとすることができる。但し、基本的な上記効果(1)を得る限りにおいてはこのような構成には限定されず、例えばサイドカバー42bの端面42cがトップカバー42aと平行な構成であっても良い。
(3)アーム22の左右の側壁面22cを背側壁面22aを越えて背側に延ばしてガード31を形成したことにより、ガード31は頑丈なアーム22の構造材で形成され、またアーム22の側壁面22cとの継ぎ目もない。そのためガード31が高強度である。但し、この点も効果(1)を得る限りにおいては限定されず、例えば別に製作したガード31をアーム22の側壁面22c若しくは背側壁面22aに溶接等で固定した構成であっても良い。
(4)シリンダ収容室32は筒型の空間であるためブーム側も開口するが、本実施形態ではシリンダ収容室32のブーム側の開口もリアカバー46で一部覆ってある。これにより上を向くことが多いシリンダ収容室32のブーム側の開口の間口を狭め、ブーム側の開口からシリンダ収容室32への異物の侵入、ひいてはシリンダ収容室32に収容されたバケットシリンダ26や油圧配管26hをそれら異物から保護できる。
11…走行体、12…旋回体、20…作業機、21…ブーム、22…アーム、22a…背側壁面、22c…側壁面、23…バケット、24…ブームシリンダ、25…アームシリンダ、26…バケットシリンダ、26a…チューブ、26b…ロッド、31…ガード、31a…ガードの背側の端面、32…シリンダ収容室、41…ブラケット、42…チューブカバー、42a…トップカバー、42b…サイドカバー、42c…サイドカバーの腹側の端面、43…スペーサ、44…ガイド、45…ロッドカバー、48…ロッドカバー格納スペース

Claims (5)

  1. 走行体、前記走行体の上部に旋回可能に設けた旋回体、及び前記旋回体に取り付けた作業機を備え、前記作業機が、前記旋回体に回動自在に連結したブーム、前記ブームに回動自在に連結したアーム、前記アームに回動自在に連結したバケット、前記ブームを駆動するブームシリンダ、前記アームを駆動するアームシリンダ、前記アームに対してアームダンプ側である背側に配置されて前記バケットを駆動するバケットシリンダを有するショートリーチ型油圧ショベルにおいて、
    前記アームの背側壁面の左右から背側に立ち上がり、互いの対向面間に前記バケットシリンダを収容するシリンダ収容室を形成する左右のガードと、
    前記バケットシリンダのチューブの背側に固定したブラケットと、
    前記ブラケットに対して背側に対面して固定され前記左右のガードを跨いで前記シリンダ収容室の背側の開口を覆うトップカバー、及び側面視で前記ガードに一部が重複するように前記トップカバーの左右の端部からアームクラウド側である腹側に立ち下げた左右のサイドカバーを有するチューブカバーと、
    前記トップカバー及び前記左右のガードの間の間隙を確保するように前記トップカバー及び前記ブラケットの間に介在し、前記トップカバーと前記ブラケットの間にロッドカバー格納スペースを形成するスペーサと、
    前記バケットシリンダのチューブの背側でロッド側の位置に固定したガイドと、
    前記バケットシリンダのロッドの背側を覆い、一端が前記バケットシリンダのロッドの先端側部に固定され、他端が前記ガイドにスライド可能に支持されて、前記ロッドの移動に伴ってスライドして前記ロッドカバー格納スペースに出入りするロッドカバーとを備えたことを特徴とするショートリーチ型油圧ショベル。
  2. 請求項1に記載のショートリーチ型油圧ショベルにおいて、前記サイドカバーが、前記バケットシリンダの伸縮に伴って前記アームの背側壁面から前記チューブが最も離れた状態でも、側面視で腹側の端面が前記ガードの背側の端面を越えないように形成されていることを特徴とするショートリーチ型油圧ショベル。
  3. 請求項2に記載のショートリーチ型油圧ショベルにおいて、前記サイドカバーの腹側の端面が、前記バケットシリンダのロッド側からボトム側に向かって前記トップカバーとの距離が短くなるように前記トップカバーに対して傾斜していることを特徴とするショートリーチ型油圧ショベル。
  4. 請求項1に記載のショートリーチ型油圧ショベルにおいて、前記アームの左右の側壁面が前記アームの背側壁面を越えて背側に延びており、前記側壁面における前記アームの背側壁面よりも背側に延びた部分が前記左右のガードを構成していることを特徴とするショートリーチ型油圧ショベル。
  5. 請求項1に記載のショートリーチ型油圧ショベルにおいて、前記アームシリンダが前記ブームの下側に配置されていることを特徴とするショートリーチ型油圧ショベル。
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