JP6686569B2 - 表面疵撮影装置 - Google Patents

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Description

この発明は、表面疵撮影装置に関する。
鉄鋼製造設備における製銑・製鋼後の鋼板について、圧延前に表面疵の研削除去を行う工程で、研削除去を行う表面疵の位置と状態を画面上で目視するために、赤熱状態で移動する被測定物体(鋼板)の表面を撮影する表面疵撮影装置が知られている。
表面疵の撮影方法として、被測定物体である鋼板の表面に照明を当て、反射光をカメラで撮影する手法が提案されている。鋼板は常温から1000℃を超える高温まで有り、温度に応じて鋼板自体が発する光エネルギーが変動するため、カメラで撮影した画像の明暗に影響を及ぼす可能性が有る。
このため、鋼板の温度情報を外部から取得し、温度情報により画像の受光量を一律に設定する対処方法がなされている装置も有った。例えば、図7に示すように、撮影受光量設定部6が、外部から与えられる温度情報と、鋼板の温度と受光量との関係を定めた温度対受光量設定テーブル5aとに基づいて、カメラである表面画像撮影装置2aで撮影した画像の受光量を調整する表面疵撮影装置がある。
また、特許文献1(特開平3−13853号公報)には、背景画像の信号レベルを制御するために、表面画像撮影部(表面疵検出部)の上流側に、表面画像撮影部と同じ光学配置で光源およびカメラを設置し、先に表面画像撮影と同じ条件で撮影を行い、その画像から表面画像撮影部の光源・カメラの受光量を制御する技術が提案されている。
特開平3−13853号公報
従来の表面疵撮影装置では、外部から与えられる温度情報により鋼板全体の明るさを変更していたため、温度情報の精度が悪いと明るさの制御も悪くなってしまい、また、一枚の鋼板内での温度分布には対応できず、また、温度対受光量設定テーブル5aの作成には多くのサンプル調査時間を要していた。
また、特許文献1の技術では、光源による反射光を表面画像撮影前に測定することとしているため、表面画像撮影と同じ構成の光学機器(光源およびカメラ)・光学配置を必要とするため、表面画像撮影と同等のスペースと機材を必要としていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、赤熱状態で搬送される被測定物体の自発光成分による明暗に対して、撮影された画像を均一明度に調整できるとともに、省スペース化、低コスト化を実現できる表面疵撮影装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、表面疵撮影装置であって、
赤熱状態で搬送される被測定物体の上面を照らす投光器と、
前記被測定物体の搬送方向に垂直な幅方向にライン状の視野を有し、前記被測定物体の反射光を受光して撮影する表面画像撮影装置と、前記表面画像撮影装置の視野と平行かつ前記投光器の光が届かない搬送方向上流側に視野を有し、前記被測定物体の自発光成分を受光して撮影する自発光成分撮影装置と、を同梱する撮影部と、
前記自発光成分撮影装置が受光した前記被測定物体の前記幅方向の各位置における自発光成分受光量と、前記各位置における自発光成分受光量を平均した自発光成分平均受光量とを算出し、自発光成分受光量調整テーブルに記憶する自発光成分依存受光量判定部と、
前記被測定物体の搬送方向の位置を特定するための信号を出力する速度信号発生器と、
前記自発光成分受光量調整テーブルに記憶された前記自発光成分平均受光量と、前記速度信号発生器の信号とに基づき、前記表面画像撮影装置の設定感度を前記被測定物体の搬送方向の位置に応じて動的に変更する撮影受光量設定部と、を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記自発光成分受光量調整テーブルに記憶された前記各位置における自発光成分受光量と、前記設定感度と、前記速度信号発生器の信号とに基づいて前記設定感度で前記表面画像撮影装置が受光する受光量を推定した前記各位置における受光量推定値と、前記各位置における受光量推定値を平均した平均受光量推定値とを算出し、前記各位置おける受光量推定値と前記平均受光量推定値との乖離が大きいほど大きな補正量で、前記表面画像撮影装置が実際に受光した前記各位置における受光量を補正して前記平均受光量推定値に一致させる自発光明暗調整部、を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、被測定物体の温度変動に由来する自発光成分を自発光成分撮影装置により検出し、表面画像撮影装置の設定感度を動的に変更するため、外部からの温度情報の精度に影響されず、調整時間の短縮も可能となる。
また、第1の発明によれば、自発光成分の受光量は角度に大きく依存しない特徴を活かし、撮影部に表面画像撮影装置の近傍に自発光成分撮影装置と設置し同梱することができる。さらに、自発光成分撮影装置については、投光器の光が届かない位置で自発光成分を撮影するため、投光器を必要としない。よって、省スペース化、低コスト化(追加機材、施工範囲の削減)を図ることができる。
したがって、第1の発明によれば、赤熱状態で搬送される被測定物体の自発光成分による明暗に対して、撮影された画像を精度高く均一明度に調整できるとともに、省スペース化、低コスト化を実現できる。
さらに、第2の発明によれば、被圧延物体の搬送方向に垂直な幅方向の各位置について、表面画像撮影装置に撮影された画像を精度高く均一明度に調整することができる。よって、被圧延物体の表面疵の検出精度や効率を一層高めることができる。
本発明の実施の形態1における表面疵撮影装置の概念構成図である。 自発光成分依存受光量判定部10による自発光成分受光量と自発光成分平均受光量の演算について説明するための図である。 明暗調整を行う撮影位置Kを示す図である。 撮影位置Kについて自発光成分受光量調整テーブル5bに記憶された図2の自発光明暗調整部調整単位24で示す単位エリア毎の自発光成分受光量の分布を示す。 表面画像撮影装置2aが実際に受光した被測定物体1の幅方向の各位置(i=1〜n)における受光量を適正に補正するゲインの算出について説明するための図である。 表面疵撮影装置が有する処理回路のハードウェア構成例を示す図である。 従来の表面疵撮影装置の概念構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
<実施の形態1のシステム構成>
図1は、本発明の実施の形態1における表面疵撮影装置の概念構成図である。表面疵撮影装置は、鉄鋼製造設備における製銑・製鋼後の鋼板について、圧延前に表面疵の研削除去を行う工程で用いられる。表面疵撮影装置は、研削除去を行う工程で、鋼板の表面疵の位置と状態を目視にて把握容易にするために、鋼板の上面を撮影した画像を均一明度に補正する機能を有する。
被測定物体1は、表面疵を撮影する対象の帯状の物体である。具体的には、被測定物体1は、上述の製銑・製鋼後かつ圧延前の鋼板である。被測定物体1は、搬送設備により矢印で示す長手方向に赤熱状態で搬送される。
撮影部2は、赤熱状態で搬送される被測定物体1の表面(上面)を撮影可能な位置に配置される。撮影部2は、表面画像撮影装置2aと自発光成分撮影装置2bを同梱するユニットである。
表面画像撮影装置2aは、被測定物体1の搬送方向に垂直な幅方向(板幅方向)にライン状(帯状)の視野を有し、被測定物体1の反射光を受光して撮影する。測定最低温度において最適な受光量(A)が得られるよう初期設定感度(初期値)が設定される。測定最低温度は、被測定物体1の自発光がない温度であり、例えば常温である。最適な受光量(A)は、例えば、画像の黒潰れや白飛びがない規定の受光量であり、表面画像撮影装置2aの仕様に応じた値である。
自発光成分撮影装置2bは、表面画像撮影装置2aと同梱できる近傍に設置される。自発光成分撮影装置2bは、表面画像撮影装置2aの視野と平行(すなわち、被測定物体1の幅方向)かつ投光器3の光が届かない搬送方向上流側に視野を有する。表面画像撮影装置2aと同じ初期設定感度が設定される。
なお、表面画像撮影装置2aは、被測定物体1の上面を短周期で撮影し、その画像データを表面画像データ収集部4aに送信する。自発光成分撮影装置2bは、被測定物体1の上面を短周期で撮影し、その画像データを自発光画像データ収集部4bに送信する。短周期とは、撮像した画像データを繋げて被測定物体1の上面の全面画像を作成できる程度に短い周期である。
投光器3は、赤熱状態で搬送される被測定物体1の上面を照らす位置に配置されている。好ましくは、投光器3は、被測定物体1の全幅を照らすように複数配置され、図1には一例として4つの投光器3が描かれている。投光器3は、被測定物体1に光を照射し、表面画像撮影装置2aは、被測定物体1の反射光を受光する。
表面画像データ収集部4aは、表面画像撮影装置2aから周期的に送信される画像データを収集し記憶する。自発光画像データ収集部4bは自発光成分撮影装置2bから周期的に送信される画像データを収集し記憶する。上述したように、収集された画像データを搬送方向に繋げていくことにより被測定物体1の上面の全面画像を作成できる。
速度信号発生器7は、被測定物体1の搬送方向の位置を特定するための信号を出力し、撮影受光量設定部6、画像生成部8、自発光成分依存受光量判定部10、自発光明暗調整部11に送信する。
製銑・製鋼後かつ圧延前の鋼板に対して表面疵の研削除去を行う工程において、被測定物体1である鋼板は赤熱状態で搬送される。鋼板の各部の温度に応じて鋼板自体が発する光エネルギーが変動するため、表面画像撮影装置2aで撮影した画像の明暗に影響を及ぼす可能性がある。本実施の形態における表面疵撮影装置では、鋼板の各部で自発光状態が異なることによる表面撮影画像の明暗を解消し、均一な明るさの画像を得るための機能が、自発光成分受光量調整テーブル5b、撮影受光量設定部6、自発光成分依存受光量判定部10、自発光明暗調整部11を用いて実現されている。
(自発光成分受光量調整テーブル5b、自発光成分依存受光量判定部10)
自発光成分依存受光量判定部10は、自発光成分撮影装置2bが受光した被測定物体1の幅方向の各位置における自発光成分受光量と、各位置における自発光成分受光量を平均した自発光成分平均受光量とを算出し、自発光成分受光量調整テーブル5bに記憶する。
自発光成分受光量調整テーブル5bは、データベース、ファイル、メモリ上のマップ等としてメモリ52(図6)に実装される。
図2は、自発光成分依存受光量判定部10による自発光成分受光量と自発光成分平均受光量の演算について説明するための図である。
図2の自発光全面画像20は、自発光画像データ収集部4bにより収集された各周期の画像データと速度信号発生器7の信号に基づいて生成した被測定物体1の自発光成分の全面画像であり、自発光成分による受光量分布を示す。
画像の端部にはノイズが多く含まれる可能性が有るため、図2の先端エリア切り捨て量設定値21a、尾端エリア切り捨て量設定値21b、右端エリア切り捨て量設定値22a、および左端エリア切り捨て量設定値22bで示す切り捨て領域は、平均値演算から除外する。
図2の自発光明暗調整部調整単位24は、長手方向に平均算出単位長手方向設定値23a、幅方向に平均算出単位幅方向設定値23bの大きさを持つ単位エリアを示す。自発光全面画像20は、全面(切り捨て領域を除く)に渡りこの単位エリアで区分される。各々の単位エリアでの平均値演算結果をそのエリアの代表値とする。各エリアの代表値が、上述した被測定物体1の幅方向の各位置における自発光成分受光量に対応する。
後述する自発光明暗調整部11は、幅方向の1ラインでの自発光成分受光量の分布を用いて、表面画像撮影装置2aが撮影した画像に対して幅方向の明暗調整を行う。
図2の撮影受光量設定部設定単位25は、幅方向には全幅(切り捨て領域を除く)に渡り、長手方向には平均算出単位長手方向設定値23aで設定される長さ分の大きさを持つ単位エリアを示す。自発光全面画像20は、全長に渡りこの単位エリアで区分される。各単位エリアでの平均値演算結果をそのエリアの代表値とする。代表値が、上述した自発光成分平均受光量に対応する。
後述する撮影受光量設定部6は、各単位エリアでの自発光成分平均受光量を用いて、表面画像撮影装置2aの設定感度を、被測定物体1の搬送方向の位置に応じて動的に設定する。
自発光成分受光量調整テーブル5bには、図2に示すような自発光成分の受光量分布に関する情報が記憶される。
(撮影受光量設定部6)
撮影受光量設定部6は、自発光成分受光量調整テーブル5bに記憶された自発光成分平均受光量と、速度信号発生器7の信号とに基づき、表面画像撮影装置2aの設定感度を被測定物体1の搬送方向の位置(搬送距離)に応じて動的に変更する。
より具体的には、撮影受光量設定部6は、自発光成分受光量調整テーブル5bから、全長に渡り撮影受光量設定部設定単位25で区分された各単位エリアの自発光成分平均受光量を取得し、各単位エリアが表面画像撮影装置2aの視野に搬送されてきたこと速度信号発生器7の信号から判定して、表面画像撮影装置2aの設定感度を動的に変更する。
感度設定の対象は、絞り・露光時間・ゲインとする。設定感度は、初期設定感度から自発光成分受光量調整テーブル5bの撮影受光量設定部設定単位25内の自発光成分平均受光量(B)分の感度を下げるように次式を用いて演算される。
設定感度=初期設定感度×{最適な受光量(A)/(最適な受光量(A)+自発光成分平均受光量(B))}
(自発光明暗調整部11)
自発光明暗調整部11は、自発光成分受光量調整テーブル5bと速度信号発生器7の信号とに基づいて、表面画像データ収集部4aにより収集された画像データに対して、幅方向の自発光成分受光量の分布に応じた明暗調整を行う。
図3は、明暗調整を行う撮影位置Kを示す図である。自発光明暗調整部11は、撮影位置Kで示す幅方向の1ラインに対して後述の明暗調整を行う。同様の明暗調整を全長に対して実施される。
図4は、撮影位置Kについて自発光成分受光量調整テーブル5bに記憶された図2の自発光明暗調整部調整単位24で区分された各単位エリアの自発光成分受光量の分布を示す。この分布は、自発光成分依存受光量判定部10により演算された被測定物体1の幅方向の各位置(i=1〜n)における自発光成分受光量(P1〜Pn)の分布である。
図5は、表面画像撮影装置2aが実際に受光した被測定物体1の幅方向の各位置(i=1〜n)における受光量を適正に補正するゲインの算出について説明するための図である。
図5のグラフには、撮影位置Kの幅方向の各位置(i=1〜n)について、上述の設定感度で表面画像撮影装置2aが受光することが推定される受光量の推定値(受光量推定値)が示されている。各位置の受光量推定値は、自発光成分受光量調整テーブル5bに記憶された各位置における自発光成分受光量と、設定感度と、速度信号発生器7の信号とに基づく。図5の最適な受光量(A)は、測定最低温度において初期設定感度を設定した際の目標受光量である。図5の自発光成分受光量分布は、撮影位置Kの各位置における自発光成分受光量の分布(図4)である。最適な受光量(A)および自発光成分受光量分布は、撮影受光量設定部6により表面画像撮影装置2aに設定された設定感度によって設定分の感度変動が有るため、それぞれに撮影装置感度設定換算値Sを乗じた値を足して受光量推定値としている。
撮影装置感度設定換算値Sは、次式(1)から算出できる。
Figure 0006686569
ここで、
(A) :測定最低温度において初期設定感度を設定した際の目標受光量
Ave1:撮影位置Kにおける自発光成分平均受光量
そして、撮影位置Kについて、幅方向の各位置(i=1〜n)における受光量推定値と、各位置における受光量推定値を平均した平均受光量推定値とに基づいて、次式(3)からゲインを算出する。
Figure 0006686569
ここで、
Gi :幅方向のi位置でのゲイン
Ave2:平均受光量推定値
S :撮影装置感度設定換算値
(A) :測定最低温度において初期設定感度を設定した際の目標受光量
そして、表面画像撮影装置2aが実際に受光した各位置(i=1〜n)における受光量(表面画像データ収集部4aにより収集された画像データ)に各位置のゲインを乗ずる。ゲインを乗ずることで、各位置おける受光量推定値と平均受光量推定値との乖離が大きいほど大きな補正量で、表面画像撮影装置2aが実際に受光した各位置における受光量を、平均受光量推定値(Ave2)に一致させるように補正できる。これにより、表面画像撮影装置2aに撮影された画像を均一明度に調整できる。
図1の画像生成部8は、自発光明暗調整部11により明暗調整された各周期の画像データを、搬送方向に繋げていくことにより被測定物体1の上面の全面画像を生成する。表示装置9は、画像生成部8により生成された全面画像を表示する。
以上説明したように、本発明の実施の形態1の構成によれば、被測定物体1の温度変動に由来する自発光成分を自発光成分撮影装置2bにより検出し、表面画像撮影装置2aの設定感度を動的に変更するため、外部からの温度情報の精度に影響されることなく、撮影された画像を精度高く均一明度に調整できる。
また、本発明の実施の形態1の構成によれば、自発光成分の受光量は角度に大きく依存しない特徴を活かし、撮影部2に表面画像撮影装置2aの近傍に自発光成分撮影装置2bと設置し同梱することができる。さらに、自発光成分撮影装置2bについては、投光器3の光が届かない位置で自発光成分を撮影するため、投光器3を必要としない。よって、省スペース化、低コスト化(追加機材、施工範囲の削減)を図ることができる。
(ハードウェア構成例)
図6は、表面疵撮影装置が有する処理回路のハードウェア構成例を示す図である。図1の符号4a、4b、6、8、9、10、11は、表面疵撮影装置が有する機能の一部を示し、各機能は処理回路により実現される。例えば、処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ51と少なくとも1つのメモリ52とを備える。例えば、処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェア53を備える。
処理回路がプロセッサ51とメモリ52とを備える場合、各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、メモリ52に格納される。プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各機能を実現する。プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。例えば、メモリ52は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等である。
処理回路が専用のハードウェア53を備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらを組み合わせたものである。例えば、各機能は、それぞれ処理回路で実現される。例えば、各機能は、まとめて処理回路で実現される。
また、各機能について、一部を専用のハードウェア53で実現し、他部をソフトウェア又はファームウェアで実現してもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア53、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって各機能を実現する。
1 被測定物体
2 撮影部
2a 表面画像撮影装置
2b 自発光成分撮影装置
3 投光器
4a 表面画像データ収集部
4b 自発光画像データ収集部
5a 温度対受光量設定テーブル
5b 自発光成分受光量調整テーブル
6 撮影受光量設定部
7 速度信号発生器
8 画像生成部
9 表示装置
10 自発光成分依存受光量判定部
11 自発光明暗調整部
20 自発光全面画像
21a 先端エリア切り捨て量設定値
21b 尾端エリア切り捨て量設定値
22a 右端エリア切り捨て量設定値
22b 左端エリア切り捨て量設定値
23a 平均算出単位長手方向設定値
23b 平均算出単位幅方向設定値
24 自発光明暗調整部調整単位
25 撮影受光量設定部設定単位
51 プロセッサ
52 メモリ
53 ハードウェア
K 撮影位置
S 撮影装置感度設定換算値

Claims (2)

  1. 赤熱状態で搬送される被測定物体の上面を照らす投光器と、
    前記被測定物体の搬送方向に垂直な幅方向にライン状の視野を有し、前記被測定物体の反射光を受光して撮影する表面画像撮影装置と、前記表面画像撮影装置の視野と平行かつ前記投光器の光が届かない搬送方向上流側に視野を有するように、前記表面画像撮影装置の撮影方向に対して前記搬送方向上流側に傾けて配置され、前記被測定物体の前記幅方向に亘る自発光成分を受光して撮影する自発光成分撮影装置と、を同梱する撮影部と、
    前記自発光成分撮影装置が受光した前記被測定物体の前記幅方向の各位置における自発光成分受光量と、前記各位置における自発光成分受光量を前記被測定物体の前記幅方向について平均した自発光成分平均受光量とを算出し、自発光成分受光量調整テーブルに記憶する自発光成分依存受光量判定部と、
    前記被測定物体の搬送方向の位置を特定するための信号を出力する速度信号発生器と、
    前記自発光成分受光量調整テーブルに記憶された前記自発光成分平均受光量と、前記速度信号発生器の信号とに基づき、前記表面画像撮影装置の設定感度を前記被測定物体の搬送方向の位置に応じて動的に変更する撮影受光量設定部と、
    を備えることを特徴とする表面疵撮影装置。
  2. 前記自発光成分受光量調整テーブルに記憶された前記各位置における自発光成分受光量と、前記撮影受光量設定部により変更された前記設定感度と、前記速度信号発生器の信号とに基づいて前記撮影受光量設定部により変更された前記設定感度で前記表面画像撮影装置が受光する受光量を推定した前記各位置における受光量推定値と、前記各位置における受光量推定値を前記被測定物体の前記幅方向について平均した平均受光量推定値とを算出し、前記各位置おける受光量推定値と前記平均受光量推定値との乖離が大きいほど大きな補正量で、前記表面画像撮影装置が実際に受光した前記各位置における受光量を補正して前記平均受光量推定値に一致させる自発光明暗調整部、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の表面疵撮影装置。
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