JP6680159B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートクッションの乗物本体に対する高さを調節するシートリフタを備えた乗物用シートに関する。
従来、車両用シートにおいて、シートベルトのラップアンカが、シートクッションとスライドレールとの連結部となるブラケットに取り付けられた構成が知られている(特許文献1)。このような構成となっていることにより、車両用シートのスライド動作に追従してラップアンカが動くため、車両用シートがスライドしてもシートベルトのテンションが一定に保たれるようになっている。
特開平7−108860号公報
しかし、上記従来技術では、車両用シートにシートリフタが装備されている場合、スライドレール上のラップアンカはこの動きには追従できないため、車両用シートのリフトアップによってシートベルトのテンションがきつくなるおそれがある。本発明は、上述した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートベルトの固定具をシートリフタの動きに適切に追従させられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シートクッションの乗物本体に対する高さを調節するシートリフタを備えた乗物用シートである。シートリフタは、シートクッションと乗物本体上のベースとを連結するリンクのシート幅方向を軸方向とする回転運動によりシートクッションの高さを調節する構成とされている。リンクの外側面部にシートベルトの固定具が当てられて取り付けられる取付面部が形成され、取付面部が前方側に斜めに面を向けた形状とされている。
この第1の発明によれば、シートベルトの固定具を、リンクの回転運動に伴うシートクッションの高さ調節に適切に追従させて動かすことができる。また、固定具の取り付け先となるリンクの取付面部が前方側に斜めに面を向けた形状とされていることで、固定具を取付面部に対してシートベルトから引張られる方向側に向けさせた状態に取り付けてテンションを受けても捩じられにくい状態に設けることができる。また、固定具の取付面部に対する取付方向が真横からでなく前側からとなるため、取付面部の横側に広い取付スペースがなくても前側の開いたスペースから固定具の取り付けを行うことができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。すなわち、取付面部が上方側にも斜めに面を向けた形状とされている。
この第2の発明によれば、固定具を取付面部に対してよりシートベルトから引張られる方向側に向けさせた状態に取り付けてテンションを受けても捩じられにくい状態に設けることができる。また、固定具の取付面部に対する取付方向が前上側からとなるため、より開いたスペースから固定具の取り付けを行うことができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 乗物用シートの要部を拡大して表した斜視図である。 リンクと固定具の分解斜視図である。 シートリフタを下降させた状態を表した要部側面図である。 シートリフタを上昇させた状態を表した要部側面図である。 図4のVI-VI線断面図である。 リンク単体の平面図である。 実施例2の乗物用シートの概略構成を図5に対応する状態として示した要部側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
<シート1の基本構造について>
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図7を用いて説明する。本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の右側座席として構成されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えた構成となっている。上記シート1は、いわゆる「パワーシート」の構成となっており、シートバック2の背凭れ角度の調節やシートクッション3の着座位置の調節をそれぞれスイッチの操作による電動操作によって行うことができる構成となっている。
具体的には、シートバック2は、その左右両サイドの下端部が、それぞれ、図示しない電動式のリクライナを介してシートクッション3の左右両サイドの後端部に連結された構成となっている。これにより、シートバック2は、常時は上述した不図示の各リクライナによってその背凭れ角度が固定された状態に保持され、図示しないスイッチの操作によって各リクライナを電動操作することにより、その背凭れ角度が前後方向に調節される構成となっている。
また、シートクッション3は、車両のフロアF上に、左右一対の電動式のスライドレール4を介して連結された構成となっている。これにより、シートクッション3は、常時は上述した各スライドレール4によってその着座位置が固定された状態に保持され、図示しないスイッチの操作によって各スライドレール4を電動操作することにより、その着座位置が前後方向に調節される構成となっている。ここで、各スライドレール4が本発明の「ベース」に相当する。
また、シートクッション3は、上述した左右一対のスライドレール4との間に、それぞれ電動式のシートリフタ5が介在して設けられた構成となっている。これにより、シートクッション3は、常時は上記シートリフタ5によってその着座高さが固定された状態に保持され、図示しないスイッチの操作によってシートリフタ5を電動操作することにより、その着座高さが調節される構成とされている。
また、シートクッション3は、その前部に、電動式のフロントチルト機構6が備えられた構成とされている。これにより、シートクッション3は、常時は上述したフロントチルト機構6によってその着座乗員の大腿部を支える前部の支持角度が固定された状態に保持され、図示しないスイッチの操作によってフロントチルト機構6を電動操作することにより、上記前部の支持角度が高さ方向に調節される構成とされている。
このように、シート1は、シートバック2の背凭れ角度の調節(前後2方向)と、シートクッション3の着座位置の調節(前後2方向と上下2方向)と、シートクッション3の前部の支持角度の調節(上下2方向)と、が可能な8方向の調節が可能とされた構成となっている。これらの調節は、シートクッション3の車幅方向の外側(図示向かって左側)の側部等の箇所に設けられた図示しない電動式のスイッチの操作によって行われるようになっている。
また、図2に示すように、上記シート1は、上述したシートリフタ5を構成する車幅方向の外側のリヤリンク5Bに対し、図示しないシートベルトのベルトウェビングの末端部に取り付けられたラップアンカ10が取り付けられた構成となっている。このような位置にラップアンカ10が取り付けられていることにより、図4〜図5に示すように、上記シートリフタ5のリヤリンク5Bを回転運動させてシートクッション3の着座高さを上げ下げする動きに対して、ラップアンカ10を適切に追従させることができるようになっている。ここで、上記車幅方向の外側のリヤリンク5Bが本発明の「リンク」に相当する。
上記のようにラップアンカ10がリヤリンク5Bの回転運動に追従して動くことにより、シートクッション3の着座高さが上げ下げされても、シートクッション3に対するラップアンカ10の位置が変動しにくくなっている。したがって、シートリフタ5の上げ下げされる動きによってシートベルトのテンションをきつくしたり緩くしたりすることなく、常に一定の状態に保つことができるようになっている。
また、図1〜図2に示すように、上記ラップアンカ10の取り付けられた車幅方向の外側のリヤリンク5Bは、シートリフタ5を昇降動作させるための回転駆動力やブレーキ力を出力する駆動ユニット5Eと連結されている。上記構成により、車幅方向の外側のリヤリンク5Bは、上記駆動ユニット5Eからの動力伝達を受けて直接、回転操作されたり回転止めされたりする構成となっている。そして、このように駆動ユニット5Eからのブレーキ力の伝達を受けるリヤリンク5Bにラップアンカ10が取り付けられていることにより、シートベルトに車両の前部衝突などによって着座乗員の体圧が強くのし掛かるような大荷重が入力された際に、この荷重入力によってラップアンカ10の取り付けられたリヤリンク5Bを回してしまうことなく、上記荷重を定位置で安定して受け止めることができるようになっている。
なお、上記ラップアンカ10は、上記のような位置に取り付けられていることにより、シートクッション3が上述したスライドレール4の動作によって前後移動した際にも、その動作に追従して動くことができるようになっている。したがって、上記スライドレール4の動きによってシートベルトのテンションをきつくしたり緩くしたりすることなく、常に一定の状態に保つことができるようになっている。
また、上記シート1には、更に、上述した不図示のシートベルトのベルトウェビングに通されたタングプレートを装着するバックルも、車幅方向の内側のスライドレール4上に取り付けられた状態とされている。これにより、上記不図示のバックルも、スライドレール4の動作に追従して動くことができるようになっている。したがって、上記不図示のバックルとラップアンカ10との双方がスライドレール4の動きに追従する構成により、スライドレール4が動かされてもシートベルトのテンションをきつくしたり緩くしたりすることなく常に一定の状態に保つことができるようになっている。
<シートクッション3について>
以下、上述したラップアンカ10の車幅方向の外側のリヤリンク5Bへの具体的な取付構造について、シートクッション3の具体的な構成と併せて詳しく説明していく。先ず、シートクッション3の構成について説明する。シートクッション3は、図1に示すように、その骨格を成す金属製のクッションフレーム3Fが、シートクッション3の外周形状に沿った平面視四角枠状の形に組まれた構成となっている。
具体的には、クッションフレーム3Fは、左右一対のサイドフレーム3Faと、各サイドフレーム3Faの前端部間に架橋されて着座乗員の大腿部を下方側から支えるフロントパネル3Fbと、を有し、各サイドフレーム3Faの前部間と後部間とにそれぞれ金属製の丸パイプ材から成るフロントパイプ5Cとリヤパイプ5Dとが後述する各ブッシュ5A1,5B1を介してシート幅方向に架橋されることで、全体が平面視四角枠状の形に組まれた構成となっている。上記フロントパイプ5Cとリヤパイプ5Dとの間には、クッションフレーム3Fの上部に組み付けられる図示しないクッションパッドを下方側から弾性的に柔らかく支持するための図示しない支持バネが架け渡されている。
上述した各サイドフレーム3Faは、それぞれ、前後方向に長尺な板形状にプレスカットされた1枚の鋼板材により形成されている。上記各サイドフレーム3Faは、それぞれ、シート幅方向に面を向ける形に立設されて、それらの上縁部と下縁部とがそれぞれシート外側に折り曲げられることにより、曲げや捩りに対する構造強度が高められた構成とされている。
フロントパネル3Fbは、シート幅方向に長尺な板形状にプレスカットされた1枚の鋼板材により形成されている。上記フロントパネル3Fbは、上述した各サイドフレーム3Faの前端部間にシート上方側から高さ方向に面を向ける形に跨ってセットされている。上記フロントパネル3Fbは、その左右両側部に結合された後方側へ延出する各チルトアーム6Aが、それぞれ、各サイドフレーム3Faの内側部において、互いに同軸上の位置に配置されてシート幅方向を向く各回転軸6Bにより回転可能に軸連結された状態として設けられている。これにより、フロントパネル3Fbは、上述した各回転軸6Bを中心とした高さ方向の回転により、着座乗員の大腿部を支える上面部の角度が変えられる構成とされている。
<シートリフタ5について>
シートリフタ5は、左右一対のフロントリンク5Aと、左右一対のリヤリンク5Bと、車幅方向の外側のリヤリンク5Bに昇降動作のための回転駆動力やブレーキ力を伝達する駆動ユニット5Eと、を有する左右一対の4節リンク機構によって構成されている。
各フロントリンク5Aは、上述した各側のサイドフレーム3Faに対して、それぞれ車幅方向の外側の配置となるオフセットされた左右非対称な位置に配置された状態とされている。各フロントリンク5Aは、それらの上端部が、円筒状のブッシュ5A1を介して各側のサイドフレーム3Faに対してそれぞれ回転可能に軸連結された状態に組み付けられ、下端部が、連結軸5A2を介して各側のスライドレール4の上部に対してそれぞれ回転可能に軸連結された状態に組み付けられている。上述した各ブッシュ5A1の間には、これらブッシュ5A1の円筒内に両端部が嵌合する形に縮径された段付き円管形状のフロントパイプ5Cがシート幅方向の内側からそれぞれ差し込まれて回転可能に軸連結された状態に組み付けられている。
各リヤリンク5Bも、各側のサイドフレーム3Faに対して、それぞれ車幅方向の外側の配置となるオフセットされた左右非対称な位置に配置された状態とされている。そして、各リヤリンク5Bも、それらの上端部が、円筒状のブッシュ5B1を介して各側のサイドフレーム3Faに対してそれぞれ回転可能に軸連結された状態に組み付けられ、下端部が、連結軸5B2を介して各側のスライドレール4の上部に対してそれぞれ回転可能に軸連結された状態に組み付けられている。上述した各ブッシュ5B1の間には、これらブッシュ5B1の円筒内に両端部が嵌合する形に縮径された段付き円管形状のリヤパイプ5Dがシート幅方向の内側からそれぞれ差し込まれてこれらに一体的に連結された状態に組み付けられている。上記組み付けにより、各リヤリンク5Bは、上述したリヤパイプ5Dを介して互いに一体的となって回動することができる状態とされて、曲げや捩りに対する構造強度が高められた構造とされている。
そして、車幅方向の外側に配置されたリヤリンク5Bには、同リヤリンク5Bに回転駆動力やブレーキ力を伝達するための駆動ユニット5Eがブッシュ5B1を介して連結されている。上記駆動ユニット5Eは、その駆動モータ等の主要部構造が車幅方向の外側のサイドフレーム3Faの外側部に取り付けられている。そして、上記駆動ユニット5Eは、上記主要部構造が図示しないギアの連結構造を介して、サイドフレーム3Faの内側の位置で、車幅方向の外側のリヤリンク5Bと一体的に連結されたブッシュ5B1に動力伝達可能な状態に連結されていることにより、駆動ユニット5Eから出力される回転駆動力が車幅方向の外側のリヤリンク5Bに伝達される構成となっている。
上記シートリフタ5は、図示しないスイッチの操作によって上述した駆動ユニット5Eが駆動操作されることにより、車幅方向の外側のリヤリンク5Bにその回動力が伝達されて、各側のリヤリンク5Bとフロントリンク5Aとが互いに1自由度の回転運動によってリンク運動するように操作されるようになっている。また、上記シートリフタ5は、上記不図示のスイッチの操作が行われていない時には、駆動ユニット5Eにより発揮されるブレーキ力によって、各側のリヤリンク5Bとフロントリンク5Aの動きが一斉に止められた状態に保持されるようになっている。
<フロントチルト機構6について>
フロントチルト機構6は、上述したフロントパネル3Fbの左右両側部に結合されて後方側に延び出すチルトアーム6Aと、各チルトアーム6Aの後端部を各サイドフレーム3Faに回転可能に軸連結する回転軸6Bと、フロントパネル3Fbとフロントパイプ5Cとの間にリンク連結された左右一対の屈伸リンク6Cと、車幅方向の外側の屈伸リンク6Cに屈伸運動のための回動力やブレーキ力を伝達する駆動ユニット6Dと、を有する構成となっている。
上述した各屈伸リンク6Cは、それらの詳細な図示は省略されているが、それらの根元側の端部にフロントパイプ5Cが差し込まれてフロントパイプ5Cを介して互いに一体的に回転することができるように連結された状態とされている。駆動ユニット6Dは、車幅方向の外側のサイドフレーム3Faに取り付けられており、同側に設けられた屈伸リンク6Cに対して回転駆動力やブレーキ力を伝達することができるように連結された状態とされている。
上記フロントチルト機構6は、図示しないスイッチの操作によって上述した駆動ユニット6Dが駆動操作されることにより、車幅方向の外側の屈伸リンク6Cにその回転駆動力が伝達されて、各側の屈伸リンク6Cが一斉に屈伸運動するように操作されるようになっている。上記フロントチルト機構6は、上記各屈伸リンク6Cの屈伸運動によって、フロントパネル3Fbをフロントパイプ5Cに対して回転軸6Bを中心に昇降動作させるようになっている。また、上記フロントチルト機構6は、上記不図示のスイッチの操作が行われていない時には、駆動ユニット6Dにより発揮されるブレーキ力によって、各側の屈伸リンク6Cの動きが一斉に止められた状態に保持されるようになっている。
<ラップアンカ10の車幅方向の外側のリヤリンク5Bへの取付構造について>
次に、上述したラップアンカ10の車幅方向の外側のリヤリンク5Bへの取付構造について説明する。図2〜図3に示すように、上述したラップアンカ10は、概略平板状の形にプレスカットされた1枚の鋼板材により形成されている。上記ラップアンカ10は、図3及び図6に示すように、上述した車幅方向の外側のリヤリンク5Bのリンク長方向の略中央箇所に形成された取付面部5B3に対してシート幅方向の外側から面当接した状態にセットされた後、これらに貫通して差し込まれるボルト14Aとナット14Bとから成る差込み式の締結構造14により上記リヤリンク5Bの取付面部5B3に締結されることで一体的に取り付けられた状態とされている。
具体的には、上述したリヤリンク5Bの取付面部5B3は、図3、図6及び図7に示すように、リヤリンク5Bのリンク長方向の略中央箇所がリヤリンク5Bの両端箇所5B4に対して部分的にシート幅方向の外側に押し出された形となるように折り曲げられて形成されている。上記取付面部5B3は、詳しくは、その押し出されたシート幅方向の外側面がシート前方側かつ上方側に斜めに面を向ける形となるように、上述したシート幅方向に真っ直ぐ面を向ける両端箇所5B4に対して斜めに押し出される形に折り曲げられた形状とされている。
上記構成により、リヤリンク5Bは、そのラップアンカ10の取り付けられる取付面部5B3が、リヤリンク5Bの他の部分(両端箇所5B4)よりも外側に張り出した位置で、シート前方側かつ上方側に斜めに面を向けた形となって設けられるようになっている。したがって、上記構成のリヤリンク5Bの取付面部5B3にラップアンカ10を取り付けるに際しては、先にシート1が車両のフロアF上に組み付けられて(図1〜図2参照)、リヤリンク5Bとその車幅方向の外側に隣り合う図示しない車両の内装材(Bピラー等)との間の車幅方向のスペースが狭められた状態とされていても、ラップアンカ10の取り付け先となるリヤリンク5Bの取付面部5B3が前斜め上方側を向いて配設されていることで、ラップアンカ10の取付面部5B3に対する取り付け方向が前斜め上向きに変換されて、取り付けの作業スペースが前斜め上向きに開けられた形に拡張されるようになっている。
上記リヤリンク5Bの取付面部5B3には、図3に示すように、後述するボルト14Aの軸部が差し込まれる丸孔形状の差込孔5B3aと、後述するラップアンカ10の引掛部13が引掛けられる角孔形状の引掛孔5B3bと、が略中央部と縁部とにそれぞれ貫通して形成されている。上記引掛孔5B3bは、図2及び図4〜図5に示すように、後述するラップアンカ10の引掛部13が内部に引掛けられることにより、引掛部13をリヤリンク5Bのリンク長方向へ横ズレさせない形に嵌め込んだ状態とすることのできる孔幅を有する形状に形成されている。
一方、ラップアンカ10は、図3に示すように、略五角形の平板形状にプレスカットされた鋼板材により形成されている。上記ラップアンカ10には、図示しないシートベルトのベルトウェビングの末端部が通されて取り付けられる長孔形状の通し孔11と、ボルト14Aの軸部が差し込まれる丸孔形状の差込孔12と、上述したリヤリンク5Bの引掛孔5B3b内に引掛けられるフック形状に曲げ起こされた引掛部13と、を有した形に形成されている。
上述した通し孔11は、ラップアンカ10の一辺の縁部に沿う形で長孔形状に貫通して形成されている。上記通し孔11の内周部には、通し孔11内に通されるベルトウェビングの擦り切れを防止するための樹脂皮膜がコーティングされている。差込孔12は、ラップアンカ10の略中央部に貫通して形成されている。詳しくは、上記差込孔12は、図4〜図5に示すように、上述した通し孔11の図示しないベルトウェビングが延び出す側(前上側)とは反対側(後ろ下側)の領域における通し孔11の垂直二等分線上の位置に形成されている。
また、引掛部13は、図3に示すように、上述したラップアンカ10の通し孔11が形成された辺と対向する側の先細り状に延出した角部から垂直に折り曲げられて形成されている。詳しくは、上記引掛部13は、図4〜図5に示すように、上述した通し孔11の図示しないベルトウェビングが延び出す側(前上側)とは反対側(後ろ下側)の領域における通し孔11の垂直二等分線上の位置に上述した差込孔12と並んで形成されている。
上記構成のラップアンカ10は、図3に示すように、上述したリヤリンク5Bの取付面部5B3に対して、次のように外側から取り付けられている。先ず、ラップアンカ10を、リヤリンク5Bの取付面部5B3に対して、互いの平板形状同士を面当接させるように接近させ、その引掛部13を引掛孔5B3b内に嵌め込むと共に互いの差込孔12,5B3a同士を位置合わせした状態にセットする。次に、上記互いに位置合わせされた状態とされた各差込孔12,5B3aにボルト14Aの軸部を外側から差し込んで反対側からナット14Bで締結する。これにより、上記ラップアンカ10がリヤリンク5Bの取付面部5B3に対して、互いに軸方向(板厚方向)に面接触した状態となって強固に一体的に締結された状態となる。詳しくは、上記ラップアンカ10は、上述した引掛部13が引掛孔5B3b内に引掛けられて嵌合した構成となっていることにより、リヤリンク5Bの取付面部5B3に対して上記ボルト14Aの軸部を中心とした回転移動も止められた状態として強固に一体的に締結された状態とされるようになっている。
上記ラップアンカ10は、図4〜図5に示すように、上述したリヤリンク5Bの取付面部5B3に対する取り付けにより、その図示しないベルトウェビングの通される通し孔11が、リヤリンク5Bの取付面部5B3からベルトウェビングの延び出す方向側(前上側)に張り出した状態となって組み付けられるようになっている。これにより、上記ラップアンカ10の通し孔11に通されたベルトウェビングが、リヤリンク5Bと干渉しない形となって設けられるようになっている。
上記のようにリヤリンク5Bの取付面部5B3に取り付けられたラップアンカ10は、図4〜図5に示すように、シートリフタ5の昇降動作に伴うリヤリンク5Bの可動範囲が後傾姿勢を維持する範囲内となっていることから、常に、上述した図示しないベルトウェビングの通される通し孔11が、リヤリンク5Bの取付面部5B3からベルトウェビングの延び出す方向側(前上側)に張り出した状態に保たれるようになっている。上記ラップアンカ10は、上記通し孔11に通された図示しないベルトウェビングから車両の前部衝突などに伴う大荷重の入力を受けた際には、同ラップアンカ10の取り付けられたリヤリンク5Bによる支えによって、上記の荷重を強く受け止められるようになっている。
具体的には、上記ラップアンカ10は、上述した図示しないベルトウェビングから通し孔11の内周部に伝達される引張り力の作用を、通し孔11の背裏側(後ろ下側)に位置する差込み式の締結構造14(ボルト14A及びナット14Bの締結構造)と引掛部13の引掛孔5B3bに対する引掛かり構造とによって、比較的真っ直ぐに後ろ下側から強く受け止めることができるようになっている。また、上記ラップアンカ10を支えるリヤリンク5Bは、同リヤリンク5Bに昇降動作のための回転駆動力やブレーキ力を伝達する駆動ユニット5Eと連結されていることから、同駆動ユニット5Eにより発揮されるブレーキ力によって、上記ベルトウェビングから受ける引張り力の作用を定位置で強く受け止めることができるようになっている。
<まとめ>
以上をまとめると、本実施例のシート1は、次のような構成となっている。すなわち、シートクッション(シートクッション3)の乗物本体(フロアF)に対する高さを調節するシートリフタ(シートリフタ5)を備えた乗物用シート(シート1)である。シートリフタ(シートリフタ5)は、シートクッション(シートクッション3)と乗物本体(フロアF)上のベース(スライドレール4)とを連結するリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)のシート幅方向を軸方向とする回転運動によりシートクッション(シートクッション3)の高さを調節する構成とされている。リンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)の外側面部にシートベルトの固定具(ラップアンカ10)が当てられて取り付けられる取付面部(取付面部5B3)が形成され、取付面部(取付面部5B3)が前方側に斜めに面を向けた形状とされている。
このような構成とされていることにより、シートベルトの固定具(ラップアンカ10)を、リンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)の回転運動に伴うシートクッション(シートクッション3)の高さ調節に適切に追従させて動かすことができる。また、固定具(ラップアンカ10)の取り付け先となるリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)の取付面部(取付面部5B3)が前方側に斜めに面を向けた形状とされていることで、固定具(ラップアンカ10)を取付面部(取付面部5B3)に対してシートベルトから引張られる方向側に向けさせた状態に取り付けてテンションを受けても捩じられにくい状態に設けることができる。また、固定具(ラップアンカ10)の取付面部(取付面部5B3)に対する取付方向が真横からでなく前側からとなるため、取付面部(取付面部5B3)の横側に広い取付スペースがなくても前側の開いたスペースから固定具(ラップアンカ10)の取り付けを行うことができる。
また、取付面部(取付面部5B3)が上方側にも斜めに面を向けた形状とされている。このような構成とされていることにより、固定具(ラップアンカ10)を取付面部(取付面部5B3)に対してよりシートベルトから引張られる方向側に向けさせた状態に取り付けてテンションを受けても捩じられにくい状態に設けることができる。また、固定具(ラップアンカ10)の取付面部(取付面部5B3)に対する取付方向が前上側からとなるため、より開いたスペースから固定具(ラップアンカ10)の取り付けを行うことができる。
また、リンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)がシートクッション(シートクッション3)のサイドフレーム(サイドフレーム3Fa)の外側部に連結され、固定具(ラップアンカ10)がリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)の外側部に取り付けられている。このような構成となっていることにより、シートベルトの固定具(ラップアンカ10)を、シートクッション(シートクッション3)のサイドフレーム(サイドフレーム3Fa)と干渉しないようにリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)に取り付けることができる。したがって、リンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)の回転運動を阻害しないようにすることができる。
また、取付面部(取付面部5B3)がリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)から部分的に外側に張り出した形に形成されている。このように、リンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)の固定具(ラップアンカ10)が取り付けられる取付面部(取付面部5B3)を部分的に外側に張り出させることで、固定具(ラップアンカ10)の取り付け時に固定具(ラップアンカ10)がリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)の他の部分(両端箇所5B4等)と干渉しにくくなる。したがって、固定具(ラップアンカ10)をより簡便にリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)に取り付けることができる。
また、固定具(ラップアンカ10)が、リンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)のリンク長方向の中間部(取付面部5B3)に取り付けられている。このような構成となっていることにより、固定具(ラップアンカ10)がリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)の他部材との連結端部(両端箇所5B4)に取り付けられる構成と比べて、固定具(ラップアンカ10)をリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)に取り付けることのできるスペースを広く確保することができる。
また、固定具(ラップアンカ10)がリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)に対して締結ボルト(ボルト14A)の軸まわりの首振り回転が規制された状態として取り付けられている。このような構成となっていることにより、固定具(ラップアンカ10)から延びるシートベルトの配設方向を一定範囲内に留められるように規制することが可能となる。
具体的には、固定具(ラップアンカ10)が、固定具(ラップアンカ10)に形成された凸部(引掛部13)がリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)に形成された凹部(引掛孔5B3b)内に嵌め込まれた状態で、固定具(ラップアンカ10)とリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)とに貫通して差し込まれる締結構造14によりリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)に一体的に取り付けられている。このような構成となっていることにより、固定具(ラップアンカ10)をリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)に対して溶接を用いることなく強固に一体的に取り付けることができる。
なお、上記凸部(引掛部13)と凹部(引掛孔5B3b)との嵌合による固定具(ラップアンカ10)の首振り回転の規制は、固定具(ラップアンカ10)の一定範囲内での首振り回転を許容するように、凹部(引掛孔5B3b)を凸部(引掛部13)よりも回転方向に広い幅を有した形に形成して行われるものであってもよい。
また、シートリフタ(シートリフタ5)が、シートクッション3とベース(スライドレール4)とを左右一対の前側のリンク(フロントリンク5A)と後側のリンク(リヤリンク5B)とで連結する4節リンク機構と、4節リンク機構を構成するいずれかのリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)に回動力とブレーキ力とを伝達する駆動ユニット(駆動ユニット5E)と、を有する構成とされている。固定具(ラップアンカ10)の取り付けられるリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)が、駆動ユニット(駆動ユニット5E)からのブレーキ力の伝達を受ける構成とされている。このような構成となっていることにより、シートベルトに着座乗員の体圧が強くのし掛かるような大荷重が入力された際に、この荷重入力によって固定具(ラップアンカ10)の取り付けられたリンク(車幅方向の外側のリヤリンク5B)を回転させてしまうことなく、同荷重を定位置で安定して受け止めることができる。
続いて、実施例2のシート1(乗物用シート)の構成について、図8を用いて説明する。本実施例では、車幅方向の外側のリヤリンク5B(リンク)の取付面部5B3に、同取付面部5B3上に取り付けられたラップアンカ10(固定具)に対して回転方向の双方向から当接する突起5B3cが突出して設けられた構成となっている。上記各突起5B3cがラップアンカ10に回転方向の双方向から当接する構造により、ラップアンカ10がリヤリンク5Bに対してボルト14Aの軸まわりの首振り回転が規制された状態として一体的に取り付けられた状態とされている。
なお、上記各突起5B3cによるラップアンカ10の首振り回転の規制は、ラップアンカ10の一定範囲内での首振り回転を許容するように、ラップアンカ10との間に回転方向の隙間を空けて行われるものであってもよい。また、各突起5B3cは、実施例1で示したラップアンカ10から半径方向に延出する引掛部13のようにラップアンカ10から半径方向に延びる延出部を形成して、この延出部に回転方向の双方向から当接するように設けられる(一定の隙間を空けて設けられるものも含む。)ものであってもよい。また、各突起5B3cは、ラップアンカ10から板厚方向(軸方向)に押し出されて形成される一体構造から成るものの他、ラップアンカ10に軸方向に圧入されたりかしめられたり溶接されたりして取り付けられる別体構造から成るものであってもよい。上記以外の構成については、実施例1で示したシート1と同じ構成となっているため、同一の符号を付して説明を省略することとする。
<その他の実施例>
以上、本発明の実施形態を2つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車の右側座席以外のシートにも適用することができる他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
また、シートリフタは、X字状に組まれたいわゆるパンタグラフ式のリンク機構のリンク運動によってシートクッションの高さ調節を行うものであってもよい。また、シートリフタを構成するリンクに取り付けられるシートベルトの固定具は、上記実施例で示したラップアンカに限らず、ベルトウェビングに通されたタングプレートを装着するバックルであってもよい。また、シートリフタは、特開2015−067135号公報等の文献に開示された構成のように、操作レバーを上げ下げする操作によって、手動で昇降操作される構成であってもよい。
また、上記固定具は、必ずしもリンクに一体的に取り付けられるものでなくてもよく、回転可能にピン連結された状態として取り付けられるものであってもよい。また、固定具は、リンクに対して溶接やカシメ等の差込み式の締結構造以外の手段によって取り付けられるものであってもよい。また、上記固定具は、リンクに対して直接接触した形に取り付けられるものの他、ブラケット等の別部材を介してリンクに直接接触しない形で間接的に取り付けられるものであってもよい。また、固定部は、リンクのリンク長方向の中間部に取り付けられるものの他、リンクの端箇所に取り付けられるものであってもよい。
また、取付面部は、リンクから外側に張り出した位置で前方側に斜めに面を向ける形に形成されるものの他、リンクから内側に引き込まれた位置で前方側に面を向ける形に形成されていてもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
3 シートクッション
3F クッションフレーム
3Fa サイドフレーム
3Fb フロントパネル
4 スライドレール(ベース)
5 シートリフタ
5A フロントリンク
5A1 ブッシュ
5A2 連結軸
5B リヤリンク(リンク)
5B1 ブッシュ
5B2 連結軸
5B3 取付面部
5B3a 差込孔
5B3b 引掛孔
5B3c 突起
5B4 端箇所
5C フロントパイプ
5D リヤパイプ
5E 駆動ユニット
6 フロントチルト機構
6A チルトアーム
6B 回転軸
6C 屈伸リンク
6D 駆動ユニット
10 ラップアンカ(固定具)
11 通し孔
12 差込孔
13 引掛部
14 締結構造
14A ボルト
14B ナット
F フロア(乗物本体)

Claims (2)

  1. シートクッションの乗物本体に対する高さを調節するシートリフタを備えた乗物用シートであって、
    前記シートリフタは、前記シートクッションと乗物本体上のベースとを連結するリンクのシート幅方向を軸方向とする回転運動により前記シートクッションの高さを調節する構成とされ、
    前記リンクの外側面部にシートベルトの固定具が当てられて取り付けられる取付面部が形成され、該取付面部が前方側に斜めに面を向けた形状とされている乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記取付面部が上方側にも斜めに面を向けた形状とされている乗物用シート。
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