JP6668394B2 - プーリ装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、プーリ装置100は、固定シーブ1、固定ボス2、可動シーブ3、可動ボス4、カム部5、カム受け部材6、ドライブプレート7、及びスプリング8を備えている。また、プーリ装置100は、スプリングシート9、摺動部材41、第1ダストシール42a、及び第2ダストシール42b等も備えている。
固定シーブ1は、回転軸Oを中心に回転するように配置されている。固定シーブ1の中心軸は、回転軸Oと実質的に同軸上に配置されている。固定シーブ1は、軸方向において、可動シーブ3の第2側に配置されている。固定シーブ1は、軸方向に移動しないように固定されている。
固定ボス2は、固定シーブ1と一体的に回転する。本実施形態では、固定ボス2と固定シーブ1とは一つの部材で形成されている。なお、固定ボス2と固定シーブ1とは、別部材によってそれぞれ形成されており、互いに固定されることによって、一体的に回転してもよい。固定ボス2は、円筒状であって、固定シーブ1から軸方向に延びている。詳細には、固定ボス2は、固定シーブ1から軸方向の第1側に延びている。固定ボス2の中心軸は、回転軸Oと実質的に同軸上に配置されている。
図1に示すように、可動シーブ3は、回転軸Oを中心に回転するように配置されている。可動シーブ3の中心軸は、回転軸Oと実質的に同軸上に配置されている。可動シーブ3は、回転軸Oに沿って移動するように配置されている。すなわち、可動シーブ3は、軸方向に移動するように配置されている。可動シーブ3は、軸方向に移動することによって、固定シーブ1に対して接近及び離間する。可動シーブ3は、軸方向において、固定シーブ1の第1側に配置されている。
可動ボス4は、可動シーブ3と一体的に回転する。また、可動ボス4は、可動シーブ3と一体的に軸方向に移動する。本実施形態では、可動ボス4と可動シーブ3とは一つの部材で形成されている。なお、可動ボス4と可動シーブ3とは、別部材によってそれぞれ形成されており、互いに固定されることによって、一体的に回転及び軸方向に移動してもよい。
図3に示すように、カム部5は、可動ボス4と一体的に回転する。本実施形態では、カム部5は、可動ボス4の一部として構成されている。具体的には、カム部5は、可動ボス4の先端部として構成されている。なお、可動ボス4の先端部とは、可動ボス4の軸方向における第1側の端部である。
カム受け部材6は、固定ボス2の先端部21に取り付けられている。詳細には、カム受け部材6は、固定ボス2と係合する第1貫通孔61を有する。図4に示すように、カム受け部材6は、第1貫通孔61を画定する内周面において、一対の第1平坦面62を有している。一対の第1平坦面62は、互いに平行に延びている。カム受け部材6を固定ボス2に取り付けた状態において、第1平坦面62は、第3平坦面23と対向し当接している。このため、カム受け部材6は、固定ボス2に対して相対回転せず、固定ボス2と一体的に回転する。
図1に示すように、摺動部材41は、可動ボス4の内周面に取り付けられている。摺動部材41と可動ボス4との間に、金属層、及び焼結体層などが介在していてもよい。摺動部材41は円筒形状である。摺動部材41の内周面は、固定ボス2の外周面と接触している。なお、固定ボス2の外周面にコーティング膜が形成されていてもよい。
第1及び第2ダストシール42a、42bは、可動ボス4の内周面に取り付けられている。第1ダストシール42aと第2ダストシール42bとは、軸方向において、互いに間隔をあけて配置されている。第1ダストシール42aと第2ダストシール42bとの間に、摺動部材41が配置されている。
スプリング8は、圧縮した状態で、ドライブプレート7と可動シーブ3との間に配置されている。スプリング8は、軸方向において可動シーブ3を固定シーブ1に向かって付勢する。すなわち、スプリング8は、可動シーブ3を軸方向の第2側に向かって付勢している。これによって、固定シーブ1と可動シーブ3とが、ベルト101を挟持する。スプリング8は、例えばコイルスプリングとすることができる。スプリング8は、可動ボス4を囲むように、可動ボス4の径方向外側に配置されている。
スプリングシート9は、スプリング8を支持するように構成されている。スプリングシート9は、可動ボス4とスプリング8との間に配置される。スプリングシート9は、円筒部91、及びフランジ部92を有する。スプリングシート9は、例えば樹脂製である。具体的には、スプリングシート9は、ナイロン樹脂などによって形成することができる。また、スプリングシート9は、金属製であってもよい。具体的には、スプリングシート9は、鋼又はアルミニウム合金などによって形成することができる。円筒部91及びフランジ部92は、1つの部材によって一体的に形成されている。
遠心クラッチ12は、ドライブプレート7、複数のクラッチシュー122、及びクラッチハウジング123を有している。遠心クラッチ12は、固定シーブ1及び可動シーブ3の回転を、出力軸に伝達したり遮断したりするように構成されている。詳細には、遠心クラッチ12は、固定ボス2の回転を、出力軸に伝達したり遮断したりするように構成されている。
上述したように構成されたプーリ装置100において、固定ボス2の先端部21に、カム受け部材6を取り付ける。このカム受け部材6を取り付ける際、カム受け部材6の第1貫通孔61に先端部21が嵌合するように位置合わせをする。また、カム部5とカム受け部材6とが噛み合うように位置合わせをする。
上述したように構成されたプーリ装置100は、次のように動作する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
2 :固定ボス
3 :可動シーブ
4 :可動ボス
5 :カム部
6 :カム受け部材
61 :第1貫通孔
63 :ホルダ部
64 :カム受け部
7 :ドライブプレート
71 :第2貫通孔
8 :スプリング
9 :スプリングシート
100 :プーリ装置
Claims (7)
- 固定シーブと、
前記固定シーブから軸方向に延びる固定ボスと、
前記固定シーブに対して接近及び離間するように軸方向に移動可能な可動シーブと、
前記可動シーブから軸方向に延びる可動ボスと、
前記可動ボスと一体的に回転するカム部と、
前記固定ボスと係合する第1貫通孔を有するカム受け部材と、
前記固定ボスと係合する第2貫通孔を有するドライブプレートと、
前記ドライブプレートと前記可動シーブとの間で圧縮した状態で配置されるスプリングと、
を備え、
前記カム部と前記カム受け部材とは、互いの相対回転を軸方向推力に変換するように構成される、
プーリ装置。
- 前記スプリングと前記可動ボスとの間に配置される筒状のスプリングシートをさらに備える、
請求項1に記載のプーリ装置。
- 前記カム受け部材は、前記第1貫通孔を有する環状のホルダ部と、前記ホルダ部に取り付けられるカム受け部と、を有する、
請求項1または2に記載のプーリ装置。
- 前記ホルダ部と前記カム受け部とは、互いに異なる材料によって形成される、
請求項3に記載のプーリ装置。
- 前記ホルダ部は、径方向に突出する取付部を有し、
前記カム受け部は、前記取付部と前記ドライブプレートとに挟持される、
請求項3又は4に記載のプーリ装置。
- 前記カム部は、前記可動ボスの一部として構成される、
請求項1から5のいずれかに記載のプーリ装置。
- 前記カム受け部材は、前記第1貫通孔を画定する内周面において、一対の第1平坦面を有し、
前記ドライブプレートは、前記第2貫通孔を画定する内周面において、一対の第2平坦面を有し、
前記固定ボスは、外周面において、前記一対の第1平坦面及び前記一対の第2平坦面と対向する一対の第3平坦面を有する、
請求項1から6のいずれかに記載のプーリ装置。
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JP2018009959A JP6668394B2 (ja) | 2018-01-24 | 2018-01-24 | プーリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018009959A JP6668394B2 (ja) | 2018-01-24 | 2018-01-24 | プーリ装置 |
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JP2019127993A JP2019127993A (ja) | 2019-08-01 |
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Family
ID=67472061
Family Applications (1)
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JP2018009959A Active JP6668394B2 (ja) | 2018-01-24 | 2018-01-24 | プーリ装置 |
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2018
- 2018-01-24 JP JP2018009959A patent/JP6668394B2/ja active Active
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