JP6135196B2 - シートロック装置の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シートロック装置の取付構造に関する。
四輪自動車等の車両には、車両本体に設置したシートのシートバックを、ストライカとシートロック装置とを用いて所定の角度に保持するものがある。このようなシートは、シートクッションとシートバックとがヒンジで連結されており、シート使用時には車両本体に設けた板状部材でシートバックを支持するとともに、ストライカとシートロック装置とを用いてシートバックを所定の角度に保持している(例えば、特許文献1を参照。)。板状部材は、シート使用時にシートバックが車両後方側に倒れないよう、車両後方側からシートバックを支持するものである。また、ストライカ及びシートロック装置は、板状部材に支持されたシートバックが車両前方側に倒れないようにするものである。シートロック装置はストライカを拘束する状態と拘束したストライカを解放する状態とを切替可能に構成した装置である。ストライカをシートバックに設けた場合、シートロック装置は車両本体に取り付けられる。
ストライカをシートバックに設ける場合、シートバックが板状部材に支持された支持位置に移動した状態で板状部材と対向する面に設ける。板状部材には、シートバックが支持位置に移動した場合にストライカが進入する開口部を形成しておく。シートロック装置は、板状部材を境として支持位置にあるシートバックとは反対側に配置し、ボルト等の締結部材を用いて板状部材に取り付けておく。こうすることで、シートバックが支持位置に移動した場合に板状部材の開口部に進入したストライカをシートロック装置で拘束し、シートバックが板状部材から離間する車両前方側に倒れないようにすることができる。
また、シートを使用しない場合等には、シートロック装置を操作してストライカを解放することで、シートバックを車両前方側に倒すことができる。
特開2012−127402号公報
シートロック装置でストライカを拘束しシートバックが車両前方側に倒れないようにした場合、シートバックに車両前方側に倒す方向の力が作用すると、ストライカがシートロック装置を引張る。この際、シートロック装置にかかる負荷はシートロック装置を取り付けた板状部材に伝達する。そのため、シートロック装置を取り付けた板状部材が変形してシートロック装置の向きや位置が変わってしまう虞がある。
なお、シートロック装置が引張られることによる板状部材の変形は、上記の場合に限らず、車両本体の床面に取り付けたシートロック装置でシートクッションに設けたストライカを拘束した場合等にも、シートロック装置が引張られることにより板状部材が変形する虞がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両本体に設けた板状部材に支持されるシートにストライカを設け、車両本体に取り付けたシートロック装置でストライカを拘束する場合に、シートロック装置が引張られることによる板状部材の変形を防ぐことが可能なシートロック装置の取付構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るシートロック装置の取付構造は、車両本体に設けた板状部材に支持される支持位置と前記板状部材から離間した離間位置との間を移動するシートにストライカを設け、前記シートが支持位置にある場合に前記板状部材に形成した開口部に進入した前記ストライカを拘束する状態と前記ストライカを解放する状態とに切替可能に構成したシートロック装置を取付部を介して前記車両本体に取り付けてあり、前記シートロック装置は、ストライカ進入溝を有するベースプレートと、前記ベースプレートに回転可能に設けられたフック軸に回転可能に支持されたフックとを備え、前記フック軸を介して前記ストライカ進入溝の位置を回転可能な状態で前記取付部に取り付けられ、前記フック軸の軸心方向が前記取付部に直交していることを特徴とする。
本発明の請求項に係るシートロック装置の取付構造は、請求項1に係るシートロック装置の取付構造において、前記取付部が前記板状部材の開口部の近傍に位置するように、前記取付部が設けられた取付部材を前記板状部材に接合してコーナー部を設けたことを特徴とする。
本発明に係るシートロック装置の取付構造では、シートロック装置と板状部材における開口部を形成した開口部形成面との間に隙間を設けた状態で、取付部を介してシートロック装置を車両本体に取り付けてある。また、取付部は、板状部材の開口部形成面から離間した位置に設けてある。そのため、板状部材の開口部に進入したストライカを拘束しているシートロック装置が当該ストライカに引張られた場合、シートロック装置にかかる負荷はまず取付部に伝達する。その後、取付部に曲げ変形が生じてシートロック装置が板状部材に当接すると、シートロック装置にかかる負荷の一部が板状部材に伝達される。そのため、シートロック装置が引張られることによる板状部材の変形を防ぐことができる。
図1は、本発明の実施の形態であるシートロック装置の取付構造を適用した車両の断面図である。 図2は、図1におけるシートロック装置の取付部分を車両上方から見た平面図である。 図3は、図1におけるシートロック装置の取付部分を拡大した断面図である。 図4は、図3のA矢視図であり、シートロック装置の構成及び取付方法を示す平面図である。 図5は、図4のB−B’線断面図である。 図6は、シートロック装置からストライカが解放された状態を示す平面図である。 図7は、ストライカの進入位置がずれた場合のシートロック装置の挙動を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るシートロック装置の取付構造についての実施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態であるシートロック装置の取付構造を適用した車両の断面図である。図2は、図1におけるシートロック装置の取付部分を車両上方から見た平面図である。図3は、図1におけるシートロック装置の取付部分を拡大した断面図である。
本実施の形態では、トランクルームと室内とを連通させるトランクスルー機能を備えた車両を例に挙げる。この種の車両は、図1に示すように、車両本体1における車室の後方側にトランクルームTRが設けられており、車両本体1のトランクリッド2を開けることで車外から荷物を出し入れできる。また、車室とトランクルームTRとは、車両本体1の床面101に設置されたリアシート3と車両本体1のトランクリッド支持部102から車両前方側に設置されたリアパーセル4とにより分離されており、リアシート3のシートバック302を車両前方側に倒すことで連通する。
リアシート3は、車両本体1に取り付けられたシートクッション301とシートバック302とがヒンジ303で連結されており、シートバック302を図1に実線で示した起立姿勢から車両前方側に倒せるようになっている。なお、リアシート3は、図2に示すように、2つのシートバック302,304が車両左右方向に並んでいる。シートバック304は、ヒンジ305によりシートクッション301と連結されており、シートバック302とは独立して車両前方側に倒せるようになっている。さらに、シートバック302,304は、起立姿勢時に車両後方側を向く面にストライカ306を設けてある。シートバック302のストライカ306は、図2に示すようにシートバック302とシートクッション301とを連結する一対のヒンジ303間の車両左右方向で略中央となる位置に設けてある。同様に、シートバック304のストライカ306は、シートバック304とシートクッション301とを連結する一対のヒンジ305間の車両左右方向で略中央となる位置に設けてある。また、シートバック302,304のストライカ306は、それぞれシートバック302,304の背面の上部側に設けてある。
車両本体1におけるリアパーセル4の下方側には、図1及び図3に示すように、クロスメンバ(板状部材)5と、シートロック装置6と、取付部材7とが設けられている。
クロスメンバ5は、車両本体1の左右方向に設けられた断面が略矩形状の補強部材であり、車両前方側にシートバック302,304を支持する板状のシートバック支持部5Aが設けられている。シートバック支持部5Aは、起立姿勢のシートバック302,304を車両後方側から支持し、シートバック302,304が車両後方側に倒れないようにしている。このシートバック支持部5Aには、ストライカ306が進退可能な開口部5B,5Cを形成してある。シートバック支持部5Aの開口部5B,5Cは、シートバック302,304が起立姿勢すなわちシートバック支持部5Aに支持された支持位置にある場合に、ストライカ306が進入可能な位置に形成してある。また、クロスメンバ5には、シートバック支持部5Aの下端から車両後方側に延在する部分が設けられており、その先端はリアパーセル4側に屈曲している。
シートロック装置6は、後述するように、ストライカ306を拘束する状態とストライカ306を解放する状態とに切替可能に構成された装置である。このシートロック装置6は、シートバック支持部5Aを境とした車両後方側であり、かつシートバック支持部5Aの開口部5B,5Cに進入したストライカ306を拘束可能な位置に配置される。シートロック装置6は、図1及び図3に示すように、締結部材8(ボルト801及びナット802)で取付部材7に取り付けられており、取付部材7を介して車両本体1に取り付けられている。この際、シートロック装置6は、クロスメンバ5のシートバック支持部5Aにおける開口部5B,5Cが形成された開口部形成面との間に隙間を設けた状態で取付部材7に取り付けてある。
取付部材7は、シートバック支持部5Aを境とした車両後方側に、リアパーセル4とクロスメンバ5とで画成される空間に内包させる態様で設けてある。取付部材7におけるシートロック装置6を取り付ける取付部7Aは、クロスメンバ5のシートバック支持部5Aにおける開口部形成面から離間した位置に設けてある。また、取付部材7の取付部7Aは、シートロック装置6側を向いたシートロック装置取付面がクロスメンバ5のシートバック支持部5Aにおける開口部形成面と直交する向きになるように設けてある。取付部材7は、取付部7Aの車両前方側に位置する端部をクロスメンバ5に接合し、取付部材7とクロスメンバ5とで構成されるコーナー部を設けてある。また、取付部材7は、取付部7Aの車両後方側にリアパーセル4側に屈曲した屈曲部及びリアパーセル4に沿って延在する端部を有する。取付部材7の車両後方側の端部は、リアパーセル4とクロスメンバ5とで挟まれており、リアパーセル4とともにクロスメンバ5に接合されている。
次に、シートロック装置6の構成及び取付部材7への取付方法について説明する。
図4は、図3のA矢視図であり、シートロック装置の構成及び取付方法を示す平面図である。図5は、図4のB−B’線断面図である。図6は、シートロック装置からストライカが解放された状態を示す平面図である。図7は、ストライカの進入位置がずれた場合のシートロック装置の挙動を示す平面図である。なお、図6及び図7は、いずれも図3のA矢視図に相当する平面図である。
シートロック装置6は、ケース10と、ベースプレート11と、フック12と、オープンレバー13と、ガイドレバー14と、フック軸15とを備える。
ケース10及びベースプレート11は、フック12、オープンレバー13、ガイドレバー14等を収容する収容部材である。ケース10には、ストライカ進入溝10Aと、フック軸挿通孔10Bと、オープンレバー支持軸10Cと、ガイドレバー支持軸10Dとが設けられている。ストライカ進入溝10Aは、ストライカ306が進入する溝である。フック軸挿通孔10Bは、フック12を回転可能に支持するフック軸15を挿通する孔である。オープンレバー支持軸10Cは、オープンレバー13を回転可能に支持する円筒状の軸である。ガイドレバー支持軸10Dは、ガイドレバー14を回転可能に支持する円筒状の軸である。ベースプレート11には、ストライカ進入溝(図示せず)と、フック軸挿通孔11Aとが設けられている。
フック12は、ケース10のフック軸挿通孔10B及びベースプレート11のフック軸挿通孔11Aに挿通したフック軸15に回転可能に支持されており、ストライカ進入溝10Aに進入したストライカ306と係合してストライカ306を拘束する拘束位置(図4に示した位置)と、拘束したストライカ306を解放する解放位置との間を移動する。フック12が拘束位置にある場合、フック12におけるフック部(図示せず)がストライカ進入溝10Aを横切り、係合面12Aがストライカ306と係合することでストライカ306を拘束する。このフック12は、図示しないバネにより開放位置から拘束位置に向かう方向(図4における反時計回り方向)に付勢してある。
オープンレバー13は、フック12を拘束位置から解放位置に移動させるレバーであり、オープンレバー軸10Cに回転可能に支持されている。このオープンレバー13は、図示しないバネにより図4における反時計回りに付勢してある。フック12が拘束位置にある場合、オープンレバー13は、第1の係合部13Aがフック12のインジケート突部12Bと係合した位置に保持される。
ガイドレバー14は、解放位置に移動したフック12を解放位置に保持するレバーであり、ガイドレバー軸10Dに回転可能に支持されている。このガイドレバー14は、図示しないバネにより図4における時計回り方向に付勢してある。フック12が拘束位置にある場合、ガイドレバー14は、ストライカ当接部14Aがストライカ306から受ける押圧荷重によりストライカ進入溝10Aから後退した位置に保持される。
フック軸15は、フック12を支持する円筒状部材の一端にフランジ15Aを設けてあり、ケース10のフック軸挿通孔10B及びベースプレート11のフック軸挿通孔11Aに回転可能に挿通してある。このフック軸15は、取付部材7に取り付ける際の取付部でもあり、フック軸15及び取付部材7の貫通孔7Bにボルト801の軸801Bを挿通し、ナット802で締結固定することでシートロック装置6が取付部材7に回転可能に取り付けられる。この際、フック軸15のフランジ15Aをベースプレート11と取付部材7との間に介在させることで、ベースプレート11と取付部材7との間に隙間を設けておく。
このようなシートロック装置6で拘束しているストライカ306を解放する際には、オープンレバー13を図4における時計回り方向に回転させる。これにより、オープンレバー13の押圧部13Bがフック12のインジケート突部12Bを押圧し、フック12が図4における反時計回りに回転する。そして、フック12が図6に示した解放位置まで回転移動し、フック12の係合面12Aとストライカ306との係合が解除されると、ストライカ306が解放される。ストライカ306が解放されると、ガイドレバー14が図6に示すように時計回り方向に回転し、ストライカ当接部14Aがストライカ進入溝10Aに進出する。これにより、解放されたストライカ306がストライカ進入溝10Aから退出する方向に押出される。また、ガイドレバー14が図6に示した位置に移動すると、ガイドレバー14のフック係止部14Bがフック12の係合突起12Cと係合し、フック12が解放位置に保持される。その後、オープンレバー13を図4における時計回り方向に回転させる操作をやめると、オープンレバー13は反時計回り方向に回転し、図6に示すように第2の係合部13Cがフック12のインジケート突部12Bに係合する位置に保持される。
シートロック装置6が図6に示した状態であるときにシートバック302を支持位置に移動させ、ストライカ306がストライカ進入溝10Aに進入すると、ストライカ306がガイドレバー14のストライカ当接部14Aを押圧する。これにより、ガイドレバー14が図6における反時計回り方向に回転し、ガイドレバー14のフック係止部14Bとフック12の係合突起12Cとの係合が解除される。そうすると、フック12は図6における時計回り方向に回転し、図4に示した拘束位置に移動する。同時に、ガイドレバー14は図6における反時計周り方向に回転し、図4に示した位置に移動する。
図4から図6に示したシートロック装置6は、フック軸15がケース10及びベースプレート11に回転可能に設けられており、フック軸15を介して取付部材7に取り付けられている。そのため、シートロック装置6は、フック軸15を回転軸として回転可能な状態で取付部材7に取り付けられる。したがって、このシートロック装置6をクロスメンバ5のシートバック支持部5Aとの間に隙間を設けた状態で取付部材7に取り付けると、取付部材7に対してシートロック装置6を回転させることができる。この際、フック軸15のフランジ15Aをベースプレート11と取付部材7との間に介在させると、両者の間に隙間が生じる。そのため、ベースプレート11(シートロック装置6)と取付部材7との摩擦等による回転不良を防ぐことができる。
シートロック装置6を取付部材7に取り付ける場合、その取り付け位置は、図6に示すようにストライカ進入溝10Aの最奥部とストライカ306との車両左右方向の位置が合致するように定められる。しかしながら、シートロック装置6及びストライカ306の取り付け位置の公差等により、ストライカ進入溝10Aに対するストライカ306の進入位置が車両左右方向にずれることがある。この点に鑑み、図4及び図6に示したシートロック装置6のようにストライカ進入溝10Aにおける進入口の幅を広くしておくと、ストライカ306の進入位置が車両左右方向にずれた場合でも、ストライカ306のストライカ進入溝10Aへの進入が許容される。
また、本実施の形態のシートロック装置6は、フック軸15を回転軸として回転可能な状態で取付部材7に取り付けられている。そのため、図7に示すように、ストライカ306の進入位置が基準進入位置Pから車両右方側に大きくずれた場合、シートロック装置6が回転する。図7では、ストライカ306がストライカ進入溝10Aに進入する前のシートロック装置6の位置を二点鎖線で示している。シートロック装置6が図7における二点鎖線で示された位置にある状態でストライカ306がストライカ進入溝10Aに進入すると、ストライカ306は、ストライカ進入溝10Aの最奥部に到達する前にストライカ進入溝10Aの側面に当接する。ストライカ進入溝10Aは、進入口から最奥部に向かって幅が徐々に狭くなっているので、ストライカ306が当接すると、ストライカ306からの押圧荷重によりケース10(シートロック装置6)が図7における反時計回り方向に回転する。この回転によりストライカ進入溝10Aの開口位置が変更されるので、ストライカ306をストライカ進入溝10Aの最奥部まで移動させることができる。そのため、ストライカ306でガイドレバー14のストライカ当接部14Aを押圧することが可能となり、フック12が拘束位置に移動しストライカ306を確実に拘束することができる。これにより、ストライカ306を拘束可能にするための許容代(噛合許容代)を大きくすることができる。
なお、シートロック装置6を回転させることで噛合許容代を大きくする場合、図7に示したように、シートロック装置6が噛合許容代の範囲内で回転した状態においてもシートロック装置6とシートバック支持部5Aとの間に隙間を有するように、シートロック装置6を取付部材7に取り付ける。
さて、上記の構成のシートロック装置6でシートバック302に設けたストライカ306を拘束している場合、シートバック302は図1に示した実線の位置に固定される。このような状態でトランクルームTRの荷物が車両前方側に移動しシートバック302に当接すると、シートバック302は車両前方側に押圧される。このとき、シートバック302に設けたストライカ306がシートロック装置6を車両前方側に引張り、図3に示すようにシートロック装置6に負荷Fがかかる。シートロック装置6にかかる負荷Fは、まず締結部材8(ボルト801及びナット802)を介して取付部材7に伝達される。この際、取付部材7にはシートロック装置6を車両前方側に移動させる曲げ変形が生じるが、シートロック装置6とクロスメンバ(板状部材)5のシートバック支持部5Aにおける開口部形成面との間には隙間を設けている。そのため、シートロック装置6にかかる負荷が小さい場合には、シートロック装置6がシートバック支持部5Aに当接することがなく、シートロック装置6にかかる負荷Fがシートバック支持部5Aに伝達されない。
また、シートロック装置6にかかる負荷Fが大きく取付部材7の曲げ変形が大きくなると、シートロック装置6がシートバック支持部5Aに当接し、シートロック装置6にかかる負荷Fがシートバック支持部5Aに伝達される。この際、シートロック装置6にかかる負荷Fは取付部材7及びシートバック支持部5Aに伝達されるため、シートバック支持部5Aに伝達される負荷は、シートバック支持部5Aにシートロック装置6を取り付けた場合に比べて小さくなる。すなわち、本実施の形態のシートロック装置6の取付構造では、シートロック装置6にかかる負荷Fを取付部材7及びシートバック支持部5Aの2箇所に逃がすことができる。このため、シートロック装置6にかかる負荷Fに対する強度が向上し、シートロック装置6が引張られることによるクロスメンバ(板状部材)5の変形を防ぐことができる。
特に、シートバック支持部5Aを有するクロスメンバ5は、車両本体1の左右方向に設けられる補強部材であり強度に優れる。そのため、ストライカ306に引張られたシートロック装置6がシートバック支持部5Aに当接してもシートバック支持部5Aが変形しにくい。したがって、シートバック支持部5Aの変形にともなう開口部5B,5Cの位置や形状の変化を防ぐことができ、シートバック302,304のストライカ306をシートロック装置6で確実に拘束できる。
また、図5に示したように、フック軸15の軸心方向が取付部7Aのシートロック装置取付面に直交する向きでシートロック装置6を取付部材7に取り付けた場合、フック12は取付部7Aのシートロック装置取付面と略平行な面内で回転する。そのため、ストライカ306からの荷重を受けるフック12の係合面12Aから取付部7Aのシートロック装置取付面までの距離を短くできる。その結果、シートロック装置6が引張られたときのモーメントを小さくでき、シートロック装置6にかかる負荷を軽減できる。
また、シートロック装置6を取り付ける取付部材7の取付部7Aの近傍には、クロスメンバ5のシートバック支持部5Aと取付部材7とを接合したコーナー部がある。このコーナー部は、2枚の板状部材が重なり合って厚くなっているため強度に優れる。このため、シートロック装置6にかかる負荷Fに対する強度が一層向上する。
また、シートロック装置6を取り付ける取付部7Aのシートロック装置取付面を、シートバック支持部5Aの開口部形成面と直交する向きにしたことで、シートロック装置6が引張られたときに生じる取付部材7の曲げ変形によりシートロック装置6を確実にシートバック支持部5Aに当接させることができる。
また、シートバック302のストライカ306は、シートバック302とシートクッション301と連結する一対のヒンジ303間の車両左右方向の略中央となる位置に設けてある。このため、シートバック302のストライカ306をシートロック装置6で拘束している状態でシートバック302を車両前方側に押圧した場合に、シートロック装置6により拘束されている位置から各ヒンジ303までの車両左右方向の距離が概ね等しくなり、ヒンジ303周りでのシートバック302のねじれが抑制される。これにより、ストライカ306により引張られるシートロック装置6がシートバック支持部5Aに略面直に当接することとなり、シートバック支持部5Aに片当りによる局所的な負荷がかかることを防げる。
さらに、シートロック装置6とクロスメンバ5のシートバック支持部5Aとの間に隙間を設けた状態でシートロック装置6を取付部材7に取り付ける場合、図7に示したように、シートロック装置6を回転させてストライカ進入溝10Aの位置を変更させることができる。そのため、ストライカ進入溝10Aの奥部の幅を広くすることなくストライカ306の噛合許容代を確保でき、シートロック装置6を小型化できる。
また、図1及び図3に示したシートロック装置の取付構造では、取付部材7の取付部7Aのシートロック装置取付面にシートロック装置6を直接取り付けている。しかしながら、取付部材7にシートロック装置6を取り付けるときには、これに限らず、ブラケットを介してシートロック装置6を取付部材7に取り付けてもよい。さらに、クロスメンバ5(シートバック支持部5A)とは別個の取付部材7を設ける代わりに、クロスメンバ5を折り曲げてシートロック装置6を取り付ける取付部を設けてもよい。
また、本発明に係るシートロック装置の取付構造では、ストライカ306を介してシートロック装置6にかかる負荷Fを、クロスメンバ5のシートバック支持部5A(特に開口部5B,5Cの周囲)とは異なる部位に逃がすことができればよい。そのため、取付部材7の取付部7A等のシートロック装置6を取り付ける取付部はシートバック支持部5Aから離間した位置にあればよく、その位置やシートロック装置取付面の向き等が適宜変更可能であることはもちろんである。
なお、本実施の形態ではトランクスルー機能を備えた車両を挙げ、トランクルームと室内とを分離するシートバックを所定の角度に保持するためのシートロック装置の取付構造を示しているが、本発明のシートロック装置の取付構造は、これに限らず、車両本体の床面に取り付けたシートロック装置でシートクッションに設けたストライカを拘束する場合等にも適用できる。
1 車両本体
2 トランクリッド
3 リアシート
301 シートクッション
302,304 シートバック
303,305 ヒンジ
306 ストライカ
4 リアパーセル
5 クロスメンバ(板状部材)
5A シートバック支持部
5B,5C 開口部
6 シートロック装置
7 取付部材
7A 取付部
8 締結部材
801 ボルト
802 ナット
10 ケース
10A ストライカ進入溝
11 ベースプレート
12 フック
13 オープンレバー
14 ガイドレバー
15 フック軸

Claims (2)

  1. 車両本体に設けた板状部材に支持される支持位置と前記板状部材から離間した離間位置との間を移動するシートにストライカを設け、
    前記シートが支持位置にある場合に前記板状部材に形成した開口部に進入した前記ストライカを拘束する状態と前記ストライカを解放する状態とに切替可能に構成したシートロック装置を取付部を介して前記車両本体に取り付けてあり、
    前記シートロック装置は、ストライカ進入溝を有するベースプレートと、前記ベースプレートに回転可能に設けられたフック軸に回転可能に支持されたフックとを備え、前記フック軸を介して前記ストライカ進入溝の位置を回転可能な状態で前記取付部に取り付けられ、
    前記フック軸の軸心方向が前記取付部に直交していることを特徴とするシートロック装置の取付構造。
  2. 前記取付部が前記板状部材の開口部の近傍に位置するように、前記取付部が設けられた取付部材を前記板状部材に接合してコーナー部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のシートロック装置の取付構造。
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