JP6673141B2 - 液圧装置の試験方法 - Google Patents

液圧装置の試験方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6673141B2
JP6673141B2 JP2016206261A JP2016206261A JP6673141B2 JP 6673141 B2 JP6673141 B2 JP 6673141B2 JP 2016206261 A JP2016206261 A JP 2016206261A JP 2016206261 A JP2016206261 A JP 2016206261A JP 6673141 B2 JP6673141 B2 JP 6673141B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
pressure system
piping
low
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016206261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018066686A (ja
Inventor
澄浩 永峯
澄浩 永峯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016206261A priority Critical patent/JP6673141B2/ja
Publication of JP2018066686A publication Critical patent/JP2018066686A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6673141B2 publication Critical patent/JP6673141B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

本発明は液圧装置の試験方法に関し、例えば、高圧系統配管と低圧系統配管とを有する液圧装置の試験方法に関する。
ブレーキアクチュエータでは、流体の圧力を増減する液圧装置(例えば、圧力チャンバ)が用いられる。この圧力チャンバでは、流体の漏れが予め設定した規定値の範囲内に収まっているかを試験する。この圧力チャンバの試験方法の一例が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された圧力チャンバの試験方法では、予め良品として判定された圧力チャンバ内の圧力特性を測定して基準データとして保持しておき、試験対象の圧力チャンバに印加する圧力を漸進的に増加させる試験を行い、試験結果と基準データとを比較することで圧力チャンバの良否を判定する。
特表平10−507512号公報
しかしながら、圧力チャンバには、高い印加圧力が許容される高圧系統配管と高圧配管よりも低い印加圧力しか許容されない低圧系統配管とを有する。この低圧系統配管に高圧系統配管の漏れを試験する圧力を印加すると低圧系統配管が破壊されてしまう。そのため、高圧系統配管と低圧系統配管とを有する圧力チャンバでは、高圧系統配管の漏れと低圧系統配管とに対して別々の試験を行う必要がある。特許文献1に記載の技術を用いても、高圧系統配管と低圧系統配管とは別々に試験を行わなければならず、試験時間が長くなる問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、圧力チャンバに対する試験時間を短縮すること目的とするものである。
本発明の一態様にかかる液圧装置の試験方法は、高い許容圧力が設定される高圧系統配管と、前記高圧系統配管よりも許容圧力が低く設定される低圧系統配管と、を有し、前記低圧系統配管により構成されるドレイン系統が1系統に統合される液圧装置の試験方法であって、前記高圧系統配管と前記低圧系統配管とを接続する減圧バルブを閉じた状態で、前記高圧系統配管に前記高圧系統配管における漏れを検出するための測定圧を印加し、前記測定圧と、前記高圧系統配管に設けられた複数の圧力センサのそれぞれから得られる系統内圧力の合計値との差圧を高圧系統差圧として算出し、前記ドレイン系統に設けられた圧力センサから得られる漏れ圧を検出し、前記漏れ圧に予め設定した係数を乗算した値をドレイン系統圧として算出し、前記高圧系統差圧から前記ドレイン系統圧を引いた第1の判断値が予め設定した第1の規格値よりも大きな場合には前記高圧系統配管に不具合があると判断し、前記ドレイン系統圧から前記高圧系統差圧を引いた第2の判断値が予め設定した第2の規格値よりも大きな場合には前記低圧系統配管に不具合があると判断する。
上記本発明の一態様によれば、液圧装置の試験方法は、高圧系統配管に対する加圧試験を行うのみで高圧系統配管と低圧系統配管との両方の配管に対する漏れ試験を行うことができる。
本発明にかかる液圧装置の試験方法によれば、液圧装置の漏れ試験に関する試験時間を短縮することができることができる。
実施の形態1にかかる液圧装置の概略図である。 実施の形態1にかかる漏れ試験の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる液圧装置の試験における高圧系統配管の圧力と低圧系統配管の圧力との相関関係を説明するグラフである。 比較例にかかる液圧装置の概略図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
実施の形態1にかかる液圧装置(以下、圧力チャンバ1と称す)は、例えば、自動車のブレーキアクチュエータを構成する部品の1つである。図1に実施の形態1にかかる圧力チャンバ1の概略図を示す。
図1に示すように、実施の形態1にかかる圧力チャンバ1は、高圧系統配管11、12a〜12d、低圧系統配管13、増圧バルブ21a〜21d、減圧バルブ22a〜22d、リリースバルブ23、ポンプ24がケース内に格納される。当該ケースには、ジョイントJ1〜J5及びドレインジョイントJDが設けられる。図1では、ドレインジョイントJDには、圧力チャンバ1を検査する検査装置に含まれるバルブ41、43、及び、圧力センサ42が接続される。
なお、バルブ41は、圧力センサ42にドレインジョイントJDを介して排出される流体の圧力を圧力センサ42に伝えるか否かを切り替える。バルブ43は、圧力センサ42で検出される圧力が規定の圧力以上の値になったときに開き、流体の圧力を排気ボックスに抜く。
高圧系統配管11、12a〜12dは、十数MPa程度の高い許容圧力を有し、許容圧力内の圧力で流体を流すことができる配管である。低圧系統配管13は、高圧系統配管よりも許容圧力が低く設定される。また、増圧バルブ21a〜21dは、接続元の配管の圧力に基づき接続先の配管の圧力を加圧するバルブであって、例えば、電磁弁を備える。減圧バルブ22a〜22dは、接続元の配管内の流体の圧力を減じて接続先の配管に与えるバルブであって、例えば、電磁弁を備える。ポンプ24は、低圧系統配管13に流れる流体の圧力を増加させながら、低圧系統配管13に流れる流体を高圧系統配管11に与える。
高圧系統配管11は、ジョイントJ1と増圧バルブ21a〜21dとを接続する。高圧系統配管12aは、増圧バルブ21aを介して高圧系統配管11と接続される。また高圧系統配管12aは、増圧バルブ21aとジョイントJ2とを接続する。増圧バルブ21aは、高圧系統配管12aの圧力を高圧系統配管11の圧力に基づき加圧する。また、高圧系統配管12aには、高圧系統配管12aの圧力を検出する圧力センサ31aが設けられる。ジョイントJ2には、例えば、車両の右フロントのブレーキキャリパが接続される。また、高圧系統配管12aには減圧バルブ22aを介して低圧系統配管13が接続される。
高圧系統配管12bは、増圧バルブ21bを介して高圧系統配管11と接続される。また高圧系統配管12bは、増圧バルブ21bとジョイントJ3とを接続する。増圧バルブ21bは、高圧系統配管12bの圧力を高圧系統配管11の圧力に基づき加圧する。また、高圧系統配管12bには、高圧系統配管12bの圧力を検出する圧力センサ31bが設けられる。ジョイントJ3には、例えば、車両の左リアのブレーキキャリパが接続される。また、高圧系統配管12bには減圧バルブ22bを介して低圧系統配管13が接続される。
高圧系統配管12bは、増圧バルブ21bを介して高圧系統配管11と接続される。また高圧系統配管12bは、増圧バルブ21bとジョイントJ3とを接続する。増圧バルブ21bは、高圧系統配管12bの圧力を高圧系統配管11の圧力に基づき加圧する。また、高圧系統配管12bには、高圧系統配管12bの圧力を検出する圧力センサ31bが設けられる。ジョイントJ3には、例えば、車両の左リアのブレーキキャリパが接続される。また、高圧系統配管12bには減圧バルブ22bを介して低圧系統配管13が接続される。
高圧系統配管12cは、増圧バルブ21cを介して高圧系統配管11と接続される。また高圧系統配管12cは、増圧バルブ21cとジョイントJ4とを接続する。増圧バルブ21cは、高圧系統配管12cの圧力を高圧系統配管11の圧力に基づき加圧する。また、高圧系統配管12cには、高圧系統配管12bの圧力を検出する圧力センサ31cが設けられる。ジョイントJ4には、例えば、車両の右リアのブレーキキャリパが接続される。また、高圧系統配管12cには減圧バルブ22cを介して低圧系統配管13が接続される。
高圧系統配管12dは、増圧バルブ21dを介して高圧系統配管11と接続される。また高圧系統配管12dは、増圧バルブ21dとジョイントJ5とを接続する。増圧バルブ21dは、高圧系統配管12dの圧力を高圧系統配管11の圧力に基づき加圧する。また、高圧系統配管12dには、高圧系統配管12dの圧力を検出する圧力センサ31dが設けられる。ジョイントJ5には、例えば、車両の左フロントのブレーキキャリパが接続される。また、高圧系統配管12dには減圧バルブ22dを介して低圧系統配管13が接続される。
圧力センサ32は、高圧系統配管11の圧力を検出する。リリースバルブ23は、高圧系統配管11の圧力が一定以上になったことに応じて、高圧系統配管11内の流体の圧力を減じて低圧系統配管13に排出する。
つまり、実施の形態1にかかる圧力チャンバ1では、高圧系統配管12a〜12d及び高圧系統配管11の圧力を減じる際に排出される流体の流路となるドレイン系統を構成する系統が1系統に統合される形態となっている。低圧系統配管13は、このドレイン系統を構成するものである。低圧系統配管13は、ドレインジョイントJDを介して外部に設けられるリザーバタンク(図1では不図示)に接続される。また、圧力チャンバ1が車体に組み込まれた際には、実施の形態1にかかる圧力チャンバ1は、ポンプ24がリザーバタンクから低圧系統配管13を介してオイルを吸い上げて高圧系統配管11を加圧する。
続いて、実施の形態1にかかる圧力チャンバ1の試験方法を説明する。実施の形態1にかかる圧力チャンバ1に対する試験としては、各種バルブの開閉状態を検査する機能試験と、圧力チャンバ1内の配管及びバルブにおける漏れを検査する漏れ試験と、がある。機能試験では、圧力チャンバ1に高圧系統配管11の許容圧力に対応する高圧エアを印加することで行う。そして、実施の形態1にかかる圧力チャンバ1に対する漏れ試験は、この機能試験の測定結果を用いて行うことができる。これは、実施の形態1にかかる圧力チャンバ1では、高圧系統配管の漏れを試験する高圧漏れ試験において高圧系統配管で得られる高圧側圧力測定値と、当該高圧漏れ試験のときに低圧系統配管で得られる低圧側圧力測定値と、を用いて許容圧力が異なる2つの配管の漏れを確認するためである。
そこで、図2に実施の形態1にかかる圧力チャンバ1の漏れ試験の流れを示すフローチャートを示す。なお、図2に示した漏れ試験は、機能試験の一検査項目として実施することもできる。
図2に示すように、実施の形態1にかかる漏れ試験では、まず、減圧バルブ22a〜22dを全て閉じる(ステップS1)。なお、ステップS1では、ポンプ24は停止状態、増圧バルブ21a〜21dは、開いた状態としておくことが好ましい。また、実施の形態1にかかる漏れ試験では、ジョイントJ2〜J5は閉じた状態としておく。
続いて、実施の形態1にかかる漏れ試験では、ジョイントJ1に測定器を接続して、圧力チャンバ1に測定圧を有する高圧エアを印加する(ステップS2)。そして、この高圧エアを圧力チャンバ1内に印加した状態で、高圧系統差圧S1の算出(ステップS3)及びドレイン系統圧S2の算出(ステップS4)を行う。
ステップS3の高圧系統差圧S1は、圧力センサ31aで計測される圧力値PFR、圧力センサ31bで計測される圧力値PRL、圧力センサ31cで計測される圧力値PRR、圧力センサ31dで計測される圧力値PFL及び圧力センサ32で計測されるPACCの各値と、測定器から圧力チャンバ1に与えられる測定圧と、の差を合計した値と、により算出される。具体的には、高圧系統差圧S1は(1)式により算出される。
S1=ΣΔP(PACC、PFR、PRL、PRR、PFL)・・・(1)
ステップS4のドレイン系統圧S2は、高圧系統配管11により構成されるドレイン系統に設けられた圧力センサ42から得られる漏れ圧ΔPHを検出し、漏れ圧ΔPHに予め設定した係数kを乗算した値である。ここで漏れ圧ΔPHは、漏れ試験実施前に圧力センサ42から得られる圧力値と漏れ試験中に圧力センサ42で計測される圧力値との差を示すものである。具体的には、ドレイン系統圧S2は(2)式により算出される。
S2=ΔPH×k・・・(2)
ここで、係数kについて詳細に説明する。実施の形態1にかかる圧力チャンバ1では、減圧バルブ22a〜22dを閉じても、高圧系統配管に高圧エアを印加すると一定の漏れが発生する。そこで、複数のサンプルにより、高圧エアの圧力と低圧系統配管13へ漏れた流体の圧力を示す漏れ圧との関係を求めると一定の傾向がわかる。そこで、図3に実施の形態1にかかる液圧装置の試験における高圧系統配管の圧力と低圧系統配管の圧力との相関関係を説明するグラフを示す。
図3に示すように、低圧系統配管の漏れ圧ΔPHと高圧系統配管の高圧系統差圧S1との間には一次関数となる近似直線で表すことができる関係があることがわかる。そこで、この近似直線の傾きを係数kとして用いる。そして、高圧系統配管又は低圧系統配管において微小漏れが発生すると、高圧系統差圧S1とドレイン系統圧S2との相関関係がこの近似直線から大きく乖離する。この係数kを用いることで、2つの圧力系統配管に漏れが生じていない理想的状態であれば、S1=S2となる。
続いて、実施の形態1にかかる漏れ試験では、高圧系統差圧S1からドレイン系統圧S2を引いた第1の判断値が予め設定した第1の規格値よりも小さいか否かを判定する(ステップS5)。このステップS5において、第1の判断値が第1の規格値以上であった場合、高圧系統配管に異常漏れがあるとして、検査対象の圧力チャンバを不良と判定して(ステップS6)、漏れ試験を終了する。一方、実施の形態1にかかる漏れ試験では、ステップS5において第1の判断値が第1の規格値よりも小さいと判断された場合、ステップS7の処理を行う。
ステップS7では、ドレイン系統圧S2から高圧系統差圧S1を引いた第2の判断値が予め設定した第2の規格値よりも小さいか否かを判定する。このステップS7において、第2の判断値が第2の規格値以上であった場合、低圧系統配管に異常漏れがあるとして、検査対象の圧力チャンバを不良と判定して(ステップS8)、漏れ試験を終了する。一方、実施の形態1にかかる漏れ試験では、ステップS7において第2の判断値が第2の規格値よりも小さいと判断された場合、検査対象の圧力チャンバを良品と判定して(ステップS9)、漏れ試験を終了する。
上記説明より、実施の形態1にかかる圧力チャンバ1の漏れ試験方法では、高圧エアの印加を行うのみで高圧系統配管と低圧系統配管との両方の漏れ試験を実施する。これにより、実施の形態1にかかる圧力チャンバ1の漏れ試験では、圧力チャンバ1に対するエア印加処理の回数を削減して、試験時間を短縮することができる。
また、実施の形態1にかかる圧力チャンバ1の漏れ試験方法では、上記漏れ試験を機能試験の一試験項目として実施することができる。これにより、別途漏れ試験を実施する時間を削減することができる。
また、実施の形態1にかかる圧力チャンバ1は、ドレイン系統が1系統のみであるため、ドレイン系統の漏れ圧ΔPHを計測するセンサの数を削減することができる。さらに、ドレイン系統を1系統に統合するとこで、実施の形態1にかかる圧力チャンバ1の漏れ試験では、試験精度を向上させることができる。
ここで、実施の形態1にかかる圧力チャンバ1及びその試験におけるセンサ数の削減効果と試験制度の向上の効果を説明するために、比較例を示し、より具体的にこの効果について説明する。そこで、図4に比較例にかかる圧力チャンバ100の概略図を示す。なお、比較例にかかる圧力チャンバ100は、発明者が考案した比較例である。
図4に示すように比較例にかかる圧力チャンバ100では、ジョイントJ1及びリニア増圧バルブ123を介して高圧系統配管111に測定圧が印加される。そして、この高圧系統配管111と低圧系統配管113との間にリニア減圧バルブ124が設けられる。また、高圧系統配管111には、増圧バルブ121a、121b、レギュレータカット弁126、マスタカット弁127が接続される。高圧系統配管112aには、増圧バルブ121aを介して加圧流体が供給される。高圧系統配管112bには、増圧バルブ121bを介して加圧流体が供給される。また、高圧系統配管111は、連通バルブ125を介して増圧バルブ121c、121dに加圧流体を供給する。高圧系統配管112cには、増圧バルブ121cを介して加圧流体が供給される。高圧系統配管112dには、増圧バルブ121dを介して加圧流体が供給される。
また、高圧系統配管112a〜112dの圧力は、それぞれ減圧バルブ122a〜122dを介して低圧系統配管113に排出される。低圧系統配管113の一端にはジョイントJ6を介して圧力センサ141及びバルブ151が接続される。そして、低圧系統配管113により構成されるドレイン系統が第1のドレイン系統となる。
また、レギュレータカット弁126は、低圧系統配管114に高圧系統配管111の圧力を排出する。低圧系統配管114の一端には、ジョイントJ7を介して圧力センサ142及びバルブ152が接続される。そして、低圧系統配管114により構成されるドレイン系統が第2のドレイン系統となる。
また、マスタカット弁127は、高圧系統配管111の連通バルブ125を通過した部分の圧力を低圧系統配管115に排出する。低圧系統配管115の一端には、ジョイントJ8を介して圧力センサ143及びバルブ153が接続される。また、低圧系統配管115には、分岐配管が設けられ、分岐配管の先はシミュレータカット弁128を介して低圧系統配管116に接続される。低圧系統配管116の一端にはジョイントJ9を介して圧力センサ144及びバルブ154が接続される。ジョイントJ8を介して圧力を排出するドレイン系統が第3のドレイン系統となり、ジョイントJ9を介して圧力を排出するドレイン系統が第4のドレイン系統となる。
上記比較例にかかる圧力チャンバ100では、4つのドレイン系統を有し、各ドレイン系統にそれぞれ圧力センサが設けられる。このような構成である場合、4つのドレイン系統に設けられた圧力値を合計しても、各圧力値が圧力センサの測定誤差に起因する誤差を含む。そのため、4つの圧力値の漏れ圧を合計した場合、各圧力センサの測定誤差まで合計されてしまう。このようなことから、比較例にかかる圧力チャンバ100では、高圧漏れ試験で圧力センサ141〜144から得られるドレイン系統圧を用いても十分な測定精度を確保することが出来ない問題が生じる。また、ドレイン系統の測定精度の低さを補うためには、高圧系統配管に対する高圧漏れ試験と低圧系統配管に対する低圧漏れ試験とを別々に行う必要がある。
しかしながら、上記したように、実施の形態1にかかる圧力チャンバ1の漏れ試験では、ドレイン系統を1系統に統合しているため、ドレイン系統から得られる測定結果に含まれる測定誤差等のノイズが小さく、高圧漏れ試験を行うのみでドレイン系統の漏れ圧を高い精度で測定することができる。また、ドレイン系統に設けられる圧力センサの数を削減することで、試験装置の簡略化、及び、低コスト化を実現することができる。
上記説明は、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 圧力チャンバ
11、12a〜12d 高圧系統配管
13 低圧系統配管
21a〜21d 増圧バルブ
22a〜22d 減圧バルブ
23 リリースバルブ
24 ポンプ
31a〜31d、32、42 圧力センサ
41、43 バルブ
J1〜J9 ジョイント
100 圧力チャンバ
111、112a〜112d 高圧系統配管
113〜116 低圧系統配管
121a〜121d 増圧バルブ
122a〜112d 減圧バルブ
123 リニア増圧バルブ
124 リニア減圧バルブ
125 連通バルブ
126 レギュレータカット弁
127 マスタカット弁
128 シミュレータカット弁
131a〜131d、132、133 圧力センサ
141〜144 圧力センサ
151〜154 バルブ

Claims (1)

  1. 高い許容圧力が設定される高圧系統配管と、前記高圧系統配管よりも許容圧力が低く設定される低圧系統配管と、を有し、前記低圧系統配管により構成されるドレイン系統が1系統に統合される液圧装置の試験方法であって、
    前記高圧系統配管と前記低圧系統配管とを接続する減圧バルブを閉じた状態で、前記高圧系統配管に前記高圧系統配管における漏れを検出するための測定圧を印加し、
    前記測定圧と、前記高圧系統配管に設けられた複数の圧力センサのそれぞれから得られる系統内圧力と、の差の合計値を高圧系統差圧として算出し、
    前記ドレイン系統に設けられた圧力センサから得られる漏れ圧を検出し、
    前記高圧系統配管と前記低圧系統配管のいずれにも漏れが生じていない状態における、前記漏れ圧と前記高圧系統差圧の関係を示す一次関数の傾きを係数として設定して、前記漏れ圧に前記係数を乗算した値をドレイン系統圧として算出し、
    前記高圧系統差圧から前記ドレイン系統圧を引いた第1の判断値が予め設定した第1の規格値よりも大きな場合には前記高圧系統配管に不具合があると判断し、
    前記ドレイン系統圧から前記高圧系統差圧を引いた第2の判断値が予め設定した第2の規格値よりも大きな場合には前記低圧系統配管に不具合があると判断する液圧装置の試験方法。
JP2016206261A 2016-10-20 2016-10-20 液圧装置の試験方法 Active JP6673141B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016206261A JP6673141B2 (ja) 2016-10-20 2016-10-20 液圧装置の試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016206261A JP6673141B2 (ja) 2016-10-20 2016-10-20 液圧装置の試験方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018066686A JP2018066686A (ja) 2018-04-26
JP6673141B2 true JP6673141B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=62086004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016206261A Active JP6673141B2 (ja) 2016-10-20 2016-10-20 液圧装置の試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6673141B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113984297B (zh) * 2021-11-22 2024-06-18 中山市铧禧电子科技有限公司 水压力性能测试装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60111937A (ja) * 1983-11-24 1985-06-18 Toyota Motor Corp エア加圧式リ−クテスタ−
US5767389A (en) * 1995-07-26 1998-06-16 Automotive Products (Usa), Inc. Method and apparatus for testing a fluid pressure apparatus
SE537024C2 (sv) * 2011-06-22 2014-12-09 Scania Cv Ab Anordning och förfarande för läckagedetektering hos ett tryckluftssystem
JP5724707B2 (ja) * 2011-07-19 2015-05-27 トヨタ自動車株式会社 ブレーキ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018066686A (ja) 2018-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20180091901A (ko) 누설 검사 장치 및 방법
KR101747051B1 (ko) 잔류자화 영향을 보정하는 배관의 비파괴 검사방법
US9409263B2 (en) Method for detecting an error in the installation of a seal in a master cylinder
JP6673141B2 (ja) 液圧装置の試験方法
JP2023547962A (ja) パイプ検査機器および方法
JP2007108102A (ja) 流量式性能検査装置及び検査方法
JP2006177810A (ja) 検査装置及び検査方法
JP3414155B2 (ja) リークテスタおよびリークテスト方法
KR101938712B1 (ko) 블리더 밸브를 이용한 브레이크 결함 검사 방법 및 블리더 밸브를 이용한 브레이크 결함 검사 장치
KR20070104096A (ko) 차량용 에어 서스펜션의 기밀 성능 측정 장치
US7216530B2 (en) Fluid containment element leak detection apparatus and method
US11624672B2 (en) Apparatus and method for automatic leak detection
JP7394435B2 (ja) アイジョイント金具付きホースの気体式検査方法
KR20180000181U (ko) 볼 밸브의 차압식 누설 검사 장치
JP2014021006A (ja) リニア弁における自励振動の検出方法
Gajek et al. Algorithms for diagnostics of the hydraulic pressure modulators of ABS/ESP systems in stand conditions
US11402291B2 (en) Method of assessing damage to composite members
JP2006348829A (ja) インジェクタの検査方法
Kakuste et al. Review Paper on Leak Detection
JPH08219961A (ja) ブレーキホースの耐圧試験装置
JP3579317B2 (ja) 流体通路付きワークの検査方法とその装置
MX2022005190A (es) Sistemas y metodos para la deteccion de anomalias en un sistema de freno.
KR100696048B1 (ko) 차량용 리크 테스터 장치
JP3372521B2 (ja) 配管の貫通欠陥検知装置
JPH03113341A (ja) リークテスト方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190917

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6673141

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151