JP6672651B2 - 圧電トランス、dc−dcコンバータ、ac−dcコンバータ及びacアダプタ - Google Patents

圧電トランス、dc−dcコンバータ、ac−dcコンバータ及びacアダプタ Download PDF

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Description

本発明は、圧電トランス、DC−DCコンバータ、AC−DCコンバータ及びACアダプタに関する。
ACアダプタは、一般的に、入力される商用電源電圧を、電子機器に適した電圧に変圧する変圧部を備えている。その変圧部には、巻線を用いた降圧トランスを利用することも可能であるが、小型化等の要求に従い、変圧部に圧電デバイスを用いることが有効である。
特許文献1に記載の圧電トランスは、矩形板の圧電セラミックスの長手方向の一方端側を入力部とし、他方端側を出力部としている。入力部及び出力部それぞれは長手方向に分極され、間には絶縁層が設けられている。入力部及び出力部それぞれには、線状内部電極が長手方向に直交する厚さ方向に平行に複数層設けられている。そして、入力部側の電極に交流電圧を印加することで、入力部から入力された電圧は変圧され、出力部から出力される。
特開平11−97756号公報
特許文献1に記載の圧電トランスでは、入力部側の電極と出力部側の電極とが対向して、その間に浮遊容量が形成される。このため、入力部と出力部とを絶縁層により絶縁していても、形成された浮遊容量により不要信号(ノイズ等)が入力部から出力部へ伝搬するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、絶縁した入力部と出力部との間で不要信号を伝搬させない圧電トランス、DC−DCコンバータ、AC−DCコンバータ及びACアダプタを提供することにある。
本発明に係る圧電トランスは、分極された入力部、分極された出力部、及び前記入力部と前記出力部との間に配置された絶縁部が形成された圧電体と、前記入力部に設けられ、互いに対向する入力側第1内部電極及び入力側第2内部電極と、前記出力部に設けられ、互いに対向する出力側第1内部電極及び出力側第2内部電極と、を備え、前記入力側第2内部電極は、入力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記入力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、前記出力側第2内部電極は、出力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記出力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置している、ことを特徴とする。
この構成では、入力側第2内部電極と出力側第2内部電極との間に形成される浮遊容量を大きくし、入力側第1内部電極と出力側第1内部電極との間に形成される浮遊容量を小さくできる。これにより、電圧が印加される入力側第1内部電極と、電圧を出力する出力側第1内部電極との浮遊容量による結合を抑えることができる。その結果、浮遊容量を介して、入力側第1内部電極と出力側第1内部電極との間で不要信号が伝搬するおそれを抑制できる。
また、仮に、入力側基準電位がグランドであり、出力側基準電位が、圧電トランスを搭載した機器内の基準電位である場合、出力側基準電位は、入力側基準電位から見て浮いた状態となる。この状態で、圧電トランスの出力部側(出力側第1内部電極)に接続される負荷にユーザが触れた(操作した)場合、出力側基準電位が変動する場合がある。そこで、前記構成とすることで、入力側第2内部電極と出力側第2内部電極とを、その間に形成される浮遊容量により結合させる。これにより、出力側第2内部電極が接続される出力側基準電位と、入力側第2内部電極が接続される入力側基準電位との間にかかる交流的な電位差を小さくできる。したがって、出力側基準電位は安定化し、その結果、負荷の誤動作を防止できる。
前記入力部及び前記出力部は、前記入力部と前記出力部とが対向する方向に分極されていて、前記入力側第1内部電極、前記入力側第2内部電極、前記出力側第1内部電極及び前記出力側第2内部電極は、それぞれ主面を有する面状電極であり、前記入力部と前記出力部とが対向する方向に対し前記主面が直交して配置されていてもよい。
この構成では、入力側第2内部電極と出力側第2内部電極との容量結合を高めることができ、出力側基準電位をより安定させることができる。
前記入力部及び前記出力部は、前記入力部と前記出力部とが対向する方向に直交する方向に分極されていて、前記入力側第1内部電極、前記入力側第2内部電極、前記出力側第1内部電極及び前記出力側第2内部電極は、それぞれ主面を有する面状電極であり、前記入力部と前記出力部とが対向する方向に対し前記主面が平行に配置されている構成でもよい。
この構成では、入力側第1内部電極と出力側第1内部電極とは面で対向しないため、浮遊容量が生じにくい。その結果、浮遊容量を介して不要な信号が伝達することを抑制できる。また、入力側第2内部電極及び前記出力側第2内部電極を同一平面上に配置することで、他の電極間と比べて、形成される浮遊容量を大きくして、入力側第2内部電極と出力側第2内部電極との容量結合を高めることができ、出力側基準電位をより安定させることができる。
前記入力部と前記出力部とが対向する方向における前記入力側第2内部電極の長さは、前記入力側第1内部電極よりも長くてもよい。
この構成では、入力側第1内部電極と出力側第1内部電極との容量結合を弱くでき、入力側第2内部電極と出力側第2内部電極との容量結合を強くできる。この結果、浮遊容量を介して不要な信号が伝達することを抑制できる。また、出力側基準電位をより安定させることができる。
前記入力部と前記出力部とが対向する方向における前記出力側第2内部電極の長さは、前記出力側第1内部電極よりも長くてもよい。
この構成では、入力側第1内部電極と出力側第1内部電極との容量結合を弱くでき、入力側第2内部電極と出力側第2内部電極との容量結合を強くできる。この結果、浮遊容量を介して不要な信号が伝達することを抑制できる。また、出力側基準電位をより安定させることができる。
前記入力部と前記出力部とが対向する方向において、前記入力側第1内部電極の前記絶縁部側の端部と、前記入力側第2内部電極の前記絶縁部側の端部との間の距離をG11で表し、前記入力部と前記出力部とが対向する方向において、前記入力側第1内部電極と前記入力側第2内部電極との層間距離をG12で表した場合、G11>G12を満たすことが好ましい。
この構成では、入力側第1内部電極と出力側第1内部電極との距離をより大きくできるため、それらの間に形成される浮遊容量を小さくでき、浮遊容量を介して不要な信号が伝達することを抑制できる。
前記入力部と前記出力部とが対向する方向において、前記出力側第1内部電極の前記絶縁部側の端部と、前記出力側第2内部電極の前記絶縁部側の端部との間の距離をG21で表し、前記入力部と前記出力部とが対向する方向において、前記出力側第1内部電極と前記出力側第2内部電極との層間距離をG22で表した場合、G21>G22を満たすことが好ましい。
この構成では、入力側第1内部電極と出力側第1内部電極との距離をより大きくできるため、それらの間に形成される浮遊容量を小さくでき、浮遊容量を介して不要な信号が伝達することを抑制できる。
本発明に係る圧電トランスは、分極された入力部、分極された出力部、及び前記入力部と前記出力部との間に配置された絶縁部が形成された圧電体と、前記入力部に設けられ、互いに対向する入力側第1内部電極及び入力側第2内部電極と、前記出力部に設けられ、互いに対向する出力側第1内部電極及び出力側第2内部電極と、を備え、前記入力側第2内部電極は、入力側基準電位に接続される電極であり、前記出力側第2内部電極は、出力側基準電位に接続される電極であり、前記入力側第2内部電極と前記出力側第2内部電極との間に形成される容量は、前記入力側第1内部電極と前記出力側第1内部電極との間に形成される容量よりも大きいことを特徴とする。
この構成では、入力側第1内部電極と出力側第1内部電極との容量結合が弱いため、浮遊容量を介して不要な信号が伝達することを抑制できる。また、入力側第2内部電極と出力側第2内部電極との容量結合は強いため、出力側基準電位をより安定させることができる。
本発明は、2つの圧電トランスを備えた圧電トランスモジュールにおいて、前記圧電トランスは、分極された入力部、分極された出力部、及び前記入力部と前記出力部との間に配置された絶縁部が形成された圧電体と、前記入力部に設けられ、互いに対向する入力側第1内部電極及び入力側第2内部電極と、前記出力部に設けられ、互いに対向する出力側第1内部電極及び出力側第2内部電極と、を備え、前記入力側第2内部電極は、入力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記入力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、前記出力側第2内部電極は、出力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記出力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、前記2つの圧電トランスそれぞれの前記入力側第2内部電極は、入力側基準電位に接続される電極であり、前記2つの圧電トランスそれぞれの前記出力側第2内部電極は、出力側基準電位に接続される電極であることを特徴とする。
この構成では、2つの圧電トランスを用いることで、圧電トランスモジュールが扱うことができる電力を大きくすることができる。また、各圧電トランスの入力側第2内部電極と出力側第2内部電極との間に形成される浮遊容量が、入力側基準電位と出力側基準電位との間で並列接続された構成となる。この結果、入力側基準電位と出力側基準電位との電位差を小さくでき、出力側基準電位をより安定させることができる。
前記2つの圧電トランスの一方は、前記圧電体の前記入力部と前記出力部との分極方向が同じであり、前記2つの圧電トランスの他方は、前記圧電体の前記入力部と前記出力部との分極方向が反対である構成でもよい。
この構成では、2つの圧電トランスそれぞれから、互いに逆相の電圧を出力することができる。
本発明に係るDC−DCコンバータは、スイッチング素子をオンオフし、直流電圧を交流電圧に変換するスイッチング回路と、
前記スイッチング回路が接続されている入力部、及び、前記入力部に入力される電圧を変圧して出力する出力部を有する圧電トランスと、前記出力部から出力される電圧を整流平滑する出力側整流平滑回路と、を備え、前記圧電トランスは、分極された入力部、分極された出力部、及び前記入力部と前記出力部との間に配置された絶縁部が形成された圧電体と、前記入力部に設けられ、互いに対向する入力側第1内部電極及び入力側第2内部電極と、前記出力部に設けられ、互いに対向する出力側第1内部電極及び出力側第2内部電極と、を備え、前記入力側第2内部電極は、入力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記入力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、前記出力側第2内部電極は、出力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記出力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置していることを特徴とする。
この構成では、不要信号(ノイズ等)の伝搬を抑制できるため、低ノイズの絶縁型DC−DCコンバータを実現できる。
本発明に係るAC−DCコンバータは、交流電圧を直流電圧に変換する入力側整流平滑回路と、スイッチング素子をオンオフし、前記入力側整流平滑回路からの直流電圧を交流電圧に変換するスイッチング回路と、前記スイッチング回路が接続されている入力部、及び、前記入力部に入力される電圧を変圧して出力する出力部を有する圧電トランスと、前記出力部から出力される電圧を整流平滑する出力側整流平滑回路と、を備え、前記圧電トランスは、分極された入力部、分極された出力部、及び前記入力部と前記出力部との間に配置された絶縁部が形成された圧電体と、前記入力部に設けられ、互いに対向する入力側第1内部電極及び入力側第2内部電極と、前記出力部に設けられ、互いに対向する出力側第1内部電極及び出力側第2内部電極と、を備え、前記入力側第2内部電極は、入力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記入力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、前記出力側第2内部電極は、出力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記出力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置していることを特徴とする。
この構成では、スイッチング素子の切り替えによるノイズの伝搬を抑制できるため、低ノイズの絶縁型AC−DCコンバータを実現できる。
本発明に係るACアダプタは、商用電源に接続され、前記商用電源からの電圧を入力する商用電源入力部と、前記商用電源入力部から入力される電圧を整流平滑する入力側整流平滑回路と、前記入力側整流平滑回路により整流平滑される電圧を交流電圧に変換するスイッチング回路と、前記スイッチング回路が接続されている入力部、及び、前記入力部に入力される電圧を変圧して出力する出力部を有する圧電トランスと、前記出力部から出力される電圧を整流平滑する出力側整流平滑回路と、前記スイッチング回路を制御するコントローラと、前記商用電源入力部と、前記圧電トランスの前記入力部との間に設けられ、前記コントローラに電力を供給する補助電源回路と、を備え、前記圧電トランスは、分極された入力部、分極された出力部、及び前記入力部と前記出力部との間に配置された絶縁部が形成された圧電体と、前記入力部に設けられ、互いに対向する入力側第1内部電極及び入力側第2内部電極と、前記出力部に設けられ、互いに対向する出力側第1内部電極及び出力側第2内部電極と、を備え、前記入力側第2内部電極は、入力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記入力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、前記出力側第2内部電極は、出力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記出力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置していることを特徴とする。
この構成では、不要信号(ノイズ等)の伝搬を抑制できるため、低ノイズのACアダプタを実現できる。
本発明によれば、圧電トランスの入力部と出力部との間で、浮遊容量を介して不要な信号が伝達することを抑制できる。また、出力側基準電位をより安定させることができ、圧電トランスの出力部に接続される負荷が出力側基準電位を基に動作する場合、その負荷の誤動作を防止できる。
実施形態1に係る圧電トランスの構成を示す図 (A)は、実施形態2に係る圧電トランスの構成を示す斜視図、(B)は、(A)のII−II線での断面図 実施形態3に係る圧電トランスモジュールを示す図 実施形態4に係る圧電トランスモジュールを示す図 実施形態5に係るACアダプタの回路図
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る圧電トランス1の構成を示す図である。
圧電トランス1は直方体形状の圧電体板10を備えている。圧電体板10は、例えばPZT系セラミックスシートが積層されて形成されている。以下では、長手方向をX軸方向、幅方向をY軸方向、厚み方向をZ軸方向とする。圧電体板10には、X軸方向に沿って、入力領域10A、出力領域10B及び絶縁領域10Cが形成されている。より詳しくは、入力領域10A及び出力領域10Bは、絶縁領域10Cを挟んで、圧電体板10の両端部側に設けられている。すなわち、入力領域10Aと出力領域10Bとは、絶縁領域10Cにより絶縁されている。
入力領域10A及び出力領域10Bは、それぞれX軸方向に分極されている。分極処理の方法としては、例えば、圧電体板10を170℃の絶縁油中で2kV/mmの電圧を印加する方法等が挙げられる。なお、分極方向は、入力領域10Aと出力領域10Bとで同方向であってもよいし、逆方向であってもよい。
入力領域10AのZ軸方向に対向する上下面には、入力側第1外部電極11と、入力側第2外部電極12とが設けられている。入力側第1外部電極11は、不図示の交流電圧出力回路が接続され、交流電圧が印加される。入力側第2外部電極12は、入力側基準電位に接続される。
入力側第1外部電極11には、複数の面状の入力側第1内部電極111,112が設けられている。すなわち、入力側第1外部電極11と入力側第1内部電極111,112とは同電位である。また、入力側第2外部電極12には、複数の面状の入力側第2内部電極121,122が設けられている。すなわち、入力側第2外部電極12と入力側第2内部電極121,122とは同電位である。
入力側第1内部電極111,112と入力側第2内部電極121,122とは、略同じ大きさであって、分極方向であるX軸方向に直交して設けられている。また、入力側第1内部電極111,112と入力側第2内部電極121,122とは、X軸方向に沿って交互に配置されている。詳しくは、X軸方向に沿って、絶縁領域10Cから、入力側第2内部電極121、入力側第1内部電極111、入力側第2内部電極122、入力側第1内部電極112の順に配列されている。
出力領域10BのZ軸方向に対向する上下面には、出力側第1外部電極13と、出力側第2外部電極14とが設けられている。出力側第1外部電極13には、不図示の負荷が接続される。出力側第2外部電極14は、出力側基準電位に接続される。なお、出力側第1外部電極13に接続される負荷は、出力側基準電位を基準に動作する。また、出力側基準電位と入力側基準電位とは異なる。
出力側第1外部電極13には、複数の面状の出力側第1内部電極131〜134が接続されている。すなわち、出力側第1外部電極13と出力側第1内部電極131〜134とは同電位である。また、出力側第2外部電極14には、複数の面状の出力側第2内部電極141〜144が接続されている。すなわち、出力側第2外部電極14と出力側第2内部電極141〜144とは同電位である。
出力側第1内部電極131〜134と出力側第2内部電極141〜144とは、略同じ大きさであって、分極方向であるX軸方向に直交して設けられている。また、出力側第1内部電極131〜134と出力側第2内部電極141〜144とは、X方向に沿って交互に配置されている。詳しくは、X方向に沿って、絶縁領域10Cから、出力側第2内部電極141、出力側第1内部電極131、出力側第2内部電極142、出力側第1内部電極132、出力側第2内部電極143、出力側第1内部電極133、出力側第2内部電極144、出力側第1内部電極134の順に配列されている。
この構成の圧電トランス1において、入力側第1外部電極11と入力側第2外部電極12との間に電圧が印加されると、入力側第1内部電極111,112と、入力側第2内部電極121,122との間に電界が生じる。すなわち、入力領域10Aには分極方向に電界が加えられる。このとき、例えば、入力側第1内部電極111と入力側第2内部電極122との間と、入力側第1内部電極112と入力側第2内部電極122との間とは互いに反対方向に分極する。そして、逆圧電効果により分極方向、すなわち、圧電体板10のX軸方向に縦振動が励振される。
縦振動が励振されると、出力領域10BではX軸方向(分極方向)に機械的歪みが生じ、圧電縦効果により分極方向に電位差が発生する。すなわち、出力側第1内部電極131〜134と出力側第2内部電極141〜144との間に電位差が生じる。このとき、例えば、出力側第1内部電極131と出力側第2内部電極141との間と、出力側第1内部電極131と出力側第2内部電極142との間とは互いに反対方向に分極する。そして、出力側第1外部電極13から低電圧が出力される。
この圧電トランス1では、入力領域10Aと出力領域10Bとの絶縁性を確保し、入力側第1内部電極111と出力側第1内部電極131との間でノイズ等の不要信号が伝搬されることを抑えることができる。以下、その理由について説明する。
対向する入力側第1内部電極111と出力側第1内部電極131との間には、入力側第2内部電極121と出力側第2内部電極141とが介在している。この入力側第2内部電極121及び出力側第2内部電極141により、入力側第1内部電極111と出力側第1内部電極131との間に浮遊容量が形成されることを抑制している。
仮に、入力側第1内部電極111と出力側第1内部電極131との間に浮遊容量が形成された場合、2つの電極121,141は容量結合する。このため、入力側第1外部電極11に印加される交流電圧にノイズ等の不要信号が重畳していると、容量結合を介して、入力側第1内部電極111から出力側第1内部電極131へ不要信号が伝搬される。そして、出力側第1内部電極131と同電位の出力側第1外部電極13から、出力側第1外部電極13に接続される負荷へ、不要信号が出力される。
そこで、前記の構成として、入力側第1内部電極111と出力側第1内部電極131との間の浮遊容量の発生を抑制することで、入力側第1内部電極111と出力側第1内部電極131との間でノイズ等の不要信号が伝搬されることを抑えることができる。
また、この圧電トランス1は、出力側基準電位の変動を抑えることができる。以下、その理由について説明する。
例えば、入力側基準電位がグランドであり、入力側基準電位と出力側基準電位とに電位差が生じる場合、出力側基準電位は、入力側基準電位(グランド)から見て浮いた状態となる。この状態で、出力側第1外部電極13に接続される負荷をユーザが触れた(操作した)場合、ユーザ及びグランドを介して電流が流れるため出力側基準電位が変動することがある。この場合、出力側第1外部電極13に接続される負荷の誤動作の原因となる。
そこで、本実施形態では、入力側第2内部電極121と出力側第2内部電極141との間の距離を、入力側第1内部電極111と出力側第1内部電極131との距離よりも短くなるよう配置している。これにより、入力側第2内部電極121と出力側第2内部電極141との間には、浮遊容量C1が形成される。この浮遊容量C1により、入力側第2内部電極121と出力側第2内部電極141とは容量結合し、入力側第2外部電極12と出力側第2外部電極14との間にかかる交流的な電位差は小さくなる。すなわち、出力側基準電位は安定化される。その結果、前記した、出力側第1外部電極13に接続される負荷の誤動作を防止できる。
なお、本実施形態に係る圧電トランス1は、入力側第2内部電極121と出力側第2内部電極141との距離が、入力側第1内部電極111と出力側第1内部電極131との距離よりも短くなるように構成しているが、これに限定されない。入力側第2内部電極121と出力側第2内部電極141との間に形成される浮遊容量が、入力側第1内部電極111と出力側第1内部電極131との間に形成される浮遊容量よりも大きくなるように構成されていればよい。
(実施形態2)
図2(A)は、実施形態2に係る圧電トランス2の構成を示す斜視図であり、図2(B)は、(A)のII−II線での断面図である。
圧電トランス2は直方体形状の圧電体板20を備えている。圧電体板20は、例えばPZT系セラミックスシートが積層されて形成されている。以下では、長手方向をX軸方向、幅方向をY軸方向、厚み方向をZ軸方向とする。圧電体板20には、X軸方向に沿って、入力領域20A、出力領域20B及び絶縁領域20Cが形成されている。より詳しくは、入力領域20A及び出力領域20Bは、絶縁領域20Cを挟んで、圧電体板20の両端部側に設けられている。すなわち、入力領域20Aと出力領域20Bとは絶縁されている。
入力領域20A及び出力領域20Bは、それぞれZ軸方向に分極されている。
入力領域20AのY軸方向に対向する両側面には、入力側第1外部電極21と、入力側第2外部電極22とが設けられている。入力側第1外部電極21には、不図示の交流電圧出力回路が接続され、交流電圧が印加される。入力側第2外部電極22は、入力側基準電位に接続される。
入力側第1外部電極21には、複数の面状の入力側第1内部電極211が接続されている。すなわち、入力側第1外部電極11と入力側第1内部電極211とは同電位である。また、入力側第2外部電極22には、複数の面状の入力側第2内部電極221が接続されている。すなわち、入力側第2外部電極22と入力側第2内部電極221とは同電位である。
入力側第1内部電極211と入力側第2内部電極221とは、分極方向であるZ軸方向に直交して設けられている。また、入力側第1内部電極211と入力側第2内部電極221とは、Z軸方向に沿って交互に配置されている。X軸方向における入力側第2内部電極221の長さは、入力側第1内部電極211の長さよりも長い。そして、X方向において、入力側第2内部電極221は、入力側第1内部電極211よりも絶縁領域20C側に位置している。
ここで、X方向における絶縁領域20C側の入力側第1内部電極211の端部から、入力側第2内部電極221の端部までの距離をG11、入力側第1内部電極211と入力側第2内部電極221との層間距離をG12でそれぞれ表すと、G11>G12を満たすよう、入力側第1内部電極211と入力側第2内部電極221とは設けられている。
出力領域10BのZ軸方向に対向する上下面には、出力側第1外部電極23と、出力側第2外部電極24とが設けられている。出力側第1外部電極23に
は、不図示の負荷が接続される。出力側第2外部電極24は、出力側基準電位に接続される。なお、出力側第1外部電極23に接続される負荷は、出力側基準電位を基準に動作する。また、出力側基準電位と入力側基準電位とは異なる。
出力側第1外部電極23には、複数の面状の出力側第1内部電極231が設けられている。すなわち、出力側第1外部電極23と出力側第1内部電極231とは同電位である。また、出力側第2外部電極24には、複数の面状の出力側第2内部電極241が設けられている。すなわち、出力側第2外部電極24と出力側第2内部電極241とは同電位である。
出力側第1内部電極231と出力側第2内部電極241とは、分極方向であるZ軸方向に直交して設けられている。また、出力側第1内部電極231と出力側第2内部電極241とは、Z軸方向に沿って交互に配置されている。X軸方向における出力側第2内部電極241の長さは、出力側第1内部電極231の長さよりも長い。そして、X方向において、出力側第2内部電極241は、出力側第1内部電極231よりも絶縁領域20C側に位置している。
なお、出力側第2内部電極241は、入力側第2内部電極221と同一層に形成されている。すなわち、入力側第2内部電極221と出力側第2内部電極241とは同一平面上に位置している。
ここで、X方向における絶縁領域20C側の出力側第1内部電極231の端部から、出力側第2内部電極241の端部までの距離をG21、出力側第1内部電極231と出力側第2内部電極241との層間距離をG22でそれぞれ表すと、G21>G22を満たすよう、出力側第1内部電極231と出力側第2内部電極241とは設けられている。
この構成の圧電トランス2において、入力側第1外部電極21に電圧が印加されると、入力側第1外部電極21と同電位の入力側第1内部電極211と、入力側第2内部電極221との間に電界が生じる。すなわち、入力領域20Aには分極方向に電界が加えられる。そして、逆圧電効果により分極方向に直交する方向、すなわち、圧電体板20のX軸方向に振動が励振される。
X軸方向に振動が励振されると、出力領域20BではZ軸方向(分極方向)に機械的歪みが生じ、圧電横効果により分極方向に電位差が発生する。この電位差により出力領域20Bが低電圧部となり、出力側第1外部電極23から低電圧が出力される。
そして、実施形態1での説明と同様に、入力側第1内部電極211と出力側第1内部電極231との距離を離して、その間に形成される浮遊容量を小さくすることで、電極211,231の結合を防ぐことができる。これにより、入力側第1内部電極211と出力側第1内部電極231との間でノイズ等の不要信号が伝搬されることを抑えることができる。また、入力側第1内部電極211と出力側第1内部電極231とは、面で対向しないため、形成される浮遊容量をより小さくでき、電極211,231の結合を防ぐことができる。
また、入力側第2内部電極221と出力側第2内部電極241との間には浮遊容量C2が形成される。電極221,241は同一平面上に形成され、それらの間には浮遊容量C2が形成される。この浮遊容量C2により、入力側第2内部電極221と出力側第1内部電極231とは容量結合し、入力側第2外部電極22と出力側第2外部電極24との間にかかる交流的な電位差は小さくなる。すなわち、出力側基準電位は安定化される。その結果、前記した、出力側第1外部電極23に接続される負荷の誤動作を防止できる。
(実施形態3)
実施形態3では、2つの圧電トランスを備えた圧電トランスモジュールについて説明する。
図3は、実施形態3に係る圧電トランスモジュール3を示す図である。
圧電トランスモジュール3は、入力部31,32と、出力部33,34とを備えている。入力部31には交流電圧が入力される。入力部32は、入力側基準電位に接続される。出力部33は、不図示の負荷に接続され、出力部34は出力側基準電位に接続される。
圧電トランスモジュール3は、実施形態1に係る圧電トランス1を2つ備えている。図3に示す矢印は、分極方向を示す。図示のように、圧電トランス1の入力側(図1の入力領域10A)と出力側(図1の出力領域10B)とは同方向に分極されている。
2つの圧電トランス1それぞれの入力側第1外部電極11は入力部31に接続されている。また、入力側第2外部電極12は入力部32に接続されている。すなわち、圧電トランス1の入力側は、入力部41に対し並列接続された構成となり、2つの圧電トランス1それぞれには、同じ大きさの電圧が印加される。これにより、2つの圧電トランス1はバランスよく駆動する。
また、圧電トランス1の出力側第1外部電極13は出力部33に接続され、出力側第2外部電極14は出力部34に接続されている。
この構成の圧電トランスモジュール3において、入力部31から交流電圧が入力されると、圧電トランス1の入力側第1外部電極11に電圧が印加され、出力側第1外部電極13から低電圧が出力される。そして、出力部33に接続される負荷へ、電圧が出力される。
実施形態1で説明したように、圧電トランス1の入力側第1外部電極11と出力側第1外部電極13と容量結合を抑制することで、絶縁性を確保して、入力側第1外部電極11と出力側第1外部電極13との間でノイズ等の不要信号が伝搬されることを抑えることができる。すなわち、入力部31から入力される交流電圧にノイズ等の不要信号が重畳していても、出力部33から出力されることはない。これにより、出力部33に接続される負荷の誤動作を防止できる。
また、実施形態1で説明したように、圧電トランス1の入力側第2外部電極12と出力側第2外部電極14とは、浮遊容量C1により容量結合するため、出力側基準電位は入力側基準電位と交流的に略同電位となる。これにより、出力側基準電位の変動を抑えることができ、出力側基準電位は安定する。
さらに、本実施形態では、入力部32と出力部34との間で、浮遊容量C1が並列接続された構成となる。これにより、入力側基準電位と出力側基準電位との電位差を小さくできるため、出力側基準電位はより安定する。
また、圧電トランスモジュール3は2つの圧電トランス1を用いることで、圧電トランスモジュール3が扱うことができる電力を大きくすることができる。
(実施形態4)
図4は、実施形態4に係る圧電トランスモジュール4を示す図である。
圧電トランスモジュール4は、入力部41,42と、出力部43,44,45とを備えている。入力部41には交流電圧が入力される。入力部42は、入力側基準電位に接続される。出力部43,44は、不図示の負荷に接続され、出力部45は出力側基準電位に接続される。
圧電トランスモジュール4は、圧電トランス1,1Aを備えている。圧電トランス1Aは、圧電トランス1と略同じ構成であるが、分極方向(図3に示す矢印)が異なっている。詳しくは、圧電トランス1Aの入力側(図1の入力領域10A)と出力側(図1の出力領域10B)は反対方向に分極されている。
圧電トランス1,1Aそれぞれの入力側第1外部電極11は入力部41に接続されている。また、入力側第2外部電極12は入力部42に接続されている。すなわち、圧電トランス1の入力側は、入力部41に対し並列接続された構成となり、2つの圧電トランス1,1Aそれぞれには、同じ大きさの電圧が印加される。これにより、圧電トランス1,1Aはバランスよく駆動する。
また、圧電トランス1の出力側第1外部電極13は出力部43に接続され、圧電トランス1Aの出力側第1外部電極13は出力部44に接続されている。圧電トランス1,1Aそれぞれの出力側第2外部電極14は出力部45に接続されている。
この構成の圧電トランスモジュール4において、入力部41から交流電圧が入力されると、圧電トランス1,1Aの入力側第1外部電極11に電圧が印加され、出力側第1外部電極13から低電圧が出力される。このとき、圧電トランス1,1Aの出力側の分極方向は反対であるため、圧電トランス1,1Aそれぞれの出力側第1外部電極13からは、逆相の電圧が出力される。すなわち、圧電トランスモジュール4は差動電圧を出力することができる。
また、本実施形態に係る圧電トランスモジュール4では、実施形態3と同様に、入力部41から入力される交流電圧にノイズ等の不要信号が重畳していても、出力部43,44から出力されることはない。これにより、出力部33に接続される負荷の誤動作を防止できる。さらに、本実施形態に係る圧電トランスモジュール4では、出力側基準電位の変動を抑えることができ、出力側基準電位を安定させることができる。
また、本実施形態では、入力部32と出力部34との間で、浮遊容量C1が並列接続された構成となる。これにより、入力側基準電位と出力側基準電位との電位差を小さくできるため、出力側基準電位はより安定する。
さらに、圧電トランスモジュール4は2つの圧電トランス1,1Aを用いることで、圧電トランスモジュール4が扱うことができる電力を大きくすることができる。
(実施形態5)
図5は、実施形態5に係るACアダプタ5の回路図である。
ACアダプタ5は、商用電源100に接続され、商用電源100から交流電圧を入力する入力部IN1,IN2と、負荷RLが接続され、その負荷RLへ直流電圧を出力する出力部OUT1,OUT2とを備えている。入力部IN1,IN2は、本発明に係る「商用電源入力部」に相当する。
入力部IN1,IN2には、ダイオードブリッジDB11が接続されている。ダイオードブリッジDB11の出力側には、平滑コンデンサC11が接続されている。入力部IN1,IN2から入力される交流電圧は、ダイオードブリッジDB11及び平滑コンデンサC11によって、整流平滑される。ダイオードブリッジDB11及び平滑コンデンサC11は、本発明に係る「入力側整流平滑回路」に相当する。
ダイオードブリッジDB11及び平滑コンデンサC11には、直列接続されたスイッチング素子Q1,Q2が接続されている。図5では、スイッチング素子Q1,Q2はn型MOS−FETとしているが、IGBT又はバイポーラトランジスタ等であってもよい。ダイオードブリッジDB11等で整流平滑された電圧は、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチングにより、矩形波の電圧に変換される。直列接続されたスイッチング素子Q1,Q2は、本発明に係る「スイッチング回路」に相当する。
スイッチング素子Q1,Q2のゲートには、コントローラ51が接続されている。コントローラ51は、フィードバック制御により、出力部OUT1,OUT2に接続される負荷RLの軽重を視て、それに応じて、負荷RLへの供給電圧が一定となるように、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周波数を設定する。コントローラ51は、ゲート電圧を生成してスイッチング素子Q1,Q2に印加し、設定した周期でスイッチング素子Q1,Q2をオンオフする。
スイッチング素子Q1,Q2には、実施形態1に係る圧電トランス1が接続されている。圧電トランス1の入力側第1外部電極11は、インダクタL11を介して、スイッチング素子Q1,Q2の接続点に接続されている。圧電トランス1の入力側第2外部電極12は、後述の基準電位(グランド)に接続されている。
圧電トランス1の出力側第1外部電極13は、ダイオードD11に接続されている。ダイオードD11には平滑コンデンサC12が接続され、さらに、出力部OUT1に接続されている。ダイオードD11及び平滑コンデンサC12は、「出力側整流平滑回路」に相当する。
圧電トランス1の入力側第1外部電極11と、スイッチング素子Q1,Q2との間に設けられたインダクタL11には補助巻線53が付加されている。この補助巻線53の出力電圧は、補助電源回路52によって整流平滑され、コントローラ51用の直流電源電圧が生成される。これにより、コントローラ51は動作する。
このACアダプタ5は、圧電トランス1を用いて小型化を実現している。そして、圧電トランス1は、実施形態1で説明したように、入力側と出力側との間でノイズ等の不要信号が伝搬されることを抑えることができる。したがって、スイッチング素子Q1,Q2からスイッチングノイズが出力された場合であっても、そのノイズが負荷RLへ出力されるおそれを回避できる。また、出力側基準電位を入力側基準電位に固定して、出力側基準電位を安定させることができるため、負荷RLの誤動作を防ぐことができる。
なお、図5において、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング回路、圧電トランス1、ダイオードD11、平滑コンデンサC12からなる回路は、本発明に係る「DC−DCコンバータ」に相当する。また、ダイオードブリッジDB11、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング回路、圧電トランス1、ダイオードD11、平滑コンデンサC12からなる回路は、本発明に係る「AC−DCコンバータ」に相当する。
C1…浮遊容量
C11…平滑コンデンサ
C12…平滑コンデンサ
C13…キャパシタ
C14,C15…出力コンデンサ
C2…浮遊容量
D11,D12…ダイオード
DB11…ダイオードブリッジ
IN1,IN2…入力部
L11,L12…インダクタ
OUT1,OUT2…出力部
Q1,Q2…スイッチング素子
RL…負荷
1,1A…圧電トランス
2…圧電トランス
3,4…圧電トランスモジュール
5…ACアダプタ
10…圧電体板
10A…入力領域
10B…出力領域
10C…絶縁領域
11…入力側第1外部電極
12…入力側第2外部電極
13…出力側第1外部電極
14…出力側第2外部電極
20…圧電体板
20A…入力領域
20B…出力領域
20C…絶縁領域
21…入力側第1外部電極
22…入力側第2外部電極
23…出力側第1外部電極
24…出力側第2外部電極
31,32…入力部
33,34…出力部
41,42…入力部
43,44,45…出力部
51…コントローラ
52…補助電源回路
100…商用電源
111,112…入力側第1内部電極
121,122…入力側第2内部電極
131,132,133,134…出力側第1内部電極
141,142,143,144…出力側第2内部電極
211…入力側第1内部電極
221…入力側第2内部電極
222…入力側第2外部電極
231…出力側第1内部電極
241…出力側第2内部電極

Claims (9)

  1. 分極された入力部、分極された出力部、及び前記入力部と前記出力部との間に配置された絶縁部が形成された圧電体と、
    前記入力部に設けられ、互いに対向する入力側第1内部電極及び入力側第2内部電極と、
    前記出力部に設けられ、互いに対向する出力側第1内部電極及び出力側第2内部電極と、
    を備え、
    前記入力側第2内部電極は、
    入力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記入力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、
    前記出力側第2内部電極は、
    出力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記出力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、
    前記入力部及び前記出力部は、
    前記入力部と前記出力部とが対向する方向に直交する方向に分極されていて、
    前記入力側第1内部電極、前記入力側第2内部電極、前記出力側第1内部電極及び前記出力側第2内部電極は、
    それぞれ主面を有する面状電極であり、前記入力部と前記出力部とが対向する方向に対し前記主面が平行に配置されている、
    圧電トランス。
  2. 前記入力部と前記出力部とが対向する方向における前記入力側第2内部電極の長さは、前記入力側第1内部電極よりも長い、
    請求項に記載の圧電トランス。
  3. 前記入力部と前記出力部とが対向する方向における前記出力側第2内部電極の長さは、前記出力側第1内部電極よりも長い、
    請求項またはに記載の圧電トランス。
  4. 前記入力部と前記出力部とが対向する方向において、前記入力側第1内部電極の前記絶縁部側の端部と、前記入力側第2内部電極の前記絶縁部側の端部との間の距離をG11で表し、
    前記入力部と前記出力部とが対向する方向において、前記入力側第1内部電極と前記入力側第2内部電極との層間距離をG12で表した場合、
    G11>G12を満たす、
    請求項のいずれか1項に記載の圧電トランス。
  5. 前記入力部と前記出力部とが対向する方向において、前記出力側第1内部電極の前記絶縁部側の端部と、前記出力側第2内部電極の前記絶縁部側の端部との間の距離をG21で表し、
    前記入力部と前記出力部とが対向する方向において、前記出力側第1内部電極と前記出力側第2内部電極との層間距離をG22で表した場合、
    G21>G22を満たす、
    請求項のいずれか1項に記載の圧電トランス。
  6. 前記入力側第2内部電極と前記出力側第2内部電極との間に形成される容量は、前記入力側第1内部電極と前記出力側第1内部電極との間に形成される容量よりも大きい、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧電トランス。
  7. スイッチング素子をオンオフし、直流電圧を交流電圧に変換するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路が接続されている入力部、及び、前記入力部に入力される電圧を変圧して出力する出力部を有する圧電トランスと、
    前記出力部から出力される電圧を整流平滑する出力側整流平滑回路と、
    を備え、
    前記圧電トランスは、
    分極された入力部、分極された出力部、及び前記入力部と前記出力部との間に配置された絶縁部が形成された圧電体と、
    前記入力部に設けられ、互いに対向する入力側第1内部電極及び入力側第2内部電極と、
    前記出力部に設けられ、互いに対向する出力側第1内部電極及び出力側第2内部電極と、
    を備え、
    前記入力側第2内部電極は、
    入力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記入力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、
    前記出力側第2内部電極は、
    出力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記出力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、
    前記入力部及び前記出力部は、
    前記入力部と前記出力部とが対向する方向に直交する方向に分極されていて、
    前記入力側第1内部電極、前記入力側第2内部電極、前記出力側第1内部電極及び前記出力側第2内部電極は、
    それぞれ主面を有する面状電極であり、前記入力部と前記出力部とが対向する方向に対し前記主面が平行に配置されている、
    DC−DCコンバータ。
  8. 交流電圧を直流電圧に変換する入力側整流平滑回路と、
    スイッチング素子をオンオフし、前記入力側整流平滑回路からの直流電圧を交流電圧に変換するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路が接続されている入力部、及び、前記入力部に入力される電圧を変圧して出力する出力部を有する圧電トランスと、
    前記出力部から出力される電圧を整流平滑する出力側整流平滑回路と、
    を備え、
    前記圧電トランスは、
    分極された入力部、分極された出力部、及び前記入力部と前記出力部との間に配置された絶縁部が形成された圧電体と、
    前記入力部に設けられ、互いに対向する入力側第1内部電極及び入力側第2内部電極と、
    前記出力部に設けられ、互いに対向する出力側第1内部電極及び出力側第2内部電極と、
    を備え、
    前記入力側第2内部電極は、
    入力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記入力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、
    前記出力側第2内部電極は、
    出力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記出力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、
    前記入力部及び前記出力部は、
    前記入力部と前記出力部とが対向する方向に直交する方向に分極されていて、
    前記入力側第1内部電極、前記入力側第2内部電極、前記出力側第1内部電極及び前記出力側第2内部電極は、
    それぞれ主面を有する面状電極であり、前記入力部と前記出力部とが対向する方向に対し前記主面が平行に配置されている、
    AC−DCコンバータ。
  9. 商用電源に接続され、前記商用電源からの電圧を入力する商用電源入力部と、
    前記商用電源入力部から入力される電圧を整流平滑する入力側整流平滑回路と、
    前記入力側整流平滑回路により整流平滑される電圧を交流電圧に変換するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路が接続されている入力部、及び、前記入力部に入力される電圧を変圧して出力する出力部を有する圧電トランスと、
    前記出力部から出力される電圧を整流平滑する出力側整流平滑回路と、
    前記スイッチング回路を制御するコントローラと、
    前記商用電源入力部と、前記圧電トランスの前記入力部との間に設けられ、前記コントローラに電力を供給する補助電源回路と、
    を備え、
    前記圧電トランスは、
    分極された入力部、分極された出力部、及び前記入力部と前記出力部との間に配置された絶縁部が形成された圧電体と、
    前記入力部に設けられ、互いに対向する入力側第1内部電極及び入力側第2内部電極と、
    前記出力部に設けられ、互いに対向する出力側第1内部電極及び出力側第2内部電極と、
    を備え、
    前記入力側第2内部電極は、
    入力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記入力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、
    前記出力側第2内部電極は、
    出力側基準電位に接続される電極であり、少なくとも一部が前記出力側第1内部電極よりも前記絶縁部側に位置し、
    前記入力部及び前記出力部は、
    前記入力部と前記出力部とが対向する方向に直交する方向に分極されていて、
    前記入力側第1内部電極、前記入力側第2内部電極、前記出力側第1内部電極及び前記出力側第2内部電極は、
    それぞれ主面を有する面状電極であり、前記入力部と前記出力部とが対向する方向に対し前記主面が平行に配置されている、
    ACアダプタ。
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