JP6667830B2 - 筒状編地、筒状編地の編成方法、および靴下 - Google Patents

筒状編地、筒状編地の編成方法、および靴下 Download PDF

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Description

本発明は、屈曲部の屈曲方向側にしわを生じにくい筒状編地に関する。
人間の脚の形状と靴下の形状は異なっており、着用した際に、足首関節前方部分にしわが発生する。具体的には、直立姿勢では、人の脚は、足部(足首より下の部分)と下腿部(踝より上の部分)との成す角度はほぼ直角になる。したがって、足部を包囲する部分と下腿部を包囲する部分との成す角が90°よりも大きい角度で靴下が編成された場合、靴下を着用し直立すると、靴下の足首関節前方部分の甲側の生地が余りしわができる。このしわができることにより、靴下の装着感が悪くなったり、美観が損なわれたりする。そこで、着用した際に足の形状にフィットし、足首関節前方部分にしわが発生しない靴下が求められている。
特許文献1には、特殊な編機を使用して編成した、ゴアラインの長短を調整し、身部と足部を所望の角度を付して屈曲させた靴下が記載されている。図17の(a)、および図17の(b)は従来の靴下の一例である靴下100を説明するための図である。図17の(a)は靴下100の右側面図、図17の(b)は靴下100の展開図である。特許文献1に記載されている靴下は、例えば、図17の(a)・(b)に示すように、足の足底側の端部より足の甲側に位置する箇所から、足の甲側の端部である点Q1まで、靴下100のゴアライン101が伸びている。これにより、足部を包囲する部分と下腿部を包囲する部分との成す角度が直角に近い靴下を編成することができる。そのため、靴下が足の形状にフィットし、足首関節前方部分にしわが発生することを防止することができる。
特開2004−204378号公報(2004年7月22日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は以下のような問題がある。すなわち、足部を包囲する部分と下腿部を包囲する部分との成す角度を直角に編成する場合、足の甲側の端部の目数を調整する必要がある。
靴下の生産には一般的に、ピッカーで針を上下させて筒状編地を編成する丸編み機が用いられている。靴下の踵部などは、一部の針を編成に用いないように針上げにより休止し、残りの針を編成に用いるようにして、シリンダを往復動させる往復回転編みにより編成する。当該丸編み機では、往復回転編みの針上げにピッカーを用いるため、ピッカーが入るスペースがシリンダの往復運動が制限される領域となるため、ゴアライン101の長さの調整には限度があり、ゴアライン101を点Q1まで延長することができない。そのため、当該丸編み機では、ゴアライン101の長さの調整により足部を包囲する部分と下腿部を包囲する部分との成す角度が直角に近い靴下を編成することができない、という問題がある。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ピッカーを備える丸編み機で編成可能であり、装着した際に屈曲部の屈曲方向側にしわが生じにくい筒状編地を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る筒状編地は、少なくとも1つの屈曲部を含む筒状編地であって、前記屈曲部は、膨出部および拡張部を含み、前記膨出部は、前記筒状編地の周方向の編目の数であるウェール数が、前記筒状編地の一端側から他端側に向けて減少している領域を含む第1膨出領域、および、前記第1膨出領域の前記他端側に位置し、前記一端側から前記他端側に向けて前記ウェール数が増加している領域を含む第2膨出領域、を有し、前記第1膨出領域と前記第2膨出領域とは、前記拡張部に対して、前記筒状編地の屈曲方向とは反対側に位置し、前記拡張部は、前記一端側から前記他端側に向けて前記ウェール数が増加している第1拡張領域、および、前記第1拡張領域の前記他端側に連続して位置し、前記一端側から前記他端側に向けて、前記第1拡張領域の前記他端側のウェール数から、ウェール数が減少している第2拡張領域、を有し、前記拡張部は、前記膨出部に対して、前記屈曲方向側に位置し、前記拡張部における、前記第1拡張領域と前記第2拡張領域との境界部の前記屈曲方向側の一端は、前記筒状編地を前記屈曲方向から見た場合、前記筒状編地を幅方向に略二等分する中心線上または当該中心線から所定の範囲内に位置する。
上記構成によれば、(1)筒状編地の一端側から他端側に向けてウェール数が増加している第1拡張領域、および、第1拡張領域の他端側に連続して位置し、一端側から他端側に向けてウェール数が減少している第2拡張領域を有する拡張部が、(2)一端側から他端側に向けてウェール数が減少している領域を含む第1膨出領域、および、第1膨出領域の他端側に位置し、一端側から他端側に向けてウェール数が増加している領域を含む第2膨出領域を有する膨出部に対して、屈曲方向側に配置されており、(3)拡張部における、第1拡張領域と第2拡張領域との境界部の屈曲方向側の一端は、筒状編地を屈曲方向から見た場合、筒状編地を幅方向に略二等分する中心線上または当該中心線から所定の範囲内に位置する。そのため、例えば、中心線からのウェール数が周囲の全ウェール数の17%以下となる範囲が、中心線上または当該中心線から所定の範囲内である場合、拡張部により、筒状編地は、屈曲部における、膨出部よりも屈曲方向側においても、屈曲方向側と、屈曲方向とは反対側とでコース数の差を設けることができる。
その結果、通常の丸編み機で膨出部のみを編成したときと比較して、屈曲部において、屈曲方向側(谷折部側)の面積を、屈曲方向とは反対側(山折部側)の面積に比べて相対的に狭くすることができる。これにより、筒状編地を装着した際に屈曲部の屈曲方向側のしわを少なくすることができる。したがって、筒状編地の屈曲方向側のしわを少なくすることができる。
また、本発明に係る筒状編地は、前記境界部の前記屈曲方向側の一端を含む前記拡張部の第1端部は、前記境界部の他端から前記境界部の前記屈曲方向側の一端に向むけて先細りとなる形状を有することが好ましい。
上記構成によれば、筒状編地は、屈曲部における膨出部よりも屈曲方向側においても、屈曲方向側と屈曲方向とは反対側とでコース数の差を設けることができる。これにより、屈曲方向側の面積を屈曲方向とは反対側に比べて狭くすることができるので、筒状編地を装着した際に屈曲部の屈曲方向側のしわを少なくすることができる。
また、本発明に係る筒状編地は、前記境界部の他端を含む前記拡張部の第2端部は、前記境界部の前記屈曲方向側の一端から前記境界部の他端に向むけて先細りとなる形状を有することが好ましい。
上記構成によれば、拡張部を第1膨出領域および第2膨出領域の間に膨出することなく平面的に設けることが容易となる。
また、本発明に係る筒状編地は、前記第1端部は、前記境界部の前記屈曲方向側の一端を中心とする中心角が略90°となることが好ましい。
上記構成によれば、足部を包囲する部分と下腿部を包囲する部分との成す角度が直角に近い靴下を編成することができる。これにより、足の形状にフィットした、足首関節前方部のしわを減少させることができる靴下を実現することができる。また、筒状編地の編成において目数を合すことができるので見た目が美しくなる。
また、本発明に係る筒状編地は、前記拡張部の最大ウェール数が、上記筒状編地の周囲のウェール数の20%から30%であり、前記拡張部の最小ウェール数が、上記筒状編地の周囲のウェール数の4%から20%であることが好ましい。
上記構成によれば、拡張部を最適に編成することができる。
また、本発明に係る筒状編地は、前記境界部の他端は、前記第1膨出領域と前記第2膨出領域との間に位置することが好ましい。
上記構成によれば、境界部の屈曲方向側の一端と、膨出部における筒状編地の一端側の辺、および、筒状編地の他端側の辺を屈曲部の屈曲方向に延長したときの交点とが、ほぼ一致する。そのため、屈曲方向とは反対側の頂点と対称の位置である、筒状編地を装着した際にしわの発生しやすい屈曲方向側に拡張部が配置され、しわをより少なくすることができる。
また、本発明に係る筒状編地は、前記屈曲部は、複数の前記拡張部を含むことが好ましい。
上記構成によれば、複数の拡張部を任意に設定することにより筒状編地に挿入されるものの形状に添った筒状編地を編成することができる。
また、本発明に係る筒状編地は、複数の前記拡張部は、前記筒状編地の周囲方向に隣接して編成されることが好ましい。
上記構成によれば、筒状編地の周囲方向における複数の拡張部同士が隣接する位置が、上記中心線の近傍となる。これにより、複数の拡張部により、屈曲方向側の面積を屈曲方向とは反対側に比べて狭くすることができるので、筒状編地を装着した際に屈曲部の屈曲方向側のしわを少なくすることができる。
また、本発明に係る筒状編地は、複数の前記拡張部は前記筒状編地の他端側に隣接して編成されていることが好ましい。
上記構成によれば、複数の拡張部を筒状編地の他端側に隣接して編成した箇所の面積が広くなる。そのため、任意の箇所に拡張部を設けることで、筒状編地に挿入されるものの形状に添った筒状編地を編成することができる。
また、本発明に係る靴下は、前記筒状編地を用いて編成されることが好ましい。
上記構成によれば、膨出部に踵がフィットし、且つ、屈曲部の屈曲方向側において足首関節前方部のしわを減少させることができる靴下を実現することができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る筒状編地の編成方法は、少なくとも1つの屈曲部を含む筒状編地を、ピッカーを備える丸編み機により編成する筒状編地の編成方法であって、前記筒状編地の一端側から他端側に向かって目減らし編みにより編成した領域を含む第1膨出領域を編成する第1膨出領域編成ステップと、前記一端側から前記他端側に向かって目増し編みしたのち、連続して目減らし編みをすることにより拡張部を編成する拡張部編成ステップと、前記一端側から前記他端側に向かって目増し編みにより編成した領域を含む第2膨出領域を、前記第1膨出領域の前記他端側に編成する第2膨出領域編成ステップと、を含み、前記拡張部は、前記第1膨出領域および前記第2膨出領域に対して、屈曲方向側に位置し、前記拡張部における、目増し編みと目減らし編みとの境界部の前記屈曲方向側の一端は、前記筒状編地を前記屈曲方向から見た場合、前記筒状編地を幅方向に略二等分する中心線上または当該中心線から所定の範囲内に位置する。
本発明は、ピッカーを備える丸編み機で編成可能であり、装着した際に屈曲部の屈曲方向側にしわが生じにくい筒状編地を提供することができる。
(a)は本実施形態1に係る靴下の足背部側を示した説明図であり、(b)は上記靴下の左側面図である。 (a)は上記靴下の展開図であり、(b)は図1の(b)のA−A断面図である。 図2の展開図の各部分を説明した上記靴下の左側面図である。 (a)および(b)は、膨出部の例を説明するための図である。 (a)および(b)は、膨出部の他の例を説明するための図である。 (a)および(b)は、膨出部のさらに他の例を説明するための図である。 (a)および(b)は、図2の(a)の展開図の左側面の隣接関係を説明するための図である。 (a)および(b)は、上記靴下の変形例1である。 (a)および(b)は、上記靴下の変形例2である。 (a)〜(c)は、上記靴下の変形例3である。 (a)〜(c)は、上記靴下の変形例4である。 (a)〜(c)は、上記靴下の変形例5である。 (a)は本実施形態2に係る靴下の左側面図であり、(b)は上記靴下の右側面図であり、(c)は上記靴下の展開図である。 (a)は本実施形態3に係る靴下の左側面図であり、(b)は上記靴下の右側面図であり、(c)は上記靴下の展開図である。 コース数とウェール数を説明する図である。 (a)は下腿最小囲を説明するための図であり、(b)はショートヒール囲を説明するための図である。 (a)および(b)は従来の靴下の一例を説明するための図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について、図1〜図7を参照して説明する。なお、靴下50は右足、および左足のどちらにも適応可能である。
(靴下50の構成)
図1の(a)は本実施形態1に係る靴下50の足背部側を示した説明図であり、図1の(b)は靴下50の左側面図である。言い換えると、図1の(a)は、靴下50を屈曲方向から見た図である。図2の(a)は靴下50の展開図であり、図2の(b)は図1の(b)のA−A断面図である。図3は図2の(a)の展開図の各部分を説明した靴下50の左側面図である。なお、図1の(b)の矢印Bは、靴下50の屈曲方向を示す。屈曲方向は後述する谷折部P1と山折部P2とを結ぶ線と略平行となる。
また、各実施形態の説明で用いられているウェール数とコース数について図15に基づき予め説明する。図15はコース数とウェール数を説明する図である。ウェール数とは、図15に示すように、靴下50の周方向に連続する編目数であり、言い換えると、靴下50の周囲方向の編目数である。図15に示す編地のウェール数は4目である。またコース数とは、靴下50の長手方向に連続する編目数であり、言い換えると、靴下50の一端から他端に向かう方向の編目数である。図15に示す編地のコース数は3コースである。
靴下50(筒状編地)は、ピッカーを備え、ピッカーで針を上下する丸編み機(以降通常の丸編み機と称する)で編成される筒状編地である。靴下50の屈曲部70は平編みで編成される。平編みで編成することにより、生地に大きな凹凸ができないので、生地の厚みが減る。これにより、生地の厚みや凹凸によるしわの発生を防ぐことができる。
靴下50は、図1の(a)および図1の(b)に示すように、爪先部30、フート筒状部310、レッグ筒状部320、および、屈曲部70を備えている。爪先部30、フート筒状部310、屈曲部70、およびレッグ筒状部320は、この順となるように一体に編成される。
爪先部30は挿入された脚の爪先を覆う。爪先部30はフート筒状部310に隣接して編成され、端部が袋状に編成されている。爪先部30は、例えば、図2の(a)において、フート筒状部310のレッグ筒状部320とは反対側の端部を綴じ合わせることで編成することができる。なお、靴下50は爪先部30を有さないものであってもよい。また、説明を簡素化するために、図2以降の図については爪先部30の図示を省略する。
フート筒状部310は挿入された脚の爪先および踝部以外の足部を覆う。フート筒状部310は一端が爪先部30に隣接して編成され、他端が屈曲部70に隣接して編成される。フート筒状部310は細長く中空の筒状編地である。
レッグ筒状部320は挿入された脚のうち下腿部を覆う。レッグ筒状部320は少なくとも一端に開口部33を有し、他端は屈曲部70に隣接して編成されている。ユーザは開口部33より靴下50に脚を挿入することができる。レッグ筒状部320は、細長く中空の筒状編地である。
(屈曲部)
屈曲部70について説明する。以下の説明において、図1の(a)・(b)、および図2の(a)・(b)に示すように、足背部側から靴下50を見たときの正面左を「右側」、正面右を「左側」、側面から靴下50を見たときの足背部側を「甲側(谷折部側、屈曲方向側)」、足底側を「足底側(山折部側、屈曲方向とは反対側)」として説明する。
屈曲部70は、図1の(b)に示すように、フート筒状部310およびレッグ筒状部320の間に位置し、足首から踵を覆う。
屈曲部70は、下記のラインR1とラインR2に囲まれた範囲である。ラインR1は、後述するエクステンド部11の境界部の屈曲方向側の一端から、エクステンド部11のレッグ筒状部320と接する端部の編目を同コース上に伸ばしたライン、および、エクステンド部12の境界部の屈曲方向側の一端から、エクステンド部12のレッグ筒状部320と接する端部の編目を同コース上に伸ばしたラインである。ラインR2は、エクステンド部11の境界部の屈曲方向側の一端から、エクステンド部11のフート筒状部310と接する端部の編目を同コース上に伸ばしたライン、および、エクステンド部12の境界部の屈曲方向側の一端から、エクステンド部12のフート筒状部310と接する端部の編目を同コース上に伸ばしたラインである。
屈曲部70があることにより、レッグ筒状部320からフート筒状部310が屈曲方向に曲がり、フート筒状部310とレッグ筒状部320とがなす角度が屈曲角度θ1となる。靴下50では、屈曲部70の屈曲角度θ1は、90°であることが望ましい。靴下50を左側面から見た場合、屈曲部70は、エクステンド部11のエクステンド部12側の頂点を中心とする略扇形となる。
屈曲部70は、エクステンド部11・12および膨出部20を備えている。
(膨出部)
膨出部20は、靴下50の周方向の編目の数であるウェール数が、靴下50の一端側から他端側に向けて減少している領域を含む第1膨出領域21、および、第1膨出領域21の上記他端側に位置し、上記一端側から上記他端側に向けてウェール数が増加している領域を含む第2膨出領域22を有する。
膨出部20は踵を覆う。第1膨出領域21と第2膨出領域22とは、エクステンド部11・12に対して、屈曲方向とは反対側に位置する。
膨出部20は目減らし編みおよび目増し編みにより編成される。
ここで、目減らし編みと目増し編みについて説明する。
靴下50において、フート筒状部310およびレッグ筒状部320は、丸編み機を用いて全周編みにより筒状に編成される。それに対して、屈曲部70は、全周編み、および、往復回転編みにより編成される。
往復回転編みは、例えば、靴下50のレッグ筒状部320を編成する編針の一部の針をピッカーにより針上げして、編成に用いないように、休止し、残りの針を編成に用いるようにして、丸編み機のシリンダを往復動させて編地を編成する。
目減らし編みは、半回転編みのとき、シリンダの1行程毎に編成位置にある針を2本ずつ減じることで逐時編幅を減少した台形の編幅減少編地を編成する。
目増し編みは、半回転編みのとき、逆に往復動端部の針を2本ずつ増加させることで編幅を増加した台形の編幅増加編地を編成する。
(膨出部の種類)
膨出部20は、その編成方法により、ノーマルヒール型、ラージヒール型、およびYヒール型の種類があり、目的に応じてそれぞれ靴下50に適応可能である。以下に、図4〜図6に基づき、膨出部20の種類について説明する。図4の(a)・(b)は、膨出部20の例を説明するための図であり、図4の(a)はノーマルヒール型である膨出部20aを備える靴下60の左側面図、図4の(b)は膨出部20aを備える靴下60の展開図である。図5の(a)・(b)は、膨出部20の他の例を説明するための図であり、図5の(a)はラージヒール型である膨出部20bを備える靴下61の左側面図、図5の(b)は膨出部20bを備える靴下61の展開図である。図6の(a)・(b)は、膨出部20のさらに他の例を説明するための図であり、図6の(a)はYヒール型である膨出部20cを備える靴下62の左側面図、図6の(b)は膨出部20cを備える靴下の展開図である。
(ノーマルヒール)
図4の(a)・(b)に示すように、膨出部20aでは、膨出部20aの屈曲方向側の端部が、足底側もしくは甲側と足底側の境に位置する。膨出部20aでは、目減らし編みにより第1膨出領域21aが編成され、その後、目増し編みにより第2膨出領域22aが編成される。膨出部20aを用いることで、足底側の生地面積が、甲側の生地面積よりも増えるため、靴下60を装着した際の谷折部側のしわを減少させることができる。
(ラージヒール)
図5の(a)・(b)に示すように、膨出部20bでは、膨出部20bの屈曲方向側の端部が、甲側に位置する。そのため、膨出部20bは膨出部20aと比べて、足底側の生地面積が増える。したがって、靴下60は靴下61に比べて、甲側の生地面積に対する足底側の生地面積の比率が大きくなり、靴下61を装着した際の谷折部側のしわをより減少させることができる。
膨出部20bでは、目減らし編みにより第1膨出領域21bが編成され、その後、目増し編みにより第2膨出領域22bが編成される。膨出部20bは、180度以上の往復回転編みで編成される。
(Yヒール)
図6の(a)・(b)に示すように、膨出部20cは、第1膨出領域21cおよび第2膨出領域22cを備える。
第1膨出領域21cは、(1)靴下62の一端から他端に向けてウェール数が減少している領域、および、(2)上記一端から他端に向けてウェール数が減少している領域と第2膨出領域22cとの間に上記一端から他端に向けてウェール数が増加している領域、を含む。言い換えると、目減らし編みのあと目増し編みをすることで第1膨出領域21cが編成される。
また、第2膨出領域22cは、(1)靴下62の一端から他端に向けてウェール数が増加している領域、および、(2)上記一端から他端に向けてウェール数が増加している領域と第1膨出領域21cとの間に、上記一端から他端に向けて減少している領域、を含む。言い換えると、目減らし編みのあと目増し編みをすることで第2膨出領域22cが編成される。
第1膨出領域21cの編成開始時のウェール数(第1膨出領域21cの開口部33側のウェール数)は、第1膨出領域21cの編成終了時のウェール数(第1膨出領域21cの爪先部30側のウェール数)よりも多い。また、第2膨出領域22cの編成終了時のウェール数(第2膨出領域22cの爪先部30側のウェール数)は第2膨出領域22cの編成開始時のウェール数(第2膨出領域22cの開口部33側のウェール数)よりも多い。膨出部20cは、膨出部20aと比べて、足底側の生地面積が増えるため、靴下62は靴下60に比べて、甲側の生地面積に対する足底側の生地面積の比率大きくなり、靴下62を装着した際の谷折部側のしわをより減少させることができる。
図1の(b)に示す、本実施形態の膨出部20は、ラージヒール型とYヒール型を組み合わせたものである。具体的には、膨出部20は屈曲部70の左右両側をまたぐように足底側に編成され、膨出部20の屈曲方向側の端部が甲側に位置する。また、往復回転編みにより、目減らし編みの後、目増し編みをすることで第1膨出領域21が編成され、その後さらに、目減らし編みの後、目増し編みをすることで第2膨出領域22が編成される。目減らし編みと目増し編みは、連続していてもよく、連続していなくともよい。
(膨出部の設計)
針数が144本である通常の丸編み機で編成する場合の最適な目数の設定について図7の(a)・(b)に基づき、下記に説明する。丸編み機の針数と筒状編地の周囲のウェール数は同一となる。なお、図7の(a)・(b)のラインL1〜ラインL4はゴアラインである。
図7の(a)・(b)に示す、ゴアラインのウェール数(ラインL1およびラインL2、または、ラインL3およびラインL4の合計ウェール数)が、丸編み機の針数の15%〜20%程度であることが望ましい。具体的には、針数が144である場合、ゴアラインのウェール数は、25目であることが望ましい。
ゴアラインのウェール数が多すぎると踵を覆う面積が大きすぎて踵にフィットしない。ゴアラインのウェール数が少なすぎると踵を覆う面積が小さすぎて踵にフィットしない。なお、通常のラージヒール(エクステンド部11・12なし)の場合、片側における膨出部20のゴアラインのウェール数は、丸編み機の針数の18%程度である。具体的には、針数が144本である場合、通常のラージヒール型の靴下61のゴアラインのウェール数は25目前後である。
(エクステンド部)
エクステンド部11(拡張部)は、図1の(a)・(b)に示すように、靴下50の一端側(開口部33側)から他端側(爪先部30)に向けてウェール数が増加している第1拡張領域11p、および、第1拡張領域11pの上記他端側に連続して位置し、上記一端側から上記他端側に向けて、前記第1拡張領域11pの前記他端側のウェール数から、ウェール数が減少している第2拡張領域11qを有する。エクステンド部11は、膨出部20に対して、屈曲方向側に位置する。
また、エクステンド部11における、第1拡張領域11pと第2拡張領域11qとの境界部110の屈曲方向側の一端110aは、靴下50を屈曲方向から見た場合において、靴下50を幅方向に略二等分する中心線S上または当該中心線Sから所定の範囲内に位置する。ここで、中心線S上または当該中心線Sから所定の範囲内とは、中心線Sからのウェール数が、0から靴下50の周囲のウェール数の17%以下となる範囲である。具体的には、針数144本である丸編み機の場合、中心線Sからのウェール数が0〜24目までの範囲に、一端110aが位置することを意味する。中心線Sからのウェール数が0目となる位置とは、中心線S上を示す。上記範囲において、一端110aが中心線Sに近づけば、左右の均衡がとれた優れた美観の靴下50を編成することができる。上記範囲において、一端110aが、中心線Sから遠ざかれば、屈曲する足首関節部分の径の膨らんだ箇所と、屈曲方向側の頂点とが合致した足の形状に沿った靴下50を編成することができる。
第1拡張領域11pは目増し編みで編成され、第2拡張領域11qは目減らし編みで編成される。すなわち、境界部110は、目増し編みと目減らし編みとの切替部である。
エクステンド部11とエクステンド部12とは、靴下50の周囲方向に、隣接して編成されている。具体的には、踝の後面が足底面に移行する境界において右側から左側に移行する点(図1の(b)における山折部P2)、および下腿前面と足背の境界(図1の(b)における谷折部P1)とを通る靴下50の周囲上において、エクステンド部11およびエクステンド部12が隣接して編成されている。言い換えると、エクステンド部11およびエクステンド部12は、中心線S付近で隣接している。
また、エクステンド部11は甲側の左側に位置し、エクステンド部12は甲側の右側に位置する。エクステンド部11およびエクステンド部12は、全周編み部41(図2の(a)参照)を介して、隣接するように編成されている。
また、エクステンド部11・12と膨出部20とは、上記周囲において、谷折部P1を中心として略対称の位置にある。
エクステンド部11とエクステンド部12とは近傍のコース上に編成されることが望ましい。ここで近傍のコース上とは、例えば、隣り合うコース、または、全周編み部40が有するコース分離れたコース同士を示す。
エクステンド部11は、略六角形であり、まず目増し編みにより第1拡張領域11pが編成され、その後目減らし編みにより第2拡張領域11qが編成される。
第1拡張領域11pおよび第2拡張領域11qにおける各最大コース数は同じであることが望ましい。また、第1拡張領域11pおよび第2拡張領域11qにおける対応する各ウェール数も同じであることが望ましい。これにより、第1拡張領域11pに続くレッグ部32(図3参照)と、第2拡張領域11qに続くフート部31(図3参照)が、第1拡張領域11pと第2拡張領域11qの境界部110を挟んで対称的に屈曲した靴下50を編成することができる。境界部110を挟んで対称的に屈曲することで、靴下50はバランスのとれた美観となる。
また、エクステンド部11の足底側の端部(境界部110の他端110b)は、図1の(b)に示すように、第1膨出領域21と第2膨出領域22との間に設けられている。
境界部110の一端110aを含む第1端部110cは、境界部110の他端110bから境界部110の一端110aに向むけて先細りとなる形状を有する。境界部110の他端110bを含む第2端部110dは、境界部110の一端110aから境界部110の他端110bに向むけて先細りとなる形状を有する。境界部110の第1端部110cは境界部110の甲側の端部であり、第2端部110dは境界部110の足底側の端部である。これにより、エクステンド部11、およびエクステンド部12においても、屈曲方向側の面積が屈曲方向とは反対側に比べて相対的に狭くなるため、谷折部側の生地が余らず、靴下50を装着した際の谷折部側のしわを減少させることができる。
第1端部110cは、境界部110の一端を中心とする中心角θ2が略90°となることが望ましい。ここで、略90°とは実質的に90°であるとみなせる範囲であり、例えば、90°〜120°である。これにより、屈曲部が90°に屈曲し、足の形状に沿った、装着した際に屈曲部の屈曲方向側にしわが生じにくい靴下50を編成することができる。
エクステンド部12は、エクステンド部11と同様に編成される。本実施形態において、エクステンド部11およびエクステンド部12の形状は同一であり、対応するウェール数および対応するコース数は同じである。すなわち、エクステンド部11およびエクステンド部12において、最大ウェール数および最大コース数は同じである。これにより、左右の各エクステンド部11・12の面積が同じとなるため、左右に曲がらない靴下50を編成することができる。
また、エクステンド部11およびエクステンド部12は谷折部P1(図1の(b)参照)で隣接する。これにより、バランスよく甲側の谷折部側の生地余りによるしわを防ぐことができる。
(エクステンド部の効果)
屈曲部70において、屈曲方向側の面積を屈曲方向とは反対側に比べて相対的に狭くするとともに、屈曲方向側においても、屈曲方向側の面積を屈曲方向とは反対側に比べて相対的に狭くすることにより、靴下50を装着した際に屈曲部70の屈曲方向側のしわを少なくすることができる。
本実施形態に係る靴下50は、屈曲部70の足底側に膨出部20を設け、甲側にエクステンド部11・12を設けている。そのため、膨出部20により、屈曲部70におけるエクステンド部11・12よりも屈曲方向とは反対側において、屈曲方向側の面積を屈曲方向とは反対側に比べて相対的に狭くすることができる。さらに、エクステンド部11・12により、屈曲部70における膨出部20よりも屈曲方向側においても、屈曲方向側の面積を屈曲方向とは反対側に比べて相対的に狭くすることができる。
言い換えると、靴下50の左側に着目すると、ラインR1とラインR2に囲まれた範囲である屈曲部70において、エクステンド部11のエクステンド部12側の頂点である谷折部P1におけるコース数K1(図示なし)と、エクステンド部11の最大のコース数K3(図1の(b)参照)とは、コース数K1<コース数K3となる。なお、コース数K3は、山折部P2のコース数K2(足底側において右側から左側に移行する箇所の膨出部20のコース数、図1の(b)参照)よりも少ない。つまり、コース数K1<コース数K3<コース数K2となる。
また、目数の調整をした範囲(エクステンド部11および膨出部20)の屈曲方向側の頂点(一端110a)は、中心線S付近に及ぶ。以上により、フート筒状部310とレッグ筒状部320とのなす角度を直角に近くすることができる。
また、別の効果を、図16の(a)・(b)に基づき説明する。図16の(a)は下腿最小囲S1を説明するための図であり、図16の(b)はショートヒール囲S2を説明するための図である。ショートヒール囲S2は踝の後面が足底面に移行する点、および下腿前面と足背の境界を通る足の周長である。図16の(a)・(b)に示すように、ショートヒール囲S2は踝等の膨らみにより、下腿最小囲S1よりも大きくなる。そのため、単純に山折部P2から谷折部P1へとコース数を減らしていくだけではなく、エクステンド部11・12分、左右両側面積を増やしつつ、山折部側と谷折部側との面積の差をつけることで、より足の形状にあった靴下50を編成することができる。
(エクステンド部の設計)
針数144本である通常の丸編み機で編成する場合の最適な目数の設定について下記に説明する。
エクステンド部11の両端部分(第1端部110cおよび第2端部110d)のウェール数、すなわち増減するウェール数と、エクステンド部11のコース数とは連動する。コース数が長いほど、谷折部P1から足底側に向けて、減少するウェール数を増やすことができる。したがって、減少するウェール数が多いほど、屈曲部70における甲側の面積が、足底側の面積よりも相対的に狭くなるので、足首関節前方部分のしわを減らすことができる。ただし、エクステンド部11のコース数が膨出部20のコース数(第1膨出領域21および第2膨出領域22のコース数の合計)と同じになると屈曲部70が屈曲しなくなる。そのため、エクステンド部11のコース数は膨出部20のコース数よりも少なくする必要がある。
エクステンド部11のコース数は、靴下50の周囲のウェール数の17%程度であることが望ましい。具体的には、針数144本である丸編み機の場合、エクステンド部11のコース数は、28コースであることが望ましい。すなわち、第1拡張領域11pのコース数が14コースであり、第2拡張領域11qのコース数が14コースであることが望ましい。上記に限らず、第1拡張領域11pのコース数が10〜18コースであってもよく、第1拡張領域11pの最小コース数が2コース以上、最大コース数が36コース以下となる範囲で設定することができる。
エクステンド部11の最大ウェール数W2(図2の(a)参照)は、靴下50の周囲のウェール数の20%から30%程度であることが望ましい。また、エクステンド部11の最小ウェール数W1(図2の(a)参照)が、靴下50の周囲のウェール数の4%から20%程度であることが望ましい。具体的には、針数144本である丸編み機の場合、エクステンド部11の最大ウェール数W2は28〜44の範囲で、最小ウェール数W1は6〜28の範囲で設定することが望ましい。なお、よりバランスのとれたエクステンド部11を編成するためには、エクステンド部11の最大ウェール数W2は36であり、最小ウェール数W1は20であることが望ましい。
エクステンド部11のウェール数が多すぎるとエクステンド部11が大きくなりすぎて足にフィットしない。ウェール数が少なすぎるとフート筒状部310とレッグ筒状部320との角度が直角より大きくなり足にフィットしない。
なお、エクステンド部12も同様に設定される。また、エクステンド部11・12は近傍のコース上に2つ以上設けられるものであってもよい。
(展開図)
図2の(a)、図3、および図7の(a)・(b)に基づき、靴下50の編成方法について以下に説明する。図7の(a)・(b)は、図2の(a)の展開図において左側面の隣接関係を説明するための図である。
図2の(a)、図7の(a)・(b)に示すように、靴下50において、フート部31およびレッグ部32は、丸編み機を用いて全周編みにより編成され、第1膨出領域21、第2膨出領域22、エクステンド部11、およびエクステンド部12は往復回転編により編成される。また、展開図において、エクステンド部11およびエクステンド部12は第1膨出領域21および第2膨出領域22の間に編成されている。
図7の(a)に示されているラインL1〜L5は、同符号同士、全周編み部40・41・42を介して綴じ合わせられる。図7の(a)に示されているラインL1〜L5は、図7の(b)に示されている同符号の箇所に対応するものである。
図2の(a)および図7の(a)において、展開図上で隣接している部分は、連続して編成される。展開図上では離れているが、靴下50で隣接している部分は、すくい接合で一体化される。すくい接合とは、ループとループを編みかけて一体とすることである。
例えば、図7の(a)における第1膨出領域21のラインL1は、全周編み部40と全周編み部41とを介して、エクステンド部11のラインL1と接合することで、第1膨出領域21とエクステンド部11とを一体として編成することができる。
このように、エクステンド部11およびエクステンド部12と膨出部20とは、全周編み部40・41・42を介して綴じ合わせられる。これにより、通常の丸編み機でエクステンド部11・12を編成することが可能となり、通常の丸編み機であっても、フート筒状部310とレッグ筒状部320とが直角に近い靴下を編成することができる。
なお、通常の丸編み機でなくても、エクステンド部11・12を設けることでフート筒状部310とレッグ筒状部320とが直角に近い靴下を編成することができる。その場合、エクステンド部11およびエクステンド部12と膨出部20とは、全周編み部40・41・42を介さずに綴じ合わせる。
(靴下50の編成方法)
以下に、靴下50の編成方法についてまとめておく。本発明に係る靴下50の編成方法は、少なくとも1つの屈曲部70を含む靴下50を、ピッカーを備える丸編み機により編成する靴下50の編成方法であって、靴下50の一端側から他端側に向かって目減らし編みにより編成した領域を含む第1膨出領域21を編成する第1膨出領域編成ステップと、上記一端側から上記他端側に向かって目増し編みしたのち、連続して目減らし編みをすることによりエクステンド部11を編成する拡張部編成ステップと、上記一端側から上記他端側に向かって目増し編みにより編成した領域を含む第2膨出領域22を、第1膨出領域21の上記他端側に編成する第2膨出領域編成ステップと、を含み、エクステンド部11は、第1膨出領域21および第2膨出領域22に対して、屈曲方向側に位置し、エクステンド部11における、目増し編みと目減らし編みとの境界部110の屈曲方向側の一端は、靴下50を屈曲方向から見た場合、靴下50を幅方向に略二等分する中心線S上または当該中心線Sから所定の範囲内に位置する。
(変形例1)
実施形態1の変形例1について、図8の(a)・(b)に基づき説明する。図8の(a)は実施形態1の変形例1である靴下50aの左側面図であり、図8の(b)は、靴下50aの展開図である。靴下50aは、図8の(a)・(b)に示すように、膨出部20の開口部33側(一端側)にエクステンド部11・12が設けられている。この場合、靴下50を編成する際、第1膨出領域21の編成と第2膨出領域22の編成との間にエクステンド部11・12を編成しなくてもよい。そのため、必要に応じた編成順で筒状編地にエクステンド部11・12を編成することができる。
(変形例2)
実施形態1の変形例2について、図9の(a)・(b)に基づき説明する。図9の(a)は実施形態1の変形例2である靴下50bの左側面図であり、図9の(b)は、靴下50bの展開図である。靴下50bは、図9の(a)・(b)に示すように、膨出部20の爪先部30側(他端側)にエクステンド部11・12が設けられている。この場合、靴下50を編成する際、第1膨出領域21の編成と第2膨出領域22の編成との間にエクステンド部11・12を編成しなくてもよい。そのため、必要に応じた編成順で筒状編地にエクステンド部11・12を編成することができる。
(変形例3)
実施形態1の変形例3について、図10の(a)〜図10の(c)に基づき説明する。図10の(a)は実施形態1の変形例3である靴下50cの左側面図であり、図10の(b)は靴下50cの右側面図であり、図10の(c)は、靴下50cの展開図である。
靴下50cは、図10の(a)〜図10の(c)に示すように、エクステンド部11cとエクステンド部12cが左側の甲側で隣接している。具体的には、エクステンド部11cのエクステンド部12c側の端部は左側の甲側に位置し、エクステンド部12cのエクステンド部11c側の端部も左側の甲側に位置する。
エクステンド部11cおよびエクステンド部12cは、最大ウェール数が同じである。エクステンド部11cおよびエクステンド部12cの最大ウェール数はともに、実施形態1のエクステンド部11およびエクステンド部12の最大ウェール数よりも少ない。また、エクステンド部12の膨出部20側の端部は、膨出部20に至らない。
なお、エクステンド部11cとエクステンド部12cとは右側の甲側で隣接していてもよく、左右いずれかの甲側で隣接していればよい。
靴下50cでは、エクステンド部11cとエクステンド部12cとが隣接する部分が、屈曲方向側(谷折部側)の頂点となる。屈曲する足首関節部分の脚の形状は、腓骨の外果や距骨が位置する左側が右側よりも径が膨らんだ形状となっている。屈曲する足首関節部分の径の膨らんだ箇所と、屈曲方向側の頂点とを合致させることで、しわの発生を防ぐことができる。
(変形例4)
実施形態1の変形例4について、図11の(a)〜図11の(c)に基づき説明する。図11の(a)は実施形態1の変形例4である靴下50dの左側面図であり、図11の(b)は靴下50dの右側面図であり、図11の(c)は、靴下50dの展開図である。
靴下50dは、図11の(a)・(b)に示すように、エクステンド部11dとエクステンド部12dが左側の甲側で隣接している。具体的には、エクステンド部11dのエクステンド部12d側の端部は左側の甲側に位置し、エクステンド部12dのエクステンド部11d側の端部も左側の甲側に位置する。
エクステンド部12dの最大ウェール数は、エクステンド部11dの最大ウェール数よりも多くなっていている。エクステンド部11dの最大ウェール数は、実施形態1のエクステンド部11の最大ウェール数よりも少ない。また、エクステンド部12dの足底側の端部は、第1膨出領域21と第2膨出領域22との間に編成されている。
なお、エクステンド部11dとエクステンド部12dが右側の甲側で隣接していてもよく、左右いずれかの甲側で隣接していればよい。
靴下50dでは、エクステンド部11dとエクステンド部12dが隣接する部分が、屈曲方向側(谷折部側)の頂点となる。屈曲する足首関節部分の脚の形状は、腓骨の外果や距骨が位置する左側が右側よりも径が膨らんだ形状となっている。屈曲する足首関節部分の径の膨らんだ箇所と、屈曲方向側の頂点とを合致させることで、しわの発生を防ぐことができる。また、各エクステンド部の最大ウェール数を調整することで、脚の形状に添った靴下50dを編成することができる。
(変形例5)
実施形態1の変形例5について、図12の(a)〜(c)に基づき説明する。図12の(a)は実施形態1の変形例5である靴下50eの左側面図であり、図12の(b)は靴下50eの右側面図であり、図12の(c)は、靴下50eの展開図である。
靴下50eは、図12の(a)・(b)に示すように、エクステンド部11eとエクステンド部12eの最大コース数が異なる。本変形例では、エクステンド部11eの最大コース数の方がエクステンド部12eの最大コース数よりも多い。
靴下50eにおいてエクステンド部のコース数の多い方が、面積が広くなる。靴下50eは面積が狭い方に曲がる。そのため、例えば、エクステンド部11e・12eが靴下50eの周囲方向に隣接する場合、エクステンド部11e・12eのコース数を調整することで、エクステンド部11e・12eの隣接位置による靴下50eの左右の曲げの調整を容易にすることができる。
〔実施形態2〕
実施形態2について、図13の(a)〜図13の(c)に基づき説明する。図13の(a)は本実施形態2に係る靴下51の左側面図であり、図13の(b)は靴下51の右側面図であり、図13の(c)は靴下51の展開図である。靴下51は、1つのエクステンド部111だけが設けられている。本実施形態では、エクステンド部111の足底側の端部は、第1膨出領域21および第2膨出領域22の間に位置していないが、エクステンド部111の足底側の端部が、第1膨出領域21および第2膨出領域22の間に位置するものであってもよい。
靴下51にエクステンド部が1つだけ設けられている場合は、エクステンド部が設けられていない方に曲がる。これにより、右足または左足の曲り方に合わせてエクステンド部111を設けることで、右足および左足の形に添った靴下を編成することができる。
〔実施形態3〕
実施形態3について、図14の(a)〜図14の(c)に基づき説明する。図14の(a)は本実施形態3に係る靴下52の左側面図であり、図14の(b)は靴下52の右側面図であり、図14の(c)は靴下52の展開図である。
靴下52は、エクステンド部211およびエクステンド部212が同ウェール上に編成されている。つまり、エクステンド部212はエクステンド部211の他端側に隣接して編成されている。
なお、実施形態2に実施形態3を組わせてもよい。具体的には、例えば、右側にエクステンド部111を1つ設け、左側にエクステンド部211およびエクステンド部212を設けるものであってもよい。
なお、本発明において靴下であることは必須でない。本発明は、例えば、膝サポータや肘サポータなどの関節用サポータであってもよい。本発明は、特に、90度に曲げた状態で着用し続けるウェアーに使用するのが望まれる。例えば、ランニング用アームスリーブ、ランニング用膝サポータ等に最適に適応できる。関節用サポータの場合は、屈曲部70が関節を被覆する。また、屈曲部70は少なくとも1つあればよく、用途により複数の屈曲部70を備えていてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
11、11c、11d、11e、12、12c、12d、12e、111、211、212 エクステンド部(拡張部)
11p 第1拡張領域
11q 第2拡張領域
20、20a、20b、20c 膨出部
21、21a、21b、21c 第1膨出領域
22、22a、22b、22c 第2膨出領域
30 爪先部
33 開口部
50、50a、50b、50c、50d、50e、51、52、60、61、62 靴下
70 屈曲部
110 境界部
110c 第1端部
110d 第2端部
θ1 屈曲角度
θ2 中心角
S 中心線

Claims (11)

  1. 少なくとも1つの屈曲部を含む筒状編地であって、
    前記屈曲部は、膨出部および拡張部を含み、
    前記膨出部は、前記筒状編地の周方向の編目の数であるウェール数が、前記筒状編地の一端側から他端側に向けて減少している領域を含む第1膨出領域、および、前記第1膨出領域の前記他端側に位置し、前記一端側から前記他端側に向けて前記ウェール数が増加している領域を含む第2膨出領域、を有し、
    前記第1膨出領域と前記第2膨出領域とは、前記拡張部に対して、前記筒状編地の屈曲方向とは反対側に位置し、
    前記拡張部は、前記一端側から前記他端側に向けて前記ウェール数が増加している第1拡張領域、および、前記第1拡張領域の前記他端側に連続して位置し、前記一端側から前記他端側に向けて、前記第1拡張領域の前記他端側のウェール数から、ウェール数が減少している第2拡張領域、を有し、
    前記拡張部は、前記膨出部に対して、前記屈曲方向側に位置し、
    前記拡張部における、前記第1拡張領域と前記第2拡張領域との境界部の前記屈曲方向側の一端は、前記筒状編地を前記屈曲方向から見た場合、前記筒状編地を幅方向に略二等分する中心線上または当該中心線から所定の範囲内に位置することを特徴とする筒状編地。
  2. 前記境界部の前記屈曲方向側の一端を含む前記拡張部の第1端部は、前記境界部の他端から前記境界部の前記屈曲方向側の一端に向むけて先細りとなる形状を有することを特徴とする請求項1に記載の筒状編地。
  3. 前記境界部の他端を含む前記拡張部の第2端部は、前記境界部の前記屈曲方向側の一端から前記境界部の他端に向むけて先細りとなる形状を有することを特徴とする請求項2に記載の筒状編地。
  4. 前記第1端部は、前記境界部の前記屈曲方向側の一端を中心とする中心角が、略90°となることを特徴とする請求項2または3に記載の筒状編地。
  5. 前記拡張部の最大ウェール数が、上記筒状編地の周囲のウェール数の20%から30%であり、
    前記拡張部の最小ウェール数が、上記筒状編地の周囲のウェール数の4%から20%であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の筒状編地。
  6. 前記境界部の他端は、前記第1膨出領域と前記第2膨出領域との間に位置することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の筒状編地。
  7. 前記屈曲部は、複数の前記拡張部を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の筒状編地。
  8. 複数の前記拡張部は、前記筒状編地の周囲方向に隣接して編成されていることを特徴とする請求項7に記載の筒状編地。
  9. 複数の前記拡張部は前記筒状編地の他端側に隣接して編成されていることを特徴とする請求項7または8に記載の筒状編地。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の筒状編地を用いて編成されていることを特徴とする靴下。
  11. 少なくとも1つの屈曲部を含む筒状編地を、ピッカーを備える丸編み機により編成する筒状編地の編成方法であって、
    前記筒状編地の一端側から他端側に向かって目減らし編みにより編成した領域を含む第1膨出領域を編成する第1膨出領域編成ステップと、
    前記一端側から前記他端側に向かって目増し編みしたのち、連続して目減らし編みをすることにより拡張部を編成する拡張部編成ステップと、
    前記一端側から前記他端側に向かって目増し編みにより編成した領域を含む第2膨出領域を、前記第1膨出領域の前記他端側に編成する第2膨出領域編成ステップと、を含み、
    前記拡張部は、前記第1膨出領域および前記第2膨出領域に対して、屈曲方向側に位置し、
    前記拡張部における、前記目増し編みと前記目減らし編みとの境界部の前記屈曲方向側の一端は、前記筒状編地を前記屈曲方向から見た場合、前記筒状編地を幅方向に略二等分する中心線上または当該中心線から所定の範囲内に位置することを特徴とする筒状編地の編成方法。
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