JP6677092B2 - ロック装置、及び乗物用シート - Google Patents

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本発明は、シートを乗物にロックするロック装置、及びそのロック装置を備えた乗物用シートに関する。
特許文献1に記載されているように、乗物及びその乗物に搭載されるシートのうちいずれか一方に設けられた係合部と係合して、当該シートを固定するロック装置が知られている。ロック装置は、フックと、ポールと、カムと、カムスプリングと、ポールスプリングとを備えている。
フックは、第1支持軸を中心に揺動可能に軸支され、係合部と係合する切り欠き状に形成された受入部を有している。ポールは、第2支持軸を中心に揺動可能に軸支されている。ポールは、ロック状態においてフックと係合してフックと係合部との係合状態を保持する。そして、ポールは、ロック状態が解除される方向へと操作されると、フックと非係合となり、フックと係合部との係合状態も解除される。
カムは、ロック状態においてフックを係止し、ポールの揺動に連動して揺動するように第2支持軸を中心に軸支されている。
カムスプリングは、カムを付勢するスプリングであり、フックと係合する方向へと付勢する。ポールスプリングは、ポールとフックとの両方を付勢するコイルスプリングである。ポールスプリングは、ポールがフックと係合する方向へとポールに付勢し、係合部とフックの受入部との係合が解除される方向へとフックに付勢するように、一端がポールに接続され、他端がフックに接続されている。
特開2010−274770号公報
特許文献1に記載されたロック装置では、ロック状態を解除するために、ポールを解除方向に操作する必要がある。ポールには、ポールスプリングによって、フックと係合、即ち、ロック状態を維持するように付勢されている。ロック状態の解除に必要な力は、解除方向へのポールの操作量に比例して大きくなる。
このため、特許文献1に記載されたロック装置では、ロック状態を解除するために、解除方向へのポールの操作量を大きくしなければならず、その操作に必要な力が大きくなると言う課題があった。
つまり、特許文献1に記載されたロック装置では、ロック状態の解除に必要な操作力が大きいという課題があった。
そこで、本発明は、ロック状態の解除に必要な操作力を抑制可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様は、乗物及びその乗物に搭載されるシートのうちいずれか一方に設けられた係合部と係合して、当該シートを固定するロック装置に関する。
ロック装置は、フックと、ポールと、付勢部と、抑制部とを備えている。
フックは、第1支持軸を中心に揺動可能に軸支され、係合部と係合する切り欠き状に形成された受入部を有している。ポールは、第2支持軸を中心に揺動可能に軸支されている。
付勢部は、ポールを付勢する。さらに、付勢部は、ロック状態においてはロック方向へと付勢し、当接状態を脱した非当接状態となると、解除方向へと付勢の方向を変更する。
抑制部は、付勢部における解除方向への付勢力よりも大きな付勢力で、ロック方向へとポールに付勢する。
なお、ロック状態とは、フックの受入部に係合部が挿入されシートが固定された状態である。当接状態とは、ロック状態が維持されるようにフックとポールとが当接した状態である。ロック方向とは、揺動可能な方向のうちロック状態が維持される方向である。解除方向とは、揺動可能な方向のうちロック状態が解除される方向である。
このようなロック装置では、ポールが解除方向へと操作された場合、そのポールが非当接状態に達した時点で付勢の方向が解除方向となる。このため、ロック装置によれば、付勢部の付勢によってロックの解除を補助でき、ロック状態の解除に必要な力を低減できる。
すなわち、ロック装置であれば、ロック状態の解除に必要な操作力を抑制可能な技術を提供できる。
しかも、ロック装置における抑制部は、付勢部における解除方向への付勢力よりも大きな付勢力で、ロック方向へとポールに付勢している。このため、ロック装置によれば、解除の操作が終了すると、ロック状態へと自動的に戻すことができる。
また、ロック装置における抑制部は、カムと、カム付勢部とを備えていてもよい。
この場合、カムは、第2支持軸を中心に、ポールの揺動に連動して揺動するように構成されていてもよい。カム付勢部は、ロック方向へとカムに付勢するように構成されていてもよい。
このようなロック装置によれば、カムとカム付勢部とによって、抑制部を構成することができる。
このようなロック装置では、カム付勢部によってカムを付勢することで、カムの揺動に連動してポールがロック方向へと戻る。つまり、ロック装置によれば、解除操作の実行が停止されると、ポール及びカムをロック方向へと自動的に揺動できる。
さらに、ロック装置における付勢部は、スプリングであり、非変位対象物に一端部が固定され、他端部がポールに固定されていてもよい。このスプリングの固定は、ポールの揺動に伴って付勢の方向が変化するようになされている。
なお、非変位対象物とは、乗物及びその乗物に搭載されるシートのうち係合部が設けられていない他方に対して変位しない部品である。
このようなロック装置によれば、いわゆるターンオーバースプリングによって、付勢部を構成することができる。
また、ロック装置における付勢部は、非当接状態となるタイミングにおいて、第2支持軸の軸中心、スプリングの一端部、及びスプリングの他端部が直線上に配置されるように、スプリングの一端部及び他端部が固定されていてもよい。
このようなロック装置によれば、非当接状態となったタイミングで、付勢部による付勢の方向を解除方向へとより確実に変更することができる。
なお、本発明の一態様は乗物用シートであってもよい。この場合、係合部は、乗物に設けられていてもよい。そして、乗物用シートは、上述したロック装置が設けられたシートバックを備えていてもよい。
このような乗物用シートであれば、ロック状態の解除を小さな操作力で実現可能とすることができる。
本発明が適用されたロック装置の設置位置を示す説明図である。 ロック装置の構造を示す分解斜視図である。 ロック解除操作におけるフックとポールとポールスプリングとの状況を示す図であり、(A)はロック状態における状況を示す図であり、(B)は解除操作中における状況を示す図であり、(C)は非当接状態における状況を示す図であり、(D)は解除状態における状況を示す図である。 ロック装置の解除操作力を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<シート>
図1に示すシート1は、乗物としての自動車に搭載される。
シート1は、自動車の後席を構成するシートである。
係合部5は、自動車のボデーから車室内に突出する部材である。この係合部5は、棒状の部材であってもよいし、「L字形」の部材であってもよいし、「コの字型」の部材であってもよい。以下では、係合部5をストライカ5とも称す。
シート1は、シートクッション7と、シートバック9と、ロック装置10とを備えている。シート1は、特許請求の範囲に記載された乗物用シートの一例である。
シートクッション7は、座面を構成する。シートバック9は、背もたれを構成する。シート1は、シートクッション7に対してシートバック9が傾倒可能に構成されている。
ロック装置10は、ストライカ5と係合して、シートバック9の位置を固定する装置である。このロック装置10は、シートバック9に固定されている。
<ロック装置の詳細>
図2に示すように、ロック装置10は、ベース12と、第1支持軸14と、フック16と、フックスプリング30と、第2支持軸32と、ポール34と、カム44と、カムスプリング54と、ポールスプリング56と、キャップ58とを備えている。
ベース12は、シート1に固定される基板である。第1支持軸14は、軸状の部材であり、一端がベース12に固定され、他端がキャップ58に固定される。
フック16は、第1支持軸14を中心に揺動可能に軸支された板状の部材である。フック16は、本体部18と、受入部20と、固定曲部22と、カバー24とを備え、受入部20がストライカ5と係合して、自動車のボデーにシート1を固定する部材である。
本体部18は、板状の部位であり、第1支持軸14が挿通される第1挿通孔26を有している。
受入部20は、ストライカ受部28と導入案内部29とを備え、ストライカ受部28と導入案内部29とに挟まれた溝が切り欠き状に形成された部位である。ストライカ受部28は、ロック状態においてストライカ5を支持する部位である。導入案内部29は、本体部18から突出する棒状の部位であり、ストライカ受部28と略平行となるように突出されている。
この受入部20には、ストライカ5が挿入され、受入部20とストライカ5とが係合する。
固定曲部22は、本体部18において弧状に湾曲した部位である。
本実施形態のフック16は、第1支持軸14を中心に揺動可能に構成されている。そのフック16は、解除状態において、ストライカ5とフック16とが離間した位置となる。
そして、フック16が、ロック状態となる方向に揺動されると、ストライカ5がフック16の受入部20に挿入される。さらに、ロック状態となる方向にフック16が揺動されると、ストライカ5は、フック16の受入部20の最深部に達し、ストライカ受部28に支持される。これによって、フック16の受入部20にストライカ5が挿入されフック16の受入部20にストライカ5が収納され、ストライカ5とフック16とが係合した状態となる。
なお、ロック状態とは、フック16の受入部20に係合部5が挿入されシート1が固定された状態である。また、揺動可能な方向のうちロック状態が維持される方向を、ロック方向と称す。このロック方向とは、換言すると、ロック状態となる方向であり、図2に示すフック16のロック方向は、反時計回りの方向である。
さらに、揺動可能な方向のうちロック状態が解除される方向を、解除方向と称す。この解除方向とは、換言すると、解除状態となる方向であり、図2に示すフック16の解除方向は、時計回りの方向である。
カバー24は、ロック装置10を構成する各部、及びストライカ5と緩衝する。カバー24は、例えば、樹脂材料を用いて形成されている。
フックスプリング30は、解除方向へとフック16を付勢するスプリングである。フックスプリング30の一端はキャップ58に固定され、フックスプリング30の他端はフック16に固定される。
第2支持軸32は、軸状の部材であり、一端がベース12に固定され、他端がキャップ58に固定される。
ポール34は、板状の部材であり、第2支持軸32が挿通される第2挿通孔36を有している。すなわち、ポール34は、第2支持軸32を中心に揺動可能に軸支される。
さらに、ポール34は、第1係合曲部38と、連動突起40とを有している。第1係合曲部38は、ロック状態においてフック16の固定曲部22と係合する部位であり、固定曲部22と係合するように湾曲した形状に形成されている。連動突起40は、ポール34の一方の面から突出する突起である。
カム44は、板状の部材であり、第2支持軸32が挿通される第3挿通孔46を有し、第2支持軸32を中心にポール34の揺動に連動して揺動するように構成されている。このカム44は、第2係合曲部48と、連動孔50とを備えている。
第2係合曲部48は、ロック状態において、フック16の固定曲部22と係合する部位であり、固定曲部22と係合するように湾曲した形状に形成されている。連動孔50は、ポール34の連動突起40が摺動可能に挿入される弧状の孔である。
ポール34及びカム44は、ベース12の表面から、ポール34、カム44の順序で配置され、共に、第2支持軸32に軸支されている。このように配置されたポール34及びカム44は、カム44の連動孔50に、ポール34の連動突起40が挿入される。
そして、作業者によってポール34が解除方向へと揺動されると、カム44の連動孔50を構成する一方の端部にポール34の連動突起40が係合する。さらに、ポール34が解除方向へと揺動されると、カム44は、ポール34の揺動に連動して、解除方向へと揺動される。
この解除方向へのポール34及びカム44の揺動によって、ポール34の第1係合曲部38及びカム44の第2係合曲部48がフック16の固定曲部22と非当接状態となる。すると、フック16は、解除方向へと揺動して、ロック状態が解除された解除状態となる。
なお、非当接状態とは、当接状態を脱した状態、即ち、当接状態ではない状態である。また、当接状態とは、ロック状態が維持されるようにフック16とポール34とが当接した状態である。
なお、図2に示すポール34及びカム44における固定方向は、反時計回りの方向である。また、図2に示すポール34及びカム44における解除方向は、時計回りの方向である。
ポールスプリング56は、ポール34を付勢するスプリングである。ポールスプリング56は、特許請求の範囲に記載された付勢部の一例である。このポールスプリング56は、いわゆるターンオーバースプリングとして構成されている。ここで言うターンオーバースプリングとは、ロック状態においてはロック方向へと付勢し、非当接状態となると、解除方向へと付勢の方向を変更するスプリングである。
本実施形態におけるポールスプリング56は、コイルスプリングであり、ポール34の揺動に伴って付勢の方向が変化するように、非変位対象物に一端部62が固定され、他端部63がポール34に固定されている。
非変位対称物におけるポールスプリング56の一端部62の固定位置は、例えば、フック16とポール34とが当接状態である場合に、ポール34の回転中心からポール34の中央部分を通過する直線よりも解除方向側である。また、ポールスプリング56の他端部63の固定位置は、例えば、ポール34の回転中心からポール34の中央部分を通過する直線上であり、ポールスプリング56の一端部62の固定位置よりも径方向に沿った外側である。
さらには、ポールスプリング56の固定は、第2支持軸32の軸中心、ポールスプリング56の一端部62、及びポールスプリング56の他端部63が、非当接状態となるタイミングにおいて、この順序で直線上に配置されるようになされる。
すなわち、ポールスプリング56は、ポール34の揺動に伴って付勢の方向が変化し、ロック状態においてはロック方向へとポール34を付勢し、非当接状態となると、解除方向へと付勢の方向を変更する。
なお、非変位対象物とは、乗物及びその乗物に搭載されるシート1のうち係合部5が設けられていない他方に対して非変位となる物体である。この非変位対称物の一例として、ベース12やキャップ58が考えられる。さらに言えば、非変位対称物の一例は、シートバック9そのものであってもよい。
カムスプリング54は、ロック方向へとカム44を付勢するスプリングである。カムスプリング54の一端はキャップ58に固定され、カムスプリング54の他端はカム44に固定される。このカムスプリング54によるロック方向への付勢力は、ポールスプリング56による解除方向への付勢力も大きな付勢力に調整されている。
カムスプリング54は、特許請求の範囲に記載のカム付勢部の一例である。また、本実施形態では、カム44とカムスプリング54とによって、特許請求の範囲に記載の抑制部を構成する。
つまり、解除状態となったカム44が、カムスプリング54による付勢力によって固定方向に揺動されると、カム44の連動孔50を構成する他方の端部にポール34の連動突起40が係合する。そして、カム44が固定方向に更に揺動されると、ポール34は、カム44の揺動に伴われて固定方向へと揺動される。
この固定方向へのポール34及びカム44の揺動によって、ポール34の第1係合曲部38及びカム44の第2係合曲部48がフック16の固定曲部22に当接すると、フック16は、固定方向へと揺動して、ロック状態となる。
キャップ58は、ベース12に固定される部材であり、第1支持軸14に軸支されたフック16、及び第2支持軸32に軸支されたポール34とカム44とを覆う。
<ロック装置の作用効果>
図3(A)に示すようにロック状態である場合、ポールスプリング56によりロック方向への付勢力がポール34に加えられる。このようなポール34が作業者によって解除方向へと操作される場合、通常、ポールスプリング56によるロック方向への付勢力よりも大きな力で、そのポール34は揺動される(図3(B)参照)。
そして、解除方向へとポール34が揺動されて、図3(C)に示すように、ポール34の第1係合曲部38及びカム44の第2係合曲部48がフック16の固定曲部22と非当接状態となると、ポールスプリング56によるポール34への付勢は、その付勢の方向がロック方向では無くなる。さらに、図3(D)に示すように、解除方向へとポール34が揺動されると、ポールスプリング56によるポール34への付勢は、解除方向への力が大きくなる。
このことから、ポール34に加わるロック方向の付勢力(換言すると、軸周りのトルク)は、図4に示すように、カムスプリング54による付勢力から、ポールスプリング56による付勢力を減算した値となる。
つまり、ロック装置10によれば、ポールスプリング56によって付勢力の方向を変更することでロックの解除を補助でき、ロック状態の解除に必要な力を低減できる。
換言すると、ロック装置10であれば、ロック状態の解除に必要な操作力を抑制可能な技術を提供できる。
特に、ロック装置10では、ポールスプリング56をターンオーバースプリングによって構成している。しかも、ポールスプリング56は、非当接状態となるタイミングにおいて、第2支持軸32の軸中心、ポールスプリング56の一端部62、及びポールスプリング56の他端部63が直線上に配置されるように、一端部62及び他端部63が固定されている。
よって、ロック装置10によれば、非当接状態となったタイミングで、ポールスプリング56による付勢の方向を解除方向へとより確実に変更することができる。
ところで、ロック装置10におけるカムスプリング54は、ポールスプリング56における解除方向への付勢力よりも大きな付勢力で、ロック方向へとポール34に付勢している。このため、ロック装置10によれば、作業者による解除の操作、即ち、ポール34の解除方向への揺動が終了すると、ロック状態へと自動的に戻すことができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
上記実施形態では、フックスプリング30とカムスプリング54とを別々のスプリングとして構成していたが、フックスプリング30とカムスプリング54とが同一のスプリングとして構成されていてもよい。例えば、カムスプリング54の一端をカム44に固定し、カムスプリング54の他端をフック16に固定することで、カムスプリング54がフックスプリング30としての機能を兼ね備えてもよい。
さらに、上記実施形態においては、カム44とカムスプリング54とによって、特許請求の範囲に記載の抑制部を構成していたが、特許請求の範囲に記載の抑制部は、カム44とカムスプリング54とによって構成されていなくともよい。特許請求の範囲に記載の抑制部は、例えば、スプリングだけで実現されていてもよいし、その他の構成によって実現されていてもよい。
また、上記実施形態では、ポールスプリング56としてコイルスプリングを想定したが、ポールスプリング56を構成するスプリングは、これに限るものではない。例えば、ポールスプリング56は、板ばねを用いて構成されていてもよい。
上記実施形態におけるロック装置10は、後席のシートバック9に設けられていたが、ロック装置10が設けられる対象は、シートクッション7であってもよい。更に言えば、ロック装置10が設けられる対象は、前席のシートであってもよい。
また、上記実施形態では、係合部5が自動車のボデーに設けられ、ロック装置10がシートバック9に設けられていたが、係合部5がシート1に設けられ、ロック装置10が自動車のボデーに設けられていてもよい。
上記実施形態では、乗物として自動車を想定したが、乗物は、これに限るものではなく、例えば、航空機であってもよいし、列車であってもよいし、船舶であってもよい。
なお、上記実施形態の構成の一部を省略した態様も本発明の実施形態である。また、上記実施形態と変形例とを適宜組み合わせて構成される態様も本発明の実施形態である。また、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。
1…シート 5…係合部(ストライカ) 7…シートクッション 9…シートバック 10…ロック装置 12…ベース 14…第1支持軸 16…フック 18…本体部 20…受入部 22…固定曲部 24…カバー 26…第1挿通孔 28…ストライカ受部 29…導入案内部 30…フックスプリング 32…第2支持軸 34…ポール 36…第2挿通孔 38…第1係合曲部 40…連動突起 44…カム 46…第3挿通孔 48…第2係合曲部 50…連動孔 54…カムスプリング 56…ポールスプリング 58…キャップ 62…一端部 63…他端部

Claims (5)

  1. 乗物及びその乗物に搭載されるシートのうちいずれか一方に設けられた係合部と係合して、当該シートを固定するロック装置であって、
    第1支持軸を中心に揺動可能に軸支され、前記係合部と係合する切り欠き状に形成された受入部を有したフックと、
    第2支持軸を中心に揺動可能に軸支されたポールと、
    前記フックの受入部に前記係合部が挿入され前記シートが固定された状態をロック状態とし、前記ロック状態が維持されるように前記フックと前記ポールとが当接した状態を当接状態とし、揺動可能な方向のうち前記ロック状態が維持される方向をロック方向とし、揺動可能な方向のうち前記ロック状態が解除される方向を解除方向とし、
    前記ポールを付勢する付勢部であって、前記ロック状態においては前記ロック方向へと付勢し、前記当接状態を脱した非当接状態となると、前記解除方向へと付勢の方向を変更する付勢部と、
    前記付勢部における前記解除方向への付勢力よりも大きな付勢力で、前記ロック方向へと前記ポールに付勢する抑制部と
    を備える、ロック装置。
  2. 前記抑制部は、
    前記第2支持軸を中心に、前記ポールの揺動に連動して揺動するカムと、
    前記ロック方向へと前記カムに付勢するカム付勢部と
    を、更に備える、請求項1に記載のロック装置。
  3. 乗物及びその乗物に搭載されるシートのうち前記係合部が設けられていない他方に対して非変位である部品を非変位対象物とし、
    前記付勢部は、スプリングであり、前記ポールの揺動に伴って付勢の方向が変化するように、前記非変位対象物に一端部が固定され、他端部が前記ポールに固定されている、請求項1または請求項2に記載のロック装置。
  4. 前記付勢部は、前記非当接状態となるタイミングにおいて、前記第2支持軸の軸中心、前記スプリングの一端部、及び前記スプリングの他端部が直線上に配置されるように、前記スプリングの一端部及び前記他端部が固定されている、請求項3に記載のロック装置。
  5. 前記係合部は、乗物に設けられ、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のロック装置が設けられたシートバックを備える、乗物用シート。
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