JP6660791B2 - ハイブリッド駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド駆動装置に関し、特に、ギヤ及びベアリングを有するギヤ機構と、モータジェネレータと、モータジェネレータとギヤ機構とへ作動油を供給する油圧回路とを備えたハイブリッド駆動装置に関する。
エンジンとモータジェネレータとによる動力源を有するハイブリッド駆動装置では、モータジェネレータや、出力軸に接続されたギヤ及びベアリングを有するギヤ機構に作動油を供給するための油圧回路が設けられている。この油圧回路には、一般に、油圧回路を介してギヤ機構やモータジェネレータで必要となる作動油を供給するために、エンジン等により駆動される機械式オイルポンプが設けられる。
例えば、特許文献1では、ハイブリッド車両の油圧回路において、エンジンとともに、モータジェネレータの回転によって機械的に駆動可能な機械式オイルポンプを備えたハイブリッド駆動装置が開示されている。
このハイブリッド駆動装置では、エンジン及びモータジェネレータによるハイブリッド走行モードにおいて、エンジンによってオイルポンプを機械的に駆動させて、モータジェネレータやギヤ機構へ必要な油圧供給を確保することができる。また、モータジェネレータのみの駆動力によるモータ走行モードでは、モータジェネレータの回転によってオイルポンプを機械的に駆動させることができ、これにより、モータジェネレータやギヤ機構へ作動油を供給することができる。
このように、モータジェネレータ及びギヤ機構へ作動油を供給することで、モータジェネレータを冷却したり、ギヤやベアリングの焼き付きや破損を防止したりすることができる。
特開2004−100725号公報
しかし、特許文献1のハイブリッド駆動装置では、ハイブリッド走行モードに比して車速が遅くなるモータ走行モードにおいて、オイルポンプの機械的な駆動による作動油の吐出量が少なくなる。モータ走行モードにおいて、モータジェネレータ及びギヤ機構への作動油の供給量が減少した場合、モータジェネレータでは、回転数が低く発熱し難いため、問題が生じないが、ギヤ機構では、作動油による潤滑・冷却機能が不十分になり、焼き付きや破損が生じてしまう。
この点について、特許文献1のハイブリッド駆動装置では、機械駆動式のオイルポンプを電気的に駆動させる補助電動モータをさらに備えることで、モータ走行モードにおいて、オイルポンプを機械的に駆動するとともに、該オイルポンプを電気的に駆動させる電動オイルポンプとして機能させている。つまり、車両を駆動させるモータジェネレータの回転数が低い場合に、機械駆動式のオイルポンプを電気的に駆動させることで、該オイルポンプによる作動油の吐出量を多くしてギヤ機構へ供給する油量を確保している。
しかし、このようなハイブリッド駆動装置では、モータ走行モードにおいて、機械駆動式のオイルポンプを補助電動モータによって電気的に駆動させるため、消費電力が増加してしまう。
一方、このような電力の増加を解消するために、電動モータを設けずに、機械駆動式のオイルポンプの容量を大きくして吐出量を増加する方法がある。
しかし、オイルポンプの容量を大きくした場合、トランスミッションでのスピンロスが増加するため、燃費効率が低下してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、機械式オイルポンプによる作動油の吐出量がハイブリッド走行モードよりも少なくなるモータ走行モードにおいて、ギヤ機構への作動油の供給量を確保して、ギヤ機構の焼き付きや破損を防止できるハイブリッド駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のハイブリッド駆動装置は、駆動力の出力軸に連結されたモータジェネレータと、前記出力軸に連結され、ギヤとベアリングとを含むギヤ機構と、機械式のオイルポンプによって吐出された作動油を前記ギヤ機構と前記モータジェネレータとへ供給する油圧回路とを備えたハイブリッド駆動装置において、前記モータジェネレータは、エンジンからの動力によって駆動する発電用モータジェネレータと、前記エンジンを用いないモータ走行モードにおいて駆動源となる駆動用モータジェネレータとを含み、前記油圧回路は、前記オイルポンプから吐出された作動油が通る主油路から分岐して前記ギヤ機構へ作動油を供給する第1油路と、前記主油路から分岐して前記発電用モータジェネレータ及び前記駆動用モータジェネレータへ作動油を供給する第2油路と、前記第1油路から分岐して、前記発電用モータジェネレータ及び前記駆動用モータジェネレータのうち、前記駆動用モータジェネレータのみに作動油を供給する分岐油路と備え、前記第2油路は、前記モータジェネレータのみの駆動力によるモータ走行モードの場合に、エンジン及び前記モータジェネレータの駆動力によるハイブリッド走行モードに比して、少なくとも前記発電用モータジェネレータへの作動油の供給量を制限する流量切替手段を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、第2油路に配置された流量切替手段によって、モータジェネレータのみの駆動力によるモータ走行モードの場合に、モータジェネレータへの作動油の供給量を制限することができる。その結果、モータ走行モードでは、モータジェネレータへの作動油の供給量を少なくして、ギヤ機構への作動油の供給量を多くすることができる。これにより、モータ走行モードにおいて、ギヤ機構へ十分な量の作動油を供給することができ、ギヤ機構における焼付きや破損を防止することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のハイブリッド駆動装置において、前記流量切替手段は、油圧によって開閉制御される油圧制御弁であることを特徴とする。
この構成によれば、モータ走行モードにおいて、機械式のオイルポンプによる油圧が低くなった場合に、流量切替手段によってモータジェネレータへの作動油の供給量を制限して、ギヤ機構へ供給する作動油の量を多くすることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のハイブリッド駆動装置において、前記エンジンの動力を伝達して前記オイルポンプを駆動させる第1動力伝達経路と、前記エンジンによらずに、駆動輪の動力を伝達して前記オイルポンプを駆動させる第2動力伝達経路とをさらに備え、前記オイルポンプは、前記エンジンの回転数及び車速に基づいて、前記第1及び第2動力伝達経路のうち、いずれか一方の動力伝達経路からの動力によって駆動し、前記油圧制御弁は、車速が前記ハイブリッド走行モードに比して低くなる前記モータ走行モード時に閉弁状態となることを特徴とする。
この構成によれば、モータ走行時に、第1作動油路からモータジェネレータへ流れる作動油の供給を停止して、ギヤ機構へ供給される作動油の量を増加することができる。そのため、ギヤ機構へ十分な量の作動油を供給することができ、ギヤ機構における焼付き防止効果や破損防止効果をより高めることができる。
また、請求項4に記載の発明は、駆動力の出力軸に連結されたモータジェネレータと、前記出力軸に連結され、ギヤとベアリングとを含むギヤ機構と、機械式のオイルポンプによって吐出された作動油を前記ギヤ機構と前記モータジェネレータとへ供給する油圧回路とを備えたハイブリッド駆動装置において、エンジンの動力を伝達して前記オイルポンプを駆動させる第1動力伝達経路と、前記エンジンによらずに、駆動輪の動力を伝達して前記オイルポンプを駆動させる第2動力伝達経路とを備え、前記オイルポンプは、前記エンジンの回転数及び車速に基づいて、前記第1及び第2動力伝達経路のうち、いずれか一方の動力伝達経路からの動力によって駆動し、前記油圧回路は、前記オイルポンプから吐出された作動油が通る主油路から分岐して前記ギヤ機構へ作動油を供給する第1油路と、前記主油路から分岐して前記モータジェネレータへ作動油を供給する第2油路とを備え、前記第2油路は、前記モータジェネレータのみの駆動力によるモータ走行モードの場合に、前記エンジン及び前記モータジェネレータの駆動力によるハイブリッド走行モードに比して、前記モータジェネレータへの作動油の供給量を制限する流量切替手段を備え、前記流量切替手段は、油圧によって開閉制御される油圧制御弁であり、該油圧制御弁は、車速が前記ハイブリッド走行モードに比して低くなる前記モータ走行モード時に、閉弁状態となることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項に記載のハイブリッド駆動装置において、前記モータジェネレータは、エンジンからの動力によって駆動する発電用モータジェネレータと、前記モータ走行モードにおける駆動源となる駆動用モータジェネレータとを含み、前記流量切替手段は、前記モータ走行モードの場合に、少なくとも前記発電用モータジェネレータへの作動油の供給量を前記ハイブリッド走行モードに比して制限することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか1項に記載のハイブリッド駆動装置において、前記油圧制御弁は、パペットバルブであることを特徴とする。
この構成によれば、モータ走行モードの場合、すなわち、エンジンの停止時に、駆動されていない発電用モータジェネレータへの作動油の供給量を制限して、ギヤ機構へ作動油を供給することができる。
また、油圧制御弁としてポペットバルブを用いることで、油圧制御弁の構造を簡素化でき、その結果、ハイブリッド駆動装置の簡素化が図れる。
本発明に係るハイブリッド駆動装置によれば、機械式オイルポンプによる作動油の吐出量がハイブリッド走行モードよりも少なくなるモータ走行モードにおいて、ギヤ機構への作動油の供給量を確保して、ギヤ機構の焼き付きや破損を防止できる。
本発明の一実施形態であるハイブリッド駆動装置を備えた車両の駆動系の構成を示すスケルトン図。 図1に示すハイブリッド駆動装置の油圧回路を示す図。 ハイブリッド走行モードにおける作動油の流れを示す説明図。 モータ走行モードにおける作動油の流れを示す説明図。 従来のハイブリッド駆動装置における作動油の流れを示す説明図。
図1は、本発明の一実施形態であるハイブリッド駆動装置1を備えた車両の駆動系の構成を示すスケルトン図であり、図2は、図1に示すハイブリッド駆動装置1の油圧回路を示す図である。図1の上方は、車両の上方に対応し、図1の下方は車両の下方に対応している。
図1に示すように、ハイブリッド駆動装置1は、エンジン10と、第1ギヤ列20と、動力分割機構22と、第1モータジェネレータ(発電用モータジェネレータ)30と、第2ギヤ列24と、第3ギヤ列26と、遊星歯車列28と、第2モータジェネレータ(駆動用モータジェネレータ)35と、トランスファクラッチ40と、デファレンシャル機構42と、機械式のオイルポンプ50と、回転軸13と、入力軸14と、第1出力軸15と、第2出力軸16と、後軸17とを備える。ハイブリッド駆動装置1は、走行モードとして、エンジン10と第2モータジェネレータ35とを併用して駆動輪を駆動させる伝達するハイブリッド走行モードと第2モータジェネレータMG2のみの動力によって駆動輪を駆動させるモータ走行モードとを備える。
エンジン10は、燃焼室における爆発圧力でピストンを往復運動させて、クランク軸11を回転させる。クランク軸11には、ダンパ機構12を介して回転軸13が連結される。ダンパ機構12は、エンジン10からギヤ機構へ伝達される振動を低減して、エンジンからの動力を回転軸13へ伝達する。
第1ギヤ列20は、駆動ギヤ20aと、駆動ギヤ20aと噛み合う従動ギヤ20bとを有する。駆動ギヤ20aは、回転軸13に接続されており、回転軸13と一体的に回転する。従動ギヤ20bは、駆動ギヤ20aよりも歯数が多く構成されており、入力軸14に接続されて、入力軸14と一体的に回転する。第1ギヤ列20は、ダンパ機構12を介して伝達されるエンジン10の動力を、回転数を減少させるとともにトルクを増大させて、入力軸14へ伝達する。第1ギヤ列20において、回転軸13は軸受部材としての第1ベアリングに61よって回転可能に支持されており、入力軸14は、第2ベアリング62によって回転可能に支持される。
動力分割機構22は、サンギヤ22aと、キャリア22bと、ピニオンギヤ22cと、リングギヤ22dとを有する。サンギヤ22aとリングギヤ22dとは同軸上に配置され、リングギヤ22dはサンギヤ22aの径方向外側に位置する。ピニオンギヤ22cは、サンギヤ22aとリングギヤ32dとの間に配置され、サンギヤ22a及びリングギヤ22dのそれぞれと噛み合う。キャリア22bは、サンギヤ22aと同軸上に配置され、ピニオンギヤ22cを回転可能に支持する。
動力分割機構22において、キャリア22bは、入力軸14と接続されており、入力軸14と一体的に回転する。サンギヤ22aは、第1モータジェネレータ30の第1モータ軸31に接続されており、第1モータ軸31と一体的に回転する。リングギヤ22dは、増速ギヤ機構の駆動ギヤに接続されており、駆動ギヤと一体的に回転する。
この動力分割機構22では、入力軸14を介してエンジン10から入力される動力によってキャリア22bが回転する。また、キャリア22bの回転にともなって、キャリア22bに支持されたピニオンギヤ22cを介してサンギヤ22a及びリングギヤ22dの一方または両方が回転する。これにより、動力分割機構22は、サンギヤ22aを介して、エンジン10から入力される動力を第1モータジェネレータ30に伝達し、リングギヤ22dを介して、エンジン10から入力される動力を第2ギヤ列24の駆動ギヤ24aに伝達する。
第1モータジェネレータ30は、主に電動機として機能し、例えば、交流同期型のモータジェネレータを用いることができる。第1モータジェネレータ30は、ステータ32と、ステータ32の内側に回転自在に収容されるロータと、ロータに連結された中空の第1モータ軸31とを有し、回転軸となる第1モータ軸31を介して入力される動力によって駆動され、機械的な動力を電力に変換する。第1モータ軸31の前端部及び後端部は、第3ベアリング63によって回転可能に支持される。
第2ギヤ列24は、駆動ギヤ24aと、駆動ギヤ24aと噛み合う従動ギヤ24bとを有する。既述のとおり、駆動ギヤ24aは、リングギヤ22dに接続されており、リングギヤ22dと一体的に回転する。従動ギヤ24bは、駆動ギヤ24aよりも歯数が少なく構成されており、入力軸14よりも下方に配置された第1出力軸15に接続されて、第1出力軸15と一体的に回転する。第2ギヤ列24において、駆動ギヤ24aの回転軸(すなわち、リングギヤ22dの回転軸)は、第4ベアリング64によって回転可能に支持される。第2ギヤ列24は、動力分割機構22のリングギヤ22dを介して伝達される動力を、回転数を増加させるとともにトルクを減少させて、第1出力軸15へ伝達する。
第1出力軸15には、第2ギヤ列24の従動ギヤ24bが接続されるとともに、第3ギヤ列26の駆動ギヤ26aが接続される。第1出力軸15は、第5ベアリング65によって回転可能に支持されており、第2ギヤ列24の従動ギヤ24b及び第3ギヤ列26の駆動ギヤ26aと一体的に回転する。
第3ギヤ列26は、駆動ギヤ26aと、駆動ギヤ26aと噛み合う従動ギヤ26bとを有する。既述のとおり、駆動ギヤ26aは、第1出力軸15に接続されており、従動ギヤ26bは、第2出力軸16に接続され、第2出力軸16と一体的に回転する。第3ギヤ列26において、出力軸17は、第6ベアリング66によって回転可能に支持される。
第2出力軸16の端部には、ピニオンギヤ43が接続されており、ピニオンギヤは、デファレンシャル機構42を構成するクラウンギヤに噛み合う。第2出力軸16は、このデファレンシャル機構42を介して前輪(駆動輪)と連結され、動力を前輪に伝達する。
また、第1出力軸15には、トランスファクラッチ40が接続さとともに、遊星歯車列28のリングギヤ28dが接続される。第1出力軸15は、トランスファクラッチ40が接続状態にある場合には、トランスファクラッチ40を介して動力を後軸17に伝達する。後軸17には図示していない後輪(駆動輪)が連結され、トランスファクラッチ40が接続状態にある場合には、後輪に動力が伝達される。
遊星歯車列28は、サンギヤ28aと、キャリア28bと、ピニオンギヤ28cと、リングギヤ28dとを有する。サンギヤ28aとリングギヤ28dとは同軸上に配置され、リングギヤ28dはサンギヤ28aの径方向外側に位置する。ピニオンギヤ28cは、サンギヤ28aとリングギヤ28dとの間に配置され、サンギヤ28a及びリングギヤ28dのそれぞれと噛み合う。キャリア28bは、サンギヤ28aと同軸上に配置され、ピニオンギヤ28cを回転可能に支持する。
遊星歯車列28において、リングギヤ28は、第1出力軸15と接続されており、第1出力軸15と一体的に回転する。キャリア28bは、ハイブリッド駆動装置1のハウジングに固定される。サンギヤ28aは、第2モータジェネレータ35の第2モータ軸36に接続されており、第2モータ軸36と一体的に回転する。
第2モータジェネレータ36は、主に発電機として機能し、例えば、交流同期型のモータジェネレータを用いることができる。第2モータジェネレータ35は、第1モータジェネレータ30よりも車両の下方に位置しており、ステータ37と、ステータ37の内側に回転自在に収容されるロータと、ロータに連結された中空の第2モータ軸36とを有する。第2モータ軸36には、第1出力軸15が挿入される。第2モータ軸36の前端部及び後端部は、第7ベアリング67によって回転可能に支持される。この第2モータジェネレータ35は、第1モータジェネレータ30及び図示していないバッテリと接続されており、第1モータジェネレータ30及びバッテリから入力される電力によって、第2モータ軸36が回転し、遊星歯車列28を介して動力を第1出力軸15へ伝達する。
この第2モータジェネレータ35及び遊星歯車列28では、第2モータジェネレータ30により入力される動力によって遊星歯車列28のサンギヤ28aが回転する。また、サンギヤ28aの回転にともなって、キャリア28bに支持されたピニオンギヤ28cを介してリングギヤ28dが回転する。これにより、遊星歯車列28は、第2モータジェネレータ35の動力を第1出力軸15に伝達する。
既述のとおり、第2モータジェネレータ35は、遊星歯車列28、第1出力軸15、及び第3ギヤ列26を介して第2出力軸16に連結されとともに、トランスファクラッチ40を介して後軸17に連結される。これにより、第2モータジェネレータ35からの動力を遊星歯車列28及び第2出力軸16を介して、前輪に伝達することができる。また、第2モータジェネレータ35からの動力を遊星歯車列28、トランスファクラッチ40及び後軸17を介して後輪に伝達することができる。
既述のとおり、ハイブリッド駆動装置1は機械式のオイルポンプ50を備えており、このオイルポンプ50は油圧回路2を構成する。
図1に示すように、機械式のオイルポンプ50のポンプ軸55には、第1一方向クラッチ51を介して第1従動ギヤ53が設けられており、第2一方向クラッチ52を介して第2従動54ギヤが設けられる。ポンプ軸55は、第1一方向クラッチ51側及び第2一方向クラッチ52側に位置するベアリング68a,68bによって回転可能に支持されている。
第1一方向クラッチ51は、第1従動ギヤ53が正転方向に回転する場合に、ポンプ軸55に動力を伝達する一方、第1従動ギヤ53が正転とは逆向きの逆転方向に回転する場合に、ポンプ軸55への動力伝達を遮断する機能を有する。ここで、第1従動ギヤ53の正転方向とは、エンジン駆動時における第1従動ギヤ53の回転方向をいう。
第1従動ギヤ53は、動力分割機構22のキャリア22bに設けられた第1駆動ギヤ57と噛み合う。このように、ポンプ軸55と、動力分割機構22のキャリア22bとは、第1駆動ギヤ57と、第1従動ギヤ53と、第1一方向クラッチ51と有する第1動力伝達経路によって連結される。
第2一方向クラッチ52は、第2従動ギヤ54が正転方向に回転する場合に、ポンプ軸55に動力を伝達する一方、第2従動ギヤ54が正転とは逆向きの逆転方向に回転する場合に、ポンプ軸55への動力伝達を遮断する機能を有する。ここで、第2従動ギヤ54の正転方向とは、第2モータジェネレータ35の駆動時における第2従動ギヤ54の回転方向をいう。
第2従動ギヤ54は、動力分割機構22のリングギヤ22dに設けられた第2駆動ギヤ58と噛み合う。このように、ポンプ軸55と、動力分割機構22のリングギヤ22dとは、第2駆動ギヤ58と、第2従動ギヤ54と、第2一方向クラッチ52と有する第2動力伝達経路によって連結される。
上述した機械式オイルポンプ50では、エンジン10側から第1動力伝達経路を介して動力が伝達され、駆動輪側から第2動力伝達経路を介して動力が伝達される。また、ポンプ軸55に設けられた第1一方向クラッチ51と第2一方向クラッチ52とによって、第1従動ギヤ53の回転速度が第2従動ギヤ54の回転速度よりも速い場合には、第2一方向クラッチ52が解放状態となり、第1動力伝達経路による動力によって、ポンプ軸55が駆動する。一方、第2従動ギヤ54の回転速度が第1従動ギヤ53の回転速度よりも速い場合には、第1一方向クラッチ51が解放状態となり、第2動力伝達経路による動力によって、ポンプ軸55が駆動する。ポンプ軸55の駆動に、第1動力伝達経路と第2動力伝達経路の何れかが用いられるかについては、エンジン回転数や車速によって決定される。
次に、上述したハイブリット駆動装置1の油圧回路2について説明する。
図2に示すように、油圧回路2は、作動油を貯留するオイルパン78と、オイルパン78に貯留された作動油を主油路70へ送り出す機械式のオイルポンプ50とを有する。油圧回路2は、さらに、主油路70から分岐して作動油を主にギヤ機構69(図3及び図4参照)に供給する第1油路71と、主油路70から分岐して作動油を主に第1モータジェネレータ30及び第2モータジェネレータ35に供給する第2油路72とを有する。ここで、ギヤ機構69とは、上述した各ギヤ列20,22,24,26,28を構成するギヤや、これらギヤの回転軸を支持するベアリングを含む概念である。第2油路72には、流量切替手段75と、オイルクーラ76とが配置される。
第1油路71は、第1分岐油路71aと、第2分岐油路71bと、第3分岐油路71cとを含む。第1分岐油路71aは、ポンプ軸55へ作動油を供給する油路であり、この作動油は、ポンプ軸55を介して、その周辺のギヤ機構、すなわち、第1従動ギヤ53、第2従動ギヤ54及びこれらと噛み合う動力分割機構22の各ギヤ、並びにポンプ軸55を支持するベアリング68a,68b等へ供給され、これらを潤滑・冷却する。第1油路71は、さらに、第1分岐油路71aから分岐する第4分岐油路71dを有する。第4分岐油路71dは、第1ギヤ列20へ作動油を供給する油路であり、この作動油は、第1ギヤ列20を含むギヤ機構、すなわち、駆動ギヤ20a及び従動ギヤ20bと、第1及び第2ベアリング61,62等のギヤ機構27へ供給され、これらを潤滑・冷却する。
第2分岐油路71bは、第1分岐油路71aよりも下流側で主油路70から分岐し、第2モータジェネレータ35の第2モータ軸36へ作動油を供給する油路である。この作動油は、第2モータ軸36を介して、第2モータ軸36を支持する第7ベアリング67や、第2モータ軸36に接続された遊星歯車列28に供給され、これらを潤滑・冷却する。
第3分岐油路71cは、第2分岐油路71bよりも下流側で主油路70から分岐し、第2ギヤ列24や第3ギヤ列26、また、これらの回転軸を支持する第4ベアリング64、第5ベアリング65及び第6ベアリング66等のギヤ機構29へ作動油を供給する油路であり、供給される作動油によって、これらのギヤ機構29を潤滑・冷却する。
第2油路72は、下流側において、第5分岐油路72aと、第6分岐油路72bと、第7分岐油路72cに分岐する。第5分岐油路72aは、第2モータジェネレータ35のステータ37へ作動油を供給する油路である。第6分岐油路72bは、第5分岐作動油路72aから分岐し、第1モータジェネレータ30のステータ32へ作動油を供給する油路である。
第7分岐油路72cは、第6分岐作動油路72bよりも上流側において、第5分岐作動油路72aから分岐し、第1モータジェネレータ30の第1モータ軸31へ作動油を供給する油路である。第7分岐油路72cを通る作動油は、第1モータ軸31を介して、第1モータ軸31を支持する第3ベアリング63や、第1モータ軸31に接続された動力分割機構22に供給され、これらを潤滑・冷却する。
流量切替手段75は、第2油路72へ供給される作動油量を制限するものであり、第2油路72の上流側、具体的には、主油路70からの分岐部80の近傍であって、第5分岐油路72aにおいて、第6及び第7分岐作動油路72b,72cの分岐部81,82よりも上流側に位置する。流量切替手段75としては、油圧によって開閉制御される油圧制御弁や、アクチュエータによって開閉量を制御可能な回転式バルブ等を用いることができる。本実施形態では、流量切替手段75として、油圧制御弁であるポペットバルブを用いている。このポペットバルブは、弁体75aが直線方向に移動可能に構成されており、バルブスプリング75bによって弁体75aが閉方向に付勢されている。弁体75aは、第5分岐油路72aを通る作動油の油圧が所定の値以上の場合に、開方向へ移動する。
オイルクーラ76は、第2作動油路72を通る作動油を冷却するものであり、第2作動油路72の上流側であって、流量切替手段75の下流側に配置される。
次に、ハイブリッド駆動装置1のハイブリッド走行モード及びモータ走行モードのそれぞれを設定した際の上述した油圧回路2における作動油の流れを説明する。図3及び図4は、それぞれ、図2の油圧回路2を簡略化した図であり、符号69は、第1油路71によって潤滑・冷却される、ギヤ及びベアリングを含むギヤ機構を示し、符号39は、第2油路72を経由する作動油によって潤滑・冷却されるモータジェネレータ(すなわち、第1モータジェネレータ30及び第2モータジェネレータ35)及びベアリング(第3ベアリング63)を示す。
図2及び図3に示すように、車両速度がモータ走行モードに比して速いハイブリッド走行モードでは、エンジン10及び/又は第2モータジェネレータ35からの動力によって、第2出力軸16が回転駆動し、これによって駆動輪に動力が伝達される。このとき、機械式オイルポンプ50には、第1動力伝達経路側又は第2動力伝達経路側から動力が伝達され、ポンプ軸55の回転数は比較的高くなる。すると、オイルポンプ50によって主油路70に吐出される作動油量は多くなり、第1油路71及び第2油路72を通る作動油の油圧が高い状態となる。このとき、第2油路72では、高い油圧によって、流量切替手段75であるポペットバルブが全開状態となり、吐出された作動油は、第1油路71の第1〜第4分岐油路71a,71b,71c,71dを介して、ギヤ機構69へ供給されるとともに、第2油路72の第5〜第7分岐油路72a,72b,72cのそれぞれを介して、第1モータジェネレータ30、第2モータジェネレータ35及び第1モータ軸31のそれぞれへ供給される。これにより、各ギヤ機構、第1及び第2モータジェネレータ30,35を十分に潤滑・冷却することができ、焼き付きや破損を防止することができる。
る。
図2及び図4に示すように、車両速度がハイブリッド走行モードに比して低速となるモータ走行モードでは、第2モータジェネレータ35からの動力によって、第2出力軸16が回転駆動し、これによって駆動輪に動力が伝達される。このとき、機械式オイルポンプ50には、第2動力伝達経路側から動力が伝達され、ポンプ軸55の回転数はハイブリッド走行モードに比して低くなる。すると、オイルポンプ50によって主油路70に吐出される作動油量は、ハイブリッド走行モードに比べて少なくなり、第1油路71及び第2油路72を通る作動油の油圧が低い状態となる。このとき、第2油路72では、低い油圧によって、流量切替手段75であるポペットバルブが全閉状態(閉弁状態)となる。これにより、作動油は、第2油路72の第5〜第7分岐油路72a,72b,72cへの流量が制限され、第1油路71へ流出される作動油量を増加させることができる。その結果、ギヤ機構69の焼き付きや破損を防止することができる。
図5に示すように、従来のハイブリッド駆動装置では、ハイブリッド走行モード及びモータ走行モードのいずれの場合にも、機械式オイルポンプ90から吐出される作動油を駆動用のモータジェネレータ91と、ギヤ機構92とへ供給していた。そのため、機械式オイルポンプ90の吐出量が少なくなるモータ走行モードでは、ギヤ機構92へ必要な量の作動油を供給することができず、補助電動モータ等を用いて、オイルポンプ90の吐出量を増やしたり、電動オイルポンプを併用させて吐出量を増やしたりする必要があった。
これに対し、本実施形態のハイブリッド駆動装置1では、図3及び図4に示すように、第2油路72に流量切替手段75を設ける簡易な構造によって、ギヤ機構69への作動油の供給量を確保することができる。本実施形態では、特に、モータ走行モードにおいて、流量切替手段75を閉弁状態とし、主油路70へ吐出された作動油を全て第1油路71へ供給しているため、ギヤ機構69へ十分な量の作動油を供給させることができ、ギヤ機構69における焼付き防止効果や破損防止効果が高い。
また、モータ走行モードでは、ハイブリッド走行モードに比べて第1及び第2モータジェネレータ30,35の回転数が低くなり、これらの発熱量が少なくなる。そのため、第2油路72からの作動油の供給が停止されても、第1油路71からギヤ機構69に必要な作動油を供給することができる。また、モータ走行モードでは、第2モータジェネレータ35が駆動力源となるが、第1油路71の第2分岐油路71bは、第2モータジェネレータ35の第2モータ軸36へ作動油を供給しているため、第2モータジェネレータ35に必要な作動油量を十分に確保することができる。
また、第2油路72への作動油量を調節する流量切替手段75として、油圧制御弁を用いているため、アクチュエータ等を用いて制御弁の開閉させる必要がなく、各走行モードにおける油圧の違いによって流量を制御することができ、装置の大型化を抑制することができる。さらに、本実施形態では、油圧制御弁としてポペットバルブを用いているため、油圧制御弁の構造を簡素化でき、これにより、ハイブリッド駆動装置1の簡素化を図ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、モータ走行モードにおいて、第1及び第2モータジェネレータ30,35の両方へ供給される作動油量を制限しているが、流量切替手段75を第2油路72の第6分岐油路72bに設けて、第2モータジェネレータ35への作動油の供給を確保しつつ、第1モータジェネレータ30への供給を制限してもよい。
1 ハイブリッド駆動装置
2 油圧回路
10 エンジン
15 第1出力軸(出力軸)
16 第2出力軸(出力軸)
20 第1ギヤ列(ギヤ機構)
22 動力分割機構
24 第2ギヤ列(ギヤ機構)
26 第3ギヤ列(ギヤ機構)
30 第1モータジェネレータ(モータジェネレータ)
35 第2モータジェネレータ(モータジェネレータ)
64 第4ベアリング
71 第1油路
72 第2油路
75 流量切替手段

Claims (6)

  1. 駆動力の出力軸に連結されたモータジェネレータと、
    前記出力軸に連結され、ギヤとベアリングとを含むギヤ機構と、
    機械式のオイルポンプによって吐出された作動油を前記ギヤ機構と前記モータジェネレータとへ供給する油圧回路とを備えたハイブリッド駆動装置において、
    前記モータジェネレータは、エンジンからの動力によって駆動する発電用モータジェネレータと、前記エンジンを用いないモータ走行モードにおいて駆動源となる駆動用モータジェネレータとを含み、
    前記油圧回路は、
    前記オイルポンプから吐出された作動油が通る主油路から分岐して前記ギヤ機構へ作動油を供給する第1油路と、
    前記主油路から分岐して前記発電用モータジェネレータ及び前記駆動用モータジェネレータへ作動油を供給する第2油路と
    前記第1油路から分岐して、前記発電用モータジェネレータ及び前記駆動用モータジェネレータのうち、前記駆動用モータジェネレータのみに作動油を供給する分岐油路とを備え、
    前記第2油路は、前記モータジェネレータのみの駆動力によるモータ走行モードの場合に、エンジン及び前記モータジェネレータの駆動力によるハイブリッド走行モードに比して、少なくとも前記発電用モータジェネレータへの作動油の供給量を制限する流量切替手段を備えたことを特徴とするハイブリッド駆動装置。
  2. 前記流量切替手段は、油圧によって開閉制御される油圧制御弁であることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド駆動装置。
  3. 前記エンジンの動力を伝達して前記オイルポンプを駆動させる第1動力伝達経路と、
    前記エンジンによらずに、駆動輪の動力を伝達して前記オイルポンプを駆動させる第2動力伝達経路とをさらに備え、
    前記オイルポンプは、前記エンジンの回転数及び車速に基づいて、前記第1及び第2動力伝達経路のうち、いずれか一方の動力伝達経路からの動力によって駆動し、
    前記油圧制御弁は、車速が前記ハイブリッド走行モードに比して低くなる前記モータ走行モード時に閉弁状態となることを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド駆動装置。
  4. 駆動力の出力軸に連結されたモータジェネレータと、
    前記出力軸に連結され、ギヤとベアリングとを含むギヤ機構と、
    機械式のオイルポンプによって吐出された作動油を前記ギヤ機構と前記モータジェネレータとへ供給する油圧回路とを備えたハイブリッド駆動装置において、
    エンジンの動力を伝達して前記オイルポンプを駆動させる第1動力伝達経路と、
    前記エンジンによらずに、駆動輪の動力を伝達して前記オイルポンプを駆動させる第2動力伝達経路とを備え、
    前記オイルポンプは、前記エンジンの回転数及び車速に基づいて、前記第1及び第2動力伝達経路のうち、いずれか一方の動力伝達経路からの動力によって駆動し、
    前記油圧回路は、
    前記オイルポンプから吐出された作動油が通る主油路から分岐して前記ギヤ機構へ作動油を供給する第1油路と、
    前記主油路から分岐して前記モータジェネレータへ作動油を供給する第2油路とを備え、
    前記第2油路は、前記モータジェネレータのみの駆動力によるモータ走行モードの場合に、前記エンジン及び前記モータジェネレータの駆動力によるハイブリッド走行モードに比して、前記モータジェネレータへの作動油の供給量を制限する流量切替手段を備え
    前記流量切替手段は、油圧によって開閉制御される油圧制御弁であり、該油圧制御弁は、車速が前記ハイブリッド走行モードに比して低くなる前記モータ走行モード時に閉弁状態となることを特徴とするハイブリッド駆動装置。
  5. 前記モータジェネレータは、エンジンからの動力によって駆動する発電用モータジェネレータと、前記モータ走行モードにおける駆動源となる駆動用モータジェネレータとを含み、
    前記流量切替手段は、前記モータ走行モードの場合に、少なくとも前記発電用モータジェネレータへの作動油の供給量を前記ハイブリッド走行モードに比して制限することを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド駆動装置。
  6. 前記油圧制御弁は、ポペットバルブであることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のハイブリッド駆動装置。
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