JP6661360B2 - ラインフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、各種の電子機器に使用されるラインフィルタに関する。
例えば、図13に示すような特許文献1のコモンモードチョークコイル100は、巻線101にコモンモード(同相)ノイズ電流が流れると、巻線により磁性体コア102内にそれぞれ同一方向に磁束が発生する。この磁束は磁性体コア102内を周回しながら消費される。一方、磁性部材103を設けることにより、ノーマルモードの磁路の実効透磁率が上がり、また、その実効透磁率の大きい磁路(磁性部材およびコア部材)に磁束が集中する。そのため、ノーマルモードインダクタンス成分が大きくなり、強いノーマルモードノイズも除去することができるコモンモードチョークコイルが得られる。このようなコモンモードチョークコイルを製造する場合、磁性体コア102と磁性部材103には寸法偏差がある。従って、磁性体コア102と磁性部材103との間には偏差を吸収するための隙間が必要となり、磁性部材103の位置がばらつき、ノーマルモードインダクタンスがばらつく。そして、ノーマルモードインダクタンスが低下すると、ノイズ除去効果が弱まり、逆に、ノーマルモードインダクタンスが増加すると、ノーマルモードの磁束により磁性体コアが磁気飽和し易くなるという問題を生じる。
一方、図13のコモンモードチョークコイルが抱える上記の問題を解決するために、特許文献2には図14に示す構成を有するコモンモードチョークコイルが開示されている。
図14のコモンモードチョークコイル110では、筒状胴部を有する二つのボビン111と、ボビン111の各々の筒状胴部112に巻回された巻線112aと、筒状胴部112の穴に脚部が挿通され、コモンモードの閉磁路を構成する磁性体コア113と、隣接する二つのボビン111の間に配設した、ノーマルモードの磁路を形成するための磁性部材114とを備え、磁性体コア113と磁性部材114が当接している箇所の少なくとも1箇所において、磁性体コア113の内側周面および磁性部材114の外側周面のいずれか一方に磁性体コア113と磁性部材114の相対的位置決めをするための突起115を設けている。
この突起により、磁性体コアと磁性部材の相対的位置のばらつきが小さくなり、ノーマルモード磁路の実効透磁率が略一定となり、ノーマルモードインダクタンスのばらつきが抑えられる。この結果、磁気飽和し難く、かつ、ノイズ除去効果の優れたコモンモードチョークコイルを得ることができる。
特開2003−224012号公報 特開2005−340670号公報
しかしながら、磁性体コアと磁性部材は、磁性体コアあるいは磁性部材の外周面に設けられた突起を押圧して潰しているため、組立時に磁性体コアと磁性部材に割れが生じる恐れや、組立後に押圧により発生する残留応力により磁性体コアと磁性部材に割れが生じる恐れにより、信頼性が低下する可能性がある。
また、従来例のようなコモンモードチョークコイルを組み立てる場合、外形寸法がばらつきやすい焼結体コアの外形と、ボビンの内周との当接により、別体の2つのボビンが位置決めされているため、別体の2つのボビンにそれぞれ設けられた端子間は精度よく位置決めしづらく、この端子が挿入される基板孔に入りづらく取付作業性が低下してしまう。
そこで本発明は、従来技術が抱える上記課題を解決し得るラインフィルタを提供しようとするものである。
上記の課題を解決するため、本発明のラインフィルタは、
軸方向に沿って巻線が巻回された第1筒状胴部と、前記第1筒状胴部の前記軸方向の両端に設けられ第1段差部が形成された第1端子台と、第1端子を有する樹脂からなる第1ボビンと、
軸方向に沿って巻線が巻回された第2筒状胴部と、前記第2筒状胴部の前記軸方向の両端に設けられ第2段差部が形成された第2端子台と、第2端子を有する樹脂からなる第2ボビンと、
前記第1筒状胴部と前記第2筒状胴部の前記軸方向が互いに並行に配された状態で、前記第1ボビンと前記第2ボビンを位置決めする樹脂からなるケースと、
前記第1筒状胴部と前記第2筒状胴部に脚部が挿入されてコモンモードの閉磁路を形成するコモンモードコアと、
ノーマルモードの磁路を形成するノーマルモードコアと、を備え、
前記ノーマルモードコアは、2つの腕部と1つの脚部を有するT型に形成されており、
前記ケースには、前記ノーマルモードコアを固定する筒状の保持部と、前記保持部の両端からそれぞれ突出して形成され、前記第1段差部と位置決めされる第1位置決め部および前記第2段差部と位置決めされる第2位置決め部が設けられており、
前記保持部は、前記第1筒状胴部と前記第2筒状胴部の間に配され、
前記ノーマルモードコアは、前記脚部が前記保持部に上部から挿入されて固定され、
前記ノーマルモードコアの前記脚部と前記コモンモードコアの間には、前記軸方向において隙間が設けられており、
前記ノーマルモードコアの前記腕部と前記コモンモードコアの間には、前記脚部の挿入方向において隙間が設けられている、ことを特徴とする。
本発明のラインフィルタでは、さらなる好ましい特徴として、 「前記保持部は、有底四角筒状部であること」、 「前記保持部は、前記ノーマルモードコアの挿入方向において前記ノーマルモードコアが当接する当接部を有し、前記ノーマルモードコアが前記保持部に挿入されて前記当接部に当接していること」、 「前記ノーマルモードコアの上端は、前記保持部の上端と同一の高さ以下に配れていること」、を含むものである。
本発明のラインフィルタによれば、第1ボビンと第2ボビンとケースが、外形寸法がばらつきにくい樹脂から形成されている。
そして、第1ボビンと第2ボビンが、ケースの第1位置決め部と第2位置決め部により位置決めされているため、別体の2つのボビンにそれぞれ設けられた端子間は精度よく位置決めできる。
また、ケースによって位置決めされた第1筒状胴部と第2筒状胴部にコモンモードコアの脚部が挿入されて、ノーマルモードコアがケースの保持部に挿入されて固定されてコモンモードコアと閉磁路を形成している。すると、コモンモードコアとノーマルモードコアとの相対的位置のばらつきを比較的抑えられてノーマルモードコア特性のばらつきを低減できると共に、ノーマルモードコアは、保持部に割れを生じることなく固定できるため、ラインフィルタの信頼性が低下せずにすむ。
第1の実施形態の完成品のラインフィルタであり、(a)は平面図、(b)は(a)の矢視A−Aの正面図、(c)は(a)の矢視B−Bの側面図、(d)は(a)の矢視C−Cの断面図である。 第1の実施形態のコモンモードコアとノーマモードコアを示す図であり、(a)は図1(a)における矢視A−Aの正面図、(b)は図1(a)における矢視C−Cの断面図である。 第1の実施形態における別体のボビンであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 第1の実施形態におけるコモンモードコアであり、(a)は平面図 、(b)は正面図である。 第1の実施形態におけるノーマルモードコアであり、(a)は平面図 、(b)は正面図である。 第1の実施形態におけるケースであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 第1の実施形態における別体のボビンをケースに組み込んだ状態の平面図である。 第2の実施形態の完成品のラインフィルタであり、(a)は平面図、(b)は(a)の矢視D−Dの正面図、(c)は(a)の矢視E−Eの側面図、(d)は(a)の矢視F−Fの断面図である。 第2の実施形態におけるコモンモードコアとノーマモードコアを示す図であり、(a)は図8(a)における矢視D−Dの正面図、(b)は図8(a)における矢視F−Fの断面図である。 第3の実施形態の完成品のラインフィルタであり、(a)は平面図、(b)は(a)の矢視G−Gの正面図、(c)は(a)の矢視H−Hの側面図、(d)は(a)の矢視I−Iの断面図である。 第3の実施形態におけるコモンモードコアとノーマモードコアを示す図であり、(a)は図10(a)における矢視G−Gの正面図、(b)は図10(a)における矢視I−Iの断面図である。 第1の実施形態における別体のボビンをケースに組み込む前の状態の変形例であり、ケースの第1位置決め部56と第2位置決め部57の下面に凸部56a、57aが設けられ、この凸部と嵌合される凹部(不図示)がボビンの第1段差部35と第2段差部45に設けられた状態を示す。 従来例のコモンモードチョークコイルを示す断面図である。 従来例の別のコモンモードチョークコイルを示す断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に説明する。
(第1の実施形態例)
図1ないし図7において、本実施形態におけるラインフィルタ1は、コモンモードコア10と、ノーマルモードコア20と、第1ボビン30と、第2ボビン40と、ケース50と、止め金具60を有する。
第1ボビン30と第2ボビン40は、図1または図3に示すように、非磁性の熱硬化性樹脂からなる別体の2つのボビンである。第1ボビン30と第2ボビン40は、第1筒状胴部31と第2筒状胴部41と、第1筒状胴部31と第2筒状胴部41の両側にそれぞれ設けられた第1鍔部32と第2鍔部42と、第1筒状胴部31と第2筒状胴部41に巻回された絶縁被膜銅線からなる第1巻線33と第2巻線43と、第1筒状胴部31と第2筒状胴部41の軸方向(Y方向)両側に設けられた第1端子台34と第2端子台44と、第1端子台34と第2端子台44下方に固定されたI型の第1端子36と第2端子46を有する。第1筒状胴部31と第2筒状胴部41の断面内側は矩形に形成されており、コモンモードコアの脚部16の断面外形は、第1筒状胴部31と第2筒状胴部41の断面内側より若干小さい矩形に形成されている。第1端子台34と第2端子台44の上面には、後述の第1位置決め部56と第2位置決め部57が配されて位置決めされる第1段差部35と第2段差部45が形成されている。なお、第1ボビン30と第2ボビン40は、熱可塑性樹脂で形成されてもよい。
第1巻線33と第2巻線43の各々は、第1筒状胴部31と第2筒状胴部41の外周に1層巻回されている。第1巻線33の両終端は、第1ボビン30に設けられた第1端子36にそれぞれ電気的に接続されている。第2巻線43の両終端は、第2ボビン40に設けられた第2端子46にそれぞれ電気的に接続されている。また、第1巻線33と第2巻線43の外形は、第1ボビンの鍔部32と第2ボビンの鍔部42外形の内側に配されている。なお、第1巻線33と第2巻線43の各々は、多層に巻回されてもよい。
コモンモードコア10は、図4に示すように、2つのU型のコア11からなり、このコア11は、それぞれ腕部12と、腕部12の両端から直角方向に延在した脚部16を有する。
ノーマルモードコア20は、図5に示すように、2つの腕部21と1つの脚部24Aを有するT型に形成されている。
そして、第1筒状胴部31と第2筒状胴部41内に、2つのコア11の脚部16がそれぞれ挿入されて、コア11の両脚部16の先端が第1筒状胴部31と第2筒状胴部41内で互いに突き合わされてコア11がO型に形成されてコモンモードの閉磁路が形成されている。そして、コモンモードコアの腕部上端13は、第1筒状胴部31と第2筒状胴部41の内側上面に接触して、コモンモードコア10は第1ボビン30と第2ボビン40に固定される。
ケース50は、図6に示すように、非磁性の熱可塑性樹脂からなり、有底四角筒状部51と第1位置決め部56と第2位置決め部57を有する。具体的に、ケース50は、ノーマルモードコア20の保持部である、側壁53と底部52を有する有底四角筒状部51と、有底四角筒状部51の軸方向(Y方向)の上下両端から左側に突出して第1ボビン30の第1段差部35と位置決めされる2つの第1位置決め部56と、有底四角筒状部51の軸方向(Y方向)の上下両端から右側に突出して第2ボビン40の第2段差部45と位置決めされる2つの第2位置決め部57を有する。なお、ケース50は、熱硬化性樹脂で形成されてもよい。
ケース50の有底四角筒状部51は、図1または図7に示すように、第1ボビン30と第2ボビン40との間に配されており、ケース50の第1位置決め部56が第1ボビン30に位置決めされつつ、ケース50の第2位置決め部57が第2ボビン40に位置決めされている。具体的に、有底四角筒状部51は、第1筒状胴部31と第2筒状胴部41との間に配されており、第1筒状胴部と第2筒状胴部の鍔部32、42外端が有底四角筒状部の側壁53に当接しつつ、かつ、第1位置決め部56と第2位置決め部57が第1段差部35と第2段差部45に配されて接着剤により固定されている。これにより、第1ボビン30と第2ボビン40がケース50に図1のXYZ方向に固定されて、第1筒状胴部31と第2筒状胴部41が軸方向に並行にケース50に位置決めされている。
有底四角筒状部51の開口方向は、第1筒状胴部31と第2筒状胴部41の軸方向と直角方向に形成されている。具体的に、有底四角筒状部51の開口方向は、ノーマルモードコア20の保持部51への挿入方向(Z方向)であって、コア11の両脚部16の先端が第1筒状胴部31と第2筒状胴部41内に挿入される軸方向と直角方向に形成されている。
また、有底四角筒状部51の開口は、有底四角筒状部51内に挿入されるノーマルモードコアの脚部24Aの外形より若干大きく形成されている。
また、有底四角筒状部51には、ノーマルモードコアの外形ガイド部54が形成されている。外形ガイド部54は、有底四角筒状部の側壁53の一部である軸方向両側部であり、コモンモードコアの腕部12とノーマルモードコアの脚部24Aの間に配されている。
また、有底四角筒状部の側壁53の一部である軸方向両側部(外形ガイド部)54には、開口上端に設けられた切欠部54a(図6(b)参照)が設けられている。
また、ノーマルモードコアの脚部24Aの挿入方向の長さは、外形ガイド部54の挿入方向の長さより短く形成されている(図1(d)参照)。
また、図1(d)において、コモンモードコア10がケース50と一体に固定された状態で、挿入方向の外形ガイド部54は、コモンモードコアの腕部上端13より、高く形成されている。
また、有底四角筒状部51は底部(当接部)52を有している。ノーマルモードコア20が保持部51に挿入方向から挿入されると、ノーマルモードコアの脚部24Aが当接部52に当接する前に、ノーマルモードコアの腕部下端23が、有底四角筒状部51の外形ガイド部54に当接して、ノーマルモードコア20は、有底四角筒状部51に位置決めされる。
すると、ケース50の有底四角筒状部51に位置決めされたノーマルモードコア20は、第1ボビン30と第2ボビン40に固定されたコモンモードコア10と、挿入方向に位置決めされる。
つまり、図1(d)のように、O型のコモンモードコア10内には、有底四角筒状部51が配され、この有底四角筒状部51内にノーマルモードコア20が挿入されている。するとコモンモードコア10とノーマルモードコア20は隙間を設けて配されている。
本例では、図2(a)に示すように(図1(a)の矢視A−Aから見た時)、挿入方向のノーマルモードコア20の長さは、挿入方向のコモンモードコア10の長さより長く形成されており、コモンモードコア10は、挿入方向のノーマルモードコア20の中央に重畳されて配されている。すると、コモンモードコア10とノーマルモードコア20の磁路は、図2(b)に示すように、コモンモードコアの腕部上端13とノーマルモードコアの腕部下端23と、コモンモードコアの腕部側端14とノーマルモードコアの脚部側端25と、コモンモードコアの腕部下端15とノーマルモードコアの脚部側端25により形成されている。また、コモンモードコアの腕部上端13とノーマルモードコアの腕部下端23の隙間は、コモンモードコアの腕部側端14とノーマルモードコアの脚部側端25の隙間より小さく形成されている。
止め金具60は、コ形状に形成されており、2つのコア11の突き合わせを密着させるため、軸方向から2つのコア11を挟むようにケース50の当接部52側から取り付けられている。
このように、巻線が巻回された第1筒状胴部31と、第1段差部35が形成された第1端子台34と、第1端子36を有する樹脂からなる第1ボビン30と、巻線が巻回された第2筒状胴部41と、第2段差部45が形成された第2端子台44と、第2端子46を有する樹脂からなる第2ボビン40と、第1筒状胴部31と第2筒状胴部41が互いに軸方向に並行に配された状態で、第1ボビン30と第2ボビン40を位置決めする樹脂からなるケース50と、第1筒状胴部31と第2筒状胴部41に脚部が挿入されてコモンモードの閉磁路を形成するコモンモードコア10と、ノーマルモードの磁路を形成するノーマルモードコア20と、を備えている。
また、第1位置決め部56が第1段差部35と位置決めされ、第2位置決め部57が第2段差部45と位置決めされ、ノーマルモードコア20は、保持部51に挿入されて固定されてコモンモードコア10と閉磁路を形成している。
このように、第1ボビンと第2ボビンとケースが、外形寸法がばらつきにくい樹脂から形成されている。
すると、第1ボビンと第2ボビンが、ケースの第1位置決め部と第2位置決め部により位置決めされているため、別体の2つのボビンにそれぞれ設けられた端子間は精度よく位置決めできる。そのため、この端子が挿入される基板孔に入れやすくなり取付作業性が向上する。
また、ケースによって位置決めされた第1筒状胴部と第2筒状胴部にコモンモードコアの脚部が挿入されており、ノーマルモードコアがケースの保持部(有底四角筒状部)に挿入されて固定されてコモンモードコアと閉磁路を形成している。すると、コモンモードコアとノーマルモードコアとの相対的位置のばらつきを比較的抑えられてノーマルモードコア特性のばらつきを低減できると共に、ノーマルモードコアは、保持部に割れを生じることなく固定できるため、ラインフィルタの信頼性が低下せずにすむ。
すなわち、ノーマルモードコアの腕部下端23は、有底四角筒状部51の外形ガイド部54に当接して、ノーマルモードコア20は、有底四角筒状部51に位置決めされる。すると、ケース50の有底四角筒状部51に固定されたノーマルモードコア20は、第1ボビン30と第2ボビン40に固定されたコモンモードコア10と、挿入方向で位置決めされている。その結果、ノーマルモードコアの腕部下端23は、コモンモードコアの腕部上端13と、挿入方向で、精度よく位置決めできる。
また、従来例のような構成では、磁性体コアが磁性部材の突起により位置決めされているため、耐衝撃性が低下して信頼性が低下してしまう可能性がある。
一方、ノーマルモードコアがケースの保持部(有底四角筒状部)に挿入されて固定されてコモンモードコアと閉磁路を形成している。
すると、コモンモードコアとノーマルモードコアとの相対的位置のばらつきを比較的抑えられてノーマルモードコア特性のばらつきを低減できると共に、ノーマルモードコアは、保持部に割れを生じることなく固定できるため、ラインフィルタの信頼性が低下せずにすむ。
また、保持部は、第1筒状胴部と第2筒状胴部の間に配された有底四角筒状部であり、保持部の開口方向は、第1筒状胴部と第2筒状胴部の軸方向と直角方向に形成されているため、ノーマルモードコアが保持部に挿入されることで、ノーマルモードコアは、コモンモードコアと接触したり割れを生じることなく固定できる。
(第2の実施形態例)
次に、本発明の第2の実施形態例に係るラインフィルタの構成を図8または図9により説明する。
図8または図9において、図1ないし図7中の部材と同一の部材には同一の符号を付しており、これらの部材については説明を省略する。
第1実施形態例では、ノーマルモードコアの腕部下端23が、有底四角筒状部51の外形ガイド部54に当接して、ノーマルモードコア20は、有底四角筒状部51に位置決めされるが、第2実施形態例では、ノーマルモードコアの脚部24Bが当接部52に当接して位置決めされている。
つまり、第1実施形態例では、図1(d)において、コモンモードコア10がケース50と一体に固定された状態で、挿入方向の外形ガイド部54は、コモンモードコアの腕部上端13より高く形成されており、ノーマルモードコアの脚部24Aの挿入方向の長さは、外形ガイド部54の挿入方向の長さより短く形成されているが、第2実施形態例では、図8(d)において、コモンモードコア10がケース50と一体に固定された状態で、挿入方向の外形ガイド部55は、コモンモードコアの腕部上端13と同じ高さに形成されており、ノーマルモードコアの脚部24Bの挿入方向の長さは、外形ガイド部55の挿入方向の長さより長く形成されている。
ノーマルモードコア20が保持部51に挿入方向から挿入されると、ノーマルモードコアの腕部下端23が外形ガイド部55に当接することなく、ノーマルモードコアの脚部24Bは当接部52に当接する。
そして、本例では、コモンモードコアの脚部16が第1筒状胴部31と第2筒状胴部41内に配されてコモンモードの閉磁路が形成された状態で、ノーマルモードコア20が有底四角筒状部51内に挿入されて当接部52に当接すると、挿入方向におけるコモンモードコアの腕部上端13とノーマルモードコアの腕部下端23との隙間を調整できノーマルモード特性を調整できて、ノーマルモードコア特性のばらつきを低減できるものである。
具体的には、挿入方向において、ノーマルモードコアの腕部下端23から脚部下端26までの長さを変えたノーマルモードコア20を複数用意する。この場合、挿入方向の腕部の長さを変えることなく挿入方向におけるノーマルモードコア20の全長を変えたものである。そして、要求されるノーマルモード特性に応じて異なるノーマルモードコアから一つが選択されて、そのノーマルモードコアが有底四角筒状部51内に挿入されてノーマルモードコアの脚部下端26が当接部52に当接されると、挿入方向におけるコモンモードコアの腕部上端13とノーマルモードコアの腕部下端23との隙間を調整できる。これにより、挿入方向におけるコモンモードコアの腕部上端13とノーマルモードコアの腕部下端23との磁束を調整できてノーマルモード特性を調整できて、ノーマルモードコア特性のばらつきを低減できるものである。
なお、要求されるノーマルモード特性に応じて異なるノーマルモードコアからどれか一つが選択されても、コモンモードコアの腕部側端14とノーマルモードコアの脚部側端25と、コモンモードコアの腕部下端15とノーマルモードコアの脚部側端25との磁束は変わらないものである。
従来例のような構成では、磁性体コアの挿入方向における磁性体コアと磁性部材との隙間を調整するには、磁性体コアあるいは磁性部材の突起を押圧して潰す必要があり、磁性体コアと磁性部材の割れを考慮しながら組立することになり、ノーマルモード特性の調整が容易でないと考えられる。
一方、本例の保持部51は、ノーマルモードコアの挿入方向においてノーマルモードコア20が当接する当接部52を有し、ノーマルモードコア20が保持部51に挿入されて当接部52に当接すると、ノーマルモードコア20の挿入方向におけるコモンモードコアの腕部上端13とノーマルモードコアの腕部下端23との隙間により、コモンモードコアとノーマルモードコアの磁束を調整できる。つまり、複数の異なるノーマルモードコアを複数用意して、要求されるノーマルモード特性に応じて複数のノーマルモードコアの中から一つが選択されて、ノーマルモードコアが保持部に挿入されて当接部に当接して固定されることで、ノーマルモードコアの割れを生じることなくノーマルモード特性が容易に調整できて、ノーマルモードコア特性のばらつきを低減できるものである。
本例のノーマルモードコア20は、2つの腕部21と1つの脚部24Bを有するT型を用いており、T型の脚部24Bが保持部51に脚部下端26から挿入されて、脚部下端26が当接部52に当接すると、ノーマルモードコア20の挿入方向におけるノーマルモードコアの腕部下端23とコモンモードコアの腕部上端13との隙間が設定されてノーマルモード特性を調整できる。
そして、コモンモードコアの腕部上端13とノーマルモードコアの腕部下端23の隙間は、コモンモードコアの腕部側端14とノーマルモードコアの脚部側端25の隙間より小さく形成されている。すると、コモンモードコアの腕部上端13とノーマルモードコアの腕部下端23の隙間が、コモンモードコアの腕部側端14とノーマルモードコアの脚部側端25の隙間より大きく形成された場合に比べて、コモンモードコアの腕部上端13とノーマルモードコアの腕部下端23の隙間を少し調整すると、コモンモードコアの腕部上端13とノーマルモードコアの腕部下端23の磁束を大きく調整でき、磁束の調整幅を大きくできる。
よって、第2実施形態例は、第1実施形態例よりも、コモンモードコアとノーマルモードコアとの相対的位置のばらつきを抑えにくいものの、ノーマルモードコア特性のばらつきを低減できると共に、ノーマルモードコアは、保持部に割れを生じることなく固定できるため、ラインフィルタの信頼性が低下せずにすむ。
また、ノーマルモードコア20が、有底四角筒状部51に挿入されて当接部52に当接した際、ノーマルモードコアの腕部上端22は、有底四角筒状部51の開口上端と同一の高さ以下に配され、また、第1ボビン30と第2ボビン40の鍔部32、42の上端と同一の高さ以下に配されている。
すると、ノーマルモードコア20が、保持部または第1ボビンと第2ボビンの鍔部から上方に突出して配されてないため、完成したラインフィルタが低背化できると共に、完成したラインフィルタが地面に落下したり、外部から衝撃を加えられたりした時に、ノーマルモードコアに欠けが生じにくくなり、信頼性が低下せずにすむ。
(第3の実施形態例)
次に、本発明の第3の実施形態例に係るラインフィルタの構成を図10または図11により説明する。
図10または図11において、図1ないし図9中の部材と同一の部材には同一の符号を付しており、これらの部材については説明を省略する。
第2の実施形態例のノーマルモードコア20は、2つの腕部21と1つの脚部24Bを有するT型であるが、第3の実施形態例のノーマルモードコア27は、四角形状に形成されているものである。
図11(a)に示すように(図10(a)の矢視G−Gから見た時)、挿入方向のノーマルモードコア27の長さは、挿入方向のコモンモードコア10の長さより長く形成されており、コモンモードコア10は、挿入方向のノーマルモードコア27の中央に重畳されて配されている。また、コモンモードコア10とノーマルモードコア27の磁路は、図11(b)に示すように、コモンモードコアの腕部上端13とノーマルモードコアの脚部側端28と、コモンモードコアの腕部側端14とノーマルモードコアの脚部側端28と、コモンモードコアの腕部下端15とノーマルモードコアの脚部側端28により形成されている。
そして、本例では、ノーマルモードコア27が有底四角筒状部51内に挿入されて当接部52に当接すると、コモンモードコアの腕部12とノーマルモードコアの側端28により、ノーマルモード特性を調整できる。
具体的には、挿入方向におけるノーマルモードコアの長さのみ変えたノーマルモードコアを複数用意する。そして、要求されるノーマルモード特性に応じて複数のノーマルモードコア中から一つが選択されて、そのノーマルモードコアが有底四角筒状部内に挿入されてノーマルモードコアの下端が当接部に当接して固定されることにより、コモンモードコアの腕部上端13とノーマルモードコアの側端28の磁束を調整でき、ノーマルモード特性を調整できる。
なお、要求されるノーマルモード特性に応じて複数のノーマルモードコア中からどれか一つが選択されても、コモンモードコアの腕部側端14とノーマルモードコアの側端28の磁束と、コモンモードコアの腕部下端15とノーマルモードコアの側端28の磁束は変わらないものである。
第3の実施形態例は、第2の実施形態例の効果を有すると共に、T型の腕部を除いた四角形状であるため、形状を簡素化してコスト削減できる。
本発明は以上の実施形態例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができるものである。
以上の説明では、ノーマルモードコアはT型と四角形状であるが、これに限定されない。例えば、ノーマルモードコアは、T型から1つの腕部を除いた、1つの腕部と1つの脚部を有する変形T型でもよく、変形T型の脚部が保持部に脚部下端から挿入されて固定されて、コモンモードコアと磁路を形成してもよい。
また、第2、第3実施形態例の説明では、要求されるノーマルモード特性に応じて異なるノーマルモードコアの中から一つが選択されて、そのノーマルモードコアが保持部に挿入されて当接部に当接して固定されることで、ノーマルモード特性を調整できるものであるが、これに限定されない。
例えば、軸方向(Y方向)におけるT型の腕部21の長さを変えたノーマルモードコアでもよい。そして、要求されるノーマルモード特性に応じて異なるノーマルモードコア中から一つが選択されて、そのノーマルモードコアが有底四角筒状部内に挿入されて固定されると、コモンモードコアの腕部上端とノーマルモードコアの腕部下端の磁束により、ノーマルモード特性を調整できる。なお、この場合、ノーマルモードコアの腕部とコモンモードコアの腕部は、挿入方向からみて少なくとも一部重畳されているものである。
また、例えば、有底四角筒状部内の当接部に、所定の厚みを有する不図示のスペーサを予め配しておき、ノーマルモードコアがスペーサを介して当接部に当接して固定されたものでもよい。この場合、要求されるノーマルモード特性に応じてスペーサの厚みを変えることで、ノーマルモード特性を調整できる。
また、以上の説明では、図1(d)において、紙面左側に向かって保持部51が開口しており、ノーマルモードコアの脚部24A、24Bが紙面の左側から右側に向かって保持部51の開口に挿入されて保持部51の底部52に当接して固定されているが、これに限らない。例えば、図1(d)の紙面右側に向かって保持部51が開口されたケースであって、ノーマルモードコアの脚部24が紙面の右側から左側に向かってこの保持部の開口に挿入されてこの保持部の底部に当接して固定された構成でもよい(不図示)。この場合の止め金具60は、軸方向から2つのコア11を挟むようにこの保持部の底部側から取り付けられる。
また、以上の説明では、第1位置決め部56と第2位置決め部57が第1段差部35と第2段差部45に配されて接着剤により位置決めされているが、図12に示すように、第1位置決め部56と第2位置決め部57の下面に凸部56a、57aが設けられ、この凸部56a、57aと嵌合される不図示の凹部が第1段差部35と第2段差部45に設けられるように構成してもよい。
また、以上の説明では第1端子36と第2端子46はI端子であるがL端子でもよい。
また、第2実施形態例では、図8(d)において、コモンモードコア10がケース50に一体に固定された状態で、挿入方向の外形ガイド部54は、コモンモードコアの腕部上端13と同じ高さに形成されており、ノーマルモードコアの脚部24Bの挿入方向の長さは、外形ガイド部55の挿入方向の長さより長く形成されているが、これに限定されない。図8(d)において、コモンモードコア10がケース50と一体に固定された状態で、挿入方向の外形ガイド部54は、コモンモードコアの腕部上端13と同じ高さに形成されており、ノーマルモードコアの脚部24Bの挿入方向の長さは、外形ガイド部55の挿入方向の長さより短く形成されたものでもよい。この場合、ノーマルモードコア20が保持部51に挿入方向から挿入されると、ノーマルモードコアの腕部下端23が外形ガイド部55に接触すると共に、ノーマルモードコアの腕部下端23はコモンモードコアの腕部上端13と接触して固定される。
1 ラインフィルタ
10 コモンモードコア
11 コア
12 コモンモードコアの腕部
13 コモンモードコアの腕部上端
14 コモンモードコアの腕部側端
15 コモンモードコアの腕部下端
16 コモンモードコアの脚部
20 ノーマルモードコア
21 ノーマルモードコアの腕部
22 ノーマルモードコアの腕部上端
23 ノーマルモードコアの腕部下端
24A ノーマルモードコアの脚部
24B ノーマルモードコアの脚部
25 ノーマルモードコアの脚部側端
26 ノーマルモードコアの脚部下端
27 ノーマルモードコア
28 ノーマルモードコアの側端
30 第1ボビン
31 第1筒状胴部
32 第1筒状胴部の鍔部
33 第1巻線
34 第1端子台
35 第1段差部
36 第1端子
40 第2ボビン
41 第2筒状胴部
42 第2筒状胴部の鍔部
43 第2巻線
44 第2端子台
45 第2段差部
46 第2端子
50 ケース
51 有底四角筒状部(ノーマルモードコアの保持部)
52 有底四角筒状部の底部(当接部)
53 有底四角筒状部の側壁
54 有底四角筒状部の側壁の一部である軸方向両側部(外形ガイド部)
54a 切欠部
55 有底四角筒状部の側壁の一部である軸方向両側部(外形ガイド部)
56 第1位置決め部
56a 凸部
57 第2位置決め部
57a 凸部
60 止め金具

Claims (4)

  1. 軸方向に沿って巻線が巻回された第1筒状胴部と、前記第1筒状胴部の前記軸方向の両端に設けられ第1段差部が形成された第1端子台と、第1端子を有する樹脂からなる第1ボビンと、
    軸方向に沿って巻線が巻回された第2筒状胴部と、前記第2筒状胴部の前記軸方向の両端に設けられ第2段差部が形成された第2端子台と、第2端子を有する樹脂からなる第2ボビンと、
    前記第1筒状胴部と前記第2筒状胴部の前記軸方向が互いに並行に配された状態で、前記第1ボビンと前記第2ボビンを位置決めする樹脂からなるケースと、
    前記第1筒状胴部と前記第2筒状胴部に脚部が挿入されてコモンモードの閉磁路を形成するコモンモードコアと、
    ノーマルモードの磁路を形成するノーマルモードコアと、を備え、
    前記ノーマルモードコアは、2つの腕部と1つの脚部を有するT型に形成されており、
    前記ケースには、前記ノーマルモードコアを固定する筒状の保持部と、前記保持部の両端からそれぞれ突出して形成され、前記第1段差部と位置決めされる第1位置決め部および前記第2段差部と位置決めされる第2位置決め部が設けられており、
    前記保持部は、前記第1筒状胴部と前記第2筒状胴部の間に配され、
    前記ノーマルモードコアは、前記脚部が前記保持部に上部から挿入されて固定され、
    前記ノーマルモードコアの前記脚部と前記コモンモードコアの間には、前記軸方向において隙間が設けられており、
    前記ノーマルモードコアの前記腕部と前記コモンモードコアの間には、前記脚部の挿入方向において隙間が設けられている、
    ことを特徴とするラインフィルタ。
  2. 前記保持部は、有底四角筒状部であることを特徴とする請求項1に記載のラインフィルタ。
  3. 前記保持部は、前記ノーマルモードコアの挿入方向において前記ノーマルモードコアが当接する当接部を有し、前記ノーマルモードコアが前記保持部に挿入されて前記当接部に当接していることを特徴とする請求項2に記載のラインフィルタ。
  4. 前記ノーマルモードコアの上端は、前記保持部の上端と同一の高さ以下に配されていることを特徴とする請求項3に記載のラインフィルタ。
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