JP6683173B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車椅子利用者に対応したエレベータ装置に関する。
車椅子利用者の使用に配慮した構成を有するエレベータ装置のかごは、通常、車椅子利用者用の操作盤と、かご内鏡とを備えている(特許文献1参照)。車椅子利用者用の操作盤は、かご内にて、車椅子利用者が利用し易い低い位置に設けられる。かご内鏡は、かごの後壁に設けられており、かご戸又は出入口側の様子がかご内鏡に映されることで、かごに搭乗した車椅子利用者は、かご内にて方向転換をすることなく(背中をかご戸側に向けたままで)降車動作を行うことができる。
実開平5−37852号公報
上記のようなエレベータ装置は、車椅子利用者の便宜を図るという点では好ましいものである。しかしながら、エレベータ装置が設けられる施設では、かご内の意匠上の要請から上記のような操作盤及びかご内鏡を設けることに抵抗がある場合もある。役所や病院等に設置されるエレベータ装置では、車椅子利用者に配慮して車椅子利用者用操作盤及びかご内鏡をかご内に設けることに特段の問題はないであろうが、高級ホテルや観光施設等の施設に設置されるエレベータ装置では、施設の利用者に対して視覚的な効果や魅力を与えるように、かご内の意匠を構成することが広く行われている。このような場合、車椅子利用者用操作盤とかご内鏡の存在は、車椅子利用者に配慮した点で好ましいものの、かご内の意匠を制限する点では好ましくない。
本発明は、上記の問題を解決するものであって、かご内の意匠に顕著な影響を与えることなく、車椅子利用者の使用に対応可能なエレベータ装置を提供する。
本発明のエレベータ装置は、かご内におけるかご戸側の領域を撮像する撮像手段と、前記かごが着床しており且つ前記かご戸が開いている状態で、前記撮像手段で得られた画像に基づいて、前記かごに搭乗しようとする車椅子利用者の有無を判定する制御手段と、前記制御手段が、前記かごに搭乗しようとする車椅子利用者が存在すると判定した場合、前記かご内の左右の壁の少なくとも一方の壁又は前記少なくとも一方の壁に沿って配置された背面透過型パネルに、車椅子利用者用操作盤の画像を投写する投写手段と、前記車椅子利用者用操作盤の画像が投写された壁又は前記背面透過型パネルに、前記かご内の搭乗者の指がタッチしたタッチ位置を検出する検出手段と、を備えており、前記車椅子利用者用操作盤の画像は、複数のボタンの画像を含んでおり、前記制御手段は、前記タッチ位置に対応しているボタンに応じた処理を実行する。
本発明のエレベータ装置では、前記投写手段は、前記かごの天井に設けられており、前記少なくとも一方の壁の近くに配置された短焦点プロジェクタであってよい。
本発明のエレベータ装置では、前記検出手段は、発光手段と、前記少なくとも一方の壁又は前記背面透過型パネルに沿うように前記かごの前壁、後壁及び床に貼られており、前記発光手段からの光を再帰反射する再帰反射テープと、前前記車椅子利用者用操作盤の画像が投写された壁又は前記背面透過型パネルにタッチする前記かご内の搭乗者の指の像を検出する受光手段とを備えており、前記制御部は、前記検出手段で検出された前記かご内の搭乗者の指の像に基づいて前記タッチ位置を特定してよい。
本発明のエレベータ装置は、前記かごの後壁に前記撮像手段で撮像した画像を投写する第2の投写手段を備えており、前記複数のボタンの画像は、前記かごの行先階を指定する複数の行先階指定ボタンの画像を含んでおり、前記かごが着床した階が、前記複数の行先階指定ボタンの何れかがタッチされて前記かごの行先階として指定されている場合、前記制御手段は、前記かごが着床すると、前記かごの後壁に前記撮像手段が撮像した画像を投写するように前記第2の投写手段を制御してよい。
本発明のエレベータ装置では、前記かごが着床した階が、前記複数の行先階指定ボタンの何れかがタッチされて前記かごの行先階として指定されている場合、前記制御手段は、前記かごが着床した階が前記複数の行先階指定ボタンの何れかがタッチされて前記かごの行先階として指定されていない場合と比較して、前記かご戸の戸開時間を長く設定してよい。
本発明のエレベータ装置では、前記かごが着床した階が前記複数の行先階指定ボタンの何れかがタッチされて前記かごの行先階として指定されていない場合において、前記制御手段は、前記かごから降車する乗客に車椅子利用者が含まれるか否かを判定し、前記かごから降車する乗客に車椅子利用者が含まれる場合には、前記かご戸の戸開時間を長くする変更を行ってよい。
本発明のエレベータ装置では、前記かごに搭乗しようとする車椅子利用者が存在すると判定した場合、前記制御手段は、前記かご戸の戸開時間を延長してよい。
本発明によれば、車椅子利用者用の操作盤やかご内鏡をかご内に設けることなく、車椅子利用者のエレベータ装置の使用における車椅子利用者の便宜を図ることができる。車椅子利用者用操作盤の画像と、撮像手段で撮像した画像とは、かごの壁に常時投写されないので、これらの画像がかご内の意匠に与える影響は限定的である。
本発明の一実施形態のエレベータ装置の概要を示すブロック図である。 図2(a)及び(b)は、本発明の一実施形態のエレベータ装置のかご内の模様を示す説明図である。 図3は、本発明の一実施形態のエレベータ装置のかごに車椅子利用者が搭乗する模様を示す説明図である 図4(a)及び(b)は、本発明の一実施形態のエレベータ装置のかごに車椅子利用者が搭乗する際におけるかご内の模様を示す説明図である。 図5は、本発明の一実施形態のエレベータ装置に係る車椅子利用者用操作盤の画像の説明図である。 図6は、本発明の一実施形態のエレベータ装置に係る検出手段の検出動作を説明する説明図である。 図7は、本発明の一実施形態のエレベータ装置に係るタッチ検出部の説明図である。 図8は、本発明の一実施形態のエレベータ装置のかごから車椅子利用者が降車する模様を示す説明図である。 図9は、本発明の一実施形態のエレベータ装置のかごに車椅子利用者が降車する際におけるかご内の模様を示す説明図である。 図10は、本発明の一実施形態のエレベータ装置で行われる制御を示すフローチャートである。 図11は、本発明の一実施形態のエレベータ装置で行われる制御を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態のエレベータ装置の概要を示すブロック図である。 図13(a)及び(b)は、本発明の第2実施形態のエレベータ装置のかご内の模様を示す説明図である。 図14(a)及び(b)は、本発明の第3実施形態のエレベータ装置のかご内の模様を示す説明図である。 図15は、図10のフローチャートで示した制御の変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明を図を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態によるエレベータ装置の概要を示すブロック図である。エレベータ装置は、運行制御部2と、エレベータ装置のかご1(図2(a)及び(b)、図3等参照)に設けられており、運行制御部2と通信可能なかご制御部3とを備えている。
運行制御部2は、エレベータ装置の運行を統括的に制御するものであり、エレベータ装置が設置された施設内に据え付けられている。当該施設の各階の乗降ロビーには、かご1に搭乗しようとする乗客がかご1を呼ぶために操作する乗り場操作盤21が設けられており、かご1には、かご内操作盤11が設けられている。運行制御部2は、乗り場操作盤21が操作されることで送られる乗り場呼び信号や、かご内操作盤11(又は、後述する車椅子利用者用操作盤の画像5)が操作されることでかご制御部3を介して送られるかご呼び信号等に基づいて、かご1が向かうべき行先階を特定し、当該行先階へのかご1の走行を制御する。
かご1は、かご1の出入口12(図4(a)等参照)を開閉するかご戸13(図2(a)及び図3等参照)を備えている。かご制御部3は、本発明に係る制御手段を構成するものであって、かご1に設けられている。かご制御部3は、かご戸13を駆動するためのモータ(図示せず)を制御するモータ制御部31と、かご戸13の開状態と閉状態とを検知する戸開閉検知センサ32と、かご1の着床状態を検出する着床検知センサ33とを備えている。戸開閉検知センサ32及び着床検知センサ33としては、例えば光学式センサやリミットスイッチが用いられてよい。
車椅子利用者に対応した一般的なエレベータ装置では、上述したように、かごの後壁にカゴ内鏡が設けられ、かごの側壁における車椅子利用者の利用に適した低い箇所に車椅子利用者用操作盤が設けられている。本実施形態のエレベータ装置には、カゴ内鏡と車椅子利用者用操作盤とは設けられていないが、以下に説明する構成を有することで、これらが設けられている場合と同様な便宜がエレベータ装置を利用する車椅子利用者にもたらされる。
図2(a)は、かご1内の模様をかご1の後壁側から見た透視図であり、図2(b)は、かご1内の模様をかご1のかご戸13側から見た透視図である。本実施形態のエレベータ装置のかご1の天井には、かご戸13側の領域を撮像する撮像手段であるカメラ34と、カメラ34で撮像された動画像をかご1の後壁に投写する投写手段である第1プロジェクタ35とが設けられている。更に、かご1の天井には、かご1の一方の側壁14(本実施例では、かご戸13側から見て右側に位置する壁)の近くに、第2プロジェクタ36が設けられている。かご1の側壁14の上側の両隅付近には、第1タッチ検出部37aと第2タッチ検出部37bとが設けられている。カメラ34、第1プロジェクタ35及び第2プロジェクタ36の動作は、かご制御部3によって制御され、第1タッチ検出部37a及び第2タッチ検出部37bで得られた情報は、かご制御部3で処理される。
かご1の前壁と、後壁と、床とには、側壁14に沿って再帰反射テープ15が夫々貼られている。再帰反射テープ15は、入射した光をその入射方向に反射する特性を有している。
図3は、かご1に車椅子利用者が搭乗する模様を示す説明図である。図4(a)は、車椅子利用者が搭乗する際におけるかご1内の模様をかご1の後壁側から見た透視図であり、図4(b)は、車椅子利用者が搭乗する際におけるかご1内の模様をかご1の前壁側から見た透視図である。
カメラ34は、かご1の後壁に近接して配置された広角カメラであって、カメラ34の視野には、かご1内の空間の大半が含まれており、かご1のかご戸13側の領域に加えて側壁14のかなりの領域を含むかご1内の模様を動画像として常時撮影している。かご1がある階床に着床して、かご戸13と、かご戸13と連動して動く乗り場戸(図示せず)とが開くと、かご1の出入口12が開放されることで、乗降ロビーの様子もカメラ34で撮像される。従って、図3及び図4(a)から理解できるように、車椅子利用者がかご1に搭乗する場合には、その模様がカメラ34で撮像されることになる。
かご制御部3は、画像認識処理部41を有しており、画像認識処理部41は、カメラ34で得られた画像に対して画像認識処理を行って、かご1に車椅子利用者が搭乗するか否かを判定する。画像認識処理部41は、例えば、車椅子とそれに座っている利用者とにおける特徴的なパターン(例えば、車輪やアームレストの形状や、車輪と利用者の頭との相対的な位置関係)に基づいたパターンマッチングを行って、撮像した画像における(かご1に搭乗する)車椅子利用者の有無を判定する。画像認識処理部41においては、車椅子利用者の有無を判定可能な任意の画像認識アルゴリズムが使用されてよい。
かご制御部3は、画像表示処理部42を有しており、画像認識処理部41にてかご1に搭乗しようとしている車椅子利用者が撮像されていると判定されると、図3、図4(a)及び図4(b)に示すように、画像表示処理部42は、かご1の一方の側壁14における車椅子利用者の利用に適した低い箇所に車椅子利用者用操作盤の画像(以下、「操作盤画像」と称する)5を投写するように、第2プロジェクタ36を制御する。本実施形態では、操作盤画像5を投写する投写手段である第2プロジェクタ36として、かご1の側壁14に近接して配置された短焦点プロジェクタが使用されている。故に、車椅子利用者が側壁14にかなり近づいた状態においても、車椅子利用者に投写光路が遮られることなく操作盤画像5を側壁14に投写することが可能とされている。
図5に示すように、操作盤画像5は、車椅子利用者に対応したエレベータ装置において一般的に使用されている車椅子利用者用操作盤を模したものであって、かご1の行先階を指定する複数の行先階指定ボタンの画像51と、かご戸13を開閉するための戸開ボタン52及び戸閉ボタン53の画像を含んでいる。車椅子利用者は、実際の車椅子利用者用操作盤と同様に、これらのボタンの画像(より正確には、ボタンの画像が投写されている側壁14の領域)をタッチすることで、行先階の指定、(かご1の着床時において)かご戸13の開閉を行うことができる。
本実施形態では、所謂赤外線光学イメージング方式を用いることで、操作盤画像5が表示されている側壁14をタッチパネルのように機能させている。本実施形態において、第1タッチ検出部37aと第2タッチ検出部37b、そして、再帰反射テープ15は、かご1内の搭乗者の指が側壁14にタッチしたタッチ位置Pを検出する検出手段を構成する。図6は、当該検出手段の検出動作を説明する説明図であり、図7は、第1タッチ検出部37aの構成を示す説明図である。第1タッチ検出部37aは、本発明の発光手段であって、赤外線を放射する2つの赤外線LED61と、広角の結像レンズ62と、搭乗者の指の像を検出する受光手段である赤外線イメージセンサ63とを備えている。第2タッチ検出部37bも、第1タッチ検出部37aと同様な構成を有している。車椅子利用者(又はその他の搭乗者)が側壁14に表示された操作盤画像5を指でタッチすると、第1タッチ検出部37a及び第2タッチ検出部37bの各々の赤外線イメージセンサ63では、結像レンズ62を介して、車椅子利用者の指の暗い像が、再帰反射テープ15の明るい像を遮るように検出される。
かご制御部3のタッチ入力処理部43は、第1タッチ検出部37a及び第2タッチ検出部37bの赤外線イメージセンサ63が夫々撮像した画像における指の像の位置から、第1タッチ検出部37aに対するタッチ位置Pの角度θと、第2タッチ検出部37bに対するタッチ位置Pの角度θとを求めて、三角測量の原理に基づいて、側壁14上にて指が位置するタッチ位置Pの座標(X、Y)を算出する。
かご制御部3のタッチ入力処理部43は、算出されたタッチ位置Pの座標(X、Y)が、側壁14に投写されている操作盤画像5に含まれるどのボタンの画像に対応しているかを、即ち、操作盤画像5に含まれる車椅子利用者がタッチしたボタンを特定する。そして、かご制御部3は、車椅子利用者がタッチしたボタンに対応した処理を実行する。何れかの行先階ボタン51がタッチされた場合には、かご制御部3は、その行先階ボタン51に対応した行先階の情報を運行制御部2に送ると共に、その行先階を、かご内操作盤11が操作されて指定された行先階と、つまり、一般のかご呼びと区別して、かご制御部3の記憶部44に記憶する。運行制御部2は、指定された行先階の情報をかご制御部3から受け取ると、行先階を登録して、当該行先階に着床するようにかご1を運行する。
操作盤画像5が側壁14に投写された時点において、又は操作盤画像5がタッチされた時点において、車椅子利用者の行先階が既に運行制御部2に登録されていることがある。このような場合であっても、操作盤画像5の行先階ボタンがタッチされることで、かご制御部3は、その行先階を、かご内操作盤11が操作されて指定された行先階と区別して記憶部44に記憶する。
操作盤画像5に含まれる戸開ボタン53又は戸閉ボタン53がタッチされた場合には、かご制御部3は、かご戸13を開ける又は閉じるようにモータ制御部31に指令を送る。なお、操作盤画像5の操作によってかご戸13が開けられる場合、その戸開時間は、かご内操作盤11の戸開ボタンが押された場合よりも長くされる。
本実施形態では、車椅子利用者が操作盤画像5をタッチした後(例えば、最後のタッチが行われた後から所定の時間が経過した後)、かご制御部3の画像表示処理部42は、第2プロジェクタ36による操作盤画像5の投写を終了する。また、操作盤画像5が投写されてから、全く操作がなされることなく所定時間が経過した場合においても、画像表示処理部42は、第2プロジェクタ36による操作盤画像5の投写を終了してよい。本発明では、このようにして、かご1の側壁14に車椅子利用者用操作盤を設けることなく、車椅子利用者による利用の便が図られているので、従来の車椅子利用対応のエレベータ装置と比較して、かご1内の意匠の自由度が高くなっている。第2プロジェクタ36、第1タッチ検出部37a、第2タッチ検出部37b、再帰反射テープ15は、かご1内にて目立たない位置に設けられており、かご1内の意匠に与える影響は少ない。
かご制御部3は、操作盤画像5が投写されていない場合において、車椅子利用者が所定の動作を行うことで、操作盤画像5を再度第2プロジェクタ36が側壁14に投写するように制御するのが好ましい。例えば、側壁14に操作盤画像5が投写されていない状態で、第1タッチ検出部37a及び第2タッチ検出部37bが撮像した赤外線画像に含まれた指の像をタッチ入力処理部43が検知すると、かご制御部3の画像表示処理部42は、第2プロジェクタ36に操作盤画像5を投写させる。
かご1の側壁14に液晶表示装置などの薄型表示装置を設けて、当該表示装置に操作盤画像5を表示させることが考えられるが、このような表示装置が存在することで、かご内の意匠が大きく制限される。更に、かご1の側壁14に表示装置を設けた場合には、混雑時に車椅子利用者の車椅子が当たることなどで、表示装置が故障する事態が懸念されるが、本発明では、このような問題は生じない。
図8は、かご1から車椅子利用者が降車する模様を示す説明図であり、図9は、かご1に車椅子利用者が降車する際におけるかご1内の模様を示す、かご1のかご戸13側から見た透視図である。車椅子利用者の行先階にかご1が着床すると、かご制御部3は、通常(即ち、当該行先階が車椅子利用者の行先階ではない場合)よりもかご戸13が開いている時間が長くなるように、モータ制御部31に指示を送る。これによって、車椅子利用者がかご1から降車するのに十分な時間、かご戸13が開かれる。
加えて、車椅子利用者の行先階にかご1が着床すると、かご制御部3は、カメラ34が撮像している動画像をかご1の後壁に投写するように、或いは、当該動画像からかご1の出入口12又はかご戸13側の模様を主として示す動画像7を抽出して、かご1の後壁に投写するように第1プロジェクタ35を制御する。車椅子利用者は、かご1の後壁と向き合うようにしてかご1に搭乗しており、かご1の後壁に投写された動画像7を見ることで、自己の背後の様子を動画像7で確認して、後ろ向きの状態でかご1から降車することができる。本実施形態のエレベータ装置では、このように、かご1の後壁にかご内鏡を設けることなく、車椅子利用者の後ろ向きの降車を可能としているので、かご1内の意匠の自由度が高められると共に車椅子利用者への便宜が図られる。また、カメラ34及び第1プロジェクタは、かご1内にて目立たない位置に設けられおり、かご1内の意匠に与える影響は少ない。なお、エレベータ装置に一般的に用いられている監視カメラを、本実施形態におけるカメラ34として使用してもよい。
かご制御部3は、CPUと、不揮発性メモリと、揮発性メモリとを用いて実現される(図1では何れも図示せず)。不揮発性メモリは例えばEEPROMやフラッシュROMである。不揮発性メモリには、画像認識処理部41、画像表示処理部42及びタッチ入力処理部43における処理を記述したプログラムや、後述するフローチャートに示す処理を記述した制御プログラム等が予め格納されている。揮発性メモリは例えばRAMであって、不揮発性メモリに格納された各種制御プログラムを実行する際のワークエリアとしてCPUによって利用され、更に、かご制御部3の記憶部44として機能してよい。
図10は、本実施形態のエレベータ装置のかご制御部3によって実行される、かご戸13の開閉及び動画像7の投写に関連した処理を説明するフローチャートである。まず、かご制御部3は、着床検知センサ33から送られる出力信号に基づいて、かご1が着床したか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1にて、かご1が着床したと判定された場合、かご制御部3は、記憶部44に記憶されている情報を参照して、かご1が着床した階が、車椅子利用者の行先階であるか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2において、かご1が着床した階床の特定は、運行制御部2から取得される運行情報や、着床検知センサ33から送られる情報(この場合、着床検知センサ33の出力信号は、着床した階毎に異なる)に基づいて行われ、特定された階床が、車椅子利用者の行先階であるか否かは、かご内操作盤11の行先階ボタンが操作された際に、そして操作盤画像5がタッチ操作されて行先階が指定された際にかご制御部3の記憶部44に記憶された情報に基づいて行われる。上述したように、操作盤画像5がタッチ操作されて行先階が指定された場合には、当該行先階は、かご内操作盤11が操作されて指定された行先階と区別して記憶部44に格納されることから、ステップS2にて、かご制御部3は、かご1が着床した階が、かご内操作盤11が操作されて指定された行先階である、又は、操作盤画像5がタッチ操作がタッチ操作されて指定された行先階であるのかを、記憶部44を参照して判定することができる。
ステップS2にて、かご1が着床した階が車椅子利用者の行先階ではないと判定された場合、かご制御部3は、モータ制御部31に対して、かご戸13を開けるようにモータを駆動する指令を出すと共に、戸開時間T1のカウントを開始する(ステップS3)。
ステップS2にて、かご1が着床した階が車椅子利用者の行先階であると判定された場合、かご制御部3は、モータ制御部31に対して、かご戸13を開けるようにモータを駆動する指令を出すと共に、戸開時間T1よりも長い戸開時間T2(T2>T1)のカウントを開始する(ステップS4)。ステップS4の後、かご制御部3は、カメラ34で撮像しているかご戸13側の様子の動画像7を、かご1の後壁に第1プロジェクタ35から投写させる(ステップS5)。
ステップS3又はステップS5の後、かご制御部3は、かご1に車椅子利用者が搭乗するか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6では、カメラ34で撮像している画像にかご1に搭乗しようとしている車椅子利用者が写っているか否かが、かご制御部3の画像認識処理部41にて上述したように画像認識処理を行うことで判定される。
ステップS6にて、かご1に車椅子利用者が搭乗すると判定された場合には、戸開時間T1又はT2を所定の時間だけ延長する処理が実行される(ステップS7)。ステップS7の後、又は、ステップS6にて、かご1に車椅子利用者が搭乗しないと判定された場合には、かご制御部3にて、戸開時間T1又はT2(ステップS7が実行された場合には、延長された戸開時間T1又はT2)が経過したか否が判定される(ステップS8)。ステップS8にて、戸開時間T1又はT2(ステップS7が実行された場合には、延長された戸開時間T1又はT2)が経過したと判定されない場合には、ステップS6以降の処理が繰り返し実行される。
ステップS8にて、戸開時間T1又はT2(ステップS7が実行された場合には、延長された戸開時間T1又はT2)が経過したと判定された場合には、かご制御部3は、モータ制御部31に対して、かご戸13を閉めるようにモータを駆動する指令を出す(ステップS9)。ステップS9の後、かご制御部3の画像認識処理部41は、第1プロジェクタ35から動画像7をかご1の後壁に投写しているか否かを判定し(ステップS10)、動画像7を投写している場合には、投写を終了するように第1プロジェクタ35を制御する(ステップS11)。ステップS11の後、又は、ステップS10にて、動画像7が投写されていないと判定された場合、ステップS1以降の処理が再度行われる。
図11は、本実施形態のエレベータ装置のかご制御部3によって行われる操作盤画像5を用いた行先階指定処理を説明するフローチャートである。当該処理は、かご制御部3にて、図10に示した処理と並行して実行される。
かご制御部3のタッチ入力処理部43は、操作盤画像5が投写され得る側壁14に対して、操作盤画像5の投写を指示する所定の操作が行われたが否かを判定する(ステップS21)。上述したように、本実施形態では、所定の操作は、指による側壁14のタッチである。
ステップS21にて、所定の操作が検知されていない場合において、図10に示すステップS2に対応するステップS22が実行されて、かご1が着床した階が、車椅子利用者の行先階であると判定された場合、或いは、ステップS21にて所定の操作がなされたと判定された場合、かご制御部3の画像表示処理部42は、第2プロジェクタ36を制御して、操作盤画像5を側壁14に投写させる(ステップS23)。
ステップS23の後、かご制御部3は、操作盤画像5を側壁14に投写してから所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS24)。ステップS24で、所定の時間が経過したと判定されない場合において、かご制御部3のタッチ入力処理部43は、操作盤画像5に対して、行先階を指定するタッチがなされたか否かを判定する(ステップS25)。
ステップS25で、操作盤画像5に対して行先階を指定するタッチがなされたと判定されると、かご制御部3の画像認識処理部41は、カメラ34で撮像している画像に基づいて、行先階を指定するタッチ操作が車椅子利用者によってなされたか否かを画像認識処理によって判定する(ステップS26)。なお、先に述べたように、カメラ34は広角カメラであって、側壁14に表示された操作盤画像5とそれを操作する乗客は、カメラ34によって撮影される。ステップS25で、操作盤画像5に対して行先階を指定するタッチがなされたと判定されない場合には、ステップS24以降の処理がなされる。
ステップS26において、車椅子利用者によってタッチ操作がなされたと判定された場合、かご制御部3は、当該行先階を、かご内操作盤11が操作されて指定された行先階と、つまり、一般のかご呼びと区別して、かご制御部3の記憶部44に記憶する(ステップS27)。ステップS26において、車椅子利用者によってタッチ操作がなされていない(つまり、車椅子利用者ではない一般の乗客によってタッチ操作がなされた)と判定される場合、かご制御部3は、当該行先階を、かご内操作盤11が操作されて指定された行先階と区別せずに、つまり一般のかご呼びとして記憶部44に記憶する(ステップS28)。なお、ステップS27及びステップS28では、更に、かご制御部3は、指定された行先階を運行制御部2に通知する処理も実行する。
操作盤画像5に対する行先階を指定するタッチが車椅子利用者によってなされない場合、ステップS28で記憶された行先階に対応して、図10に示すフローチャートに示すステップS3が実行され、戸開時間は、一般の乗客に対応した通常の戸開時間T1になる。このように、本実施形態では、一般の乗客が操作盤画像5を操作して行先階を指定した場合において車椅子利用者用の戸開時間T2が適用されることで、かご1の運行効率が低下する事態が抑制されている。
ステップS27又は28の後、或いは、ステップS24にて所定の時間が経過したと判定された場合、かご制御部3の画像表示処理部42は、第2プロジェクタ36を制御して、操作盤画像5の投写を終了させる(ステップS29)。ステップS29の後、ステップS21以降の処理が繰り返される。
図12は、本発明の第2実施形態であるエレベータ装置の概要を示すブロック図である。図13(a)は、第2実施形態であるエレベータ装置のかご1内の模様をかご1の後壁側から見た透視図であり、図13(b)は、かご1内の模様をかご1のかご戸13側から見た透視図である。
第2実施形態であるエレベータ装置は、かご戸13側から見て右側に位置する側壁14に加えて、かご戸13側から見て左側に位置する側壁16にも、操作盤画像5と同様な操作盤画像5’が投写可能に構成されている。第2実施形態であるエレベータ装置は、先の実施形態であるエレベータ装置について説明した構成要素に加えて、かご1の左側壁16に近接するように、第3プロジェクタ38がかご1の天井に設けられている。かご1の左側側壁16の上側の両隅付近には、第3タッチ検出部39aと第4タッチ検出部39bとが設けられている。かご1の前壁と、後壁と、床とには、左側壁16に沿って再帰反射テープ15が夫々貼られている。第3タッチ検出部39aと第4タッチ検出部39bは、第1タッチ検出部37aと第2タッチ検出部37bに夫々対応しており、左側側壁16に投写された操作盤画像5’に対しても、上述したようなタッチ操作が可能とされている。
第2実施形態では、図11のフローチャートに示したステップS23にて、右側壁14と左側側壁16の両方に操作盤画像が投写されてよく、或いは、カメラ34で撮像された画像に基づいて、右側壁14と左側壁16のどちらが車椅子利用者用により近いかを判定して、車椅子利用者に近い方の側壁に操作盤画像が投写されてよい。ステップS23にて、右側壁14と左側壁16に操作盤画像5及び操作盤画像5’が夫々投写される場合、何れかの操作盤画像について操作が行われると、ステップS25及びS26、そしてステップS27又はS28が実行されて、ステップS29にて、両方の操作盤画像の投写が終了する。
第1実施形態では操作盤画像5がかご1の右側壁14に投写されていたが、かご1内に背面透過型パネルを設けて、当該背面透過型パネルに操作盤画像が表示されてもよい。図14(a)及び(b)は、本発明の第3実施形態のエレベータ装置のかご1内の模様を示す説明図である。第3実施形態では、かご1内にて、かご1の右側壁14に沿って背面透過型パネル8が設けられている。背面透過型パネル8は、その背面を右側壁14に向けて、右側壁14からある程度離間して配置されている。
背面透過型パネル8は、例えば、アクリル等の透明樹脂やガラスで形成された透明な基板と、当該基板の背面側に形成された機能層とを備えている(何れも図示せず)。当該機能層は、光拡散体等を含んでおり、背面側から投写された画像を基板又は背面透過型パネル8の前面側から視認できるように表示する機能をもたらす。第3実施形態では、短焦点プロジェクタである第2プロジェクタ36は、操作盤画像5を、右側壁14ではなく、背面透過型パネル8の背面に投写するように構成されており、投写された操作盤画像5は、背面透過型パネル8の前面側から視認可能なように背面透過型パネル8に表示される。第3実施形態では、かご1の前壁と、後壁と、床とには、背面透過型パネル8に沿って再帰反射テープ15が夫々貼られており、第1タッチ検出部37a及び第2タッチ検出部37bは、背面透過型パネル8に表示された操作盤画像5に対する車椅子利用者等によるタッチ操作を検出可能に配置されている。第3実施形態においても、操作盤画像5の表示や表示された操作盤画像5に対する操作について、先の実施形態と同様な処理が実行可能であることは、本明細書の記載から容易に理解できるであろう。
右側壁14ではなく、背面透過型パネル8に操作盤画像5を投写又は表示することで、かご1内の右側壁14の表面がタッチ操作によって汚れる又は剥げる事態が避けられる。
また、利用者によって投影が遮られることがない。本発明では、背面透過型パネル8としては、任意のタイプの公知の背面透過型パネルが使用可能である。背面透過型パネル8の光透過性が低く、かご1内の乗客が、背面透過型パネル8を介して右側壁14に施された意匠を視認するのが困難なケースでは、第2プロジェクタ36により、かご1内の意匠を構成する画像が背面透過型パネル8に投写されてよい。当該画像の投写は、常時行われてよく、又は、操作盤画像5の投写時には中止されてよい。
右側壁14ではなく左側壁16に沿って背面透過型パネル8を設けて、第3実施形態と同様にして、操作盤画像5が背面透過型パネル8に表示されて、背面透過型パネル8に対してタッチ操作がなされてよい。また、右側壁14及び左側壁16に夫々沿って設けられた背面透過型パネルに操作盤画像5及び操作盤画像5’が表示されるように、第3実施形態に基づいた変更が第2実施形態に施されてよい。
上記実施形態では、車椅子利用者がかご1から降車する際に、カメラ34で撮像したかご戸13側の様子の動画像7をかご1の後壁に投写することで、かご1に搭乗した車椅子利用者がかご1内で向きを変えることなく(後ろ向きで)かご戸13側の模様を確認しながらかご1から降車することが可能とされており、かご1内の意匠の自由度を損なうことなく、エレベータ装置を利用する車椅子利用者への便宜が図られている。しかしながら、かご1内の意匠の構成要素の一つとしてかご内鏡がかご1の後壁に設けられている場合には、第1プロジェクタ35によるカメラ34で撮影された動画像7の投写は不要である。
車椅子利用者がかご1に搭乗した際に、かご1内の別の乗客が善意から、かご内操作盤11を操作して車椅子利用者の行先階を指定し、車椅子利用者が操作盤画像5又は操作盤画像5’を介して行先階を指定しない事態が考えられる。この点を考慮して、図10のフローチャートに示した処理は、図15に示すように変更されてよい。図15に示すフローチャートに示す処理では、ステップS3の後に、かご制御部3は、かご制御部3の画像認識処理部41でにてカメラ34で撮像した画像を画像認識処理することで、かご1から降車する乗客に車椅子利用者が含まれるか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12にて、かご1から降車する乗客に車椅子利用者が含まれると判定された場合、ステップS3で設定された戸開時間T1は、ステップS4で設定される(車椅子利用者の降車を考慮してより長くされている)戸開時間T2に変更される(ステップS13)。ステップS13の後、又は、ステップS12にて、かご1から降車する乗客に車椅子利用者が含まれるないと判定された場合、ステップS6以降の処理が実行される。このようにして、図15に示すフローチャートに示す処理では、かご1内の別の乗客が、かご内操作盤11を操作して車椅子利用者の行先階を指定したような場合であっても、車椅子利用者用の戸開時間T2が適用される。
上記実施形態では、第2プロジェクタ36、第1タッチ検出部37a、第2タッチ検出部37b及び再帰反射テープ15と同様なプロジェクタ、第1及び第2タッチ検出部、並びに再帰反射テープを各階の乗降ロビーに設けることで、各階に設けられる乗り場操作盤21に加えて、車椅子利用者用に比較的低い位置に操作盤画像を投写し、車椅子利用者が当該操作盤画像をタッチすることで乗り場呼びが可能にされてよい。
上記実施形態においては、側壁14に投写される操作盤画像5の高さと、側壁14の幅方向の位置とは、カメラ34で撮像した画像を画像認識処理した結果に基づいて、適宜調整されてよい。例えば、当該画像を画像認識処理した結果、車椅子利用者が子供であると判定される場合には、大人であると判定される場合よりも低い位置に操作盤画像5及び操作盤画像5’が投写されてよい。
上述したように、カメラ34は、監視カメラと兼用されてよい。カメラ34と監視カメラを別個に設ける場合には、カメラ34は、かご1の戸側の領域を中心に撮像するように構成されてよい。この場合、図11のステップS26の処理は、監視カメラの画像に基づいて行われる。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1 かご
12 出入口
13 かご戸
14 壁
15 再帰反射テープ
2 運行制御部
3 かご内制御部
31 モータ制御部
34 カメラ
35 第1プロジェクタ
36 第2プロジェクタ
37a 第1タッチ検出部
37b 第2タッチ検出部
41 画像認識処理部
42 画像表示処理部
43 タッチ入力処理部
44 記憶部
5 操作盤画像
51 行先階ボタン
61 赤外線LED
63 赤外線イメージセンサ
7 動画像
8 背面透過型パネル

Claims (6)

  1. かご内におけるかご戸側の領域を撮像する撮像手段と、
    前記かごが着床しており且つ前記かご戸が開いている状態で、前記撮像手段で得られた画像に基づいて、前記かごに搭乗しようとする車椅子利用者の有無を判定する制御手段と、
    前記制御手段が、前記かごに搭乗しようとする車椅子利用者が存在すると判定した場合、前記かご内の左右の壁の少なくとも一方の壁又は前記少なくとも一方の壁に沿って配置された背面透過型パネルに、車椅子利用者用操作盤の画像を投写する投写手段と、
    前記車椅子利用者用操作盤の画像が投写された壁又は前記背面透過型パネルに、前記かご内の搭乗者の指がタッチしたタッチ位置を検出する検出手段と、
    を備えており、
    前記車椅子利用者用操作盤の画像は、複数のボタンの画像を含んでおり、
    前記制御手段は、前記タッチ位置に対応しているボタンに応じた処理を実行
    前記かごの後壁に前記撮像手段で撮像した画像を投写する第2の投写手段を備えており、
    前記複数のボタンの画像は、前記かごの行先階を指定する複数の行先階指定ボタンの画像を含んでおり、
    前記かごが着床した階が、前記複数の行先階指定ボタンの何れかがタッチされて前記かごの行先階として指定されている場合、前記制御手段は、前記かごが着床すると、前記かごの後壁に前記撮像手段が撮像した画像を投写するように前記第2の投写手段を制御する、エレベータ装置。
  2. 前記かごが着床した階が、前記複数の行先階指定ボタンの何れかがタッチされて前記かごの行先階として指定されている場合、前記制御手段は、前記かごが着床した階が前記複数の行先階指定ボタンの何れかがタッチされて前記かごの行先階として指定されていない場合と比較して、前記かご戸の戸開時間を長く設定する、請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. かご内におけるかご戸側の領域を撮像する撮像手段と、
    前記かごが着床しており且つ前記かご戸が開いている状態で、前記撮像手段で得られた画像に基づいて、前記かごに搭乗しようとする車椅子利用者の有無を判定する制御手段と、
    前記制御手段が、前記かごに搭乗しようとする車椅子利用者が存在すると判定した場合、前記かご内の左右の壁の少なくとも一方の壁又は前記少なくとも一方の壁に沿って配置された背面透過型パネルに、車椅子利用者用操作盤の画像を投写する投写手段と、
    前記車椅子利用者用操作盤の画像が投写された壁又は前記背面透過型パネルに、前記かご内の搭乗者の指がタッチしたタッチ位置を検出する検出手段と、
    を備えており、
    前記車椅子利用者用操作盤の画像は、複数のボタンの画像を含んでおり、
    前記制御手段は、前記タッチ位置に対応しているボタンに応じた処理を実行し、
    前記複数のボタンの画像は、前記かごの行先階を指定する複数の行先階指定ボタンの画像を含んでおり、
    前記かごが着床した階が、前記複数の行先階指定ボタンの何れかがタッチされて前記かごの行先階として指定されている場合、前記制御手段は、前記かごが着床した階が前記複数の行先階指定ボタンの何れかがタッチされて前記かごの行先階として指定されていない場合と比較して、前記かご戸の戸開時間を長く設定し、
    前記かごが着床した階が前記複数の行先階指定ボタンの何れかがタッチされて前記かごの行先階として指定されていない場合において、前記制御手段は、前記かごから降車する乗客に車椅子利用者が含まれるか否かを判定し、前記かごから降車する乗客に車椅子利用者が含まれる場合には、前記かご戸の戸開時間を長くする変更を行うエレベータ装置。
  4. 前記投写手段は、前記かごの天井に設けられており、前記少なくとも一方の壁の近くに配置された短焦点プロジェクタである、請求項1乃至3の何れかに記載のエレベータ装置。
  5. 前記検出手段は、発光手段と、前記少なくとも一方の壁又は前記背面透過型パネルに沿うように前記かごの前壁、後壁及び床に貼られており、前記発光手段からの光を再帰反射する再帰反射テープと、前前記車椅子利用者用操作盤の画像が投写された壁又は前記背面透過型パネルにタッチする前記かご内の搭乗者の指の像を検出する受光手段とを備えており、
    前記制御手段は、前記検出手段で検出された前記かご内の搭乗者の指の像に基づいて前記タッチ位置を特定する、請求項4に記載のエレベータ装置。
  6. 前記かごに搭乗しようとする車椅子利用者が存在すると判定した場合、前記制御手段は、前記かご戸の戸開時間を延長する、請求項1乃至の何れかに記載のエレベータ装置。
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