JP6672762B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、画像形成効率を損なうことなく、不正複写が禁止された特定文書画像の不正複写を確実に防止することができる画像形成装置を提供することを課題とし、画像入力部から入力された画像データが、特定シンボル検出部に入力され、特定シンボルの有無が判定され、判定結果が制御部へ出力され、特定シンボルが含まれないと判定された場合には、制御部は、複写動作を継続させ、特定シンボルが含まれていると判定された場合には、制御部は、複写動作を一旦停止させ、画像データをコード復号部へ入力し、コード復号部において復号処理を行い、入力画像データの機密レベルを検出し、制御部は、復号データから機密レベル情報を抽出して、その機密レベルに応じて、複写禁止、通常の複写、再プリント等の処理を行うことが開示されている。
特許文献2には、入力された画像に基づいてシート上に画像形成を行う画像形成部と、画像形成部により処理される画像を第1画像として記憶するとともに、当該第1画像に関連付けられた関連情報とを記憶する画像記憶装置と、シートに記録された画像を読み取る画像読取部と、上記画像読取部によって読み取られた画像を第2画像として取得する比較画像取得部と、上記画像記憶装置から、第1画像と当該第1画像に関連付けられた関連情報とを取得する特定画像取得部と、上記第2画像と上記第1画像とを比較し、当該比較結果に基づいて、上記第2画像と上記第1画像との類似度を判定する決定部と、上記類似度が所定値以上の場合に、報知装置に上記関連情報を報知させる報知制御部とを備えていることが開示されている。
特開2002−305646号公報 特開2006−332912号公報
禁複写文書に対して、複写を抑制するための処理が行われている。例えば、特許文献1に記載の技術では、特定シンボルが含まれていると判定された場合には、複写動作を一旦停止することが行われている。また、特許文献2に記載の技術では、画像を比較し、2つの画像の類似度が所定値以上の場合に関連情報を報知することが行われている。
ところで、禁複写の文書であっても予め定められた条件を満たす場合、その禁複写の文書の他の文書への合成を許可したい場合がある。前述の技術では、このような場合に対応することができない。
そこで、本発明は、第1の文書の文書種別が禁複写文書であっても、第2の文書の文書種別によっては、第2の文書と第1の文書の画像の合成を可能にした画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別を認識する認識手段と、前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書である場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する合成手段を有し、前記合成手段は、前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書であり、該第1の文書を用いたフローが該第1の文書を該第2の文書に合成する処理を含む場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する、画像処理装置である。
請求項2の発明は、第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別を認識する認識手段と、前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書である場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する合成手段を有し、前記認識手段は、前記第1の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を前記第2の文書として、又は、前記第2の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を前記第1の文書として、認識処理を行う、画像処理装置である。
請求項3の発明は、第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別を認識する認識手段と、前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書である場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する合成手段と、1つの画像内に、複数の文書の画像がある場合、一方を前記第1の文書の画像とし、他方を前記第2の文書の画像として切り出す切出手段を有し、前記認識手段は、前記切出手段によって切り出された文書の画像に対応する文書の文書種別を認識する、画像処理装置である。
請求項の発明は、前記合成手段は、前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書であり、該第1の文書を用いたフローが該第1の文書を該第2の文書に合成する処理を含む場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する、請求項2又は3に記載の画像処理装置である。
請求項の発明は、前記認識手段は、前記第1の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を前記第2の文書として、又は、前記第2の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を前記第1の文書として、認識処理を行う、請求項1又は3に記載の画像処理装置である。
請求項の発明は、1つの画像内に、複数の文書の画像がある場合、一方を前記第1の文書の画像とし、他方を前記第2の文書の画像として切り出す切出手段をさらに有し、前記認識手段は、前記切出手段によって切り出された文書の画像に対応する文書の文書種別を認識する、請求項1又は2に記載の画像処理装置である。
請求項の発明は、コンピュータを、第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別を認識する認識手段と、前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書である場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する合成手段として機能させ、前記合成手段は、前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書であり、該第1の文書を用いたフローが該第1の文書を該第2の文書に合成する処理を含む場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する、画像処理プログラムである。
請求項の発明は、コンピュータを、第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別を認識する認識手段と、前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書である場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する合成手段として機能させ、前記認識手段は、前記第1の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を前記第2の文書として、又は、前記第2の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を前記第1の文書として、認識処理を行う、画像処理プログラムである。
請求項9の発明は、コンピュータを、第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別を認識する認識手段と、前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書である場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する合成手段と、1つの画像内に、複数の文書の画像がある場合、一方を前記第1の文書の画像とし、他方を前記第2の文書の画像として切り出す切出手段として機能させ、前記認識手段は、前記切出手段によって切り出された文書の画像に対応する文書の文書種別を認識する、画像処理プログラムである。
請求項1の画像処理装置によれば、第1の文書の文書種別が禁複写文書であっても、第2の文書の文書種別によっては、第2の文書と第1の文書の画像を合成することができる。また、第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、第2の文書の文書種別が第1の文書を合成することが必要である文書であり、第1の文書を用いたフローが第1の文書を第2の文書に合成する処理を含む場合、第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、文書の画像を合成することができる。
請求項2の画像処理装置によれば、第1の文書の文書種別が禁複写文書であっても、第2の文書の文書種別によっては、第2の文書と第1の文書の画像を合成することができる。また、第1の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を第2の文書として、又は、第2の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を第1の文書として、認識処理を行うことができる。
請求項3の画像処理装置によれば、第1の文書の文書種別が禁複写文書であっても、第2の文書の文書種別によっては、第2の文書と第1の文書の画像を合成することができる。また、1つの画像内に、複数の文書の画像がある場合、一方を第1の文書の画像とし、他方を第2の文書の画像として切り出して処理を行うことができる。
請求項の画像処理装置によれば、第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、第2の文書の文書種別が第1の文書を合成ことが必要である文書であり、第1の文書を用いたフローが第1の文書を第2の文書に合成する処理を含む場合、第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、文書の画像を合成することができる。
請求項の画像処理装置によれば、第1の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を第2の文書として、又は、第2の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を第1の文書として、認識処理を行うことができる。
請求項の画像処理装置によれば、1つの画像内に、複数の文書の画像がある場合、一方を第1の文書の画像とし、他方を第2の文書の画像として切り出して処理を行うことができる。
請求項の画像処理プログラムによれば、第1の文書の文書種別が禁複写文書であっても、第2の文書の文書種別によっては、第2の文書と第1の文書の画像を合成することができる。また、第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、第2の文書の文書種別が第1の文書を合成することが必要である文書であり、第1の文書を用いたフローが第1の文書を第2の文書に合成する処理を含む場合、第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、文書の画像を合成することができる。
請求項の画像処理プログラムによれば、第1の文書の文書種別が禁複写文書であっても、第2の文書の文書種別によっては、第2の文書と第1の文書の画像を合成することができる。また、第1の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を第2の文書として、又は、第2の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を第1の文書として、認識処理を行うことができる。
請求項9の画像処理プログラムによれば、第1の文書の文書種別が禁複写文書であっても、第2の文書の文書種別によっては、第2の文書と第1の文書の画像を合成することができる。また、1つの画像内に、複数の文書の画像がある場合、一方を第1の文書の画像とし、他方を第2の文書の画像として切り出して処理を行うことができる。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 禁止画像テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 申請書画像テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 出力可能ペアテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 フローテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 出力可能フロー文書テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 フローテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 出力可能条件テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
<<第1の実施の形態>>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶している」、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である画像処理装置100は、申請書等の予め定められた文書の画像に、禁複写文書の画像を合成するものであって、図1の例に示すように、画像受付モジュール105、登録モジュール110、禁止画像DB(DataBase)115、申請書画像DB120、認識モジュール125、合成モジュール130、出力可能ペアDB135、画像出力モジュール140を有している。
禁複写文書とは、複写することが禁じられた文書をいう。ここでの複写には、複写機による紙等への複写の他に、スキャナ等による電子情報(画像情報)の生成を含む。また、文書の素材として、主に、紙があるが、プラスチック等であってもよい。さらに、文書の形態(大きさ等)として、主に、A4等の規格にそったものがあるが、名刺程度の大きさのカード等であってもよい。
ある条件と満たすと複写を認められる禁複写文書がある。例えば、個人番号(以下、マイナンバーともいう)が記載された書類(具体的には、通知カード、個人番号カード)がある。マイナンバーの取り扱いについて、「内閣官房社会保障改革担当室・内閣府大臣官房番号制度担当室」のホームページ(http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/faq/faq4.html)には、以下のような記載がある。
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Q4−1−3 マイナンバー(個人番号)を使って、従業員や顧客の情報を管理することはできますか?
A4−1−3 マイナンバーは、法律や条例で定められた社会保障、税、災害対策の手続き以外で利用することはできません。これらの手続きに必要な場合を除き、民間事業者が従業員や顧客などにマイナンバーの提供を求めたり、マイナンバーを含む個人情報を収集し、保管したりすることもできません。
法律や条例で定められた手続き以外の事務でも、個人番号カードを身分証明書として顧客の本人確認を行うことができますが、その場合は、個人番号カードの裏面に記載されたマイナンバーを書き写したり、コピーを取ったりすることはできません。(2014年6月回答)
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以下、禁複写文書の例として、個人番号カードの裏面を挙げて説明する。例えば、画像処理装置100は、禁複写文書である個人番号カードの裏面を、合成が必要な予め定められた届け出等の業務に扱えるように制限するものである。
画像受付モジュール105は、登録モジュール110、認識モジュール125と接続されている。画像受付モジュール105は、文書の画像を受け付ける。画像を受け付けるとは、例えば、スキャナ、カメラ等を制御して画像を読み込むこと、ファックス等で通信回線を介して外部機器から画像を受信すること、ハードディスク(コンピュータに内蔵されているものの他に、ネットワークを介して接続されているもの等を含む)等に記憶されている画像を読み出すこと等が含まれる。画像は、2値画像、多値画像(カラー画像を含む)であってもよい。受け付ける画像は、1枚であってもよいし、複数枚であってもよい。また、画像として、禁複写文書(第1の文書)の画像、その禁複写文書の画像を合成する文書(第2の文書)の画像がある。第1の文書として、前述したように個人番号カードの裏面等がある。第2の文書として、例えば、個人を特定することが必要であって、法律や条例で定められた社会保障、税、災害対策の手続きにおける申請書等がある。
登録モジュール110は、画像受付モジュール105、禁止画像DB115、申請書画像DB120、出力可能ペアDB135と接続されている。登録モジュール110は、画像受付モジュール105で受け付けた画像を、第1の文書の画像又は第2の文書の画像として、それぞれ禁止画像DB115又は申請書画像DB120に登録する。その際に、認識モジュール125による認識処理のために、各文書の特徴抽出を行って、その結果を禁止画像DB115又は申請書画像DB120に登録するようにしてもよい。そして、登録モジュール110は、第1の文書を複写するための条件である「第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別の組」を出力可能ペアDB135に登録する。また、登録モジュール110は、第1の文書の画像を合成する第2の文書の画像内の領域を登録する。詳細な処理内容については、図4の例に示すフローチャートを用いて後述する。
禁止画像DB115は、登録モジュール110、認識モジュール125と接続されている。禁止画像DB115は、登録モジュール110によって登録された第1の文書の画像を記憶している。例えば、禁止画像テーブル500を記憶している。図5は、禁止画像テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。禁止画像テーブル500は、文書種別欄510、表/裏欄520、特徴欄530、画像欄540を有している。文書種別欄510は、対象文書の種別を記憶している。例えば、個人番号カードの裏面を示す「文書種別X」等がある。表/裏欄520は、その文書の表面であるか裏面であるかを記憶している。特徴欄530は、その文書の特徴を記憶している。認識モジュール125による認識処理に利用する特徴であって、例えば、背景(文様等)、構成(文字の位置等)、画素塊の大きさ、形状等、文字認識結果等がある。なお、画素塊とは、4連結又は8連結で連続する画素領域を少なくとも含み、これらの画素領域の集合をも含む。これらの画素領域の集合とは、4連結等で連続した画素領域が複数あり、その複数の画素領域は近傍にあるものをいう。ここで、近傍にあるものとは、例えば、互いの画素領域が距離的に近いもの、文章としての1行から1文字ずつ切り出すように縦又は横方向に射影し、空白地点で切り出した画像領域、又は一定間隔で切り出した画像領域等がある。なお、1つの画素塊として、1文字の画像となる場合が多い。ただし、実際に人間が文字として認識できる画素領域である必要はない。文字の一部分、文字を形成しない画素領域等もあり、何らかの画素の塊であればよい。画像欄540は、その文書の画像を記憶している。画像情報そのものであってもよいし、その画像情報を記憶している場所(例えば、文書名であってもよいし、その画像情報の場所を指し示す記述であるURI(Uniform Resource Identifier、なお、URL:Uniform Resource Locatorを含む)等であってもよい)であってもよい。
申請書画像DB120は、登録モジュール110、認識モジュール125と接続されている。申請書画像DB120は、登録モジュール110によって登録された第1の文書の画像を記憶している。例えば、申請書画像テーブル600を記憶している。図6は、申請書画像テーブル600のデータ構造例を示す説明図である。申請書画像テーブル600は、文書種別欄610、特徴欄620、合成位置欄630、画像欄640を有している。文書種別欄610は、文書種別を記憶している。例えば、社会保障の手続きにおける申請書(個人番号カードの裏面の画像を合成する必要がある申請書)である「文書種別A」等がある。特徴欄620は、その文書の特徴を記憶している。禁止画像テーブル500の特徴欄530と同等である。合成位置欄630は、その文書に対して、第1の文書を合成する位置を記憶している。位置として、例えば、矩形領域の左上の座標(X,Y)、幅(W)、高さ(H)等である。画像欄640は、その文書の画像を記憶している。禁止画像テーブル500の画像欄540と同等である。
認識モジュール125は、画像受付モジュール105、禁止画像DB115、申請書画像DB120、合成モジュール130と接続されている。認識モジュール125は、登録モジュール110によって受け付けられた画像を対象として、第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別を認識する。ここで、認識とは、画像からその文書種別を決定することである。つまり、画像受付モジュール105から受け取った画像の文書種別が、第1の文書の文書種別又は第2の文書の文書種別のいずれであるかを認識する。例えば、登録モジュール110が行った特徴抽出処理と同等の特徴抽出処理を行い、禁止画像DB115、申請書画像DB120に記憶されている特徴と比較して、特徴空間内で予め定められた距離以内にあるものの文書種別を特定すればよい。
また、認識モジュール125は、第1の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を第2の文書として、又は、第2の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を第1の文書として、認識処理を行うようにしてもよい。例えば、予め定められた時間として、10秒等がある。したがって、原稿送り装置付きのスキャナで連続して読み込んだ文書群が、第1の文書、第2の文書となる。
また、認識モジュール125は、1つの画像内に、複数の文書の画像がある場合、一方の文書の画像を第1の文書の画像とし、他方の文書の画像を第2の文書の画像として切り出し、そして、切り出した文書の画像に対応する文書の文書種別を認識するようにしてもよい。例えば、プラテン上に2つの文書をセットして、1回のスキャン動作で読み込んだ画像が該当する。
合成モジュール130は、認識モジュール125、出力可能ペアDB135、画像出力モジュール140と接続されている。合成モジュール130は、第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、第2の文書の文書種別がその第1の文書を合成するための文書である場合、その第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、その第1の文書の画像を合成する。例えば、第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別の組が、出力可能ペアDB135内の出力可能ペアテーブル700の禁止文書欄710、許可フォーム欄720内の文書種別のペアに該当する場合である。また、合成を行うのに、第1の文書の画像に対して、拡大縮小、回転等のアフィン変換を施すようにしてもよい。
出力可能ペアDB135は、登録モジュール110、合成モジュール130と接続されている。出力可能ペアDB135は、登録モジュール110による登録処理によって、禁複写文書である第1の文書の画像を第2の文書の画像に合成するための条件としての、第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別のペアを記憶している。例えば、出力可能ペアテーブル700を記憶している。図7は、出力可能ペアテーブル700のデータ構造例を示す説明図である。出力可能ペアテーブル700は、禁止文書欄710、許可フォーム欄720、合成位置欄730を有している。禁止文書欄710は、禁止文書(第1の文書)の文書種別を記憶している。許可フォーム欄720は、その禁止文書の文書種別に対応する許可フォーム(第2の文書)の文書種別を記憶している。禁止文書欄710と許可フォーム欄720の文書種別の組み合わせの場合に、合成が許可されることとなる。合成位置欄730は、第2の文書の画像内に第1の文書の画像を合成する位置を記憶している。申請書画像テーブル600の合成位置欄630と同等のものである。
また、合成モジュール130は、合成後の第1の文書の画像の部分に、複製牽制画像(複製物に現れる潜像であって、複製を牽制するための模様)を重畳するようにしてもよい。この複製牽制画像に含まれる文字列として、申請書の申請先を申請書(第2の文書の画像)から取得し、設定するようにしてもよいし、ユーザーの操作によって受け付けられた文字列であってもよい。
画像出力モジュール140は、合成モジュール130と接続されている。画像出力モジュール140は、合成モジュール130によって合成された画像を出力する。画像を出力するとは、例えば、プリンタ等の印刷装置で印刷すること、ディスプレイ等の表示装置に表示すること、ファックス等の画像送信装置で画像を送信すること、画像データベース等の画像記憶装置へ画像を書き込むこと、メモリーカード等の記憶媒体に記憶すること、他の情報処理装置へ渡すこと等が含まれる。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
図2(a)に示す例は、画像形成処理装置200として単独の機器(スタンドアローン)として構成したものである。画像形成処理装置200は、画像読取装置210、画像処理装置100、印刷装置220を有しており、例えば、複写機、ファックス、複合機(ここでの複合機は、少なくともスキャナ機能、プリンタ機能を有し、複写機、ファックス等機能を有している画像処理装置)等が該当する。
画像読取装置210は、画像処理装置100と接続されている。画像読取装置210は、画像を読み込むスキャナ等である。
画像処理装置100は、画像読取装置210、印刷装置220と接続されている。画像読取装置210が読み込んだ画像(第1の文書の画像、第2の文書の画像)を受け付けて、合成の処理結果を印刷装置220に渡す。
印刷装置220は、画像処理装置100と接続されている。印刷装置220は、画像処理装置100が受け取った画像(合成画像)を印刷するプリンタ等である。
図2(b)に示す例は、通信回線290を介して各機器を接続したシステムとして構成したものである。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。
画像処理装置100、画像形成処理装置200、画像読取装置210、印刷装置220、画像形成装置230、画像DB装置250は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。
画像形成装置230は、画像読取装置210、印刷装置220を有している。画像形成装置230は、画像読取装置210、印刷装置220を有している一般的な複写機が該当する。
画像DB装置250は、禁止画像DB115、申請書画像DB120、出力可能ペアDB135、合成画像DB240を有している。合成画像DB240は、画像出力モジュール140によって出力された合成画像を記憶する。画像DB装置250は、他の画像処理装置100からアクセスされ、複数の画像処理装置100において、統一した禁止画像テーブル500、申請書画像テーブル600、出力可能ペアテーブル700を利用させるようにするものである。
例えば、画像読取装置210、画像形成装置230で読み込んだ文書の画像を、画像処理装置100に送信し、画像DB装置250内の情報を用いて処理を行い、そこでの処理結果(合成画像)を、印刷装置220、画像形成装置230で印刷するようにしてもよい。また、画像処理装置100の代わりに画像形成処理装置200内の画像処理装置100を利用するようにしてもよい。
また、画像処理装置100、画像DB装置250による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
図3は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。
ユーザー300は、自分のマイナンバーカード(文書種別X)310、社会保障の手続きにおけるマイナンバー申請書(文書種別A)320を用意し、両者を画像形成処理装置200で読み込ませる。マイナンバー申請書(文書種別A)320として、例えば、マイナンバー申請書画像900がある。図9は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。図9(a)の例に示すマイナンバー申請書画像900は、マイナンバーカード合成位置910を有している。つまり、マイナンバーカード合成位置910の位置(X,Y,W,H)が、出力可能ペアテーブル700の合成位置欄730に登録されている。画像形成処理装置200は、処理結果の合成画像であるマイナンバー合成申請書330を出力する。マイナンバー合成申請書330として、例えば、合成後画像950がある。図9(b)の例に示す合成後画像950は、マイナンバーカード裏画像920を有している。つまり、マイナンバー申請書(文書種別A)320の画像にマイナンバーカード(文書種別X)310の画像を合成したものである。
図4は、第1の実施の形態による処理例(登録処理例)を示すフローチャートである。
ステップS402では、登録モジュール110は、禁止画像であるか、申請書画像であるかを判断し、禁止画像(第1の文書の画像)の場合はステップS404へ進み、申請書画像(第2の文書の画像)の場合はステップS408へ進む。ここでの判断は、操作者の操作にしたがったものであってもよい。例えば、画像処理装置100が有しているタッチスクリーン上に禁止画像を示すボタンと申請書画像を示すボタンを用意し、いずれかが選択されたことによって、その後に読み込まれた画像が禁止画像、申請書画像のいずれであるかを判断してもよい。
ステップS404では、画像受付モジュール105は、画像を受け付ける。
ステップS406では、登録モジュール110は、画像を禁止画像DB115に登録する。また、特徴抽出を行い、その結果も禁止画像DB115に登録する。なお、特徴抽出として、禁止画像がマイナンバーの画像である場合は、マイナンバーが記載された部分を除いた領域を対象としてもよい。マイナンバー部分は、個人毎に異なるからである。また、マイナンバーが記載された部分は12桁の数字であることを特徴して抽出してもよい。具体的には、禁止画像テーブル500を生成する。
ステップS408では、画像受付モジュール105は、画像を受け付ける。
ステップS410では、登録モジュール110は、画像を申請書画像DB120に登録する。ステップS406での特徴抽出処理と同等の処理を行う。具体的には、申請書画像テーブル600を生成する。
ステップS412では、登録モジュール110は、合成位置を申請書画像DB120に登録する。具体的には、申請書画像テーブル600の合成位置欄630を生成する。
ステップS414では、登録モジュール110は、ペアの画像を登録できるか否か(禁止画像、申請書画像の両者が揃ったか否か)を判断し、登録できる場合はステップS416へ進み、それ以外の場合はステップS402へ戻る。そして、ステップS414で「Y」の場合は、登録モジュール110は、そのペアの画像に関する情報を出力可能ペアテーブル700として生成する。
ステップS416では、登録モジュール110は、終了か否かを判断し、終了の場合は処理を終了し(ステップS499)、それ以外の場合はステップS402へ戻る。
図8は、第1の実施の形態による処理例(合成処理例)を示すフローチャートである。なお、画像A、画像Bは、第1の文書の画像、第2の文書の画像のいずれであってもよい。
ステップS802では、画像受付モジュール105は、画像Aを受け付ける。
ステップS804では、画像受付モジュール105は、画像Bを受け付ける。
ステップS806では、認識モジュール125は、画像Aに対して特徴抽出を行う。
ステップS808では、認識モジュール125は、画像Bに対して特徴抽出を行う。
ステップS810では、認識モジュール125は、画像Aを認識する。つまり、画像Aの文書種別を決定する。
ステップS812では、認識モジュール125は、画像Bを認識する。つまり、画像Bの文書種別を決定する。
ステップS814では、合成モジュール130は、出力可能ペアテーブル700に登録されているペアであるか否かを判断し、出力可能ペアテーブル700に登録されているペアの場合はステップS816へ進み、それ以外の場合はステップS820へ進む。
ステップS816では、合成モジュール130は、出力可能ペアテーブル700の合成位置欄730にしたがって、第2の文書の画像内に禁止画像を合成する。
ステップS818では、画像出力モジュール140は、合成画像を出力する。
ステップS820では、合成モジュール130は、禁止画像を破棄する。ここでの破棄には、読み込んだ画像情報の消去の他に、特徴抽出結果、その他の処理における中間結果等の消去を行ってもよい。
ステップS822では、合成モジュール130は、申請書等が異なる旨の警告を提示する。画像がペアでない場合(1つの画像であって、禁止画像DB115には登録されていない場合)は、警告を提示せず、処理(複写等)を続行する。
したがって、以下のいずれかを行うことになる。
(1)読み込んだ文書の画像が禁止画像DB115に登録されていた場合には、画像処理装置100は画像の処理を中止する。
(2)読み込んだ文書の画像が禁止画像DB115に登録されていない場合(申請書画像DB120に登録されている場合を含む)には、画像処理装置100は画像の処理を続行する。
(3)読み込んだ文書の画像が禁止画像DB115に登録されていても、さらに読み込まれた文書の画像が出力可能ペアDB135に登録されている許可フォームの画像である場合には、画像処理装置100は画像の処理を続行する。そして、合成位置情報を元に、画像処理装置100は複数の画像を合成して、画像形成を行う。
図10は、第1の実施の形態による処理例(図8の例に示す処理例とは異なる処理例)を示すフローチャートである。1つの画像C内に、禁止画像、申請書画像の両者がある場合の処理例である。
ステップS1002では、画像Cを受け付ける。
ステップS1004では、画像Cから2つの画像(画像A、画像B)を抽出する。例えば、文書の輪郭を抽出し、2つの画像を抽出すればよい。
ステップS1006では、認識モジュール125は、画像Aに対して特徴抽出を行う。
ステップS1008では、認識モジュール125は、画像Bに対して特徴抽出を行う。
ステップS1010では、認識モジュール125は、画像Aを認識する。
ステップS1012では、認識モジュール125は、画像Bを認識する。
ステップS1014では、合成モジュール130は、出力可能ペアテーブル700に登録されているペアであるか否かを判断し、出力可能ペアテーブル700に登録されているペアの場合はステップS1016へ進み、それ以外の場合はステップS1020へ進む。
ステップS1016では、合成モジュール130は、出力可能ペアテーブル700の合成位置に禁止画像を合成する。
ステップS1018では、画像出力モジュール140は、合成画像を出力する。
ステップS1020では、合成モジュール130は、禁止画像を破棄する。
ステップS1022では、合成モジュール130は、警告を提示する。
なお、ステップS1006以降の処理は、図8の例に示したフローチャートのステップS806以降の処理と同等である。
<<第2の実施の形態>>
図11は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
画像処理装置1100は、画像受付モジュール105、登録モジュール1110、禁止画像DB115、対象フローDB1120、認識モジュール1125、合成モジュール1130、出力可能フローDB1135、画像出力モジュール140、フロー起動モジュール1150を有している。なお、前述の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する(以下同様)。
ここでは、フロー(ジョブフローともいわれる)と画像の文書種別の組み合わせを条件として、画像の合成(禁複写文書の複写を含む)をするものである。なお、フローとは、読み込んだ画像を対象として、ユーザーによって選択された定型的な処理(予め定められた処理)を行うものである。ここでのフローにおける処理として、例えば、画像の合成による文書作成処理、その文書を申請先に送信する転送処理等の複数の処理によって構成されている申請処理等が該当する。
画像受付モジュール105は、登録モジュール1110、認識モジュール1125と接続されている。
登録モジュール1110は、画像受付モジュール105、禁止画像DB115、対象フローDB1120、出力可能フローDB1135と接続されている。登録モジュール1110は、画像受付モジュール105で受け付けた画像を、第1の文書の画像として、禁止画像DB115に登録する。その際に、認識モジュール1125による認識処理のために、第1の文書の特徴抽出を行って、その結果を禁止画像DB115に登録するようにしてもよい。また、フローを対象フローDB1120に登録する。そして、登録モジュール1110は、第1の文書を複写するための条件である「第1の文書の文書種別とフローの組」を出力可能フローDB1135に登録する。また、登録モジュール1110は、第1の文書の画像を合成する第2の文書の画像内の領域を登録する。詳細な処理内容については、図14の例に示すフローチャートを用いて後述する。
禁止画像DB115は、登録モジュール1110、認識モジュール1125と接続されている。
対象フローDB1120は、登録モジュール1110、フロー起動モジュール1150と接続されている。対象フローDB1120は、登録モジュール1110によって登録されたフローを記憶している。例えば、フローテーブル1200を記憶している。図12は、フローテーブル1200のデータ構造例を示す説明図である。フローテーブル1200は、フローID欄1210、貼付文書種別欄1220、貼付先文書種別欄1230、合成位置欄1240、画像欄1250を有している。フローID欄1210は、本実施の形態において、フローを一意に識別するための情報(フローID:IDentification)を記憶している。貼付文書種別欄1220は、そのフローにおいて、貼付対象となる文書(第1の文書)の文書種別を記憶している。貼付先文書種別欄1230は、そのフローにおいて、貼付先対象となる文書(第2の文書)の文書種別を記憶している。つまり、そのフローにおいて、貼付先文書種別欄1230の文書種別の文書に対して、貼付文書種別欄1220の文書種別の文書を合成することとなる。合成位置欄1240は、貼付先対象となる文書に対して、貼付対象となる文書を合成する位置を記憶している。位置として、例えば、矩形領域の左上の座標(X,Y)、幅(W)、高さ(H)等である。画像欄1250は、貼付先対象となる文書の画像を記憶している。申請書画像テーブル600の画像欄640と同等である。
フローテーブル1200の貼付文書種別欄1220を検索することによって、貼付対象となる文書(第1の文書)の文書種別を取り扱うフローを抽出することができるようになる。
認識モジュール1125は、画像受付モジュール105、禁止画像DB115、合成モジュール1130と接続されている。認識モジュール1125は、第1の文書の文書種別を認識する。ここで、認識とは、画像からその文書種別を決定することである。つまり、画像受付モジュール105から受け取った画像の文書種別が、第1の文書の文書種別であるか否かを認識する。例えば、登録モジュール1110が行った特徴抽出処理と同等の特徴抽出処理を行い、禁止画像DB115に記憶されている特徴と比較して、特徴空間内で予め定められた距離以内にあるものの文書種別を特定すればよい。
合成モジュール1130は、認識モジュール1125、出力可能フローDB1135、画像出力モジュール140、フロー起動モジュール1150と接続されている。合成モジュール1130は、第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、その第1の文書を用いたフローがその第1の文書を第2の文書に合成する処理を含む場合、その第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、その第1の文書の画像を合成する。起動されているフローは、フロー起動モジュール1150から受け取り、認識結果(画像受付モジュール105が受け付けた文書が禁複写文書であるか否か)は、認識モジュール1125から受け取り、出力可能フローDB1135内の条件を示す情報にしたがって判断を行う。
なお、第1の実施の形態における第2の文書は登録モジュール110が受け付けたが、第2の実施の形態では、フロー内に定義された文書(具体的には、フローテーブル1200の貼付先文書種別欄1230の文書)を第2の文書として用いることになる。
出力可能フローDB1135は、登録モジュール1110、合成モジュール1130と接続されている。出力可能フローDB1135は、貼付対象となる文書(第1の文書)を貼付先対象となる文書(第2の文書)に合成する条件を示す情報を記憶している。例えば、出力可能フロー文書テーブル1300を記憶している。図13は、出力可能フロー文書テーブル1300のデータ構造例を示す説明図である。出力可能フロー文書テーブル1300は、禁止文書欄1310、許可フロー欄1320、合成位置欄1330を有している。禁止文書欄1310は、禁止文書(第1の文書)の文書種別を記憶している。許可フロー欄1320は、その禁止文書の文書種別に対応する許可フロー(禁止文書を取り扱うフロー)を記憶している。合成位置欄1330は、その許可フローにおいて、第2の文書の画像内に第1の文書の画像を合成する位置を記憶している。出力可能ペアテーブル700の合成位置欄730と同等のものである。
また、合成モジュール1130は、合成後の第1の文書の画像の部分に、複製牽制画像(複製物に現れる潜像であって、複製を牽制するための模様)を重畳するようにしてもよい。この複製牽制画像に含まれる文字列として、申請書の申請先を申請書(第2の文書の画像)から取得し、設定するようにしてもよいし、ユーザーの操作によって受け付けられた文字列であってもよい。
画像出力モジュール140は、合成モジュール1130と接続されている。
フロー起動モジュール1150は、対象フローDB1120、合成モジュール1130と接続されている。フロー起動モジュール1150は、タッチスクリーン等に表示した予め定義された複数のフローから、ユーザーの選択操作によって、その選択されたフローを起動する。この選択操作は、画像受付モジュール105による画像の受け付けの前であってもよいし(つまり、フロー内の処理の1つとしての画像の読み込み)、画像を受け付けた後であってもよい。
図14は、第2の実施の形態による処理例(登録処理例)を示すフローチャートである。
ステップS1402では、登録モジュール1110は、禁止画像であるか、フローであるかを判断し、禁止画像の場合はステップS1404へ進み、フローの場合はステップS1408へ進む。ここでの判断は、操作者の操作にしたがったものであってもよい。例えば、画像処理装置1100が有しているタッチスクリーン上に禁止画像を示すボタンとフローを示すボタンを用意し、いずれかが選択されたことによって、その後に読み込まれた画像を禁止画像として、又はその後に選択されたフローを許可フローとして判断してもよい。
ステップS1404では、画像受付モジュール105は、画像を受け付ける。ステップS404と同等の処理である。
ステップS1406では、登録モジュール1110は、画像を禁止画像DB115に登録する。ステップS406と同等の処理である。
ステップS1408では、登録モジュール1110は、フローを受け付ける。前述のように、ユーザーの操作によって、複数のフローから選択してもよいし、ユーザーの操作によって新たなフローが定義されてもよい。
ステップS1410では、登録モジュール1110は、フローを対象フローDB1120に登録する。具体的には、フローテーブル1200を生成する。
ステップS1412では、登録モジュール1110は、合成位置を登録する。具体的には、フローテーブル1200の合成位置欄1240を生成する。
ステップS1414では、登録モジュール1110は、出力画像とフローのペアを登録できるか否か(禁止画像、フローの両者が揃ったか否か)を判断し、登録できる場合はステップS1416へ進み、それ以外の場合はステップS1402へ戻る。そして、ステップS1414で「Y」の場合は、登録モジュール1110は、その禁止画像、フローのペアに関する情報を出力可能フロー文書テーブル1300として生成する。
ステップS1416では、登録モジュール1110は、終了か否かを判断し、終了の場合は処理を終了し(ステップS1499)、それ以外の場合はステップS1402へ戻る。
図15は、第2の実施の形態による処理例(合成処理例)を示すフローチャートである。
ステップS1502では、フロー起動モジュール1150は、起動するフローを受け付ける。
ステップS1504では、画像受付モジュール105は、画像を受け付ける。
ステップS1506では、認識モジュール1125は、画像に対して特徴抽出を行う。
ステップS1508では、認識モジュール1125は、画像を認識する。つまり、受け付けた画像の文書種別を決定する。
ステップS1510では、合成モジュール1130は、画像種別と起動されたフローのペアは、出力可能フロー文書テーブル1300に登録されているペアであるか否かを判断し、出力可能フロー文書テーブル1300に登録されているペアの場合はステップS1512へ進み、それ以外の場合はステップS1516へ進む。
ステップS1512では、合成モジュール1130は、出力可能フロー文書テーブル1300の合成位置欄1330にしたがって禁止画像(ステップS1504で受け付けた画像)を合成する。
ステップS1514では、画像出力モジュール140は、合成画像を出力する。
ステップS1516では、合成モジュール1130は、禁止画像を破棄する。ステップS820の処理と同等である。
ステップS1518では、合成モジュール1130は、フロー等が異なる旨の警告を提示する。画像を受け付けていない場合(フローのみが起動された場合)は、警告を提示せず、そのフローの処理を続行する。
したがって、以下のいずれかを行うことになる。
(1)読み込んだ文書の画像が禁止画像DB115に登録されていた場合には、画像処理装置1100は画像の処理を中止する。
(2)読み込んだ文書の画像が禁止画像DB115に登録されていない場合には、画像処理装置1100は画像の処理を続行する。
(3)読み込んだ文書の画像が禁止画像DB115に登録されていても、起動されたフローが出力可能フローDB1135に登録されている許可フローである場合には、画像処理装置1100は画像の処理を続行する。そして、合成位置情報を元に、画像処理装置1100は複数の画像を合成して、画像形成を行う。
<<第3の実施の形態>>
図16は、第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。第3の実施の形態は、第1の実施の形態と第2の実施の形態とを組み合わせたものである。
画像処理装置1600は、画像受付モジュール105、登録モジュール1610、禁止画像DB115、申請書画像DB120、対象フローDB1120、認識モジュール125、合成モジュール1630、出力可能条件DB1635、画像出力モジュール140、フロー起動モジュール1150を有している。
画像受付モジュール105は、登録モジュール1610、認識モジュール125と接続されている。
登録モジュール1610は、画像受付モジュール105、禁止画像DB115、申請書画像DB120、対象フローDB1120、出力可能条件DB1635と接続されている。登録モジュール1610は、画像受付モジュール105で受け付けた画像を、第1の文書の画像又は第2の文書の画像として、それぞれ禁止画像DB115又は申請書画像DB120に登録する。また、フローを対象フローDB1120に登録する。そして、登録モジュール1610は、第1の文書を複写するための条件である「第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別とフローの組」を出力可能条件DB1635に登録する。また、登録モジュール1610は、第1の文書の画像を合成する第2の文書の画像内の領域を登録する。詳細な処理内容については、図19の例に示すフローチャートを用いて後述する。
禁止画像DB115は、登録モジュール1610、認識モジュール125と接続されている。
申請書画像DB120は、登録モジュール1610、認識モジュール125と接続されている。
対象フローDB1120は、登録モジュール1610、フロー起動モジュール1150と接続されている。対象フローDB1120は、登録モジュール1110によって登録されたフローを記憶している。例えば、フローテーブル1200を記憶している。また、申請書画像DB120内の申請書画像テーブル600と重複する部分を削除して、フローID欄1210、貼付文書種別欄1220、貼付先文書種別欄1230によって構成されるフローテーブルとしてもよい。さらに、フローだけで構成されるフローテーブル1700を記憶していてもよい。図17は、フローテーブル1700のデータ構造例を示す説明図である。フローテーブル1700は、フローID欄1710を有している。フローID欄1710は、フローIDを記憶している。
認識モジュール125は、画像受付モジュール105、禁止画像DB115、申請書画像DB120、合成モジュール1630と接続されている。
合成モジュール1630は、認識モジュール125、出力可能条件DB1635、画像出力モジュール140、フロー起動モジュール1150と接続されている。合成モジュール1630は、第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、第2の文書の文書種別がその第1の文書を合成するための文書であり、その第1の文書を用いたフローがその第1の文書をその第2の文書に合成する処理を含む場合、その第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、その第1の文書の画像を合成する。起動されているフローは、フロー起動モジュール1150から受け取り、認識結果(画像受付モジュール105が受け付けた2つの文書が、それぞれ禁複写文書、禁複写文書を合成するための文書であるか否か)は、認識モジュール125から受け取り、出力可能条件DB1635内の条件を示す情報にしたがって判断を行う。
出力可能条件DB1635は、登録モジュール1610、合成モジュール1630と接続されている。出力可能条件DB1635は、貼付対象となる文書(第1の文書)を貼付先対象となる文書(第2の文書)に合成する条件を示す情報を記憶している。例えば、出力可能条件テーブル1800を記憶している。図18は、出力可能条件テーブル1800のデータ構造例を示す説明図である。出力可能条件テーブル1800は、禁止文書欄1810、許可フォーム欄1820、許可フロー欄1830、合成位置欄1840を有している。禁止文書欄1810は、禁止文書(第1の文書)の文書種別を記憶している。許可フォーム欄1820は、その禁止文書の文書種別に対応する許可フォーム(第2の文書)の文書種別を記憶している。許可フロー欄1830は、許可フローを記憶している。禁止文書欄1810の文書種別と許可フォーム欄1820の文書種別と許可フロー欄1830のフローの組み合わせの場合に、合成が許可されることとなる。合成位置欄1840は、第2の文書の画像内に第1の文書の画像を合成する位置を記憶している。申請書画像テーブル600の合成位置欄630と同等のものである。
画像出力モジュール140は、合成モジュール1630と接続されている。
フロー起動モジュール1150は、対象フローDB1120、合成モジュール1630と接続されている。
図19は、第3の実施の形態による処理例(登録処理例)を示すフローチャートである。
ステップS1902では、登録モジュール1610は、禁止画像であるか、申請書画像であるか、又はフローであるかを判断し、禁止画像の場合はステップS1904へ進み、申請書画像の場合はステップS1908へ進み、フローの場合はステップS1914に進む。例えば、画像処理装置1600が有しているタッチスクリーン上に禁止画像(第1の文書)を示すボタンと第2の文書を示すボタンとフローを示すボタンを用意し、いずれかが選択されたことによって、その後に読み込まれた画像を禁止画像若しくは第2の文書の画像として、又はその後に選択されたフローを許可フローとして判断してもよい。
ステップS1904では、画像受付モジュール105は、画像を受け付ける。
ステップS1906では、登録モジュール1610は、画像を禁止画像DB115に登録する。
ステップS1908では、画像受付モジュール105は、画像を受け付ける。
ステップS1910では、登録モジュール1610は、画像を申請書画像DB120に登録する。
ステップS1912では、登録モジュール1610は、合成位置を登録する。
ステップS1904からステップS1912までの処理は、図4の例に示すフローチャートのステップS404からステップS412までの処理と同等である。
ステップS1914では、登録モジュール1610は、フローを受け付ける。
ステップS1916では、登録モジュール1610は、フローを対象フローDB1120に登録する。
ステップS1914からステップS1916までの処理は、図14の例に示すフローチャートのステップS1408からステップS1410までの処理と同等である。
ステップS1918では、登録モジュール1610は、出力可能の条件を登録できるか否か(禁止画像、第2の文書の画像、フローの3つが揃ったか否か)を判断し、登録できる場合はステップS1920へ進み、それ以外の場合はステップS1902へ戻る。そして、ステップS1918で「Y」の場合は、登録モジュール1610は、その禁止画像、第2の文書の画像、フローの3つの組み合わせに関する情報を出力可能条件テーブル1800として生成する。
ステップS1920では、登録モジュール1610は、終了か否かを判断し、終了の場合は処理を終了し(ステップS1999)、それ以外の場合はステップS1902へ戻る。
図20は、第3の実施の形態による処理例(合成処理例)を示すフローチャートである。
ステップS2002では、フロー起動モジュール1150は、起動するフローを受け付ける。図15の例に示すフローチャートのステップS1502の処理と同等である。
ステップS2004では、画像受付モジュール105は、画像Aを受け付ける。
ステップS2006では、画像受付モジュール105は、画像Bを受け付ける。
ステップS2008では、認識モジュール125は、画像Aに対して特徴抽出を行う。
ステップS2010では、認識モジュール125は、画像Bに対して特徴抽出を行う。
ステップS2012では、認識モジュール125は、画像Aを認識する。
ステップS2014では、認識モジュール125は、画像Bを認識する。
ステップS2004からステップS2014までの処理は、図8の例に示すフローチャートのステップS802からステップS812までの処理と同等である。
ステップS2016では、合成モジュール1630は、2つの画像種別と起動されたフローの組み合わせは、出力可能条件テーブル1800に登録されている条件を満たしているか否かを判断し、満たしている場合はステップS2018へ進み、それ以外の場合はステップS2022へ進む。
ステップS2018では、合成モジュール1630は、出力可能条件テーブル1800の合成位置欄1840にしたがって禁止画像(第1の文書の画像)を第2の文書の画像に合成する。
ステップS2020では、画像出力モジュール140は、合成画像を出力する。
ステップS2022では、合成モジュール1630は、禁止画像を破棄する。
ステップS2024では、合成モジュール1630は、警告を提示する。
図21を参照して、本実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成例について説明する。図21に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部2117と、プリンタ等のデータ出力部2118を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)2101は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、画像受付モジュール105、登録モジュール110、認識モジュール125、合成モジュール130、画像出力モジュール140、登録モジュール1110、認識モジュール1125、合成モジュール1130、フロー起動モジュール1150、登録モジュール1610、合成モジュール1630等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)2102は、CPU2101が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)2103は、CPU2101の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス2104により相互に接続されている。
ホストバス2104は、ブリッジ2105を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス2106に接続されている。
キーボード2108、マウス等のポインティングデバイス2109は、操作者により操作されるデバイスである。ディスプレイ2110は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。また、ポインティングデバイス2109とディスプレイ2110の両方の機能を備えているタッチスクリーン等であってもよい。
HDD(Hard Disk Drive)2111は、ハードディスク(フラッシュメモリ等であってもよい)を内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU2101によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクは、禁止画像DB115、申請書画像DB120、出力可能ペアDB135、対象フローDB1120、出力可能フローDB1135、出力可能条件DB1635等としての機能を実現させる。さらに、その他の各種データ、各種コンピュータ・プログラム等が格納される。
ドライブ2112は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体2113に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース2107、外部バス2106、ブリッジ2105、及びホストバス2104を介して接続されているRAM2103に供給する。なお、リムーバブル記録媒体2113も、データ記録領域として利用可能である。
接続ポート2114は、外部接続機器2115を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート2114は、インタフェース2107、及び外部バス2106、ブリッジ2105、ホストバス2104等を介してCPU2101等に接続されている。通信部2116は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部2117は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部2118は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図21に示す画像処理装置のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図21に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図21に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分又は全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…画像処理装置
105…画像受付モジュール
110…登録モジュール
115…禁止画像DB
120…申請書画像DB
125…認識モジュール
130…合成モジュール
135…出力可能ペアDB
140…画像出力モジュール
200…画像形成処理装置
210…画像読取装置
220…印刷装置
230…画像形成装置
240…合成画像DB
250…画像DB装置
290…通信回線
1100…画像処理装置
1110…登録モジュール
1120…対象フローDB
1125…認識モジュール
1130…合成モジュール
1135…出力可能フローDB
1150…フロー起動モジュール
1600…画像処理装置
1610…登録モジュール
1630…合成モジュール
1635…出力可能条件DB

Claims (9)

  1. 第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別を認識する認識手段と、
    前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書である場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する合成手段
    を有し、
    前記合成手段は、前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書であり、該第1の文書を用いたフローが該第1の文書を該第2の文書に合成する処理を含む場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する、
    画像処理装置。
  2. 第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別を認識する認識手段と、
    前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書である場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する合成手段
    を有し、
    前記認識手段は、前記第1の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を前記第2の文書として、又は、前記第2の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を前記第1の文書として、認識処理を行う、
    画像処理装置。
  3. 第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別を認識する認識手段と、
    前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書である場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する合成手段と、
    1つの画像内に、複数の文書の画像がある場合、一方を前記第1の文書の画像とし、他方を前記第2の文書の画像として切り出す切出手段
    を有し、
    前記認識手段は、前記切出手段によって切り出された文書の画像に対応する文書の文書種別を認識する、
    画像処理装置。
  4. 前記合成手段は、前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書であり、該第1の文書を用いたフローが該第1の文書を該第2の文書に合成する処理を含む場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する、
    請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記認識手段は、前記第1の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を前記第2の文書として、又は、前記第2の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を前記第1の文書として、認識処理を行う、
    請求項1又は3に記載の画像処理装置。
  6. 1つの画像内に、複数の文書の画像がある場合、一方を前記第1の文書の画像とし、他方を前記第2の文書の画像として切り出す切出手段
    をさらに有し、
    前記認識手段は、前記切出手段によって切り出された文書の画像に対応する文書の文書種別を認識する、
    請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  7. コンピュータを、
    第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別を認識する認識手段と、
    前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書である場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する合成手段
    として機能させ
    前記合成手段は、前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書であり、該第1の文書を用いたフローが該第1の文書を該第2の文書に合成する処理を含む場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する、
    画像処理プログラム。
  8. コンピュータを、
    第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別を認識する認識手段と、
    前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書である場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する合成手段
    として機能させ
    前記認識手段は、前記第1の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を前記第2の文書として、又は、前記第2の文書を読み込んだ時間から予め定められた時間未満若しくは以内に読み込まれた文書を前記第1の文書として、認識処理を行う、
    画像処理プログラム。
  9. コンピュータを、
    第1の文書の文書種別と第2の文書の文書種別を認識する認識手段と、
    前記第1の文書の文書種別が禁複写文書であり、前記第2の文書の文書種別が該第1の文書を合成することが必要である文書である場合、該第2の文書の画像内の予め定められた領域内に、該第1の文書の画像を合成する合成手段と、
    1つの画像内に、複数の文書の画像がある場合、一方を前記第1の文書の画像とし、他方を前記第2の文書の画像として切り出す切出手段
    として機能させ
    前記認識手段は、前記切出手段によって切り出された文書の画像に対応する文書の文書種別を認識する、
    画像処理プログラム。
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