JP6668946B2 - カメラアクセサリ - Google Patents

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Description

本発明は、マウントなどを介してカメラ本体に脱着可能なカメラアクセサリの技術に関するものである。カメラアクセサリとは、特に、交換レンズ、交換レンズとカメラ本体との間に介装されるレンズ光学系を有しない中間アダプタもしくはレンズ光学系を有する中間アダプタなどを指す。
従来、マウントなどを介してカメラ本体に脱着可能なカメラアクセサリにおいて、被写体光をカメラ本体の撮像面へ結像するための撮影レンズに対応する固有情報をカメラ本体と通信可能なカメラアクセサリの技術が開示されている。
カメラ本体とカメラアクセサリとの間で通信される固有情報には、予め任意に設定された撮影レンズの識別データ(機種別ID、シリアル番号など)や撮影レンズの焦点距離や絞り値などの光学データや撮影レンズを駆動制御するための駆動データなどの他に撮影レンズの光学特性に関するデータが含まれる。
特許文献1(特開2002−341424号公報)には、カメラ本体と交換レンズとの間に中間アクセサリが介装されたカメラシステムにおいて、固有情報が交換レンズからカメラ本体へ通信される際に、カメラ本体と交換レンズの双方が新機能のタイプである場合には中間アクセサリの固有情報を補正処理するための制御方法を切り替える技術が開示されている。
一方で、交換レンズや中間アクセサリなどのカメラアクセサリはカメラ本体に対してマウント機構を介して脱着可能とされているのが一般的である。使用者はカメラ本体のマウント機構の仕様に合致するカメラアクセサリを選択して、撮影シーンに合わせてこれらのカメラアクセサリをカメラ本体に装着する。
この場合、使用者はマウント機構の仕様が合致するカメラ本体とカメラアクセサリとが装着可能であることをもって、カメラ本体とカメラアクセサリとからなるカメラシステム全体がその機能を完全に発揮することが可能であると誤認するおそれがある。
特許文献1にも開示されているように、カメラ本体やカメラアクセサリ、またはこれらからなるカメラシステムは高機能化が進んでおり、これら全てが新機能に対応していない場合には最新の機能を完全に発揮することができない場合がある。
ところが、使用者はまず機構的にカメラ本体に対して装着可能なカメラアクセサリを選択するため、詳細な機能の対応状況を誤認するおそれがある。また、カメラ本体とカメラアクセサリとには多くの組み合わせが想定され、これらのファームウェアが後に変更されることもあり、使用者がカメラ本体とカメラアクセサリとの組み合わせによって詳細な機能の対応状況が変化するということを認識していたとしてもその対応状況の詳細な内容をすぐに理解することは容易ではない。
さらに、カメラ本体に対してはマウント機構の仕様が合致していれば他社製カメラアクセサリも装着可能になるが、カメラ本体のメーカーはカメラ本体と他社製カメラアクセサリとの組み合わせにおける詳細な機能の対応状況を把握しておらず、使用者もこれを容易に把握できない場合がある。
そこで、カメラ本体、カメラアクセサリ及びカメラシステムの使用者が詳細な機能の対応状況を容易に認識可能とするための通知機能が求められる。
カメラアクセサリに通知機能を実装するため、既存の様々なデバイスを利用することが考えられる。より確実な通知を可能とするための具体例の一つとして液晶デバイスによる文字表示が考えられるが、詳細な機能の対応状況を通知するためだけに液晶デバイスをカメラアクセサリに搭載することは高コストであるし、カメラアクセサリは撮影レンズのレンズ光学系の形状に合わせて筒状形態であるため表面の曲面に液晶デバイスを配置することは困難である。
そこで、LEDなどの発光デバイスを利用して通知機能を実装することがより効率的である。例えば、LEDにおいては、ICを内蔵しているタイプでは光の3原色のバランスにより様々な発光色を発光することが可能であり、これにより複数の対応状況を視覚的に使用者に通知することができ、さらに小型であるためカメラアクセサリに搭載する際の利便性が高い。
特開2012−220654号公報
しかしながら、カメラアクセサリにLEDなどの発光デバイスを搭載する際には以下の課題がある。
まず、カメラアクセサリに対して新たに発光デバイスを搭載するための十分なスペースを確保することが困難であるという課題がある。
そもそもカメラアクセサリは手動の操作環や切り替えスイッチなどの多くのユーザーインターフェースが配設されており、なおかつ携帯性が重要な機能の一つとされているため、新たに発光デバイスを搭載するにはスペースにおいて大きな制約がある。
また、カメラアクセサリは曲面である部分がほとんどであり、発光デバイスの設置の自由度は高くはない。
さらに、発光デバイスからの光をカメラアクセサリの内部から外部へ通すための貫通穴から、逆にカメラアクセサリの内部へ環境光が侵入してしまわないように発光デバイスを搭載する必要がある。
カメラアクセサリの内部へ外光が侵入してしまうと、撮影レンズによる光路中に有害な外光が侵入することとなり、撮影画像やライブビューにおいてゴーストやフレアの問題が発生してしまうおそれがある。
発光デバイスを撮影レンズによる光路と壁を隔てて搭載する構成とすれば、カメラアクセサリ内部への外光侵入の問題は発生しないが、カメラアクセサリにおいては携帯性を維持するためなどによる径の制約条件があるため、容易にこのような構成とすることはできない。
本発明の目的は、使用者に詳細な機能の対応状況を通知するための通知機能を発光デバイスを搭載することにより実装し、なおかつ、携帯性を維持し、発光デバイスの光を内部から外部へ通すための貫通穴から外光が撮影レンズの光路中に侵入しないように構成されたカメラアクセサリを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るカメラアクセサリは、マウント機構により機構的かつ電気的にカメラ本体に装着可能なカメラアクセサリであって、使用者へ機能の対応状況を通知するため通知光を発する発光部と、前記発光部を発光制御する発光制御部と、前記発光部が実装され前記発光部と前記発光制御部とを電気的に接続するプリント基板と、透光性の合成樹脂からなるプリズムとを備え、前記プリズムは、前記発光部を覆い前記プリント基板と密着する入射面と、外観部材に形成された光学的な開口部を覆い前記外観部材と密着する射出面と、前記発光部から放射される光のうち光軸と平行方向に放射される光の方向を変化させる反射面とが形成され、前記入射面の前記発光部を覆う部分と前記射出面の前記外観部材に形成された光学的な開口部を覆う部分以外の面には漏光防止の遮光部材が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、使用者に詳細な機能の対応状況を通知する通知機能を発光デバイスの搭載により実装し、携帯性を損なわず、外光が撮影レンズの光路中に侵入しないカメラアクセサリの実現が可能となる。
カメラシステムの構成を示すブロック図 カメラアクセサリの発光制御を説明するフロー図 マウント変換アダプタの斜視図 マウント変換アダプタの断面線を示す平面図 マウント変換アダプタの拡大断面図 反射部材の単体を示す斜視図
以下に本発明のカメラアクセサリの一実施例として、カメラシステムにおいてカメラ本体と交換レンズとの間に介装される中間アクセサリであるマウント変換アダプタについて詳細に説明する。なお、以下の実施例の説明は本発明のカメラアクセサリの一例を説明したものであり、本発明のカメラアクセサリはマウントなどを介してカメラ本体に脱着可能なものを対象としたものであってマウント変換アダプタに限定されるものではない。
本実施例のカメラ本体、交換レンズ及びマウント変換アダプタからなるカメラシステムの構成について説明する。
図1は、本実施例のカメラシステムの構成を示すブロック図である。図1において、10はカメラ本体、20は交換レンズ、30はマウント変換アダプタを示す。カメラ本体10、交換レンズ20及びマウント変換アダプタ30は一体となってカメラシステムを構成している。
カメラ本体10とマウント変換アダプタ30との間及び交換レンズとマウント変換アダプタ30との間ではそれぞれ仕様が合致するマウント機構により機構的に接続している。マウント変換アダプタの目的の機能により、上記2つの間のマウント機構の仕様が共通する場合も異なる場合もある。カメラ本体10とマウント変換アダプタ30との間のように2つの部分の間においてマウント機構の仕様が合致していれば双方は装着可能であり、マウント変換アダプタ30においてカメラ本体10側と交換レンズ20側とでマウント機構の仕様が異なる場合もカメラシステムが構成できるのであれば機構的に問題はない。
図1に示すカメラ本体10において、101はカメラCPU、102は撮像部、103は画像処理部、104は電源部、105はカメラマウント部を示す。
カメラCPU101は、画像データの取得のための制御やカメラ本体10内の各デバイスの制御を行うとともに、カメラ本体10に装着された交換レンズ20やマウント変換アダプタ30との通信制御や駆動制御を行う。
撮像部102には、撮影レンズにより結像した被写体光を光電変換して画像データを取得するためのイメージセンサーや取得した画像データをデジタル化するA−Dコンバータなどが含まれ、デジタル化された画像データを取得する役割を担っている。
画像処理部103は、撮像部102で取得した画像データの階調処理やノイズ除去処理や光学収差補正処理などを行う。
電源部104は、カメラ本体10内の各デバイスへの電源供給を行い、さらにカメラマウント部105を介して装着された交換レンズ20及びマウント変換アダプタ30の各デバイスへ電源供給を行う。
カメラマウント部105は、マウント変換アダプタ30と仕様が合致するマウント機構を有しており、マウント変換アダプタ30を機構的にカメラ本体10へ装着可能とするとともに、マウント機構に備えられた電気的接点によりマウント変換アダプタ30と通信可能となっている。
図1に示す交換レンズ20において、201はレンズCPU、202はレンズ光学系、203はレンズROM、204はレンズマウント部を示す。
レンズCPU201は、交換レンズ20内の各デバイスの制御を行うとともに、交換レンズ20に装着されたカメラ本体10やマウント変換アダプタ30との通信制御や駆動制御を行う。
レンズROM203には、交換レンズ20が有するレンズ光学系202に固有のレンズデータが格納されている。レンズデータには、機種IDやシリアル番号などの識別データや、レンズ光学系202の焦点距離や絞り値などの光学データや交換レンズを駆動するための駆動データなどに加えて、レンズ光学系202の収差を画像処理において補正するための光学補正データなどが含まれている。
レンズマウント部204は、マウント変換アダプタ30と仕様が合致するマウント機構を有しており、交換レンズ20を機構的にマウント変換アダプタ30へ装着可能とするとともに、マウント機構に備えられた電気的接点によりマウント変換アダプタ30と通信可能となっている。
図1に示すマウント変換アダプタ30において、301はアダプタCPU、302はアダプタROM、303は発光部、304はアダプタカメラ側マウント部、305はアダプタレンズ側マウント部を示す。
本実施例のマウント変換アダプタ30は、マウント機構の仕様が相違するカメラ本体10と交換レンズ20とをそれぞれ装着可能としてこれらを中継するカメラアクセサリである。マウント変換アダプタ30の役割として、特に、カメラ本体10と交換レンズ20のマウント機構の仕様が相違するしないにかかわらず、交換レンズ20をカメラ本体10に対して機構的に装着可能とすること、カメラ本体10と交換レンズ20との通信の互換性をサポートすること、交換レンズ20のフランジバックを装着されるカメラ本体10の仕様に合わせて調整することが挙げられる。
アダプタCPU301は、カメラCPU101とレンズCPU201との通信の互換性を確保するため、カメラCPU101と交換レンズ20との間で通信されるコマンドやデータの置換や変換等をともなう処理を行う。また、カメラCPU101とレンズCPU201との間で通信されたデータを元にマウント変換アダプタ30の機能の対応状況を使用者に通知するための発光部303を適切に制御する。
アダプタROM302には、交換レンズ20のレンズROM203に格納されたレンズ光学系202に固有のレンズデータと同様のものが格納されている。アダプタROM302に格納されているレンズデータは、レンズIDを含み、さらにレンズROM203に格納されている同様のレンズデータよりもより高度な機能に対応可能なレンズデータである。すなわち、アダプタCPU302に格納されているレンズデータには、レンズROM203に格納されているレンズデータに追加して、例えばより高度な光学収差補正データやカメラ本体10の撮像部102の新しい機能である像面位相差AFに対応可能な光学収差補正データが拡張されている。
ここで、マウント変換アダプタ30はマウント機構の仕様が合致する様々な交換レンズを装着可能であり、装着された交換レンズによりレンズ光学系が変更されることとなるため、アダプタROM302には、装着される可能性のある交換レンズのレンズ光学系を想定した場合の単数又は複数のレンズデータを格納することが可能となっている。
アダプタROM302に格納されるレンズデータは状況に応じて後で変更可能とすることが好ましい。この具体的な状況としては、アダプタROM302の記憶容量を確保したい場合に使用しないレンズデータを削除したり、新規に開発された交換レンズのレンズ光学系に対応するレンズデータを追加したりする状況が想定される。アダプタROM302に格納されたレンズデータの変更方法としては、外部コンピュータやカメラ本体等による、マウント部の電気的接点を利用した変更や、レンズデータの変更のための専用のコネクタを利用した変更が可能である。
アダプタROM302において、複数の拡張されたレンズデータを格納可能とすることで、マウント変換アダプタ30に装着可能な交換レンズ20をより高度な光学収差補正やカメラ本体10の新しい機能に対応可能とし、それぞれの交換レンズ20のレンズROM203に格納されたレンズデータをそれぞれ個別に更新することなくマウント変換アダプタ30のアダプタROM302のレンズデータを更新するだけで複数の交換レンズ20を一括して新しい機能に対応可能とすることができる。
発光部303は、マウント変換アダプタ30の機能の対応状況を使用者に通知するための発光デバイスである。本実施例では発光部303の発光デバイスを具体的にLEDであるとする。LEDは、光の3原色を発光するLEDとこれらの発光を制御するICがパッケージングされており、省スペースで様々な色の発光を行うことが可能である。本実施例では、LEDによる複数の発光の状態を用いて使用者にマウント変換アダプタ30の機能の対応状況を通知するものとした。
次に図2を用いて、アダプタCPU301による発光部303の発光制御について説明する。
本実施例のカメラシステムにおいて、カメラ本体10の電源がオンとなると、カメラ本体の電源部104から、カメラ本体10のカメラCPU101、交換レンズ20のレンズCPU201及びマウント変換アダプタ30のアダプタCPU301に対してそれぞれのCPUに適切な電圧の電源の供給が開始される。これらのCPUは電源の供給を受けて起動を行い、次の初期通信を行う。
まず、ステップ1において、アダプタCPU301は、カメラCPU101に対して通信待機の指示を行う。アダプタCPU301が初期通信において交換レンズ20の種類を判別して発光部303の発光制御を完了するまで、アダプタCPU301とカメラCPU101との通信を待機するためである。
次に、ステップ2において、アダプタCPU301は、レンズCPU201に対して、装着された交換レンズ20のレンズ光学系202についてのレンズデータをマウント変換アダプタ30のアダプタROM302に格納可能であるか否かを問い合わせるコマンド(対応コマンド)と、交換レンズ20のレンズROM203に格納されたレンズIDを問い合わせるコマンド(レンズIDコマンド)を発行する。
対応コマンドは、アダプタROM302において、マウント変換アダプタ30に装着された交換レンズ20のレンズ光学系202についてのレンズデータを格納可能であるか否かをレンズCPU201に対して問い合わせるためのコマンドである。対応コマンドの発行をする際、実際にアダプタROM302において交換レンズ20のレンズ光学系202についてのレンズデータが格納されているか否かは問わない。
アダプタROM302に格納されるレンズデータは、レンズ光学系202のレンズ設計データに基づいて作成されるものであり、所定のフォーマットに従って記述されていなければならず、単にマウント機構の仕様が合致していることにより機構的に装着が可能となっている交換レンズであっても、当該交換レンズのレンズデータを必ずしも格納可能であるとは限らない。例えば、交換レンズ20が機構的にマウント変換アダプタ30に対して装着可能である場合であっても、マウント変換アダプタ30のメーカーがレンズ設計データに基づいてレンズデータの作成をすることができないようなレンズ光学系を備えた他社製の交換レンズであるなどの場合には、マウント変換アダプタ30のアダプタROM302にこれらの交換レンズのレンズデータを格納することが根本的に不可能である。
次に、ステップ3において、レンズCPU201は、アダプタCPU301からの対応コマンドとレンズIDコマンドに応答して、アダプタCPU301に対して、マウント変換アダプタ30に対する対応状況とレンズROM203に格納されたレンズIDのアンサーを送信する。
次に、ステップ4において、アダプタCPU301は、レンズCPU201から送信されたマウント変換アダプタ30に対する対応状況とレンズIDを受信し、これらに基づいて発光部303の発光制御を行う。すなわち、マウント変換アダプタ30に対する対応状況がOKの場合には発光部303を点灯させる発光制御を行い、NGの場合には発光部303を点灯させない発光制御を行う。さらに、発光部303を点灯させる発光制御において、レンズIDに従って発光色を切り替える発光制御を行う。
本実施例では、マウント変換アダプタ30に対する対応状況がOKの場合には発光部303を点灯させる発光制御を行い、かつ、レンズIDに従って発光色を切り替える発光制御を行う。すなわち、アダプタCPU301は、発光部303を点灯させる発光制御を行う際に、レンズCPU201から受信したレンズIDをキーにして単数又は複数のレンズデータが格納されたアダプタROM302を参照し、レンズCPU201から受信したレンズIDと同じレンズIDが存在するか否かをサーチして、存在する場合には発光部303を緑色に発光させ、存在しない場合には発光部303を橙色に発光させる。
上記のようにマウント変換アダプタ30の発光部303の色を切り替えて発光させることにより、使用者に対して、装着された交換レンズ20のレンズ光学系202に対応するレンズデータがアダプタROM302に格納されていないことと、さらに、マウント変換アダプタ30がレンズデータの格納に対応していることを併せて通知し、アダプタROM302にレンズデータを格納することを視覚的に促すことができる。
次に、ステップ5において、アダプタCPU301は、所定の時間が経過した後に発光部303の発光制御を終了し、ステップ1において行っていたカメラCPU101に対する通信待機の指示を解除してカメラCPU101との通信を開始する。以上により、アダプタCPU301による発光部303の発光制御が完了する。
次に図3及び図4を用いて、本実施例のマウント変換アダプタ30の構成について説明する。
図3は、マウント変換アダプタ30の外観を示した図である。306は外観部材、306aは外観部材306に形成された貫通穴、304はアダプタカメラ側マウント部、305はアダプタレンズ側マウント部を示す。
貫通穴306aは、マウント変換アダプタ30の内部機構に配置された発光部303から外部へ向かって、使用者へ通知するための光が通るように外観部材306に形成された開口部である。
アダプタカメラ側マウント部304及びアダプタレンズ側マウント部305は、それぞれカメラ本体10のマウント部100及び交換レンズ20のマウント部100とマウント機構により機構的かつ電気的に接続するための機構である。
なお、図3において一点鎖線はマウント変換アダプタ30の光軸を示している。マウント変換アダプタ30の光軸は、カメラ本体10の光軸と一致し、かつ、交換レンズ20の光軸とも一致する。カメラ本体10の光軸は詳しくはカメラ本体10の撮像部102を構成するイメージセンサーの中心を垂直に通る軸であり、交換レンズ20の光軸は詳しくは交換レンズ20のレンズ光学系202の光軸である。
図5は、図4のマウント変換アダプタ30の平面図において、マウント変換アダプタ30の光軸と貫通穴306aとを通る断面線A−A’を含み光軸に平行な平面での断面図である。図5の断面図では、さらに発光部303の周辺を拡大して示している。
図5の断面図において、303はLEDからなる発光部、306は外観部材、306aは外観部材306に形成された貫通穴、307は貫通穴306aを水密にするように配置された拡散軸、308はプリント基板、309は反射部材、310は遮光部材を示している。
貫通穴306aは外観部材306に形成されており、マウント変換アダプタ30の内部機構に配置された発光部303からの光を外部へ通すための外観部材306の光学的な開口部である。貫通穴306aにはこのような役割がある一方で、外部の環境光をマウント変換アダプタ30の内部機構へ通してしまうという弊害を生じさせてしまうという問題もある。マウント変換アダプタのような被写体光をカメラ本体のイメージセンサーに導くカメラアクセサリにおいては、外部から被写体光でない有害な光が侵入してしまうことにより撮影される撮影画像にゴーストやフレアを生じさせてしまうこととなり綺麗な写真を撮ることができなくなるおそれがある。
また、拡散軸307は貫通穴306aを水密に塞ぐように配置されている。拡散軸307は発光部303からの光を視覚的に効率よく外部へ拡散させるという役割とともにマウント変換アダプタ30の防塵防滴性能を維持するという役割もある。貫通穴306aにおいては、外部からの環境光が内部機構へ侵入してしまう問題と同様に、外部から塵埃や水滴が内部機構へ侵入してしまうという問題も生ずるおそれがある。そこで、本実施例では拡散軸307を利用して貫通穴306aを水密に塞ぐ構成とした。拡散軸307は、外観部材306や反射部材309と一体に形成することとしてもよい。
発光部303は、プリント基板308に実装されており、プリント基板308のパターン配線等を介してアダプタCPUと電気的に接続されている。発光部303はプリント基板308のパターン配線等を通してアダプタCPUにより発光制御される。
反射部材309は、外観部材306の内側側面に密着するように配置されており、また、プリント基板308に密着するように配置されている。
図6は、反射部材309の単体を示す側面と底面からみた斜視図である。図6において、309aは入射面、309bは射出面、309cは反射面を示す。
反射部材309は、透光性の合成樹脂の素材からなり、例えばポリカーボネート樹脂やアクリルなどからなる。反射部材309の素材は、発光部303からの光を外観部材306の貫通穴306aへ導くことができる導光体の機能を満たす透光性の合成樹脂であればこれらに限定されない。
図6に示す反射部材309の各部について説明する。入射面309aは、プリント基板308に実装された発光部303に覆いかぶさるように形成されており、プリント基板308の発光部303が実装された平面に対して上部と側部から光が漏れないように形成されている。同様に、射出面309bは、外観部材306の内側側面において、貫通穴306aに覆いかぶさるように形成されており、本実施例においては拡散軸307の形状に合わせて形成されている。
反射面309cは、入射面309aから反射部材309に入った発光部303からの光を効率よく射出面309bへ導くように、入射面309a及び射出面309bに対して所定の角度で形成されている。
発光部303から放射された光は図5に示す光路の例のように反射部材309内部で反射され外観部材306の貫通穴306aからマウント変換アダプタの外部へ射出される。本実施例において、発光部303から放射される光の大部分は、発光部の上部へ向かって射出され、入射面309aから反射部材309へ入射し、反射部材309内部において反射面309cにより反射もしくは全反射され、射出面309bからマウント変換アダプタの外部へ射出される。発光部303から放射される光をより効率的に外観部材306の貫通穴306aへ導くためには、例えば砲弾型のLED等のようなより指向性の高い発光部材を発光部303に採用することが考えられる。
発光部303から放射される光には、反射部材309の入射面309aから入射して射出面309bからマウント変換アダプタの外部へ射出される光以外の光もあるが、図5に示すように反射部材309の入射面309aの発光部303を覆う部分と射出面309cの外観部材306に形成された貫通穴306a以外には漏光防止のための遮光部材310が設けられており、発光部303からの不要な光がマウント変換アダプタ内部へ侵入してしまうことはない。
さらに、漏光防止のための遮光部材310が反射部材309に配置されていることにより、外観部材306の貫通穴306aから外光がマウント変換アダプタ内部へ侵入したとしても反射部材309より内部へ外光が侵入してしまうことはない。
反射部材309の入射面309aと射出面309b以外の面に設ける漏光防止のための遮光部材310としては、アルミやクロムなどによる蒸着、アルミ箔や板金等の金属箔の貼り付け、遮光フィルムや樹脂等の貼り付け、または、塗装やカバー等が想定される。また、特に反射面309cおいては、発光部303からの光を効率よく反射するために反射部材309内部に向かって鏡面加工をした上で遮光部材310を設けることとすることが好ましい。
なお、本実施例における外観部材306の貫通穴306aは、発光部303からの光を外部へ通す光学的な開口部とすれば、外観部材を完全に貫通するように形成されている形態であっても、例えば外観部材を2色成形によるプラスチック部材で構成して光の通る開口部のみを透明材料で形成する形態であるとしてもよい。
以上の説明のとおり、本発明によれば、カメラアクセサリにおいて発光部の実装されたプリント基板と外観部材の光学的な開口部との位置が離れていたとしても、発光部からの通知光を外部へ導くことが可能となる。また、外部から外観部材の光学的な開口部を通して外光がカメラアクセサリ内部へ侵入したとしても、反射部材より先に外光が侵入することを防止することができるため、撮影画像にゴーストやフレアなどの悪影響を与えることを防止することができる。また、発光部をプリント基板に直接実装したまま発光部からの通知光を外部へ導くことが可能となるため、発光部をアダプタCPUの実装されたプリント基板から離して配置するためのフレキシブルプリント基板等を追加が不要となり、パーツ増加のコストが抑えられるとともに、フレキシブル基板等の配線から受ける静電気ノイズによる悪影響を除くことができる。
本発明によれば、LEDなどの発光デバイスをカメラアクセサリに搭載して使用者に詳細な機能の対応状況を通知するための通知機能を実装したカメラアクセサリを提供することができ、その際に、発光デバイスからの光を外部へ通すためにカメラアクセサリの外観部材に形成した光学的な開口部を通して外部からの環境光がカメラアクセサリの内部機構へ侵入することを防止し、撮影画像へ悪影響が生ずることを防止したカメラアクセサリとすることができる。
10 カメラ本体
101 カメラCPU
102 撮像部
103 画像処理部
104 電源部
105 カメラマウント部
20 交換レンズ
201 レンズCPU
202 レンズ光学系
203 レンズROM
204 レンズマウント部
30 マウント変換アダプタ
301 アダプタCPU
302 アダプタROM
303 発光部
304 アダプタカメラ側マウント部
305 アダプタレンズ側マウント部
306 外観部材
306a 貫通穴
307 拡散軸
308 プリント基板
309 反射部材
310 遮光部材

Claims (2)

  1. マウント機構により機構的かつ電気的にカメラ本体に装着可能なカメラアクセサリであって、
    使用者へ機能の対応状況を通知するため通知光を発する発光部と、前記発光部を発光制御する発光制御部と、前記発光部が実装され前記発光部と前記発光制御部とを電気的に接続するプリント基板と、透光性の合成樹脂からなるプリズムとを備え、
    前記プリズムは、前記発光部を覆い前記プリント基板と密着する入射面と、外観部材に形成された光学的な開口部を覆い前記外観部材と密着する射出面と、前記発光部から放射される光のうち光軸と平行方向に放射される光の方向を変化させる反射面とが形成され、
    前記入射面の前記発光部を覆う部分と前記射出面の前記外観部材に形成された光学的な開口部を覆う部分以外の面には漏光防止の遮光部材が設けられていることを特徴とするカメラアクセサリ。
  2. 前記発光部からの通知光を外部へ透過するための拡散軸が前記外観部材の光学的な開口部を水密に塞ぐように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラアクセサリ。
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